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2025年度 東京都試験の概要
医薬品の本質と法的位置付け
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 医薬品の本質 / 製造物責任法 / リスク評価
医薬品の本質に関する次の記述のうち、正しいものの組合せとして適切なものを1つ選びなさい。 a 医薬品医療機器等法では、健康被害の発生の可能性の有無にかかわらず、異物等の混入、変質等がある医薬品を販売等してはならない旨を定めている。 b 一般用医薬品として販売される製品は、製造物責任法(平成6年法律第85号)の対象ではない。 c 一般用医薬品は、市販後にも、リスク区分の見直しが行われることがある。 d 人体に対して使用されない医薬品は、人の健康に影響を与えることはない。
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解答
2
解説
医薬品は、人の生命や健康に直接はたらきかけるため、品質・有効性・安全性を厳しく確保する必要があります。だから、一般用医薬品も製造物責任法(PL法)の対象になります。また、人体に直接使わない検査薬なども健康に影響することがあり、市販後もリスク区分が見直されることがあります。
解き方
- 記述aは、医薬品医療機器等法第56条などで、異物が混じった医薬品や変質した医薬品の販売・授与が禁止されているので正しい。
- 記述bは、一般用医薬品も製造物責任法(PL法)の「製造物」に当たり、責任の対象になるので誤り。
- 記述cは、一般用医薬品は市販後の安全性情報の集積などをもとに、リスク区分が見直されることがあるので正しい。
- 記述dは、検査薬や殺虫剤など人体に直接使わない医薬品でも、誤った判定や環境への影響を通じて健康被害が出るおそれがあるので誤り。
- 選択肢 1不正解
- 記述aは正しいですが、記述bが誤っているので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 2正解
- 記述aとcはどちらも正しいので、この組合せは適切です。
- 選択肢 3不正解
- 記述aは正しいですが、記述dが誤っているので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 4不正解
- 記述bが誤りで、正しいのは記述cだけなので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 5不正解
- 記述bとdがどちらも誤っているので、この組合せは不適切です。
覚えるポイント
- 一般用医薬品も製造物責任法(PL法)の対象であること、人体に直接用いない殺虫剤や検査薬も人の健康に影響を与え得ること。
間違えやすいところ
- 医薬品は規制が厳しいのでPL法の対象外だと誤解しやすいので注意。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.3 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品のリスク評価と各種基準
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · リスク評価 / LD50 / GCP / GVP / GPSP
医薬品のリスク評価に関する次の記述のうち、正しいものの組合せとして適切なものを1つ選びなさい。 a 動物実験で求められる50%致死量(LD50)は、薬物の有効性の指標として用いられる。 b ヒトを対象とした臨床試験の実施の基準には、国際的に Good Clinical Practice(GCP)が制定されている。 c 医薬品に対しては、製造販売後の調査及び試験の実施の基準として、Good Vigilance Practice(GVP)が制定されている。 d 医薬品は、少量の投与でも長期投与されれば慢性的な毒性が発現する場合もある。
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解答
4
解説
医薬品のリスク評価には、動物を使う試験やヒトを対象とする臨床試験、市販後の調査などがあります。それぞれに国際的な基準(GCPなど)や国内の基準(GPSP、GVPなど)が定められており、役割の違いを正確におさえる必要があります。
解き方
- 記述aは、50%致死量(LD50)が薬の「毒性(安全性)」を測る指標であり、「有効性」の指標ではないので誤り。
- 記述bは、ヒトを対象とした臨床試験の実施基準として、国際的にGCP(Good Clinical Practice)が定められているので正しい。
- 記述cは、製造販売後の調査及び試験の基準がGPSP(Good Post-marketing Study Practice)で、GVPは製造販売後安全管理基準なので誤り。
- 記述dは、医薬品は少量の投与でも長期間使い続けると、慢性の毒性が出ることがあるので正しい。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが誤りで記述bが正しいので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 2不正解
- 記述aとcがどちらも誤っているので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 3不正解
- 記述bは正しいですが記述cが誤っているので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 4正解
- 記述bとdがどちらも正しいので、この組合せは適切です。
- 選択肢 5不正解
- 記述cが誤りで記述dが正しいので、この組合せは不適切です。
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覚えるポイント
- LD50は毒性・安全性の指標、臨床試験基準はGCP、製造販売後調査・試験基準はGPSP、安全管理基準はGVP。
間違えやすいところ
- GPSP(製造販売後調査及び試験の基準)とGVP(製造販売後安全管理基準)の名前と役割を混同しないよう注意。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.3 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
健康食品と医薬品の違い・相互作用
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 健康食品 / 相互作用 / セルフメディケーション
健康食品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せとして適切なものを1つ選びなさい。 a 健康食品は、医薬品との相互作用で薬物治療の妨げになることはない。 b 健康食品は、法的にも、安全性や効果を担保する科学的データの面でも医薬品とは異なることを十分理解しておく必要がある。 c 健康食品においては、誤った使用方法や個々の体質により健康被害を生じた例は報告されていない。 d 一般用医薬品の販売時にも健康食品の摂取の有無について確認することは重要で、購入者等の健康に関する意識を尊重しつつも、必要があればそれらの摂取についての指導も行うべきである。
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解答
3
解説
健康食品は食品に分類され、医薬品のような有効性・安全性の審査を受けていません。それでも、医薬品の効き目や体内での変化に影響する相互作用を起こすことがあります。また、飲みすぎや体質などで健康被害が出た例も報告されています。
解き方
- 記述aは、健康食品の成分が医薬品の吸収や代謝に影響して、治療の妨げになる例があるので誤り。
- 記述bは、健康食品は法律上の位置づけも、科学性を確かめるデータの水準も医薬品と異なるので正しい。
- 記述cは、飲みすぎやアレルギー、肝臓の障害などの健康被害の例が多く報告されているので誤り。
- 記述dは、専門家として健康食品の摂取状況を確認し、必要に応じて助言や指導を行うべきなので正しい。
- 選択肢 1不正解
- aとcが誤りで、dは正しいので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 2不正解
- aが誤りで、bとdは正しいので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 3正解
- a:誤、b:正、c:誤、d:正の組合せで、正しい答えです。
- 選択肢 4不正解
- dは正しい記述なので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 5不正解
- bは正しく、cは誤っているので、この組合せは不適切です。
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覚えるポイント
- 健康食品も医薬品との相互作用を起こすこと、健康被害の報告例があること。
間違えやすいところ
- 「食品だから医薬品と一緒に使っても安全」という思い込みをもたないよう注意。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.4 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品によるアレルギー(過敏反応)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · アレルギー / 免疫 / 添加物 / ショック
アレルギー(過敏反応)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せとして適切なものを1つ選びなさい。 a 医薬品の中には、鶏卵や牛乳等を原材料として作られているものがあるため、それらに対するアレルギーがある人では使用を避けなければならない場合がある。 b 普段は医薬品にアレルギーを起こしたことがない人でも、病気等に対する抵抗力が低下している状態などの場合には、医薬品がアレルゲンになることがあり、思わぬアレルギーを生じることがある。 c 医薬品の添加物は、アレルギーを引き起こす原因物質とはならない。 d アレルギー症状は、結膜炎症状や鼻炎症状、蕁麻疹や湿疹等の皮膚症状及び血管性浮腫のようなやや広い範囲にわたる腫れ等が生じることが多い。
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解答
3
解説
医薬品によるアレルギーは、体の免疫が過剰にはたらく反応です。有効成分だけでなく、添加物(着色料、結合剤、安定化剤など)や由来の原材料(鶏卵、牛乳など)でも起こります。体調や免疫の状態が変わると、急に発症することもあります。
解き方
- 記述aは、リゾチーム(鶏卵由来)やタンニン酸アルブミン(牛乳由来)などの成分があるので正しい。
- 記述bは、普段アレルギーのない人でも、体調や免疫の状態で急に発症することがあるので正しい。
- 記述cは、医薬品に含まれる添加物もアレルギーの原因(アレルゲン)になり得るので誤り。
- 記述dは、皮膚の症状、粘膜の症状、血管性浮腫など、さまざまなアレルギー症状が出やすいので正しい。
- 選択肢 1不正解
- bとdが正しく、cが誤っているので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 2不正解
- aは正しい記述なので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 3正解
- a:正、b:正、c:誤、d:正の組合せで、正しい答えです。
- 選択肢 4不正解
- aが正しく、cが誤っているので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 5不正解
- bが正しく、cが誤っているので、この組合せは不適切です。
覚えるポイント
- 医薬品の有効成分だけでなく、配合されている添加物もアレルギーの原因となること。
間違えやすいところ
- 「添加物は薬の効き目がないからアレルギーを起こさない」と誤解しないよう注意。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.4 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品の副作用の特性
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 副作用 / 自覚症状 / 基礎疾患への影響
医薬品の副作用に関する次の記述のうち、正しいものの組合せとして適切なものを1つ選びなさい。 a 一般用医薬品は、軽度な疾病に伴う症状の改善等を図るものであり、重大な副作用の兆候が現れた場合であっても、症状の改善を優先し使用を継続した方がよい。 b 医薬品が人体に及ぼす作用は、すべてが解明されているわけではないが、十分注意して適正に使用すれば、副作用が生じることはない。 c 副作用は、血液や内臓機能への影響等のように、明確な自覚症状として現れないこともある。 d 複数の疾病を有する人の場合、ある疾病に対して使用された医薬品の作用により、別の疾病の症状が悪化することもある。
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解答
5
解説
医薬品は、正しく使っても副作用を完全には防げません。肝臓や血液の障害のように、気づきにくい副作用もあります。重大な副作用のきざしが出たら、すぐに使用を中止する必要があります。また、持っている別の病気を悪化させることもあります。
解き方
- 記述aは、重大な副作用のきざしが出たときは、すぐに使用を中止して受診などをする必要があるので誤り。
- 記述bは、十分に注意して正しく使っても、副作用がまったく出ないとはいえないので誤り。
- 記述cは、肝臓の障害や血液の異常など、初期には自覚症状が出にくい副作用もあるので正しい。
- 記述dは、持っている他の病気が悪くなることがある(例:抗コリン成分による緑内障の悪化など)ので正しい。
- 選択肢 1不正解
- 記述aとbがどちらも誤っているので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが誤りで記述cが正しいので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 3不正解
- 記述aが誤りで記述dが正しいので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 4不正解
- 記述bが誤りで記述cが正しいので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 5正解
- 記述cとdがどちらも正しいので、この組合せは適切です。
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覚えるポイント
- 適正使用であっても副作用は起こり得ること、重篤な副作用の兆候時は使用を即座に中止すること。
間違えやすいところ
- 「正しく使っていれば副作用は出ない」と決めつけないよう注意。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.5 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品の不適正使用と薬物依存
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 不適正使用 / 薬物依存 / 乱用 / 専門家の役割
医薬品の不適正な使用と副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せとして適切なものを1つ選びなさい。 a 一般用医薬品は、指示どおりの使用量であれば、長期連用しても、肝臓や腎臓などの医薬品を代謝する器官を傷めたりすることはない。 b 一般用医薬品には習慣性・依存性がある成分を含んでいるものがあり、そうした医薬品が乱用されることがある。 c 誤解や認識不足による不適正な使用や、それに起因する副作用の発生の防止を図るには、医薬品の販売等に従事する専門家が、購入者等に対して、正しい情報を適切に伝えていくことが重要となる。 d 適正な使用がなされる限りは安全かつ有効な医薬品であっても、乱用された場合には薬物依存を生じることがあるが、そこから離脱することは容易である。
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解答
2
解説
一般用医薬品は、だらだらと長く使い続けるべきではありません。決められた量でも、長期の使用で代謝や排泄の器官に障害が出ることがあります。また、依存性のある成分を乱用すると、精神・身体の依存が生じ、そこから抜け出すのは非常に難しくなります。
解き方
- 記述aは、指示どおりの量でも長期連用で肝臓や腎臓などの臓器障害を起こすことがあるので誤り。
- 記述bは、鎮咳成分や鎮静成分など習慣性・依存性のある成分を含む製剤があり、乱用の対象になり得るので正しい。
- 記述cは、専門家による適切な情報提供と相談対応が、不適正な使用と副作用の防止に重要なので正しい。
- 記述dは、一度薬物依存ができると、そこから抜け出すのは非常に難しいので誤り。
- 選択肢 1不正解
- aが誤っているので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 2正解
- a:誤、b:正、c:正、d:誤の組合せで、正しい答えです。
- 選択肢 3不正解
- cが正しく、dが誤っているので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 4不正解
- aが誤り、bが正しく、dも誤っているので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 5不正解
- aが誤り、bとcが正しいので、この組合せは不適切です。
覚えるポイント
- 規定用量でも長期連用は臓器障害のリスクとなること、薬物依存からの離脱は容易ではないこと。
間違えやすいところ
- 用量を守っていれば長く使い続けても安全だと思い込まないよう注意。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.5 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品や食品との相互作用
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 相互作用 / 薬効群の重複 / 外用薬の吸収
他の医薬品や食品との相互作用等に関する次の記述のうち、正しいものの組合せとして適切なものを1つ選びなさい。 a 外用薬であれば、食品の摂取によって、その外用薬の作用や代謝が影響を受けることはない。 b 相互作用は、医薬品が吸収、分布、代謝又は排泄される過程で起こることはなく、医薬品が薬理作用をもたらす部位において起こるものである。 c 医薬品の相互作用による副作用のリスクを減らす観点から、緩和を図りたい症状が明確である場合には、なるべくその症状に合った成分のみが配合された医薬品が選択されることが望ましい。 d かぜ薬、解熱鎮痛薬、鎮静薬、鎮咳去痰薬、アレルギー用薬等では、成分や作用が重複することが多く、通常、これらの薬効群に属する医薬品の併用は避けることとされている。
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解答
5
解説
相互作用は、薬がはたらく場所での作用の重なりや打ち消しだけでなく、体内での吸収・分布・代謝・排泄の各過程でも起こります。外用薬でも、成分が血液に入れば食品などの影響を受けることがあります。同じような効き目の成分を重ねて使うと副作用の危険が高まるので、避ける必要があります。
解き方
- 記述aは、外用薬でも血液中に移行した成分が食品の影響を受けたり、代謝に影響したりすることがあるので誤り。
- 記述bは、相互作用は薬がはたらく部位だけでなく、吸収・分布・代謝・排泄(ADME)の過程でも起こるので誤り。
- 記述cは、不要な成分を取らず、目的に合った成分だけの製剤を選ぶことが相互作用リスクの軽減につながるので正しい。
- 記述dは、かぜ薬や解熱鎮痛薬、鎮静薬などは抗ヒスタミン成分や鎮痛成分などが重なりやすいので併用を避けるべきで、正しい。
- 選択肢 1不正解
- 記述aとbがどちらも誤っているので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが誤りで記述dが正しいので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 3不正解
- 記述bが誤りで記述cが正しいので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 4不正解
- 記述bが誤りで記述dが正しいので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 5正解
- 記述cとdがどちらも正しいので、この組合せは適切です。
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覚えるポイント
- 外用薬も食品と相互作用し得ること、相互作用は吸収・分布・代謝・排泄の各段階でも生じること。
間違えやすいところ
- 「外用薬だから食品の影響は受けない」「相互作用は効く場所だけで起こる」という思い違いに注意。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.6 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
小児等の年齢区分の定義
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 小児等の年齢区分 / 乳児 / 幼児 / 小児
「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項」(平成29年6月8日付け薬生安発0608第1号厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長通知別添)における年齢区分に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せとして適切なものを1つ選びなさい。 乳児、幼児、小児という場合には、おおよその目安として、乳児は生後4週以上、( a )未満、幼児は( a )以上、( b )未満、小児は( b )以上、( c )未満の年齢区分が用いられる。
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解答
1
解説
医薬品の用法・用量などで使う年齢区分には、標準的な目安があります。新生児は生後4週未満、乳児は生後4週以上1歳未満、幼児は1歳以上7歳未満、小児は7歳以上15歳未満です。この区切りを正確に覚えておく必要があります。
解き方
- 乳児は「生後4週以上、1歳未満」なので、aには「1歳」が入ります。
- 幼児は「1歳以上、7歳未満」なので、bには「7歳」が入ります。
- 小児は「7歳以上、15歳未満」なので、cには「15歳」が入ります。
- よって(a:1歳、b:7歳、c:15歳)の組合せである選択肢1が正解です。
- 選択肢 1正解
- a:1歳、b:7歳、c:15歳が正しい年齢区分の目安です。
- 選択肢 2不正解
- bが5歳になっているので誤りです(正しくは7歳)。
- 選択肢 3不正解
- cが12歳になっているので誤りです(正しくは15歳)。
- 選択肢 4不正解
- aが3歳、bが5歳、cが12歳ですべて誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aが3歳、bが5歳になっているので誤りです。
覚えるポイント
- 新生児:生後4週未満、乳児:生後4週〜1歳未満、幼児:1歳〜7歳未満、小児:7歳〜15歳未満。
間違えやすいところ
- 幼児の区切りを小学校就学前の6歳や5歳、小児の上限を12歳と混同しないよう注意。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.6 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
小児等への医薬品の使用
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 小児の生理機能 / 血液脳関門 / 医薬品の適正使用
小児等への医薬品の使用に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
解答・解説を表示
解答
3
解説
大人用の医薬品を減らして小児に使うのは危険です。小児は肝臓や腎臓の働き、血液脳関門が未発達だからです。体重の比だけで大人と同じように換算することはできません。
解き方
- 小児の体の特徴(肝臓や腎臓の働き、血液脳関門が未熟)を確認する。
- 大人用の薬を減らして小児に与える危険や、小児用医薬品の使い方の決まりと照らし合わせ、誤りを選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- 小児は血液脳関門が未発達なので、薬の成分が脳に届きやすく、中枢神経に影響が出やすいです。
- 選択肢 2不正解
- 乳幼児は自分の具合をうまく伝えられません。だから服用後は保護者がよく様子を見ることが大切です。
- 選択肢 3正解
- 大人用の薬を減らして小児に与えると、思わぬ副作用が起きる危険があるので、してはいけません。
- 選択肢 4不正解
- 乳児はまず医師の診察を受けるのが基本です。市販薬での対処は最小限(夜間など受診が難しいとき)にとどめます。
- 選択肢 5不正解
- 乳幼児が薬を大量に飲んだときは、すぐ専門機関に相談するなど、高度な専門的判断が必要です。
覚えるポイント
- 小児への大人用医薬品の減量投与は厳禁です。
間違えやすいところ
- 大人の量を減らせば小児にも安全に使える、と勘違いしやすいです。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.7 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
高齢者への医薬品の使用
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 高齢者の生理機能 / 基礎疾患 / 嚥下障害
高齢者への医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a 高齢者は、持病(基礎疾患)を抱えていることが多いが、一般用医薬品の使用によって基礎疾患の症状が悪化したり、治療の妨げとなる場合はない。 b 高齢者の生理機能の衰えの度合いは個人差が小さいので、年齢から副作用のリスク増大の程度を判断できる。 c 一般用医薬品の販売等に際しては、実際にその医薬品を使用する高齢者の個々の状況に即して、適切に情報提供や相談対応がなされることが重要である。 d 高齢者は、喉の筋肉が衰えて飲食物を飲み込む力が弱まっている(嚥下障害)場合があり、内服薬を使用する際に喉に詰まらせやすい。
解答・解説を表示
解答
5
解説
高齢者への対応は、一人ひとりの状態に合わせてこまかく行う必要があります。高齢者は体の働きが低下し、持病をいくつも抱えていることが多いからです。衰えの度合いには大きな個人差があります。
解き方
- 持病への影響の有無(a)と、生理機能の衰えの個人差(b)の正誤を判断する。
- 高齢者への個別対応の大切さ(c)と、のみ込みにくさの危険(d)の正誤を判断する。
- 組み合わせ(誤・誤・正・正)に合う選択肢5を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- bは誤りでdは正しいので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aは誤りなので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aとbは誤りでcは正しいので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- cとdは正しいので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 5正解
- aは誤り、bは誤り、cは正しく、dも正しいので、正しい組み合わせです。
答えの内訳
- a:誤
- 高齢者の基礎疾患は、一般用医薬品の使用によって症状が悪化したり治療の妨げとなることがあります。
- b:誤
- 生理機能の衰えの度合いは個人差が極めて大きいため、単に年齢のみから副作用リスクを一律に判断することはできません。
- c:正
- 高齢者の個々の状態や併用薬などの状況に即して、適切な情報提供や相談対応を行うことが重要です。
- d:正
- 喉の筋力低下等による嚥下障害により、内服薬を喉に詰まらせたり誤嚥したりしやすくなります。
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覚えるポイント
- 高齢者の生理機能の低下は個人差が大きいのが特徴です。
間違えやすいところ
- 生理機能の衰えを「個人差が小さい」と読み間違えないようにしましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.7 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
妊婦・授乳婦への医薬品の使用
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 胎盤関門 / 流産・早産リスク / 母乳移行
妊婦又は妊娠していると思われる女性及び母乳を与える女性(授乳婦)への医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a 妊婦から、体の変調や不調に対して一般用医薬品を使用することにより症状を緩和したいという相談があった場合、一般用医薬品の販売等に従事する専門家は、その対処が適切かどうかを含めて慎重に考慮する必要がある。 b 妊婦が医薬品を使用した場合に、血液-胎盤関門によって、どの程度医薬品成分の胎児への移行が防御されるかは、未解明のことも多い。 c 便秘薬のように、配合成分やその用量によっては流産や早産を誘発するおそれがあるものがある。 d 吸収された医薬品の一部が乳汁中に移行することが知られていても、通常の使用の範囲では具体的な悪影響は判明していないものもある。
解答・解説を表示
解答
5
解説
妊婦や授乳婦への薬は、胎児や乳児への影響を考えて慎重に判断する必要があります。薬の成分が胎盤や母乳を通じて赤ちゃんに移るおそれがあるからです。
解き方
- 記述a・b・c・dの内容を、妊婦・授乳婦についての基本知識と照らし合わせる。
- すべて正しい記述(正・正・正・正)だと確認し、選択肢5を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- dは正しいので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aは正しいので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bは正しいので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- cは正しいので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 5正解
- a、b、c、dはどれも正しく、正しい組み合わせです。
答えの内訳
- a:正
- 妊婦からの相談に対しては、一般用医薬品の使用が適切か否かを含めて慎重に考慮し、必要に応じて受診勧奨を行う必要があります。
- b:正
- 血液-胎盤関門による胎児への薬物移行の防御機構については未解明の点も多いです。
- c:正
- 瀉下薬などの配合成分や用量によっては、子宮収縮を促して流産や早産を誘発するおそれがあります。
- d:正
- 乳汁中への移行が知られていても、通常の使用範囲内では乳児への具体的な悪影響が判明していないものもあります。
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覚えるポイント
- 胎盤関門はすべての薬物を完全に遮断するわけではありません。
間違えやすいところ
- 母乳に移る薬がすべて乳児に悪いわけではない、と覚えましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.8 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医療機関で治療を受けている人等への配慮
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 医療機関の受診 / 慢性疾患 / 相互作用・既往歴
医療機関で治療を受けている人等への医薬品の使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a 一般用医薬品の購入者等に対して、医療機関で治療を受ける際には、使用している一般用医薬品の情報を医療機関の医師や薬局の薬剤師等に伝えるよう説明する必要はない。 b 特定の症状がある人であっても、医療機関での治療を特に受けていない場合、一般用医薬品の使用について、注意する必要はない。 c 生活習慣病等の慢性疾患の種類や程度によっては、一般用医薬品の使用により、その症状が悪化することがある。 d 過去に医療機関で治療を受けていた(今は治療を受けていない)という場合には、どのような疾患について、いつ頃かかっていたのか(いつ頃治癒したのか)を踏まえ、購入者等が一般用医薬品の使用の可否を適切に判断することができるよう情報提供がなされることが重要である。
解答・解説を表示
解答
4
解説
治療中の人や過去に病気をした人は、薬の飲み合わせや持病への影響に気をつける必要があります。適切な情報提供と、受診時に使っている薬を伝えることが大切だからです。
解き方
- 受診時に薬の情報を伝える必要(a)と、治療中でない人の注意の必要(b)を判断する(どちらも誤)。
- 慢性の病気への影響(c)と、過去の病歴への配慮(d)を判断する(どちらも正)。
- 組み合わせ(誤・誤・正・正)に合う選択肢4を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- bは誤りでdは正しいので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aは誤りなので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aとbは誤りで、cは正しいので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 4正解
- aは誤り、bは誤り、cは正しく、dも正しいので、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- bは誤りでcは正しいので、この組み合わせは誤りです。
答えの内訳
- a:誤
- 処方薬との重複や相互作用を避けるため、使用中の一般用医薬品について医師や薬剤師に伝えるよう説明する必要があります。
- b:誤
- 治療を受けていなくても、特定の症状がある場合は一般用医薬品の使用によって症状悪化などのリスクがあるため注意が必要です。
- c:正
- 高血圧や糖尿病等の慢性疾患では、一般用医薬品の成分によって疾患の症状が悪化することがあります。
- d:正
- 過去の既往歴(疾患の種類や治癒時期など)を確認し、使用可否を適切に判断できるよう情報提供することが重要です。
覚えるポイント
- 使用中の市販薬は受診時に医師や薬剤師に伝える必要があります。
間違えやすいところ
- 今は病院にかかっていなければ病歴は関係ない、と思い込みやすいです。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.8 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
プラセボ効果(偽薬効果)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · プラセボ効果の機序 / 自然緩解 / 望ましくない作用
プラセボ効果(偽薬効果)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a 医薬品を使用したときにもたらされる反応や変化には、薬理作用によるもののほか、プラセボ効果によるものも含まれる。 b プラセボ効果には、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)は関与していないと考えられている。 c プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることもあるが、不確実であり、それを目的として一般用医薬品が使用されるべきではない。 d プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には、不都合なもの(副作用)はない。
解答・解説を表示
解答
2
解説
プラセボ効果は、思い込みや自然な回復などによって起こります。良い効果だけでなく、副作用のような良くない反応として出ることもあります。
解き方
- プラセボ効果の意味と関係する要因(自然緩解が関わるか)を判断する(aは正、bは誤)。
- 使用してよいかどうかと、良くない反応(副作用)が出るかどうかを判断する(cは正、dは誤)。
- 正・誤・正・誤の組み合わせである選択肢2を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- bとdが誤りなので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 2正解
- aは正しく、bは誤り、cは正しく、dは誤りなので、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- bは誤りなので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、bは誤りなので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aは正しく、dは誤りなので、この組み合わせは誤りです。
答えの内訳
- a:正
- 医薬品使用時の効果には、有効成分本来の薬理作用に加え、心理的要因等のプラセボ効果が含まれます。
- b:誤
- プラセボ効果には、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)も関与していると考えられています。
- c:正
- 客観的変化として現れることもありますが、不確実であるためプラセボ効果を目的として使用すべきではありません。
- d:誤
- プラセボ効果によってもたらされる変化には、望ましくない反応(副作用・ノセボ効果)も含まれます。
覚えるポイント
- プラセボ効果には自然緩解も関与し、不都合な反応(副作用)も起こり得ます。
間違えやすいところ
- プラセボ効果は良い作用しか出ない、と思い込まないようにしましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.9 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品の品質と保管
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 医薬品の品質 / 使用期限 / 保管環境
医薬品の品質に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 a 医薬品は、高い水準で均一な品質が保証されていなければならない。 b 医薬品は、適切な保管・陳列がなされたとしても、経時変化による品質の劣化は避けられない。 c 医薬品の外箱等に表示されている「使用期限」は、開封の有無にかかわらず製品の品質が保持される期限である。 d 医薬品を保管・陳列する際は、高温、多湿、直射日光等の下に置くことのないよう留意する必要はない。
解答・解説を表示
解答
1
解説
医薬品には高い水準でそろった品質が求められます。しかし時間がたつと品質は少しずつ悪くなるので、高温・多湿・直射日光を避けて保管します。外箱の使用期限は、開けていない状態で正しく保管したときの期限です。
解き方
- aからdまでの各記述が正しいか、一つずつ確かめます。
- aは正しく、bも正しく、cとdは誤りなので、正しい組合せ(a、b)の選択肢1を選びます。
- 選択肢 1正解
- aとbの両方が正しいので、この組合せが正解です。
- 選択肢 2不正解
- cが誤りです。使用期限は開けていない状態での期限だからです。
- 選択肢 3不正解
- dが誤りです。高温・多湿・直射日光を避ける必要があるからです。
- 選択肢 4不正解
- cが誤りです。使用期限は開けていない状態に限られるからです。
- 選択肢 5不正解
- cとdの両方が誤りなので、この組合せは当てはまりません。
答えの内訳
- a:正
- 医薬品は人の生命や健康に直接影響するため、常に高い水準で均一な品質が保証される必要があります。
- b:正
- 医薬品は適切に保管・陳列されていても、時間経過に伴う物理的・化学的な劣化を完全に避けることはできません。
- c:誤
- 使用期限は「未開封」の状態で適切に保管された場合に品質が保持される期限であり、開封後は当てはまりません。
- d:誤
- 品質の劣化を防ぐため、高温・多湿・直射日光などを避けて適切に保管・陳列する必要があります。
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覚えるポイント
- 医薬品の使用期限は「未開封」であることが前提です。
間違えやすいところ
