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2025年度 神奈川県 後半の概要
かぜ及びかぜ薬の基礎知識
主な医薬品とその作用 · かぜの定義と原因 / かぜ薬の役割 / インフルエンザとの鑑別
かぜ(感冒)及びかぜ薬(総合感冒薬)に関する記述の正誤の組み合わせとして、正しいものはどれか。
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解答
3
解説
かぜの多くはウイルスが原因ですが、乾燥などの感染以外の原因も関与します。かぜ薬はウイルスを倒す薬ではなく、症状をやわらげる対症療法薬です。重い症状やかぜ以外の病気が疑われるときは、医療機関を受診します。
解き方
- まず、かぜの原因に感染以外のもの(寒さや乾燥など)があるかを確かめ、記述aは誤りとします。
- 次に、受診の目安、かぜ薬の目的、インフルエンザとの区別を手引きと照らし合わせ、記述b・c・dは正しいとします。
- 選択肢 1不正解
- 記述aは誤りで、記述dは正しいため、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 2不正解
- 記述a・b・cの正誤の判断が合っていないため不適切です。
- 選択肢 3正解
- 記述aは誤り、記述b・c・dは正しく、正解の組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- 記述b・dの正誤の判断が合っていないため不適切です。
- 選択肢 5不正解
- 記述cは正しいため、この組み合わせは不適切です。
答えの内訳
- a:誤
- かぜの原因の約8割はウイルス感染ですが、寒冷や乾燥、アレルギーのような非感染性の要因によって引き起こされる場合もあります。
- b:正
- 急激な発熱を伴う場合や症状が4日以上続くとき、あるいは重篤な症状がある場合は、かぜ以外の重大な疾患の可能性が高いです。
- c:正
- 一般用医薬品のかぜ薬はウイルスを直接退治するものではなく、諸症状を和らげて体力の消耗を防ぐ対症療法薬です。
- d:正
- インフルエンザ(流行性感冒)は感染力が非常に強く重症化しやすいため、通常のかぜ症候群とは区別して扱われます。
覚えるポイント
- かぜの原因は約8割がウイルスだが、乾燥や寒冷など非感染性要因もある。
- かぜ薬は対症療法薬でありウイルスの増殖抑制や除去効果はない。
間違えやすいところ
- かぜの原因が感染によるものだけだと思い込まないようにします。
- かぜ薬そのものにウイルスを退治する力があると思い込まないようにします。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.3 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
かぜの症状緩和に用いられる漢方処方製剤
主な医薬品とその作用 · 麻黄湯 / 葛根湯 / 香蘇散 / 小青竜湯
かぜ(感冒)の症状緩和に用いられる漢方処方製剤に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
解答・解説を表示
解答
4
解説
漢方処方製剤は、体力(からだの強さ)や病状の段階に合わせて選びます。たとえば汗が出ているか、悪寒(さむけ)があるか、胃腸の症状か呼吸器の症状かで使い分けます。それぞれの処方の特徴を正確に見分けることが大切です。
解き方
- 記述aについて、柴胡桂枝湯と香蘇散の使い分けを確かめ、誤りとします。
- 記述b(麻黄湯)と記述c(葛根湯)について、体力の基準と症状が合っているかを確かめ、どちらも正しいとします。
- 記述dについて、小柴胡湯と小青竜湯の使い分けを確かめ、誤りとします。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが誤りなので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが誤りなので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 3不正解
- 記述aとdが誤りなので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 4正解
- 記述bとcがどちらも正しいので、正解の組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- 記述dが誤りなので、この組み合わせは不適切です。
答えの内訳
- a:誤
- 体力中等度又はやや虚弱で腹痛を伴い、微熱・寒気・吐きけなどのある胃腸炎やかぜの中期から後期の症状に適すのは「柴胡桂枝湯」です。香蘇散は体力虚弱で胃腸が弱い人のかぜの初期等に適します。
- b:正
- 麻黄湯は、体力充実してかぜのひきはじめで、寒気がして発熱、頭痛があり、咳が出て身体のふしぶしが痛く、汗が出ていないものに適すとされています。
- c:正
- 葛根湯は、体力中等度以上のものの感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、頭痛、肩こり、筋肉痛等に適すとされています。
- d:誤
- ときに脇腹からみぞおちあたりにかけて苦しく、食欲不振や口の苦味などがあるかぜの後期の諸症状に適すのは「小柴胡湯」です。小青竜湯はうすい水様の痰を伴う咳や鼻水に適します。
覚えるポイント
- 麻黄湯:体力充実、汗が出ていない、関節痛・咳。
- 葛根湯:体力中等度以上、汗をかいていない初期のかぜ、肩こり。
- 柴胡桂枝湯:腹痛を伴う胃腸炎やかぜの中期から後期。
間違えやすいところ
- 小青竜湯(水のような鼻水や痰)と小柴胡湯(みぞおちの苦しさ、口の苦み、かぜの後期)を混同しないようにします。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.4 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
プロスタグランジンと解熱鎮痛成分の作用機序
主な医薬品とその作用 · プロスタグランジン / 解熱鎮痛成分の作用機序 / 胃粘膜障害の機序
プロスタグランジン及び解熱鎮痛成分に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
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解答
2
解説
プロスタグランジン(PG)は炎症のときに作られ、痛みを強めたり、体温の設定を高くしたりします。解熱鎮痛成分はこのPGが作られるのを抑えて、痛みや熱をやわらげます。その一方で、胃を守るPGの働きも抑えるため、胃の障害が起きやすくなります。
解き方
- 記述aとcについて、PGが痛みを強める働きと、PGを抑えると胃が傷つきやすくなる仕組みを確かめ、正しいとします。
- 記述bについて、解熱鎮痛成分は血管を広げて汗を促すので、「汗を抑える」という記述は誤りとします。
- 記述dについて、PGは体温を上げる向きに働くので、「下げる向きに働く」という記述は誤りとします。
- 選択肢 1不正解
- 記述bが誤りなので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 2正解
- 記述aとcがどちらも正しいので、正解の組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- 記述dが誤りなので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 4不正解
- 記述bとdがどちらも誤りなので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 5不正解
- 記述dが誤りなので、この組み合わせは不適切です。
答えの内訳
- a:正
- プロスタグランジンは発痛物質の痛みのシグナルを増幅し、痛みの感覚を強める作用を持っています。
- b:誤
- 解熱鎮痛成分は視床下部の温熱中枢に働きかけて末梢血管を拡張させ、発汗を促進して体熱を放散させることで熱を下げます。
- c:正
- プロスタグランジンには胃粘膜保護作用があるため、その産生が阻害されると胃酸分泌が増加し胃壁血流量が低下して胃粘膜障害が起きやすくなります。
- d:誤
- プロスタグランジンは温熱中枢に作用して、体温を通常よりも高く維持するようにセットポイントを引き上げる働きをします。
覚えるポイント
- プロスタグランジンは痛みを増幅し、体温を高い状態に設定する。
- 解熱鎮痛薬は発汗を促して体熱を放散させ、副作用として胃粘膜障害を起こしやすい。
間違えやすいところ
- 解熱薬が汗を「抑える」と混同しないようにします(血管を広げて汗を促します)。
- プロスタグランジンは体温を下げるのではなく、上げるように中枢に働く点に注意します。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.4 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
解熱鎮痛薬の配合成分及び漢方処方製剤
主な医薬品とその作用 · アスピリン / ボウイ / 疎経活血湯
解熱鎮痛薬及びその配合成分等に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
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解答
1
解説
サリチル酸系の解熱鎮痛成分アスピリンには、小児に使えないことや血液を固まりにくくする働きなど、大切な注意点があります。生薬や漢方処方製剤では、原料となる植物や、適した症状・体力の基準を正確に区別する必要があります。
解き方
- 記述a・bについて、アスピリンは15歳未満に使えないことと、血液を固まりにくくする働きの記述が正しいことを確かめます。
- 記述cについて、ボウイの原料(オオツヅラフジ)と薬のはたらき(鎮痛・利尿)が手引きと合っていることを確かめます。
- 記述dについて、疎経活血湯の適応と体力を確かめ、冷え症や下腹部痛に使う当帰四逆加呉茱萸生姜湯の説明と入れ替わっているため誤りとします。
- 選択肢 1正解
- 記述a・b・cが正しく、記述dが誤りなので、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- 記述cが正しく、記述dが誤りなので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 3不正解
- 記述bが正しく、記述dが誤りなので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 4不正解
- 記述aが正しいので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 5不正解
- 記述a・b・c・dの判定がすべて違うため、この組み合わせは不適切です。
答えの内訳
- a:正
- アスピリンはライ症候群の発症リスクがあるため、15歳未満の小児に対してはいかなる場合も一般用医薬品として使用してはなりません。
- b:正
- アスピリンには血小板凝集抑制作用(血液凝固抑制作用)があり、医療用では低用量で血栓塞栓症の予防等にも用いられています。
- c:正
- ボウイ(防已)はツヅラフジ科のオオツヅラフジの蔓性の茎及び根茎を基原とし、鎮痛、利尿等の作用を期待して用いられます。
- d:誤
- 設問の記述は当帰四逆加呉茱萸生姜湯などの説明です。疎経活血湯は体力中等度で、関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛などに適すとされています。
覚えるポイント
- アスピリンは15歳未満の小児に使用不可(ライ症候群のリスク)。
- ボウイはオオツヅラフジを基原とし鎮痛・利尿作用がある。
- 疎経活血湯は体力中等度で神経痛・関節痛・腰痛に適する。
間違えやすいところ
- アスピリンが医療用で血栓を防ぐのに使われることを誤りだと思い込まないようにします。
- 疎経活血湯と当帰四逆加呉茱萸生姜湯の適応症状を混同しないようにします。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.5 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
催眠鎮静薬・睡眠改善薬及びその配合成分
主な医薬品とその作用 · 抗ヒスタミン成分の小児禁忌 / チョウトウコウ / 酸棗仁湯 / 妊婦の睡眠障害
眠気を促す薬及びその配合成分等に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
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解答
4
解説
一般用の睡眠改善薬は、一時的な不眠の症状をやわらげるための薬です。抗ヒスタミン成分がもつ眠くなる作用を利用しています。小児や妊婦には使えず、漢方薬や生薬製剤では原料や体質(証)の違いが大切です。
解き方
- 記述a・dについて、睡眠改善薬が小児に使えないことと、妊婦には適応がないことを確かめ、正しいとします。
- 記述bについて、サネブトナツメの種子はサンソウニンであり、チョウトウコウではないので誤りとします。
- 記述cについて、便秘を伴う高血圧の症状などに使うのは柴胡加竜骨牡蛎湯であり、酸棗仁湯ではないので誤りとします。
- 選択肢 1不正解
- 記述aは正しく、記述b・cは誤りなので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 2不正解
- 記述cが誤りなので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 3不正解
- 記述bが誤りで、記述dが正しいので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 4正解
- 記述aは正、bは誤、cは誤、dは正で、正解の組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- 記述a・c・dの正誤が逆なので、この組み合わせは不適切です。
答えの内訳
- a:正
- 15歳未満の小児では抗ヒスタミン成分により中枢興奮や神経過敏などの逆説的な反応が起きやすいため、睡眠改善薬として使用できません。
- b:誤
- クロウメモドキ科のサネブトナツメの種子を基原とするのはサンソウニン(酸棗仁)です。チョウトウコウ(釣藤鈎)はアカネ科のカギカズラ等の刺(トゲ)を基原とします。
- c:誤
- 設問の記述は柴胡加竜骨牡蛎湯の内容です。酸棗仁湯は「体力中等度以下で、心身が疲れ、精神不安、不眠などがあるもの」に適します。
- d:正
- 妊婦の睡眠障害はホルモンバランスや体型の変化などが原因であり、一般用医薬品の睡眠改善薬の適応対象外です。
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覚えるポイント
- 睡眠改善薬は15歳未満の小児や妊婦は使用不可。
- サンソウニン:サネブトナツメの種子。
- チョウトウコウ:カギカズラのとげ。
- 酸棗仁湯:体力中等度以下で心身疲労時の不眠。
間違えやすいところ
- チョウトウコウとサンソウニンの原料を取り違えないようにします。
- 柴胡加竜骨牡蛎湯(体力のある向き)と酸棗仁湯(体力の弱い向き)の違いに注意します。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.6 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
眠気防止薬の有効成分(カフェイン)の作用と特徴
主な医薬品とその作用 · カフェインの作用機序 / 小児への適用 / 乳児の代謝半減期 / 利尿作用の機序
眠気防止薬の主な有効成分として配合されるカフェインに関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
解答・解説を表示
解答
3
解説
カフェインは中枢神経を刺激して大脳を興奮させ、眠気やだるさをやわらげます。代謝の力が弱い乳児では、血中から消えるまでの時間(半減期)が約80時間ととても長くなります。また、腎臓でのナトリウムの再吸収を抑えて尿を増やします。
解き方
- 記述aについて、カフェインが中枢を刺激して目を覚まさせる働きを確かめ、正しいとします。
- 記述bについて、子ども向けの眠気防止薬があるかを確かめ、小児用はないので誤りとします。
- 記述cについて、大人(約3.5時間)と乳児(約80時間)の半減期の数を照合し、正しいとします。
- 記述dについて、利尿の仕組みは「再吸収を抑える」ことなので、「再吸収を促す」とする記述は誤りとします。
- 選択肢 1不正解
- 記述aは正しく、記述bは誤りなので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 2不正解
- 記述bが誤りなので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 3正解
- 記述aは正、bは誤、cは正、dは誤で、正解の組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- 記述aは正しく、記述dは誤りなので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 5不正解
- 記述cは正しく、記述dは誤りなので、この組み合わせは不適切です。
答えの内訳
- a:正
- カフェインは脳に軽い興奮状態を引き起こすことで、一時的な眠気や倦怠感を抑える効果を持ちます。
- b:誤
- 眠気防止薬は小児を対象とした製剤はなく、カフェインの代謝能が未熟な小児への眠気防止薬の使用は避けなければなりません。
- c:正
- カフェインの血中濃度半減期は、通常の成人が約3.5時間であるのに対し、代謝機能が未熟な乳児では約80時間と極めて長くなります。
- d:誤
- カフェインの利尿作用は、腎臓の尿細管においてナトリウムイオン(および水分)の「再吸収を抑制」することによって生じます。「再吸収促進」ではありません。
覚えるポイント
- カフェインの血中半減期:成人は約3.5時間、乳児は約80時間。
- 腎臓でのナトリウム再吸収を「抑制」して利尿をもたらす。
- 一般用眠気防止薬に小児用はない。
間違えやすいところ
- ナトリウムの再吸収は「促す」ではなく「抑える」である点を混同しやすいので注意します。
- 乳児の半減期が80時間という数値を誤りではないかと疑わないようにします。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.7 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)の配合成分と適用年齢
主な医薬品とその作用 · アリルイソプロピルアセチル尿素 / ジフェニドール塩酸塩 / メクリジン塩酸塩 / 乗物酔い防止薬の対象年齢
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
解答・解説を表示
解答
4
解説
乗物酔いは、内耳の前庭(からだの傾きを感じる器官)、自律神経、目からの情報が食い違うことで起こります。鎮暈薬には抗ヒスタミン成分、抗コリン成分、中枢を興奮させる成分、鎮静成分、局所麻酔成分などが配合されます。また、3歳未満の乳幼児向けの製品はありません。
解き方
- 記述aについて、アリルイソプロピルアセチル尿素の働き(鎮静)を確かめ、「脳を興奮させる」という記述は誤りとします。
- 記述bについて、ジフェニドール塩酸塩が働く場所と効果を確かめ、正しいとします。
- 記述cについて、メクリジン塩酸塩の特徴(効き目が遅く、持続が長い)を確かめ、記述(早く、短い)は誤りとします。
- 記述dについて、対象年齢の記述(3歳未満向けはない)を確かめ、正しいとします。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが誤りなので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 2不正解
- 記述aとcが誤りなので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 3不正解
- 記述aが誤りなので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 4正解
- 記述bとdがどちらも正しいので、正解の組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- 記述cが誤りなので、この組み合わせは不適切です。
答えの内訳
- a:誤
- アリルイソプロピルアセチル尿素は鎮静成分であり、脳を興奮させる作用はありません。脳に軽い興奮を起こす目的で配合されるのはカフェイン類です。
- b:正
- ジフェニドール塩酸塩は、前庭神経の調節作用と内耳への血流改善作用を示し、平衡感覚の混乱を改善します。
- c:誤
- メクリジン塩酸塩は他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが「遅く」、「持続時間が長い」という特徴を持ちます。
- d:正
- 3歳未満の乳幼児では神経系が未発達で乗物酔いがほとんど起こらないため、3歳未満を対象とする一般用の乗物酔い防止薬はありません。
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覚えるポイント
- メクリジン塩酸塩:作用発現が遅く、持続時間が長い。
- ジフェニドール塩酸塩:前庭神経調節作用と内耳血流改善作用。
- 一般用乗物酔い防止薬に3歳未満向けはない。
間違えやすいところ
