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電気工事士試験 · 学習ガイド

施工方法

施工場所の条件から材料や工法を判断し、支持・保護・接地・接続が必要な理由を学びます。規定の数字を、守りたいものと結び付けて読みます。

仕組みを理解する

工事場所と施工判断

施設場所とは、配線や設備を施工する場所の条件のことで、湿気や水気、腐食性物質、外力、点検性などによって選べる工法が変わります。

場所から施工条件を考える。乾いた室内、水滴のある場所、点検できない壁内を三つの明確な枠に分ける。
乾燥した場所か、水気があるか、あとから点検できるかで施工条件が変わります。工法を選ぶ前に場所の条件を整理します。

同じ配線でも、乾燥した居室と水気のある場所では傷み方や危険が違います。工法の可否を選ぶ前に、問題文にある場所の条件を読み取ります。

工事場所と施工判断
条件・区分施工判断
場所乾燥/湿気・水気、露出/隠ぺい、点検性
電圧使用電圧と対地電圧を区別
工法電線・管・ケーブルの種類ごとに適否判定
保護感電・機械的損傷・火災への対策を組合せ
工事場所と施工判断
工事の種類(使用電圧300V以下)展開した場所点検できる隠ぺい場所点検できない隠ぺい場所
金属管・合成樹脂管・金属可とう電線管・ケーブル乾燥・湿気・水気とも可乾燥・湿気・水気とも可乾燥・湿気・水気とも可
がいし引き乾燥・湿気・水気とも可乾燥・湿気・水気とも可不可
金属線ぴ・金属ダクト・ライティングダクト乾燥した場所のみ乾燥した場所のみ不可
フロアダクト不可不可乾燥した場所のみ
工事場所と施工判断
特殊場所使える工事
爆燃性粉じん(マグネシウム・アルミニウム等の粉じん)金属管工事(薄鋼電線管以上、5山以上のねじ接続)、ケーブル工事(原則として防護装置に収める)
可燃性ガス・引火性物質の蒸気金属管工事(薄鋼電線管以上、5山以上のねじ接続)、ケーブル工事
可燃性粉じん(小麦粉・でん粉等)合成樹脂管工事(厚さ2mm以上、CD管を除く)、金属管工事、ケーブル工事
危険物(石油類・セルロイド等)の製造・貯蔵場所合成樹脂管工事(厚さ2mm以上、CD管を除く)、金属管工事、ケーブル工事

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。一つの部屋の断面を描き、上の天井裏と横の壁内部を仕切って示す。天井裏には開いた点検口からの矢印を入れ、壁内部には点検口を描かず、点検性が異なることを対比する。
覚えること:点検できる天井裏と壁内は別条件

「点検できる天井裏」と「壁の内部で点検できない場所」は別条件です。屋内か屋外かだけで分けず、湿気・水気・腐食性物質・外力・点検性を順に書き出します。

施工制限は、絶縁の劣化や機械的損傷、接続部の異常を防ぐための条件です。材料の得意不得意を場所へ結び付けると、可否表が理由のある表になります。

場所・電圧・工法の順に判定

場所・電圧・工法の順に判定の図解。正方形の上から下へ「場所を分ける」→「電線の種類・使用電圧・対地電圧を確認」→「工法の規定を当てはめる」を太い矢印でつなぐ。最後の枠は手前の確認結果で判断する形にし、仕切りで独立した判定に見せない。
覚えること:場所と電線・電圧を確認後、工法判定

施設場所は乾燥・湿気・水気、露出・隠ぺい、点検可能・不可能、外力や熱の有無を分けます。同じ管でも場所と電圧で許される施工が違います。まず電線の種類と使用電圧・対地電圧を確認し、次に工法ごとの規定を当てはめます。

住宅の屋内電路の対地電圧は原則150V以下です。定格消費電力2kW以上の機器は、対地電圧300V以下で、簡易接触防護措置、専用の配線用遮断器と漏電遮断器、屋内配線との直接接続などを満たせば例外になります。公式例題の三相200Vルームエアコンも、コンセント接続には置き換えられません。

水気のある場所は感電リスクが高く、接地・漏電保護・器具の防水性を併せて判断します。金属管、PF管、CD管、ケーブルでは許される場所や支持方法が異なるため、「管に入れれば安全」と一括しません。

確認

確認の図解。左に条件が書かれた文章、右に並ぶ参照欄を置き、文章中の指定条件から参照する欄へ矢印を引く。条件を省略した場合に見てしまう「別の欄」は仕切って示し、具体的な欄の内容は描かない。
覚えること:文章の指定条件を省略せず欄を参照

