本文へ移動

ITパスポート試験 · 学習ガイド

マネジメント系 攻略ガイド

プロジェクトの工程、サービスの復旧、監査の独立性を分けて学びます。要件からテストまでの開発と、変更やリスクを管理する考え方も確認します。

仕組みを理解する

プロジェクトマネジメント

プロジェクトマネジメントとは、期限までに成果物を届けるため、作業の順序と限られた時間・費用・人員を整える活動です。

エルくんが説明する図解。A2日からB3日/C5日に分岐しD1日に合流、8日の最長経路を強調。
考え方の例:Aが2日、Aの後にBが3日とCが5日、両方の完了後にDが1日なら、全体は2+5+1=8日です。Bを1日短縮しても全体の8日は変わりません。

イベントの準備では、会場が決まらないと案内状を作れません。プロジェクト管理は、作業の順序と限られた時間・費用・人員を整える仕事です。

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。左のAから矢印を上下に分け、上にB、下にCを置き、両方の矢印を右のDへ合流させる。A→C→Dの最長経路を太線で示し、下部は仕切り線で「覚えること」欄に分ける。
覚えること:Bを1日短縮しても全体8日

Aが2日、Aの後にBが3日とCが5日、両方の完了後にDが1日なら、全体は2+5+1=8日です。Bを1日短縮しても全体の8日は変わりません。

WBSで成果物を作業へ分解し、依存関係を結んだ最長経路をクリティカルパスとして見ます。並行できる作業を単純に全部足さないのがポイントです。

期間短縮は品質や費用に影響することがあります。担当を増やせばいつでも比例して早く終わるわけではなく、分担や調整の時間も生まれます。

プロジェクトのリスクは、発生確率と起きた場合の影響を見て優先順位を付けます。事前に避ける、影響を減らす、保険等で移転する、対応費用との比較で受容するなどの判断をします。追加機能を無審査で受け入れると、当初の費用や納期の前提が崩れるため、変更の影響を合意します。

計画・依存関係・リスク

計画・依存関係・リスクの図解。中央に、左の開始点から右の完了点へ向かう2本の作業経路を描く。上段のクリティカルパスは作業が遅れると完了点も右へ動き、下段の経路は余裕時間内の遅れなら完了点が動かないことを、矢印と余白で対比する。
覚えること:クリティカルパスの遅れは完了遅延

WBSは成果物や作業を実行可能な単位へ階層的に分解したものです。ガントチャートは作業を時間軸の横棒で示し、アローダイアグラム(PERT図)は作業の順序と依存関係を示します。クリティカルパス上の作業には余裕時間がないため、遅れるとそのまま全体の完了が遅れます。クリティカルパス以外の作業は、余裕時間の範囲内なら遅れても全体の期間は変わりません。

リスクは発生確率と影響度で優先順位を付け、対応の担当者と実施条件を決めます。変更要求は、影響する費用・期限・品質を評価して承認し、計画に反映します。

計画・依存関係・リスク
分類内容
WBS作業の分解と担当の明確化
ガントチャート日程と進捗の可視化
クリティカルパス遅延が全体へ影響する経路の把握
計画・依存関係・リスク
リスク対応内容例
回避原因となる活動をやめる・計画を変える実績のない新技術の採用を見送る
低減(軽減)発生確率や影響を小さくする二重チェック、予備要員の確保
移転(転嫁)損失の負担を第三者へ移す保険への加入、契約で責任を分担
受容(保有)対策せずに受け入れる影響が小さいため予備費で備える

試験に出る

  • クリティカルパスの見つけ方(依存関係をたどった最長経路)。
  • 最長経路上の作業を短縮しないと全体の期間は縮まないこと。
  • リスク対応(回避・低減・移転・受容)の使い分け。低減は軽減とも呼ぶ。
  • 追加機能は変更管理として影響を合意して受け入れること。
  • 担当を増やしても比例して早くはならないこと。

重要な言葉

WBS
成果物を実現する作業に分解した一覧。
クリティカルパス
依存関係をたどった最長経路。全体の期間を決める。
リスク受容
対応費用と比べて、あえて対策せず受け入れる判断。
変更管理
追加や修正の影響を確認し、合意して進める仕組み。

確認問題

確かめようCが1日遅れたら全体は?

