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登録販売者試験 · 学習ガイド

皮膚・歯・口中の薬

皮膚・歯・口中の薬とは

皮膚・歯・口中の薬とは、水虫などに使う抗真菌薬、炎症を抑えるステロイド成分、痛みをやわらげる局所麻酔成分、歯痛薬や口内炎の薬などのまとまりです。使用部位・範囲・期間を守り、症状の緩和と原因への治療は別と考えます。

エルくんが添付文書の効能・効果と使用部位を丸で囲み、作用と使える部位を製品ごとに照合する図。
局所麻酔成分は痛み等の感覚を和らげますが、原因となる感染を治す作用と同じではありません。殺菌消毒成分も、どこへ使えるかが製品で決まります。

皮膚や口に使う薬でも、炎症を抑える、痛みをやわらげる、微生物に働くという目的は違います。

皮膚・歯・口中の薬
分類・成分働きと注意
抗炎症炎症やかゆみを抑える。ステロイドは水痘・みずむし・化膿部位に使わない
抗真菌水虫など真菌への作用
殺菌消毒細菌等への作用。使用部位を守る
局所麻酔痛みを一時的に和らげる
角質軟化・発毛等適応部位・期間が異なる

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央に歯を1本大きく描き、左の「局所麻酔作用」から「痛み」へ矢印を向ける。右の「むし歯の原因」とは縦線で仕切り、原因へ向かう矢印は描かず、歯痛薬では取り除けないことを示す。
覚えること:歯痛薬は痛みを一時的にやわらげるだけ

局所麻酔成分は痛みなどの感覚をやわらげますが、原因となる感染を治す作用とは同じではありません。殺菌消毒成分も、どこへ使えるかが製品で決まります。

外用剤は使用部位、皮膚の状態、塗る範囲、使用期間を確認します。目や粘膜へ使えないものを、皮膚用だからと転用しないようにします。

ステロイド成分などは、適応しない症状へ使うと悪化することがあります。症状名を自己診断して使い分けるのではなく、表示と相談事項を確認します。

水虫用薬の抗真菌成分は真菌に働き、炎症を抑えるステロイド成分とは目的が違います。皮膚のかゆみだけで水虫と断定できず、適さない部位や広い範囲に自己判断で使用しません。にきび、角質の軟化、毛髪に使う薬も、薬効と使用部位を分けます。

歯痛薬の局所麻酔作用は痛みを一時的にやわらげるもので、むし歯の原因を取り除く治療ではありません。口内炎の薬も原因や使用期間を確認し、治らない傷や続く痛みを漫然と薬だけで覆い隠さないようにします。

皮膚・歯・口中の成分を目的で分ける

皮膚・歯・口中の成分を目的で分けるの図解。画面を縦線で左右に分け、左に「湿潤した患部→軟膏」、右に「厚い角質→液剤」を並べる。どちらも患部の状態から適する剤形へ矢印を向ける。
覚えること:抗真菌薬は湿潤に軟膏、厚い角質に液剤

皮膚薬は抗炎症、抗ヒスタミン、局所麻酔、殺菌消毒、抗真菌、角質軟化などの成分を目的で分けます。ステロイド性抗炎症成分は免疫機能を低下させるため、水痘、みずむし・たむし、化膿している患部には使用を避けます。コルチゾンに換算して1g又は1mL中0.025mgを超える製品は、特に長期連用を避けます。

抗真菌薬の剤形は、じゅくじゅくと湿潤した患部には軟膏、皮膚が厚く角質化した部分には液剤が適するとされます。歯痛は歯科診療が優先で、歯痛薬は受診が難しいときの一時的な対処にとどめます。口内炎は通常1〜2週間で自然に治るため、長引く場合や再発を繰り返す場合は受診につなげます。

試験に出る

  • 抗真菌成分(水虫用薬)とステロイド成分の目的の違い。
  • 局所麻酔成分は痛みをやわらげるだけで、感染を治す作用ではないこと。
  • 外用剤の使用部位・塗布範囲・使用期間の確認と、目や粘膜への転用の危険。
  • ステロイド性抗炎症成分は水痘・みずむし・たむし・化膿している患部に使用を避け、0.025mg/g超の製品は長期連用を避けること。
  • 歯痛薬は痛みを一時的にやわらげるだけで、原因の治療ではないこと。

重要な言葉

抗真菌薬
真菌に作用して水虫などを治す薬。
局所麻酔薬
痛みなどの感覚をやわらげる薬。原因を治す作用とは異なる。
ステロイド外用薬
炎症を抑える薬。適応しない症状に使うと悪化することがある。

確認問題

確かめよう痛みが一時的に軽くなれば原因も必ず治った?

いいえ。症状緩和と原因への作用は別です。

皮膚のかゆみだけで、水虫と断定できる。

局所麻酔成分は、痛みなどの感覚をやわらげる。

ステロイド性抗炎症成分は、みずむし・たむしの患部に使うと悪化させるおそれがある。

水虫用薬に含まれる、真菌に作用する成分は?

歯痛薬について正しいものは?

皮膚や口に使う薬でも、炎症を抑える、痛みをやわらげる、に働くという目的は違います。

は痛みなどの感覚をやわらげますが、原因となる感染を治す作用とは同じではありません。も、どこへ使えるかが製品で決まります。

は使用部位、皮膚の状態、塗る範囲、使用期間を確認します。目やへ使えないものを、皮膚用だからと転用しないようにします。

ステロイド成分などは、適応しない症状へ使うとすることがあります。症状名をして使い分けるのではなく、表示と相談事項を確認します。

水虫用薬のは真菌に働き、炎症を抑えるステロイド成分とは目的が違います。皮膚のだけで水虫と断定できず、適さない部位や広い範囲に自己判断で使用しません。にきび、角質の軟化、毛髪に使う薬も、薬効と使用部位を分けます。

の局所麻酔作用は痛みを一時的にやわらげるもので、の原因を取り除く治療ではありません。口内炎の薬も原因や使用期間を確認し、治らない傷や続く痛みを漫然と薬だけで覆い隠さないようにします。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

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