旧制度の午前・午後と、2023年度以降の科目A・科目Bの公開問題を区別しています。現在の試験対策では現行シラバスと科目Bの形式を確認してください。公開問題は本試験の全出題を網羅する資料ではありません。
2026年度 科目A 公開問題の概要
通信路における遷移確率の関係
基礎理論 · 情報理論 / 条件付き確率 / マルコフ過程
入力された各ビットに対して出力されるビットが0または1となる確率を遷移確率と呼ぶ。遷移確率が表のように与えられているとき、a、b、c、dの間に成り立つ関係式として適切なものはどれか。 〔遷移確率の表〕 入力が0のときの出力:0になる確率がa、1になる確率がb 入力が1のときの出力:0になる確率がc、1になる確率がd
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解答
イ
解説
まず要点:入力が決まったとき、出力は必ずどれか1つに決まるので、その行の確率を全部足すと1になります。遷移確率(入力に対してどの出力になるかの確率)は、入力0のときaとb、入力1のときcとdに分かれます。同じ入力なのに出力が2つ同時になることはないため、それぞれの行の合計が1になります。
解き方
- 入力が0のとき、出力は0か1のどちらか一方にしかならないので、a+bは1になります。
- 入力が1のときも同様に、出力は0か1のどちらか一方なので、c+dは1になります。
- 選択肢 ア不正解
- 表全体の合計 a+b+c+d は、2つの入力それぞれの合計を足すので2になり、1にはなりません。
- 選択肢 イ正解
- 入力0ではa+b、入力1ではc+dが、その入力で起こりうる確率の合計なのでどちらも1になります。
- 選択肢 ウ不正解
- a+cやb+dは入力の違う確率を混ぜたもので、必ず1になるという決まりはありません。
- 選択肢 エ不正解
- 対角のa+dやb+cを足しても、常に1になるという関係は成り立ちません。
覚えるポイント
- 条件付き確率の行の総和(排他ですべてを尽くす事象の和)は必ず1になる。
間違えやすいところ
- 表のマス全部を足すと1になると勘違いして、アを選んでしまう間違いです。
出題の前提:情報理論における2元対称通信路等の遷移確率・条件付き確率の基本定義に基づく出題です。
出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.4 ↗(www.ipa.go.jp)
クイックソートの特徴とアルゴリズム
アルゴリズムとプログラミング · 整列アルゴリズム / クイックソート / 分割統治法
クイックソートの処理方法を説明したものはどれか。
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解答
ウ
解説
まず要点:クイックソートは、基準になる値(ピボット)を1つ選び、それより小さいグループと大きいグループに分ける操作を繰り返す整列法です。分けたグループの中でまた基準を選んで分ける、という処理を繰り返します。このように問題を小さく分けて解く考え方を分割統治法といいます。
解き方
- データ列の中から基準になる値(ピボット)を1つ選びます。
- 基準値より小さいグループと大きいグループに分け、それぞれのグループで同じ処理を繰り返します。
- 選択肢 ア不正解
- すでに並んだ列の正しい位置にデータを1つずつ差し込む方法は、基本挿入ソートの説明です。
- 選択肢 イ不正解
- 最小値を探しては順に取り出していく方法は、基本選択ソートの説明です。
- 選択肢 ウ正解
- 基準値で大小のグループに分ける処理を繰り返す方法で、クイックソートの説明として正しいです。
- 選択肢 エ不正解
- 隣り合うデータを比べて入れ替え、小さい値を端へ移す方法は、基本交換ソート(バブルソート)の説明です。
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覚えるポイント
- クイックソートは「基準値(ピボット)によるグループ分割の再帰」と覚える。
間違えやすいところ
- 分割統治法を使うマージソート(並んだ列を併合する方法)と混同しないように注意します。
出題の前提:基本情報技術者試験における代表的な整列アルゴリズムの定義に基づく出題です。
出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.4 ↗(www.ipa.go.jp)
GPUの特徴と機能
コンピュータシステム · プロセッサアーキテクチャ / GPU / 並列処理
プロセッサの一つであるGPUの特徴として,適切なものはどれか。
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解答
イ
解説
まず要点:GPU(Graphics Processing Unit)は、簡単な計算を行う回路をたくさん並べて、同時にまとめて処理することに向いたプロセッサです。多くの計算を並行して行えるため、3D画像の描画や機械学習の計算を速くこなせます。CPU(中央処理装置)が少ないコアで複雑な処理をするのに対し、GPUは多数のコアで単純な処理を大量にさばきます。
解き方
- GPUが、単純な演算ユニットを数百〜数千個集めた並列型の構造を持つことを確認します。
- 多数のユニットが並行して動き、3D画像処理や大量の浮動小数点演算を速く処理するという説明に合う選択肢を選びます。
- 選択肢 ア不正解
- 暗号鍵などの大切な情報をOSから独立して安全に管理する部品は、TPM(セキュリティチップ)の説明です。
