本文へ移動

日本化粧品検定 · 学習ガイド

ヘア・ネイル・香り・口腔のケア

毛髪と爪の構造から、洗浄・コンディショニング・カラー・パーマ・ネイルのケアへ進みます。ボディ・デオドラント、香り、口腔ケアも製品区分と表示できる効能に結び付け、サプリメントは保健機能食品の三制度と医薬品の違いまで確認します。

仕組みを理解する

毛髪の構造とダメージ

毛髪の構造とは、外側からキューティクル(毛小皮)、コルテックス(毛皮質)、中心のメデュラ(毛髄質)の順に重なる3層です。

エルくんが説明する図解。毛髪断面を外キューティクル/中コルテックス/中心メデュラに分ける。
毛髪は外側からキューティクル、コルテックス、中心のメデュラという構造で説明されます。コルテックスは毛髪の大部分を占めます。

髪の手触りや強さを理解するには、一本の毛の断面を見ます。外側と内部では役割が異なります。

毛髪の構造とダメージ
部位特徴
キューティクル(毛小皮)うろこ状に重なり内部を保護。摩擦に弱い
コルテックス(毛皮質)繊維状の細胞で大部分を占め、太さ・強さ・色(メラニン)に関わる
メデュラ(毛髄質)中心部。細い毛ではないこともある

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央に毛髪1本の拡大断面を大きく描き、外側のキューティクル、毛髪の大部分を占めるコルテックス、中心のメデュラを示す。表面の摩擦からキューティクルの損傷へ、さらに手触り・光の反射への影響へと矢印をつなぐ。
覚えること:表面の損傷は手触りと反射に影響

毛髪は外側からキューティクル、コルテックス、中心のメデュラという構造で説明されます。コルテックスは毛髪の大部分を占めます。

キューティクルは表面を覆い内部を守り、摩擦や化学処理による損傷が手触りや光の反射へ影響します。細い毛ではメデュラがないこともあり、毛によって構造には違いがあります。

髪の表面を整える化粧品の作用と、損傷した毛髪が生体組織のように自己修復することを混同しないようにします。

三層構造と何が傷むか

三層構造と何が傷むかの図解。中央に毛髪の断面を大きく描き、外側から薄いキューティクル、大部分を占めるコルテックス、中心のメデュラを同心円状に配置する。コルテックスから「太さ・強さ」へ矢印を伸ばす。
覚えること:太さ・強さに関わるのはコルテックス

毛髪は外側の毛小皮(キューティクル)、大部分を占める毛皮質(コルテックス)、中心の毛髄質(メデュラ)で説明します。公式1級例題は毛髪の太さ・強さに関わる繊維状細胞の層としてコルテックスを選び、表面のキューティクルや中心のメデュラと区別させます。

コルテックスには毛髪の色に関わるメラニンもあります。摩擦、熱、紫外線、染毛・パーマなどの化学処理で表面や内部が傷むと、手触りや強度が変わります。トリートメントによるコーティング・補修と、毛髪が生きた組織として完全に自己修復することを分けます。

試験に出る

  • 毛髪は外側からキューティクル(毛小皮)、コルテックス(毛皮質)、メデュラ(毛髄質)の3層。
  • コルテックスは繊維状の細胞からなり毛髪の大部分を占め、太さや強さなどの毛質に関わる。メラニンもここにある。
  • キューティクルはうろこ状に重なって内部を守る。濡れた状態での摩擦に弱い。
  • 毛髪の主成分はケラチンというたんぱく質で、硫黄を含むアミノ酸のシスチンが多い。
  • 熱・紫外線・摩擦・カラーやパーマの薬剤がダメージの原因になる。
  • 毛髪は角化した細胞からなり自己修復しない。化粧品は表面を整えて手触りを補う。

重要な言葉

キューティクル
毛髪の最も外側を覆い、内部を守る部分。
コルテックス
毛髪の大部分を占める内部の層。
メデュラ
毛髪の中心にある部分。
シスチン
硫黄を含むアミノ酸。毛髪のケラチンに多く、結合(シスチン結合)で強さや弾力を支える。
毛母細胞
毛根の奥(毛球)で分裂して毛髪をつくる細胞。

確認問題

確かめよう毛髪の大部分を占める層は?