- 「開封した後も使用期限まで品質がもつ」と間違えやすいので注意します。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.9 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
適切な医薬品選択と受診勧奨
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 受診勧奨 / セルフメディケーション / ドーピング
適切な医薬品選択と受診勧奨に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a スポーツ競技者については、ドーピングに注意が必要であるが、一般用医薬品には、使用してもドーピングに該当する成分を含むものはない。 b 一般用医薬品の販売等に従事する専門家による情報提供は、必ずしも医薬品の販売に結びつけるのでなく、医療機関の受診を勧めたり、医薬品の使用によらない対処を勧めることが適切な場合がある。 c 一般用医薬品を一定期間若しくは一定回数使用しても症状の改善がみられない又は悪化したときには、医療機関を受診して医師の診療を受ける必要がある。 d 一般用医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等に対して常に科学的な根拠に基づいた正確な情報提供を行い、セルフメディケーションを適切に支援していくことが期待されている。
解答・解説を表示
解答
5
解説
一般用医薬品の中には、ドーピングで禁止される成分を含むものがあるので注意が必要です。販売の専門家は、薬を売るだけでなく、受診を勧めたり生活の改善を提案したりする役割も担います。
解き方
- 一般用医薬品とドーピング成分についての記述(a)の正誤を判断する(誤)。
- 受診を勧めることの適切さ、改善しないときの対応、セルフメディケーションの支援(b、c、d)を判断する(どれも正)。
- 誤・正・正・正の組み合わせである選択肢5を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aは誤りなので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aは誤りで、cとdは正しいので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bとcは正しいので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aは誤りで、bとdは正しいので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 5正解
- aは誤り、bは正しく、cもdも正しいので、正しい組み合わせです。
答えの内訳
- a:誤
- 一般用医薬品にも、プソイドエフェドリンなどドーピング防止規則で禁止されている成分が含まれるものがあります。
- b:正
- 専門家は医薬品販売だけでなく、状況に応じて医療機関の受診勧奨や生活指導等の非薬物療法を勧めることが適切です。
- c:正
- 医薬品を一定期間使用しても症状が改善しない、あるいは悪化した場合は医師の診療を受ける必要があります。
- d:正
- 購入者等に対して科学的根拠に基づいた正確な情報提供を行い、セルフメディケーションを支援する役割が期待されています。
覚えるポイント
- 一般用医薬品にもドーピング該当成分(かぜ薬の生薬や交感神経刺激成分等)が含まれます。
間違えやすいところ
- 「市販薬ならドーピング検査に引っかからない」と勘違いしやすいです。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.10 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
一般用医薬品販売時のコミュニケーション
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 使用者本人の確認 / 購入動機 / コミュニケーション技術
一般用医薬品の販売時のコミュニケーションに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a 一般用医薬品では、情報提供を受けた当人のみが医薬品を使用するとして、販売時のコミュニケーションを考える必要がある。 b 一般用医薬品の購入者は、使用者の体質や症状等を考慮して製品を事前に調べて選択しているのではなく、宣伝広告や販売価格等に基づき漠然と製品を選択していることがあることにも留意しなければならない。 c 一般用医薬品は、家庭における常備薬として購入されることも多いため、一般用医薬品の販売等に従事する専門家は、その医薬品がすぐに使用される状況にあるかなどの把握に努めることが望ましい。 d 一般用医薬品の販売等に従事する専門家からの情報提供は、説明内容が購入者等にどう理解されたかなどの実情を把握しながら行う必要はなく、専門用語を分かりやすい平易な表現で説明するだけでよい。
解答・解説を表示
解答
4
解説
一般用医薬品を売るときは、買う人と使う人が違うことがあります。また、あいまいな選び方をしていることもあります。相手がどこまで理解したかを確かめながら、双方向で話すことが欠かせません。
解き方
- 買う人と使う人の関係(a)と、買う人の選び方の傾向(b)を判断する(aは誤、bは正)。
- 使う時期の確認(c)と、説明を理解したか確かめる必要(d)を判断する(cは正、dは誤)。
- 組み合わせ(誤・正・正・誤)に合う選択肢4を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- cは正しく、dは誤りなので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aは誤りなので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aは誤りで、bは正しいので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 4正解
- aは誤り、bは正しく、cは正しく、dは誤りなので、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- bは正しく、dは誤りなので、この組み合わせは誤りです。
答えの内訳
- a:誤
- 購入者が家族などの代理で購入する場合も多いため、実際の使用者が誰であるかを確認してコミュニケーションを図る必要があります。
- b:正
- 購入者が広告や価格等で漠然と商品を選んでいる場合があることを念頭に置き、使用者に適した選択か確認する必要があります。
- c:正
- 常備薬として購入される場合もあるため、今すぐ使用するのか保管目的なのか等、使用状況の把握に努めることが望ましいです。
- d:誤
- 情報提供は一方的な説明にとどまらず、購入者が説明を正しく理解したか実情を把握しながら双方向に行う必要があります。
覚えるポイント
- 購入者=使用者とは限らないため、実際の使用者の確認が必要です。
間違えやすいところ
- 説明をやさしい言葉でするだけで十分で、理解度の確認は要らないと誤解しやすいです。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.10 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
サリドマイド及びサリドマイド訴訟
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 薬害の歴史 / サリドマイド / 光学異性体
サリドマイド及びサリドマイド訴訟に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a サリドマイド訴訟は、妊娠している女性がサリドマイド製剤を使用したことにより、出生児に四肢欠損、耳の障害等の先天異常(サリドマイド胎芽症)が発生したことに対する損害賠償訴訟である。 b サリドマイドは、催眠鎮静成分として承認され、鎮静作用を目的として胃腸薬にも配合されていた。 c サリドマイドには、副作用として血管新生を妨げる作用がある。 d サリドマイドの光学異性体のうち、R体のサリドマイドを分離して製剤化することで催奇形性を避けることができる。
解答・解説を表示
解答
3
解説
サリドマイドは、鎮静作用を持つR体と催奇形性を持つS体の混合物として売られていた。体の中で両者はすぐに互いに変換してしまう。そのため、R体だけを取り出しても安全にはできなかった。
解き方
- 記述a・b・cは、サリドマイドの使いみち、配合されていた薬、血管新生を妨げるはたらきの点で正しいと確認する。
- 記述dは、光学異性体が体の中で変換してしまうため誤りだと判定し、組み合わせを決める。
- 選択肢 1不正解
- bとcが正しく、dが誤りなので、この組み合わせは間違い。
- 選択肢 2不正解
- aとbが正しいので、この組み合わせは間違い。
- 選択肢 3正解
- a・b・cが正しく、dが誤りなので、これが正しい組み合わせ。
- 選択肢 4不正解
- bが正しく、dが誤りなので、この組み合わせは適切でない。
- 選択肢 5不正解
- aとcが正しく、dが誤りなので、この組み合わせは適切でない。
答えの内訳
- a:正
- サリドマイド訴訟は、妊娠中の女性が催眠鎮静剤等として服用したことで胎児に四肢欠損や耳の障害等のサリドマイド胎芽症が生じたことに対する損害賠償訴訟です。
- b:正
- サリドマイドは催眠鎮静薬として販売されたほか、胃腸薬の鎮静成分としても一般用医薬品を含め幅広く配合されていました。
- c:正
- サリドマイドには血管新生を妨げる作用があり、胎児の器官形成期において血管新生が妨げられることで正常な発育が阻害されました。
- d:誤
- サリドマイドの光学異性体のうち、R体には鎮静作用、S体に催奇形性があるとされますが、生体内で相互に変換(ラセミ化)するため、R体のみを分離して使用しても催奇形性を回避することはできません。
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覚えるポイント
- サリドマイドのR体とS体は体内で相互に変換(ラセミ化)するため分離しても催奇形性は防げないこと。
間違えやすいところ
- R体だけを薬にすれば安全だと考えてしまうので注意する。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.11 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
キノホルム製剤及びスモン訴訟
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 薬害の歴史 / キノホルム / スモン訴訟
キノホルム製剤及びスモン訴訟に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a スモン訴訟は、キノホルム製剤を使用したことにより、亜急性脊髄視神経症に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。 b キノホルム製剤は、整腸剤として使用されていたが、現在、日本ではアメーバ赤痢にのみ使用されている。 c スモン患者に対する施策として、生物由来製品の安全対策強化、独立行政法人医薬品医療機器総合機構による生物由来製品による感染等被害救済制度の創設がなされた。 d スモン訴訟は、各地の地裁及び高裁において和解が勧められているが、いまだ全面和解には至っていない。
解答・解説を表示
解答
1
解説
スモン訴訟は1979年に全面和解が成立した。キノホルム製剤が原因の神経障害(下肢のしびれや麻痺、視力障害など)をめぐる裁判だった。この薬害がきっかけで、同じ1979年に医薬品副作用被害救済基金法ができ、副作用被害を救う仕組みが整った。
解き方
- 記述aは、スモンの病名と原因の物質を正しく書いているので「正」と判断する。
- 記述b・c・dについて、今も使われているか、救済の仕組みの混同、和解の状況を順に確かめ、すべて「誤」と判断する。
- 選択肢 1正解
- aが正しく、b・c・dが誤りなので、これが正しい組み合わせ。
- 選択肢 2不正解
- aは正しいが、cとdが誤りなので、この組み合わせは適切でない。
- 選択肢 3不正解
- bとcが誤りなので、この組み合わせは適切でない。
- 選択肢 4不正解
- dが誤り(1979年に全面和解)なので、この組み合わせは適切でない。
- 選択肢 5不正解
- aは正しいが、bとdが誤りなので、この組み合わせは適切でない。
答えの内訳
- a:正
- スモン(SMON:亜急性脊髄視神経症)は、整腸剤等として販売されていたキノホルム製剤の服用によって引き起こされた神経疾患です。
- b:誤
- 1970年にキノホルム製剤の販売停止及び使用見合わせ等の措置が取られ、現在日本では医薬品としての使用は認められていません。
- c:誤
- 生物由来製品の安全対策強化等はCJD訴訟等を受けた施策です。スモン訴訟を契機として創設されたのは「医薬品副作用被害救済基金法」に基づく副作用救済制度等です。
- d:誤
- スモン訴訟は1977年以降各地で和解が勧められ、1979年9月に全面和解が成立しています。
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覚えるポイント
- スモン訴訟を契機として医薬品副作用被害救済制度(1979年基金法)が創設されたこと。
間違えやすいところ
- スモン訴訟がまだ全面和解していないとする記述や、生物由来製品の救済制度と混同する間違いに注意する。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.11 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
HIV訴訟及びCJD訴訟
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 薬害の歴史 / HIV訴訟 / クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)訴訟、クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)及びCJD訴訟に関する次の記述のうち、正しいものの組合せを1つ選びなさい。 a HIV訴訟は、血友病患者が、HIVが混入した原料血漿から製造された血液凝固因子製剤の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。 b HIV訴訟の和解を踏まえ、国は、HIV感染者に対する恒久対策として、エイズ治療・研究開発センター及び拠点病院の整備や治療薬の早期提供等の様々な取り組みを推進している。 c CJDは、細菌でもウイルスでもない脂質の一種であるプリオンが原因とされている。 d CJD訴訟は、輸入販売業者及び製造業者が被告として提訴されたが、国は提訴されなかった。
解答・解説を表示
解答
1
解説
HIV訴訟とCJD訴訟は、どちらも国と製薬企業の両方が被告になった薬害訴訟だ。HIV訴訟は血液凝固因子製剤によるウイルス感染、CJD訴訟はヒト乾燥硬膜の移植による異常プリオンタンパク質の感染の被害を扱う。CJDの原因となるプリオンは、脂質ではなくタンパク質の一種だ。
解き方
- 記述aとbについて、血友病治療で非加熱製剤の被害が起きた経緯と、その後の恒久対策の中身を確かめ、どちらも正しいと判断する。
- 記述cの「脂質の一種」は誤り(正しくはタンパク質)で、記述dの「国は提訴されなかった」も誤りだと確認する。
- 選択肢 1正解
- aとbがどちらも正しい組み合わせ。
- 選択肢 2不正解
- 誤りのcが入っているので適切でない。
- 選択肢 3不正解
- 誤りのdが入っているので適切でない。
- 選択肢 4不正解
- 誤りのcが入っているので適切でない。
- 選択肢 5不正解
- cとdがどちらも誤りなので適切でない。
答えの内訳
- a:正
- HIV訴訟は、血友病患者が非加熱血液凝固因子製剤の投与によりHIVに感染したことに対する損害賠償訴訟です。
- b:正
- HIV訴訟の和解に基づき、国はエイズ治療・研究開発センターや拠点病院の整備、治療薬の早期承認などの恒久対策を講じています。
- c:誤
- プリオンは脂質ではなく「タンパク質の一種」であり、異常プリオンタンパク質が脳に蓄積して発症します。
- d:誤
- CJD訴訟では、輸入販売業者および製造業者のみならず「国」も被告として提訴されました。
覚えるポイント
- プリオンは「タンパク質の一種」であり、細菌やウイルス、脂質ではないこと。
間違えやすいところ
- CJD訴訟で国が被告に含まれていなかったと考えてしまう間違いが多いので注意する。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.12 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
薬害及び薬害訴訟の歴史
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 薬害の本質 / 登録販売者の責務 / 医薬品等行政評価・監視委員会
薬害及び薬害の訴訟に関する次の記述のうち、正しいものの組合せを1つ選びなさい。 a 薬害は、医薬品を十分注意して使用していれば、起こることはない。 b 登録販売者においても、薬害事件の歴史を十分に理解し、医薬品の副作用等による健康被害の拡大防止に関して、その責務の一端を担っていることを肝に銘じておく必要がある。 c C型肝炎訴訟を契機として、医師、薬剤師、法律家、薬害被害者などの委員により構成される医薬品等行政評価・監視委員会が設置された。 d 今まで国内で薬害の原因となったものは医療用医薬品のみである。
解答・解説を表示
解答
4
解説
薬害は、薬そのものが持つリスクに加えて、承認審査や安全情報の伝達の不備など、社会の仕組みの欠陥によって大きくなる。スモンのように、一般用医薬品が原因になった例もある。C型肝炎訴訟をきっかけに、中立な医薬品等行政評価・監視委員会が設けられた。
解き方
- 記述a(注意すれば絶対に起きないという誤り)と、記述d(医療用医薬品だけという誤り)を消す。
- 記述b(登録販売者の責務)と、記述c(C型肝炎訴訟と医薬品等行政評価・監視委員会の関係)が正しいと確認する。
- 選択肢 1不正解
- 誤りのaが入っているので適切でない。
- 選択肢 2不正解
- 誤りのaが入っているので適切でない。
- 選択肢 3不正解
- aとdがどちらも誤りなので適切でない。
- 選択肢 4正解
- bとcがどちらも正しい組み合わせ。
- 選択肢 5不正解
- 誤りのdが入っているので適切でない。
答えの内訳
- a:誤
- 薬害は単に使用者の不注意のみで防げるものではなく、医薬品が持つ固有のリスクや国の安全管理体制等の社会的要因も絡んで発生します。
- b:正
- 登録販売者は医薬品の販売に携わる専門家として、薬害の歴史を理解し、被害防止や早期対応に努める責務があります。
- c:正
- C型肝炎訴訟の和解等を受けて設置された「薬害肝炎事件の検証及び再発防止に関する検討委員会」の提言に基づき、医薬品等行政評価・監視委員会が設置されました。
- d:誤
- キノホルム製剤によるスモンなどのように、一般用医薬品として薬局等で販売されていた医薬品も薬害の原因となっています。
覚えるポイント
- 一般用医薬品もキノホルム製剤等で薬害の原因となっていること。
間違えやすいところ
- 薬害は医療用医薬品だけで起きると思い込む間違いに注意する。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.12 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
消化器系の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 嚥下運動 / 胃の滞留時間 / 小腸の消化吸収 / 大腸の構造
消化器系に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 飲食物を飲み込む運動(嚥下)が起きるときには、喉頭の入り口にある喉頭蓋が反射的に開くことにより、飲食物が喉頭や気管に流入せずに食道へと送られる。 b 食道から送られてきた内容物が小腸へ送り出されるまでの胃内の滞留時間は、炭水化物主体の食品の場合には比較的長く、脂質分の多い食品の場合には比較的短い。 c 小腸において、炭水化物とタンパク質は、消化酵素の作用によってそれぞれ単糖類、アミノ酸に分解されて吸収される。 d 大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器で、内壁粘膜に絨毛がある。
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解答
2
解説
飲み込むとき、喉頭蓋は閉じて食べ物が気管に入るのを防ぐ。胃に食べ物がとどまる時間は、脂肪分が多いほど長くなる。小腸は絨毛(表面の細かい突起)を持ち、栄養素を単糖類やアミノ酸に分解して吸収する。大腸の粘膜には絨毛がなく、主に水分を吸収する。
解き方
- 記述aの「喉頭蓋が開く」は反射の仕組みとして誤り(正しくは閉じる)と判断する。
- 記述bは胃内の滞留時間が逆(炭水化物が短く、脂質が長い)なので誤りと判断する。
- 記述cは正しく、記述dの「大腸に絨毛がある」は誤りと判断し、組み合わせを選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aとbが誤りなので適切でない。
- 選択肢 2正解
- aが誤、bが誤、cが正、dが誤りで、正しい組み合わせ。
- 選択肢 3不正解
- aとdが誤りでcが正しいので適切でない。
- 選択肢 4不正解
- d(大腸に絨毛がある)が誤りなので適切でない。
- 選択肢 5不正解
- bとdが誤りでcが正しいので適切でない。
答えの内訳
- a:誤
- 嚥下運動が起きる際、喉頭の入り口にある喉頭蓋は反射的に「閉じる」ことで気道への流入を防ぎます。
- b:誤
- 胃内滞留時間は、炭水化物主体の食品で比較的短く、脂質分の多い食品で比較的長くなります。
- c:正
- 小腸内において、炭水化物は単糖類(ブドウ糖等)に、タンパク質はアミノ酸にまで分解されて吸収されます。
- d:誤
- 大腸の内壁粘膜には絨毛はなく、表面は平滑です(絨毛があるのは小腸の内壁粘膜です)。
覚えるポイント
- 大腸の粘膜には絨毛がなく、小腸の粘膜には絨毛が密集していること。
間違えやすいところ
- 飲み込むときに喉頭蓋が開くと食べ物が気管に入ってしまう(誤嚥になる)。反射的に「閉じる」としっかり覚える。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.13 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
肝臓及び胆嚢の働き
人体の働きと医薬品 · 胆嚢と胆汁 / 肝臓のビタミン貯蔵 / ビリルビン / アミノ酸の生合成
肝臓及び胆嚢に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 胆嚢は、肝臓で産生された胆汁を濃縮して蓄える器官で、十二指腸に内容物が入ってくると収縮して腸管内に胆汁を送り込む。 b 肝臓は、脂溶性ビタミンであるビタミンA、D等を貯蔵することはできるが、水溶性ビタミンであるビタミンB6、B12等は貯蔵することができない。 c 胆汁に含まれるビリルビンは、赤血球中のグロブリンが分解された老廃物である。 d 肝臓では、必須アミノ酸以外のアミノ酸を生合成することができない。
解答・解説を表示
解答
3
解説
肝臓は体の中で最も大きな臓器で、代謝や解毒、胆汁の生成、ビタミンの貯蔵を担う。貯蔵するのは脂溶性ビタミンだけでなく、B群などの水溶性ビタミンも含む。必須アミノ酸以外のアミノ酸は肝臓で作られる。胆汁の色素ビリルビンは、ヘモグロビンが分解されてできる。
解き方
- 記述aは胆嚢のはたらきとして正しいと確認する。
- 記述b(水溶性ビタミンの貯蔵)、記述c(ビリルビンのもと:ヘモグロビン)、記述d(必須アミノ酸以外の生合成)について誤りを見つける。
- 選択肢 1不正解
- bとcが誤りなので適切でない。
- 選択肢 2不正解
- aは正しいが、bとdが誤りなので適切でない。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが誤りで、正しい組み合わせ。
- 選択肢 4不正解
- cとdが誤りなので適切でない。
- 選択肢 5不正解
- aは正しいが、bが誤りなので適切でない。
答えの内訳
- a:正
- 胆嚢は肝臓で生成された胆汁を濃縮・貯蔵し、十二指腸に脂質などの内容物が流入すると収縮して胆汁を分泌します。
- b:誤
- 肝臓はビタミンA、Dなどの脂溶性ビタミンだけでなく、ビタミンB6やB12などの水溶性ビタミンも貯蔵することができます。
- c:誤
- ビリルビンは、古くなった赤血球中の「ヘモグロビン(血色素)」が分解されて生じる老廃物です(グロブリンではありません)。
- d:誤
- 肝臓では、生体内で合成できない必須アミノ酸以外のアミノ酸を生合成することができます。
覚えるポイント
- ビリルビンはヘモグロビン(赤血球の血色素)の分解物であること。
間違えやすいところ
- 肝臓は脂溶性ビタミンしか貯蔵できないと思いがちだが、ビタミンB12なども貯蔵される。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.13 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
呼吸器系の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 肺胞と間質 / 鼻汁中のリゾチーム / 呼吸運動の仕組み / ガス交換
呼吸器系に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 肺胞は、毛細血管と間質を取り囲み支持している組織である。 b 鼻腔の内壁に多く分布している粘液分泌腺から分泌される鼻汁には、リゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。 c 肺自体に肺を動かす筋組織があり、それらが弛緩・収縮することによって呼吸運動が行われている。 d 肺胞の壁を介して、心臓から送られてくる血液から酸素が肺胞気中に拡散し、代わりに二酸化炭素が血液中の赤血球に取り込まれるガス交換が行われる。
解答・解説を表示
解答
2
解説
鼻水に含まれるリゾチームは、病原体から体を守る最初の防御にはたらく。肺そのものには筋肉がなく、横隔膜や肋間筋が動くことで胸腔内の圧力が変わり、空気を出し入れする。肺胞でのガス交換では、酸素を血液に取り込み、二酸化炭素を外へ出す。
解き方
- 記述aの肺胞と間質の主語の逆転、記述cの肺自体に筋肉がないこと、記述dの酸素と二酸化炭素の向きの逆転を確かめ、それぞれ誤りと判断する。
- 記述bの鼻水に含まれるリゾチームの抗菌作用を確かめ、これだけが正しい記述だと特定する。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りでbが正しいので適切でない。
- 選択肢 2正解
- aが誤、bが正、cが誤、dが誤りで、正しい組み合わせ。
- 選択肢 3不正解
- bは正しいが、cが誤りなので適切でない。
- 選択肢 4不正解
- bは正しいが、dが誤りなので適切でない。
- 選択肢 5不正解
- bが正しい記述なので適切でない。
答えの内訳
- a:誤
- 間質が毛細血管や肺胞を取り囲んで支持している組織であり、記述は主語と目的語が逆転しています。
- b:正
- 鼻汁には殺菌・抗菌作用を持つ酵素であるリゾチームが含まれており、気道の生体防御機能を担っています。
- c:誤
- 肺自体には筋組織がなく自力で膨縮できないため、横隔膜や肋間筋などの呼吸筋の弛緩・収縮によって呼吸運動が行われます。
- d:誤
- 肺胞でのガス交換では、肺胞気中から血液中の赤血球に「酸素」が取り込まれ、血液中から肺胞気中に「二酸化炭素」が拡散して排出されます。
覚えるポイント
- 肺自体には筋肉がなく、呼吸運動は横隔膜や肋間筋によって行われること。
間違えやすいところ
- 肺胞でのガス交換で「酸素」と「二酸化炭素」の移動の向きを逆に書いてしまう間違いに注意する。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.14 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
循環器系(心臓・血管・脾臓)の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 心臓の構造と機能 / 最大血圧と最小血圧 / 静脈弁 / 脾臓の構造と機能
循環器系に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 心臓の左側部分(左心房、左心室)は、全身から集まってきた血液を肺へ送り出す。 b 心臓が収縮したときの血圧を最小血圧、弛緩したときの血圧を最大血圧という。 c 四肢を通る静脈では、血流が重力の影響を受けやすいため、一定の間隔で存在する内腔に向かう薄い帆状のひだ(静脈弁)が発達しており、血液の逆流を防いでいる。 d 脾臓は、背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器で、脾臓内を流れる血液から古くなった赤血球を濾し取って処理する働きがある。
解答・解説を表示
解答
5
解説
心臓の右側は、全身から受けた血液を肺へ送る(肺循環)。左側は、肺から受けた血液を全身へ送る(体循環)。血圧は、心臓が収縮したときが最大、弛緩したときが最小だ。静脈には血液の逆流を防ぐ弁がある。脾臓は左上腹部に一つだけあり、古くなった赤血球を壊す。
解き方
- 記述aの右心系・左心系の役割の逆転と、記述bの最大血圧・最小血圧の逆転を判断する。
- 記述cの静脈弁のはたらきが正しいと確認する。
- 記述dの前半(背骨の左右に一対の空豆状)は腎臓の特徴で、脾臓の説明としては誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- aとbが誤りなので適切でない。
- 選択肢 2不正解
- bとdが誤りでcが正しいので適切でない。
- 選択肢 3不正解
- aとdが誤りでcが正しいので適切でない。
- 選択肢 4不正解
- aとdが誤りなので適切でない。
- 選択肢 5正解
- aが誤、bが誤、cが正、dが誤りで、正しい組み合わせ。
答えの内訳
- a:誤
- 全身から集まった血液を肺へ送り出すのは心臓の「右側部分(右心房・右心室)」です(左側は肺から来た血液を全身へ送る)。
- b:誤
- 心臓が収縮したときの血圧を「最大血圧(収縮期血圧)」、弛緩したときの血圧を「最小血圧(拡張期血圧)」と呼びます。
- c:正
- 四肢の静脈では重力による逆流を防ぐため、内腔に向かう帆状のひだ(静脈弁)が発達しています。
- d:誤
- 「背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器」は腎臓の説明です(脾臓は握りこぶし大の臓器で左上腹部に位置します)。
覚えるポイント
- 背骨の左右両側にある一対の空豆状の臓器は「腎臓」であり、脾臓は左上腹部にあること。
間違えやすいところ
- 左心室と右心室の役割、最大血圧と最小血圧の定義を取り違えないよう整理しておく。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.14 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
血液及びリンパ系の生理機能
人体の働きと医薬品 · 血液成分の役割 / アルブミン / リンパ系
血液及びリンパ系に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解答・解説を表示
解答
2
解説
血漿中のアルブミンは、ホルモンや医薬品の成分などと結びついて、それらを代謝や排泄を受けにくくする。結びつくことで体内に長く留まり、薬の作用が続きやすくなるからである。
解き方
- 各選択肢を、赤血球の増減、アルブミンの働き、血液の粘り気、白血球の内訳、リンパ液の流れの順に確かめる。
- アルブミンが薬などを結びつけて代謝や排泄を遅らせるという記述2を正しいと判断する。
- 選択肢 1不正解
- 酸素が少ない高い土地や重度の喫煙に長くいる場合は、酸素を運ぶために赤血球は逆に増える。
- 選択肢 2正解
- アルブミンは薬やホルモンと結びついて運び、結びついていないときより代謝や排泄を受けにくくする。
- 選択肢 3不正解
- 血液の粘り気は主に赤血球の量で決まり、血漿の水分が減っても粘り気は高くなる。
- 選択肢 4不正解
- 白血球で最も多いのは好中球で全体の約60%を占める。リンパ球は約3分の1ほどである。
- 選択肢 5不正解
- リンパ液は主に周りの骨格筋が縮んで押されることで流れる。平滑筋が押すわけではない。
覚えるポイント
- 血漿中タンパク質のアルブミンは薬物と結合して代謝・排泄を遅らせる
- 白血球の最多成分は約60%を占める好中球
間違えやすいところ
- リンパ液を流す力は平滑筋ではなく、周りの骨格筋の収縮である点に注意する
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.15 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
泌尿器系の構造と働き
人体の働きと医薬品 · 腎臓の構造 / ビタミンD活性化 / アルドステロン / 前立腺肥大
泌尿器系に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a 腎小体では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。 b 食品から摂取あるいは体内で生合成されたビタミンDは、腎臓で活性型ビタミンDに転換されて、骨の形成や維持の作用を発揮する。 c 副腎皮質ホルモンの一つであるアルドステロンは、体外への塩分とカリウムの排泄を抑制する作用がある。 d 男性は、加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがある。
解答・解説を表示
解答
5
解説
腎臓は、腎小体で血漿をこし取って原尿をつくり、尿細管で必要な成分を体に戻す。さらにホルモンをつくったり、ホルモンが働く場になったりする器官でもある。
解き方
- aの再吸収が行われる場所が腎小体か尿細管かを確かめる(尿細管なので誤り)。
- bのビタミンDを活性型に変える場所が腎臓かを確かめる(正しい)。
- cのアルドステロンの働き(塩分の再吸収を促し、カリウムの排泄を促す)を確かめる(誤り)。
- dの加齢による前立腺肥大と排尿障害の関係を確かめる(正しい)。
- 正誤が「誤、正、誤、正」となる選択肢5を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aは誤りで、bは正しい。この組合せには合わない。
- 選択肢 2不正解
- aとcは誤りで、dは正しい。この組合せには合わない。
- 選択肢 3不正解
- aは誤りなので、この組合せには合わない。
- 選択肢 4不正解
- cは誤りなので、この組合せには合わない。
- 選択肢 5正解
- a(誤)、b(正)、c(誤)、d(正)の組合せで正しい。
覚えるポイント
- 腎小体は濾過、尿細管は再吸収を行う
- アルドステロンはナトリウム・水分の再吸収を促し、カリウムの排泄を促す
間違えやすいところ
- アルドステロンはカリウムの排泄を「抑える」のではなく「促す」点を見落としやすい
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.15 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
目の構造と生理機能
人体の働きと医薬品 · 水晶体の調節機能 / 結膜充血と強膜充血 / 房水と眼圧 / 涙器と涙液
目に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 a 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、遠くの物を見るときには丸く厚みが増し、近くの物を見るときには扁平になる。 b 結膜の充血では、眼瞼の裏側は赤くならず、白目の部分がピンク味を帯びる。 c 角膜と水晶体の間は、組織液(房水)で満たされ、眼内に一定の圧(眼圧)を生じさせている。 d 涙器は、涙液を分泌する涙腺と、涙液を鼻腔に導出する涙道からなり、涙腺は上眼瞼の裏側にある分泌腺で、血漿から涙液を産生する。
解答・解説を表示
解答
5
解説
目のピント調節・眼圧の維持・涙による保護は、それぞれ決まった器官が担っている。水晶体は毛様体の働きで厚さを変え、房水は眼圧を生み、涙腺は血漿から涙液をつくる。
解き方
- aについて、近くを見るときに水晶体は厚く、遠くを見るときに平たくなる点を確かめる(逆なので誤り)。
- bについて、白目がピンク色を帯びて眼瞼の裏が赤くならないのは強膜充血である点を確かめる(結膜充血では眼瞼の裏も赤くなるので誤り)。
- c(房水と眼圧)とd(涙腺の場所と血漿からの涙液づくり)が正しいことを確かめる。
- 正しい組合せ(c、d)を選択肢5から選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aとbはどちらも誤りなので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 2不正解
- aは誤りなので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 3不正解
- bは誤りなので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 4不正解
- bは誤りなので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 5正解
- cとdはどちらも正しい。正しい組合せである。
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覚えるポイント
- 近くを見るとき水晶体は丸く厚くなり、遠くを見るとき扁平になる
- 涙腺は上眼瞼の裏側にあり血漿から涙液を産生する
間違えやすいところ
- 結膜充血(全体が鮮紅色になり瞼の裏も充血)と強膜充血(角膜の周りの白目がピンク色を帯びる)の違いを混同しやすい
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.16 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
鼻及び耳の構造と生理機能
人体の働きと医薬品 · 副鼻腔粘膜 / 鼻出血の好発部位 / 小児の耳管の特徴 / 内耳(蝸牛と半規管)
鼻及び耳に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a 副鼻腔は、線毛を有し粘液を分泌する細胞でできた粘膜で覆われている。 b 鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。 c 小さな子供では、耳管が太く短くて、走行が水平に近いため、鼻腔からウイルスや細菌が侵入し感染が起こりやすい。 d 蝸牛は、渦巻き形をした平衡器官で、内部はリンパ液で満たされており、リンパ液の動きが平衡感覚として感知される。
解答・解説を表示
解答
1
解説
鼻と耳の各器官は、それぞれ決まった役割をもつ。蝸牛は音を感じる聴覚の器官であり、平衡感覚を担うのは前庭と半規管である。
解き方
- aについて、副鼻腔の粘膜が線毛をもち粘液を出すかを確かめる(正しい)。
- bについて、鼻中隔の前部(キーゼルバッハ部位)は血管が多く出血しやすい点を確かめる(正しい)。
- cについて、小さな子供の耳管は太く短く水平に近いため中耳炎になりやすい点を確かめる(正しい)。
- dについて、蝸牛は音を感じる器官で、平衡感覚は前庭と半規管が担う点を確かめる(誤り)。
- 正・正・正・誤の組合せである選択肢1を選ぶ。
- 選択肢 1正解
- a(正)、b(正)、c(正)、d(誤)の組合せで正しい。
- 選択肢 2不正解
- bは正しく、dは誤りなので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 3不正解
- bとcは正しいので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 4不正解
- aとbは正しいので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 5不正解
- aとcは正しく、dは誤りなので、この組合せは正しくない。
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覚えるポイント
- 蝸牛は聴覚器官、前庭・半規管は平衡感覚を司る器官である
- 小児の耳管は太く短く水平に近いため感染しやすい
間違えやすいところ
- 蝸牛と前庭・半規管の役割(聴覚と平衡感覚)を取り違えやすい
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.16 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
外皮系の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 皮膚常在菌 / メラノサイト / 真皮と皮下組織 / 汗腺の種類 / 角質層
外皮系に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
解答・解説を表示
解答
3
解説
皮膚は外側から表皮・真皮・皮下組織の3つの層になっている。真皮は線維芽細胞などからなる結合組織で弾力と強さを与え、皮下組織は主に脂肪からなりクッションや断熱の役割を果たす。
解き方
- 各選択肢の皮膚のつくりと働きについての記述を確かめる。
- 記述3の「線維芽細胞とその細胞がつくった線維性のタンパク質からなる結合組織の層で、皮膚に弾力と強さを与える」は真皮の特徴だと確かめる。