- 選択肢 イ正解
- 同時に動く多数の演算ユニットで、3D演算などの並列計算を高速に行えるので正しいです。
- 選択肢 ウ不正解
- あとから内部の論理回路を書き換えて再構成できる半導体は、FPGAの説明です。
- 選択肢 エ不正解
- 量子ビットの重ね合わせ状態を計算に使うのは、量子コンピュータの説明です。
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覚えるポイント
- GPUは多数のコアによる並列演算(3DグラフィックスやAI・行列計算)に特化している。
間違えやすいところ
- 回路を書き換えられるFPGAや、暗号鍵を保管するTPMの機能と取り違えやすいので注意します。
出題の前提:ハードウェアおよびプロセッサの種類と特性に関する基本概念に基づく出題です。
出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.5 ↗(www.ipa.go.jp)
クラウドサービスモデルにおけるPaaSの定義
コンピュータシステム · クラウドコンピューティング / PaaS / サービスモデル
クラウドコンピューティングのサービスモデルとしてのPaaSの説明はどれか。
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解答
イ
解説
まず要点:PaaS(Platform as a Service)は、アプリを開発・運用するための土台(ミドルウェアや実行環境)をクラウド上で借りられるサービスです。利用者はその土台の上で自分のアプリを作って動かせますが、土台そのものの中身は変更できません。提供する階層の違いでIaaS(インフラを提供)・PaaS(開発基盤を提供)・SaaS(完成アプリを提供)に分かれます。
解き方
- PaaSが提供する層(OSやデータベースなどのミドルウェア、実行環境)はどこかを確認します。
- 利用者は土台自体は変更できず、提供された基盤の上でアプリを開発・運用するという説明に合うものを選びます。
- 選択肢 ア不正解
- 仮想マシンやストレージ、OSなどを自由に使える形で提供するのは、IaaSの説明です。
- 選択肢 イ正解
- アプリの開発・運用に必要なミドルウェアなどの土台が提供され、その上でアプリを作れるので正しいです。
- 選択肢 ウ不正解
- 利用者がハードウェアやOSを自分で用意して運用を任せる形態は、ホスティングやハウジングに近い説明です。
- 選択肢 エ不正解
- 用意されたアプリをそのまま使う形態は、SaaS(Software as a Service)の説明です。

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覚えるポイント
- IaaSはインフラ(仮想マシン・OS導入可)、PaaSはプラットフォーム(ミドルウェア・アプリ開発環境)、SaaSはソフトウェア(完成アプリ)。
間違えやすいところ
- PaaS・IaaS(OSを選べるか)・SaaS(アプリを開発するか)の境目を混同しやすいです。
出題の前提:NIST SP 800-145等で定義されるクラウドコンピューティングのサービスモデル分類に基づく出題です。
出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.5 ↗(www.ipa.go.jp)
仮想記憶システムにおけるスラッシング
システム構成技術 · 仮想記憶 / ページング方式 / スラッシング
仮想記憶方式のコンピュータシステムにおいて,処理の多重度を増やしたところ,ページイン,ページアウトが多発して,システムの応答速度が急激に遅くなった。このような現象を何というか。
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解答
イ
解説
まず要点:スラッシングとは、実メモリが足りなくなり、ページの入れ替えばかりが起きて処理が極端に遅くなる現象です。仮想記憶では、使うデータをページという単位で主記憶と補助記憶の間で出し入れします。同時に動かす処理を増やしすぎると、各処理に必要なメモリが足りず、ページの出し入れが多発して仕事が進まなくなります。
解き方
- 多重度を上げたことで主記憶が足りなくなり、ページインとページアウトが続いている状況を読み取ります。
- 主記憶の出し入れに時間を取られ、急に性能が落ちる現象を表す言葉(スラッシング)を選びます。
- 選択肢 ア不正解
- 大きなプログラムを分割し、必要な部分を同じ領域に上書きして実行するのは、オーバレイの説明です。
- 選択肢 イ正解
- メモリ不足でページの入れ替えが多発し、処理能力が大きく落ちる現象なので正しいです。
- 選択肢 ウ不正解
- 散らばった小さな空き領域を1つにまとめて、連続した広い空きを作るのは、メモリコンパクションの説明です。
- 選択肢 エ不正解
- 優先度の高い処理にメモリを譲るため、実行中の内容を補助記憶へ一時退避するのは、ロールアウトの説明です。
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覚えるポイント
- スラッシングは「仮想記憶での過剰なページングによるスループットの急落」。
間違えやすいところ
- 空き領域をまとめる「メモリコンパクション」や、分割して読み込む「オーバレイ」と混同しやすいです。
出題の前提:仮想記憶管理システムおよびOSの性能阻害要因に関する標準的知識に基づく出題です。
