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2026年度 宮城県 後半の概要
呼吸器系の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 呼吸器系 / 気道 / 扁桃 / 肺の運動 / 肺胞でのガス交換
呼吸器系に関する次の記述a~dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 鼻腔から気管支までの呼気及び吸気の通り道を気道という。 b 扁桃はリンパ組織が集まってできていて、気道に侵入してくる細菌、ウイルスに対する免疫反応が行われる。 c 肺自体には肺を動かす筋組織があり、拡張・収縮して呼吸運動が行われている。 d 肺胞の壁を介して、心臓から送られてくる血液から二酸化炭素が肺胞気中に拡散し、代わりに酸素が血液中の赤血球に取り込まれるガス交換が行われる。
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解答
4
解説
呼吸器系は鼻腔から肺まで続く空気の通り道で、肺胞という小さな袋でガス交換を行います。肺そのものには動かす筋肉がないため、横隔膜や肋間筋(呼吸筋)が胸郭を広げたり縮めたりして空気を出し入れしています。
解き方
- それぞれの記述を手引きの人体のしくみの説明と照らし合わせます。
- cの「肺自体に筋肉がある」という誤りに気づき、a・b・dが正しいと確かめて当てはまる組み合わせを選びます。
- 選択肢 1不正解
- aとdは正しいので、これを「誤」とするこの選択肢はまちがいです。
- 選択肢 2不正解
- bは正しく、cは誤りなので、bを「誤」、cを「正」とするこの選択肢はまちがいです。
- 選択肢 3不正解
- aは正しく、cは誤りなので、aを「誤」、cを「正」とするこの選択肢はまちがいです。
- 選択肢 4正解
- aが正、bが正、cが誤、dが正で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- aは正しく、cは誤りなので、aを「誤」、cを「正」とするこの選択肢はまちがいです。
覚えるポイント
- 肺自体には筋肉組織がなく、横隔膜や肋間筋の収縮・弛緩によって胸郭を動かし呼吸運動を行う。
間違えやすいところ
- 肺が自分で伸び縮みしていると錯覚し、「肺自体に筋肉がある」という誤った文を正しいと勘違いしないようにします。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」呼吸器系
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.1 ↗(www.pref.miyagi.jp)
循環器系の構造と機能(心臓・血管・脾臓・リンパ液)
人体の働きと医薬品 · 循環器系 / 体循環と肺循環 / 動脈と静脈 / 脾臓 / リンパ系
循環器系に関する次の記述a~dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 肺でのガス交換が行われた血液は、心臓の左側部分(左心房、左心室)に入り、そこから全身に送り出される。 b 心臓から拍出された血液を送る静脈は弾力性があり、圧力がかかっても耐えられるようになっている。 c 脾臓の働きは、脾臓内を流れる血液から古くなった赤血球を濾し取って処理することである。 d リンパ液は、血漿とほとんど同じ成分からなるが、タンパク質が多く、リンパ球を含む。
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解答
5
解説
循環器系では、動脈は心臓から強い圧力で押し出された血液を体のすみずみへ運ぶため、厚く弾力のある壁をもっています。静脈は心臓へ戻る血液の通り道です。リンパ液は毛細血管からしみ出た組織液がリンパ管に入ったもので、血漿よりタンパク質が少なく、リンパ球を含みます。
解き方
- 血液の流れと心臓の各部屋の役割を確かめ、aの正誤を判断します。
- 心臓から血液を送り出す血管は動脈だと確かめ、bを誤りと判断します。
- 脾臓のはたらき(古くなった赤血球をこわす)を確かめ、cを正しいと判断します。
- リンパ液と血漿の成分のちがい(タンパク質の量)を確かめ、dを誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- dのリンパ液のタンパク質は血漿より少ないので誤りで、dを「正」とするこの選択肢はまちがいです。
- 選択肢 2不正解
- aは正しく、bは動脈の説明なので誤りです。よってこの選択肢はまちがいです。
- 選択肢 3不正解
- aとcは正しいので、これを「誤」とするこの選択肢はまちがいです。
- 選択肢 4不正解
- bは動脈を静脈と書いているので誤りで、bを「正」とするこの選択肢はまちがいです。
- 選択肢 5正解
- aが正、bが誤、cが正、dが誤で、正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- 心臓から拍出される血を送る弾力性のある血管は動脈。リンパ液は血漿よりタンパク質が「少ない」。
間違えやすいところ
- 動脈と静脈の名前を混同したり、リンパ液のタンパク質が血漿より多いか少ないかの引っかけに注意します。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」循環器系
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.1 ↗(www.pref.miyagi.jp)
泌尿器系の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 副腎皮質ホルモン / 腎臓の構造と機能 / 尿細管の再吸収 / 尿道と膀胱炎
泌尿器系に関する以下の記述(a~d)について、正しい記述の組み合わせとして適切なものを1つ選びなさい。 a 副腎皮質から分泌されるアルドステロンは、電解質と水分の排出調節の役割を担っている。 b 尿細管では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。 c 腎臓には、心臓から拍出される血液の全量が流れている。 d 女性は男性と比べて尿道が長いため、細菌等が侵入したとき、膀胱まで感染を生じにくい。
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解答
1
解説
腎臓は血液をろ過して尿をつくり、電解質(体内の塩分など)と水分のバランスを保つ臓器です。副腎皮質から出るホルモン、アルドステロンが水分や電解質の排出を調節し、尿細管では必要な栄養分や水分が体に戻されます。
解き方
- 各記述の正誤を考えます。aはアルドステロンのはたらきとして正しく、bは尿細管での再吸収として正しい記述です。
- cは腎臓に流れる血液量(全体ではなく心臓が送り出す量の約5分の1)が誤りで、dは女性の尿道の長さ(男性より短く感染しやすい)が誤りです。
- aとbが正しい記述の組み合わせなので、正解は「1」だと分かります。
- 選択肢 1正解
- aとbがどちらも正しいので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 2不正解
- aは正しいですが、cは「全体が流れている」という点が誤りなので当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- bは正しいですが、dは「尿道が長いので感染しにくい」という点が誤りなので当てはまりません。
- 選択肢 4不正解
- cとdはどちらも誤った記述なので当てはまりません。
覚えるポイント
- 腎臓に流入する血液量は心拍出量の約5分の1(約20%)であること
- 女性の尿道は男性より短いため細菌感染(膀胱炎)を起こしやすいこと
間違えやすいところ
- 心臓が送り出す血液の「全体」が腎臓を通ると思い込みやすい点。
- 女性は尿道が「短い」ために膀胱炎になりやすいという関係を混同しやすい点。
出題の前提:手引き(登録販売者試験実施要項)「第2章 人体の働きと医薬品 - 泌尿器系」
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.2 ↗(www.pref.miyagi.jp)
目の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 視覚器(目)の構造 / 水晶体の遠近調節 / ビタミンAと視覚 / 眼瞼の特徴
目に関する以下の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
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解答
2
解説
目に入った光は、角膜・房水・水晶体・硝子体という屈折する媒体を通って網膜に像を結びます。ピント調節を担うのはレンズの役割をもつ水晶体で、硝子体は眼球の後ろ側の形を保つゼリー状の組織です。
解き方
- 選択肢1・3・4を確かめ、光の通り道、ビタミンA不足による夜盲、まぶたに全身の症状が出ることがどれも正しいと確認します。
- 選択肢2では、毛様体によって厚みが変わりピントを合わせる部分が「硝子体」と書かれていますが、正しくは「水晶体」だと判断します。
- 誤っている記述を選ぶ問題なので、2を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 光は角膜、房水、水晶体、硝子体の順に通って曲がり、網膜にピントを結ぶので正しい記述です。
- 選択肢 2正解
- 毛様体が縮んだりゆるんだりして厚みを変えピントを合わせるのは「水晶体」で、硝子体ではないので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- ビタミンAは網膜で光を感じる物質の材料になるので、不足すると夜盲症(夜に見えにくくなる)になるという正しい記述です。
- 選択肢 4不正解
- 眼瞼(まぶた)は皮膚がうすく、下の組織がゆるいので、むくみやアレルギーなど体調不良や副作用の症状が出やすい部分で、正しい記述です。
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覚えるポイント
- 水晶体=レンズ(毛様体により厚さを調節して焦点を合わせる)
- 硝子体=眼球内を満たして球状を保持する透明なゲル状組織
間違えやすいところ
- 水晶体と硝子体の役割を混同すること。
- 近くを見るときは水晶体が「厚く」、遠くを見るときは「うすく平ら」になる関係を混同すること。
出題の前提:手引き(登録販売者試験実施要項)「第2章 人体の働きと医薬品 - 感覚器官(目)」
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.2 ↗(www.pref.miyagi.jp)
目の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 結膜 / 強膜 / 涙器 / 眼筋
目に関する以下の記述(a~d)の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 結膜は、薄い透明な膜であるため、中を通っている血管が外部から容易に観察できる。 b 強膜が充血したときは、眼瞼の裏側が赤くなる。 c 涙器は、涙液を分泌する涙腺と、涙液を鼻腔に導出する涙道からなる。 d 眼筋は、眼球の動きが少なく、眼球を同じ位置に長時間支持していると疲労する。
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解答
3
解説
目は、角膜や水晶体などの光を曲げる部分、網膜などの光を感じる部分、結膜や涙器などの付属の器官からできています。それぞれのつくりとはたらき、病気のときの変化を正しくおさえることが大切です。
解き方
- 結膜のつくりと血管の通り方、充血したときの症状を整理して、aとbの正誤を判断します。
- 涙器をつくる器官(涙腺・涙道)と眼筋が疲れるしくみを照らし合わせて、cとdの正誤を判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述bが誤りなので、すべてを正とするこの選択肢は当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- 記述aは正しく、記述bは誤りなので当てはまりません。
- 選択肢 3正解
- a、c、dが正しく、bが誤りなので、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- 記述bは誤りで、記述cは正しいので当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- 記述bは誤りで、記述dは正しいので当てはまりません。
覚えるポイント
- 結膜が充血すると眼瞼の裏側や白目が赤くなる
- 涙器は涙腺と涙道(涙点・涙小管・涙嚢・鼻涙管)からなる
間違えやすいところ
- 強膜(白目の丈夫な膜)そのものの充血と結膜の充血を混同すること。
- 眼筋は目を動かすときだけでなく、同じ位置で支え続けるときにも疲れる点を忘れること。
出題の前提:手引き(人体の働きと医薬品 - 目)に基づく出題条件
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.2 ↗(www.pref.miyagi.jp)
外皮系の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 角質層 / 皮膚の角質化 / メラノサイト / 皮脂
外皮系に関する以下の記述(a~d)のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 角質層は、ケラチンでできた板状の角質細胞とセラミドを主成分とする細胞間脂質で構成されている。 b 皮膚に物理的な刺激が繰り返されると、皮下脂肪層が肥厚して、たこやうおのめができる。 c 毛の色は、毛母細胞の間のメラノサイトから産生されるメラニン色素の量の影響を受けない。 d 皮脂には、外部からの異物に対する保護膜としての働きがある。
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解答
2
解説
皮膚は表皮・真皮・皮下組織からできています。角質層のバリア機能や、毛・皮脂腺などの付属器官が分泌物ではたらく生理機能を正しく理解することが基本です。
解き方
- 角質層をつくるケラチンや細胞間脂質(セラミドなど)、皮脂の保護のはたらきを確かめ、aとdが正しいと判断します。
- たこやうおのめができる層(角質層)や、毛の色を決めるメラニン色素がつくられるしくみを確かめ、bとcが誤りだと判断します。
- 選択肢 1不正解
- bは皮下脂肪の層ではなく角質層が厚くなるので誤りです。
- 選択肢 2正解
- aとdはどちらも正しいので、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- bとcはどちらも誤った記述なので当てはまりません。
- 選択肢 4不正解
- cは毛の色がメラニン色素の量に左右されるので誤りです。
覚えるポイント
- 角質層はケラチン質の角質細胞とセラミド主成分の細胞間脂質で構成される
- 物理的刺激により肥厚して「たこ」や「うおのめ」ができるのは角質層
間違えやすいところ
- 角質層が厚くなるのを「皮下組織(皮下脂肪の層)」や「真皮」が厚くなると間違えること。
- メラノサイトがつくるメラニン色素の量で毛の色が決まるという点を見落とすこと。
出題の前提:手引き(人体の働きと医薬品 - 外皮系)に基づく出題条件
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.3 ↗(www.pref.miyagi.jp)
骨格系及び筋組織の構造と働き
人体の働きと医薬品 · 骨格系 / 造血機能 / 有機質と無機質 / 筋組織 / 自律神経支配
骨格系及び筋組織に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 骨には、骨髄で産生される造血幹細胞から赤血球、白血球、血小板が分化することにより、体内に供給する造血機能がある。 b 骨組織を構成する有機質は骨に硬さを与え、無機質は骨の強靱さを保つ。 c 平滑筋は、筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様が見えるので横紋筋とも呼ばれる。 d 不随意筋は、自律神経系に支配されている。
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解答
4
解説
骨は、硬さを与える無機質(炭酸カルシウムやリン酸カルシウムなど)と、強さや弾力を保つ有機質(コラーゲンなどのタンパク質)からできています。筋組織は、顕微鏡で横じまが見える横紋筋(骨格筋・心筋)と見えない平滑筋に分かれ、自分の意志で動かせない不随意筋(心筋・平滑筋)は自律神経に調節されています。
解き方
- 記述aを考えます。骨髄の造血幹細胞から赤血球・白血球・血小板がつくられて体に送り出される(造血機能)説明なので正しいと判断します。
- 記述bを考えます。硬さを与えるのは無機質(カルシウムの化合物など)、強さや粘りを与えるのは有機質(コラーゲンなど)なので、説明が逆で誤りと判断します。
- 記述cを考えます。横じまが見えるのは横紋筋(骨格筋・心筋)で、平滑筋には横じまが見えないので誤りと判断します。
- 記述dを考えます。自分の意志で動かせない不随意筋(平滑筋や心筋)は自律神経に調節されているので正しいと判断します。
- 正誤の並び「正・誤・誤・正」に当てはまる選択肢4を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 記述bで有機質が硬さを与えると正しく扱っているので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 記述c(平滑筋を横紋筋としている)を正、記述dを誤としているので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 記述aを誤、記述b・cを正としているので誤りです。
- 選択肢 4正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが正で、適切な組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- 記述aを誤、記述b・cを正としているので誤りです。
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覚えるポイント
- 無機質(カルシウムなど)=骨の硬さ、有機質(コラーゲンなど)=骨の強靭さ・柔軟性。
- 骨格筋=横紋筋・随意筋(体性神経系支配)、平滑筋=不随意筋(自律神経系支配)、心筋=横紋筋・不随意筋(自律神経系支配)。
間違えやすいところ
- 骨をつくる「有機質」と「無機質」の役割が入れ替わりやすいので注意します。
- 心筋は「横紋筋」だが「不随意筋」でもあるという例外的な組み合わせを見落とさないようにします。
出題の前提:手引き(第2章 人体の働きと医薬品 - 骨格系・筋組織)に基づく標準的な出題条件。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.3 ↗(www.pref.miyagi.jp)
自律神経系の作用(交感神経系優位時の効果器の反応)
人体の働きと医薬品 · 自律神経系 / 交感神経系 / 瞳孔 / 消化管 / 肝臓 / 排尿筋
交感神経系が副交感神経系より活発に働いたときの効果器とその反応に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 目では、瞳孔が収縮する。 b 胃では、胃液分泌が亢進する。 c 肝臓では、グリコーゲンが合成される。 d 膀胱では、排尿筋が弛緩する。
解答・解説を表示
解答
5
解説
交感神経系は「闘争か逃走か」という活動・興奮のときに優位になります。光を多く取り込むために瞳孔は拡大し、消化のはたらきは抑えられ、体にエネルギーを送るため肝臓でグリコーゲンが分解されてブドウ糖が出ます。排尿は抑えられ、排尿筋はゆるみ、排尿括約筋は縮みます。
解き方
- 記述aを考えます。交感神経が強く働くと瞳孔を広げる筋肉が縮んで瞳孔は大きくなるので、誤りと判断します。
- 記述bを考えます。交感神経が強く働くと胃や腸の動きや胃液の分泌が抑えられ減るので、誤りと判断します。
- 記述cを考えます。交感神経が強く働くと血糖を上げるためグリコーゲンの分解が進む(合成は副交感神経が優位のとき)ので、誤りと判断します。
- 記述dを考えます。交感神経が強く働くと尿をためる方向に働き、膀胱の壁(排尿筋)はゆるむので正しいと判断します。
- 正誤の並び「誤・誤・誤・正」に当てはまる選択肢5を選びます。
- 選択肢 1不正解
- a、b、cはどれも副交感神経が優位のときの反応なので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- a、bは交感神経が働いたときの反応として誤りです。
- 選択肢 3不正解
- d(排尿筋がゆるむこと)は交感神経が優位のときの正しい反応なので、この選択肢は誤りです。
- 選択肢 4不正解
- b、cは交感神経が強く働くと抑えられたり分解されたりする方向なので誤りです。
- 選択肢 5正解
- aが誤、bが誤、cが誤、dが正で、適切な組み合わせです。

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覚えるポイント
- 交感神経優位:瞳孔散大、気管支拡張、心拍数増加、胃腸運動抑制・分泌低下、グリコーゲン分解、排尿筋弛緩(排尿抑制)。
- 副交感神経優位:瞳孔収縮、気管支収縮、心拍数減少、胃腸運動亢進・分泌増加、グリコーゲン合成、排尿筋収縮(排尿促進)。
間違えやすいところ
