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登録販売者試験 · 学習ガイド

精神神経に作用する薬

精神神経に作用する薬とは

精神神経に作用する薬とは、熱や痛みをやわらげる解熱鎮痛薬、眠気を促す睡眠改善薬、吐き気を抑える乗物酔い防止薬など、精神や神経に関わる症状に使う一般用医薬品のまとまりです。同じ成分が他の薬と重なると副作用が強まり得るため、複合薬やかぜ薬との重複を確認します。

エルくんが説明する図解。かぜ薬には、解熱・鎮痛や鼻症状など異なる目的の成分が配合されることを整理した図。
かぜ薬には、解熱・鎮痛や鼻症状など異なる目的の成分が配合されることを整理した図。

熱や痛みをやわらげる薬でも、含まれる成分によって働きや注意点は違います。商品名ではなく、成分と使う人の条件を対応させて見ます。

精神神経に作用する薬
分類・成分働きと注意
かぜ薬複数症状の緩和。原因ウイルスの除去ではない
解熱鎮痛薬熱・痛みと胃・年齢等の注意
睡眠改善薬一時的な不眠。抗ヒスタミン作用に注意
眠気防止薬カフェインで一時的に眠気を防ぐ。1回200mg・1日500mgが上限
乗物酔い防止薬(鎮暈薬)吐き気・めまいと眠気・抗コリン作用
小児鎮静薬生薬・漢方の適応条件を確認

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。左に解熱鎮痛成分入りのかぜ薬、右に別の鎮痛薬を置き、仕切りを挟んで成分欄を並べる。一致する成分を丸で囲み、中央下の「重複の可能性」へ線でつなぐ。
覚えること:鎮痛薬を足す前に成分欄を照合

かぜ薬にも解熱鎮痛成分が入っていることがあります。別の鎮痛薬を足すと成分の重複になり得るため、成分欄を照合します。

解熱鎮痛成分は熱や痛みに、抗ヒスタミン成分などは鼻の症状に関わります。複合薬では複数の成分の薬効と副作用が重なります。

眠気が出る成分を含む薬には、運転などを避ける注意が付くものがあります。「かぜ薬だから眠くならない」と決めつけず、製品表示を確認します。

解熱・鎮痛に使われるアセトアミノフェンは主に中枢に働き、末梢での抗炎症作用は期待できません。その分胃腸障害は少ないものの、定められた用量を超えた場合や日頃から酒類をよく飲む人では肝機能障害などが起こりやすくなります。カフェインを配合する製品もあるため、他の薬や飲み物との重複を見ます。

眠気を促す睡眠改善薬は、抗ヒスタミン成分(ジフェンヒドラミン塩酸塩など)で寝つきの悪さや眠りの浅さを一時的に緩和する薬です。慢性的な不眠や、不眠症と診断された人は対象ではありません。乗物酔い防止薬も、吐き気を抑える働きと眠気・口渇などの注意を組で学びます。

六つの薬効群を分ける

六つの薬効群を分けるの図解。画面を縦に二分し、左にアセトアミノフェンと「抗炎症は期待できない」、右にアスピリン・イブプロフェンと「抗炎症作用もある」を配置する。左右をつなぐ矢印は使わず、成分による違いとして見せる。
覚えること:抗炎症作用は成分で異なる

精神神経に作用する一般用医薬品は、かぜ薬、解熱鎮痛薬、眠気を促す薬、眠気を防ぐ薬、乗物酔い防止薬、小児鎮静薬に分けて考えます。総合感冒薬は鼻水・咳・発熱などの症状緩和が目的で、ウイルスを排除する薬ではありません。急な高熱、重い症状、長引く症状では受診の必要性を確認します。

解熱鎮痛薬は、抗炎症作用が期待できないアセトアミノフェンと、抗炎症作用も持つアスピリン・イブプロフェン等を比べます。使えない年齢は成分ごとに決まっています。サリチル酸系成分は、水痘やインフルエンザにかかった小児のライ症候群との関連が示唆されています。睡眠改善薬と眠気防止薬の条件も含め、下の表で整理します。

乗物酔い防止薬(鎮暈薬)には、抗めまい成分、抗ヒスタミン成分、抗コリン成分、鎮静成分、局所麻酔成分など目的の異なる成分が使われます。眠気・口渇・排尿困難の注意を成分と結び付け、つわりに伴う吐き気には用いません。小児鎮静薬(小児の疳に用いる生薬製剤・漢方処方製剤)も、適応と年齢を確認します。