出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.6 ↗(www.ipa.go.jp)
複合論理回路と出力タイミングチャート
基礎理論 · 論理回路 / NAND素子 / 真理値表
図の回路のA及びBに信号を入力したときに,Yに出力される信号のタイミングチャートとして,適切なものはどれか。 〔回路の構成〕 1段目:Aの両入力を共通接続したNAND素子、およびBの両入力を共通接続したNAND素子 2段目:1段目の2つの出力を入力とするNAND素子 3段目:2段目の出力を共通入力とするNAND素子(出力Y)
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:この回路はNOR(否定論理和)として働き、AとBがともに0のときだけYが1になります。NAND素子の2つの入力を結びつけるとNOT(否定)になり、それらを組み合わせるとORの否定を作れます。そのため出力YはNOT(A OR B)となり、AもBも0でない限りYは0になります。
解き方
- 1段目は入力をまとめたNAND素子なので、出力はそれぞれNOT(A)とNOT(B)になります。
- 2段目のNAND素子の出力はNOT(NOT(A) AND NOT(B))で、ド・モルガンの法則によりA OR Bと同じです。
- 3段目で出力をまとめたNAND(NOT素子)を通すので、最終出力はY=NOT(A OR B)のNOR動作になります。
- AとBがともに0のときだけYが1になる波形(イ)を選びます。
- 選択肢 ア不正解
- AかBのどちらかが1ならYが1になるのがOR回路で、この回路のY=NOT(A OR B)とは逆の動きです。
- 選択肢 イ正解
- 回路はNORの働き(Y=NOT(A OR B))なので、AとBがともに0のときだけYが1になる波形イが正解です。
- 選択肢 ウ不正解
- AとBがともに1のときだけ1になるのはAND回路で、この回路の真理値と合いません。
- 選択肢 エ不正解
- AとBが違う値のときだけ1になるのはXOR(排他的論理和)で、この回路とは異なります。
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覚えるポイント
- NANDの入力を共通化するとNOT。NOTを前段に置いたNANDはOR。さらにNOTを通すとNORになる。
間違えやすいところ
- 3段目のNOT素子を見落とし、2段目のOR動作をそのまま選んでしまう間違いです。
出題の前提:基本論理素子の記号ルールおよびブール代数(ド・モルガンの法則)に基づく出題です。
出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.2 ↗(www.ipa.go.jp) / 公式問題冊子 p.6 ↗(www.ipa.go.jp)
関係データベースの主キー制約違反
データベース · 主キー制約 / 一意性制約 / SQL / UPDATE文
次のSQL文によって定義され,値が格納されている“商品”表に対して,制約違反で実行エラーとなるSQL文はどれか。 〔SQL文〕 CREATE TABLE 商品 (商品コード CHAR(4) PRIMARY KEY, 商品名 VARCHAR(21), 仕入先コード CHAR(4), 仕入単価 INT, 在庫数 INT) 〔商品表〕 ・A111, テレビ, S001, 75000, 0 ・A222, デジタルカメラ, S002, 50000, 50 ・A333, DVDプレーヤ, NULL, NULL, NULL ・A444, 洗濯機, S004, 45000, 20
解答・解説を表示
解答
エ
解説
まず要点:主キー(PRIMARY KEY)に指定した列には、同じ値を複数の行に入れること(重複)ができず、NULL(値がないこと)も入れられません。主キーは表の各行を1つに区別するための目印だからです。この問題の「商品コード」が主キーなので、他の行と同じ商品コードにしてはいけません。
解き方
- 表の定義から「商品コード」が主キー(PRIMARY KEY)だと確認します。
- 選択肢エの条件「在庫数 >= 20」に合う行は、商品コードA222とA444の2件です。
- 2件以上の商品コードを同じA777に更新しようとすると重複が起き、主キー制約違反でエラーになります。
- 選択肢 ア不正解
- 仕入先コードがNULLの行(A333)を消す文で、主キーの決まりに反せず実行できます。
- 選択肢 イ不正解
- 追加する商品コードA555は表にまだ無い値なので、主キーの決まりに反せず追加できます。
- 選択肢 ウ不正解
- 行A444の商品コードをまだ無いA666に変える更新で、1行だけの変更なので重複せず実行できます。
- 選択肢 エ正解
- 在庫数が20以上の行はA222とA444の2件あり、両方の商品コードを同じA777にすると重複し、主キー制約違反になります。
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覚えるポイント
- PRIMARY KEY は「一意(重複不可)」かつ「NOT NULL」。複数行を一括更新する際の重複に注意。
間違えやすいところ
- WHERE条件に合う行が1件だけだと思い込み、更新エラーに気づかない間違いです。
出題の前提:SQL規格における主キー制約(PRIMARY KEY)の一意性保持ルールに基づく出題です。
出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.7 ↗(www.ipa.go.jp)