- 膀胱の「排尿筋」と「排尿括約筋」の動きの混同に注意します。交感神経が優位(がまん・尿をためる)のときは排尿筋がゆるみ、括約筋は縮みます。
- 肝臓でのグリコーゲンの「合成」と「分解」を取り違えないように注意します。
出題の前提:手引き(第2章 人体の働きと医薬品 - 神経系・自律神経系)に基づく標準的な出題条件。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.4 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品の吸収部位と特徴
人体の働きと医薬品 · 医薬品の生体内運命 / 吸収 / 投与経路
医薬品の吸収に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 有効成分の消化管からの吸収量や吸収速度は、消化管内容物によって影響を受けない。 b 全身作用を目的とした坐剤は、肛門から挿入することにより、直腸内で溶解させ、薄い直腸内壁の粘膜から有効成分を吸収させるものである。 c 眼の粘膜に適用する点眼薬は、眼以外の部位に到達して副作用を起こすことがある。 d 咽頭の粘膜に適用する含嗽薬では、咽頭粘膜からの吸収が原因となる全身的な副作用が起こりやすい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
医薬品の有効成分は、飲み薬・坐剤・外用薬など使い方によって、体の中に入る道すじがちがいます。飲み薬は胃や腸の中身のえいきょうを受けやすく、坐剤は直腸の粘膜から吸収されます。点眼薬のように一部だけに使う薬でも、鼻涙管(目の内側の管)を通って全身に回り、副作用が出ることがあります。
解き方
- 記述aで、胃や腸の中身が有効成分の吸収量や吸収速度を変えるかどうかを確かめる。
- 記述b・c・dで、坐剤・点眼薬・含嗽薬の使う場所と吸収のされ方、副作用の出やすさをそれぞれ判断する。
- 選択肢 1不正解
- この組み合わせはaを正、bを誤、cを誤、dを正としていますが、正しくはaは誤、bは正、cは正、dは誤です。
- 選択肢 2不正解
- aを正、bを誤としていますが、正しくはaは誤でbは正です。
- 選択肢 3正解
- aは誤、bは正、cは正、dは誤で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- aを正、cを誤としていますが、正しくはaは誤でcは正です。
- 選択肢 5不正解
- dを正としていますが、含嗽薬(うがい薬)はのどに直接はたらく薬で、全身の副作用は起こりにくいので誤りです。
覚えるポイント
- 点眼薬は鼻涙管を通って鼻粘膜や消化管から吸収され全身性の副作用を生じることがある。
- 直腸粘膜からの吸収は肝初回通過効果を一部回避できるため速やかに作用する。
間違えやすいところ
- 目の一部に使う点眼薬でも、全身に回って副作用が出ることがある点を見落としやすい。
- 含嗽薬(うがい薬)はのどに直接はたらく薬で、のどの粘膜からの吸収による全身の副作用はまれである。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」の医薬品の生体内運命(吸収)に基づく。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.4 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品の代謝と排泄
人体の働きと医薬品 · 医薬品の生体内運命 / 代謝 / 排泄 / 肝初回通過効果
医薬品の代謝、排泄に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 経口投与後、消化管で吸収された医薬品の有効成分は、全身循環に入る前に門脈を経由して肝臓を通過する。 b 肝初回通過効果とは、全身循環に移行する有効成分の量が、消化管で吸収された量よりも、肝臓で代謝を受けた分だけ少なくなることをいう。 c 医薬品の有効成分と血漿タンパク質との複合体は、腎臓で濾過される。 d 医薬品の有効成分は、肺から呼気中へ排出されることはない。
解答・解説を表示
解答
4
解説
飲んでからの薬は、胃や腸で吸収されたあと、全身に回る前に門脈(肝臓へ向かう血管)を通って肝臓で代謝(分解・変化)を受けます。これが肝初回通過効果です。全身の血液に移った成分のうち、血漿タンパク質と結びついていないものだけが腎臓でこし取られます。呼気から出る成分もあります。
解き方
- 記述a・bで、飲み薬が通る道すじ(門脈・肝臓)と肝初回通過効果の意味を確かめる。
- 記述c・dで、腎臓の糸球体で血漿タンパク質との複合体がこされるか、呼気に出る道があるかを判断する。
- 選択肢 1不正解
- bを誤、dを正としていますが、正しくはbは正でdは誤です。
- 選択肢 2不正解
- bを誤、cを正としていますが、正しくはbは正でcは誤です。
- 選択肢 3不正解
- aを誤、cを正としていますが、正しくはaは正でcは誤です。
- 選択肢 4正解
- aは正、bは正、cは誤、dは誤で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- aを誤、cを正、dを正としていますが、正しくはaが正、cが誤、dが誤です。
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覚えるポイント
- 血漿タンパク質と結合した複合体は分子量が大きく腎臓の糸球体で濾過されない。
- 揮発性成分など一部の有効成分は肺から呼気中へ排出されることがある。
間違えやすいところ
- 血漿タンパク質と結びついたままこされると誤解しやすいので、結びついていない遊離型だけがこされる点に注意する。
- 排せつの道は腎臓(尿)や消化管(便)だけでなく、肺(呼気)や汗、母乳などにもある。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」の医薬品の生体内運命(代謝・排泄)に基づく。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.5 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品の体内での働きと血中濃度
人体の働きと医薬品 · 医薬品の作用機序 / 有効血中濃度 / 最高血中濃度 / 薬効と副作用
医薬品の体内での働きに関する記述について、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a 医薬品の有効成分は、多くの場合、標的となる細胞に存在する受容体等のタンパク質と結合し、その機能を変化させることで薬効や副作用を現す。 b 生体の反応として薬効が現れるのは、医薬品の血中濃度が最高血中濃度に達したときである。 c 一度に大量の医薬品を摂取して血中濃度を高くしても、ある濃度以上になるとより強い薬効は得られなくなり、副作用や毒性は現れにくくなる。 d 医薬品が効果を発揮するためには、有効成分がその作用の対象である器官や組織の細胞外液中あるいは細胞内液中に、一定以上の濃度で分布する必要がある。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品の有効成分は、標的(ねらう相手)の細胞にある受容体というタンパク質と結びついてはたらきます。薬がきくのは、血中濃度が最小有効濃度に達したときです。とりすぎて濃度が高くなっても、効きは頭打ちになる一方で、副作用や毒性は出やすくなります。
解き方
- 各記述の正しさを考える。aは受容体と結びつくことで薬がはたらく、という正しい記述である。
- bは、薬が効き始めるのは「最高血中濃度」ではなく「最小有効濃度」に達したときなので誤りと判断する。
- cは、ある濃度をこえると薬は頭打ちになるが、副作用や毒性は「出やすくなる」ので誤りと判断する。
- dは効果を出すのに必要な組織への分布濃度についての正しい記述である。よって正解はaとdの組み合わせ(選択肢2)とする。
- 選択肢 1不正解
- aは正しいですが、bは薬の効き始めを「最高血中濃度」としていて、正しくは「最小有効濃度」なので誤りです。
- 選択肢 2正解
- aとdの両方が正しい記述なので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 3不正解
- bは薬の効き始めの基準が誤りで、cは副作用や毒性が「出やすくなる」ので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- dは正しいですが、cは副作用や毒性が「出にくくなる」としていて誤りです。
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覚えるポイント
- 薬効の発現は最高血中濃度ではなく「最小有効濃度」に達したときであること
- 血中濃度が高くなりすぎると効果は頭打ちになり、毒性・副作用のリスクが急激に高まること
間違えやすいところ
- 薬の効き始めを「最高血中濃度」と混同しないように注意する。
- 血中濃度が上がると副作用が増えることを「出にくくなる」と読み飛ばさないようにする。
出題の前提:手引き「第2章 人体の働きと医薬品」の医薬品の生体内運命および薬効・副作用の発現機序に関する記述。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.5 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品の剤形および適切な使用方法
人体の働きと医薬品 · 剤形の特徴 / チュアブル錠 / 外用液剤 / 顆粒剤 / 経口液剤
医薬品の剤形及び適切な使用方法に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a チュアブル錠は、口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形である。 b 外用液剤は、軟膏剤やクリーム剤に比べて、患部が乾きにくいという特徴がある。 c 顆粒剤は、粒の表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水等で飲み込む。 d 経口液剤は、既に有効成分が液中に溶けたり分散したりしているため、服用後、比較的速やかに消化管から吸収されるという特徴がある。
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解答
3
解説
飲み薬や外用薬には、使う目的や場所に合わせた特徴があります。チュアブル錠は口の中で噛み砕くか舐めて服用します。外用液剤は水分などが蒸発しやすいので患部が乾きやすいです。コーティングのある顆粒剤は噛まずに飲み、経口液剤はすでに溶けているので速く吸収されます。
解き方
- 各記述の正しさを考える。aのチュアブル錠は口の中で舐めるか噛み砕いて服用する剤形なので「正」である。
- bについて、外用液剤は水分などが蒸発しやすいので軟膏剤やクリーム剤より「乾きやすい」特徴があり、「誤」である。
- cの顆粒剤はコーティングがこわれないよう噛み砕かずに服用するので「正」である。
- dの経口液剤は固形製剤のような崩れる過程が不要で速く吸収されるので「正」である。
- 以上より、[a:正、b:誤、c:正、d:正]の選択肢3を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- bが「患部が乾きにくい」となっていて誤りです(正しくは「乾きやすい」)。
- 選択肢 2不正解
- aは正しい記述ですが、bは誤った記述なので選べません。
- 選択肢 3正解
- aは正、bは誤、cは正、dは正で、内容とぴったり合っています。
- 選択肢 4不正解
- bが誤りで、cは「噛み砕かずに水等で飲み込む」で正しいので選べません。
- 選択肢 5不正解
- bが誤りで、dは経口液剤の特徴として正しいので選べません。
覚えるポイント
- 外用液剤は蒸発しやすいため患部が「乾きやすい」特徴がある
- コーティングされた顆粒剤は効果を損なわないよう噛み砕かずに服用する
間違えやすいところ
- 外用液剤を軟膏やクリームと比べたときの乾きやすさを逆に覚えないように注意する。
- チュアブル錠(噛んで服用)とトローチ(噛まずに舐めて溶かす)の違いを混同しないようにする。
出題の前提:手引き「第2章 人体の働きと医薬品」の医薬品の剤形およびその適切な使用方法に関する記述。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.6 ↗(www.pref.miyagi.jp)
全身的に現れる医薬品の副作用
人体の働きと医薬品 · アナフィラキシー / 重篤な皮膚障害 / 偽アルドステロン症 / 感染症リスク
全身的に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a アナフィラキシーは、生体異物に対する遅延型のアレルギー反応の一種である。 b 皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症は、いずれも原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症することが多い。 c 偽アルドステロン症は、体内にナトリウムと水が貯留し、体からカリウムが失われることによって生じる病態である。 d ステロイド性抗炎症薬の使用により、細菌やウイルスの感染に対する抵抗力が弱くなり、突然の高熱や倦怠感等の症状を呈することがある。
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解答
2
解説
全身に出る副作用にはいろいろな種類があります。アナフィラキシーはすぐに出る即時型のアレルギー反応です。重い皮膚の障害、体の中の水と電解質のバランスがくずれる偽アルドステロン症、免疫が下がって感染しやすくなる状態などがあり、それぞれのしくみと症状をおさえる必要があります。
解き方
- 記述aのアレルギーの型(即時型か遅延型か)を確かめ、アナフィラキシーは即時型なので誤りと判断する。
- 記述bの重い皮膚障害(SJS、TEN)がいつ出やすいかを確かめ、2週間以内が多いという記述を正しいと判断する。
- 記述cの偽アルドステロン症のしくみ(ナトリウムと水がたまり、カリウムが失われる)を確かめ、正しいと判断する。
- 記述dのステロイド性抗炎症薬による免疫低下と感染症のリスクを確かめ、正しいと判断して組み合わせを決める。
- 選択肢 1不正解
- aを正としているので誤りです。アナフィラキシーは遅延型ではなく即時型のアレルギー反応です。
- 選択肢 2正解
- aは誤り、b・c・dは正で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- aを正、bを誤としているので誤りです。皮膚粘膜眼症候群などの発症は2週間以内が多く、bは正しい記述です。
- 選択肢 4不正解
- aを正、cを誤としているので誤りです。偽アルドステロン症ではナトリウムと水がたまり、カリウムが失われます。
- 選択肢 5不正解
- aを正、dを誤としているので誤りです。ステロイドで免疫が下がると感染症の症状が出ることがあります。
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覚えるポイント
- アナフィラキシーは即時型(IgE抗体等による短時間での反応)であること
- 皮膚粘膜眼症候群(SJS)や中毒性表皮壊死融解症(TEN)は投与後2週間以内の発症が多いこと
- 偽アルドステロン症は「ナトリウム・水貯留」「カリウム喪失(低カリウム血症)」が生じること
間違えやすいところ
- アナフィラキシーを「遅延型」と取り違えないように注意する。
- 偽アルドステロン症でナトリウムとカリウムのどちらが体に残り、どちらが失われるかを逆に混同しないようにする。
出題の前提:手引き「第2章 人体の働きと医薬品」の副作用(全身的に現れる症状)に関する記述に基づく。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.6 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品による肝機能障害及び黄疸
人体の働きと医薬品 · 肝機能障害の分類 / 黄疸の病態 / ビリルビン代謝 / 自覚症状
医薬品が原因となる肝機能障害に関する以下の記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 軽度の肝機能障害の場合は、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査で初めて判明することが多い。 b 肝機能障害は、中毒性のものとアレルギー性のものに大別される。 c 黄疸は、ビリルビンが血液中へ排出されず、胆汁中に滞留することにより生じる皮膚や白眼が黄色くなる病態である。 d 黄疸により、尿の色が濃くなることがある。
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解答
4
解説
医薬品による肝機能障害は、中毒性のものとアレルギー性のものに分けられます。初期は無症状で、血液検査のAST・ALTなどの値の上昇だけで見つかることが多いです。進むと黄疸が出ますが、これは胆汁中に出るはずのビリルビンが血液中にたまり、皮膚や目が黄色くなったり尿が濃くなったりする病態です。
解き方
- 記述aで、肝機能障害の自覚症状と血液検査所見の特徴を確かめ、正しいと判断する。
- 記述bで、中毒性・アレルギー性という分類を確かめ、正しいと判断する。
- 記述cで、黄疸の起こり方を確かめ、「胆汁中に出ず血液中にたまる」が正しいので、この記述は誤りと判断する。
- 記述dで、ビリルビンが尿に出ることによる尿の色の変化(濃い尿)を確かめ、正しいと判断して組み合わせを決める。
- 選択肢 1不正解
- dを誤としているので誤りです。黄疸では血液中のビリルビンが尿に出て、尿の色が濃くなります。
- 選択肢 2不正解
- bを誤、cを正としているので誤りです。肝障害は中毒性とアレルギー性に分けられ、黄疸はビリルビンが血液中にたまる病態です。
- 選択肢 3不正解
- aを誤、cを正、dを誤としているので誤りです。軽い肝障害は無症状が多く、血液検査で見つかります。
- 選択肢 4正解
- aは正、bは正、cは誤、dは正で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- a・bを誤、cを正としているので誤りです。黄疸の定義で血液中と胆汁中が逆になっています。
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覚えるポイント
- 黄疸は「ビリルビンが胆汁中へ排出されず、血液中に滞留する」病態であること
- 血液中に増えたビリルビンが尿中に排泄されるため、黄疸では尿の色が濃くなること
- 軽度の肝機能障害は自覚症状に乏しく、血液検査で早期発見されることが多いこと
間違えやすいところ
- 「ビリルビンが胆汁中に滞留する」という逆のひっかけを見落とさないように注意する。
- 黄疸に伴う尿の変化(濃くなる)を「尿が薄くなる・無色になる」と誤解しないようにする。
出題の前提:手引き「第2章 人体の働きと医薬品」の副作用(肝機能障害、黄疸)に関する記述に基づく。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.7 ↗(www.pref.miyagi.jp)
精神神経系に現れる副作用
人体の働きと医薬品 · 精神神経系障害 / 無菌性髄膜炎
精神神経系に現れる医薬品の副作用に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選べ。 a 精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用等の不適正な使用がなされた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することがある。 b 医薬品の副作用が原因の無菌性髄膜炎は、早期に原因医薬品の使用を中止すれば、速やかに回復し、予後は比較的良好であるため、重篤な後遺症が残ることはない。 c 無菌性髄膜炎は、多くの場合、発症は急性で、首筋のつっぱりを伴った激しい頭痛、発熱、吐きけ・嘔吐、意識混濁等の症状が現れる。 d 心臓や血管に作用する医薬品により、頭痛やめまい、浮動感、不安定感等が生じることがある。
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解答
4
解説
精神神経系に出る副作用は、使い方や量が正しくても起こることがあります。無菌性髄膜炎は予後が比較的よいとされますが、重い後遺症が残った例も報告されているので油断できません。
解き方
- 記述a・c・dの内容が、精神神経系の障害、無菌性髄膜炎の主な症状、心臓や血管にはたらく薬による中枢の症状についての手引きの記載と合っていることを確かめる。
- 記述bは、医薬品による無菌性髄膜炎でも重い後遺症が残った例が報告されているので誤りと判断し、正・誤・正・正の組み合わせ(選択肢4)を決める。
- 選択肢 1不正解
- bが誤りで、cとdは正しいので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- bが誤りで、cが正しいので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aは正しく、bが誤りなので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 4正解
- a(正)、b(誤)、c(正)、d(正)のとおりで正解です。
- 選択肢 5不正解
- aは正しく、dも正しいので、この組み合わせは誤りです。
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覚えるポイント
