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電気工事士試験 · 学習ガイド

電気機器・材料・工具

器具・ケーブル・配管・工具・測定器を、形と役割の両方から見分けます。「何に使うか」を説明してから写真や表示を選べるようにします。

仕組みを理解する

開閉器・遮断器

開閉器とは、回路を接続したり切り離したりする機器の総称です。操作する機能と、過負荷や短絡を保護する機能は分けて考えます。

遮断器が回路を守る。正常時の閉じたスイッチと異常電流時の開いたスイッチの二場面。
過電流遮断器は過大な電流を検知して回路を遮断します。通常時と異常時で接点の状態が変わることが保護の基本です。

開閉器は回路をつないだり切り離したりする機器の総称です。器具を操作するための開閉なのか、点検で切り離すためなのかで、必要な性能は変わります。

開閉器・遮断器
器具・材料主な用途・区別
開閉器通常の回路開閉
配線用遮断器過負荷・短絡の保護
漏電遮断器地絡の検知・遮断。過電流兼用かを確認
電磁開閉器電動機等の遠隔開閉と過負荷保護
開閉器・遮断器
器具・条件要点
配線用遮断器 2極1素子(2P1E)100V回路用。素子のない極(N表示)を接地側電線に接続
配線用遮断器 2極2素子(2P2E)200V回路は両極が非接地側のため両極に素子が必要
配線用遮断器の動作(定格30A以下)定格電流の1.25倍で60分以内、2倍で2分以内に動作
高感度高速形漏電遮断器定格感度電流30mA以下、動作時間0.1秒以下
開閉器・遮断器
三相誘導電動機要点
同期速度Ns=120f/p〔min⁻¹〕(f:周波数〔Hz〕、p:極数)
周波数の影響60Hzから50Hzになると回転速度は下がる(4極で1800→1500min⁻¹)
回転方向の逆転三相3本の結線のうち任意の2本を入れ替える
始動電流じか入れ始動で全負荷電流の4〜8倍程度
スターデルタ始動始動時はY結線で始動電流を約1/3に抑え、運転時にΔ結線へ切り替える
進相コンデンサ電動機と並列に接続して力率を改善する

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央の縦線で区切り、左に照明の操作スイッチ、右に受電設備の断路器を並べ、双方の接点を拡大して見せる。下段には電圧・電流・操作条件を左右別々の枠に置き、想定する条件が異なることを示す。
覚えること:接点は共通、電圧・電流・操作条件は別

照明の操作スイッチと受電設備の断路器を比べると、どちらも接点を持ちますが想定する電圧・電流・操作条件が異なります。写真の外形から名称を選んだ後、用途まで説明します。

定格電圧や定格電流、開閉できる負荷の種類は、機器を使用できる条件を表します。負荷の性質によって開閉時の負担が異なるため、電流の数値だけでは決まりません。

開閉と保護を分ける

開閉と保護を分けるの図解。正方形を縦線で左・中央・右の3区画に分け、左から開閉器、配線用遮断器、漏電遮断器を並べる。各器具の下に役割を下向き矢印で示し、右区画には「過電流保護の兼用は器具の表示で確認」と小さく添える。
覚えること:漏電遮断器の過電流保護は表示確認

点滅器や開閉器は通常の開閉、配線用遮断器は過負荷・短絡時の回路保護、漏電遮断器は地絡電流の検知と遮断を担います。漏電遮断器には過電流保護を兼ねる型と兼ねない型があるため、器具の表示を確認します。断路器は主に無負荷状態で回路を切り離す機器で、負荷電流や短絡電流を遮断する目的の遮断器と同一視しません。

電磁開閉器は電磁接触器と熱動継電器を組み合わせ、電動機の遠隔開閉や過負荷保護に使います。熱動継電器だけで短絡を遮断するわけではなく、上位の過電流保護装置も必要です。定格電流、遮断容量、定格感度電流はそれぞれ異なる性能を表します。

写真鑑別では銘板・端子数・テストボタン・用途表示を手掛かりに、「手で切る」「過電流を切る」「漏れを検知する」「遠隔操作する」のどれかを先に判定します。

確認

確認の図解。中央を縦線で仕切り、左に開閉器の操作部、右に保護機能を別枠で描く。左はレバーを動かす矢印、右は「過負荷・短絡」から「自動遮断」への矢印を置き、左右は矢印で結ばない。
覚えること:開閉器に保護機能があるとは限らない

すべての開閉器に過負荷や短絡を自動検知して遮断する機能があるわけではありません。操作する機能と保護する機能を区別します。

試験に出る

  • 開閉器の用途(操作・点検時の切り離し)を問う問題。
  • 定格電圧・定格電流・開閉できる負荷の種類の意味。
  • すべての開閉器が保護機能をもつわけではないことの正誤問題。
  • 操作する機能と保護する機能の区別。
  • 写真の外形から名称を選び、用途まで説明する問題。
  • 開閉器・配線用遮断器・漏電遮断器
  • 電磁開閉器と熱動継電器
  • 定格と写真の見方
  • 100V回路は2極1素子、200V回路は2極2素子の配線用遮断器を選ぶこと。
  • 三相誘導電動機の同期速度120f/p、逆転方法、スターデルタ始動の目的。

重要な言葉

開閉器
回路をつないだり切り離したりする機器の総称。
定格電圧
機器を使用できる電圧の条件。
定格電流
機器を使用できる電流の条件。
断路器
点検時などに回路を切り離すための機器。
配線用遮断器
過負荷や短絡のときに自動で回路を切る遮断器。手動の開閉もできる。
漏電遮断器
地絡電流を検知して回路を自動で遮断する遮断器。
スターデルタ始動
始動時はY結線、運転時はΔ結線に切り替えて始動電流を抑える方法。

確認問題

確かめよう手動でOFFにできる器具なら過電流保護もある?

