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2025年度 長野県 前半の概要
医薬品医療機器等法第1条(目的)の穴埋め問題
薬事に関する法規と制度 · 医薬品医療機器等法の目的 / 再生医療等製品 / 指定薬物
医薬品医療機器等法第1条の条文に関する次の記述について、( a )~( c )の中に入れるべき字句の正しい組合せを選択せよ。 「第一条 この法律は、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び( a )(以下「医薬品等」という。)の品質、有効性及び安全性の確保並びにこれらの使用による保健衛生上の危害の発生及び拡大の防止のために必要な規制を行うとともに、( b )の規制に関する措置を講ずるほか、医療上特にその必要性が高い医薬品、医療機器及び( a )の研究開発の促進のために必要な措置を講ずることにより、( c )を図ることを目的とする。」
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解答
1
解説
医薬品医療機器等法第1条は、この法律の目的を定めた最も大切な決まりです。医薬品などの品質・有効性・安全性を守り、健康への害を防ぐための規制を行います。さらに指定薬物の規制や、必要性の高い医薬品等の研究開発を進めて、保健衛生の向上を目指すと書かれています。
解き方
- 法律が規制する「医薬品等」の並び(医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器、再生医療等製品)を確かめ、aが「再生医療等製品」だと見きわめる。
- 乱用を防ぐために決められたbが「指定薬物」で、最終的な目的cが「保健衛生の向上」だと確かめて、組み合わせをしぼる。
- 選択肢 1正解
- aが再生医療等製品、bが指定薬物、cが保健衛生の向上で、条文と完全に一致するので正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- bが覚醒剤になっていますが、第1条で規制するのは「指定薬物」なので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aが生物由来製品になっていますが、第1条の医薬品等に含まれるのは「再生医療等製品」なので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aは再生医療等製品、bは指定薬物、cは保健衛生の向上なので、すべての字句が誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aは生物由来製品ではなく再生医療等製品で、cは持続可能な医療制度の構築ではなく保健衛生の向上なので誤りです。
覚えるポイント
- 法第1条の「医薬品等」には医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器、再生医療等製品の5区分が含まれる点。
間違えやすいところ
- 「指定薬物」を覚醒剤や麻薬と取り違えたり、目的を「持続可能な医療制度の構築」と混同しやすいので注意する。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題・医薬品医療機器等法第1条
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.4 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
登録販売者及び販売従事登録の手続きに関する正誤問題
薬事に関する法規と制度 · 登録販売者制度 / 販売従事登録 / 変更届出
登録販売者又は販売従事登録に関する次の記述(a~d)の正誤について、正しい組合せを選択せよ。 a 登録販売者は、転居により住所を変更したときは、医薬品医療機器等法施行規則第 159 条の9の規定により、30 日以内に、その旨を届け出なければならない。 b 一般用医薬品の販売又は授与に従事しようとする者は、厚生労働大臣の登録を受けなければならない。 c 販売従事登録申請書には、申請者が薬局開設者又は医薬品の販売業者でないときは、雇用契約書の写しその他薬局開設者又は医薬品の販売業者の申請者に対する使用関係を証する書類を添付しなければならない。 d 登録販売者は、婚姻等により氏名の変更がある場合には、医薬品医療機器等法施行規則第 159 条の9の規定により、事前にその旨を届け出なければならない。
解答・解説を表示
解答
4
解説
販売従事登録は、働く薬局や医薬品販売業の所在地の都道府県知事に申請します。氏名や本籍地の都道府県名などの登録事項が変わったときは、変更後30日以内に届け出ます。しかし、現住所は登録事項に含まれないので、引っ越しても届け出は要りません。
解き方
- 記述aは、登録販売者名簿に住所が含まれず、住所変更の届出義務もないので誤りと判断する。
- 記述bは、登録をするのが厚生労働大臣ではなく都道府県知事なので誤りと判断する。
- 記述cは、自分が薬局開設者や販売業者でないときは、使用関係を証する書類(雇用契約書など)の添付が必要なので正しいと判断する。
- 記述dは、氏名変更の届出が事前ではなく「変更後30日以内」なので誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- aが正、cが誤、dが正としていますが、正しくはaが誤、cが正、dが誤です。
- 選択肢 2不正解
- bが正、cが誤としていますが、登録は都道府県知事が行い(bは誤)、使用関係を証する書類が必要(cは正)です。
- 選択肢 3不正解
- aが正としていますが、住所変更は登録販売者名簿の届出の対象ではないので誤りです。
- 選択肢 4正解
- aが誤、bが誤、cが正、dが誤で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- bが正、dが正としていますが、登録するのは都道府県知事で(bは誤)、氏名変更は変更後30日以内の届出(dは誤)です。
覚えるポイント
- 販売従事登録の登録権者は「都道府県知事」、名簿の変更届出事項は「氏名・本籍地都道府県名・試験合格年月及び都道府県名」等であり住所は含まれません。
間違えやすいところ
- 氏名変更の届出を「事前」と間違えやすいですが、正しくは「変更後30日以内」です。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題・医薬品医療機器等法施行規則第159条の7、第159条の9
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.4 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品の定義と分類に関する正誤問題
薬事に関する法規と制度 · 医薬品の定義 / 無承認無許可医薬品 / 日本薬局方
医薬品の分類に関する次の記述(a~c)の正誤について、正しい組合せを選択せよ。 a 無承認無許可医薬品は医薬品に該当しない。 b 日本薬局方に収められている物は医薬品に該当する。 c 医薬品には、一般用医薬品、要指導医薬品のほか医療用医薬品が含まれる。
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解答
1
解説
医薬品医療機器等法第2条第1項では、日本薬局方に収められている物や、人・動物の病気の診断・治療・予防に使う物、体の構造や機能に影響を与える物を医薬品と定めています。承認や許可がなくても、医薬品のような効能をうたっていれば医薬品として取り締まられます。
解き方
- 記述aは、承認・許可の有無に関わらず、医薬品の定義を満たす物は医薬品として取り締まられるので誤りと判断する。
- 記述bは、法第2条第1項第1号に「日本薬局方に収められている物」とあるので正しいと判断する。
- 記述cは、医薬品が一般用医薬品、要指導医薬品、医療用医薬品などに分けられるので正しいと判断する。
- 選択肢 1正解
- aが誤、bが正、cが正で、法律の決まりと合っているので正しいです。
- 選択肢 2不正解
- aが正、bが誤、cが誤としていますが、すべて正誤が逆なので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 無承認無許可医薬品は医薬品に当たらないとしてaを正としている点が誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bが誤としていますが、日本薬局方に収められている物は法律上の医薬品に当たるので誤りです。
覚えるポイント
- 医薬品該当性は「目的・効能効果の標榜・成分・形状等」から客観的に判断され、無承認であっても医薬品に該当し取締対象となります。
間違えやすいところ
- 承認を受けていないからといって「医薬品ではない」と形式的に考える誤りに注意する。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題・医薬品医療機器等法第2条第1項
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.5 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
一般用医薬品及び要指導医薬品の取扱いに関する正誤問題
薬事に関する法規と制度 · 一般用医薬品 / 要指導医薬品 / 体外診断用医薬品 / 卸売販売業の規制
一般用医薬品及び要指導医薬品に関する次の記述(a~c)の正誤について、正しい組合せを選択せよ。 a 検体の採取に身体への直接のリスクを伴う検査薬であって、血液を検体とするものは、一般用医薬品としては認められていないが、要指導医薬品としては認められているものがある。 b 要指導医薬品は、厚生労働大臣が薬事審議会の意見を聴いて指定するものである。 c 医薬品医療機器等法施行規則第 158 条の2の規定により、卸売販売業者は、店舗販売業者に対し、一般用医薬品及び要指導医薬品以外の医薬品を販売又は授与してはならない。
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解答
5
解説
一般用検査薬のうち、体に直接のリスクがあるもの(血液を採る検査薬など)は、一般用医薬品でも要指導医薬品でも認められていません。要指導医薬品は厚生労働大臣が薬事審議会の意見を聴いて指定します。また卸売販売業者は、店舗販売業者に一般用医薬品と要指導医薬品以外の医薬品を売ってはいけません。
解き方
- 記述aは、体に直接のリスクがある血液検体の検査薬が要指導医薬品としても認められていないので誤りと判断する。
- 記述bは、厚生労働大臣が薬事審議会の意見を聴いて指定するので正しいと判断する。
- 記述cは、法施行規則第158条の2により、卸売販売業者が店舗販売業者に売れる医薬品が一般用医薬品と要指導医薬品に限られるので正しいと判断する。
- 選択肢 1不正解
- aが正、bが誤としていますが、正しくはaが誤、bが正です。
- 選択肢 2不正解
- bが誤としていますが、要指導医薬品は薬事審議会の意見を聴いて厚生労働大臣が指定するので正しいです。
- 選択肢 3不正解
- aが正、cが誤としていますが、正しくはaが誤、cが正です。
- 選択肢 4不正解
- cが誤としていますが、卸売業者は店舗販売業者に要指導・一般用以外の医薬品を売ってはならないので正しいです。
- 選択肢 5正解
- aが誤、bが正、cが正で、法律の決まりと完全に合っているので正しいです。
覚えるポイント
- 血液を検体とする体外診断用医薬品は、自己検査用(一般用・要指導医薬品)としては認められていません(尿や唾液など低リスク検体に限られる)。
間違えやすいところ
- 要指導医薬品なら血液検査薬も認められると勘違いしないように注意する。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題・医薬品医療機器等法第4条第5項第4号、施行規則第158条の2
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.5 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
毒薬及び劇薬の規制に関する正誤問題
薬事に関する法規と制度 · 毒薬 / 劇薬 / 譲渡制限 / 保管管理 / 表示
毒薬及び劇薬に関する次の記述(a~d)の正誤について、正しい組合せを選択せよ。 a 毒薬又は劇薬を、14 歳未満の者に交付することは禁止されている。 b 業務上劇薬を取り扱う者は、劇薬を貯蔵する場所に、かぎを施さなければならない。 c 単に毒性、劇性が強いものだけでなく、薬効が期待される摂取量(薬用量)と中毒のおそれがある摂取量(中毒量)が接近しており安全域が狭いため、取扱いに注意を要するもの等が指定される。 d 毒薬の直接の容器又は被包には、赤地に白枠、白字をもって、当該医薬品の品名及び「毒」の文字が記載されていなければならない。
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解答
3
解説
毒薬と劇薬には、毒性・劇性が強いものや、薬用量と中毒量が近く安全域が狭い医薬品が指定されます。14歳未満の者への交付は禁止です。保管は、毒薬が「かぎを施す(施錠)」、劇薬が「他の物と区別して貯蔵・陳列」です。表示は毒薬が「黒地に白枠、白字」、劇薬が「白地に赤枠、赤字」です。
解き方
- 記述aは、法第47条により14歳未満への交付が禁止されているので正しいと判断する。
- 記述bは、かぎを施す(施錠)必要があるのは毒薬で、劇薬は区分して保管すればよいので誤りと判断する。
- 記述cは、安全域が狭いものも指定の対象になるので正しいと判断する。
- 記述dは、赤地に白枠・白字ではなく「黒地に白枠、白字」なので誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- cが誤、dが正としていますが、正しくはcが正、dが誤です。
- 選択肢 2不正解
- aが誤、dが正としていますが、正しくはaが正、dが誤です。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが正、dが誤で、法律の決まりと合っているので正しいです。
- 選択肢 4不正解
- aが誤、bが正としていますが、正しくはaが正、bが誤です。
- 選択肢 5不正解
- bが正、cが誤としていますが、正しくはbが誤、cが正です。
覚えるポイント
- 毒薬:黒地に白枠・白字、かぎを施す(施錠義務あり)。劇薬:白地に赤枠・赤字、区別して貯蔵(施錠義務なし)。
間違えやすいところ
- 毒薬と劇薬の表示色(黒地と白地)の組み合わせを取り違えないように注意する。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題・医薬品医療機器等法第44条、第47条、第48条
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.6 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
一般用医薬品のリスク区分に関する正誤問題
薬事に関する法規と制度 · リスク区分 / 第一類医薬品 / 第三類医薬品 / 指定第二類医薬品
一般用医薬品のリスク区分に関する次の記述(a~d)の正誤について、正しい組合せを選択せよ。 a 第一類医薬品は、その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生ずるおそれがある医薬品のうち、その使用に関し特に注意が必要なものとして厚生労働大臣が指定するものが含まれる。 b 第三類医薬品である医薬品の分類が、第一類医薬品又は第二類医薬品に変更されることはない。 c 第三類医薬品は、第一類医薬品及び第二類医薬品以外の一般用医薬品で、副作用等により身体の変調・不調が起こるおそれのないものである。 d 第二類医薬品のうち、「特別の注意を要するものとして厚生労働大臣が指定するもの」を「指定第二類医薬品」という。
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解答
3
解説
一般用医薬品はリスクの程度に応じて第一類、第二類、第三類に分けられ、安全性の情報が集まると区分が見直されます。第三類医薬品は、日常生活に支障が出るほどではないものの、「体の変調・不調が起こるおそれがある医薬品」で、「おそれのないもの」ではありません。第二類医薬品のうち、特別の注意を要するものとして厚生労働大臣が指定するものが「指定第二類医薬品」です。
解き方
- 記述aは、第一類医薬品の定義(日常生活に支障が出る健康被害のおそれがあり、特に注意が必要なものなど)に合うので正しいと判断する。
- 記述bは、安全性の情報が集まるなどして区分が見直されることがあるので誤りと判断する。
- 記述cは、第三類医薬品も「体の変調・不調が起こるおそれがある」ものなので誤りと判断する。
- 記述dは、指定第二類医薬品の定義に合っているので正しいと判断する。
- 選択肢 1不正解
- aが誤としていますが、第一類医薬品の定義に合っているので正しいです。
- 選択肢 2不正解
- cが正、dが誤としていますが、正しくはcが誤、dが正です。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが正で、法律の決まりの通りなので正しいです。
- 選択肢 4不正解
- aが誤、bが正、cが正、dが誤としていますが、すべて正誤が逆なので誤りです。
- 選択肢 5不正解
- bが正、dが誤としていますが、正しくはbが誤、dが正です。
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覚えるポイント
- 第三類医薬品は「日常生活に支障を来す程度ではないが、身体の変調・不調が起こるおそれがある医薬品」です。「副作用のおそれがない」医薬品は存在しません。
間違えやすいところ
- 第三類医薬品を「副作用や不調のリスクが全くないもの」と誤解しやすい点に注意する。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題・医薬品医療機器等法第36条の7
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.6 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
一般用医薬品の容器・被包への法定記載事項に関する問題
薬事に関する法規と制度 · 法定記載事項 / 直接の容器・被包の表示 / 製造販売業者
医薬品医療機器等法の規定に基づき、一般用医薬品の直接の容器又は直接の被包に記載されていなければならない事項として、誤っているものを1つ選択せよ。ただし、医薬品医療機器等法施行規則第 211 条で定める表示の特例に関する規定は考慮しない。
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解答
5
解説
医薬品医療機器等法第50条により、医薬品の直接の容器や被包には、「製造販売業者」の氏名又は名称及び住所、内容量、製造番号又は製造記号、指定第二類医薬品の表示、店舗専用の文字などを記載しなければなりません。製品の最終責任を負うのは製造販売業者なので、単なる「製造業者」の表示は法定記載事項ではありません。
解き方
- 直接の容器・被包の法定記載事項(法第50条、規則第210条)を確認する。
- 選択肢1(内容量)、選択肢2(製造番号など)、選択肢3(店舗専用の文字)、選択肢4(枠の中の「2」の数字)はどれも記載事項である。
- 選択肢5は「製造業者」となっていて、法律上の義務である「製造販売業者」と違うので誤り(正解)と判断する。
- 選択肢 1不正解
- 重量、容量、個数などの内容量は法第50条第3号の法定記載事項なので正しいです。
- 選択肢 2不正解
- 製造番号又は製造記号は法第50条第4号の法定記載事項なので正しいです。
- 選択肢 3不正解
- 配置販売品目以外の一般用医薬品は「店舗専用」の文字を記載することが規則第210条で決められているので正しいです。
- 選択肢 4不正解
- 指定第二類医薬品は「2」の文字を枠で囲むなどの表示が規則第210条で決められているので正しいです。
- 選択肢 5正解
- 記載する義務があるのは「製造販売業者」の氏名・名称及び住所で、「製造業者」ではないので、この問いで誤っている選択肢(正解)です。
覚えるポイント
- 容器・被包の表示義務者は「製造販売業者」(製品の上市責任者)であり、「製造業者」(製造のみを行う者)ではありません。
間違えやすいところ
- 「製造業者」と「製造販売業者」の用語の違いを見落とさないように注意する。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題・医薬品医療機器等法第50条第1号
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.7 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬部外品の定義と規制に関する正誤問題
薬事に関する法規と制度 · 医薬部外品 / 販売業の許可 / 製造販売承認 / 表示義務
医薬部外品に関する次の記述(a~d)の正誤について、正しい組合せを選択せよ。 a 医薬品医療機器等法第 59 条第2号の規定により、医薬部外品の直接の容器又は直接の被包には、「医薬部外品」の文字の表示が義務付けられている。 b 医薬部外品を業として販売する場合には、医薬品医療機器等法に基づき、医薬部外品の販売業の許可が必要である。 c 医薬部外品には、脱毛の防止、育毛又は除毛を目的とする物がある。 d 医薬部外品を製造販売する場合には、医薬部外品製造販売業の許可が必要であり、厚生労働大臣が基準を定めて指定するものを除き、品目ごとに承認を得る必要がある。
解答・解説を表示
解答
3
解説
医薬部外品は、人への作用がおだやかな物で、吐き気などの不快感の防止、育毛、除毛、あせもの防止などを目的とするものが定められています。容器や被包には「医薬部外品」の文字を表示する義務があります。製造販売には業の許可と品目ごとの承認(基準に合う指定品目を除く)が必要ですが、販売には医薬品のような「販売業の許可」は要らず、一般の小売店でも売れます。