「屋内だから乾燥している」「隠ぺいされているから点検できない」とは限りません。文章で指定された条件を省略すると、別の欄を参照してしまいます。

試験に出る

  • 場所の条件(湿気・水気・腐食性物質・外力・点検性)を読み取り、工法の可否を判断する問題。
  • 「点検できる天井裏」と「点検できない壁内部」を同じ条件として扱わせる選択肢に注意します。
  • 施工制限は、絶縁の劣化・機械的損傷・接続部異常を防ぐための条件である点が問われます。
  • 屋内・屋外という言葉だけで決めず、文章で指定された条件を省略しないことが重要です。
  • 材料ごとの得意・不得意を場所に当てはめて考える姿勢が問われます。
  • 場所・電圧・工法の三段階
  • 住宅の対地電圧の原則と例外
  • 水気・外力・点検性
  • 施設場所と工事の種類の可否表(点検できない隠ぺい場所で使える工事など)。
  • 粉じん・可燃性ガス・危険物のある場所で使える工事の組合せ。
  • 住宅で対地電圧300V以下が認められる2kW以上の機器の条件。

重要な言葉

施設場所
湿気・水気・腐食性物質・外力・点検性など、配線を施設する場所の条件。
施工制限
絶縁劣化や機械的損傷、接続部の異常を防ぐために工法へ課される条件。
点検性
点検できる場所か、壁内部などで点検できない場所かの区別。
展開した場所
天井や壁の表面など、配線が露出して見える場所。
点検できる隠ぺい場所
点検口のある天井裏など、隠れているが開けて点検できる場所。

確認問題

確かめよう湿気の有無と点検性は同じ分類軸?

いいえ。両方の条件をそろえて工法を判断します。

屋内であれば、湿気や点検性を確認しなくても工法を決めてよい。

施工制限は、絶縁の劣化や機械的損傷を防ぐための条件である。

点検できない隠ぺい場所の乾燥した場所には、金属線ぴ工事で低圧屋内配線を施設できる。

可燃性ガスが滞留するおそれのある場所では、合成樹脂管工事で配線してよい。

工法の可否を判断するとき、最初に確認するものは?

施工制限が防ごうとしているものは?

点検できない隠ぺい場所の湿気の多い場所に施設できる工事は?

同じ配線でも、乾燥した居室とのある場所では傷み方や危険が違います。工法の可否を選ぶ前に、問題文にあるを読み取ります。

「点検できる天井裏」と「壁の内部で」は別条件です。屋内か屋外かだけで分けず、湿気・水気・・外力・点検性を順に書き出します。

は、絶縁の劣化や機械的損傷、接続部の異常を防ぐための条件です。材料のを場所へ結び付けると、可否表が理由のある表になります。

「屋内だからしている」「隠ぺいされているから点検できない」とは限りません。文章で指定されたを省略すると、別の欄を参照してしまいます。

ケーブル工事(最頻出)

ケーブル工事とは、絶縁被覆をもつケーブルを支持物に固定して施設する工法で、支持間隔や曲げ半径、固定方法の条件を守って被覆の損傷を防ぎます。

ケーブルを傷めず支持する。壁面にケーブルが整然と支えられた大きい概念図。
ケーブルは適切に支持し、被覆を傷めたり無理に曲げたりしないように扱います。支持間隔などの具体的条件は工法と材料の指定に照らして確認します。

配線は電気が流れるだけでなく、長く安全な形を保つ必要があります。ケーブルの支持・曲げ・保護は、重さや外力による被覆損傷を防ぐために行います。

ケーブル工事(最頻出)
条件・区分施工判断
造営材の下面・側面支持点間は原則2m以下
接触防護措置を施した垂直取付け支持点間は6m以下
貫通部・角被覆を傷つけない保護
接続部適切なボックス・絶縁・点検性
ケーブル工事(最頻出)
条件・区分施工判断
キャブタイヤケーブルの支持点間1m以下
曲げ半径(屈曲部の内側)ケーブル外径の6倍以上(内線規程)
重量物の圧力・機械的衝撃を受ける箇所適当な防護装置を設ける
コンクリートへの直接埋込みMIケーブル・コンクリート直埋用ケーブル等に限る
弱電流電線(電話線等)原則として同一の管・ボックスに収めない
防護装置の金属製部分(300V以下)D種接地。全長4m以下を乾燥した場所に施設する場合等は省略可
地中電線路(直接埋設式)重量物の圧力を受けるおそれのある場所は1.2m以上、その他は0.6m以上。トラフ等で防護

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。左から垂れ下がるケーブル、中央の支持箇所、右の器具の接続部を一続きに描く。引張りの矢印は支持箇所で止め、接続部へ力を集中させない役割を示す。
覚えること:支持して接続部への力の集中を防ぐ

ケーブルが垂れ下がる区間と、器具へ入る部分に無理な引張りがかかる区間を図で探します。支持箇所は見た目を整えるだけでなく、接続部へ力を集中させない役割があります。

必要な支持間隔や曲げ条件はケーブルの種類・工法・施設場所で決まります。試験では指定された表や条件を読み、間隔の数字を別の材料へそのまま当てはめないことが大切です。

支持間隔と機械的保護

支持間隔と機械的保護の図解。1つの造営材の角を描き、上部の下面沿いケーブルには支持点間を示す横矢印「原則2m以下」、右側の接触防護を施した垂直ケーブルには縦矢印「6m以下」を置く。2本の寸法線を色分けし、それぞれ別の条件だと分かるようにする。
覚えること:接触防護して垂直なら6m以下