- 無菌性髄膜炎は早期中止で予後良好なことが多いが、重篤な後遺症が残る例も報告されている
間違えやすいところ
- 「予後良好」という言葉から「後遺症が絶対に残らない」と誤って思わないように注意する。
出題の前提:手引き(人体の働きと医薬品)精神神経系に現れる副作用
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.7 ↗(www.pref.miyagi.jp)
消化器系に現れる副作用(消化性潰瘍・イレウス)
人体の働きと医薬品 · 消化性潰瘍 / イレウス様症状
医薬品の副作用として現れる消化器の症状等に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a イレウスとは、胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されて、その一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態をいう。 b 医薬品の副作用による消化性潰瘍になると、胃のもたれ、吐きけ、胃痛、消化管出血に伴って糞便が黒くなる等の症状が現れるが、自覚症状が乏しい場合もある。 c 普段から便秘傾向のある人は、イレウス様症状の発症のリスクが低い。 d 医薬品の作用によって腸管運動が麻痺して腸内容物の通過が妨げられると、激しい腹痛等の症状のために水分や食物の摂取が抑制され、嘔吐がない場合でも脱水状態となることがある。
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解答
4
解説
消化性潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜が傷ついて欠けてしまう病気で、症状がほとんどないこともあります。イレウス様症状は、腸の中身の通りが悪くなるもので、ふだん便秘ぎみの人のほうが起こりやすいです。
解き方
- 記述aは胃や十二指腸の粘膜が欠けることを説明していて、イレウスではなく消化性潰瘍の定義なので誤りと判断する。
- 記述cは、ふだん便秘ぎみの人ではイレウス様症状のリスクが「高い」ので誤りと判断し、正しいb・dの組み合わせを選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aとcはどちらも誤った記述なので、この選択肢は誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤りでdが正しい記述なので、この選択肢は誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bは正しい記述ですが、cが誤りなので、この選択肢は誤りです。
- 選択肢 4正解
- bとdはどちらも正しい記述で、正しい組み合わせとして適切です。
覚えるポイント
- イレウス(腸閉塞)は腸運動麻痺等による通過障害であり、便秘傾向の人は発症リスクが高い
間違えやすいところ
- イレウスの定義と消化性潰瘍の病態の定義を入れ違えて覚えないように注意する。
出題の前提:手引き(人体の働きと医薬品)消化器系に現れる副作用
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.8 ↗(www.pref.miyagi.jp)
呼吸器系の副作用(間質性肺炎・喘息)
適正使用・安全対策 · 呼吸器系の副作用 / 間質性肺炎 / 医薬品誘発性喘息
医薬品の副作用として現れる呼吸器系の症状等に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選べ。 a 間質性肺炎は、肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織が炎症を起こしたものである。 b 間質性肺炎の症状は、かぜや気管支炎の症状と区別がつきやすく、鑑別が容易である。 c 喘息の場合、合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する。 d 喘息の場合、原因となる医薬品の使用後、短時間(1時間以内)のうちに鼻水・鼻づまりが現れ、続いて咳、喘鳴及び呼吸困難を生じる。
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解答
3
解説
間質性肺炎は初期症状がかぜに似ていて、見分けがつきにくい。一方、医薬品で起こる喘息は服用後短時間で現れるが、原因の成分が体内から消えれば普通は治まる。
解き方
- 間質性肺炎の記述aとbを調べる。aの病態の説明は正しい。bの「鑑別が容易である」は誤りで、初期症状がかぜと似て見分けにくい。
- 医薬品で起こる喘息の記述cとdを調べる。cの体内から消えれば治まること、dの短時間での症状の進み方はどちらも正しい。
- a正、b誤、c正、d正の組み合わせを選択肢から探す。
- 選択肢 1不正解
- 記述bを「正」としているため誤りです。間質性肺炎はかぜなどと見分けがつきません。
- 選択肢 2不正解
- 記述aを「誤」、bを「正」としているため誤りです。間質性肺炎は肺胞と毛細血管を支える間質の炎症です。
- 選択肢 3正解
- a正、b誤、c正、d正で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- 記述bを「正」、cを「誤」としているため誤りです。医薬品で起こる喘息は原因の物質が体内から消えれば治まります。
- 選択肢 5不正解
- 記述bを「正」、dを「誤」としているため誤りです。喘息は1時間以内に鼻の症状から咳・呼吸困難へ進みます。
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覚えるポイント
- 間質性肺炎の初期症状はかぜと区別がつきにくく悪化しやすい
- 医薬品誘発性喘息は使用後短時間(1時間以内)に急激に発症する
間違えやすいところ
- 間質性肺炎は肺胞腔内の炎症(一般の肺炎)ではなく、肺胞壁や支持組織(間質)の炎症である点。
- 間質性肺炎は咳やかぜの症状と似ているため、見分けるのが難しい点を見落としやすい。
出題の前提:手引き(医薬品の副作用「呼吸器系に現れる副作用」)
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.8 ↗(www.pref.miyagi.jp)
循環器系の副作用(心不全・不整脈等)
適正使用・安全対策 · 循環器系の副作用 / うっ血性心不全 / 不整脈
医薬品の副作用として現れる循環器系の症状等に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選べ。 a うっ血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、息切れ、疲れやすい等の症状を示す疾患である。 b 不整脈とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる病態である。 c 不整脈は、代謝機能の低下によって発症リスクが高まることがある。 d 高血圧の診断を受けている人は、心臓や血管に悪影響を及ぼす可能性が高い医薬品を使用してはならない。
解答・解説を表示
解答
1
解説
循環器系の副作用には、心臓のポンプ機能が弱るうっ血性心不全と、電気の伝わり方が乱れる不整脈がある。代謝や排泄の働きが落ちると薬が体内にたまり、副作用の危険が高まる。高血圧などの持病がある人は使ってはいけない薬もある。
解き方
- うっ血性心不全の定義(心臓が血液を十分に送れず、肺などに血液がたまり、息切れや疲れやすさが出る)を確かめ、aは正しいと判断する。
- 不整脈の病態(心筋の自動性や興奮伝導の乱れ)と、起こる要因(代謝能の低下で危険が増す)を確かめ、bとcは正しいと判断する。
- 高血圧など循環器系の病気がある人への禁止・注意事項を確かめ、dは正しいと判断する。
- a〜dのすべてが「正」の組み合わせを選択肢1として選ぶ。
- 選択肢 1正解
- a、b、c、dのすべてが正しく、適切な組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aを「誤」としているため誤りです。心不全の定義として正しい記述です。
- 選択肢 3不正解
- 記述bを「誤」としているため誤りです。不整脈の病態の説明として正しい記述です。
- 選択肢 4不正解
- 記述cを「誤」としているため誤りです。肝臓や腎臓などの代謝・排泄機能が落ちると不整脈の危険が高まります。
- 選択肢 5不正解
- 記述dを「誤」としているため誤りです。高血圧の人は循環器系に作用する成分(アドレナリン作動成分など)を使ってはいけません。
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覚えるポイント
- うっ血性心不全:心拍出量低下により血液が鬱滞、息切れや浮腫が生じる
- 高血圧・心臓病の基礎疾患がある人はアドレナリン作動成分等を使用してはならない
間違えやすいところ
- 不整脈は心筋の自動性や伝導系の異常で起こるが、代謝機能の低下も血中濃度が上がることで誘因になる点を見落としやすい。
- 高血圧の人への使用禁止(してはいけないこと)を「相談すること」と混同しないようにする。
出題の前提:手引き(医薬品の副作用「循環器系に現れる副作用」)
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.9 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品の副作用(泌尿器系)
人体の働きと医薬品 · 副作用 / 泌尿器系 / 腎障害 / 排尿困難 / 膀胱炎様症状
医薬品の副作用として現れる泌尿器系の症状等に関する記述について、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 腎障害では、尿量の減少、ほとんど尿が出ない、逆に一時的に尿が増える、むくみ等の症状が現れることがある。 b 排尿困難や尿閉の症状が現れるのは、前立腺肥大の基礎疾患のある男性に限られる。 c 排尿困難や尿閉の症状は、多くの場合、原因となる医薬品の使用を中止するだけでは改善されない。 d 膀胱炎様症状では、頻尿、排尿時の疼痛、残尿感等の症状が現れる。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品による泌尿器系の副作用には、腎障害、排尿困難・尿閉、膀胱炎のような症状がある。排尿困難は持病がない人や女性でも起こることがあり、初期なら原因の薬をやめると速く良くなりやすい。
解き方
- 記述aについて、腎障害で見られる尿量の変化(減少・無尿・増加)やむくみなどの典型的な症状を確かめ、正誤を判断する。
- 記述b・cについて、排尿困難・尿閉が起こりやすい人(男性だけかどうか)と、原因の薬をやめた後の経過を確かめ、誤りだと特定する。
- 記述dについて、医薬品で起こる膀胱炎のような症状(頻尿、排尿時の痛み、残尿感など)を確かめ、正しい組み合わせを決める。
- 選択肢 1不正解
- 記述aは正しいですが、記述bは前立腺肥大などの持病がない人や女性でも起こるため誤りです。
- 選択肢 2正解
- 記述aと記述dの両方が正しいため、この選択肢が正解です。
- 選択肢 3不正解
- 記述b(男性だけではない)と記述c(中止で速く良くなることが多い)の両方が誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述dは正しいですが、記述cは原因の薬をやめると速く良くなることが多いため誤りです。
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覚えるポイント
- 排尿困難・尿閉は前立腺肥大のない男性や女性にも生じ得ること、原因薬の中止で速やかに改善することが多い。
- 膀胱炎様症状では頻尿、排尿時痛、残尿感などの症状が現れ、尿検査で細菌や異常所見がみられないこともある。
間違えやすいところ
- 「前立腺肥大のある男性だけに起こる」と限定する誤った文に惑わされないように注意する。
- 腎障害では尿量の減少だけでなく「一時的に尿量が増える」こともある点を見落としやすい。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」の医薬品の副作用(泌尿器系に現れる副作用)に基づく。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.9 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品の副作用(皮膚症状)
人体の働きと医薬品 · 副作用 / 皮膚障害 / 接触皮膚炎 / 光線過敏症 / 薬疹
医薬品の副作用として現れる皮膚の症状等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 接触皮膚炎は、医薬品が触れた皮膚の部分から徐々に広がり、正常な皮膚との境界が不明瞭となるのが特徴である。 b 光線過敏症の症状は、医薬品が触れた部分だけでなく、全身へ広がって重篤化する場合がある。 c 薬疹は、発熱を伴って眼や口腔粘膜に異常が現れた場合、急速に重篤な病態へ進行することがある。 d 外用薬では、感染を起こしている患部に使用すると、白癬症や持続的な刺激感等を起こす場合がある。
解答・解説を表示
解答
2
解説
皮膚に出る副作用では、接触皮膚炎は薬が直接触れた部分に限られ、正常な皮膚との境目がはっきりしている。光線過敏症が全身に広がったり、発熱や粘膜の症状を伴う薬疹が重くなったり、外用薬の使い方を誤って感染症が悪化したりすることがある。
解き方
- 記述aについて、接触皮膚炎の病変の部分と正常な皮膚の境目(はっきりか、ぼんやりか)を確かめ、「誤」と判断する。
- 記述bについて、光線過敏症が塗った部分以外にも全身へ広がることがあるのを確かめ、「正」と判断する。
- 記述cについて、発熱や粘膜の症状を伴う薬疹が重くなることがあるのを確かめ、「正」と判断する。
- 記述dについて、ステロイド外用薬などが感染した患部で白癬症の発現や悪化を起こす危険を確かめ、「正」と判断する。
- 全体の組み合わせが「誤・正・正・正」となる選択肢2を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aを正、bを誤、dを誤としているため誤りです。
- 選択肢 2正解
- aが誤、bが正、cが正、dが正で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- cを誤としているため誤りです(粘膜の症状を伴う薬疹は重くなることがあります)。
- 選択肢 4不正解
- aを正、bを誤、cを誤としているため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aを正、dを誤としているため誤りです。
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覚えるポイント
- 接触皮膚炎は「薬剤が触れた部分のみに現れ、正常な皮膚との境界がはっきりしている(明瞭)」のが特徴。
- 光線過敏症は光線照射部位だけでなく全身へ広がる場合がある。
- 発熱を伴う眼や口腔粘膜の異常は、重篤な皮膚粘膜眼症候群等の前駆症状の可能性がある。
間違えやすいところ
- 接触皮膚炎の境目を「不明瞭」とする引っかけに注意する(境目が明瞭なのが接触皮膚炎の特徴)。
- 光線過敏症は「触れた部分だけにとどまる」と勘違いしやすいが、全身に広がることがある。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」の医薬品の副作用(皮膚に現れる副作用)に基づく。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.10 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品医療機器等法第1条(目的)の条文穴埋め
薬事関係法規・制度 · 医薬品医療機器等法第1条 / 法目的 / 指定薬物 / 研究開発の促進
医薬品医療機器等法第1条の条文に関する以下の記述について、( a )~( c )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを選びなさい。 「この法律は、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び再生医療等製品の品質、有効性及び安全性の確保並びにこれらの使用による保健衛生上の危害の発生及び( a )の防止のために必要な規制を行うとともに、指定薬物の規制に関する措置を講ずるほか、医療上特にその( b )が高い医薬品、医療機器及び再生医療等製品の( c )の促進のために必要な措置を講ずることにより、保健衛生の向上を図ることを目的とする。」
解答・解説を表示
解答
5
解説
医薬品医療機器等法第1条は、法律の目的を示した大切な条文である。品質・有効性・安全性の確保、危害の発生と拡大の防止、指定薬物の規制、そして医療上特に有用性が高い製品の研究開発の促進を通して、保健衛生の向上を目指すと定めている。
解き方
- 第1条の前半「使用による保健衛生上の危害の発生及び( a )の防止」から、aは「拡大」だと確かめる。
- 条文の後半「医療上特にその( b )が高い医薬品、医療機器及び再生医療等製品の( c )の促進」から、bは「有用性」、cは「研究開発」だと確かめる。
- 選択肢 1不正解
- aの「再発」とbの「必要性」が誤りです。正しい条文の文言は「拡大」と「有用性」です。
- 選択肢 2不正解
- aの「再発」とcの「安全使用」が誤りです。正しい条文の文言は「拡大」と「研究開発」です。
- 選択肢 3不正解
- bの「必要性」が誤りです。法第1条では「医療上特にその有用性が高い」と定めています。
- 選択肢 4不正解
- cの「安全使用」が誤りです。法第1条では「研究開発の促進のために必要な措置を講ずる」と定めています。
- 選択肢 5正解
- aが「拡大」、bが「有用性」、cが「研究開発」で、法第1条の規定と完全に一致しています。
覚えるポイント
- 医薬品医療機器等法第1条の目的規定におけるキーワード「危害の発生及び拡大の防止」「有用性」「研究開発」
間違えやすいところ
- 「発生及び再発の防止」と混同しやすいが、法第1条の文言は「発生及び拡大の防止」である。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第1条
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.10 ↗(www.pref.miyagi.jp)
登録販売者の販売従事登録制度
薬事関係法規・制度 · 販売従事登録 / 登録事項 / 登録の消除 / 変更の届出
登録販売者の販売従事登録に関する以下の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
販売従事登録の名簿に載る事項は、登録番号・登録年月日、本籍地の都道府県名(外国籍は国籍など)、氏名、生年月日、性別、試験の合格年月・合格地の都道府県名などである。住所は登録事項に含まれないため、引っ越して住所が変わっても変更届は必要ない。
解き方
- 各選択肢にある登録・変更・消除の手続きの決まりを、法令や手引きと照らし合わせる。
- 選択肢2について、住所が登録販売者名簿の登録事項に含まれるかを考える。名簿の登録事項は「本籍地の都道府県名、氏名、生年月日、性別など」で、住所は含まれないため届出は不要で、誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- 販売従事登録は二重登録が禁止されており、複数の都道府県知事に申請した場合は、いずれか一つの登録だけを受けられます。
- 選択肢 2正解
- 登録販売者名簿の登録事項に住所は含まれないため、引っ越して住所が変わっても届出は必要なく、誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 登録販売者が死亡または失踪の宣告を受けたときは、戸籍法の届出義務者が30日以内に名簿の登録消除を申請しなければなりません。
- 選択肢 4不正解
- 精神の機能の障害で業務の継続が著しく難しくなったときは、遅滞なくその旨を登録を受けた都道府県知事に届け出ることになっています。
覚えるポイント
- 販売従事登録名簿の記載事項(氏名、本籍地都道府県名、生年月日、性別等)に「住所」は含まれないため住所変更届は不要。
間違えやすいところ
- 本籍地の都道府県名の変更や氏名の変更は30日以内の書換え交付申請が必要だが、住所の変更は不要である点を取り違えやすい。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則第159条の7、第159条の9、第159条の10、第159条の11
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.11 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品の分類・取扱い等の正誤判定
薬事関係法規・制度 · 医薬品の定義 / 日本薬局方 / 無承認無許可医薬品 / 体外診断用医薬品
医薬品の分類・取扱い等に関する記述a~dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 一般用医薬品として販売されている医薬品は、日本薬局方に収載されていない。 b 医薬品には、一般用医薬品、要指導医薬品のほか、医療用医薬品がある。 c 無承認無許可医薬品は、医薬品に該当する。 d 人の疾病の診断に使用されることを目的とするものであって、人の身体に直接使用されないものは、医薬品に該当しない。
解答・解説を表示
解答
4
解説
