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2024年度 岡山県 後半の概要
かぜ及びかぜ薬の基礎知識
主な医薬品とその作用 · かぜの病態 / かぜ薬の目的と特徴
かぜ(感冒)及びかぜ薬に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 「かぜ」は単一の疾患ではなく、医学的にはかぜ症候群といい、主にウイルスが消化器に感染して起こる急性炎症の総称である。 b かぜの原因となるウイルスや細菌は、それぞれ活動に適した環境があるため、季節や時期などによって原因となるウイルスや細菌の種類は異なる。 c かぜ薬は、かぜの諸症状の緩和を目的として使用される医薬品の総称であり、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去したりする作用がある。 d かぜは、くしゃみ、発熱などの様々な全身症状が組み合わさって現れるため、どのような場合でもかぜ薬(総合感冒薬)を選択することが最適である。
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解答
4
解説
かぜ(かぜ症候群)は、主にウイルスが鼻やのど(上気道)に感染しておきる急性の炎症です。市販のかぜ薬(総合感冒薬)は、せきや熱などの症状をやわらげる薬であり、原因のウイルスを退治する力はありません。
解き方
- aは感染する場所が『消化器』になっているので誤りです。
- bは季節や時期によって原因のウイルスや細菌の種類が変わるという内容で正しいです。
- cはかぜ薬にウイルスを追い出す力や増えるのを止める力があるとしているので誤りです。
- dはいつも総合感冒薬が一番よいとしているので誤りです。正誤の組み合わせは『誤・正・誤・誤』です。
- 選択肢 1不正解
- aとdが誤った記述なので、正しい組み合わせではありません。
- 選択肢 2不正解
- aとcが誤りで、bは正しいので組み合わせが合いません。
- 選択肢 3不正解
- bは正しく、cとdが誤りなので組み合わせが合いません。
- 選択肢 4正解
- aは誤り、bは正しく、cは誤り、dも誤りで、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- cが誤った記述なので、正しい組み合わせではありません。
覚えるポイント
- かぜ薬はウイルスの増殖抑制や除去を行うものではなく、対症療法薬である。
間違えやすいところ
- かぜの原因となる病原体が主に感染するのは消化器ではなく、上気道(鼻やのど)である点に注意します。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験問題(午後の部)問1
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.1 ↗(www.pref.okayama.jp)
かぜ薬の配合成分とその目的
主な医薬品とその作用 · 去痰成分 / 解熱鎮痛成分 / 鎮咳成分 / ビタミン成分
かぜ薬の配合成分とその配合目的に関する記述について、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 【配合成分】 ― 【配合目的】 a グアイフェネシン ― 痰の切れを良くする b イソプロピルアンチピリン ― 発熱を鎮め、痛みを和らげる c アミノエチルスルホン酸 ― 咳を抑える d ノスカピン ― ビタミンなどの補給
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解答
1
解説
かぜ薬は、熱や痛み、せき、たんなどいろいろな症状に対応するため、解熱鎮痛成分、鎮咳成分、去痰成分、抗ヒスタミン成分、ビタミン成分などを組み合わせて作られています。
解き方
- aのグアイフェネシンは、たんを出しやすくする去痰成分なので正しいです。
- bのイソプロピルアンチピリンは、熱を下げ痛みを和らげる解熱鎮痛成分なので正しいです。
- cのアミノエチルスルホン酸は、せきを抑える目的ではなく、体力が落ちたときの滋養強壮などの目的で配合されるので誤りです。
- dのノスカピンはせきを抑える鎮咳成分で、ビタミン補給ではないので誤りです。よって正しい組み合わせはaとbです。
- 選択肢 1正解
- aもbも、成分と配合する目的の対応が正しいので正解です。
- 選択肢 2不正解
- cのアミノエチルスルホン酸は、せきを抑える成分ではないので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- dのノスカピンは、ビタミン補給ではなく、せきを抑える目的で配合されるので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- dのノスカピンの配合目的が誤っているので、適当ではありません。
- 選択肢 5不正解
- cとdはどちらも配合目的が誤っているので、適当ではありません。
覚えるポイント
- ノスカピンは中枢性鎮咳成分、アミノエチルスルホン酸はタウリンのことである。
