断路器とは
断路器は、無負荷の電路を切り離すための開閉器で、負荷電流や事故電流の遮断は担当しません。

断路器は、回路を電気的に切り離すための機器です。名称が似る遮断器と区別するには、負荷電流や事故電流を切る能力を担当しているかを考えます。
| 機器・条件 | 役割・判断 |
|---|---|
| DS | 無負荷で電路を切離し |
| CB | 負荷・事故電流を定格内で遮断 |
| 開放順序 | CB等で遮断→DSで切離し |
| 投入順序 | DSを閉じる→CBを投入 |
基本の仕組み

点検する設備を電源から切り離す場面では、まず適切な機器で電流を遮断した状態を管理します。断路器は、その切離しの役割として単線結線図上で確認します。
一般に断路器は負荷電流の開閉を目的とする機器ではありません。回路の分離と電流の遮断を別の機能として読むと、正しい機器選択につながります。
接点が開く外観をしているから、どの開閉機器でも同じ事故を切れるという理解は誤りです。機器の名称と定格、使用目的を照合します。
無負荷で切り離す手順

DSは点検時などに電路を確実に切り離す機器で、通常の負荷電流や短絡電流を遮断する目的には使いません。遮断器などで電流を切ってからDSを開く順序が基本です。投入時は所定の安全確認後、DSを閉じてから遮断器を投入します。
DSとCBが直列でも両方とも同じ「スイッチ」ではありません。単線図で電流を切る装置、切り離しを明確にする装置、事故を検出する装置を別々に選びます。現場の操作は設備の手順書と保安規程に従います。
試験に出る
- 断路器は電路の切離しを担い、負荷電流・事故電流の遮断はしない。
- 点検時は先に適切な機器で電流を遮断する。
- 断路器と遮断器を名称で混同しない。
- 機器の名称・定格・使用目的を照合する。
- 短絡電流の遮断は適切な保護機器が担う。
- 停電操作は遮断器(CB)を開いてから断路器(DS)を開き、送電はDSを閉じてからCBを投入する。
- 避雷器(LA)の回路にもDSを直列に入れ、点検・交換時に切り離す。
重要な言葉
- 断路器
- 無負荷の電路を切り離すための開閉器。
- 負荷電流
- 負荷が正常に動作しているときに流れる電流。
- 無負荷
- 負荷に電流が流れていない状態。
確認問題
確かめよう断路器を遮断器の代わりにして短絡電流を切れる?
いいえ。機能が違い、事故電流の遮断は適切な保護機器が担います。
断路器は負荷電流や事故電流を遮断する能力を持つ。
点検時は、適切な機器で電流を遮断してから断路器で切り離す。
停電操作では、断路器(DS)を先に開いてから遮断器(CB)を開く。
断路器の主な役割は?
は、回路を電気的に切り離すための機器です。名称が似ると区別するには、負荷電流や事故電流を切る能力を担当しているかを考えます。
点検する設備を電源から切り離す場面では、まず適切な機器でを遮断した状態を管理します。断路器は、そのの役割として単線結線図上で確認します。
一般に断路器はの開閉を目的とする機器ではありません。回路の分離と電流のを別の機能として読むと、正しい機器選択につながります。
接点が開く外観をしているから、どの開閉機器でも同じ事故を切れるという理解は誤りです。機器のと、使用目的を照合します。
出典・参考資料
試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。
- 電気技術者試験センター:第一種 ↗
- 電気技術者試験センター:第二種 ↗
- 学科問題・解答と使用条件 ↗
- 電気技術者試験センター:第一種の学科出題範囲・受電設備の範囲 ↗
- 経済産業省:電気設備の技術基準の解釈 ↗(第17条・第24条(B種接地)、第37条(避雷器))
- JIS C 4620 キュービクル式高圧受電設備 ↗(適用範囲(CB形4000kVA以下、PF・S形300kVA以下))
編集:Pinternet Works · 更新日:
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