官能評価とは
官能評価とは、人が感覚で製品の伸びやべたつき、香りなどの特性を確かめる評価方法です。

クリームの伸びやべたつき、香りは、成分表示を読むだけでは十分に分かりません。人が感覚で特性を確かめる官能評価と、機器等による測定を組み合わせます。
| 評価の種類 | 分かること |
|---|---|
| 官能評価 | 人が感じる使用感(伸び・べたつき・香り等)や好み |
| 機器測定・品質試験 | 粘度・pHなどの物性、安定性、微生物の状態 |
| 安全性の確認 | 刺激性・アレルギー性など。使用感や好みでは代替できない |
基本の仕組み

二つのクリームを比べるなら、塗る量、部位、塗ってからの時間などをそろえます。『好き』という一語だけでなく、伸び、なじみ、べたつき、香りの強さ等を分けて記録すると、何が違うかを伝えられます。
官能評価には製品の特性の差を調べる目的と、使用者の好みを調べる目的があります。評価者や提示順の影響を考え、誰がどの条件で判断したかを残します。機器で測る粘度等の値と、人が感じる使用感は関連しても同じ量ではありません。
使用感がよいことは安全性や有効性の証明ではありません。『しみなかった』という一人の結果だけで、全員に刺激がないと結論付けないようにします。品質は安定性や微生物管理等の別の確認も必要です。
目的別の評価設計

官能評価は伸び、べたつき、なじみ、香りなど人が感じる特性を評価します。差を見つける評価と好みを調べる評価では、評価者の選び方や質問が異なります。塗布量、部位、経過時間、提示順をそろえ、項目ごとに記録します。
粘度・pH・安定性や微生物管理などの測定は、人が感じる使い心地と関連しても同じものではありません。よい香りや「しみなかった」という一人の体験は、効能や全員への安全性の証明になりません。何を判定するかに応じて官能・機器測定・安全性確認を組み合わせます。
試験に出る
- 官能評価は、人の感覚で伸び・べたつき・なじみ・香りなどを評価する方法。
- 差を見つける評価と好みを調べる評価では、評価者の選び方や質問が異なる。
- 塗布量・部位・経過時間・提示順をそろえ、項目ごとに記録する。
- 粘度・pHなどの機器測定、安定性・微生物の試験とは目的が異なり、組み合わせて使う。
- 使用感がよいことや一人の「しみなかった」は、安全性や有効性の証明にならない。
重要な言葉
- 官能評価
- 人が感覚で製品の特性を確かめる評価方法。
- 使用感
- 伸び・なじみ・べたつき・香りなど、人が感じる使い心地。
- 安定性
- 時間や環境の変化に対して品質が保たれること。
確認問題
確かめよう好みの香りだったら安全性試験の代わりになる?
いいえ。評価する目的と方法が違います。
官能評価では、人が感覚で伸びやべたつき、香りなどを確かめる。
使用感がよければ安全性や有効性も証明される。
官能評価の説明として適切なものは?
二つのクリームを官能評価で比べるとき、そろえるべき条件は?
クリームの伸びやべたつき、香りは、成分表示を読むだけでは十分に分かりません。人が感覚で特性を確かめると、機器等による測定を組み合わせます。
二つのクリームを比べるなら、、部位、塗ってからの時間などをそろえます。『好き』という一語だけでなく、伸び、なじみ、べたつき、香りの強さ等を分けて記録すると、何が違うかを伝えられます。
出典・参考資料
試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。
- 日本化粧品検定:各級の内容と試験範囲 ↗
- 日本化粧品検定:受験案内 ↗
- 日本化粧品検定:公式教材 ↗
- 日本化粧品工業会:全成分表示の記載方法 ↗
- 日本化粧品工業会:化粧品を正しく使うための情報 ↗
- 日本化粧品工業会:化粧の文化史 ↗
- 日科技研・コーセー発表資料:官能評価の設計からMAまで ↗
- 日本化粧品工業会:化粧品と薬用化粧品 ↗
- 日本化粧品工業会:適正広告 ↗
- 厚生労働省:化粧品の使用期限表示 ↗
- e-Gov法令検索:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 ↗
- 厚生労働省:医薬品等適正広告基準の解説及び留意事項等について ↗
- 厚生労働省:化粧品の効能の範囲の改正について ↗
- 消費者庁:ステルスマーケティングに関する景品表示法の規制 ↗
- 消費者庁:景品表示法(優良誤認・有利誤認) ↗
編集:Pinternet Works · 更新日:
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