いいえ。保護機能の有無は別に確認します。

手動でOFFにできる開閉器なら、過電流保護機能も必ず備わっている。

定格電圧や定格電流は、機器を使用できる条件を表す。

200V回路の配線用遮断器には、2極1素子のものを使ってよい。

三相誘導電動機は、三相3本の結線のうち2本を入れ替えると逆回転する。

開閉器の定格で示される条件に含まれないものは?

開閉器の「操作する機能」と「保護する機能」の関係は?

周波数60Hz・4極の三相誘導電動機の同期速度〔min⁻¹〕は?

は回路をつないだり切り離したりする機器の総称です。器具を操作するための開閉なのか、点検で切り離すためなのかで、必要なは変わります。

照明の操作スイッチと受電設備のを比べると、どちらも接点を持ちますが想定する電圧・電流・が異なります。写真の外形から名称を選んだ後、用途まで説明します。

や定格電流、開閉できる負荷の種類は、機器を使用できる条件を表します。によって開閉時の負担が異なるため、電流の数値だけでは決まりません。

すべての開閉器にや短絡を自動検知して遮断する機能があるわけではありません。操作する機能とを区別します。

配線器具

配線器具とは、スイッチやコンセントなど、配線と負荷をつなぎ操作や接続を担う器具の総称です。定格や接地極の有無で使える条件が分かれます。

配線器具の役割。壁スイッチとコンセントを大きく左右対比。
スイッチは回路を開閉し、コンセントは機器を接続する場所になります。見た目だけでなく、回路の中の役割を対応させます。

壁のスイッチは電流を開閉し、コンセントは機器を電源へ接続します。写真鑑別では形の名前を当てるだけでなく、その器具が回路のどの役割を担うかを考えます。

配線器具
器具・材料主な用途・区別
自動点滅器周囲の明るさで街路灯等を開閉
人感センサー人の接近・動きで開閉
調光器照明の明るさを調節
進相コンデンサ交流負荷の力率改善
配線器具
器具・表示見分け方・用途
パイロットランプ(常時点灯)スイッチの入切に関係なく常に点灯
パイロットランプ(同時点滅)負荷と同時に点灯。負荷と並列に接続
パイロットランプ(異時点滅)負荷が消えているときに点灯。スイッチと並列に接続
15A125Vコンセント縦の刃受2つが平行に並ぶ
20A125Vコンセント一方の刃受がL字形(15A用プラグも差せる兼用形がある)
15A250Vコンセント刃受が2つとも横向き(タンデム形)
20A250VコンセントL字形と横向きの刃受
接地極付・抜止形・引掛形接地極の穴、回して抜けを防ぐ刃受、円弧状の刃受で区別

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。横長の廊下の両端にスイッチを1つずつ、中央上に照明を1つ置く。各スイッチから照明へ「操作」を示す矢印を向け、配線図に見えないよう電線は描かない。
覚えること:3路スイッチは二か所からの操作に用いる

廊下の両端で一つの照明を操作する場面と、一か所だけで操作する場面では、必要なスイッチの働きが違います。3路スイッチは二か所からの操作に用いる器具として結び付けます。

器具は定格電圧・定格電流・極数・接地極の有無などで使える条件が分かれます。外観が似ていても表示の違いを読み取れば、選択肢を区別できます。

用途が似た器具を区別する

用途が似た器具を区別するの図解。中央の縦線で左右を分け、左は点滅器から照明へ矢印を引いてON/OFFを示す。右は調光器のつまみから照明へ矢印を引き、明るさの変化を示す。
覚えること:点滅器はON/OFF、調光器は明るさ調節

点滅器は照明のON/OFF、調光器は明るさの調節、自動点滅器は周囲の明るさによる自動開閉、人感センサーは人の接近・動きによる開閉です。力率改善用コンデンサは無効電力を補償する機器で、照明を点滅させません。自動点滅器の写真に、この四つの用途を選択肢として並べる出題があります。

コンセントは定格電圧・電流、接地極、抜止め・引掛け等の形状で用途が違います。接地極付きは保護接地の接続を用意します。接地側極は電源の接地側電線につながる極で、保護用の接地極とは役割が異なります。外見の穴数だけでなく表示と接続相手を確認します。

片切スイッチは一か所、3路二つは二か所、両端の3路の間に4路を入れると三か所以上から一つの照明を操作できます。3路・4路の「路」は操作場所の数を直接表しません。

確認

確認の図解。画面を太い縦線で左右に仕切る。左に「通常の電流」が通る中性線を矢印で示し、右に保護のための接地極を置く。左右を結ぶ線や矢印は描かない。
覚えること:接地極を中性線の代わりにしない

