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ITパスポート試験 · 学習ガイド

ストラテジ系 攻略ガイド

会社の利益と戦略から、権利保護、AI、技術の活用、顧客と供給をつなぐ仕組みへ進みます。導入する技術が何の課題を解決するかを具体例で考えます。

仕組みを理解する

企業活動

企業活動とは、商品やサービスを提供して利益を生み出す事業の営みで、売上・費用・損益分岐点などの数字で捉えます。

売上500円を変動費300円と限界利益200円に分け、エルくんが200円の積木を固定費10万円の箱へ運ぶ図。500個で固定費を回収する。
考え方の例:単価500円、1個当たり変動費300円、月の固定費10万円の店では、1個売ると固定費の回収に200円使えます。10万円÷200円=500個が損益分岐点です。

商品が売れていても利益が出ないのは、売上だけでなく費用も増えるからです。企業活動を学ぶときは、誰に何を提供し、いくら残るかを一つの店で考えます。

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。左に1個の売上500円を置き、変動費300円を差し引いた残り200円が、右の固定費10万円の箱へ入る流れを矢印で示す。箱の手前に「×500個」を置き、500個分の200円で箱がちょうど満たされる図にする。
覚えること:500個販売で固定費10万円を回収

単価500円、1個当たり変動費300円、月の固定費10万円の店では、1個売ると固定費の回収に200円使えます。10万円÷200円=500個が損益分岐点です。

販売個数ではなく売上高で問われたら、損益分岐点売上高=固定費÷(1−変動費率)を使います。変動費率は売上高に占める変動費の割合で、上の例では300÷500=0.6なので、10万円÷0.4=25万円(500個×500円)です。目標利益を上げるための売上高は、固定費に目標利益を加えて同じ式で割ります。

売上高から変動費を引いた限界利益で固定費を回収し、その後に利益が生まれます。財務諸表では、期間の利益と、ある時点の資産・負債を分けて読みます。

利益と手元の現金は一致しません。掛売りなら売上を計上していても未回収であり、借入れなら現金が増えても売上ではありません。

ブレーンストーミングでは、その場の批判を控え、多くの案を出し、他の案を発展させます。案を広げる段階と、費用や実現性で絞り込む評価の段階は分けます。

商品やサービスの代金には消費税が含まれます。2023年10月から始まったインボイス制度(適格請求書等保存方式)では、登録を受けた事業者が発行する適格請求書を保存することが、原則として仕入税額控除を受ける条件になります。適格請求書には、登録番号や税率ごとの消費税額などを記載します。

会計・組織の全体像

会計・組織の全体像の図解。画面を縦の仕切りで3列に分け、左に期間の収益・費用と利益を示す損益計算書、中央に決算日時点の資産・負債・純資産を示す貸借対照表、右に期間の現金の増減を示すキャッシュフロー計算書を置く。左と右には期間を表す横線、中央には一時点を示す印を添え、三表を混ぜずに読む構図にする。
覚えること:売上・入金等の時点差で三表を別々に読む

損益計算書は一定期間の収益・費用と利益、貸借対照表は決算日時点の資産・負債・純資産、キャッシュフロー計算書は一定期間の現金の増減を示します。売上と入金、費用と支払の時点がずれるため、三つを別々に読みます。

組織形態には、営業・製造など業務の種類ごとに部門を分ける機能別組織、製品や地域ごとに事業部を置いて利益責任を持たせる事業部制、職能と事業(プロジェクト)の二系統で管理するマトリックス組織があります。事業部制は製品・地域ごとの採算を把握しやすい一方、各事業部に同じ機能が重複しやすくなります。マトリックス組織では、一人の担当者に二人の上司がいるため指示が衝突することがあります。

会計・組織の全体像
分類内容
損益計算書期間の利益
貸借対照表時点の財政状態
キャッシュフロー計算書期間の現金の動き

試験に出る

  • 損益分岐点の計算問題。販売個数は固定費÷(単価−変動費)、売上高は固定費÷(1−変動費率)で求めます。
  • 売上高・変動費・限界利益・固定費の関係と、利益が生まれる順序。
  • 利益と手元の現金は一致しないこと。掛売りや借入れでずれる点。
  • ブレーンストーミングの進め方(批判を控える・案を多く出す・発展させる)。
  • 機能別組織と事業部制の違い(責任を業務別に置くか、製品・地域別に置くか)。

重要な言葉

変動費
売上や生産量に比例して増減する費用。
固定費
売上や生産量にかかわらず一定額かかる費用。
限界利益
売上高から変動費を引いた額。固定費の回収に使える部分。
損益分岐点
売上と費用が等しくなり、利益が0になる売上高や販売個数。
インボイス制度
適格請求書等保存方式。仕入税額控除を受けるために適格請求書の保存を求める仕組み。
変動費率
売上高に占める変動費の割合。1から引いた値が限界利益率。

確認問題

確かめよう600個売れたときの利益は?

2万円。600×200−100,000で求めます。

損益分岐点では、売上高と費用が等しくなる。

商品が売れれば、手元の現金も必ず同じだけ増える。

単価500円、変動費300円、固定費10万円の店の損益分岐点の販売個数は?

ブレーンストーミングでその場で控えるべきことは?

