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FP技能検定 · 学習ガイド

FP3級の試験概要

アプリでの毎日の復習から、試験に向けた学習計画と仕上げまで。自分の学習段階に合うところから読み進めてください。

学習の始め方

おぼエルでの学習ステップ

Step 1: まずは全体を1周する(1〜2週間)

おぼエルの FP3級コースを最初から順に解いていきましょう。最初は間違えて当然です。

  • 1日20〜30問ペースで進める
  • 解説をしっかり読んで理解する
  • 分からない用語はその場で調べる

Step 2: 苦手分野を重点的に(2〜3週間)

1周目で正答率が低かった分野を集中的に復習します。

  • おぼエルの習熟度表示を確認し、低い分野から優先的に取り組む
  • 間違えた問題を優先的に解き直し、確実に正解できるようにする
  • 1日30〜50問を目標に
  • 同じ問題を繰り返し解くことで記憶が定着する

Step 3: 模擬試験で仕上げ(1〜2週間)

おぼエルの模擬試験機能で本番形式の練習をします。

  • 時間を計って本番と同じ条件で解く
  • 間違えた問題は解説を読んで復習
  • 合格ライン(60%)を安定して超えるまで繰り返す

毎日の学習習慣

  • おぼエルの通知を活用: 毎日決まった時間に学習リマインダーを設定
  • スキマ時間を活用: 通勤中・休憩時間に10問だけでもOK
  • ストリークを途切れさせない: 連続学習日数を伸ばすことでモチベーション維持

合格後の次のステップ

FP3級に合格したら、FP2級へのステップアップがおすすめです。

  • FP3級合格者はFP2級の受験資格を得られます
  • 3級の知識がベースになるので、学習がスムーズに進みます
  • おぼエルのFP2級コースで引き続き学習できます

→ FP2級 合格ガイド

試験の仕組み

試験の基本情報

項目内容
正式名称3級ファイナンシャル・プランニング技能検定
根拠法職業能力開発促進法(国家資格)
実施団体日本FP協会 / きんざい(金融財政事情研究会)
試験方式CBT方式(コンピュータ受験)
受験資格FP業務に従事している人、または従事しようとしている人

CBT試験の詳細

2024年4月より、FP3級は完全にCBT方式に移行しました。

CBTとは

  • 全国約300のテストセンターで受験
  • パソコン画面上で問題を解答
  • 通年受験可能(休止期間を除く)
  • 結果は試験終了後すぐに画面で確認(正式な合否は後日)。スコアレポートを即座に確認できるため、手応えをすぐに把握できます
  • 問題用紙の持ち帰りはできません(画面上での解答のみ)
  • 不合格だった場合も、再受験の申込が可能です

申し込みの流れ

  1. CBT-Solutions(外部:cbt-s.com) でアカウント作成
  2. 試験種別(学科・実技)と日時・会場を選択
  3. 受験料を支払い(クレジットカード、コンビニ等)
  4. 試験当日、テストセンターで受験
  5. 試験終了後、画面でスコアレポートを確認

受験料

科目受験料(非課税)
学科試験4,000円
実技試験4,000円
学科+実技8,000円

学科試験

出題形式

形式問題数配点
○×式(正誤判定)30問各1点
三答択一式30問各1点
合計60問60点満点
  • 合格ライン: 36点以上(60%)
  • 試験時間: 90分

出題範囲

  1. ライフプランニングと資金計画(各10問程度)
  2. リスク管理
  3. 金融資産運用
  4. タックスプランニング
  5. 不動産
  6. 相続・事業承継

実技試験

実技試験は、日本FP協会ときんざいのどちらで受けるかによって科目が異なります。日本FP協会の「資産設計提案業務」は6分野から幅広く出題され、一般の方や資格取得が目的の方に向いています。きんざいの「個人資産相談業務」は個人向けの資産相談を想定した事例形式で、金融機関勤務の方や実務寄りの学習をしたい方に、「保険顧客資産相談業務」は保険分野が中心で、保険業界で働く方・働く予定の方に向いています。

日本FP協会: 資産設計提案業務

項目内容
問題数20問
形式三答択一式
合格ライン100点満点中60点以上(60%)
試験時間60分
  • 6分野からバランスよく出題
  • 資料の読み取り問題が中心
  • 計算問題は少なめ

きんざい: 個人資産相談業務

項目内容
問題数15問(5事例×3問)
形式三答択一式
合格ライン50点満点中30点以上(60%)
試験時間60分
  • 事例形式で出題
  • ライフプラン・税金・相続が中心

きんざい: 保険顧客資産相談業務

項目内容
問題数15問(5事例×3問)
形式三答択一式
合格ライン50点満点中30点以上(60%)
試験時間60分
  • 保険分野の出題が多い
  • 保険業界で働く人向け

科目合格制度

  • 学科または実技のどちらか一方のみ合格した場合、一部合格となる
  • 一部合格の有効期限: 合格した試験日の翌々年度末まで
  • 次回以降、合格した科目は免除される
  • 免除申請は受験申込時に行う

