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FP技能検定 · 学習ガイド

分散投資とデリバティブの基礎

分散投資とデリバティブの基礎とは

分散投資とデリバティブの基礎では、値動きの異なる資産を組み合わせてリスクを抑える考え方と、先物・オプションのように将来の売買を約束したり権利として取引したりする仕組みを学びます。

エルくんが異なる上下動のA・B波形の透明シートを重ね、合成線を作る図。
値動きが完全には同じでない資産を組み合わせて、資産全体の変動を抑えることを考えます。損失がゼロになる保証ではありません。

一つの商品だけを持つと、その商品の値下がりに資産全体が左右されます。分散投資は、値動きが完全には同じでない資産を組み合わせて変動を抑える考え方です。

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。左に株式と債券の値動きを同じ時間軸で上下に並べ、動きがそろいにくい組合せとして示す。中央の組合せ枠から右の「分散効果を期待」へ矢印を引き、損失ゼロへの矢印は描かない。
覚えること:低相関で分散効果を期待、損失ゼロ保証なし

株式と債券などを組み合わせる場合、商品数だけでなく値動きの関係を見ます。相関係数が低い組合せほど分散の効果を期待しやすい一方、損失がなくなる保証はありません。

先物は将来の売買をあらかじめ約束する取引、オプションは買う・売る権利を取引します。コールは買う権利、プットは売る権利です。買手は権利を行使するか選べますが、買うためのプレミアムは負担します。

デリバティブは値動きへの投機だけでなく、将来の為替等の変動を抑えるヘッジにも使われます。元の資産があるか、買手か売手かで損失の性質が違い、少ない資金で大きな取引をするレバレッジにも注意が必要です。

ポートフォリオの計算とデリバティブ

ポートフォリオの計算とデリバティブの図解。中央にA資産とB資産の計算カードを左右に並べ、「+」でつなぐ。2枚から下向きの矢印を1本にまとめ、下部の「期待収益率3.8%」へ導く。
覚えること:期待収益率は組入比率で加重平均

ポートフォリオの期待収益率は、各資産の期待収益率を組入比率で加重平均した値です。一方、リスク(標準偏差)は加重平均以下になり、相関係数が+1のときだけ加重平均と一致します。相関係数は−1から+1の値をとり、−1のときにリスク低減効果が最大になります。

ポートフォリオの計算とデリバティブ
項目内容
期待収益率加重平均。例:A資産2%×40%+B資産5%×60%=3.8%
リスク(標準偏差)加重平均以下。相関係数が+1のときだけ加重平均と一致
相関係数−1逆の値動き。リスク低減効果が最大
相関係数+1同じ値動き。リスク低減効果はない
先物将来の売買を約束する取引
コール・オプション定められた価格で買う権利
プット・オプション定められた価格で売る権利

試験に出る

  • ポートフォリオの期待収益率は各資産の期待収益率の加重平均。
  • ポートフォリオのリスクは加重平均以下で、相関係数+1のときだけ一致する。
  • 相関係数が−1のときリスク低減効果が最大、+1のとき効果なし。
  • 先物は売買を約束、オプションは権利を取引する。コールは買う権利、プットは売る権利。
  • オプションの買手はプレミアムを払い、権利を行使するか選べる。

重要な言葉

分散投資
値動きの異なる資産を組み合わせて変動を抑える考え方。
相関係数
二つの資産の値動きの連動性を示す指標。
プットオプション
ある資産を定められた価格で売る権利。

確認問題

確かめようオプションの買手は必ず権利行使しなければならない?

いいえ。権利であり、先物の売買約束とは区別します。

相関係数が低い資産を組み合わせると、損失がなくなる保証がある。

オプションの買手は、必ず権利を行使しなければならない。

2資産の相関係数が+1のとき、分散投資によるリスク低減効果は最大になる。

将来の売買をあらかじめ約束する取引は?

ある資産を定められた価格で売る権利は?

期待収益率2%のA資産を40%、5%のB資産を60%組み入れたポートフォリオの期待収益率は?

一つの商品だけを持つと、その商品の値下がりに資産全体が左右されます。は、値動きが完全には同じでない資産を組み合わせて変動を抑える考え方です。

株式と債券などを組み合わせる場合、商品数だけでなく値動きの関係を見ます。が低い組合せほど分散の効果を期待しやすい一方、損失がなくなる保証はありません。

は将来の売買をあらかじめ約束する取引、は買う・売る権利を取引します。コールは買う権利、プットは売る権利です。買手は権利を行使するか選べますが、買うためのプレミアムは負担します。

デリバティブは値動きへの投機だけでなく、将来の為替等の変動を抑えるにも使われます。元の資産があるか、買手か売手かで損失の性質が違い、少ない資金で大きな取引をするにも注意が必要です。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

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