接地極を電源の中性線の代わりと考えてはいけません。通常の電流を流す線と、保護のための接地は役割が違います。

試験に出る

  • スイッチとコンセントの役割の違いを問う問題。
  • 3路スイッチが二か所操作に使われることの確認。
  • 定格電圧・定格電流・極数・接地極の有無による条件の違い。
  • 接地極を中性線の代わりにできないことの正誤問題。
  • 外観が似た器具を表示から区別する写真鑑別。
  • 点滅・調光・人感・力率改善
  • コンセントの定格と接地
  • 片切・3路・4路
  • パイロットランプの常時点灯・同時点滅・異時点滅と接続方法の区別。
  • コンセントの刃受の形(極配置)から定格電圧・定格電流を読む問題。

重要な言葉

配線器具
スイッチやコンセントなど、配線と負荷をつなぐ器具。
コンセント
機器を電源へ接続する器具。
点滅器
照明を点滅させるスイッチ。
接地極
保護のための接地に接続する極。
パイロットランプ
スイッチや負荷の状態を示す表示灯。常時点灯・同時点滅・異時点滅がある。

確認問題

確かめようスイッチとコンセントを一言で区別すると?

電流を「開閉する」と機器を「接続する」。役割を言ってから写真を選びましょう。

接地極は電源の中性線の代わりに使える。

3路スイッチは二か所から同じ照明を操作するのに使う。

異時点滅のパイロットランプは、負荷が点灯しているときに点灯する。

コンセントの役割は?

器具を使える条件を分ける表示に含まれないものは?

刃受が2つとも横向きのコンセントの定格は?

壁のスイッチは電流を開閉し、は機器を電源へ接続します。写真鑑別では形の名前を当てるだけでなく、その器具が回路のどのを担うかを考えます。

廊下の両端で一つの照明を操作する場面と、一か所だけで操作する場面では、必要なスイッチの働きが違います。はからの操作に用いる器具として結び付けます。

器具は・定格電流・・接地極の有無などで使える条件が分かれます。外観が似ていても表示の違いを読み取れば、選択肢を区別できます。

を電源のの代わりと考えてはいけません。通常の電流を流す線と、保護のための接地は役割が違います。

電線・ケーブル

ケーブルとは、絶縁した心線を外装でまとめて保護した電線です。心数と導体の太さは別の表示で確認します。

電線とケーブルの構造。左は導体を絶縁体が包む一本の絶縁電線断面、右は複数の絶縁電線を外装が包むケーブル断面。
導体を絶縁体で包み、さらに複数の線を外装でまとめたものがケーブルです。導体・絶縁体・外装の役割を断面から読み分けます。

ケーブルは、絶縁された心線を外装でまとめて保護する構造を持ちます。電線との違いは単なる本数ではなく、外側の保護を含めた構造として理解します。

電線・ケーブル
器具・材料主な用途・区別
IVビニル絶縁電線。管内配線等
VVF/VVRビニル絶縁・ビニルシースの平形/丸形ケーブル
CV架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル
コード/キャブタイヤ移動機器等で可とう性が必要な用途
電線・ケーブル
記号名称最高許容温度
IV600Vビニル絶縁電線60℃
HIV600V二種ビニル絶縁電線75℃
VVF/VVR600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル(平形/丸形)60℃
EM-IE600V耐燃性ポリエチレン絶縁電線75℃
EM-EEF600V耐燃性ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形75℃
CV600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル90℃

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央に仕切りを置き、左に2心、右に3心のケーブル切断面を並べ、絶縁された導体がそれぞれ2本・3本あることを見せる。下の材料表には心数と導体の太さの欄を置き、数えた本数から心数の欄へ矢印をつなぐ。
覚えること:回路図で数え、心数・導体の太さと照合

2心と3心のケーブルを比べると、内部の絶縁された導体の本数が違います。回路図で必要な本数を数え、材料表の心数・導体の太さと対応させます。

VVFなどの記号は絶縁物や外装、形状を表します。高圧用ケーブルには電界を制御する遮へいなどもあり、低圧ケーブルと同じ見た目の処理で済むわけではありません。

絶縁電線とケーブルの構造・用途

絶縁電線とケーブルの構造・用途の図解。中央の仕切りを挟み、左に単独の絶縁心線であるIV、右に平形のシースで絶縁心線を包むVVFの切断見本を並べる。両者を変化の矢印で結ばない。
覚えること:IVは単独、VVFは平形シース

IVは600Vビニル絶縁電線で、単独の絶縁心線として管内配線などに用います。VVFは600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形、VVRは同丸形です。CVは600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルで、絶縁材料の違いが最高許容温度に関係します。EM-EEFは耐燃性ポリエチレンを使うエコケーブルです。

コードは移動・可とう性が必要な機器の接続に使う柔軟な電線、キャブタイヤケーブルは可とう性と外装による保護を要する移動機器等で使います。屋内の固定配線に何でもコードを代用できるわけではありません。

表示の1.6mm・2.0mmは単線の直径、2mm²・3.5mm²などは公称断面積、2心・3心は絶縁導体の本数です。直径、断面積、心数、電圧区分は別々に読みます。

確認

確認の図解。中央にケーブル1本の断面を大きく描き、外周の外装は無傷、内側の心線の絶縁被覆には傷がある状態を示す。外周と内側へ別々に矢印を伸ばし、それぞれを確認する対象として示す。
覚えること:施工後は外装と絶縁被覆を別々に確認