間違えやすいところ
- ノスカピンを、生薬エキスやビタミン類と間違えないように注意します。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験問題(午後の部)問2
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.1 ↗(www.pref.okayama.jp)
かぜ薬の配合成分の特徴と注意点
主な医薬品とその作用 · アドレナリン作動成分 / 抗炎症成分 / 制酸成分 / グリチルリチン酸
かぜ薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a メチルエフェドリン塩酸塩は、依存性がある成分ではない。 b トラネキサム酸には、凝固した血液を溶解されにくくする働きがあるため、血栓のある人や血栓を起こすおそれのある人に使用する場合は、治療を行っている医師に相談するなどの対応が必要である。 c 水酸化アルミニウムゲルが含まれる医薬品は、抗ヒスタミン成分や鎮静成分の作用による眠気を解消する。 d グリチルリチン酸二カリウムの作用本体であるグリチルリチン酸は、大量に摂取すると偽アルドステロン症を生じるおそれがある。
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解答
4
解説
エフェドリンなどのアドレナリン作動成分には依存性のおそれがあります。トラネキサム酸は固まった血をとかれにくくするため血栓症に注意が必要です。グリチルリチン酸は偽アルドステロン症や低カリウム血症の副作用に気をつけます。
解き方
- aのメチルエフェドリン塩酸塩は、乱用や依存性が問題になる成分なので誤りです。
- bのトラネキサム酸は、固まった血をとかれにくくするため、血栓症のある人に注意が必要で正しいです。
- cの水酸化アルミニウムゲルは胃酸を抑える制酸成分で、眠気を消す目的ではないので誤りです。
- dのグリチルリチン酸は、たくさん取ると偽アルドステロン症を起こすおそれがあり正しいです。したがってbとdが正しいです。
- 選択肢 1不正解
- aで依存性がないとしている点が誤っているので、不正解です。
- 選択肢 2不正解
- aとcの記述がどちらも誤っているので、不正解です。
- 選択肢 3不正解
- aの記述が誤っているので、不正解です。
- 選択肢 4正解
- bもdも正しい記述で、適切な組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- cの水酸化アルミニウムゲルについての記述が誤りです。
覚えるポイント
- メチルエフェドリン塩酸塩は乱用等のおそれのある医薬品の成分に指定されている。
間違えやすいところ
- 水酸化アルミニウムゲルは制酸薬・胃粘膜を保護する成分で、中枢を刺激する作用はありません。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験問題(午後の部)問3
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.2 ↗(www.pref.okayama.jp)
かぜに用いられる漢方処方製剤
主な医薬品とその作用 · 香蘇散 / 麻黄湯 / 桂枝湯 / 葛根湯 / 間質性肺炎
かぜ薬に配合される漢方処方成分又は単独でかぜの症状緩和に用いられる漢方処方製剤に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
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解答
3
解説
小柴胡湯とインターフェロン製剤をいっしょに使うと、重い間質性肺炎が報告されたため、小柴胡湯はインターフェロン製剤で治療中の人には使ってはいけません。桂枝湯は体力が弱く汗が出るかぜの初期などに適します。
解き方
- 1の香蘇散は、体力が弱く神経過敏で胃腸が弱い人の適応として正しいです。
- 2の麻黄湯はマオウを含み、体力のある人に適し、体の弱い人は使うのを避けるので正しいです。
- 3のインターフェロンとの併用で間質性肺炎の危険が高まり使ってはいけないのは小柴胡湯で、桂枝湯ではないので誤りです。
- 4の葛根湯がまれに起こす重い副作用(肝機能障害、偽アルドステロン症)は正しいです。したがって3が誤りです。
- 選択肢 1不正解
- 香蘇散についての記述として正しい内容です。
- 選択肢 2不正解
- 麻黄湯についての記述として正しい内容です。
- 選択肢 3正解
- インターフェロン製剤との併用を避ける必要があるのは桂枝湯ではなく小柴胡湯なので、誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 葛根湯についての記述として正しい内容です。
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覚えるポイント
- インターフェロン製剤との併用で間質性肺炎のリスクが高まる漢方処方は「小柴胡湯」である。
間違えやすいところ