持ち物

CBT方式のため、持ち物は最小限です。

持ち物備考
本人確認書類運転免許証、マイナンバーカード等(顔写真付き)
予約内容受検者ページで日時・会場・本人確認書類の条件を事前に確認
電卓持ち込み不可。試験画面上の電卓を使用

効果的な勉強法

おぼエルを最大限活用する

おぼエルの学習アルゴリズムを理解しよう

おぼエルは間隔反復(Spaced Repetition)の原理に基づいています。

  • 間違えた問題は短い間隔で繰り返し出題される
  • 正解した問題は徐々に間隔が広がる
  • この仕組みにより、忘れそうなタイミングで復習できる

つまり、おぼエルを毎日続けるだけで、自然と効率的な復習スケジュールが組まれます。

効果的な使い方

1. 毎日続ける(最重要)
  • 1日10問でもいいので毎日やる
  • ストリーク(連続学習日数)を途切れさせないことを目標に
  • 通知機能を活用して学習リマインダーを設定
2. 間違えることを恐れない
  • 最初は正答率が低くて当然
  • 間違えた問題こそ学習のチャンス
  • おぼエルは間違いから効率的に学ぶように設計されている
3. 解説を必ず読む
  • 正解・不正解に関わらず解説を読む
  • 「なぜその選択肢が正解/不正解なのか」を理解する
  • 分からない用語があれば、テキストや動画で補足学習
4. スキマ時間を活用する

おぼエルは1問30秒〜1分で解答できます。

  • 通勤・通学の電車内
  • 昼休み
  • 寝る前の10分
  • トイレの待ち時間
5. 習熟度を定期的にチェック
  • ホーム画面の習熟度表示で各分野の進捗を確認
  • 習熟度が低い分野 = 苦手分野として重点的に

インプットとアウトプットのバランス

おぼエル単体で合格できる?

おぼエルでの反復を学習の軸にしつつ、初めて学ぶ分野はインプットを先に行うと効率的です。また、問題演習だけでは理解が難しいと感じる分野は、テキストや動画で補足すると理解が深まります。

おすすめの学習サイクル

① インプット(20〜30分)
   テキスト or 動画で1テーマを学ぶ

② アウトプット(20〜30分)
   おぼエルでそのテーマの問題を解く

③ 復習(10分)
   間違えた問題の解説を読み直す

④ 翌日以降
   おぼエルが自動で復習スケジュールを管理

学習フェーズ別のバランス

フェーズインプットおぼエル期間
初期(初めて学ぶ)60%40%1〜2週間
中期(定着させる)20%80%2〜3週間
直前(仕上げる)10%90%1〜2週間

分野別の学習アドバイス

1. ライフプランニングと資金計画

  • 年金制度が頻出。老齢・障害・遺族年金の違いを整理
  • 住宅ローンの返済方法(元利均等・元金均等)は必ず覚える
  • 6つの係数は名前と使い方をセットで覚える

2. リスク管理(保険)

  • 生命保険の3つの基本形(定期・終身・養老)を区別できるように
  • 保険料の控除(生命保険料控除・地震保険料控除)の金額
  • 自動車保険・火災保険の基本を理解

3. 金融資産運用

  • 株式・債券・投資信託の基本的な仕組み
  • 利回りの計算は3級でも出題される
  • NISAとiDeCoの制度概要は必須

4. タックスプランニング

  • 所得の種類(10種類)を区別できるようにする
  • 給与所得控除、所得控除の基本
  • 確定申告が必要なケースを覚える

5. 不動産

  • 不動産取引の流れ(媒介契約の種類)
  • 建蔽率・容積率の基本的な考え方
  • 不動産にかかる税金(取得時・保有時・売却時)

6. 相続・事業承継

  • 法定相続分の計算は頻出(配偶者・子・親・兄弟のパターン)
  • 基礎控除額の計算(3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数)
  • 贈与税の基礎控除(110万円)

よくある失敗パターンと対策

❌ テキストを読むだけで問題を解かない

→ おぼエルでアウトプットすることで記憶が定着します。読むだけでは忘れます。

❌ 1つの分野を完璧にしてから次に進む

→ 6分野を並行して学習する方が効率的です。おぼエルが自動で復習を管理してくれます。

❌ 直前に一気に詰め込む

→ 間隔反復の効果を得るには、毎日少しずつが続けやすい方法です。

❌ 間違えた問題を放置する

→ 解説を読んで「なぜ間違えたか」を理解することが成長の鍵です。

❌ 正解した問題の解説を読み飛ばす

→ たまたま正解した場合や、理解があいまいなまま正解した場合もあります。正解した問題も解説を読み、「なぜ正解なのか」を確認することで知識が確実になります。

本番で使えるテクニック

学科試験(○×問題)