ケーブルを造営材の下面・側面に沿って取り付ける場合、支持点間隔は原則2m以下です。接触防護措置を施して垂直に取り付ける場合は6m以下という別の条件があります。2026年上期公開問題はこの2mと6mの対応を問います。

支持はケーブルの自重を支え、接続部への引張りや被覆損傷を防ぎます。貫通部、角、外力がかかる場所では適切な保護を追加します。ケーブルの種類や取付け方向、接触防護の有無を読まずに、2mまたは6mをすべての配線に当てはめません。

ケーブル工事はケーブル自体の外装を利用しますが、接続部は適切なボックス等に設け、絶縁と点検性を確保します。コードやキャブタイヤケーブルを固定配線へ無条件に代用しません。

確認

確認の図解。中央にケーブルと固定具を大きく描き、締め付け部分の被覆がつぶれる様子を示す。「きつい固定」から「被覆のつぶれ」へ短い矢印を引く。
覚えること:固定で被覆をつぶさない

きつく締めれば安全というわけではありません。固定によって被覆をつぶしたり、鋭い縁で傷つけたりすれば、保護の目的に反します。

試験に出る

  • 支持間隔や曲げ半径などの条件は、ケーブルの種類・工法・施設場所ごとに異なることを問う問題。
  • 支持の目的は、自重や外力による被覆損傷を防ぎ、接続部へ力を集中させないことです。
  • きつく締めればよいのではなく、被覆をつぶしたり鋭い縁で傷つけたりしない固定が求められます。
  • ある材料の支持間隔の数字を、別の材料へそのまま当てはめさせる選択肢に注意します。
  • 支持箇所は見た目を整えるだけでなく、接続部を保護する役割がある点を押さえます。
  • 下面・側面2mと条件付き垂直6m
  • 外力・貫通部の保護
  • 接続部とコードの境界
  • VVFの曲げ半径(外径の6倍以上)、コンクリートへの直接埋設の可否。
  • 地中電線路の直接埋設の深さ(1.2m・0.6m)と、地中に絶縁電線を使えないこと。

重要な言葉

支持間隔
ケーブルを支持物に固定する間隔。種類・工法・施設場所で決まる。
曲げ半径
ケーブルを曲げるときに守る半径の条件。
被覆損傷
自重や外力、鋭い縁でケーブルの絶縁被覆が傷むこと。
直接埋設式
地中電線をトラフ等で防護して、地中に直接埋める方式。

確認問題

確かめよう支持の目的を一つ説明すると?

重さや外力からケーブルと接続部を守り、必要な形を保つことです。

ケーブルは、きつく締めるほど安全に固定できる。

支持間隔は、ケーブルの種類や施設場所によって変わる。

直接埋設式の地中電線路は、車両が通る場所でも埋設深さを0.6m以上とすればよい。

ケーブルを支持する主な目的は?

支持間隔の数字を扱うとき正しいのは?

キャブタイヤケーブルを除くケーブルを、造営材の側面に沿って水平に取り付けるときの支持点間距離は?

配線は電気が流れるだけでなく、長く安全な形を保つ必要があります。ケーブルの・曲げ・保護は、重さやによる被覆損傷を防ぐために行います。

ケーブルが垂れ下がる区間と、器具へ入る部分に無理ながかかる区間を図で探します。支持箇所は見た目を整えるだけでなく、へ力を集中させない役割があります。

必要なやはケーブルの種類・工法・施設場所で決まります。試験では指定された表や条件を読み、間隔の数字を別の材料へそのまま当てはめないことが大切です。

きつく締めれば安全というわけではありません。によって被覆をつぶしたり、鋭いで傷つけたりすれば、保護の目的に反します。

金属管工事

金属管工事とは、金属製の管に電線を通して機械的に保護する工法で、管の接続や接地、管端での被覆保護まで含めて施工します。

配管で電線を保護。中央にケーブルを囲む管の断面、左に金属管、右に樹脂管。
金属管も樹脂管も電線を保護しますが、材料により使える場所や施工条件が異なります。管の種類と条件を組み合わせて判断します。

金属管は電線を機械的に保護しますが、金属自体は電気を通します。そのため、管の接続や接地、端部で電線を傷つけない構造まで一緒に学びます。

金属管工事
条件・区分施工判断
切断・面取り金切りのこ、やすり・リーマ
曲げパイプベンダ
管同士適合するカップリング
管とボックスコネクタ・ロックナット等
管端ブッシング等で被覆を保護
金属管工事
項目要件(使用電圧300V以下)
金属管の厚さコンクリート埋込みは1.2mm以上。継手のない長さ4m以下を乾燥した展開した場所に施設するものは0.5mm以上。その他は1mm以上
金属管の接地D種接地(300V超はC種。接触防護措置を施せばD種)
D種接地の省略①管の全長4m以下を乾燥した場所に施設
D種接地の省略②対地電圧150V以下で、管の全長8m以下に簡易接触防護措置を施すか乾燥した場所に施設
金属可とう電線管工事原則2種金属製可とう電線管。全長4m以下なら接地省略可
金属線ぴ工事全長4m以下、または対地電圧150V以下で全長8m以下に簡易接触防護措置を施すか乾燥した場所に施設すれば接地省略可
ライティングダクト工事支持点間2m以下、開口部は原則下向き、終端部は閉そく、造営材を貫通しない。対地電圧150V以下かつ全長4m以下なら接地省略可