医薬品医療機器等法の医薬品の定義には、日本薬局方に収載されているもの、人や動物の病気の診断・治療・予防に使われるもの、身体の構造や機能に影響を与える目的のものが含まれる。体外診断用医薬品のように体に直接使わない検査薬も医薬品に入る。承認や許可がなくても、医薬品のような効能効果をうたうものは無承認無許可医薬品として規制される。
解き方
- 記述aについて、日本薬局方に収載された成分を含む一般用医薬品(局方品)があるため、誤りと判定する。
- 記述bについて、医薬品は一般用医薬品、要指導医薬品、医療用医薬品などに大きく分けられるため、正しいと判定する。
- 記述cについて、無承認無許可医薬品は医薬品としての実質を持っているため医薬品に当たり、規制の対象になることから、正しいと判定する。
- 記述dについて、体に直接使わない体外診断用医薬品なども医薬品に当たるため、誤りと判定する。
- a誤、b正、c正、d誤となる組み合わせを選択肢から探すと「4」が当てはまる。
- 選択肢 1不正解
- aを正としているため誤りです。一般用医薬品の中にも日本薬局方に収載されている医薬品は多くあります。
- 選択肢 2不正解
- aを正、cを誤、dを正としているため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aを正、bを誤、dを正としているため誤りです。
- 選択肢 4正解
- aは誤、bは正、cは正、dは誤で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- bを誤、cを誤、dを正としているため誤りです。
覚えるポイント
- 日本薬局方収載医薬品(局方品)には一般用医薬品もある。
- 身体に直接使用されない体外診断用医薬品も医薬品に分類される。
- 無承認無許可であっても、医薬品的な効能や形状を有していれば法的な医薬品として取り締まられる。
間違えやすいところ
- 体外診断用医薬品は体に直接塗ったり飲んだりしないため、医薬品から外れると誤って思いやすい。
- 無承認無許可医薬品を「承認がないから医薬品ではない」と解釈してしまう誤りに注意する。
出題の前提:医薬品医療機器等法第2条第1項(医薬品の定義)および手引きの医薬品の分類・取扱いに関する規定に基づく。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.11 ↗(www.pref.miyagi.jp)
一般用医薬品及び要指導医薬品の規定
薬事関係法規・制度 · 要指導医薬品の定義 / 第一類医薬品 / 医薬品販売業 / 一般用検査薬の範囲
一般用医薬品及び要指導医薬品に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a 要指導医薬品は、医薬品医療機器等法により、「医薬品のうち、その効能及び効果において人体に対する作用が著しくないものであって、薬剤師その他の医薬関係者から提供された情報に基づく販売者の選択により使用されることが目的とされているもの」と規定されている。 b 新たに一般用医薬品となった医薬品は、承認後の一定期間、第一類医薬品に分類される。 c 卸売販売業者は、店舗販売業者に対し、一般用医薬品及び要指導医薬品を販売することができる。 d 現在、血液を検体として病原体の抗原を検出する検査薬は、一般用医薬品又は要指導医薬品として製造販売が認められている。
解答・解説を表示
解答
3
解説
一般用医薬品と要指導医薬品は「薬剤師などから提供された情報をもとに、需要者(買う人)の選択で使われる」ことを目的としている。医療用から一般用に移ったばかりの新しい医薬品は、しばらく第一類医薬品として扱われる。一般用の検査薬で使える検体は尿や便、鼻腔ぬぐい液などで、血液は認められていない。
解き方
- 記述aについて、法律の文言は「販売者の選択」ではなく「需要者の選択」であるため、誤りと判断する。
- 記述bについて、医療用から移されたばかりの医薬品などは、承認後の一定期間、第一類医薬品に分類されるため正しいと判断する。
- 記述cについて、卸売販売業者は店舗販売業者への医薬品の販売が認められているため正しいと判断する。
- 記述dについて、血液を検体とする検査薬は一般用・要指導医薬品として認められていないため誤りと判断する。
- 正しい記述はbとcで、組み合わせとして「3」を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aが入っているため誤りです。aの記述は「販売者の選択」ではなく「需要者の選択」です。
- 選択肢 2不正解
- aとdが入っているため誤りです。
- 選択肢 3正解
- b、cともに正しい記述で、適切な組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- dが入っているため誤りです。血液を検体とする検査薬は一般用医薬品などとして認められていません。
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覚えるポイント
- 一般用医薬品・要指導医薬品の定義文言は「需要者の選択」である点に注意する。
- 一般用検査薬の検体に血液は認められていない(採血に伴うリスクがあるため)。
- 新開発・スイッチ直後の一般用医薬品は第一類医薬品に区分される。
間違えやすいところ
- 「需要者の選択」を「販売者の選択」と入れ替えた条文の引っかけを見落としやすい。
- 店頭に微量採血のキットが置かれていることと、血液を検体とする一般用検査薬が承認されていること(承認されていない)を混同しやすい。
出題の前提:医薬品医療機器等法第4条第5項第4号(要指導医薬品の定義)、第36条の7、および体外診断用医薬品の一般用検査薬に関する基準に基づく。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.12 ↗(www.pref.miyagi.jp)
生物由来製品及び特定生物由来製品の定義と指定基準
医薬品の適正使用・安全対策 · 生物由来製品 / 特定生物由来製品 / 感染症リスク / 要指導医薬品・一般用医薬品
生物由来製品に関する次の記述a~dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 医薬品、医薬部外品、化粧品又は医療機器が指定の対象となる。 b 特定生物由来製品とは、生物由来製品のうち、販売し、貸与し、又は授与した後において当該生物由来製品による保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止するための措置を講ずることが必要なものであって、厚生労働大臣が薬事審議会の意見を聴いて指定するものをいう。 c 製品の使用によるアナフィラキシーの発生リスクに着目して指定されている。 d 現在、生物由来製品として指定された一般用医薬品及び要指導医薬品はない。
解答・解説を表示
解答
2
解説
生物由来製品は、人や動物など生物に由来する原料で作られる医薬品などのうち、感染症が起こるおそれに注目して指定されます。なぜなら、原料に病原体が混じる心配があるからです。特定生物由来製品は、さらに危害を防ぐため記録をたどれる仕組みなど厳しい対策が求められます。
解き方
- 記述a~dを、医薬品医療機器等法の決まりと手引きの記載と一つずつ照らし合わせます。
- cの指定の基準が「アナフィラキシー」ではなく「感染症の発生リスク」である点に気づき、正誤の組み合わせを見きわめます。
- 選択肢 1不正解
- 「cが正しく、dが誤り」という組み合わせなので間違いです。本当はcが誤りで、dは正しいです。
- 選択肢 2正解
- a・b・dが正しく、cが誤りなので、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- 「bが誤りでcが正しい」としているので間違いです。本当はbが正しく、cが誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aが誤りで、cが正しく、dが誤りという組み合わせなので間違いです。
- 選択肢 5不正解
- aとbをどちらも誤りとしているので間違いです。
覚えるポイント
- 生物由来製品は植物由来を除く生物原料由来で、感染症リスクに着目して指定される。
間違えやすいところ
- アレルギーやアナフィラキシーの危険で指定される、と取り違えやすいので注意します。
出題の前提:医薬品医療機器等法第2条第10項・第11項、試験問題作成に関する手引き(医薬品の適正使用・安全対策)
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.12 ↗(www.pref.miyagi.jp)
指定濫用防止医薬品(乱用等のおそれのある医薬品)の対象成分
薬事関係法規・制度 · 指定濫用防止医薬品 / 乱用等のおそれのある医薬品 / アリルイソプロピルアセチル尿素
次の1~5で示される成分を含有する製剤のうち、指定濫用防止医薬品に該当するものはどれか。ただし、外用剤を除くものとする。 1 トリメトキノール 2 ノスカピン 3 ジフェンヒドラミン 4 アリルイソプロピルアセチル尿素 5 カフェイン
解答・解説を表示
解答
4
解説
依存や乱用の心配がある成分を含む一般用医薬品などは、「指定濫用防止医薬品(乱用等のおそれのある医薬品)」に指定されます。なぜなら、使い方を誤ると健康をそこなうおそれがあるからです。販売するときは、複数購入の確認や、若い人への氏名・年齢の確認など、きびしい管理が求められます。
解き方
- 示された5つの成分を、乱用等のおそれのある医薬品(指定濫用防止医薬品)の指定成分と照らし合わせます。
- 鎮痛鎮静薬などに入る眠気止めの成分、アリルイソプロピルアセチル尿素が当てはまると確認し、選択肢4を選びます。
- 選択肢 1不正解
- トリメトキノールは気管支を広げる成分で、指定濫用防止医薬品には指定されていません。
- 選択肢 2不正解
- ノスカピンは麻薬ではないせき止めの成分で、指定濫用防止医薬品には指定されていません。
- 選択肢 3不正解
- ジフェンヒドラミンは抗ヒスタミン成分で、指定濫用防止医薬品には指定されていません。
- 選択肢 4正解
- アリルイソプロピルアセチル尿素は眠気を鎮める成分で、指定濫用防止医薬品に指定されています。
- 選択肢 5不正解
- カフェインは中枢神経を興奮させる成分ですが、指定濫用防止医薬品には指定されていません。
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覚えるポイント
- 乱用等のおそれのある医薬品には、エフェドリン、コデイン類、ブロモバレリル尿素、アリルイソプロピルアセチル尿素などが指定されている。
間違えやすいところ
- カフェインや抗ヒスタミン成分(ジフェンヒドラミン)を、乱用防止の対象成分と混同しないようにします。
出題の前提:医薬品医療機器等法施行規則等、厚生労働省告示(乱用等のおそれのある医薬品・指定濫用防止医薬品)
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.13 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬部外品の定義・取扱い・表示
薬事関係法規・制度 · 医薬部外品 / 防除用医薬部外品 / 指定医薬部外品 / 販売規制
医薬部外品に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選べ。 a 薬用化粧品類、薬用石けん、薬用歯みがき類等として承認されているものは、医薬部外品に該当する。 b 医薬品と異なり、販売業の許可は必要なく、一般小売店において販売することができる。 c 医薬部外品のうち、衛生害虫類の防除のため使用される製品には、「指定医薬部外品」の表示が義務付けられている。 d 医薬品と異なり、不良医薬部外品や不正表示医薬部外品の販売は禁止されていない。
解答・解説を表示
解答
4
解説
医薬部外品は、人体への作用がおだやかなもので、売るときに医薬品販売業のような許可はいらず、だれでも販売できます。しかし、決められた表示や、不良品の販売禁止などの決まりは、医薬品に近い形できびしく定められています。
解き方
- 記述a・bは、薬用化粧品などの位置づけと販売の規制の有無を確かめ、どちらも正しいと判断します。
- 記述c・dは、衛生害虫の防除用医薬部外品の表示の決まりと、不良品の流通禁止の決まりを確かめ、どちらも誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- bが誤りでcとdが正しい、としているので間違いです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤りでcが正しい、としているので間違いです。
- 選択肢 3不正解
- aとbが誤りでdが正しい、としているので間違いです。
- 選択肢 4正解
- a(正)、b(正)、c(誤:正しくは防除用医薬部外品)、d(誤:販売は禁止)で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- bが誤りでcが正しい、としているので間違いです。
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覚えるポイント
- 医薬部外品は販売業許可が不要で一般小売店で扱える。
- 衛生害虫防除の医薬部外品は「防除用医薬部外品」と表示する。
間違えやすいところ
- 医薬品から移ったビタミン剤などの「指定医薬部外品」と、衛生害虫の防除を目的とする「防除用医薬部外品」の表示を混同しやすいので注意します。
出題の前提:医薬品医療機器等法第2条第2項(医薬部外品の定義)、第59条・第60条準用(表示・不良医薬部外品の販売禁止等)
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.13 ↗(www.pref.miyagi.jp)
化粧品の定義・基準・表示規制
薬事関係法規・制度 · 化粧品 / 化粧品の定義 / 化粧品基準 / 法定表示
化粧品に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選べ。 a 人の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人の身体の構造若しくは機能に影響を及ぼすことを目的とするものは含まれない。 b 原則として、医薬品の成分を配合してはならないこととされている。 c 人体に対する作用が緩和であることを要件として、医薬品的な効能効果を表示・標榜することが認められている。 d 直接の容器又は直接の被包に、製造販売業者の氏名又は名称及び住所のほか、「化粧品」の文字が記載されていなければならない。
解答・解説を表示
解答
4
解説
化粧品は、体を清潔にし、美しくするために使われ、人体への作用がおだやかなものです。そのため、医薬品のような効能・効果をうたうことや、医薬品成分を入れることは原則として認められていません。容器に「化粧品」と書く義務もありません。
解き方
- 記述a・bは、化粧品の定義(病気の診断・治療・予防は除く)と、医薬品成分を原則入れられない決まりを確かめ、どちらも正しいと判断します。
- 記述c・dは、うたえる効能・効果の範囲(医薬品のような効能・効果は不可)と、容器への表示の決まり(「化粧品」の文字は義務でない)を確かめ、どちらも誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- bが誤りでcとdが正しい、としているので間違いです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤りでcが正しい、としているので間違いです。
- 選択肢 3不正解
- aとbが誤りでdが正しい、としているので間違いです。
- 選択肢 4正解
- a(正)、b(正)、c(誤:医薬品のような効能・効果はうたえない)、d(誤:「化粧品」と書く義務はない)で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- bが誤りでcが正しい、としているので間違いです。
覚えるポイント
- 化粧品に医薬品的な効能効果を表示・標榜することは一切認められない。
- 化粧品の容器に「化粧品」という文字を記載する義務はない(医薬部外品には「医薬部外品」の文字表示が義務)。
間違えやすいところ
- 医薬部外品では「医薬部外品」の文字表示が義務ですが、化粧品では「化粧品」の文字表示の義務がない点を混同しやすいので注意します。
出題の前提:医薬品医療機器等法第2条第3項(化粧品の定義)、第61条(化粧品の直接の容器等の記載事項)、化粧品基準
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.14 ↗(www.pref.miyagi.jp)
食品衛生法上の食品の定義及び保健機能食品等の分類
後半 · 食品の定義 / 保健機能食品 / 健康食品 / 機能性表示食品
保健機能食品や食品の法的位置づけに関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 食品衛生法(昭和22年法律第233号)において、食品とは、医薬品、医薬部外品及び再生医療等製品以外のすべての飲食物をいう。 b 栄養補助食品、サプリメント、ダイエット食品と呼ばれることもあるが、法令で定義された用語は「健康食品」である。 c 特別用途食品(特定保健用食品を除く。)は、「特別の用途に適する旨の表示」をする食品であり、消費者庁の許可等のマークが付されている。 d 機能性表示食品は、消費者庁長官の個別の許可を受け、特定の保健の目的が期待できるという食品の機能性を表示することができる。
解答・解説を表示
解答
2
解説
食品衛生法では、食品とは医薬品、医薬部外品、再生医療等製品以外のすべての飲食物をいいます。保健機能食品には特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品の3つがあります。このうち機能性表示食品は、国が一つずつ許可するのではなく、事業者の責任で届け出る仕組みです。
解き方
- 食品衛生法の「食品」の定義を確かめ、記述aを正しいと判断します。
- 「健康食品」やサプリメントという呼び名は法律で定めた言葉ではないので、記述bを誤りと判断します。
- 特別用途食品(特定保健用食品を除く)の表示の許可制度と許可マークの有無を確かめ、記述cを正しいと判断します。
- 機能性表示食品は国の個別許可ではなく届出制である点を確かめ、記述dを誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- aは正しいですが、bは「健康食品」が法律で定めた言葉ではないため誤りで、組み合わせとして間違いです。
- 選択肢 2正解
- aとcはどちらも正しいので、これが正解の組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- bは「健康食品」が法律の用語でないため誤りで、dは機能性表示食品が許可制でなく届出制のため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- cは正しいですが、dは国が一つずつ許可するのではなく事業者の責任で届け出る仕組みなので誤りです。
覚えるポイント
- 機能性表示食品は届出制であり、消費者庁長官の個別許可を受けるものではない。
- 「健康食品」という名称は法令で定義された公的な用語ではない。
間違えやすいところ
- 特定保健用食品(消費者庁長官の個別許可)と機能性表示食品(事業者の責任による届出)の手続きを混同しやすいので注意します。
出題の前提:医薬品医療機器等法及び食品表示法、健康増進法関連手引き
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.14 ↗(www.pref.miyagi.jp)
保健機能食品及び特定保健用食品等の規定
後半 · 特定保健用食品 / 条件付き特定保健用食品 / 無承認無許可医薬品 / 栄養機能食品
保健機能食品等に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 特定保健用食品は、特別用途食品制度と保健機能食品制度の両制度に位置づけられている。 b 食品として販売等されている製品であっても、その成分本質、効能効果の標榜内容等に照らして医薬品とみなされる場合には、無承認無許可医薬品として取締りの対象となる。 c 現行の特定保健用食品の許可の際に必要とされる効果の科学的根拠のレベルに達しないものの、一定の効果が確認されるものについては、限定的な科学的根拠である旨の表示をすることを条件として許可されている。 d 栄養機能食品は、1日当たりの摂取目安量に含まれる当該栄養成分量が、定められた下限値及び上限値の範囲内にある必要がある。
解答・解説を表示
解答
1
解説
特定保健用食品は、健康増進法の特別用途食品制度と、食品表示法の保健機能食品制度の両方に位置づけられています。食品でも、医薬品のような効能・効果をうたうと無承認無許可医薬品となります。また、栄養機能食品は国が定めた上下の基準値に合えば、個別の許可なく表示できます。
解き方
- 特定保健用食品が特別用途食品制度と保健機能食品制度の両方に位置づけられることを確かめ、aを正と判断します。
- 食品の形でも、医薬品のような効果や成分を持つものは無承認無許可医薬品として取り締まられることを確かめ、bを正と判断します。
- 科学的な根拠が普通のトクホに届かなくても、限られた根拠であると表示して認められる「条件付き特定保健用食品」があることを確かめ、cを正と判断します。
- 栄養機能食品は決められた下限値・上限値の基準を満たす必要があることを確かめ、dを正と判断します。
- 選択肢 1正解
- a・b・c・dがすべて正しいので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 2不正解
- aは両方の制度に位置づけられるので正しく、aを誤りとするこの選択肢は間違いです。
- 選択肢 3不正解
- bは無承認無許可医薬品として取り締まられるので正しく、bを誤りとするこの選択肢は間違いです。