商品が売れていても利益が出ないのは、売上だけでなくも増えるからです。企業活動を学ぶときは、誰に何を提供し、いくら残るかを一つの店で考えます。

単価500円、1個当たり変動費300円、月の固定費10万円の店では、1個売ると固定費の回収に200円使えます。10万円÷200円=がです。

売上高から変動費を引いたで固定費を回収し、その後に利益が生まれます。では、期間の利益と、ある時点の資産・負債を分けて読みます。

利益と手元のは一致しません。なら売上を計上していても未回収であり、借入れなら現金が増えても売上ではありません。

では、その場の批判を控え、多くの案を出し、他の案を発展させます。案を広げる段階と、費用や実現性で絞り込む評価の段階は分けます。

商品やサービスの代金にはが含まれます。2023年10月から始まった(適格請求書等保存方式)では、登録を受けた事業者が発行する適格請求書を保存することが、原則として仕入税額控除を受ける条件になります。適格請求書には、登録番号や税率ごとの消費税額などを記載します。

組織形態には、営業・製造など業務の種類ごとに部門を分ける機能別組織、製品や地域ごとに事業部を置いて利益責任を持たせる、職能と事業(プロジェクト)の二系統で管理するマトリックス組織があります。事業部制は製品・地域ごとの採算を把握しやすい一方、各事業部に同じ機能が重複しやすくなります。マトリックス組織では、一人の担当者に二人の上司がいるため指示が衝突することがあります。

法務と標準化

法務と標準化とは、創作や発明を守る権利の仕組みと、互換性や品質の共通条件を決める仕組みを扱う領域です。

エルくんが説明する図解。表現を守る著作権・発明を守る特許・互換性を支える標準化の三列比較。
自分で作成した文章には、原則として創作した時点で著作権が生じます。一方、発明の特許権は出願しただけでは成立せず、審査を経た設定登録が必要です。

ネットで見つけた画像を会社の広告に使う前に、利用できる権利があるかを確認します。法務は、便利さだけでは判断できない仕事の境界を定めます。

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央の大きな原稿では自分の文章を主にし、その中へ小さな引用部分を従として置く。引用部分をかぎ括弧で囲み、出所を直下に記す。左の「公表済みの著作物」から引用部分へ矢印を引く。
覚えること:引用は公表・主従・区別・出所などが必要

自分で作成した文章には、原則として創作した時点で著作権が生じます。一方、発明の特許権は出願しただけでは成立せず、審査を経た設定登録が必要です。

著作権は創作的な表現、特許権は技術的な発明を守ります。標準化は互換性や品質の共通条件を作る仕組みで、権利保護とは目的が違います。

出典を書けばどんな転載も許されるわけではありません。著作権法上の引用と認められるには、公表された著作物であること、自分の文章が主で引用部分が従であること、引用部分をかぎ括弧などで明確に区別すること、出所を明示することなどが必要です。写真をそのまま広告に使う場合は、通常は引用ではなく権利者の利用許諾が必要です。

個人情報は利用目的をできる限り特定し、目的外に利用するには原則として本人の同意が必要です。第三者への提供も原則として本人の同意が必要ですが、業務の委託に伴って委託先へ渡す場合は第三者提供に当たらず、委託元が委託先を監督します。病歴や犯罪歴などの要配慮個人情報は、取得にも原則として本人の同意が必要です。

不正アクセス禁止法は、他人のID・パスワード(識別符号)を無断で入力して、利用が制限されたコンピュータを使う行為を禁止します。脆弱性を突いてアクセス制御を回避する行為、他人の識別符号を不正に取得・保管する行為、正当な理由なく第三者へ教える行為、フィッシングサイトで入力させる行為も対象です。パスワードを知っていることと、アクセスする権限があることは同じではありません。

業務委託では、成果や作業の内容、検収、権利帰属を契約で明らかにします。特に取決めがなければ、請負で開発したプログラムの著作権は開発した受託側に帰属するため、発注者が権利を得るには契約で譲渡を定めます。一方、会社の発意に基づき従業員が職務上作成したプログラムは、別段の定めがなければ会社が著作者になります(職務著作)。

労働者派遣では、労働者と雇用契約を結んで給与を払うのは派遣元、日々の業務を指揮命令するのは派遣先です。請負では受託側が自社の労働者を指揮命令し、発注者は受託側の労働者へ直接指示しません。契約名が請負でも発注者が直接指示していれば、実態は派遣(偽装請負)と判断され得ます。

下請法は2026年1月1日に改正され、中小受託取引適正化法(取適法)となりました。シラバスVer.6.5もこの名称を用います。資本金や従業員数で一定の関係にある委託事業者(発注者)は、発注内容を書面や電子メール等で明示し、給付の受領日から60日以内に定めた支払期日までに代金を支払います。受領拒否、代金の減額、支払遅延、買いたたき、協議に応じない一方的な代金決定、手形による支払などは禁止されます。

権利・取引・標準の分類

権利・取引・標準の分類の図解。画面を縦に二分し、左は「創作的な表現」から「著作権」へ直結する矢印、右は「特許庁へ出願」から「設定登録」を経て「特許権」に至る矢印を描く。左右の間には仕切りを置き、発生条件の違いを示す。
覚えること:著作権は創作時/特許権は出願・設定登録