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央に金属管の開口部を大きく描き、鋭い切断面と管内の電線の被覆を見せる。管端保護部材から切断面へ向かう矢印を置き、下部は仕切り線で「覚えること」を分ける。
覚えること:鋭い管端は被覆を傷める原因

管を切った断面が鋭ければ、内部の電線の被覆を傷める原因になります。管端を保護する部材は「電線が触れる縁を守るもの」と考えると役割を説明できます。

管・ボックス間の電気的連続性は、漏電時の保護と関係します。接続部品の固定と電気的な接続を混同せず、工法ごとの要求を確認します。

金属管の部材と連続性

金属管の部材と連続性の図解。中央に薄鋼電線管がボックスへ入る接続部を大きく描き、境目のロックナットを拡大して示す。管からボックスへ向かう矢印で電気的連続性を示し、その横に接地の確認項目を置く。
覚えること:薄鋼管と箱:ロックナット、導通・接地確認

鋼製電線管は金切りのこで切断し、やすり・リーマで管端のバリを除き、パイプベンダで曲げます。管端にブッシング等を設け、引込み時に電線の絶縁被覆を傷つけないようにします。

同種の管同士は適合するカップリング、薄鋼電線管とボックスはロックナット、ねじなし電線管とボックスはねじなしボックスコネクタで堅ろうに接続し、電気的連続性と接地を確認します。2026年上期問題では、同径の薄鋼電線管をコンビネーションカップリングで接続する選択肢が不適切でした。

管内で電線を接続すると点検・絶縁を確保しにくいため、接続はボックス内で行います。電線は屋外用ビニル絶縁電線以外の絶縁電線とし、単線は直径3.2mm以下です。管の曲げ半径(内側)は管内径の6倍以上とします(内線規程)。

確認

確認の図解。中央でエルくんが金属管を取り付ける一場面を描き、その下に「必要な接地」と「電気的連続性」の確認欄を左右に並べる。金属管から両欄へ点線矢印と「?」を伸ばし、取付だけでは自動的に満たされないことを示す。
覚えること:取付だけで接地・連続性は保証されない

金属管を取り付けただけで、必要な接地や電気的連続性が自動的に満たされるとは限りません。また管の途中で電線を自由に接続してよいわけでもありません。

試験に出る

  • 金属管は電線を機械的に保護する一方、金属自体は電気を通す点を問う問題。
  • 管端では、鋭い縁で電線の絶縁被覆を傷つけないよう保護部材を使います。
  • 管とボックス間の電気的連続性は漏電時の保護に関係し、ボンディングが重要です。
  • 金属管を付けただけで接地や電気的連続性が自動的に満たされるわけではない点に注意します。
  • 管の途中で電線を自由に接続してよいわけではない点も確認します。
  • 切断・面取り・曲げ
  • 同種・異種の継手
  • 管内接続と接地
  • 金属管の厚さ(1.2mm・1mm・0.5mm)とD種接地の省略条件(4m・8m)。
  • 金属可とう電線管・金属線ぴ・ライティングダクトの接地省略と施工条件。

重要な言葉

ボンディング
金属管とボックスなどの間に電気的な連続性をもたせる接続。
管端保護
管の切り口で電線の絶縁被覆を傷つけないようにする処置。
電気的連続性
管やボックスの間で電気が途切れずに通じる性質。
ねじなし電線管
ねじを切らず、ボックスコネクタ等の止めねじで接続する金属管。
簡易接触防護措置
設備を人が容易に触れない高さや位置に施設するなどの措置。

確認問題

確かめよう管端保護の主な対象は金属管の外観?

いいえ。管の縁に接する電線の絶縁被覆を傷つけないためです。

金属管を取り付ければ、必要な接地は自動的に満たされる。

管の切り口が鋭いと、内部の電線の被覆を傷めることがある。

対地電圧100Vの配線で、全長6mの金属管を乾燥した場所に施設する場合は、D種接地工事を省略できる。

ライティングダクトの開口部は、原則として上向きに施設する。

管端保護の主な目的は?

管とボックスの電気的連続性が関係するのは?

三相3線式200Vの金属管工事で、管のD種接地工事を省略できるのは?

は電線を機械的に保護しますが、金属自体は電気を通します。そのため、管の接続や、端部で電線を傷つけない構造まで一緒に学びます。

管を切った断面が鋭ければ、内部の電線のを傷める原因になります。を保護する部材は「電線が触れる縁を守るもの」と考えると役割を説明できます。

管・ボックス間のは、漏電時の保護と関係します。接続部品の固定と電気的な接続を混同せず、工法ごとのを確認します。

金属管を取り付けただけで、必要なや電気的連続性が自動的に満たされるとは限りません。また管の途中で電線を自由にしてよいわけでもありません。

合成樹脂管工事

合成樹脂管工事とは、樹脂製の管に電線を通す工法で、軽く絶縁性がある一方、熱や衝撃、使用場所への適合を確認して管種を選びます。

配管で電線を保護。中央にケーブルを囲む管の断面、左に金属管、右に樹脂管。
金属管も樹脂管も電線を保護しますが、材料により使える場所や施工条件が異なります。管の種類と条件を組み合わせて判断します。

