外貨建て商品とは
外貨建て商品とは、外貨で運用・保有する金融商品で、外貨の利息や値動きに加えて円換算時の為替で成績が変わります。

外貨建て商品の成績は、外貨そのものの利息や値動きに加え、円に戻すときの為替で変わります。外貨で増えていても円で減ることがあるため、二段階で計算します。
基本の仕組み

1ドル100円のとき100万円を1万ドルに替え、利息で1万100ドルになったとします。円に戻すとき1ドル90円なら90万9,000円です。手数料と税金を無視しても、外貨では増えたのに円では9万1,000円減っています。
円から外貨へ替える際と外貨から円へ戻す際では、金融機関の適用レートが異なることがあります。問題文にTTSとTTBが示されたら、顧客が外貨を買う場面か売る場面かを先に決めます。
為替レートと円換算

顧客が円を外貨に換えるときはTTS(対顧客電信売相場)、外貨を円に戻すときはTTB(対顧客電信買相場)を使います。どちらもTTM(仲値)に為替手数料を加減したレートです。円高になれば保有外貨の円換算額は下がり、円安なら上がります。外貨の利息があっても、為替差損や手数料で円ベースの収益がマイナスになり得ます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| TTS | 顧客が円を外貨に換えるときのレート(TTM+為替手数料) |
| TTB | 顧客が外貨を円に戻すときのレート(TTM−為替手数料) |
| TTM | 金融機関が毎朝決める仲値 |
| 為替差損益 | 取得時と換金時の円換算額の差 |
| 外貨預金の預金保険 | 対象外 |
| 外貨預金の課税 | 利息は20.315%の源泉分離課税、為替差益は原則として雑所得 |
試験に出る
- 外貨建て商品は、外貨部分と為替換算の二段階で成績を計算する。
- 外貨で増えても円高になれば円換算額は減ることがある。
- TTSは顧客が外貨を買うとき、TTBは顧客が外貨を売るときのレート。
- TTMが100円で為替手数料が1円なら、TTSは101円、TTBは99円。
- 外貨預金は預金保険の対象外。為替差益は原則として雑所得。
重要な言葉
- TTS
- 顧客が外貨を買うときに適用される為替レート。
- TTB
- 顧客が外貨を売るときに適用される為替レート。
- 円安
- 円の価値が下がり、多くの円で外貨を買う状態。
確認問題
確かめよう米ドルを保有している人にとって、1ドル100円から110円への円安は円換算額をどうしますか。
増やす方向です。「円高・円安」の語だけでなく、保有通貨と換算方向を書きましょう。
外貨建て商品は、外貨で増えていれば円換算額も必ず増える。
TTSは顧客が外貨を買うときのレートである。
1ドル100円で1万ドルに替え、利息で1万100ドルになったとき、1ドル90円で円に戻すと円換算額は?
顧客が外貨を売るときに適用されるレートは?
TTM(仲値)が1ドル100円、為替手数料が片道1円のとき、円を米ドルに換える際のレートは?
外貨建て商品の成績は、外貨そのものの利息や値動きに加え、円に戻すときので変わります。外貨で増えていても円で減ることがあるため、で計算します。
1ドル100円のとき100万円を1万ドルに替え、利息で1万100ドルになったとします。円に戻すとき1ドル90円ならです。手数料と税金を無視しても、外貨では増えたのに円では9万1,000円減っています。
円から外貨へ替える際と外貨から円へ戻す際では、金融機関の適用レートが異なることがあります。問題文にとが示されたら、顧客が外貨を買う場面か売る場面かを先に決めます。
出典・参考資料
試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。
- 日本FP協会:2級・3級FP技能検定 試験要綱 ↗
- きんざい:FP技能検定 ↗
- 日本証券業協会:債券価格と金利の関係 ↗
- 金融庁:NISAの年間投資枠と非課税保有限度額 ↗
- 金融庁:預金保険制度で保護される預金等 ↗
- 日本取引所グループ:先物・オプションの学習資料 ↗
- 国民年金基金連合会:iDeCoの特徴 ↗
- 日本FP協会:3級 試験範囲の細目(2026年9月確認) ↗
- 金融庁:NISA制度・旧制度との違い ↗
- 金融庁:令和8年度税制改正について(NISAの対象年齢見直し) ↗
- 日本投資者保護基金 ↗
- 財務省:個人向け国債 ↗
- 日本銀行:公開市場操作 ↗
編集:Pinternet Works · 更新日:
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