- メクリジン塩酸塩の効き目の速さと持続時間を逆に覚えないようにします。
- アリルイソプロピルアセチル尿素を、カフェインなどの興奮成分と混同しないようにします。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.7 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)
主な医薬品とその作用 · 小児鎮静薬の服用期間 / 乳児への使用制限 / 小建中湯とカンゾウ / ジャコウの基原
小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)及びその配合成分等に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
解答・解説を表示
解答
2
解説
小児の疳(夜泣きやひきつけなど)に使う小児鎮静薬は、体質を改善する目的で1ヶ月ほど続けて飲むことがあります。ただし、生後3ヶ月未満の乳児には使えません。また、小建中湯などのカンゾウを含む処方ではグリチルリチン酸のとりすぎに注意し、動物の生薬の原料の部分も区別します。
解き方
- 記述aについて、体質改善を主な目的として約1ヶ月続けて飲む点を確かめ、正しいとします。
- 記述bについて、生後3ヶ月未満の乳児には使えないことを確かめ、誤りとします。
- 記述cについて、小建中湯に含まれるカンゾウ由来のグリチルリチン酸の注意点を確かめ、正しいとします。
- 記述dについて、ジャコウの原料(ジャコウジカの雄のジャコウ腺分泌物)を確かめ、「雄の角」とする記述は誤りとします。
- 選択肢 1不正解
- 記述bとdが誤りなので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 2正解
- 記述aは正、bは誤、cは正、dは誤で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- 記述aが正しいので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 4不正解
- 記述aは正しく、記述b・dは誤りなので、この組み合わせは不適切です。
- 選択肢 5不正解
- 記述a・cは正しく、記述bは誤りなので、この組み合わせは不適切です。
答えの内訳
- a:正
- 小児鎮静薬は体質改善を主眼とするものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがあります。
- b:誤
- 生後3ヶ月未満の乳児に対しては、漢方処方製剤であっても使用してはなりません。
- c:正
- 小建中湯は構成生薬としてカンゾウを含んでおり、乳幼児では体重当たりのグリチルリチン酸摂取量が多くなる恐れがあるため注意が必要です。
- d:誤
- ジャコウはシカ科のジャコウジカの雄の「ジャコウ腺分泌物」を基原とする生薬です。「角」を基原とするのはロクジョウ(鹿茸)です。
覚えるポイント
- 漢方処方製剤であっても生後3ヶ月未満の乳児には使用不可。
- 小建中湯はカンゾウを含み、小児の偽アルドステロン症等に注意。
- ジャコウ:ジャコウジカの雄のジャコウ腺分泌物(角ではない)。
間違えやすいところ
- 漢方薬は穏やかだから生後3ヶ月未満にも使えると思い込まないようにします。
- ジャコウ(分泌物)とロクジョウ(角)の原料を取り違えないようにします。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.8 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
鎮咳去痰薬の配合成分の特徴と作用機序
主な医薬品とその作用 · 鎮咳去痰薬 / 気管支拡張成分 / 抗炎症成分 / 去痰成分
鎮咳去痰薬の配合成分に関する記述(a~d)の正誤の正しい組合せを1つ選べ。 a トリメトキノール塩酸塩水和物は、抗炎症作用のほか、気道粘膜からの粘液の分泌を促進することを目的として用いられる。 b トラネキサム酸は、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させる。 c ジヒドロコデインリン酸塩は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示す。 d グアイフェネシンは、粘液成分の含量比を調整し痰の切れをよくする作用を示す。
解答・解説を表示
解答
5
解説
鎮咳去痰薬に使われる成分は、働きによってグループに分けられます。咳を止める成分、気管支を広げる成分、炎症をしずめる成分、痰の粘りを弱めたり出しやすくする成分などです。だから成分名と働きの正しい組み合わせを覚えることが大切です。
解き方
- それぞれの成分名と、説明されている働きが合っているかを確かめます。
- aは気管支を広げる、bは炎症をしずめる、cは中枢で咳を止める、dは痰の分泌を促す、という点から誤りを順に見つけます。
- 選択肢 1不正解
- aのトリメトキノール塩酸塩水和物は気管支を広げる成分で、痰の分泌を促したり炎症をしずめたりすることが主な目的ではありません。だから誤りです。
- 選択肢 2不正解
- bのトラネキサム酸は炎症をしずめる成分で、痰の粘りを溶かして小さくする作用はありません。だから誤りです。
- 選択肢 3不正解
- cのジヒドロコデインリン酸塩は延髄の咳中枢に働く鎮咳成分で、気管支を広げる作用はありません。だから誤りです。
- 選択肢 4不正解
- dのグアイフェネシンは痰の分泌を促す成分で、粘液の成分の割合を整える作用はありません。だから誤りです。
- 選択肢 5正解
- a、b、c、dはすべて誤りです。だからこの組み合わせが正解になります。
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覚えるポイント
- カルボシステインは粘液修復、グアイフェネシンは分泌促進、システイン誘導体は粘液溶解に分類されます。
間違えやすいところ
- コデイン類が中枢で咳を止める働きと、気管支を広げる成分の働きを混同しないようにしましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.8 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
鎮咳去痰薬に配合される生薬及び漢方処方製剤
主な医薬品とその作用 · 鎮咳去痰生薬 / 麻杏甘石湯 / 麦門冬湯 / 半夏厚朴湯
鎮咳去痰薬に配合される生薬成分及び漢方処方製剤に関する記述(a~d)のうち、正しいものの組合せを1つ選べ。 a オウヒは、バラ科のヤマザクラ又はカスミザクラの根を基原とする生薬で、鎮咳作用を期待して用いられる。 b セキサンは、ヒガンバナ科のヒガンバナ鱗茎を基原とする生薬で、去痰作用を期待して用いられる。 c 麻杏甘石湯は、体力中等度以上で、咳が出て、ときにのどが渇くものの咳、小児喘息、気管支喘息、気管支炎、感冒、痔の痛みに用いられる。 d 麦門冬湯は、体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う不安神経症、神経性胃炎、つわり、咳、しわがれ声、のどのつかえ感に適すとされる。
解答・解説を表示
解答
4
解説
生薬は、植物のどの部分を使うか(樹皮か根かなど)を正しく知ることが大切です。漢方処方製剤は、体力(体質の虚実)と、のどの渇き・異物感・から咳といった特有の症状の言葉が手がかりになります。
解き方
- 生薬オウヒの基原が樹皮か根かを確かめます。
- セキサンの基原と働きを確かめます。
- 麻杏甘石湯と麦門冬湯(および半夏厚朴湯)が使われる症状を照らし合わせます。
- 選択肢 1不正解
- aは誤りでbは正しいため、この組み合わせは誤りです。オウヒの基原部位は根ではなく樹皮です。
- 選択肢 2不正解
- aは誤りでcは正しいため、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aもdも誤りなので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 4正解
- セキサン(鱗茎・去痰)の記述bと、麻杏甘石湯の適応の記述cはどちらも正しいです。だからこの組み合わせが正解です。
- 選択肢 5不正解
- bは正しいですが、dの記述は麦門冬湯ではなく半夏厚朴湯のものです。だから誤りです。
覚えるポイント
- オウヒはヤマザクラ等の「樹皮」、セキサンはヒガンバナの「鱗茎」です。半夏厚朴湯は「咽喉・食道部に異物感」が特徴です。
間違えやすいところ
- 麦門冬湯(から咳・痰が切れにくい)と半夏厚朴湯(のどのつかえ感・異物感)の主な症状を取り違えないようにしましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.9 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
口腔咽喉薬・含嗽薬の配合成分と漢方処方製剤
主な医薬品とその作用 · アズレンスルホン酸ナトリウム / ポビドンヨード / ラタニア / 響声破笛丸 / 桔梗湯
口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)及びその配合成分等に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選べ。 1 アズレンスルホン酸ナトリウムは、口腔内や喉に付着した細菌等の微生物を死滅させ、その増殖を抑えることを目的として用いられる。 2 ポビドンヨードが配合された含嗽薬では、その使用によって銀を含有する歯科材料(義歯等)が変色することがある。 3 ラタニアは、クラメリア科のクラメリア・トリアンドラ及びその同属植物の根を基原とする生薬で、咽頭粘膜をひきしめる(収斂)作用により炎症の寛解を促す効果を期待して用いられる。 4 響声破笛丸は、体力に関わらず使用でき、しわがれ声、咽喉不快に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、食欲不振、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。 5 桔梗湯は、体力に関わらず使用でき、喉が腫れて痛み、ときに咳がでるものの扁桃炎、扁桃周囲炎に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、食欲不振、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
解答・解説を表示
解答
1
解説
口腔咽喉薬の成分には、細菌を殺す殺菌消毒成分と、炎症をしずめる抗炎症成分があります。アズレンスルホン酸ナトリウムは炎症をしずめて組織の修復を助ける成分で、殺菌消毒の作用はありません。
解き方
- 各成分(アズレン、ポビドンヨード、ラタニア)の働きの分類を確かめます。
- アズレンスルホン酸ナトリウムの抗炎症作用と、殺菌消毒成分との違いを見つけます。
- 漢方処方製剤(響声破笛丸、桔梗湯)の適応と使用上の注意を確かめます。
- 選択肢 1正解
- アズレンスルホン酸ナトリウムは炎症をしずめる成分で、殺菌消毒の作用はありません。だからこの記述が誤りで、本問の正解です。
- 選択肢 2不正解
- ポビドンヨードは銀と反応して変色させることがあり、この記述は正しいです。
- 選択肢 3不正解
- ラタニアはクラメリア科の根を使い、タンニンの収斂作用で炎症を和らげるので、この記述は正しいです。
- 選択肢 4不正解
- 響声破笛丸は体力に関わらずしわがれ声などに使われ、胃腸が弱い人には不向きとされるので、この記述は正しいです。
- 選択肢 5不正解
- 桔梗湯は体力に関わらず扁桃炎などに使われ、胃腸が弱く下痢しやすい人には不向きとされるので、この記述は正しいです。
覚えるポイント
- アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)は抗炎症成分で、殺菌作用はありません。
間違えやすいところ
- うがい薬によく入るポビドンヨード(殺菌)とアズレン(抗炎症)の目的を混同しないようにしましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.9 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
胃腸に作用する薬の配合成分と副作用
主な医薬品とその作用 · スクラルファート / ピレンゼピン塩酸塩 / ジメチルポリシロキサン / テプレノン
胃腸に作用する薬の配合成分に関する記述(a~d)のうち、正しいものの組合せを1つ選べ。 a スクラルファートは、マグネシウムを含む成分であるため、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。 b ピレンゼピン塩酸塩は、体内で代謝されてトラネキサム酸を生じることから、血栓のある人、血栓を起こすおそれのある人は、生じた血栓が分解されにくくなることがある。 c ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)は、消化管内容物中に発生した気泡の分離を促すことを目的として配合されている場合がある。 d テプレノンの副作用として腹部膨満感、吐きけ、腹痛、頭痛、皮下出血、便秘、下痢、口渇が現れることがあり、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがある。
解答・解説を表示
解答
5
解説
胃を守る薬の成分は、含まれる金属や体内での変化、副作用を正しく知ることが大切です。スクラルファートはアルミニウムを含み、体内でトラネキサム酸を生じるのはセトラキサート塩酸塩です。
解き方
- スクラルファートに含まれる金属がアルミニウムかマグネシウムかを確かめ、aの誤りを判断します。
- 体内でトラネキサム酸を生じる成分がセトラキサート塩酸塩であることを確かめ、bの誤りを判断します。
- ジメチコンの気泡を分離する作用(c:正)とテプレノンの副作用(d:正)を確かめます。
- 選択肢 1不正解
- aもbも誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 2不正解
- aは誤りでcは正しいため、この組み合わせは適切ではありません。スクラルファートはアルミニウムを含みます。
- 選択肢 3不正解
- bは誤りでcは正しいため、この組み合わせは適切ではありません。トラネキサム酸を生じるのはセトラキサート塩酸塩です。
- 選択肢 4不正解
- bは誤りでdは正しいため、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 5正解
- cのジメチルポリシロキサンが気泡を分離する作用と、dのテプレノンの副作用はどちらも正しいです。だからこの組み合わせが正解です。
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覚えるポイント
- スクラルファートはアルミニウム含有(透析患者禁忌)、セトラキサート塩酸塩は体内でトラネキサム酸を生じます。
間違えやすいところ
- ピレンゼピン塩酸塩(選択的抗コリン成分)とセトラキサート塩酸塩(抗プラスミン・胃粘膜保護修復)の働きを取り違えないようにしましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.10 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
胃腸薬の配合成分(止瀉・整腸・瀉下成分)
主な医薬品とその作用 · ベルベリン / トリメブチンマレイン酸塩 / マルツエキス / ヒマシ油
胃腸に作用する薬の配合成分に関する記述(a~d)の正誤について、正しい組合せを1つ選べ。 a ベルベリンは、生薬のオウバクやオウレンの中に存在する物質のひとつであり、抗菌作用のほか、抗炎症作用も併せ持つとされる。 b トリメブチンマレイン酸塩は、消化管(胃及び腸)の平滑筋に直接作用して、消化管の運動を調整する作用があるとされる。 c マルツエキスは、主成分である麦芽糖が腸内細菌によって分解(発酵)して生じるガスによって便通を促すとされる。 d ヒマシ油は、ナフタレン等の脂溶性の物質を含む防虫剤を誤飲した際に、腸管内の物質をすみやかに体外に排除する目的で用いられる。
解答・解説を表示
解答
1
解説
ヒマシ油は腸を刺激して便を出す薬ですが、脂溶性の毒物(ナフタレンやリンなど)の吸収を進めてしまいます。そのため、これらを誤って飲んだときには使ってはいけません。
解き方
- a、b、cの各成分の働きが正しいことを確かめます。
- dのヒマシ油が脂溶性物質の吸収を進めるため、誤飲時には使わないことを確かめます。
- 選択肢 1正解
- a、b、cはすべて正しく、dは脂溶性物質の吸収を進めるため使うべきでなく誤りです。だからこの組み合わせが正解です。
- 選択肢 2不正解
- cは正しいですがdは誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。マルツエキスは麦芽糖の発酵ガスなどで穏やかに便通を促します。
- 選択肢 3不正解
- bは正しいですがdは誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。トリメブチンは消化管の動きを整える作用があります。
- 選択肢 4不正解
- aはオウバク・オウレンの成分で抗菌・抗炎症作用があり正しいですが、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 5不正解
- a、bは正しいですが、dは誤りなのでこの組み合わせは適切ではありません。
覚えるポイント
- ヒマシ油は脂溶性物質(ナフタレン、殺鼠剤等)の誤飲時には吸収を促進するため使用禁忌です。
間違えやすいところ
- 誤って飲んだときの便として、何でもヒマシ油が使えると誤解しないようにしましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.10 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
胃腸の不調に用いる漢方処方製剤の鑑別
主な医薬品とその作用 · 六君子湯 / 人参湯 / 大黄甘草湯 / 大黄牡丹皮湯
胃又は腸の不調を改善する目的で用いられる漢方処方製剤に関する記述(a~d)の正誤について、正しい組合せを1つ選べ。 a 六君子湯は、体力中等度以下で、胃腸が弱く、食欲がなく、みぞおちがつかえ、疲れやすく、貧血性で手足が冷えやすいものの胃炎、胃腸虚弱、胃下垂、消化不良、食欲不振、胃痛、嘔吐に適すとされる。 b 人参湯(理中丸)は、体力中等度以上で、胃がもたれて消化が悪く、ときに吐きけ、食後に腹が鳴って下痢の傾向のあるものの食べすぎによる胃のもたれ、急・慢性胃炎、消化不良、食欲不振に適すとされる。 c 大黄甘草湯は、体力中等度以上で、下腹部痛があって、便秘しがちなものの月経不順、月経困難、月経痛、便秘、痔疾に適すとされる。 d 大黄牡丹皮湯は、体力中等度以下で、ときに便が硬く塊状なものの便秘、便秘に伴う頭重、のぼせ、湿疹・皮膚炎、ふきでもの(にきび)、食欲不振(食欲減退)、腹部膨満、腸内異常醗酵、痔などの症状の緩和に適すとされる。
解答・解説を表示
解答
3
解説
胃腸に効く漢方処方製剤は、体力(体質の虚実)と特有の症状の組み合わせで使い分けます。人参湯は体力が弱い人、大黄甘草湯は体力に関わらず、大黄牡丹皮湯は体力中等度以上で下腹部痛がある人に適します。
解き方
- aの六君子湯の適応(体力中等度以下、胃腸虚弱、みぞおちのつかえなど)が正しいことを確かめます。
- bは人参湯ではなく平胃散の説明である点から誤りを判断します。人参湯は体力が弱く冷えを伴う人に使います。
- cは大黄甘草湯ではなく桃核承気湯などの説明である点から誤りを判断します。大黄甘草湯は体力に関わらず便秘に使います。
- dは大黄牡丹皮湯ではなく麻子仁丸の説明である点から誤りを判断します。大黄牡丹皮湯は体力中等度以上で下腹部痛を伴う人に使います。
- 選択肢 1不正解
- bとcは別の漢方処方製剤の説明で誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 2不正解
- bとdはどちらも誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 3正解
- aは正しく、b(平胃散の説明)、c(桃核承気湯などの説明)、d(麻子仁丸の説明)はすべて誤りです。だからこの組み合わせが正解です。
- 選択肢 4不正解
- aは正しいですが、bは平胃散の説明で誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 5不正解
- aは正しいですが、cとdは誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
覚えるポイント
- 六君子湯:体力中等度以下・みぞおちのつかえ。麻子仁丸:ときに便が硬く塊状。平胃散:食後に腹が鳴って下痢傾向。
間違えやすいところ
- 大黄牡丹皮湯(実証・下腹部痛)と麻子仁丸(虚証・兎糞状便)の説明が入れ替わっても惑わされないようにしましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.11 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
胃腸鎮痛鎮痙薬の配合成分の作用と副作用
主な医薬品とその作用 · メチルベナクチジウム臭化物 / パパベリン塩酸塩 / オキセサゼイン / アミノ安息香酸エチル