樹脂管は金属管と材料の性質が異なります。軽く絶縁性がある一方、熱・衝撃・使用場所への適合を確認する必要があり、樹脂製というだけで同じ工法にはなりません。

合成樹脂管工事
条件・区分施工判断
VE管硬質ポリ塩化ビニル電線管。TSカップリング等で接続
PF管自消性のある難燃性の可とう管。露出・隠ぺい配管が可能
CD管難燃性なし。コンクリートに直接埋め込むか、専用の管・ダクトに収める
樹脂管内の電線管が絶縁性でも許容電流・接続を確認
合成樹脂管工事
項目要件
管の厚さ(可とう管・CD管を除く)2mm以上(300V以下で乾燥した展開した場所等に接触防護措置を施す場合を除く)
差込み深さ管の外径の1.2倍以上(接着剤を使う場合は0.8倍以上)
支持点間1.5m以下。管端・管とボックスの接続点・管相互の接続点の近くも支持
管内の電線接続点を設けない。屋外用ビニル絶縁電線は使えない
金属製ボックスの接地D種接地。乾燥した場所、または対地電圧150V以下で簡易接触防護措置を施せば省略可

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央の仕切りを挟んで左にPF管、右にCD管を並べる。各管の表示から下部の「施工場所」「埋設方法」へ照合する矢印を引き、具体的な使用可否は示さない。
覚えること:表示を読み、場所・埋設方法に対応

PF管とCD管は外観が似ていても、使用できる施工条件が同じではありません。識別問題では形だけでなく表示を読み、指定された場所や埋設方法へ対応させます。

管の種類ごとに耐熱性や難燃性などの性能が異なり、それが使用条件に反映されます。どの環境から電線を守る必要があるかを先に考えます。

VE・PF・CDの適用

VE・PF・CDの適用の図解。正方形の中央にコンクリートの断面を大きく描き、その内部へCD管が直接入る様子を示す。管の周囲には別の管やダクトを描かず、下向きの矢印で埋め込む動きを示す。
覚えること:CD管はコンクリートに直埋め可

硬質ポリ塩化ビニル電線管(VE)は管同士をTSカップリング等で接続します。合成樹脂製可とう管にはPF管とCD管があり、PF管は自消性のある難燃性で露出・隠ぺい配管に使えます。CD管は難燃性がなく、使える場所が限られます。

CD管は直接コンクリートに埋め込むか、専用の不燃性または自消性のある難燃性の管・ダクトに収めて施設します。2026年上期の木造住宅問題では、CD管を床下・壁内・天井裏に配管する選択肢が不適切です。可とう管相互、CD管相互、PF管とCD管は直接接続しません。

樹脂管自体は接地不要ですが、金属製ボックスを使う場合はボックスにD種接地が必要です(乾燥した場所などは省略可)。内部の電線の絶縁・許容電流、接続部の施工、機械的保護も引き続き必要です。

確認

確認の図解。中央にエルくんが電線を通す樹脂管を大きく描く。背景を縦線で仕切り、左に樹脂管の「絶縁性」、右に配線全体で確認する「許容電流」と「接続位置」を置き、それぞれ中央から矢印で結ぶ。
覚えること:樹脂管でも許容電流と接続位置を確認

樹脂管だから内部の電線の許容電流や接続位置を無視できるわけではありません。材料の絶縁性と、配線全体の安全条件は別です。

試験に出る

  • PF管とCD管は外観が似ても施工条件が同じではないため、表示を読んで識別する問題。
  • 管種ごとに耐熱性や難燃性などの性能が異なり、それが使用条件に反映されることを問われます。
  • 樹脂管の絶縁性と、配線全体の許容電流などの安全条件は別である点に注意します。
  • 似た管でも管種と施工条件の組合せを確認する必要があることを押さえます。
  • 樹脂製というだけで同じ工法になると考えさせる選択肢に注意します。
  • 硬質VEと可とうPF・CD
  • CD管の埋設条件
  • 絶縁性と配線全体の安全
  • 合成樹脂管の差込み深さ(外径の1.2倍、接着剤使用で0.8倍)と支持点間1.5m。
  • CD管の施設方法(コンクリート直接埋込み、または専用の管・ダクトに収める)。

重要な言葉

PF管
自消性のある難燃性の合成樹脂製可とう電線管。露出・隠ぺい配管に使える。
CD管
難燃性のない合成樹脂製可とう電線管。主にコンクリート埋設に使う。
難燃性
火がつきにくく、燃え広がりにくい性質。
差込み深さ
管をカップリングやボックスに差し込む長さ。管の外径に対する倍率で決める。

確認問題

確かめよう似た蛇腹状の管なら表示を読まず交換できる?

いいえ。管種と施工条件の組合せを確認する必要があります。

PF管とCD管は、外観が似ていれば同じ施工条件で使える。

樹脂管は絶縁性があるため、許容電流を無視してよい。

合成樹脂管相互を接着剤を使って接続するとき、差込み深さは管の外径の0.8倍以上とする。

合成樹脂管の支持点間の距離は2m以下とする。

PF管とCD管を識別するときに見るものは?