コルテックス(毛皮質)です。

コルテックスは毛髪の大部分を占める。

損傷した毛髪は化粧品を塗ると生体組織のように自己修復する。

毛髪のメラニンは主にメデュラに存在する。

毛髪の最も外側にある部分は?

繊維状の細胞からなり、太さや強さといった毛質に影響する毛髪の部位は?

髪の手触りや強さを理解するには、一本の毛の断面を見ます。外側と内部ではが異なります。

毛髪は外側から、コルテックス、中心のメデュラという構造で説明されます。コルテックスは毛髪の大部分を占めます。

キューティクルは表面を覆い内部を守り、摩擦や化学処理による損傷が手触りや光の反射へ影響します。細い毛ではメデュラがないこともあり、毛によって構造にはがあります。

髪の表面を整える化粧品の作用と、損傷した毛髪が生体組織のようにすることを混同しないようにします。

シャンプーとコンディショナー

シャンプーとコンディショナーは、前者が界面活性剤で皮脂や汚れを落とし、後者が毛髪表面を整えるという異なる目的を持ちます。

エルくんが説明する図解。洗浄で汚れ除去→コンディショニングで表面摩擦を減らす二段階。
シャンプーは界面活性剤で皮脂や汚れを落とし、コンディショナーは毛髪表面を整えて摩擦を減らす働きなどを持ちます。

頭皮や髪の汚れを落とす工程と、髪の表面を整える工程は目的が違います。使う場所と役割を分けます。

シャンプーとコンディショナー
製品・部位役割・区分
シャンプー主に陰イオン界面活性剤で洗浄。ふけ・かゆみを防ぐ薬用は医薬部外品
リンス・コンディショナー陽イオン界面活性剤等で表面を整え、摩擦・静電気を抑える
ボディ洗浄料皮脂の多い背部・胸部はしっかり、乾燥しやすい部位はやさしく洗う
デオドラント(腋臭防止剤)制汗・わきが防止をうたうものは医薬部外品
ひげ剃り後摩擦と乾燥に配慮して保湿

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央にエルくんを1体置き、縦の仕切りの左にシャンプー、右にコンディショナーを配置する。左は毛髪から皮脂・汚れが離れる矢印、右は毛髪表面に沿う矢印で、整えて摩擦を減らす働きを示す。
覚えること:汚れを落とし、表面を整えて摩擦減

シャンプーは主に陰イオン界面活性剤で皮脂や汚れを落とし、コンディショナーは毛髪表面を整えて摩擦を減らす働きなどを持ちます。

コンディショニングには陽イオン界面活性剤などの陽イオン性成分や油性成分が利用されます。製品ごとに頭皮へ使うか、洗い流すか、量や放置時間を確認します。

多く塗り長く置けば必ず効果が高まるとは限りません。すすぎ不足や用途外の使い方を避けます。

男性の肌のケアでも、性別だけで製品を決めず皮脂、乾燥、ひげ剃りによる負担を確認します。ひげ剃りは皮膚への摩擦を生むため、道具を清潔にし、剃った後は保湿します。皮脂が多いことと水分が足りていることは同じではありません。

洗浄と毛髪表面の調整

洗浄と毛髪表面の調整の図解。画面中央を縦線で仕切り、左はシャンプーで頭皮の皮脂・汗と毛髪の汚れが流れる向きに矢印を描く。右はコンディショナーの成分が毛髪表面に向かう矢印を描き、その先に摩擦・静電気を抑える働きを示す。
覚えること:役割を区別し、使い方は表示で確認

シャンプーは頭皮の皮脂・汗と毛髪の汚れを洗い流し、コンディショナーは陽イオン性成分や油性成分等で毛髪表面を整え、摩擦や静電気を抑えます。頭皮へ使う製品か毛先中心の製品か、洗い流す製品かを表示で確認します。

すすぎ不足や過度の洗浄は頭皮・毛髪の負担となります。体は背部・胸部など中心部に皮脂腺が多く、部位で洗い方を変えます。制汗やわきがの防止をうたうデオドラントは医薬部外品です。男性も皮脂量、乾燥、ひげ剃りの摩擦を考え、洗浄と保湿を別に調整します。

