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登録販売者試験 · 学習ガイド

泌尿器・感覚器・運動器

泌尿器・感覚器・運動器とは

泌尿器・感覚器・運動器とは、老廃物の排出や刺激の受容、体の支持と運動を担う器官のまとまりです。腎臓の濾過と再吸収、感覚器の刺激の変換、骨・筋肉の働きを区別します。

エルくんが説明する図解。血液から原尿へのろ過と、原尿から血液へ戻る再吸収、残りが尿となる関係を示す模式図。
血液から原尿へのろ過と、原尿から血液へ戻る再吸収、残りが尿となる関係を示す模式図。

腎臓は血液から不要な物質を排出するだけでなく、体内の水分や電解質の調整にも関わります。

泌尿器・感覚器・運動器
器官・区分機能・判断
腎臓腎小体で濾過、尿細管で再吸収。赤血球産生を促すホルモン、ビタミンDの活性化
眼水晶体の厚みで焦点調節、網膜の視細胞で受光
耳蝸牛は聴覚、前庭(耳石器官・半規管)は平衡感覚
皮膚表皮(角質層)・真皮・皮下組織。バリアと体温調節
骨格筋横紋あり。随意筋で体性神経が支配
平滑筋・心筋不随意筋で自律神経が支配。心筋は横紋あり

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。正方形の左上に腎臓、中央に原尿を置き、そこから右上の「体へ戻る」経路と右下の「尿→尿管・膀胱」経路へ矢印を分ける。再吸収される側を太く、尿になる側を細く描き、2つの行き先を仕切りで明確に分ける。
覚えること:原尿の多くは再吸収され、残りが尿になる

腎臓で血液から濾過された原尿の多くは再吸収され、必要な水分等が体へ戻ります。残ったものが尿として尿管・膀胱へ進みます。

感覚器は光・音などの刺激を神経情報へ変え、骨や筋肉は体を支え動かします。器官の名前と、受け取る刺激・行う調整を対応させます。

尿量が多いことを、腎機能が必ず良い証拠と決めつけないようにします。排泄と再吸収は異なる働きです。

眼の角膜・水晶体は光を屈折させ、網膜で光を神経の情報へ変えます。耳の蝸牛は音、前庭(半規管を含む)は平衡感覚に関係します。皮膚は表皮・真皮等からなり、バリアと体温調節も担います。器官の名前を症状だけでなく働きと結び付けます。

腎・眼・耳・皮膚・筋骨格

腎・眼・耳・皮膚・筋骨格の図解。上から腎盂、尿管、膀胱、尿道を一本の通路としてつなぎ、尿が下へ流れる向きを矢印で示す。エルくんは通路の横に1体だけ配置する。
覚えること:尿は腎盂→尿管→膀胱→尿道

腎臓では、糸球体とそれを包むボウマン嚢からなる腎小体で血液が濾過され、尿細管でブドウ糖・アミノ酸、水分・電解質などが再吸収されます。腎小体と尿細管で腎臓の機能単位(ネフロン)を構成します。尿は腎盂から尿管、膀胱、尿道へ流れます。

腎臓は骨髄での赤血球の産生を促すホルモンを分泌し、ビタミンDを活性型に転換します。副腎皮質から分泌されるアルドステロンは、体内に塩分と水を貯留しカリウムの排泄を促します。薬物の排泄は腎機能で変わるため、腎機能低下を尿量だけで判断しません。

眼では、角膜・房水・水晶体・硝子体を透過した光が屈折して網膜に焦点を結びます。主に水晶体の厚みを毛様体で変えて遠近の焦点調節を行い、近くを見るときは水晶体が丸く厚くなります。網膜の視細胞のうち、わずかな光に反応する細胞の働きにはビタミンAが不可欠で、不足すると夜盲症を生じます。

耳では外耳・中耳が音を伝え、内耳の蝸牛が聴覚を担います。前庭は、水平・垂直方向の加速度を感知する耳石器官と、体の回転や傾きを感知する半規管に分けられます。鼻腔上部の粘膜にある嗅細胞がにおいを感じ、鼻汁は吸った空気に湿り気を与えます。

皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3層からなり、バリア、体水分の保持、熱交換、皮膚感覚に働きます。表皮の角質層はケラチンでできた角質細胞とセラミドを主成分とする細胞間脂質からなり、バリア機能を担います。メラニン色素は表皮の最下層にあるメラノサイトで産生され、紫外線から皮膚を守ります。

真皮はコラーゲンなどの線維性タンパク質からなる結合組織で、毛細血管や知覚神経の末端が通ります。汗腺には腋窩などに分布するアポクリン腺(体臭腺)と、全身に分布するエクリン腺があります。

骨は支持・臓器保護・運動・造血・カルシウム等の貯蔵の機能を持ち、成長が止まった後も骨吸収と骨形成が繰り返されます。骨格筋は横紋があり意識どおりに動かせる随意筋で体性神経に支配され、平滑筋と心筋は不随意筋で自律神経に支配されます。心筋には骨格筋と同じく横紋があります。

試験に出る

  • 腎臓が不要な物質の排出と水分・電解質の調整を行う点。
  • 糸球体とボウマン嚢からなる腎小体と尿細管がネフロンを構成し、原尿の多くが再吸収される点。
  • 尿量の多さが腎機能の良さの証拠とは限らない点。
  • 水晶体の厚みで遠近の焦点調節を行い、網膜の視細胞の働きにビタミンAが必要な点。
  • 内耳の蝸牛は聴覚、前庭(耳石器官と半規管)は平衡感覚を担う点。
  • 皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3層で、角質層がバリア機能を担う点。
  • 骨格筋は随意筋で体性神経、平滑筋・心筋は不随意筋で自律神経に支配される点。

重要な言葉

原尿
腎小体で血液から濾過された液体。多くが尿細管で再吸収される。
再吸収
原尿から必要な水分等を体へ戻す働き。
水晶体
眼で光を屈折させる部分。近くを見るときは丸く厚みが増し、遠くを見るときは扁平になる。
半規管
内耳の前庭の一部で、体の回転や傾きを感知する。
ネフロン
腎小体と尿細管からなる腎臓の基本的な機能単位。
随意筋
自分の意識どおりに動かせる筋組織。骨格筋がこれにあたる。

確認問題

確かめよう濾過された水分はすべて尿になる?

いいえ。多くが再吸収されます。

濾過された原尿は、そのすべてが尿として排出される。

尿量が多いことは、腎機能が必ず良い証拠である。

眼で光を神経の情報へ変える部分は?

平衡感覚に関係する器官は?

は血液から不要な物質を排出するだけでなく、体内の水分やの調整にも関わります。

腎臓で血液から濾過されたの多くはされ、必要な水分等が体へ戻ります。残ったものが尿として尿管・膀胱へ進みます。

は光・音などの刺激を神経情報へ変え、骨やは体を支え動かします。器官の名前と、受け取る刺激・行う調整を対応させます。

尿量が多いことを、が必ず良い証拠と決めつけないようにします。と再吸収は異なる働きです。

眼の角膜・は光を屈折させ、で光を神経の情報へ変えます。耳の蝸牛は音、前庭(半規管を含む)は平衡感覚に関係します。皮膚は表皮・真皮等からなり、バリアと体温調節も担います。器官の名前を症状だけでなく働きと結び付けます。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

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