- 選択肢 4不正解
- cは条件付き特定保健用食品の正しい説明なので、cを誤りとするこの選択肢は間違いです。
- 選択肢 5不正解
- dは栄養機能食品の基準値(上限・下限)についての正しい記述なので、dを誤りとするこの選択肢は間違いです。
覚えるポイント
- 特定保健用食品は特別用途食品と保健機能食品の両制度に重複して位置づけられる。
- 条件付き特定保健用食品は限定的な科学的根拠である旨の表示を条件に許可される。
間違えやすいところ
- 栄養機能食品は国への事前届出や個別審査が要らない一方、栄養成分の上限値・下限値の基準を満たす必要がある点を忘れないようにします。
出題の前提:医薬品医療機器等法、健康増進法及び食品表示法関連手引き
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.15 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品のリスク区分に応じた情報提供及び相談対応
薬事関係法規・制度 · 要指導医薬品の情報提供 / 一般用医薬品のリスク区分に応じた情報提供 / 相談応需の義務
医薬品のリスク区分に応じた情報提供等に関する記述a~dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 要指導医薬品を使用しようとする者が、薬剤服用歴その他の情報を一元的かつ経時的に管理できる手帳を所持しない場合は、その所持を勧奨しなければならない。 b 第二類医薬品を販売するときは、薬剤師又は登録販売者はあらかじめ、使用しようとする者の年齢、他の薬剤又は医薬品の使用の状況、性別等を確認するよう努めなければならない。 c 指定第二類医薬品は、薬剤師又は登録販売者による積極的な情報提供の機会がより確保されるよう、陳列方法を工夫する等の対応が求められる。 d 第三類医薬品を購入しようとする者から相談があった場合には、薬剤師又は登録販売者は必要な情報を提供しなければならない。
解答・解説を表示
解答
1
解説
要指導医薬品や一般用医薬品を売るときは、リスク区分ごとに情報提供の義務や努力義務が決められています。要指導医薬品では、対面で書面をわたす情報提供と、手帳の活用をすすめることが義務です。第二類医薬品では、事前の状況確認や情報提供が努力義務です。購入者から相談があったときは、どの区分でも専門家が情報提供する義務があります。
解き方
- 記述aは、要指導医薬品を売るとき、手帳を持っていない人に所持をすすめることが義務なので正しいと判断します。
- 記述bは、第二類医薬品を売る前に年齢・他の薬の使用状況・性別などを確かめるよう努める事項なので正しいと判断します。
- 記述cは、指定第二類医薬品は情報提供の機会を確保するため、情報提供の設備から一定の距離内に陳列するなどの工夫が求められるので正しいと判断します。
- 記述dは、第三類医薬品は普段の情報提供は義務ではないが、相談があったときの対応は義務なので正しいと判断します。
- 選択肢 1正解
- a・b・c・dがすべて正しいので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 2不正解
- aは正しいので、aを誤りとするこの選択肢は間違いです。
- 選択肢 3不正解
- bは正しいので、bを誤りとするこの選択肢は間違いです。
- 選択肢 4不正解
- cは正しいので、cを誤りとするこの選択肢は間違いです。
- 選択肢 5不正解
- dは正しいので、dを誤りとするこの選択肢は間違いです。
覚えるポイント
- 要指導医薬品:書面による対面情報提供および手帳所持の勧奨は法的義務。
- 第三類医薬品:通常時の情報提供は不要だが、相談があった場合の相談応需は義務。
間違えやすいところ
- 第三類医薬品は「情報提供が要らないので相談にも対応しなくてよい」と取り違えやすいですが、相談への対応はどの区分でも義務です。
出題の前提:医薬品医療機器等法第36条の6、第36条の10及び同法施行規則の規定に基づく出題。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.15 ↗(www.pref.miyagi.jp)
指定濫用防止医薬品の適正な販売手順と管理
薬事関係法規・制度 · 濫用等のおそれのある医薬品 / 指定第二類医薬品の陳列 / 若年者への確認事項
次の表は、ある指定濫用防止医薬品の外箱側面に記載されている内容の一部である。 【成分分量[12錠中]】 ジヒドロコデインリン酸塩 30mg dl-メチルエフェドリン塩酸塩 50mg クロルフェニラミンマレイン酸塩 8mg 無水カフェイン 90mg 【効能・効果】せき、たん 【内容量】84錠 【用法・用量】次の1回量を1日3回、水又はぬるま湯で服用してください。服用間隔は4時間以上おいてください。 [年齢:1回量] 15歳以上:4錠 12歳以上15歳未満:2錠 12歳未満:服用しないこと 【リスク区分】指定第二類医薬品(第[2]類医薬品) この医薬品の取扱いに関する以下の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
厚生労働大臣が指定する「濫用等のおそれのある医薬品」を売るときは、薬局開設者や店舗販売業者は、適正に使う目的の購入かを確かめる必要があります。とくに購入希望者が若年者(高校生・中学生など)のときは、その医薬品の用法・用量にかかわらず、氏名と年齢を確認しなければなりません。販売手順書の作成や、指定第二類医薬品としての注意喚起・陳列のきまりを守ることも義務です。
解き方
- 設問の医薬品がジヒドロコデインリン酸塩やdl-メチルエフェドリン塩酸塩を含む指定濫用防止医薬品で、しかも指定第二類医薬品であることを確かめます。
- 選択肢1は、濫用防止医薬品の販売手順書に沿って売ることは適切だと判断します。
- 選択肢2は、購入希望者が若年者のときは氏名と年齢の確認が義務なので、「確認せずに売った」という記述が誤り(違反)だと判断します。
- 選択肢3は、指定第二類医薬品なので、専門家への相談をすすめる旨を掲示するのは適切だと判断します。
- 選択肢4は、中身のない陳列用の空箱なら、情報提供設備からの距離制限や鍵などの侵入防止措置は要らないので適切だと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 指定濫用防止医薬品を適正に売るため、販売等手順書を作って守ることは正しい対応です。
- 選択肢 2正解
- 購入希望者が若年者のときは、適正使用を確かめるため氏名と年齢を確認しなければならず、確認しないのは誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 指定第二類医薬品を売るときは、専門家に相談することをすすめる旨を掲示するなどが適切な対応です。
- 選択肢 4不正解
- 医薬品そのものではない陳列用の空箱を置く場合は、購入者が直接手に取れないので、侵入防止の措置は要りません。
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覚えるポイント
- 濫用等のおそれのある医薬品の販売時、若年者に対しては氏名・年齢の確認が必須。
- 指定第二類医薬品の陳列規制(7mルール等)は現品に対するものであり、空箱陳列では適用除外となる。
間違えやすいところ
- 12歳以上が服用できる用法・用量でも、濫用防止のため若年者の確認義務がなくなるわけではありません。
出題の前提:医薬品医療機器等法施行規則第15条の2(濫用等のおそれのある医薬品の販売)及び第218条の4等の規定に基づく出題。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.16 ↗(www.pref.miyagi.jp)
店舗販売業における医薬品の情報提供および陳列方法
薬事関係法規・制度 · 医薬品の情報提供 / 要指導医薬品の取扱い / 指定第二類医薬品の陳列 / 濫用等のおそれのある医薬品の陳列
店舗販売業者が行う医薬品の情報提供、陳列等に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 要指導医薬品を販売するため、登録販売者が書面を用いて、必要な情報を提供した。 b 第三類医薬品の購入者から質問等がない場合であっても、登録販売者は必要な情報提供をすることが望ましい。 c 指定第二類医薬品を、情報提供を行うための設備から7メートル以内の範囲に陳列した。 d 第二類医薬品である指定濫用防止医薬品を、指定濫用防止医薬品陳列区画の内部の陳列設備に陳列した。
解答・解説を表示
解答
2
解説
要指導医薬品を販売し、対面で書面を使って情報提供できるのは薬剤師だけです。登録販売者はこれに関われません。また、指定第二類医薬品は情報提供設備から7メートル以内に陳列し、指定濫用防止医薬品は専用の区画に陳列しなければなりません。
解き方
- 記述aは、要指導医薬品の販売と書面での情報提供が薬剤師だけに認められているかを確かめ、誤りと判断します。
- 記述bは、第三類医薬品でも質問がなくても、正しく使ってもらうために情報提供をするのが望ましいかを確かめ、正しいと判断します。
- 記述cとdは、指定第二類医薬品は情報提供設備から7メートル以内、指定濫用防止医薬品は専用区画というルールを確かめ、どちらも正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りで、dは正しいため、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 2正解
- aが誤りで、bとcとdが正しいので、この組み合わせは正しいです。
- 選択肢 3不正解
- cは「7メートル以内に陳列」とあり正しいため、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 4不正解
- aは登録販売者が要指導医薬品を扱っているので誤りで、bは望ましいとされているので正しいです。
- 選択肢 5不正解
- aが誤りで、bとcとdはすべて正しいため、この組み合わせは間違いです。
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覚えるポイント
- 要指導医薬品を取り扱える専門家は薬剤師のみであること
- 指定第二類医薬品は情報提供設備から7メートル以内の範囲に陳列すること
間違えやすいところ
- 第三類医薬品は情報提供の義務はないが、自分から進んで情報提供することが「望ましい」とされている点を見落としやすい。
- 登録販売者でも要指導医薬品の情報提供や販売ができると間違えやすい。
出題の前提:医薬品医療機器等法および関連法令・医薬品製造販売指針に基づく店舗販売業の業務基準
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.17 ↗(www.pref.miyagi.jp)
薬局開設者および店舗販売業者が行う特定販売のルール
薬事関係法規・制度 · 特定販売の定義 / 特定販売における医薬品の貯蔵・陳列場所 / 特定販売広告の表示事項 / 相談応需の義務
薬局開設者及び店舗販売業者が行う特定販売に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 特定販売とは、その薬局又は店舗におけるその薬局又は店舗以外の場所にいる者に対して、要指導医薬品(特定要指導医薬品を除く)、一般用医薬品又は薬局製造販売医薬品(毒薬及び劇薬であるものを除く)の販売又は授与することをいう。 b 特定販売を行う薬局又は店舗以外の場所に貯蔵又は陳列している一般用医薬品についても販売することができる。 c 一般用医薬品の特定販売を行うことについて広告をするときは、使用期限を表示しなければならない。 d 一般用医薬品を特定販売により購入しようとする者から、対面又は電話による相談応需の希望があった場合は、その薬局又は店舗において、医薬品の販売に従事する薬剤師又は登録販売者が、対面又は電話により情報提供を行わなければならない。
解答・解説を表示
解答
3
解説
特定販売とは、許可を受けた薬局や店舗に貯蔵・陳列してある医薬品を、その店舗の外にいる人に販売することをいいます。広告では使用期限などの決められた事項を示す必要があり、購入者が対面や電話での相談を希望したら専門家が対応しなければなりません。
解き方
- 記述aは特定販売の定義の文を確かめ、正しいと判断します。
- 記述bは、特定販売で売れるのはその薬局や店舗に貯蔵・陳列してあるものだけで、店の外に置いたものは認められないので誤りと判断します。
- 記述cは、特定販売の広告に使用期限が含まれることを確かめ、正しいと判断します。
- 記述dは、購入者から対面や電話で相談の希望があれば専門家が直接対応する必要があると確かめ、正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- bが誤りで、dは正しいため、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 2不正解
- bが誤りで、cは正しいため、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 3正解
- aが正しく、bが誤り、cとdが正しいので、この組み合わせは正しいです。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、bは誤り、dは正しいため、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 5不正解
- aとcはどちらも正しいため、この組み合わせは間違いです。
覚えるポイント
- 特定販売は許可を受けた店舗に現に貯蔵・陳列されている医薬品に限られること
- 特定販売の広告事項には使用期限が含まれること
間違えやすいところ
- 別の倉庫など店舗以外の場所に置いた医薬品を、特定販売で直送できると誤解しやすい。
- 特定販売で購入者から対面や電話の相談を求められたときの対応義務を見落としやすい。
出題の前提:医薬品医療機器等法第2条第14項、第37条および施行規則に基づく特定販売の規制基準
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.17 ↗(www.pref.miyagi.jp)
一般用医薬品の適正な販売方法
医薬品の販売業の許可等 · 景品付き販売 / 医薬品の組み合わせ販売 / 店舗外での貯蔵・陳列 / 外見を遮断した陳列販売(福袋等)
一般用医薬品の販売方法に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a キャラクターグッズを景品として提供し医薬品を販売することは、不当景品類及び不当表示防止法(昭和37年法律第134号)の限度内であれば認められている。 b 情報提供を十分に行える程度の範囲内であって、かつ、組み合わせることに合理性が認められる場合、購入者の利便性のため異なる複数の医薬品を組み合わせて販売できる。 c 店舗販売業者は、許可を受けた店舗以外の場所に医薬品を貯蔵又は陳列し、そこを拠点として販売等に供することは認められない。 d 医薬品を外から見えないよう紙袋であらかじめ包装された状態で陳列し、販売することは認められている。
解答・解説を表示
解答
4
解説
一般用医薬品は命や健康に直接影響するため、買いやすさや飲み過ぎにつながらないよう、景品を付けたり中身が見えない福袋のような形で売ったりすることは制限されています。また、販売や貯蔵・陳列は原則として許可を受けた店舗の中で行わなければなりません。
解き方
- 記述aは、景品付き販売は景品表示法の範囲内でも買いやすさを招くため不適切とされていることを確かめ、誤りと判断します。
- 記述bは、購入者の便利さと合理性があり、十分な情報提供ができる組み合わせ販売は認められることを確かめ、正しいと判断します。
- 記述cは、許可を受けた店舗以外での貯蔵・陳列や、それを拠点にした販売が禁止されていることを確かめ、正しいと判断します。
- 記述dは、外箱の表示が確認できない中身の見えない包装(福袋など)での販売が認められないことを確かめ、誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述aは誤りで、記述dの正誤も合わないため、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aは誤りで、記述cとdの正誤も合わないため、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 3不正解
- 記述aは誤りで、記述bとdの正誤も合わないため、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 4正解
- aは誤り、bとcは正しく、dは誤りなので、この組み合わせは正しいです。
- 選択肢 5不正解
- bとcは本来正しい記述なので、これらを誤りとしたこの組み合わせは間違いです。
覚えるポイント
- 景品付き販売は景品表示法の範囲内であっても好ましくないとされる。
- 中身が見えない袋詰め(福袋等)での医薬品販売は禁止されている。
間違えやすいところ
- 「景品表示法の範囲内なら医薬品に景品を付けてもよい」と間違えやすい。
- 組み合わせ販売がいつも全面的に禁止されていると誤解しやすい。
出題の前提:試験問題の原文および医薬品医療機器等法に基づく手引きの規定に準拠。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.18 ↗(www.pref.miyagi.jp)
薬事監視指導及び行政処分
医薬品等の安全対策・法規 · 薬事監視員 / 立入検査・収去 / 質問に対する答弁義務 / 回収命令
医薬品医療機器等法に基づく行政庁による監視指導及び処分に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 都道府県知事は、その職員のうちから薬事監視員を命じ、監視指導を行わせている。 b 薬局開設者や医薬品の販売業者が、薬事監視員による立入検査や収去を拒んだり、妨げたり、忌避した場合には、罰則の規定が設けられている。 c 薬事監視員の質問に対して正当な理由なく答弁しなかった場合、罰則の規定は薬剤師又は登録販売者に限り適用される。 d 都道府県知事は、医薬品を業務上取り扱う者に対し、不正表示医薬品、不良医薬品、無承認無許可医薬品等について、回収を命ずることができる。
解答・解説を表示
解答
2
解説
行政庁(厚生労働大臣や都道府県知事など)は、健康への害を防ぐため、薬事監視員に薬局や店舗への立ち入り検査・収去・質問をさせることができます。これらの検査を拒んだり、うその答弁をしたりした場合の罰則は、薬剤師や登録販売者だけでなく関係者みんなに適用されます。
解き方
- 記述aは、都道府県知事などが職員から薬事監視員を命じて監視指導を行わせているので、正しいと判断します。
- 記述bは、薬事監視員の立ち入り検査や収去を拒否・妨害・忌避した者に罰則があるので、正しいと判断します。
- 記述cは、質問への不答弁やうその答弁の罰則が薬剤師や登録販売者だけでなく従業員なども含め全員に適用されるので、誤りと判断します。
- 記述dは、都道府県知事が業務上医薬品を扱う者に、不良医薬品や無承認無許可医薬品などの廃棄や回収を命じられるので、正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述cが誤りで、dは正しいため、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 2正解
- aとbとdが正しく、cが誤りなので、この組み合わせは正しいです。
- 選択肢 3不正解
- 記述aとbは正しく、cは誤りなので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 4不正解
- 記述bは正しいので、これを誤りとしたこの組み合わせは間違いです。
- 選択肢 5不正解
- 記述aは正しく、cは誤りなので、この組み合わせは間違いです。
覚えるポイント
- 薬事監視員の検査拒否や虚偽答弁に対する罰則は、有資格者だけでなく一般従業員を含む関係者全体に適用される。
- 都道府県知事は不正表示品や不良医薬品等の廃棄・回収を命ずることができる。
間違えやすいところ
- 質問検査への罰則が薬剤師や登録販売者だけに限られると間違えやすい。
- 都道府県知事に回収命令の権限がないと誤解しやすい。
出題の前提:医薬品医療機器等法第69条(立入検査等)、第70条(廃棄等)、手引き(薬事監視指導・処分)に基づく。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.18 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品販売業者に対する都道府県知事の処分
薬事関係法規・制度 · 行政処分 / 監督処分 / 構造設備改善命令 / 配置員の業務停止 / 課徴金制度
医薬品の販売業者に対して都道府県知事が行う処分に関する記述について、正しい正誤の組み合わせを1つ選べ。 a 店舗販売業者に対して、構造設備が基準に適合しない場合においては、その構造設備の改善を命じ、又はその改善がなされるまでの間、当該施設の全部若しくは一部の使用を禁止することができる。 b 法令の遵守を確保するため措置が不十分であると認める場合においては、その改善に必要な措置を講ずべきことを命ずることができる。 c 配置販売業の配置員が、配置販売業の業務に関し、医薬品医療機器等法に違反する行為があったときは、その配置販売業者に対して、期間を定めてその配置員による配置販売の業務の停止を命ずることができる。 d 不良医薬品の廃棄の命令に違反した店舗販売業者に対して課徴金を納付させることができる。
解答・解説を表示
解答
1
解説
都道府県知事は、医薬品販売業者に構造設備の改善命令や業務停止命令などの監督処分を出せます。一方、課徴金の納付命令は、うその広告や誇大広告などの違反に対して厚生労働大臣が出す処分で、知事の処分ではありません。