無線LANにおける衝突回避技術(CSMA/CA)
ネットワーク · 無線LAN / CSMA/CA / 媒体アクセス制御
無線LANでは,複数の端末から送信された同じ周波数の電波が衝突した場合,電波が干渉するのでそれらを受信すると信号を復調できないことがある。この問題を回避するためのものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ア
解説
まず要点:無線LANで電波の衝突を避ける仕組みはCSMA/CAです。無線では有線のように送信中に衝突を検知できないため、送る前に電波の空きを確かめ、さらにランダムな時間だけ待ってから送信します。これにより複数の端末が同時に送り出すのを防ぎ、衝突(干渉)を未然に避けます。
解き方
- 電波の同時送信による衝突(干渉)を防ぐアクセス制御方式はどれかを考えます。
- 有線のCSMA/CDに対し、無線で衝突回避(Collision Avoidance)を行うCSMA/CAを選びます。
- 選択肢 ア正解
- 電波の空きを確認し、ランダムな時間待ってから送ることで衝突を避ける方式なので正しいです。
- 選択肢 イ不正解
- SSID(Service Set Identifier)は、接続する無線LANの親機を識別するためのネットワーク名です。
- 選択肢 ウ不正解
- キャリアアグリゲーションは、複数の周波数帯をまとめて使い、通信を速くする技術です。
- 選択肢 エ不正解
- テザリングは、スマートフォンなどの中継機能でPCなどをインターネットにつなぐ機能です。
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覚えるポイント
- 有線LANは衝突検出(CSMA/CD)、無線LANは衝突回避(CSMA/CA)。
間違えやすいところ
- ネットワーク名のSSIDや、帯域を広げるキャリアアグリゲーションと混同しやすいので注意します。
出題の前提:IEEE 802.11規格群におけるMAC層のアクセス制御方式(CSMA/CA)に基づく出題です。
出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.7 ↗(www.ipa.go.jp)
2要素認証の組合せ
情報セキュリティ · 2要素認証 / 生体認証 / 知識認証 / 所持認証
提示された認証情報の組合せのうち、2要素認証に該当するものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ウ
解説
まず要点:2要素認証とは、性質の異なる2つの認証を組み合わせることです。認証の要素には「知っていること(知識:パスワードや暗証番号など)」「持っていること(所持:カードやトークンなど)」「体の特徴(生体:指紋や静脈など)」の3つがあります。このうち別々のグループから2つ選んだときだけ、2要素認証と呼べます。
解き方
- 各選択肢の認証方法が、認証の3要素(知識・所持・生体)のどれに当てはまるかを見分ける。
- 2つの認証方法が異なるグループで組み合わされているものを選ぶ。
- 選択肢 ア不正解
- クライアント証明書もハードウェアトークンも「持っていること」に属するので、同じグループ内の組み合わせになり2要素認証ではありません。
- 選択肢 イ不正解
- 静脈認証も指紋認証も「体の特徴」に属するので、同じグループ同士の組み合わせであり、2要素認証とはいえません。
- 選択肢 ウ正解
- パスワードは「知っていること」、静脈認証は「体の特徴」で、異なる2つのグループを組み合わせているので正しいです。
- 選択肢 エ不正解
- パスワードも秘密の質問の答えも「知っていること」に属するので、2要素認証にはなりません。
覚えるポイント
- 認証の3要素は知識(パスワード等)、所持(トークン等)、生体(指紋・静脈等)であること。
間違えやすいところ
- パスワードと合言葉のように、同じ知識の要素を2回使う方式を2要素認証と間違えること。
出題の前提:情報処理技術者試験 シラバス(認証方式・多要素認証の定義)
出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.8 ↗(www.ipa.go.jp)
CSIRTの役割と機能
情報セキュリティ · CSIRT / SOC / PSIRT / インシデント対応
情報セキュリティに関する専門組織の説明のうち、CSIRT(Computer Security Incident Response Team)の説明として最も適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ウ
解説
まず要点:CSIRT(Computer Security Incident Response Team)は、セキュリティ事故(インシデント)が起きたときに対応する専門チームです。事故の予防だけでなく、発生時の連絡受付・調査・被害の封じ込め・復旧、そして再発防止までを担当します。
解き方
- 各選択肢が示すセキュリティ専門組織の役割を比べて考える。
- 事故の検知後に実際の対応や復旧を支援する専門組織であるCSIRTの定義に合う記述を選ぶ。
- 選択肢 ア不正解
- 自社が提供する製品やサービスの弱点(脆弱性)に対応する組織は、PSIRT(Product Security Incident Response Team)の説明です。
- 選択肢 イ不正解
