本文へ移動

電気工事士試験 · 学習ガイド

感電・火災防止

感電・火災防止とは

感電・火災防止は、人体へ電流が流れる経路と、配線や接続部が異常に発熱する経路への対策です。

漏電経路と過電流の保護を別々の模型で示し、原因に合う対策をエルくんが組み合わせる図。
漏電による感電と、過電流による発熱は原因を分けて考えます。原因に合う絶縁・接地・保護の対策を選びます。

感電と電気火災はどちらも電気の事故ですが、同じ一つの現象ではありません。人体へ電流が流れる経路と、配線や接続部が異常に発熱する経路を分けて考えます。

感電・火災防止
事故の型主な対策
直接接触絶縁・遮へい・停電確認
間接接触外箱接地と漏電・地絡保護
過電流火災電線容量と保護装置
局所発熱接続部の締付けと点検

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。1本の回路を左から右へ描き、左に落ちていない遮断器、中央に緩んだ接続部、右にその部分だけの発熱を置く。接続部から「抵抗増」→「局所発熱」と矢印でつなぎ、回路全体の過電流と局所的な発熱を混同させない。
覚えること:遮断器が落ちずとも緩い接続は発熱

金属ケースへの漏電は接触による感電の危険につながります。一方、接続が緩んで抵抗が増えた部分は、回路全体の電流が過大でなくても局所的に発熱することがあります。

絶縁・接地・保護装置・適切な接続・点検は、それぞれ異なる原因へ対応します。I²Rの関係を思い出すと、電流と抵抗の両方が発熱に影響すると説明できます。

遮断器が落ちていないから異常発熱はない、という判断は誤りです。保護装置が検知する条件と、すべての事故原因が一致するわけではありません。

事故を防ぐ設備と作業手順

事故を防ぐ設備と作業手順の図解。正方形の上段に「緩み→接触抵抗→局所発熱」を左から右への矢印で示し、下段は仕切りで分けて接続箇所を大きく描く。エルくんがその接続箇所を締め付ける一場面に絞る。
覚えること:接続箇所は適正に締付け・検査

感電対策は充電部の遮へい・絶縁、機器外箱の接地、漏電・地絡保護、停電・検電・短絡接地、適切な保護具を組み合わせます。接地だけで充電部への直接接触が安全になるわけではありません。

火災対策では過電流による導体の発熱、緩みや接触抵抗による局所発熱、絶縁劣化による漏電・短絡を分けます。電線の許容電流と遮断器定格を合わせ、接続箇所の適正な締付けと検査を行います。

試験に出る

  • 感電は人体へ電流が流れる経路、電気火災は異常発熱の経路として分けて考える。
  • 金属ケースへの漏電は、接触による感電の危険につながる。
  • 接続が緩むと、電流が過大でなくても発熱することがある。
  • 絶縁・接地・保護装置・接続・点検は、異なる原因へ対応する。
  • 遮断器が落ちていないから、異常発熱がないとはいえない。

重要な言葉

感電防止
人体へ電流が流れるのを防ぐ対策。
過電流
回路に流れる電流が必要以上に大きくなった状態。
接触抵抗
緩んだ接続部などで増加し、発熱の原因になる抵抗。

確認問題

確かめよう接続部が熱くなる原因は過大な電流だけ?

いいえ。接触抵抗の増加でも同じ電流で発熱が大きくなります。

接続が緩んで抵抗が増えると、同じ電流でも発熱が大きくなることがある。

遮断器が落ちていなければ、異常発熱は起きていない。

接続部が局所的に発熱する原因になり得るのは?

とはどちらも電気の事故ですが、同じ一つの現象ではありません。人体へ電流が流れる経路と、配線や接続部が異常に発熱する経路を分けて考えます。

金属ケースへのは接触による感電の危険につながります。一方、接続が緩んで抵抗が増えた部分は、回路全体の電流が過大でなくても局所的にすることがあります。

・接地・保護装置・適切な接続・点検は、それぞれ異なる原因へ対応します。の関係を思い出すと、電流と抵抗の両方が発熱に影響すると説明できます。

が落ちていないから異常発熱はない、という判断は誤りです。保護装置が検知する条件と、すべての事故原因が一致するわけではありません。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

教材の編集方針・訂正について