保護継電器とは
保護継電器は、異常を検知して遮断器などへ動作を指令する機器で、電流の遮断は担いません。

保護継電器は異常を検知し、遮断器などへ動作を指令する機器です。異常を見つけることと、大きな電流を実際に切ることを分業していると考えます。
| 機器・条件 | 役割・判断 |
|---|---|
| 検出 | CT・VT・ZCT等 |
| 判定 | 継電器の整定値・時間 |
| 遮断 | CB・保護付き開閉器等 |
| OCR/GR/DGR | 過電流/地絡/方向性地絡 |
基本の仕組み

CTから電流の情報を受けた過電流継電器が、設定された整定値に達したと判断して遮断器へ指令する流れを描きます。情報の流れと主回路の電力の流れは別です。
継電器は測定量・整定値・時間特性などに基づいて動作します。保護したい設備と他の保護装置との協調を考えて、適切な検知条件を設けます。
継電器そのものにすべての主回路電流が流れ、それを直接切ると解釈しないようにします。検知回路と遮断機構の役割を区別します。
検出・判定・遮断の三段階

継電器はCT・VT・ZCT等からの量を測り、整定値と時間条件に合えば遮断器や開閉器へ動作指令を出します。OCRは過電流、GRは地絡電流、DGRは地絡の方向も判別する装置です。計測した量と遮断する装置の組を読みます。
事故電流が大きければ必ず上位の継電器だけを最速動作させるわけではありません。下位で故障箇所を先に切り、失敗したら上位で切るように電流・時間の整定を調整します。
試験に出る
- 保護継電器は異常の検知と遮断指令を担う。
- 実際の電流遮断は遮断器が行う。
- 測定量・整定値・時間特性で動作が決まる。
- 保護装置どうしの協調を考える。
- 検知回路と遮断機構を区別する。
重要な言葉
- 保護継電器
- 異常を検知して遮断器へ動作を指令する機器。
- 過電流継電器
- 電流の大きさに基づいて動作する保護継電器。
- 遮断指令
- 遮断器へ動作を指示する信号。
確認問題
確かめよう継電器が異常を検知しても遮断器が動かなければ保護は完了?
いいえ。検知から実際の遮断までの連携が必要です。
保護継電器は、異常を検知して遮断器へ遮断を指令する。
保護継電器は、主回路の大電流を直接遮断する装置である。
保護継電器の役割として適切なものは?
は異常をし、遮断器などへ動作を指令する機器です。異常を見つけることと、大きな電流を実際に切ることを分業していると考えます。
から電流の情報を受けた過電流継電器が、設定されたに達したと判断して遮断器へ指令する流れを描きます。情報の流れと主回路の電力の流れは別です。
継電器は・整定値・などに基づいて動作します。保護したい設備と他の保護装置との協調を考えて、適切な検知条件を設けます。
継電器そのものにすべての主回路電流が流れ、それを直接切ると解釈しないようにします。との役割を区別します。
出典・参考資料
試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。
- 電気技術者試験センター:第一種 ↗
- 電気技術者試験センター:第二種 ↗
- 学科問題・解答と使用条件 ↗
- 電気技術者試験センター:第一種の学科出題範囲・受電設備の範囲 ↗
- 経済産業省:電気設備の技術基準の解釈 ↗(第17条・第24条(B種接地)、第37条(避雷器))
- JIS C 4620 キュービクル式高圧受電設備 ↗(適用範囲(CB形4000kVA以下、PF・S形300kVA以下))
編集:Pinternet Works · 更新日:
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