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電気工事士試験 · 学習ガイド

接続・結線

電線の接続とは

電線の接続とは、電線どうしや器具の端子をつなぐ作業で、電流を安定して通し、引張りに耐え、絶縁を保つことが求められます。

接続は導通と絶縁を両立。一つの電線接続部の拡大断面。
接続部では導体が確実につながることと、外側の絶縁が保たれることを両方確認します。実際の施工方法は器具や接続方式の指定に従います。

電線の接続部は、電流を安定して通し、引張りなどでも外れず、絶縁も保つ必要があります。金属同士が触れて点灯することだけでは、適切な接続の確認になりません。

接続・結線
条件・区分施工判断
電気接続部で抵抗を増やさない
機械通常の使用で断線しない強さ
絶縁元の絶縁性能を低下させない
仕上げ刻印・挿入・露出・傷を確認
接続・結線
電線の組合せ(1.6mm・2.0mm単線)スリーブ刻印
1.6mm×2本小○
1.6mm×3〜4本小小
2.0mm×2本小小
2.0mm×1本+1.6mm×1〜2本小小
1.6mm×5〜6本中中
2.0mm×3〜4本中中
2.0mm×1本+1.6mm×3〜5本中中
2.0mm×2本+1.6mm×1〜3本中中
接続・結線
終端接続部の絶縁テープ(VVF1.6等)巻き方
ビニルテープ(厚さ約0.2mm)半幅以上重ねて2回(4層)以上
黒色粘着性ポリエチレン絶縁テープ(約0.5mm)半幅以上重ねて1回(2層)以上
自己融着性絶縁テープ(約0.5mm)半幅以上重ねて1回(2層)以上巻き、さらに保護テープを1回以上
差込形コネクタテープ巻きは不要

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央に接触が不十分な電線の接続部を大きく描き、左から「同じ電流」の矢印を通す。接続部から右へ「接続抵抗が大きい」→「I²Rの発熱が増える」と矢印でつなぎ、熱は接続部だけに示す。
覚えること:同じ電流でも接続抵抗が大きいと発熱増

接触が不十分で接続抵抗が大きくなると、同じ電流でもI²Rの発熱が増えます。「回路はつながっているのに接続部だけ熱くなる」という現象を説明できます。

圧着接続、差込形コネクタ、ねじ端子は、それぞれ適合する電線と接続条件があります。導体の種類・本数・サイズを確認して方式を選びます。

電気・機械・絶縁の三条件

電気・機械・絶縁の三条件の図解。中央にリングスリーブで接続する電線を大きく描き、左上の電気抵抗、右上の引張強さ、下の絶縁性能へ、それぞれ対応線を伸ばす。三条件の間に順序を示す矢印は付けず、一つの接続ですべて満たすことを示す。
覚えること:抵抗増なし・強度減20%未満・絶縁維持

電線接続では、電気抵抗を増加させず、引張強さを20%以上減少させず、絶縁性能を低下させないことが基本です。2025年上期の公表問題では、引張強さの10%減少は適切、電気抵抗の5%増加は不適切と判定します。導通しただけでは判定しません。

リングスリーブは電線の太さと本数に合う大きさ・圧着ダイスを選びます。差込形コネクタは指定のむき長さで奥まで挿入します。差込形コネクタは絶縁物で覆われているため、外側にビニルテープを巻く必要はありません。

引張強さは接続前と比べて20%以上減少させなければよく、電気抵抗は増加そのものを認めません。圧着後の刻印、導体の露出・傷、絶縁処理を順に点検します。

確認

確認の図解。中央の縦線で、左の「工具・材料の適合」と右の「完成後の状態」を分ける。右側には保持力と絶縁の状態を並べ、二つの確認を一つにまとめて描かない。
覚えること:工具・材料の適合と完成状態を別々に確認

差し込めたことや一度導通したことだけで、保持力や絶縁の状態まで合格とはいえません。工具・材料の適合と完成後の状態を別々に確かめます。

試験に出る

  • 接続部には、電流を安定して通す・外れにくい・絶縁を保つという複数の条件があることを問う問題。
  • 接続抵抗が大きくなるとI²Rの発熱が増え、接続部だけが熱くなる現象を説明できるようにします。
  • 圧着接続・差込形コネクタ・ねじ端子は、適合する電線や導体の種類・本数・サイズが異なります。
  • 差し込めただけ、導通しただけで保持力や絶縁まで合格とはいえない点に注意します。
  • 工具・材料の適合と完成後の状態を別々に確認することを押さえます。
  • 抵抗を増やさない
  • リングスリーブと差込形
  • 引張強さ・絶縁を別に確認
  • リングスリーブの大きさと刻印の組合せ(1.6mm×2本は小スリーブで「○」)。
  • 終端接続部のテープ巻き(ビニルテープは2回以上、自己融着性テープは保護テープを併用)。
  • 接続部の引張強さを20%以上減少させないこと。

重要な言葉

圧着接続
専用工具で電線と端子を圧着して接続する方式。
差込形コネクタ
電線を差し込んで接続する部材。適合する電線を確認する。
接続抵抗
接続部に生じる電気抵抗。大きいと発熱が増える。
刻印
圧着工具のダイスでスリーブに付く印。○・小・中・大で適正な圧着を確かめる。
リングスリーブ
電線同士を圧着接続する筒状の接続材料。小・中・大がある。

確認問題

確かめよう同じ10Aでも接続抵抗が2倍なら接続部の発熱は?

2倍。接続抵抗を小さく保つ理由がI²Rから分かります。

導通が一度確認できれば、保持力や絶縁の状態も合格とみなせる。

接続抵抗が大きくなると、同じ電流でも接続部の発熱が増える。

自己融着性絶縁テープを半幅以上重ねて1回(2層)巻けば、保護テープは不要である。

電線接続部の引張強さは、接続前の80%以上を保つ必要がある。

接続抵抗が大きくなったとき、接続部で起こりやすいことは?

接続方式を選ぶとき確認するものは?

1.6mmの電線4本をリングスリーブで圧着接続するときのスリーブと刻印は?

2.0mmの電線2本と1.6mmの電線1本を圧着接続するときのスリーブと刻印は?

電線のは、電流を安定して通し、引張りなどでも外れず、も保つ必要があります。金属同士が触れて点灯することだけでは、適切な接続の確認になりません。

接触が不十分でが大きくなると、同じ電流でもの発熱が増えます。「回路はつながっているのに接続部だけ熱くなる」という現象を説明できます。

、差込形コネクタ、ねじ端子は、それぞれ適合する電線と接続条件があります。導体の種類・本数・を確認して方式を選びます。

差し込めたことや一度したことだけで、保持力や絶縁の状態まで合格とはいえません。工具・材料のと完成後の状態を別々に確かめます。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

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