- システムを常に監視し、ログを分析して脅威を見つける運用を担う組織は、SOC(Security Operation Center)の説明です。
- 選択肢 ウ正解
- 起きたセキュリティ事故に対して、連絡受付や影響調査、原因分析、対策指示を行う組織であり、CSIRTの説明として最も適切です。
- 選択肢 エ不正解
- 標的型サイバー攻撃の相談窓口を設けて支援する組織は、IPA(情報処理推進機構)のサイバーレスキュー隊(J-CRAT)などの説明です。
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覚えるポイント
- CSIRTはインシデント対応組織、SOCは監視・ログ分析組織、PSIRTは自社製品・サービスの脆弱性対応組織。
間違えやすいところ
- ふだんの監視やログ分析をするSOCと、事故が起きたときに対応するCSIRTの役割を混同すること。
出題の前提:情報処理技術者試験 シラバス(セキュリティ組織・マネジメント体制)
出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.8 ↗(www.ipa.go.jp)
プログラム保守性向上のための開発規約
ソフトウェア開発管理技術 · コーディング規約 / ソフトウェア保守性 / 品質管理
あるシステムで「プログラムの記述方法が統一されていないため保守がしづらい」という問題が生じている。新規開発プロジェクトでこの問題を低減するための対策として、最も適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ア
解説
まず要点:プログラムの書き方をそろえるには、コーディング規約(変数の名前や字下げ、コメントの書き方などの共通ルール)を決めて全員に守らせるのが効果的です。書き方が統一されると読みやすくなり、保守(修正や機能追加)がしやすくなります。
解き方
- 課題である「書き方の不統一による保守性の低下」の原因をはっきりさせる。
- 書き方のルールを標準化・統一し、開発者に広める施策として最も直接的な選択肢を選ぶ。
- 選択肢 ア正解
- コーディング規約を決めて教育すると、変数名やプログラムの形がそろい、読みやすさと保守性が上がるので適切です。
- 選択肢 イ不正解
- セキュアプログラミングはセキュリティ上の弱点をなくす書き方の工夫であり、書き方の統一が主な目的ではありません。
- 選択肢 ウ不正解
- 単体テストの命令網羅度を上げるとバグを見つけやすくなりますが、書き方のルール統一にはつながりません。
- 選択肢 エ不正解
- プロジェクト管理レビューは進み具合やリスクの確認が中心で、ソースコードの書き方の統一には不向きです。
覚えるポイント
- コーディング規約はプログラムの可読性・保守性を均一化するために策定される。
間違えやすいところ
- テスト網羅率の向上やセキュアプログラミングなど、品質を上げる別の対策と混同すること。
出題の前提:情報処理技術者試験 シラバス(プログラミング規約・ソフトウェア保守性)
出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.8 ↗(www.ipa.go.jp)
バーンダウンチャートの特徴と用途
プロジェクトマネジメント · バーンダウンチャート / アジャイル開発 / 進捗管理
アジャイル開発などで進捗管理に用いられるバーンダウンチャートの使い方として、適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ウ
解説
まず要点:バーンダウンチャートは、残った作業の量が時間とともに減っていく様子を折れ線で表したグラフです。縦軸に残作業量、横軸に時間をとり、予定どおりに完了できるかを予測し、進み具合を追いかけるために使います。
解き方
- バーンダウンチャートの縦軸(残作業量)と横軸(時間やスプリント期間)の意味を確認する。
- 完成した成果物の累積増加を表すバーンアップチャートと混同しないよう、選択肢を比べる。
- 選択肢 ア不正解
- 縦軸に完成した成果物の総量をとって増えていく様子を示すのは、バーンアップチャートの説明です。
- 選択肢 イ不正解
- 残課題(イシュー)の数の増減を管理するグラフではなく、計画した作業全体の残りの量の移り変わりを追うものです。
- 選択肢 ウ正解
- 縦軸に残作業の量、横軸に時間をとり、時間が進むにつれて残作業が減っていく様子を確認するので適切です。
- 選択肢 エ不正解
- 消費した延べ工数が積み上がって増えていく様子を示すのは、累積工数曲線(S字カーブなど)の説明です。
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覚えるポイント
- バーンダウンは「残作業が減少する」、バーンアップは「完成量が累積増加する」チャート。
間違えやすいところ
- 完了した作業量が増えていくバーンアップチャートの定義と取り違えること。
出題の前提:情報処理技術者試験 シラバス(アジャイル開発・進捗管理ツール)
出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.9 ↗(www.ipa.go.jp)
スケジュール短縮技法(クラッシング)
プロジェクトマネジメント · スケジュール短縮 / クラッシング / ファストトラッキング / クリティカルパス
進捗が遅延したシステム開発プロジェクトにおいて、クリティカルパス上のアクティビティへ追加の人員や工数を投入することで工期短縮を図った。このスケジュール短縮技法はどれか。