外装と心線の絶縁被覆を混同しないことが重要です。外装だけ見て無傷でも内部の絶縁を傷めている場合があり、施工後の確認対象は別々です。

試験に出る

  • 電線とケーブルの違い(外装を含む構造)を問う問題。
  • 心数と導体の太さを混同しないことの確認。
  • VVFなどの記号が表す内容を問う問題。
  • 高圧用ケーブルには遮へいなどがあること。
  • 外装と心線の絶縁被覆を別々に確認すること。
  • IV・VVF・VVR・CV
  • コードとキャブタイヤ
  • 太さ・心数・電圧区分
  • 電線記号と最高許容温度(ビニル60℃、耐燃性ポリエチレン75℃、架橋ポリエチレン90℃)の組合せ。
  • 地中配線には絶縁電線(IV・EM-IE等)を使えず、ケーブルを使うこと。

重要な言葉

ケーブル
絶縁した心線を外装でまとめて保護した電線。
絶縁電線
導体を絶縁物で覆った電線。
VVF
ビニル絶縁ビニルシースケーブルの略称。
CV
600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルの略称。最高許容温度は90℃。
EM-EEF
耐燃性ポリエチレンを絶縁体とシースに使う平形のエコケーブル。

確認問題

確かめよう心数はケーブルの太さを示す?

いいえ。心線の本数であり、導体の太さは別の表示で確認します。

心数はケーブルの導体の太さを表す。

ケーブルは心線を外装でまとめて保護した構造をもつ。

CVケーブルの絶縁体の最高許容温度は60℃である。

ケーブルの「2心」が表すのは?

高圧用ケーブルに特有の処理は?

絶縁体の最高許容温度が最も高いものは?

は、絶縁された心線をでまとめて保護する構造を持ちます。電線との違いは単なる本数ではなく、外側の保護を含めた構造として理解します。

と3心のケーブルを比べると、内部の絶縁された導体の本数が違います。回路図で必要な本数を数え、材料表の・導体の太さと対応させます。

などの記号は絶縁物や外装、形状を表します。高圧用ケーブルには電界を制御するなどもあり、低圧ケーブルと同じ見た目の処理で済むわけではありません。

外装と心線のを混同しないことが重要です。外装だけ見て無傷でも内部の絶縁を傷めている場合があり、施工後のは別々です。

配管材料・ボックス

電線管とは、電線を外力などから守るための管です。ボックスは引込みや接続、器具取付けの場所を確保します。

配管で電線を保護。中央にケーブルを囲む管の断面、左に金属管、右に樹脂管。
金属管も樹脂管も電線を保護しますが、材料により使える場所や施工条件が異なります。管の種類と条件を組み合わせて判断します。

配管は電線を外力などから守り、ボックスは引込みや接続・器具の取付けの場所を用意します。写真では管だけでなく、管を何につなぐ部材なのかも見ます。

配管材料・ボックス
器具・材料主な用途・区別
カップリング同種の管同士を接続
コネクタ管をボックスへ接続
ブッシング管端で電線の被覆を保護
アウトレットボックス引込み・接続・器具取付け部分
分電盤遮断器を集合して配置
配管材料・ボックス
材料用途
ねじなしボックスコネクタねじなし電線管とボックスの接続。止めねじは頭部がねじ切れるまで締める
ロックナット薄鋼電線管などをボックスに固定
絶縁ブッシング管端に取り付けて電線の被覆を保護
ユニバーサル露出配管で直角に曲がる箇所の接続
ノーマルベンド配管の直角の曲がり部分
サドル管やケーブルを造営材に固定
TSカップリングVE管相互の接続
PF管用カップリング/ボックスコネクタPF管相互/PF管とボックスの接続
コンビネーションカップリング異なる種類の管(例:2種金属製可とう電線管と金属管)の接続
金属線ぴ幅5cm以下の金属製のといで、金属線ぴ工事に用いる

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央を縦線で仕切り、左は「管→継ぐ部材←管」、右は「管→取り付け部材←ボックス」を並べる。部材の形ではなく、つなぐ相手の違いが伝わる配置にする。
覚えること:何と何をつなぐかで区別

管同士を継ぐ部材と、管をボックスへ取り付ける部材を並べると、接続相手が異なります。「何と何をつなぐか」を言葉にすると外観の似た材料も区別できます。

金属管には機械的強さや電気的な連続性、樹脂管には絶縁性などの特徴があります。選ぶ材料は施設場所、温度、外力、点検できるかなどの条件と一緒に判断します。

管を何につなぐ部材か

管を何につなぐ部材かの図解。一つの作業台に、上段は「VE管→TSカップリング←VE管」、下段は「VE管→対応コネクタ→ボックス」を配置する。段の間を仕切り、接続先によって使う部材が違うことを示す。
覚えること:VE同士はTS、ボックスへはコネクタ

金属管同士はカップリング(ねじなし電線管はねじなしカップリング)で接続します。薄鋼電線管とボックスはロックナットで固定し、ねじなし電線管とボックスはねじなしボックスコネクタで接続します。管端は絶縁ブッシング等で被覆を保護し、異なる種類の管同士はコンビネーションカップリングでつなぎます。

