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基本情報技術者試験 · 学習ガイド

システム戦略

システム戦略とは

システム戦略とは、経営目標から業務とシステムの要件を順につなぎ、技術の導入で価値や仕事の進め方を変える取り組みです。

エルくんが説明する図解。紙受付→二重入力の現状と、オンライン予約→空き枠即時反映の改善を対比。
来店申込みをオンライン予約へ変え、空き枠を即時表示すると、利用者の待ち時間と電話対応の双方を減らせます。まず解決したい問題を明確にします。

紙の申込書をPDFにするだけでは、入力待ちや二重確認が残ることがあります。DXは技術を入れる行為だけでなく、顧客への価値や仕事の進め方を変えることです。

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央のエルくんを挟み、左をRFI、右をRFPとして縦線で仕切る。左は依頼から「技術・サービス」の情報へ、右は「要求条件」を示す依頼から「具体的な提案」へ矢印をつなぐ。
覚えること:RFIは情報収集、RFPは提案依頼

来店申込みをオンライン予約へ変え、空き枠を即時表示すると、利用者の待ち時間と電話対応の双方を減らせます。まず解決したい問題を明確にします。

現状の業務を可視化し、理想との差から要件を定めます。経営目標、業務要件、システム要件を順につなぐと、機能を増やすこと自体が目的になりません。

新しいシステムの導入件数だけでは効果を測れません。予約完了率や処理時間など、改善したい成果に対応する指標を置きます。

システム企画では、実現したい業務と制約をまとめ、候補の費用・効果・リスクを比較します。RFIは提供可能な技術やサービスの情報を集める依頼、RFPは要求条件を示して具体的な提案を求める依頼です。安価な提案でも、保守や移行費用を含む総費用と要件適合を確認して選びます。

業務とシステムの企画

業務とシステムの企画の図解。左から「RFIで情報収集」→「RFPで提案依頼」→「提案を比較」を一本の矢印でつなぐ。RFPの上に「評価基準・配点」を置き、RFPを出す前に決めることを下向き矢印で示す。
覚えること:RFI後にRFP、基準・配点はRFP前

企画の段階では、経営上の課題からシステム化の構想と計画を立て、要件定義で業務要件・システム要件を決めてから調達へ進みます。調達では、RFIで候補ベンダーの技術や製品の情報を集めた後、RFPで要求条件を示して提案を求めます。

提案を公平に比べるため、評価の基準と配点はRFPを出す前に決めておきます。価格は導入費だけでなく、運用・保守・移行まで含めた総所有費用(TCO)で比べます。

投資の評価には、投資利益率(ROI)=投資によって得られる利益÷投資額を使います。例えば1,000万円の投資で、効果額から運用費を引いた利益が3年間で計600万円なら、ROIは60%です。

業務とシステムの企画
段階・用語確認すること
RFI(情報提供依頼)候補ベンダーの技術や製品の情報
RFP(提案依頼書)要求条件に対する具体的な提案
提案の評価事前に決めた評価基準と配点による比較
TCO(総所有費用)導入から運用・保守・廃棄までの費用
ROI(投資利益率)投資額に対する利益の割合

試験に出る

  • DXは技術導入そのものではなく、顧客への価値や仕事の進め方を変えることである点。
  • 経営目標→業務要件→システム要件の順につなぐ考え方。
  • システムの導入件数ではなく、予約完了率など目的に対応する指標で効果を測る点。
  • RFI(情報を集める依頼)とRFP(要求条件を示して提案を求める依頼)の違い。
  • 安価でも、保守や移行費用を含む総費用と要件適合で選ぶ点。
  • 提案の評価基準はRFPを発行する前に決めておく点。
  • ROI=投資によって得られる利益÷投資額で投資効果を評価する点。

重要な言葉

DX
技術の導入を通じて、顧客価値や仕事の進め方を変えること。
RFI
提供可能な技術やサービスの情報を集める依頼。
RFP
要求条件を示して具体的な提案を求める依頼。
TCO
導入費に運用・保守などを加えた、システムを持つための総費用。
ROI
投資額に対して、投資によって得た利益がどれだけかを示す比率。

確認問題

確かめよう予約サイトの完成だけでDX成功といえる?

いいえ。利用者の待ち時間など目的に沿う成果で確かめます。

RFIは、提供可能な技術やサービスの情報を集める依頼である。

システムの効果は、導入したシステムの件数だけで測れる。

提供可能な技術やサービスの情報を集める依頼は?

システム導入を比較するときに確認すべきことは?

紙の申込書をPDFにするだけでは、入力待ちや二重確認が残ることがあります。は技術を入れる行為だけでなく、顧客への価値や仕事の進め方を変えることです。

来店申込みをオンライン予約へ変え、空き枠を即時表示すると、利用者の待ち時間と電話対応の双方を減らせます。まずを明確にします。

現状の業務を可視化し、理想との差から要件を定めます。、業務要件、システム要件を順につなぐと、機能を増やすこと自体が目的になりません。

新しいシステムの導入件数だけでは効果を測れません。や処理時間など、改善したい成果に対応する指標を置きます。

システム企画では、実現したい業務と制約をまとめ、候補の費用・効果・リスクを比較します。は提供可能な技術やサービスの情報を集める依頼、は要求条件を示して具体的な提案を求める依頼です。安価な提案でも、保守や移行費用を含む総費用と要件適合を確認して選びます。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

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