解答・解説を表示
解答
ア
解説
まず要点:工期を縮める方法には、クラッシングとファストトラッキングの2つが代表的です。クラッシングは人員や工数などの資源を追加して短縮する方法で、ファストトラッキングは本来は順番に行う作業を同時に進めて短縮する方法です。
解き方
- 問題文にある「クリティカルパス上の作業に投入する工数を増やす」という特徴を確認する。
- 資源を追加して工期を縮める技法であるクラッシングを選ぶ。
- 選択肢 ア正解
- クリティカルパス上の作業に人や工数を追加して期間を縮める方法で、問題文の説明と一致します。
- 選択肢 イ不正解
- コーチングは対話を通して相手の自発的な行動や成長をうながす、人を育てる指導法です。
- 選択肢 ウ不正解
- ファストトラッキングは、本来は順番に行う作業を同時に進めることで工期を縮める方法です。
- 選択肢 エ不正解
- メンタリングは経験の豊かな指導役(メンター)が助言や支援をする人材育成の方法です。
覚えるポイント
- クラッシング=資源追加で短縮、ファストトラッキング=並行実行で短縮。
間違えやすいところ
- クラッシング(資源の投入)とファストトラッキング(並行化)の短縮方法を混同すること。
出題の前提:PMBOKガイド / 情報処理技術者試験 シラバス(タイムマネジメント・工程管理)
出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.9 ↗(www.ipa.go.jp)
サービス可用性の向上率計算
サービスマネジメント · サービス可用性 / 稼働率 / パーセントポイント
年間サービス提供時間が5,000時間のシステムにおいて、停止時間が移行前の年間100時間から、クラウド移行後に年間30分へと短縮された。サービス可用性(%)は移行後に何パーセントポイント向上するか。可用性は小数第3位を切り捨てるものとする。
解答・解説を表示
解答
エ
解説
まず要点:サービス可用性(%)は「(提供時間 − 停止時間) ÷ 提供時間 × 100」で求めます。パーセント同士の差は「パーセントポイント」という単位で表します。
解き方
- 移行前の可用性を計算する:(5,000 − 100) ÷ 5,000 = 0.98 で98.00%。
- 移行後の可用性を計算する(30分=0.5時間):(5,000 − 0.5) ÷ 5,000 = 0.9999 で99.99%。
- 2つの差を計算する:99.99 − 98.00 = 1.99パーセントポイント。
- 選択肢 ア不正解
- 0.01は、可用性100%から移行後の99.99%を引いた停止率に近い、誤った数値です。
- 選択肢 イ不正解
- 0.19は、桁の取り違えや引き算の誤りで出てしまう数値です。
- 選択肢 ウ不正解
- 1.40は、停止時間の割合などを誤って当てはめたときに出る数値です。
- 選択肢 エ正解
- 移行前は98.00%、移行後は99.99%で、その差は1.99パーセントポイントになるので正しいです。
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覚えるポイント
- 可用性=稼働時間÷総提供時間。単位を時間に揃えること(30分=0.5時間)。
間違えやすいところ
- 30分を0.3時間と間違えたり、時間の単位換算を忘れたりすること。
出題の前提:情報処理技術者試験 シラバス(サービスレベル管理・可用性計算)
出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.10 ↗(www.ipa.go.jp)
システム監査人の独立性と監査計画の策定
システム監査 · システム監査基準 / 監査人の独立性 / 監査計画
内部監査部門が情報システム部門に対するシステム監査を経営者から指示されたとき、システム監査人の行為として適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
ウ
解説
まず要点:システム監査人は独立した立場で監査を行い、改善策を自分で実行してはいけません。また、経営者のねがい(ニーズ)をよく理解したうえで、監査の目的と対象範囲を決めます。
解き方
- システム監査人の独立性・客観性の原則(自分を監査しない、改善の実行主体にならない)を確認する。
- 監査計画を立てるとき、依頼者である経営者の意図やニーズをくみ取って目的と対象範囲を決める選択肢を選ぶ。
- 選択肢 ア不正解
- 改善計画を立てて実行するのは被監査部門の仕事で、監査人が行うと独立性が損なわれます。
- 選択肢 イ不正解
- 開発や保守をしている外部事業者に監査を任せると、自分の仕事を自分で評価することになり、独立性や客観性が失われます。
- 選択肢 ウ正解
- 経営者のニーズを十分につかんだうえで、監査の目的と対象範囲を決めるのは監査計画の策定として妥当です。
- 選択肢 エ不正解
- 被監査部門である情報システム部門の社員を監査メンバーに入れると、自分を監査することになり、外から見た独立性が保てません。
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覚えるポイント
- システム監査人は改善提案を行うが、改善の計画策定や実行を行ってはならない。
間違えやすいところ
- 監査報告のあとの「改善活動の実行」まで監査人の仕事だと間違えること。
出題の前提:経済産業省「システム監査基準」
出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.10 ↗(www.ipa.go.jp)
