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FP技能検定 · 学習ガイド

投資信託

投資信託とは

投資信託とは、多くの投資家から集めたお金を一つにまとめ、運用の専門家が株式や債券などに投資する仕組みです。少額でも分散投資しやすくなります。

投資信託の資産の一部が分配金として外へ移るため、基準価額と受取額を合わせて見る図
分配金を支払うと信託財産が減ります。基準価額の変化と受取分配金を合わせ、元本の払戻しを利益と混同しないようにします。

投資信託は、多くの人から集めたお金をまとめて運用する仕組みです。少額でも複数の資産に投資しやすくなりますが、投資対象が値下がりすれば基準価額も下がり得ます。

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央の信託財産から右へ分配金500円を取り出す矢印を描き、財産が減る様子を示す。下には基準価額の「1万円」から「9,500円」への変化を左から右に配置し、ほかの条件が同じ場合の単純例と分かるようにする。
覚えること:他条件同じなら分配後9,500円

国内株式の投資信託と海外債券の投資信託では、同じ「投資信託」でも中身が違います。前者は株価、後者は債券価格や為替などの影響を受けます。まず何に投資しているかを読み、その後で手数料や運用方針を比較します。

分配金が出ると、その分だけ信託財産が減るため、ほかの条件が同じなら基準価額は下がります。基準価額1万円から500円を分配した単純例では、分配後は9,500円です。分配金のうち、購入時の基準価額(個別元本)を上回る部分は普通分配金として課税され、下回る部分は元本払戻金(特別分配金)として非課税です。

費用と分類

費用と分類の図解。左から「購入時→保有中→換金時」の順に3つの欄を並べ、中央を大きく描く。左右の費用欄は破線枠にし、「ない商品も」を両方へ線で結ぶ。中央では信託財産から費用が日々差し引かれる矢印を描き、ETFにも当てはまることを示す。
覚えること:ETFにも運用管理費用はかかる

基準価額は、信託財産の純資産総額を口数で割った価格です。費用は、購入時手数料、保有中に信託財産から日々差し引かれる運用管理費用(信託報酬)、換金時の信託財産留保額に分かれます。購入時手数料や信託財産留保額がかからない商品もありますが、上場しているETFにも運用管理費用はかかります。

費用と分類
時点費用ポイント
購入時購入時手数料販売会社によって異なる。無料(ノーロード)の商品もある
保有中運用管理費用(信託報酬)信託財産から日々差し引かれる。ETFにもかかる
換金時信託財産留保額解約する人が負担し、信託財産に残す。ない商品もある
費用と分類
分類・運用手法内容
公社債投資信託株式を一切組み入れることができない
株式投資信託株式を組み入れることができる(実際の組入れがなくてもよい)
インデックス運用日経平均株価などのベンチマークへの連動を目指す
アクティブ運用ベンチマークを上回る運用成果を目指す
トップダウン・アプローチ経済・金利などのマクロ分析から資産配分や銘柄を決める
ボトムアップ・アプローチ個別企業の調査・分析を積み上げて銘柄を選ぶ
グロース運用売上高や利益の成長性が高い企業に投資する
バリュー運用PERやPBRなどから見て割安な企業に投資する
ETF(上場投資信託)取引所に上場し、株式と同様に成行・指値注文で売買できる
J-REIT(上場不動産投資信託)投資家の資金で不動産に投資し、賃料収入などを分配する

試験に出る

  • 分配金が出ると、その分だけ信託財産と基準価額が減る。
  • 分配金は個別元本を上回る部分が普通分配金(課税)、下回る部分が元本払戻金(非課税)。
  • 運用管理費用(信託報酬)は保有中に信託財産から差し引かれ、ETFにもかかる。購入時に1か月分を払うものではない。
  • 公社債投資信託は株式を一切組み入れない。
  • グロース運用は成長性、バリュー運用は割安性に着目する。

重要な言葉

基準価額
投資信託の1口当たり(通常は1万口当たり)の価値を示す金額。
信託財産
投資者の資金をまとめた投資信託の運用資産。受託銀行が分別管理する。
運用管理費用(信託報酬)
投資信託を保有している間、信託財産から日々差し引かれる費用。
元本払戻金(特別分配金)
分配金のうち個別元本を下回る部分。元本の払戻しとみなされ非課税。

確認問題

確かめよう「毎月分配されるから毎月利益が出ている」と言えるでしょうか。

いいえです。分配金の一部が元本払戻金なら、利益ではなく自分の元本の一部が戻っているだけです。分配金の原資と基準価額の推移を合わせて確認します。

投資信託の分配金は、基準価額に影響しない。

投資信託は少額でも複数の資産に投資しやすくする。

上場投資信託(ETF)は、保有期間中に運用管理費用(信託報酬)がかからない。

基準価額1万円から500円分配した後、ほかの条件が同じなら基準価額は?

基準価額11,500円で購入した投資信託が700円を分配し、分配落ち後の基準価額が11,200円となった。普通分配金と元本払戻金の組合せは?

投資信託は、多くの人から集めたお金をまとめて運用する仕組みです。少額でも複数の資産に投資しやすくなりますが、投資対象が値下がりすればも下がり得ます。

国内株式の投資信託と海外債券の投資信託では、同じ「投資信託」でも中身が違います。前者は株価、後者はやなどの影響を受けます。まず何に投資しているかを読み、その後で手数料や運用方針を比較します。

分配金が出ると、その分だけが減るため、ほかの条件が同じなら基準価額は下がります。基準価額1万円から500円を分配した単純例では、分配後はです。分配金のうち、購入時の基準価額(個別元本)を上回る部分はとして課税され、下回る部分は元本払戻金(特別分配金)として非課税です。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

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