変流器とは
変流器は、主回路の大きな電流を計器や保護継電器が扱える電流へ変換する機器です。二次定格電流は5Aが標準です。

大きな主回路電流を計測や保護で扱える電流へ変えるのが変流器CTです。主回路の値と計器へ渡す値を区別すると、倍率の問題を解きやすくなります。
| 機器・条件 | 役割・判断 |
|---|---|
| CT変流比 | 一次定格電流/二次定格電流(5A) |
| 一次電流 | 二次指示値×変流比 |
| CT二次開放 | 通電中は危険な高電圧のおそれ |
| VT二次短絡 | 過大電流のおそれ |
基本の仕組み

変流比200/5AのCTで二次電流が3Aなら、一次電流は3×(200÷5)=120Aです。分数の上下を逆にしないよう、二次から一次へ戻すと値が大きくなることも確認します。
CTは主回路の電流に対応する信号を電流計や保護継電器へ渡します。一次側に電流が流れる状態での二次側開放は危険な電圧を生じるおそれがあり、特に重要な取扱条件です。
電流計を外すことを、普通の器具をコンセントから抜く感覚で考えてはいけません。CT二次回路には専用の管理手順が必要です。
CTの変流比と二次開放

CTは主回路を流れる一次電流を、二次定格5Aを基準とする電流へ変換して計器・保護継電器へ渡します。200/5AのCTなら変流比40で、二次3Aは一次120Aに相当します。定格電流比と測定値を混ぜないようにします。
一次通電中にCT二次を開放すると、二次側に危険な高電圧が生じ得ます。計器交換時などは専用端子で二次を短絡する手順が必要です。VT側の二次短絡とCT側の二次開放は異なる危険として整理します。
試験に出る
- CTは主回路の大電流を扱いやすい電流に変換する。
- 変流比を使い、二次の値に倍率を掛けて一次の値を求める。
- 二次側開放は危険で、専用の管理手順が必要。
- CTは電流、VTは電圧を扱う。
- 主回路の値と計器へ渡す値を区別する。
- CTの二次定格電流は5Aが標準。
- 通電中に計器を外すときはCT二次側を短絡してから外す。
重要な言葉
- 変流器
- 主回路の電流を計器用の電流に変換する機器。CT。
- 変流比
- CTで一次電流と二次電流の比。
- 二次側開放
- CTの二次回路を開放した状態。危険な高電圧を生じるおそれがある。
確認問題
確かめよう変流比100/5Aで二次2Aなら一次は?
40A。倍率20を掛けます。
CTの二次回路を一次側に電流が流れている状態で開放すると、危険な電圧を生じるおそれがある。
変流比100/5AのCTで二次電流2Aのとき、一次電流は10Aである。
変流比200/5AのCTで二次電流が3Aのとき、一次電流は?
大きな主回路電流を計測や保護で扱える電流へ変えるのがCTです。主回路の値と計器へ渡す値を区別すると、の問題を解きやすくなります。
変流比200/5AのCTで二次電流が3Aなら、一次電流は3×(200÷5)=です。分数の上下を逆にしないよう、二次から一次へ戻すと値がなることも確認します。
CTは主回路の電流に対応する信号をや保護継電器へ渡します。一次側に電流が流れる状態でのは危険な電圧を生じるおそれがあり、特に重要な取扱条件です。
電流計を外すことを、普通の器具をコンセントから抜く感覚で考えてはいけません。CTには専用のが必要です。
出典・参考資料
試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。
- 電気技術者試験センター:第一種 ↗
- 電気技術者試験センター:第二種 ↗
- 学科問題・解答と使用条件 ↗
- 電気技術者試験センター:第一種の学科出題範囲・受電設備の範囲 ↗
- 経済産業省:電気設備の技術基準の解釈 ↗(第17条・第24条(B種接地)、第37条(避雷器))
- JIS C 4620 キュービクル式高圧受電設備 ↗(適用範囲(CB形4000kVA以下、PF・S形300kVA以下))
編集:Pinternet Works · 更新日:
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