- 桂枝湯と小柴胡湯の、特徴的な使ってはいけない組み合わせや副作用の情報を混同しないように注意します。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験問題(午後の部)問4
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.2 ↗(www.pref.okayama.jp)
解熱鎮痛薬とプロスタグランジンの関係
主な医薬品とその作用 · プロスタグランジン / 解熱鎮痛成分の作用機序 / 胃粘膜障害 / 月経痛
解熱鎮痛薬とプロスタグランジンに関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 解熱鎮痛薬によるプロスタグランジンの産生抑制は、肝臓での炎症を起こしやすくする可能性がある。 b 解熱鎮痛薬は、プロスタグランジンの胃酸分泌調節作用や胃腸粘膜保護作用を妨げないため、空腹時に服用できるものが多い。 c 月経痛(生理痛)は、月経そのものが起こる過程にプロスタグランジンが関わっていることから、解熱鎮痛薬の効能・効果に含まれる。 d 解熱鎮痛薬は、中枢神経系におけるプロスタグランジンの産生は抑制しないが、体の各部(末梢)では抑制する。
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解答
1
解説
解熱鎮痛成分は、熱や痛みを引き起こすプロスタグランジンができるのを抑えます。脳の視床下部(中枢)で抑えると熱が下がり、体の各部(末梢)で抑えると痛みがやわらぎます。同時に胃を守る働きも抑えるので、胃腸の不調が起こりやすくなります。
解き方
- aはプロスタグランジンを抑えることで血流が低下し、肝機能障害を起こす可能性があるという内容で正しいです。
- bは胃を守る働きを妨げるため、空腹時の服用は避けるべきなので誤りです。
- cはプロスタグランジンが子宮を収縮させ月経痛の原因になるため、効能・効果に含まれ正しいです。
- dは中枢(視床下部)でもプロスタグランジンができるのを抑えて熱を下げるので、抑えないとする記述は誤りです。
- 選択肢 1正解
- aは正しく、bは誤り、cは正しく、dは誤りで、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- bの記述が誤っているので、不正解です。
- 選択肢 3不正解
- cは正しく、dが誤っているので、不正解です。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、bが誤っているので、不正解です。
- 選択肢 5不正解
- aは正しく、dが誤っているので、不正解です。
覚えるポイント
- 解熱鎮痛成分は中枢と末梢の両方でプロスタグランジンの生合成を抑制する。
間違えやすいところ
- 解熱鎮痛薬は胃を守る働きを『妨げる』ため、空腹時を避けて服用します。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験問題(午後の部)問5
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.3 ↗(www.pref.okayama.jp)
解熱鎮痛薬の配合処方の比較と注意点
主な医薬品とその作用 · イブプロフェン / エテンザミド / ACE処方 / 鎮静成分
次の成分を含む解熱鎮痛薬A、Bに関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。 【解熱鎮痛薬A】3錠中(成人1日量) ・アセトアミノフェン 195mg ・イブプロフェン 195mg ・無水カフェイン 120mg ・合成ヒドロタルサイト 40mg 【解熱鎮痛薬B】4錠中(成人1日量) ・アセトアミノフェン 600mg ・エテンザミド 1,000mg ・無水カフェイン 140mg ・アリルイソプロピルアセチル尿素 120mg
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解答
2
解説
イブプロフェンは15才未満の小児には使えません。また、エテンザミド・アセトアミノフェン・カフェインの組み合わせはACE処方と呼ばれます。アリルイソプロピルアセチル尿素などの鎮静成分を含む薬では、服用後の運転操作が禁止されます。
解き方
- 1の解熱鎮痛薬Aに含まれる制酸成分(合成ヒドロタルサイト)などは、炭酸飲料で飲むと中和反応が起こり、作用が弱まるおそれがあるので正しいです。
- 2について、解熱鎮痛薬Aにはイブプロフェンが入っており、15才未満の小児には使えないので『10才の小児に使用できる』は誤りです。
- 3の解熱鎮痛薬Bはアセトアミノフェン(A)、カフェイン(C)、エテンザミド(E)を含むのでACE処方であり正しいです。
- 4の解熱鎮痛薬Bには鎮静成分のアリルイソプロピルアセチル尿素が入っており、眠気のため運転操作を避ける必要があるので正しいです。よって誤りは2です。
- 選択肢 1不正解
- 合成ヒドロタルサイトなどの制酸成分を含むAは、炭酸飲料で服用すると影響を受けるので正しい記述です。
- 選択肢 2正解
