本文へ移動

電気工事士試験 · 学習ガイド

竣工検査の手順(頻出)

竣工検査とは

竣工検査とは、完成した設備が図面や施工条件と一致し、電気的な安全性と機能を満たすかを手順に沿って確認する検査です。

検査で設計と実物を照合。設計図と完成した分電盤の二つを、確認カードに向かう矢印で結ぶ。
完成した設備を設計や施工条件と照合し、外観・測定・動作を分けて確認します。外観だけでは分からない状態を測定で補います。

工事が終わった設備は、見た目が整っていてもすぐ使用できるとは限りません。竣工検査では、図面や施工条件との一致と、電気的な安全性・機能を順に確かめます。

竣工検査の手順(頻出)
段階主な確認内容
①目視点検材料・施工方法・接続・表示を図面と照合
②絶縁抵抗測定電圧区分ごとの基準値(0.1/0.2/0.4MΩ)
③接地抵抗測定接地種別と0.5秒遮断の条件で判定
④導通試験配線の断線・接続先の誤り
⑤通電試験電圧・極性・相順・保護装置・負荷の動作
記録回路・条件・値・基準・判定・日時

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央に器具を大きく描き、左側に図面どおりの外観、右側に端子から外れた接地線を拡大して並べる。左右を細い仕切りで分け、外観から接続箇所へ向かう矢印で、別々に確認することを示す。
覚えること:外観と接続を分けて確認

器具の種類は図面どおりでも、接地線が接続されていないという例を考えます。外観と接続の確認、導通、絶縁、接地、必要な機能試験を分けると見落としを減らせます。

各検査は対象と前提条件が異なります。停電状態で行う確認と、通電が必要な機能確認を混同せず、計画された手順と安全管理の下で結果を記録します。

点検・停電測定・通電確認の順序

点検・停電測定・通電確認の順序の図解。中央に5工程を上から縦に並べ、下向きの矢印で順につなぐ。絶縁抵抗測定から導通試験までの3工程を停電中の帯で囲み、仕切りの下に最後の通電試験を置く。
覚えること:目視→停電で測定・導通→通電

竣工検査は一般に、目視点検→絶縁抵抗測定→接地抵抗測定→導通試験→通電試験(試送電)の順に行います。目視点検で施工方法・器具・表示を図面と照合し、停電のまま測定と導通試験を済ませ、最後に通電して電圧・極性・相順・機器の動作を確かめます。

絶縁抵抗は電圧区分ごとの基準、接地抵抗は接地種別と例外条件、漏電遮断器は感度・動作時間を判定します。各結果に対象回路、測定条件、測定値、基準、判定、日時を残すと再検査できる記録になります。

照明が点灯しても接地がつながらない、遮断器が動いても絶縁が低い、といった不具合は残り得ます。個々の試験が何を証明するかを分け、すべての必要な検査を終えてから使用開始します。

確認

確認の図解。左の電源スイッチから中央の「通常運転」へ矢印を引く。同じ機器の内側に点線枠で「絶縁不良」「保護機能の不備」が残る可能性を示し、「通常運転→合格」の矢印は×印で遮る。
覚えること:動いても絶縁・保護の不備は残り得る

「最後に電源を入れて動けば合格」は誤りです。絶縁不良や保護機能の不備は、通常運転できていても残ることがあります。

試験に出る

  • 竣工検査の一般的な順序は、目視点検→絶縁抵抗測定→接地抵抗測定→導通試験→通電試験(試送電)。
  • 絶縁・接地・導通は停電状態で行い、通電試験で電圧・極性・相順・機器の動作を確かめる。
  • 「動けば合格」ではなく、絶縁不良や保護機能の不備が残る点に注意します。
  • 記録には測定値だけでなく、対象回路・条件・日時・判定を残します。
  • 測定器の試験電圧を電子機器へ不用意に加えないよう、回路を切り分けて測る。

重要な言葉

竣工検査
完成した設備の安全性と機能を確認する検査。
外観検査
器具の取付けや接続状態を目で確認する検査。
試験記録
測定値と対象回路・条件・日時・判定を残した記録。

確認問題

確かめよう検査記録に測定値だけあれば十分?

いいえ。対象回路、条件、日時、判定もあって初めて再確認や比較に使えます。

電源を入れて機器が動けば、竣工検査は合格としてよい。

検査記録は測定値だけでなく、対象回路や条件、判定も残す。

竣工検査は、通電試験を行ってから絶縁抵抗測定を行うのが一般的な順序である。

竣工検査で確認する内容は?

検査記録に残すべきものは?

一般用電気工作物の竣工検査の一般的な順序として正しいものは?

工事が終わった設備は、見た目が整っていてもすぐ使用できるとは限りません。では、図面や施工条件との一致と、・機能を順に確かめます。

器具の種類は図面どおりでも、が接続されていないという例を考えます。外観と接続の確認、導通、絶縁、接地、必要なを分けると見落としを減らせます。

各検査は対象とが異なります。停電状態で行う確認と、通電が必要なを混同せず、計画された手順と安全管理の下で結果を記録します。

「最後にを入れて動けば合格」は誤りです。や保護機能の不備は、通常運転できていても残ることがあります。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

教材の編集方針・訂正について