管種ごとに異なり、使用条件に反映される性能は?

CD管の施設方法として適切なものは?

は金属管と材料の性質が異なります。軽く絶縁性がある一方、熱・衝撃・への適合を確認する必要があり、樹脂製というだけで同じ工法にはなりません。

とは外観が似ていても、使用できる施工条件が同じではありません。識別問題では形だけでなく表示を読み、指定された場所や埋設方法へ対応させます。

管の種類ごとにやなどの性能が異なり、それが使用条件に反映されます。どの環境から電線を守る必要があるかを先に考えます。

樹脂管だから内部の電線のや接続位置を無視できるわけではありません。材料のと、配線全体の安全条件は別です。

接地工事

接地工事とは、器具の金属製部分や電路を大地に接続し、漏電時に人が触れる部分の危険を減らすための保護工事です。

接地が漏れ電流の経路を作る。機器金属ケースから接地線が大地へつながり、漏れ電流を示す小さな矢印がその経路へ流れる。
機器の金属ケースと大地を接地線で結び、漏れ電流の経路を設けます。接地だけであらゆる感電を防げるわけではなく、保護装置も含めて考えます。

器具の金属ケースに漏電したとき、人が触れる部分の危険を減らすために接地が使われます。通常使う電流の通り道とは別の、保護のためのつながりとして考えます。

接地工事
条件・区分施工判断
A種高圧・特別高圧機器等/原則10Ω以下
B種高圧等から低圧への変圧器の低圧側等/計算で決まる値
C種300V超の低圧機器外箱等/原則10Ω以下(0.5秒以内の自動遮断で500Ω以下)
D種300V以下の低圧機器外箱等/原則100Ω以下(0.5秒以内の自動遮断で500Ω以下)
接地線(C種・D種)直径1.6mm以上の軟銅線等。移動機器は多心コードの0.75mm²の1心も可
接地工事
D種接地を省略できる主な場合条件
対地電圧150V以下の機器乾燥した場所に施設する
低圧の機器乾燥した木製の床など絶縁性のものの上で取り扱う
二重絶縁構造の機器二重絶縁の機械器具を使う
絶縁変圧器二次側300V以下・容量3kV·A以下で、負荷側の電路を接地しない
漏電遮断器水気のある場所以外で、定格感度電流15mA以下・動作時間0.1秒以下の電流動作型を施設する

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。画面を縦に仕切り、左のケースと右の変圧器の低圧側をそれぞれ囲む。両側から別々の接地線を下の「大地」へ伸ばし、接地する対象によって目的と接地種別が異なることを示す。
覚えること:ケースと低圧側は接地の目的・種別が違う

「ケースの接地」と「変圧器の低圧側接地」は、同じ大地への接続でも目的や適用する接地種別が違います。何を接地するのかを図で囲むと混同を防げます。

接地種別は設備や電圧、保護の目的などで決まります。A・B・C・Dの名称だけでなく、対象と接地抵抗等の条件を一組で覚えます。

接地の種類・対象・例外

接地の種類・対象・例外の図解。中央を左右に仕切り、300Vを超える低圧機器の金属製外箱等に対応するC種と、300V以下に対応するD種の原則値を比較する。両列から下段の「地絡時→0.5秒以内に自動遮断する装置→500Ω以下」へ矢印を引き、緩和条件が両種に共通することを示す。
覚えること:地絡時0.5秒以内自動遮断→500Ω以下

A種は高圧・特別高圧機器等、B種は高圧・特別高圧から低圧へ変圧する系統の低圧側、C種は300Vを超える低圧機器の金属製外箱等、D種は300V以下の低圧機器の金属製外箱等に対応します。住宅の100V・200V器具では通常D種の対象を判断します。

A種・C種は原則10Ω以下、D種は原則100Ω以下です。C種・D種は、地絡時に0.5秒以内に自動遮断する装置を施設すれば500Ω以下に緩和されます。省略の可否は数値だけで決めず、使用電圧、設置場所、二重絶縁、絶縁変圧器、漏電遮断器の性能を一組で見ます。

接地線は通常電流を流す中性線とは役割が異なります。接地抵抗が低くても電路の絶縁が不良なら合格ではありません。接地極との接続状態と、電路と大地間の絶縁抵抗を別々に測ります。

確認

確認の図解。中央に「安全」を置き、周囲を3つに仕切って「接地」「絶縁」「漏電保護」を別々に配置する。それぞれから中央へ矢印を向け、異なる対策が安全を支える関係を示す。
覚えること:接地しても絶縁・漏電保護は不要にならない