解き方
- 記述aは、容器や被包に「医薬部外品」の表示義務があるので正しいと判断する。
- 記述bは、医薬部外品に販売業の許可制度がなく、誰でも売れるので誤りと判断する。
- 記述cは、脱毛の防止、育毛、除毛が医薬部外品の目的に含まれているので正しいと判断する。
- 記述dは、製造販売に製造販売業の許可と品目ごとの承認(厚生労働大臣が指定するものを除く)が必要なので正しいと判断する。
- 選択肢 1不正解
- aが誤、bが正としていますが、正しくはaが正、bが誤です。
- 選択肢 2不正解
- bが正、cが誤、dが誤としていますが、正しくはbが誤、cが正、dが正です。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが正、dが正で、法律の決まりの通りなので正しいです。
- 選択肢 4不正解
- aが誤、bが正、cが誤としていますが、正しくはaが正、bが誤、cが正です。
- 選択肢 5不正解
- dが誤としていますが、医薬部外品の製造販売業の許可と品目ごとの承認は必要なので正しいです。
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覚えるポイント
- 医薬部外品や化粧品は、製造販売業許可は必要ですが「販売業の許可」は不要で自由に小売りができます。
間違えやすいところ
- 「製造販売業」と「販売業」を混同し、医薬部外品にも販売業の許可が必要と誤解しないようにする。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題・医薬品医療機器等法第2条第2項、第59条
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.7 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬部外品の効能効果の範囲
薬事に関する法規と制度 · 医薬部外品 / 効能効果の標榜範囲
医薬部外品の品目と、その品目について表示・標榜することが認められている効能効果の範囲との関係について、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
4
解説
医薬部外品に認められる効能効果は、厚生労働大臣が定めた範囲に限られます。医薬部外品は医薬品より作用がおだやかなためです。特定の病気を治す効果をうたうことはできません。
解き方
- 品目ごとに、認められている効能効果の範囲を見比べる。
- 浴用剤で「アトピー性皮膚炎」をうたうのは、病気の治療にあたるので誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- 整腸薬には「整腸(便通を整える)、腹部膨満感、軟便、便秘」が認められているので正しい。
- 選択肢 2不正解
- 薬用歯みがき類には「歯周炎(歯槽膿漏)の予防、むし歯の発生・進行の予防」などが認められているので正しい。
- 選択肢 3不正解
- のど清涼剤には「のどの炎症によるのどの痛み・声がれ・のどのあれ」などが認められているので正しい。
- 選択肢 4正解
- 浴用剤にはあせもや荒れ性、冷え症などは認められるが、特定の皮膚の病気である「アトピー性皮膚炎」の効果をうたうのは認められないので誤り。
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覚えるポイント
- 医薬部外品に認められる効能効果は予防や緩和に限定され、特定疾患の治療を標榜できない。
間違えやすいところ
- 浴用剤に認められる「しっしん」や「あせも」と「アトピー性皮膚炎」を混同しないようにする。
出題の前提:医薬品医療機器等法に基づく医薬部外品の効能効果の範囲(厚生労働省告示)
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.7 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
保健機能食品等の食品の定義・分類
薬事に関する法規と制度 · 食品衛生法 / 保健機能食品 / 特定保健用食品
保健機能食品等の食品に関する記述について、正誤の正しい組合せを1つ選びなさい。 a 食品衛生法において、食品とは、医薬品及び再生医療等製品以外の全ての飲食物であると規定されている。 b 特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品を総称して「保健機能食品」という。 c 特定保健用食品は、健康増進法の規定に基づく許可又は承認を受けて、食生活において特定の保健の目的で摂取をする者に対し、その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をする食品である。
解答・解説を表示
解答
3
解説
食品衛生法でいう食品から除かれるのは「医薬品、医薬部外品、再生医療等製品」の3つです。保健機能食品には特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品の3種類があります。
解き方
- 記述aの食品衛生法の定義で、除外されるものに「医薬部外品」があるかを確かめ、誤りと判断する。
- 記述bの保健機能食品が3種類で合っているかを確かめ、正しいと判断する。
- 記述cの特定保健用食品の根拠法(健康増進法)と許可の仕組みを確かめ、正しいと判断する。
- 選択肢 1不正解
- aは誤、bは正なので、この組合せは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aは誤、cは正なので、この組合せは誤りです。
- 選択肢 3正解
- aは誤、bは正、cは正の組合せなので正しい。
- 選択肢 4不正解
- cは正なので、この組合せは誤りです。
- 選択肢 5不正解
- bは正なので、この組合せは誤りです。
答えの内訳
- a:誤
- 食品衛生法第4条第1項において、食品とは「医薬品、医薬部外品及び再生医療等製品以外のすべての飲食物」と規定されており、「医薬部外品」が除外対象から抜け落ちているため誤りです。
- b:正
- 保健機能食品は、特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品の3種類から構成されており正しい記述です。
- c:正
- 特定保健用食品(トクホ)は、健康増進法に基づいて個別の製品ごとに審査を受け、特定の保健の目的が期待できる旨の表示許可等を受ける食品であり正しい記述です。
覚えるポイント
- 食品衛生法上の食品とは「医薬品、医薬部外品及び再生医療等製品以外のすべての飲食物」を指す。
間違えやすいところ
- 除外されるものから「医薬部外品」が抜けている点を見落とさないようにする。
出題の前提:食品衛生法第4条第1項、健康増進法第43条
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.8 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
薬局の開設許可と管理者の義務
薬事に関する法規と制度 · 薬局開設許可 / 分割販売 / 薬局管理者
薬局に関する記述について、正誤の正しい組合せを1つ選びなさい。 a 薬局の開設許可は、6年ごとに、その更新を受けなければ、その期間の経過によって、その効力を失う。 b 医薬品をあらかじめ小分けし、販売する行為は、無許可製造、無許可製造販売に該当するため、認められない。 c 薬局の管理者は、保健衛生上支障を生ずるおそれがなければ、その薬局の所在地の都道府県知事(その薬局の所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長。)の許可を受けなくても、その薬局以外の場所で業として薬局の管理に従事することができる。
解答・解説を表示
解答
2
解説
薬局の開設許可の有効期間は6年です。医薬品をあらかじめ小分けして置く行為は製造とみなされ、認められません。薬局の管理者が他の場所で働くには、都道府県知事などの許可が必要です。
解き方
- 記述aの開設許可の有効期間が6年であることを確かめ、正しいと判断する。
- 記述bの、あらかじめ小分けする行為が無許可製造などにあたり禁止されることを確かめ、正しいと判断する。
- 記述cの薬局管理者が他の場所で働くには知事などの許可が必要なことを確かめ、誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- aは正なので、この組合せは誤りです。
- 選択肢 2正解
- aは正、bは正、cは誤の組合せなので正しい。
- 選択肢 3不正解
- aは正、cは誤なので、この組合せは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bは正なので、この組合せは誤りです。
答えの内訳
- a:正
- 医薬品医療機器等法第4条第4項に基づき、薬局の開設許可の有効期間は6年であり、6年ごとの更新を受けなければ効力を失います。
- b:正
- 購入者の求めに応じてその都度小分けして販売することは認められますが、あらかじめ小分けして保管・販売する行為は製造行為に該当し、無許可製造・無許可製造販売となるため認められません。
- c:誤
- 薬局の管理者は、その薬局以外の場所で業として薬局の管理その他の薬事に関する実務に従事しようとするときは、その薬局所在地の都道府県知事等の許可を受けなければならず、「許可を受けなくても従事できる」とする記述は誤りです。
覚えるポイント
- 薬局や店舗販売業の許可の有効期間は6年である。管理者の兼任には知事等の許可が必須。
間違えやすいところ
- 分割販売は、注文を受けるたびに小分けするのは認められるが、あらかじめ小分けしておくと無許可製造になる点を取り違えない。
出題の前提:医薬品医療機器等法第4条、第7条第3項
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.8 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
店舗販売業の業務と管理者要件
薬事に関する法規と制度 · 店舗販売業 / 調剤の制限 / 店舗管理者要件
店舗販売業に関する記述のうち、正しいものの組合せを1つ選びなさい。 a 店舗販売業の許可は、要指導医薬品又は一般用医薬品を、店舗において販売し、又は授与する業務について、店舗ごとに、その店舗の所在地の都道府県知事(その店舗の所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長。)が与えることとされている。 b 店舗販売業は、薬局と同様に、薬剤師が従事していれば調剤ができる。 c 第二類医薬品又は第三類医薬品については、薬剤師又は登録販売者に販売又は授与させなければならないこととされている。 d 店舗管理者は、店舗に関する必要な業務を遂行し、必要な事項を遵守するために必要な能力及び経験を有する者であれば、一般従事者(その店舗において実務に従事する薬剤師又は登録販売者以外の者をいう。)でもよい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
店舗販売業は、要指導医薬品と一般用医薬品を販売するための許可です。薬剤師がいても調剤はできません。店舗管理者は、薬剤師か登録販売者でなければなりません。
解き方
- 記述aの店舗販売業の許可を与える人(知事、または保健所を置く市長・区長)を確かめ、正しいと判断する。
- 記述bの調剤の可否を考え、調剤は薬局だけでできるので誤りと判断する。
- 記述cの第二類・第三類医薬品を売る人の要件を確かめ、正しいと判断する。
- 記述dの店舗管理者の要件を確かめ、一般従事者(薬剤師・登録販売者以外の人)はなれないので誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- bが誤りなので、この組合せは不正解です。
- 選択肢 2正解
- aとcが正しいので、正しい組合せです。
- 選択肢 3不正解
- bもdも誤りなので、この組合せは不正解です。
- 選択肢 4不正解
- dが誤りなので、この組合せは不正解です。
答えの内訳
- a:正
- 店舗販売業の許可は店舗ごとに所在地の都道府県知事(保健所設置市・特別区は市長・区長)が与えます。
- b:誤
- 調剤を行うことができるのは「薬局」であり、店舗販売業では薬剤師が勤務していても調剤を行うことは認められていません。
- c:正
- 第二類医薬品及び第三類医薬品の販売・授与は、薬剤師又は登録販売者に行わせなければなりません。
- d:誤
- 店舗管理者は、原則として所定の実務・業務経験の要件を満たす薬剤師又は登録販売者でなければならず、一般従事者が店舗管理者になることはできません。
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覚えるポイント
- 店舗販売業では、薬剤師がいても調剤は一切できない(調剤ができるのは薬局のみ)。
間違えやすいところ
- 薬剤師がいれば調剤もできると勘違いしやすいが、調剤には薬局の開設許可が必要です。
出題の前提:医薬品医療機器等法第25条、第26条、第35条
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.9 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
店舗販売業における医薬品の取扱いと管理者の義務
薬事に関する法規と制度 · 薬局医薬品 / 第一類医薬品 / 店舗管理者の義務
店舗販売業に関する記述のうち、正しいものの組合せを1つ選びなさい。 a 店舗販売業の許可を受けた店舗では、薬剤師が従事していても、薬局医薬品(要指導医薬品及び一般用医薬品以外の医薬品)の販売は認められていない。 b 店舗販売業者は、一定の業務経験のある登録販売者に第一類医薬品を販売させることができる。 c 第一類医薬品を販売する店舗において、店舗管理者は必ず薬剤師でなければならない。 d 店舗管理者は、保健衛生上支障を生ずるおそれがないよう、その店舗に勤務する他の従事者を監督するなど、その店舗の業務につき、必要な注意をしなければならない。
解答・解説を表示
解答
3
解説
店舗販売業で扱えるのは要指導医薬品と一般用医薬品だけです。第一類医薬品を売るのは薬剤師です。店舗管理者は、店舗全体の業務を監督する義務があります。
解き方
- 記述aの店舗販売業で扱える品目を確かめ、薬局医薬品は扱えないので正しいと判断する。
- 記述bの第一類医薬品を売る人を考え、登録販売者は売れないので誤りと判断する。
- 記述cの第一類医薬品を売る店の管理者の決まり(条件により登録販売者が管理者になる例外がある)を確かめ、「必ず薬剤師」は誤りと判断する。
- 記述dの店舗管理者の監督義務を確かめ、正しいと判断する。
- 選択肢 1不正解
- bが誤りなので、この組合せは不正解です。
- 選択肢 2不正解
- cが誤りなので、この組合せは不正解です。
- 選択肢 3正解
- aとdが正しいので、正しい組合せです。
- 選択肢 4不正解
- bもcも誤りなので、この組合せは不正解です。
- 選択肢 5不正解
- cが誤りなので、この組合せは不正解です。
答えの内訳
- a:正
- 店舗販売業で販売できる医薬品は要指導医薬品及び一般用医薬品に限られ、薬剤師が従事していても薬局医薬品(医療用医薬品等)を販売することは認められていません。
- b:誤
- 第一類医薬品の販売・授与は薬剤師が行わなければならず、どれほど業務経験がある登録販売者であっても販売させることはできません。
- c:誤
- 第一類医薬品を販売する場合の管理者は原則薬剤師ですが、薬剤師を管理者とすることができない場合には、要件を満たす登録販売者を店舗管理者とし、薬剤師を補佐として配置するなどの例外規定が認められているため「必ず」とする記述は誤りです。
- d:正
- 店舗管理者は、保健衛生上支障を生ずるおそれがないよう、店舗に勤務する他の従事者を監督し、業務につき必要な注意を払う義務があります。
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覚えるポイント
- 第一類医薬品の販売は薬剤師に限定される。管理者は特例措置により登録販売者となる場合がある。
間違えやすいところ
- 店舗販売業で薬剤師がいれば医療用医薬品(薬局医薬品)も売れると勘違いしないようにする。
出題の前提:医薬品医療機器等法第26条、第36条の8、施行規則第140条
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.9 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
配置販売業の規制と業務範囲
薬事に関する法規と制度 · 配置販売業 / 身分証明書 / 配置品目基準 / 分割販売
配置販売業に関する記述について、正誤の正しい組合せを1つ選びなさい。 a 配置販売業者又はその配置員は、その住所地の都道府県知事が発行する身分証明書の交付を受け、かつ、これを携帯しなければ、医薬品の配置販売に従事してはならない。 b 配置販売業者は、一般用医薬品のうち経年変化が起こりにくいこと等の基準(配置販売品目基準(平成 21 年厚生労働省告示第 26 号))に適合するもの以外の医薬品を販売してはならない。 c 薬局開設者又は店舗販売業者が、配置による販売又は授与の方法で医薬品を販売等しようとする場合には、別途、配置販売業の許可を受ける必要がある。 d 配置販売業者は、特定の購入者の求めに応じて医薬品の直接の容器又は直接の被包を開封して分割販売することができる。
解答・解説を表示
解答
2
解説
配置販売業は、購入者の家を回って医薬品を預けておく業態です。身分証明書の携帯と配置品目基準の遵守が義務です。容器を開けて分割して売ることは禁止されています。
解き方
- 記述aの身分証明書を出す人(住所地の都道府県知事)と携帯義務を確かめ、正しいと判断する。
- 記述bの配置販売品目基準の決まりを確かめ、正しいと判断する。
- 記述cの業態ごとの許可の要件(別に配置販売業の許可が必要)を確かめ、正しいと判断する。
- 記述dの配置販売での分割販売の禁止を確かめ、誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- bとcが正しいので、この組合せは誤りです。
- 選択肢 2正解
- aは正、bは正、cは正、dは誤の組合せなので正しい。
- 選択肢 3不正解
- cは正、dは誤なので、この組合せは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aは正、dは誤なので、この組合せは誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aは正、bは正、dは誤なので、この組合せは誤りです。
答えの内訳
- a:正
- 配置販売業者又は配置員は、その住所地の都道府県知事が発行する身分証明書の交付を受け、これを携帯しなければ医薬品の配置販売に従事してはならず、正しい記述です。
- b:正
- 配置販売業者が販売できる一般用医薬品は、経年変化が起こりにくいことなどの配置販売品目基準に適合するものに限定されており、正しい記述です。
- c:正
- 薬局や店舗販売業の許可を受けていても、配置販売の方法で医薬品を販売するためには別途配置販売業の許可が必要であり、正しい記述です。
- d:誤
- 配置販売業者には医薬品を開封して分割販売することが認められておらず、禁止されているため誤りです。
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覚えるポイント
- 配置販売業者には医薬品を開封して分割販売(量り売り・バラ売り)することは禁止されている。
間違えやすいところ
- 薬局や店舗販売業では条件により認められる分割販売が、配置販売業では全面的に禁止されている点に注意する。
出題の前提:医薬品医療機器等法第30条~第33条、施行規則第149条
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.10 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
リスク区分に応じた医薬品の情報提供等の義務
薬事に関する法規と制度 · 情報提供義務 / 要指導医薬品 / 第一類・第二類・第三類医薬品
リスク区分に応じた医薬品販売に関する記述について、医薬品医療機器等法の規定に照らし、正誤の正しい組合せを1つ選びなさい。 a 店舗販売業者は、その店舗において第三類医薬品を購入しようとする者から相談があった場合には、医薬品の販売又は授与に従事する薬剤師又は登録販売者に、必要な情報を提供させなければならない。 b 薬局開設者は、要指導医薬品を販売する場合には、その薬局において医薬品の販売に従事する薬剤師又は登録販売者に、必要な薬学的知見に基づく指導を行わせなければならない。 c 店舗販売業者が第二類医薬品を販売する場合には、その店舗において医薬品の販売又は授与に従事する薬剤師又は登録販売者に、必要な情報を提供させるよう努めなければならない。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品のリスク区分によって、情報提供などの義務が変わります。要指導医薬品と第一類医薬品は薬剤師だけが情報提供(義務)を行います。第二類は努力義務、第三類は相談があったときだけ義務です。
解き方
- 記述aの第三類医薬品で相談があったときの対応義務を確かめ、正しいと判断する。
- 記述bの要指導医薬品の指導を行う人を確かめ、登録販売者は含まれないので誤りと判断する。
- 記述cの第二類医薬品の情報提供の性質(努力義務)を確かめ、正しいと判断する。
- 選択肢 1不正解
- bは誤、cは正なので、この組合せは誤りです。
- 選択肢 2正解
- aは正、bは誤、cは正の組合せなので正しい。
- 選択肢 3不正解
- aもcも正しいので、この組合せは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aは正、bは誤なので、この組合せは誤りです。
答えの内訳
- a:正
- 第三類医薬品の販売時の情報提供は原則不要ですが、購入者等から相談があった場合には、薬剤師又は登録販売者に必要な情報を提供させなければなりません(義務)。