胃腸鎮痛鎮痙薬の配合成分に関する記述(a~d)の正誤について、正しい組合せを1つ選べ。 a メチルベナクチジウム臭化物は、交感神経の伝達物質であるアドレナリンと受容体の反応を妨げることで、胃痛、腹痛を鎮める。 b パパベリン塩酸塩は、胃液分泌を抑える作用があるため、胃酸過多や胸焼けに対する効果を期待して用いられる。 c オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。 d アミノ安息香酸エチルは、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、6歳未満の小児への使用は避ける。
解答・解説を表示
解答
5
解説
抗コリン成分は副交感神経のアセチルコリン受容体を遮断し、パパベリンは平滑筋に直接働きます。オキセサゼインは局所麻酔と胃液分泌を抑える作用を併せ持ち、アミノ安息香酸エチルは小児のメトヘモグロビン血症に注意が必要です。
解き方
- aのメチルベナクチジウム臭化物は抗コリン成分(アセチルコリンを遮断)なので誤りと判断します。
- bのパパベリン塩酸塩は平滑筋に直接働く鎮痙薬で、胃液分泌を抑える作用はないため誤りと判断します。
- c(オキセサゼインの局所麻酔と胃液分泌抑制)とd(アミノ安息香酸エチルの小児への注意)が正しいことを確かめます。
- 選択肢 1不正解
- aもbも誤りで、dは正しいため、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 2不正解
- aは誤りでcは正しいため、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 3不正解
- aは誤りで、cとdは正しいため、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 4不正解
- bは誤りでdは正しいため、この組み合わせは適切ではありません。パパベリンに胃酸を抑える作用はありません。
- 選択肢 5正解
- aは誤り、bは誤り、cは正、dは正です。だからこの組み合わせが正解です。
覚えるポイント
- オキセサゼインは局所麻酔作用と胃液分泌抑制作用を併せ持ちます。アミノ安息香酸エチルは6歳未満使用不可(メトヘモグロビン血症)。
間違えやすいところ
- メチルベナクチジウム臭化物を交感神経を遮断する薬と混同しないようにしましょう(抗コリン成分です)。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.12 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
浣腸薬の配合成分と使用上の注意
主な医薬品とその作用 · 浣腸薬 / グリセリン / ソルビトール / 浣腸薬の使用方法
浣腸薬及びその配合成分に関する記述(a~d)のうち、正しいものの組合せを1つ選べ。 a グリセリンが配合された浣腸薬を、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用すると、グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊(溶血)を引き起こすおそれがある。 b ソルビトールは、炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。 c 注入剤を使用する時の注意点として、薬液を注入するときはできるだけ早く押し込み、注入が終わったら放出部をゆっくりと抜き取ることが挙げられる。 d 注入剤の薬液を注入した後すぐに排便を試みると、薬液のみが排出されて効果が十分得られないことから、便意が強まるまでしばらく我慢する。
解答・解説を表示
解答
3
解説
グリセリン浣腸薬は、傷ついた粘膜から吸収されると赤血球を壊す(溶血)ことがあります。また薬液は直腸の粘膜を傷つけないようゆっくり注入し、入れた直後は便意が強まるまで我慢することが大切です。
解き方
- aのグリセリンは出血時に溶血の危険があるという点が正しいことを確かめます。
- bの炭酸ガスを出す成分と、浸透圧で刺激するソルビトールの違いを判断します。
- c(注入はゆっくり行う)の誤りと、d(入れた直後は排便を我慢する)が正しいことを判断します。
- 選択肢 1不正解
- aは正しいですが、bは炭酸ガスを出す成分(炭酸水素ナトリウム・無水リン酸二水素ナトリウム)の説明なので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aは正しいですが、cは「ゆっくり押し込む」が正しいので誤りです。
- 選択肢 3正解
- a(出血時の溶血の危険)とd(便意が強まるまで我慢する)はどちらも正しいです。だからこの組み合わせが正解です。
- 選択肢 4不正解
- bは誤りでdは正しいため、この組み合わせは適切ではありません。ソルビトールは浸透圧で便を軟らかくします。
- 選択肢 5不正解
- cは誤りでdは正しいため、この組み合わせは適切ではありません。急に注入すると直腸の粘膜を傷つけるおそれがあります。
覚えるポイント
- グリセリン浣腸は直腸粘膜出血時に禁忌(溶血・腎不全の危険)。注入時はゆっくり押し込みます。
間違えやすいところ
- 早く押し込むほどよく効くと誤って考えないようにしましょう。急な注入は直腸の粘膜を傷つける原因になります。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.12 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
強心薬及び配合成分の作用
主な医薬品とその作用 · 強心薬 / 生薬成分 / 漢方処方製剤
強心薬及びその配合成分等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 苓桂朮甘湯は、主に利尿作用により水毒の排出を促すことを主眼とし、構成生薬としてカンゾウを含む。 b 強心薬には、心筋の収縮力を弱める成分が主体として配合されている。 c ロクジョウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める等の作用があるとされる。 d リュウノウは、中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられる。
解答・解説を表示
解答
3
解説
強心薬は、心臓の収縮力を高めて血液の流れを助ける薬です。なぜなら、弱った心臓の働きを強める成分を主役として配合しているからです。センソやゴオウ、ロクジョウなどの生薬や気つけ成分を、目的に合わせて組み合わせます。
解き方
- 各記述に出てくる生薬の原料や効能(カンゾウを含むか、ゴオウとロクジョウの違い)を一つずつ確かめる。
- 強心薬の基本の働きは心筋の収縮力を強めることだと確認して、正誤の組み合わせを決める。
- 選択肢 1不正解
- aは正しく、cは誤りなので、この組み合わせは違います。
- 選択肢 2不正解
- aは正しいですが、bが誤りなので、この組み合わせは違います。
- 選択肢 3正解
- aは正、bは誤、cは誤、dは正となるので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 4不正解
- dは正しいので、dを誤とするこの組み合わせは違います。
- 選択肢 5不正解
- bとcがどちらも誤りなので、この組み合わせは違います。
答えの内訳
- a:正
- 苓桂朮甘湯は利尿作用により体内の水分偏在(水毒)を改善する漢方処方製剤であり、構成生薬にカンゾウを含みます。
- b:誤
- 強心薬は、疲労等により低下した心筋の収縮力を高める(強める)成分を主薬として配合します。
- c:誤
- ウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬はゴオウです。ロクジョウはシカ科の雄の幼角を基原とします。
- d:正
- リュウノウ(竜脳)は、中枢神経系を刺激して意識をはっきりさせ、気つけの効果をもたらします。
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覚えるポイント
- ゴオウはウシの胆嚢結石、ロクジョウはシカの幼角です。
間違えやすいところ
- 強心薬の目的は心臓の収縮力を「強める」ことで、「弱める」ことではありません。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.13 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
高コレステロール改善薬の配合成分と目的
主な医薬品とその作用 · 高コレステロール改善薬 / ソイステロール / パンテチン / ビタミンE
高コレステロール改善薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 高コレステロール改善薬は、血中コレステロール異常の改善や、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品である。 b 大豆油不けん化物(ソイステロール)は、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。 c ビタミンEは、コレステロールの生合成抑制と排泄・異化促進作用、中性脂肪抑制作用、過酸化脂質分解作用を有すると言われている。 d パンテチンは、コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として用いられる。
解答・解説を表示
解答
3
解説
高コレステロール改善薬は、血中の脂質の異常をやわらげるための一般用医薬品です。なぜなら、生活習慣病の予防を目的として使われるものだからです。ビタミンEとパンテチンは、それぞれの働きの違いを区別して覚えましょう。
解き方
- 痩せることを主な目的とした薬ではないので、記述aは誤りと判断する。
- 記述cとdの内容がパンテチンとビタミンEで入れ替わっている点に気づき、bだけが正しいと決める。
- 選択肢 1不正解
- aとdが誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 2不正解
- cが誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 3正解
- a誤・b正・c誤・d誤となるので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 4不正解
- bは正しく、cとdは誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 5不正解
- aとcが誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
答えの内訳
- a:誤
- 高コレステロール改善薬は生活習慣病予防のための血中脂質改善を目的としており、痩身効果を目的とするものではありません。
- b:正
- 大豆油不けん化物(ソイステロール)は、腸管からのコレステロール吸収を抑制する作用を示します。
- c:誤
- コレステロールの生合成抑制や排泄・異化促進、中性脂肪抑制作用を持つのはパンテチンの特徴です。
- d:誤
- 過酸化脂質の生成抑制や末梢血管の血行促進作用を持つのはビタミンE(トコフェロール酢酸エステル等)の説明です。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- パンテチンはコレステロール合成抑制・異化促進、ビタミンEは血行促進・過酸化脂質生成抑制です。
間違えやすいところ
- 高コレステロール改善薬を、ダイエットや痩身のための薬と間違えないようにします。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.14 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
貧血用薬(鉄製剤)の配合成分と服薬指導
主な医薬品とその作用 · 貧血用薬 / 鉄製剤 / ビタミンC / マンガン / タンニン酸
貧血用薬(鉄製剤)及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として、ビタミンCが配合されていることがある。 b 月経血損失のある女性や鉄要求量の増加する妊婦は、鉄欠乏状態を生じやすいため、貧血の症状がみられる以前から予防的に貧血用薬(鉄製剤)を使用することが適当である。 c マンガンは、赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める目的で、硫酸マンガンが配合されている場合がある。 d 貧血用薬(鉄製剤)服用の前後30分にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、柿等)を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が良くなる。
解答・解説を表示
解答
2
解説
貧血用薬は、鉄が足りないことで起こる貧血の症状をやわらげる薬です。なぜなら、鉄は赤血球の材料になり、ビタミンCはその吸収を助けるからです。一方、タンニン酸は鉄の吸収をじゃまするので、飲み合わせに注意します。
解き方
- 予防的な使用がよいか、タンニン酸が鉄に与える影響について、正しい知識をあてはめる。
- ビタミンB12の中心になる金属(コバルト)とマンガンを混同しないように見分ける。
- 選択肢 1不正解
- cとdが誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 2正解
- a正・b誤・c誤・d誤となるので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 3不正解
- bが誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、cは誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 5不正解
- aは正しく、b・c・dは誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
答えの内訳
- a:正
- ビタミンC(アスコルビン酸)は鉄の還元を助け、消化管内で吸収されやすい2価の鉄に保ちます。
- b:誤
- 一般用医薬品の貧血用薬は、症状が現れる前から予防的に継続使用することは適当ではありません。
- c:誤
- ビタミンB12の構成成分はコバルトです。マンガンは糖質・脂質・タンパク質代謝に関与する酵素成分です。
- d:誤
- タンニン酸は鉄と結合して難溶性の化合物を形成するため、鉄の吸収を妨げてしまいます。
覚えるポイント
- ビタミンB12の構成成分はコバルト、タンニン酸は鉄の吸収を阻害します。
間違えやすいところ
- 貧血用薬を、症状が出る前から予防のために続けて使うのは認められていません。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.15 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
循環器用薬及びその配合成分の作用
主な医薬品とその作用 · 循環器用薬 / ルチン / イノシトールヘキサニコチネート / ユビデカレノン / 七物降下湯
循環器用薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a ルチンは、ビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。 b イノシトールヘキサニコチネートは、末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。 c 七物降下湯は、体力中等度以上で、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安、みぞおちのつかえ、便秘傾向などのあるものの高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重、不眠、不安)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症に適すとされる。 d ユビデカレノンは、効果がみられるまでには時間がかかるため、症状の改善がみられなくても4週間以上は使用を続けるように説明することが重要である。
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解答
1
解説
循環器用薬は、高血圧や動脈硬化などに伴う症状をやわらげる薬です。なぜなら、血管を強くする成分、末梢の血の流れをよくする成分、心臓の働きを助ける成分を使い分けるからです。
解き方
- ルチンとイノシトールヘキサニコチネートの働きが正しいことを確かめる。
- 七物降下湯の体力の条件(虚弱・中等度以下)と、ユビデカレノンで受診をすすめる目安(数日間)から、cとdを誤りと判断する。
- 選択肢 1正解
- aとbがどちらも正しいので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 2不正解
- cが誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 3不正解
- cが誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 4不正解
- dが誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 5不正解
- cとdがどちらも誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
答えの内訳
- a:正
- ルチンはビタミン様物質で、毛細血管を補強・強化して血管透過性を抑える作用があります。
- b:正
- イノシトールヘキサニコチネートはニコチン酸の誘導体であり、末梢血管を拡張して血流を改善します。
- c:誤
- 記述の内容は三黄瀉心湯などの特徴です。七物降下湯は体力中等度「以下」で疲労しやすい人等に適します。
- d:誤
- ユビデカレノンは数日間服用しても症状の改善がみられない場合には、漫然と使用を続けずに医師等へ相談すべきです。
覚えるポイント
- 七物降下湯は体力中等度以下、ユビデカレノンは数日間で改善がなければ中止します。
間違えやすいところ
- 改善が見られなくても長く飲み続けるようすすめる記述は誤りです。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.15 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
外用痔疾用薬の成分と配合目的
主な医薬品とその作用 · 外用痔疾用薬 / アラントイン / 組織修復成分
ある一般用医薬品の外用痔疾用薬(坐剤)の処方成分一覧(1個1.4g中:リドカイン 60mg、プレドニゾロン酢酸エステル 1mg、イソプロピルメチルフェノール 2mg、アラントイン 20mg、トコフェロール酢酸エステル 60mg、l-メントール 10mg)に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
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解答
4
解説
外用痔疾用薬には、痛みや炎症、感染、傷んだ組織、血の流れなどに合わせて、いろいろな成分が組み合わされます。なぜなら、痔の症状は一つではなく、いくつもの原因が重なるからです。
解き方
- 処方にある各成分(リドカイン、ステロイド、殺菌剤、トコフェロールなど)の一般的な働きを確かめる。
- アラントインは「組織を修復する成分」であり、血管を縮める働きではないと見抜く。
- 選択肢 1不正解
- リドカインは局所を麻酔する成分で、記述は正しいので、誤りを選ぶこの問題では適しません。
- 選択肢 2不正解
- プレドニゾロン酢酸エステルは炎症をしずめる成分で、記述は正しいため適しません。
- 選択肢 3不正解
- イソプロピルメチルフェノールは殺菌・消毒する成分で、記述は正しいため適しません。
- 選択肢 4正解
- アラントインは組織の修復のために配合されるので、「血管収縮による止血」とする記述は誤りで、これが正解です。
- 選択肢 5不正解
- トコフェロール酢酸エステルは血の流れをよくするために配合されるので、記述は正しく適しません。
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覚えるポイント
- アラントインは組織修復成分、止血作用を示す血管収縮成分は塩酸テトラヒドロゾリンなどです。
間違えやすいところ
- アラントインの組織修復作用と、アドレナリン作動成分の止血・血管収縮作用を混同しないようにします。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.16 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
内用痔疾用薬及び配合成分の作用
主な医薬品とその作用 · 内用痔疾用薬 / 乙字湯 / セイヨウトチノミ / オウゴン
内用痔疾用薬及びその配合成分等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 乙字湯は、体力中等度以上で、大便がかたく、便秘傾向のあるものの痔核(いぼ痔)、切れ痔、便秘、軽度の脱肛に適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。 b セイヨウトチノミは、トチノキ科のセイヨウトチノキ(マロニエ)の種子を基原とする生薬で、主に止血効果を期待して用いられる。 c オウゴンは、シソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原とする生薬で、主に抗炎症作用を期待して用いられる。 d 内用痔疾用薬は、比較的緩和な抗炎症作用、血行改善作用を目的とする成分のほか、瀉下・整腸成分等が配合されたもので、外用痔疾用薬と併せて用いると効果的なものである。