接地をしたら絶縁や漏電保護が不要になるわけではありません。複数の対策が異なる働きで安全を支えるため、一つの対策を万能としないようにします。

試験に出る

  • 接地は、漏電時に人が触れる金属部分の危険を減らす保護である点を問う問題。
  • 「ケースの接地」と「変圧器の低圧側の接地」は目的や適用する接地種別が違う点に注意します。
  • 接地種別は設備・電圧・保護の目的で決まり、A〜Dの名称だけでなく対象と条件を一組で覚えます。
  • 接地をしても絶縁や漏電保護が不要になるわけではないことを押さえます。
  • 接地抵抗と絶縁抵抗では、電気を通したいか遮りたいかが逆である点を確認します。
  • A・B・C・D種の対象
  • 抵抗値と条件付き例外
  • 中性線・絶縁との違い
  • C種・D種の接地抵抗値が、0.5秒以内の自動遮断で500Ωまで緩和されること。
  • D種接地の省略条件(乾燥・150V以下、二重絶縁、絶縁変圧器、15mA・0.1秒の漏電遮断器)。

重要な言葉

接地工事
器具の金属部分や電路を大地に接続する保護のための工事。
接地種別
設備・電圧・保護の目的に応じて決まるA〜D種などの区分。
接地抵抗
接地極から大地へ電流が流れるときの流れにくさ。
二重絶縁
基礎絶縁に補強絶縁を加え、接地がなくても感電を防ぐ構造。

確認問題

確かめよう接地抵抗と絶縁抵抗はどちらも大きいほどよい?

いいえ。接地と絶縁では、電気を通したいか遮りたいかが逆です。

接地をしておけば、絶縁や漏電保護は不要になる。

ケースの接地と変圧器の低圧側の接地は、目的や接地種別が異なる。

水気のある場所の機器でも、定格感度電流15mA・動作時間0.1秒の漏電遮断器を施設すればD種接地工事を省略できる。

接地工事の主な目的は?

接地種別の違いを分ける要素でないものは?

地絡時に0.5秒以内に自動遮断する装置を施設した場合、D種接地工事の接地抵抗値の上限は?

器具の金属ケースにしたとき、人が触れる部分の危険を減らすためにが使われます。通常使う電流の通り道とは別の、保護のためのつながりとして考えます。

「ケースの接地」と「変圧器の」は、同じ大地への接続でも目的や適用するが違います。何を接地するのかを図で囲むと混同を防げます。

接地種別は設備や、保護の目的などで決まります。A・B・C・Dの名称だけでなく、対象と等の条件を一組で覚えます。

接地をしたら絶縁やが不要になるわけではありません。複数の対策が異なる働きで安全を支えるため、一つの対策をとしないようにします。

接続・結線

電線の接続とは、電線どうしや器具の端子をつなぐ作業で、電流を安定して通し、引張りに耐え、絶縁を保つことが求められます。

接続は導通と絶縁を両立。一つの電線接続部の拡大断面。
接続部では導体が確実につながることと、外側の絶縁が保たれることを両方確認します。実際の施工方法は器具や接続方式の指定に従います。

電線の接続部は、電流を安定して通し、引張りなどでも外れず、絶縁も保つ必要があります。金属同士が触れて点灯することだけでは、適切な接続の確認になりません。

接続・結線
条件・区分施工判断
電気接続部で抵抗を増やさない
機械通常の使用で断線しない強さ
絶縁元の絶縁性能を低下させない
仕上げ刻印・挿入・露出・傷を確認
接続・結線
電線の組合せ(1.6mm・2.0mm単線)スリーブ刻印
1.6mm×2本小○
1.6mm×3〜4本小小
2.0mm×2本小小
2.0mm×1本+1.6mm×1〜2本小小
1.6mm×5〜6本中中
2.0mm×3〜4本中中
2.0mm×1本+1.6mm×3〜5本中中
2.0mm×2本+1.6mm×1〜3本中中
接続・結線
終端接続部の絶縁テープ(VVF1.6等)巻き方
ビニルテープ(厚さ約0.2mm)半幅以上重ねて2回(4層)以上
黒色粘着性ポリエチレン絶縁テープ(約0.5mm)半幅以上重ねて1回(2層)以上
自己融着性絶縁テープ(約0.5mm)半幅以上重ねて1回(2層)以上巻き、さらに保護テープを1回以上
差込形コネクタテープ巻きは不要

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央に接触が不十分な電線の接続部を大きく描き、左から「同じ電流」の矢印を通す。接続部から右へ「接続抵抗が大きい」→「I²Rの発熱が増える」と矢印でつなぎ、熱は接続部だけに示す。
覚えること:同じ電流でも接続抵抗が大きいと発熱増

接触が不十分で接続抵抗が大きくなると、同じ電流でもI²Rの発熱が増えます。「回路はつながっているのに接続部だけ熱くなる」という現象を説明できます。

圧着接続、差込形コネクタ、ねじ端子は、それぞれ適合する電線と接続条件があります。導体の種類・本数・サイズを確認して方式を選びます。

電気・機械・絶縁の三条件

電気・機械・絶縁の三条件の図解。中央にリングスリーブで接続する電線を大きく描き、左上の電気抵抗、右上の引張強さ、下の絶縁性能へ、それぞれ対応線を伸ばす。三条件の間に順序を示す矢印は付けず、一つの接続ですべて満たすことを示す。
覚えること:抵抗増なし・強度減20%未満・絶縁維持

