接近限界とは
接近限界とは、充電部に人が近づいてよい限界の距離です。電圧区分や作業条件に応じて、接触だけでなく接近による感電も防ぎます。

充電部の危険は直接触れる場合だけではありません。電圧や作業条件によっては接近による危険もあるため、設備を隔て、必要な距離と作業範囲を管理します。
| 危険・作業 | 対策の考え方 |
|---|---|
| 直接接触 | 充電部への接触を防ぐ |
| 間接接触 | 故障した外箱の電位上昇へ対応 |
| 近接作業 | 人と工具の可動範囲を考慮 |
| 湿潤 | 絶縁状態と保護具を厳しく確認 |
| 高圧活線近接作業 | 頭上30cm以内、躯側・足下60cm以内なら絶縁用防具を装着 |
基本の仕組み

長い工具や材料を持つと、体は離れていても先端が充電部へ近づくことがあります。作業者の立ち位置だけでなく、扱う物の可動範囲まで図に描いて考えます。
隔壁や防具、立入管理、電圧区分に応じた距離の確保は、偶発的な接触や接近を防ぐための対策です。実際の距離条件は対象設備と作業の規定に従います。
絶縁手袋を着けているから、どんな充電部へでも近づいてよいわけではありません。保護具の適合と設備との距離は別の管理です。
直接・間接接触を分ける

充電部への直接接触には離隔・絶縁・遮へい・停電が対策です。絶縁故障で金属ケースが充電される間接接触には、外箱接地と漏電・地絡保護による速やかな遮断を組み合わせます。
高圧の充電電路に頭上30cm以内、躯側・足下60cm以内まで近づく電気工事では、充電電路に絶縁用防具を装着します(保護具で覆われていない部分が接近しない場合を除く)。工具や材料の動く範囲も含めて判断し、濡れた床や手袋の損傷にも注意します。
試験に出る
- 充電部への危険は、接触だけでなく接近にもあること。
- 長い工具・材料の可動範囲まで考慮すること。
- 隔壁・防具・立入管理・距離確保の組合せ。
- 保護具の適合と距離の管理は別であること。
- 電圧区分に応じた距離条件。
- 高圧活線近接作業の距離:頭上30cm以内、躯側・足下60cm以内に近づくおそれがあれば絶縁用防具を装着する。
重要な言葉
- 充電部
- 電圧がかかっている導体やその部分。
- 接近限界
- 充電部に人が近づいてよい限界の距離。
- 立入管理
- 危険な区域への立ち入りを管理すること。
- 感電防止
- 接触や接近による感電を防ぐこと。
確認問題
確かめよう体が安全範囲内なら長い金属材の先端は気にしなくてよい?
いいえ。材料の届く範囲も接近の危険に含めます。
絶縁手袋を着けていれば、充電部にいくら近づいてもよい。
長い工具の先端が充電部に近づく場合も、接近の危険に含まれる。
充電部の危険として正しいのは?
接近を防ぐ対策に含まれないものは?
の危険は直接触れる場合だけではありません。電圧や作業条件によってはによる危険もあるため、設備を隔て、必要な距離と作業範囲を管理します。
長い工具や材料を持つと、体は離れていても先端が充電部へ近づくことがあります。作業者の立ち位置だけでなく、扱う物のまで図に描いて考えます。
や防具、立入管理、電圧区分に応じた距離の確保は、偶発的な接触や接近を防ぐための対策です。実際の距離条件は対象設備と作業の規定に従います。
絶縁手袋を着けているから、どんな充電部へでも近づいてよいわけではありません。と設備との距離は別の管理です。
出典・参考資料
試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。
- 電気技術者試験センター:第一種 ↗
- 電気技術者試験センター:第二種 ↗
- 学科問題・解答と使用条件 ↗
- 電気技術者試験センター:第一種の学科出題範囲・受電設備の範囲 ↗
- 経済産業省:電気設備技術基準の解釈(設備・施工条件) ↗
- 経済産業省:電気工事士の資格と工事の範囲 ↗
- e-Gov法令検索:電気工事士法・同施行規則 ↗
- e-Gov法令検索:電気工事業の業務の適正化に関する法律 ↗
- e-Gov法令検索:電気事業法 ↗
- e-Gov法令検索:電気関係報告規則 ↗
- e-Gov法令検索:労働安全衛生規則(第339条〜第351条) ↗
編集:Pinternet Works · 更新日:
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