本文へ移動

基本情報技術者試験 · 学習ガイド

2026年度 科目A 公開問題の問題・解答解説

旧制度の午前・午後と、2023年度以降の科目A・科目Bの公開問題を区別しています。現在の試験対策では現行シラバスと科目Bの形式を確認してください。公開問題は本試験の全出題を網羅する資料ではありません。

2026年度 科目A 公開問題の概要
30:00

問題番号から選ぶ

通信路における遷移確率の関係

基礎理論 · 情報理論 / 条件付き確率 / マルコフ過程

入力された各ビットに対して出力されるビットが0または1となる確率を遷移確率と呼ぶ。遷移確率が表のように与えられているとき、a、b、c、dの間に成り立つ関係式として適切なものはどれか。 〔遷移確率の表〕 入力が0のときの出力:0になる確率がa、1になる確率がb 入力が1のときの出力:0になる確率がc、1になる確率がd

解答・解説を表示

解答

イ

解説

まず要点:入力が決まったとき、出力は必ずどれか1つに決まるので、その行の確率を全部足すと1になります。遷移確率(入力に対してどの出力になるかの確率)は、入力0のときaとb、入力1のときcとdに分かれます。同じ入力なのに出力が2つ同時になることはないため、それぞれの行の合計が1になります。

解き方

  1. 入力が0のとき、出力は0か1のどちらか一方にしかならないので、a+bは1になります。
  2. 入力が1のときも同様に、出力は0か1のどちらか一方なので、c+dは1になります。
選択肢 ア不正解
表全体の合計 a+b+c+d は、2つの入力それぞれの合計を足すので2になり、1にはなりません。
選択肢 イ正解
入力0ではa+b、入力1ではc+dが、その入力で起こりうる確率の合計なのでどちらも1になります。
選択肢 ウ不正解
a+cやb+dは入力の違う確率を混ぜたもので、必ず1になるという決まりはありません。
選択肢 エ不正解
対角のa+dやb+cを足しても、常に1になるという関係は成り立ちません。

覚えるポイント

  • 条件付き確率の行の総和(排他ですべてを尽くす事象の和)は必ず1になる。

間違えやすいところ

  • 表のマス全部を足すと1になると勘違いして、アを選んでしまう間違いです。

出題の前提:情報理論における2元対称通信路等の遷移確率・条件付き確率の基本定義に基づく出題です。

出典:IPA『2026年度 科目A 公開問題』
公式問題冊子 p.4 ↗(www.ipa.go.jp)

2026年度 科目A 公開問題

参照した公式資料

IPAが公開した2026年度 科目A 公開問題の問題・解答資料です。