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電気工事士試験 · 学習ガイド

測定器・写真鑑別

絶縁抵抗計とは

絶縁抵抗計とは、電路がどれだけ電流を漏らしにくいかを測る測定器です。接地抵抗計とは測定の対象が異なります。

エルくんが測定対象と計器を対応させ、電圧・絶縁抵抗・接地抵抗の測定目的を比較する図。
何を確かめたいかから測定器を選びます。電圧、絶縁抵抗、接地抵抗は、それぞれ測る量も確認する目的も異なります。

測定器を選ぶ問題では、器械の名前より「何を知りたいか」を先に考えます。電流、電圧、絶縁の状態、接地の状態は、それぞれ別の測定対象です。

測定器・写真鑑別
器具・材料主な用途・区別
電力計/電力量計瞬時のW/積算のWh・kWh
テスタ/検相器導通・電圧等/三相の相順
絶縁抵抗計/接地抵抗計漏れにくさ/接地極の抵抗
クランプ式電流計導体をはさんで電流を測定

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央の仕切りを挟み、左に絶縁抵抗計と「電気が外へ漏れにくいか」を示す図、右に接地抵抗計と接地極・大地を描く。それぞれの計器から測定対象へ矢印を向け、両方の表示に同じ「Ω」を記す。
覚えること:同じΩでも対象で測定器を選ぶ

外へ電気が漏れにくいかなら絶縁抵抗計、接地極と大地との抵抗なら接地抵抗計です。配線の電流を調べるクランプメータと、電圧の有無を確認する検電器も区別します。

同じΩの表示でも、接地抵抗は大地へのつながりやすさ、絶縁抵抗は漏れにくさを評価します。測定方式と対象が違うため、単位だけで器械を選べません。

測る量から計器を選ぶ

測る量から計器を選ぶの図解。1つの台を中央の縦線で左右に分け、左は「電力計」から「有効電力W」へ、右は「電力量計」から「電力量Wh・kWh」へ上向きの矢印で結ぶ。右側だけに「消費電力量」を添え、左右の測定対象を混同させない。
覚えること:消費電力量は電力量計で測る

電圧計は測る部分と並列、電流計は回路に直列に接続するのが基本です。クランプ式電流計は通電中の導体を1本はさんで負荷電流を測ります。往復の電線を一括してはさむと負荷電流は打ち消し合うため、漏れ電流の測定になります。単相3線式では中性線を含む3本を一括します。

電力計は瞬時の有効電力W、電力量計は積算のWh・kWhを測ります。2026年上期の公開問題は「電力計で消費電力量を測る」という組合せを誤りとして問います。回路計(テスタ)は導通や電圧、検相器は三相の相順を確認します。

絶縁抵抗計は電路と大地間等の絶縁、接地抵抗計は接地極と大地の抵抗、検電器は電圧の有無を調べます。計器の外観だけでなく、単位・端子表示・測定対象から識別します。測定手順や合否基準は検査の章で確認します。

確認

確認の図解。中央に測定器を1台大きく描き、外観の横には「これだけでは判断できない」と分かる×印を置く。本体の「型名」「選んだ機能」「測定レンジ」から右下の確認欄へ矢印を集める。
覚えること:型名・選んだ機能・測定レンジを確認

一台で複数機能を持つ測定器もありますが、外観からすべて測れるとは判断できません。型名だけでなく選んだ機能と測定レンジを確認します。

試験に出る

  • 「何を知りたいか」から測定器を選ぶ問題(頻出の写真鑑別)。
  • 絶縁抵抗計と接地抵抗計の測定対象の違い。
  • クランプメータと検電器の用途の区別。
  • 同じΩ表示でも評価内容が違うことを問う正誤問題。
  • 型名だけでなく測定機能とレンジを確認すること。
  • 電圧・電流・電力・電力量
  • 導通・相順
  • 絶縁・接地・検電
  • クランプ形漏れ電流計では、中性線を含む全ての電線を一括してはさむこと。

重要な言葉

絶縁抵抗計
電路が電流を漏らしにくいかを測る測定器。
接地抵抗計
接地極と大地との間の抵抗を測る測定器。
検電器
電圧の有無を確認する器具。
クランプメータ
電線を挟んで電流を測る測定器。

確認問題

確かめよう接地極の状態確認に絶縁抵抗計を選ぶのは適切?

いいえ。必要なのは接地抵抗の測定機能です。

接地極の状態を確認するには絶縁抵抗計を使う。

絶縁抵抗は電路がどれだけ電流を漏らしにくいかを評価する。

単相3線式回路の漏れ電流は、中性線を除く電圧線2本を一括してクランプして測る。

接地極と大地との抵抗を測る測定器は?

配線の電流を測るのに適した測定器は?

測定器を選ぶ問題では、器械の名前より「何を知りたいか」を先に考えます。電流、電圧、絶縁の状態、は、それぞれ別のです。

外へ電気が漏れにくいかなら、接地極と大地との抵抗ならです。配線の電流を調べるクランプメータと、電圧の有無を確認する検電器も区別します。

同じΩの表示でも、は大地へのつながりやすさ、は漏れにくさを評価します。測定方式と対象が違うため、単位だけで器械を選べません。

一台で複数機能を持つ測定器もありますが、外観からすべて測れるとは判断できません。だけでなく選んだ機能とを確認します。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

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