オムニチャネル戦略の具体例
企業と法務 · オムニチャネル / 顧客接点統合 / マーケティング戦略
小売事業者がオムニチャネル戦略を実現するためのIT活用事例として、適切なものはどれか。
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解答
ア
解説
まず要点:オムニチャネルとは、店舗・Webサイト・アプリ・コールセンターなどのいろいろな販売チャネルを一つにつなぐ戦略です。顧客情報や在庫情報をリアルタイムで共有し、どこからでも同じように買い物や受け取り、サポートができるようにします。
解き方
- オムニチャネルの定義である「いろいろな顧客接点(チャネル)を一つにつなぐこと」を確認する。
- 店舗やECサイトなど顧客接点の全体で情報を共有し接客する事例を正解として選ぶ。
- 選択肢 ア正解
- 店舗やオンライン店舗、コールセンターなどの接点で、顧客や在庫の情報を一元管理して接客する取り組みで、オムニチャネルの定義に合います。
- 選択肢 イ不正解
- 受発注や請求などの取引情報を電子的にやり取りする仕組みは、EDI(電子データ交換)の説明です。
- 選択肢 ウ不正解
- 監視カメラの映像で店舗の様子を把握するのは、遠隔での店舗管理や業務効率化の取り組みです。
- 選択肢 エ不正解
- POSデータを分析して売れ筋商品を調べ、棚割を最適化するのは、マーチャンダイジングやデータマイニング(バスケット分析)の説明です。
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覚えるポイント
- オムニチャネルは「あらゆる顧客接点を統合し、一貫した購買体験を提供する」こと。
間違えやすいところ
- ただ複数のチャネルを持つだけのマルチチャネルや、企業間のEDIと混同すること。
出題の前提:情報処理技術者試験 シラバス(マーケティング戦略・オムニチャネル)
出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.11 ↗(www.ipa.go.jp)
会員制サービスにおけるリテンション率の計算
ストラテジ系 · リテンション率 / 顧客維持率 / 会員管理分析
表に示すサービスA~Dについて、会員のリテンション率(顧客維持率)が最も高いサービスはどれか。ここで、リテンションの対象は前月末から当月末まで継続して在籍した会員とし、当月新規会員は月末までの退会がないものとする。 〔会員数一覧(単位:人)〕 ・サービスA:前月末 1,000、当月新規 500、当月末 800 ・サービスB:前月末 1,000、当月新規 200、当月末 800 ・サービスC:前月末 1,500、当月新規 500、当月末 1,100 ・サービスD:前月末 1,500、当月新規 1,000、当月末 1,800
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解答
イ
解説
まず要点:リテンション率(顧客維持率)は、前月末から続けて在籍した会員の割合で、新しく入った会員は数えない。だから当月末の会員数から当月新規会員数を引き、その結果を前月末の会員数で割って求める。新規会員をそのまま数に含めると、既存会員がどれだけ残ったかを正しく表せない。
解き方
- 当月末の会員数から当月に入った新規会員数を引き、前月末から続けて在籍した会員数を各サービスで求める。
- 続けて在籍した会員数を前月末の会員数で割ってリテンション率を出し、値を比べて最大のサービスを選ぶ。
- 選択肢 ア不正解
- 当月末800人のうち新規500人を引くと継続は300人で、300÷1,000=30.0%になる。
- 選択肢 イ正解
- 継続は800-200=600人で、600÷1,000=60.0%となり、4つの中で最も高い。
- 選択肢 ウ不正解
- 継続は1,100-500=600人で、600÷1,500=40.0%になる。
- 選択肢 エ不正解
- 継続は1,800-1,000=800人で、800÷1,500≒53.3%になる。
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覚えるポイント
- リテンション率=(期末顧客数-期中新規顧客数)÷期首顧客数
間違えやすいところ
- 当月末の会員数をそのまま前月末の会員数で割ってしまい、新規会員の分を引き忘れること。
出題の前提:公開問題の記載条件(当月新規会員の退会なし、リテンション対象は継続在籍会員)に基づく。
出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.11 ↗(www.ipa.go.jp)
AI(人工知能)の適用事例の識別
テクノロジ系 · 人工知能 / 機械学習 / PID制御
AI(人工知能)の適用事例として、適切でないものはどれか。
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解答
ア
解説
まず要点:AI(人工知能。人のように学んだり考えたりする技術)は、決まった式だけで動く古典的な自動制御とは別物である。PID制御(目標とのずれを決まった計算で小さくする制御)は、学習や推論をしないのでAIの例には当たらない。学習・推論・自然言語の理解など知的なはたらきがあるかどうかで見分ける。
解き方
- 各選択肢の技術が、データから学ぶ・推論する・自然言語を理解するといった知的な処理か、決められた計算だけかを確かめる。