硬質ポリ塩化ビニル電線管(VE)同士はTSカップリング、VE管をボックスへ接続する場合は対応するコネクタを用います。TSカップリングは管端保護やVEと可とう管の異種接続の器具ではありません。2026年上期公開問題も、この用途の違いを問います。

アウトレットボックスは電線の引込み・接続や照明器具の取付け部分に用い、遮断器を集合して設置するのは分電盤です。PF管は自消性のある難燃性の可とう管、CD管は難燃性のないコンクリート埋設用の可とう管で、外観が似ても使える場所が違います。

確認

確認の図解。左に電線を通した管、右に「接続の扱い」と「点検性」を上下に分けて配置する。管から右の二項目へそれぞれ「要確認」の矢印を引き、管に入れるだけでは判断できない関係を示す。
覚えること:管に入れても接続・点検性は別条件

管の中に入れたから、電線の接続をどこに設けてもよいわけではありません。接続の扱いや点検性は別の施工条件です。

試験に出る

  • 配管とボックスの役割の違いを問う問題。
  • 管同士を継ぐ部材と管をボックスへ付ける部材の区別。
  • 金属管と樹脂管の特徴の違い。
  • 管の中なら接続をどこに設けてもよいわけではないことの正誤問題。
  • 施設場所・温度・外力・点検性で材料を選ぶこと。
  • 金属管の継手と端部
  • VE管のTSカップリング
  • アウトレットボックスと分電盤
  • ねじなしボックスコネクタ・ユニバーサル・ノーマルベンドなど写真鑑別で頻出の材料。
  • PF管(自消性のある難燃性)とCD管(難燃性なし・コンクリート埋設用)の区別。

重要な言葉

電線管
電線を外力などから守る管。
金属管
機械的強さや電気的な連続性をもつ管。
合成樹脂管
絶縁性などの特徴をもつ樹脂製の管。
アウトレットボックス
電線の引込みや接続、器具取付けに使う箱。
ねじなしボックスコネクタ
ねじなし電線管をボックスに接続する材料。止めねじで管を固定する。
TSカップリング
硬質ポリ塩化ビニル電線管(VE)相互を接着剤で接続する材料。

確認問題

確かめようボックスの目的は電線を隠すことだけ?

いいえ。接続や器具の取付けを行う適切な場所を確保する役割があります。

管の中に入れた電線は、どこで接続してもよい。

ボックスは引込みや接続、器具取付けの場所を確保する役割をもつ。

TSカップリングは、VE管とPF管を接続するのに用いる。

金属管の特徴として挙げられるのは?

ボックスの主な役割は?

は電線を外力などから守り、は引込みや接続・器具の取付けの場所を用意します。写真では管だけでなく、管を何につなぐ部材なのかも見ます。

を継ぐ部材と、管をへ取り付ける部材を並べると、接続相手が異なります。「何と何をつなぐか」を言葉にすると外観の似た材料も区別できます。

には機械的強さや電気的な連続性、には絶縁性などの特徴があります。選ぶ材料は施設場所、温度、外力、点検できるかなどの条件と一緒に判断します。

管の中に入れたから、電線のをどこに設けてもよいわけではありません。接続の扱いやは別の施工条件です。

作業工具

圧着工具とは、接続用スリーブや端子を電線に圧縮して接続するための工具です。工具・接続材料・電線の組合せで性能が決まります。

作業に合う工具を選ぶ。電線を切るニッパ、被覆をむくストリッパ、接続部を圧着する圧着工具の三つを大きく並べる。
切る、被覆をむく、圧着するという作業に応じて工具を選びます。名前と外形だけでなく、どこに力を加える道具かを対応させます。

工具は「切る・むく・曲げる・接続する」という仕事に分けると覚えやすくなります。似た持ち手でも刃先やダイスの形が違うのは、仕上げたい対象が違うからです。

作業工具
器具・材料主な用途・区別
金切りのこ/やすり/リーマ鋼製管の切断/外側・内側の面取り
パイプベンダ鋼製管の曲げ
ノックアウトパンチャ金属製箱の穴あけ
プリカナイフ金属製可とう電線管の切断
リングスリーブ用圧着工具柄が黄色。ダイスでスリーブを圧着し刻印を付ける
ガストーチランプVE管を加熱して曲げる
呼び線挿入器電線管に電線を引き入れる
合成樹脂管用カッタVE管などの切断

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央に電線を入れた接続用スリーブを大きく描き、適合する圧着工具で挟む。上部の「種類・サイズ」から工具・スリーブ・電線へ照合線を引き、下部の結論とは仕切り線で分ける。
覚えること:工具・材料・電線の種類とサイズを照合

電線の被覆を取り除く作業にはストリッパ、接続用スリーブを所定の形に圧縮する作業には適合する圧着工具を使います。ペンチで強くつぶすことと圧着は同じではありません。

圧着は工具・接続材料・電線の組合せで必要な接続性能を得る方法です。工具の用途だけでなく、対応する種類やサイズの表示まで照合します。

作業から工具を選ぶ

作業から工具を選ぶの図解。中央に薄鋼電線管を横置きし、管にかけたパイプカッタに○を添える。右下のプリカナイフから同じ管へ向かう破線矢印には×を重ね、工具の正誤を示す。
覚えること:薄鋼電線管はパイプカッタで切る