- イブプロフェンは15才未満の小児には使えないので、10才に使えるとする記述は誤りです。
- 選択肢 3不正解
- アセトアミノフェン、カフェイン、エテンザミドを配合した処方はACE処方と呼ばれ、正しい記述です。
- 選択肢 4不正解
- 鎮静成分のアリルイソプロピルアセチル尿素が入っているため、運転操作を避ける必要があり正しい記述です。
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覚えるポイント
- イブプロフェンは15才未満の小児には使用禁忌である。
間違えやすいところ
- アセトアミノフェンは小児にも使えますが、合剤にイブプロフェンが入っていると15才未満には使えません。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験問題(午後の部)問6
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.3 ↗(www.pref.okayama.jp)
催眠鎮静薬と眠気を促す薬の適正使用
主な医薬品とその作用 · 抗ヒスタミン成分 / 抑肝散 / ブロモバレリル尿素 / 相互作用
眠気を促す薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、一時的な睡眠障害(寝つきが悪い、眠りが浅い)の緩和に用いられるものであり、慢性的に不眠症状のある人を対象とするものではない。 b 抑肝散は不眠の症状の改善などを目的としているが、小児の疳や夜泣きにも用いられる。 c 飲酒とともにブロモバレリル尿素を含む催眠鎮静薬を服用しても、その薬効や副作用に影響はないため、飲酒を避ける必要はない。 d かぜ薬やアレルギー用薬などを使用したことによる眠気を抑えるために眠気防止薬を使用するのは適切ではない。
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解答
3
解説
抗ヒスタミン成分を主薬とする睡眠改善薬は、慢性的な不眠症の治療薬ではありません。また、催眠鎮静薬とアルコールは中枢神経を抑える作用をたがいに強めるため、いっしょに使ってはいけません。かぜ薬などの副作用の眠気を消すために眠気防止薬を使うのも避けます。
解き方
- aは一時的な睡眠障害をやわらげる目的で、慢性の不眠は対象外なので正しいです。
- bは抑肝散の効能に小児の疳や夜泣きが含まれるので正しいです。
- cはアルコールと併用すると中枢神経を抑える作用や副作用が強まるため避ける必要があり、誤りです。
- dは眠気防止薬で副作用の眠気を無理に抑える使い方は不適切なので正しいです。正誤は『正・正・誤・正』です。
- 選択肢 1不正解
- bは正しく、cが誤っているので、不正解です。
- 選択肢 2不正解
- cが誤りで、dは正しいので、不正解です。
- 選択肢 3正解
- aは正しく、bは正しく、cは誤り、dは正しく、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- aの記述が正しいので、不正解です。
- 選択肢 5不正解
- a、b、dが正しい記述なので、不正解です。
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覚えるポイント
- 催眠鎮静薬とアルコールの併用は中枢神経抑制作用を強く増強するため絶対に避ける。
間違えやすいところ
- 抗ヒスタミン成分による睡眠改善薬は、一時的な不眠の症状だけを対象とします。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験問題(午後の部)問7
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.4 ↗(www.pref.okayama.jp)
鎮咳去痰薬の配合成分の分類と作用
主な医薬品とその作用 · ハンゲ / メトキシフェナミン塩酸塩 / クロルフェニラミンマレイン酸塩 / カルボシステイン
鎮咳去痰薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a ハンゲは、中枢性の鎮咳作用を示す生薬成分として配合されている場合がある。 b メトキシフェナミン塩酸塩は、気道粘膜からの粘液分泌を促進することを目的として配合されることがある。 c クロルフェニラミンマレイン酸塩は、鎮咳成分や気管支拡張成分、抗炎症成分の働きを助けることを目的として配合されることがある。 d カルボシステインは、痰の切れを良くする成分で、分泌促進作用・溶解低分子化作用・線毛運動促進作用がある。
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解答
2
解説
鎮咳去痰薬では、ハンゲは中枢に働く鎮咳作用、メトキシフェナミンは気管支を広げる作用、クロルフェニラミンは抗ヒスタミン作用を持ちます。去痰成分のうち、カルボシステインは粘液修復、ブロムヘキシンは分泌促進・溶解低分子化・線毛運動促進に分類されます。
解き方
- aのハンゲは、中枢に働く鎮咳作用を示す生薬成分なので正しいです。