9日。最長経路上の作業がそのまま遅れるためです。

クリティカルパス上の作業を短縮すれば、全体の期間を短くできる。

見積もりにない機能を無審査で追加しても、費用や納期の前提は変わらない。

プロジェクト全体の期間を決める、依存関係をたどった最長経路は?

保険などで損失を他者へ移すリスク対応は?

イベントの準備では、会場が決まらないと案内状を作れません。プロジェクト管理は、作業の順序と限られた時間・・を整える仕事です。

Aが2日、Aの後にBが3日とCが5日、両方の完了後にDが1日なら、全体は2+5+1=8日です。Bを1日しても全体の8日は変わりません。

で成果物を作業へ分解し、依存関係を結んだ最長経路をとして見ます。並行できる作業を単純に全部足さないのがポイントです。

は品質や費用に影響することがあります。担当を増やせばいつでも比例して早く終わるわけではなく、分担や調整の時間も生まれます。

プロジェクトのは、発生確率と起きた場合の影響を見て優先順位を付けます。事前に避ける、影響を減らす、保険等で移転する、対応費用との比較でするなどの判断をします。追加機能を無審査で受け入れると、当初の費用や納期の前提が崩れるため、変更の影響を合意します。

サービスマネジメント

サービスマネジメントとは、システムを利用者が使い続けられる状態に保ち、障害時にも素早く復旧させる活動です。

予備機への切替えでサービスを復旧する場面と、原因を調べ恒久対策を行う場面を分けた図。
予備機へ切り替えてサービスを復旧するのがインシデント管理の例です。繰り返す停止の根本原因を調べ、恒久対策を行う活動は問題管理として考えます。

システムが止まったときは、原因の完全解明を待つより、先に利用を再開する必要がある場合があります。サービス管理は使い続けられる状態を支えます。

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央の停止した機器から、上段は予備機への切替→サービス復旧、下段は繰り返す停止の根本原因を調べる→恒久対策へと枝分かれさせる。上下を仕切り、上段をインシデント管理、下段を問題管理として、復旧だけでは再発のおそれが残ることを示す。
覚えること:復旧後も原因を調べ恒久対策

予備機へ切り替えてサービスを復旧するのがインシデント管理の例です。繰り返す停止の根本原因を調べ、恒久対策を行う活動は問題管理として考えます。

SLAはサービス提供者と利用者の間で合意する品質条件です。目標復旧時間などを定め、実績を測ることで、期待と実際のずれを把握します。

復旧と原因解決は同じではありません。暫定対応で動いていても再発のおそれは残るため、変更を管理しながら恒久対策を進めます。

事業継続計画では、止められない業務を選び、許容する停止時間や失ってよいデータ量から復旧を設計します。RTOは復旧までの目標時間、RPOはどの時点のデータまで戻せるようにするかの目標です。前日夜のバックアップだけなら、当日昼の障害で午前中の更新を失う場合があります。

運用管理と事業継続

運用管理と事業継続の図解。中央に障害発生を置き、時間軸を左から右へ描く。左の「復旧データ時点」から障害発生までをRPO、障害発生から右の「サービス復旧」までをRTOとして、軸の上下に別々の矢印で示す。
覚えること:RPOは目標時点、RTOは復旧目標時間

インシデント管理は障害の影響を抑えてサービスを早く復旧し、問題管理は繰り返す障害の根本原因を調べて再発を防ぎます。変更管理は修正を評価・承認し、承認された変更はリリース管理で本番環境へ展開します。構成管理は、サーバやソフトウェアなどの構成要素とその関係を正確に記録します。

利用者からの問合せや障害の連絡を一元的に受け付ける窓口をサービスデスクといいます。窓口を一つにすること(SPOC:Single Point of Contact)で、記録と一次対応を漏れなく行い、解決できない案件は専門部署へ引き継ぎ(エスカレーション)ます。

BCPでは優先業務、代替手段、連絡・復旧手順を決めます。RTOはいつまでに復旧するかという目標時間、RPOはどの時点のデータまで戻せるかという目標時点です。短いRPOにはより頻繁なバックアップ等が必要です。

ファシリティマネジメントは、建物・電源・空調などの設備を最適に保つ活動です。停電に備えるUPS(無停電電源装置)や自家発電装置、落雷による過電圧を防ぐサージ防護、入退室管理などが含まれます。

運用管理と事業継続
分類内容
RTO復旧までに許容する時間
RPO復旧時に許容するデータ消失の期間
SLA合意したサービス水準
サービスデスク問合せ・障害連絡の単一窓口
ファシリティマネジメント建物・電源・空調など設備の管理