解き方
- 記述a〜cが、医薬品医療機器等法にある都道府県知事の権限(構造設備の改善命令、法令遵守の改善命令、配置員の業務停止命令)と合っているかを確かめます。
- 記述dが、課徴金納付命令の対象(うその広告・誇大広告など)と出す主体(厚生労働大臣)に合っているかを照らし合わせ、誤りと判断します。
- 選択肢 1正解
- aとbとcは正しく、dは誤りなので、この組み合わせは正しいです。
- 選択肢 2不正解
- cは正しく、dは誤りなので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 3不正解
- aとbは正しく、dは誤りなので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 4不正解
- bとcは正しく、dは誤りなので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 5不正解
- aは正しいので、これを誤りとしたこの組み合わせは間違いです。
覚えるポイント
- 課徴金納付命令の対象は医薬品等の虚偽・誇大広告の禁止違反であり、処分庁は厚生労働大臣である点。
間違えやすいところ
- 不良医薬品の廃棄命令などの違反への罰と、広告違反への課徴金制度を混同しやすい。
出題の前提:医薬品医療機器等法第72条第1項、第72条の2の2、第73条、第75条の5の2
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.19 ↗(www.pref.miyagi.jp)
化粧品の効能効果の表示・標榜の範囲
薬事関係法規・制度 · 化粧品 / 医薬部外品 / 効能効果の範囲 / 標榜可能範囲
次の記述のうち、化粧品の効能効果として表示・標榜することが認められているものの正しい組み合わせを1つ選べ。 a 香りにより毛髪、頭皮の不快臭を抑える。 b ふけ、かゆみを防ぐ。 c あかぎれを防ぐ。 d 口唇の荒れを防ぐ。
解答・解説を表示
解答
2
解説
化粧品で表示できる効能効果は、人の体への作用がおだやかな56項目に限られています。同じ「防ぐ」でも、ふけ・かゆみやあかぎれを防ぐといった表現は、医薬部外品(薬用化粧品)だけに認められています。
解き方
- それぞれの効能効果が、化粧品で表示できる範囲(全56項目)に入るか、医薬部外品の範囲かを分けて考えます。
- aとdが化粧品の効能効果に合い、bとcが医薬部外品の効能効果であることを確かめて、選択肢を選びます。
- 選択肢 1不正解
- bの「ふけ、かゆみを防ぐ」は医薬部外品の効能効果で、化粧品では「フケ、カユミを抑える」となるため間違いです。
- 選択肢 2正解
- aの「香りにより毛髪、頭皮の不快臭を抑える」とdの「口唇の荒れを防ぐ」はどちらも化粧品で認められているので正しいです。
- 選択肢 3不正解
- bの「ふけ、かゆみを防ぐ」とcの「あかぎれを防ぐ」はどちらも医薬部外品(薬用化粧品)の効能効果なので間違いです。
- 選択肢 4不正解
- cの「あかぎれを防ぐ」は医薬部外品の効能効果で、化粧品では表示できないため間違いです。
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覚えるポイント
- 化粧品で「防ぐ」と標榜できるのは、日やけによるシミ・ソバカス、肌の乾燥、口唇の荒れ・乾燥、枝毛・切れ毛など限定的であること。
間違えやすいところ
- 「フケ、カユミを抑える(化粧品)」と「フケ、かゆみを防ぐ(医薬部外品)」の語尾の違いを混同しやすい。
出題の前提:化粧品の効能の範囲の改定について(平成23年7月21日薬食発0721第1号)
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.19 ↗(www.pref.miyagi.jp)
特定保健用食品の保健機能成分と表示内容
医薬品の適正使用・安全対策 · 特定保健用食品 / 保健機能成分 / 健康増進法
健康増進法(平成14年法律第103号)に基づく主な特定保健用食品の表示内容(a~c)と、それを示す保健機能成分との組み合わせとして、正しいものはどれか。 a おなかの調子を整える b 食後の血糖値の上昇を緩やかにする c コレステロールが高めの方に適する
解答・解説を表示
解答
1
解説
特定保健用食品(トクホ)は、健康の維持や増進に役立つ保健機能成分を含み、決まった保健の目的が期待できると表示する食品です。代表的な成分と表示内容(おなかの調子を整える、血糖値、コレステロール、血圧、虫歯の原因になりにくいなど)の組み合わせを正しく覚えておく必要があります。
解き方
- a「おなかの調子を整える」に合う成分を確かめます。水に溶ける食物繊維のポリデキストロース、難消化性デキストリン、オリゴ糖類などが当てはまります。
- b「食後の血糖値の上昇を緩やかにする」に合う成分を確かめます。糖の吸収をおだやかにするL-アラビノース、難消化性デキストリン、小麦アルブミンなどが当てはまります。
- c「コレステロールが高めの方に適する」に合う成分を確かめます。大豆たんぱく質、キトサン、植物ステロールなどが当てはまります。
- これらをすべて満たす組み合わせは「1」です。
- 選択肢 1正解
- aがポリデキストロース、bがL-アラビノース、cが大豆たんぱく質で、すべて正しく対応しているので正しいです。
- 選択肢 2不正解
- bの大豆たんぱく質はコレステロール関連、cのパラチノースは虫歯の原因になりにくい食品などに使う甘味料なので間違いです。
- 選択肢 3不正解
- aがL-アラビノース(血糖値関連)、bがポリデキストロース(整腸関連)で対応が逆になっているため間違いです。
- 選択肢 4不正解
- aが大豆たんぱく質(コレステロール関連)、bがポリデキストロース、cがL-アラビノースで対応が誤っているため間違いです。
- 選択肢 5不正解
- aが大豆たんぱく質、cがパラチノースで対応が誤っているため間違いです。
覚えるポイント
- ポリデキストロース・オリゴ糖:おなかの調子を整える
- L-アラビノース・難消化性デキストリン:食後の血糖値の上昇を緩やかにする
- 大豆たんぱく質・キトサン:コレステロールが高めの方に適する
間違えやすいところ
- 血糖値対策の成分(難消化性デキストリン、L-アラビノースなど)と、おなかの調子を整える食物繊維系の成分を混同しやすいので注意します。
出題の前提:手引き「第4章 薬事関係法規・制度」保健機能食品(特定保健用食品)の規定に基づく。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.20 ↗(www.pref.miyagi.jp)
栄養機能食品の栄養成分と栄養機能表示
医薬品の適正使用・安全対策 · 栄養機能食品 / 食品表示基準 / 栄養機能表示
食品表示基準(平成27年内閣府令第10号)に基づく栄養機能食品における栄養成分と栄養機能表示との関係について、正しいものの組み合わせはどれか。 a ビタミンC ― ビタミンCは、皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素です。 b ビタミンB6 ― ビタミンB6は、炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。 c 鉄 ― 鉄は、赤血球の形成を助ける栄養素です。鉄は、多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける栄養素です。 d マグネシウム ― マグネシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。マグネシウムは、多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素です。
解答・解説を表示
解答
2
解説
栄養機能食品は、1日に食べる目安量に含まれる栄養成分の量が国の基準を満たしていれば、決められた栄養機能の表示を自分で確かめて表示できます。ビタミンやミネラルごとに決まっている決まった文言を正しく覚えておく必要があります。
解き方
- 記述aを確かめます。ビタミンCは「皮膚や粘膜の健康維持を助けるとともに、抗酸化作用を持つ栄養素」なので正しいです。
- 記述bを確かめます。「炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける」はビタミンB1の表示で、ビタミンB6は「たんぱく質からのエネルギーの産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける」なので誤りです。
- 記述cを確かめます。鉄の表示は「赤血球を作るのに必要な栄養素です」で、「多くの体内酵素の正常な働きと骨の形成を助ける」は銅などの表示と混同しているので誤りです。
- 記述dを確かめます。マグネシウムの表示として「骨や歯の形成に必要な栄養素です。多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生を助けるとともに、血液循環を正常に保つのに必要な栄養素です」は正しいです。
- したがって正しいものはaとdで、組み合わせは「2」です。
- 選択肢 1不正解
- aは正しいですが、cの鉄の表示内容が誤っているため間違いです。
- 選択肢 2正解
- aとdが正しい表示内容なので、この組み合わせは正しいです。
- 選択肢 3不正解
- b(ビタミンB1の表示と混同)とc(鉄の表示が誤り)がどちらも誤っているため間違いです。
- 選択肢 4不正解
- dは正しいですが、bが誤っているため間違いです。
覚えるポイント
- ビタミンB1:炭水化物からのエネルギー産生
- ビタミンB6:たんぱく質からのエネルギー産生
- 鉄:赤血球を作るのに必要な栄養素
- マグネシウム:骨や歯の形成、多くの体内酵素の正常な働きとエネルギー産生、正常な血液循環の維持
間違えやすいところ
- ビタミンB1(炭水化物)とビタミンB6(たんぱく質)の機能表示が入れ替わらないよう注意します。
- ミネラル(鉄、亜鉛、マグネシウム、銅)それぞれの栄養機能表示の文言を混同しないようにします。
出題の前提:手引き「第4章 薬事関係法規・制度」保健機能食品(栄養機能食品の規格基準)に基づく。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.20 ↗(www.pref.miyagi.jp)
一般用医薬品の添付文書及び情報提供
医薬品の適正使用・安全対策 · 添付文書 / 適正使用情報の提供 / 添付文書の改訂
一般用医薬品の添付文書及び情報提供に関する記述について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 医薬品の有効性・安全性等に係る新たな知見、使用に係る情報に基づき毎年改訂される。 b 登録販売者には、その医薬品を使用する個々の生活者の状況に応じて、積極的な情報提供が必要と思われる事項に焦点を絞り、効果的かつ効率的な説明をすることが求められる。 c 実際に使用する人やその時の状態等によって留意されるべき事項が異なってくるため、必要なときにいつでも取り出して読むことができるように保管される必要がある。 d 一般用医薬品を使用した人が医療機関を受診する際に、その添付文書を持参し、医師や薬剤師に見せて相談がなされることが重要である。
解答・解説を表示
解答
2
解説
一般用医薬品の添付文書は、新しい有効性や安全性の知見が出たときに「随時」改訂される文書です。決まった時期にまとめて改訂されるものではありません。購入する人がいつも正しく使ったり保管したりできるよう助ける役割があります。
解き方
- 記述aの改訂の時期を確かめます。決まった年ごとではなく、新しい知見が出たときに「随時」改訂されるので誤りです。
- 記述b・c・dは、一人ひとりに合わせた説明、添付文書の保管、受診のときに見せることの大切さを述べており、どれも正しいです。
- 選択肢 1不正解
- aは「毎年改訂」ではなく「随時改訂」が正しいので、すべてを正としたこの組み合わせは誤りです。
- 選択肢 2正解
- aが誤りで、b・c・dが正しいので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 3不正解
- bの内容は正しいので、それを誤りとしたこの組み合わせは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- cの内容は正しいので、それを誤りとしたこの組み合わせは誤りです。
- 選択肢 5不正解
- dの内容は正しいので、それを誤りとしたこの組み合わせは誤りです。
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覚えるポイント
- 添付文書は定期改訂(毎年等)ではなく「随時改訂」される。
間違えやすいところ
- 添付文書が「1年ごと」「決まった時期」に改訂されると間違えやすいので注意しましょう。
出題の前提:試験問題の原文および手引きの「医薬品の適正使用情報」に基づく。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.21 ↗(www.pref.miyagi.jp)
一般用医薬品の添付文書の構成項目
医薬品の適正使用・安全対策 · 添付文書の記載項目 / 外箱等の表示項目 / 使用期限
一般用医薬品の添付文書を構成する以下の項目のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
4
解説
添付文書には、作成年月や改訂年月、用法・用量、成分・分量、消費者相談窓口などが書かれます。一方、使用期限は外箱や容器など、医薬品を直接包むものに表示されます。だから使用期限は添付文書の項目ではありません。
解き方
- 添付文書に書く法定の項目と、外箱・容器に表示する法定の項目を分けて考えます。
- 改訂年月・用法及び用量・成分及び分量・消費者相談窓口は添付文書の項目です。使用期限は外箱などの表示項目なので、誤っているものは4です。
- 選択肢 1不正解
- 改訂年月(作成年月)は添付文書の最初に書かれる項目なので、正しい記述です。
- 選択肢 2不正解
- 用法及び用量は添付文書に必ず書かれる項目なので、正しい記述です。
- 選択肢 3不正解
- 成分及び分量は有効成分や添加物を示す項目なので、正しい記述です。
- 選択肢 4正解
- 使用期限は外箱や容器などに表示され、添付文書の項目ではないので、これが誤り(正解)です。
- 選択肢 5不正解
- 消費者相談窓口は製造販売元の問い合わせ先として書かれる項目なので、正しい記述です。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 使用期限・製造番号(ロット番号)は外箱や容器に表示され、添付文書の必須構成項目ではない。
間違えやすいところ
- 製品の外箱(容器・包装)に書くことと、添付文書に書くことを混同しないようにしましょう。
出題の前提:医薬品医療機器等法第50条、第52条及び試験問題の原文に基づく。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.21 ↗(www.pref.miyagi.jp)
一般用医薬品の添付文書の記載項目(してはいけないこと・相談すること等)
医薬品の適正使用・安全対策 · 添付文書 / してはいけないこと / 相談すること
一般用医薬品の添付文書の項目に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。 a 「次の人は使用(服用)しないこと」の項目には、その医薬品では改善が期待できない症状については記載されない。 b 局所に適用する医薬品では、「次の部位には使用しないこと」が使用を避けるべき患部の状態、適用部位等に分けて簡潔に記載されている。 c 小児に使用される医薬品には、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」といった注意事項は記載されない。 d 医療用医薬品との併用については、「相談すること」の項目において、「医師(又は歯科医師)の治療を受けている人」等として記載されている。
解答・解説を表示
解答
3
解説
添付文書の「してはいけないこと」「相談すること」には、守るべき注意が具体的に書かれます。重い副作用を防ぎ、病状の悪化を防ぎ、効果が見込めない不適切な使用を防ぐためです。
解き方
- 各記述の正誤を判断します。aは改善が見込めない症状も対象なので誤り、bは適切、cは小児用でも運転などの注意が書かれることがあるので誤り、dは併用の注意として適切です。
- 正しい組み合わせは(b、d)なので、選択肢3を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aは誤りでbは正しいので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aもcも誤りなので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 3正解
- bとdがともに正しいので、これが正解です。
- 選択肢 4不正解
- cは誤りでdは正しいので、この組み合わせは誤りです。

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覚えるポイント
- 改善が期待できない症状(水虫薬の激しい患部や化膿等)も「してはいけないこと」に記載される
- 小児用医薬品であっても眠気を生じる成分を含む場合は運転操作等の注意が記載される
間違えやすいところ
- 小児は運転しないから、乗物や機械の運転禁止の記載は省かれると誤解しやすいので注意しましょう。
出題の前提:手引き別表第5章「添付文書の記載事項」に基づく
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.22 ↗(www.pref.miyagi.jp)
一般用医薬品の添付文書における「相談すること」の項目
医薬品の適正使用・安全対策 · 添付文書 / 相談すること / アレルギー歴 / 高齢者 / 妊婦 / 基礎疾患
一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 「薬などによりアレルギー症状を起こしたことがある人」の項目には、他の医薬品でアレルギーの既往歴がある人も該当する。 b 高齢者は、どの程度リスクが増大しているかを年齢のみから一概に判断することは難しく、専門家に相談しながらその医薬品の使用の適否について慎重な判断がなされるべきである。 c 胎児への影響や妊娠という特別な身体状態を考慮して、一般的に、医薬品の使用には慎重を期す必要があるため、既に妊娠が判明し、定期的な妊婦健診を受けている場合には、担当医師に相談するよう説明がなされる必要がある。 d 「次の診断を受けた人」の項目には、現に医師の治療を受けているか否かによらず、その医薬品が使用されると状態の悪化や副作用等を招きやすい基礎疾患等が示されている。
解答・解説を表示
解答
1
解説
「相談すること」の項目は、使う前に専門家へ相談できるようにするためのものです。副作用の出やすい人や、効果が十分に得られないおそれがある人が対象です。
解き方
- aは、他の医薬品でのアレルギー歴も含むので正しいと判断します。
- bは、体の働きの低下には個人差があり、専門家への相談をすすめるので正しいと判断します。
- cは、妊婦の服薬は胎児を守るため担当医への相談が必要なので正しいと判断します。
- dは、治療中かどうかに関わらず、基礎疾患によるリスクを知らせるので正しいと判断します。
- すべて「正」なので、正解は選択肢1です。
- 選択肢 1正解
- a・b・c・dのすべてが正しいので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 2不正解
- aも正しいので、それを誤りとしたこの組み合わせは不正解です。
- 選択肢 3不正解
- bも正しいので、それを誤りとしたこの組み合わせは不正解です。
- 選択肢 4不正解
- cも正しいので、それを誤りとしたこの組み合わせは不正解です。
- 選択肢 5不正解
- dも正しいので、それを誤りとしたこの組み合わせは不正解です。

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覚えるポイント
- アレルギー歴は当該薬だけでなく他の医薬品での既往も該当する
- 「次の診断を受けた人」は現に受療中であるかを問わず該当する
間違えやすいところ
- 「次の診断を受けた人」は、今治療中の人だけが当てはまると誤解しやすいので注意しましょう。
出題の前提:手引き別表第5章「使用上の注意(相談すること)」に基づく
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.22 ↗(www.pref.miyagi.jp)
一般用医薬品の添付文書の読み方
医薬品の適正使用・安全対策 · 添付文書の記載事項 / 効能・効果 / 養生法
一般用医薬品の添付文書の読み方に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 効能又は効果には、一般の生活者が自ら判断できる症状、用途等が示されている。 b 小児における使用に関して認められていない年齢区分がある場合は、当該年齢区分に当たる小児に使用させない旨が記載される。 c 医薬品の添加物に対するアレルギーの既往歴がある人では使用を避ける必要があるため、添加物として配合されている成分も記載されている。 d 病気の予防・症状の改善につながる事項については、症状の予防・改善につながるため必ず記載されている。
解答・解説を表示
解答
5
解説
添付文書には、生活者が自分で正しく使えるように必要な情報が書かれます。効能・効果や用法・用量、添加物などははっきり書かれます。一方、生活上の助言(養生法)は必要に応じて書かれます。
解き方
- 各記述の正誤を考えます。a・b・cはどれも手引きに合った正しい内容です。
- dの、病気の予防・改善の注意(養生法)は義務ではなく「必要に応じて」書かれるので誤りです。