知的財産権には、創作と同時に発生する著作権と、特許庁への出願と設定登録で発生する産業財産権があります。産業財産権は特許権、実用新案権、意匠権、商標権の四つで、保護対象が発明・考案・デザイン・標識と異なります。実用新案権は実体審査を経ずに登録される点で特許権と異なります。

プログラムは著作物として保護されますが、プログラム言語、規約(プロトコル)、解法(アルゴリズム)は著作権法の保護対象外です。操作マニュアルは文章の著作物として保護されます。

不正競争防止法は、営業秘密の不正な取得・使用・開示、周知・著名な商品表示の不正使用、他人の商品名等に類似したドメイン名の不正取得などを規制します。営業秘密として保護されるには、秘密として管理されていること(秘密管理性)、事業に有用であること(有用性)、公然と知られていないこと(非公知性)の三要件を満たす必要があります。

標準には、ISOやIECなどの国際規格、JISなどの国家規格、業界団体の規格、市場で広く使われて事実上の標準となったデファクトスタンダードがあります。規格への適合と法令の遵守は別の問題です。

権利・取引・標準の分類
権利保護対象発生と存続期間
著作権創作的な表現(プログラムを含む)創作時に発生。原則として著作者の死後70年
特許権技術的な発明設定登録で発生。出願から20年
実用新案権物品の形状・構造などの考案設定登録で発生。出願から10年
意匠権物品・建築物・画像のデザイン設定登録で発生。出願から25年
商標権商品・サービスの識別標識設定登録で発生。登録から10年、更新可

試験に出る

  • 著作権は創作した時点で発生し、特許権は出願・審査・設定登録が必要という違い。
  • プログラムは著作権で保護されるが、プログラム言語・規約・アルゴリズムは保護されないこと。
  • 引用の要件(主従関係・明瞭区分・出所明示など)と、出典表示だけでは利用許諾にならないこと。
  • 営業秘密の三要件(秘密管理性・有用性・非公知性)と、不正競争防止法の規制対象。
  • 個人情報は利用目的を特定し、第三者提供と委託では必要な手続が異なること。
  • 不正アクセス禁止法が、他人のID・パスワードの無断入力だけでなく不正取得や提供も規制すること。
  • 労働者派遣(雇用は派遣元、指揮命令は派遣先)と請負の違い、中小受託取引適正化法の義務と禁止行為。

重要な言葉

著作権
文章や音楽など創作的な表現を、創作した時点で守る権利。
特許権
技術的な発明を、出願・審査・設定登録を経て守る権利。
標準化
互換性や品質のために共通の条件を決めること。
個人情報
特定の個人を識別できる情報。利用目的の特定が必要。
営業秘密
秘密管理性・有用性・非公知性を満たし、不正競争防止法で守られる技術・営業上の情報。
職務著作
会社の発意で従業員が職務上作成した著作物について、会社を著作者とする扱い。

確認問題

確かめよう他人の写真に出典を添えれば広告へ自由に掲載できる?

いいえ。出典表示と利用許諾は別の問題です。

著作権は、作品を創作した時点で発生する。

出典を表示すれば、他人の写真を広告に自由に使える。

プログラムのアルゴリズムは、著作権法で保護される。

出願しただけでは権利が成立せず、審査を経た設定登録が必要なのは?

他人の識別符号の不正な利用を規制する法律は?

労働者派遣で、派遣労働者に日々の業務を指揮命令するのは?

ネットで見つけた画像を会社の広告に使う前に、利用できるがあるかを確認します。は、便利さだけでは判断できない仕事の境界を定めます。

自分で作成した文章には、原則として創作した時点でが生じます。一方、発明のは出願しただけでは成立せず、審査を経た設定登録が必要です。

著作権は創作的な表現、特許権は技術的な発明を守ります。はや品質の共通条件を作る仕組みで、権利保護とは目的が違います。

出典を書けばどんな転載も許されるわけではありません。著作権法上のと認められるには、公表された著作物であること、自分の文章が主で引用部分が従であること、引用部分をかぎ括弧などで明確に区別すること、出所を明示することなどが必要です。写真をそのまま広告に使う場合は、通常は引用ではなく権利者の利用許諾が必要です。

は利用目的をできる限り特定し、目的外に利用するには原則として本人の同意が必要です。第三者への提供も原則として本人の同意が必要ですが、業務の委託に伴って委託先へ渡す場合は第三者提供に当たらず、委託元が委託先を監督します。病歴や犯罪歴などの要配慮個人情報は、取得にも原則として本人の同意が必要です。

は、他人のID・パスワード(識別符号)を無断で入力して、利用が制限されたコンピュータを使う行為を禁止します。脆弱性を突いてアクセス制御を回避する行為、他人の識別符号を不正に取得・保管する行為、正当な理由なく第三者へ教える行為、フィッシングサイトで入力させる行為も対象です。パスワードを知っていることと、アクセスする権限があることは同じではありません。

では、成果や作業の内容、検収、権利帰属を契約で明らかにします。特に取決めがなければ、請負で開発したプログラムの著作権は開発した受託側に帰属するため、発注者が権利を得るには契約で譲渡を定めます。一方、会社の発意に基づき従業員が職務上作成したプログラムは、別段の定めがなければ会社が著作者になります(職務著作)。

