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電気工事士試験 · 学習ガイド

電線・ケーブル

ケーブルとは

ケーブルとは、絶縁した心線を外装でまとめて保護した電線です。心数と導体の太さは別の表示で確認します。

電線とケーブルの構造。左は導体を絶縁体が包む一本の絶縁電線断面、右は複数の絶縁電線を外装が包むケーブル断面。
導体を絶縁体で包み、さらに複数の線を外装でまとめたものがケーブルです。導体・絶縁体・外装の役割を断面から読み分けます。

ケーブルは、絶縁された心線を外装でまとめて保護する構造を持ちます。電線との違いは単なる本数ではなく、外側の保護を含めた構造として理解します。

電線・ケーブル
器具・材料主な用途・区別
IVビニル絶縁電線。管内配線等
VVF/VVRビニル絶縁・ビニルシースの平形/丸形ケーブル
CV架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル
コード/キャブタイヤ移動機器等で可とう性が必要な用途
電線・ケーブル
記号名称最高許容温度
IV600Vビニル絶縁電線60℃
HIV600V二種ビニル絶縁電線75℃
VVF/VVR600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル(平形/丸形)60℃
EM-IE600V耐燃性ポリエチレン絶縁電線75℃
EM-EEF600V耐燃性ポリエチレン絶縁耐燃性ポリエチレンシースケーブル平形75℃
CV600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル90℃

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央に仕切りを置き、左に2心、右に3心のケーブル切断面を並べ、絶縁された導体がそれぞれ2本・3本あることを見せる。下の材料表には心数と導体の太さの欄を置き、数えた本数から心数の欄へ矢印をつなぐ。
覚えること:回路図で数え、心数・導体の太さと照合

2心と3心のケーブルを比べると、内部の絶縁された導体の本数が違います。回路図で必要な本数を数え、材料表の心数・導体の太さと対応させます。

VVFなどの記号は絶縁物や外装、形状を表します。高圧用ケーブルには電界を制御する遮へいなどもあり、低圧ケーブルと同じ見た目の処理で済むわけではありません。

絶縁電線とケーブルの構造・用途

絶縁電線とケーブルの構造・用途の図解。中央の仕切りを挟み、左に単独の絶縁心線であるIV、右に平形のシースで絶縁心線を包むVVFの切断見本を並べる。両者を変化の矢印で結ばない。
覚えること:IVは単独、VVFは平形シース

IVは600Vビニル絶縁電線で、単独の絶縁心線として管内配線などに用います。VVFは600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形、VVRは同丸形です。CVは600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルで、絶縁材料の違いが最高許容温度に関係します。EM-EEFは耐燃性ポリエチレンを使うエコケーブルです。

コードは移動・可とう性が必要な機器の接続に使う柔軟な電線、キャブタイヤケーブルは可とう性と外装による保護を要する移動機器等で使います。屋内の固定配線に何でもコードを代用できるわけではありません。

表示の1.6mm・2.0mmは単線の直径、2mm²・3.5mm²などは公称断面積、2心・3心は絶縁導体の本数です。直径、断面積、心数、電圧区分は別々に読みます。

確認

確認の図解。中央にケーブル1本の断面を大きく描き、外周の外装は無傷、内側の心線の絶縁被覆には傷がある状態を示す。外周と内側へ別々に矢印を伸ばし、それぞれを確認する対象として示す。
覚えること:施工後は外装と絶縁被覆を別々に確認

外装と心線の絶縁被覆を混同しないことが重要です。外装だけ見て無傷でも内部の絶縁を傷めている場合があり、施工後の確認対象は別々です。

試験に出る

  • 電線とケーブルの違い(外装を含む構造)を問う問題。
  • 心数と導体の太さを混同しないことの確認。
  • VVFなどの記号が表す内容を問う問題。
  • 高圧用ケーブルには遮へいなどがあること。
  • 外装と心線の絶縁被覆を別々に確認すること。
  • IV・VVF・VVR・CV
  • コードとキャブタイヤ
  • 太さ・心数・電圧区分
  • 電線記号と最高許容温度(ビニル60℃、耐燃性ポリエチレン75℃、架橋ポリエチレン90℃)の組合せ。
  • 地中配線には絶縁電線(IV・EM-IE等)を使えず、ケーブルを使うこと。

重要な言葉

ケーブル
絶縁した心線を外装でまとめて保護した電線。
絶縁電線
導体を絶縁物で覆った電線。
VVF
ビニル絶縁ビニルシースケーブルの略称。
CV
600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルの略称。最高許容温度は90℃。
EM-EEF
耐燃性ポリエチレンを絶縁体とシースに使う平形のエコケーブル。

確認問題

確かめよう心数はケーブルの太さを示す?

いいえ。心線の本数であり、導体の太さは別の表示で確認します。

心数はケーブルの導体の太さを表す。

ケーブルは心線を外装でまとめて保護した構造をもつ。

CVケーブルの絶縁体の最高許容温度は60℃である。

ケーブルの「2心」が表すのは?

高圧用ケーブルに特有の処理は?

絶縁体の最高許容温度が最も高いものは?

は、絶縁された心線をでまとめて保護する構造を持ちます。電線との違いは単なる本数ではなく、外側の保護を含めた構造として理解します。

と3心のケーブルを比べると、内部の絶縁された導体の本数が違います。回路図で必要な本数を数え、材料表の・導体の太さと対応させます。

などの記号は絶縁物や外装、形状を表します。高圧用ケーブルには電界を制御するなどもあり、低圧ケーブルと同じ見た目の処理で済むわけではありません。

外装と心線のを混同しないことが重要です。外装だけ見て無傷でも内部の絶縁を傷めている場合があり、施工後のは別々です。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

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