- b:誤
- 要指導医薬品の対面での情報提供及び薬学的知見に基づく指導を行わせることができるのは「薬剤師」に限られ、登録販売者に行わせることはできないため誤りです。
- c:正
- 第二類医薬品(指定第二類医薬品を含む)の販売時における情報提供は「努力義務」と定められており、正しい記述です。
覚えるポイント
- 要指導医薬品と第一類医薬品の情報提供・指導は薬剤師のみ。第二類は努力義務、相談時は全区分で義務。
間違えやすいところ
- 要指導医薬品の販売や指導を「登録販売者」もできると混同しないようにする。
出題の前提:医薬品医療機器等法第36条の6、第36条の9、第36条の10
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.10 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
濫用等のおそれのある医薬品の指定成分
薬事に関する法規と制度 · 濫用等のおそれのある医薬品 / 厚生労働大臣指定成分
次の成分(その水和物及びそれらの塩類を含む。)のうち、濫用等のおそれのあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品(平成26年厚生労働省告示第252号)の有効成分として、正しいものの組合せを1つ選びなさい。 a グリチルリチン酸 b プソイドエフェドリン c ジヒドロコデイン d 無水カフェイン
解答・解説を表示
解答
3
解説
乱用(本来の使い方から外れた使い方)のおそれがあるとして厚生労働大臣が指定する成分は6つあります。エフェドリン、コデイン(鎮咳去痰薬に限る)、ジヒドロコデイン(鎮咳去痰薬に限る)、ブロモバレリル尿素、プソイドエフェドリン、メチルエフェドリン(鎮咳去痰薬の内用液剤に限る)です。
解き方
- 厚生労働大臣が指定する乱用のおそれのある成分6つを思い出す。
- 出された成分のうち、プソイドエフェドリン(b)とジヒドロコデイン(c)が当てはまると確かめる。
- 選択肢 1不正解
- グリチルリチン酸は炎症をおさえる成分で、乱用のおそれのある医薬品には当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- グリチルリチン酸と無水カフェインは、この告示の指定成分に含まれていません。
- 選択肢 3正解
- プソイドエフェドリンとジヒドロコデインがどちらも指定成分に当てはまるので正しい。
- 選択肢 4不正解
- 無水カフェインは眠気防止薬などに使われるが、この告示の指定成分には含まれていません。
答えの内訳
- b:プソイドエフェドリン(指定成分)
- プソイドエフェドリンは中枢興奮作用や覚醒剤原料への転用リスクがあり、濫用等のおそれのある医薬品の有効成分に指定されています。
- c:ジヒドロコデイン(指定成分)
- ジヒドロコデインは麻薬性鎮咳成分に類する作用を持ち依存性を生じるおそれがあるため、指定医薬品の有効成分に指定されています。
覚えるポイント
- 濫用の恐れがある指定成分は「エフェドリン、コデイン、ジヒドロコデイン、ブロモバレリル尿素、プソイドエフェドリン、メチルエフェドリン」の6つ。
間違えやすいところ
- カフェインにも精神を興奮させるはたらきがあるが、指定成分6つには含まれないので選ばないようにする。
出題の前提:平成26年厚生労働省告示第252号、医薬品医療機器等法施行規則第15条の2
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.11 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
特定販売の規制と遵守事項
薬事に関する法規と制度 · 特定販売 / インターネット販売 / 店舗陳列
医薬品医療機器等法に基づく特定販売(インターネット等を用いた販売)に関する以下の記述a~cについて、正誤の正しい組合せを選びなさい。 a 特定販売を行うことについてインターネットを利用して広告をするときは、ホームページに、薬局又は店舗の主要な外観の写真を見やすく表示しなければならない。 b 特定販売を行う場合は、特定販売を行う当該薬局又は店舗以外の場所に貯蔵し、又は陳列している一般用医薬品を販売又は授与することができる。 c 特定販売を行うことについてインターネットを利用して広告をするときは、都道府県知事(その薬局又は店舗の所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長。)及び厚生労働大臣が容易に閲覧することができるホームページで行わなければならない。
解答・解説を表示
解答
1
解説
特定販売は、実際の店舗を持つ薬局や店舗販売業者だけが行えます。なぜなら、店舗の実体を確かめられるようにし、その店舗で保管・陳列した医薬品だけを売る仕組みだからです。
解き方
- 記述aは、店の外観の写真を載せる義務があるかを確かめる。
- 記述bは、特定販売で売れる医薬品の保管場所の決まりを確かめる。
- 記述cは、都道府県知事や厚生労働大臣がホームページを見られる決まりを確かめる。
- 選択肢 1正解
- aが正しく、bが誤りで、cが正しいので、この組合せは正しい。
- 選択肢 2不正解
- 本当はaが正しく、bが誤りで、cが正しいので、この組合せは誤り。
- 選択肢 3不正解
- aは正しい記述なのに誤としているので、この組合せは誤り。
- 選択肢 4不正解
- bは誤った記述なのに正としているので、この組合せは誤り。
答えの内訳
- a:正
- 特定販売をインターネットで広告する場合、店舗の実体性を示すため、薬局または店舗の主要な外観の写真を見やすく表示することが義務付けられています。
- b:誤
- 特定販売において販売・授与できる医薬品は、特定販売を行う当該薬局または店舗内に貯蔵・陳列されている一般用医薬品に限られます。
- c:正
- 適切な監視指導を行うため、特定販売を行うホームページは、所在地の都道府県知事(保健所設置市・特別区は市長・区長)および厚生労働大臣が容易に閲覧できる状態にしておく必要があります。
覚えるポイント
- 特定販売で販売できるのは当該薬局・店舗に現に貯蔵・陳列されている医薬品のみであること。
間違えやすいところ
- 別の倉庫やほかの店の医薬品を、特定販売でそのまま送れると間違えないようにする。
出題の前提:医薬品医療機器等法施行規則第158条の4、第158条の7等
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.11 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
要指導医薬品及び一般用医薬品の陳列ルール
薬事に関する法規と制度 · 医薬品の陳列 / 要指導医薬品 / 指定第二類医薬品 / 閉鎖区画
要指導医薬品又は一般用医薬品の陳列等に関する以下の記述a~dについて、正誤の正しい組合せを選びなさい。 a 薬局開設者又は店舗販売業者は、開店時間のうち、要指導医薬品又は一般用医薬品を販売し、又は授与しない時間は、要指導医薬品又は一般用医薬品を通常陳列し、又は交付する場所を閉鎖しなければならない。 b 薬局開設者は、鍵をかけた陳列設備以外の場所に要指導医薬品を陳列してはならない。 c 店舗販売業者は、第一類医薬品、第二類医薬品及び第三類医薬品を混在しないように陳列しなければならない。 d 薬局開設者は、指定第二類医薬品を鍵をかけた陳列設備に陳列する場合又は陳列する陳列設備から 1.2 メートルの範囲に、医薬品を購入しようとする者等が進入することができないよう必要な措置が取られている場合を除き、薬局等構造設備規則に規定する「情報提供を行うための設備」から7メートル以内の範囲に指定第二類医薬品を陳列しなければならない。
解答・解説を表示
解答
4
解説
医薬品はリスクの区分ごとに分けて陳列しなければなりません。なぜなら、購入者が勝手に手に取れないようにし、情報提供を受けられる場所の近くに置く決まりがあるからです。
解き方
- 記述aは、開店中でも売らない時間に陳列場所を閉める義務を確かめる。
- 記述bは、要指導医薬品を鍵付きの棚だけに限らず陳列できるかを判断する。
- 記述cは、リスク区分ごとに混ぜずに陳列する決まりを確かめる。
- 記述dは、指定第二類医薬品の7メートル以内の決まりと、鍵付きの棚や1.2メートル進入禁止の例外を確かめる。
- 選択肢 1不正解
- 本当はbが誤りでcとdが正しいので、この組合せは誤り。
- 選択肢 2不正解
- 本当はaが正しくbが誤りなので、この組合せは誤り。
- 選択肢 3不正解
- aは正しい記述なのに誤としているので、この組合せは誤り。
- 選択肢 4正解
- aが正、bが誤、cが正、dが正なので、これが正解。
- 選択肢 5不正解
- 本当はaが正しくbが誤りでdが正しいので、この組合せは誤り。
答えの内訳
- a:正
- 開店時間のうち医薬品を販売しない時間帯は、購入者が立ち入れないよう陳列・交付場所を閉鎖しなければなりません。
- b:誤
- 要指導医薬品は鍵をかけた陳列設備のほか、要指導医薬品陳列区画(購入者が直接手の触れられない措置を講じた場所)にも陳列可能です。
- c:正
- 第一類、第二類、第三類医薬品は、リスク区分ごとに混在しないよう明確に区分して陳列しなければなりません。
- d:正
- 指定第二類医薬品は、鍵付き設備や1.2m進入禁止措置がある場合を除き、情報提供設備から7m以内に陳列する規定となっています。
覚えるポイント
- 指定第二類医薬品の陳列距離は情報提供設備から「7m以内」、進入防止措置は「1.2m」です。
間違えやすいところ
- 要指導医薬品は鍵付きの棚にしか置けないと思いがちだが、購入者が触れない区画への陳列も認められている。
出題の前提:医薬品医療機器等法施行規則第218条の3、第218条の4等
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.12 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品広告の該当性と規制基準
薬事に関する法規と制度 · 広告規制 / 虚偽誇大広告 / 広告の3要件 / 措置命令
医薬品の広告に関する以下の記述a~dについて、正誤の正しい組合せを選びなさい。 a 何人も、医薬品の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関して、虚偽又は誇大な記事を広告してはならない。 b 何人も、医薬品に関して堕胎を暗示する文書又は図画を用いてはならない。 c 厚生労働大臣又は都道府県知事は、医薬品医療機器等法第 66 条第1項又は第 68 条の規定に違反して広告を行った者に対してその行為の中止、再発防止等の措置命令を行うことができる。 d 医薬品の広告に該当するか否かについては、顧客を誘引する(顧客の購入意欲を昂進させる)意図が明確であること、特定の医薬品の商品名(販売名)が明らかにされていること、一般人が認知できる状態であることのいずれかの要件のみを満たす場合に広告に該当するものと判断される。
解答・解説を表示
解答
1
解説
医薬品の広告のルールは、誰もが守らなければなりません。広告に当たるかどうかは、3つの条件をすべて満たすかで決まります。
解き方
- 記述aは、うそや大げさな広告を誰もしてはいけない決まりを確かめる。
- 記述bは、堕胎を連想させる広告が禁止されている決まりを確かめる。
- 記述cは、違反した広告をやめさせる命令を出せるのは誰かを確かめる。
- 記述dは、広告の3条件が「どれか1つ」か「すべて」かを判断する。
- 選択肢 1正解
- aが正、bが正、cが正、dが誤なので、これが正解。
- 選択肢 2不正解
- 本当はbとcが正しくdが誤りなので、この組合せは誤り。
- 選択肢 3不正解
- 本当はaとbが正しくdが誤りなので、この組合せは誤り。
- 選択肢 4不正解
- cは正しい記述なのに誤としているので、この組合せは誤り。
- 選択肢 5不正解
- 本当はaとcが正しくdが誤りなので、この組合せは誤り。
答えの内訳
- a:正
- 医薬品医療機器等法第66条第1項により、何人も虚偽または誇大な記事を広告、記述、流布してはならないと定められています。
- b:正
- 医薬品医療機器等法第67条に基づき、特殊疾病用医薬品等の広告制限に加え、堕胎を暗示する文書・図画の使用が禁止されています。
- c:正
- 第66条第1項(誇大広告等)や第68条(未承認医薬品広告)に違反した者に対し、厚生労働大臣または都道府県知事は措置命令を出すことができます。
- d:誤
- 広告の該当性は、顧客誘引の意図、特定商品名の明示、一般人が認知できる状態の「3要件のすべて」を満たす場合に判断されます。
覚えるポイント
- 医薬品等の広告の該当性判断は、3つの要素「すべて」を満たす必要があること。
間違えやすいところ
- 広告の3条件は、1つ満たすだけで広告になるわけではないと覚える。
出題の前提:医薬品医療機器等法第66条、第67条、第72条の5、平成10年医薬監視麻薬課長通知
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.13 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品等適正広告基準の表現制限
薬事に関する法規と制度 · 適正広告基準 / 効能効果の保証 / 副作用の否定表現
医薬品等適正広告基準に関する以下の記述a~cについて、正誤の正しい組合せを選びなさい。 a 医薬品の有効性又は安全性について、それが確実であることを保証するような表現がなされた広告は、虚偽又は誇大な広告とみなされる。 b 医薬品の広告において、使用前・使用後に関わらず図画・写真等を掲げる際には、効能効果の保証表現となるものは認められない。 c 医薬品の広告において、「天然成分を使用しているので副作用がない」といった表現は適正とされる。
解答・解説を表示
解答
5
解説
医薬品の広告では、効果が確実だと思わせたり、危険性を軽く見せる表現は禁止です。なぜなら、それでは正しい判断ができなくなるからです。
解き方
- 記述aは、効き目や安全を保証する表現が禁止かどうかを確かめる。
- 記述bは、使用前後の写真などで効果を保証してはいけない決まりを確かめる。
- 記述cは、天然成分だから安全といった表現がよいかどうかを判断する。
- 選択肢 1不正解
- bは正しい記述なのに誤としているので、この組合せは誤り。
- 選択肢 2不正解
- 本当はcが誤った表現なので、この組合せは誤り。
- 選択肢 3不正解
- 本当はaとbが正しくcが誤りなので、この組合せは誤り。
- 選択肢 4不正解
- aは正しい記述なのに誤としているので、この組合せは誤り。
- 選択肢 5正解
- aが正、bが正、cが誤なので、これが正解。
答えの内訳
- a:正
- 医薬品の効能効果や安全性について確実・絶対的であると誤認させる表現は、虚偽・誇大広告とみなされます。
- b:正
- 使用前・使用後の写真等であっても、効能効果を保証するような表現になるものは認められません。
- c:誤
- 「天然成分だから安心・副作用がない」といった表現は、医薬品の安全性を過度に強調し誤認を与えるため不適正とされます。
覚えるポイント
- 天然成分や生薬配合であっても「副作用がない」「絶対に安全」等の表現は認められません。
間違えやすいところ
- 使用前後の写真でも、効果を保証する見せ方なら違反になる点に注意する。
出題の前提:医薬品等適正広告基準第4条(効能効果等の保証の制限、安全性の保証表現の禁止)
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.13 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品の本質とリスク特性
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 医薬品の本質 / 生命関連製品 / 主作用と副作用
医薬品の本質に関する以下の記述のうち、正しいものの組合せを選びなさい。 a 医薬品は人体にとっては異物(外来物)であり、医薬品が人体に及ぼす作用は複雑、かつ、多岐に渡り、そのすべては解明されていないため、必ずしも期待される有益な効果(薬効)のみをもたらすとは限らない。 b 人体に対して使用されない医薬品は、人の健康に影響を与えることはない。 c 医薬品は、人の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人の身体の構造や機能に影響を及ぼすことを目的とする生命関連製品である。 d 一般用医薬品は、医療用医薬品と比較して保健衛生上のリスクが相対的に高い。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品は人の命や健康にかかわる製品なので、安全の確保が厳しく求められます。体に直接使わない殺虫剤なども、人の健康に影響することがあります。
解き方
- 記述aは、医薬品が体にとって異物で、作用が複雑で未解明な点を確かめる。
- 記述bは、体に使わない検査薬や殺虫剤なども健康に影響するかを確かめる。
- 記述cは、医薬品の定義と命にかかわる製品という位置づけを確かめる。
- 記述dは、医療用と一般用の医薬品でリスクの高い低いを比べて判断する。
- 選択肢 1不正解
- 本当はbが誤りなので、この組合せは誤り。
- 選択肢 2正解
- aとcが正しいので、これが正解。
- 選択肢 3不正解
- 本当はbが誤りなので、この組合せは誤り。
- 選択肢 4不正解
- 本当はbもdも誤りなので、この組合せは誤り。
- 選択肢 5不正解
- 本当はdが誤りなので、この組合せは誤り。
答えの内訳
- a:正
- 医薬品は生体にとって異物であり、作用機序が完全に解明されていないものもあるため、薬効だけでなく望ましくない反応も起こし得ます。
- b:誤
- 殺虫剤や検査薬など人体に直接使用されない医薬品であっても、誤用や吸入等によって人の健康に影響を与えることがあります。
- c:正
- 医薬品は人の疾病の診断・治療・予防や身体機能への影響を目的とするものであり、人の生命・健康に関わる生命関連製品です。
- d:誤
- 一般用医薬品は医療用医薬品と比較して作用が緩和であり、保健衛生上のリスクは相対的に低く抑えられています。
覚えるポイント
- 人体に直接使用しない検査用薬や殺虫剤等も人の健康に影響を及ぼす可能性があります。
間違えやすいところ
- 一般用医薬品は医師の管理がないぶんリスクが高いと読み違えないようにする。
出題の前提:手引き 第1章 I 医薬品の本質
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.14 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品のリスク評価と国際基準
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · リスク評価 / GLP / GCP / GVP / 用量反応関係
医薬品のリスク評価に関する以下の記述a~dについて、正誤の正しい組合せを選びなさい。 a 医薬品の少量の投与でも長期投与されれば慢性的な毒性が発現する場合がある。 b ヒトを対象とした臨床試験の実施の基準として、国際的に Good Laboratory Practice(GLP)が制定されている。 c 医薬品の投与量と効果の関係は、薬物用量の増加に伴い、効果の発現が検出されない「無作用量」から、最小有効量を経て「治療量」に至る。 d 医薬品の製造販売後の調査及び試験の実施の基準として、Good Vigilance Practice(GVP)が制定されている。
解答・解説を表示
解答
3
解説
医薬品は、開発から販売後まで色々な基準(GLPやGCPなど)で厳しく調べられます。なぜなら、安全性と有効性を確かめる必要があるからです。
解き方
- 記述aは、少量でも長く投与すると慢性の毒が出る仕組みを確かめる。
- 記述bは、臨床試験の基準GCPと動物実験などの基準GLPの違いを見分ける。
- 記述cは、投与量を増やしたときの作用の移り変わりを確かめる。
- 記述dは、販売後の調査の基準GPSPと安全の基準GVPの違いを整理する。
- 選択肢 1不正解
- cは正しい記述なのに誤としているので、この組合せは誤り。
- 選択肢 2不正解
- 本当はaが正しく、bとdが誤りなので、この組合せは誤り。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが正、dが誤なので、これが正解。
- 選択肢 4不正解
- 本当はaとcが正しくdが誤りなので、この組合せは誤り。
- 選択肢 5不正解
- 本当はaとcが正しくbが誤りなので、この組合せは誤り。
答えの内訳
- a:正
- 医薬品は少量であっても長期にわたり投与されれば、生体内に蓄積するなどして慢性毒性を生じることがあります。
- b:誤
- ヒトを対象とした臨床試験の基準はGCP(Good Clinical Practice)であり、GLPは非臨床試験(動物実験等)の基準です。
- c:正
- 用量反応関係において、用量の増加に伴い無作用量から最小有効量、治療量、中毒量、致死量へと移行します。
- d:誤
- 製造販売後の「調査及び試験の実施基準」はGPSPです。GVPは「安全管理の基準」を定めたものです。
覚えるポイント
- 非臨床試験はGLP、臨床試験はGCP、市販後調査はGPSP、安全管理はGVPです。
間違えやすいところ
- GVP(安全の管理)とGPSP(販売後の調査)を取り違える引っかけに注意する。
出題の前提:手引き 第1章 II 医薬品の安全性評価
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.14 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
健康食品と保健機能食品の分類
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 健康食品 / 保健機能食品 / 栄養機能食品 / 販売時の留意点