鋼製電線管は金切りのこやパイプカッタで切断し、切断面の外側をやすり、内側をリーマで仕上げ、パイプベンダで曲げます。ガストーチランプはVE管を加熱して曲げる工具で、鋼製電線管の曲げには使いません。パイプレンチは管をつかんで回す工具です。

ノックアウトパンチャは金属製キャビネット等に管を通す穴をあけます。羽根ぎりは木材の穴あけ、張線器は電線等の張り具合の調整、プリカナイフは金属製可とう電線管の切断に用います。2026年の公開問題は薄鋼電線管をプリカナイフで切るという誤った組合せを問います。

接続ではVVFストリッパで被覆をむき、リングスリーブには柄が黄色のリングスリーブ用圧着工具を使います(柄が赤は裸圧着端子用)。電線の太さと本数でスリーブの大きさとダイスを選び、刻印(○・小・中・大)と仕上がりを確認します。差込形コネクタは指定のむき長さで奥まで挿入します。

確認

確認の図解。中央左に圧着する場面を置き、工具・材料から圧着部、右側の刻印の拡大図へ矢印でつなぐ。上部には「見た目の接続」だけでは判断できないことを示し、下部で指定の工具・材料と刻印の確認を対にして示す。
覚えること:指定の工具・材料、技能試験は刻印も確認

見た目が接続できていても、指定外の工具や材料では適切な圧着とは限りません。技能試験では仕上がりの刻印なども確認対象になります。

試験に出る

  • 工具を用途(切る・むく・曲げる・接続する)で分類する問題。
  • 被覆をむくストリッパと接続する圧着工具の区別。
  • 圧着は工具・接続材料・電線の組合せで成立すること。
  • ペンチでつぶすことと圧着は別であることの正誤問題。
  • 指定外の工具や材料では適切な圧着にならないこと。
  • 金属管の切断・面取り・曲げ
  • 穴あけ・張線・可とう管
  • 電線接続工具
  • リングスリーブ用圧着工具(柄が黄色)と裸圧着端子用(柄が赤)の区別。
  • ガストーチランプ・呼び線挿入器など工具の写真と用途の対応。

重要な言葉

圧着工具
スリーブや端子を電線に圧縮して接続する工具。
ストリッパ
電線の被覆をむく工具。
リングスリーブ
電線同士を圧着接続するために使う接続材料。
呼び線挿入器
電線管に電線を通すため、先に呼び線を通す工具。
ガストーチランプ
炎で硬質ポリ塩化ビニル電線管を加熱し、曲げ加工する工具。

確認問題

確かめよう同じ形の圧着工具ならすべての端子に使える?

いいえ。端子やスリーブの種類、対応するサイズが合う必要があります。

ペンチで強くつぶせば、圧着工具を使わなくても適切な圧着になる。

圧着は工具・接続材料・電線の組合せで接続性能が決まる。

電線の被覆をむく工具は?

圧着で照合すべきものは?

硬質ポリ塩化ビニル電線管(VE)の曲げ加工に使う工具は?

は「切る・むく・曲げる・接続する」という仕事に分けると覚えやすくなります。似た持ち手でも刃先やの形が違うのは、仕上げたい対象が違うからです。

電線の被覆を取り除く作業には、接続用スリーブを所定の形に圧縮する作業には適合するを使います。ペンチで強くつぶすことと圧着は同じではありません。

は工具・接続材料・電線の組合せで必要な接続性能を得る方法です。工具の用途だけでなく、対応する種類やの表示まで照合します。

見た目が接続できていても、指定外の工具や材料では適切なとは限りません。技能試験では仕上がりのなども確認対象になります。

測定器・写真鑑別

絶縁抵抗計とは、電路がどれだけ電流を漏らしにくいかを測る測定器です。接地抵抗計とは測定の対象が異なります。

エルくんが測定対象と計器を対応させ、電圧・絶縁抵抗・接地抵抗の測定目的を比較する図。
何を確かめたいかから測定器を選びます。電圧、絶縁抵抗、接地抵抗は、それぞれ測る量も確認する目的も異なります。

測定器を選ぶ問題では、器械の名前より「何を知りたいか」を先に考えます。電流、電圧、絶縁の状態、接地の状態は、それぞれ別の測定対象です。

測定器・写真鑑別
器具・材料主な用途・区別
電力計/電力量計瞬時のW/積算のWh・kWh
テスタ/検相器導通・電圧等/三相の相順
絶縁抵抗計/接地抵抗計漏れにくさ/接地極の抵抗
クランプ式電流計導体をはさんで電流を測定

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央の仕切りを挟み、左に絶縁抵抗計と「電気が外へ漏れにくいか」を示す図、右に接地抵抗計と接地極・大地を描く。それぞれの計器から測定対象へ矢印を向け、両方の表示に同じ「Ω」を記す。
覚えること:同じΩでも対象で測定器を選ぶ

外へ電気が漏れにくいかなら絶縁抵抗計、接地極と大地との抵抗なら接地抵抗計です。配線の電流を調べるクランプメータと、電圧の有無を確認する検電器も区別します。

同じΩの表示でも、接地抵抗は大地へのつながりやすさ、絶縁抵抗は漏れにくさを評価します。測定方式と対象が違うため、単位だけで器械を選べません。

測る量から計器を選ぶ

測る量から計器を選ぶの図解。1つの台を中央の縦線で左右に分け、左は「電力計」から「有効電力W」へ、右は「電力量計」から「電力量Wh・kWh」へ上向きの矢印で結ぶ。右側だけに「消費電力量」を添え、左右の測定対象を混同させない。
覚えること:消費電力量は電力量計で測る

