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電気工事士試験 · 学習ガイド

複線図への展開

複線図とは

複線図とは、単線図で分かった接続関係を、電線一本ずつに描き直した図です。材料を数えたり接続点を判断したりするときに使います。

複線図は一本ずつ追う。上に一つの接続関係図、下に同じ二つの器具をつなぐ複数の色分け線。
複線図では、接続関係を電線一本ずつに展開して端子間を追います。図の色分けは関係を追うための表現で、実際の電線色の指定ではありません。

単線図で分かった接続関係を、電線一本ずつに描き直したものが複線図です。材料を数えたり接続点を判断したりするとき、どの線がどの端子へ行くかを明確にします。

複線図への展開
図面・機器読み方・判断
低圧複線化導体ごとに電源・操作・負荷を追う
単線図の一本線導体一本ではない
VCT―電力量計結線により6又は7心
接地線通常の電流経路と分ける

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。左に電源、中央上にスイッチ、右に照明を置く。上側に「電源→スイッチ→照明」の経路、下側に「照明→電源」の戻る経路を描き、交差させずに分ける。
覚えること:照明を一つのスイッチで操作→往復を分ける

一つのスイッチで照明を操作する回路なら、電源からスイッチを経由して照明へ行く経路と、照明から戻る経路を分けて描きます。線を増やす前に、各線の役割を言葉にします。

器具の端子表示、電源側の区別、接地線、施工条件を順に対応させます。色分けする場合も、色を塗ること自体より同じ接続点を正しく結ぶことが目的です。

単線図に一本あるから複線図でも一本、とは限りません。必要な心線数は回路の機能と経路から決まり、図面上の線の長さだけでは数えられません。

単線から導体・制御線へ

単線から導体・制御線への図解。左にVCT、右に電力量計を置き、間の計量用二次配線を導体ごとに描く。水平の仕切りを挟み、上段にVT側の電圧線3本、下段にCT側の電流線4本を通し、下段の脇に共通線にした場合は3本と注記する。
覚えること:VCTと電力量計間は6又は7心

複線図は電源の非接地側と接地側、スイッチ、負荷、接地線を導体ごとに展開します。器具の操作線と電源線を分け、接続点は端子・電線の関係を追います。単線図上の一本をそのまま一心と数えません。

学科の高圧受電図では、VCTと電力量計の間を計量用の二次配線として読みます。VT側の電圧線P1・P2・P3の3本と、CT側の電流線1S・1L・3S・3Lの4本(共通線にすれば3本)で、過去の公表問題(令和3年度 問43など)は心線数を「6又は7」とします。主回路が3線だから3心、とは決めません。

単線から導体・制御線へ
項目技能試験の複線化での扱い
接地側電線施工条件で「すべて白色」と指定されることが多い。器具の接地側端子(N・W・受金ねじ部)へ結ぶ
非接地側電線点滅器・コンセントへは黒色と指定されることが多い。三相はu相赤・v相白・w相黒などの指定に従う
接地線緑色。変圧器のB種接地線(IV 5.5mm²など)は指定された端子(o端子・v端子など)へ結ぶ
変圧器代用端子台一次側U・V(KIP 8mm²)、二次側u・v・oなどの端子記号と、単相3線・V結線・Δ結線などの結線図に従う
V結線2台の一方のv端子と他方のu端子を渡り線で結び、共通相をつくる
端子台の接続本数施工条件で「1端子2本以下」などと制限されることがある

試験に出る

  • 単線図から複線図へ展開する目的。
  • 往きと戻りの経路を分けて描くこと。
  • 端子表示・電源側・接地線・施工条件の対応。
  • 必要な心線数は回路の機能と経路で決まること。
  • 色分けより接続点を正しく結ぶことが優先であること。
  • VCT―電力量計間は電圧線3本+電流線4本(共通線なら3本)で6又は7心。
  • 技能では接地側電線は白、接地線は緑など、色の指定を施工条件で確認する。
  • 変圧器代用端子台は端子記号と結線図(V結線・Δ結線など)どおりに結ぶ。

重要な言葉

複線図
接続関係を電線一本ずつに描き直した図。
心線数
回路の機能と経路から決まる必要な線の本数。
結線図
機器どうしの接続を表した図。
接続点
電線や端子が電気的につながる箇所。

確認問題

確かめよう複線図で最初に確認したいものは線の色?

接続先と役割。端子と経路が正しく決まってから対応を整理します。

複線図で必要な心線数は、図面上の線の長さから決まる。

複線図では、どの線がどの端子へ行くかを明確にする。

三相3線式のVCTと電力量計の間の心線数は、主回路と同じ3心である。

スイッチ1個で照明1灯を点滅する回路を複線図にするとき、スイッチに結ぶ2本の電線は?

技能試験の施工条件で一般に指定される電線の色別は?

三相3線式のVCTと電力量計(Wh)を結ぶ心線数は?

単線図で分かった接続関係を、電線一本ずつに描き直したものがです。材料を数えたり接続点を判断したりするとき、どの線がどのへ行くかを明確にします。

一つのスイッチで照明を操作する回路なら、電源からスイッチを経由して照明へ行く経路と、照明から戻る経路を分けて描きます。線を増やす前に、各線のを言葉にします。

器具の、電源側の区別、接地線、施工条件を順に対応させます。色分けする場合も、色を塗ること自体より同じ接続点を正しく結ぶことが目的です。

単線図に一本あるから複線図でも一本、とは限りません。必要なは回路の機能と経路から決まり、図面上の線の長さだけでは数えられません。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

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