ケーブルとは
ケーブルは、絶縁した心線を外装でまとめて保護する構造の電線です。心数と導体の太さ、外装の種類を別々に読み取ります。

ケーブルは、絶縁された心線を外装でまとめて保護する構造を持ちます。電線との違いは単なる本数ではなく、外側の保護を含めた構造として理解します。
| 項目 | 要点 |
|---|---|
| VVF | 低圧屋内などの平形ケーブル |
| CV | 架橋ポリエチレン絶縁・ビニルシース |
| 高圧端末 | 遮へい・絶縁・接地を処理 |
| 布設方式 | 管路・直接埋設・暗きょ等 |
| 高圧CVケーブルの部位・材料 | 役割・注意点 |
|---|---|
| 内部・外部半導電層 | 導体表面や絶縁体表面の電位の傾きを均一にする |
| 架橋ポリエチレン絶縁体 | 主絶縁。水と電界で水トリー(樹枝状の劣化)が生じる |
| 遮へい銅テープ | 電界を閉じ込め、接地して地絡電流の通路にする |
| ストレスコーン | 遮へい端部の電位傾度(電界の集中)を緩和する |
| 終端接続部 | 屋内用・屋外用がある。避雷器は端末処理材料ではない |
基本の仕組み

2心と3心のケーブルを比べると、内部の絶縁された導体の本数が違います。回路図で必要な本数を数え、材料表の心数・導体の太さと対応させます。
VVFなどの記号は絶縁物や外装、形状を表します。高圧用ケーブルには電界を制御する遮へいなどもあり、低圧ケーブルと同じ見た目の処理で済むわけではありません。
外装と心線の絶縁被覆を混同しないことが重要です。外装だけ見て無傷でも内部の絶縁を傷めている場合があり、施工後の確認対象は別々です。
ケーブルの構造・敷設

ケーブルは導体、絶縁体、シース等で構成されます。CVは架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブルで低圧用と高圧用があり、外見が似ても定格電圧を表示で確認します。CVTは単心CVを3本より合わせたトリプレックス形です。低圧用CVTには半導電層や遮へい層がありません。
高圧CVケーブルは導体の外側に内部半導電層、架橋ポリエチレン絶縁体、外部半導電層、遮へい銅テープ、ビニルシースを重ねます。端末処理ではストレスコーンで遮へい端部の電界集中を緩和し、遮へい層を接地します。地中引込は管路・直接埋設・暗きょ式から条件に合わせて選びます。
試験に出る
- ケーブルは心線を外装でまとめた構造で、電線とは構造が異なる。
- 2心・3心は内部の導体の本数の違いを表す。
- VVFなどの記号は絶縁物・外装・形状を表す。
- 高圧用ケーブルには遮へいなど、低圧と異なる処理がある。
- 外装と心線の絶縁被覆は別で、確認対象も異なる。
- ストレスコーンの役割は遮へい端部の電位傾度の緩和(防水や機械的補強ではない)。
- 水トリーは架橋ポリエチレン絶縁体の内部に生じる。
- 低圧CVTは導体・架橋ポリエチレン絶縁体・ビニルシースの単心を3本より合わせた構造。
重要な言葉
- ケーブル
- 絶縁した心線を外装でまとめて保護した電線。
- 心数
- ケーブル内部の絶縁された導体の本数。
- VVF
- 低圧用のビニル絶縁ビニルシースケーブルを表す記号。
- CVT
- 単心のCVケーブル3本をより合わせたトリプレックス形ケーブル。
- ストレスコーン
- 高圧ケーブル端末で、遮へい層を切り取った端部に集中する電界を和らげる部材。
- 水トリー
- CVケーブルの架橋ポリエチレン絶縁体に、水分と電界によって生じる樹枝状の劣化。
確認問題
確かめよう心数はケーブルの太さを示す?
いいえ。心線の本数であり、導体の太さは別の表示で確認します。
ケーブルの心数は、導体の太さを表す。
外装が無傷でも、内部の絶縁被覆を傷めている場合がある。
高圧ケーブル端末のストレスコーンは、主に水の侵入を防ぐために設ける。
3心ケーブルが示すものは?
VVFなどの記号が表すものは?
高圧CVケーブルで水トリーが生じる箇所は?
は、絶縁された心線を外装でまとめて保護する構造を持ちます。電線との違いは単なる本数ではなく、外側の保護を含めた構造として理解します。
2心と3心のケーブルを比べると、内部の絶縁された導体の本数が違います。回路図で必要な本数を数え、材料表の・導体の太さと対応させます。
などの記号は絶縁物や外装、形状を表します。高圧用ケーブルには電界を制御する遮へいなどもあり、低圧ケーブルと同じ見た目の処理で済むわけではありません。
外装と心線の絶縁被覆を混同しないことが重要です。外装だけ見て無傷でも内部のを傷めている場合があり、施工後の確認対象は別々です。
出典・参考資料
試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。
- 電気技術者試験センター:第一種 ↗
- 電気技術者試験センター:第二種 ↗
- 学科問題・解答と使用条件 ↗
- 電気技術者試験センター:第一種の学科出題範囲・受電設備の範囲 ↗
- HIOKI:接地抵抗計と測定方式の説明 ↗
- HIOKI:高圧受電設備の測定と測定器の使い分け ↗
- 電気技術者試験センター:第一種学科・電気応用の出題範囲 ↗
- Panasonic:光束と照度の違い ↗
- 電気技術者試験センター:第一種電気工事士試験の範囲 ↗
- GSユアサ:鉛蓄電池の安全な取扱い ↗
- GSユアサ:バッテリーのメンテナンス ↗
- e-Gov法令検索:電気設備に関する技術基準を定める省令 ↗(第58条(低圧の電路の絶縁性能))
編集:Pinternet Works · 更新日:
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