発電・送電・変電・配電とは
発電・送電・変電・配電は、電気を造り、運び、電圧を変え、利用場所へ分配するまでの一連の過程です。

コンセントの電気は、発電してすぐ同じ電圧のまま届くわけではありません。発電・送電・変電・配電を分けると、各設備が電力を届ける過程のどこを担当するかが見えます。
| 量・方式 | 式・判断 |
|---|---|
| 発電 | 電気エネルギーを生み出す |
| 送電 | 高電圧で遠方へ運ぶ |
| 変電 | 電圧変換と開閉・保護 |
| 配電 | 需要場所へ分配 |
| 受電設備 | 供給側と需要家設備の境界 |
基本の仕組み

発電所から遠くの街まで運び、街に近い変電所で電圧を変え、利用場所へ分配する流れを一本の矢印で描きます。工場の受電設備は、その利用側の入口に位置します。
同じ電力を送るなら電圧を高くすると電流を小さくでき、抵抗損を減らせます。一方、利用機器に合う電圧へ変える必要があるため、変圧器や変電設備が使われます。
電力系統の各段階

発電はエネルギーを電力に変え、送電は高電圧で遠方へ運び、変電は電圧を変えるとともに開閉・保護を担い、配電は需要場所へ分配します。高圧需要家の受電設備は供給系統と建物内の負荷設備の境目です。
同じ電力なら高電圧で送るほど電流を小さくでき、抵抗損I²Rを抑えます。一方、絶縁・離隔・保護の条件は厳しくなるため、利用場所に合う電圧へ段階的に変換します。送電と配電の境界は設備の役割と電圧区分で読みます。
変電設備では断路器は主に無負荷時の切離し、遮断器は事故電流を切るなど役割が異なります。避雷器は過電圧を制限し、雷電流を大地へ流す機器です。系統の全機器を「電圧を変える装置」と考えません。
確認

変電所は電圧を変えるだけでなく、系統の開閉や保護なども担います。発電所と変電所を、どちらも電気を作る施設として覚えないようにします。
試験に出る
- 発電・送電・変電・配電の各設備の役割を区別する。
- 高電圧で送ると電流が小さくなり、抵抗損を減らせる。
- 変電所は電圧変換のほか、開閉や保護も担う。
- 変圧器は電圧と電流の関係を変えるが、電力を増やす装置ではない。
- 受電設備は利用側の入口に位置する。
- 同じ電力なら送電電圧をn倍にすると電流は1/n、抵抗損は1/n²になる。
- 断路器は無負荷時の切離し、遮断器は事故電流の遮断、避雷器は過電圧の制限と、機器の役割を区別する。
重要な言葉
- 送電
- 発電所から遠方へ電気を運ぶ過程。
- 変電所
- 電圧の変換や系統の開閉・保護を担う施設。
- 配電
- 変電した電気を利用場所へ分配する過程。
確認問題
確かめよう変圧器で電圧を上げればエネルギーも増える?
いいえ。損失を無視すれば電力は対応し、電流との関係が変わります。
同じ電力を送るとき、電圧を高くすると電流を小さくできる。
変圧器は電圧を変えると同時に電力を増やす装置である。
電圧を高くして送電する主な理由は?
コンセントの電気は、発電してすぐ同じ電圧のまま届くわけではありません。・・変電・配電を分けると、各設備が電力を届ける過程のどこを担当するかが見えます。
発電所から遠くの街まで運び、街に近いで電圧を変え、利用場所へ分配する流れを一本の矢印で描きます。工場のは、その利用側の入口に位置します。
同じ電力を送るなら電圧を高くするとを小さくでき、を減らせます。一方、利用機器に合う電圧へ変える必要があるため、変圧器や変電設備が使われます。
変電所は電圧を変えるだけでなく、系統のやなども担います。発電所と変電所を、どちらも電気を作る施設として覚えないようにします。
出典・参考資料
試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。
- 電気技術者試験センター:第一種 ↗
- 電気技術者試験センター:第二種 ↗
- 学科問題・解答と使用条件 ↗
- 電気技術者試験センター:第一種の学科出題範囲・受電設備の範囲 ↗
- 日本電気技術者協会:需要率・不等率・負荷率の定義 ↗
- 電気技術者試験センター:第一種学科・電気応用の出題範囲 ↗
- 電気技術者試験センター:令和8年度第一種電気工事士上期学科試験(出題例)問題 ↗(問1〜9、問11〜12)
- 電気技術者試験センター:令和8年度第一種電気工事士上期学科試験(出題例)解答 ↗
編集:Pinternet Works · 更新日:
教材の編集方針・訂正について