では、労働者と雇用契約を結んで給与を払うのは派遣元、日々の業務を指揮命令するのは派遣先です。請負では受託側が自社の労働者を指揮命令し、発注者は受託側の労働者へ直接指示しません。契約名が請負でも発注者が直接指示していれば、実態は派遣(偽装請負)と判断され得ます。

下請法は2026年1月1日に改正され、(取適法)となりました。シラバスVer.6.5もこの名称を用います。資本金や従業員数で一定の関係にある委託事業者(発注者)は、発注内容を書面や電子メール等で明示し、給付の受領日から以内に定めた支払期日までに代金を支払います。受領拒否、代金の減額、支払遅延、買いたたき、協議に応じない一方的な代金決定、手形による支払などは禁止されます。

経営戦略

経営戦略とは、自社の強みと市場の変化を組み合わせ、競争相手との違いをつくるために選ぶ方針です。

エルくんが説明する図解。SWOTの2×2表に熟練スタッフ・人手不足・周辺需要増・競合出店を配置。
駅前の店が持つ熟練スタッフは内部の強み、近隣に新しいオフィスが増えることは外部の機会です。逆に人手不足は内部の弱み、競合店の出店は外部の脅威として整理できます。

売上を伸ばす方法は、値下げだけではありません。経営戦略では自社の得意なことと市場の変化を組み合わせ、選ぶ理由を作ります。

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。画面中央に縦の仕切りを置き、左を店内の「内部の強み」、右を店外の「外部の機会」とする。エルくんの手元から左の熟練スタッフの札、右の新しいオフィスの札へ、それぞれ分類先を示す矢印を引く。
覚えること:自社で変えられるかで内外を分ける

駅前の店が持つ熟練スタッフは内部の強み、近隣に新しいオフィスが増えることは外部の機会です。逆に人手不足は内部の弱み、競合店の出店は外部の脅威として整理できます。

SWOTは内部要因の強み・弱み、外部要因の機会・脅威を分ける枠組みです。自社で変えられる経営資源か、市場や競合など自社では変えられない環境かで、内部と外部を分けます。

強みは単に良さそうな言葉ではなく、競争相手と比べた特徴です。市場の追い風を自社の強みと分類しないよう、原因が社内か社外かを確かめます。

PPMは市場成長率と相対的市場占有率から事業を整理します。高成長・高占有率の事業でも成長を支える投資が必要で、売上が多いだけで余剰資金が大きいとは限りません。

マーケティングの4Pでは、製品・価格・流通・販促を組み合わせ、誰へ何を届けるかに整合させます。

分析の軸と施策

分析の軸と施策の図解。左に金のなる木、右上に問題児、右下に花形を配置する。金のなる木から得た資金が、右の2事業へ向かう分岐矢印を描く。
覚えること:金のなる木の資金を問題児や花形へ

SWOTの結果は、強みを機会に生かす、弱みを補って脅威に備えるなど、四つの要素を掛け合わせて施策へつなげます(クロスSWOT)。PPMでは、相対的市場占有率が高いほど資金を多く生み、市場成長率が高いほど投資を多く必要とすると考えます。そのため、金のなる木で得た資金を問題児や花形へ回すのが基本です。

マーケティングの4Pは製品、価格、流通、販促です。市場細分化(セグメンテーション)、狙う顧客の選択(ターゲティング)、顧客から見た位置付け(ポジショニング)を決めてから施策を組みます。

ほかに、企業の中核となる他社に真似されにくい能力をコアコンピタンス、業界の競争要因を五つ(既存企業の競争、新規参入、代替品、買い手、売り手)で分析する手法をファイブフォース分析といいます。

分析の軸と施策
分類市場成長率相対的市場占有率資金と基本方針
花形高高資金を生むが成長維持の投資も大きい。地位を守る
問題児高低投資が多く必要。育成して花形を目指すか撤退を判断
金のなる木低高少ない投資で資金を生む。他事業の資金源
負け犬低低資金を生みにくい。撤退や縮小を検討

試験に出る

  • SWOTで内部要因(強み・弱み)と外部要因(機会・脅威)を分ける問題。
  • 強みは良さそうな言葉ではなく、競争相手と比べた特徴であること。
  • PPMの2軸(市場成長率・相対的市場占有率)と四象限(花形・問題児・金のなる木・負け犬)の資金の流れ。
  • マーケティングの4P(製品・価格・流通・販促)の組合せ。
  • 売上が多くても、成長を支える投資で余剰資金が減ることがある点。

重要な言葉

SWOT
強み・弱み・機会・脅威で自社と環境を整理する枠組み。
PPM
市場成長率と相対的市場占有率で事業を分類する手法。
4P
製品・価格・流通・販促を組み合わせるマーケティングの枠組み。

確認問題

確かめよう原材料相場の上昇は、弱みと脅威のどちら?

外部環境の脅威です。自社では変えられない外部の変化だからです。

機会や脅威は、自社の内部要因である。

PPMでは、高成長・高占有率の事業にも成長を支える投資が必要である。

SWOTで外部要因にあたる組合せは?

マーケティングの4Pに含まれないものは?

