絶縁抵抗計とは
絶縁抵抗計とは、電路がどれだけ電流を漏らしにくいかを測る測定器です。接地抵抗計とは測定の対象が異なります。

測定器を選ぶ問題では、器械の名前より「何を知りたいか」を先に考えます。電流、電圧、絶縁の状態、接地の状態は、それぞれ別の測定対象です。
| 器具・材料 | 主な用途・区別 |
|---|---|
| 電力計/電力量計 | 瞬時のW/積算のWh・kWh |
| テスタ/検相器 | 導通・電圧等/三相の相順 |
| 絶縁抵抗計/接地抵抗計 | 漏れにくさ/接地極の抵抗 |
| クランプ式電流計 | 導体をはさんで電流を測定 |
基本の仕組み

外へ電気が漏れにくいかなら絶縁抵抗計、接地極と大地との抵抗なら接地抵抗計です。配線の電流を調べるクランプメータと、電圧の有無を確認する検電器も区別します。
同じΩの表示でも、接地抵抗は大地へのつながりやすさ、絶縁抵抗は漏れにくさを評価します。測定方式と対象が違うため、単位だけで器械を選べません。
測る量から計器を選ぶ

電圧計は測る部分と並列、電流計は回路に直列に接続するのが基本です。クランプ式電流計は通電中の導体を1本はさんで負荷電流を測ります。往復の電線を一括してはさむと負荷電流は打ち消し合うため、漏れ電流の測定になります。単相3線式では中性線を含む3本を一括します。
電力計は瞬時の有効電力W、電力量計は積算のWh・kWhを測ります。2026年上期の公開問題は「電力計で消費電力量を測る」という組合せを誤りとして問います。回路計(テスタ)は導通や電圧、検相器は三相の相順を確認します。
絶縁抵抗計は電路と大地間等の絶縁、接地抵抗計は接地極と大地の抵抗、検電器は電圧の有無を調べます。計器の外観だけでなく、単位・端子表示・測定対象から識別します。測定手順や合否基準は検査の章で確認します。
確認

一台で複数機能を持つ測定器もありますが、外観からすべて測れるとは判断できません。型名だけでなく選んだ機能と測定レンジを確認します。
試験に出る
- 「何を知りたいか」から測定器を選ぶ問題(頻出の写真鑑別)。
- 絶縁抵抗計と接地抵抗計の測定対象の違い。
- クランプメータと検電器の用途の区別。
- 同じΩ表示でも評価内容が違うことを問う正誤問題。
- 型名だけでなく測定機能とレンジを確認すること。
- 電圧・電流・電力・電力量
- 導通・相順
- 絶縁・接地・検電
- クランプ形漏れ電流計では、中性線を含む全ての電線を一括してはさむこと。
重要な言葉
- 絶縁抵抗計
- 電路が電流を漏らしにくいかを測る測定器。
- 接地抵抗計
- 接地極と大地との間の抵抗を測る測定器。
- 検電器
- 電圧の有無を確認する器具。
- クランプメータ
- 電線を挟んで電流を測る測定器。
確認問題
確かめよう接地極の状態確認に絶縁抵抗計を選ぶのは適切?
いいえ。必要なのは接地抵抗の測定機能です。
接地極の状態を確認するには絶縁抵抗計を使う。
絶縁抵抗は電路がどれだけ電流を漏らしにくいかを評価する。
単相3線式回路の漏れ電流は、中性線を除く電圧線2本を一括してクランプして測る。
接地極と大地との抵抗を測る測定器は?
配線の電流を測るのに適した測定器は?
測定器を選ぶ問題では、器械の名前より「何を知りたいか」を先に考えます。電流、電圧、絶縁の状態、は、それぞれ別のです。
外へ電気が漏れにくいかなら、接地極と大地との抵抗ならです。配線の電流を調べるクランプメータと、電圧の有無を確認する検電器も区別します。
同じΩの表示でも、は大地へのつながりやすさ、は漏れにくさを評価します。測定方式と対象が違うため、単位だけで器械を選べません。
一台で複数機能を持つ測定器もありますが、外観からすべて測れるとは判断できません。だけでなく選んだ機能とを確認します。
出典・参考資料
試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。
- 電気技術者試験センター:第一種 ↗
- 電気技術者試験センター:第二種 ↗
- 学科問題・解答と使用条件 ↗
- 電気技術者試験センター:第二種の学科出題範囲・図記号の扱い ↗
- HIOKI:高圧受電設備の測定と測定器の使い分け ↗
- Panasonic:3路・4路スイッチの端子表示 ↗
- 経済産業省:電気設備の技術基準の解釈 ↗
編集:Pinternet Works · 更新日:
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