試験に出る

  • シャンプーは主に陰イオン界面活性剤で頭皮の皮脂・汗と毛髪の汚れを落とす。
  • リンス・コンディショナーは陽イオン界面活性剤や油性成分で毛髪表面を整え、摩擦や静電気を抑える。
  • 「ふけ・かゆみを防ぐ」などをうたう薬用シャンプーは医薬部外品。
  • 体は部位で皮脂量が違い、頭・顔・背部・胸部など体の中心部は皮脂腺が多い(協会サイトの準2級例題)。
  • 制汗やわきがの防止をうたうデオドラントは医薬部外品(腋臭防止剤)で、効能は「わきが(腋臭)、皮膚汗臭、制汗」。
  • ひげ剃りは摩擦を生むため、道具を清潔にし、剃った後は保湿する。

重要な言葉

陽イオン性成分
コンディショニングに利用される、プラスの電荷を持つ成分。
すすぎ
洗浄料やコンディショナーを水で洗い流すこと。
腋臭防止剤
体臭の防止を目的とする医薬部外品。わきが(腋臭)・皮膚汗臭・制汗の効能を表示できる。
薬用シャンプー
ふけ・かゆみを防ぐなどの効能で承認された医薬部外品のシャンプー。

確認問題

確かめようコンディショナーは汚れを落とすだけが目的?

いいえ。毛髪表面の調整などを担います。

コンディショナーは毛髪表面を整え、摩擦を減らす働きを持つ。

シャンプーを多く塗り長く置くほど必ず効果が高まる。

「制汗」をうたうデオドラント剤は化粧品に分類される。

皮脂や汚れを落とすのを主な目的とするのは?

医薬部外品の腋臭防止剤で表示できる効能は?

頭皮や髪の汚れを落とす工程と、髪の表面を整える工程は目的が違います。使う場所とを分けます。

は主に陰イオン界面活性剤で皮脂や汚れを落とし、は毛髪表面を整えて摩擦を減らす働きなどを持ちます。

多く塗り長く置けば必ず効果が高まるとは限りません。不足や用途外の使い方を避けます。

男性の肌のケアでも、性別だけで製品を決めず皮脂、乾燥、による負担を確認します。ひげ剃りは皮膚への摩擦を生むため、道具を清潔にし、剃った後は保湿します。皮脂が多いことと水分が足りていることは同じではありません。

ヘアカラーとパーマの仕組み

酸化染毛剤とパーマは、前者が酸化による染色、後者が毛髪の結合の切断・再結合で形を変える仕組みです。

エルくんが説明する図解。色を変える酸化染毛と、結合を切り再結合するパーマを別図で比較。
酸化染毛剤は酸化による染色の仕組みを利用し、パーマは毛髪の結合を切断・再結合させて形を変える仕組みです。

髪の色を変えることと、形を変えることでは化学的な作用が異なります。使用前の注意も製品ごとに重要です。

ヘアカラーとパーマの仕組み
種類区分しくみ・色持ちの目安
一時染毛料化粧品表面に付着。シャンプーで落ちる
半永久染毛料(ヘアマニキュア等)化粧品酸性染料で表面付近を染める。2〜4週間程度
永久染毛剤(酸化染毛剤)医薬部外品脱色と酸化染料の発色。2〜3か月程度。毎回パッチテスト
脱色剤・脱染剤医薬部外品メラニンを分解して明るくする
パーマネント・ウェーブ用剤医薬部外品還元でシスチン結合を切り、酸化で再結合

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。正方形を縦線で左右に分け、左は酸化染毛剤による「酸化→染色」を毛髪の色の変化で示す。右はパーマによる「結合を切断→再結合→形が変わる」を一本の毛髪に沿う矢印で示す。
覚えること:酸化で染色/結合の切断・再結合で変形

酸化染毛剤は酸化による染色の仕組みを利用し、パーマは毛髪の結合を切断・再結合させて形を変える仕組みです。

一時染毛料・半永久染毛料・永久染毛剤で染まり方や持続性が違います。酸化染毛剤では製品の使用説明に従い、毎回使用の48時間前に皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を行います。

以前問題なく使えたから今後も必ず安全とは限りません。異常があるときは使用せず、必要な相談をします。

一時・半永久・永久染毛とパーマ

一時・半永久・永久染毛とパーマの図解。中央に1本の毛束を大きく描き、左の「1剤・還元剤」から「シスチン結合を切る」→「形を整える」→右の「2剤・酸化剤」「再結合」へ、矢印で順序を示す。仕切りや別場面は作らず、同じ毛束の処理として見せる。
覚えること:1剤で結合を切り形を整え2剤で再結合