- 皮下組織と真皮を入れ替えた誤った記述である3を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- 皮膚の表面には常に一定の微生物がすみ、病原菌が増えるのを防いでいる。正しい。
- 選択肢 2不正解
- メラニン色素は表皮の一番下のメラノサイトでつくられ、紫外線から体を守る。正しい。
- 選択肢 3正解
- 記述は「真皮」の説明である。皮下組織は主に脂肪からできているので誤り。
- 選択肢 4不正解
- 汗腺には全身にあるエクリン腺と、わきの下などの毛根に開くアポクリン腺がある。正しい。
- 選択肢 5不正解
- 角質層はケラチンでできた角質細胞と、セラミドを主とする細胞間脂質からなる。正しい。
覚えるポイント
- 真皮は線維芽細胞やコラーゲン等からなり皮膚に弾力と強さを与える
- 皮下組織は主に脂肪組織からなる
間違えやすいところ
- 真皮と皮下組織の定義や構成成分を入れ替えた出題に注意する
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.17 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
骨格系及び筋組織の構造と生理
人体の働きと医薬品 · 筋組織の分類(随意筋・不随意筋) / 腱の性質 / 骨代謝(骨吸収と骨形成) / 骨の無機質と有機質
骨格系及び筋組織に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 a 筋組織は、筋細胞(筋線維)とそれらをつなぐ結合組織からなり、その機能や形態によって、骨格筋、平滑筋、心筋に分類され、このうち不随意筋は骨格筋と心筋である。 b 筋組織は筋細胞と結合組織からできているのに対して、腱は結合組織のみでできているため、伸縮性はあまりない。 c 骨は生きた組織であり、成長が停止した後も一生を通じて破壊(骨吸収)と修復(骨形成)が行われている。 d 骨組織を構成する無機質は骨の強靭さを保ち、有機質(タンパク質及び多糖体)は骨に硬さを与える。
解答・解説を表示
解答
4
解説
筋肉は自分の意志で動かせる随意筋(骨格筋)と、無意識に働く不随意筋(平滑筋・心筋)に分かれる。骨は無機質が硬さを、有機質がしなやかさを保っている。
解き方
- aを確かめる。骨格筋は随意筋で、不随意筋は平滑筋と心筋なので誤り。
- bを確かめる。腱は結合組織だけでできており伸縮性が乏しいという説明は正しい。
- cを確かめる。骨は大人になっても一生を通じて壊すことと作ることを繰り返すので正しい。
- dを確かめる。無機質が硬さを、有機質がしなやかさを保つので逆になっており誤り。
- 正しい記述の組合せ(b、c)を選択肢4から選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aは誤りなので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 2不正解
- aは誤りなので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 3不正解
- aとdは誤りなので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 4正解
- bとcはどちらも正しい。正しい組合せである。
- 選択肢 5不正解
- dは誤りなので、この組合せは正しくない。
覚えるポイント
- 骨格筋は随意筋、心筋・平滑筋は不随意筋
- 骨の無機質は硬さを、有機質は強靭さ・しなやかさを与える
間違えやすいところ
- 骨をつくる無機質と有機質の役割を逆にした出題に注意する
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.17 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
脳や神経系の機能と自律神経系
人体の働きと医薬品 · 体性神経系と自律神経系 / 延髄の中枢 / 膀胱の排尿調節 / 副交感神経伝達物質
脳や神経系の働きに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a 末梢神経系は、その機能に着目して、随意運動、知覚等を担う自律神経系と、消化管の運動や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のため無意識に働いている機能を担う体性神経系に分類される。 b 脳は、延髄を介して脊髄とつながっており、延髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢等がある。 c 膀胱は、交感神経系が活発になると排尿筋の収縮が起こり、排尿が抑制される。 d 副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質は、アセチルコリンである。
解答・解説を表示
解答
1
解説
末梢神経系は、運動や感覚を担う体性神経系と、無意識に生命を維持する自律神経系に分かれる。交感神経が働くと、膀胱は排尿筋がゆるみ、尿をためる。
解き方
- aの「体性神経系」と「自律神経系」の説明が入れ替わっていることを確かめる(誤り)。
- bの延髄に心臓中枢や呼吸中枢があることを確かめる(正しい)。
- cの交感神経が働くときの膀胱の反応(排尿筋がゆるみ、括約筋が縮む)を確かめる(収縮と書いてあり誤り)。
- dの副交感神経の節後線維の末端から出る神経伝達物質がアセチルコリンであることを確かめる(正しい)。
- 誤・正・誤・正の組合せである選択肢1を選ぶ。
- 選択肢 1正解
- a(誤)、b(正)、c(誤)、d(正)の組合せで正しい。
- 選択肢 2不正解
- aとcは誤りで、dは正しい。この組合せは正しくない。
- 選択肢 3不正解
- aは誤りで、bは正しい。この組合せは正しくない。
- 選択肢 4不正解
- bは正しく、cは誤りである。この組合せは正しくない。
- 選択肢 5不正解
- bとdは正しいので、この組合せは正しくない。

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覚えるポイント
- 体性神経系=随意運動・知覚、自律神経系=生命機能の無意識的調整
- 交感神経優位では排尿筋は弛緩して膀胱内に尿を貯留する
間違えやすいところ
- 交感神経が膀胱に働くとき(排尿筋はゆるみ、括約筋は縮む)を筋の収縮と混同しやすい
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.18 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品の有効成分の生体内吸収経路
人体の働きと医薬品 · 内服薬の吸収部位 / 点鼻薬の全身性影響 / 消化管内容物の影響 / 坐剤の特徴 / 外用薬の全身性アレルギー
医薬品の有効成分の吸収に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
解答・解説を表示
解答
2
解説
点鼻薬は鼻の粘膜に効かせる薬だが、成分が血中に入ると全身性の副作用が起こることがある。局所に使う薬でも全身に影響し得る点が重要である。
解き方
- 内服薬が主に吸収される場所(胃ではなく小腸)を確かめ、1を誤りと判断する。
- 点鼻薬は局所に使っても全身性の副作用が起こり得る点を確かめ、2を正しいと判断する。
- 消化管の中身が薬の吸収に影響する点を確かめ、3を誤りと判断する。
- 坐剤の吸収(内服より肝臓での分解を一部受けず速く効く)を確かめ、4を誤りと判断する。
- 外用薬でも全身性のアレルギー反応が起こり得ることを確かめ、5を誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- 内服薬の成分は、表面積が広く血の流れが多い小腸で主に吸収される。
- 選択肢 2正解
- 点鼻薬は鼻の粘膜に効かせるが、成分が血中に入り動悸や血圧上昇などの全身性の副作用が起きることがある。
- 選択肢 3不正解
- 食べ物が胃や腸にあるかどうかで、薬の成分の吸収量や吸収速度は大きく変わる。
- 選択肢 4不正解
- 坐剤は直腸の粘膜から直接吸収され、肝臓での分解を一部受けずに内服より速く全身に効く。
- 選択肢 5不正解
- 皮膚に塗る薬でも、アレルギー反応は体全体に広がることがあり、使った場所以外に発疹が出ることがある。
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覚えるポイント
- 内服薬の有効成分の吸収は主に小腸で行われる
- 局所適用の点鼻薬や外用薬でも全身性の副作用やアレルギーが起こり得る
間違えやすいところ
- 坐剤は内服薬より効き目が「遅い」のではなく「速い」点に注意する
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.18 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品の代謝及び排泄の仕組み
人体の働きと医薬品 · 代謝 / 排泄 / 薬物動態 / 肝機能・腎機能
医薬品の体内における代謝及び排泄に関する次の記述a〜dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 医薬品の有効成分が代謝を受けると、作用を失ったり(不活性化)、作用が現れたり(代謝的活性化)、あるいは体外へ排泄されやすい脂溶性の物質に変化したりする。 b 一度に大量の医薬品を摂取したり、十分な間隔をあけずに追加摂取したりし、医薬品の有効成分の血中濃度を高くすればするほど、比例関係にある薬効は限りなく増強される。 c 排泄とは、代謝によって生じた物質(代謝物)が体外へ排出されることであり、排出経路は尿中、汗中、母乳中に限られる。 d 腎機能が低下した人では、正常な人に比べて有効成分の尿中への排泄が早まるため、医薬品の効き目が十分に現れず、副作用も生じにくい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品は体内で水に溶けやすい物質に変えられ、尿や便などから体の外へ出されます。経口薬はまず消化管から吸収され、肝臓などで代謝されます。血中濃度と効き目は限りなく比例するのではなく上限があります。排泄の機能が落ちると副作用の危険が急に高まります。
解き方
- aは水に溶けやすい形に変わるのであり、脂溶性ではないので誤りです。
- bは効き目に上限があり、取りすぎると副作用が増えるので誤りです。
- cは呼気や便など他の排泄経路もあるので、限られるとするのは誤りです。
- dは腎臓の機能が落ちると排泄が遅れて血中濃度が上がるので誤りです。
- 4つとも誤り(誤・誤・誤・誤)なので、選択肢2が正解です。
- 選択肢 1不正解
- a・b・cがすべて誤りなので当てはまりません。
- 選択肢 2正解
- a・b・c・dの4つすべてが誤りなので正解です。
- 選択肢 3不正解
- a・c・dが誤りなので当てはまりません。
- 選択肢 4不正解
- cは呼気や便など他の経路もあるので誤りとなり、当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- b・dが誤りなので当てはまりません。
答えの内訳
- a:誤
- 医薬品の有効成分は代謝を受けることで、体外へ排泄されやすい水溶性の物質に変化します。脂溶性に変化するわけではないため誤りです。
- b:誤
- 薬効には上限があり、血中濃度を上げても比例関係のまま限りなく薬効が増強されるわけではありません。過量摂取は有害反応のリスクを高めます。
- c:誤
- 医薬品や代謝物の排出経路には尿中、汗中、母乳中のほか、糞便中や呼気中なども存在するため、「限られる」とする記述は誤りです。
- d:誤
- 腎機能が低下した人では、尿中への排泄が遅れて有効成分の血中濃度が高く維持されやすくなるため、作用が強く現れたり副作用が生じやすくなります。
覚えるポイント
- 肝臓での代謝により「水溶性」に変換されて腎臓から排泄される。腎機能低下時は排泄遅延により副作用増大。
間違えやすいところ
- 「脂溶性に変化」と書かれていたら誤りです。水に溶けやすい形に変わる点を覚えましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.19 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
剤形ごとの特徴と使用方法
人体の働きと医薬品 · 剤形 / チュアブル錠 / 舌下錠 / 外用液剤 / 軟膏剤
医薬品の剤形とその特徴に関する記述a〜dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a チュアブル錠 ―― 口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形であり、水なしでも服用することができる。 b 舌下錠 ―――――― 舌下で溶解させ、有効成分を口腔粘膜から吸収させる。 c 外用液剤 ―――― 軟膏剤やクリーム剤に比べて、患部が乾きやすい。 d 軟膏剤 ―――――― 油性基剤に水分を加えたもので、患部を水で洗い流したい場合に用いられる。
解答・解説を表示
解答
2
解説
薬の形(剤形)は、成分が体に吸収される速さや使う場所、飲みやすさを考えて作られています。とくに外用薬では、軟膏剤は油が主で水をはじき、クリーム剤は水を含んで洗い流しやすいです。外用液剤は乾きやすいのが特徴です。
解き方
- aはチュアブル錠で、水なしでもかんで飲めるので正しいです。
- bは舌下錠で、口の中の粘膜から吸収されるので正しいです。
- cは外用液剤で、蒸発しやすく患部が乾きやすいので正しいです。
- dの油に水を加えたものはクリーム剤の説明なので、軟膏剤としては誤りです。
- 正・正・正・誤の並びなので、選択肢2が正解です。
- 選択肢 1不正解
- cが正しいので、組み合わせとして当てはまりません。
- 選択肢 2正解
- a・b・cが正、dが誤なので正解です。
- 選択肢 3不正解
- aとbが正しいので当てはまりません。
- 選択肢 4不正解
- bが正、dが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- aが正、dが誤なので当てはまりません。
答えの内訳
- a:正
- チュアブル錠は口中で噛み砕くか舐めて溶かす剤形であり、水なしで服用できるのが特徴です。
- b:正
- 舌下錠は舌の下に保持して唾液で速やかに溶解させ、口腔粘膜から有効成分を吸収させて全身に作用させます。
- c:正
- 外用液剤は基剤の蒸発が早く、軟膏剤やクリーム剤と比較して患部が乾きやすい特徴を持ちます。
- d:誤
- 油性基剤に水分を加えたもので水で洗い流しやすいのは「クリーム剤」の特徴です。軟膏剤は油性基剤が主で水をはじきやすい特徴があります。
覚えるポイント
- 軟膏剤は油性で皮膜保護性大・水で流しにくい。クリーム剤は油+水で伸びが良く水で洗い流しやすい。
間違えやすいところ
- 軟膏剤とクリーム剤は、水を含むか・洗い流しやすいかを逆にしないようにしましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.19 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品の全身的な副作用(ショック・重篤皮膚障害・偽アルドステロン症)
人体の働きと医薬品 · アナフィラキシー / スティーブンス・ジョンソン症候群 / 中毒性表皮壊死融解症 / 偽アルドステロン症
医薬品の副作用として現れる全身的な症状等に関する次の記述a〜dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対するアレルギー反応の一種で、発症後の進行が非常に速やかな(通常、2時間以内に急変する。)ことが特徴である。 b 皮膚粘膜眼症候群は、38℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態である。 c 皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症は、原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症することが多く、1ヶ月以上経ってから起こることはない。 d 偽アルドステロン症は、複数の医薬品や、医薬品と食品との間の相互作用によって起きることがある。
解答・解説を表示
解答
2
解説
重い副作用には、すぐに進むアナフィラキシーと、遅れて出る皮膚や粘膜の障害があります。皮膚粘膜眼症候群(SJS)などは、早く気づくことが大切で、薬を飲み始めてから長くたって出ることもあります。偽アルドステロン症はグリチルリチン酸などのとりすぎで起こります。
解き方
- aはショックが通常2時間以内に急変するという説明で、正しいです。
- bは皮膚粘膜眼症候群の高熱や口・目の粘膜症状の説明で、正しいです。
- cは「1ヶ月以上たっては起こらない」と決めつけている点が誤りです。
- dは偽アルドステロン症が複数の成分や食品との関わりで起きるので正しいです。
- 正・正・誤・正の並びなので、選択肢2が正解です。
- 選択肢 1不正解
- bとdが正しいので当てはまりません。
- 選択肢 2正解
- a・b・dが正、cが誤なので正解です。
- 選択肢 3不正解
- aとbが正しいので当てはまりません。
- 選択肢 4不正解
- bが正、cが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- aが正、cが誤なので当てはまりません。
答えの内訳
- a:正
- ショック(アナフィラキシー)は即時型のアレルギー反応であり、通常2時間以内に容態が急変する進行の速さが特徴です。
- b:正
- 皮膚粘膜眼症候群(SJS)は、38℃以上の高熱を伴い全身の皮膚や粘膜に重篤な紅斑・水疱等を生じる病態です。
- c:誤
- 皮膚粘膜眼症候群等は使用開始後2週間以内の発症が多いものの、1ヶ月以上経過してから発症することもあります。
- d:正
- 偽アルドステロン症は、複数の生薬製剤(カンゾウ含有等)や食品(甘味料等)を重複摂取すること等による相互作用でも発生します。
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覚えるポイント
- SJS/TENは2週間以内が多いが1ヶ月以上経って発症することもある。アナフィラキシーは通常2時間以内に急変。
間違えやすいところ
- 「1ヶ月以上たってから起こることはない」のような極端な決めつけは誤りになりやすいので注意しましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.20 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
精神神経系に現れる副作用
人体の働きと医薬品 · 精神神経症状 / 眠気 / 無菌性髄膜炎 / 循環器作用薬の神経系影響
医薬品の副作用として現れる精神神経系の症状等に関する次の記述a〜dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の不適正な使用がなされた場合に限らず、通常の用法・用量でも発生することがある。 b 眠気を催すことが知られている医薬品を使用した後は、乗物や危険な機械類の運転操作に従事しないよう十分注意することが必要である。 c 医薬品の副作用が原因の無菌性髄膜炎は、同じ医薬品を使用しても再発することはない。 d 心臓や血管に作用する医薬品の使用により、頭痛やめまい、浮動感、不安定感等が生じることがある。
解答・解説を表示
解答
5
解説
精神神経の副作用は、使い方を間違えたときだけでなく、普通の用量でも出ることがあります。薬が原因の無菌性髄膜炎はアレルギーが関わると考えられ、同じ薬をもう一度使うと再び起こりやすいので、再使用はしてはいけません。
解き方
- aは普通の用量でも精神神経の症状が出ることがあるので正しいです。
- bは眠くなる薬の後は運転を避けるべきなので正しいです。
- cは同じ薬を使うと無菌性髄膜炎が再び起こるので誤りです。
- dは心臓や血管に効く薬で頭痛やめまいが出ることがあり正しいです。
- 正・正・誤・正の並びなので、選択肢5が正解です。
- 選択肢 1不正解
- aが正しいので当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- cが誤、dが正なので当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- bとdが正しいので当てはまりません。
- 選択肢 4不正解
- aが正、cが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 5正解
- a・b・dが正、cが誤なので正解です。
答えの内訳
- a:正
- 精神神経症状は不適正使用時だけでなく、体質や体調などにより通常の用法・用量を遵守していても発症することがあります。
- b:正
- 抗ヒスタミン成分など眠気を催す成分を含む医薬品を使用した後は、事故防止のため運転や危険作業を避けなければなりません。
- c:誤
- 医薬品による無菌性髄膜炎は、過去に発症歴のある人が原因となった同一医薬品を再使用すると、高確率で再発します。
- d:正
- 心臓や血管に作用する医薬品によって血圧が変動したり脳循環が影響を受けると、頭痛、めまい、ふらつき等が生じます。
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覚えるポイント
- 無菌性髄膜炎は過去に起こした医薬品を再使用すると再発する。通常用量でも精神神経症状は起こる。
間違えやすいところ
- 一度治れば再発しないと考えず、同じ薬で無菌性髄膜炎が再び起こることを覚えましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.20 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
消化器系に現れる副作用(消化性潰瘍・イレウス様症状)
人体の働きと医薬品 · 消化性潰瘍 / イレウス様症状 / 腸管麻痺 / 消化器系副作用
医薬品の副作用として現れる消化器系の症状等に関する次の記述a〜dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 消化性潰瘍は、自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸や息切れ等)の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることもある。 b イレウスとは、胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されて、その一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態をいう。 c 小児や高齢者のほか、普段から便秘傾向のある人は、イレウス様症状の発症リスクが低い。 d 医薬品の作用によって腸管運動が麻痺して腸内容物の通過が妨げられると、激しい腹痛などの症状のために水分や食物の摂取が抑制され、嘔吐がない場合でも脱水状態となることがある。
解答・解説を表示
解答
4
解説
消化性潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜が深く傷ついた状態で、症状が出ないまま進むこともあります。一方、イレウス(腸閉塞)のような症状は、腸の動きが止まることで起こります。便秘ぎみの人や高齢者はなりやすく、脱水も起こしやすいです。
解き方
- aは貧血や突然の吐血・下血で見つかることがあり、正しいです。
- bの粘膜の深い傷は消化性潰瘍の説明で、イレウスではないので誤りです。
- cは小児・高齢者・便秘ぎみの人はリスクが高いので、低いとするのは誤りです。
- dは腸の動きが止まり、吐かなくても脱水になることがあり正しいです。
- 正・誤・誤・正の並びなので、選択肢4が正解です。
- 選択肢 1不正解
- aが正、cが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- bが誤、dが正なので当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- aが正、bとcが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 4正解
- aが正、b・cが誤、dが正なので正解です。
- 選択肢 5不正解
- aが正しいので当てはまりません。
答えの内訳
- a:正
- 消化性潰瘍は自覚症状が乏しいケースもあり、出血に伴う貧血や突然の吐血・下血によって初めて発見されることがあります。
- b:誤
- 粘膜組織が傷害されて粘膜筋板を超えて欠損する状態は「消化性潰瘍」の定義です。イレウスは腸管が閉塞・麻痺する病態です。
- c:誤
- 小児や高齢者、普段から便秘傾向のある人は腸運動が低下しやすいため、イレウス様症状の発症リスクが高いとされます。
- d:正
- 腸管運動麻痺により腸内容物が鬱滞すると、水分吸収障害や摂取制限により嘔吐がなくとも重篤な脱水状態に陥ることがあります。
覚えるポイント
- イレウス様症状のリスクは高齢者・小児・便秘傾向者で「高い」。粘膜筋板を超える欠損は消化性潰瘍。
間違えやすいところ
- イレウス(腸閉塞)と消化性潰瘍の説明を入れ替えるひっかけに注意しましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.21 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
呼吸器系及び泌尿器系に現れる副作用
人体の働きと医薬品 · 間質性肺炎 / 排尿困難・尿閉 / 腎障害 / 喘息
医薬品の副作用として現れる呼吸器系及び泌尿器系の症状等に関する次の記述a〜dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 間質性肺炎は、息切れ・息苦しさ等の呼吸困難、空咳(痰の出ない咳)の症状を主に呈するが、必ずしも発熱は伴わない。 b 排尿困難や尿閉の症状は、多くの場合、原因となる医薬品の使用を中止するだけでは改善しない。 c 腎障害では、尿量の減少、ほとんど尿が出ないという症状のほかに、一時的に尿が増えるという症状が現れることがある。 d 喘息は、合併症の有無にかかわらず、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失しても症状は寛解しない。
解答・解説を表示
解答
4
解説
間質性肺炎は肺の間質に炎症が起きる病気で、空咳(痰の出ない咳)や息切れが主で、熱が出ないこともあります。薬による排尿障害は、原因の薬をやめれば早く良くなります。腎臓の障害では尿が減るだけでなく一時的に増えることもあり、薬による喘息は薬が体から消えるとふつう治まります。
解き方
- aは間質性肺炎で熱が出ないこともあるので正しいです。
- bは原因の薬をやめれば排尿困難は早く良くなるので誤りです。
- cは腎臓の障害で一時的に尿が増えることがあり正しいです。
- dは薬による喘息は薬が体から消えるとふつう治まるので誤りです。
- 正・誤・正・誤の並びなので、選択肢4が正解です。
- 選択肢 1不正解
- aが正、bとdが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- bが誤、cが正なので当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- cが正、dが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 4正解
- a・cが正、b・dが誤なので正解です。
- 選択肢 5不正解
- aとcが正しいので当てはまりません。
答えの内訳
- a:正
- 間質性肺炎は息切れ、呼吸困難、空咳等の症状を呈し、一般に発熱を伴うことが多いものの「必ずしも発熱は伴わない」とされています。
- b:誤
- 医薬品の副作用による排尿困難や尿閉は、多くの場合、原因薬剤の使用を中止することで速やかに改善します。
- c:正
- 腎障害の初期症状等として尿量減少や無尿だけでなく、尿濃縮能低下等により一時的に尿量が増加することがあります。
- d:誤
- 医薬品誘発性喘息(アスピリン喘息等)は、原因となる有効成分が体内から代謝・排泄されて消失すれば通常は寛解します。
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覚えるポイント
- 間質性肺炎は必ずしも発熱を伴わない。腎障害では一時的に尿が増える症状もある。原因薬消失で喘息は寛解する。
間違えやすいところ
- 「間質性肺炎は必ず高熱が出る」「喘息は薬が消えても治らない」と思い込まないようにしましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.21 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
循環器系に現れる副作用(心不全・不整脈)
人体の働きと医薬品 · うっ血性心不全 / 不整脈 / 循環器系副作用 / 基礎疾患への注意
医薬品の副作用として現れる循環器系の症状等に関する次の記述a〜dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳とピンク色の痰などを認めた場合は、うっ血性心不全の可能性を疑い、早期に医師の診療を受ける必要がある。 b うっ血性心不全とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる疾患のことである。 c 高血圧や心臓病等、循環器系疾患の診断を受けている人は、心臓や血管に悪影響を及ぼす可能性が高い医薬品を使用してはならない。 d 不整脈の発症リスクは、代謝機能の低下によって高まることがあるので、腎機能や肝機能の低下、併用薬との相互作用等に留意するべきである。
解答・解説を表示
解答
3
解説
うっ血性心不全は、心臓のポンプの力が落ちて血がうっ滞し、むくみ・体重の急増・ピンク色の痰などが出る状態です。一方、不整脈は心臓の拍動のリズムが乱れる状態です。この2つの説明を混同しないことが大切です。
解き方
- aはむくみ・ピンク色の痰・急な体重増が心不全の兆候であり正しいです。
- bの拍動リズムの乱れは「不整脈」の説明なので、うっ血性心不全としては誤りです。
- cは循環器の病気がある人は悪影響のある薬を避けるべきなので正しいです。
- dは代謝や排泄の低下で不整脈の危険が高まるので正しいです。
- 正・誤・正・正の並びなので、選択肢3が正解です。
- 選択肢 1不正解
- bが誤、dが正なので当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- bが誤、cが正なので当てはまりません。
- 選択肢 3正解
- a・c・dが正、bが誤なので正解です。
- 選択肢 4不正解
- aが正、bが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- bが誤なので当てはまりません。
答えの内訳
- a:正
- 心不全により肺や末梢に血液がうっ滞すると、むくみ、体重急増、ピンク色の泡沫状痰、呼吸困難等の特徴的症状が現れます。
- b:誤
- 心筋の自動性や興奮伝導の異常により拍動リズムが乱れるのは「不整脈」の定義です。うっ血性心不全は全身への血液拍出能が低下した状態です。
- c:正
- 循環器系疾患を患っている人は、心拍数増加や血管収縮等をもたらす悪影響の懸念される医薬品の使用を避ける必要があります。
- d:正
- 肝機能や腎機能の低下、薬物相互作用により有効成分の代謝・排泄が遅延すると、血中濃度が高まり不整脈のリスクが増大します。
覚えるポイント
- ピンク色の痰・足のむくみ・急な体重増加は「うっ血性心不全」。拍動リズムの異常は「不整脈」。
間違えやすいところ
- 「うっ血性心不全」と「不整脈」の説明を入れ替える問題に注意しましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.22 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
感覚器系に現れる副作用(眼圧上昇・散瞳)
人体の働きと医薬品 · 眼圧上昇 / 抗コリン作用 / 散瞳 / 緑内障
医薬品の副作用として現れる感覚器系の症状等に関する次の記述a〜dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a コリン作動成分が配合された医薬品によって眼圧が上昇する。 b 眼圧の上昇に伴って、頭痛や吐きけ・嘔吐等の症状が現れることがある。 c 高眼圧を長時間放置しても、視神経が損傷して不可逆的な視覚障害に至ることはない。 d 瞳の拡大(散瞳)を生じる可能性のある成分が配合された医薬品を使用した後は、乗物や機械類の運転操作を避けなければならない。
解答・解説を表示
解答
1
解説
抗コリン作用をもつ成分は瞳を大きく広げ(散瞳)、目の中の水(房水)の流れを妨げて眼圧を上げます。急に眼圧が上がると急性緑内障(眼圧が急に上がる発作)を起こし、放置すると視神経が傷ついて元に戻らない視覚障害になります。散瞳で見えにくくなったときは運転をやめさせます。
解き方
- aで眼圧を上げるのは抗コリン成分で、コリン作動成分ではないので誤りです。
- bは眼圧が上がると頭痛や吐きけ・嘔吐が出ることがあり正しいです。
- cは高い眼圧を放っておくと元に戻らない視覚障害になるので誤りです。
- dは散瞳でまぶしくなったりするので運転を避けるべきで正しいです。
- 誤・正・誤・正の並びなので、選択肢1が正解です。
- 選択肢 1正解
- aが誤、b・dが正、cが誤なので正解です。
- 選択肢 2不正解
- bが正、cが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- aが誤、bが正なので当てはまりません。
- 選択肢 4不正解
- aが誤、dが正なので当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- cが誤なので当てはまりません。
答えの内訳
- a:誤
- 眼圧を上昇させるのは副交感神経の働きを抑える「抗コリン作用」をもつ成分です。コリン作動成分は瞳孔を縮小(縮瞳)させ眼圧を下げます。
- b:正
- 眼圧が急激に上昇すると、目の痛みだけでなく激しい頭痛や吐き気・嘔吐などの全身症状を伴うことがあります。
- c:誤
- 高眼圧を放置すると視神経が圧迫・損傷され、視野欠損や失明など不可逆的な視覚障害を引き起こすおそれがあります。
- d:正
- 散瞳を生じると羞明(まぶしさ)やピント調節障害が生じるため、事故を防ぐために運転操作等の危険作業を避ける必要があります。
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覚えるポイント
- 眼圧を上昇させるのは「抗コリン成分」。高眼圧放置は不可逆的な視覚障害(失明の危険)に至る。
間違えやすいところ
- 「コリン作動成分」と「抗コリン成分」を取り違えないように、自律神経のはたらきを正しく覚えましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.22 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品医療機器等法の目的と関係者の責務
薬事に関する法規と制度 · 医薬品医療機器等法第1条 / 医薬関係者の責務 / 登録販売者の資質向上研修 / 国民の責務
医薬品医療機器等法及び医薬品医療機器等法施行規則に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a この法律は、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び再生医療等製品の品質、有効性及び安全性の確保並びにこれらの使用による保健衛生上の危害の発生及び拡大の防止のために必要な規制を行うこと等により、保健衛生の向上を図ることを目的としている。 b 医師、歯科医師、薬剤師、獣医師その他の医薬関係者は、医薬品等の有効性及び安全性その他これらの適正な使用に関する知識と理解を深めるとともに、これらの使用の対象者及びこれらを購入し、又は譲り受けようとする者に対し、これらの適正な使用に関する事項に関する正確かつ適切な情報の提供に努めなければならないこととされている。 c 薬局開設者は、その薬局において業務に従事する登録販売者に対し、厚生労働大臣に届出を行った者(研修実施機関)が行う研修を毎年度受講させなければならないこととされている。 d 国民は、医薬品等を適正に使用するとともに、これらの有効性及び安全性に関する知識と理解を深めるよう努めなければならないこととされている。
解答・解説を表示
解答
1
解説
医薬品医療機器等法は、医薬品などの品質・有効性・安全性を守り、健康被害の発生や拡大を防ぐことを目的とした法律です。そのため、医薬関係者や国民の務め、登録販売者への研修の受講義務などが細かく定められています。
解き方
- 法律の目的を定めた第1条(目的規定)で、対象となる品目と「保健衛生上の危害の防止・向上」などの言葉を確かめる。
- 医薬関係者の情報提供の務め、薬局開設者が登録販売者に外部研修を受けさせる務め、国民が正しく使う務めを確かめ、すべて正しいと判断する。
- 選択肢 1正解
- a、b、c、dはすべて正しいので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 2不正解
- aは法律の目的を述べた正しい記述なので、aを誤りとするこの選択肢は間違いです。
- 選択肢 3不正解
- bは医薬関係者の務めについての正しい記述なので、この選択肢は間違いです。
- 選択肢 4不正解
- cは薬局開設者に課された研修の義務についての正しい記述なので、この選択肢は間違いです。
- 選択肢 5不正解
- dは国民の務めについての正しい記述なので、この選択肢は間違いです。
覚えるポイント
- 法第1条の対象には医薬品・医薬部外品・化粧品・医療機器・再生医療等製品が含まれます。
間違えやすいところ
- 薬局開設者や店舗販売業者には、登録販売者に毎年度外部研修を受けさせる義務が法律で定められている点を忘れないようにする。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第4章「薬事関係法規・制度」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.23 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
登録販売者の定義及び販売従事登録制度
薬事に関する法規と制度 · 登録販売者の定義 / 登録販売者名簿の登録事項 / 変更の届出 / 心身の障害に関する届出
登録販売者及び医薬品医療機器等法第36条の8に規定する販売従事登録に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 登録販売者とは、一般用医薬品の販売又は授与に従事しようとする者がそれに必要な資質を有することを確認するために都道府県知事が行う試験に合格した者をいう。 b 登録販売者名簿の登録事項の一つに、試験施行地都道府県名がある。 c 登録販売者は、住所に変更を生じたときには、30日以内に、登録を受けた都道府県知事にその旨を届け出なければならない。 d 登録販売者が、精神の機能の障害を有する状態となり登録販売者の業務の継続が著しく困難になったときは、遅滞なく、登録を受けた都道府県知事にその旨を届け出ることとされている。
解答・解説を表示
解答
4
解説
登録販売者とは、試験に合格しただけでなく、都道府県知事から販売従事登録を受けた人のことです。名簿に登録される事項に「住所」は含まれないため、住所が変わっても届け出る義務はありません。
解き方
- aは、試験に合格したうえで都道府県知事の販売従事登録を受けて初めて登録販売者になるので、誤りと判断する。
- bは、試験を受けた都道府県名や合格した年月が名簿の登録事項なので、正しいと判断する。
- cは、今住んでいる住所は名簿の登録事項ではないので届け出る必要がなく、誤りと判断する。
- dは、心の働きの障害で仕事を続けるのが難しくなったときの届出の決まりがあり、正しいと判断する。
- 選択肢 1不正解
- aもcも誤った記述なので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 2不正解
- cは誤りで、dは正しいので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 3不正解
- aが誤った記述なので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 4正解
- aが誤り、bが正しく、cが誤り、dが正しいので、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- bとdはともに正しい記述なので、この組み合わせは間違いです。
覚えるポイント
- 販売従事登録の登録事項は「本籍地都道府県名、氏名、生年月日、性別、試験合格年月・施行地」等であり、住所は含まれません。
間違えやすいところ
- 試験に合格した人と登録販売者を同じだと思い込まないようにする。住所の変更は届け出る事項ではない点もよく間違えやすい。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第4章「薬事関係法規・制度」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.24 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品の定義と範囲
薬事に関する法規と制度 · 動物用医薬品 / 体外診断用医薬品・殺虫剤 / 日本薬局方 / 無承認無許可医薬品
医薬品に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 a 動物の疾病の治療に使用されることが目的とされている医薬品は、医薬品医療機器等法の規制対象外である。 b 医薬品には、検査薬や殺虫剤、器具用消毒薬のように、人の身体に直接使用されないものもある。 c 日本薬局方に収載されている医薬品の中には、一般用医薬品として販売されているものはない。 d 「やせ薬」を標榜した「無承認無許可医薬品」は、医薬品医療機器等法第2条第1項で定義する医薬品に含まれる。