試験に出る

  • インシデント管理(復旧優先)と問題管理(原因究明・恒久対策)の違い。
  • SLAで目標を定め、実績を測って期待とのずれを把握すること。
  • 暫定対応と恒久対策は別で、再発防止には原因分析が必要なこと。
  • 事業継続計画のRTO(時間)とRPO(データ時点)の違い。
  • バックアップの取得時点によって、障害時に失うデータが変わること。
  • サービスデスク(単一窓口)とファシリティマネジメント(UPS・空調など設備)の役割。

重要な言葉

インシデント管理
障害を素早く復旧させ、サービスを再開させる活動。
問題管理
障害の根本原因を調べ、再発を防ぐ恒久対策を行う活動。
SLA
サービス提供者と利用者が合意する品質条件。
RPO
障害時にどの時点のデータまで戻せるかの目標。

確認問題

確かめよう再起動で動くようになれば根本原因は解決済み?

いいえ。復旧後も原因分析が必要な場合があります。

復旧しても、根本原因の分析を省いてよい。

RTOは復旧までの目標時間である。

障害の根本原因を調べ、恒久対策を行う活動は?

どの時点のデータまで戻せるようにするかの目標は?

システムが止まったときは、原因の完全解明を待つより、先に利用をする必要がある場合があります。サービス管理は使い続けられる状態を支えます。

予備機へ切り替えてサービスを復旧するのがの例です。繰り返す停止の根本原因を調べ、恒久対策を行う活動はとして考えます。

はサービス提供者と利用者の間で合意する品質条件です。などを定め、実績を測ることで、期待と実際のずれを把握します。

復旧と原因解決は同じではありません。で動いていても再発のおそれは残るため、変更を管理しながらを進めます。

事業継続計画では、止められない業務を選び、許容する停止時間や失ってよいデータ量から復旧を設計します。は復旧までの目標時間、はどの時点のデータまで戻せるようにするかの目標です。前日夜のバックアップだけなら、当日昼の障害で午前中の更新を失う場合があります。

システム監査と内部統制

システム監査と内部統制とは、業務の誤りや不正を防ぐ仕組みを整え、それを独立した立場で評価する取組みです。

エルくんが説明する図解。入力者→承認者→記録、離れた監査人が証拠を確認する役割分担図。
入力者と承認者を分け、変更履歴を残せば、誤入力を発見したり後から経緯を確認したりできます。監査人は、その仕組みが設計どおり動いているか証拠を集めます。

売上データを一人が入力し、自分で承認して修正もできると、誤りや不正を見逃しやすくなります。内部統制は業務を適切に進める仕組みです。

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。縦の仕切りの左に監査対象と経営者・管理者、右に独立した監査人役のエルくんを置く。証拠は監査対象からエルくんへ、改善の指摘はエルくんから経営者・管理者へ矢印で示し、改善を決め実施する矢印は経営者・管理者から監査対象へ向ける。
覚えること:改善は対象の経営者・管理者が決め実施

入力者と承認者を分け、変更履歴を残せば、誤入力を発見したり後から経緯を確認したりできます。監査人は、その仕組みが設計どおり動いているか証拠を集めます。

システム監査では、監査対象から独立した立場で評価し、改善につながる指摘を行います。実際の改善を決め実施する責任は、対象の経営者や管理者にあります。

監査人が対象業務を自ら運用し、その成果を自分で監査すると独立性が損なわれます。監査があるだけで全ての不正を防げるとも限りません。

統制と監査の分担

統制と監査の分担の図解。画面を縦線で左右に分け、左に統制を整備・運用する部門、右に独立して評価する監査人を置く。左の記録から右へ監査証拠の矢印、右の指摘事項から左下の被監査部門へ戻る矢印を描き、改善する側を明確にする。
覚えること:監査人は評価、改善は被監査部門

内部統制は、組織自身が業務の有効性及び効率性、報告の信頼性、法令等の遵守、資産の保全の四つの目的を達成するための仕組みです。金融庁の基準では、統制環境、リスクの評価と対応、統制活動、情報と伝達、モニタリング、ITへの対応の六つを基本的要素とします。アクセス権の分離、承認、操作ログの保全などが具体例です。

