オームの法則とは
オームの法則は、電圧V・電流I・抵抗Rの関係をV=IRで表す基本法則です。回路を一つの抵抗に置き換えると、複雑な図も整理できます。

同じ電源につないでも器具で電流が違うのは、電流の流れにくさが違うからです。電圧V・電流I・抵抗Rの関係はV=IRで表します。まず回路を一つの抵抗にまとめると、複雑な図も読みやすくなります。
| 量・方式 | 式・判断 |
|---|---|
| 直列抵抗 | Rを加算、電流共通 |
| 並列抵抗 | 枝電流を加算、電圧共通 |
| 節点の法則 | 流入電流=流出電流 |
| ブリッジの平衡 | 向かい合う辺の抵抗の積が等しい→中央の電流0 |
| クーロン力 | F=k|Q1Q2|/r²、異符号は引力 |
基本の仕組み

12Vの電源に3Ωと3Ωを直列接続した例では、合成抵抗は6Ω、電流は12÷6=2Aです。並列なら合成抵抗は1.5Ωとなり、電源から流れる電流は8Aになります。
直列は分かれ道がないので、各抵抗を流れる電流は同じです。並列は両端の電圧が同じで、枝の電流を足すと全体の電流になります。「何が同じか」を先に図へ書き込みましょう。
回路計算と電荷の力

直列は電流が共通で抵抗を加算し、並列は電圧が共通で各枝電流を加算します。直並列に分けられない回路は、キルヒホッフの法則(節点で流入電流=流出電流、閉回路で起電力の和=電圧降下の和)で解きます。電流の仮の向きを決め、答えが負なら実際は逆向きです。
2026年上期出題例(問1)は、距離r離れた+Qと−Qの間の力を問います。クーロン力はF=k|Q1Q2|/r²なので、この場合はQ²/r²に比例します。距離を2倍にすると1/4、片方の電荷だけ2倍なら2倍、両方2倍なら4倍です。同符号は反発、異符号は引力です。
例えば3Ωと6Ωの並列は2Ω、これに4Ωを直列にすれば6Ωです。12Vなら全電流2A、並列部の電圧4V、3Ω側の電流4/3A、6Ω側2/3Aで、枝電流の和も2Aになります。
確認

並列抵抗をそのまま足すのは誤りです。電流の通り道が増えるため、並列の合成抵抗は最も小さい枝の抵抗より小さくなります。計算結果の大小も確かめましょう。
試験に出る
- 直列は電流が共通、並列は電圧が共通という「何が同じか」を押さえる。
- 合成抵抗の計算。直列は足し算、並列は逆数の和の逆数で求める。
- 並列の合成抵抗は、最も小さい枝の抵抗より小さくなる。
- V=IRを使い、電圧・電流・抵抗のどれを問われているか整理する。
- 計算結果の大小関係から、答えの妥当性を確認する。
- ブリッジ回路は、向かい合う辺の抵抗の積が等しいとき平衡し、中央の検流計に電流が流れない。
- キルヒホッフの法則:節点では流入電流=流出電流、閉回路では起電力の和=電圧降下の和で式を立てる。
- クーロン力F=kQ1Q2/r²。+Qと−Qの間の力はQ²/r²に比例する(2026年上期出題例 問1)。
重要な言葉
- オームの法則
- 電圧V・電流I・抵抗Rの関係をV=IRで表す法則。
- 合成抵抗
- 複数の抵抗を一つの抵抗に置き換えたときの抵抗値。
- 並列回路
- 各枝の両端電圧が同じで、枝の電流を足すと全体の電流になるつなぎ方。
- ブリッジの平衡
- ブリッジ回路で向かい合う辺の抵抗の積が等しく、中央の枝の両端が同電位になり電流が流れない状態。
確認問題
確かめよう6Ωを二つ並列にすると合成抵抗は?
3Ω。同じ抵抗二つなら半分になり、12Vなら全電流は4Aです。
直列回路では、各抵抗を流れる電流は同じである。
並列回路の合成抵抗は、最も小さい枝の抵抗より大きくなる。
3Ωと3Ωを直列接続したときの合成抵抗は?
6Ωを二つ並列にしたときの合成抵抗は?
ブリッジ回路で、向かい合う辺の抵抗が2Ωと6Ω、もう一組の向かい合う辺が3ΩとRxである。平衡するRxは?
同じ電源につないでも器具で電流が違うのは、電流の流れにくさが違うからです。電圧V・電流I・抵抗Rの関係はで表します。まず回路を一つの抵抗にまとめると、複雑な図も読みやすくなります。
12Vの電源に3Ωと3Ωをした例では、合成抵抗は6Ω、電流は12÷6=2Aです。なら合成抵抗は1.5Ωとなり、電源から流れる電流は8Aになります。
直列は分かれ道がないので、各抵抗を流れるは同じです。並列は両端のが同じで、枝の電流を足すと全体の電流になります。「何が同じか」を先に図へ書き込みましょう。
並列抵抗をそのまま足すのは誤りです。電流の通り道が増えるため、並列のは最も小さい枝の抵抗より小さくなります。計算結果の大小も確かめましょう。
出典・参考資料
試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。
- 電気技術者試験センター:第一種 ↗
- 電気技術者試験センター:第二種 ↗
- 学科問題・解答と使用条件 ↗
- 電気技術者試験センター:第一種の学科出題範囲・受電設備の範囲 ↗
- 日本電気技術者協会:需要率・不等率・負荷率の定義 ↗
- 電気技術者試験センター:第一種学科・電気応用の出題範囲 ↗
- 電気技術者試験センター:令和8年度第一種電気工事士上期学科試験(出題例)問題 ↗(問1〜9、問11〜12)
- 電気技術者試験センター:令和8年度第一種電気工事士上期学科試験(出題例)解答 ↗
編集:Pinternet Works · 更新日:
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