計器用変圧器とは
計器用変圧器は、主回路の高い電圧を計器や保護継電器が扱える電圧へ変換する機器です。6.6kV回路では一次6600V・二次110Vが標準です。

高い電圧をそのまま計器へ入力する代わりに、計器が扱える電圧へ変換するのが計器用変圧器VTです。負荷へ大きな電力を送る変圧器とは、使う目的が違います。
| 機器・条件 | 役割・判断 |
|---|---|
| VT | 6600Vを110Vに変成し電圧計・継電器へ |
| CT | 一次電流を5Aに変成し電流計・継電器へ |
| VCT | VT+CTを一体化し取引用電力量計へ |
基本の仕組み

6.6kV回路のVTは一次6600V・二次110Vが標準で、変成比は60です。二次電圧が110Vなら一次は6600Vです。計器の値だけでなく変成比も読んで、元の電圧へ戻します。
VTは主回路の電圧を計測・保護に利用できるように伝えます。主回路側と計測側の量を対応させ、どちらの値を問われているかを確認します。
VTとCTを単に似た小型変圧器として覚えると、電圧と電流の変換を取り違えます。VTはVoltage、電圧側の情報を扱うものと結び付けます。
VT・VCTの役割

VTは高圧の電圧を計器・継電器が扱える110Vへ変えます。一次電圧は二次の指示値に変成比を掛けて求めます。VTの一次側には限流ヒューズを付け、VT内部の事故が主回路へ波及するのを防ぎます。二次側電路にはD種接地工事を施します。
VCTはVTとCTを一体化した電力需給用計器用変成器で、取引用電力量計へ電圧・電流を供給します。公式例題は写真を示してVCTと高圧交流負荷開閉器・三相変圧器・直列リアクトルを区別させます。VTだけでは主回路電流を測れません。
試験に出る
- VTは主回路の高電圧を計器が扱える電圧に変換する。
- 変成比を使って二次の値を一次の値へ戻す。
- VTは電圧、CTは電流を扱う。
- 負荷へ電力を送る変圧器とは目的が異なる。
- 計器の値と主回路の値を区別する。
- VTの定格は一次6600V・二次110V(変成比60)。
- VTの一次側には限流ヒューズを付け、VT・CTの二次側電路にはD種接地工事を施す。
- VTの二次側は短絡させない。
重要な言葉
- 計器用変圧器
- 主回路の高電圧を計器用の電圧に変換する機器。VT。
- 変成比
- VTで一次電圧と二次電圧の比。
- 電圧測定
- 電圧の大きさを計器で測ること。
確認問題
確かめよう二次側110Vの表示だけで一次側も110Vと判断できる?
いいえ。VTの変成比を使って元の値を求めます。
計器用変圧器(VT)は、主回路の電圧を計器が扱える値に変換する。
VTとCTはどちらも同じ量を変換する機器である。
定格6600V/110V(変成比60)のVTで二次電圧が110Vのとき、一次電圧は?
高い電圧をそのまま計器へ入力する代わりに、計器が扱える電圧へ変換するのがVTです。負荷へ大きな電力を送る変圧器とは、使うが違います。
6.6kV回路のVTは一次6600V・二次110Vが標準で、変成比は60です。二次電圧が110Vなら一次はです。計器の値だけでなくも読んで、元の電圧へ戻します。
VTは主回路の電圧を・保護に利用できるように伝えます。主回路側と計測側の量を対応させ、どちらの値を問われているかを確認します。
VTとを単に似た小型変圧器として覚えると、電圧と電流の変換を取り違えます。VTは、電圧側の情報を扱うものと結び付けます。
出典・参考資料
試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。
- 電気技術者試験センター:第一種 ↗
- 電気技術者試験センター:第二種 ↗
- 学科問題・解答と使用条件 ↗
- 電気技術者試験センター:第一種の学科出題範囲・受電設備の範囲 ↗
- 経済産業省:電気設備の技術基準の解釈 ↗(第17条・第24条(B種接地)、第37条(避雷器))
- JIS C 4620 キュービクル式高圧受電設備 ↗(適用範囲(CB形4000kVA以下、PF・S形300kVA以下))
編集:Pinternet Works · 更新日:
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