- PID制御は目標とのずれに応じて比例・積分・微分の計算をする昔からの制御なので、AIの例として不適切と判断する。
- 選択肢 ア正解
- PID制御は決まった式でずれを直す昔からの自動制御で、学んだり考えるAIの例ではない。
- 選択肢 イ不正解
- 部屋の様子を学習して掃除の経路を決めるロボットは、AIの典型的な例である。
- 選択肢 ウ不正解
- 自然言語(ふだん使う言葉)による質問の意味を推測して答えるチャットボットはAIの例である。
- 選択肢 エ不正解
- 大量のデータから人間に勝つ手を探すボードゲームのソフトはAIの代表例である。
覚えるポイント
- PID制御は比例・積分・微分を用いた古典的フィードバック制御
間違えやすいところ
- 「自動で修正する」という記述を見て、機械学習による知的な制御だと勘違いすること。
出題の前提:情報処理技術者試験シラバスにおけるAI・データサイエンスおよび制御理論の基礎区分に基づく。
出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.12 ↗(www.ipa.go.jp)
ブレーンストーミングの特徴と定義
マネジメント系 · ブレーンストーミング / 発想法 / アイデア創出
ブレーンストーミングの説明として、適切なものはどれか。
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解答
ア
解説
まず要点:ブレーンストーミングは、参加者が遠慮せず自由にたくさんのアイデアを出し合う会議の方法である。「批判しない」「自由に」「量を大事に」「組み合わせてよくする」の4つの約束を守る。批判をすると案が出にくくなるので、まず数を出して創造的な考えを引き出す。
解き方
- ブレーンストーミングの目的(自由に多くのアイデアを出して創造性を高める会議法)を思い出す。
- 各選択肢を見比べ、アイスブレイク(イ)、ロジカルシンキング(ウ)、パラフレーズ(エ)を外してアを選ぶ。
- 選択肢 ア正解
- 批判せず自由奔放に多くのアイデアを出して創造性を高める会議法で、ブレーンストーミングの正しい説明である。
- 選択肢 イ不正解
- これは緊張をほぐして場をなごませる「アイスブレイク」の説明である。
- 選択肢 ウ不正解
- これは決まった枠組みで論理的に整理・分析する「ロジカルシンキング」などの説明である。
- 選択肢 エ不正解
- これは相手の話をくり返し言い換えて理解を深める「パラフレーズ」の説明である。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- ブレーンストーミングの4原則:批判厳禁、自由奔放、質より量、結合改善
間違えやすいところ
- アイデアを分類・分析するフレームワーク思考と、アイデアを大量に出すブレーンストーミングを混同すること。
出題の前提:シラバスにおけるプロジェクトマネジメントおよび発想法・思考法に関する知識に基づく。
出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.12 ↗(www.ipa.go.jp)
著作権譲渡と著作者人格権(氏名表示権)の制約
ストラテジ系 · 著作権法 / 著作財産権の譲渡 / 著作者人格権 / 氏名表示権
A社は自社の業務可視化をB社に委託し、成果物として納品された業務フロー図をC社に提示してシステム開発委託を検討している。契約では「著作権は全てA社に譲渡する」とされ、著作者人格権については特段の記述がない場合、A社がこの業務フロー図を使用する上で生じる制約として適切なものはどれか。
解答・解説を表示
解答
イ
解説
まず要点:著作権(お金に結びつく財産としての権利)は契約で売り渡せるが、著作者人格権(作った人の気持ちを守る権利:公表・氏名表示・同一性保持)は渡せない。契約で「著作権は全てA社に譲渡」とあっても、特段の定めがなければ著作者人格権は作ったB社に残る。だから作成者名を勝手に変えることはできない。
解き方
- 著作権譲渡の範囲を整理する。財産としての著作権はA社に移るが、著作者人格権は渡らずB社に残る。
- 社内配布・バックアップ・委託先への提示はA社ができるが、著作者名を変える行為は著作者人格権(氏名表示権)に反するためできない。
- 選択肢 ア不正解
- 著作権が全てA社にあるので、守秘義務契約を結んだC社にデータを渡すことはできる。
- 選択肢 イ正解
- 著作者人格権(氏名表示権)は渡せずB社に残るため、作成者名をB社からA社に変えてC社に示すことはできない。
- 選択肢 ウ不正解
- 複製の権利がA社にあるので、社内資料として印刷し社員に配ることはできる。
- 選択肢 エ不正解
- 著作権を持つA社が、自社のバックアップ目的でクラウドに複製して保管することはできる。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 著作権(財産権)は譲渡可能だが、著作者人格権は一身専属で譲渡不可
間違えやすいところ
- 「著作権は全て譲渡された」という言葉から、著作者人格権まで移ったと勘違いすること。
出題の前提:著作権法第19条(氏名表示権)、第20条(同一性保持権)、第59条(著作者人格権の一身専属性)の規定に基づく。
出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.13 ↗(www.ipa.go.jp)
2026年度 科目A 公開問題
参照した公式資料
IPAが公開した2026年度 科目A 公開問題の問題・解答資料です。