  • 断定表現があっても、それだけで正誤を決めず、適用条件と例外を確認する
  • 数字(金額・期間・割合)が変えられている問題に注意
  • 迷ったら消去法で

学科試験(三答択一)

  • 明らかに違う選択肢を先に消す
  • 2つで迷ったら、それぞれの選択肢のどこが正しく・どこが誤っているかを比べて判断する

実技試験

  • 問題文の資料を丁寧に読む
  • 計算問題は落ち着いて試験画面上の電卓で確認

時間配分

  • 学科90分÷60問 = 1問あたり平均1分30秒。見直し時間を別に確保する
  • 分からない問題は印をつけて後で戻る
  • 見直し時間を最低10分は確保する

学習計画

学習期間・一日の問題数は計画例です。経験や確保できる時間に合わせて調整し、解説を理解する時間と復習日も確保してください。

目標や状況に合わせて、3つのモデルプランを用意しました。

プラン A: しっかり2ヶ月コース

対象: 初学者、じっくり計画的に合格を目指す人

全分野を1周してから次の周回に進む「複数周回(4周)」のサイクルで学習します。1周目で学んだ内容を2周目以降で繰り返し復習することで、最初に学んだ分野の忘却を防げます。

期間学習内容おぼエル目標
1〜5日目【1周目】ライフプランニングと資金計画(テキスト+おぼエル)20問/日
6〜10日目【1周目】リスク管理(テキスト+おぼエル)20問/日
11〜15日目【1周目】金融資産運用(テキスト+おぼエル)20問/日
16〜22日目【1周目】タックスプランニング(テキスト+おぼエル)※苦戦しやすいため長めに20問/日
23〜27日目【1周目】不動産(テキスト+おぼエル)20問/日
28〜32日目【1周目】相続・事業承継(テキスト+おぼエル)20問/日
33〜42日目【2周目】全分野をおぼエルで復習(忘れている箇所はテキストで確認)40問/日
43〜49日目【3周目】苦手分野を中心に演習+模擬試験1回目50問/日
50〜56日目【4周目】全分野の最終仕上げ+模擬試験50問/日

1日の学習時間: 30〜60分

プラン B: 効率重視1ヶ月コース

対象: ある程度お金の知識がある人、短期集中型

週学習内容おぼエル目標
1週目全6分野を一気にインプット(動画+テキスト流し読み)30問/日
2週目おぼエルで全分野を演習(間違いが多くてもOK。この段階では正答率50%程度で十分)50問/日
3週目苦手分野の集中復習50問/日
4週目模擬試験+最終仕上げ60問/日

1日の学習時間: 60〜90分

プラン C: 最短2週間コース

対象: 保険業界や金融機関での勤務経験があり、FP関連の基礎知識がすでにある方、時間がない人

期間学習内容おぼエル目標
1〜3日目全分野をおぼエルでざっと解く(現状把握)60問/日
4〜7日目正答率が低い分野を集中演習80問/日
8〜10日目全分野まんべんなく演習80問/日
11〜14日目模擬試験を繰り返す100問/日

1日の学習時間: 90〜90分

学習計画を成功させるコツ

1. 毎日の学習を習慣化する

  • 「毎朝の通勤電車で20問」のように時間と場所を決める
  • おぼエルの通知機能を活用
  • 完璧でなくていい。0問の日を作らないことが大切

2. 進捗を可視化する

  • おぼエルの習熟度とストリークを毎日チェック
  • 各分野の習熟度が均等に上がっているか確認
  • 目標と実績を簡単にメモしておくとモチベーション維持に

3. 調整する勇気を持つ

  • 計画通りに進まなくても焦らない
  • 苦手分野に時間がかかるのは自然なこと
  • 試験日は動かせる(CBTなので別日に変更可能)

4. 模擬試験は必ず受ける

  • 合格ラインの60%を超えているか確認
  • 時間配分の練習になる
  • 本番と同じ形式に慣れる

試験直前の1週間

日やること
7日前模擬試験1回目。弱点を洗い出す
6〜4日前弱点分野をおぼエルで集中復習
3日前模擬試験2回目。合格ラインを確認
2日前間違えやすい問題を中心に復習
前日軽く全体を見直す程度。早めに寝る
当日持ち物確認。リラックスして臨む

教材の使い分け

教材を選ぶ基準

テキストは受検する級と試験の法令基準日に合う版を選びます。税・社会保険の数字は改正されるため、出版社の正誤表・改訂情報も確認しましょう。学科で制度を理解したら、選択した実技科目の事例を解き、条件を拾って計算する練習を加えます。

理解・反復・実戦を組み合わせる

  • 初めての範囲は教本や解説で全体像をつかみます。
  • おぼエルでは少量ずつ解き、誤答の理由と正しい考え方を確認します。
  • 一巡後は時間を計った演習で、知識を自力で使えるかを確かめます。
  • 教材を増やしすぎず、同じ教材の解き直しと弱点の補強に時間を使います。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

教材の編集方針・訂正について