健康食品に関する以下の記述a~dについて、正誤の正しい組合せを選びなさい。 a 錠剤やカプセル等の医薬品に類似した形状で販売されている健康食品はない。 b 「栄養機能食品」は、身体の健全な成長や発達、健康維持に必要な栄養成分(ビタミン、ミネラルなど)の補給を目的としたもので、国が定めた規格基準に適合したものであれば、その栄養成分の健康機能を表示できる。 c 「保健機能食品」は、健康食品の中でも国が示す要件を満たす食品であり、一定の基準のもと健康増進の効果等を表示することが許可された健康食品である。 d 一般用医薬品の販売時にも健康食品の摂取の有無について確認することは重要で、購入者等の健康に関する意識を尊重しつつも、必要があればそれらの摂取についての指導も行うべきである。
解答・解説を表示
解答
1
解説
健康食品は医薬品と違って法律上の決まった定義はありません。それでも保健機能食品として認められれば機能を表示でき、医薬品との飲み合わせにも注意が要ります。
解き方
- 記述aは、錠剤やカプセルなど医薬品に似た形の健康食品があるかを確かめる。
- 記述bは、栄養機能食品の規格と栄養成分の働きの表示の仕組みを確かめる。
- 記述cは、保健機能食品とは何か、どんな位置づけかを確かめる。
- 記述dは、医薬品を売るときに健康食品の使用を確認し指導する大切さを確かめる。
- 選択肢 1正解
- aが誤、bが正、cが正、dが正なので、これが正解。
- 選択肢 2不正解
- 本当はaが誤りでdが正しいので、この組合せは誤り。
- 選択肢 3不正解
- bは正しい記述なのに誤としているので、この組合せは誤り。
- 選択肢 4不正解
- 本当はaが誤りでbとcが正しいので、この組合せは誤り。
答えの内訳
- a:誤
- サプリメントをはじめ、健康食品には錠剤、カプセル、ドリンク剤など医薬品に類似した形状のものが多数存在します。
- b:正
- 栄養機能食品は、国の定めた規格基準に適合していれば、個別の許可申請を要さずに栄養成分の機能表示が可能です。
- c:正
- 保健機能食品は国が定める要件を満たし、安全性や有効性に関して機能性の表示が認められた食品群の総称です。
- d:正
- 医薬品と健康食品との相互作用や重複摂取を防ぐため、販売時に摂取状況を確認し、必要に応じて助言指導を行う必要があります。
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覚えるポイント
- 健康食品であっても錠剤やカプセル等の形状があり、医薬品と併用される点に留意が必要です。
間違えやすいところ
- 医薬品に似た形の健康食品は売れない、と間違えないように注意する。
出題の前提:手引き 第1章 I 医薬品の本質(健康食品等との関係)
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.15 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
セルフメディケーションと登録販売者の役割
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · セルフメディケーション / 地域包括ケアシステム / セルフメディケーション税制
セルフメディケーションへの貢献に関する以下の記述a~dについて、正誤の正しい組合せを選びなさい。 a セルフメディケーションの推進は、医療費の増加やその国民負担の増大を解決し、健康寿命を伸ばすといった課題を解決するための重要な活動のひとつである。 b 一般用医薬品の販売等を行う登録販売者は、一般用医薬品等に関する正確で最新の知識を常に修得するよう心がけ、地域住民の健康維持・増進、生活の質(QOL)の改善・向上などに携わることが望まれる。 c 医薬品の販売等に従事する専門家は、地域包括ケアシステムの中で重要な情報提供者であり、薬物療法の指導者となることを常に意識して活動することが求められる。 d 令和4年1月に実施されたセルフメディケーション税制の見直しにより、腰痛や肩こり、風邪やアレルギーの諸症状に対応する一般用医薬品は、税制の対象外となった。
解答・解説を表示
解答
3
解説
登録販売者は、地域でセルフメディケーションを支える大切な専門家です。なぜなら、正しい情報を伝え、地域包括ケアシステムの一部を担うからです。
解き方
- 記述aは、セルフメディケーションが医療費や健康寿命に役立つ点を確かめる。
- 記述bは、登録販売者が知識を高めどんな役割を果たすかを確かめる。
- 記述cは、地域包括ケアシステムでの専門家の立場を確かめる。
- 記述dは、セルフメディケーション税制の見直しで対象から外されたかの正誤を判断する。
- 選択肢 1不正解
- bは正しい記述なのに誤としているので、この組合せは誤り。
- 選択肢 2不正解
- 本当はaとbが正しくdが誤りなので、この組合せは誤り。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが正、cが正、dが誤なので、これが正解。
- 選択肢 4不正解
- 本当はaとcが正しくdが誤りなので、この組合せは誤り。
- 選択肢 5不正解
- 本当はcが正しくdが誤りなので、この組合せは誤り。
答えの内訳
- a:正
- セルフメディケーションは健康寿命の延伸や、国民医療費の適正化・負担軽減に大きく寄与する重要な取り組みです。
- b:正
- 登録販売者は最新かつ正確な専門知識の習得に努め、生活者のQOL向上や健康支援に貢献することが期待されています。
- c:正
- 専門家は地域包括ケアシステムにおける医療・介護・予防の担い手として、薬物療法の指導者としての役割が求められます。
- d:誤
- 令和4年1月の見直し後も、風邪、アレルギー、腰痛・肩こり等に対応するスイッチOTC医薬品等は引き続き税制の対象となっています。
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覚えるポイント
- セルフメディケーション税制はスイッチOTC医薬品等が対象であり、見直し後も日常的症状の医薬品が広く含まれます。
間違えやすいところ
- セルフメディケーション税制から風邪薬や消炎鎮痛薬が外された、という誤りに注意する。
出題の前提:手引き 第1章 IV 適切な医薬品選択と受診勧奨
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.15 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品の薬理作用及び副作用
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 薬理作用 / 副作用の定義と対応
医薬品の薬理作用及び副作用に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
4
解説
医薬品は、効き目(主作用)だけでなく、好ましくない反応(副作用)も起こすことがあります。だから、重大な副作用をさけることを第一に考え、自覚症状がなくてもようすを見て、正しく対応することが大切です。
解き方
- 各記述が、医薬品の効き目や副作用の意味、安全の考え方に合うかどうかを一つずつ確かめる。
- aとbは正しく、cとdは誤りと分かるので、その組み合わせである「4」を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- bは正しい内容で、cは誤った内容なので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aは正しい内容で、dは誤った内容なので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bは正しく、cとdは誤った内容なので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 4正解
- aは正、bは正、cは誤、dは誤の組み合わせなので、正しいです。
- 選択肢 5不正解
- aは正しい内容で、cとdは誤った内容なので、この組み合わせは誤りです。
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覚えるポイント
- 一般用医薬品では使用中断による不利益の回避よりも重大な副作用の回避が優先される。
間違えやすいところ
- 副作用には、自分では気づきにくいものもあります。だから、だらだらと使い続けず、必要なら受診をすすめることが大切です。
出題の前提:手引き「医薬品の本質」及び「副作用」に関する項目に準拠。
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.16 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
アレルギー(過敏反応)の病態と誘因
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · アレルギー / 血管性浮腫 / アレルゲン
医薬品によるアレルギー(過敏反応)に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
5
解説
医薬品のアレルギー(過敏反応)は、有効成分だけでなく添加物でも起こります。体調が悪くなると新たに出ることもあり、遺伝的な体質も関係します。
解き方
- 血管性浮腫(けんこうのむくみ)の特徴や、添加物がアレルゲン(アレルギーを起こすもと)になる例をくわしく調べる。
- 体調や遺伝的な体質についての記述を確かめ、dだけが誤りであることを確認する。
- 選択肢 1不正解
- bとcは正しい内容なので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 2不正解
- aは正しい内容なので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 3不正解
- bは正しい内容なので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、dは誤った内容なので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 5正解
- aは正、bは正、cは正、dは誤の組み合わせなので、正しいです。
覚えるポイント
- アレルギーには遺伝的素因があり、親族にアレルギー体質がいる場合は注意が必要です。
間違えやすいところ
- 黄色4号やカゼイン、亜硫酸塩などの添加物もアレルギーのもとになり得る点を見落としやすいです。
出題の前提:手引き「アレルギー(過敏反応)」に関する記述に準拠。
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.16 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品の不適正な使用と乱用防止
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 不適正使用 / 大量購入・頻回購入 / 受診勧奨
医薬品の不適正な使用に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
一般用医薬品は、生活者(使う人)が自分で判断して使います。そのため、専門家が正しい情報を伝え、乱用を防ぐように販売管理することが欠かせません。
解き方
- 生活者が自分で選ぶときこそ、専門家の関わりが大切かどうかを考える(aは誤り)。
- 長く使い続けると病気を見逃すおそれや、のみ過ぎの危険があることを確かめる(b、c、dは正しい)。
- 選択肢 1正解
- aは誤、bは正、cは正、dは正の組み合わせなので、正しいです。
- 選択肢 2不正解
- bは正しい内容なので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 3不正解
- aは誤った内容で、bとdは正しい内容なので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 4不正解
- cは正しい内容なので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 5不正解
- aは誤った内容なので、この組み合わせは不適切です。
覚えるポイント
- 生活者自らが選択するからこそ、販売時の専門家による情報提供と関与が極めて重要です。
間違えやすいところ
- OTC医薬品(市販薬)でも、大量に買ったり何度も買ったりする人には、積極的に確認したり販売を制限したりすることが求められます。
出題の前提:手引き「医薬品の不適正な使用と乱用」に準拠。
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.17 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品の相互作用と配合成分の選択
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 相互作用 / 作用の増強・減弱 / 成分の重複
医薬品の相互作用に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
4
解説
医薬品を一緒に使うと、効き目が強まることがあるだけでなく、弱まることもあります。だから、同じ成分が重ならないようにし、症状に合った成分だけを必要最小限で選ぶことが大切です。
解き方
- 一緒に使ったときは、効き目が強まるだけでなく弱まることもあると確かめる(cは誤り)。
- 医療機関にかかっている人の確認、同じ成分を重ねないこと、必要な成分だけを選ぶことがよいかを確かめる(a、b、dは正しい)。
- 選択肢 1不正解
- dは正しい内容なので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 2不正解
- aは正しく、cは誤った内容なので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 3不正解
- bとdは正しく、cは誤った内容なので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 4正解
- aは正、bは正、cは誤、dは正の組み合わせなので、正しいです。
覚えるポイント
- 複数の医薬品の併用による相互作用では、作用が増強することも減弱することもあります。
間違えやすいところ
- 「作用が強まるときだけ」と決めつけた選択肢は、典型的な誤りのパターンです。
出題の前提:手引き「相互作用」に関する項目に準拠。
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.17 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品と食品の相互作用
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 食品との相互作用 / アルコール / カフェイン
医薬品と食品の相互作用に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
外用薬(塗り薬など)でも、食べ物の成分と影響し合うことがあります。毎日お酒を飲む人は、代謝酵素(薬を分解するはたらき)が増えて、アセトアミノフェンの効き目が弱まったり、肝臓の障害リスクが高まったりします。
解き方
- 外用薬や注射薬でも、食べ物との影響が出ることがあると確かめる(aは誤り)。
- お酒をよく飲む人では、アセトアミノフェンの分解が進み、効き目が弱まったり毒性が強まったりすることを確かめる(bは誤り)。
- 影響を避けるための摂取制限と、コーヒーと総合感冒薬でカフェインが重なることを確かめる(c、dは正しい)。
- 選択肢 1正解
- aは誤、bは誤、cは正、dは正の組み合わせなので、正しいです。
- 選択肢 2不正解
- aとbは誤りで、cは正しい内容なので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 3不正解
- aは誤りで、dは正しい内容なので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 4不正解
- bは誤りで、dは正しい内容なので、この組み合わせは不適切です。
覚えるポイント
- 飲酒習慣により肝臓の代謝機能が高まっていると、アセトアミノフェンは早く代謝され薬効が減弱します。
間違えやすいところ
- 外用薬や注射薬でも、食べ物の影響をまったく受けないわけではない点に注意が必要です。
出題の前提:手引き「医薬品と食品の相互作用」に準拠。
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.18 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
小児等に対する医薬品の使用
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 小児への医薬品使用 / 用量設定 / 誤飲事故
小児等の医薬品の使用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
小児(子ども)は臓器のはたらきがまだ十分に育っていないため、副作用の危険が高くなります。だから、大人用の薬を勝手に減らして与えてはいけません。乳児(1歳未満)には、まず医師の診察を受けさせることが大切です。
解き方
- 小児は薬を分解・排出する力が未発達であることを確かめる(aは正しい)。
- 大人用の薬を減らして与えてはいけないこと(bは誤り)と、薬を誤って飲んだときは専門機関を受診することが必要(cは誤り)を確かめる。
- 乳児では医師の診察を優先するという原則を確かめ、aとdの組み合わせを選ぶ(dは正しい)。
- 選択肢 1不正解
- bは、勝手に減らして小児に与えてはいけないので誤りです。
- 選択肢 2正解
- aとdの両方が正しい内容なので、正解です。
- 選択肢 3不正解
- bとcはどちらも誤った内容なので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 4不正解
- bが誤った内容なので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 5不正解
- cは、専門家への相談や受診が不要だとする点が誤りです。
覚えるポイント
- 用法用量が定められていない成人用医薬品を小児用に減量して服用させてはなりません。
間違えやすいところ
- 乳児用の薬であっても、乳児の病状が急に変わるのを防ぐため、医師の診察を受けることが優先されます。
出題の前提:手引き「小児等の医薬品の使用」に準拠。
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.18 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
高齢者に対する医薬品の使用
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 高齢者の生理機能 / 誤嚥 / 基礎疾患
高齢者の医薬品の使用に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
高齢者は、体のはたらきの低下の度合いに大きな個人差があります。のどが渇いて飲み込みにくくなる(誤嚥)危険や、もともとの病気が悪くなる危険もあるため、周りの人の助けも含めて安全に管理する必要があります。
解き方
- 高齢者は体のはたらきの低下に大きな個人差があることを考える(aは誤り)。
- のどが渇くことで誤嚥(飲み込みの失敗)を招く危険と、周りの人の協力の大切さを確かめる(b、dは正しい)。
- OTC薬(市販薬)を使うことで、もともとの病気に影響が出たり悪化したりする危険を考える(cは誤り)。
- 選択肢 1不正解
- aは誤りで、bとdは正しい内容なので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 2正解
- aは誤、bは正、cは誤、dは正の正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- aとcは誤った内容なので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 4不正解
- bは正しい内容なので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 5不正解
- cは誤りで、dは正しい内容なので、この組み合わせは不適切です。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 高齢者の生理機能の衰えには個人差が大きいため、実年齢のみで一律にリスク判定はできません。
間違えやすいところ
- 医薬品によるのどのかわきは、飲み込みにくさや誤嚥(むせること)の原因になるので、見落とさないようにします。
出題の前提:手引き「高齢者への医薬品の使用」に準拠。
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.19 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
妊婦及び授乳婦に対する医薬品の使用
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 妊婦・授乳婦 / 血液-胎盤関門 / 瀉下薬
妊婦又は妊娠していると思われる女性及び授乳婦の医薬品の使用に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
5
解説
妊婦(妊娠中の女性)が医薬品を使うと、薬が胎児に移ったり、子宮が縮んだりする危険があります。血液-胎盤関門(胎児を守る仕切り)のはたらきなど、まだよく分かっていない点が多いため、安全かどうかを判断するのはとても難しいです。
解き方
- プライバシーへの配慮、便秘薬による流産・早産を招く危険、母乳への移行の特徴を確かめる(a、b、cは正しい)。
- 血液-胎盤関門が完全かどうかや、胎児への安全性を評価する難しさを考える(dは誤り)。
- 選択肢 1不正解
- dは、妊婦に対する安全性の評価は簡単ではないので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aとbは正しい内容なので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 3不正解
