本文へ移動

宅地建物取引士 · 学習ガイド

2017年10月 宅建士試験の問題・解答解説

令和7年度の50問について、独自要約・公式正答・関連する知識を整理しています。問題文と選択肢の原文は公式PDFで確認してください。教材の法令基準日と出題年度の法令基準日は異なります。

2017年10月試験の概要
30:00

問題番号から選ぶ

代理の権限・復代理・日常家事代理

権利関係 · 代理 / 復代理 / 日常家事代理

代理に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。

解答・解説を表示

解答

3

解説

代理人は授権された範囲で本人に代わって法律行為を行い、その効果は直接本人に帰属します。復代理人は本人の代理人ですが、受託事務に関して受領した金銭を直接の選任者である代理人に引き渡せば、本人に対する引渡義務も消滅すると解されています。

解き方

  1. 代理権の範囲(受領権限を含むか)、任意代理における復任権の要件、復代理人の受領物引渡義務の法的位置づけ、日常家事代理権の有無を確認する。
  2. 復代理人が受領金を代理人に引き渡した場合に本人に対する引渡義務が残るかどうかを判例に基づき判定する。
選択肢 1不正解
契約締結の代理権には、特段の事情がない限り、相手方からの解除や取消しの意思表示を受領する受領代理権も含まれます。
選択肢 2不正解
委任による代理人(任意代理人)は、本人の許諾を得たとき、またはやむを得ない事由があるときに復代理人を選任することができます。
選択肢 3正解
判例によれば、復代理人が受領した金銭を代理人に引き渡したときは、特段の事情がない限り、本人に対する引渡義務も消滅します。
選択肢 4不正解
民法第761条により、夫婦の一方は日常の家事に関する事項について互いに代理権を有するため、個別の授権がなくとも有効に代理できます。

覚えるポイント

  • 復代理人が代理人に金銭を引き渡せば、本人に対する引渡義務も消滅する。

間違えやすいところ

  • 復代理人は本人の代理人であるため、代理人に渡しても本人に対する義務は残ると誤解しやすい。

出題の前提:平成29年4月1日施行の民法および最高裁判所判例

出典:不動産適正取引推進機構『2017年10月 宅建士試験』
公式問題・正解番号表 p.2 ↗(www.retio.or.jp)

2017年10月 宅建士試験

参照した公式資料

不動産適正取引推進機構が公開した2017年10月 宅建士試験の問題・解答資料です。