一時染毛料は髪の表面に色を付着させ、シャンプーで落ちます。半永久染毛料のヘアマニキュアは酸性染料で表面付近を染め、永久染毛剤の酸化染毛剤はメラニンを脱色しながら酸化染料を毛髪内部で発色させます。酸化染毛剤・脱色剤は医薬部外品、ヘアマニキュアやカラートリートメントは化粧品です。

パーマは1剤の還元剤で毛髪のシスチン結合を切り、形を整えて2剤の酸化剤で再結合させる処理です。酸化染毛剤は以前問題なく使えても、毎回使用の48時間前に皮膚アレルギー試験を行い、説明書の時間・使用条件を守ります。

試験に出る

  • 永久染毛剤(酸化染毛剤など)と脱色剤・脱染剤、パーマネント・ウェーブ用剤は医薬部外品。
  • 半永久染毛料(ヘアマニキュア、カラートリートメント等)と一時染毛料(ヘアマスカラ、カラースプレー等)は化粧品。
  • 酸化染毛剤はメラニンを脱色しながら酸化染料を毛髪内部で発色させ、色持ちは2〜3か月程度。
  • ヘアマニキュアは酸性染料で毛髪の表面付近を染め、色持ちは2〜4週間程度。
  • 酸化染毛剤は、以前問題がなくても毎回、使用の48時間前に皮膚アレルギー試験(パッチテスト)を行う。
  • パーマは1剤(還元剤)でシスチン結合を切り、形を整えて2剤(酸化剤)で再結合させる。

重要な言葉

酸化染毛剤
酸化による染色を利用する染毛剤。
皮膚アレルギー試験
パッチテストとも呼ぶ。酸化染毛剤の使用のたびに、48時間前に皮膚で異常が起きないか確かめる。
パーマ
毛髪の結合を切断・再結合させて形を変える処理。
半永久染毛料
ヘアマニキュアやカラートリートメントなど、毛髪を物理的に染める化粧品。
シスチン結合
毛髪のケラチンをつなぐ硫黄同士の結合。パーマではこれを切って再結合させる。

確認問題

確かめよう一度使って平気なら以後の注意確認は不要?

いいえ。毎回の使用前確認が必要です。

酸化染毛剤では、使用説明に従って毎回皮膚アレルギー試験を行うなどの注意がある。

一度問題なく使えたら、以後は使用前の確認をしなくてよい。

ヘアマニキュアは医薬部外品に分類される。

毛髪の結合を切断・再結合させて形を変えるのは?

使用のたびに48時間前の皮膚アレルギー試験が必要とされるのは?

髪の色を変えることと、形を変えることでは化学的な作用が異なります。使用前のも製品ごとに重要です。

は酸化による染色の仕組みを利用し、は毛髪の結合を切断・再結合させて形を変える仕組みです。

一時染毛料・半永久染毛料・永久染毛剤で染まり方や持続性が違います。酸化染毛剤では製品の使用説明に従い、毎回使用の48時間前に(パッチテスト)を行います。

爪の構造とネイルケア

爪甲と爪母とは、見えている硬い板状の爪と、その根元で爪を作る部分です。

エルくんが説明する図解。爪の側断面に爪母→伸びる爪甲の矢印、周囲皮膚を保護。
爪甲は見えている硬い板状の部分で、根元の爪母で作られます。爪の周囲を無理に傷つけると、保護の役割を損ねる場合があります。

見えている爪と、爪を作る部分を分けると、削り方や周囲のケアで何を守るべきかが分かります。

爪の構造とネイルケア
部位役割
爪甲見えている硬い板状の爪
爪母根元にあり爪をつくる
爪床爪甲を下から支える
爪上皮(甘皮)爪甲の根元を覆い、爪母を守る
爪半月根元の白っぽい半月状の部分

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央に爪の断面模型を大きく置き、左を根元、右を爪先にする。根元の「爪母」から、見えている板状の「爪甲」へ矢印を伸ばし、根元と見える部分を点線で区切る。
覚えること:爪甲は根元の爪母で作られる