解答・解説を表示
解答
5
解説
法律でいう「医薬品」には、動物に使う医薬品や、体に直接使わない検査薬・殺虫剤なども含まれます。また、承認を受けていなくても、薬のような効き目をうたっていれば医薬品とみなされ、取り締まりの対象になります。
解き方
- aは、動物用医薬品も法律の対象なので、誤りと判断する。
- bは、殺虫剤や器具用の消毒薬、検査薬なども医薬品に含まれるので、正しいと判断する。
- cは、日本薬局方にのっている消毒用エタノールや精製水など、一般用医薬品として売られるものも多くあるので、誤りと判断する。
- dは、薬のような効き目をうたった無承認無許可医薬品も医薬品に含まれるので、正しいと判断する。
- 選択肢 1不正解
- aが誤った記述なので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 2不正解
- aもcも誤った記述なので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 3不正解
- aが誤った記述なので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 4不正解
- cが誤った記述なので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 5正解
- bとdはともに正しい記述なので、正しい組み合わせです。
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覚えるポイント
- 無承認無許可医薬品であっても、医薬品的な効能効果を標榜していれば法的な医薬品の定義に含まれ規制されます。
間違えやすいところ
- 動物用医薬品が法律の対象外だと間違えて覚えないようにする。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第4章「薬事関係法規・制度」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.24 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
毒薬及び劇薬の取扱いと表示
薬事に関する法規と制度 · 譲渡制限(年齢制限) / 譲受人の文書記載事項 / 保管設備のかぎ / 毒薬の表示
毒薬及び劇薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 a 劇薬を、18歳未満の者その他安全な取扱いに不安のある者に交付することは禁止されている。 b 毒薬を一般の生活者に対して販売する際、譲受人から交付を受ける文書には、性別の記載が必要である。 c 毒薬を貯蔵、陳列する場所については、かぎを施さなければならない。 d 毒薬は、それを収める直接の容器又は被包に、黒地に白枠、白字をもって、当該医薬品の品名及び「毒」の文字が記載されていなければならない。
解答・解説を表示
解答
5
解説
毒薬や劇薬は毒性が強いため、きびしく管理されます。毒薬は「黒地に白枠・白字」、劇薬は「白地に赤枠・赤字」で表示し、毒薬の保管・陳列にはかぎをかけなければなりません。譲り渡せない年齢は18歳未満ではなく14歳未満で、販売時の文書に性別の欄はありません。
解き方
- aは、譲り渡せない年齢が「18歳未満」ではなく「14歳未満」なので、誤りと判断する。
- bは、譲渡の文書に書くのは品名・数量・使用目的・譲り受ける人の氏名・住所・職業で、「性別」はいらないので、誤りと判断する。
- cは、毒薬をしまう場所にはかぎをかけなければならないので、正しいと判断する(劇薬はかぎをかける義務はないが、他の物と区別して保管・陳列する)。
- dは、毒薬の容器などの表示が「黒地に白枠・白字で品名と『毒』」なので、正しいと判断する。
- 選択肢 1不正解
- aもbも誤った記述なので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤った記述なので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 3不正解
- bが誤った記述なので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 4不正解
- bが誤った記述なので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 5正解
- cとdはともに正しい記述なので、正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- 毒薬・劇薬の交付禁止は「14歳未満」、毒薬は施錠必須、表示は毒薬が「黒地に白」、劇薬が「白地に赤」です。
間違えやすいところ
- 18歳未満(働く人の法律など)と混同しやすいが、毒薬・劇薬を譲ってはいけない相手は14歳未満である。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第4章「薬事関係法規・制度」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.25 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
一般用医薬品のリスク区分とその見直し
薬事に関する法規と制度 · 第一類医薬品の定義 / 指定第二類医薬品の定義 / 第三類医薬品の定義 / リスク区分の見直し
一般用医薬品のリスク区分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a 第一類医薬品は、その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生ずるおそれがある医薬品のうち、その使用に関し特に注意が必要なものとして厚生労働大臣が指定するものが含まれる。 b 第二類医薬品のうち、「特別の注意を要するものとして厚生労働大臣が指定するもの」を「指定第二類医薬品」としている。 c 第三類医薬品は、第一類医薬品及び第二類医薬品以外の一般用医薬品で、副作用等により身体の変調・不調が起こるおそれのないものである。 d 第三類医薬品に分類されている医薬品について、第一類医薬品又は第二類医薬品に分類が変更されることもある。
解答・解説を表示
解答
2
解説
一般用医薬品は、体への危険の大きさに応じて三つに分けられます。第三類医薬品も医薬品なので、体の変調や不調が起こるおそれはあります。リスクの区分は、売り出された後の新しい情報をもとに見直されることもあります。
解き方
- aは、第一類医薬品の定義に当てはまるので、正しいと判断する。
- bは、第二類医薬品のうち特に注意が必要なものとして厚生労働大臣が指定するのが指定第二類医薬品なので、正しいと判断する。
- cは、第三類医薬品が「日常生活に支障が出るほどではないが、体の変調・不調が起こるおそれがあるもの」であり、「おそれのないもの」ではないので、誤りと判断する。
- dは、売り出された後の情報などで、より危険な区分に変えられることがあるので、正しいと判断する。
- 選択肢 1不正解
- bとdは正しく、cは誤りなので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが正、cが誤、dが正なので、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- aは正しく、cは誤りなので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、cは誤りなので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 5不正解
- aもbも正しい記述なので、この組み合わせは間違いです。
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覚えるポイント
- 医薬品である以上、第三類医薬品であっても副作用等による身体の変調・不調のリスクはゼロではありません。
間違えやすいところ
- 第三類医薬品を「副作用がまったくなく安全なもの」と間違えて覚えないようにする。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第4章「薬事関係法規・制度」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.25 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
直接の容器又は被包への法定記載事項(法第50条)
薬事に関する法規と制度 · 法第50条の法定表示事項 / 製造販売業者等の氏名住所 / リスク区分の表示表記 / 店舗専用の表示
次のうち、医薬品医療機器等法第50条に基づき、医薬品の直接の容器又は被包に記載されていなければならない事項として、正しいものの組合せはどれか。ただし、医薬品医療機器等法施行規則で定める表示の特例に関する規定は考慮しなくてよい。 a 製造販売業者等の氏名又は名称及び住所 b 第一類医薬品にあっては、枠の中に「1」の数字 c 用法及び用量 d 配置販売品目以外の一般用医薬品にあっては、「店舗専用」の文字
解答・解説を表示
解答
2
解説
第50条は、医薬品の直接の容器や包みに必ず書かなければならない事項を定めています。製造販売業者の氏名・名称と住所、配置販売以外の一般用医薬品の「店舗専用」の文字は、ここに書く決まりの事項です。用法・用量は添付文書に書く事項で、第一類医薬品は「第1類医薬品」と書きます。
解き方
- aは、製造販売業者などの氏名・名称と住所が第50条に定める記載事項なので、正しいと判断する。
- bは、第一類医薬品は「第1類医薬品」と書き、枠の中に数字を入れるのは指定第二類医薬品の「2」なので、誤りと判断する。
- cは、用法・用量は添付文書などに書く事項(第52条)で、第50条の容器などの記載事項ではないので、誤りと判断する。
- dは、配置販売以外の一般用医薬品には「店舗専用」の文字を書く義務があるので、正しいと判断する。
- 選択肢 1不正解
- cは第50条の容器などの記載事項ではなく添付文書の記載事項なので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 2正解
- aとdはどちらも第50条に定める正しい記載事項です。
- 選択肢 3不正解
- bもcも第50条の決まりとしては誤っているので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 4不正解
- bが誤った記述なので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 5不正解
- cが誤った記述なので、この組み合わせは間違いです。
覚えるポイント
- 枠の中に数字(四角枠または丸枠に2)を記載するのは「指定第二類医薬品」の表示方法です。
間違えやすいところ
- 用法・用量は添付文書に必ず書く事項(第52条)で、第50条の直接の容器などに書く事項ではない点に気をつける。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第4章「薬事関係法規・制度」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.26 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品の添付文書及び外箱等の記載事項と禁止事項
薬事に関する法規と制度 · 虚偽・誤解を招く記載の禁止 / 不正表示医薬品の販売禁止 / 邦文記載義務 / 最新の知見に基づく注意等の記載
医薬品に添付する文書、医薬品の容器等(直接の容器又は直接の被包)又は外箱等(外部の容器又は外部の被包)への記載事項に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a 医薬品に添付する文書、その容器等又は外箱等に記載されていてはならない事項の一つに「当該医薬品に関し虚偽又は誤解を招くおそれのある事項」がある。 b 医薬品の表示については製造販売業者の責任であるため、医薬品の販売業者が表示の不適切な医薬品を販売しても罰せられることはない。 c 医薬品医療機器等法第50条の規定に基づく法定表示事項及び同法第52条の規定に基づく添付文書等への記載については、邦文でされていなければならない。 d 一般用医薬品は、これに添付する文書又は容器等若しくは外箱等に、当該医薬品に関する最新の論文その他により得られた知見に基づき、用法用量その他使用及び取扱い上必要な注意等が記載されていなければならない。
解答・解説を表示
解答
4
解説
添付文書や容器などには、うその内容や、誤解させるおそれのあることを書いてはいけません(第54条)。法律で決まった事項は日本語で書く必要があります(第53条など)。また、決まった表示がない不正表示医薬品を、販売業者が売ったり渡したりすることも禁じられています(第55条第2項)。
解き方
- aは、うその内容や誤解させることを書いてはいけないという決まり(第54条)に合うので、正しいと判断する。
- bは、表示が不十分な医薬品を売ることも販売業者は禁じられ、罰せられるので、誤りと判断する。
- cは、法律で決まった表示事項などは日本語で書かなければならないので、正しいと判断する。
- dは、最新の情報に基づく注意などを書くことが第52条第2項で義務づけられているので、正しいと判断する。
- 選択肢 1不正解
- aもcも正しい記述なので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 2不正解
- bは誤りで、cもdも正しい記述なので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 3不正解
- dが正しい記述なので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 4正解
- aが正、bが誤、cが正、dが正なので、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- aは正しく、bは誤りなので、この組み合わせは間違いです。
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覚えるポイント
- 不正表示医薬品や無承認無許可医薬品は、製造した者だけでなく販売・陳列した販売業者も処罰の対象となります。
間違えやすいところ
- 表示の義務が製造販売業者にあるからといって、販売業者が表示の不十分な医薬品を売ってよいわけではない。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第4章「薬事関係法規・制度」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.26 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬部外品の定義・製造販売及び表示
薬事に関する法規と制度 · 販売業の許可の要否 / 医薬部外品の目的・効能 / 製造販売の許可・承認 / 表示義務(指定医薬部外品・防除用医薬部外品)
医薬部外品に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 a 医薬部外品を販売する場合には、薬局、店舗販売業又は配置販売業の許可が必要である。 b 医薬部外品には、吐きけその他の不快感又は口臭若しくは体臭の防止を目的とする物がある。 c 医薬部外品を製造販売する場合には、製造販売業の許可が必要であり、厚生労働大臣が基準を定めて指定するものを除き、品目ごとに承認を得る必要がある。 d 防除用医薬部外品については、直接の容器又は直接の被包に「指定医薬部外品」と表示しなければならない。
解答・解説を表示
解答
3
解説
医薬部外品は、人への作用がおだやかなものです。製造して売るには許可と品目ごとの承認が必要ですが、売るときには医薬品のような販売業の許可はいりません。直接の容器などには「医薬部外品」、防除用のものには「防除用医薬部外品」と表示します。
解き方
- aは、医薬部外品を売るのに医薬品のような許可はいらず、一般の小売店などで自由に売れるので、誤りと判断する。
- bは、口臭・体臭の防止や、吐きけなどの不快感の防止は医薬部外品の目的に当てはまるので、正しいと判断する。
- cは、医薬部外品の製造販売には業の許可が必要で、原則として品目ごとに厚生労働大臣の承認が必要なので、正しいと判断する。
- dは、防除用医薬部外品には「防除用医薬部外品」と表示し、「指定医薬部外品」ではないので、誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- aは販売業の許可がいらないので誤った記述です。
- 選択肢 2不正解
- aもdも誤った記述なので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 3正解
- bとcはどちらも正しい記述であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- dは「防除用医薬部外品」と表示する必要があるので誤りです。
- 選択肢 5不正解
- dが誤った記述なので、この組み合わせは間違いです。
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覚えるポイント
- 医薬部外品の販売に許可は不要です。表示義務はそれぞれ「医薬部外品」「指定医薬部外品」「防除用医薬部外品」と対応します。
間違えやすいところ
- 「防除用医薬部外品」と「指定医薬部外品」の表示の決まりを、混同しないように分けて覚える。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第4章「薬事関係法規・制度」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.27 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
化粧品の定義と効能効果の標榜
薬事に関する法規と制度 · 化粧品 / 効能効果の範囲 / 法定表示
化粧品に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを1つ選べ。 a 化粧品において、医薬品的な効能効果を表示・標榜することは、一切認められていない。 b 化粧品の直接の容器又は直接の被包には、「化粧品」の文字の表示が義務付けられている。 c 化粧品の効能効果の一つに、「毛髪につやを与える。」がある。
解答・解説を表示
解答
2
解説
化粧品は体を清潔にし美化するためのもので、医薬品のような効能効果をうたうことはできません。また「化粧品」の文字を容器に表示する義務もありません。
解き方
- aは、化粧品で医薬品のような効能効果をうたうことは一切認められていないので、正しいと判断します。
- bは、化粧品には「化粧品」の文字を直接の容器などに表示する義務がないので、誤りと判断します。
- cの「毛髪につやを与える。」は、決められた化粧品の効能効果に含まれるので、正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述bは誤りで、記述cは正しいので、この組合せは誤りです。
- 選択肢 2正解
- 記述aは正、bは誤、cは正なので、正しい組合せです。
- 選択肢 3不正解
- 記述aは正しく、記述bは誤っているので、この組合せは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述cは正しい効能効果に当てはまるので、この組合せは誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 記述aは正しい内容なので、この組合せは誤りです。
覚えるポイント
- 化粧品に「化粧品」という文字の記載義務はないが、医薬部外品には「医薬部外品」の文字記載義務がある。
間違えやすいところ
- 医薬部外品の表示義務と化粧品の法定表示事項を混同しやすいので注意しましょう。
出題の前提:令和7年度東京都登録販売者試験問題午前・厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.27 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
薬局の定義・業務及び機能別薬局の認定
薬事に関する法規と制度 · 薬局 / 分割販売 / 健康サポート薬局 / 地域連携薬局 / 専門医療機関連携薬局
薬局に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを1つ選べ。 a 医薬品を取り扱う場所であって、薬局として開設の許可を受けていないものについては、病院又は診療所の調剤所を除き、薬局の名称を付してはならない。 b 薬局では、特定の購入者の求めに応じて医薬品の包装を開封して分割販売することができる。 c 健康サポート薬局とは、患者が継続して利用するために必要な機能及び個人の主体的な健康の保持増進への取組を積極的に支援する機能を有する薬局をいう。 d 医師若しくは歯科医師又は薬剤師が診療又は調剤に従事する他の医療提供施設と連携し、薬剤の適正な使用の確保のために専門的な薬学的知見に基づく指導を実施するために必要な機能を有する薬局は、傷病の区分ごとに、その所在地の都道府県知事の認定を受けて地域連携薬局と称することができる。
解答・解説を表示
解答
5
解説
薬局は調剤や医薬品の販売を行い、名称は保護されます。機能別薬局のうち、傷病の区分ごとに知事の認定を受けるのは専門医療機関連携薬局で、地域連携薬局ではありません。
解き方
- aは、許可のない場所で薬局の名称を使ってはいけないという規定(病院などの調剤所を除く)に合うので、正しいと判断します。
- bは、薬局では購入者の求めに応じた小分け(分割販売)が認められているので、正しいと判断します。
- cは、健康サポート薬局の定義とぴったり同じなので、正しいと判断します。
- dで傷病の区分ごとに認定を受けるのは「専門医療機関連携薬局」で、「地域連携薬局」ではないので、誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述dが誤っているので、この組合せは不正解です。
- 選択肢 2不正解
- 記述aは正しく、記述dは誤っているので、不正解です。
- 選択肢 3不正解
- 記述bは正しく、記述dは誤っているので、不正解です。
- 選択肢 4不正解
- 記述cは正しく、記述dは誤っているので、不正解です。
- 選択肢 5正解
- aは正、bは正、cは正、dは誤なので、正しい組合せです。
覚えるポイント
- 「傷病の区分ごと」に認定されるのは地域連携薬局ではなく専門医療機関連携薬局である。
間違えやすいところ
- 地域連携薬局(地域全体で支える連携)と専門医療機関連携薬局(がんなどの専門的な連携)の役割を混同しないようにしましょう。
出題の前提:令和7年度東京都登録販売者試験問題午前・厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.28 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
店舗販売業の許可及び店舗管理者の義務
薬事に関する法規と制度 · 店舗販売業 / 調剤の制限 / 店舗管理者 / 書面意見具申
店舗販売業に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを1つ選べ。なお、本設問において、「都道府県知事」とは、「都道府県知事(その店舗の所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長)」とする。 a 店舗ごとに、その店舗の所在地の都道府県知事の許可を受けなければならない。 b 薬剤師が従事している店舗販売業の店舗においては、調剤を行うことができる。 c 店舗販売業における店舗管理者は、その店舗の所在地の都道府県知事の許可を受けた場合を除き、その店舗以外の場所で業として店舗の管理その他薬事に関する実務に従事する者であってはならない。 d 店舗管理者は、保健衛生上支障を生ずるおそれがないように、その店舗の業務につき、店舗販売業者に対し、必要な意見を書面により述べなければならない。
解答・解説を表示
解答
2
解説
店舗販売業は店舗ごとに許可を受けますが、調剤はできません(調剤は薬局だけ)。店舗管理者は原則として他の店の管理を兼ねられず、開設者に書面で意見を述べる義務があります。
解き方
- aは、店舗販売業の許可を店舗ごとにその所在地の都道府県知事などから受ける必要があるので、正しいと判断します。
- bは、店舗販売業では薬剤師が勤めていても調剤は認められていないので、誤りと判断します。
- cは、店舗管理者は知事などの許可がある場合を除き、他の店の管理や薬事の実務に従事できないので、正しいと判断します。
- dは、店舗管理者は保健衛生上の問題を防ぐため、店舗販売業者に書面で意見を述べる義務があるので、正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述bは誤りで、記述cは正しいので、この組合せは不適当です。
- 選択肢 2正解
- 記述aは正、bは誤、cは正、dは正なので、正しい組合せです。
- 選択肢 3不正解
- 記述dは正しい規定なので、この組合せは不適当です。
- 選択肢 4不正解
- 記述aは正しく、記述bは誤っているので、不適当です。
- 選択肢 5不正解
- 記述a、c、dが正しいので、この組合せは不適当です。
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覚えるポイント
- 店舗販売業では薬剤師が従事していても調剤を行うことは一切できない。
間違えやすいところ
- 薬剤師がいれば調剤できると勘違いしやすいですが、調剤できるのは薬局だけです。
出題の前提:令和7年度東京都登録販売者試験問題午前・厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.29 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
配置販売業の許可及び業務規制
薬事に関する法規と制度 · 配置販売業 / 身分証明書 / 分割販売の禁止 / 配置による販売
配置販売業に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを1つ選べ。 a 配置販売業の許可は、申請者の住所地の都道府県知事が与えることとされている。 b 配置販売業者又はその配置員は、配置販売に従事しようとする区域の都道府県知事が発行する身分証明書の交付を受け、かつ、これを携帯しなければ、医薬品の配置販売に従事してはならない。 c 配置販売業者は、特定の購入者の求めに応じて医薬品の包装を開封して分割販売することができる。 d 配置販売業者は、配置以外の方法により医薬品を販売等することができない。
解答・解説を表示
解答
1
解説
配置販売業は配置しようとする区域ごとに知事の許可を受けます。身分証明書は業者の住所地の知事が発行し、医薬品を開封しての分割販売は禁止されています。
解き方
- aは、配置販売業の許可は配置しようとする区域を含む都道府県ごとに知事が与えるので、誤りと判断します。
- bは、身分証明書を発行するのは従事区域の知事ではなく「配置販売業者の住所地の都道府県知事」なので、誤りと判断します。
- cは、配置販売業では包装を開けて分割販売することが禁止されているので、誤りと判断します。
- dは、配置販売業者は先に預けて使った分を精算する「配置」以外の方法で医薬品を売れないので、正しいと判断します。
- 選択肢 1正解
- aは誤、bは誤、cは誤、dは正なので、正しい組合せです。
- 選択肢 2不正解
- 記述a、cは誤りで、記述dは正しいので、不適当です。
- 選択肢 3不正解
- 記述b、cが誤っているので、不適当です。
- 選択肢 4不正解
- 記述a、bは誤りで、記述dは正しいので、不適当です。
- 選択肢 5不正解
- 記述a、bがどちらも誤っているので、不適当です。
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覚えるポイント
- 配置販売員の身分証明書は「配置販売業者の住所地の都道府県知事」が発行する。
間違えやすいところ
- 身分証明書の発行者が「従事区域の知事」ではなく「業者の住所地の知事」である点を見落としやすいです。
出題の前提:令和7年度東京都登録販売者試験問題午前・厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.29 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
第二類医薬品販売時における伝達事項
薬事に関する法規と制度 · 医薬品医療機器等法施行規則第159条の14 / 第二類医薬品 / 販売時伝達事項
次のうち、店舗販売業者が、医薬品医療機器等法施行規則第159条の14第2項第2号の規定に基づき、登録販売者に第二類医薬品を販売させる際に、購入しようとする者に伝えさせなければならない事項として、正しいものの組合せを1つ選べ。 a 販売した登録販売者の氏名 b 販売した店舗の電話番号その他連絡先 c 販売した店舗の店舗管理者の氏名 d 医薬品による健康被害の救済制度に関する事項
解答・解説を表示
解答
1
解説
施行規則第159条の14により、第二類・第三類医薬品を売るときは、購入者に店舗の名称、電話番号などの連絡先、実際に販売した専門家の氏名を伝えさせなければなりません。
解き方
- 規則第159条の14第2項第2号に定める伝達事項を照らし合わせます。
- 定められているのは「店舗の名称」「店舗の電話番号その他連絡先」「販売などに従事した登録販売者などの氏名」です。
- よってa(販売した登録販売者の氏名)とb(店舗の電話番号その他連絡先)が当てはまり、cの店舗管理者の氏名やdの救済制度は含まれないので「1」が正解です。
- 選択肢 1正解
- aとbは法令で定められた伝達義務の事項なので、正しい組合せです。
- 選択肢 2不正解
- dの救済制度の事項は、この条文の販売時伝達事項には定められていません。
- 選択肢 3不正解
- cの店舗管理者の氏名は、販売した人と違う場合には伝達必須の事項ではありません。
- 選択肢 4不正解
- dはこの条文に定められた伝達事項ではないので誤りです。
- 選択肢 5不正解
- cとdはどちらもこの規定の伝達義務の事項ではありません。
覚えるポイント
- 販売時に伝えるのは「店舗名」「店舗の連絡先」「販売した専門家の氏名」の3点である。
間違えやすいところ
- 店舗管理者の氏名や副作用救済制度は掲示事項などと混同しやすいので区別しましょう。
出題の前提:令和7年度東京都登録販売者試験問題午前・厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.30 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品のリスク区分に応じた情報提供
薬事に関する法規と制度 · 要指導医薬品 / 第一類医薬品 / 第二類医薬品 / 第三類医薬品 / 情報提供義務
薬局開設者が行う要指導医薬品又は一般用医薬品のリスク区分に応じた情報提供に関する次の記述のうち、正しいものの組合せを1つ選べ。 a 要指導医薬品を販売する場合は、その薬局において医薬品の販売又は授与に従事する薬剤師に、書面を用いて、必要な情報を提供させなければならない。 b 第一類医薬品を購入しようとする者から説明不要の意思表明があり、その医薬品が適正に使用されると薬剤師が判断した場合であっても、情報を提供せずに販売することはできない。 c 第二類医薬品を販売する場合は、その薬局において医薬品の販売又は授与に従事する薬剤師又は登録販売者に、書面を用いて、必要な情報を提供させなければならない。 d 第三類医薬品を購入しようとする者から質問等がない場合であっても、薬剤師又は登録販売者に必要な情報を提供させることが望ましいが、法令上規定は設けられていない。
解答・解説を表示
解答
2
解説
要指導医薬品は対面と書面での情報提供が義務です。第一類医薬品は不要の意思表明と適正使用の確認があれば省け、第二類は努力義務、第三類は質問がない場合の情報提供の規定はありません。
解き方
- aは、要指導医薬品を売るときは薬剤師に対面かつ書面で必要な情報を提供させる義務があるので、正しいと判断します。
- bは、第一類医薬品は購入者が不要と表明し、薬剤師が適正使用と判断したときは情報提供を省けるので、誤りと判断します。
- cは、第二類医薬品の情報提供は努力義務で、書面で提供させなければならない義務ではないので、誤りと判断します。
- dは、第三類医薬品は質問がない場合の情報提供についての法令規定がないので、正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述bは省略できる例外に反するので誤りです。
- 選択肢 2正解
- 記述aとdが正しく、正しい組合せです。
- 選択肢 3不正解
- 記述bとcはどちらも誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述bが誤っているので不適当です。
- 選択肢 5不正解
- 記述cが誤っているので不適当です。

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覚えるポイント
- 要指導医薬品は対面・書面での情報提供が必須義務、第一類医薬品は意思表明等により省略可能。
間違えやすいところ
- 第二類医薬品の情報提供が「義務」ではなく「努力義務」である点を間違えやすいです。
出題の前提:令和7年度東京都登録販売者試験問題午前・厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.30 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
指定第二類医薬品の陳列設備及び基準
薬事に関する法規と制度 · 指定第二類医薬品 / 陳列基準 / 情報提供設備 / 7メートル
指定第二類医薬品の陳列に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを1つ選べ。 指定第二類医薬品は、薬局等構造設備規則に規定する「( a )」から( b )以内の範囲に陳列しなければならない。ただし、次の場合を除く。 ⅰ)鍵をかけた陳列設備に陳列する場合 ⅱ)指定第二類医薬品を陳列する陳列設備から( c )の範囲に、医薬品を購入しようとする者等が進入することができないよう必要な措置が取られている場合
解答・解説を表示
解答
4
解説
指定第二類医薬品は、相談にスムーズに対応できるよう、情報提供の設備から7m以内に陳列するか、鍵をかける、または1.2m以内に客が入れないようにする必要があります。
解き方
- 指定第二類医薬品を陳列する基準の場所は「情報提供を行うための設備」なので、aには「情報提供を行うための設備」が入ります。
- 陳列設備からの距離の基準は「7メートル以内」なので、bには「7メートル」が入ります。
- 客などの進入を防ぐ措置が必要な範囲は「1.2メートル」なので、cには「1.2メートル」が入ります。これらがそろう選択肢は4です。
- 選択肢 1不正解
- 基準の設備は情報提供設備で、距離は7メートルなので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 基準の設備は情報提供設備で、進入防止の範囲は1.2メートルなので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 陳列の距離は7メートル、進入防止の範囲は1.2メートルなので誤りです。
- 選択肢 4正解
- aに情報提供を行うための設備、bに7メートル、cに1.2メートルが正しく入っています。
- 選択肢 5不正解
- 進入防止の範囲は1.0メートルではなく1.2メートルなので誤りです。
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覚えるポイント
- 指定第二類医薬品の陳列は「情報提供設備から7m以内」、閉鎖遮断措置は「1.2m」である。
間違えやすいところ
- 第一類医薬品陳列区画と混同したり、7mと1.2mの組合せを間違えやすいです。
出題の前提:令和7年度東京都登録販売者試験問題午前・厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.31 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
特定販売の広告規制及び相談応需体制
薬事に関する法規と制度 · 特定販売 / 貯蔵・陳列要件 / ネット広告の表示事項 / 相談応需体制
医薬品医療機器等法に基づく特定販売に関する次の記述のうち、正しいものの組合せを1つ選べ。 a 特定販売を行う場合には、当該薬局又は店舗以外の場所に貯蔵し、又は陳列している一般用医薬品についても販売又は授与することができる。 b 特定販売を行うことについてインターネットを利用して広告をするときは、医薬品の薬効群ごとに表示しなければならない。 c 特定販売を行うことについてインターネットを利用して広告をするときは、ホームページに薬局又は店舗の主要な外観及び薬局製造販売医薬品又は一般用医薬品の陳列の状況を示す写真を見やすく表示しなければならない。 d 特定販売により一般用医薬品を購入しようとする者から、対面又は電話により相談応需の希望があった場合には、薬局開設者又は店舗販売業者は、その薬局又は店舗において医薬品の販売又は授与に従事する薬剤師又は登録販売者に、対面又は電話により情報提供を行わせなければならない。
解答・解説を表示
解答
5
解説
特定販売はその店舗に貯蔵・陳列している医薬品に限って行えます。ネット広告ではリスク区分の表示や外観などの写真の掲載が義務で、対面や電話での相談にも対応しなければなりません。
解き方
- aは、特定販売は今その薬局や店舗に貯蔵・陳列している医薬品に限られるので、誤りと判断します。
- bは、インターネット広告の表示は「薬効群ごと」ではなく「リスク区分(指定第二類、第二類、第三類など)ごと」なので、誤りと判断します。
- cは、店舗などの主要な外観や医薬品の陳列状況を示す写真を見やすく表示する必要があるので、正しいと判断します。
- dは、購入者から対面や電話で相談の希望があれば、適切な専門家に情報提供させる義務があるので、正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述aとbはどちらも誤っているので不適当です。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが誤っているので不適当です。
- 選択肢 3不正解
- 記述bが誤っているので不適当です。
- 選択肢 4不正解
- 記述bが誤っているので不適当です。
- 選択肢 5正解
- 記述cとdが正しく、正しい組合せです。
覚えるポイント
- 特定販売のインターネット表示は「薬効群ごと」ではなく「リスク区分ごと」に見やすく表示する。
間違えやすいところ
- 特定販売で他の倉庫などから直接出荷できると誤解しないよう注意しましょう。
出題の前提:令和7年度東京都登録販売者試験問題午前・厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.31 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
誇大広告等の禁止(法第66条第1項)
薬事に関する法規と制度 · 広告の規制 / 医薬品医療機器等法第66条
医薬品医療機器等法第66条第1項の条文における空欄( a )~( c )に入る字句の正しい組合せとして適切なものを1つ選びなさい。 「( a )、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の名称、( b )、効能、効果又は性能に関して、明示的であると暗示的であるとを問わず、虚偽又は( c )な記事を広告し、記述し、又は流布してはならない。」
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品などの虚偽・誇大な広告は、販売業者だけでなく「何人も」してはなりません。法第66条第1項が、名称・製造方法・効能効果・性能について、虚偽または誇大な記事を広告・記述・流布することを禁止しているからです。
解き方
- 条文の主語を確認し、規制される人が販売業者だけでなく「何人も」であることをおさえる。
- 名称と並んで規制される事項は「製造方法」で、禁止される内容は「虚偽又は誇大」だと特定する。
- 選択肢 1不正解
- 空欄bは「販売方法」ではなく「製造方法」、空欄cは「不当」ではなく「誇大」です。
- 選択肢 2正解
- 法第66条第1項のとおり、aは「何人も」、bは「製造方法」、cは「誇大」が入ります。
- 選択肢 3不正解
- 空欄aは「医薬品の販売業者」だけでなく「何人も」で、cは「誇大」です。
- 選択肢 4不正解
- 空欄aは「何人も」、空欄bは「製造方法」が入るので誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 空欄aは「医薬品の販売業者」ではなく「何人も」なので誤りです。
覚えるポイント
- 第66条の主語は「何人も」であり、医薬品関係者以外も対象となる。
間違えやすいところ
- 規制される人が、医薬品の製造販売業者や販売業者だけだと思い込みやすいので注意する。
出題の前提:医薬品医療機器等法第66条第1項、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.32 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品の広告規制と適正広告基準
薬事に関する法規と制度 · 広告の該当性 / 医薬品等適正広告基準