売上を伸ばす方法は、だけではありません。では自社の得意なことと市場の変化を組み合わせ、選ぶ理由を作ります。

駅前の店が持つ熟練スタッフは内部の、近隣に新しいオフィスが増えることは外部のです。逆に人手不足は内部の弱み、競合店の出店は外部の脅威として整理できます。

はの強み・弱み、外部要因の機会・脅威を分ける枠組みです。自社で変えられる経営資源か、市場や競合など自社では変えられない環境かで、内部と外部を分けます。

強みは単に良さそうな言葉ではなく、と比べた特徴です。市場の追い風を自社の強みと分類しないよう、原因が社内か社外かを確かめます。

は市場成長率と相対的市場占有率から事業を整理します。高成長・高占有率の事業でも成長を支える投資が必要で、売上が多いだけで余剰資金が大きいとは限りません。

マーケティングのでは、製品・価格・流通・販促を組み合わせ、誰へ何を届けるかに整合させます。

データ利活用とAI

データ利活用とAIとは、集めたデータから傾向や予測を引き出し、判断や業務に役立てる考え方です。

エルくんが説明する図解。学習100日と評価30日を分離し、評価から学習へ混ぜる矢印に禁止印。
考え方の例:100日分を学習に、別の30日分を評価に使います。学習データでは誤差が小さいのに別データで大きいなら、過学習を疑います。

過去の販売データから需要を予測できれば、仕入れのむだを減らせます。ただし、過去に当たったモデルが将来も当たるとは限りません。

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央の縦仕切りで、左を学習、右を評価に分ける。左の「学習100日」からモデルへ矢印を引き、モデルから右の評価台へ矢印を引く。右の「別の30日」は評価台に置き、学習側へ戻る矢印は描かない。
覚えること:別の30日を学習に混ぜず評価

100日分を学習に、別の30日分を評価に使います。学習データでは誤差が小さいのに別データで大きいなら、過学習を疑います。

教師あり学習は入力と正解の組から関係を学び、教師なし学習はデータのまとまりなどを見つけます。評価用データを学習へ混ぜないことが、未知のデータでの実力測定につながります。

相関があっても原因とは限りません。気温が上がるとアイスと飲料の売上がともに増えるように、共通の原因で一緒に動くこともあります。

生成AIの中でも、大量の文章で学習した大規模言語モデル(LLM)は文章の生成や要約に使われます。もっともらしい誤りを出すことがあるため、元資料の確認や機密情報を入力しない運用を決めます。

学習方式と評価

学習方式と評価の図解。上段のデータ束から、下段に横並びの「学習用」「検証用」「評価用」へ矢印を分岐させる。学習用と検証用の間には調整の戻り矢印を描き、評価用へは最後に進む片道矢印を描く。
覚えること:検証で調整、評価で未知の性能を最後に確認

教師あり学習は正解付きデータから分類・数値予測を学び、教師なし学習は正解ラベルなしでクラスタリングなどを行います。強化学習は行動と報酬を通じて方策を改善します。生成AIは文章・画像などを作る用途であり、これらの学習方式と同じ分類軸ではありません。

ディープラーニング(深層学習)は、多層のニューラルネットワークを使う機械学習の手法で、画像認識や音声認識、生成AIの基盤に使われます。学習方式とは別の軸であり、教師あり学習などと組み合わせて使います。生成AIがもっともらしい誤りを出力することをハルシネーションといいます。

データは学習用・検証用・評価用に分け、未知のデータに対する性能を確かめます。検証用データは学習中の調整に、評価用データは最後の性能確認に使います。生成AIの出力は事実確認のほか、個人情報・著作権・機密情報の取扱いも確認が必要です。

学習方式と評価
方式学習の手掛かり用途の例
教師あり学習正解付きデータ迷惑メールの判定、売上の予測
教師なし学習正解ラベルのないデータ顧客のグループ分け(クラスタリング)
強化学習行動に対する報酬ゲームの攻略、ロボットの制御

試験に出る

  • 学習データと評価データを分ける理由(未知のデータでの実力測定)。
  • 過学習の見分け方。学習では高精度でも未知データで精度が落ちる状態。
  • 教師あり学習と教師なし学習の違い。
  • 相関があっても因果関係とは限らないこと。
  • 生成AIの出力は自然でも真偽が別。元資料の確認や機密情報の管理が必要。

重要な言葉

機械学習
データから規則性や関係を学び、予測や分類に使う技術。
過学習
学習データに合いすぎて、未知のデータで精度が落ちる状態。
教師あり学習
入力と正解の組を使って関係を学ぶ方法。
相関
二つの量が一緒に変化する関係。因果関係とは限らない。
大規模言語モデル(LLM)
大量の文章データで学習し、自然な文章を生成するAIモデル。
ディープラーニング
多層のニューラルネットワークで特徴を自動的に学ぶ機械学習の手法。

確認問題

確かめよう学習に使った100日だけで精度を評価してよい?

いいえ。未知データへの対応力を確認できないからです。

評価用データを学習に混ぜると、未知のデータへの実力を正しく測りやすくなる。

相関が高い二つの量には、必ず因果関係がある。

入力と正解の組から関係を学ぶ方法は?

学習データでは高精度なのに未知データで精度が落ちる状態は?