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解答
1
解説
内用痔疾用薬は、炎症をしずめ、血の流れをよくし、便通を整えて痔の症状をやわらげます。なぜなら、うっ血や便秘そのものを改善することが大切だからです。外用薬と一緒に使うと、より効果的です。
解き方
- 記述aの乙字湯について、体力の条件・適応・カンゾウの有無を確かめ、正しいとする。
- セイヨウトチノミの主な働きが抗炎症や血流の改善などであることを確認し、bを誤りと判断する。
- 選択肢 1正解
- a正・b誤・c正・d正となるので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 2不正解
- bは誤り、cとdは正しいので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 3不正解
- aは正しく、bは誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、bは誤りなので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 5不正解
- aが正しいので、この組み合わせは適切ではありません。
答えの内訳
- a:正
- 乙字湯は便秘傾向のあるいぼ痔や切れ痔に適し、構成生薬にダイオウやカンゾウを含みます。
- b:誤
- セイヨウトチノミは抗炎症作用等を期待して配合される生薬であり、主たる止血効果を目的とするものではありません。
- c:正
- オウゴン(黄芩)はコガネバナの根を基原とし、抗炎症作用や解熱作用を期待して用いられます。
- d:正
- 内用痔疾用薬は内側から循環改善や消炎、便通改善を図るもので、外用痔疾用薬との併用が効果的です。
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覚えるポイント
- セイヨウトチノミは抗炎症作用、カイカは止血作用を期待して用いられます。
間違えやすいところ
- 乙字湯にはカンゾウだけでなく、ダイオウも含まれる点に注意します。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.17 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
泌尿器用薬の生薬成分と漢方処方製剤
主な医薬品とその作用 · 泌尿器用薬 / サンキライ / ウワウルシ / 八味地黄丸 / 牛車腎気丸
泌尿器用薬及びその配合成分等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a サンキライは、ツツジ科のクマコケモモの葉を基原とする生薬で、利尿作用のほかに、経口的に摂取した後、尿中に排出される分解代謝物が抗菌作用を示し、尿路の殺菌消毒効果を期待して用いられる。 b 日本薬局方収載のウワウルシ及びカゴソウは、いずれも煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるものに用いられる。 c 八味地黄丸は、体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく、尿量減少又は多尿でときに口渇があるものの下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、痒み、排尿困難、残尿感、夜間尿、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)、軽い尿漏れに適すとされる。 d 牛車腎気丸は、体力中等度以下で、疲れやすくて、四肢が冷えやすく尿量減少し、むくみがあり、ときに口渇があるものの下肢痛、腰痛、しびれ、高齢者のかすみ目、痒み、排尿困難、頻尿、むくみ、高血圧に伴う随伴症状の改善(肩こり、頭重、耳鳴り)に適すとされる。
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解答
3
解説
排尿のトラブルには、尿の出をよくしたり殺菌したりする生薬や、腎のはたらきを助ける漢方処方製剤が使われます。なぜなら、尿の出にくさの原因に合わせて薬を選ぶ必要があるからです。
解き方
- 記述aの「クマコケモモの葉」がウワウルシの原料である点から、aを誤りと判断する。
- b、c、dの記述が手引き通りの正しい内容であることを確かめる。
- 選択肢 1不正解
- aは誤りで、bとdは正しいので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 2不正解
- aは誤りで、bとcは正しいので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 3正解
- a誤・b正・c正・d正となるので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 4不正解
- dが正しいので、この組み合わせは適切ではありません。
- 選択肢 5不正解
- b、c、dが正しいので、この組み合わせは適切ではありません。
答えの内訳
- a:誤
- クマコケモモの葉を基原とし尿路殺菌作用を持つ生薬はウワウルシです。サンキライはサルトリイバラ科の植物の根茎です。
- b:正
- ウワウルシ及びカゴソウは日本薬局方に収載されており、排尿時の不快感等に煎薬として用いられます。
- c:正
- 八味地黄丸は体力中等度以下で冷えやすく排尿異常やかすみ目等を訴える人に適した漢方処方製剤です。
- d:正
- 牛車腎気丸は八味地黄丸に牛膝と車前子を加えた処方で、下肢の冷えやむくみを伴う排尿困難等に適します。
覚えるポイント
- ウワウルシはクマコケモモの葉で尿路殺菌作用を示します。
間違えやすいところ
- ウワウルシとサンキライの原料の植物や働きを取り違えないようにします。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.18 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
婦人薬及び配合生薬の作用
主な医薬品とその作用 · 婦人薬 / 女性ホルモン成分 / コウブシ / ソウジュツ / カノコソウ
婦人薬及びその配合成分等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 女性ホルモン成分は、膣粘膜又は外陰部に適用されるものがあり、これらの成分は適用部位から吸収されて循環血液中に移行する。 b 鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す作用を期待して、コウブシが配合されている場合がある。 c 胃腸症状に対する効果を期待して、ソウジュツが配合されている場合がある。 d 鎮静作用を期待して、カノコソウが配合されている場合がある。
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解答
1
解説
婦人薬は、ホルモンの乱れや自律神経の不調からくるさまざまな症状をやわらげる薬です。なぜなら、女性ホルモン成分だけでなく、血のめぐりをよくする生薬、気持ちを落ち着かせる生薬、胃腸を整える生薬などが組み合わされるからです。
解き方
- 女性ホルモン成分を外用した場合に、皮膚などから吸収されて全身に回ることの正しさを確かめる。
- コウブシ、ソウジュツ、カノコソウそれぞれの働きを確かめ、すべて正しいと判断する。
- 選択肢 1正解
- a、b、c、dのすべてが正しいので、これが正解です。
- 選択肢 2不正解
- aが正しいので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bが正しいので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- cが正しいので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 5不正解
- dが正しいので、この組み合わせは誤りです。
答えの内訳
- a:正
- 外用で用いられる女性ホルモン成分は、膣粘膜や外陰部から吸収されて血中に移行し全身作用を示します。
- b:正
- コウブシ(香附子)は鎮静、鎮痛のほか、月経不順を改善する通経作用を期待して配合されます。
- c:正
- ソウジュツ(蒼朮)は健胃作用や水分代謝改善を期待して婦人薬にも配合されます。
- d:正
- カノコソウ(吉草根)は中枢性の鎮静作用を期待して、精神不安や不眠等を伴う婦人薬に配合されます。
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覚えるポイント
- 女性ホルモン成分は外陰部・膣粘膜からも吸収されて全身に移行します。
間違えやすいところ
- 外用の女性ホルモン剤も、部位から吸収されて血中に入る点を間違えないようにします。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き」
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.19 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
婦人薬・漢方処方製剤の鑑別
主な医薬品とその作用 · 加味逍遙散 / 婦人薬 / 漢方処方製剤
体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときに便秘の傾向のあるものの冷え症、虚弱体質、月経不順、月経困難、更年期障害、血の道症、不眠症に適すとされ、まれに肝機能障害や腸間膜静脈硬化症を生じることが知られている漢方処方製剤として、最も適切なものはどれか。
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解答
2
解説
婦人薬の漢方処方製剤は、体力の程度(証)や精神神経症状、便秘の傾向などで見分けます。サンシシを含む製剤(加味逍遙散など)は、長く飲み続けると腸間膜静脈硬化症を起こすことがあります。
解き方
- 体力が中等度以下で、のぼせ感や肩こりがあり、疲れやすく、精神不安やいらだち、ときに便秘という特徴を確認する。
- サンシシを含むと「腸間膜静脈硬化症」を起こす点と照らし合わせ、加味逍遙散を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- 柴胡桂枝乾姜湯は、体力が中等度以下で、冷え症や貧血ぎみ、神経過敏で動悸や息切れがある人に使います。
- 選択肢 2正解
- 加味逍遙散は体力が中等度以下でのぼせ感や肩こり、精神不安やいらだちがある人に使い、まれに肝機能障害や腸間膜静脈硬化症を起こします。
- 選択肢 3不正解
- 温清飲は、体力が中等度で皮膚がかさかさして色つやが悪く、のぼせる人の生理不順や更年期障害に使います。
- 選択肢 4不正解
- 温経湯は、体力が中等度以下で手足がほてり、唇が乾く人の月経不順や更年期障害に使います。
- 選択肢 5不正解
- 桃核承気湯は、体力が中等度以上で、のぼせて便秘しがちな人の月経不順や月経困難に使います。
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覚えるポイント
- 加味逍遙散は精神不安・いらだちを伴う更年期障害等に用いられ、サンシシを含むため腸間膜静脈硬化症に注意する。
間違えやすいところ
- 桃核承気湯は体力中等度以上、加味逍遙散や温経湯は中等度以下です。体力の基準を混同しないようにしましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.19 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
内服アレルギー用薬及び配合成分
主な医薬品とその作用 · 抗ヒスタミン成分 / 抗コリン成分 / アドレナリン作動成分
内服アレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)及びその配合成分に関する記述について、正しいものの組合せはどれか。 a ケトチフェンフマル酸塩が配合された内服薬を服用した後は、乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。 b 抗ヒスタミン成分は、ヒスタミンの働きを抑える作用以外に、抗アドレナリン作用も示すため、起立性低血圧、めまい、ふらつきが現れることがある。 c ベラドンナ総アルカロイドは、鼻腔内の粘液分泌腺からの粘液の分泌を抑えるとともに、鼻腔内の刺激を伝達する副交感神経系の働きを抑えることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑える目的で用いられる。 d 鼻粘膜の血管を拡張させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として、フェニレフリン塩酸塩が配合されている場合がある。
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解答
2
解説
鼻炎用の内服薬には、抗ヒスタミン成分、抗コリン成分(ベラドンナ総アルカロイドなど)、アドレナリン作動成分(血管を縮めて鼻の充血を取る)などが入ります。抗ヒスタミン成分は抗コリン作用も持ちます。
解き方
- a:ケトチフェンフマル酸塩は眠気が出るため、乗り物や機械の運転を避ける必要があり、正しい。
- b:抗ヒスタミン成分が示すのは「抗コリン作用」で、抗アドレナリン作用ではないので誤り。
- c:ベラドンナ総アルカロイドは抗コリン作用で鼻汁やくしゃみを抑えるので正しい。
- d:フェニレフリン塩酸塩は血管を「収縮」させて充血や腫れをやわらげるので、「拡張」とする記述は誤り。
- 正しいのは(a、c)なので、選択肢2を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aは正しいですが、bは抗アドレナリン作用ではなく抗コリン作用を示すので誤りです。
- 選択肢 2正解
- aとcがどちらも正しいので、この組合せが正解です。
- 選択肢 3不正解
- aは正しいですが、dは血管を「収縮」させる作用なので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- b(抗コリン作用とすべき)もd(血管収縮とすべき)も誤った記述です。
- 選択肢 5不正解
- cは正しいですが、dは血管を「収縮」させる作用なので誤りです。
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覚えるポイント
- アドレナリン作動成分(フェニレフリン等)は血管収縮により鼻粘膜の充血・腫れを改善する。
間違えやすいところ
- 抗ヒスタミン成分が併せ持つのは抗コリン作用(口の渇き、排尿しにくさなど)で、抗アドレナリン作用ではありません。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.20 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
内服アレルギー用薬・漢方処方製剤
主な医薬品とその作用 · 辛夷清肺湯 / 当帰飲子 / 消風散 / 荊芥連翹湯
内服アレルギー用薬として使用される漢方処方製剤に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 a 消風散は、比較的体力があるものの鼻づまり、蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎に適すとされる。 b 辛夷清肺湯は、体力中等度以上で、濃い鼻汁が出て、ときに熱感を伴うものの鼻づまり、慢性鼻炎、蓄膿症(副鼻腔炎)に適すとされる。 c 荊芥連翹湯は、体力中等度なものの皮膚疾患で、発赤があり、ときに化膿するものの化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期、蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、水虫に適すとされる。 d 当帰飲子は、体力中等度以下で、冷え症で、皮膚が乾燥するものの湿疹・皮膚炎(分泌物の少ないもの)、痒みに適すとされる。
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解答
5
解説
アレルギーや皮膚症状、鼻炎に使う漢方処方製剤は、それぞれの適応で見分けます。辛夷清肺湯は濃い鼻汁を伴う鼻づまり・慢性鼻炎・蓄膿症に、当帰飲子は乾燥肌のかゆみや湿疹に使います。
解き方
- a:消風散は皮膚の病気(湿疹、皮膚炎、かゆみなど)に使うもので、鼻の症状という記述は誤り。
- b:辛夷清肺湯の体力の基準と「濃い鼻汁、蓄膿症、慢性鼻炎」という記述は正しい。
- c:この内容は十味敗毒湯のもので、荊芥連翹湯(蓄膿症、慢性鼻炎、慢性扁桃炎、にきびなど)の説明ではないので誤り。
- d:当帰飲子の「体力中等度以下、冷え症、皮膚が乾燥、分泌物の少ない湿疹・かゆみ」という記述は正しい。
- 正しい組合せは(b、d)なので、選択肢5を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aは誤り(消風散は皮膚症状の薬)で、bは正しい記述です。
- 選択肢 2不正解
- a(消風散の話)とc(十味敗毒湯の説明で荊芥連翹湯ではない)はどちらも誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aは誤りで、dは正しい記述です。
- 選択肢 4不正解
- bは正しいですが、cは十味敗毒湯の説明なので誤りです。
- 選択肢 5正解
- bとdがどちらも正しいので、この組合せが正解です。
覚えるポイント
- 辛夷清肺湯は濃い鼻汁・蓄膿症、当帰飲子は冷え症・分泌物の少ない乾燥性の皮膚炎・かゆみに適する。
間違えやすいところ
- 荊芥連翹湯(鼻炎・蓄膿症・にきび)と十味敗毒湯(化膿性皮膚疾患・急性皮膚疾患の初期)を混同しないようにしましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.20 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
鼻に用いる薬(点鼻薬)及び配合成分
主な医薬品とその作用 · クロモグリク酸ナトリウム / 鼻炎用点鼻薬の適応 / 殺菌消毒成分 / 局所麻酔成分
鼻に用いる薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a 鼻粘膜が腫れてポリープ(鼻茸)となっている場合には、一般用医薬品の点鼻薬の使用が適当である。 b 一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は、急性又はアレルギー性の鼻炎及びそれに伴う副鼻腔炎並びに蓄膿症である。 c セチルピリジニウム塩化物は、鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的として配合されている。 d クロモグリク酸ナトリウムは、肥満細胞からヒスタミンの遊離を抑える作用を示し、花粉、ハウスダスト等による鼻アレルギー症状の緩和を目的として、通常、抗ヒスタミン成分と組み合わせて配合される。
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解答
4
解説
点鼻薬は鼻炎の症状を一時的にやわらげるためのもので、鼻茸や蓄膿症の治療には向きません。セチルピリジニウム塩化物は殺菌消毒の成分で、クロモグリク酸ナトリウムは抗アレルギーの成分(肥満細胞の膜を安定させる薬)です。
解き方
- a:鼻茸(ポリープ)があるときは一般用の点鼻薬は使えず、医療機関の受診がすすめられるので誤り。
- b:蓄膿症や重い副鼻腔炎は一般用の点鼻薬の対象外なので誤り。
- c:セチルピリジニウム塩化物は殺菌消毒の成分で、痛みやかゆみを抑える局所麻酔成分ではないので誤り。
- d:クロモグリク酸ナトリウムは肥満細胞からのかゆみ物質の放出を抑え、抗ヒスタミン成分と組み合わせて使うので正しい。
- 正誤の並びは「誤、誤、誤、正」なので、選択肢4を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りなので不正解です(鼻茸に点鼻薬は使いません)。
- 選択肢 2不正解
- bが誤りなので不正解です(蓄膿症などの重い症状は対象外です)。
- 選択肢 3不正解
- cが誤りなので不正解です(セチルピリジニウム塩化物は殺菌消毒の成分です)。
- 選択肢 4正解
- a:誤、b:誤、c:誤、d:正が正しい組合せです。
- 選択肢 5不正解
- dが正しい記述なので不正解です。
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覚えるポイント
- クロモグリク酸ナトリウムは肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑制する抗アレルギー成分である。
間違えやすいところ
- セチルピリジニウム塩化物は殺菌消毒の成分で、リドカインなどの局所麻酔成分と混同しないようにしましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.21 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
眼科用薬の配合成分と配合目的
主な医薬品とその作用 · イプシロン-アミノカプロン酸 / ネオスチグミンメチル硫酸塩 / スルファメトキサゾール / パンテノール