医薬品の広告に関する記述a~dの正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a 医薬品の広告には、店舗販売業の店舗において販売促進のために設置する医薬品のポスターは含まれない。 b 医薬品の広告に該当するか否かについては、(1)顧客を誘引する意図が明確であること、(2)特定の医薬品の商品名(販売名)が明らかにされていること、(3)一般人が認知できる状態であることのいずれの要件も満たす場合には、広告に該当するものと判断される。 c 医薬品等適正広告基準では、医薬品の効能効果又は安全性について、最大級の表現又はこれに類する表現等を行うことは不適当とされている。 d 医薬品等適正広告基準では、医薬関係者や医療機関等が推薦している旨の内容は、事実であっても、原則として広告することは不適当とされている。
解答・解説を表示
解答
1
解説
医薬品の広告に当たるかどうかは、3つの要件で判断します。顧客を引きつける意図があること、特定の商品名が示されていること、一般人が分かる状態であることの3つです。適正広告基準では、誇大な表現や推薦広告がきびしく制限されます。
解き方
- 記述aは、店の中のチラシやポスターも広告に含まれるので誤りと判断する。
- 記述bの広告に当たるかの3要件、cの最大級表現の禁止、dの推薦広告の禁止が、いずれも正しいと確認する。
- 選択肢 1正解
- aだけが誤りで、b、c、dはすべて正しいので、この組合せが正解です。
- 選択肢 2不正解
- aは店の中のポスターも広告に当たるので誤りで、bは正しい記述です。
- 選択肢 3不正解
- aは誤りで、cとdは適正広告基準の決まりとして正しいので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bとcはどちらも正しい記述なので不適当です。
- 選択肢 5不正解
- aは誤りで、dは正しい記述なので不適当です。
覚えるポイント
- 医薬品等適正広告基準では、医療関係者等の推薦は事実であっても原則禁止されている。
間違えやすいところ
- 事実にもとづく推薦なら広告に書いてよいと誤解しやすいので注意する。
出題の前提:医薬品等適正広告基準、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.32 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品の販売方法に関する規制
薬事に関する法規と制度 · 多量購入への対応 / 組合せ販売 / 配置販売業の販売形態
医薬品の販売方法に関する記述a~dの正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a 医薬品の販売等に従事する専門家は、医薬品を多量に購入する者に対して、積極的に事情を尋ねるなど慎重に対処し、状況によっては販売を差し控えるべきである。 b 購入者の利便性のため、異なる複数の医薬品又は医薬品と他の物品を組み合わせて販売又は授与する場合には、組み合わせた医薬品について、購入者等に対して情報提供を十分に行える程度の範囲内であって、かつ、組み合わせることに合理性が認められるものでなければならない。 c 配置販売業において、医薬品を先用後利によらず現金売りを行うことは、顧客の求めに応じたものであれば医薬品医療機器等法違反には当たらない。 d キャラクターグッズ等の景品類を提供して医薬品を販売することは、不当景品類及び不当表示防止法の限度内であれば認められている。
解答・解説を表示
解答
3
解説
医薬品の安全を守るため、売り方にもきまりがあります。多量に買う人への確認、組み合わせ販売の制限、販売のしかた(配置販売など)ごとの決まりを守る必要があります。
解き方
- 記述a、b、dが正しい売り方の基準に合っていることを確認する。
- 記述cについて、配置販売業は求めがあっても先用後利以外の現金売りはできず、法違反になるので誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- 記述aは正しい内容なので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 記述bは正しく、記述cは法違反になるので誤りです。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが正、cが誤、dが正で、正しい組合せです。
- 選択肢 4不正解
- 記述aは正しく、記述cは誤りなので不適当です。
- 選択肢 5不正解
- a、b、dが正しい記述なので不適当です。
覚えるポイント
- 配置販売業では、購入者の求めであっても配置によらない現金売りは認められない。
間違えやすいところ
- 景品類の提供はすべて禁止だと混同しやすいが、景品表示法の範囲内なら認められる。
出題の前提:医薬品医療機器等法、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.33 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
行政庁による監視指導及び処分
薬事に関する法規と制度 · 立入検査・収去 / 業務体制整備命令 / 廃棄等の命令
医薬品医療機器等法に基づく行政庁による監視指導及び処分に関する記述a~dの正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a 都道府県知事は、薬事監視員に、店舗販売業者が医薬品を業務上取り扱う場所に立ち入らせ、無承認無許可医薬品、不良医薬品又は不正表示医薬品等の疑いのある物を、全て収去させなければならない。 b 都道府県知事は、薬局開設者が医薬品医療機器等法の規定を遵守しているかどうかを確かめるために必要があると認めるときは、薬事監視員に、その薬局開設者が医薬品を業務上取り扱う場所に立ち入らせ、従業員その他の関係者に質問させることができる。 c 都道府県知事は、店舗販売業における一般用医薬品の販売等を行うための業務体制が、基準(体制省令)に適合しなくなった場合、店舗管理者に対して、その業務体制の整備を命ずることができる。 d 都道府県知事は、店舗販売業者に対し、不正表示医薬品、不良医薬品等について、廃棄、回収その他公衆衛生上の危険の発生を防止するに足りる措置をとるべきことを命ずることができる。
解答・解説を表示
解答
1
解説
行政庁の監視や処分には、できることの範囲と相手方が決まっています。収去(物を持ち帰って調べること)は試験に必要な最小限にとどまり、業務体制の整備命令などの相手は開設者や業者本人です。
解き方
- 記述aは「全て収去させなければならない」ではなく「試験のため必要な最小限度に限り収去させることができる」なので誤りと判断する。
- 記述bの質問・立入検査の権限と、記述dの廃棄・回収命令の権限が正しいことを確認する。
- 記述cの業務体制整備命令の相手は店舗管理者ではなく「店舗販売業者」なので誤りと判断する。
- 選択肢 1正解
- aが誤、bが正、cが誤、dが正で、正しい組合せです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aは収去の範囲と義務の言い方が誤っているので不適当です。
- 選択肢 3不正解
- 記述cは命令の相手が店舗販売業者なので誤りで、dは正しい記述です。
- 選択肢 4不正解
- 記述aは誤り、記述bは正しい記述なので不適当です。
- 選択肢 5不正解
- 記述bは正しく、記述cは誤りなので不適当です。
覚えるポイント
- 収去は「試験のため必要な最小限度」に限られ、義務ではなく権限である。
間違えやすいところ
- 業務体制整備命令の相手を、店舗管理者と店舗販売業者で混同しやすい。
出題の前提:医薬品医療機器等法第69条、第70条、第72条の2、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午前) p.34 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
かぜ(感冒)及びかぜ薬の特徴
主な医薬品とその作用 · かぜの原因 / かぜ薬の役割 / インフルエンザとの区別
かぜ(感冒)及びかぜ薬(総合感冒薬)に関する記述a~dの正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a かぜの約8割はウイルスの感染が原因であり、それ以外に細菌の感染による場合もあるが、非感染性の要因によるものはない。 b 急激な発熱を伴う場合や、症状が4日以上続くとき、又は症状が重篤なときは、かぜではない可能性が高い。 c かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去するものではなく、咳で眠れなかったり、発熱で体力を消耗しそうなときなどに、それら諸症状の緩和を図る対症療法薬である。 d インフルエンザ(流行性感冒)は、感染力が強く、また、重症化しやすいため、かぜとは区別して扱われる。
解答・解説を表示
解答
3
解説
かぜの多くはウイルス感染が原因ですが、寒さや空気の乾燥など、感染しない要因も関係します。かぜ薬は原因をなくす薬ではなく、症状をやわらげる対症療法薬です。
解き方
- 記述aについて、かぜの原因には感染しない要因もふくまれるので誤りと判断する。
- 記述b(受診をすすめる目安)、記述c(かぜ薬は対症療法薬)、記述d(インフルエンザとの区別)が、いずれも正しいと確認する。
- 選択肢 1不正解
- 記述aは誤りで、記述dは正しい記述です。
- 選択肢 2不正解
- 記述aは誤りで、記述bとcは正しい記述です。
- 選択肢 3正解
- aが誤、bが正、cが正、dが正で、正しい組合せです。
- 選択肢 4不正解
- 記述bとdは正しい記述なので不適当です。
- 選択肢 5不正解
- 記述cは正しい記述なので不適当です。
覚えるポイント
- かぜ薬はウイルスの増殖抑制や除去を行うものではなく対症療法薬である。
間違えやすいところ
- かぜの原因は感染する要因だけだと思い込まないように注意する。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.3 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
かぜの症状緩和に用いられる漢方処方製剤
主な医薬品とその作用 · 麻黄湯 / 葛根湯 / 香蘇散 / 小青竜湯
かぜ(感冒)の症状緩和に用いられる漢方処方製剤に関する記述のうち、正しいものの組合せを1つ選びなさい。 a 香蘇散は、体力中等度又はやや虚弱で、多くは腹痛を伴い、ときに微熱・寒気・頭痛・吐きけなどのあるものの胃腸炎、かぜの中期から後期の症状に適すとされる。 b 麻黄湯は、体力充実して、かぜのひきはじめで、寒気がして発熱、頭痛があり、咳が出て身体のふしぶしが痛く汗が出ていないものの感冒、鼻かぜ、気管支炎、鼻づまりに適すとされる。 c 葛根湯は、体力中等度以上のものの感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛みに適すとされる。 d 小青竜湯は、体力中等度で、ときに脇腹(腹)からみぞおちあたりにかけて苦しく、食欲不振や口の苦味があり、舌に白苔がつくものの食欲不振、吐きけ、胃炎、胃痛、胃腸虚弱、疲労感、かぜの後期の諸症状に適すとされる。
解答・解説を表示
解答
4
解説
かぜに使う漢方処方製剤は、体力(証)や症状の時期(初期・中期・後期)、汗をかいているかどうかで使い分けます。この使い分けをおさえることが大切です。
解き方
- 記述aの内容は柴胡桂枝湯のものなので誤りと判断する。
- 記述b(麻黄湯)とc(葛根湯)の体力・症状の適応が正しいことを確認する。
- 記述dの内容は、胸脇苦満や口の苦味を特ちょうとする小柴胡湯のものなので誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- aは柴胡桂枝湯についての記述なので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aは柴胡桂枝湯についての記述なので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aは柴胡桂枝湯、dは小柴胡湯についての記述なので誤りです。
- 選択肢 4正解
- 麻黄湯についてのb、葛根湯についてのcがどちらも正しいので正解です。
- 選択肢 5不正解
- dは小柴胡湯についての記述なので誤りです。
覚えるポイント
- 麻黄湯は「体力充実して汗が出ていない」、葛根湯は「体力中等度以上で肩こり・首筋のこわばり」が目安。
間違えやすいところ
- 小青竜湯(うすい水のような痰・鼻水)と小柴胡湯(往来寒熱・胸脇苦満・口の苦味)の適応を取りちがえやすい。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.3 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
プロスタグランジン及び解熱鎮痛成分の作用機序
主な医薬品とその作用 · プロスタグランジンの作用 / 解熱鎮痛成分の機序 / 胃粘膜障害
プロスタグランジン及び解熱鎮痛成分に関する記述のうち、正しいものの組合せを1つ選びなさい。 a プロスタグランジンはホルモンに似た働きをする物質で、体の各部位で発生した痛みが脳へ伝わる際に、そのシグナルを増幅することで痛みの感覚を強めている。 b 化学的に合成された解熱鎮痛成分は、腎臓における水分の再吸収を促し、循環血流量を増加させることにより、発汗を抑制する作用がある。 c プロスタグランジンの作用が解熱鎮痛成分によって妨げられると、胃酸分泌が増加するとともに胃壁の血流量が低下して、胃粘膜障害を起こしやすくなる。 d プロスタグランジンは、脳の下部にある体温を調節する部位(温熱中枢)に作用して、体温を通常よりも下げる方向に調節する。
解答・解説を表示
解答
2
解説
プロスタグランジンは、痛みの信号を強めたり、体温を高く保ったり、胃の粘膜を守ったりする物質です。解熱鎮痛成分がこの物質の生成を抑えると、熱や痛みはやわらぎますが、胃を傷めやすくなります。
解き方
- 記述aについて、痛みの信号を強めるプロスタグランジンの働きとして正しいと判断する。
- 記述bについて、解熱鎮痛成分は末梢の血管を広げて発汗をうながし熱をにがすので誤りと判断する。
- 記述cについて、プロスタグランジンの生成を抑えると胃粘膜の血流が下がり胃酸が増える、という仕組みとして正しいと判断する。
- 記述dについて、プロスタグランジンは体温を通常より上げる(高く保つ)方向に働くので誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- 記述bは発汗をうながして放熱させるので誤りです。
- 選択肢 2正解
- aとcが正しいので、この組合せが正解です。
- 選択肢 3不正解
- 記述dは体温を通常より「高く保つ」方向に働くので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bとdはどちらも誤った記述です。
- 選択肢 5不正解
- dは誤った記述なので不適当です。
覚えるポイント
- プロスタグランジンは痛みのシグナルを増幅し、体温を上げる方向に調節する。
間違えやすいところ
- 解熱鎮痛薬は発汗を「抑える」と錯覚しやすいが、実際は血管を広げ発汗により「放熱」をうながす。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.4 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
解熱鎮痛薬の配合成分及び生薬・漢方処方製剤
主な医薬品とその作用 · アスピリン / ボウイ / 疎経活血湯
解熱鎮痛薬及びその配合成分等に関する記述a~dの正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a アスピリンは、15歳未満の小児に対しては、いかなる場合も一般用医薬品として使用してはならない。 b アスピリンには、血液を凝固しにくくさせる作用があり、医療用医薬品として、血栓ができやすい人に対する血栓予防薬の成分としても用いられている。 c ボウイは、ツヅラフジ科のオオツヅラフジの蔓性の茎及び根茎を、通例、横切したものを基原とする生薬で、鎮痛、尿量増加(利尿)等の作用を期待して用いられる。 d 疎経活血湯は、体力中等度以下で、手足の冷えを感じ、下肢の冷えが強く、下肢又は下腹部が痛くなりやすいものの冷え症、腰痛、下腹部痛等に適すとされる。
解答・解説を表示
解答
1
解説
アスピリンは、ライ症候群を防ぐため15歳未満の小児には使えません。また、血液を固まりにくくする働きもあります。生薬ボウイの基原・働きや、関節痛・神経痛に使う疎経活血湯の適応も整理して覚えましょう。
解き方
- 記述a(ライ症候群を防ぐための15歳未満への禁忌)と記述b(血栓を防ぐ働き)が正しいことを確認する。
- 記述cのボウイの基原(オオツヅラフジ)と、利尿・鎮痛の働きが正しいことを確認する。
- 記述dの症状は当帰四逆加呉茱萸生姜湯などのもので、疎経活血湯は関節痛や神経痛に適すので誤りと判断する。
- 選択肢 1正解
- aが正、bが正、cが正、dが誤で、正しい組合せです。
- 選択肢 2不正解
- 記述cはボウイの基原と働きとして正しいので不適当です。
- 選択肢 3不正解
- 記述bはアスピリンの血栓を防ぐ働きとして正しいので不適当です。
- 選択肢 4不正解
- 記述aは小児への使用制限として正しいので不適当です。
- 選択肢 5不正解
- a、b、cはどれも正しい記述なので不適当です。
覚えるポイント
- アスピリンはライ症候群の危険があるため15歳未満の小児にはいかなる場合も使用不可。
間違えやすいところ
- 疎経活血湯(関節痛・神経痛)と当帰四逆加呉茱萸生姜湯(冷え症・下腹部痛)の適応の混同に注意する。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.4 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
催眠鎮静薬・睡眠改善薬の成分と注意点
主な医薬品とその作用 · 催眠鎮静薬 / 抗ヒスタミン成分 / 生薬成分 / 漢方処方製剤
眠気を促す薬及びその配合成分等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 15歳未満の小児では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などの副作用が起きやすいため、抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬の使用は避ける。 b チョウトウコウは、クロウメモドキ科のサネブトナツメの種子を基原とする生薬で、神経の興奮・緊張緩和を期待して用いられる。 c 酸棗仁湯は、体力中等度以上で、精神不安があって、動悸、不眠、便秘などを伴う高血圧の随伴症状、神経症、更年期神経症、小児夜なき、便秘に適すとされる。 d 妊娠中にしばしば生じる睡眠障害は、ホルモンのバランスや体型の変化等が原因であり、抗ヒスタミン成分を主薬とする睡眠改善薬の適用対象ではない。
解答・解説を表示
解答
4
解説
睡眠改善薬は、抗ヒスタミン成分が起こす眠気を利用して、一時的な不眠をやわらげる薬です。ねむけを起こす作用は15歳未満の小児や妊婦には危険なので使いません。生薬や漢方薬は、名前と働きを正しく見分けることが大切です。
解き方
- 抗ヒスタミン成分は小児や妊婦に使えるかを確かめ、記述aとdが正しいか判断します。
- チョウトウコウと酸棗仁湯について、原料や対象となる体力、効能を他の生薬・漢方と比べ、bとcの誤りを見つけます。
- 選択肢 1不正解
- aは正しく、bとcは誤っているので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- cが誤っているので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 3不正解
- bは誤りでdは正しいので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 4正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが正なので、これが正解です。
- 選択肢 5不正解
- aとdは正しく、cは誤っているので、この組み合わせは当てはまりません。
答えの内訳
- a:正
- 小児では抗ヒスタミン成分により中枢興奮や神経過敏が生じやすいため、15歳未満への睡眠改善薬の使用は避けることとされています。
- b:誤
- サネブトナツメの種子を基原とする生薬はサンソウニン(酸棗仁)です。チョウトウコウはアカネ科カギカズラ等の通例刺を基原とします。
- c:誤
- 記述の内容は柴胡加竜骨牡蛎湯のものです。酸棗仁湯は体力中等度以下で、心身が疲れ、精神不安、不眠などがある場合に適します。
- d:正
- 妊婦の睡眠障害は体型変化やホルモンバランスの変化等が原因であり、睡眠改善薬の適用対象外であり使用を避けます。
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覚えるポイント
- 睡眠改善薬は15歳未満の小児や妊婦には使用しない。
- サンソウニンはサネブトナツメの種子、チョウトウコウはカギカズラの刺が基原。
間違えやすいところ
- 酸棗仁湯(体力は中等度以下)と柴胡加竜骨牡蛎湯(体力は中等度以上で便秘を伴う)の対象となる体力を混同しないようにしましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.5 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
眠気防止薬(カフェイン)の薬理作用と安全性
主な医薬品とその作用 · 眠気防止薬 / カフェイン / 薬物動態 / 利尿作用
眠気防止薬の主な有効成分として配合されるカフェインに関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 脳に軽い興奮状態を引き起こし、一時的に眠気や倦怠感を抑える効果がある。 b 小児用の眠気防止薬として、無水カフェインを用いる。 c カフェインの血中濃度が最高血中濃度の半分に低減するのに要する時間は、通常の成人が約3.5時間であるのに対して、乳児では約80時間と非常に長い。 d カフェインの眠気防止に関連しない作用として、腎臓におけるナトリウムイオンの再吸収促進作用があり、尿量の増加(利尿)をもたらす。
解答・解説を表示
解答
3
解説
カフェインは脳を興奮させて眠気を覚ます中枢刺激成分です。腎臓でナトリウムの再吸収を抑えるため、尿の量が増える利尿作用があります。また、乳児はカフェインを分解するのが遅く、体内に長く残ります。
解き方
- 脳を興奮させる働きと小児への使用制限を確かめ、aを正、bを誤と判断します。
- 乳児では血中濃度が半分になるまで約80時間かかることから、cを正と判断します。
- 利尿作用はナトリウムの再吸収を「抑える」ことで起こるので、dを誤と判断します。
- 選択肢 1不正解
- aは正しく、bは誤っているので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- bは無水カフェインを小児に使うとしている点が誤りです。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが正、dが誤なので、これが正解です。
- 選択肢 4不正解
- aは誤りでdは正しいので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- cは誤りでdは正しいので、この組み合わせは当てはまりません。
答えの内訳
- a:正
- カフェインは大脳皮質に作用して脳を興奮させ、一時的に眠気や倦怠感を軽減する作用を持ちます。
- b:誤
- カフェインを主薬とする眠気防止薬は、成長途中にある小児の脳や身体への影響を考慮し、15歳未満の小児への使用は避けることとされています。
- c:正
- カフェインの血中濃度半減期は成人が約3.5時間であるのに対し、代謝機能が未熟な乳児では約80時間と著しく延長します。
- d:誤
- カフェインは腎臓におけるナトリウムイオンと水分の再吸収を「抑制」することにより、利尿作用をもたらします。促進ではありません。
覚えるポイント
- カフェインの眠気防止薬は15歳未満の小児に使用不可。
- カフェインの利尿作用はナトリウムイオンの再吸収「抑制」による。
間違えやすいところ
- カフェインは腎臓でナトリウムの再吸収を「促す」のではなく「抑える」ので、読み間違えないようにしましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.5 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)の配合成分と適用年齢
主な医薬品とその作用 · 鎮暈薬 / ジフェニドール塩酸塩 / メクリジン塩酸塩 / 適用年齢
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a 脳に軽い興奮を起こさせて平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として、アリルイソプロピルアセチル尿素が配合されている場合がある。 b ジフェニドール塩酸塩は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用と内耳への血流改善作用を示す。 c メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが早く持続時間が短い。 d 3歳未満では、乗物酔いが起こることはほとんどないとされており、一般用医薬品として、3歳未満の乳幼児を対象とした乗物酔い防止薬はない。
解答・解説を表示
解答
4
解説
乗物酔い防止薬には、めまいを抑える成分、抗ヒスタミン成分、抗コリン成分、脳を興奮させる成分、鎮静成分などが混ざっています。成分ごとに働き方と使える年齢の下限が決まっているので、正しく覚えましょう。
解き方
- アリルイソプロピルアセチル尿素は脳を静める成分で、カフェインは逆に興奮させる成分だと区別し、aを誤と判断します。
- ジフェニドール塩酸塩が前庭神経を整え、内耳の血流をよくすることを確かめ、bを正と判断します。
- メクリジン塩酸塩は作用が長く続くことからcを誤とし、3歳未満には使えないことからdを正と判断します。
- 選択肢 1不正解
- aが含まれているので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- aとcが含まれているので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- aが含まれているので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 4正解
- 正しい記述はbとdの2つなので、4が正解です。
- 選択肢 5不正解
- cが含まれているので、この組み合わせは当てはまりません。
答えの内訳
- a:誤
- アリルイソプロピルアセチル尿素は脳の興奮を抑える鎮静成分です。脳に軽い興奮を起こす目的で配合されるのはカフェイン等です。
- b:正
- ジフェニドール塩酸塩は前庭神経の調節作用および内耳への血流改善作用を示し、めまいを抑えます。
- c:誤
- メクリジン塩酸塩は他の抗ヒスタミン成分と比べて作用発現が遅く、持続時間が長いのが特徴です。
- d:正
- 3歳未満の乳幼児は乗物酔いが生じることはほとんどないとされ、対象となる一般用乗物酔い防止薬はありません。
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覚えるポイント
- 乗物酔い防止薬は3歳未満の乳幼児向け製品は存在しない。
- メクリジン塩酸塩は作用発現が遅く持続時間が長い。
間違えやすいところ
- ジフェニドール塩酸塩は抗ヒスタミン成分ではなく、めまいを抑える成分(前庭神経を整える働き)なので注意しましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.6 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
小児鎮静薬(小児の疳)の生薬製剤・漢方処方製剤
主な医薬品とその作用 · 小児鎮静薬 / 小建中湯 / ジャコウ / 乳児の用法
小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 小児鎮静薬は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。 b 小児鎮静薬として使用される漢方処方製剤は、作用が穏やかであるため、生後3ヶ月未満の乳児にも使用できる。 c 小建中湯を乳幼児に使用する場合は、体格の個人差から体重当たりのグリチルリチン酸の摂取量が多くなることがあるので、特に留意する必要がある。 d ジャコウは、シカ科のジャコウジカの雄の角を基原とする生薬で、鎮静、健胃、強壮などの作用を期待して、小児の疳を適応症とする生薬製剤に用いられる。
解答・解説を表示
解答
2
解説
小児の疳の薬は、神経のたかぶりや疳の虫をやわらげるために、漢方薬や生薬が使われます。生後3ヶ月未満の乳児には使えません。また、カンゾウを含む薬は、乳幼児で成分をとりすぎないよう気をつけます。
解き方
- 小児鎮静薬は1ヶ月ほど続けて飲むことがあると確かめ、aを正と判断します。
- 生後3ヶ月未満には漢方薬でも使えないという決まりを確かめ、bを誤と判断します。
- 小建中湯にカンゾウが入っており、グリチルリチン酸をとりすぎるおそれがあることを確かめ、cを正と判断します。
- ジャコウの原料は雄の香嚢(におい袋)だと確かめ、角とするdを誤と判断します。
- 選択肢 1不正解
- bは正しく、cは誤っているので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが誤、cが正、dが誤なので、これが正解です。
- 選択肢 3不正解
- aが誤っているので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 4不正解
- aは誤りでbは正しいので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- aは誤り、bは正しく、cは誤っているので、この組み合わせは当てはまりません。
答えの内訳
- a:正
- 小児鎮静薬は体質改善を主眼とする製剤が多く、症状に応じて1ヶ月程度継続服用されることがあります。
- b:誤
- 小児鎮静薬として用いられる漢方処方製剤であっても、生後3ヶ月未満の乳児には使用してはなりません。
- c:正
- 小建中湯にはカンゾウが含まれており、乳幼児では体重当たりのグリチルリチン酸摂取量が多くなるため偽アルドステロン症等に注意が必要です。
- d:誤
- ジャコウはシカ科のジャコウジカの雄の「香嚢(ジャコウ嚢)」分泌物です。角(鹿茸など)ではありません。
覚えるポイント
- 漢方処方製剤は生後3ヶ月未満の乳児には使用しない。
- ジャコウはジャコウジカの雄の香嚢分泌物(鹿の角はロクジョウ)。
間違えやすいところ
- ジャコウは香嚢、ロクジョウは幼角というように、生薬の原料となる部分を混同しやすいので注意しましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.6 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
鎮咳去痰薬の配合成分とその作用機序
主な医薬品とその作用 · 鎮咳去痰薬 / トリメトキノール塩酸塩 / トラネキサム酸 / ジヒドロコデインリン酸塩 / グアイフェネシン
鎮咳去痰薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a トリメトキノール塩酸塩水和物は、抗炎症作用のほか、気道粘膜からの粘液の分泌を促進することを目的として用いられる。 b トラネキサム酸は、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させる。 c ジヒドロコデインリン酸塩は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示す。 d グアイフェネシンは、粘液成分の含量比を調整し痰の切れをよくする作用を示す。
解答・解説を表示
解答
5
解説
鎮咳去痰薬には、せきを止める成分、気管支を広げる成分、痰を出しやすくする成分、のどの炎症をしずめる成分などが入っています。せき中枢を抑えたり、痰のねばりを下げたりと、それぞれ働き方が違います。
解き方
- トリメトキノール塩酸塩水和物は気管支を広げる成分だと確かめ、aを誤と判断します。
- トラネキサム酸は炎症をしずめる成分で、痰を溶かす働きはないと確かめ、bを誤と判断します。
- ジヒドロコデインリン酸塩はせき中枢に働く成分で、気管支を広げる働きはないと確かめ、cを誤と判断します。
- グアイフェネシンは痰の分泌を促す成分、カルボシステインは痰のもとを整える成分だと区別し、dを誤と判断します。
- 選択肢 1不正解
- aが誤っているので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- bが誤っているので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- cが誤っているので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 4不正解
- dが誤っているので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 5正解
- aからdまですべて誤っているので、5が正解です。
答えの内訳
- a:誤
- トリメトキノール塩酸塩水和物はアドレナリン作動成分(気管支拡張成分)であり、交感神経系を刺激して気管支を拡張させます。
- b:誤
- トラネキサム酸は抗炎症成分です。痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化するのはエチルシステイン塩酸塩等の粘液溶解成分です。
- c:誤
- ジヒドロコデインリン酸塩は中枢性(麻薬性)の鎮咳成分であり、延髄の咳嗽中枢に作用して咳を抑えます。
- d:誤
- グアイフェネシンは気道分泌を促進して痰を薄める分泌促進成分です。粘液成分の含量比を調整(粘液修復)するのはカルボシステインです。
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覚えるポイント
- ジヒドロコデインは延髄の咳嗽中枢を抑える中枢性鎮咳成分。
- カルボシステインは粘液修復、グアイフェネシンは分泌促進。
間違えやすいところ
- 去痰成分には、痰を溶かす・痰のもとを整える・分泌を促すなどの種類があるので、働きを混同しないよう整理しましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.7 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
鎮咳去痰薬の生薬成分及び漢方処方製剤
主な医薬品とその作用 · 鎮咳去痰薬 / 生薬成分 / 麻杏甘石湯 / 麦門冬湯 / 半夏厚朴湯
鎮咳去痰薬に配合される生薬成分及び漢方処方製剤に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a オウヒは、バラ科のヤマザクラ又はカスミザクラの根を基原とする生薬で、鎮咳作用を期待して用いられる。 b セキサンは、ヒガンバナ科のヒガンバナ鱗茎を基原とする生薬で、去痰作用を期待して用いられる。 c 麻杏甘石湯は、体力中等度以上で、咳が出て、ときにのどが渇くものの咳、小児喘息、気管支喘息、気管支炎、感冒、痔の痛みに用いられる。 d 麦門冬湯は、体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う不安神経症、神経性胃炎、つわり、咳、しわがれ声、のどのつかえ感に適すとされる。
解答・解説を表示
解答
4
解説
鎮咳去痰に使う生薬は、原料となる部分(オウヒは樹皮、セキサンは鱗茎など)を覚えましょう。漢方薬は、それぞれ合う症状が違います。たとえば麻杏甘石湯はのどが渇く激しいせき、半夏厚朴湯はのどの異物感に使います。
解き方
- オウヒの原料は樹皮なので、根とするaを誤と判断します。
- セキサンはヒガンバナの鱗茎が原料で、去痰に使うことからbを正と判断します。
- 麻杏甘石湯は痔の痛みにも使うことから、cを正と判断します。
- のどや食道の異物感という文は半夏厚朴湯の説明だと見抜き、dを誤と判断します。
- 選択肢 1不正解
- aが含まれているので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- aが入っているので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 3不正解
- aとdが含まれているので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 4正解
- 正しい記述はbとcなので、4が正解です。
- 選択肢 5不正解
- dが含まれているので、この組み合わせは当てはまりません。
答えの内訳
- a:誤
- オウヒはヤマザクラまたはカスミザクラの「樹皮(通例周皮を除いたもの)」を基原とする生薬です。根ではありません。
- b:正
- セキサンはヒガンバナ科のヒガンバナの鱗茎を基原とし、去痰作用を期待して配合されます。
- c:正
- 麻杏甘石湯は体力中等度以上で、咳が出てときにのどが渇くものの咳、気管支喘息、痔の痛みなどに適します。
- d:誤
- 咽喉・食道部に異物感(つかえ感)があり気分がふさぐ症状に適すのは半夏厚朴湯です。麦門冬湯は痰が切れにくく強い咳が出る場合に適します。
覚えるポイント
- オウヒ(桜皮)はバラ科サクラ類の「樹皮」が基原。
- 咽喉・食道部の異物感(つかえ感)は半夏厚朴湯の特徴。
間違えやすいところ
- 麻杏甘石湯は痔の痛みにも使うという点を見落としやすいので注意しましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.7 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)の配合成分と漢方製剤
主な医薬品とその作用 · 口腔咽喉薬 / 含嗽薬 / アズレンスルホン酸ナトリウム / ポビドンヨード / 漢方処方製剤
口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)及びその配合成分等に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
1
解説
口腔咽喉薬やうがい薬には、細菌をやっつける殺菌消毒成分(ポビドンヨードなど)と、炎症をしずめる抗炎症成分(アズレンスルホン酸ナトリウムなど)が入っています。それぞれの主な働きを区別して覚えましょう。
解き方
- 各選択肢の成分の種類を確かめ、アズレンスルホン酸ナトリウムが殺菌ではなく抗炎症の成分だと見つけます。
- 選択肢2から5の内容(ポビドンヨードによる銀の変色、ラタニアの収斂作用、響声破笛丸と桔梗湯の注意)が正しいと確かめます。
- 選択肢 1正解
- アズレンスルホン酸ナトリウムは炎症をしずめる成分なので、殺菌消毒とする記述は誤りで、これが正解です。
- 選択肢 2不正解
- ポビドンヨードが銀を含む歯科材料を変色させるという記述は正しいので、外れです。
- 選択肢 3不正解
- ラタニアの原料と、粘膜をひきしめる作用の記述は正しいので、外れです。
- 選択肢 4不正解
- 響声破笛丸の使う症状や副作用の記述は正しいので、外れです。
- 選択肢 5不正解
- 桔梗湯の使う症状や、胃腸が弱い人への注意の記述は正しいので、外れです。
答えの内訳
- 1:誤
- アズレンスルホン酸ナトリウムは粘膜の炎症を鎮め修復を促す「抗炎症成分」です。殺菌消毒を目的とする成分ではありません。
- 2:正
- ポビドンヨードはヨウ素系殺菌消毒成分であり、銀を含有する歯科材料(義歯等)を変色させることがあります。
- 3:正
- ラタニアはクラメリア科植物の根を基原とし、タンニンを含み粘膜の収斂作用により抗炎症効果を示します。
- 4:正
- 響声破笛丸はしわがれ声や咽喉不快に適しますが、胃腸の弱い人には副作用が現れやすいため不向きとされています。
- 5:正
- 桔梗湯は扁桃炎等の喉の腫れ・痛みに用いられますが、胃腸が弱く下痢しやすい人には不向きとされています。
覚えるポイント
- アズレンスルホン酸ナトリウムは抗炎症成分(粘膜修復)。
- ポビドンヨードは銀製義歯等を変色させることがある。
間違えやすいところ
- うがい薬に入る「殺菌消毒成分」と「抗炎症成分」は目的が違うので、混同しないようにしましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.8 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
胃腸薬の配合成分とその特徴・副作用
主な医薬品とその作用 · 胃腸薬 / スクラルファート / ピレンゼピン塩酸塩 / ジメチルポリシロキサン / テプレノン
胃腸に作用する薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a スクラルファートは、マグネシウムを含む成分であるため、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。 b ピレンゼピン塩酸塩は、体内で代謝されてトラネキサム酸を生じることから、血栓のある人、血栓を起こすおそれのある人は、生じた血栓が分解されにくくなることがある。 c ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)は、消化管内容物中に発生した気泡の分離を促すことを目的として配合されている場合がある。 d テプレノンの副作用として腹部膨満感、吐きけ、腹痛、頭痛、皮下出血、便秘、下痢、口渇が現れることがあり、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがある。
解答・解説を表示
解答
5
解説
