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FP技能検定 · 学習ガイド

債券

債券とは

債券とは、国や企業などにお金を貸したことを示す有価証券です。利息の割合を示す利率は額面が基準、収益の割合を示す利回りは購入価格が基準です。

年利息2円と年あたり償還差益1円を分子の皿へ載せ、購入価格95円を分母として利回りを考える図
額面100円・年利息2円の債券を95円で買い、5年後に額面で償還される例です。年平均の差益は5円÷5年=1円、単利の最終利回りは(2+1)÷95×100≒3.16%です。

債券は国や企業などにお金を貸した証拠に当たる有価証券です。クーポンは額面に対して決められた利息ですが、途中で買う価格は市場で変わります。利率と利回りが違うのは、利回りの分母が実際の購入価格だからです。

債券
同じ額面100円・年利息2円の債券購入価格直接利回り
額面と同じ価格で購入100円2÷100=2%
安い価格で購入95円2÷95≒2.11%

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央上に「額面100円・年間利息2円」の債券を1枚置く。その下に購入額100円→95円のスライダーを横向きに描き、対応する直接利回り2%→約2.11%を真下に並べ、下部の結論とは仕切り線で分ける。
覚えること:利息が同じなら購入額が低いほど利回り高

額面100円、年間利息2円の債券を100円で買えば直接利回りは2%。同じ債券を95円で買えば2÷95×100≒2.11%です。受け取る利息が同じでも、少ない資金で買えるほど収益の割合は大きくなります。

市場金利が上がると、以前の低い利息の既発債は価格が下がることで新しい債券と釣り合います。これが債券価格と市場金利の逆方向の関係で、残存期間が長いほど価格の変動は大きくなります。また、発行体の信用リスクが高い(格付が低い)債券ほど、価格は低く利回りは高くなります。

債券の利回りと価格

債券の利回りと価格の図解。中央上の「年利息」から左右へ矢印を分け、細い仕切りの左に「表面利率=年利息÷額面×100」、右に「直接利回り=年利息÷購入価格×100」を並べる。違うのは割る相手だと分かるよう、2つの分母欄を強調する。
覚えること:表面は額面、直接は購入価格で割る

表面利率は額面に対する年利息の割合、直接利回りは購入価格に対する年利息の割合です。応募者利回り・最終利回り・所有期間利回りは、年利息に償還差損益や売却差損益を年数で割った額を加えて計算します。格付がBBB(トリプルB)以上の債券を投資適格債、BB以下を投機的格付債(ハイ・イールド債)と呼びます。

債券の利回りと価格
利回り計算式(年率・単利、額面100円当たり)
表面利率年利息÷額面×100
直接利回り年利息÷購入価格×100
応募者利回り(新発債を満期まで保有){年利息+(額面−発行価格)÷償還期限}÷発行価格×100
最終利回り(既発債を満期まで保有){年利息+(額面−購入価格)÷残存期間}÷購入価格×100
所有期間利回り(満期前に売却){年利息+(売却価格−購入価格)÷所有期間}÷購入価格×100
債券の利回りと価格
個人向け国債内容
種類変動10年・固定5年・固定3年
購入単位1万円以上1万円単位
金利の下限年0.05%
中途換金発行から1年経過後は可能。直前2回分の各利子(税引前)相当額×0.79685が差し引かれる

試験に出る

  • 利率は額面基準、利回りは購入価格基準。
  • 直接利回り=年利息÷購入価格×100。
  • 最終利回り={年利息+(額面−購入価格)÷残存期間}÷購入価格×100。
  • 市場金利が上がると既発債の価格は下がり、利回りは上がる。
  • 格付が高いほど価格は高く利回りは低い。BBB以上が投資適格債。
  • 個人向け国債は1万円単位で購入でき、金利の下限は年0.05%。

重要な言葉

クーポン
債券の額面に対して支払われる利息。額面に対する年利息の割合を表面利率(クーポンレート)という。
直接利回り
年間利息を購入価格で割った利回り。償還差損益は含めない。
最終利回り
既発債を購入して満期まで保有した場合の、償還差損益を含めた年利回り。
格付
格付機関が債券の元利金支払いの確実性(信用度)を記号で示したもの。BBB以上が投資適格。

確認問題

確かめよう利息2円、額面100円、残り5年の債券を95円で買い満期償還されるなら、単利の最終利回りはいくらですか。

年平均の償還差益は(100−95)÷5=1円、単利の最終利回りは(2+1)÷95×100≒3.16%です。直接利回りとの違いは何を足した点でしょうか。

市場金利が上がると、既発債の価格は上がる。

直接利回りは、年間利息を購入価格で割って求める。

他の条件が同じなら、格付の高い債券ほど利回りは高く、格付の低い債券ほど利回りは低い。

額面100円、年利息2円、購入価格95円の直接利回りは約?

市場金利が上昇したとき、既発債の価格は?

表面利率2%、残存期間5年の固定利付債券を額面100円当たり104円で購入した場合の最終利回り(年率・単利)は約?

債券は国や企業などにお金を貸した証拠に当たる有価証券です。は額面に対して決められた利息ですが、途中で買う価格は市場で変わります。利率とが違うのは、利回りの分母が実際の購入価格だからです。

額面100円、年間利息2円の債券を100円で買えば直接利回りは。同じ債券を95円で買えば2÷95×100≒です。受け取る利息が同じでも、少ない資金で買えるほど収益の割合は大きくなります。

市場金利が上がると、以前の低い利息のは価格が下がることで新しい債券と釣り合います。これがと市場金利の逆方向の関係で、残存期間が長いほど価格の変動は大きくなります。また、発行体のが高い(格付が低い)債券ほど、価格は低く利回りは高くなります。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

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