過去のから需要をできれば、仕入れのむだを減らせます。ただし、過去に当たったモデルが将来も当たるとは限りません。

100日分を学習に、別の30日分を評価に使います。では誤差が小さいのに別データで大きいなら、を疑います。

は入力と正解の組から関係を学び、教師なし学習はデータのまとまりなどを見つけます。を学習へ混ぜないことが、未知のデータでの実力測定につながります。

があっても原因とは限りません。気温が上がるとアイスと飲料の売上がともに増えるように、共通の原因で一緒に動くこともあります。

の中でも、大量の文章で学習した(LLM)は文章の生成や要約に使われます。もっともらしい誤りを出すことがあるため、元資料の確認や機密情報を入力しない運用を決めます。

システム戦略とDX

システム戦略とDXとは、経営目標を実現するために情報システムの計画を立て、業務や顧客への価値を変えていく取組みです。

エルくんが説明する図解。紙受付→二重入力の現状と、オンライン予約→空き枠即時反映の改善を対比。
来店申込みをオンライン予約へ変え、空き枠を即時表示すると、利用者の待ち時間と電話対応の双方を減らせます。まず解決したい問題を明確にします。

紙の申込書をPDFにするだけでは、入力待ちや二重確認が残ることがあります。DXは技術を入れる行為だけでなく、顧客への価値や仕事の進め方を変えることです。

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。画面を縦に二分し、左はRFIの依頼から「技術・サービス情報」を集める矢印、右はRFPで「要求条件」を示し「具体的な提案」を求める矢印を描く。二つを前後の手順としては結ばない。
覚えること:RFIは情報依頼、RFPは要件付き提案依頼

来店申込みをオンライン予約へ変え、空き枠を即時表示すると、利用者の待ち時間と電話対応の双方を減らせます。まず解決したい問題を明確にします。

現状の業務を可視化し、理想との差から要件を定めます。経営目標、業務要件、システム要件を順につなぐと、機能を増やすこと自体が目的になりません。

新しいシステムの導入件数だけでは効果を測れません。予約完了率や処理時間など、改善したい成果に対応する指標を置きます。

システム企画では、実現したい業務と制約をまとめ、候補の費用・効果・リスクを比較します。RFIは提供可能な技術やサービスの情報を集める依頼、RFPは要求条件を示して具体的な提案を求める依頼です。安価な提案でも、保守や移行費用を含む総費用と要件適合を確認して選びます。

業務変革と調達の順序

業務変革と調達の順序の図解。正方形の中央に、左から右へ「業務・課題分析→要件明確化→RFI情報収集→RFP提案・見積→評価・選定→契約」の流れを一本の矢印で描く。評価の位置には導入・運用・移行・保守を含む総費用の確認を示し、選定と契約の間を矢印で明確に分ける。
覚えること:要件明確化後RFI→RFP→評価→契約

デジタイゼーションは紙などをデジタルデータへ置き換えること、デジタライゼーションは業務プロセスをデジタル化すること、DXはデータと技術で業務・組織・顧客価値を変革することです。単にツールを導入しただけでは変革の成否を判断できません。

構想から現行業務・課題を分析し、必要な業務要件・システム要件を明確にします。調達は一般に、RFI(情報提供依頼)で候補の情報を集め、RFP(提案依頼書)を示して提案書と見積書を受け取り、評価基準に沿って選定してから契約します。提案の比較では導入費だけでなく、運用・移行・保守を含む総費用を確認します。

業務変革と調達の順序
分類内容
RFI候補技術・製品の情報収集
RFP要件に対する提案の募集
要件定義必要な機能と品質条件の明確化

試験に出る

  • DXは技術の導入ではなく、顧客への価値や仕事の進め方を変えること。
  • 経営目標→業務要件→システム要件の順につなぐ考え方。
  • RFI(情報を集める依頼)とRFP(具体的な提案を求める依頼)の違い。
  • 導入件数ではなく、予約完了率など成果に対応する指標で効果を測ること。
  • 保守や移行を含む総費用と要件適合で候補を比べること。

重要な言葉

DX
情報技術で業務や顧客への価値を変え、競争力を高める取組み。
要件定義
実現したい業務やシステムに必要な条件を明らかにすること。
RFI
提供可能な技術やサービスの情報を集めるための依頼。
RFP
要求条件を示して具体的な提案を求める依頼。

確認問題

確かめよう予約サイトの完成だけでDX成功といえる?

いいえ。利用者の待ち時間など目的に沿う成果で確かめます。

システムを導入すれば、業務の進め方を変えなくてもDXは達成できる。

RFPは、提供可能な技術の情報を集める依頼である。

提供可能な技術やサービスの情報を集める依頼は?

システムの効果を測る指標として適切なものは?

紙の申込書をPDFにするだけでは、入力待ちや二重確認が残ることがあります。は技術を入れる行為だけでなく、顧客への価値や仕事の進め方を変えることです。

来店申込みをへ変え、空き枠を即時表示すると、利用者のと電話対応の双方を減らせます。まず解決したい問題を明確にします。

現状の業務を可視化し、理想との差から要件を定めます。、業務要件、を順につなぐと、機能を増やすこと自体が目的になりません。

新しいシステムの導入件数だけでは効果を測れません。や処理時間など、改善したい成果に対応する指標を置きます。

システム企画では、実現したい業務と制約をまとめ、候補の費用・効果・リスクを比較します。は提供可能な技術やサービスの情報を集める依頼、は要求条件を示して具体的な提案を求める依頼です。安価な提案でも、保守や移行費用を含む総費用と要件適合を確認して選びます。