- bとcは正しい内容なので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、dは誤った内容なので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 5正解
- aは正、bは正、cは正、dは誤の組み合わせなので、正しいです。
覚えるポイント
- 血液-胎盤関門はすべての物質の通過を阻止できるわけではなく、安全性評価は確立していません。
間違えやすいところ
- 刺激性の瀉下成分(おなかを下す成分)などを含む便秘薬は、子宮を縮めて流産・早産につながるおそれがあります。
出題の前提:手引き「妊婦又は妊娠していると思われる女性及び授乳婦への医薬品の使用」に準拠。
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.19 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医療機関で治療を受けている人等への医薬品の使用
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 相互作用 / 受診勧奨 / 適正使用
医療機関で治療を受けている人等への医薬品の使用に関する記述a~dの正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a 医療機関・薬局で交付された薬剤を使用している人について、登録販売者は、一般用医薬品との併用の可否を容易に判断できることが多い。 b 医療機関で治療を受ける際には、使用している一般用医薬品の情報を医療機関の医師や薬局の薬剤師等に伝えるよう購入者等に説明することが重要である。 c 医薬品の種類や配合成分等によっては、医療機関での治療は特に受けていない場合であっても、特定の症状がある人が使用するとその症状を悪化させるおそれがある等、注意が必要なものがある。 d 過去に医療機関で治療を受けていた場合は、どのような疾患について、いつ頃かかっていたのかを踏まえ、購入者等が使用の可否を適切に判断することができるよう情報提供がなされることが重要である。
解答・解説を表示
解答
4
解説
医療機関で治療中の人や既往歴のある人が一般用医薬品を使うときは、医師や薬剤師への確認と正しい情報伝えが必要です。処方薬との併用は作用が強まったり症状が悪化するおそれがあり、判断が難しいからです。
解き方
- 処方薬と一般用医薬品を一緒に使ってよいかの判断が簡単かどうかを、記述aで確かめて、誤りとします。
- 記述b・c・dが手引きの基本方針に合っているかを確かめ、すべて正しいとします。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りで、bとcが正しいので、まちがいの組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- cとdが正しいので、まちがいの組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- aが誤りで、cとdが正しいので、まちがいの組み合わせです。
- 選択肢 4正解
- aが誤りで、b・c・dが正しいので、これが正解です。
- 選択肢 5不正解
- bは正しいので、まちがいを含む組み合わせです。
答えの内訳
- a:誤
- 医療機関で交付された処方薬と一般用医薬品との併用可否の判断は、相互作用や病態への影響が複雑であるため容易には判断できないことが多いです。
- b:正
- 治療中の重複投薬や相互作用を防ぐため、服用中の一般用医薬品を主治医や調剤薬剤師に伝えるよう促すことは重要です。
- c:正
- 現在治療を受けていない人でも、特定の症状や持病の既往歴がある場合には症状悪化につながる配合成分があるため注意が必要です。
- d:正
- 過去にかかった疾患名や治癒時期等の情報を把握し、一般用医薬品の適正な使用可否を判断できるように情報提供することが求められます。
覚えるポイント
- 処方薬と一般用医薬品の併用可否は容易に判断できないことが多い
間違えやすいところ
- 治療中でなくても、特定の症状や既往歴がある人には注意が必要な点を見落としやすい。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験(長野県)前半・試験問題問33
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.20 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品の品質
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 品質の劣化 / 使用期限 / 保管方法
医薬品の品質に関する記述a~cの正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a 医薬品は、適切な保管・陳列がなされれば、経時変化による品質の劣化は避けられる。 b 医薬品に配合されている有効成分は、高温や多湿、光(紫外線)等によって品質の劣化(変質・変敗)を起こしやすいが、添加物成分は品質劣化を起こさない。 c 外箱等に記載されている使用期限は、未開封状態で保管された場合に品質が保持される期限であり、液剤などでは、いったん開封されると記載されている期日まで品質が保証されない場合がある。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品は化学物質などでできているため、正しく保管しても時間がたつと品質は少しずつ劣化します。だから有効成分だけでなく添加物にも、開封前の品質が保たれる使用期限が決められています。
解き方
- 医薬品は正しく保管しても時間とともに変化するので、記述aを誤りとします。
- 添加物も温度や湿気、光で劣化するので、記述bを誤りとします。
- 使用期限は開封前を前提としているので、記述cを正しいとします。
- 選択肢 1不正解
- bが誤りなので、正しくありません。
- 選択肢 2正解
- aが誤り、bが誤り、cが正しい組み合わせで、正解です。
- 選択肢 3不正解
- bが誤りで、cが正しいので、正しくありません。
- 選択肢 4不正解
- aが誤りで、cが正しいので、正しくありません。
- 選択肢 5不正解
- aは誤りなので、正しくありません。
答えの内訳
- a:誤
- 医薬品は時間経過に伴い化学変化や物理変化を受けるため、適切な保管・陳列がなされていても経時変化による品質の劣化は完全には避けられません。
- b:誤
- 有効成分だけでなく、製剤に配合されている添加物成分も高温や湿度、光などによって変質や分離等の品質劣化を起こします。
- c:正
- 外箱等の使用期限は「未開封状態」での品質保持期限であり、開封後は空気中の湿気や微生物等の混入により記載期日まで品質が保証されない場合があります。
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覚えるポイント
- 使用期限は「未開封状態」で保管された場合の品質保持期間である
間違えやすいところ
- 添加物は品質が変化しないと思い違いしやすい点に注意する。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験(長野県)前半・試験問題問34
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.20 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
適切な医薬品選択と受診勧奨
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 受診勧奨 / セルフメディケーション / ドーピング
適切な医薬品選択と受診勧奨に関する記述a~cの正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a 一般用医薬品の販売等に従事する専門家からの情報提供は、必ずしも医薬品の販売に結びつけるのでなく、医療機関の受診を勧めたり(受診勧奨)、医薬品の使用によらない対処を勧めることが適切な場合がある。 b 体調不良や軽度の症状等について一般用医薬品を使用して対処した場合であっても、一定期間若しくは一定回数使用しても症状の改善がみられない又は悪化したときには、医療機関を受診して医師の診療を受ける必要がある。 c 一般用医薬品には、スポーツ競技者におけるドーピングに該当する成分を含んだものはない。
解答・解説を表示
解答
3
解説
登録販売者は、売ることだけを目的にせず、必要に応じて受診勧奨(病院を受診するよう勧めること)を行います。スポーツ競技者には、ドーピング禁止物質が入った一般用医薬品があることへの注意も伝えます。
解き方
- 記述aとbが、専門家の相談対応や受診勧奨の基本に合っているかを確かめ、どちらも正しいとします。
- 一般用医薬品にドーピングに当たる成分があるか(記述c)を確かめ、あるので誤りとします。
- 選択肢 1不正解
- bが正しく、cが誤りなので、まちがいです。
- 選択肢 2不正解
- aは正しいので、まちがいです。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが正、cが誤の正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- aが正しく、cが誤りなので、まちがいです。
答えの内訳
- a:正
- 購入者の状態によっては販売に固執せず、受診勧奨や生活指導など非薬物的な対処を勧めることが適切な対応となります。
- b:正
- 一般用医薬品を一定期間使用しても症状が改善しない場合や悪化した場合は、重篤な疾患の可能性も考慮して医療機関の受診が必要です。
- c:誤
- かぜ薬や鼻炎薬等に含まれる気管支拡張成分(プソイドエフェドリンや生薬成分のマオウ等)など、一般用医薬品にもドーピング禁止物質に該当する成分は多数存在します。
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覚えるポイント
- 市販のかぜ薬や鼻炎薬にもドーピング禁止物質(エフェドリン類等)が含まれる場合がある
間違えやすいところ
- 一般用医薬品ならドーピングに当たらないと思い込む誤りに注意する。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験(長野県)前半・試験問題問35
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.21 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
一般用医薬品の販売時のコミュニケーション
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · コミュニケーション / 購入者対応 / 使用者の特定
一般用医薬品の販売時のコミュニケーションに関する記述a~dの正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a 登録販売者は、生活者のセルフメディケーションに対して、第二類医薬品及び第三類医薬品の販売、情報提供等を担う観点から、支援していくという姿勢で臨むことが基本となる。 b 一般用医薬品の購入者は、使う人の体質や症状等にあった製品を事前に調べて選択しているのではなく、宣伝広告や販売価格等に基づいて漠然と選択していることも少なくない。 c 一般用医薬品の場合、必ずしも情報提供を受けた当人が医薬品を使用するとは限らないことを踏まえ、販売時のコミュニケーションを考える必要がある。 d 登録販売者は、購入者側に情報提供を受けようとする意識が乏しくコミュニケーションが成立しがたい場合は、医薬品の使用状況に係る情報を引き出す必要はない。
解答・解説を表示
解答
3
解説
一般用医薬品の販売では、購入者が宣伝や価格だけで選んでいたり、家族の代理で買いに来たりすることがあります。だから専門家は、使う人の安全のために、進んで会話をして必要な情報を集める責任があります。
解き方
- 記述a・b・cが、販売の実態や専門家の役割として正しいことを確かめます。
- 購入者のやる気が低くても、安全な使用のため情報を集める必要があるので、記述dを誤りとします。
- 選択肢 1不正解
- bとcが正しく、dが誤りなので、まちがいの組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- aとcが正しく、dが誤りなので、まちがいの組み合わせです。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが正、cが正、dが誤の組み合わせで、正解です。
- 選択肢 4不正解
- bは正しいので、まちがいの組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- aが正しく、dが誤りなので、まちがいの組み合わせです。
答えの内訳
- a:正
- 登録販売者は、主に第二類・第三類医薬品の販売および情報提供を通じて、生活者のセルフメディケーションを適切に支援することが基本姿勢です。
- b:正
- 購入者は必ずしも適切な知識を持って選んでいるわけではなく、広告の知名度や価格等で漠然と商品を選択している場合が多いため専門家からの確認が必要です。
- c:正
- 家族のための代理購入なども多いため、実際に医薬品を使用する人の状態・年齢・体質等を考慮してコミュニケーションを図る必要があります。
- d:誤
- 購入者側に情報提供を受ける意識が乏しい場合であっても、不適正使用を防ぐため、工夫して必要な使用状況などの情報を引き出すよう努める必要があります。
覚えるポイント
- 情報提供を受ける意欲が乏しい購入者からも、工夫して必要な情報を聞き出す努力が必要である
間違えやすいところ
- 使う人が購入者本人とは限らない(代理購入がある)点への配慮を忘れやすい。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験(長野県)前半・試験問題問36
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.21 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
スモン及びスモン訴訟
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 薬害の歴史 / キノホルム / スモン訴訟
スモン及びスモン訴訟に関する記述a~dの正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a スモン訴訟は、解熱鎮痛剤として販売されていたキノホルム製剤を使用したことにより、亜急性脊髄視神経症に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。 b スモンはその症状として、初期には腹部の膨満感から激しい腹痛を伴う下痢を生じ、次第に下半身の痺れや脱力、歩行困難等が現れる。麻痺は上半身にも拡がる場合があり、ときに視覚障害から失明に至ることもある。 c 日本では、1970 年8月になって、スモンの原因はキノホルムであるとの説が発表され、同年9月にアメーバ赤痢への使用に限ることが勧告された。 d スモン患者に対する施策や救済制度として、治療研究施設の整備、治療法の開発調査研究の推進、施術費及び医療費の自己負担分の公費負担、世帯更生資金貸付による生活資金の貸付のほか、重症患者に対する介護事業が講じられている。
解答・解説を表示
解答
2
解説
スモンは整腸剤キノホルムが原因の薬害で、激しい腹痛や下痢のあとに神経のまひや視覚障害が現れます。1970年9月にキノホルム製剤の販売中止などの措置が取られました。
解き方
- キノホルムの薬効群が「整腸剤」なので、記述aを誤りとします。
- 記述bの症状の進み方が正しいことを確かめます。
- 1970年9月に取られた措置が「販売中止」なので、記述cを誤りとします。
- 記述dの救済のしくみが手引きの記載と合っているので、正しいとします。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りで、bが正しいので、まちがいです。
- 選択肢 2正解
- aが誤、bが正、cが誤、dが正の正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- aとcが誤りで、bが正しいので、まちがいです。
- 選択肢 4不正解
- bが正しく、cが誤りなので、まちがいです。
- 選択肢 5不正解
- cが誤りで、dが正しいので、まちがいです。
答えの内訳
- a:誤
- キノホルム製剤は解熱鎮痛剤ではなく、整腸剤として販売されていました。
- b:正
- スモン(亜急性脊髄視神経症)の典型的な症状経過として、腹部症状に続いて下半身から上半身への麻痺、視覚障害・失明などが生じます。
- c:誤
- 日本では1970年8月に原因説が発表された後、同年9月にキノホルム製剤の販売等の中止・回収等の措置が講じられました(アメーバ赤痢への限定勧告ではありません)。
- d:正
- スモン患者に対する救済措置として、医療費自己負担分の公費負担、介護事業、治療研究や生活資金貸付などの包括的な施策が講じられています。
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覚えるポイント
- キノホルムは「整腸剤」として販売され、1970年9月に販売等の中止措置が講じられた
間違えやすいところ
- キノホルムの用途を「解熱鎮痛剤」と混同する誤りに注意する。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験(長野県)前半・試験問題問37
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.22 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)訴訟
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 薬害の歴史 / HIV訴訟 / 血液製剤
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)訴訟に関する記述a~dの正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a 血友病患者が、HIVが混入した原料血漿から製造された血液凝固因子製剤の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。 b 国及び製薬企業を被告として、1989 年5月に大阪地裁、同年 10 月に東京地裁で提訴され、両地裁は、1995 年 10 月、1996 年3月にそれぞれ和解勧告を行い、1996 年3月に両地裁で和解が成立した。 c HIV訴訟の和解を踏まえ、国は、HIV感染者に対する恒久対策として、エイズ治療・研究開発センター及び拠点病院の整備や治療薬の早期提供等の様々な取り組みを推進している。 d HIV訴訟を契機に、緊急に必要とされる医薬品を迅速に供給するための「緊急輸入」制度の創設等を内容とする改正薬事法が成立した。
解答・解説を表示
解答
5
解説
HIV訴訟は血液凝固因子製剤による薬害です。1996年の和解をきっかけに、拠点病院の整備などの恒久対策や、緊急に必要な医薬品をすばやく供給する緊急輸入制度など、法の整備が進みました。
解き方
- 原因となった製剤と対象の病気について、記述aが正しいか確かめます。
- 提訴から1996年3月の和解成立までの流れ(記述b)を確かめ、正しいとします。
- 恒久対策(記述c)と緊急輸入制度などの法改正(記述d)を確かめ、すべて正しいとします。
- 選択肢 1不正解
- bとcも正しいので、まちがいです。
- 選択肢 2不正解
- a、b、dも正しいので、まちがいです。
- 選択肢 3不正解
- aも正しいので、まちがいです。
- 選択肢 4不正解
- dも正しいので、まちがいです。
- 選択肢 5正解
- a~dがすべて正しく、正解です。
答えの内訳
- a:正
- HIV訴訟は、血友病患者がHIV混入原料血漿による非加熱血液凝固因子製剤の投与によって感染したことに対する訴訟です。
- b:正
- 1989年に大阪・東京両地裁に提訴され、1996年3月に両地裁において実質的な和解が成立しました。
- c:正
- 和解を踏まえ、エイズ治療・研究開発センターの整備や拠点病院の指定、治療薬の早期確保等の恒久対策が進められました。
- d:正
- HIV訴訟等を契機に、緊急に必要とされる医薬品を迅速に供給するための緊急輸入制度の創設などを含む改正薬事法(1996年等)が成立しました。
覚えるポイント
- HIV訴訟を契機に緊急輸入制度の創設や血液製剤の安全確保対策が強化された
間違えやすいところ
- HIV訴訟がきっかけの制度改正(緊急輸入など)を、他の訴訟と混同しないようにする。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験(長野県)前半・試験問題問38
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.23 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
C型肝炎訴訟
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 薬害の歴史 / C型肝炎訴訟 / 特別措置法
C型肝炎訴訟に関する次の記述について、( a )~( c )の中に入れるべき字句の正しい組合せを1つ選びなさい。 出産や手術での大量出血などの際に特定の( a )製剤や血液凝固第Ⅸ因子製剤の投与を受けたことにより、C型肝炎ウイルスに感染したことに対する損害賠償訴訟である。( b )を被告として、5つの地裁で提訴されたが、判決は( b )が責任を負うべき期間等について判断が分かれていた。このような中、C型肝炎ウイルス感染者の早期・一律救済の要請にこたえるべく、2008 年1月に( c )(平成 20 年法律第2号)が制定、施行された。
解答・解説を表示
解答
1
解説
