電線管とは
電線管とは、電線を外力などから守るための管です。ボックスは引込みや接続、器具取付けの場所を確保します。

配管は電線を外力などから守り、ボックスは引込みや接続・器具の取付けの場所を用意します。写真では管だけでなく、管を何につなぐ部材なのかも見ます。
| 器具・材料 | 主な用途・区別 |
|---|---|
| カップリング | 同種の管同士を接続 |
| コネクタ | 管をボックスへ接続 |
| ブッシング | 管端で電線の被覆を保護 |
| アウトレットボックス | 引込み・接続・器具取付け部分 |
| 分電盤 | 遮断器を集合して配置 |
| 材料 | 用途 |
|---|---|
| ねじなしボックスコネクタ | ねじなし電線管とボックスの接続。止めねじは頭部がねじ切れるまで締める |
| ロックナット | 薄鋼電線管などをボックスに固定 |
| 絶縁ブッシング | 管端に取り付けて電線の被覆を保護 |
| ユニバーサル | 露出配管で直角に曲がる箇所の接続 |
| ノーマルベンド | 配管の直角の曲がり部分 |
| サドル | 管やケーブルを造営材に固定 |
| TSカップリング | VE管相互の接続 |
| PF管用カップリング/ボックスコネクタ | PF管相互/PF管とボックスの接続 |
| コンビネーションカップリング | 異なる種類の管(例:2種金属製可とう電線管と金属管)の接続 |
| 金属線ぴ | 幅5cm以下の金属製のといで、金属線ぴ工事に用いる |
基本の仕組み

管同士を継ぐ部材と、管をボックスへ取り付ける部材を並べると、接続相手が異なります。「何と何をつなぐか」を言葉にすると外観の似た材料も区別できます。
金属管には機械的強さや電気的な連続性、樹脂管には絶縁性などの特徴があります。選ぶ材料は施設場所、温度、外力、点検できるかなどの条件と一緒に判断します。
管を何につなぐ部材か

金属管同士はカップリング(ねじなし電線管はねじなしカップリング)で接続します。薄鋼電線管とボックスはロックナットで固定し、ねじなし電線管とボックスはねじなしボックスコネクタで接続します。管端は絶縁ブッシング等で被覆を保護し、異なる種類の管同士はコンビネーションカップリングでつなぎます。
硬質ポリ塩化ビニル電線管(VE)同士はTSカップリング、VE管をボックスへ接続する場合は対応するコネクタを用います。TSカップリングは管端保護やVEと可とう管の異種接続の器具ではありません。2026年上期公開問題も、この用途の違いを問います。
アウトレットボックスは電線の引込み・接続や照明器具の取付け部分に用い、遮断器を集合して設置するのは分電盤です。PF管は自消性のある難燃性の可とう管、CD管は難燃性のないコンクリート埋設用の可とう管で、外観が似ても使える場所が違います。
確認

管の中に入れたから、電線の接続をどこに設けてもよいわけではありません。接続の扱いや点検性は別の施工条件です。
試験に出る
- 配管とボックスの役割の違いを問う問題。
- 管同士を継ぐ部材と管をボックスへ付ける部材の区別。
- 金属管と樹脂管の特徴の違い。
- 管の中なら接続をどこに設けてもよいわけではないことの正誤問題。
- 施設場所・温度・外力・点検性で材料を選ぶこと。
- 金属管の継手と端部
- VE管のTSカップリング
- アウトレットボックスと分電盤
- ねじなしボックスコネクタ・ユニバーサル・ノーマルベンドなど写真鑑別で頻出の材料。
- PF管(自消性のある難燃性)とCD管(難燃性なし・コンクリート埋設用)の区別。
重要な言葉
- 電線管
- 電線を外力などから守る管。
- 金属管
- 機械的強さや電気的な連続性をもつ管。
- 合成樹脂管
- 絶縁性などの特徴をもつ樹脂製の管。
- アウトレットボックス
- 電線の引込みや接続、器具取付けに使う箱。
- ねじなしボックスコネクタ
- ねじなし電線管をボックスに接続する材料。止めねじで管を固定する。
- TSカップリング
- 硬質ポリ塩化ビニル電線管(VE)相互を接着剤で接続する材料。
確認問題
確かめようボックスの目的は電線を隠すことだけ?
いいえ。接続や器具の取付けを行う適切な場所を確保する役割があります。
管の中に入れた電線は、どこで接続してもよい。
ボックスは引込みや接続、器具取付けの場所を確保する役割をもつ。
TSカップリングは、VE管とPF管を接続するのに用いる。
金属管の特徴として挙げられるのは?
ボックスの主な役割は?
は電線を外力などから守り、は引込みや接続・器具の取付けの場所を用意します。写真では管だけでなく、管を何につなぐ部材なのかも見ます。
を継ぐ部材と、管をへ取り付ける部材を並べると、接続相手が異なります。「何と何をつなぐか」を言葉にすると外観の似た材料も区別できます。
には機械的強さや電気的な連続性、には絶縁性などの特徴があります。選ぶ材料は施設場所、温度、外力、点検できるかなどの条件と一緒に判断します。
管の中に入れたから、電線のをどこに設けてもよいわけではありません。接続の扱いやは別の施工条件です。
出典・参考資料
試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。
- 電気技術者試験センター:第一種 ↗
- 電気技術者試験センター:第二種 ↗
- 学科問題・解答と使用条件 ↗
- 電気技術者試験センター:第二種の学科出題範囲・図記号の扱い ↗
- HIOKI:高圧受電設備の測定と測定器の使い分け ↗
- Panasonic:3路・4路スイッチの端子表示 ↗
- 経済産業省:電気設備の技術基準の解釈 ↗
編集:Pinternet Works · 更新日:
教材の編集方針・訂正について
