電線・ケーブルの指定とは
電線・ケーブルの指定とは、種類・導体の太さ・心数などの情報で、使用する材料を示すものです。指定を分解し、各区間で使う材料を読み取ります。

施工条件の電線・ケーブル指定には、種類、導体の太さ、心数など複数の情報が含まれます。名前の一部が一致するだけでなく、指定を分解して読むことが必要です。
| 記号 | 名称・構造 |
|---|---|
| IV | 600Vビニル絶縁電線。シースがない |
| VVF | 600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形 |
| CV | 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル |
| CVT | 単心CVケーブル3本をより合わせたトリプレックス形 |
| KIP | 高圧機器内配線用EPゴム絶縁電線。技能では変圧器代用端子台の一次側に使う |
基本の仕組み

「直径2.0mmの3心」という表示なら、2.0mmは各導体の太さ、3心は導体の本数です。ケーブル全体の外径が2.0mmという意味ではありません。
電線の種類は用途や絶縁などの性能、太さは導体の仕様、心数は回路に用意できる線の本数を表します。図の各区間に指定を書き込むと、異なる材料を使う場所を分けられます。
太いものや心数の多いものなら指定の代わりになる、と自己判断しないようにします。技能では問題の指定と一致する材料を使うことが必要です。
導体・絶縁・遮へいを識別

図面指定のIV・VVF・CV・CVTは、種類、電圧、導体断面積、心数、シース・遮へい構造を確認します。CVTは単心CVケーブル3本をより合わせた構造です。高圧用の各心は、導体、内部半導電層、架橋ポリエチレン絶縁体、外部半導電層、銅シールド、ビニルシースの順に断面を読みます。
令和8年度上期の出題例(問42)は、CVTケーブルの断面図を選ばせます。導体が中心にあるだけでは判別できず、半導電層・銅シールドの有無と、3心をどうまとめるかまで見ます。低圧のVVFやビニル絶縁の断面と、高圧のCVTを混同しません。
試験に出る
- 電線・ケーブル指定に含まれる情報(種類・太さ・心数)。
- 「直径2.0mmの3心」の読み方。
- 種類・太さ・心数がそれぞれ表す内容。
- 太い・心数が多いからといって指定の代わりにはならないこと。
- 導体径と心数を別々に照合すること。
- 高圧CVTの各心は導体→内部半導電層→架橋ポリエチレン→外部半導電層→銅シールド→シース。
- KIPは高圧機器内配線用EPゴム絶縁電線。
重要な言葉
- 導体径
- 電線の各導体の太さ。
- 心数
- 回路に用意できる線の本数。
- 電線指定
- 種類や太さ、心数などによる電線の指定。
- ケーブル指定
- 種類や導体、心数などによるケーブルの指定。
確認問題
確かめよう導体径と心数のどちらが電線の本数を表す?
心数。太さと本数を別々に照合します。
「直径2.0mmの3心」の2.0mmは、ケーブル全体の外径を表す。
電線の心数は、回路に用意できる線の本数を表す。
高圧CVケーブルでは、内部半導電層と外部半導電層がともに架橋ポリエチレン絶縁体の内側にある。
「VVF 2.0-3C」の読み方として正しいものは?
高圧の引込に用いるCVTケーブルの構造として正しいものは?
施工条件の電線・ケーブル指定には、、導体の太さ、など複数の情報が含まれます。名前の一部が一致するだけでなく、指定を分解して読むことが必要です。
「直径2.0mmの3心」という表示なら、2.0mmは各の太さ、3心は導体の本数です。ケーブル全体の外径が2.0mmという意味ではありません。
電線の種類は用途や絶縁などの性能、太さは導体の仕様、心数は回路に用意できるを表します。図の各区間に指定を書き込むと、異なる材料を使う場所を分けられます。
太いものや心数の多いものなら指定の代わりになる、と自己判断しないようにします。技能では問題のと一致する材料を使うことが必要です。
出典・参考資料
試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。
- 電気技術者試験センター:第一種 ↗
- 電気技術者試験センター:第二種 ↗
- 学科問題・解答と使用条件 ↗
- 電気技術者試験センター:第一種の学科出題範囲・受電設備の範囲 ↗
- 電気技術者試験センター:技能試験の欠陥基準・注意点 ↗
- 電気技術者試験センター:令和8年度第一種電気工事士上期学科試験(出題例)問題 ↗(問34〜36、問41〜50)
- 電気技術者試験センター:令和8年度第一種電気工事士上期学科試験(出題例)解答 ↗
- 経済産業省:電気設備の技術基準の解釈 ↗(第17条(接地工事の種類)、第28条(計器用変成器の2次側電路の接地))
編集:Pinternet Works · 更新日:
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