C型肝炎訴訟は、フィブリノゲン製剤などによる感染被害についての裁判です。国と製薬企業を被告とし、早期の一律救済のために2008年に特別措置法が制定されました。
解き方
- 感染の原因となった血液製剤が「フィブリノゲン」であることを確かめ、選択肢を絞ります。
- 被告が「国及び製薬企業」、制定された法律が「特別措置法」であることを確かめ、1を選びます。
- 選択肢 1正解
- aがフィブリノゲン、bが国及び製薬企業、cが特別措置法なので正しいです。
- 選択肢 2不正解
- 被告には製薬企業だけでなく国も入るので、まちがいです。
- 選択肢 3不正解
- 救済のために作られた法律は特別措置法なので、まちがいです。
- 選択肢 4不正解
- 原因の製剤はアルブミンではなくフィブリノゲン製剤で、法律名などもまちがいです。
- 選択肢 5不正解
- 原因の製剤がアルブミンとされているうえ、法律名もまちがいです。
答えの内訳
- a:フィブリノゲン
- C型肝炎訴訟の原因となったのは、特定のフィブリノゲン製剤や血液凝固第IX因子製剤です。
- b:国及び製薬企業
- 訴訟は国及び製薬企業を被告として全国の5つの地方裁判所で提訴されました。
- c:特別措置法
- 早期・一律救済を図るため、2008年1月に「特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第IX因子製剤によるC型肝炎感染被害者を救済するための特別措置法(特別措置法)」が制定・施行されました。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- C型肝炎訴訟=フィブリノゲン製剤・血液凝固第IX因子製剤、2008年特別措置法
間違えやすいところ
- スモン(キノホルム)やサリドマイド、救済基金法ができたきっかけの事件と混同しやすい。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験(長野県)前半・試験問題問39
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.23 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
薬害訴訟及びそれを契機とした体制整備等
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 薬害の歴史 / 安全確保対策 / 医薬品等行政評価・監視委員会
薬害訴訟及びそれを契機とした体制整備等に関する記述a~cの正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a HIV訴訟を契機として、血液製剤の安全確保対策として検査や献血時の問診の充実が図られた。 b CJD(クロイツフェルト・ヤコブ病)訴訟等を契機として、生物由来製品による感染等被害救済制度が創設された。 c サリドマイド訴訟を契機として、医師、薬剤師、法律家、薬害被害者などの委員により構成される医薬品等行政評価・監視委員会が設置された。
解答・解説を表示
解答
4
解説
HIV訴訟、CJD訴訟、薬害肝炎事件など、それぞれの薬害の反省から別々の制度改革が進みました。血液製剤の安全対策、生物由来製品の感染救済制度、医薬品等行政評価・監視委員会の設置などです。
解き方
- HIV訴訟がきっかけの安全対策(記述a)が正しいことを確かめます。
- CJD訴訟がきっかけの生物由来製品による感染等被害救済制度の創設(記述b)が正しいことを確かめます。
- 医薬品等行政評価・監視委員会の設置のきっかけが薬害肝炎事件なので、記述cを誤りとします。
- 選択肢 1不正解
- bは正しいので、まちがいです。
- 選択肢 2不正解
- aが正しく、cが誤りなので、まちがいです。
- 選択肢 3不正解
- bが正しく、cが誤りなので、まちがいです。
- 選択肢 4正解
- aが正、bが正、cが誤の組み合わせで、正解です。
答えの内訳
- a:正
- HIV訴訟を契機として、血液製剤の安全確保のため献血時の問診の充実や各種検査体制の強化が図られました。
- b:正
- ヒト乾燥硬膜による感染被害であるCJD訴訟等を契機に、2002年の法改正で生物由来製品による感染等被害救済制度が創設されました。
- c:誤
- 医薬品等行政評価・監視委員会が設置された契機は、サリドマイド訴訟ではなく「薬害肝炎事件(C型肝炎訴訟)」の反省を踏まえたものです。
覚えるポイント
- 医薬品等行政評価・監視委員会は薬害肝炎事件を契機に設置された
間違えやすいところ
- CJDがきっかけの感染被害救済制度と、薬害肝炎がきっかけの行政評価・監視委員会の設置を、取り違えやすい。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験(長野県)前半・試験問題問40
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.24 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
口腔の構造と唾液の働き
人体の働きと医薬品 · 消化器系 / 口腔 / 歯 / 唾液
口腔の構造や機能に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを選びなさい。 a 舌の表面には舌乳頭という無数の小さな突起があり、味覚を感知する部位である味蕾が分布している。 b 歯冠の表面はエナメル質で覆われ、体で最も硬い部分となっている。 c 唾液は味覚の形成に関与しない。 d 唾液によって口腔内はpHがほぼ中性に保たれ、アルカリによる歯の齲蝕を防いでいる。
解答・解説を表示
解答
1
解説
口腔は食べ物をかみ砕き、味を感じ、唾液で消化を助ける器官です。唾液は食べ物をぬらして味の成分を味蕾(みらい)へ運び、口の中を中性に保って酸による虫歯を防ぎます。
解き方
- 各記述の正しさを調べる。aは正しく、bも正しい。cは誤り(唾液は味の成分を溶かして味覚の形成に関与する)。dも誤り(虫歯の原因はアルカリではなく酸)。
- 正しい記述の組み合わせ(a、b)に対応する選択肢1を選ぶ。
- 選択肢 1正解
- aとbはどちらも正しいので、これが正解です。
- 選択肢 2不正解
- cの「唾液は味覚の形成に関与しない」が誤りなので、適切ではありません。
- 選択肢 3不正解
- dの「アルカリによる齲蝕」が誤りで、正しくは「酸による齲蝕」なので適切ではありません。
- 選択肢 4不正解
- cもdも誤った記述なので、適切ではありません。
覚えるポイント
- エナメル質は人体で最も硬い組織であり、象牙質を覆っている。
- 唾液は口腔内を中性に保ち、酸による歯の齲蝕(むし歯)を防ぐ。
間違えやすいところ
- 虫歯の原因になるのは、細菌が糖からつくる「酸」です。アルカリではありません。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(令和5年4月改訂版)「人体の働きと医薬品」
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.25 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
消化器系(食道・胃・小腸・膵臓)の働き
人体の働きと医薬品 · 消化器系 / 食道 / 胃 / 小腸 / 膵臓
消化器系に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを選びなさい。 a 食道の上端と下端にある括約筋は、胃の内容物が食道や咽頭に逆流しないように防いでいる。 b タンパク質がペプシノーゲンによって半消化された状態をペプトンという。 c 小腸は栄養分の吸収に重要な器官であるため、内壁の表面積を大きくする構造を持つ。 d 膵臓は、炭水化物、タンパク質、脂質のそれぞれを消化するすべての酵素の供給を担っている。
解答・解説を表示
解答
2
解説
胃液のペプシノーゲンは、胃酸(塩酸)によってペプシンという働く形に変わり、タンパク質を消化してペプトンにします。膵臓は炭水化物・タンパク質・脂質の三大栄養素すべてを消化する酵素を出します。
解き方
- a:食道の上と下にある括約筋が逆流を防ぐ仕組みなので正しい。
- b:タンパク質を半消化するのはペプシノーゲンそのものではなく、活性化したペプシンなので誤り。
- c:小腸の内壁には輪状ひだや絨毛があり、表面積を広げて吸収しやすくしているので正しい。
- d:膵臓はアミラーゼ、トリプシン、リパーゼなどを出し、三大栄養素すべての消化酵素を供給するので正しい。
- 正誤の並び(正・誤・正・正)から選択肢2を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- bが正、cとdが誤とされているので適切ではありません。
- 選択肢 2正解
- a:正、b:誤、c:正、d:正で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- aが誤、bが正、cが誤とされているので適切ではありません。
- 選択肢 4不正解
- aが誤とされているので適切ではありません。
- 選択肢 5不正解
- bが正、dが誤とされているので適切ではありません。
覚えるポイント
- ペプシノーゲンは胃酸によってペプシンとなって初めてタンパク質を消化する。
- 膵臓は炭水化物、タンパク質、脂質のすべてを消化する酵素を分泌する。
間違えやすいところ
- ペプシノーゲンはまだ働かない前の姿で、タンパク質を直接分解するわけではありません。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(令和5年4月改訂版)「人体の働きと医薬品」
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.25 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
胆嚢及び肝臓の機能と代謝
人体の働きと医薬品 · 消化器系 / 肝臓 / 胆嚢 / 胆汁 / 代謝
胆嚢及び肝臓に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを選びなさい。 a 胆汁に含まれる胆汁酸塩(コール酸、デオキシコール酸等の塩類)は、タンパク質の消化を容易にし、また、脂溶性ビタミンの吸収を助ける。 b 肝臓は横隔膜の直下に位置する大きい臓器であり、胆汁を産生する等の働きがある。 c 胃や小腸で吸収されたアルコールは、肝臓へと運ばれて、一度酢酸に代謝された後、さらに代謝されてアセトアルデヒドとなる。 d 肝臓では、必須アミノ酸であるリジンとロイシンを生合成することができる。
解答・解説を表示
解答
5
解説
胆汁酸塩は脂質を細かくして、脂質の消化・吸収を助けます。アルコールはアルコール脱水素酵素によってアセトアルデヒドになり、その後さらに酢酸へと代謝されます。必須アミノ酸は体の中でつくれません。
解き方
- a:胆汁酸塩が消化を助ける相手は「脂質(脂肪)」で、タンパク質ではないので誤り。
- b:肝臓は横隔膜のすぐ下にあり、人体で最も大きい臓器で、胆汁をつくるので正しい。
- c:代謝の順番は「アルコール → アセトアルデヒド → 酢酸」なので誤り。
- d:必須アミノ酸は体の中でつくれないアミノ酸なので誤り。
- 正誤の並び(誤・正・誤・誤)から選択肢5を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aが正とされているので適切ではありません。
- 選択肢 2不正解
- aとcが正、bが誤とされているので適切ではありません。
- 選択肢 3不正解
- bが誤、dが正とされているので適切ではありません。
- 選択肢 4不正解
- bが誤、cとdが正とされているので適切ではありません。
- 選択肢 5正解
- a:誤、b:正、c:誤、d:誤で、正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- アルコールの代謝経路は「アルコール → アセトアルデヒド → 酢酸」。
- 必須アミノ酸は体内(肝臓)で合成できないため、食事から摂取する必要がある。
間違えやすいところ
- 胆汁酸塩が助けるのはタンパク質の消化ではなく、脂質の消化・吸収です(リパーゼによる分解を進めます)。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(令和5年4月改訂版)「人体の働きと医薬品」
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.26 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
呼吸器系の構造とガス交換の仕組み
人体の働きと医薬品 · 呼吸器系 / 鼻腔 / 咽頭 / 肺 / 肺胞
呼吸器系に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを選びなさい。 a 鼻汁にはリゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。 b 咽頭は鼻腔と口腔につながっており、消化管と気道の両方に属する。 c 肺自体には肺を動かす筋組織がないため、横隔膜や肋間筋によって、肺が拡張及び収縮することにより呼吸運動が行われている。 d 肺胞の壁を介して、心臓から送られてくる血液から酸素が肺胞気中に拡散し、代わりに二酸化炭素が血液中の赤血球に取り込まれるガス交換が行われる。
解答・解説を表示
解答
2
解説
肺胞でのガス交換では、肺胞気の中の「酸素」が血液中の赤血球に取り込まれ、血液中の「二酸化炭素」が肺胞気の中へ出て排出されます。
解き方
- a:鼻汁には菌を殺すリゾチームが含まれ、気道を守る仕組みの一つなので正しい。
- b:咽頭は呼吸器と消化器が交わる共通の通り道なので正しい。
- c:肺そのものには筋肉がなく、横隔膜や肋間筋が胸郭を動かすことで呼吸が行われるので正しい。
- d:肺胞気の酸素が赤血球に取り込まれ、血液中の二酸化炭素が肺胞気へ出ていくので、記述は逆で誤り。
- 正誤の並び(正・正・正・誤)から選択肢2を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- bが誤、dが正とされているので適切ではありません。
- 選択肢 2正解
- a:正、b:正、c:正、d:誤で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- aとcが誤、dが正とされているので適切ではありません。
- 選択肢 4不正解
- aとbが誤とされているので適切ではありません。
- 選択肢 5不正解
- cが誤とされているので適切ではありません。
覚えるポイント
- 肺自体には筋組織がなく、自力で運動できない。
- ガス交換では肺胞気から血液へ酸素が移行し、血液から肺胞気へ二酸化炭素が移行する。
間違えやすいところ
- 酸素と二酸化炭素の動く向きを逆に書いた引っかけに注意しましょう。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(令和5年4月改訂版)「人体の働きと医薬品」
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.26 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
循環器系(血液成分と血管)の機能
人体の働きと医薬品 · 循環器系 / アルブミン / リンパ球 / 静脈
循環器系に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを選びなさい。 a アルブミンには、血液の浸透圧を保持する(血漿成分が血管から組織中に漏れ出るのを防ぐ)働きや、ホルモンや医薬品の成分等と複合体を形成して、それらが血液によって運ばれるときに代謝や排泄を受けにくくする働きがある。 b リンパ球は、血管壁を通り抜けて組織の中に入り込むことができ、感染が起きた組織に遊走して集まり、細菌やウイルス等を食作用によって取り込んで分解する。 c 静脈は皮膚表面近くを通っている部分が多く、皮膚の上から透けて見えることがある。
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解答
1
解説
白血球のうち、食作用(細菌などを取り込んで分解すること)を行うのは主に好中球や単球(マクロファージ)です。リンパ球(T細胞、B細胞、NK細胞など)は抗体をつくったり、決まった相手を攻撃したりする免疫を担当し、食作用は行いません。
解き方
- a:血漿タンパク質のアルブミンが血液の浸透圧を保ち、ホルモンや医薬品と結びついて運ぶ記述なので正しい。
- b:細菌やウイルスを食作用で取り込んで分解するのは好中球や単球(マクロファージ)で、リンパ球ではないので誤り。
- c:静脈は皮膚のすぐ下を通るものが多く、皮膚から透けて見えるので正しい。
- 正誤の並び(正・誤・正)から選択肢1を選ぶ。
- 選択肢 1正解
- a:正、b:誤、c:正で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- bが正、cが誤とされているので適切ではありません。
- 選択肢 3不正解
- aが誤とされているので適切ではありません。
- 選択肢 4不正解
- aが誤、bが正とされているので適切ではありません。
覚えるポイント
- 食作用(貪食能)を持つ代表的な白血球は好中球と単球(マクロファージ)。
- アルブミンは膠質浸透圧の維持や薬物・ホルモンの運搬を担う。
間違えやすいところ
- リンパ球は食作用ではなく、抗原抗体反応(液性免疫)や感染した細胞を攻撃する働き(細胞性免疫)を担当します。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(令和5年4月改訂版)「人体の働きと医薬品」
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.27 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
泌尿器系の構造と排尿・ホルモンの働き
人体の働きと医薬品 · 泌尿器系 / 前立腺 / ネフロン / アルドステロン / 排尿機構
泌尿器系に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを選びなさい。 a 男性では、膀胱の真下に尿道を取り囲むように前立腺があり、加齢とともに前立腺が肥大し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがある。 b 腎臓の基本的な機能単位(ネフロン)は、腎小体と尿細管とで構成される。 c 副腎皮質ホルモンの一つであるアルドステロンは、体内に塩分と水を貯留し、カリウムの排泄を促す作用がある。 d 膀胱の出口にある膀胱括約筋が収縮すると、同時に膀胱壁の排尿筋が緩み、尿が尿道へと押し出される。
解答・解説を表示
解答
5
解説
排尿のときは、膀胱の壁にある排尿筋(平滑筋)が「収縮」して尿を押し出し、同時に膀胱の出口の膀胱括約筋が「緩む(弛緩する)」ことで尿道が開きます。
解き方
- a:前立腺が大きくなって尿道を圧迫し、排尿しにくくなる仕組みなので正しい。
- b:ネフロンは腎小体(糸球体とボーマン嚢)と尿細管からできているので正しい。
- c:アルドステロンはナトリウム(塩分)と水の再吸収を促し、カリウムの排泄を促すので正しい。
- d:排尿のときは排尿筋が収縮し、膀胱括約筋が緩むので、記述は逆で誤り。
- 正誤の並び(正・正・正・誤)から選択肢5を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- bが誤とされているので適切ではありません。
- 選択肢 2不正解
- aが誤、dが正とされているので適切ではありません。
- 選択肢 3不正解
- bとcが誤、dが正とされているので適切ではありません。
- 選択肢 4不正解
- aが誤、dが正とされているので適切ではありません。
- 選択肢 5正解
- a:正、b:正、c:正、d:誤で、正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- 排尿時は「膀胱排尿筋が収縮」し「膀胱括約筋が弛緩」する。
- ネフロン = 腎小体 + 尿細管。
間違えやすいところ
- 排尿のときに膀胱括約筋が「収縮」してしまうと、出口が閉まって尿が出せなくなります。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(令和5年4月改訂版)「人体の働きと医薬品」
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.27 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
感覚器系(耳・鼻)の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 感覚器系 / 外耳 / 中耳 / 内耳 / 副鼻腔
鼻及び耳に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを選びなさい。 a 外耳道にある耳垢腺(汗腺の一種)や皮脂腺からの分泌物に、埃や外耳道上皮の老廃物などが混じって耳垢(耳あか)となる。 b 中耳は、聴覚器官である蝸牛と、平衡器官である前庭の2つの部分からなる。 c 副鼻腔には線毛がないため、副鼻腔に入った埃等は粘液によって排出される。 d 鼻腔と副鼻腔を連絡する管は非常に狭いため、鼻腔粘膜が腫れると副鼻腔の開口部がふさがりやすくなり、副鼻腔に炎症を生じることがある。
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解答
1
解説
耳は外耳・中耳・内耳に分かれ、蝸牛(かぎゅう)・前庭・半規管は「内耳」の一部です。副鼻腔の内側も線毛(せんもう)で覆われていて、線毛の動きによって分泌物や異物を鼻腔へ押し出します。
解き方
- a:耳垢腺や皮脂腺の分泌物に、ほこりや古くなった上皮が混ざって耳垢になるという正しい記述。
- b:蝸牛と前庭(および半規管)は「内耳」の構造なので誤り(中耳は鼓膜と耳小骨からなる)。
- c:副鼻腔の内側にも線毛があり、線毛の動きで異物を排出するので誤り。