眼科用薬の配合成分とその配合目的の組合せの正誤について、正しい組合せはどれか。 配合成分 ―― 配合目的 a スルファメトキサゾール ―― ウイルス感染による結膜炎やものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎などの化膿性の症状を改善する。 b イプシロン‐アミノカプロン酸 ―― 炎症の原因となる物質の生成を抑え、目の炎症を改善する。 c ネオスチグミンメチル硫酸塩 ―― 毛様体におけるアセチルコリンの働きを助けることで、目の調節機能を改善する。 d パンテノール ―― 末梢の微小循環を促進させることにより、結膜充血、疲れ目の症状を改善する。
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解答
3
解説
眼科用薬では、サルファ剤(スルファメトキサゾール)は細菌の感染に効きます。イプシロン-アミノカプロン酸は炎症を抑え、ネオスチグミンメチル硫酸塩はピント調節の働きを助けます。
解き方
- a:スルファメトキサゾールはサルファ系の抗菌薬で、ウイルスには効かないので誤り。
- b:イプシロン-アミノカプロン酸は炎症を引き起こす物質の働きを抑える抗炎症成分なので正しい。
- c:ネオスチグミンメチル硫酸塩は分解酵素を抑えて目のアセチルコリンの働きを助け、ピント調節を良くするので正しい。
- d:パンテノールは代謝を促し組織を修復する成分で、血の流れを良くするのはビタミンEなどの働きなので誤り。
- 正誤の並びは「誤、正、正、誤」なので、選択肢3を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aは「ウイルス感染」としている点が誤りで、bとcは正しい記述です。
- 選択肢 2不正解
- dは代謝を良くする成分で、血行促進(血の流れを改善)ではないので誤りです。
- 選択肢 3正解
- a:誤、b:正、c:正、d:誤が正しい組合せです。
- 選択肢 4不正解
- a(ウイルスでなく細菌)とd(血行促進でなく組織修復・代謝)が誤りです。
- 選択肢 5不正解
- cは正しい記述で、aは誤った記述です。
覚えるポイント
- スルファメトキサゾールは細菌による化膿性症状に有効でありウイルスには無効。
- ネオスチグミンメチル硫酸塩はピント調節機能改善成分。
間違えやすいところ
- 抗菌成分がウイルスにも効くと考えないように注意しましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.22 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
外皮用薬の配合成分
主な医薬品とその作用 · イブプロフェンピコノール / ステロイド性抗炎症成分 / クロタミトン / テシットデシチン
外皮用薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a イブプロフェンピコノールは、イブプロフェンの誘導体であり、にきび治療薬に用いられるが、外用での鎮痛作用はほとんど期待されない。 b ステロイド性抗炎症成分は、広範囲に生じた皮膚症状や、慢性の湿疹・皮膚炎を対象としている。 c クロタミトンは、皮膚に軽い灼熱感を与えることで痒みを感じにくくさせる効果を期待して配合されている場合がある。 d テシットデシチンは、患部のタンパク質と結合して皮膜を形成し、皮膚を保護する作用を示す。
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解答
1
解説
外皮用薬は成分ごとの働きで見分けます。ステロイド成分は、広い範囲や長引く症状に長く使い続けるのは避けます。クロタミトンは温かさの刺激で、テシットデシチンは局所麻酔の作用で、かゆみを抑えます。
解き方
- a:イブプロフェンピコノールはにきび用で、外用の鎮痛作用はほとんど期待できないので正しい。
- b:ステロイドは広い範囲や長引く症状には使わず、だらだらと長く使わないので誤り。
- c:クロタミトンは軽い灼熱感でかゆみを感じにくくさせるので正しい。
- d:患部のタンパク質と結びついて皮膜をつくるのは収斂成分(酸化亜鉛など)で、テシットデシチンは局所麻酔成分なので誤り。
- 正誤の並びは「正、誤、正、誤」なので、選択肢1を選ぶ。
- 選択肢 1正解
- a:正、b:誤、c:正、d:誤が正しい組合せです。
- 選択肢 2不正解
- bは広い範囲や長引く症状には使わないので誤りで、cは正しい記述です。
- 選択肢 3不正解
- dは局所麻酔の成分で、皮膜形成(収斂・保護)ではないので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aは正しい記述で、bは誤った記述です。
- 選択肢 5不正解
- aは正しい記述で、bとdは誤った記述です。
覚えるポイント
- ステロイド外用薬は広範囲や慢性の皮膚炎には使用しない。
- テシットデシチンは局所麻酔成分。
間違えやすいところ
- テシットデシチン(局所麻酔)と、酸化亜鉛やタンニン酸などの収斂・保護成分を混同しないようにしましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.23 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
みずむし・たむし用薬及び配合成分
主な医薬品とその作用 · オキシコナゾール硝酸塩 / テルビナフィン塩酸塩 / 剤形の選択 / ピロールニトリン
みずむし・たむし用薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 a オキシコナゾール硝酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げたり、細胞膜の透過性を変化させることにより、その増殖を抑える。 b テルビナフィン塩酸塩は、菌の呼吸や代謝を妨げることにより、皮膚糸状菌の増殖を抑える。 c 一般的に、じゅくじゅくと湿潤している患部には、軟膏が適すとされる。 d ピロールニトリンは、患部を酸性にすることで、皮膚糸状菌の発育を抑える。
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解答
2
解説
イミダゾール系の抗真菌成分(オキシコナゾールなど)は、細胞膜をつくる成分の生成を妨げ、膜の透過性を変えます。じゅくじゅくした患部には、刺激が少なく保護力のある軟膏が向いています。
解き方
- a:オキシコナゾール硝酸塩(イミダゾール系)が細胞膜の成分づくりを妨げ、透過性を変えるという記述は正しい。
- b:テルビナフィン塩酸塩はアリルアミン系で細胞膜の成分づくりを妨げる薬で、「呼吸や代謝を妨げる」のはピロールニトリンなどの特徴なので誤り。
- c:じゅくじゅくした患部には、刺激が少なく患部を保護する軟膏が向いているので正しい。
- d:患部を酸性にして発育を抑えるのはウンデシレン酸で、ピロールニトリンは呼吸・代謝を妨げるので誤り。
- 正しい組合せは(a、c)なので、選択肢2を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aは正しいですが、bはテルビナフィン塩酸塩の働き(細胞膜成分の生成阻害)として誤りです。
- 選択肢 2正解
- aとcがどちらも正しいので、この組合せが正解です。
- 選択肢 3不正解
- bは誤りで、cは正しい記述です。
- 選択肢 4不正解
- b(働きの誤り)もd(ウンデシレン酸との混同)も誤りです。
- 選択肢 5不正解
- cは正しいですが、dは誤った記述です。
覚えるポイント
- イミダゾール系は細胞膜成分の生合成阻害・透過性変化。
- 湿潤患部には軟膏が適する。
間違えやすいところ
- ピロールニトリン(菌の呼吸や代謝を妨げる)とウンデシレン酸(患部を酸性にする)の働きを取り違えないようにしましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.23 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
毛髪用薬及び配合成分
主な医薬品とその作用 · 毛髪用薬の効能効果 / エストラジオール安息香酸エステル / カルプロニウム塩化物 / カシュウ
毛髪用薬及びその配合成分等に関する記述の正誤について、正しい組合せはどれか。 a 「壮年性脱毛症」や「円形脱毛症」等の疾患名を掲げた効能・効果は、医薬品においてのみ認められている。 b 女性ホルモンによる脱毛抑制効果を期待して、女性ホルモン成分の一種であるエストラジオール安息香酸エステルが配合されている場合がある。 c カルプロニウム塩化物は、アセチルコリンと異なり、コリンエステラーゼによる分解を受けにくく、作用が持続するとされている。 d カシュウは、ウコギ科の植物を基原とした生薬で、血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる。
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解答
1
解説
毛髪用薬で「円形脱毛症」などの病名を効能に書けるのは医薬品だけです。カルプロニウム塩化物は分解されにくく、血の流れを良くする働きが長く続きます。カシュウはタデ科のツルドクダミの根です。
解き方
- a:病名を掲げた効能効果は医薬品だけに認められ、医薬部外品や化粧品には認められないので正しい。
- b:エストラジオール安息香酸エステルは女性ホルモンの成分で、脱毛を抑える目的で配合されるので正しい。
- c:カルプロニウム塩化物は分解酵素に分解されにくく、作用が長く続くので正しい。
- d:カシュウは「タデ科」のツルドクダミの根で、「ウコギ科」ではないので誤り。
- 正誤の並びは「正、正、正、誤」なので、選択肢1を選ぶ。
- 選択肢 1正解
- a:正、b:正、c:正、d:誤が正しい組合せです。
- 選択肢 2不正解
- bとcは正しい記述で、dはタデ科なので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aとcが正しい記述なので不正解です。
- 選択肢 4不正解
- aとbが正しい記述なので不正解です。
- 選択肢 5不正解
- aとcは正しく、dはタデ科なので誤りです。
覚えるポイント
- カルプロニウム塩化物はコリンエステラーゼの分解を受けにくく作用が持続する。
- カシュウはタデ科のツルドクダミを基原とする。
間違えやすいところ
- カシュウ(タデ科)と、ウコギ科(ニンジン、コウジンなど)の植物の科名を混同しないようにしましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.24 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
歯や口中に用いる薬及びその配合成分等の特徴
主な医薬品とその作用 · 外用歯痛薬 / 口内炎用薬 / 生薬成分 / 漢方処方製剤
歯や口中に用いる薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a フェノールは、齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑えることを目的として外用の歯痛薬に用いられる。 b サンシシは、アカネ科のクチナシの果実を基原とする生薬で、局所麻酔作用を期待して用いられる。 c シコンは、ムラサキ科のムラサキの葉を基原とする生薬で、患部からの細菌感染を防止することを期待して口内炎用薬に用いられる。 d 茵蔯蒿湯は、構成生薬としてカンゾウを含む。
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解答
3
解説
外用の歯痛薬や口内炎用薬に使う成分は、殺菌・抗炎症・局所麻酔のどれをねらうかで決まります。生薬は使う部分(基原部位)まで覚え、漢方薬はカンゾウが入るかを一つずつ確かめましょう。
解き方
- aについて、フェノールは細菌を殺す力(殺菌消毒作用)で虫歯部分の細菌の増殖を抑えるので「正」です。
- bについて、サンシシは炎症をしずめる生薬で、痛みを止める局所麻酔作用はないので「誤」です。
- cについて、シコンのもとになる部分はムラサキの「根」で、「葉」ではないので「誤」です。
- dについて、茵蔯蒿湯はインチンコウ・サンシシ・ダイオウからできていて、カンゾウを含まないので「誤」です。
- 以上から[a:正、b:誤、c:誤、d:誤]となり、選択肢3が正解です。
- 選択肢 1不正解
- bとcが誤っているので不正解です。サンシシは抗炎症、シコンのもとは根です。
- 選択肢 2不正解
- dが誤っているので不正解です。茵蔯蒿湯にカンゾウは入っていません。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが誤で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- aは正ですが、bとdが誤っているので不正解です。
- 選択肢 5不正解
- aは正ですが、cとdが誤っているので不正解です。
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覚えるポイント
- シコンの基原部位はムラサキの「根」であり組織修復促進や抗菌作用を持ちます。
- 茵蔯蒿湯はカンゾウを含まない代表的な漢方処方製剤の一つです。
間違えやすいところ
- 外用歯痛薬の局所麻酔成分(チョウジ油、オイゲノールなど)と、炎症をしずめる生薬(サンシシなど)を混同しないようにしましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.25 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
禁煙補助剤及びその配合成分の特徴
主な医薬品とその作用 · 禁煙補助剤 / ニコチン / 用法・用量 / 相互作用
禁煙補助剤及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 咀嚼剤は、口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーや炭酸飲料など口腔内を酸性にする食品を摂取した後、しばらくは使用を避けることとされている。 b 咀嚼剤は、菓子のガムのように噛み、唾液を多く分泌させながら使用することが望ましい。 c 禁煙補助剤には、1日複数回皮膚に貼付することによりニコチンが皮膚を透過して血中に移行するパッチ製剤がある。 d ニコチンは、交感神経系を興奮させる作用を示し、アドレナリン作動成分が配合された医薬品との併用により、その作用を増強させるおそれがある。
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解答
4
解説
禁煙補助剤(ニコチン製剤)は、口の中や皮膚からニコチンを血中に取り込む薬です。使い方(かみ方、酸性の飲み物、貼る回数)と、交感神経を興奮させることによる飲み合わせに注意しましょう。
解き方
- aについて、口の中が酸性だとニコチンが吸収されにくくなるので、酸性の飲み物の後は使わないのが正しく「正」です。
- bについて、お菓子のガムのようにかむと、だ液と一緒にニコチンを飲み込んで吸収が落ち、胃の不快感などを起こすので「誤」です。
- cについて、禁煙補助のパッチ製剤は「1日1回」貼るもので、「1日複数回貼る」は誤りなので「誤」です。
- dについて、ニコチンには交感神経を興奮させる作用があり、アドレナリン作動成分と併用すると作用が強まるおそれがあるので「正」です。
- 以上から[a:正、b:誤、c:誤、d:正]となり、選択肢4が正解です。
- 選択肢 1不正解
- aは正、bとcが誤っているので不正解です。
- 選択肢 2不正解
- aは正、bが誤っているので不正解です。
- 選択肢 3不正解
- bとcが誤っているので不正解です。
- 選択肢 4正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが正で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- cが誤っているので不正解です。パッチ製剤は1日1回貼ります。
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覚えるポイント
- ニコチン咀嚼剤はゆっくり噛んで頬と歯茎の間に挟んで口腔粘膜から吸収させます。
- 禁煙用ニコチンパッチは1日1回貼付して使用します。
間違えやすいところ
- ニコチンパッチを1日に何回も貼るものだと間違えないようにしましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.26 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
ビタミンB2(リボフラビン等)の生理作用と特徴
主な医薬品とその作用 · ビタミンB2 / 脂質代謝 / フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム / 尿の着色
ビタミンB2に関する次の記述について、( a )~( c )の中に入れるべき字句の正しい組合せを1つ選びなさい。 ( a )に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。ビタミンB2主薬製剤は、( b )などが主薬として配合された製剤で、口角炎や口内炎の症状の緩和に有効である。ビタミンB2の摂取により、尿が( c )色になることがある。
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解答
1
解説
ビタミンB2(リボフラビンなど)は、脂質の代謝に関わり、皮膚や粘膜を正常に保つ栄養素です。主薬の成分名と、余分が尿に出て尿が黄色くなる特徴を覚えるのがポイントです。
解き方
- 空欄aは、ビタミンB2が主に関わる「脂質の代謝」です(ヘモグロビンの合成やタンパク質の代謝は主にビタミンB6)。
- 空欄bは、ビタミンB2の活性型である「フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム」です(ピリドキサールリン酸エステルはビタミンB6)。
- 空欄cは、ビタミンB2が黄色の色素を持つため尿に出ると「黄」色になります。
- a=脂質の代謝、b=フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、c=黄の組み合わせは選択肢1です。
- 選択肢 1正解
- a・b・cのすべてが正しく当てはまっています。
- 選択肢 2不正解
- bはビタミンB6の成分で、尿の色も黄色なので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bのピリドキサールリン酸エステルはビタミンB6の成分なので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aは脂質の代謝で、bはビタミンB6の成分なので誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aは脂質の代謝、cは黄色なので誤りです。
覚えるポイント
- ビタミンB2(リボフラビン等)は脂質代謝に関与し、尿が黄色くなります。
- ピリドキサールリン酸エステルやピリドキシン塩酸塩はビタミンB6です。
間違えやすいところ
- ビタミンB2(脂質の代謝・尿が黄色)と、ビタミンB6(タンパク質の代謝・ヘモグロビンの合成)の働きを混同しないようにしましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.26 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
滋養強壮保健薬及びその配合成分等の特徴
主な医薬品とその作用 · 薬用酒 / アスパラギン酸ナトリウム / ヘスペリジン / ニンジン
滋養強壮保健薬及びその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 数種類の生薬をアルコールで抽出した薬用酒は、手術や出産の直後等の滋養強壮を目的として用いられる。 b アスパラギン酸ナトリウムは、皮膚におけるメラニンの生成を抑えるとともに、皮膚の新陳代謝を活発にしてメラニンの排出を促す働きがある。 c ヘスペリジンは、肝臓の働きを助け、肝血流を促進する働きがあり、全身倦怠感や疲労時の栄養補給を目的として配合されている場合がある。 d ニンジンは、神経系の興奮や副腎皮質の機能亢進等の作用により、外界からのストレス刺激に対する抵抗力や新陳代謝を高めるとされる。
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解答
4
解説
滋養強壮保健薬は、アミノ酸・ビタミン様物質・生薬などを組み合わせた薬です。それぞれの働きと、アルコールを含む薬用酒を使ってはいけない場面を区別して覚えましょう。
解き方
- aについて、薬用酒はアルコール(エタノール)を含み、出血を助長するおそれがある手術直後や出産直後は使うのを避けるので「誤」です。
- bについて、メラニンの生成を抑えて排出を促すのはシステインなどの働きで、アスパラギン酸ナトリウムはエネルギー産生や疲労回復に関わるので「誤」です。
- cについて、肝血流を促すなど肝臓の働きを助けるのはグルクロノラクトンなどの働きで、ヘスペリジンは毛細血管を強くする(ビタミンP様)働きなので「誤」です。
- dについて、ニンジンは神経系の興奮や副腎皮質のはたらきを高め、ストレスへの抵抗力や新陳代謝を高めるので「正」です。
- 以上から[a:誤、b:誤、c:誤、d:正]となり、選択肢4が正解です。
- 選択肢 1不正解
- aとcが誤っているので不正解です。
- 選択肢 2不正解
- aとcが誤りで、dは正しいので不正解です。