胃腸薬には、胃の粘膜を守る成分、抗コリン成分、泡を消す成分、胃酸を中和する成分などが入っています。含まれる金属(アルミニウムなど)で透析を受けている人は使えなかったり、体内で変化した物質が血栓の原因になったりするので、成分ごとの特徴を覚えましょう。
解き方
- スクラルファートに含まれる金属はアルミニウムだと確かめ、aを誤と判断します。
- 体内でトラネキサム酸に変わるのはセトラキサート塩酸塩だと確かめ、bを誤と判断します。
- ジメチルポリシロキサンが泡を消す働きを確かめ、cを正と判断します。
- テプレノンには肝機能障害などの副作用があると確かめ、dを正と判断します。
- 選択肢 1不正解
- aもbも誤っているので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- aが誤っているので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- bが誤っているので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 4不正解
- bが誤っているので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 5正解
- 正しい記述はcとdなので、5が正解です。
答えの内訳
- a:誤
- スクラルファートはアルミニウムを含む成分です。アルミニウム脳症等を防ぐため透析を受けている人は使用を避けます(マグネシウムではありません)。
- b:誤
- 体内で代謝されてトラネキサム酸を生じるのはセトラキサート塩酸塩です。ピレンゼピン塩酸塩は抗コリン成分(胃液分泌抑制成分)です。
- c:正
- ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)は消化管内の気泡表面張力を低下させて気泡の消滅・分離を促す消泡成分です。
- d:正
- テプレノンは胃粘膜保護・修復成分で、消化器症状等のほか、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがあります。
覚えるポイント
- スクラルファートはアルミニウムを含む(透析患者は使用不可)。
- セトラキサート塩酸塩は体内でトラネキサム酸を生じる(血栓注意)。
間違えやすいところ
- ピレンゼピン塩酸塩(抗コリン成分)とセトラキサート塩酸塩(抗プラスミン・胃粘膜保護成分)は名前が似ているので、混同しないようにしましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.8 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
胃腸に作用する薬の配合成分
主な医薬品とその作用 · 止瀉薬 / 瀉下薬 / 整腸薬
胃腸に作用する薬の配合成分(ベルベリン、トリメブチンマレイン酸塩、マルツエキス、ヒマシ油)に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
胃腸に作用する薬の成分は、それぞれのはたらきと使い方の注意をセットで覚える。ベルベリン・トリメブチン・マルツエキス・ヒマシ油は作用のしかたが違うため、同じ働きだとまとめて覚えると間違えやすい。
解き方
- 各成分のはたらき(ベルベリンの抗菌・抗炎症、トリメブチンの運動調整、マルツエキスの発酵作用)を確かめる。
- ヒマシ油は脂溶性物質の誤飲のときに使ってはいけないことを確かめ、正誤の組み合わせを導く。
- 選択肢 1正解
- aが正、bが正、cが正、dが誤の組み合わせです。これが正解です。
- 選択肢 2不正解
- cは正、dは誤です。マルツエキスは正しく、ヒマシ油は誤りなので、cとdの判断が逆です。
- 選択肢 3不正解
- bは正、dは誤です。トリメブチンは正しく、ヒマシ油は誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aは正、cは正です。ベルベリンもマルツエキスも正しい記述です。
- 選択肢 5不正解
- aは正、dは誤です。ベルベリンは正しく、ヒマシ油は誤りです。
答えの内訳
- a:正
- ベルベリンはオウバクやオウレンに含まれる成分で、抗菌作用に加えて抗炎症作用も併せ持ちます。
- b:正
- トリメブチンマレイン酸塩は、消化管平滑筋に直接作用して消化管の運動を調整する作用を持ちます。
- c:正
- マルツエキスは主成分の麦芽糖が腸内細菌により発酵して生じるガスによって便通を促す瀉下薬です。
- d:誤
- ヒマシ油は脂溶性物質の吸収を助長するため、防虫剤等の脂溶性物質の誤飲時には使用を避ける必要があります。
覚えるポイント
- ヒマシ油は脂溶性物質の吸収を促進するため誤飲時に使用不可
間違えやすいところ
- ヒマシ油をどの誤飲にも使えると勘違いしないこと
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.9 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
胃腸に用いられる漢方処方製剤の適応
主な医薬品とその作用 · 胃腸薬 / 漢方処方製剤 / 六君子湯 / 人参湯 / 大黄甘草湯 / 大黄牡丹皮湯
胃又は腸の不調を改善する目的で用いられる漢方処方製剤(六君子湯、人参湯、大黄甘草湯、大黄牡丹皮湯)に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
漢方処方製剤は、生薬の組み合わせだけでなく、体力(証)と代表的な症状で使い分ける。同じ胃腸の薬でも向く体力が違うため、処方名と体力を結びつけて覚える。
解き方
- 各漢方処方製剤が向く体力(六君子湯は中等度以下、人参湯は虚弱、大黄牡丹皮湯は充実)を照らし合わせる。
- aだけが正しく、b・c・dは誤りであると確かめて答えを導く。
- 選択肢 1不正解
- bは誤、cは誤です。人参湯と大黄甘草湯の説明が間違っています。
- 選択肢 2不正解
- bは誤、dは誤です。人参湯と大黄牡丹皮湯の説明が間違っています。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが誤の組み合わせです。これが正解です。
- 選択肢 4不正解
- aは誤、bは誤です。六君子湯は正しく、人参湯は誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aは誤です。正しいのは六君子湯だけで、cとdは誤りです。
答えの内訳
- a:正
- 六君子湯は体力中等度以下で胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえ等の胃炎、胃腸虚弱に適します。
- b:誤
- 人参湯(理中丸)は体力虚弱で手足が冷えやすい人向けであり、体力中等度以上を対象とする記述は誤りです。
- c:誤
- 大黄甘草湯は体力に関わらず広く用いられる便秘薬であり、下腹部痛や月経不順等の記述は桃核承気湯などの特徴です。
- d:誤
- 大黄牡丹皮湯は比較的体力がある(体力充実)人向けであり、体力中等度以下とする記述は誤りです。
覚えるポイント
- 人参湯は体力虚弱で冷えがある胃腸薬、大黄牡丹皮湯は体力充実
間違えやすいところ
- 大黄甘草湯を、婦人科の不調をともなう便秘薬と取り違えないこと
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.9 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
胃腸鎮痛鎮痙薬の配合成分
主な医薬品とその作用 · 胃腸鎮痛鎮痙薬 / 抗コリン成分 / パパベリン塩酸塩 / オキセサゼイン / アミノ安息香酸エチル
胃腸鎮痛鎮痙薬の配合成分(メチルベナクチジウム臭化物、パパベリン塩酸塩、オキセサゼイン、アミノ安息香酸エチル)に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
5
解説
胃腸鎮痛鎮痙薬の成分は、副交感神経を止める抗コリン成分、平滑筋にはたらく成分、局所麻酔成分に分けられる。どの成分がどの作用か、分けて覚える。
解き方
- メチルベナクチジウム臭化物はアセチルコリンを遮断するので、aは誤りと判断する。
- パパベリン塩酸塩には胃液の分泌を抑える作用がないので、bは誤りと判断する。
- c(オキセサゼイン)とd(アミノ安息香酸エチルの小児への使用)が正しいことを確かめ、組み合わせを選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aは誤、bは誤、dは正です。aとbの判断が逆で、dも逆になっています。
- 選択肢 2不正解
- aは誤、cは正です。aの判断が逆で、cも逆になっています。
- 選択肢 3不正解
- aは誤、dは正です。aの判断が逆で、dも逆になっています。
- 選択肢 4不正解
- bは誤、dは正です。bの判断が逆で、dも逆になっています。
- 選択肢 5正解
- aが誤、bが誤、cが正、dが正の組み合わせです。これが正解です。
答えの内訳
- a:誤
- メチルベナクチジウム臭化物は抗コリン成分であり、副交感神経のアセチルコリン受容体を遮断します。
- b:誤
- パパベリン塩酸塩は平滑筋に直接作用して鎮痙作用を示しますが、胃液分泌抑制作用は持ちません。
- c:正
- オキセサゼインは局所麻酔作用とともに胃液分泌抑制作用も有し、鎮痛鎮痙薬や制酸薬に配合されます。
- d:正
- アミノ安息香酸エチルはメトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、6歳未満への使用は避けます。
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覚えるポイント
- アミノ安息香酸エチルはメトヘモグロビン血症の恐れから6歳未満禁忌
間違えやすいところ
- パパベリン塩酸塩に胃液の分泌を抑える作用があると勘違いしないこと
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.10 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
浣腸薬及びその配合成分
主な医薬品とその作用 · 浣腸薬 / グリセリン / ソルビトール / 使用上の注意
浣腸薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
浣腸薬は、腸を刺激したり浸透圧でうるおしたりして排便を促す。粘膜が傷ついていると成分が血中に入って赤血球を壊すおそれがあるため、使い方も大切になる。
解き方
- グリセリンが粘膜の傷から血中に入ると赤血球を壊すおそれがあるので、aは正しいと確かめる。
- ソルビトールは浸透圧で働き、炭酸ガスで刺激するのは坐剤だと確かめ、bを誤りとする。
- 薬液はゆっくり押し込むのでcは誤り、注入後は少し我慢するのでdは正しいと確かめ、aとdを選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aは正しいですが、bが誤っているので間違いです。
- 選択肢 2不正解
- aは正しいですが、cが誤っているので間違いです。
- 選択肢 3正解
- aとdがともに正しい記述なので、これが正解です。
- 選択肢 4不正解
- dは正しいですが、bが誤っているので間違いです。
- 選択肢 5不正解
- dは正しいですが、cが誤っているので間違いです。
答えの内訳
- a:正
- グリセリン配合の浣腸薬は、粘膜損傷・出血部位から血中に移行すると赤血球の溶血を引き起こすおそれがあります。
- b:誤
- 炭酸ガスの微細な気泡で刺激するのは炭酸水素ナトリウム等配合の坐剤であり、ソルビトールは浸透圧作用です。
- c:誤
- 注入剤の薬液は急激ではなくゆっくりと押し込み、注入後は放出部をゆっくり抜き取る必要があります。
- d:正
- 注入後すぐに排便を試みると薬液のみが排出されてしまうため、便意が強まるまでしばらく我慢します。
覚えるポイント
- グリセリン浣腸薬は肛門・直腸粘膜損傷時の血管内流入による溶血に注意
間違えやすいところ
- 浣腸薬の薬液は急いで入れず、ゆっくり注入すること
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.10 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
強心薬及びその配合成分等
主な医薬品とその作用 · 強心薬 / 苓桂朮甘湯 / ロクジョウ / リュウノウ
強心薬及びその配合成分等に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
強心薬は、心臓の筋肉の収縮力を高めて血液の流れをよくする。配合される生薬の原料(基原)と、気つけ成分のはたらきを正しく区別する。
解き方
- 苓桂朮甘湯は水毒を出し、カンゾウを含むので、aは正しいと確かめる。
- 強心薬は心臓の筋肉の収縮力を高めるので、bは誤りと判断する。
- ウシの胆嚢の結石はゴオウ、ロクジョウはシカの角なので、cは誤りと判断する。
- リュウノウは中枢を刺激して気つけにはたらくので、dは正しいと確かめ、組み合わせを選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aは正、cは誤です。aとcの判断が逆になっています。
- 選択肢 2不正解
- aは正、bは誤です。aとbの判断が逆になっています。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが正の組み合わせです。これが正解です。
- 選択肢 4不正解
- dは正しいです。リュウノウの記述は正しいので、dを誤りとしたのが間違いです。
- 選択肢 5不正解
- bとcは誤、dは正です。bとcの判断が逆で、dも逆になっています。
答えの内訳
- a:正
- 苓桂朮甘湯は利尿作用により水毒の排出を促す処方であり、構成生薬としてカンゾウを含みます。
- b:誤
- 強心薬には心筋の収縮力を「高める」成分が主体として配合されており、弱める成分ではありません。
- c:誤
- ウシの胆嚢中の結石を基原とする生薬はゴオウです。ロクジョウはシカ科の雄の幼角を基原とします。
- d:正
- リュウノウ(竜脳)は中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられます。
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覚えるポイント
- ロクジョウは鹿の幼角、ゴオウは牛の胆嚢結石
間違えやすいところ
- 強心成分が心臓の筋肉の収縮力を弱めると読み違えないこと
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.11 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
高コレステロール改善薬及びその配合成分
主な医薬品とその作用 · 高コレステロール改善薬 / 大豆油不けん化物 / ビタミンE / パンテチン
高コレステロール改善薬及びその配合成分に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
高コレステロール改善薬は、生活習慣病の予防が目的で、やせるための薬ではない。成分ごとの役割(コレステロールの吸収を抑える、生合成を抑える、酸化を防ぐ)を分けて覚える。
解き方
- 高コレステロール改善薬はやせるための薬ではないので、aは誤りと判断する。
- 大豆油不けん化物は腸でコレステロールの吸収を抑えるので、bは正しいと確かめる。
- cとdはパンテチンとビタミンEの説明が入れ替わっているので、どちらも誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- aは誤、dは誤です。aもdも誤った記述です。
- 選択肢 2不正解
- cは誤です。cはパンテチンのはたらきなので誤りです。
- 選択肢 3正解
- aが誤、bが正、cが誤、dが誤の組み合わせです。これが正解です。
- 選択肢 4不正解
- bは正、cは誤、dは誤です。bを誤り、cとdを正としたのが間違いです。
- 選択肢 5不正解
- aは誤、bは正、cは誤です。aを正、bを誤、cを正としたのが間違いです。
答えの内訳
- a:誤
- 高コレステロール改善薬は生活習慣病予防を主眼とする改善薬であり、痩身効果を目的とするものではありません。
- b:正
- 大豆油不けん化物(ソイステロール)は、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きを持ちます。
- c:誤
- コレステロールの生合成抑制や異化排泄促進、中性脂肪抑制はパンテチンの作用であり、ビタミンEの説明ではありません。
- d:誤
- 過酸化脂質生成抑制や末梢血行促進作用はビタミンE(トコフェロール)の説明であり、パンテチンと入れ替わっています。
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覚えるポイント
- パンテチン=生合成抑制・異化排泄促進、ビタミンE=過酸化脂質抑制・末梢血行促進
間違えやすいところ
- パンテチンとビタミンEの説明が入れ替わる出題に注意すること
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.11 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
貧血用薬(鉄製剤)及びその配合成分
主な医薬品とその作用 · 貧血用薬 / 鉄製剤 / ビタミンC / マンガン / タンニン酸
貧血用薬(鉄製剤)及びその配合成分に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
鉄製剤は、吸収を助けるビタミンCと、吸収をじゃまするタンニン酸の関係を押さえる。ビタミンB12の中心金属がコバルトであることも区別しておく。
解き方
- ビタミンCは鉄を還元して吸収しやすくするので、aは正しいと確かめる。
- 一般用の鉄製剤は予防に使う薬ではないので、bは誤りと判断する。
- ビタミンB12の中心金属はコバルトなので、cは誤りと判断する。
- タンニン酸は鉄の吸収を下げるので、dは誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- cは誤、dは誤です。コバルトの取り違えとタンニン酸による吸収低下で、どちらも誤りです。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが誤の組み合わせです。これが正解です。
- 選択肢 3不正解
- bは誤です。症状がないのに予防で使い続けるのは適当ではありません。
- 選択肢 4不正解
- aは正、cは誤です。aを誤り、cを正としたのが間違いです。
- 選択肢 5不正解
- aは正、b・c・dは誤です。aを誤り、b・c・dを正としたのが間違いです。
答えの内訳
- a:正
- ビタミンC(アスコルビン酸)は鉄を還元して消化管内で吸収されやすい状態に保つ目的で配合されます。
- b:誤
- 貧血用薬は貧血症状の改善に用いるものであり、症状が現れる前から予防的に使用することは適当ではありません。
- c:誤
- ビタミンB12の構成成分はコバルトです。マンガンは糖質・脂質・タンパク質代謝に関与するミネラルです。
- d:誤
- タンニン酸は鉄と難溶性の複合体を形成して鉄の吸収を妨げるため、服用の前後30分は摂取を避けます。
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覚えるポイント
- ビタミンB12の構成成分はコバルト、タンニン酸は鉄吸収を阻害
間違えやすいところ
- ビタミンB12の構成元素をマンガンとコバルトで取り違えないこと
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.12 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
循環器用薬及びその配合成分
主な医薬品とその作用 · 循環器用薬 / ルチン / イノシトールヘキサニコチネート / 七物降下湯 / ユビデカレノン
循環器用薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
循環器用薬では、成分のはたらき、漢方処方製剤が向く体力、長く続けてはいけない期間を分けて覚える。ユビデカレノンは改善が見られなければ続けずに相談する。
解き方
- ルチンは毛細血管を強くし、イノシトールヘキサニコチネートは末梢の血行をよくするので、aとbは正しいと確かめる。
- 七物降下湯は体力中等度以下向けで、三黄瀉心湯と混同しやすいので、cは誤りと判断する。
- ユビデカレノンは改善がなければ長く続けずに相談するので、dは誤りと判断する。
- 選択肢 1正解
- aとbがともに正しい記述なので、これが正解です。
- 選択肢 2不正解
- aは正しいですが、cが誤っているので間違いです。七物降下湯ではなく三黄瀉心湯の説明です。
- 選択肢 3不正解
- bは正しいですが、cが誤っているので間違いです。
- 選択肢 4不正解
- bは正しいですが、dが誤っているので間違いです。長く続けてはいけません。
- 選択肢 5不正解
- cとdがともに誤っているので間違いです。
答えの内訳
- a:正
- ルチンはビタミン様物質で、毛細血管の補強・強化の効果を期待して配合されます。
- b:正
- イノシトールヘキサニコチネートは、末梢の血管を拡張して血流循環を改善する作用を持ちます。
- c:誤
- 設問の記述は三黄瀉心湯の内容です。七物降下湯は体力中等度以下で顔色が悪く疲れやすい人に適します。
- d:誤
- ユビデカレノン製剤を数日間服用しても症状の改善がみられない場合は、漫然と続けず医師等に相談します。
覚えるポイント
- 七物降下湯は体力中等度以下、三黄瀉心湯は体力中等度以上で便秘傾向
間違えやすいところ
- ユビデカレノンは改善が見られないのに長期間(4週間以上)続けないこと
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.12 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
外用痔疾用薬(坐剤)の配合成分の作用
主な医薬品とその作用 · 痔疾用薬 / 局所麻酔成分 / 組織修復成分 / 抗炎症成分
次の表に示す一般用医薬品の外用痔疾用薬(坐剤)の成分一覧に基づき、配合成分とその作用に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。 【成分一覧(1回量1個1.4g中)】 ・リドカイン:60mg ・プレドニゾロン酢酸エステル:1mg ・イソプロピルメチルフェノール:2mg ・アラントイン:20mg ・トコフェロール酢酸エステル:60mg ・l-メントール:10mg
解答・解説を表示
解答
4
解説
外用痔疾用薬(坐剤)には、痛み止め・炎症を抑える・殺菌・組織の修復・血行促進など、さまざまな目的の成分が入っています。アラントインは、傷ついた粘膜や皮膚の修復を助ける成分だからです。
解き方
- 処方に入っている各成分(リドカイン、プレドニゾロン、アラントインなど)が、それぞれどんな目的で入っているかを確認します。
- アラントインは血管を縮める成分ではなく、組織の修復を助ける成分だと気づいて、誤った記述を選びます。
- 選択肢 1不正解
- リドカインは局所麻酔の成分で、痔の痛みや痒みをやわらげるために入っています。
- 選択肢 2不正解
- プレドニゾロン酢酸エステルはステロイドの抗炎症成分で、肛門の炎症や痒みを抑えます。
- 選択肢 3不正解
- イソプロピルメチルフェノールは殺菌消毒の成分で、局所の細菌感染を防ぐために入っています。
- 選択肢 4正解
- アラントインは組織修復の成分で、血管を縮めて止血する成分(塩酸テトラヒドロゾリンなど)ではありません。
- 選択肢 5不正解
- トコフェロール酢酸エステル(ビタミンEの仲間)は、末梢の血管の血の流れを促してうっ血を改善します。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- アラントインは組織修復成分、血管収縮による止血はテトラヒドロゾリンなど
間違えやすいところ
- アラントインと、血管を縮めて止血する成分を混同しないようにしましょう
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.13 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
内用痔疾用薬及びその配合成分
主な医薬品とその作用 · 内用痔疾用薬 / 生薬成分 / 乙字湯 / オウゴン
内用痔疾用薬及びその配合成分等に関する次の記述 a 〜 d の正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a 乙字湯は、体力中等度以上で、大便がかたく、便秘傾向のあるものの痔核(いぼ痔)、切れ痔、便秘、軽度の脱肛に適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。 b セイヨウトチノミは、トチノキ科のセイヨウトチノキ(マロニエ)の種子を基原とする生薬で、主に止血効果を期待して用いられる。 c オウゴンは、シソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原とする生薬で、主に抗炎症作用を期待して用いられる。 d 内用痔疾用薬は、比較的緩和な抗炎症作用、血行改善作用を目的とする成分のほか、瀉下・整腸成分等が配合されたもので、外用痔疾用薬と併せて用いると効果的なものである。
解答・解説を表示
解答
1
解説
内用痔疾用薬は、体の中から炎症を抑えたり血の流れを良くしたりして、便通を整える薬です。セイヨウトチノミは、止血ではなく炎症を抑えてうっ血を改善する目的で使います。
解き方
- 記述a〜dの内容を、手引きにある内用痔疾用薬と各生薬・漢方の効能や基原と照らし合わせます。
- bのセイヨウトチノミの主な働きは止血ではなく、うっ血の改善や抗炎症だと判断して、正誤の組み合わせを決めます。
- 選択肢 1正解
- a、c、dが正しく、bだけが誤っているので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 2不正解
- bは止血ではなく抗炎症とうっ血の改善の働きで誤り、cとdは正しい記述です。
- 選択肢 3不正解
- aは正しい記述で、bは誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 4不正解
- aは正しい記述で、bは誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 5不正解
- aは正しい記述なので、aを誤りとするこの組み合わせは適切ではありません。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- セイヨウトチノミは抗炎症・鬱血改善、カルバゾクロムなどは止血成分
間違えやすいところ
- 生薬セイヨウトチノミの働きを、止血作用だと勘違いしないようにしましょう
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.13 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
泌尿器用薬及びその配合生薬・漢方処方製剤
主な医薬品とその作用 · 泌尿器用薬 / ウワウルシ / 八味地黄丸 / 牛車腎気丸
泌尿器用薬及びその配合成分等に関する次の記述 a 〜 d の正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a サンキライは、ツツジ科のクマコケモモの葉を基原とする生薬で、利尿作用のほかに、経口的に摂取した後、尿中に排出される分解代謝物が抗菌作用を示し、尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられる。 b 日本薬局方収載のウワウルシ及びカゴソウは、いずれも煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるものに用いられる。 c 八味地黄丸は、体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく、尿量減少又は多尿でときに口渇があるものの下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、痒み、排尿困難、残尿感、夜間尿、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)、軽い尿漏れに適すとされる。 d 牛車腎気丸は、体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく尿量減少し、むくみがあり、ときに口渇があるものの下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、痒み、排尿困難、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)に適すとされる。
解答・解説を表示
解答
3
解説
ウワウルシはツツジ科クマコケモモの葉を基原とし、体内で分解されてできるヒドロキノンが抗菌作用を示します。サンキライはサルトリイバラ科の植物の根茎を基原とする別の生薬です。
解き方
- 記述aの基原と効き目を確認し、ウワウルシの説明をサンキライとしているので誤りだと判定します。
- 記述b、c、dの内容が、いずれも手引きに書かれている通り正しいことを確認します。
- 選択肢 1不正解
- aはウワウルシの説明で誤り、bとdは正しい記述です。
- 選択肢 2不正解
- aは誤りで、bとcは正しい記述です。
- 選択肢 3正解
- aが誤りで、b・c・dが正しい記述なので、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- dの牛車腎気丸の記述は正しいので、dを誤りとするのは適切ではありません。
- 選択肢 5不正解
- b、c、dはどれも正しい記述なので、この組み合わせは適切ではありません。
覚えるポイント
- ウワウルシ:ツツジ科クマコケモモの葉、分解物が尿路で殺菌消毒作用
間違えやすいところ
- サンキライ(サルトリイバラ科)とウワウルシ(ツツジ科)を混同しないようにしましょう
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.14 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
婦人薬及びその配合成分等の作用
主な医薬品とその作用 · 婦人薬 / 女性ホルモン成分 / 生薬成分 / コウブシ / カノコソウ
婦人薬及びその配合成分等に関する次の記述 a 〜 d の正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a 女性ホルモン成分は、膣粘膜又は外陰部に適用されるものがあり、これらの成分は適用部位から吸収されて循環血液中に移行する。 b 鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して、コウブシが配合されている場合がある。 c 胃腸症状に対する効果を期待して、ソウジュツが配合されている場合がある。 d 鎮静作用を期待して、カノコソウが配合されている場合がある。
解答・解説を表示
解答
1
解説
婦人薬には、女性ホルモンの成分だけでなく、月経を促す・気持ちを落ち着かせる・胃腸を整えるなどの目的でさまざまな生薬が入ります。コウブシは通経や鎮静、ソウジュツは健胃、カノコソウは鎮静を目的に配合されます。
解き方
- aの、外用の女性ホルモン成分が吸収されるという記述が正しいことを確認します。
- b(コウブシ)、c(ソウジュツ)、d(カノコソウ)の各生薬の配合目的と効き目が正しいことを確認します。
- 選択肢 1正解
- a、b、c、dのすべてが正しい記述なので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 2不正解
- 女性ホルモン成分は外用でも吸収されて血中に移るので、aは正しい記述です。
- 選択肢 3不正解
- コウブシは鎮静・鎮痛と通経を期待して入るので、bは正しい記述です。
- 選択肢 4不正解
- ソウジュツは健胃作用で胃腸の症状を改善するのに使うので、cは正しい記述です。
- 選択肢 5不正解
- カノコソウは鎮静作用を期待して入るので、dは正しい記述です。
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覚えるポイント
- コウブシは通経・鎮静・鎮痛、カノコソウは鎮静、ソウジュツは健胃
間違えやすいところ
- 婦人薬に入る生薬のさまざまな目的(ホルモン様、血行促進、鎮静、健胃)を混同しないようにしましょう
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.14 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
婦人薬関連の漢方処方製剤の鑑別
主な医薬品とその作用 · 漢方処方製剤 / 加味逍遙散 / 腸間膜静脈硬化症 / 更年期障害
次の記述にあてはまる漢方処方製剤として、最も適切なものを1つ選びなさい。 「体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときに便秘の傾向のあるものの冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症、不眠症に適すとされるが、胃腸の弱い人では悪心(吐きけ)、嘔吐、胃部不快感、下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。まれに重篤な副作用として、肝機能障害、腸間膜静脈硬化症を生じることが知られている。」
解答・解説を表示
解答
2
解説
加味逍遙散は、体力中等度以下で精神不安やいらだちを伴う更年期障害などに使われます。原料生薬にサンシシが入るため、長く使い続けると腸間膜静脈硬化症が現れることがあります。
解き方
- 問題文から、体質(体力中等度以下)と症状(精神不安、いらだち、のぼせ、便秘ぎみ)を抜き出します。
- 重い副作用の「腸間膜静脈硬化症」(サンシシを含む生薬に特徴的)から、加味逍遙散だと特定します。
- 選択肢 1不正解
- 柴胡桂枝乾姜湯は、体力中等度以下で冷え症、貧血ぎみ、動悸、息切れ、神経症などに合うとされます。
- 選択肢 2正解
- 加味逍遙散の効能と特徴、そしてサンシシによる腸間膜静脈硬化症の注意点が完全に一致します。
- 選択肢 3不正解
- 温清飲は、体力中等度で皮膚がかさかさして血色が悪く、のぼせる人の生理不順などに合うとされます。
- 選択肢 4不正解
- 温経湯は、体力中等度以下で手足がほてり唇が乾く人の月経不順や更年期障害などに合うとされます。
- 選択肢 5不正解
- 桃核承気湯は、体力中等度以上でのぼせて便秘ぎみの人の月経不順などに合うとされます。
覚えるポイント
- 加味逍遙散:体力中等度以下、いらだち・精神不安、サンシシ含有(腸間膜静脈硬化症)
間違えやすいところ
- 体力中等度以上の桃核承気湯や、皮膚の症状が目立つ温清飲と混同しないようにしましょう
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.15 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
内服アレルギー用薬及び配合成分の作用
主な医薬品とその作用 · 鼻炎用内服薬 / ケトチフェンフマル酸塩 / 抗コリン成分 / 血管収縮成分
内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せを1つ選びなさい。 a ケトチフェンフマル酸塩が配合された内服薬を服用した後は、乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。 b 抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを抑える作用以外に、抗アドレナリン作用も示すため、起立性低血圧、めまい、ふらつきが現れることがある。 c ベラドンナ総アルカロイドは、鼻腔内の粘液分泌腺からの粘液の分泌を抑えるとともに、鼻腔内の刺激を伝達する副交感神経系の働きを抑えることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑える目的で用いられる。 d 鼻粘膜の血管を拡張させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として、フェニレフリン塩酸塩が配合されている場合がある。
解答・解説を表示
解答
2
解説
抗ヒスタミン成分や抗アレルギー成分は眠気を起こすので、服用後の車や機械の運転は避けます。フェニレフリンは鼻粘膜の血管を「縮め」て、充血や腫れをやわらげます。
解き方
- 記述a(ケトチフェンフマル酸塩の眠気と運転の制限)が正しいことを確認します。
- 記述bの「抗アドレナリン作用」と記述dの「血管を広げる」という誤りを見抜き、aとcの組み合わせを選びます。
- 選択肢 1不正解
- bで抗ヒスタミン成分が示す代表的な副作用のしくみは「抗コリン作用」なので誤りです。
- 選択肢 2正解
- aとcの記述がどちらも正しいので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 3不正解
- dのフェニレフリン塩酸塩は鼻粘膜の血管を「縮める」成分なので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bとdはどちらも誤った記述です。
- 選択肢 5不正解
- cは正しいですが、dが誤っているので適切ではありません。
覚えるポイント
- フェニレフリン:アドレナリン作動成分(血管収縮により鼻づまりを改善)
間違えやすいところ
- 血管を「縮めて」充血を抑える働きを、「広げる」と取り違えないようにしましょう
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.15 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
内服アレルギー用薬として用いられる漢方処方製剤
主な医薬品とその作用 · 漢方処方製剤 / 辛夷清肺湯 / 当帰飲子 / 消風散 / 荊芥連翹湯
内服アレルギー用薬として使用される漢方処方製剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せを1つ選びなさい。 a 消風散は、比較的体力があるものの鼻づまり、蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎に適すとされる。 b 辛夷清肺湯は、体力中等度以上で、濃い鼻汁が出て、ときに熱感を伴うものの鼻づまり、慢性鼻炎、蓄膿症(副鼻腔炎)に適すとされる。 c 荊芥連翹湯は、体力中等度なものの皮膚疾患で、発赤があり、ときに化膿するものの化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、水虫に適すとされる。 d 当帰飲子は、体力中等度以下で、冷え症で、皮膚が乾燥するものの湿疹・皮膚炎(分泌物の少ないもの)、痒みに適すとされる。
解答・解説を表示
解答
5
解説
漢方処方製剤は、体質や症状によって使い分けます。辛夷清肺湯と当帰飲子の記述は正しく、消風散は皮膚の病気向け、もう一つの記述は十味敗毒湯の説明なので誤りです。
解き方
- aが鼻炎向けではなく、皮膚の病気向け(分泌物の多い湿疹など)であることを確認し、誤りと判定します。
- cの記述が十味敗毒湯のものだと見抜き、正しいbとdの組み合わせを選びます。
- 選択肢 1不正解
- aは、分泌物が多くて痒みが強い湿疹など皮膚の症状に使う消風散の適応と違うので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aとcはどちらも説明が他の処方と入れ替わっていて誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aが誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 4不正解
- cの記述は十味敗毒湯の説明なので誤りです。
- 選択肢 5正解
- b(辛夷清肺湯)とd(当帰飲子)はどちらも手引きの通り正しく、正解の組み合わせです。
覚えるポイント
- 辛夷清肺湯:濃い鼻汁、熱感、蓄膿症/当帰飲子:体力中等度以下、冷え症、皮膚乾燥
間違えやすいところ
- 消風散(皮膚の病気)と辛夷清肺湯(蓄膿症・鼻炎)の使う場面を取り違えないようにしましょう
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.16 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
鼻に用いる薬(点鼻薬)の適応及び配合成分
主な医薬品とその作用 · 鼻炎用点鼻薬 / クロモグリク酸ナトリウム / 鼻茸 / セチルピリジニウム塩化物
鼻に用いる薬及びその配合成分に関する次の記述 a 〜 d の正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a 鼻粘膜が腫れてポリープ(鼻茸)となっている場合には、一般用医薬品の点鼻薬の使用が適当である。 b 一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は、急性又はアレルギー性の鼻炎及びそれに伴う副鼻腔炎並びに蓄膿症である。 c セチルピリジニウム塩化物は、鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的として配合されている。 d クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、花粉、ハウスダスト等による鼻アレルギー症状の緩和を目的として、通常、抗ヒスタミン成分と組み合わせて配合される。
解答・解説を表示
解答
4
解説
