化粧品の保管とは
化粧品の保管とは、高温や直射日光を避け、清潔に使って変化や肌の異常に気付いたら使用を中止する管理のことです。

化粧品の品質は、購入後の保管や扱い方にも影響されます。清潔に使い、異常に気付いたら使い続けないことが基本です。
| 場面 | 判断の要点 |
|---|---|
| 使用期限の表示 | ビタミンC等・酵素を含むもの、製造後3年以内に変質のおそれがあるものに必要 |
| 期限表示がない製品 | 未開封で3年以上品質が保たれる目安。開封後の無期限使用は保証しない |
| 色・におい・分離の変化 | 使用を中止する |
| 赤み・腫れ・かゆみ | 使用を中止し、必要に応じて皮膚科医に相談 |
| 皮膚トラブル | 起こり方 | 特徴 |
|---|---|---|
| 刺激性接触皮膚炎 | 物質の刺激そのもの | 感作は不要。初めて使ったときにも起こり得て、濃度・頻度が高いほど起こりやすい |
| アレルギー性接触皮膚炎 | 感作された人が再び触れる | ごく少量でも起こる。反応は1〜2日後に強まることが多い |
| 光毒性反応 | 物質+紫外線 | 感作は不要。光が当たった部位に起こる |
| 光アレルギー性反応 | 物質+紫外線で感作された人 | 少量でも起こり、光の当たった部位の周りに広がることがある |
| 接触じんま疹 | 触れてすぐ(数分〜数十分) | 膨疹やかゆみが現れる即時型の反応 |
基本の仕組み

高温の車内や直射日光の当たる場所を避け、使用後はふたを閉めます。手指や用具を清潔にし、容器へ汚れや水を混入させないようにします。
色・におい・分離等の変化や肌の異常があれば、使用を中止して表示や相談窓口を確認します。使用期限の表示がないことは、開封後に無期限で使えるという意味ではありません。
赤み・腫れ・かゆみを「好転反応」と考えて我慢しません。刺激性接触皮膚炎は物質の刺激で誰にでも起こり得、アレルギー性接触皮膚炎は感作された人にごく少量でも起こります。紫外線が加わって起こる光毒性・光アレルギー性の反応もあります。
ボディケアでは、手洗いの多い手や乾燥しやすいすね等、部位と生活上の負担を考えます。入浴で強くこすれば清潔になるとは限らず、洗浄後に水分を保つケアを組み合わせます。香りや清涼感による使い心地と炎症を治す効果は別物です。
表示・保管・使用中の異常

購入時には販売名、製造販売業者、成分、使用上の注意、製造番号等を確認します。使用期限の表示が必要なのは、ビタミンCやその塩類・エステル、酵素を含む化粧品と、適切な保存条件で製造後3年以内に性状・品質が変化するおそれのある化粧品です。
異常があれば使用を中止し、必要に応じて皮膚科医に相談します。原因成分の特定には皮膚科でのパッチテストが用いられます。製造販売業者は副作用の情報を集め、一定の場合は国へ報告します。
試験に出る
- 使用期限の表示が必要なのは、ビタミンC(アスコルビン酸)やその塩類・エステル、酵素を含む化粧品と、適切な保存条件で製造後3年以内に性状・品質が変化するおそれのある化粧品。
- 期限表示がない化粧品も、開封後は無期限に使えるわけではない。
- 刺激性接触皮膚炎は誰にでも起こり得て、アレルギー性接触皮膚炎は感作された人にごく少量でも起こる。
- 光毒性・光アレルギー性の反応は、物質に紫外線が加わって起こる。
- 原因成分の特定には皮膚科でのパッチテスト(貼付試験)が用いられる。
- 赤み・腫れ・かゆみを「好転反応」と考えて使い続けない。
重要な言葉
- 好転反応
- 肌トラブルを効果が出る前の一時的な反応とみなし、我慢して使い続けさせる考え方。根拠がなく危険。
- 使用期限
- 指定された化粧品に表示が義務付けられた、未開封で適切に保存した場合の期限。
- アレルギー性接触皮膚炎
- 原因物質に感作された人が再び触れたとき、少量でも起こる炎症。反応は1〜2日後に強まることが多い。
- 刺激性接触皮膚炎
- 物質の刺激そのもので起こる炎症。感作は不要で、濃度や接触の頻度が高いほど起こりやすい。
- パッチテスト
- 疑わしい物質を皮膚に貼って反応を見る検査。原因の特定に使われる。
確認問題
確かめよう刺激が出ても効果の証拠として使い続けるべき?
いいえ。使用を中止し、必要に応じて皮膚科医などに相談します。
化粧品は高温や直射日光を避けて保管する。
刺激が出ても好転反応なので使い続けるべきである。
アレルギー性接触皮膚炎は、初めて触れた人にも必ず起こる。
化粧品の保管方法として適切でないものは?
使用期限の表示が必要な化粧品は?
感作を必要とせず、物質の刺激によって誰にでも起こり得る皮膚炎は?
化粧品の品質は、購入後の保管や扱い方にも影響されます。清潔に使い、異常に気付いたら使い続けないことがです。
高温の車内や直射日光の当たる場所を避け、使用後はを閉めます。手指や用具を清潔にし、容器へ汚れや水を混入させないようにします。
ボディケアでは、手洗いの多い手や乾燥しやすいすね等、部位と生活上の負担を考えます。入浴で強くこすれば清潔になるとは限らず、洗浄後にケアを組み合わせます。香りや清涼感による使い心地と炎症を治す効果は別物です。
出典・参考資料
試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。
- 日本化粧品検定:各級の内容と試験範囲 ↗
- 日本化粧品検定:受験案内 ↗
- 日本化粧品検定:公式教材 ↗
- 日本化粧品工業会:全成分表示の記載方法 ↗
- 日本化粧品工業会:化粧品を正しく使うための情報 ↗
- 日本化粧品工業会:化粧の文化史 ↗
- 日科技研・コーセー発表資料:官能評価の設計からMAまで ↗
- 日本化粧品工業会:化粧品と薬用化粧品 ↗
- 日本化粧品工業会:適正広告 ↗
- 厚生労働省:化粧品の使用期限表示 ↗
- e-Gov法令検索:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律 ↗
- 厚生労働省:医薬品等適正広告基準の解説及び留意事項等について ↗
- 厚生労働省:化粧品の効能の範囲の改正について ↗
- 消費者庁:ステルスマーケティングに関する景品表示法の規制 ↗
- 消費者庁:景品表示法(優良誤認・有利誤認) ↗
編集:Pinternet Works · 更新日:
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