電圧計は測る部分と並列、電流計は回路に直列に接続するのが基本です。クランプ式電流計は通電中の導体を1本はさんで負荷電流を測ります。往復の電線を一括してはさむと負荷電流は打ち消し合うため、漏れ電流の測定になります。単相3線式では中性線を含む3本を一括します。

電力計は瞬時の有効電力W、電力量計は積算のWh・kWhを測ります。2026年上期の公開問題は「電力計で消費電力量を測る」という組合せを誤りとして問います。回路計(テスタ)は導通や電圧、検相器は三相の相順を確認します。

絶縁抵抗計は電路と大地間等の絶縁、接地抵抗計は接地極と大地の抵抗、検電器は電圧の有無を調べます。計器の外観だけでなく、単位・端子表示・測定対象から識別します。測定手順や合否基準は検査の章で確認します。

確認

確認の図解。中央に測定器を1台大きく描き、外観の横には「これだけでは判断できない」と分かる×印を置く。本体の「型名」「選んだ機能」「測定レンジ」から右下の確認欄へ矢印を集める。
覚えること:型名・選んだ機能・測定レンジを確認

一台で複数機能を持つ測定器もありますが、外観からすべて測れるとは判断できません。型名だけでなく選んだ機能と測定レンジを確認します。

試験に出る

  • 「何を知りたいか」から測定器を選ぶ問題(頻出の写真鑑別)。
  • 絶縁抵抗計と接地抵抗計の測定対象の違い。
  • クランプメータと検電器の用途の区別。
  • 同じΩ表示でも評価内容が違うことを問う正誤問題。
  • 型名だけでなく測定機能とレンジを確認すること。
  • 電圧・電流・電力・電力量
  • 導通・相順
  • 絶縁・接地・検電
  • クランプ形漏れ電流計では、中性線を含む全ての電線を一括してはさむこと。

重要な言葉

絶縁抵抗計
電路が電流を漏らしにくいかを測る測定器。
接地抵抗計
接地極と大地との間の抵抗を測る測定器。
検電器
電圧の有無を確認する器具。
クランプメータ
電線を挟んで電流を測る測定器。

確認問題

確かめよう接地極の状態確認に絶縁抵抗計を選ぶのは適切?

いいえ。必要なのは接地抵抗の測定機能です。

接地極の状態を確認するには絶縁抵抗計を使う。

絶縁抵抗は電路がどれだけ電流を漏らしにくいかを評価する。

単相3線式回路の漏れ電流は、中性線を除く電圧線2本を一括してクランプして測る。

接地極と大地との抵抗を測る測定器は?

配線の電流を測るのに適した測定器は?

測定器を選ぶ問題では、器械の名前より「何を知りたいか」を先に考えます。電流、電圧、絶縁の状態、は、それぞれ別のです。

外へ電気が漏れにくいかなら、接地極と大地との抵抗ならです。配線の電流を調べるクランプメータと、電圧の有無を確認する検電器も区別します。

同じΩの表示でも、は大地へのつながりやすさ、は漏れにくさを評価します。測定方式と対象が違うため、単位だけで器械を選べません。

一台で複数機能を持つ測定器もありますが、外観からすべて測れるとは判断できません。だけでなく選んだ機能とを確認します。

3路・4路スイッチの経路をたどる

3路スイッチとは、共通端子と二つの切替端子をもち、二か所から同じ照明を操作できるスイッチです。三か所操作には両端の3路の間に4路スイッチを入れます。

両端の3路スイッチ模型の間へエルくんが4路スイッチ模型をはめ、3か所で操作する配置を示す図。
3か所から点滅させる配置例です。両端に3路、中間に4路を置きます。模型は役割と位置を表し、実際の端子接続や配線を示す図ではありません。

階段の上と下のどちらからでも照明を切り替えるには、二つのスイッチの組合せで電流の経路を変えます。一方を操作すると、もう一方の位置が同じでも点灯と消灯が反転する仕組みを考えます。

3路・4路スイッチの経路をたどる
器具・材料主な用途・区別
片切一か所から開閉
3路二つ二か所から切替
3路二つ+4路一つ三か所から切替
4路の追加操作場所をさらに増やす

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。正方形の中央に3路スイッチを左右に一つずつ置き、左の共通端子0を電源側、右の共通端子0を負荷側につなぐ。間に端子1・3の二つの経路を上下に描き、両方が端子1を選んで負荷まで導通する状態を強調する。
覚えること:両方の0が同じ経路を選ぶと導通

3路スイッチは共通端子0と、切替先の端子1・3を持ちます。一般的な二か所操作では3路スイッチを二つ使い、一方の0を電源側、他方の0を負荷側とし、1・3の間の二つの経路を切り替えます。接点を操作するたびに電流が通る経路がつながるか切れるかを追えば、単なる丸暗記を避けられます。

例えば二か所操作で、両方の共通端子が同じ連絡線の経路を選んでいれば負荷までつながります。どちらか一方を切り替えると導通経路が変わり、点灯と消灯が反転します。器具の位置で覚えず、回路図上の接点と導通を追います。