六つの薬効群を分ける
成分・薬効群年齢・量などの条件(手引き)
アスピリン(アスピリンアルミニウムを含む)、サザピリン、サリチル酸ナトリウム、イブプロフェン一般用医薬品では15歳未満の小児にいかなる場合も使用しない
エテンザミド、サリチルアミド水痘(水疱瘡)又はインフルエンザにかかっている15歳未満の小児では使用を避ける
アスピリン、イブプロフェン出産予定日12週以内の妊婦は使用を避ける(イブプロフェンは服用しない)
抗ヒスタミン成分の睡眠改善薬15歳未満の小児、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避ける
眠気防止薬のカフェイン1回200mg・1日500mgが上限。小児用の製品はなく、15歳未満に使わせない
漢方処方製剤(小児鎮静薬を含む)適用年齢の下限がなくても、生後3か月未満の乳児には使用しない

試験に出る

  • 複合かぜ薬と鎮痛薬の重複が問われます。同じ解熱鎮痛成分が含まれることがあり、成分欄の照合が必要です。
  • アセトアミノフェンは抗炎症作用が期待できないこと。アスピリン・イブプロフェン等は15歳未満にいかなる場合も使用せず、エテンザミド等は水痘・インフルエンザ時の15歳未満で避けることが問われます。
  • 眠気を生じる成分と運転等の注意。乗物酔い防止薬や睡眠改善薬の注意を混同させる選択肢に注意します。
  • 睡眠改善薬は一時的な不眠の緩和に使うもので、慢性的な不眠や不眠症の診断を受けた人、15歳未満、妊婦等は対象外であること。
  • 複合薬の成分重複と、カフェインなどの他の薬・飲み物との重複が問われます。
  • 眠気防止薬のカフェインは1回200mg・1日500mgが上限で、小児用の製品はないこと。

重要な言葉

解熱鎮痛薬
発熱や痛みをやわらげる薬。成分により抗炎症作用や使用条件が異なる。
アセトアミノフェン
主に中枢に働いて解熱・鎮痛をもたらす成分。末梢での抗炎症作用は期待できず、胃腸障害は比較的少ない。
睡眠改善薬
抗ヒスタミン成分で一時的な不眠を緩和する薬。慢性的な不眠の治療薬ではなく、15歳未満・妊婦等は使用を避ける。
ライ症候群
主に水痘やインフルエンザにかかった小児に起こる急性脳症。まれだが死亡率が高く、サリチル酸系解熱鎮痛成分との関連が示唆されている。

確認問題

確かめよう複合かぜ薬と鎮痛薬はいつも併用してよい?

いいえ。成分の重複と禁止事項を確認します。

複合かぜ薬と鎮痛薬を併用しても、成分が重複することはない。

乗物酔い防止薬では、吐き気を抑える作用と眠気・口渇などの注意を確認する。

イブプロフェンを含む一般用医薬品は、15歳未満の小児にはいかなる場合も使用しない。

アセトアミノフェンは、末梢での強い抗炎症作用を目的に使われる。

複合かぜ薬と鎮痛薬を併用するときに特に確認すべきことは?

眠気を生じる成分を含む薬で注意すべきことは?

眠気防止薬におけるカフェインの1日摂取量の上限は?

熱や痛みをやわらげる薬でも、含まれるによって働きや注意点は違います。商品名ではなく、成分と使う人の条件を対応させて見ます。

にも解熱鎮痛成分が入っていることがあります。別の鎮痛薬を足すと成分のになり得るため、成分欄を照合します。

解熱鎮痛成分は熱や痛みに、抗ヒスタミン成分などは鼻の症状に関わります。では複数の成分の薬効と副作用が重なります。

が出る成分を含む薬には、などを避ける注意が付くものがあります。「かぜ薬だから眠くならない」と決めつけず、製品表示を確認します。

・鎮痛に使われるアセトアミノフェンは主に中枢に働き、末梢での抗炎症作用は期待できません。その分胃腸障害は少ないものの、定められた用量を超えた場合や日頃から酒類をよく飲む人では肝機能障害などが起こりやすくなります。を配合する製品もあるため、他の薬や飲み物との重複を見ます。

眠気を促すは、抗ヒスタミン成分(ジフェンヒドラミン塩酸塩など)で寝つきの悪さや眠りの浅さを一時的に緩和する薬です。慢性的な不眠や、不眠症と診断された人は対象ではありません。乗物酔い防止薬も、を抑える働きと眠気・口渇などの注意を組で学びます。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

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