- 選択肢 3不正解
- bが誤っているので不正解です。
- 選択肢 4正解
- aが誤、bが誤、cが誤、dが正で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- bとcが誤りで、dは正しいので不正解です。
覚えるポイント
- 薬用酒はエタノールを含むため、手術や出産の直後等には服用を避けます。
- ニンジンはオタネニンジンの根で、滋養強壮、新陳代謝促進、抗ストレス作用があります。
間違えやすいところ
- システイン(メラニンを出す)と、アスパラギン酸ナトリウム(アミノ酸の代謝)の働きを混同しないようにしましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.27 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
皮膚疾患等に用いられる漢方処方製剤(清上防風湯)
主な医薬品とその作用 · 漢方処方製剤 / 清上防風湯 / にきび / 赤ら顔
次の記述にあてはまる漢方処方製剤として、最も適切なものを1つ選びなさい。 「体力中等度以上で、赤ら顔で、ときにのぼせがあるもののにきび、顔面・頭部の湿疹・皮膚炎、赤鼻(酒さ)に適すとされるが、胃腸の弱い人では食欲不振、胃部不快感の副作用が現れやすい等、不向きとされる。」
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解答
1
解説
漢方処方製剤は、体力の基準と「赤ら顔・にきび・赤鼻」などの特徴的な症状を手がかりに見分けます。清上防風湯は、体力中等度以上で赤ら顔・のぼせがある人のにきびや顔面の湿疹に使います。
解き方
- 問題文の「体力中等度以上」と「赤ら顔で、ときにのぼせがあるもののにきび、顔面・頭部の湿疹・皮膚炎、赤鼻(酒さ)」に注目します。
- 黄連解毒湯はのぼせ・いらだち・不眠を伴うもの、防風通聖散は肥満や便秘を伴うもの、大柴胡湯は胸脇苦満や常習便秘を伴うものです。
- 赤ら顔・赤鼻・顔や頭の湿疹やにきびを主な対象とする処方は「清上防風湯」なので、1を選びます。
- 選択肢 1正解
- 記述の内容は清上防風湯の使い方と特徴にぴったり当てはまります。
- 選択肢 2不正解
- 黄連解毒湯は、のぼせぎみで顔色が赤く、精神不安や不眠、胃炎などに使います。
- 選択肢 3不正解
- 大柴胡湯は、体力が充実して胸腹部に圧迫感があり、便秘ぎみの人に使います。
- 選択肢 4不正解
- 防已黄耆湯は、体力中等度以下で、色白・水太り・汗をかきやすい人に使います。
- 選択肢 5不正解
- 防風通聖散は、体力が充実して腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちな人に使います。
覚えるポイント
- 清上防風湯:体力中等度以上、赤ら顔、のぼせ、にきび、頭部・顔面の湿疹、赤鼻(酒さ)。
間違えやすいところ
- 同じように熱感や赤ら顔が出る黄連解毒湯(精神不安・鼻血など)と混同しないよう、赤鼻・にきびという言葉を手がかりにしましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.27 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
消毒薬及びその配合成分の特徴
主な医薬品とその作用 · 消毒薬 / イソプロパノール / クレゾール石ケン液 / 界面活性剤 / 酸・アルカリ中和の危険性
消毒薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せを1つ選びなさい。 a イソプロパノールのウイルスに対する不活性効果は、エタノールよりも低い。 b 日本薬局方に収載されているクレゾール石ケン液は、原液を水で希釈して用いられるが、刺激性が強いため、原液が直接皮膚に付着しないようにする必要がある。 c ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルは、酸性の洗剤・洗浄剤と反応して有毒な塩素ガスが発生するため、混ざらないように注意する。 d アルカリ性の消毒薬が誤って皮膚に付着した場合、水洗する前に、中和剤を用いて中和する。
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解答
1
解説
消毒薬は、それぞれの効き目と危険な使い方をセットで覚えましょう。とくに、酸性のものと混ざると有毒な塩素ガスが出る薬と、皮膚に付いたときは中和せず水で洗い流すことを押さえましょう。
解き方
- aについて、イソプロパノールはエタノールよりウイルスを弱らせる効果が低いので「正」です。
- bについて、クレゾール石ケン液は原液の刺激が強く、皮膚に直接つかないよう水でうすめて使うので「正」です。
- cについて、酸性のものと反応して有毒な塩素ガスを出すのは次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系殺菌剤で、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(非イオン界面活性剤)ではないので「誤」です。
- dについて、酸やアルカリの消毒薬が皮膚に付いたとき、中和剤を使うと中和熱で組織を傷めるため、すぐに多量の水で洗い流すのが正しく「誤」です。
- 以上から正しい組み合わせは(a、b)となり、選択肢1が正解です。
- 選択肢 1正解
- aもbも正しい記述で、正解の組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- dが誤っているので不正解です。付いたときは中和せず、すぐ水で洗います。
- 選択肢 3不正解
- cが誤っているので不正解です。有毒なガスを出すのは塩素系殺菌剤です。
- 選択肢 4不正解
- dが誤っているので不正解です。
- 選択肢 5不正解
- cもdも誤っているので不正解です。
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覚えるポイント
- イソプロパノールはエタノールに比べてウイルスに対する効果が劣ります。
- 消毒薬が皮膚についた際は、中和熱の発生を防ぐため中和剤を使わず大量の水で直ちに洗い流します。
間違えやすいところ
- 酸やアルカリが付いたとき、中和剤で中和してから洗うと考えないようにしましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.28 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
殺虫剤・忌避剤の配合成分の特徴と作用機序
主な医薬品とその作用 · イカリジン / フェノトリン / メトプレン / ピレスロイド系
殺虫剤・忌避剤の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a イカリジンは、年齢による使用制限がない成分で、蚊やマダニに対して殺虫効果を示す。 b フェノトリンは、シラミの刺咬による痒みや腫れ等の症状を和らげることを目的として、シャンプーやてんか粉に配合されている。 c メトプレンは、幼虫が十分成長して蛹になるのを抑えているホルモン(幼若ホルモン)に類似した作用を有し、幼虫が蛹になるのを妨げる。 d ピレスロイド系殺虫成分の殺虫作用は、神経細胞に直接作用して神経伝達を阻害することによるものである。
解答・解説を表示
解答
5
解説
害虫を防ぐ成分は、殺す「殺虫成分」と寄せつけない「忌避成分」に分かれます。それぞれが何をねらった成分か(駆除か忌避か)をはっきり区別しましょう。
解き方
- aについて、イカリジンは害虫を寄せつけない忌避剤で、殺虫効果はないので「誤」です。
- bについて、フェノトリンはピレスロイド系の殺虫成分で、シラミを直接駆除するために使うので(かゆみや腫れをやわらげる薬ではない)「誤」です。
- cについて、メトプレンは幼若ホルモンに似た働きで、幼虫が蛹になるのを妨げるので「正」です。
- dについて、ピレスロイド系の成分は神経細胞のナトリウムチャネルに働き、神経の伝達を麻痺させるので「正」です。
- 以上から[a:誤、b:誤、c:正、d:正]となり、選択肢5が正解です。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りで、cは正しいので不正解です。
- 選択肢 2不正解
- aとbが誤りで、cとdは正しいので不正解です。
- 選択肢 3不正解
- aが誤りで、dは正しいので不正解です。
- 選択肢 4不正解
- bが誤っているので不正解です。フェノトリンは殺虫成分です。
- 選択肢 5正解
- aが誤、bが誤、cが正、dが正で、正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- イカリジンやディートは忌避剤(虫よけ)であり、殺虫成分ではありません。
- フェノトリンは唯一ヒトに直接適用できるシラミ駆除用ピレスロイド系殺虫成分です。
間違えやすいところ
- 忌避成分に殺虫効果があるとする記述や、殺虫成分の目的をかゆみ止めとする記述に惑わされないようにしましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.28 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
一般用検査薬(妊娠検査薬)の仕組みと使用上の注意
主な医薬品とその作用 · 妊娠検査薬 / ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG) / 偽陽性 / 使用時期
妊娠検査薬に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 尿中のエストラジオールの有無を調べるものである。 b 妊娠の早期判定の補助として使用するものであり、その結果をもって直ちに妊娠しているか否かを断定することはできない。 c 高濃度のタンパク尿や糖尿の場合、偽陽性を示すことがある。 d 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日が過ぎて概ね1週目以降の検査が推奨されている。
解答・解説を表示
解答
5
解説
一般用の妊娠検査薬は、尿の中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)を調べ、妊娠の早期判定を助ける薬です。確定診断ではないことや、偽陽性が出る場合、検査の時期を覚えましょう。
解き方
- aについて、妊娠検査薬が調べるのは尿中の「ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)」で、エストラジオールではないので「誤」です。
- bについて、一般用検査薬はあくまで早期判定の補助で、確定には医師の診察が必要なので「正」です。
- cについて、尿中のタンパクや糖の濃度が高いと、本来とは違う反応で偽陽性を示すことがあるので「正」です。
- dについて、普通の一般用妊娠検査薬は、月経予定日を過ぎておよそ1週目以降の使用がすすめられているので「正」です。
- 以上から[a:誤、b:正、c:正、d:正]となり、選択肢5が正解です。
- 選択肢 1不正解
- aが誤っているので不正解です。測るのはhCGです。
- 選択肢 2不正解
- a・b・cの正誤が合っていないので不正解です。
- 選択肢 3不正解
- aとdの正誤が合っていないので不正解です。
- 選択肢 4不正解
- cとdは正しいので不正解です。
- 選択肢 5正解
- aが誤、bが正、cが正、dが正で、正しい組み合わせです。
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覚えるポイント
- 妊娠検査薬の検出対象はヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)です。
- 一般用妊娠検査薬は月経予定日の概ね1週間後から使用します。
間違えやすいところ
- 尿中の女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)を測っていると誤解しないようにしましょう。
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.29 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
一般用医薬品の添付文書の記載事項
医薬品の適正使用と安全対策 · 添付文書の記載事項 / 薬効名 / 改訂年月
一般用医薬品(一般用検査薬を除く。)の添付文書に関する記述について、正誤の正しい組合せを1つ選べ。 a 添付文書に記載されている適正使用情報は、医薬品の販売等に従事する専門家が正確に理解できるよう、専門的な表現となっている。 b 添付文書は、必要に応じて随時改訂がなされ、重要な内容が変更された場合には、改訂年月を記載するとともに、改訂された箇所を明示することとされている。 c 添付文書に記載される薬効名とは、その医薬品の薬効又は性質が簡潔な分かりやすい表現で示されたもので、販売名に薬効名が含まれているような場合には、薬効名の記載は省略されることがある。 d 添付文書の販売名の上部に「使用にあたって、この説明文書を必ず読むこと。また、必要なときに読めるよう大切に保存すること。」等の文言が記載されている。
解答・解説を表示
解答
1
解説
一般用医薬品の添付文書は、薬を買って使う一般の人が読むものなので、専門家向けではなく、誰にでも分かるやさしい言葉で書かれます。正しい使い方を守ってもらうために、内容を正確に伝える必要があるからです。
解き方
- 記述aは、一般の人向けなのに専門的な表現を使っているので誤りだと考える。
- 記述b、c、dが添付文書の決まりに合っているかを確かめ、誤・正・正・正の組合せを選ぶ。
- 選択肢 1正解
- aが誤で、b・c・dが正しい、正しい組合せです。
- 選択肢 2不正解
- bとcの記述はどちらも正しいので、この組合せは誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aは誤りで、bとcは正しいので、この組合せは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- cとdの記述はどちらも正しいので、この組合せは誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aは誤りで、bとdは正しいので、この組合せは誤りです。
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覚えるポイント
- 一般用医薬品の添付文書は一般の生活者向けに平易な表現で記載される
間違えやすいところ
- 医療用医薬品の添付文書と混同して、専門用語が使われると思い込みやすい。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題(午後)問101
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.30 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
添付文書の「使用上の注意」の構成と記載内容
医薬品の適正使用と安全対策 · 使用上の注意 / してはいけないこと / 高齢者の目安
一般用医薬品(一般用検査薬を除く。)の添付文書等における「使用上の注意」に関する記述のうち、正しいものの組合せを1つ選べ。 a 「してはいけないこと」、「相談すること」及び「その他の注意」から構成され、適正使用のために重要と考えられる項目が前段に記載されている。 b 使用上の注意の記載における「高齢者」とは、およその目安として75歳以上を指す。 c 「服用前後は飲酒しないこと」等、小児では通常当てはまらない内容については、小児に使用される医薬品には記載されない。 d 「してはいけないこと」の項目には、その医薬品を使用(服用)するにあたり、守らないと症状が悪化する事項、副作用又は事故等が起こりやすくなる事項について記載されている。
解答・解説を表示
解答
3
解説
「使用上の注意」は、大事な項目から順に書かれます。「高齢者」はおよそ65歳以上を指します。小児向けの薬でも、禁忌(使ってはいけないこと)などはきちんと書かれます。
解き方
- 記述aとdが「使用上の注意」の作り方と「してはいけないこと」の説明として正しいことを確かめる。
- 記述bの高齢者の目安は75歳ではなく65歳以上であり、記述cも誤りだと判断して、正しい組合せ(a、d)を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- bは高齢者の目安を65歳以上とする基準と違うので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- cは小児向けの薬でも注意として書かれることがあるので誤りです。
- 選択肢 3正解
- aとdの記述がどちらも正しいので、これが正解です。
- 選択肢 4不正解
- bとcの記述がどちらも誤っているので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 5不正解
- cの記述が誤っているので、この組合せは不適切です。
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覚えるポイント
- 医薬品の添付文書における高齢者の目安はおよそ65歳以上である
間違えやすいところ
- 後期高齢者の75歳以上と混同しないように気をつける。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題(午後)問102
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.31 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
一般用医薬品の製品表示の記載
医薬品の適正使用と安全対策 · 外箱表示 / 使用期限の表示義務 / エアゾール製品の高圧ガス保安法
一般用医薬品(一般用検査薬を除く。)の製品表示の記載に関する記述について、正誤の正しい組合せを1つ選べ。 a 外箱等には、購入者における医薬品の適切な選択に資する事項として、添付文書の内容のうち、効能・効果、用法・用量等が記載されている。 b 専門家への相談勧奨に関する事項については、記載スペースが狭小な場合には、「使用が適さない場合があるので、使用前には必ず医師、歯科医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください」等と記載されている。 c 使用期限の表示については、全ての一般用医薬品において、外箱に記載する法的な義務がある。 d エアゾール製品には、医薬品医療機器等法の規定による法定表示事項のほか、高圧ガス保安法に基づく「高温に注意」等の注意事項が表示されている。
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解答
2
解説
使用期限の表示が法律で義務づけられるのは、正しく保存しても3年を超えて安定しない医薬品などです。すべての医薬品が外箱に使用期限を書く義務があるわけではありません。
解き方
- 外箱への効能・用法や専門家への相談のすすめ(a・b)が正しいことを確かめる。
- 3年を超えて安定するものは使用期限の表示義務がないのでcを誤りとし、エアゾール製品の記述dを正しいと判断する。
- 選択肢 1不正解
- bとdが正しく、cが誤りなので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが正、cが誤、dが正の正しい組合せです。
- 選択肢 3不正解
- aとdが正しく、cが誤りなので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 4不正解
- dの記述が正しいので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 5不正解
- aとbの記述が正しいので、この組合せは不適切です。
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覚えるポイント
- 法的な使用期限の表示義務は製造後3年を超えて性状等が安定でない医薬品に課される
間違えやすいところ
- 実際の流通ではほとんどの医薬品に使用期限が書かれているため、全品に法的義務があると誤解しやすい。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題(午後)問103
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.31 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
アスピリン喘息に関する禁忌成分
医薬品の適正使用と安全対策 · アスピリン喘息 / 解熱鎮痛成分 / してはいけないこと
次の医薬品成分のうち、一般用医薬品の添付文書等において、アスピリン喘息を誘発するおそれがあるため、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に「本剤又は他のかぜ薬、解熱鎮痛薬を使用(服用)して喘息を起こしたことがある人」と記載することとされているものとして、正しいものの組合せを1つ選べ。 a アセトアミノフェン b ジプロフィリン c イソプロピルアンチピリン d メチルエフェドリン塩酸塩
解答・解説を表示
解答
2
解説
アスピリン喘息は、アスピリンだけでなく、他の解熱鎮痛成分(非ステロイド性抗炎症成分、ピリン系、アセトアミノフェンなど)でも起こることがあります。これらを飲んで喘息を起こしたことがある人には使ってはいけません。