技術の進歩と身近なビジネス

技術の進歩と身近なビジネスでは、新しい技術が誰の手間や待ち時間を減らし、どんな商品やサービスを生むかを学びます。

エルくんがセンサーの温度札を通信のレールへ載せ、離れた画面に届く場面をつなぐ図。
センサで測ること、情報を送ること、離れた場所で確認することを分けます。図はIoTの情報収集の例で、通信規格や安全対策を比較するものではありません。

無人レジや交通ICは、情報技術が現実の取引を変えた例です。技術名を暗記する前に、誰の手間や待ち時間が減るかを考えます。

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。正方形の中央に、左から右へ「倉庫の温度センサで測定」→「ネットワークで通信」→「データから判断」の3区画を並べ、矢印でつなぐ。判断区画からは「異常時」の条件付き矢印だけを担当者への通知につなぎ、下部に結論を置く。
覚えること:測定・通信・判断後、異常時に担当者へ通知

倉庫の温度センサをネットワークにつなぎ、異常時に担当者へ通知するのがIoTの例です。センサで測ること、通信で送ること、データから判断することは別の役割です。

技術ロードマップは、将来の商品や事業の目標に必要な技術と開発時期を整理します。フィンテックは金融とITの組合せで、スマートフォン決済や送金も身近な活用例です。新技術でも費用、使える人、保守の体制が必要です。

環境への影響を見るカーボンフットプリントは、原材料の調達から廃棄等までの温室効果ガス排出量をCO₂相当量で示します。工場内の電力だけ減っても、製品のライフサイクル全体で減ったとは限りません。

技術と利用場面

技術と利用場面の図解。正方形の中央に、左から右へ「センサで現場データを取得」→「通信」→「分析・制御に使う」を一本の矢印でつなぐ。エルくんは左側に1体だけ配置し、右側は用途を示す領域として区切る。
覚えること:現場データ取得→通信→分析・制御に使う

IoTはセンサなどで現場のデータを取得し、通信して分析・制御に使います。AIによる予測、ロボットによる作業、ブロックチェーンによる記録の共有は役割が異なり、一つの技術ですべてを担うわけではありません。

フィンテックは金融サービスへの技術活用、カーボンフットプリントは原材料調達から廃棄等までのライフサイクルで生じる温室効果ガス排出量の把握です。技術ロードマップは将来の製品・市場の目標と必要技術を時間軸で結びます。

技術と利用場面
分類内容
IoT現場データの収集・連携
AIデータからの推論・生成
技術ロードマップ市場・製品・技術の時系列整理

試験に出る

  • IoTの構成を「測る・送る・判断する」に分けて理解する。
  • フィンテックの具体例(スマートフォン決済・送金)。
  • 技術ロードマップが、目標に必要な技術と開発時期を整理するものだという点。
  • カーボンフットプリントは調達から廃棄までのライフサイクル全体で見ること。
  • 新技術でも費用・使える人・保守の体制が必要なこと。

重要な言葉

IoT
モノにセンサや通信機能を持たせ、ネットワーク経由でデータを扱う仕組み。
フィンテック
金融とITを組み合わせたサービスや技術。
カーボンフットプリント
調達から廃棄までの温室効果ガス排出量をCO₂相当量で示したもの。

確認問題

確かめよう温度を測っただけで自動的に需要予測までできる?

いいえ。収集する仕組みと、予測・判断の仕組みを別に設計します。

カーボンフットプリントは、工場内の電力使用量だけを対象とする。

IoTでは、測る・送る・判断するという役割を組み合わせる。

金融とITを組み合わせたサービスを指す言葉は?

将来の目標に必要な技術と開発時期を整理するものは?

無人レジや交通ICは、情報技術が現実の取引を変えた例です。技術名を暗記する前に、誰の手間やが減るかを考えます。

倉庫の温度をネットワークにつなぎ、異常時に担当者へ通知するのがの例です。センサで測ること、通信で送ること、データから判断することは別の役割です。

は、将来の商品や事業の目標に必要な技術と開発時期を整理します。は金融とITの組合せで、スマートフォン決済や送金も身近な活用例です。新技術でも費用、使える人、保守の体制が必要です。

環境への影響を見るは、原材料の調達から廃棄等までの温室効果ガス排出量をCO₂相当量で示します。工場内の電力だけ減っても、製品の全体で減ったとは限りません。

顧客と供給をつなぐ情報システム

顧客と供給をつなぐ情報システムとは、顧客・在庫・注文・会計の情報を連携させ、企業と取引先や消費者をつなぐ仕組みです。

エルくんが顧客履歴・仕入在庫・会計人員のカードを対応する3つの整理棚へ振り分ける図。
CRMは顧客との関係、SCMは調達から販売までの供給連鎖、ERPは会計や販売などの経営資源を統合して扱います。目的を区別します。

通販で注文した商品が店で受け取れると便利です。その裏では、顧客、在庫、注文、会計の情報をつなぐ仕組みが動いています。

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。左に店舗、右にネット、中央に「共通データ」の枠を置き、枠内に「在庫情報」を示す。店舗・ネットと中央をそれぞれ双方向の矢印で結び、中央の下にいるエルくんを「更新担当」として示す。
覚えること:共通データと更新担当を決める