- よって「正・正・正・誤」の組み合わせである「5」を選びます。
- 選択肢 1不正解
- dが誤りなので、すべてを「正」とした選択肢1は誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aは「正」、dは「誤」なので、選択肢2は誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bは「正」、dは「誤」なので、選択肢3は誤りです。
- 選択肢 4不正解
- cは「正」、dは「誤」なので、選択肢4は誤りです。
- 選択肢 5正解
- a・b・cが正で、dが誤りなので、正しい組み合わせです。
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覚えるポイント
- 養生法などの病気の予防や改善につながる事項は「必要に応じて」記載される
間違えやすいところ
- 添加物はアレルギーの有無を確かめるために書かれている点を見落としやすいので注意しましょう。
- 「必ず書かれている」という言い方に惑わされないように注意しましょう。
出題の前提:手引き「第5章 医薬品の適正使用・安全対策」の「添付文書の読み方」に基づく出題。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.23 ↗(www.pref.miyagi.jp)
一般用医薬品の保管及び取扱い上の注意
医薬品の適正使用・安全対策 · 医薬品の保管方法 / 誤用防止 / 点眼薬の衛生管理
一般用医薬品の保管及び取扱い上の注意に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 錠剤、カプセル剤、散剤は変質しやすいため、開封後は冷蔵庫内に保管する。 b 乳幼児は好奇心が強く、すぐ手を出して口の中に入れることがあるため、手の届かないところに保管する。 c 誤用の原因となることがあるため、他の容器に入れ替えることは適当ではない。 d 点眼薬は、使用期限内に使い切るため家族内で使い回すとよい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
医薬品は、直射日光や高温・多湿を避け、元の容器のまま、乳幼児の手の届かない場所に保管するのが原則です。品質を守り、事故を防ぐためです。また、感染を防ぐため、点眼薬などを家族で使い回してはいけません。
解き方
- 各記述の正誤を考えます。aは、冷蔵庫の出し入れで結露し、湿気を吸って変質するおそれがあるので、指示がなければ室温で保管すべきで誤りです。
- bは誤飲を防ぐため正しく、cは品質を守り誤用を防ぐため正しいです。
- dは、点眼器の先から病原体が入り感染の原因になるので、使い回しは不適切で誤りです。
- 正しい記述はbとcなので、「3」を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りなので、(a、b)の組み合わせは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aもdも誤りなので、(a、d)の組み合わせは誤りです。
- 選択肢 3正解
- bとcがともに正しいので、(b、c)の組み合わせが正解です。
- 選択肢 4不正解
- dが誤りなので、(c、d)の組み合わせは誤りです。
覚えるポイント
- 固形製剤(錠剤・カプセル・散剤)は指示がない限り冷蔵庫保管を避ける
- 点眼薬は雑菌の二次感染を防ぐため他人と共用しない
間違えやすいところ
- 「変質を防ぐためとりあえず冷蔵庫へ」は、結露でかえって変質するので誤りです。
- 家族の間でも、点眼薬を使い回すことは認められません。
出題の前提:手引き「第5章 医薬品の適正使用・安全対策」の「保管及び取扱い上の注意」に基づく出題。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.23 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品の容器・外箱等における製品表示
医薬品の適正使用・安全対策 · 容器・外箱等の記載事項 / 使用期限の法的根拠 / 適切な保管方法
医薬品の製品表示に関する記述について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 購入者等が購入後に製品を開封して添付文書を見て初めて、自分(又は家族)にとって適当な製品でなかったことが分かるといった事態等を防ぐため、外箱等に医薬品の適切な選択に資する事項が記載されている。 b 購入後すぐ開封せずにそのまま保管する場合や持ち歩く場合があるため、添付文書を見なくても適切な保管がなされるよう、その容器や包装にも、保管に関する注意事項が記載されている。 c いったん開封された医薬品については、記載されている使用期限まで品質が保証されない場合がある。 d 使用期限の表示については、適切な保存条件の下で製造後3年を超えて性状及び品質が安定であることが確認されている医薬品において、法的な表示義務はない。
解答・解説を表示
解答
5
解説
一般用医薬品の容器や外箱などの表示には、購入者が正しく選び、使い、保管できるように必要な情報が書かれます。医薬品医療機器等法などの基準にしたがい、要点がまとめて示されます。
解き方
- 記述a・b・c・dの内容を、添付文書と外装表示の基準に照らして確かめます。
- a・b・c・dがどれも正しいことを確かめ、「正、正、正、正」を選びます。
- 選択肢 1不正解
- dも正しいので、dを誤りとしたこの選択肢は誤りです。
- 選択肢 2不正解
- cも正しいので、cを誤りとしたこの選択肢は誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bも正しいので、bを誤りとしたこの選択肢は誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aも正しいので、aを誤りとしたこの選択肢は誤りです。
- 選択肢 5正解
- a・b・c・dがどれも正しく、適切な組み合わせです。
覚えるポイント
- 製造後3年を超えて安定な医薬品には法的な使用期限表示義務はないが、実務上は外箱等に記載されていることが多い。
間違えやすいところ
- 「使用期限」は未開封で正しく保管した場合の期限で、開封後は品質が保証されない点を見落としやすいので注意しましょう。
出題の前提:手引き第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「医薬品の製品表示」
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.24 ↗(www.pref.miyagi.jp)
安全性速報(ブルーレター)の特徴と位置づけ
医薬品の適正使用・安全対策 · 安全性速報 / 緊急安全性情報 / 医薬品安全対策情報
安全性速報に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 一般的な使用上の注意の改訂情報よりも迅速な注意喚起や適正使用のための対応の注意喚起が必要な状況にある場合に作成される。 b 厚生労働省によって作成される。 c 医薬品や医療機器が対象であり、再生医療等製品は対象とならない。 d A4サイズの黄色地の印刷物で、イエローレターとも呼ばれる。
解答・解説を表示
解答
1
解説
安全性速報(ブルーレター)は、医薬品・医療機器・再生医療等製品について、早く注意を呼びかける文書です。厚生労働省の指示などをもとに製造販売業者が作り、A4サイズの青色の紙で配られます。
解き方
- 安全性速報(ブルーレター)と緊急安全性情報(イエローレター)について、作る人、対象の品目、紙の色などを確かめます。
- aが正、b・c・dが誤りと判断し、「正、誤、誤、誤」を選びます。
- 選択肢 1正解
- aが正しく、b・c・dが誤りなので、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- b(作るのは製造販売業者)とd(青色のブルーレター)が誤りなので不適切です。
- 選択肢 3不正解
- aは正しく、cは再生医療等製品も対象なので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、cとdが誤りなので不適切です。
- 選択肢 5不正解
- aは正しく、bは厚生労働省ではなく製造販売業者が作るので誤りです。
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覚えるポイント
- 安全性速報は青色地(ブルーレター)、緊急安全性情報は黄色地(イエローレター)。作成主体はいずれも製造販売業者等。
間違えやすいところ
- 作る主体を国(厚生労働省)と思い違いしやすいですが、指示を出すのが厚労省で、作り配るのは製造販売業者などです。
出題の前提:手引き第5章「医薬品の適正使用・安全対策」の「安全性速報(ブルーレター)」
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.24 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品の適正使用情報
医薬品の適正使用・安全対策 · 添付文書 / 製品表示 / 適正使用情報 / PMDA
医薬品の適正使用情報に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 一般用医薬品への紙の添付文書の同梱は廃止され、注意事項等情報は電子的な方法により提供されている。 b 添付文書に「使用上の注意」として記載される内容について、製品表示の配合成分等の記載から読み取ることは困難である。 c 情報通信技術の発展・普及に伴って、一般の生活者が接する医薬品の有効性や安全性等に関する情報は、正確な情報として伝わるようになった。 d 登録販売者は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されている最新の添付文書情報等から、医薬品の適切な選択、適正な使用が図られるよう、購入者等に対して情報提供を行うことが可能である。
解答・解説を表示
解答
5
解説
医薬品を安全に使うには、正しい安全性情報を伝えることが欠かせません。一般用医薬品は、購入者がその場で読めるよう、紙の添付文書を同梱することが続けられています。インターネットなどには正しくない情報も多く流れているため、登録販売者はPMDAなどの公的な最新情報を使って正しく助言することが求められます。
解き方
- 記述aについて、紙の同梱が廃止されたのは原則として医療用医薬品などです。一般用医薬品や要指導医薬品は今も紙の添付文書が同梱されるため、aは誤りと判断します。
- 記述bについて、手引きでは「添付文書の『使用上の注意』は配合成分等の記載からある程度読み取ることができる」とされています。読み取るのが困難だとする本記述は誤りです。
- 記述cについて、ITが広まるにつれて、不正確な情報や誤解を招く情報も増えました。正確な情報として伝わるようになったとする本記述は誤りです。
- 記述dについて、PMDAのウェブサイトなどで公表される最新情報を使った情報提供は可能なので、正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- a、b、cはいずれも誤りで、dは正しいため、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aとbは誤りで、dは正しいため、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aが誤りなので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bとcが誤りなので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 5正解
- a(誤)、b(誤)、c(誤)、d(正)の組み合わせなので正しいです。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 一般用医薬品は消費者が直接購入して使用するため紙の添付文書が同梱される
- PMDA(医薬品医療機器総合機構)のHPには最新の添付文書情報が掲載されている
間違えやすいところ
- 医療用医薬品の添付文書電子化(紙の同梱の原則廃止)を、一般用医薬品にも当てはめてしまう誤りに注意する
- 「製品表示の配合成分から使用上の注意はある程度読み取ることができる」という手引きの表現を見落とさないようにする
出題の前提:手引き第5章「医薬品の適正使用・安全対策」における医薬品の適正使用情報(添付文書の読み方、製品表示等)に基づく。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.25 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品の副作用情報等の収集、評価及び措置
医薬品の適正使用・安全対策 · 副作用情報収集 / 市販後安全対策 / WHO国際モニタリング / 行政措置
医薬品の副作用情報等の収集、評価及び措置に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品は、臨床試験で分かったことだけでなく、発売後にさまざまな患者が使って初めて分かる副作用もあります。そのため、発売後の副作用情報の収集と評価が欠かせません。一般用医薬品も体に作用する医薬品である以上、製造販売後調査などの安全管理の体制が義務づけられています。
解き方
- 各記述を、手引きの「医薬品の副作用情報等の収集、評価及び措置」の基準と照らし合わせます。
- 選択肢1:サリドマイド薬害事件をきっかけに、WHOを中心とする副作用情報の収集体制ができたという記述は正しいです。
- 選択肢2:一般用医薬品でも発売後の安全対策や調査は必要なので、「承認後の調査は不要」とする記述が誤りです。
- 選択肢3:製造販売業者などが情報を評価・検討し、安全対策を行うという記述は正しいです。
- 選択肢4:厚生労働大臣が行う行政措置(一部変更、中止、回収命令など)の内容は正しいです。
- 選択肢 1不正解
- サリドマイド事件をきっかけに、1968年にWHO加盟国を中心に国際的な副作用モニタリング体制ができました。
- 選択肢 2正解
- 一般用医薬品でも、発売後の調査(製造販売後調査)や副作用報告などの安全対策が必要で、不要ではありません。
- 選択肢 3不正解
- 製造販売業者などは、集めた副作用情報を評価・検討し、添付文書の改訂などの安全対策を行います。
- 選択肢 4不正解
- 厚生労働大臣は安全のため必要と認めるとき、効能・効果や用法・用量の一部変更、製造・販売の中止、回収などを命じられます。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 一般用医薬品であっても市販後の安全性調査や副作用情報の収集は必須である
- サリドマイド薬害事件を契機にWHO加盟国を中心に国際的副作用モニタリング体制が確立した
間違えやすいところ
- 一般用医薬品は体への作用が強くないので発売後の調査が免除されると勘違いしないように注意する
出題の前提:手引き第5章「医薬品の適正使用・安全対策」における医薬品の副作用等報告及び安全対策措置に基づく。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.25 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品副作用被害救済制度の仕組みと判定機関
医薬品の適正使用・安全対策 · 医薬品副作用被害救済制度 / 給付請求と判定 / 費用の負担
医薬品副作用被害救済制度に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
医薬品副作用被害救済制度は、医薬品を正しく使ったのに起きた健康被害を、すばやく救済する公的な制度です。判定の公平さを保つため、医学的な判定は厚生労働大臣が薬事審議会の意見を聞いて行います。
解き方
- 各記述について、制度の目的、請求する人、判定する主体、お金の負担の役割を整理します。
- 医学的な判定を行うのが厚生労働大臣(薬事審議会)である点と照らし合わせ、誤っている選択肢を見つけます。
- 選択肢 1不正解
- 正しく使ったのに起きた重い副作用の被害者を、すばやく救済するために作られた制度です。
- 選択肢 2不正解
- 給付の請求は、健康被害を受けた本人またはその遺族(死亡の場合)がPMDAに直接行います。
- 選択肢 3正解
- 判定するのは製造販売業者ではなく、厚生労働大臣が薬事審議会の意見を聞いて判定し、その結果でPMDAが給付を決めます。
- 選択肢 4不正解
- 救済給付の費用の大半は、許可を受けた製造販売業者が納める拠出金でまかなわれています。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 救済制度の医学的判定は薬事審議会の意見を聴いて厚生労働大臣が行い、窓口・支給業務はPMDAが担う。
間違えやすいところ
- 判定する主体を「製薬企業」や「PMDAだけ」と混同しないように注意する。
出題の前提:手引き(医薬品の適正使用・安全対策)医薬品副作用被害救済制度の仕組み
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.26 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品副作用被害救済制度の対象製品
医薬品の適正使用・安全対策 · 医薬品副作用被害救済制度 / 救済制度の対象外品目
次のうち、医薬品副作用被害救済制度の対象となる要指導医薬品又は一般用医薬品として、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 漢方処方製剤 b 殺菌消毒剤(人体に直接使用するものを除く) c 歯痛薬 d 一般用検査薬
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品副作用被害救済制度の対象は、正しく使われた医薬品です。ただし、体に直接使わない殺菌消毒剤、殺虫剤・殺鼠剤、一般用検査薬など、一部の品目は対象から外されています。
解き方
- 示された4つの医薬品区分について、救済制度の対象になる品目か、外れる品目かを見分けます。
- 体に直接使わない製品や検査薬は外れ、治療薬である漢方処方製剤・歯痛薬が対象になる組み合わせ(a、c)を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aは対象ですが、b(体に直接使わない殺菌消毒剤)は救済制度の対象から外れているため誤りです。
- 選択肢 2正解
- aの漢方処方製剤とcの歯痛薬はどちらも制度の対象医薬品なので、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- bの体に直接使わない殺菌消毒剤とdの一般用検査薬は、どちらも制度の対象から外れています。
- 選択肢 4不正解
- cは対象ですが、d(一般用検査薬)は体に直接作用しないため対象外であり誤りです。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 人体に直接使用しない殺菌消毒剤、一般用検査薬、殺虫剤・殺鼠剤は救済制度の対象外となる。
間違えやすいところ
- 体に直接使う殺菌消毒剤(うがい薬や外用消毒薬など)は対象だが、「体に直接使わないもの」は対象外になる点を見落としやすい。
出題の前提:手引き(医薬品の適正使用・安全対策)医薬品副作用被害救済制度の対象除外医薬品
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.26 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品PLセンターの役割と位置づけ
医薬品の適正使用・安全対策 · 医薬品PLセンター / 製造物責任法 / 裁判外紛争解決手続き(ADR)
医薬品PLセンターに関する記述について、正しい組み合わせを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
1
解説
医薬品PLセンターは、製造物責任法(PL法)の施行に合わせて日本製薬団体連合会に置かれた、民間の裁判外紛争解決機関(ADR)です。医薬品や医薬部外品による製品不良などの損害賠償について、公平・中立な立場で相談を受け、あっせんなどで早い解決を目指します。
解き方
- 各記述(a〜d)の正誤を確認します。
- a:日本製薬団体連合会に製造物責任法の施行と同時に開設されたという記述は正しいです。
- b:製品不良など企業に損害賠償責任がある場合など、医薬品副作用被害救済制度の対象外となるケースで相談がすすめられるという記述は正しいです。
- c:消費者が企業と交渉するとき、公平・中立な立場で相談を受け付けるという記述は正しいです。
- d:交渉の仲介や調整・あっせんを行い、裁判によらず早い解決を目指すという記述は正しいです。
- すべて正(正・正・正・正)なので、選択肢1を選びます。
- 選択肢 1正解
- a、b、c、dの記述はどれも正しく、適切な組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- aは正しいので、aを誤りとしたこの選択肢は不適切です。
- 選択肢 3不正解
- bは正しいので、bを誤りとしたこの選択肢は不適切です。
- 選択肢 4不正解
- cは正しいので、cを誤りとしたこの選択肢は不適切です。
- 選択肢 5不正解
- dは正しいので、dを誤りとしたこの選択肢は不適切です。
覚えるポイント
- 医薬品PLセンターは日本製薬団体連合会がPL法施行と同時に開設した機関である。
- 対象は医薬品および医薬部外品であり、裁判外で公平・中立にあっせん等を行う。
