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登録販売者試験 · 学習ガイド

呼吸器官に作用する薬

呼吸器官に作用する薬とは

呼吸器官に作用する薬とは、せきを抑える鎮咳薬、たんを出しやすくする去痰薬、口の中で溶かしてのどに働かせるトローチなどの口腔・咽喉薬を含むまとまりです。せきを止める働きとたんの排出を助ける働きは別に捉えます。

エルくんが説明する図解。咳を抑える経路と痰を出しやすくする経路を二列で示す。
鎮咳成分は咳に関わる仕組みへ作用し、去痰成分は痰を出しやすくする作用を持ちます。同じ「せきの薬」に両方が含まれる場合があります。

せきを抑えることと、痰を出しやすくすることは別の働きです。症状の性質を確かめて成分を学びます。

呼吸器官に作用する薬
分類・成分働きと注意
中枢性鎮咳延髄の咳嗽中枢を抑える。コデイン類は12歳未満に使用しない
去痰痰を出しやすくする
口腔咽喉薬局所で使い、剤形の用法を守る
受診の目安息苦しさ・血痰・長引く症状
含嗽薬(うがい薬)指示どおり希釈。ヨウ素系は甲状腺疾患の人は相談

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央にエルくん、左右に仕切った1つの比較図を置く。左は「鎮咳成分」から「せきに関わる仕組み」へ、右は「去痰成分」から「痰を出しやすく」へ矢印を引く。
覚えること:鎮咳はせき、去痰は痰を出しやすく

鎮咳成分はせきに関わる仕組みに働き、去痰成分は痰を出しやすくします。同じ「せきの薬」に両方が含まれることもあります。

せきは異物や分泌物を出す防御反応でもあります。成分ごとの働く場所、年齢制限、眠気などの注意、使用期間を対応させます。

長引くせきや息苦しさを一般用医薬品だけで扱い続けません。販売時には経過と治療中の疾患を確認します。

デキストロメトルファンは延髄のせき中枢に働く非麻薬性の鎮咳成分です。麻薬性のコデイン類では依存性、呼吸抑制、12歳未満への使用禁止が重要になります。去痰成分のブロムヘキシンやカルボシステインは、痰の性状や排出に関わる仕組みを持ち、せきを止めることと区別します。

口腔・咽喉薬のトローチは、口の中で少しずつ溶かして働かせます。噛み砕いてすぐ飲み込むと、目的の部位へ十分に働きません。声がれ、強い痛み、息苦しさなど経過や重さも確認して受診につなげます。

鎮咳・去痰と局所の咽喉薬

鎮咳・去痰と局所の咽喉薬の図解。左に「コデイン類」を含む一般用医薬品の箱、右に「12歳未満」の小児を配置し、中央を赤い禁止線で仕切る。薬箱から小児へ向かう矢印は描かない。
覚えること:12歳未満:コデイン類の一般用医薬品不可

せきは気道の異物を排出する反射です。中枢性鎮咳成分は延髄の咳嗽中枢に働き、気管支拡張成分は気管支を広げ、去痰成分は痰の粘りや排出を改善します。コデインリン酸塩水和物・ジヒドロコデインリン酸塩(コデイン類)は依存性があり、胃腸の運動を低下させて便秘を起こすことがあります。

コデイン類を含む一般用医薬品は12歳未満の小児に使用せず、授乳中の人は服用しないか授乳を避けます(乳児のモルヒネ中毒の報告)。鎮咳成分と去痰成分を一緒に含む製品やかぜ薬との成分重複にも注意します。呼吸困難、血痰、発熱を伴う長引くせきは単なるかぜと決めつけません。

試験に出る

  • 鎮咳成分と去痰成分の働きの違い。せきを止めるのか痰の排出を助けるのかを分ける問題です。
  • デキストロメトルファンは非麻薬性の中枢性鎮咳成分。コデイン類は12歳未満に使用しないこと、依存性・便秘・授乳中の注意が問われます。
  • ブロムヘキシンやカルボシステインなど、去痰成分の働き。
  • トローチは口の中で徐々に溶かす用法で、噛み砕くと十分に働かないこと。
  • 長引くせきや息苦しさを市販薬だけで扱わず、受診につなげる判断。

重要な言葉

鎮咳薬
せき中枢などに働いてせきを抑える薬。
去痰薬
痰を出しやすくする薬。せきを止める働きとは異なる。
トローチ
口の中でゆっくり溶かして使う口腔・咽喉薬。
コデイン類
コデインリン酸塩水和物とジヒドロコデインリン酸塩。麻薬性鎮咳成分で依存性があり、12歳未満の小児には使用しない。

確認問題

確かめよう去痰はせき反射を止めることと同じ?

違います。痰の排出を助ける働きです。

去痰薬はせき反射を止めて、せきを抑える薬である。

トローチは噛み砕いてすぐ飲み込むと、目的の部位へ十分に作用しない。

コデインリン酸塩水和物を含む一般用医薬品は、12歳未満の小児に使用しない。

せき中枢に作用する鎮咳成分は?

トローチの正しい使い方は?

コデイン類を含む一般用医薬品を使用しない年齢は?

せきを抑えることと、を出しやすくすることは別の働きです。症状の性質を確かめて成分を学びます。

はせきに関わる仕組みに働き、は痰を出しやすくします。同じ「せきの薬」に両方が含まれることもあります。

せきは異物や分泌物を出すでもあります。成分ごとの働く場所、年齢制限、眠気などの注意、使用期間を対応させます。

長引くせきや息苦しさを一般用医薬品だけで扱い続けません。販売時にはと治療中の疾患を確認します。

デキストロメトルファンは延髄のに働く非麻薬性の鎮咳成分です。麻薬性のコデイン類では依存性、呼吸抑制、12歳未満への使用禁止が重要になります。のブロムヘキシンやカルボシステインは、痰の性状や排出に関わる仕組みを持ち、せきを止めることと区別します。

口腔・咽喉薬のは、口の中で少しずつ溶かして働かせます。噛み砕いてすぐ飲み込むと、目的の部位へ十分に働きません。声がれ、強い痛み、息苦しさなど経過や重さも確認してにつなげます。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

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