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基本情報技術者試験 · 学習ガイド

性能評価

性能評価とは

性能評価とは、応答時間やスループットなどの指標で、システムの速さや処理能力を測ることです。

エルくんが説明する図解。一件の時間を示す時計と毎秒完了件数を示す出口を対比。
考え方の例:一件の応答が2秒でも、並行処理によって毎秒10件を完了できるシステムはあり得ます。応答時間は一件の所要時間、スループットは単位時間当たりの処理量です。

一人の待ち時間を短くすることと、一時間に多くの仕事を処理することは別の目標です。性能指標が何を測るかを先に決めます。

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央に同じシステムの並行する処理ラインを描く。上側は依頼1件が投入から完了まで進む横矢印に「2秒」、下側は完了口の1秒区間に10件が出る様子を示し、測っているものの違いを仕切り線で分ける。
覚えること:並行処理で2秒/件と毎秒10件は両立

一件の応答が2秒でも、並行処理によって毎秒10件を完了できるシステムはあり得ます。応答時間は一件の所要時間、スループットは単位時間当たりの処理量です。

CPU時間は命令数×平均CPI÷クロック周波数で表せます。同じ命令数でも、命令当たりのクロック数や周波数で所要時間が変わります。

例えばクロック周波数2GHzで平均CPIが4なら、1命令の平均実行時間は4÷(2×10⁹)=2ナノ秒です。1秒間に5億命令を実行できるので、性能は500MIPSです。

クロック周波数だけで異なるCPUの実行速度を決められません。命令構成やCPI、メモリ待ちなど条件をそろえて比較します。

性能指標の使い分け

性能指標の使い分けの図解。1枚の計測ボードを横線で3段に仕切る。上段は一定の時間幅の中にある処理済みカードの枚数を数え、中段は「要求→応答」、下段は「投入→完了」の区間を右向き矢印で示す。
覚えること:単位時間の件数・要求→応答・投入→完了

スループットは単位時間当たりの処理量、応答時間は要求から応答までの時間、ターンアラウンド時間は投入から処理完了までです。CPU使用率が高いだけでは原因を特定できず、待ち行列や入出力のボトルネックを調べます。

性能指標の使い分け
指標測るもの
スループット単位時間の処理件数
応答時間要求から応答まで
ターンアラウンド投入から完了まで

試験に出る

  • 応答時間(1件の所要時間)とスループット(単位時間の処理量)の違い。
  • CPU時間=命令数×平均CPI÷クロック周波数の関係と、周波数・CPIからMIPS値を求める計算(2GHz・CPI4なら500MIPS)。
  • 応答が遅くても並行処理でスループットを上げられる場合があること。
  • クロック周波数だけで異なるCPUの速さは比べられないこと。
  • 比較は命令構成やCPI、メモリ待ちなど条件をそろえて行うこと。

重要な言葉

応答時間
1件の処理に要する時間。
スループット
単位時間当たりに処理できる量。
CPI
1命令当たりに必要なクロック数の平均。
MIPS
1秒当たりの命令実行回数を百万単位で表す指標。

確認問題

確かめよう命令数とCPIが同じで周波数が2倍ならCPU時間は?

理想化した条件で半分です。

応答時間が長くても、スループットが高いシステムはあり得る。

クロック周波数が高いCPUほど、必ず実行速度が速い。

1件の処理に要する時間を表す指標は?

CPU時間を表す式はどれ?

一人のを短くすることと、一時間に多くの仕事を処理することは別の目標です。が何を測るかを先に決めます。

一件の応答が2秒でも、並行処理によって毎秒10件を完了できるシステムはあり得ます。は一件の所要時間、は単位時間当たりの処理量です。

CPU時間は命令数×平均÷で表せます。同じ命令数でも、命令当たりのクロック数や周波数で所要時間が変わります。

クロック周波数だけで異なるCPUの実行速度を決められません。やCPI、メモリ待ちなどをそろえて比較します。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

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