解き方
- 解熱鎮痛成分であるアセトアミノフェン(a)とイソプロピルアンチピリン(c)を見つける。
- ジプロフィリン(キサンチン系の気管支を広げる成分)とメチルエフェドリン塩酸塩(アドレナリンを作動させる成分)は当てはまらないと確かめ、組合せ(a、c)を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- bのジプロフィリンは当てはまらないので誤りです。
- 選択肢 2正解
- aのアセトアミノフェンとcのイソプロピルアンチピリンが当てはまり、正しい組合せです。
- 選択肢 3不正解
- bのジプロフィリンは当てはまらないので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bとdは当てはまらない成分なので誤りです。
- 選択肢 5不正解
- dのメチルエフェドリン塩酸塩は当てはまらないので誤りです。
覚えるポイント
- 解熱鎮痛成分(アセトアミノフェンやピリン系含む)はアスピリン喘息の既往者で禁忌である
間違えやすいところ
- アセトアミノフェンは副作用が比較的おだやかだが、アスピリン喘息の既往がある人には禁忌である点を見落としやすい。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題(午後)問104
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.32 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
使用上の注意(禁忌・注意喚起)
医薬品の適正使用と安全対策 · インドメタシン / ケトプロフェン / ロートエキス / ロペラミド塩酸塩
一般用医薬品の添付文書等における「使用上の注意」の記載に関する記述について、正誤の正しい組合せを1つ選べ。 a インドメタシンが配合された外用薬は、感染に対する効果はなく、感染の悪化が自覚されにくくなるおそれがあるため、「患部が化膿している人」には使用しないこととされている。 b ケトプロフェンが配合された外用鎮痛消炎薬は、使用中又は使用後しばらくしてから重篤な光線過敏症が現れることがあるため、「本剤の使用中は、天候にかかわらず、戸外活動を避けるとともに、日常の外出時も本剤の塗布部を衣服、サポーター等で覆い、紫外線に当てないこと。なお、塗布後も当分の間、同様の注意をすること」とされている。 c ロートエキスが配合された内服薬は、乳児に徐脈を起こすおそれがあるため、「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」とされている。 d ロペラミド塩酸塩は、眠気等を生じることがあるため、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」とされている。
解答・解説を表示
解答
5
解説
抗コリン作用(副交感神経の働きを抑える作用)を持つロートエキスは、母乳に移り、乳児に頻脈(心拍が速くなること)を起こすおそれがあります。外用消炎鎮痛薬のインドメタシンやケトプロフェン、止瀉薬のロペラミド塩酸塩の注意も、それぞれの成分の特徴に基づきます。
解き方
- 記述a、b、dの各成分の注意の意味が手引きの記載と合っているか確かめる。
- 記述cは、ロートエキスが乳児に与える影響が徐脈ではなく頻脈なので誤りと判断し、正しい組合せ(正・正・誤・正)を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- a、b、dが正しく、cが誤りなので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 2不正解
- bは正しく、cは誤りなので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 3不正解
- dの記述が正しいので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 4不正解
- aが正しく、cが誤りなので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 5正解
- aが正、bが正、cが誤、dが正の正しい組合せです。
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覚えるポイント
- ロートエキスは授乳婦服用時に母乳へ移行し乳児に「頻脈」を起こすおそれがある
間違えやすいところ
- 抗コリン作用による心臓への影響を、頻脈ではなく徐脈と取り違えないように注意する。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題(午後)問105
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.32 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
プソイドエフェドリン塩酸塩の禁忌(基礎疾患)
医薬品の適正使用と安全対策 · プソイドエフェドリン塩酸塩 / してはいけないこと / 基礎疾患
次のうち、プソイドエフェドリン塩酸塩が配合された一般用医薬品の鼻炎用内服薬の添付文書等において、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に「次の診断を受けた人」として記載することとされている基礎疾患等の正誤について、正しい組合せを1つ選べ。 a 心臓病 b 胃潰瘍 c 高血圧 d 甲状腺機能障害
解答・解説を表示
解答
2
解説
プソイドエフェドリン塩酸塩は交感神経を刺激して血圧を上げたり心拍を増やしたりするため、心臓病、高血圧、甲状腺機能障害、糖尿病の診断を受けた人は服用してはいけません。
解き方
- プソイドエフェドリン塩酸塩の禁忌の病気として、心臓病、高血圧、甲状腺機能障害が当てはまると確かめる。
- 胃潰瘍はプソイドエフェドリン塩酸塩の禁忌の病気ではないので誤りと判断し、正・誤・正・正の組合せ(選択肢2)を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aとdは当てはまり、bは当てはまらないので誤りです。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが誤、cが正、dが正の正しい組合せです。
- 選択肢 3不正解
- bは当てはまらず、cは当てはまるので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aの心臓病も禁忌の項目に当てはまるので誤りです。
- 選択肢 5不正解
- bは当てはまらず、cとdは当てはまるので誤りです。
覚えるポイント
- プソイドエフェドリン塩酸塩の禁忌疾患は高血圧・心臓病・甲状腺機能障害・糖尿病など
間違えやすいところ
- 胃潰瘍は、解熱鎮痛成分などの相談事項や禁忌事項と混同しやすい。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題(午後)問106
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.33 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
「相談すること」に記載される基礎疾患等
医薬品の適正使用と安全対策 · 相談すること / 硫酸ナトリウム / エテンザミド / 基礎疾患
一般用医薬品の添付文書等の「相談すること」の項目中に「次の診断を受けた人」として記載することとされている医薬品成分等と基礎疾患等の組合せのうち、正しいものの組合せを1つ選べ。 医薬品成分等 ――― 基礎疾患等 a 小柴胡湯 ―――――― 糖尿病 b ガジュツ末・真昆布末を含む製剤 ――― てんかん c 硫酸ナトリウム ―――― 心臓病 d エテンザミド ―――― 肝臓病
解答・解説を表示
解答
5
解説
塩類瀉下成分(塩の力でお通じをよくする成分)の硫酸ナトリウムは、血液の量を増やすため、心臓病などの人は相談することとされています。解熱鎮痛成分のエテンザミドは、肝臓病や腎臓病の人は相談することとされています。
解き方
- a(小柴胡湯は肝臓病など)とb(昆布末などは甲状腺機能障害)が、基礎疾患との組合せとして不適切だと確かめる。
- c(硫酸ナトリウムと心臓病)とd(エテンザミドと肝臓病)が正しい組合せだと判断し、選択肢5を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aとbは、基礎疾患の記載として不適切です。
- 選択肢 2不正解
- aの小柴胡湯に対応する基礎疾患は肝臓病などなので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bの真昆布末を含む製剤はヨウ素を含むため甲状腺機能障害であり、誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bが誤っているので、この組合せは不適切です。
- 選択肢 5正解
- cとdの組合せがどちらも正しいので、これが正解です。

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覚えるポイント
- 真昆布末含有製剤は甲状腺機能障害、硫酸ナトリウムは心臓病・腎臓病で相談する
間違えやすいところ
- 昆布に含まれるヨウ素が作用する器官は甲状腺である点と、てんかんを結びつけないように注意する。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題(午後)問107
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.33 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
鎮暈薬の配合成分と「相談すること」の基礎疾患
医薬品の適正使用と安全対策 · 鎮暈薬 / スコポラミン臭化水素酸塩水和物 / メクリジン塩酸塩 / 心臓病
次の表は、ある一般用医薬品の鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に含まれている成分の一覧である。この鎮暈薬(乗物酔い防止薬)の添付文書等の「相談すること」の項目中に「次の診断を受けた人」として記載されている基礎疾患等はどれか。 【成分一覧(1回量・11歳以上・2錠中)】 メクリジン塩酸塩 25mg スコポラミン臭化水素酸塩水和物 0.16mg
解答・解説を表示
解答
4
解説
抗コリン成分(スコポラミンなど)や抗ヒスタミン成分(メクリジンなど)を含む薬は、副交感神経の働きを抑えて心拍を増やします。そのため「心臓病」、眼圧を上げるため「緑内障」、尿を出しにくくするため「排尿困難」の診断を受けた人が相談の対象になります。
解き方
- 処方の主成分がメクリジン塩酸塩(抗ヒスタミン成分)とスコポラミン臭化水素酸塩水和物(抗コリン成分)であることを確かめる。
- 抗コリン作用で心拍が増え心臓への負担が大きくなるため、「心臓病」が「相談すること(次の診断を受けた人)」に当てはまると判断する。
- 選択肢 1不正解
- 糖尿病は、この配合成分の相談事項の対象疾患ではありません。
- 選択肢 2不正解
- 肝臓病は、この処方の相談することの診断項目に挙げられていません。
- 選択肢 3不正解
- 高血圧はアドレナリンを作動させる成分などで問題となりますが、この処方の主な診断項目ではありません。
- 選択肢 4正解
- 抗コリン作用で心拍が増え、症状を悪化させるおそれがあるため心臓病が当てはまります。
- 選択肢 5不正解
- 胃・十二指腸潰瘍は解熱鎮痛成分などで相談事項となりますが、この処方には当てはまりません。
覚えるポイント
- 抗コリン成分は心拍数を増加させるため心臓病の人で相談することに記載される
間違えやすいところ
- 抗コリン成分の相談事項として、緑内障や排尿困難だけでなく心臓病も含まれる点を見落としやすい。
出題の前提:令和7年度登録販売者試験問題(午後)問108
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.34 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
解熱鎮痛薬の配合成分と服薬指導
医薬品の適正使用と安全対策 · 解熱鎮痛薬 / ブロモバレリル尿素 / イブプロフェン / 乱用防止
イブプロフェン144mg、エテンザミド84mg、ブロモバレリル尿素200mg、無水カフェイン50mgを含有する解熱鎮痛薬について、トラックドライバーである45歳男性からの相談(多量購入の希望、13歳の娘への使用可否)に対する登録販売者の対応の正誤の組み合わせとして、正しいものを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
2
解説
解熱鎮痛薬は、配合成分ごとに年齢の制限・運転の可否・多量購入の確認・飲酒の注意を確かめて売る必要があります。イブプロフェンは15歳未満には使えません。ブロモバレリル尿素は眠気を起こし、乱用のおそれもあります。
解き方
- 含まれている成分(イブプロフェンやブロモバレリル尿素など)の特徴と注意点を、それぞれ書き出す。
- 年齢の制限、運転の可否、乱用を防ぐための確認、飲酒を避けることを、それぞれ正しいか間違いか判定する。
- 選択肢 1不正解
- cとdは正しい内容なので、この組合せは間違いです。
- 選択肢 2正解
- a・c・dが正しく、bだけが間違いなので、これが正解です。
- 選択肢 3不正解
- bは運転前の使用を認めていますが、ブロモバレリル尿素で眠くなるため間違いです。
- 選択肢 4不正解
- aは15歳未満に使えないので正しく、dも正しい内容なので、この組合せは間違いです。
- 選択肢 5不正解
- aを間違いとしている点と、bを正しいとしている点が、どちらも間違いです。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- イブプロフェンは15歳未満禁忌、ブロモバレリル尿素配合薬は眠気のため運転禁止かつ乱用注意成分です。
間違えやすいところ
- ブロモバレリル尿素には鎮静作用があり眠くなるので、運転の前には服用してはいけません。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第5章
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.35 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
「相談すること」の基礎疾患:緑内障
医薬品の適正使用と安全対策 · 使用上の注意 / 相談すること / 緑内障 / 抗コリン作用
一般用医薬品の添付文書等において、「相談すること」の項目中に「次の診断を受けた人」として「緑内障」と記載することとされている医薬品成分等の正しい組合せを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
4
解説
緑内障の人は、眼圧が上がる成分を使うと症状が悪くなることがあります。そのため添付文書の「相談すること」に「緑内障」と書いて注意を促します。抗コリン作用を持つ成分や眼圧を上げる成分が該当します。
解き方
- 示された各成分のはたらきと、眼圧への影響を確認する。
- 抗コリン作用や眼圧を上げるはたらきで、緑内障の「相談すること」に当てはまる成分(ペントキシベリンクエン酸塩、パパベリン塩酸塩)を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- カンゾウは偽アルドステロン症などに関係しますが、緑内障の相談項目には当たりません。
- 選択肢 2不正解
- カンゾウは高血圧・心臓病・腎臓病で相談することになりますが、緑内障には当たりません。
- 選択肢 3不正解
- カンゾウとオキセサゼインは緑内障の相談項目に当たらないので間違いです。
- 選択肢 4正解
- ペントキシベリンクエン酸塩(b)とパパベリン塩酸塩(c)の組合せが正解です。
- 選択肢 5不正解
- 局所麻酔の成分であるオキセサゼインは、緑内障の相談項目に当たりません。

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覚えるポイント
- ペントキシベリンクエン酸塩やパパベリン塩酸塩は眼圧を上昇させるおそれがあり緑内障で相談することです。
間違えやすいところ
- カンゾウはむくみや高血圧、心臓病、腎臓病のときの注意成分で、緑内障とは関係ありません。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第5章
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.36 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
医薬品等の安全性情報等
医薬品の適正使用と安全対策 · 安全性速報 / 緊急安全性情報 / 医薬品・医療機器等安全性情報 / PMDAメディナビ
医薬品等の安全性情報等に関する記述の正誤について、正しい組合せを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
2
解説
安全性情報は、大切さや目的に応じて緊急安全性情報(イエローレター)や安全性速報(ブルーレター)などに分けられます。これらはPMDAメディナビなどで広く早く知らされます。
解き方
- 各記述について、情報の種類の定義・色の愛称・対象の範囲・出された実例を照らし合わせる。
- bの一般用医薬品での発出の有無と、cのブルーレターの説明の間違いを見つける。
- 選択肢 1不正解
- bとcが間違いで、dは正しいので、この組合せは間違いです。
- 選択肢 2正解
- a(正)・b(誤)・c(誤)・d(正)の組合せが正解です。
- 選択肢 3不正解
- dのPMDAメディナビについての記述は正しいので、この組合せは間違いです。
- 選択肢 4不正解
- aの安全性速報についての記述は正しく、bは間違いなので不適切です。
- 選択肢 5不正解
- aは正しく、cは間違いなので不適切です。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- イエローレターは緊急安全性情報、ブルーレターは安全性速報です。一般用医薬品でも発出事例があります。
間違えやすいところ
- ブルーレターは「医薬品・医療機器等安全性情報」ではなく「安全性速報」の呼び名です。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第5章
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.36 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
医薬品・医療機器等安全性情報報告制度の報告先
医薬品の適正使用と安全対策 · 安全性情報報告制度 / 医薬品医療機器等法第68条の10 / PMDA
医薬品医療機器等法第68条の10第2項に基づく医薬関係者の副作用等報告に関する文中の空欄( a )、( b )に入る字句の正しい組合せを1つ選べ。 「法第68条の10第2項の規定により、薬局開設者や登録販売者等の医薬関係者は、副作用等による健康被害の発生を知った場合、危害防止のため必要があると認めるときは、その旨を( a )に報告しなければならない。実務上は、同法第68条の13第3項の規定により、報告書を( b )に提出することとされている。」
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬関係者の副作用等の報告は、法律上は厚生労働大臣に行うと決められています。ただし実際の書類の提出先は、法律の別の条文によりPMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)です。
解き方
- 法律で決められた正式な報告先(厚生労働大臣)を確認する。
- 実際の書類の提出先(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)を確認して、組合せを選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- 実際の書類の提出先は保健所ではなくPMDAなので間違いです。
- 選択肢 2正解
- aが厚生労働大臣、bが独立行政法人医薬品医療機器総合機構なので正解です。
- 選択肢 3不正解
- 提出先は国民生活センターではなく医薬品医療機器総合機構なので間違いです。
- 選択肢 4不正解
- 法律上の報告先は都道府県知事ではなく厚生労働大臣なので間違いです。
- 選択肢 5不正解
- 法律上の報告先は都道府県知事ではなく厚生労働大臣なので間違いです。
覚えるポイント
- 法的な報告先は厚生労働大臣、実務上の提出先は独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)です。
間違えやすいところ
- 都道府県知事や近くの保健所に出すと間違えないように注意しましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第5章
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.37 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
企業からの副作用等の報告制度
医薬品の適正使用と安全対策 · 企業報告制度 / 製造販売業者 / 感染症定期報告 / 再審査制度
