本文へ移動

電気工事士試験 · 学習ガイド

絶縁用保護具と防具

絶縁用保護具とは

絶縁用保護具とは、作業者を感電から守るために身に着ける、対象電圧に適合した器具です。防具は充電部などを覆って接触を防ぐものを指します。

保護具は状態も確認する。絶縁手袋、ヘルメット、防護具を三つの大きいカードで示す。
保護具は用途に合う種類を選ぶとともに、傷や劣化などの状態も確認します。装着するだけで設備条件や作業方法の確認が不要になるわけではありません。

保護具は作業者を守るため、対象の電圧や危険に適合したものを選びます。手袋という外形が同じでも、一般の作業手袋と絶縁用保護具は同じ性能ではありません。

絶縁用保護具と防具
器具・管理内容
絶縁用保護具作業者が身に着ける
絶縁用防具充電部等を覆う
活線作業用器具絶縁して離れて操作
定期自主検査6か月以内ごとに1回、絶縁性能を検査し記録を3年保存
特別教育高圧・低圧の充電電路を扱う業務の前に受ける

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。上部を縦線で左右に仕切り、左に「用途への適合」、右に「使用前の状態確認」を置く。両側から中央下の1枚の絶縁用手袋へ矢印を向け、右側の矢印は手袋の傷に向ける。
覚えること:用途適合と使用前の状態を別々に確認

絶縁用の手袋に傷や劣化があれば、表示上は適合する製品でも期待した保護性能を保てないことがあります。用途への適合と、使用前の状態確認を別々に考えます。

保護具は人が身に着けるもの、防具は充電部などを覆って接触を防ぐものとして役割を整理します。保管・点検・必要な試験も、性能を維持するための管理です。

保護具を着ければ、停電や隔離、作業範囲の管理が不要になるわけではありません。設備の状態を安全にする対策を置き換えるものではありません。

保護具・防具・活線作業用器具

保護具・防具・活線作業用器具の図解。1つの作業場面で、左のエルくんの手元に絶縁用保護具、右の充電部にそれを覆う絶縁用防具を配置する。エルくんから充電部へ伸びる絶縁操作棒を描き、「着用」「覆う」「離れて作業」の対応を短い矢印で示す。
覚えること:保護具着用・防具で覆う・器具で離れて作業

絶縁用保護具(絶縁用ゴム手袋など)は作業者が着用し、絶縁用防具は充電部を覆い、活線作業用器具は絶縁操作棒などで離れた位置から作業するものです。高圧活線作業では、保護具の着用と防具の装着、活線作業用器具、活線作業用装置のいずれかの措置をとります。

保護具を着けても停電・検電は省けません。絶縁用保護具などは6か月以内ごとに1回、絶縁性能の定期自主検査を行い、記録を3年保存します。高圧の充電電路の点検・修理・操作や、低圧の充電電路の敷設・修理の業務には特別教育が必要です。

試験に出る

  • 絶縁用保護具と一般の作業手袋の違い。
  • 保護具(身に着ける)と防具(覆う)の役割の整理。
  • 定格への適合と使用前の状態確認は別であること。
  • 保護具を着けても、停電・隔離・作業範囲の管理は不要にならないこと。
  • 保管・点検・試験による性能維持。
  • 絶縁用保護具などの定期自主検査は6か月以内ごとに1回(記録は3年保存)。
  • 高圧活線作業は、保護具+防具、活線作業用器具、活線作業用装置のいずれかで行う。

重要な言葉

絶縁用保護具
作業者が身に着け、感電から守るための器具。
絶縁用防具
充電部などを覆って接触を防ぐ器具。
活線作業用器具
絶縁操作棒など、充電部から離れた位置で操作するための絶縁された器具。
定期自主検査
事業者が絶縁用保護具などの絶縁性能を6か月以内ごとに確かめる検査。

確認問題

確かめよう適合する定格が印刷されていれば破損品も使える?

いいえ。定格への適合と現物の健全性が両方必要です。

外形が同じ手袋なら、一般の作業手袋と絶縁用保護具は同じ性能である。

絶縁用保護具は定格に適合していても、使用前に状態を確認する必要がある。

人が身に着けて危険から身を守るものは?

保護具を着用すれば不要になるものは?

絶縁用保護具の絶縁性能について、定期自主検査を行う周期は?

は作業者を守るため、対象の電圧や危険に適合したものを選びます。手袋という外形が同じでも、一般の作業手袋と絶縁用保護具は同じではありません。

絶縁用の手袋に傷や劣化があれば、表示上は適合する製品でも期待したを保てないことがあります。用途への適合と、使用前のを別々に考えます。

保護具は人が身に着けるもの、は充電部などを覆って接触を防ぐものとして役割を整理します。保管・点検・必要な試験も、性能を維持するための管理です。

保護具を着ければ、停電や隔離、作業範囲の管理が不要になるわけではありません。設備の状態を安全にする対策をものではありません。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

教材の編集方針・訂正について