爪甲は見えている硬い板状の部分で、根元の爪母で作られます。爪の周囲を無理に傷つけると、保護の役割を損ねる場合があります。

爪は主にケラチンからなり、乾燥・摩擦・薬剤などの影響を受けます。爪の長さや形を整え、道具を清潔に保ちます。

変色や痛み、強い変形などをネイルで隠して放置しないようにします。化粧品のケアと医療上の診断を区別します。

爪甲・爪母・周辺皮膚

爪甲・爪母・周辺皮膚の図解。指先を左が根元、右が爪先の断面図にする。上に爪甲、その下に爪床、左端の皮膚の内側に爪母を置き、爪母から爪先へ伸びる向きを矢印で示す。
覚えること:爪先を切る≠爪母の処置

爪甲は見えている硬い板で主にケラチンからなり、爪母で作られた部分が伸びてきます。爪床は爪甲の下を支え、爪周囲の皮膚は外からの刺激を防ぐ役割があります。爪先を切ったことと爪を作る部分を処置したことを混同しません。

ネイルはベースコート、ネイルエナメル、トップコートの順に塗り、密着、着色、表面保護と役割が異なります。除光液や頻繁な施術、甘皮の削り過ぎは乾燥や傷につながり得ます。変色・痛み・強い変形が続く場合はネイルで隠さず、医療者へ相談します。

爪甲・爪母・周辺皮膚
ネイル製品役割
ベースコート爪への密着を高め、色素沈着を防ぐ
ネイルエナメル爪に色とつやを与える
トップコートつやを出し、はがれや傷から守る
除光液溶剤でエナメルを落とす。乾燥しやすいので使用後は保湿

試験に出る

  • 爪甲(見える硬い板)、爪床(爪甲を下から支える)、爪母(根元で爪をつくる)、爪上皮(甘皮)、爪半月を区別する。
  • 爪は皮膚の角質が変化したもので、主にケラチンからなる。
  • 爪甲は爪母でつくられ、根元から先へ伸びる。
  • ネイルはベースコート→ネイルエナメル→トップコートの順に塗る。
  • 除光液は溶剤で爪や周囲を乾燥させやすく、甘皮の削り過ぎも傷の原因になる。
  • 変色・痛み・変形はネイルで隠さず、医療者へ相談する。

重要な言葉

爪甲
見えている硬い板状の爪の部分。
爪母
爪の根元にあり、爪を作る部分。
ケラチン
爪や毛髪の主な構成成分であるたんぱく質。
爪床
爪甲の下にあり、爪甲を支える皮膚の部分。
爪上皮
爪甲の根元を覆う皮膚(甘皮)。爪母を外部から守る。

確認問題

確かめよう爪を作る主な場所は爪先?

根元側の爪母です。

爪甲は根元の爪母で作られる。

爪の変色や痛みはネイルで隠せば診断は不要である。

爪は皮膚の角質が変化したもので、主にケラチンからなる。

爪を作る部分は?

ネイルカラーを塗る順序として適切なものは?

は見えている硬い板状の部分で、根元ので作られます。爪の周囲を無理に傷つけると、保護の役割を損ねる場合があります。

爪は主にからなり、乾燥・摩擦・薬剤などの影響を受けます。爪の長さや形を整え、道具を清潔に保ちます。

香りと口腔ケアの基本

香りのノートとは、トップ・ミドル・ベース(ラスト)の順に感じ方が変化する香りの経過です。

トップ・ミドル・ベースの順に香りの札を積み、別枠で歯ブラシと歯磨剤の併用を示す図。
香りは比較的早く感じるトップ、中心となるミドル、残りやすいベースという経過で説明できます。歯磨剤はブラッシングと組み合わせて使います。

香りの印象は時間で変わり、口腔ケア製品は清掃を補助します。製品が何をするものかを用途ごとに整理します。

香りと口腔ケアの基本
区分特徴
トップノート付けた直後に感じる、揮発しやすい香り
ミドルノート香りの中心となる部分
ベース(ラスト)ノート最後まで残る、揮発しにくい香り
歯垢ブラッシング・歯間清掃で機械的に除去

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。正方形の中央に左から右へ進む時間の矢印を置き、点線の仕切りで「トップ→ミドル→ベース(ラスト)」の3区間に分ける。左端の香水瓶から始まる香りの線を、矢印に沿ってつなぐ。
覚えること:香りは揮発性の違いで変化