企業からの副作用等の報告制度に関する記述のうち、正しいものの組合せを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
1
解説
製造販売業者などには副作用や感染症を報告する義務があり、医薬関係者には情報集めに協力する努力義務があります。生物由来製品の安全性の報告は定期的に行う必要があります。再審査制度は新医薬品などが対象です。
解き方
- 企業の副作用報告義務(法第68条の10第1項)と、医薬関係者の協力努力義務(法第68条の2の6第2項)が正しいことを確認する。
- 生物由来製品の定期報告義務があるかどうかと、再審査制度の対象(医療用の新医薬品)に当てはまるかを考えて、間違いを外す。
- 選択肢 1正解
- aとbの記述はどちらも正しく、適切な組合せです。
- 選択肢 2不正解
- cは、生物由来製品では感染症の定期報告が義務づけられているので間違いです。
- 選択肢 3不正解
- dの再審査制度は一般用医薬品を対象にした制度ではないので間違いです。
- 選択肢 4不正解
- cの記述が間違っているので不適切です。
- 選択肢 5不正解
- cとdがどちらも間違っているので不適切です。
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覚えるポイント
- 生物由来製品を取り扱う企業は定期的な報告義務(感染症定期報告)があります。
間違えやすいところ
- 再審査制度は、承認後の新医薬品などの有効性と安全性を再確認する制度で、一般用医薬品にはふつう当てはまりません。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第5章
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.37 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
医薬品の副作用情報等の評価及び措置
医薬品の適正使用と安全対策 · 安全性情報評価 / 薬事審議会 / 健康危機管理体制
医薬品の副作用情報等の評価及び措置に関する記述の正誤について、正しい組合せを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
3
解説
集めた副作用情報はPMDAや企業で調べられ、厚生労働大臣は薬事審議会の意見を聴いて安全のための対策を決めます。昔の薬害事件を教訓に、健康危機にすばやく対応する体制が作られました。
解き方
- 企業の評価と安全対策の義務(a)が正しいか間違いかを確認する。
- 厚生労働大臣が安全対策を決めるときに意見を聴く審議会の名前(薬事審議会で、消費者委員会ではない)を確認する。
- 1997年に健康危機の管理体制が整えられた経緯(c)を確認する。
- 選択肢 1不正解
- bの記述(消費者委員会)が間違っているので不適切です。
- 選択肢 2不正解
- aの記述は正しいので不適切です。
- 選択肢 3正解
- a(正)・b(誤)・c(正)の組合せが正解です。
- 選択肢 4不正解
- cの記述は正しいので不適切です。
- 選択肢 5不正解
- aは正しく、bは間違いなので不適切です。
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覚えるポイント
- 厚生労働大臣が安全対策上の行政措置を講じるにあたって意見を聴くのは「薬事審議会」です。
間違えやすいところ
- 意見を聴く相手を「消費者委員会」や「国民生活センター」にする引っかけに注意しましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第5章
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.38 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
医薬関係者による副作用等報告制度
医薬品の適正使用と安全対策 · 医薬関係者報告 / 報告様式 / 電子報告 / 未知の副作用 / 受領確認書
医薬品医療機器等法第68条の10第2項の規定に基づく医薬品の副作用等報告に関する記述の正誤について、正しい組合せを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
4
解説
医薬関係者の副作用等の報告は、被害の発生や広がりを防ぐためのものです。そのため、すべての項目が分からなくても、分かった範囲で早く報告します。電子報告もでき、未知の副作用も報告の対象で、受領確認書が交付されます。
解き方
- 報告用紙の書き方(全部書く必要はなく、早く知らせることが大切)が正しいか間違いかを判定する。
- 電子報告が使えるか、添付文書にない(未知の)副作用の扱い、受領確認書が出るかどうかを確認する。
- 選択肢 1不正解
- aが間違いで、bが正しいので不適切です。
- 選択肢 2不正解
- aが間違いで、bとdが正しいので不適切です。
- 選択肢 3不正解
- aが間違いで、cとdが正しいので不適切です。
- 選択肢 4正解
- a(誤)・b(正)・c(正)・d(正)の組合せが正解です。
- 選択肢 5不正解
- bとcが正しいので不適切です。
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覚えるポイント
- 副作用等報告は記入欄すべてが埋まらなくても、把握できている事項を速やかに報告します。
間違えやすいところ
- 添付文書に書かれていない未知の副作用でも、報告の対象になります。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第5章
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.39 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
医薬品副作用被害救済制度の概要と請求要件
医薬品の適正使用と安全対策 · 救済制度 / 請求者 / 自宅療養 / 費用負担
医薬品副作用被害救済制度に関する記述の正誤について、正しい組合せを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
3
解説
医薬品副作用被害救済制度は、医薬品を正しく使ったのに重い健康被害が出たとき、本人や遺族の請求によりPMDAが給付する制度です。給付のお金は製造販売業者の拠出金、事務費の半分は国庫補助で賄われます。
解き方
- 請求できる人(医療機関ではなく本人や遺族)と、給付の条件(正しく使った場合に限る)を確認する。
- 入院が必要な病気で、やむを得ず家で療養した場合の扱い(給付の対象になる)を確認する。
- お金の負担の分け方(給付費は製薬企業の拠出金、事務費の国庫補助は2分の1)を確認する。
- 選択肢 1不正解
- bとdの記述が間違っているので不適切です。
- 選択肢 2不正解
- aとbは間違いで、cは正しい記述なので不適切です。
- 選択肢 3正解
- a(誤)・b(誤)・c(正)・d(誤)の組合せが正解です。
- 選択肢 4不正解
- cは正しく、dは間違いなので不適切です。
- 選択肢 5不正解
- aとdが間違っているので不適切です。
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覚えるポイント
- 救済給付の請求者は被害を受けた本人または遺族です。事務費の国庫補助は「2分の1」です。
間違えやすいところ
- 正しく使わなかった場合の被害は救済されません。事務費の補助率(2分の1)を3分の2などにすり替える引っかけに注意しましょう。
出題の前提:厚生労働省「試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)」第5章
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.39 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
医薬品副作用被害救済制度の給付内容と請求手続き
医薬品の適正使用と安全対策 · 医薬品副作用被害救済制度 / 給付の種類 / 請求手続き
医薬品副作用被害救済制度の給付及び請求手続きに関する記述(a~d)の正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品副作用被害救済制度は、正しく使っても起きた健康被害をすばやく救うための公的制度です。給付の種類ごとに、対象となる年齢、定額か実費か、給付の期間、必要な書類が細かく決められています。
解き方
- 障害児養育年金の対象が18歳未満か確かめ、記述aは誤りと判断します。
- 医療手当は定額で支給される(実費が出るのは医療費)と確かめ、記述bは誤りと判断します。
- 遺族年金の給付は最長10年までと確かめ、記述cは誤りと判断します。
- 請求に必要な書類に店舗等の許可証の写しは入らないと確かめ、記述dは誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- a、b、c、dはどれも誤った内容を含むため、正解ではありません。
- 選択肢 2正解
- a、b、c、dはすべて誤りで、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 3不正解
- 遺族年金の給付は最長10年までなので、cを正としたこの選択肢は誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 医療手当(b)も請求書類(d)も誤った記述なので、正解ではありません。
- 選択肢 5不正解
- 障害児養育年金は18歳未満が対象なので、aを正としたこの選択肢は誤りです。
答えの内訳
- a:誤
- 障害児養育年金の対象は、医薬品の副作用により一定水準以上の障害がある18歳未満の人を養育する人であり、20歳未満ではありません。
- b:誤
- 医療手当は、副作用による疾病の治療に伴う医療費以外の費用の負担に着目して定額で支給されるものであり、実費補償ではありません。
- c:誤
- 遺族年金は、生計維持者が副作用により死亡した際に遺族の生活立て直し等のため給付されるもので、給付期間の上限は最長10年(10年間を限度)です。
- d:誤
- 一般用医薬品の救済給付請求では、医師の診断書や受診証明書、医薬品の販売証明書などが必要ですが、店舗等の許可証の写しは求められません。
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覚えるポイント
- 障害児養育年金の対象年齢は18歳未満であること
- 医療費は実費補償、医療手当は定額給付であること
- 遺族年金の給付上限は最長10年であること
間違えやすいところ
- 障害年金(18歳以上)と障害児養育年金(18歳未満)の年齢の区切りを混同すること
- 医療費(実費)と医療手当(定額)の支給内容を取り違えること
- 遺族年金(最長10年)の給付年数を5年と間違えること
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)第5章
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.40 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
医薬品副作用被害救済制度の対象医薬品と対象外医薬品
医薬品の適正使用と安全対策 · 医薬品副作用被害救済制度 / 救済制度の対象医薬品 / 除外医薬品
適正に使用したにもかかわらず副作用により一定以上の健康被害が生じた場合、医薬品副作用被害救済制度の対象となる医薬品の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
医薬品副作用被害救済制度は、日本国内で正しく使われた医薬品を対象にします。ただし、副作用の健康被害が想定しにくいもの(精製水や日本薬局方のワセリンなど)、人体に直接使わない殺菌消毒剤、承認のない個人輸入医薬品は対象から外れます。
解き方
- 一般用の点眼薬は対象外の医薬品に入っていないと確かめ、aを対象と判断します。
- 殺菌消毒剤のうち人体に直接使うものは対象になると確かめ、bを対象と判断します。
- 精製水や個人輸入医薬品は制度の対象外だと確かめ、cとdを外します。
- 対象となる組み合わせ(a、b)を選びます。
- 選択肢 1正解
- 一般用の点眼薬(a)と人体に直接使う殺菌消毒剤(b)は対象なので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 2不正解
- 精製水(c)は厚生労働大臣が指定する対象外の医薬品なので、正解ではありません。
- 選択肢 3不正解
- 個人輸入の無承認無許可医薬品(d)は給付の対象外なので、正解ではありません。
- 選択肢 4不正解
- 精製水(c)が対象外の医薬品なので、正解ではありません。
- 選択肢 5不正解
- 精製水(c)も個人輸入医薬品(d)も対象外なので、正解ではありません。
答えの内訳
- a:対象となる
- 一般用医薬品の点眼薬は、副作用被害救済制度の対象除外医薬品に指定されておらず、本制度の対象となります。
- b:対象となる
- 殺菌消毒剤のうち人体に直接使用するものは、一般用医薬品副作用被害救済制度の対象となります(人体に直接使用しない殺菌消毒剤は対象除外)。
- c:対象とならない
- 日本薬局方収載の精製水やワセリンなどは、厚生労働大臣が指定する救済制度の対象除外医薬品とされています。
- d:対象とならない
- 個人輸入によって入手された無承認無許可医薬品は、日本国内で適正に流通・承認された医薬品ではないため、本制度の対象外です。
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覚えるポイント
- 人体に直接使用する殺菌消毒剤は救済制度の対象となること
- 精製水やワセリン等は救済制度の対象除外医薬品であること
- 個人輸入による医薬品は救済給付の対象外であること
間違えやすいところ
- 殺菌消毒剤のうち人体に直接使うもの(対象)と使わないもの(対象外)を混同すること
- 一般用医薬品の局方品である精製水や生理食塩水を救済の対象と間違えること
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)第5章
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.40 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
医薬品の安全対策の歴史的経緯
医薬品の適正使用と安全対策 · 医薬品安全対策の歴史 / 小柴胡湯と間質性肺炎 / アンプル入りかぜ薬 / PPA
我が国の医薬品の安全対策の歴史に関する記述(a~d)の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
5
解説
過去の重い副作用被害や健康被害を教訓に、日本の医薬品安全対策は整えられてきました。それぞれの事例で原因となった医薬品名(アンプル入りかぜ薬、小柴胡湯、PPA、ゲフィチニブなど)と、それに対する行政の対応(回収、緊急安全性情報、代替成分への切替え指示など)を正しく結びつけて覚える必要があります。
解き方
- 記述aの「2003年5月までに26例の間質性肺炎」はゲフィチニブの事案なので誤りと判断します。
- 記述bの「1996年3月に緊急安全性情報が出た漢方製剤」は小柴胡湯なので誤りと判断します。
- 記述cのアンプル入りかぜ薬(アミノピリン・スルピリン)の回収要請を確かめ、正と判断します。
- 記述dの塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)からPSE等への切替え指示を確かめ、正と判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述b(正しくは小柴胡湯)と記述dの正誤が合わないので、正解ではありません。
- 選択肢 2不正解
- 記述aはゲフィチニブ、記述bは小柴胡湯の事例なので、どちらも誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 記述aはインターフェロン製剤ではなくゲフィチニブなので、正解ではありません。
- 選択肢 4不正解
- 記述bは誤りで記述cは正しいので、この組み合わせは合いません。
- 選択肢 5正解
- aが誤、bが誤、cが正、dが正で、これが正解です。
答えの内訳
- a:誤
- 2003年5月までに間質性肺炎の発生事例が26例報告され、同年6月に使用上の注意の改訂指示が出されたのは抗がん薬「ゲフィチニブ(イレッサ)」であり、インターフェロン製剤ではありません。
- b:誤
- 慢性肝炎患者への使用で間質性肺炎が発症し1996年3月に緊急安全性情報が配布されたのは「小柴胡湯」であり、大柴胡湯ではありません。
- c:正
- 解熱鎮痛成分のアミノピリン、スルピリンが配合されたアンプル入りかぜ薬による重篤なショック死が多発したため、厚生省(当時)より製品の回収が要請されました。
- d:正
- 塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)含有一般用医薬品による脳出血等の報告を受け、厚生労働省はプソイドエフェドリン塩酸塩(PSE)等への切替えを指示しました。
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覚えるポイント
- 1996年3月の緊急安全性情報は小柴胡湯による間質性肺炎であること
- アンプル入りかぜ薬はショック死多発により回収要請されたこと
- PPAは脳出血等の副作用リスクによりPSE等への切替え指示が行われたこと
間違えやすいところ
- 小柴胡湯と大柴胡湯を取り違えること
- ゲフィチニブによる間質性肺炎の記述をインターフェロン製剤と混同すること
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)第5章
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.41 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
医薬品の適正使用のための啓発活動及び薬物乱用防止
医薬品の適正使用と安全対策 · 適正使用の啓発活動 / 薬と健康の週間 / 薬物乱用防止 / 青少年の薬物乱用
医薬品の適正使用のための啓発活動等に関する記述(a~d)の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
5
解説
医薬品は正しく使ってこそ安全でよく効きます。乱用を防ぐことも含めた適正使用の啓発には、医療関係者や登録販売者が進んで関わることが求められ、「薬と健康の週間」などの社会運動や青少年向けの乱用防止教育が進められています。
解き方
- 登録販売者が適正使用の啓発を担うと期待されている点を確かめ、aを正と判断します。
- 「薬と健康の週間」は毎年10月17日~23日と確かめ、bを正と判断します。
- 一般用医薬品でも乱用や依存が起きることを確かめ、cを誤と判断します。
- 青少年が乱用に走る背景と危険性を確かめ、dを正と判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述bは正しく、記述cは一般用医薬品でも乱用が起きるため誤りで、合いません。
- 選択肢 2不正解
- 記述aとdは正しく、記述cは誤りなので、正解ではありません。
- 選択肢 3不正解
- 記述bとdはどちらも正しいので、正解ではありません。
- 選択肢 4不正解
- 記述aは正しく、記述cは誤りなので、正解ではありません。
- 選択肢 5正解
- aが正、bが正、cが誤、dが正で、これが正解です。
答えの内訳
- a:正
- 登録販売者は、薬剤師とともに一般用医薬品の販売等に従事する専門家として、適正使用の啓発活動に積極的に参加・協力することが期待されています。
- b:正
- 国、自治体、関係団体等は、毎年10月17日~23日の1週間を「薬と健康の週間」と定めて普及啓発活動を実施しています。
- c:誤
- 薬物乱用や薬物依存は違法薬物に限らず、一般用医薬品であっても用法・用量を逸脱した乱用によって依存等が生じ得ます。
- d:正
- 青少年は危険性の認識や理解が不十分な場合があり、好奇心や興味本位から身近な市販薬等を乱用してしまうリスクが指摘されています。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 「薬と健康の週間」は毎年10月17日~23日の1週間であること
- 一般用医薬品も乱用や依存の対象となり得ること
- 登録販売者は適正使用啓発活動に積極的に協力する責務があること
間違えやすいところ
- 「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」など他の啓発運動と「薬と健康の週間」の日程を取り違えること
- 薬物乱用・依存は違法薬物だけのもので一般用医薬品にはないと間違えること
出題の前提:試験問題の作成に関する手引き(令和4年3月作成、令和7年4月一部改訂)第5章
出典:神奈川県『2025年度 神奈川県 後半』
令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) p.42 ↗(www.pref.kanagawa.jp)
2025年度 神奈川県 後半
参照した公式資料
神奈川県が公開した2025年度 神奈川県 後半の問題・解答資料です。
- 令和7年度登録販売者試験問題(午後)(PDF:772KB) ↗ — www.pref.kanagawa.jp(PDF・44ページ)
- 令和7年度登録販売者試験 解答(PDF:68KB) ↗ — www.pref.kanagawa.jp(PDF・2ページ)

