圧着接続とは
圧着接続とは、適合する工具と接続材料で電線と端子などを圧縮して接続する方法です。差込接続など他の方式とは、適合条件と確認点が異なります。

電線の接続部は、電流を安定して通し、引張りなどでも外れず、絶縁も保つ必要があります。金属同士が触れて点灯することだけでは、適切な接続の確認になりません。
| 接続方式 | 確認点 |
|---|---|
| 圧着 | 導体組合せ・スリーブ・ダイスを照合 |
| 差込 | 適用導体・むき長さ・挿入を確認 |
| 高圧端末 | 絶縁・遮へい・防水を処理 |
| 検査 | 接続強度と導通を確認 |
基本の仕組み

接触が不十分で接続抵抗が大きくなると、同じ電流でもI²Rの発熱が増えます。「回路はつながっているのに接続部だけ熱くなる」という現象を説明できます。
圧着接続、差込形コネクタ、ねじ端子は、それぞれ適合する電線と接続条件があります。導体の種類・本数・サイズを確認して方式を選びます。
差し込めたことや一度導通したことだけで、保持力や絶縁の状態まで合格とはいえません。工具・材料の適合と完成後の状態を別々に確かめます。
接続方式と確認点

圧着スリーブは導体の本数・太さの組合せに適合するサイズとダイスを選び、接続後の刻印と保持力を確認します。差込形コネクタは電線本数に合う極数を使い、被覆をむく長さと、心線が先端まで差し込まれているかを確認します。
高圧ケーブル端末では圧着だけでなく絶縁・遮へい・防水の処理が必要です。図面の「接続」の一語で低圧の差込接続と高圧端末処理を同じ作業にしません。
| 電線の組合せ(直径) | リングスリーブ | 刻印 |
|---|---|---|
| 1.6mm×2本 | 小 | ○ |
| 1.6mm×3〜4本、2.0mm×2本、2.0mm×1本+1.6mm×1〜2本 | 小 | 小 |
| 1.6mm×5〜6本、2.0mm×3〜4本、2.0mm×1本+1.6mm×3〜5本、2.0mm×2本+1.6mm×1〜3本 | 中 | 中 |
試験に出る
- 接続部に求められる性能(通電・保持力・絶縁)。
- 接続抵抗の増加とI²Rによる発熱。
- 圧着接続・差込形コネクタ・ねじ端子の適合条件。
- 導通しただけで、適切な接続と判断しないこと。
- 工具・材料の適合と完成後の状態確認。
- 圧着:導体組合せ・スリーブ・ダイスを照合
- 差込:適用導体・むき長さ・挿入を確認
- 高圧端末:絶縁・遮へい・防水を処理
- 検査:接続強度と導通を確認
- リングスリーブは1.6mm×2本だけ刻印「○」。2.0mm×2本は小スリーブで刻印「小」。
重要な言葉
- 圧着接続
- 適合する工具と材料で電線と端子などを圧縮して接続する方法。
- 差込形コネクタ
- 電線を差し込んで接続する方式の接続具。
- 接続抵抗
- 接続部の接触状態によって生じる抵抗。
- 導通
- 電気が通じていること。
確認問題
確かめよう同じ10Aでも接続抵抗が2倍なら接続部の発熱は?
2倍。接続抵抗を小さく保つ理由がI²Rから分かります。
一度導通すれば、保持力や絶縁の状態も合格と判断してよい。
接続抵抗が大きくなると、同じ電流でも発熱が増える。
接続抵抗が2倍になると、同じ電流での発熱は?
差込形コネクタの接続で確認する点として正しいものは?
直径2.0mmの電線2本をリングスリーブで接続するときのスリーブと刻印は?
電線の接続部は、電流を安定して通し、引張りなどでも外れず、絶縁も保つ必要があります。金属同士が触れて点灯することだけでは、適切なの確認になりません。
接触が不十分でが大きくなると、同じ電流でもの発熱が増えます。「回路はつながっているのに接続部だけ熱くなる」という現象を説明できます。
、差込形コネクタ、ねじ端子は、それぞれ適合する電線と接続条件があります。導体の種類・本数・サイズを確認して方式を選びます。
差し込めたことや一度したことだけで、保持力や絶縁の状態まで合格とはいえません。工具・材料の適合と完成後の状態を別々に確かめます。
出典・参考資料
試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。
- 電気技術者試験センター:第一種 ↗
- 電気技術者試験センター:第二種 ↗
- 学科問題・解答と使用条件 ↗
- 電気技術者試験センター:第一種の学科出題範囲・受電設備の範囲 ↗
- 電気技術者試験センター:技能試験の欠陥基準・注意点 ↗
- 電気技術者試験センター:令和8年度第一種電気工事士上期学科試験(出題例)問題 ↗(問34〜36、問41〜50)
- 電気技術者試験センター:令和8年度第一種電気工事士上期学科試験(出題例)解答 ↗
- 経済産業省:電気設備の技術基準の解釈 ↗(第17条(接地工事の種類)、第28条(計器用変成器の2次側電路の接地))
編集:Pinternet Works · 更新日:
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