一般用の鼻炎用点鼻薬は、急性鼻炎やアレルギー性鼻炎などを一時的にやわらげる薬です。鼻茸(鼻ポリープ)や蓄膿症は医師の診療が必要で、点鼻薬の対象ではありません。クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からのヒスタミンの放出を抑える抗アレルギー成分です。
解き方
- a(鼻茸は一般用点鼻薬では不向き)、b(蓄膿症は対象外)、c(セチルピリジニウム塩化物は殺菌消毒成分)の誤りを判定します。
- d(クロモグリク酸ナトリウムが肥満細胞からのヒスタミン放出を抑え、抗ヒスタミン成分と組み合わせる)が正しいことを確認します。
- 選択肢 1不正解
- 鼻茸(ポリープ)があるときは医療機関を受診すべきなので、aは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 蓄膿症は鼻炎用点鼻薬の対象に含まれないので、bは誤りです。
- 選択肢 3不正解
- セチルピリジニウム塩化物は殺菌消毒成分で、局所麻酔や痒み止めの目的ではないのでcは誤りです。
- 選択肢 4正解
- a、b、cが誤りで、dだけが正しいので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 5不正解
- dのクロモグリク酸ナトリウムの記述は正しいので、この組み合わせは適切ではありません。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- クロモグリク酸ナトリウム:肥満細胞からのヒスタミン遊離抑制(抗アレルギー)
間違えやすいところ
- セチルピリジニウム塩化物(殺菌消毒成分)とリドカイン(局所麻酔成分)を取り違えないようにしましょう
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.16 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
眼科用薬の配合成分とその目的
主な医薬品とその作用 · 眼科用薬 / スルファメトキサゾール / ネオスチグミンメチル硫酸塩 / イプシロン-アミノカプロン酸
眼科用薬の配合成分とその配合目的の正誤の組合せとして、正しいものを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
3
解説
眼科用薬は、抗菌・抗炎症・ピント調節の改善・代謝の促進など、目的ごとにちがう成分を使い分ける。同じ目薬でも、成分によって効く相手や対象の病気がちがう。だから成分名と目的を一組ずつ区別して覚える必要がある。
解き方
- 各記述に出てくる成分名と、その配合目的が手引きの説明と合っているかを一つずつ確かめる。
- スルファメトキサゾールは細菌に効くこと、パンテノールは組織の修復や代謝に関わることを手がかりに正誤を決める。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りで、bとcは正しい。この並びは合わないので誤り。
- 選択肢 2不正解
- cは正しく、dは誤り。正誤の組み合わせが合わないので誤り。
- 選択肢 3正解
- aは誤り、b・cは正しく、dは誤り。この組み合わせが正解。
- 選択肢 4不正解
- aとdが誤りで、bは正しい。この組み合わせは合わない。
- 選択肢 5不正解
- aが誤りで、cは正しい。この並びは合わないので誤り。
答えの内訳
- a:誤
- スルファメトキサゾールはサルファ系の抗菌成分であり、細菌感染による結膜炎等に用いられます。ウイルス感染には無効です。
- b:正
- イプシロン-アミノカプロン酸は抗炎症成分であり、炎症物質の生成を抑えて目の炎症を改善する目的で配合されます。
- c:正
- ネオスチグミンメチル硫酸塩はコリンエステラーゼの働きを抑えてアセチルコリンを助け、毛様体のピント調節機能を改善します。
- d:誤
- パンテノールはビタミン成分で代謝を促す目的で配合されます。末梢微小循環を促進して充血や疲れ目を改善するのはビタミンE等です。
覚えるポイント
- スルファメトキサゾールは細菌性化膿症に有効でウイルスには効かない点
間違えやすいところ
- パンテノール(代謝を助ける)とビタミンE(血の流れを良くする)を混同しない。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験(厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.17 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
外皮用薬の配合成分と特徴
主な医薬品とその作用 · 外皮用薬 / イブプロフェンピコノール / ステロイド性抗炎症成分 / クロタミトン
外皮用薬の配合成分に関する記述の正誤の組合せとして、正しいものを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
1
解説
外皮用薬は、抗炎症・局所麻酔・鎮痒(かゆみ止め)・殺菌など、目的別に成分を使い分ける。とくにステロイド性抗炎症成分は、使える範囲や期間に制限がある。成分ごとの働きの違いを正しくつかむことが大切。
解き方
- イブプロフェンピコノール、ステロイド、クロタミトン、テシットデシチンの働きと注意点を一つずつ照らし合わせる。
- ステロイドは広い範囲に長く使わないこと、テシットデシチンは局所麻酔成分であることから正誤を決める。
- 選択肢 1正解
- aは正、bは誤、cは正、dは誤。この組み合わせが正解。
- 選択肢 2不正解
- bは誤りで、cは正しい。この組み合わせは合わない。
- 選択肢 3不正解
- dは局所麻酔成分で、皮膜を作る成分ではないので誤り。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、bは誤り。この組み合わせは合わない。
- 選択肢 5不正解
- aは正しく、bは誤り。この組み合わせは合わない。
答えの内訳
- a:正
- イブプロフェンピコノールは吹き出物やにきびに用いられますが、外用での鎮痛作用はほとんど期待されません。
- b:誤
- ステロイド性抗炎症成分は、広範囲への使用や慢性の湿疹・皮膚炎に対する漫然とした長期連用は避けなければなりません。
- c:正
- クロタミトンは皮膚に温感や軽い灼熱感を与える刺激によって痒みを紛らわせ、感じにくくさせる効果があります。
- d:誤
- テシットデシチン(オキシポリエトキシドデカン)は局所麻酔成分です。皮膜を形成して保護するのは酸化亜鉛などの収斂・保護成分です。
覚えるポイント
- ステロイド外用薬は広範囲や長期連用を避けること
間違えやすいところ
- テシットデシチン(局所麻酔)を、皮膜を作って守る成分と取り違えない。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験(厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.17 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
みずむし・たむし用薬及び配合成分
主な医薬品とその作用 · みずむし・たむし用薬 / オキシコナゾール硝酸塩 / 軟膏 / 剤形選択
みずむし・たむし用薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組合せを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
2
解説
みずむし・たむし用薬は、抗真菌成分の働き方と、患部の状態に合った剤形(軟膏・クリーム・液剤)で選ぶ。成分ごとに膜を壊す・呼吸を止める・酸性にするなど仕組みがちがう。湿っている患部には軟膏が向く。
解き方
- オキシコナゾール、テルビナフィン、ピロールニトリンなど各抗真菌成分の効き方を確かめる。
- 湿った患部に向く剤形が軟膏であることを確かめ、aとcの正誤から正解をしぼる。
- 選択肢 1不正解
- bは呼吸を止めるのではなく、細胞膜の合成を止めるので誤り。
- 選択肢 2正解
- aとcの記述はどちらも正しく、この組み合わせが正解。
- 選択肢 3不正解
- bの働きの説明が誤っているので、この組み合わせは合わない。
- 選択肢 4不正解
- bとdがどちらも誤っているので、この組み合わせは合わない。
- 選択肢 5不正解
- dは酸性にするのではなく、呼吸を止めるので誤り。
答えの内訳
- a:正
- オキシコナゾール硝酸塩はイミダゾール系抗真菌成分で、細胞膜構成成分の生合成阻害や膜透過性の変化により増殖を抑えます。
- b:誤
- テルビナフィン塩酸塩は細胞膜の合成阻害により効果を示します。菌の呼吸や代謝を妨げるのはピロールニトリンです。
- c:正
- 軟膏剤は油性基剤で刺激が少なく患部を保護するため、じゅくじゅくと湿潤している患部に適しています。
- d:誤
- 患部を酸性に保つのはウンデシレン酸等の脂肪酸です。ピロールニトリンは菌の呼吸・代謝系を阻害します。
覚えるポイント
- じゅくじゅく湿潤型には軟膏、乾燥・角化型にはクリームや液剤
間違えやすいところ
- ピロールニトリン(呼吸を止める)とウンデシレン酸(酸性にする)の働きを取り違えない。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験(厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.18 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
毛髪用薬及びその配合成分
主な医薬品とその作用 · 毛髪用薬 / カルプロニウム塩化物 / エストラジオール安息香酸エステル / カシュウ
毛髪用薬及びその配合成分等に関する記述の正誤の組合せとして、正しいものを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
1
解説
毛髪用薬は、頭皮の血行を促す・毛嚢(毛の根元)を刺激する・ホルモンのバランスを整えるなどを目的とする。医薬品と医薬部外品では表示できる効能がちがう。生薬は基になる植物の科名もよく問われる。
解き方
- 医薬品だけが表示できる病気の名前と、女性ホルモン成分の役割を確かめる。
- カルプロニウム塩化物の効き方が長く続く理由と、カシュウの基になる植物(タデ科)を確かめる。
- 選択肢 1正解
- a・b・cは正しく、dは誤り。この組み合わせが正解。
- 選択肢 2不正解
- bとcは正しく、dは誤り。この組み合わせは合わない。
- 選択肢 3不正解
- aとcは正しい。この組み合わせは合わない。
- 選択肢 4不正解
- aとbは正しい。この組み合わせは合わない。
- 選択肢 5不正解
- aは正しく、dは誤り。この組み合わせは合わない。
答えの内訳
- a:正
- 「壮年性脱毛症」や「円形脱毛症」などの疾患名を掲げた効能・効果は医薬部外品や化粧品ではなく医薬品でのみ認められています。
- b:正
- エストラジオール安息香酸エステル等の女性ホルモン成分は、男性ホルモンによる脱毛作用を抑える目的で配合されることがあります。
- c:正
- カルプロニウム塩化物はアセチルコリン様作用を示しますが、コリンエステラーゼに分解されにくいため効果が持続します。
- d:誤
- カシュウはタデ科のツルドクダミの塊根を基原とする生薬であり、ウコギ科ではありません。
覚えるポイント
- カシュウの基原はタデ科のツルドクダミの塊根であること
間違えやすいところ
- 医薬部外品の育毛剤と医薬品の毛髪用薬では、表示できる効能が違うことを覚えておく。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験(厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.18 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
歯や口中に用いる薬及び配合成分
主な医薬品とその作用 · 外用歯痛薬 / フェノール / サンシシ / シコン / 茵蔯蒿湯
歯や口中に用いる薬及びその配合成分等に関する記述の正誤の組合せとして、正しいものを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
3
解説
歯や口の中に使う薬は、殺菌や局所麻酔の成分を使い分ける。生薬の薬用部位(根か葉か)や、漢方薬にカンゾウが入るかも細かく問われる。同じ生薬でも使う部分で意味が変わる点に注意する。
解き方
- フェノールの殺菌作用が正しいことを確かめる。
- サンシシは抗炎症、シコンは根を使うこと、茵蔯蒿湯にはカンゾウが入らないことを確かめる。
- 選択肢 1不正解
- bとcが誤っているので、この組み合わせは合わない。
- 選択肢 2不正解
- dはカンゾウを含まないので誤り。この組み合わせは合わない。
- 選択肢 3正解
- aは正、b・c・dは誤り。この組み合わせが正解。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、bとdは誤り。この組み合わせは合わない。
- 選択肢 5不正解
- aは正しく、cとdは誤り。この組み合わせは合わない。
答えの内訳
- a:正
- フェノールは殺菌消毒作用を持ち、う歯(虫歯)の患部における細菌の繁殖を抑える目的で用いられます。
- b:誤
- サンシシは抗炎症作用や解熱作用等を期待して用いられる生薬であり、局所麻酔作用はありません。
- c:誤
- シコンはムラサキ科のムラサキの「根」を基原とし、抗炎症・組織修復促進を目的に用いられます。
- d:誤
- 茵蔯蒿湯はインチンコウ、サンシシ、ダイオウから構成され、カンゾウを含まない漢方処方製剤です。
覚えるポイント
- 茵蔯蒿湯はカンゾウを含まない代表的な漢方処方であること
間違えやすいところ
- シコンの基になる部分を葉と間違えない。正しくは根。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験(厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.19 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
禁煙補助剤及びその配合成分
主な医薬品とその作用 · 禁煙補助剤 / ニコチン / 咀嚼剤 / パッチ製剤
禁煙補助剤及びその配合成分に関する記述の正誤の組合せとして、正しいものを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
4
解説
禁煙補助剤(ニコチン製剤)は、禁煙のつらさをやわらげる薬。咀嚼剤はゆっくり噛んで頬にため、パッチは1日1回貼る。ニコチンは交感神経を刺激する点にも注意する。
解き方
- 咀嚼剤が吸収されやすい条件(弱アルカリ性)と、噛んで休める使い方を確かめる。
- パッチ製剤は1日1回貼ることと、交感神経を刺激する併用注意から正誤を決める。
- 選択肢 1不正解
- aは正しく、bとcは誤り。この組み合わせは合わない。
- 選択肢 2不正解
- aは正しく、bは誤り。この組み合わせは合わない。
- 選択肢 3不正解
- bとcが誤っているので、この組み合わせは合わない。
- 選択肢 4正解
- aは正、bは誤、cは誤、dは正。この組み合わせが正解。
- 選択肢 5不正解
- cはパッチを1日1回貼るので誤り。この組み合わせは合わない。
答えの内訳
- a:正
- 口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下するため、炭酸飲料やコーヒー摂取直後の使用は避けます。
- b:誤
- 咀嚼剤はガムのように噛み続けるのではなく、ゆっくり噛んで頬と歯茎の間に挟んで口腔粘膜から吸収させます。
- c:誤
- 禁煙補助剤のパッチ製剤は、1日1回貼付して一定速度でニコチンを放出・吸収させる製剤です。
- d:正
- ニコチンは交感神経系を刺激するため、アドレナリン作動成分と併用すると作用が増強されるおそれがあります。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- ニコチン咀嚼剤は噛み続けず頬と歯茎の間に挟んで休ませる
間違えやすいところ
- パッチ製剤の貼る回数を1日何回もと間違えない。正しくは1日1回。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験(厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.19 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
ビタミンB2の特徴と作用
主な医薬品とその作用 · ビタミンB2 / フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム / 脂質代謝 / 尿の着色
ビタミンB2に関する文中の空欄( a )~( c )に入る字句の正しい組合せを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
1
解説
ビタミンB2は脂質の代謝を助け、皮膚や粘膜の健康を守る。余った分は尿に出て、尿を黄色くする。活性型はフラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム(FAD)で、ビタミンB6と混同しない。
解き方
- ビタミンB2が関わる代謝(脂質)を思い出し、aを決める。
- 活性型ビタミンB2の名前と、尿の色(黄色)を選ぶ。
- 選択肢 1正解
- aは脂質の代謝、bはフラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、cは黄で正解。
- 選択肢 2不正解
- bはビタミンB6で、尿の色も黄色なので誤り。
- 選択肢 3不正解
- bのピリドキサールリン酸エステルはビタミンB6なので誤り。
- 選択肢 4不正解
- ヘモグロビンの合成に関わるのは主にビタミンB6などで、bもB6なので誤り。
- 選択肢 5不正解
- aは脂質の代謝で、尿の色も赤ではなく黄色なので誤り。
答えの内訳
- a:脂質の代謝
- ビタミンB2は主に脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康維持を助けます。
- b:フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム
- フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム(FAD)は活性型ビタミンB2成分です。ピリドキサールリン酸エステルはビタミンB6です。
- c:黄
- ビタミンB2の黄色い色素が尿中に排泄されることにより、尿が鮮やかな黄色に着色します。
覚えるポイント
- ビタミンB2は脂質代謝に関与し摂取後は尿が黄色くなる
間違えやすいところ
- ビタミンB2(フラビン…)とビタミンB6(ピリドキシン…)の化合物名を混同しない。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験(厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.20 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
滋養強壮保健薬及び配合成分
主な医薬品とその作用 · 滋養強壮保健薬 / 薬用酒 / アスパラギン酸ナトリウム / ヘスペリジン / ニンジン
滋養強壮保健薬及びその配合成分等に関する記述の正誤の組合せとして、正しいものを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
4
解説
滋養強壮保健薬は、生薬・アミノ酸・ビタミン様物質などの働きを区別して使う。薬用酒はアルコールを含むため、手術直後や出産直後には使えない。成分ごとの効き目を正確に覚える。
解き方
- 薬用酒がアルコールを含み、手術直後や出産直後には使えないことを確かめる。
- システイン、ヘスペリジン、ニンジンの働きの説明を一つずつ確かめて正誤を決める。
- 選択肢 1不正解
- aとcが誤っているので、この組み合わせは合わない。
- 選択肢 2不正解
- aとcが誤りで、dは正しい。この組み合わせは合わない。
- 選択肢 3不正解
- bが誤っているので、この組み合わせは合わない。
- 選択肢 4正解
- a・b・cは誤りで、dは正しい。この組み合わせが正解。
- 選択肢 5不正解
- bとcが誤りで、dは正しい。この組み合わせは合わない。
答えの内訳
- a:誤
- 薬用酒はアルコールを含有するため、出血しやすい手術や出産直後の滋養強壮目的には適しません。
- b:誤
- メラニン生成抑制や排出促進の働きがあるのはシステインです。アスパラギン酸ナトリウムはエネルギー代謝に関与します。
- c:誤
- ヘスペリジンはビタミン様物質で毛細血管の補強等に働きます。肝血流促進や肝機能補助を行うのはタウリン等です。
- d:正
- ニンジンは神経系や副腎皮質機能を高め、ストレスへの抵抗力や新陳代謝を高める作用があります。
覚えるポイント
- アルコールを含む薬用酒は手術や出産の直後には使用を避けること
間違えやすいところ
- システイン(メラニンを出す)とアスパラギン酸(エネルギー代謝)を混同しない。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験(厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.20 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
にきび・皮膚炎等に用いられる漢方処方製剤の鑑別
主な医薬品とその作用 · 皮膚用薬 / 漢方処方製剤 / 清上防風湯
次の記述にあてはまる漢方処方製剤として、最も適切なものはどれか。 「体力中等度以上で、赤ら顔で、ときにのぼせがあるもののにきび、顔面・頭部の湿疹・皮膚炎、赤鼻(酒さ)に適すとされるが、胃腸の弱い人では食欲不振、胃部不快感の副作用が現れやすい等、不向きとされる。」
解答・解説を表示
解答
1
解説
皮膚の漢方薬は、体力や顔のほてり、症状が出る場所によって使い分けます。同じ皮膚の悩みでも、体の状態によって合う処方が違うからです。清上防風湯は頭や顔の熱を冷ます処方です。
解き方
- 体力が「中等度以上」で、「赤ら顔で、ときどきほてる人」に使う処方だと確認します。
- 効く症状が「にきび、顔や頭の湿疹・皮膚炎、赤鼻(酒さ)」なので、清上防風湯だと分かります。
- 選択肢 1正解
- 清上防風湯は、体力が中等度以上で赤ら顔、ときどきほてる人のにきびや顔・頭の湿疹、赤鼻(酒さ)に向く処方です。
- 選択肢 2不正解
- 黄連解毒湯は、ほてりぎみで顔が赤く、いらいらして落ち着かない人の胃炎や二日酔、不眠などに使う処方です。
- 選択肢 3不正解
- 大柴胡湯は、体力が充実し、脇腹からみぞおちが苦しく便秘ぎみの人の胃炎や便秘、肥満に伴う肩こりなどに使う処方です。
- 選択肢 4不正解
- 防已黄耆湯は、体力が弱く色白で、疲れやすく汗をかきやすい水太り体質の人に向く処方です。
- 選択肢 5不正解
- 防風通聖散は、体力が充実し、お腹に脂肪が多く便秘ぎみの人の肥満や便秘、高血圧に伴う動悸・肩こりなどに使う処方です。
覚えるポイント
- 清上防風湯は「体力中等度以上」「赤ら顔」「にきび・赤鼻(酒さ)」がキーワードです。
間違えやすいところ
- 黄連解毒湯や防風通聖散ものぼせを対象にしますが、「赤鼻(酒さ)」と書かれているのは清上防風湯だけです。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.21 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
消毒薬及びその配合成分の取扱いと注意点
主な医薬品とその作用 · 公衆衛生用薬 / 消毒薬 / クレゾール石ケン液 / イソプロパノール
消毒薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 a イソプロパノールのウイルスに対する不活性効果は、エタノールよりも低い。 b 日本薬局方に収載されているクレゾール石ケン液は、原液を水で希釈して用いられるが、刺激性が強いため、原液が直接皮膚に付着しないようにする必要がある。 c ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルは、酸性の洗剤・洗浄剤と反応して有毒な塩素ガスが発生するため、混ざらないように注意する。 d アルカリ性の消毒薬が誤って皮膚に付着した場合、水洗する前に、中和剤を用いて中和する。
解答・解説を表示
解答
1
解説
消毒薬は種類によって性質がちがいます。イソプロパノールはエタノールよりウイルスを弱らせる力が低いです。クレゾール石ケン液は刺激が強く、原液を水でうすめて使います。皮膚に付いたときは中和剤を使わず、すぐ水で洗い流します。
解き方
- 記述aは正しいです。イソプロパノールはエタノールよりウイルスを弱める効果が低いからです。
- 記述bは正しいです。クレゾール石ケン液の原液は刺激が強く、皮膚に付けないよう注意する必要があるからです。
- 記述cは誤りです。酸性の洗剤と反応して塩素ガスを出すのは次亜塩素酸ナトリウムなどで、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルではないからです。
- 記述dは誤りです。皮膚に付いたときは中和剤を使わず、すぐに大量の水で洗い流すからです。
- 以上から、正しい組合せは(a、b)の選択肢1となります。
- 選択肢 1正解
- 記述aと記述bの両方が正しいので、この組合せが正解です。
- 選択肢 2不正解
- 記述dが誤りです。消毒薬が付いたときは中和剤を使わず、すぐ水で洗い流すからです。
- 選択肢 3不正解
- 記述cが誤りです。酸性の洗剤と反応して塩素ガスを出すのは塩素系の消毒成分だからです。
- 選択肢 4不正解
- 記述dが誤りです。中和せずにすぐ水で洗い流す必要があるからです。
- 選択肢 5不正解
- 記述cと記述dの両方が誤りなので、この組合せは当てはまりません。
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覚えるポイント
- 消毒薬が皮膚に付着した場合は中和熱を防ぐため、中和剤を使わず直ちに大量の水で洗い流します。
間違えやすいところ
- 酸性の洗剤と混ざると有毒な塩素ガスを出すのは、次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系の消毒薬です。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.21 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
殺虫剤・忌避剤の有効成分と作用機序
主な医薬品とその作用 · 衛生害虫防除薬 / 殺虫剤・忌避剤 / イカリジン / フェノトリン / 昆虫成長制御剤
殺虫剤・忌避剤の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a イカリジンは、年齢による使用制限がない成分で、蚊やマダニに対して殺虫効果を示す。 b フェノトリンは、シラミの刺咬による痒みや腫れ等の症状を和らげることを目的として、シャンプーやてんか粉に配合されている。 c メトプレンは、幼虫が十分成長して蛹になるのを抑えているホルモン(幼若ホルモン)に類似した作用を有し、幼虫が蛹になるのを妨げる。 d ピレスロイド系殺虫成分の殺虫作用は、神経細胞に直接作用して神経伝達を阻害することによるものである。
解答・解説を表示
解答
5
解説
殺虫成分と忌避(虫を寄せつけない)成分は分けて覚えます。イカリジンは忌避剤で殺虫作用はなく、フェノトリンはピレスロイド系の殺虫成分でシラミを駆除します。メトプレンは幼若ホルモンに似た働きをする昆虫成長制御剤です。
解き方
- 記述a:イカリジンは虫を寄せつけない忌避成分で、殺虫効果はないので「誤」。
- 記述b:フェノトリンはシラミを駆除(殺す)するために使うので「誤」。
- 記述c:メトプレンは幼若ホルモンに似た働きで蛹(さなぎ)になるのを妨げるので「正」。
- 記述d:ピレスロイド系は神経細胞に直接働いて神経の伝達を邪魔するので「正」。
- 組合せ(誤、誤、正、正)と一致する選択肢5を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aが正、cが誤となっているので不適です。
- 選択肢 2不正解
- aとbが正、cとdが誤となっているので不適です。
- 選択肢 3不正解
- aが正、dが誤となっているので不適です。
- 選択肢 4不正解
- bが正となっているので不適です。
- 選択肢 5正解
- aは誤、bは誤、cは正、dは正で、すべての判定が一致しています。
覚えるポイント
- イカリジン・ディートは「忌避成分」、フェノトリンはシラミの「駆除成分」です。
間違えやすいところ
- メトプレンやピリプロキシフェンは「幼若ホルモン様作用で蛹化を妨げる」、ジフルベンズロンは「キチン質の合成を妨げて脱皮を邪魔する」ものです。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.22 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
一般用検査薬(妊娠検査薬)の特徴と留意点
主な医薬品とその作用 · 一般用検査薬 / 妊娠検査薬 / ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)
妊娠検査薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a 尿中のエストラジオールの有無を調べるものである。 b 妊娠の早期判定の補助として使用するものであり、その結果をもって直ちに妊娠しているか否かを断定することはできない。 c 高濃度のタンパク尿や糖尿の場合、偽陽性を示すことがある。 d 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日が過ぎて概ね1週目以降の検査が推奨されている。
解答・解説を表示
解答
5
解説
妊娠検査薬は、着床した胎盤の絨毛細胞から出るヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)を尿中で調べます。結果は妊娠かどうかの判断を助けるもので、確定は医師が行います。検査は月経予定日のおよそ1週間後以降が目安です。
解き方
- 記述a:調べるのはエストラジオールではなく尿中のhCGなので「誤」。
- 記述b:早期判定の補助で、妊娠を断定するものではないので「正」。
- 記述c:濃いタンパク尿や糖尿、血尿などでは偽陽性(本当は陰性なのに陽性と出ること)が出ることがあるので「正」。
- 記述d:通常、月経予定日を過ぎておよそ1週目以降の検査がすすめられるので「正」。
- 組合せ(誤、正、正、正)より選択肢5を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aが正となっているので不適です。
- 選択肢 2不正解
- aが正、bとcが誤となっているので不適です。
- 選択肢 3不正解
- aが正、dが誤となっているので不適です。
- 選択肢 4不正解
- cとdが誤となっているので不適です。
- 選択肢 5正解
- aは誤、bは正、cは正、dは正で、すべての正誤が合っています。
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覚えるポイント
- 妊娠検査薬の検出物質はヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)です。
間違えやすいところ
- エストロゲンやプロゲステロンではなく、胎盤の絨毛から出る「hCG」を調べます。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.22 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
一般用医薬品の添付文書の記載要領
医薬品の適正使用と安全対策 · 添付文書 / 適正使用情報 / 薬効名 / 改訂年月
一般用医薬品(一般用検査薬を除く。)の添付文書に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a 添付文書に記載されている適正使用情報は、医薬品の販売等に従事する専門家が正確に理解できるよう、専門的な表現となっている。 b 添付文書は、必要に応じて随時改訂がなされ、重要な内容が変更された場合には、改訂年月を記載するとともに、改訂された箇所を明示することとされている。 c 添付文書に記載される薬効名とは、その医薬品の薬効又は性質が簡潔な分かりやすい表現で示されたもので、販売名に薬効名が含まれているような場合には、薬効名の記載は省略されることがある。 d 添付文書の販売名の上部に「使用にあたって、この説明文書を必ず読むこと。また、必要なときに読めるよう大切に保存すること。」等の文言が記載されている。
解答・解説を表示
解答
1
解説
一般用医薬品の添付文書は、薬の専門家だけでなく買った人・使う人が正しく理解できるよう、やさしい言葉で書かれます。大切な内容を変えたときは改訂年月を示し、変えた場所も分かるようにします。保存の呼びかけや薬効名のルールも決まっています。
解き方
- 記述a:添付文書は一般の生活者が理解できるよう平易な表現で書かれるので「誤」。
- 記述b:重要な改訂のときは改訂年月と改訂箇所を示す必要があるので「正」。
- 記述c:販売名に薬効名が含まれていれば、薬効名の記載を省略できるので「正」。
- 記述d:販売名の上部に、説明文書を読んで保管するよう促す決まった文言が書かれるので「正」。
- 組合せ(誤、正、正、正)より選択肢1を選びます。
- 選択肢 1正解
- aは誤、bは正、cは正、dは正で、正しい組合せです。
- 選択肢 2不正解
- bとcが誤となっているので不適です。
- 選択肢 3不正解
- aが正、bとcが誤となっているので不適です。
- 選択肢 4不正解
- cとdが誤となっているので不適です。
- 選択肢 5不正解
- aが正、bとdが誤となっているので不適です。
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覚えるポイント
- 一般用医薬品の添付文書は「一般の生活者が理解しやすい平易な表現」で書かれます。
間違えやすいところ
- 医療用医薬品とは違い、一般用医薬品の添付文書は専門家向けの専門用語だけで書かれているわけではありません。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.23 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
一般用医薬品添付文書の「使用上の注意」の構成と記載事項
医薬品の適正使用と安全対策 · 使用上の注意 / してはいけないこと / 相談すること / 高齢者の定義
一般用医薬品(一般用検査薬を除く。)の添付文書等における「使用上の注意」に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 a 「してはいけないこと」、「相談すること」及び「その他の注意」から構成され、適正使用のために重要と考えられる項目が前段に記載されている。 b 使用上の注意の記載における「高齢者」とは、およその目安として75歳以上を指す。 c 「服用前後は飲酒しないこと」等、小児では通常当てはまらない内容については、小児に使用される医薬品には記載されない。 d 「してはいけないこと」の項目には、その医薬品を使用(服用)するにあたり、守らないと症状が悪化する事項、副作用又は事故等が起こりやすくなる事項について記載されている。
解答・解説を表示
解答
3
解説
「使用上の注意」は「してはいけないこと」「相談すること」「その他の注意」の順に書かれます。医薬品の注意での高齢者はおよそ65歳以上です。小児用の医薬品でも、飲酒に関する注意などが省かれずに書かれることがあります。
解き方
- 記述a:「してはいけないこと」「相談すること」「その他の注意」からなり、大切な項目が前に書かれるので正しい。
- 記述b:高齢者の目安は65歳以上で、75歳以上ではないので誤り。
- 記述c:小児だけに使うと明らかな医薬品以外では、小児に当てはまりにくい注意(飲酒など)も書かれるので誤り。
- 記述d:「してはいけないこと」の説明として正しいので正しい。
- 正しいのはaとdで、選択肢3を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 記述bが誤っているので不適です。高齢者の目安は65歳以上です。
- 選択肢 2不正解
- 記述cが誤っているので不適です。
- 選択肢 3正解
- 記述aと記述dの両方が正しいので、この組合せが正解です。
- 選択肢 4不正解
- 記述bと記述cの両方が誤っているので不適です。
- 選択肢 5不正解
- 記述cが誤っているので不適です。
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覚えるポイント
- 医薬品の使用上の注意における「高齢者」の目安は65歳以上です。
間違えやすいところ
- 後期高齢者の定義である「75歳以上」と混同しないように注意が必要です。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.23 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
一般用医薬品の外箱・製品表示の記載事項
医薬品の適正使用と安全対策 · 製品表示 / 外箱表示 / 使用期限 / エアゾール製品
一般用医薬品(一般用検査薬を除く。)の製品表示の記載に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a 外箱等には、購入者における医薬品の適切な選択に資する事項として、添付文書の内容のうち、効能・効果、用法・用量等が記載されている。 b 専門家への相談勧奨に関する事項については、記載スペースが狭小な場合には、「使用が適さない場合があるので、使用前には必ず医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください」等と記載されている。 c 使用期限の表示については、全ての一般用医薬品において、外箱に記載する法的な義務がある。 d エアゾール製品には、医薬品医療機器等法の規定による法定表示事項のほか、高圧ガス保安法に基づく「高温に注意」等の注意事項が表示されている。
解答・解説を表示
解答
2
解説
一般用医薬品の外箱などの表示には、法律で決められた事項と、会社が自主的に載せる事項があります。使用期限は、適切に保存すれば3年を超えて安定しているものを除いて表示が義務づけられています。エアゾール製品には高圧ガス保安法による表示も必要です。
解き方
- 記述a:効能・効果や用法・用量は外箱などに書く事項なので「正」。
- 記述b:表示スペースが狭いときの相談勧奨の簡略化の決まりとして正しいので「正」。
- 記述c:製造後3年を超えて安定している医薬品は使用期限の表示義務から外れるので「誤」。
- 記述d:エアゾール製品には高圧ガス保安法による高圧ガスの注意表示の義務があるので「正」。
- 組合せ(正、正、誤、正)より選択肢2を選びます。
- 選択肢 1不正解
- bが誤、cが正、dが誤となっているので不適です。
- 選択肢 2正解
- aは正、bは正、cは誤、dは正で、正しい組合せです。
- 選択肢 3不正解
- aが誤、cが正、dが誤となっているので不適です。
- 選択肢 4不正解
- dが誤となっているので不適です。
- 選択肢 5不正解
- aとbが誤となっているので不適です。
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覚えるポイント
- 使用期限の法的な表示義務は「製造後3年を超えて品質が安定な医薬品」を除外しています。
間違えやすいところ
- 実際にはすべての製品に使用期限が印刷されていますが、これは自主的な取り組みで、法律上の義務は「3年以内に変質するもの」などに限られます。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.24 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
アスピリン喘息に関する使用上の注意(してはいけないこと)
医薬品の適正使用と安全対策 · 使用上の注意 / してはいけないこと / アスピリン喘息 / アセトアミノフェン / イソプロピルアンチピリン
次の医薬品成分のうち、一般用医薬品の添付文書等において、アスピリン喘息を誘発するおそれがあるため、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に「本剤又は他のかぜ薬、解熱鎮痛薬を使用(服用)して喘息を起こしたことがある人」と記載することとされているものとして、正しいものの組合せはどれか。 a アセトアミノフェン b ジプロフィリン c イソプロピルアンチピリン d メチルエフェドリン塩酸塩
解答・解説を表示
解答
2
解説
アスピリン喘息は、アスピリンだけでなく、プロスタグランジンの合成を妨げる解熱鎮痛成分(アセトアミノフェン、イソプロピルアンチピリン、イブプロフェンなど)でも起こります。そのためこれらの成分の「してはいけないこと」に、喘息を起こしたことがある人への注意が書かれます。
解き方
- アスピリン喘息を起こすおそれがあるのは、解熱鎮痛成分(飲み薬・外用薬)だと確認します。
- a(アセトアミノフェン)は解熱鎮痛成分なので該当します。
- b(ジプロフィリン)はキサンチン系の気管支拡張成分なので該当しません。
- c(イソプロピルアンチピリン)はピリン系の解熱鎮痛成分なので該当します。
- d(メチルエフェドリン塩酸塩)はアドレナリン作動性の気管支拡張成分なので該当しません。
- したがって該当するのはaとcで、選択肢2を選びます。
- 選択肢 1不正解
- bのジプロフィリンは気管支拡張成分で該当しないので不適です。
- 選択肢 2正解