- bのメトキシフェナミン塩酸塩は、交感神経を刺激して気管支を広げる成分で、粘液の分泌を促すものではないので誤りです。
- cの抗ヒスタミン成分(クロルフェニラミンなど)は、鎮咳成分や気管支拡張成分などの働きを助ける目的で配合されることがあり正しいです。
- dの分泌促進・溶解低分子化・線毛運動促進作用を持つのはブロムヘキシン塩酸塩などで、カルボシステインは粘液修復成分なので誤りです。したがってaとcが正しいです。
- 選択肢 1不正解
- bのメトキシフェナミン塩酸塩は気管支を広げる成分なので、誤りです。
- 選択肢 2正解
- aもcも、成分の作用についての記述として正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- dの作用のしくみはブロムヘキシン塩酸塩などの説明なので、誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bとdがどちらも誤った記述なので、適当ではありません。
- 選択肢 5不正解
- cは正しいですが、dが誤った記述なので、適当ではありません。
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覚えるポイント
- カルボシステインは粘液修復、ブロムヘキシンは分泌促進・溶解低分子化・線毛運動促進である。
間違えやすいところ
- 去痰成分ごとの作用のしくみ(粘液修復・溶解・分泌促進など)を混同しないように整理します。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験問題(午後の部)問8
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.4 ↗(www.pref.okayama.jp)
鎮咳去痰に用いられる漢方処方製剤の鑑別
主な医薬品とその作用 · 呼吸器に作用する薬 / 漢方処方製剤 / 麦門冬湯
咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられる漢方処方製剤のうち、「体力中等度以下で、痰が切れにくく、ときに強く咳こみ、又は咽頭の乾燥感があるもののから咳、気管支炎、気管支喘息、咽頭炎、しわがれ声に適すとされるが、水様痰の多い人には不向きとされる」に該当する処方として、最も適切なものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
麦門冬湯は、のどをうるおす働きがあるので、のどの乾燥感や切れにくい痰、から咳に適します。反対に、体に余分な水分がたまる水様痰(水のような痰)が多い人には向きません。
解き方
- 「体力中等度以下」「のどの乾燥感」「強く咳き込むから咳」「水様痰(水のような痰)が多い人には不向き」という手がかりを確認します。
- それぞれの漢方処方が向く体質(証)と適応症を照らし合わせ、麦門冬湯が当てはまると判断します。
- 選択肢 1不正解
- 半夏厚朴湯は体力中等度がめやすで、気分がふさぎ、のどや食道に異物感がある人に適します。
- 選択肢 2不正解
- 柴朴湯は小柴胡湯と半夏厚朴湯を合わせた処方で、体力中等度がめやすの、気分がふさぐ小児ぜんそくや気管支炎などに適します。
- 選択肢 3正解
- 麦門冬湯は体力中等度以下でのどの乾燥感や切れにくい痰、から咳に適し、水様痰(水のような痰)の多い人には向きません。
- 選択肢 4不正解
- 五虎湯は体力中等度以上で、激しい咳やぜんそく発作を伴うものに適します。
覚えるポイント
- 麦門冬湯は「咽頭の乾燥感」「から咳」「水様痰には不向き」が重要キーワードです。
間違えやすいところ
- 麻黄を含む五虎湯は「体力中等度以上」向けです。麦門冬湯の「体力中等度以下」と体力のめやすを混同しないようにしましょう。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験問題(岡山県)午後 問9
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.5 ↗(www.pref.okayama.jp)
口腔咽喉薬・含嗽薬の成分と注意点
主な医薬品とその作用 · 口腔咽喉薬 / 含嗽薬 / クロルヘキシジン塩酸塩
口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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解答
4
解説
口やのどの粘膜は血管がたくさん通っているので、局所に使う薬でも成分が体に吸収されやすいです。そのため、全身的な副作用や母乳への移行に注意が必要です。
解き方
- うがい薬のうすめる濃度や、粘膜からの吸収について書いた記述の誤りを一つずつ確かめます。
- ヨウ素が母乳に移るかどうか、クロルヘキシジンによるショックのアレルギー歴への注意を確認します。
- 選択肢 1不正解
- うがい薬には適切なうすめ方が決まっており、濃すぎると粘膜を刺激して傷めるので、濃いほどよいわけではありません。
- 選択肢 2不正解
