金属管工事とは
金属管工事は、電線を金属管に通して機械的に保護する工法で、管の接続・接地・端部保護まで含めて施工します。

金属管は電線を機械的に保護しますが、金属自体は電気を通します。そのため、管の接続や接地、端部で電線を傷つけない構造まで一緒に学びます。
| 項目 | 施工条件 |
|---|---|
| 管端 | ブッシングで電線の被覆を保護 |
| 電線 | 絶縁電線(OWを除く)。管内に接続点を設けない |
| 湿気・水気 | 防湿装置を施す |
| 使用電圧300V以下 | D種接地(4m以下で乾燥した場所、または対地150V以下・8m以下で乾燥か簡易接触防護なら省略可) |
| 使用電圧300V超 | C種接地(接触防護措置を施せばD種) |
基本の仕組み

管を切った断面が鋭ければ、内部の電線の被覆を傷める原因になります。管端を保護する部材の写真は「電線が触れる縁を守るもの」と考えると役割を説明できます。
管・ボックス間の電気的連続性は、漏電時の保護と関係します。接続部品の固定と電気的な接続を混同せず、工法ごとの要求を確認します。
金属管を取り付けただけで、必要な接地や電気的連続性が自動的に満たされるとは限りません。また管の途中で電線を自由に接続してよいわけでもありません。
管の連続性と接地

金属管では管相互・ボックスとの接続を機械的にも電気的にも確実にし、管端にはブッシングを付けます。電線は屋外用ビニル絶縁電線を除く絶縁電線とし、管内に接続点を設けません。湿気の多い場所や水気のある場所では防湿装置を施します。
使用電圧300V以下の管はD種接地が原則で、長さ4m以下を乾燥した場所に施設する場合などは省略できます。300V超はC種で、接触防護措置を施せばD種にできます。「金属管なら常に同じ接地種別」ではありません。
試験に出る
- 金属管は電気を通すため、接続・接地・端部保護まで含めて施工する。
- 管端保護は、管の縁に接する電線の絶縁被覆を傷めないために行う。
- 管・ボックス間の電気的連続性は、漏電時の保護と関係する。
- 金属管を取り付けただけで、接地や連続性が満たされるわけではない。
- 管の途中で電線を自由に接続してよいわけではない。
- 電線は屋外用ビニル絶縁電線(OW)を除く絶縁電線とし、管内に接続点を設けない。
- 300V以下はD種。管長4m以下を乾燥した場所に施設する場合などは省略できる。
- 対地電圧150V以下で管長8m以下なら、乾燥した場所か簡易接触防護措置でD種を省略できる。
- 300V超はC種。接触防護措置を施せばD種にできる。
重要な言葉
- 金属管工事
- 電線を金属管に通して機械的に保護する工法。
- 管端保護
- 管の切断面で電線の被覆を傷つけないための処置。
- 電気的連続性
- 管とボックスなどが電気的につながっている状態。
- OW
- 屋外用ビニル絶縁電線の略称。金属管工事には使えない。
確認問題
確かめよう管端保護の主な対象は金属管の外観?
いいえ。管の縁に接する電線の絶縁被覆を傷つけないためです。
金属管は電気を通すため、接地や電気的連続性の確認が必要である。
金属管を取り付ければ、必要な接地は自動的に満たされる。
使用電圧400Vの電路に使う金属管に接触防護措置を施したので、D種接地工事とした。
管端保護が必要な理由は?
金属管工事の施工として適切なものは?
は電線を機械的に保護しますが、金属自体は電気を通します。そのため、管の接続や、端部で電線を傷つけない構造まで一緒に学びます。
管を切った断面が鋭ければ、内部の電線のを傷める原因になります。を保護する部材の写真は「電線が触れる縁を守るもの」と考えると役割を説明できます。
管・ボックス間のは、漏電時の保護と関係します。接続部品の固定と電気的な接続を混同せず、工法ごとの要求を確認します。
金属管を取り付けただけで、必要なや電気的連続性が自動的に満たされるとは限りません。また管の途中で電線を自由に接続してよいわけでもありません。
出典・参考資料
試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。
- 電気技術者試験センター:第一種 ↗
- 電気技術者試験センター:第二種 ↗
- 学科問題・解答と使用条件 ↗
- 電気技術者試験センター:第一種の学科出題範囲・受電設備の範囲 ↗
- 経済産業省:電気設備技術基準の解釈(設備・施工条件) ↗
- HIOKI:接地抵抗計と測定方式の説明 ↗
- HIOKI:高圧受電設備の測定と測定器の使い分け ↗
編集:Pinternet Works · 更新日:
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