香りは比較的早く感じるトップ、中心となるミドル、残りやすいベース(ラスト)という経過で説明できます。歯磨剤はブラッシングと組み合わせて使います。

香りは成分の揮発性の違いで時間とともに変化し、持続時間は香料濃度(賦香率)でも変わります。口腔ケアは歯・歯肉・汚れへの目的と、配合成分の働きを分けます。

香りの強さを安全性と同一視しないようにします。また、洗口液だけで歯の機械的な清掃をすべて置き換えられるとは限りません。

香料の時間変化・歯の清掃

香料の時間変化・歯の清掃の図解。中央に歯2本を大きく描き、表面と歯間の歯垢が清掃で落ちる様子を矢印で示す。右端は仕切り線で分けて洗口液を小さく置き、歯垢へ向かう矢印を×で止める。
覚えること:歯垢はブラッシングや歯間清掃で除く

香料には天然香料(植物性・動物性)と合成香料があり、揮発しやすい順にトップ、ミドル、ベース(ラスト)へ印象が変わります。フレグランスは香料濃度の高い順にパルファム、オードパルファム、オードトワレ、オーデコロンです。香りの強さと安全性は別で、周囲への配慮も必要です。

歯は表面のエナメル質の内側に象牙質・歯髄があり、歯垢はブラッシングや歯間清掃で除きます。歯磨剤や洗口液は清掃・口臭予防を補助しますが、洗口だけで歯垢の機械的除去は置き換えられません。歯周炎・歯肉炎の予防をうたえるのは医薬部外品の薬用歯みがき類です。

香料の時間変化・歯の清掃
フレグランスの種類香料濃度・持続(一般的な傾向)
パルファム最も濃く、持続も最も長い
オードパルファムパルファムに次いで濃い
オードトワレオードパルファムより軽い
オーデコロン最も薄く、持続も短い
香料の時間変化・歯の清掃
歯みがきの区分表示できる効能の例
化粧品(ブラッシングを行う歯みがき類)むし歯を防ぐ、歯を白くする、歯垢を除去する、口臭を防ぐ
医薬部外品(薬用歯みがき類)上記に加え、歯周炎(歯槽膿漏)の予防、歯肉炎の予防など

試験に出る

  • 香りは揮発しやすい成分から順に、トップ→ミドル→ベース(ラスト)ノートと変化する。
  • フレグランスは香料濃度(賦香率)の高い順にパルファム、オードパルファム、オードトワレ、オーデコロンで、一般に濃いほど香りが長く続く。
  • 香料には天然香料(植物性・動物性)と合成香料があり、組み合わせたものを調合香料という。
  • 化粧品の歯みがき類は「むし歯を防ぐ」「口臭を防ぐ」「歯を白くする」などを表示でき、「歯周炎(歯槽膿漏)の予防」「歯肉炎の予防」は医薬部外品の薬用歯みがき類に限られる。
  • 歯垢はブラッシングや歯間清掃で機械的に除去する。洗口液だけでは置き換えられない。

重要な言葉

トップノート
香りで比較的早く感じる部分。
ミドルノート
香りの中心となる部分。
ベースノート
香りの最後まで残る部分。ラストノートとも呼ぶ。
歯磨剤
ブラッシングと組み合わせて使う口腔ケア製品。化粧品と医薬部外品(薬用歯みがき類)がある。
賦香率
フレグランスに含まれる香料の割合。高いほど香りが強く長く続く。
オードトワレ
オードパルファムより香料濃度が低く、オーデコロンより高いフレグランス。

確認問題

確かめよう香りは付けた直後から最後まで必ず同じ?

いいえ。時間で感じ方が変わります。

香りはトップ・ミドル・ベースと時間で感じ方が変わる。

洗口液だけで歯の機械的な清掃をすべて置き換えられる。

「歯周炎(歯槽膿漏)の予防」は化粧品の歯みがきでも表示できる。

オーデコロンはパルファムより香料濃度が低い。

付けた直後に最初に感じる香りは?

香料濃度が最も高いフレグランスは?

医薬部外品(薬用歯みがき類)でなければ表示できない効能は?