電線接続では、電気抵抗を増加させず、引張強さを20%以上減少させず、絶縁性能を低下させないことが基本です。2025年上期の公表問題では、引張強さの10%減少は適切、電気抵抗の5%増加は不適切と判定します。導通しただけでは判定しません。

リングスリーブは電線の太さと本数に合う大きさ・圧着ダイスを選びます。差込形コネクタは指定のむき長さで奥まで挿入します。差込形コネクタは絶縁物で覆われているため、外側にビニルテープを巻く必要はありません。

引張強さは接続前と比べて20%以上減少させなければよく、電気抵抗は増加そのものを認めません。圧着後の刻印、導体の露出・傷、絶縁処理を順に点検します。

確認

確認の図解。中央の縦線で、左の「工具・材料の適合」と右の「完成後の状態」を分ける。右側には保持力と絶縁の状態を並べ、二つの確認を一つにまとめて描かない。
覚えること:工具・材料の適合と完成状態を別々に確認

差し込めたことや一度導通したことだけで、保持力や絶縁の状態まで合格とはいえません。工具・材料の適合と完成後の状態を別々に確かめます。

試験に出る

  • 接続部には、電流を安定して通す・外れにくい・絶縁を保つという複数の条件があることを問う問題。
  • 接続抵抗が大きくなるとI²Rの発熱が増え、接続部だけが熱くなる現象を説明できるようにします。
  • 圧着接続・差込形コネクタ・ねじ端子は、適合する電線や導体の種類・本数・サイズが異なります。
  • 差し込めただけ、導通しただけで保持力や絶縁まで合格とはいえない点に注意します。
  • 工具・材料の適合と完成後の状態を別々に確認することを押さえます。
  • 抵抗を増やさない
  • リングスリーブと差込形
  • 引張強さ・絶縁を別に確認
  • リングスリーブの大きさと刻印の組合せ(1.6mm×2本は小スリーブで「○」)。
  • 終端接続部のテープ巻き(ビニルテープは2回以上、自己融着性テープは保護テープを併用)。
  • 接続部の引張強さを20%以上減少させないこと。

重要な言葉

圧着接続
専用工具で電線と端子を圧着して接続する方式。
差込形コネクタ
電線を差し込んで接続する部材。適合する電線を確認する。
接続抵抗
接続部に生じる電気抵抗。大きいと発熱が増える。
刻印
圧着工具のダイスでスリーブに付く印。○・小・中・大で適正な圧着を確かめる。
リングスリーブ
電線同士を圧着接続する筒状の接続材料。小・中・大がある。

確認問題

確かめよう同じ10Aでも接続抵抗が2倍なら接続部の発熱は?

2倍。接続抵抗を小さく保つ理由がI²Rから分かります。

導通が一度確認できれば、保持力や絶縁の状態も合格とみなせる。

接続抵抗が大きくなると、同じ電流でも接続部の発熱が増える。

自己融着性絶縁テープを半幅以上重ねて1回(2層)巻けば、保護テープは不要である。

電線接続部の引張強さは、接続前の80%以上を保つ必要がある。

接続抵抗が大きくなったとき、接続部で起こりやすいことは?

接続方式を選ぶとき確認するものは?

1.6mmの電線4本をリングスリーブで圧着接続するときのスリーブと刻印は?

2.0mmの電線2本と1.6mmの電線1本を圧着接続するときのスリーブと刻印は?

電線のは、電流を安定して通し、引張りなどでも外れず、も保つ必要があります。金属同士が触れて点灯することだけでは、適切な接続の確認になりません。

接触が不十分でが大きくなると、同じ電流でもの発熱が増えます。「回路はつながっているのに接続部だけ熱くなる」という現象を説明できます。

、差込形コネクタ、ねじ端子は、それぞれ適合する電線と接続条件があります。導体の種類・本数・を確認して方式を選びます。

差し込めたことや一度したことだけで、保持力や絶縁の状態まで合格とはいえません。工具・材料のと完成後の状態を別々に確かめます。

覚えるポイント

  • 施工制限は、絶縁の劣化、機械的損傷、接続部の異常などを予防するための条件です。
  • 必要な支持間隔や曲げ条件はケーブルの種類・工法・施設場所で決まります。
  • 管・ボックス間の電気的連続性は、漏電時の保護と関係します。
  • 管の種類ごとに耐熱性や難燃性などの性能が異なり、それが使用条件に反映されます。
  • 接地種別は設備や電圧、保護の目的などで決まります。
  • 圧着接続、差込形コネクタ、ねじ端子は、それぞれ適合する電線と接続条件があります。
  • 金属管のD種接地は、全長4m以下を乾燥した場所に施設するか、対地電圧150V以下で全長8m以下(簡易接触防護措置または乾燥した場所)なら省略できます。
  • 合成樹脂管の支持点間は1.5m以下、差込み深さは外径の1.2倍(接着剤使用で0.8倍)以上です。
  • 地中電線路の直接埋設は、重量物の圧力を受けるおそれのある場所で1.2m以上、その他は0.6m以上です。
  • 1.6mm×2本の圧着は小スリーブで刻印「○」、2.0mm×2本や1.6mm×3〜4本は小スリーブで刻印「小」です。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

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