CRMは顧客との関係を管理し、過去の購入や問合せを対応に生かします。SCMは仕入先から販売先までの供給連鎖を整え、欠品や過剰在庫を減らすために需要・生産・物流を連携させます。

ERPは会計・販売・人事などの経営資源を統合して扱います。オムニチャネルは店舗やネットなどの接点を連携させ、一貫した体験を目指します。電子商取引には企業間のBtoB、企業と消費者のBtoCなどがあり、取引相手を基準に区別します。

システムを導入しただけでは、顧客番号の不一致や古い在庫情報は解決しません。何を共通のデータとして管理し、誰が更新するかを決めます。店舗とネットが別々に売るだけなら、十分な連携とはいえません。

企業内外の情報システム

企業内外の情報システムの図解。画面を縦の仕切りで左からCRM・SCM・ERPの3列に分ける。左は顧客との接点、中央は調達→生産→物流→販売の矢印、右は会計・販売・人事の情報が一つに集まる図とし、列をまたぐ矢印は引かない。
覚えること:顧客・供給連鎖・社内資源で区別

CRMは顧客との接点・関係を管理し、SCMは調達から生産・物流・販売までの供給連鎖を最適化し、ERPは会計・販売・人事など企業内の基幹情報を統合します。対象が顧客、企業間の流れ、社内資源のどれかで見分けます。

BtoBは企業間、BtoCは企業と消費者間、CtoCは消費者間の取引です。オムニチャネルは店舗・EC・アプリなど複数の接点を連携し、どの接点でも継続した購買体験を提供します。

企業内外の情報システム
分類内容
CRM顧客との関係
SCM供給連鎖
ERP社内の基幹資源

試験に出る

  • CRM(顧客との関係)とSCM(供給連鎖)の目的の違い。
  • ERPが統合する対象(会計・販売・人事などの経営資源)。
  • オムニチャネルと、店舗・ネットが別々に売るだけの状態との違い。
  • 電子商取引のBtoB(企業間)とBtoC(企業と消費者)の区別。
  • システム導入だけでは、顧客番号や在庫情報の不一致は解決しないこと。

重要な言葉

CRM
顧客の購入履歴や問合せを管理し、関係づくりに生かす仕組み。
SCM
仕入先から販売先までの供給連鎖を連携させる仕組み。
ERP
会計・販売・人事などの経営資源を統合して管理する仕組み。
オムニチャネル
店舗・ネットなど複数の接点を連携させること。

確認問題

確かめよう顧客の問合せ履歴を次の担当者へ引き継ぎたい場合の中心はSCM?

CRMです。仕入れや物流の最適化とは目的を分けます。

顧客の問合せ履歴を管理する中心はCRMである。

ERPを導入すれば、データの管理方法を決めなくても情報は一致する。

仕入先から販売先までの供給連鎖を整える仕組みは?

企業と消費者の取引を表すのは?

通販でした商品が店で受け取れると便利です。その裏では、顧客、、注文、会計の情報をつなぐ仕組みが動いています。

は顧客との関係を管理し、過去の購入や問合せを対応に生かします。は仕入先から販売先までの供給連鎖を整え、欠品や過剰在庫を減らすために需要・生産・物流を連携させます。

は会計・販売・人事などの経営資源を統合して扱います。は店舗やネットなどの接点を連携させ、一貫した体験を目指します。電子商取引には企業間のBtoB、企業と消費者のBtoCなどがあり、取引相手を基準に区別します。

システムを導入しただけでは、の不一致や古いは解決しません。何を共通のデータとして管理し、誰が更新するかを決めます。店舗とネットが別々に売るだけなら、十分な連携とはいえません。

覚えるポイント

  • 企業活動:売上高から変動費を引いた限界利益で固定費を回収し、その後に利益が生まれます。財務諸表では、期間の利益と、ある時点の資産・負債を分けて読みます。
  • 法務と標準化:著作権は創作的な表現、特許権は技術的な発明を守ります。標準化は互換性や品質の共通条件を作る仕組みで、権利保護とは目的が違います。
  • 経営戦略:SWOTは内部要因の強み・弱み、外部要因の機会・脅威を分ける枠組みです。PPMでは、金のなる木で得た資金を問題児や花形へ回すのが基本です。
  • データ利活用とAI:教師あり学習は入力と正解の組から関係を学び、教師なし学習はデータのまとまりなどを見つけます。評価用データを学習へ混ぜないことが、未知のデータでの実力測定につながります。
  • システム戦略とDX:現状の業務を可視化し、理想との差から要件を定めます。経営目標、業務要件、システム要件を順につなぐと、機能を増やすこと自体が目的になりません。
  • 技術の進歩と身近なビジネス:技術ロードマップは、将来の商品や事業の目標に必要な技術と開発時期を整理します。フィンテックは金融とITの組合せで、スマートフォン決済や送金も身近な活用例です。新技術でも費用、使える人、保守の体制が必要です。
  • 顧客と供給をつなぐ情報システム:ERPは会計・販売・人事などの経営資源を統合して扱います。オムニチャネルは店舗やネットなどの接点を連携させ、一貫した体験を目指します。電子商取引には企業間のBtoB、企業と消費者のBtoCなどがあり、取引相手を基準に区別します。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

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