- d:鼻腔の粘膜が腫れると副鼻腔の開口部がふさがり、副鼻腔炎を起こすという正しい記述。
- 正誤の並び(正・誤・誤・正)から選択肢1を選ぶ。
- 選択肢 1正解
- a:正、b:誤、c:誤、d:正で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤、bが正とされているので適切ではありません。
- 選択肢 3不正解
- bとcが正、dが誤とされているので適切ではありません。
- 選択肢 4不正解
- aとdが誤、bが正とされているので適切ではありません。
- 選択肢 5不正解
- cが正、dが誤とされているので適切ではありません。
覚えるポイント
- 蝸牛・前庭・半規管は「内耳」に属する。
- 副鼻腔の内壁には線毛が生えており、異物を排出する働きがある。
間違えやすいところ
- 鼓室や耳小骨が「中耳」、蝸牛・前庭は「内耳」です。どちらに属するかの混同に注意しましょう。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(令和5年4月改訂版)「人体の働きと医薬品」
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.28 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
感覚器系(目)の構造と遠近調節
人体の働きと医薬品 · 感覚器系 / 眼球 / 水晶体 / 毛様体 / 結膜 / 眼筋
目に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを選びなさい。 a 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮及び弛緩によって、遠くの物を見るときには丸く厚みが増し、近くの物を見るときには扁平になる。 b 透明な角膜や水晶体には血管が通っておらず、組織液(房水)によって栄養分や酸素が供給されている。 c 結膜の充血は、白目の部分だけが赤くなり、眼瞼(まぶた)の裏側は赤くならないという特徴がある。 d 眼筋は、眼球を上下左右斜めの各方向に向けるため、眼球側面の強膜に6本つながっている。
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解答
4
解説
近くの物を見るときは毛様体筋が収縮してチン小帯が緩み、水晶体の厚みが増します。遠くを見るときは水晶体が扁平になります。結膜はまぶたの裏側から眼球の前(白目)まで覆っているので、結膜炎などでは両方の結膜が赤くなります。
解き方
- a:遠くを見るときは水晶体が扁平になり、近くを見るときに厚みが増すので、記述は逆で誤り。
- b:角膜や水晶体には血管がなく、房水から酸素や栄養を受け取っているので正しい。
- c:結膜はまぶたの裏側(眼瞼結膜)にも広がっているので、結膜の充血ではまぶたの裏も赤くなる。よって誤り。
- d:眼球を動かす外眼筋は6本(上直筋・下直筋・内側直筋・外側直筋・上斜筋・下斜筋)あり、強膜につながるので正しい。
- 正誤の並び(誤・正・誤・正)から選択肢4を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aとcが正、dが誤とされているので適切ではありません。
- 選択肢 2不正解
- aとcが正、bが誤とされているので適切ではありません。
- 選択肢 3不正解
- cが正、dが誤とされているので適切ではありません。
- 選択肢 4正解
- a:誤、b:正、c:誤、d:正で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- bが誤とされているので適切ではありません。
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覚えるポイント
- 遠くを見るとき:毛様体が弛緩、水晶体は扁平になる。
- 近くを見るとき:毛様体が収縮、水晶体は厚みが増す。
間違えやすいところ
- 結膜充血では、まぶたの裏側の眼瞼結膜も赤くなります。これは角膜の周りの深い血管が充血する毛様充血と区別されます。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(令和5年4月改訂版)「人体の働きと医薬品」
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.28 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
外皮系の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 外皮系 / 皮膚の構造 / 汗腺 / メラニン色素
皮膚や付属器官などの外皮系に関する記述のうち、正しいものの組み合わせとして適切なものを1つ選びなさい。 a 毛根を鞘状に包んでいる毛包には立毛筋と皮脂腺がつながっており、立毛筋は気温や感情の変化などの刺激により収縮し、毛穴が隆起する立毛反射(いわゆる「鳥肌」)が生じる。 b 汗腺には、腋窩(わきのした)などの毛根部に分布するエクリン腺と、手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布するアポクリン腺(体臭腺)の二種類がある。 c メラニン色素は、真皮及び皮下組織に多く存在するメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。 d 皮膚の表面に存在する微生物のバランスが崩れたり、皮膚を構成する組織に損傷を生じると、病原菌の繁殖、侵入が起こりやすくなる。
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解答
3
解説
皮膚は表皮・真皮・皮下組織の3つの層からできており、体を守り体温を調節する働きがあります。汗腺には全身に分布するエクリン腺と、わきの下などに限られるアポクリン腺の2種類があります。メラニン色素をつくるメラノサイトは、表皮の一番下の基底層にあります。
解き方
- 各記述の正誤を確かめる。aは正しく、bは腺の説明が逆で誤り、cはメラノサイトが表皮基底層なので誤り、dは正しい。
- 正しい組み合わせは(a、d)なので、選択肢3を正解とする。
- 選択肢 1不正解
- 記述bはエクリン腺とアポクリン腺の分布の説明が逆になっているので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 記述cはメラノサイトの場所を表皮の基底層ではなく真皮・皮下組織としているので誤りです。
- 選択肢 3正解
- 記述aとdはどちらも正しいので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 4不正解
- 記述bは汗腺の分布についての説明が逆になっているので誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 記述cはメラノサイトがある層の説明が誤っているので誤りです。
答えの内訳
- a:正
- 立毛筋は毛包につながっており、寒さや感情の変化により収縮して毛穴が隆起する立毛反射を生じさせます。
- b:誤
- 全身に分布して体温調節を担うのがエクリン腺であり、腋窩などの毛根部に分布するのがアポクリン腺(体臭腺)です。
- c:誤
- メラニン産生細胞(メラノサイト)が存在するのは真皮や皮下組織ではなく、表皮の最下層である基底層です。
- d:正
- 皮膚常在菌のバランス崩壊や組織損傷は、病原菌の繁殖や体内への侵入を容易にします。
覚えるポイント
- エクリン腺は全身(体温調節)、アポクリン腺は腋窩など毛根部(体臭腺)
- メラノサイトは表皮の最下層である基底層に存在する
間違えやすいところ
- エクリン腺とアポクリン腺の分布や働きを混同しやすい。
- メラノサイトがある皮膚の層を、表皮ではなく真皮と間違えやすい。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題・正答(長野県)
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.29 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
骨格系の構造と働き
人体の働きと医薬品 · 骨格系 / 骨の構造 / 造血機能 / 骨代謝
骨格系に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 骨の機能の一つに造血機能があり、赤血球、白血球及び血小板は造血幹細胞から分化することにより、体内に供給される。 b 骨の基本構造は、骨質、骨質内部の骨髄及び骨の接合部にある関節軟骨の三組織からなる。 c 骨は生きた組織であり、成長が停止した後も一生を通じて破壊(骨吸収)と修復(骨形成)が行われている。
解答・解説を表示
解答
2
解説
骨は体を支え、内臓を守り、体を動かし、成分をたくわえ、血を作るという働きを持ちます。骨の基本構造は、骨膜・骨質・骨髄の3つです。骨は死んだ組織ではなく、成長が止まっても一生を通じて壊す働き(骨吸収)と作り直す働き(骨形成)が続きます。
解き方
- 記述aは、骨の造血機能について正しい。
- 記述bの骨の基本構造は「骨膜・骨質・骨髄」であり、「関節軟骨」ではないので誤り。
- 記述cは、骨吸収と骨形成が一生続くという内容で正しい。
- 「正・誤・正」の組み合わせなので、選択肢2を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- 記述bが誤りで、記述cは正しいので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 2正解
- aが正しく、bが誤りで、cが正しいので、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- 記述aとcはどちらも正しい内容なので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述aは正しく、記述bは誤りなので、この組み合わせは正しくありません。
答えの内訳
- a:正
- 骨髄において造血幹細胞から赤血球、白血球、血小板が分化・産生される造血機能を有しています。
- b:誤
- 骨の基本構造は、骨膜、骨質、骨髄の3組織から構成されます。関節軟骨ではありません。
- c:正
- 骨は活発な生体組織であり、生涯を通じて破骨細胞による骨吸収と骨芽細胞による骨形成(リモデリング)が繰り返されます。
覚えるポイント
- 骨の基本構造は「骨膜」「骨質」「骨髄」の3組織
- 骨は成木のような固定物ではなく、一生涯骨吸収と骨形成が続く
間違えやすいところ
- 関節軟骨を骨の基本構造3つの1つと間違えやすい。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題・正答(長野県)
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.29 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
筋組織の種類と生理作用
人体の働きと医薬品 · 筋組織 / 骨格筋 / 平滑筋 / 心筋 / 筋疲労
筋組織に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 骨格筋の筋繊維を顕微鏡で観察すると横縞模様(横紋)が見られるが、平滑筋及び心筋には横縞模様(横紋)が見られない。 b 骨格筋及び平滑筋は随意筋であり、心筋は不随意筋である。 c 骨格筋の疲労とは、運動を続けることでグリコーゲンが減少し、酸素や栄養分の供給不足が起こるとともに、グリコーゲンの代謝に伴って生成する乳酸が蓄積して、筋組織の収縮性が低下する現象である。 d 随意筋は体性神経系(運動神経)で支配されるのに対し、不随意筋は自律神経系に支配されている。
解答・解説を表示
解答
4
解説
筋肉は骨格筋・平滑筋・心筋の3種類に分けられます。骨格筋は横じま(横紋)があり、自分の意思で動かせる随意筋で、体性神経系に支配されます。平滑筋は横じまがなく、心筋は横じまがあり、どちらも自分の意思で動かせない不随意筋で、自律神経系に支配されます。
解き方
- 記述aは、心筋にも横じまがあるので「誤」と判断する。
- 記述bは、平滑筋は不随意筋なので「誤」と判断する。
- 記述cは、筋肉の疲労のしくみとして正しいので「正」と判断する。
- 記述dは、神経の支配の対応として正しいので「正」と判断する。
- 「誤・誤・正・正」の組み合わせなので、選択肢4を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが誤りで、記述dは正しいので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 2不正解
- 記述aとbが誤りで、記述cは正しいので不適切です。
- 選択肢 3不正解
- 記述bが誤りで、記述cは正しいので不適切です。
- 選択肢 4正解
- aが誤、bが誤、cが正、dが正で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- 記述bが誤りで、記述dは正しいので不適切です。
答えの内訳
- a:誤
- 心筋は骨格筋と同様に横縞模様(横紋)が見られる横紋筋であり、横紋が見られないのは平滑筋のみです。
- b:誤
- 自分の意思で動かせる随意筋は骨格筋のみであり、平滑筋と心筋は自律神経支配の不随意筋です。
- c:正
- 骨格筋の疲労は、グリコーゲンの枯渇や酸素不足、代謝産物である乳酸の蓄積等によって生じます。
- d:正
- 随意筋は体性神経系(運動神経)、不随意筋は自律神経系によってコントロールされています。
覚えるポイント
- 骨格筋:横紋筋・随意筋・体性神経系
- 平滑筋:平滑筋・不随意筋・自律神経系
- 心筋:横紋筋・不随意筋・自律神経系
間違えやすいところ
- 心筋を平滑筋と混同して、横じまがないと誤解しやすい。
- 平滑筋を随意筋と間違えやすい。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題・正答(長野県)
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.30 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
中枢神経系の構造と血液脳関門
人体の働きと医薬品 · 中枢神経系 / 血液脳関門 / 脳幹 / 延髄
中枢神経系に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 中枢神経系は脳や脊髄から体の各部へと伸びている。 b 脳の血管は末梢に比べて物質の透過に関する選択性が高く、タンパク質などの大分子や小分子でもイオン化した物質は血液中から脳の組織へ移行しにくい。 c 小児では、血液脳関門が未発達であるため、循環血液中に移行した医薬品の成分が脳の組織に達しやすい。 d 脊髄には、心拍数を調節する心臓中枢及び呼吸を調節する呼吸中枢がある。
解答・解説を表示
解答
4
解説
神経系は、脳と脊髄からなる中枢神経系と、全身に広がる末梢神経系に分けられます。脳を守る血液脳関門は、小児ではまだ未発達です。心臓や呼吸を調整する中枢は、脊髄ではなく脳幹の延髄にあります。
解き方
- 記述aは、体の各部に伸びるのは末梢神経系なので「誤」と判断する。
- 記述bは、血液脳関門の性質として正しいので「正」と判断する。
- 記述cは、小児の血液脳関門が未発達という内容で「正」と判断する。
- 記述dは、心臓・呼吸中枢は延髄にあるので「誤」と判断する。
- 「誤・正・正・誤」の組み合わせなので、選択肢4を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが誤りで、記述bは正しいので不適切です。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが誤りで、記述cは正しいので不適切です。
- 選択肢 3不正解
- 記述dが誤り(正しくは延髄)なので不適切です。
- 選択肢 4正解
- aが誤、bが正、cが正、dが誤で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- 記述bとcが正しく、記述dは誤りなので不適切です。
答えの内訳
- a:誤
- 脳と脊髄そのものが中枢神経系であり、脳や脊髄から体の各部へと伸びているのは「末梢神経系」です。
- b:正
- 血液脳関門(BBB)により、大分子や水溶性・イオン化した物質は脳組織へ容易に移行できません。
- c:正
- 小児は血液脳関門が未発達であるため、薬物成分が中枢神経系へ到達しやすく副作用のリスクが高まります。
- d:誤
- 心拍数を調節する心臓中枢や呼吸中枢が存在するのは脊髄ではなく、脳幹の「延髄」です。
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覚えるポイント
- 中枢神経系=脳と脊髄。末梢神経系=中枢から全身へ伸びる神経
- 生命維持(心臓・呼吸・嚥下中枢など)は延髄にある
間違えやすいところ
- 延髄の働き(呼吸中枢・心臓中枢)を脊髄と混同しやすい。
- 中枢神経系と末梢神経系の意味を取り違えやすい。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題・正答(長野県)
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.30 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
自律神経系の作用(副交感神経)
人体の働きと医薬品 · 自律神経系 / 副交感神経 / 効果器 / 消化器系
副交感神経系が活発になっているときの効果器とその反応との関係のうち、正しいものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
自律神経系は、交感神経系と副交感神経系がたがいに反対の働きをする形で調整しています。交感神経系は体を活発に動かすとき(闘争・逃走)に働き、心拍を増やし気管を広げます。副交感神経系は休息や消化吸収のときに働き、心拍を減らし消化管の運動を活発にします。
解き方
- 副交感神経が優位のときの体の反応(休息と消化の促進)を思い出す。
- 心臓は心拍数が減り、気管は縮み、肝臓はグリコーゲンを合成する(分解は交感神経)ことを確かめる。
- 腸の運動が活発になるのは副交感神経の働きとして正しいので、選択肢3を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- 心拍数の増加は交感神経系の反応で、副交感神経では心拍数は減ります。
- 選択肢 2不正解
- 気管の拡張は交感神経系の反応で、副交感神経では気管は縮みます。
- 選択肢 3正解
- 副交感神経が活発になると、消化液の分泌や胃腸の運動が活発になるので正しいです。
- 選択肢 4不正解
- グリコーゲンの分解は、体を動かす交感神経が優位なときに起こります。
答えの内訳
- 1:誤
- 副交感神経系が優位になると、心拍数は減少(抑制)します。心拍数増加は交感神経系の反応です。
- 2:誤
- 副交感神経系が優位になると気管・気管支は収縮します。拡張は交感神経系の反応です。
- 3:正
- 副交感神経系は消化吸収などの休息時機能を促進するため、腸の運動を亢進させます。
- 4:誤
- グリコーゲンの分解によるブドウ糖の放出は、エネルギーを消費する交感神経系の反応です。

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覚えるポイント
- 交感神経:心拍数増加・気管支拡張・消化管運動抑制・瞳孔散大
- 副交感神経:心拍数減少・気管支収縮・消化管運動亢進・瞳孔縮小
間違えやすいところ
- 気管支と消化管の働き(交感神経で気管支拡張・消化管抑制、副交感神経で気管支収縮・消化管亢進)が逆になりやすい。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題・正答(長野県)
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.31 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品有効成分の体内への吸収
人体の働きと医薬品 · 薬物動態 / 吸収 / 点眼薬 / 坐剤
医薬品の有効成分の吸収に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 有効成分の吸収量や吸収速度は、消化管内容物や他の医薬品の作用によって影響を受ける。 b 眼の粘膜に適用する点眼薬は、眼以外の部位に到達して副作用を起こすことはない。 c 坐剤は、肛門から挿入することにより直腸内で溶解され、薄い直腸内壁の粘膜から有効成分が吸収されるものである。
解答・解説を表示
解答
4
解説
医薬品が吸収される量や速さは、投与する経路や、一緒にある物によって大きく変わります。体の一部に使う外用薬でも、粘膜などから血液に入って全身に副作用を起こすことがあります。そこに注意が必要です。
解き方
- 記述aは、消化管の中身の影響を受けるので「正」と判断する。
- 記述bは、点眼薬も鼻涙管などを通って全身に吸収され副作用を起こすので「誤」と判断する。
- 記述cは、坐剤が直腸の粘膜から吸収されるという内容で正しいので「正」と判断する。
- 「正・誤・正」の組み合わせなので、選択肢4を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- 記述bの点眼薬についての説明が誤っているので不適切です。
- 選択肢 2不正解
- 記述cの坐剤についての説明は正しいので不適切です。
- 選択肢 3不正解
- 記述aは正しく、記述bは誤っているので不適切です。
- 選択肢 4正解
- aが正、bが誤、cが正で、正しい組み合わせです。
答えの内訳
- a:正
- 食事などの消化管内容物や併用医薬品によって胃内容排出速度や吸着・相互作用が起こり、吸収量や速度が変化します。
- b:誤
- 点眼薬は鼻涙管を通って鼻粘膜や消化管に移行し、そこから吸収されて全身的な副作用を生じることがあります。