2点・3点以上の切替を図で追う

2点・3点以上の切替を図で追うの図解。左に電源側の3路、中央に4路、右に負荷側の3路を一列に置き、各スイッチ間を二本の連絡線で結ぶ。中央の4路は、二本を交差して通す状態だけを実線で示す。
覚えること:三か所は3路間の連絡線2本に4路

3路スイッチ二つを使う二か所操作では、各スイッチの共通端子0を電源側・負荷側に置き、1・3の二本の連絡線で結びます。接点の選択先が一致すれば導通し、一方を切り替えると導通状態が反転します。固定した上下位置だけで点灯を決めません。

三か所操作では連絡線二本の間に4路スイッチを入れます。4路は二本をそのまま通す状態と交差して通す状態を切り替えます。両端は3路のままで、操作場所を増やすごとに中間の4路を追加します。

配線図ではスイッチ記号の種類、器具間に必要な連絡線、電源・負荷・接地側電線を別々に数えます。ケーブル心数はその区間を通る他の回路も含め、図示された接続点ごとに確認します。

確認

確認の図解。正方形の中央に4路スイッチ、左右の端に3路スイッチを1個ずつ置き、両端を結ぶ二つの経路を描く。中央の4路スイッチ内では経路を交差させ、切り替えで二つの経路の対応が変わることを曲線矢印で示す。
覚えること:3か所以上の標準回路:両端3路・間4路

三か所以上から操作する標準的な回路では、両端の3路スイッチの間に4路スイッチを入れ、二つの経路の対応を切り替えます。3路の「3」は操作場所が三か所という意味ではありません。端子の配置や線色を外観だけで決めず、器具の表示・回路図・施工条件を確認します。実技の最少電線本数は、同じ区間を通る別回路も含めて図から数えます。

試験に出る

  • 3路スイッチの端子構成(共通端子0と切替端子1・3)を問う問題。
  • 二か所操作で3路スイッチを二つ使う組合せの理解。
  • 三か所以上では両端に3路、間に4路を入れることの正誤問題。
  • 「3路」の数字が操作場所の数を意味しないこと。
  • 器具の上下位置ではなく、回路図の接点と導通で経路を追うこと。
  • 共通端子と連絡線
  • 4路の直通・交差
  • 配線図の心数

重要な言葉

3路スイッチ
共通端子と二つの切替端子をもち、二か所操作に使うスイッチ。
4路スイッチ
3路スイッチの間に挟み、三か所以上の操作を可能にするスイッチ。
共通端子
3路スイッチで電源側または負荷側につなぐ端子。

確認問題

確かめよう三か所から点滅する標準回路で3路を三つ使う?

いいえ。両端に3路二つ、その間に4路を入れます。

三か所から照明を操作する標準的な回路では、3路スイッチを三つ使う。

3路スイッチは共通端子と二つの切替端子をもつ。

三か所から照明を操作する標準回路の構成は?

3路スイッチの二か所操作で、一方を切り替えると?

階段の上と下のどちらからでも照明を切り替えるには、二つのスイッチの組合せでを変えます。一方を操作すると、もう一方の位置が同じでも点灯と消灯がする仕組みを考えます。

は共通端子0と、切替先の端子1・3を持ちます。一般的な二か所操作では3路スイッチを二つ使い、一方の0を電源側、他方の0を負荷側とし、1・3の間のを切り替えます。接点を操作するたびに電流が通る経路がつながるか切れるかを追えば、単なる丸暗記を避けられます。

例えば二か所操作で、両方の共通端子が同じの経路を選んでいれば負荷までつながります。どちらか一方を切り替えると導通経路が変わり、点灯と消灯が反転します。器具の位置で覚えず、回路図上の接点とを追います。

三か所以上から操作する標準的な回路では、両端の3路スイッチの間にを入れ、二つの経路の対応を切り替えます。3路の「3」は操作場所が三か所という意味ではありません。端子の配置や線色を外観だけで決めず、器具の表示・回路図・施工条件を確認します。実技のは、同じ区間を通る別回路も含めて図から数えます。

覚えるポイント

  • 定格電圧や定格電流、開閉できる負荷の種類は、機器を使用できる条件を表します。
  • 器具は定格電圧・定格電流・極数・接地極の有無などで使える条件が分かれます。
  • VVFなどの記号は絶縁物や外装、形状を表します。
  • 金属管には機械的強さや電気的な連続性、樹脂管には絶縁性などの特徴があります。
  • 圧着は工具・接続材料・電線の組合せで必要な接続性能を得る方法です。
  • 同じΩの表示でも、接地抵抗は大地へのつながりやすさ、絶縁抵抗は漏れにくさを評価します。
  • 三か所から操作する標準回路は、両端に3路スイッチ二つ、その間に4路スイッチを入れます。
  • ビニル絶縁は60℃、耐燃性ポリエチレン絶縁は75℃、架橋ポリエチレン絶縁は90℃が最高許容温度です。
  • 三相誘導電動機の同期速度は120f/pで、3本の結線のうち2本を入れ替えると逆回転します。
  • ねじなし電線管とボックスはねじなしボックスコネクタ、VE管相互はTSカップリングで接続します。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

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