導通・極性確認とは
導通・極性確認とは、つながるべき点がつながり、決められた側や端子との対応が正しいかを、導通試験と極性確認で調べる検査です。

配線を完成させたら、つながるべき点がつながり、つながってはいけない点が分かれているかを確かめます。導通確認と極性確認は、機器が動くかどうかだけでは見つけにくい誤りを探します。
| 検査 | 確認すること |
|---|---|
| 導通 | 指定された経路がつながるか(停電して回路計等で) |
| 極性 | 電圧側・接地側が指定端子か(通電後に検電器等で) |
| 絶縁 | 漏れにくさをMΩで確認 |
| 接地 | 保護接地の経路と大地抵抗を確認 |
基本の仕組み

図面で端子AとBが同じ線で結ばれる指定なら、その二点のつながりを確認します。一方、電圧線と接地側電線を取り違えた場合は、導通があっても指定どおりの極性とはいえません。
導通は電気的な経路の有無、極性は決められた側や端子との対応です。図面・端子表示・電線表示を照合して、経路と役割の両方を確かめます。
通るべき経路と端子の役割

導通試験は、図面でつながるべき端子間に経路があるか、つながってはいけない経路がないかを調べます。停電を確認したうえで回路計等の抵抗・導通機能を使います。低抵抗だから絶縁が十分という意味にはなりません。
極性確認は、接地側電線・電圧側電線・接地線が指定の端子に接続されているかを見る作業です。コンセントの接地側極(W表示)やランプレセプタクルの受金ねじ部には接地側電線(白)をつなぎます。通電後に検電器を当て、接地側に電圧がないことで確かめられます。
回路が点灯・動作しても、電圧側と接地側の取り違えや接地線の未接続が残ることがあります。導通、極性、絶縁、接地は異なる検査項目です。
確認

導通があることだけで絶縁状態や接続部の強度まで判断してはいけません。検査項目ごとに分かることと分からないことを区別します。
試験に出る
- 導通は電気的な経路の有無、極性は決められた側や端子との対応であることを問う問題。
- 電圧線と接地側電線の取り違えは、導通があっても正しい極性とはいえません。
- 導通があるだけで絶縁状態や接続部の強度まで判断できない点に注意します。
- 図面・端子表示・電線表示を照合し、経路と役割の両方を確認することを押さえます。
- 機器が動くかどうかだけでは見つけにくい誤りを探す検査である点を確認します。
- 導通試験は停電状態で回路計(テスタ)などを使い、配線の断線や接続先の誤りを確認する。
- 極性は通電後に検電器で確認でき、コンセントの接地側極(W表示)や受金ねじ部に電圧がないことを見る。
- 点灯・動作したことは合格の証拠にならず、接地線の未接続や極性の誤りが残ることがある。
重要な言葉
- 導通試験
- つながるべき点が電気的に通じているか確認する検査。
- 極性確認
- 電圧線と接地側など、決められた側や端子との対応を確認すること。
- 誤結線
- つなぐ先や極性を間違えて配線すること。
確認問題
確かめよう導通試験に合格すれば誤結線はすべてない?
いいえ。つなぐ先の指定や極性との一致も別に確認します。
導通試験に合格すれば、つなぐ先の指定や極性も正しいと断定できる。
電圧線と接地側電線を取り違えても、導通があれば正しい配線である。
極性確認で調べることは?
導通試験で分からないことは?
配線を完成させたら、つながるべき点がつながり、つながってはいけない点が分かれているかを確かめます。とは、機器が動くかどうかだけでは見つけにくい誤りを探します。
図面で端子AとBが同じ線で結ばれる指定なら、その二点のつながりを確認します。一方、と接地側電線を取り違えた場合は、導通があっても指定どおりのとはいえません。
は電気的な経路の有無、極性は決められた側や端子との対応です。図面・・電線表示を照合して、経路と役割の両方を確かめます。
があることだけで絶縁状態やまで判断してはいけません。検査項目ごとに分かることと分からないことを区別します。
出典・参考資料
試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。
- 電気技術者試験センター:第一種 ↗
- 電気技術者試験センター:第二種 ↗
- 学科問題・解答と使用条件 ↗
- 電気技術者試験センター:第二種の学科出題範囲・図記号の扱い ↗
- e-Gov法令検索:電気設備に関する技術基準を定める省令 ↗(第58条(低圧の電路の絶縁性能))
- 経済産業省:電気設備の技術基準の解釈 ↗(第14条(低圧電路の絶縁性能)、第17条(接地工事の種類))
- HIOKI:接地抵抗計と測定方式の説明 ↗
- HIOKI:高圧受電設備の測定と測定器の使い分け ↗
編集:Pinternet Works · 更新日:
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