- c:正
- 坐剤は体温等で融解・溶解し、直腸粘膜から速やかに吸収され、初回通過効果を一部回避して全身に循環します。
覚えるポイント
- 点眼薬も鼻涙管を経て全身循環に入り副作用を引き起こすことがある
- 坐剤は直腸粘膜から吸収され、肝初回通過効果を一部回避する
間違えやすいところ
- 局所に使う薬(点眼薬・点鼻薬など)なら全身性の副作用は起きないと勘違いしやすい。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題・正答(長野県)
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.31 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品の代謝及び排泄
人体の働きと医薬品 · 代謝 / 排泄 / 肝初回通過効果 / 門脈 / 腎排泄
医薬品の代謝及び排泄に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 医薬品の有効成分が代謝を受けると、体外へ排泄されやすい脂溶性の物質に変化する。 b 経口投与後、消化管で吸収された医薬品の有効成分は、全身循環に入る前にリンパ管を経由して肝臓を通過する。 c 循環血液中に存在する有効成分の多くは、未変化体又は代謝物の形で腎臓から尿中に排泄される。
解答・解説を表示
解答
3
解説
口から飲んだ薬は、主に小腸で吸収され、門脈という血管を通って肝臓に運ばれて代謝を受けます(肝初回通過効果)。代謝されると、体の外に出やすい水に溶けやすい物質に変わります。そして主に腎臓から尿の中へ排泄されます。
解き方
- 記述aは、代謝で「水溶性」に変わるので「誤」と判断する。
- 記述bは、肝臓に運ぶ血管は「門脈」なので「誤」と判断する。
- 記述cは、腎臓から尿中へ排泄されるという内容で正しいので「正」と判断する。
- 「誤・誤・正」の組み合わせなので、選択肢3を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- 記述a(正しくは水溶性)と記述b(正しくは門脈)がどちらも誤っているので不適切です。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが誤りで、記述cは正しいので不適切です。
- 選択肢 3正解
- aが誤、bが誤、cが正で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- 記述bが誤り(リンパ管ではなく門脈)なので不適切です。
- 選択肢 5不正解
- 記述cは正しい内容なので不適切です。
答えの内訳
- a:誤
- 医薬品の代謝では、体外へ排泄されやすいように親水性の高い「水溶性」の物質に化学変化させられます。
- b:誤
- 消化管で吸収された有効成分は、リンパ管ではなく「門脈」という血管を経由して肝臓へと送られます。
- c:正
- 循環血液中の有効成分は、未変化体または肝代謝物として腎臓の糸球体で濾過等され、尿中へ排泄されます。
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覚えるポイント
- 代謝の目的は脂溶性物質を「水溶性」に変えて尿中等へ排泄しやすくすること
- 消化管で吸収された成分は「門脈」を通って肝臓に運ばれる
間違えやすいところ
- 排泄されやすい物質を「脂溶性」と「水溶性」で取り違えやすい。
- 門脈とリンパ管の役割を混同しやすい。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題・正答(長野県)
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.32 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品の剤形と適切な使用方法
人体の働きと医薬品 · 剤形 / シロップ剤 / 散剤 / カプセル剤 / チュアブル錠
医薬品の剤形及び適切な使用方法に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 経口液剤では、苦味やにおいが強く感じられることがあるので、小児に用いる医薬品の場合、白糖等の糖類を混ぜたシロップ剤とすることが多い。 b 散剤を服用するときは、飛散を防ぐため、あらかじめ少量の水(又はぬるま湯)を口に含んだ上で服用したり、何回かに分けて少しずつ服用するなどの工夫をするとよい。 c カプセルの原材料として広く用いられているゼラチンは、ブタなどのタンパク質を主成分としているため、ゼラチンに対してアレルギーを持つ人は使用を避けるなどの注意が必要である。 d チュアブル錠は、腸内での溶解を目的として錠剤表面をコーティングしているため、口中で噛み砕いて服用してはならない。
解答・解説を表示
解答
1
解説
薬の形(剤形)は、成分の性質や飲みやすさに合わせて作られています。チュアブル錠は口の中でかみ砕く錠剤で、水なしでも飲めます。一方、腸溶錠は胃酸で溶けずに腸で溶けるように作られた錠剤で、この2つははっきり区別されます。
解き方
- 記述a(シロップ剤にする目的)が正しいことを確かめる。
- 記述b(散剤の飲み方)が正しいことを確かめる。
- 記述c(カプセルの原料ゼラチンとアレルギー)が正しいことを確かめる。
- 記述dはチュアブル錠ではなく腸溶錠の説明なので誤りと確かめる。
- 「正・正・正・誤」の組み合わせなので、選択肢1を選ぶ。
- 選択肢 1正解
- aが正、bが正、cが正、dが誤で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- 記述bとcも正しい内容なので不適切です。
- 選択肢 3不正解
- 記述dは腸溶錠の説明で、チュアブル錠としては誤りなので不適切です。
- 選択肢 4不正解
- 記述aとcは正しい内容なので不適切です。
- 選択肢 5不正解
- 記述aとbは正しく、記述dは誤りなので不適切です。
答えの内訳
- a:正
- 小児用液剤では苦味や異臭のマスキングおよび服薬コンプライアンス向上のためシロップ剤が多用されます。
- b:正
- 散剤のむせや口中・気道への飛散を防ぐため、先に水を口に含んでから飲むなどの工夫が推奨されます。
- c:正
- カプセル基剤のゼラチンはウシやブタのコラーゲン由来タンパク質であり、アレルギー保有者は注意を要します。
- d:誤
- チュアブル錠は口の中で噛み砕くか溶かして服用する剤形です。記述は「腸溶錠」に関する説明です。
覚えるポイント
- チュアブル錠:口の中で噛み砕くか溶かして飲む(水なしで服用可能)
- 腸溶錠:胃で溶けず腸で溶けるようコーティング(噛み砕いてはいけない)
- カプセル被包のゼラチンは動物性タンパク質由来のためアレルギーに注意
間違えやすいところ
- チュアブル錠と腸溶錠の特ちょうや飲み方の注意を混同しやすい。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題・正答(長野県)
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.32 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症の病態と特徴
人体の働きと医薬品 · 皮膚粘膜眼症候群(SJS) / 中毒性表皮壊死融解症(TEN) / 重篤な副作用
医薬品の副作用として現れる皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 皮膚粘膜眼症候群は、38℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態である。 b 中毒性表皮壊死融解症は、最初に報告をした医師の名前にちなんで、ライエル症候群とも呼ばれている。 c いずれも、発生は非常にまれであるとはいえ、一旦発症すると多臓器障害の合併症等により致命的な転帰をたどることがある。 d いずれも、原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症することは少なく、1ヶ月以上経ってから発症することが多い。
解答・解説を表示
解答
3
解説
皮膚粘膜眼症候群(SJS)と中毒性表皮壊死融解症(TEN)は、全身の皮膚や粘膜に重い水ぶくれやただれができる急性の病気です。多くは薬を使い始めてから2週間以内に起こります。
解き方
- 記述a〜cが、SJSとTENの定義・別名・重さの説明として正しいか確認します。
- 記述dは発症の時期について、多くは薬を使い始めて2週間以内に起こるので誤りと判断します。
- 正・正・正・誤の組み合わせになる選択肢3を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 記述bは正しく、記述dは誤りなので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 2不正解
- 記述bとcが正しいので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 3正解
- 記述a・b・cが正しく、発症の時期についての記述dだけが誤りなので正解です。
- 選択肢 4不正解
- 記述aとcが正しいので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 5不正解
- 記述aは正しく、記述dは誤りなので、この組み合わせは間違いです。
答えの内訳
- a:正
- 皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群:SJS)は38℃以上の高熱を伴い、広範囲の皮膚や粘膜に重篤な症状が現れます。
- b:正
- 中毒性表皮壊死融解症(TEN)は、1956年に報告した医師ライエルにちなんでライエル症候群とも呼ばれます。
- c:正
- SJSおよびTENは発症頻度は極めてまれですが、肺炎や多臓器不全などの合併症を伴い死亡に至ることもある重篤な病態です。
- d:誤
- いずれの疾患も原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症することが多く、1ヶ月以上経ってから発症することはまれです。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- SJSとTENは原因医薬品の使用開始後2週間以内に発症することが多い
間違えやすいところ
- SJSとTENが起きる時期を「長く使い続けた後や1ヶ月以上たってから」と間違えやすい。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題・長野県(令和7年8月28日実施)前半問57
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.33 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
泌尿器系及び感覚器系に現れる副作用
人体の働きと医薬品 · 腎障害 / 排尿困難 / 抗コリン作用 / 眼圧上昇 / 散瞳
泌尿器系及び感覚器系に現れる副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 医薬品の使用が原因となって腎障害を生じることがあり、むくみ(浮腫)、倦怠感、発疹、発熱、血尿等の症状が現れることがある。 b 副交感神経系の機能を抑制する作用がある成分が配合された医薬品を使用すると、尿が出にくい、尿が少ししか出ない、残尿感がある等の症状を生じることがある。 c 抗コリン作用がある成分が配合された医薬品を使用すると、眼圧が下がり(急性緑内障発作)、眼痛や眼の充血に加え、急激な視力低下を来たすことがある。 d 医薬品によっては、瞳の拡大(散瞳)による異常な眩しさや目のかすみ等の副作用が現れることがある。
解答・解説を表示
解答
5
解説
抗コリン作用がある成分は副交感神経の働きをじゃまするため、尿が出にくくなったり、眼圧が上がって緑内障が悪くなったり、瞳が大きくなってまぶしくなったりします。
解き方
- 記述aとbが、腎臓の障害と副交感神経が抑えられたときの排尿障害の説明として正しいか確認します。
- 記述cは、急性緑内障発作が抗コリン作用で「眼圧が上がる」ことで起こるため誤りと判断します。
- 記述dが散瞳のときの症状として正しいことを確認し、正・正・誤・正の選択肢5を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 記述aとbが正しいので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aは正しく、記述cは誤りなので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 3不正解
- 記述bは正しく、記述cは誤りなので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 4不正解
- 記述cが誤りなので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 5正解
- 記述a・b・dが正しく、眼圧が下がるとした記述cだけが誤りなので正解です。
答えの内訳
- a:正
- 医薬品による腎障害では、尿量の減少や排尿異常、むくみ(浮腫)、全身倦怠感、血尿等の症状が見られます。
- b:正
- 抗コリン作用など副交感神経を抑制する成分は膀胱の排尿筋の収縮を抑制し、排尿困難や尿閉を生じさせることがあります。
- c:誤
- 抗コリン作用がある成分によって散瞳が起こると、房水の流出が妨げられて「眼圧が上昇」し、急性緑内障発作を誘発するおそれがあります。
- d:正
- 瞳孔散大筋の収縮や瞳孔括約筋の弛緩によって散瞳が引き起こされると、まぶしさや目のかすみが生じます。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 抗コリン作用による眼の副作用は「眼圧上昇」と「散瞳(まぶしさ)」
間違えやすいところ
- 急性緑内障発作が起こるしくみを「眼圧が下がる」と取り違えないこと。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題・長野県(令和7年8月28日実施)前半問58
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.34 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品による肝機能障害の病態と症状
人体の働きと医薬品 · 肝機能障害 / 中毒性肝障害 / アレルギー性肝障害 / 黄疸 / ビリルビン
肝機能障害に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 医薬品により生じる肝機能障害は、有効成分又はその代謝物の直接的肝毒性が原因で起きる中毒性のものと、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものに大別される。 b 軽度の肝機能障害の場合であっても、自覚症状を伴うことが多い。 c 肝機能障害の主な症状に、全身の倦怠感、黄疸、発熱、発疹等がある。 d 過剰となった血液中のビリルビンが尿中に排出されることにより、尿の色が濃くなることがある。
解答・解説を表示
解答
1
解説
薬による肝機能障害は、中毒性とアレルギー性の2つに分けられます。軽いうちは自覚症状がないことが多いですが、進むとだるさや黄疸、尿が濃くなるなどの変化が出ます。
解き方
- 記述aが、肝機能障害の分類(中毒性とアレルギー性)として正しいか確認します。
- 記述bは、軽い肝機能障害では自覚症状がないことが多いので誤りと判断します。
- 記述cとdが、主な症状(だるさ、黄疸)と、尿にビリルビンが出て尿が濃くなることとして正しいか確認します。
- 正・誤・正・正の組み合わせになる選択肢1を正解とします。
- 選択肢 1正解
- 記述a・c・dが正しく、軽いときでも自覚症状が多いとした記述bだけが誤りなので正解です。
- 選択肢 2不正解
- 記述aとdが正しいので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 3不正解
- 記述bは誤りで、記述cは正しいので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 4不正解
- 記述aは正しく、記述bは誤りなので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 5不正解
- 記述dが正しいので、この組み合わせは間違いです。
答えの内訳
- a:正
- 医薬品性肝障害は、化学的毒性による中毒性のものと、免疫学的機序によるアレルギー性のものに大別されます。
- b:誤
- 軽度の肝機能障害では自覚症状がない(乏しい)ことが多く、健康診断の血液検査などで初めて指摘されることも少なくありません。
- c:正
- 肝機能障害が進行すると、全身倦怠感、食欲不振、黄疸、発熱、発疹などの症状が現れます。
- d:正
- 肝障害によりビリルビンの排泄障害が起こると、血中ビリルビンが増加して尿中に排泄され、濃い褐色尿(ウーロン茶様尿)となります。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 軽度の肝機能障害は自覚症状がないことが多く検査で発見される
間違えやすいところ
- 肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、初期には症状が出にくいことを忘れて、早くから自覚症状があると間違えること。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題・長野県(令和7年8月28日実施)前半問59
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.34 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
不整脈、間質性肺炎、消化性潰瘍及び皮膚症状の副作用
人体の働きと医薬品 · 不整脈 / 間質性肺炎 / 消化性潰瘍 / アレルギー性皮膚炎 / 接触皮膚炎
医薬品の副作用に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 a 不整脈では、めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ等の症状が現れることがある。 b 間質性肺炎は、一般的に医薬品の使用開始から1~2時間程度で起きることが多い。 c 消化性潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されて、粘膜組織の一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態である。 d アレルギー性皮膚炎の発症部位は、医薬品との接触部位に限定され、正常な皮膚との境界がはっきりしている。
解答・解説を表示
解答
2
解説
間質性肺炎は薬を使い始めてから1〜2週間ほどで起こることが多いです。皮膚炎のうち、薬に触れた場所だけにできて境界がはっきりしているのは刺激性接触皮膚炎で、アレルギー性皮膚炎は触れた場所を越えて広がります。
解き方
- 記述aが、不整脈でよく見られる自覚症状として正しいか確認します。
- 記述bは、間質性肺炎が「1〜2時間程度」で起きるとしており、正しくは「1〜2週間程度」なので誤りと判断します。
- 記述cが、消化性潰瘍の定義(粘膜筋板を越えた欠損)に合っているか確認します。
- 記述dは刺激性接触皮膚炎の説明で、アレルギー性皮膚炎としては誤りだと確認します。
- 正しい記述の組み合わせ(a、c)である選択肢2を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 記述bが誤りなので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 2正解
- 記述aとcがどちらも正しいので正解です。
- 選択肢 3不正解
- 記述bとdがどちらも誤りなので、この組み合わせは間違いです。
- 選択肢 4不正解
- 記述dが誤りなので、この組み合わせは間違いです。
答えの内訳
- a:正
- 不整脈による心拍出量の低下や血圧変動に伴い、めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ等の自覚症状が現れます。
- b:誤
- 間質性肺炎は、一般的に医薬品の使用開始から1〜2週間程度で発症することが多く、1〜2時間程度ではありません。
- c:正
- 消化性潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜組織が損傷を受け、粘膜筋板を超えて組織欠損が深く達した状態を指します。
- d:誤
- 接触部位に限定され境界がはっきりしているのは「刺激性接触皮膚炎」の特徴であり、アレルギー性皮膚炎では接触部位を超えて広がり境界が不明瞭になることがあります。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 間質性肺炎の発症は1〜2週間程度。消化性潰瘍は粘膜筋板を超える欠損。
間違えやすいところ
- 刺激性接触皮膚炎(触れた場所だけ・境界がはっきり)とアレルギー性皮膚炎(広がる・境界が不明瞭)の特徴を混同すること。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題・長野県(令和7年8月28日実施)前半問60
出典:長野県『2025年度 長野県 前半』
試験問題 前半(PDF:907KB) p.35 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
2025年度 長野県 前半
参照した公式資料
長野県が公開した2025年度 長野県 前半の問題・解答資料です。
- 試験問題 前半(PDF:907KB) ↗ — www.pref.nagano.lg.jp(PDF・40ページ)
- 正答一覧(PDF:68KB) ↗ — www.pref.nagano.lg.jp(PDF・1ページ)