システム監査は、統制の整備・運用を独立した立場から評価します。監査計画を立て、予備調査・本調査で監査証拠を集め、監査報告書を依頼者(通常は経営者)へ提出し、指摘事項の改善状況をフォローアップで確認します。経営者がIT活用の方針を示し監視する仕組みはITガバナンスと呼ばれます。

発注と支払の承認を同一人に集中させず、職務を分離します。監査人が改善案を示しても、実施する責任は被監査部門側にあります。監査証拠は記録・面談・現場確認などから集め、意見を裏付けます。

統制と監査の分担
分類内容
経営者・業務部門統制の整備と運用
システム監査人独立した評価と報告
改善担当部門指摘事項への対応

試験に出る

  • 内部統制の基本(入力者と承認者の分離、変更履歴の記録)。
  • 監査人は対象業務を自ら運用せず、独立性を保つこと。
  • 監査人の役割は評価・助言で、改善の実施責任は対象側にあること。
  • 監査があっても、すべての不正を防げるわけではないこと。
  • 証拠を集め、仕組みが設計どおり動いているか確かめる点。
  • システム監査の流れ(計画→予備調査・本調査→報告→フォローアップ)と、報告先が監査の依頼者であること。

重要な言葉

内部統制
業務の適正を確保するために社内に整える仕組み。
システム監査
対象から独立した立場で情報システムを評価すること。
職務分離
入力と承認など、権限を一人に集中させない統制。
独立性
監査人が対象から距離を保ち、客観的に評価できる状態。

確認問題

確かめよう改善策の実施責任は監査人にある?

いいえ。監査対象側が実施し、監査人は評価・助言を行います。

監査人が改善策を自ら実施する責任を負う。

入力者と承認者を分けると、誤りや不正を発見しやすくなる。

システム監査で最も重視される立場は?

入力者と承認者を分ける統制を何という?

売上データを一人が入力し、自分で承認して修正もできると、誤りや不正を見逃しやすくなります。は業務を適切に進める仕組みです。

と承認者を分け、変更履歴を残せば、誤入力を発見したり後から経緯を確認したりできます。は、その仕組みが設計どおり動いているか証拠を集めます。

では、監査対象から独立した立場で評価し、につながる指摘を行います。実際の改善を決め実施する責任は、対象の経営者や管理者にあります。

監査人が対象業務を自ら運用し、その成果を自分で監査するとが損なわれます。監査があるだけで全ての不正を防げるとも限りません。

要件からテストまでの開発

要件からテストまでの開発とは、利用者の要求を要件として定め、設計・実装・テストを経て確認する一連の流れです。

エルくんが予約できる札と3秒以内札を要求ボードへ貼り、その条件を検証ゴールまで運ぶ図。
考え方の例:何ができるかと、どの品質条件で使えるかを分けます。応答時間は同時利用人数など測定条件も合わせて定めます。

『使いやすい予約サイトを作る』だけでは、完成を判断できません。利用者が何をできるようになるか、どの条件で使えるかを要件として合意します。

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央の試作品をエルくんが試し、入力順の使いにくさに気づく様子を描く。試作品から右の「認識の差」へ矢印を伸ばし、そこから左の「要件・設計」へ戻る矢印で確認結果の反映を示す。
覚えること:確認結果を要件や設計へ戻す

『空き枠を選んで予約できる』は機能要件です。『同時100人の利用時にも一覧を3秒以内に表示する』は非機能要件の例で、速度だけでなく測定条件も必要です。

要件定義で必要なことを明らかにし、設計で実現方法を決め、実装してテストします。単体テストは部品、結合テストは部品間の連携、システムテストは全体、受入テストは利用者側の要求を満たすかを確認します。

ウォーターフォールは工程を順に進め、アジャイルは短い反復で成果を確認しながら変化へ対応します。アジャイルでも計画や品質確認は必要です。

プロトタイピングでは、まず試作品を利用者に触ってもらい、「この入力順では使いにくい」「必要な表示がない」といった認識の差を早く見つけます。確認した結果を要件や設計へ戻す点が重要です。試作品が動いたことだけで、性能・安全性・保守性まで完成したとは判断しません。

開発工程とテストの対応

開発工程とテストの対応の図解。左を設計、右をテストとし、上下2段を仕切る。上段は「詳細設計」から「単体テスト」へ、下段は「方式設計」から「結合テスト」へ、それぞれ水平の矢印で結ぶ。
覚えること:単体は詳細設計、結合は方式設計に対応