- aのアセトアミノフェンとcのイソプロピルアンチピリンはどちらも解熱鎮痛成分で、アスピリン喘息の記載対象なので正解です。
- 選択肢 3不正解
- bのジプロフィリンが該当しないので不適です。
- 選択肢 4不正解
- bとdは気管支拡張成分で該当しないので不適です。
- 選択肢 5不正解
- dのメチルエフェドリン塩酸塩が該当しないので不適です。

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覚えるポイント
- 解熱鎮痛成分全般(アセトアミノフェン、NSAIDs、ピリン系等)はアスピリン喘息の既往者で使用禁止となります。
間違えやすいところ
- アスピリン以外の解熱鎮痛成分(アセトアミノフェンなど)でもアスピリン喘息が起こる点に注意が必要です。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.24 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
一般用医薬品の添付文書における使用上の注意
医薬品の適正使用と安全対策 · 添付文書 / 使用上の注意 / してはいけないこと
一般用医薬品の添付文書等における「使用上の注意」の記載に関する記述について、正誤の正しい組合せを1つ選びなさい。 a インドメタシンが配合された外用薬は、感染に対する効果はなく、感染の悪化が自覚されにくくなるおそれがあるため、「患部が化膿している人」には使用しないこととされている。 b ケトプロフェンが配合された外用鎮痛消炎薬は、使用中又は使用後しばらくしてから重篤な光線過敏症が現れることがあるため、「本剤の使用中は、天候にかかわらず、戸外活動を避けるとともに、日常の外出時も本剤の塗布部を衣服、サポーター等で覆い、紫外線に当てないこと。なお、塗布後も当分の間、同様の注意をすること」とされている。 c ロートエキスが配合された内服薬は、乳児に徐脈を起こすおそれがあるため、「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」とされている。 d ロペラミド塩酸塩は、眠気等を生じることがあるため、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」とされている。
解答・解説を表示
解答
5
解説
添付文書の「使用上の注意」には、成分ごとのはたらきや母乳への移りやすさに基づく禁忌(使ってはいけないこと)が書かれます。ロートエキスが母乳を通じて乳児に与える影響は心拍数が増える「頻脈」であり、「徐脈」ではありません。
解き方
- 記述a・b・dについて、それぞれの成分のはたらきと副作用に基づく「してはいけないこと」が正しく書かれているかを確かめます(すべて正しい)。
- 記述cについて、ロートエキスに含まれる抗コリン成分が母乳に移ったとき乳児に起こる影響は「頻脈」なので、誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- a・b・dは正しく、cだけが誤りなので、この組合せは間違いです。
- 選択肢 2不正解
- bは正しい内容で、cは誤った内容なので、この組合せは合いません。
- 選択肢 3不正解
- dは正しい内容なので、この組合せは間違いです。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、cは誤りなので、この組合せは合いません。
- 選択肢 5正解
- a(正)・b(正)・c(誤)・d(正)の組合せなので、正しいです。
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覚えるポイント
- ロートエキスなどの抗コリン成分は母乳へ移行し、乳児に頻脈を引き起こすおそれがあります。
間違えやすいところ
- 抗コリン作用が心臓に与える影響は「徐脈」ではなく「頻脈(心拍数が増えること)」です。
出題の前提:令和7年度東京都登録販売者試験問題(午後)問105、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.25 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
プソイドエフェドリン塩酸塩の禁忌(基礎疾患等)
医薬品の適正使用と安全対策 · プソイドエフェドリン塩酸塩 / してはいけないこと / 基礎疾患
プソイドエフェドリン塩酸塩が配合された一般用医薬品の鼻炎用内服薬の添付文書等において、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に「次の診断を受けた人」として記載することとされている基礎疾患等の正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a 心臓病 b 胃潰瘍 c 高血圧 d 甲状腺機能障害
解答・解説を表示
解答
2
解説
プソイドエフェドリン塩酸塩は交感神経を刺激して血管を縮め、血圧を上げたり心拍数を増やしたりします。そのため心臓病、高血圧、甲状腺機能障害、糖尿病と診断された人は服用してはいけません。
解き方
- プソイドエフェドリン塩酸塩の交感神経刺激作用で悪化しやすい病気(心臓病、高血圧、甲状腺機能障害など)を整理します。
- 胃潰瘍は解熱鎮痛成分などの注意点であり、プソイドエフェドリン塩酸塩の「してはいけないこと」には当てはまらないと確かめます。
- 選択肢 1不正解
- aとdは禁忌の病気に当てはまり、bは当てはまらないので、この組合せは合いません。
- 選択肢 2正解
- a(正)・b(誤)・c(正)・d(正)の組合せなので、正しいです。
- 選択肢 3不正解
- bは当てはまらず、cは当てはまるので、この組合せは合いません。
- 選択肢 4不正解
- aは禁忌として書かれる病気なので、この組合せは合いません。
- 選択肢 5不正解
- bは当てはまらず、cとdは当てはまるので、この組合せは合いません。
覚えるポイント
- プソイドエフェドリン塩酸塩の禁忌疾患は「前立腺肥大による排尿困難」「高血圧」「心臓病」「甲状腺機能障害」「糖尿病」です。
間違えやすいところ
- 胃潰瘍はNSAIDs(解熱鎮痛薬)やアスピリンなどで問題になる病気で、プソイドエフェドリンの禁忌ではありません。
出題の前提:令和7年度東京都登録販売者試験問題(午後)問106、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.25 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
相談すること(次の診断を受けた人)の医薬品成分と基礎疾患
医薬品の適正使用と安全対策 · 相談すること / 基礎疾患 / 硫酸ナトリウム / エテンザミド
一般用医薬品の添付文書等の「相談すること」の項目中に「次の診断を受けた人」と記載することとされている医薬品成分等と基礎疾患等の組合せのうち、正しいものの組合せを1つ選びなさい。 a 小柴胡湯 ―――――――――――――― 糖尿病 b ガジュツ末・真昆布末を含む製剤 ――― てんかん c 硫酸ナトリウム ――――――――――― 心臓病 d エテンザミド ―――――――――――― 肝臓病
解答・解説を表示
解答
5
解説
塩類下剤の硫酸ナトリウムは血液の量に影響するため、心臓病や腎臓病の人は相談することとされます。エテンザミドなどの解熱鎮痛成分は肝臓へ影響するため、肝臓病の人は相談することとされます。
解き方
- 小柴胡湯で「相談すること」となるのは肝臓病であり、糖尿病ではないので、aを誤りと判断します。
- ガジュツ末・真昆布末の製剤はヨウ素などのため甲状腺機能障害で相談が必要となり、てんかんではないので、bを誤りと判断します。
- c(硫酸ナトリウムと心臓病)とd(エテンザミドと肝臓病)がどちらも正しい組合せだと確かめます。
- 選択肢 1不正解
- aの小柴胡湯は肝臓病、bのガジュツ末・真昆布末は甲状腺機能障害が対象なので、誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤りで、dは正しいので、組合せとして誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bが誤りで、cは正しいので、組合せとして誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bが誤りで、dは正しいので、組合せとして誤りです。
- 選択肢 5正解
- cとdの内容がどちらも正しく、適切な組合せです。

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覚えるポイント
- ガジュツ末・真昆布末製剤は甲状腺機能障害、硫酸ナトリウムは心臓病・腎臓病、エテンザミドは胃・十二指腸潰瘍や肝臓病・腎臓病・心臓病で相談対象です。
間違えやすいところ
- 小柴胡湯で相談が必要なのは「肝臓病」です。インターフェロン製剤を使っている人は「してはいけないこと」です。
出題の前提:令和7年度東京都登録販売者試験問題(午後)問107、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.26 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
乗物酔い防止薬の成分と相談すること(基礎疾患等)
医薬品の適正使用と安全対策 · 鎮暈薬 / メクリジン塩酸塩 / スコポラミン臭化水素酸塩水和物 / 心臓病
ある一般用医薬品の鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に含まれている成分一覧(メクリジン塩酸塩 25mg、スコポラミン臭化水素酸塩水和物 0.16mg)に基づき、添付文書等の「相談すること」の項目中に「次の診断を受けた人」として記載されている基礎疾患等を1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
4
解説
抗コリン作用をもつ成分(スコポラミン臭化水素酸塩水和物など)は副交感神経を止めて心拍数を増やすため、心臓病を悪化させるおそれがあります。また眼圧を上げるため、緑内障の人も相談することと書かれます。
解き方
- 含まれるメクリジン塩酸塩(抗ヒスタミン成分)とスコポラミン臭化水素酸塩水和物(抗コリン成分)のはたらきを確かめます。
- 抗コリン作用で心臓に負担がかかるため、「相談すること」の病気として「緑内障」や「心臓病」が当てはまり、選択肢の「心臓病」を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 糖尿病は抗コリン成分や抗ヒスタミン成分で相談が必要な病気には当たりません。
- 選択肢 2不正解
- 肝臓病はこの処方の抗コリン成分などで相談対象として挙げられていません。
- 選択肢 3不正解
- 高血圧は主にアドレナリンを作動させる成分で問題となる病気で、この処方の主な注意対象ではありません。
- 選択肢 4正解
- スコポラミン臭化水素酸塩水和物などの抗コリン作用で動悸が起こり心臓に負担がかかるため、心臓病が当てはまります。
- 選択肢 5不正解
- 胃・十二指腸潰瘍は解熱鎮痛成分などで相談対象になりますが、この薬の抗コリン成分の主な対象ではありません。

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覚えるポイント
- 抗コリン成分(スコポラミン等)が配合された製剤で「相談すること」とされる基礎疾患は「緑内障」「心臓病」です。
間違えやすいところ
- 抗コリン作用で心拍数が増える危険を見落とし、他の慢性の病気と混同しないよう注意します。
出題の前提:令和7年度東京都登録販売者試験問題(午後)問108、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.26 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
解熱鎮痛薬の成分構成に応じた適正使用と相談対応
医薬品の適正使用と安全対策 · イブプロフェン / ブロモバレリル尿素 / 乱用の恐れのある医薬品 / 運転操作の禁止
ある解熱鎮痛薬(イブプロフェン 144mg、エテンザミド 84mg、ブロモバレリル尿素 200mg、無水カフェイン 50mg)を購入しようとする45歳男性トラックドライバーからの相談(まとめ買い希望、13歳の娘への使用可否)に対する登録販売者の対応の正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a このお薬は、15歳未満の小児は使用できませんので、娘さんにはお使いいただけません。 b 眠気を催す成分は配合されていないので、運転前にも使用できます。 c このお薬は依存性・習慣性がある成分が配合されており、適正な使用のために必要な数量での販売となりますので、まとめて購入する理由を詳しくお聞かせください。 d 肝機能や胃腸の障害が生じたり、鎮静作用が増強するおそれがあるため、服用前後は飲酒しないでください。
解答・解説を表示
解答
2
解説
イブプロフェンは15歳未満の小児には使えません。またブロモバレリル尿素は鎮静成分で眠気を起こすため、服用後の運転操作は禁止です。乱用のおそれがある成分なので、多く買うときは理由の確認が必要です。
解き方
- イブプロフェンは15歳未満に使えないことを確かめ、aを正しいと判断します。
- ブロモバレリル尿素が入っていると運転できないので、運転前にも使えるとするbを誤りと判断します。
- ブロモバレリル尿素は乱用のおそれがある成分なので、まとめ買いの確認が必要であり、cを正しいと判断します。
- 解熱鎮痛成分や鎮静成分とアルコールの作用を考え、dを正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- cとdも登録販売者として正しい対応なので、誤りです。
- 選択肢 2正解
- a(正)・b(誤)・c(正)・d(正)の組合せなので、正しいです。
- 選択肢 3不正解
- bは誤りで、dは正しいので、この組合せは合いません。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、dも正しいので、この組合せは合いません。
- 選択肢 5不正解
- aは正しく、bは誤りで、cは正しいので、この組合せは合いません。
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覚えるポイント
- イブプロフェンは15歳未満使用不可、ブロモバレリル尿素配合薬は眠気のため運転禁止、かつ乱用のおそれがある医薬品です。
間違えやすいところ
- ブロモバレリル尿素が鎮静成分で「眠気」を起こす点を見落とし、運転できると判断しないよう注意します。
出題の前提:令和7年度東京都登録販売者試験問題(午後)問109、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.27 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
相談すること(緑内障)の対象となる成分
医薬品の適正使用と安全対策 · 相談すること / 緑内障 / ペントキシベリンクエン酸塩 / パパベリン塩酸塩
一般用医薬品の添付文書等の「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」として「緑内障」と記載することとされている医薬品成分等の正しい組合せを1つ選びなさい。 a カンゾウ b ペントキシベリンクエン酸塩 c パパベリン塩酸塩 d オキセサゼイン
解答・解説を表示
解答
4
解説
抗コリン作用をもつ成分や瞳孔を広げる成分は、眼の中の水の流れを妨げて眼圧を上げるおそれがあります。そのため緑内障と診断された人は、使う前に医師や薬剤師などに相談することと書かれます。
解き方
- 各成分に抗コリン作用があるかを確かめます。ペントキシベリンクエン酸塩は抗コリン作用ももちます。
- パパベリン塩酸塩は平滑筋をゆるめるとともに抗コリン作用のような影響で眼圧を上げるおそれがあり、緑内障が相談対象です。
- カンゾウは高血圧や腎臓病など、オキセサゼインは局所麻酔成分であり緑内障の相談対象ではないので、bとcの組合せを選びます。
- 選択肢 1不正解
- カンゾウ(a)は偽アルドステロン症や高血圧などの相談対象で、緑内障ではないので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- カンゾウ(a)が含まれているので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- カンゾウ(a)とオキセサゼイン(d)は緑内障の相談対象ではないので誤りです。
- 選択肢 4正解
- ペントキシベリンクエン酸塩(b)とパパベリン塩酸塩(c)はどちらも緑内障が相談対象で、正しいです。
- 選択肢 5不正解
- オキセサゼイン(d)は緑内障の相談対象ではないので誤りです。

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覚えるポイント
- ペントキシベリンクエン酸塩やパパベリン塩酸塩は、抗コリン作用等による眼圧上昇のおそれがあるため「緑内障」で相談することとされています。
間違えやすいところ
- 鎮咳成分のペントキシベリンクエン酸塩に抗コリン作用がある点を見落としやすいので注意します。
出題の前提:令和7年度東京都登録販売者試験問題(午後)問110、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.28 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品等の安全性情報等の伝達制度
医薬品の適正使用と安全対策 · 安全性速報 / 緊急安全性情報 / 医薬品・医療機器等安全性情報 / PMDAメディナビ
医薬品等の安全性情報等に関する記述について、正誤の正しい組合せを1つ選びなさい。 a 安全性速報は、医薬品、医療機器又は再生医療等製品について一般的な使用上の注意の改訂情報よりも迅速な注意喚起や適正使用のための対応の注意喚起が必要な状況にある場合に、厚生労働省からの命令、指示、製造販売業者の自主決定等に基づいて作成される。 b 緊急安全性情報は、医療用医薬品や医家向け医療機器についての情報伝達であり、一般用医薬品に関係する情報が発出されたことはない。 c 医薬品・医療機器等安全性情報は、医薬品(一般用医薬品を含む)、医療機器等による重要な副作用、不具合等に関する情報をとりまとめたもので、ブルーレターとも呼ばれる。 d 独立行政法人医薬品医療機器総合機構では、医薬品・医療機器等の安全性に関する特に重要な情報を電子メールにより配信するサービス(PMDAメディナビ)を行っており、誰でも利用可能である。
解答・解説を表示
解答
2
解説
安全性速報(ブルーレター)と緊急安全性情報(イエローレター)は、安全性の情報をすばやく伝えるために出されます。緊急安全性情報は一般用医薬品でも出されたことがあります。またPMDAメディナビは誰でも登録できます。
解き方
- 記述a(安全性速報の説明)と記述d(PMDAメディナビの対象者)が正しいと確かめます。
- 記述bについて、一般用医薬品でも小柴胡湯などの緊急安全性情報が出ているので、誤りと判断します。
- 記述cについて、ブルーレターと呼ばれるのは「安全性速報」であり、「医薬品・医療機器等安全性情報」ではないので、誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- bとcが誤りで、dが正しいので、この組合せは合いません。
- 選択肢 2正解
- a(正)・b(誤)・c(誤)・d(正)の組合せなので、正しいです。
- 選択肢 3不正解
- dは誰でも使えて正しいので、この組合せは間違いです。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、bは誤りなので、この組合せは合いません。
- 選択肢 5不正解
- aが正しく、cが誤りなので、この組合せは合いません。
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覚えるポイント
- 緊急安全性情報はイエローレター、安全性速報はブルーレターと呼ばれ、一般用医薬品にも発出例があります。
間違えやすいところ
- ブルーレター(安全性速報)と医薬品・医療機器等安全性情報を混同しないよう整理しましょう。
出題の前提:令和7年度東京都登録販売者試験問題(午後)問111、厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.28 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品・医療機器等安全性情報報告制度の報告先
医薬品の適正使用と安全対策 · 医薬品・医療機器等安全性情報報告制度 / 厚生労働大臣 / PMDA
医薬品・医療機器等安全性情報報告制度に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを1つ選びなさい。 医薬品医療機器等法第68条の10第2項の規定により、薬局開設者、病院、診療所若しくは飼育動物診療施設の開設者又は医師、歯科医師、薬剤師、登録販売者、獣医師その他の医薬関係者は、医薬品の副作用等によるものと疑われる健康被害の発生を知った場合において、保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止するため必要があると認めるときは、その旨を( a )に報告しなければならないとされている。 なお、実務上は、同法第68条の13第3項の規定により、報告書を( b )に提出することとされている。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品医療機器等法では、医薬関係者による副作用などの報告先は厚生労働大臣と決められています。実際の事務では、法律に基づいて独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)が報告書を受け付けています。
解き方
- 法律(法第68条の10第2項)で、報告する義務がある人が誰に報告するか(厚生労働大臣)を確かめ、( a )を決めます。
- 実際に報告書を提出・受理する機関(法第68条の13第3項に基づくPMDA=独立行政法人医薬品医療機器総合機構)を確かめ、( b )を決めます。
- 選択肢 1不正解
- 提出先(b)は保健所ではなくPMDAなので、誤りです。
- 選択肢 2正解
- aが「厚生労働大臣」、bが「独立行政法人医薬品医療機器総合機構」で、正しいです。
- 選択肢 3不正解
- 提出先(b)は国民生活センターではないので、誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 法律上の報告先(a)は都道府県知事ではなく厚生労働大臣です。
- 選択肢 5不正解
- 法律上の報告先(a)は都道府県知事ではなく厚生労働大臣です。
覚えるポイント
- 副作用等の報告先は法律上は「厚生労働大臣」、実務上の提出先は「PMDA(総合機構)」です。
間違えやすいところ
- 行政への報告ということで「都道府県知事」や「保健所」と混同しないよう区別します。
出題の前提:令和7年度東京都登録販売者試験問題(午後)問112、医薬品医療機器等法第68条の10第2項及び第68条の13第3項
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.29 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
企業からの副作用等報告制度に関する記述
医薬品の適正使用と安全対策 · 製造販売業者等の責務 / 副作用等報告制度 / 再審査制度
医薬品の製造販売業者等による副作用等の報告制度に関する記述のうち、正しいものの組合せとして適切なものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
医薬品の製造販売業者等は、自社の製品で副作用などの健康被害が起きたことを知ったら、法律で決められた期限までに厚生労働大臣へ報告しなければなりません。医薬関係者には、報告に役立つ情報を集めることに協力する努力義務が課されています。
解き方
- aとbについて、製造販売業者等の報告義務と医薬関係者の協力義務の正しさを確かめます。
- cの生物由来製品等の定期報告義務と、dの一般用医薬品に再審査制度が使えるかを確かめます。
- 選択肢 1正解
- aとbはどちらも正しい記述なので、正解の選択肢です。
- 選択肢 2不正解
- cでは、生物由来製品等の安全性評価情報は定期的に報告することが義務づけられているので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- dでは、一般用医薬品には再審査制度ではなく「再評価制度」が使われるので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- cが誤った内容を含んでいるので、不適当です。
- 選択肢 5不正解
- cとdがどちらも誤った記述なので、不適当です。
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覚えるポイント
- 一般用医薬品には再審査制度ではなく市販後の再評価制度が適用される点を押さえる。
間違えやすいところ
- 医療用医薬品に使われる再審査制度と、一般用医薬品などに使われる再評価制度を混同しないこと。
出題の前提:手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)第5章「医薬品の適正使用・安全対策」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.29 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品の副作用情報等の評価及び安全対策措置
医薬品の適正使用と安全対策 · 副作用情報の評価 / 薬事分科会 / 緊急安全性情報
医薬品の副作用情報等の評価及び措置に関する記述a~cについて、正誤の正しい組合せを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
集めた副作用情報はPMDA(医薬品医療機器総合機構)で調べられ、厚生労働大臣は薬事の専門家でつくる薬事審議会などの意見を聞いて、必要な行政上の措置を行います。
解き方
- a:製造販売業者等が安全性を評価し、安全対策を行うことについて、正しいかどうかを判断します。
- b:厚生労働大臣が安全対策のために行政措置をするとき、意見を聞く組織がどこかを確かめます。
- c:1997年に厚生省が健康危機管理体制を整えたきっかけについて、正しいかどうかを判断します。
- 選択肢 1不正解
- bで意見を聞くのは薬事分科会(薬事審議会)の部会などで、消費者委員会ではないので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aは正しい記述なので、誤りとするこの選択肢は不適当です。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが正で、正しい組み合わせになっています。
- 選択肢 4不正解
- cは正しい記述なので、誤りとするこの選択肢は不適当です。
- 選択肢 5不正解
- aが正、bが誤なので、この選択肢は不適当です。
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覚えるポイント
- 副作用情報の調査検討に基づく行政措置では、薬事分科会(薬事審議会)の意見を聴く。
間違えやすいところ
- 行政措置で意見を聞く審議機関(薬事審議会など)を、別の審議会や消費者委員会と混同しないこと。
出題の前提:手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)第5章「医薬品の適正使用・安全対策」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.30 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬関係者による副作用等報告の取扱いと手続
医薬品の適正使用と安全対策 · 副作用等報告制度 / PMDA / 報告要領
医薬品医療機器等法第68条の10第2項の規定に基づく医薬品の副作用等報告に関する記述a~dについて、正誤の正しい組合せを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
4
解説
医薬関係者による副作用等の報告では、未知の副作用を早く見つけるため迅速さが大切です。すべての記入欄が埋まらなくても報告でき、電子報告にも対応しています。
解き方
- a:報告様式の記入欄をすべて埋める必要があるかどうかを確かめます。
- b:ウェブサイトを使った電子報告ができるかどうかを確かめます。
- c:報告する副作用が添付文書に書かれたものだけに限られるかを確かめます。
- d:報告を受け取った後、PMDA等から受領確認書が出るかどうかを確かめます。
- 選択肢 1不正解
- aについて、すばやく報告するためには必ずしもすべての記入欄を書く必要はないので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤り、bが正、dが正なので不適当です。
- 選択肢 3不正解
- aが誤り、cとdが正なので不適当です。
- 選択肢 4正解
- aが誤、bが正、cが正、dが正で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- bとcはどちらも正しい記述なので不適当です。
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覚えるポイント
- 副作用報告はすべての項目が判明していなくても速やかに報告することが求められる。
間違えやすいところ
- 報告様式のすべての欄が埋まるまで報告を待つべきだ、という誤解をしないよう注意する。
出題の前提:手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)第5章「医薬品の適正使用・安全対策」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.30 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品副作用被害救済制度の概要と給付対象
医薬品の適正使用と安全対策 · 副作用被害救済制度 / 給付請求 / 給付要件 / 費用負担
医薬品副作用被害救済制度に関する記述a~dについて、正誤の正しい組合せを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
医薬品副作用被害救済制度は、適正に使ったのに重い健康被害を受けた本人や遺族が、直接PMDAに請求する公的な制度です。
解き方
- a:給付を請求するのが医療機関か、被害を受けた本人・遺族かを確かめます。
- b:不適正な使い方で起きた健康被害が救済の対象に入るかを確かめます。
- c:入院治療が必要と認められる場合の、やむをえない自宅療養が対象になるかを確かめます。
- d:救済業務の事務費に対する国庫補助の割合(2分の1)を確かめます。
- 選択肢 1不正解
- bは不適正使用が対象外なので誤り、dは国庫補助が2分の1なので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aとbは誤りで、cは正しい記述なので不適当です。
- 選択肢 3正解
- aが誤、bが誤、cが正、dが誤で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- cが正しく、dが誤りなので不適当です。
- 選択肢 5不正解
- aとdはどちらも誤った記述なので不適当です。
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覚えるポイント
- 救済制度の給付費は製薬企業の拠出金、事務費の2分の1は国庫補助で賄われる。
間違えやすいところ
- 給付の請求は医療機関ではなく、被害者本人またはその遺族が行う点を見落としやすい。
出題の前提:手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)第5章「医薬品の適正使用・安全対策」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.31 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品副作用被害救済制度の給付種類と請求書類
医薬品の適正使用と安全対策 · 救済給付の種類 / 医療手当 / 遺族年金 / 請求手続き
医薬品副作用被害救済制度の給付に関する記述a~dについて、正誤の正しい組合せを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
副作用被害救済制度には、医療費・医療手当・障害年金・障害児養育年金・遺族年金などの給付があります。対象年齢や、実費か定額か、期間、請求時に出す書類は細かく決められています。
解き方
- a:障害児養育年金の対象年齢(18歳未満)を確かめます。
- b:医療手当の支給のしかた(実費ではなく定額)を確かめます。
- c:遺族年金のもらえる上限期間(最高10年間)を確かめます。
- d:一般用医薬品の請求で、販売店舗の許可証の写しが必要かを確かめます。
- 選択肢 1不正解
- a~dのすべてが誤りなので不適当です。
- 選択肢 2正解
- a(18歳未満が対象)、b(定額支給)、c(最高10年)、d(店舗許可証は不要)とすべて誤りで、正解です。
- 選択肢 3不正解
- 遺族年金の給付期間の上限は10年なのでcは誤りで、不適当です。
- 選択肢 4不正解
- bとdは誤った記述なので不適当です。
- 選択肢 5不正解
- aとdは誤った記述なので不適当です。
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覚えるポイント
- 障害児養育年金は18歳未満、医療手当は定額、遺族年金は最高10年が上限。
間違えやすいところ
- 実費が補償される「医療費」と、定額で支給される「医療手当」を混同しないよう注意する。
出題の前提:手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)第5章「医薬品の適正使用・安全対策」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.31 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品副作用被害救済制度の対象となる医薬品
医薬品の適正使用と安全対策 · 副作用被害救済制度の対象除外品目 / 救済対象医薬品
適正に使用したにもかかわらず副作用によって一定水準以上の健康被害が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の対象となる医薬品の組合せとして正しいものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
一般用医薬品は広く救済制度の対象になりますが、体に直接使わないもの、精製水・ワセリンなど健康被害が起きるおそれがとても低いもの、無承認無許可医薬品などは対象から外れます。
解き方
- a(点眼薬)とb(体に直接使う殺菌消毒剤)が救済制度の対象に入るかを確かめます。
- c(日本薬局方に載る精製水)とd(個人輸入した無承認無許可医薬品)が対象外かどうかを判断します。
- 選択肢 1正解
- aとbはどちらも救済制度の対象なので、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- cの日本薬局方に載る精製水は救済の対象から外れているので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- dの個人輸入した無承認無許可医薬品は救済の対象外なので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- cが対象外の品目なので不適当です。
- 選択肢 5不正解
- cとdはどちらも救済制度の対象外なので不適当です。
覚えるポイント
- 日本薬局方収載精製水やワセリン、個人輸入の無承認無許可医薬品は救済対象外。
間違えやすいところ
- 殺菌消毒剤でも「体に直接使うもの」は対象になりますが、「器具などの消毒用」は対象外になる違いを混同しないこと。
出題の前提:手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)第5章「医薬品の適正使用・安全対策」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.32 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品の安全対策の歴史と安全対策措置
医薬品の適正使用と安全対策 · 小柴胡湯 / アンプル入りかぜ薬 / PPA / 安全対策の歴史
過去の医薬品の安全対策に関する記述a~dについて、正誤の正しい組合せを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
5
解説
小柴胡湯による間質性肺炎、アンプル入りかぜ薬によるショック死、PPA(塩酸フェニルプロパノールアミン)による脳出血など、過去の重い副作用事例をきっかけに、緊急安全性情報の配布や成分の切り替え指示などの大事な安全対策が行われてきました。
解き方
- a:2003年に間質性肺炎が問題となった成分(ゲフィチニブ/イレッサ)と記述の内容が合っているかを確かめます。
- b:1996年3月に間質性肺炎で緊急安全性情報が出された漢方処方製剤(小柴胡湯)を確かめます。
- c:アンプル入りかぜ薬の回収要請について、正しいかどうかを判断します。
- d:塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)を代替成分(PSEなど)に切り替える指示を確かめます。
- 選択肢 1不正解
- bは小柴胡湯の事例で大柴胡湯ではないので誤り、dは正しいので不適当です。
- 選択肢 2不正解
- aとbはどちらも誤りなので不適当です。
- 選択肢 3不正解
- aの記述が誤りなので不適当です。
- 選択肢 4不正解
- bが誤りで、cが正しいので不適当です。
- 選択肢 5正解
- aが誤、bが誤、cが正、dが正で、正しい組み合わせです。
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覚えるポイント
- 1996年の間質性肺炎による緊急安全性情報は「小柴胡湯」に関するもの。
間違えやすいところ
- 小柴胡湯の事例を大柴胡湯に入れ替えたひっかけ問題を見落とさないこと。
出題の前提:手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)第5章「医薬品の適正使用・安全対策」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.32 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
医薬品の適正使用のための啓発活動と薬物乱用防止
医薬品の適正使用と安全対策 · 薬と健康の週間 / 薬物乱用防止 / 啓発活動
医薬品の適正使用のための啓発活動等に関する記述a~dについて、正誤の正しい組合せを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
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解説
医薬品の適正使用のために、薬と健康の週間(10月17日~23日)などの啓発活動が行われています。違法薬物だけでなく、一般用医薬品の乱用や依存を防ぐためにも、専門家による適切な指導と啓発が大切です。
解き方
- a:登録販売者が啓発活動に進んで参加・協力することが期待される役割を確かめます。
- b:薬と健康の週間の実施期間(10月17日~23日)を確かめます。
- c:一般用医薬品でも薬物乱用や薬物依存が起こる可能性を確かめます。
- d:青少年の身近な薬物の乱用の実態と注意点を確かめます。
- 選択肢 1不正解
- bは正しく、cは誤った記述なので不適当です。
- 選択肢 2不正解
- aが正しく、cが誤りなので不適当です。
- 選択肢 3不正解
- bとdは正しい記述なので不適当です。
- 選択肢 4不正解
- aとbはどちらも正しい記述なので不適当です。
- 選択肢 5正解
- aが正、bが正、cが誤、dが正で、正しい組み合わせです。
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覚えるポイント
- 薬と健康の週間は毎年10月17日~23日。一般用医薬品も薬物乱用の対象となる。
間違えやすいところ
- 一般用医薬品なら依存や乱用は起こらない、という誤った思い込みに惑わされないこと。
出題の前提:手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)第5章「医薬品の適正使用・安全対策」
出典:東京都『2025年度 東京都 登録販売者試験』
公式問題(午後) p.33 ↗(www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp)
2025年度 東京都 登録販売者試験
参照した公式資料
東京都が公開した2025年度 東京都 登録販売者試験の問題・解答資料です。
- 公式問題(午前) ↗ — www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp(PDF・35ページ)
- 公式問題(午後) ↗ — www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp(PDF・35ページ)
- 公式正答 ↗ — www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp(PDF・1ページ)