間違えやすいところ
- 公的な救済機関であるPMDA(医薬品医療機器総合機構)と、PLセンターの役割(過失・欠陥責任の有無の違い)を混同しないように注意する。
出題の前提:手引き「第5章 医薬品の適正使用・安全対策」の医薬品PLセンターに関する記載
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.27 ↗(www.pref.miyagi.jp)
一般用医薬品の主な安全対策と過去の措置
医薬品の適正使用・安全対策 · 小柴胡湯 / 間質性肺炎 / 塩酸フェニルプロパノールアミン / 脳出血
一般用医薬品の安全対策等に関する文章の空欄( a )、( b )に当てはまる字句の正しい組み合わせを1つ選べ。 「1994年1月、( a )とインターフェロン製剤との併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂がなされた。しかし、それ以降も慢性肝炎患者が( a )を使用して間質性肺炎が発症し、死亡を含む重篤な転帰に至った例もあった。 また、( b )が配合された一般用医薬品による脳出血等の副作用症例が複数報告されたことを受け、厚生労働省から関係製薬企業等に対して、使用上の注意の改訂、情報提供の徹底等を行うとともに、代替成分への速やかな切替えにつき指示がなされた。」
解答・解説を表示
解答
3
解説
一般用医薬品の安全対策の歴史では、インターフェロン製剤との併用禁忌や間質性肺炎が問題になった漢方処方製剤は小柴胡湯です。また、食欲を抑える薬などでの脳出血の報告から、一般用医薬品の鼻炎用薬などが見直され、代替成分への切替えが指示されたのは塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)です。
解き方
- 空欄aについて、1994年にインターフェロン製剤と併用禁忌になり、慢性肝炎患者の間質性肺炎による死亡例が問題になった漢方処方製剤は「小柴胡湯」だと特定します。
- 空欄bについて、一般用医薬品で脳出血などの副作用が複数報告され、代替成分(プソイドエフェドリン塩酸塩など)への速やかな切替えが指示された成分は「塩酸フェニルプロパノールアミン」だと特定します。
- a=小柴胡湯、b=塩酸フェニルプロパノールアミンの組み合わせである「3」を選びます。
- 選択肢 1不正解
- bのプソイドエフェドリン塩酸塩は切替え先の代替成分で、副作用のため切替えが指示された成分ではないので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aは柴胡桂枝湯ではなく小柴胡湯で、bもプソイドエフェドリン塩酸塩ではなく塩酸フェニルプロパノールアミンなので誤りです。
- 選択肢 3正解
- aの小柴胡湯、bの塩酸フェニルプロパノールアミンはどちらも正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- aは柴胡桂枝湯ではなく小柴胡湯なので誤りです。
- 選択肢 5不正解
- bのアミノピリンは重い無顆粒球症などが問題になった解熱鎮痛成分で、脳出血の報告で切替えが指示された成分ではないので誤りです。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 小柴胡湯:インターフェロン製剤と併用禁忌、間質性肺炎。
- 塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA):脳出血等のリスク、代替成分(プソイドエフェドリン等)へ切替え。
間違えやすいところ
- 塩酸フェニルプロパノールアミンと、代替成分であるプソイドエフェドリン塩酸塩の立場を逆に覚えないように注意する。
出題の前提:手引き「第5章 医薬品の適正使用・安全対策」の主な安全対策に関する記載
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.27 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品の適正使用等の啓発活動と薬物乱用
医薬品の適正使用・安全対策 · セルフメディケーション / 薬と健康の週間 / 薬物乱用防止
医薬品の適正使用等に関する記述(a~d)の正誤の組み合わせとして、正しいものはどれか。 a 登録販売者は、適切なセルフメディケーションの普及定着、医薬品の適正使用の推進のため、啓発活動に参加、協力することが期待される。 b 毎年10月17日~10月23日までの1週間を「薬と健康の週間」として、国、自治体、関係団体等による広報活動やイベント等が実施されている。 c 医薬品の適正使用の重要性等に関しては、小中学生のうちからの啓発が重要である。 d 薬物乱用は、違法薬物によるものであり、一般用医薬品によるものは含まれない。
解答・解説を表示
解答
5
解説
医薬品の適正使用の啓発活動は、地域社会全体ですすめられており、毎年10月17日〜23日は「薬と健康の週間」と定められています。また、薬物乱用には違法薬物の使用だけでなく、一般用医薬品を本来の目的や用法・用量から外れて使うことも含まれます。
解き方
- 各記述の正誤を考えます。a、b、cは手引きの記載どおりで適切です。
- dについて、一般用医薬品の目的外使用や飲みすぎも薬物乱用にあたるので誤りと判断します。
- 正・正・正・誤の組み合わせである選択肢5を選びます。
- 選択肢 1不正解
- dの記述が誤りなので、すべて正としたこの選択肢は誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aの記述は正しいので、aを誤りとしたこの選択肢は誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bの記述は正しいので、bを誤りとしたこの選択肢は誤りです。
- 選択肢 4不正解
- cの記述は正しいので、cを誤りとしたこの選択肢は誤りです。
- 選択肢 5正解
- a:正、b:正、c:正、d:誤の組み合わせなので正しいです。
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覚えるポイント
- 「薬と健康の週間」は毎年10月17日〜10月23日であること
- 医薬品を適正な目的以外に使用することはすべて薬物乱用に該当すること
間違えやすいところ
- 薬物乱用を違法薬物(覚醒剤や危険ドラッグなど)だけと考えてしまう誤り
出題の前提:手引き「第5章 医薬品の適正使用・安全対策」の啓発活動及び薬物乱用に関する項目に基づく。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.28 ↗(www.pref.miyagi.jp)
添付文書における使用上の注意(成分別の記載事項)
医薬品の適正使用・安全対策 · トラネキサム酸 / ビスマス製剤 / 使用上の注意 / 相互作用
一般用医薬品の添付文書における使用上の注意に関する記述(a~d)の正誤の組み合わせとして、正しいものはどれか。 a トラネキサム酸(内服)は、生じた血栓が分解されにくくなるため、血栓のある人(脳血栓、心筋梗塞、血栓静脈炎等)は、「相談すること」とされている。 b ウルソデオキシコール酸は、肝臓でグリコーゲンを分解して血糖値を上昇させる作用があるため、糖尿病の診断を受けた人は、「相談すること」とされている。 c 次硝酸ビスマスは、吸収増大による精神神経系障害が生じるおそれがあるため、「服用前後は飲酒しないこと」とされている。 d チペピジンヒベンズ酸塩は、目のかすみ、異常なまぶしさを生じることがあるため、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」とされている。
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解答
1
解説
一般用医薬品の添付文書では、含まれる成分の薬の働きや体内での動きをもとに、一緒に使ってはいけない医薬品や飲食物(してはいけないこと)、基礎疾患や体質に応じた注意(相談すること)がはっきりと定められています。
解き方
- aを考えます:トラネキサム酸は血栓を溶けにくくする働きを抑えるため、血栓症の既往などがある人は「相談すること」とされており正しいです。
- bを考えます:グリコーゲンを分解して血糖値を上げる働きを示すのはエフェドリン塩酸塩などで、ウルソデオキシコール酸ではないため誤りです。
- cを考えます:ビスマス製剤はアルコールで吸収が増えて精神神経系の障害を起こすおそれがあるため、「服用前後は飲酒しないこと」とされており正しいです。
- dを考えます:目のかすみや異常なまぶしさは抗コリン作用によるもので、チペピジンヒベンズ酸塩にはあてはまらないため誤りです。
- 正・誤・正・誤の組み合わせである選択肢1を選びます。
- 選択肢 1正解
- a:正、b:誤、c:正、d:誤の組み合わせなので正しいです。
- 選択肢 2不正解
- b、c、dの正誤の判定が誤っています。
- 選択肢 3不正解
- b、cの正誤の判定が誤っています。
- 選択肢 4不正解
- a、b、dの正誤の判定が誤っています。
- 選択肢 5不正解
- a、dの正誤の判定が誤っています。
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覚えるポイント
- ビスマス製剤(次硝酸ビスマス等)はアルコールにより吸収が増大するため飲酒を避ける
- トラネキサム酸は抗プラスミン作用による血栓溶解阻害があるため血栓症患者は相談する
間違えやすいところ
- チペピジンヒベンズ酸塩(鎮咳成分)と、ロートエキスなどの抗コリン成分による瞳を広げる作用を混同する誤り
出題の前提:手引き「第5章 医薬品の適正使用・安全対策」の「してはいけないこと」「相談すること」一覧に基づく。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.28 ↗(www.pref.miyagi.jp)
添付文書の「してはいけないこと」(授乳中の人)
医薬品の適正使用・安全対策 · 使用上の注意 / してはいけないこと / 授乳婦
一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目に、「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」等と記載される主な成分・薬効群等として、正しいものの組み合わせを選びなさい。 a ウルソデオキシコール酸 b ジフェンヒドラミン塩酸塩 c ブロモバレリル尿素 d ダイオウ
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解答
3
解説
授乳中の人が薬を飲むと、成分が母乳に移り、乳児に悪い影響を与えることがあります。そのような成分は、添付文書の「してはいけないこと」に「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」と書かれます。
解き方
- 各成分が授乳中の人に与える影響と、添付文書でどの区分に書かれるかを確かめます。
- ブロモバレリル尿素とウルソデオキシコール酸は「相談すること」に分けられます。
- ジフェンヒドラミン塩酸塩とダイオウは「してはいけないこと(服用しないか授乳を避ける)」に当てはまるので、正しい組み合わせは(b、d)です。
- 選択肢 1不正解
- aのウルソデオキシコール酸は「してはいけないこと」ではなく「相談すること」に書かれるので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aのウルソデオキシコール酸とcのブロモバレリル尿素は、どちらも「相談すること」に書かれる成分なので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 3正解
- ジフェンヒドラミン塩酸塩(b)とダイオウ(d)は、どちらも「してはいけないこと」の「授乳中の人は服用しないか授乳を避けること」に当てはまるので正解です。
- 選択肢 4不正解
- cのブロモバレリル尿素は「相談すること」に書かれる成分なので、この組み合わせは誤りです。

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覚えるポイント
- ダイオウ・センナ(アントラキノン系):母乳移行で乳児に下痢を引き起こすおそれ。
- ジフェンヒドラミン塩酸塩(催眠鎮静薬):母乳移行で乳児に昏睡等のおそれ。
間違えやすいところ
- ブロモバレリル尿素は妊婦などで「相談すること」に書かれますが、授乳の「してはいけないこと」ではありません。
出題の前提:手引き「第5章 医薬品の適正使用・安全対策」の使用上の注意(してはいけないこと・授乳婦)に基づく。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.29 ↗(www.pref.miyagi.jp)
イブプロフェンの「してはいけないこと」(妊婦・出産予定日)
医薬品の適正使用・安全対策 · 使用上の注意 / してはいけないこと / イブプロフェン / 出産予定日
イブプロフェンを含む一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目に関する以下の記述について、( a )~( c )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを選びなさい。 イブプロフェンは、妊娠期間の( a )、胎児の動脈管の収縮・早期閉鎖、子宮収縮の( b )、分娩時出血の増加のおそれがあるため、出産予定日( c )週以内の妊婦に対して、使用(服用)しないこととしている。
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解答
5
解説
プロスタグランジンは子宮を収縮させる働きを持つ物質です。その産生を抑えるNSAIDs(イブプロフェンなど)は、子宮の収縮を抑えて妊娠期間を延ばし、胎児の動脈管を収縮させるおそれがあります。
解き方
- イブプロフェンがプロスタグランジンの産生を抑えることで、子宮収縮を抑え妊娠期間を延ばすことを確かめます。
- 出産予定日の何週以内が禁忌とされているか(12週以内)を確かめます。
- a=延長、b=抑制、c=12 の組み合わせである選択肢5を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 妊娠期間は短くなるのではなく「延長」するので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 妊娠期間は「延長」し、子宮収縮は「抑制」されるので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 妊娠期間は「延長」で、対象期間は「12週以内」なので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 子宮収縮は「抑制」され、期間は「12週以内」なので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 5正解
- aは延長、bは抑制、cは12で、すべて正しく合っているので正解です。
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覚えるポイント
- イブプロフェン:出産予定日12週以内の妊婦は「してはいけないこと(服用しない)」。
- 理由:妊娠期間の延長、胎児の動脈管収縮・早期閉鎖、子宮収縮の抑制、分娩時出血の増加。
間違えやすいところ
- 「短縮」と「延長」、「抑制」と「促進」、「12週」と「24週(あるいは12日)」の取り違えに注意します。
出題の前提:手引き「第5章 医薬品の適正使用・安全対策」の別表(してはいけないこと:イブプロフェン)に基づく。
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.29 ↗(www.pref.miyagi.jp)
メチルエフェドリン塩酸塩と高齢者への相談事項
医薬品の適正使用・安全対策 · 添付文書の使用上の注意 / 相談すること / アドレナリン作動成分
一般用医薬品の添付文書における使用上の注意に関する次の記述について、( a )~( c )の中に入る字句の正しい組み合わせを選びなさい。 「メチルエフェドリン塩酸塩は、( a )、( b )、( c )を起こしやすいため、「相談すること」の項目に「高齢者」と記載することとされている。」
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解答
5
解説
アドレナリン作動成分は交感神経を刺激し、心臓の拍動を速め(心悸亢進)、血管を縮めて血圧を上げ、肝臓のグリコーゲン分解を促して血糖値を上げます(糖代謝促進)。体の働きが低下した高齢者ではこの作用が強く出やすいため、添付文書の「相談すること」に高齢者と書かれます。
解き方
- メチルエフェドリン塩酸塩が交感神経を興奮させるアドレナリン作動成分であることを確かめます。
- 交感神経の刺激で起きる作用(脈が速くなる心悸亢進、血圧上昇、血糖値を上げる糖代謝促進)を各空欄と照らし合わせます。
- 選択肢 1不正解
- アドレナリン作動成分で起きるのは徐脈ではなく、心拍が速くなる心悸亢進なので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- アドレナリン作動成分は血圧を上げ、糖代謝を促進するので、徐脈・血圧低下・糖代謝抑制はすべて誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 糖代謝は抑えられるのではなく、肝臓のグリコーゲン分解などで促進されるので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 血圧は下がらず上がり、糖代謝も抑えられず促進されるので誤りです。
- 選択肢 5正解
- aは心悸亢進、bは血圧上昇、cは糖代謝促進で、添付文書の書き方に合うので正解です。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- アドレナリン作動成分は高齢者において「心悸亢進」「血圧上昇」「糖代謝促進」を引き起こしやすいです。
間違えやすいところ
- 糖代謝が促進されて血糖値が上がることを、代謝抑制と取り違えないように注意します。
出題の前提:手引き第5章「使用上の注意(記載要領)」別表(相談すること・高齢者)
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.30 ↗(www.pref.miyagi.jp)
添付文書の「相談すること」における基礎疾患と成分の関係
医薬品の適正使用・安全対策 · 添付文書の使用上の注意 / 相談すること / 基礎疾患
一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目中の、「次の診断を受けた人」と記載される基礎疾患等と主な使用上の注意に関する成分との関係について、正しいものの組み合わせを選びなさい。 基礎疾患等 / 主な使用上の注意に関する成分 a 甲状腺機能障害 ― アスピリン b 糖尿病 ― グリチルリチン酸二カリウム c 肝臓病 ― アセトアミノフェン d 胃・十二指腸潰瘍 ― サリチルアミド
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解答
4
解説
添付文書の「相談すること」の「次の診断を受けた人」には、持っている病気を悪化させたり、成分の代謝が遅れて副作用が出やすくなる成分が書かれます。アセトアミノフェンは肝臓の病気を悪化させるおそれがあり、サリチルアミドなどの解熱鎮痛成分は胃の粘膜を傷めて胃・十二指腸潰瘍を悪化させるおそれがあります。
解き方
- 各成分が影響する病気(アスピリン:胃・十二指腸潰瘍や血液の病気など;グリチルリチン酸:高血圧、心臓病、腎臓病など;アセトアミノフェン:肝臓病;サリチルアミド:胃・十二指腸潰瘍)を確かめます。
- 記述a~dの正誤を判定し、正しい組み合わせ(c、d)を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aの甲状腺機能障害で注意すべき主な成分はプソイドエフェドリン塩酸塩やヨウ素系成分などで、bの糖尿病で注意すべきはアドレナリン作動成分などなので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- cは正しいですが、aのアスピリンは甲状腺機能障害ではなく、胃・十二指腸潰瘍や血液の病気などで注意が必要なので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- dは正しいですが、bのグリチルリチン酸二カリウムは偽アルドステロン症のリスクから高血圧や腎臓病、心臓病で注意されるもので、糖尿病ではないので誤りです。
- 選択肢 4正解
- c(アセトアミノフェンと肝臓病)とd(サリチルアミドと胃・十二指腸潰瘍)がどちらも正しいので正解です。

関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- アセトアミノフェンは肝臓病、サリチルアミドなどNSAIDs・解熱鎮痛成分は胃・十二指腸潰瘍の患者で「相談すること」とされています。
間違えやすいところ
- 甲状腺機能障害や糖尿病で注意すべき成分(アドレナリン作動成分など)と、抗炎症・解熱鎮痛成分が対象とする病気を混同しないように整理します。
出題の前提:手引き第5章「使用上の注意(記載要領)」別表(相談すること・次の診断を受けた人)
出典:宮城県『2026年度 宮城県 後半』
午後(PDF:457KB) p.30 ↗(www.pref.miyagi.jp)
2026年度 宮城県 後半
参照した公式資料
宮城県が公開した2026年度 宮城県 後半の問題・解答資料です。
- 午後(PDF:457KB) ↗ — www.pref.miyagi.jp(PDF・30ページ)