機能要件は「何をするか」、非機能要件は性能・可用性・安全性・使いやすさなど「どう動くか」を定めます。ウォーターフォールは工程を順に進め、アジャイルは短い反復で価値を確認・調整します。プロトタイプは画面や操作の認識合わせに役立ちます。

アジャイルの代表的な手法には、スプリントと呼ぶ短い期間で開発を繰り返すスクラムや、ペアプログラミング・テスト駆動開発などを実践するXP(エクストリームプログラミング)があります。開発と運用の担当が連携して、迅速かつ安定したリリースを目指す考え方をDevOpsといいます。

単体テストは個々の部品、結合テストは部品間、システムテストは全体の要件、受入テストは利用者の業務上の受入条件を確認します。テストの目的を取り違えず、対応する設計書や要件からテストケースを作ります。

テスト技法には、内部構造を見ずに入力と出力が仕様どおりかを確かめるブラックボックステスト(同値分割・限界値分析など)と、命令や分岐の網羅など内部構造に着目するホワイトボックステストがあります。修正後に、変更していない既存の機能へ悪影響がないかを確かめるのが回帰テスト(リグレッションテスト)です。

開発工程とテストの対応
テスト確認する対象対応する工程
単体テスト個々のプログラム(モジュール)プログラムの詳細設計
結合テスト部品間の連携・インタフェースソフトウェアの方式設計
システムテストシステム全体の機能・性能システム要件定義
受入テスト利用者の業務で使えるか業務要件(利用者の要求)

試験に出る

  • 機能要件と非機能要件の違い。非機能要件は測定条件も必要。
  • テストの種類と範囲(単体・結合・システム・受入)。
  • ウォーターフォールとアジャイルの進め方の違い。
  • アジャイルでも計画や品質確認が必要なこと。
  • プロトタイピングは認識の差を早く見つけ、要件や設計へ戻すこと。
  • ブラックボックステストとホワイトボックステストの着眼点の違い、修正後の回帰テスト。

重要な言葉

機能要件
システムが提供する機能に関する要求。
非機能要件
性能や使いやすさなど、品質や条件に関する要求。
受入テスト
利用者側の要求を満たすかを確認するテスト。
プロトタイピング
試作品を作って利用者の確認を得る進め方。

確認問題

確かめようプログラムが仕様どおり動けば、利用者の目的も必ず達成できる?

いいえ。要件そのものが必要に合っているかを受入れまで確認します。

非機能要件は、速度だけでなく測定条件も定める必要がある。

試作品が動けば、性能や安全性も確認できたことになる。

部品間の連携を確認するテストは?

性能や使いやすさに関する要件は?

『使いやすい予約サイトを作る』だけでは、完成を判断できません。利用者が何をできるようになるか、どの条件で使えるかをとして合意します。

『空き枠を選んで予約できる』はです。『同時100人の利用時にも一覧を3秒以内に表示する』はの例で、速度だけでなく測定条件も必要です。

要件定義で必要なことを明らかにし、設計で実現方法を決め、実装してテストします。単体テストは部品、は部品間の連携、システムテストは全体、は利用者側の要求を満たすかを確認します。

は工程を順に進め、は短い反復で成果を確認しながら変化へ対応します。アジャイルでも計画や品質確認は必要です。

では、まずを利用者に触ってもらい、「この入力順では使いにくい」「必要な表示がない」といった認識の差を早く見つけます。確認した結果を要件や設計へ戻す点が重要です。試作品が動いたことだけで、性能・安全性・保守性まで完成したとは判断しません。

覚えるポイント

  • プロジェクトマネジメント:WBSで成果物を作業へ分解し、依存関係を結んだ最長経路をクリティカルパスとして見ます。並行できる作業を単純に全部足さないのがポイントです。
  • サービスマネジメント:SLAはサービス提供者と利用者の間で合意する品質条件です。目標復旧時間などを定め、実績を測ることで、期待と実際のずれを把握します。
  • システム監査と内部統制:システム監査では、監査対象から独立した立場で評価し、改善につながる指摘を行います。実際の改善を決め実施する責任は、対象の経営者や管理者にあります。
  • 要件からテストまでの開発:要件定義で必要なことを明らかにし、設計で実現方法を決め、実装してテストします。単体テストは部品、結合テストは部品間の連携、システムテストは全体、受入テストは利用者側の要求を満たすかを確認します。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

教材の編集方針・訂正について