香りは比較的早く感じる、中心となるミドル、残りやすいベース(ラスト)という経過で説明できます。はブラッシングと組み合わせて使います。

香りの強さを安全性と同一視しないようにします。また、だけで歯の機械的な清掃をすべて置き換えられるとは限りません。

サプリメントと保健機能食品の三制度

サプリメントは食品として扱い、表示できる機能は制度上の区分で異なります。

美容目的のサプリメントも、まず食品と医薬品を分けて表示を読みます。成分名や形が錠剤に似ているだけで、病気を治療する医薬品にはなりません。

サプリメントと保健機能食品の三制度
制度表示の根拠
栄養機能食品定められた栄養成分・含有量と定型文
特定保健用食品国による個別許可
機能性表示食品事業者の責任で科学的根拠を届出
一般食品保健機能の表示はできない

基本の仕組み

基本の仕組みの図解。中央でエルくんが左右のサプリメント容器を並べ、両方の成分表示にある「同じ成分」を照合する。2つの表示から下向きの矢印を1本に合流させ、「過剰摂取のおそれ」につなぐ。
覚えること:併用は同じ成分の過剰摂取に注意

食事から栄養を取ることを基本とし、サプリメントの成分、含有量、摂取目安、注意事項を確認します。複数製品の併用は同じ成分の過剰摂取につながることがあります。薬を服用中・妊娠中・体調不良時は専門家へ相談します。

表示制度の違い

表示制度の違いの図解。正方形の上部を縦線で3列に仕切り、左から「栄養機能食品:基準に合う栄養成分を国の定型文で表示」「トクホ:国の個別許可」「機能性表示食品:事業者の責任で科学的根拠に基づき届出」を並列に比較する。列をまたぐ矢印は描かず、下部に結論を置く。
覚えること:機能性表示は事業者責任で根拠に基づき届出

保健機能食品には、栄養機能食品、特定保健用食品(トクホ)、機能性表示食品の3制度があります。栄養機能食品は基準に合う特定栄養成分について国の定型文で機能を示します。トクホは国の個別許可、機能性表示食品は事業者の責任による届出と科学的根拠に基づく表示です。

「機能性表示食品」は国が個々の製品の効果を審査・許可した意味ではありません。一般食品は健康維持・増進の機能をパッケージに表示できず、保健機能食品も疾病の治療・予防を目的とする医薬品とは異なります。

試験に出る

  • サプリメントは食品で、病気の治療・予防をうたう医薬品とは異なる。
  • 保健機能食品は栄養機能食品・特定保健用食品(トクホ)・機能性表示食品の3制度。
  • トクホは国の個別許可、機能性表示食品は事業者の責任による届出、栄養機能食品は基準を満たせば国の定型文で表示する。

重要な言葉

栄養機能食品
定められた栄養成分について基準を満たし、定型文で機能を表示する食品。
特定保健用食品
国の個別許可を受け、特定の保健用途を表示する食品。
機能性表示食品
事業者が科学的根拠等を届け出て、責任を持って機能を表示する食品。

確認問題

確かめよう機能性表示食品は国の個別許可を受けた食品?

いいえ。国の個別許可を受けるのは特定保健用食品で、機能性表示食品は事業者の責任で届け出ます。

機能性表示食品は、国が個々の製品の効果を許可している。

国の個別許可に基づき保健機能を表示するのは?

美容目的のも、まず食品と医薬品を分けて表示を読みます。成分名や形が錠剤に似ているだけで、病気を治療する医薬品にはなりません。

覚えるポイント

  • 毛髪の構造とダメージ:毛髪は外側からキューティクル・コルテックス・メデュラの3層で、大部分を占めるコルテックスが太さ・強さ・色に関わります。毛髪は自己修復しません。
  • シャンプーとコンディショナー:シャンプーは陰イオン、コンディショナーは陽イオン界面活性剤などを使います。制汗・わきが防止をうたうデオドラントは医薬部外品です。
  • ヘアカラーとパーマの仕組み:酸化染毛剤・脱色剤・パーマ剤は医薬部外品、ヘアマニキュアや一時染毛料は化粧品です。酸化染毛剤は毎回48時間前にパッチテストを行います。
  • 爪の構造とネイルケア:爪は角質が変化したもので主にケラチンからなり、根元の爪母でつくられます。ネイルはベースコート→エナメル→トップコートの順に塗ります。
  • 香りと口腔ケアの基本:香りはトップ→ミドル→ベース(ラスト)と変化し、濃度はパルファムが最も高く、オーデコロンが最も低いです。歯周炎・歯肉炎の予防は薬用歯みがき類の効能です。
  • サプリメントと保健機能食品の三制度:トクホは国の個別許可、機能性表示食品は事業者の届出、栄養機能食品は定型文での表示です。

出典・参考資料

試験の公式案内と、この記事の参考にした学習資料です。

編集:Pinternet Works · 更新日:

教材の編集方針・訂正について