- 薬は局所に効くことを目的にしていますが、口やのどの粘膜から成分の一部が吸収され、全身に作用したり副作用が出たりすることがあります。
- 選択肢 3不正解
- ヨウ素系の殺菌消毒成分に含まれるヨウ素は母乳に移るので、母乳を与える女性はとりすぎや赤ちゃんへの影響に気をつける必要があります。
- 選択肢 4正解
- クロルヘキシジン塩酸塩はまれにショック(アナフィラキシー)を起こすことがあるので、アレルギーのある人は使うのを避けます。
覚えるポイント
- クロルヘキシジン塩酸塩は外用・口腔薬ともに重篤なアナフィラキシーに注意が必要です。
間違えやすいところ
- うがい薬は「濃いほうが殺菌効果が高くてよい」と間違えやすいですが、粘膜を刺激しないよう決められた倍率でうすめます。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験問題(岡山県)午後 問10
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.5 ↗(www.pref.okayama.jp)
胃の不調及び胃腸に作用する薬の作用と区分
主な医薬品とその作用 · 胃腸に作用する薬 / 嘔吐中枢 / 消化薬
胃の不調及び胃腸に作用する薬に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
吐きけや嘔吐をコントロールする嘔吐中枢(はきけを起こす中枢)は、脳の一部である延髄にあります。内耳への刺激や消化管からの神経の刺激、血液中の薬物の刺激などで興奮します。
解き方
- 嘔吐中枢が体のどの部分にあるか(延髄)を思い出します。
- 記述2の「中脳にある」という部分が誤りだと見つけます。
- 選択肢 1不正解
- 消化薬は消化酵素を補い、三大栄養素(炭水化物・脂質・タンパク質)の消化を助ける薬なので正しい記述です。
- 選択肢 2正解
- 嘔吐中枢は「中脳」ではなく「延髄」にあるので、これが誤った記述(正答)です。
- 選択肢 3不正解
- 総合胃腸薬には、胃酸を抑える成分と胃液の分泌を促す健胃生薬のように、反対の働きの成分が一緒に配合されることがあります。
- 選択肢 4不正解
- 作用がおだやかな健胃薬・消化薬・整腸薬などの一部には、医薬部外品(指定医薬部外品)として売られている製品もあります。
覚えるポイント
- 嘔吐中枢・咳中枢・呼吸中枢・血管運動中枢はすべて「延髄」に存在します。
間違えやすいところ
- 延髄と中脳を混同しないようにしましょう。中脳は目の動きや瞳孔の反射を司る部分です。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験問題(岡山県)午後 問11
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.6 ↗(www.pref.okayama.jp)
胃腸薬の配合成分と適正使用
主な医薬品とその作用 · 制酸成分 / 健胃成分 / 相互作用
胃腸に作用する薬の配合成分に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a ボレイ等の生薬成分は、それらに含まれるメタケイ酸アルミン酸マグネシウムによる作用を期待して用いられる。 b カルシウムを含む成分については瀉下薬に配合される成分でもあり、下痢等の症状に注意することも重要である。 c リュウタンが配合された健胃薬は、散剤をオブラートで包む等、味や香りを遮蔽する方法で服用されると効果が期待できず、そのような服用の仕方は適当でない。 d かぜ薬には、制酸成分が配合されていることが多く、制酸薬との併用によって制酸作用が強くなりすぎる可能性がある。
解答・解説を表示
解答
4
解説
ボレイ(カキの殻)は炭酸カルシウムを主成分とする制酸生薬です。健胃生薬のにがみや香りは味やにおいを刺激して胃液の分泌を促すので、オブラートで味を隠してはいけません。
解き方
- a:ボレイはカキの殻で、主成分が炭酸カルシウムなので誤りだと判断します。
- b:カルシウムを含む成分は胃酸を中和し、副作用として便秘に注意が必要(瀉下薬ではない)ので誤りだと判断します。
- c:にがみが重要なリュウタンは、味の刺激が必要なのでオブラートで包むのは適さない、という記述は正しいと判断します。
- d:かぜ薬の制酸成分と制酸薬を併用すると制酸作用が強くなりすぎるという注意は正しいので、誤・誤・正・正の4を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りなので、選択肢1は正しくありません。
- 選択肢 2不正解
- 選択肢2はaとbを正、cとdを誤としていますが、aもbも誤りなので正しくありません。
- 選択肢 3不正解
- 選択肢3はaを正・cを誤としていますが、aは誤りでcは正しいので正しくありません。
- 選択肢 4正解
- aは誤り、bは誤り、cは正しく、dも正しい。これが正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- 選択肢5はbを正・dを誤としていますが、bは誤りでdは正しいので正しくありません。
覚えるポイント
- 苦味健胃生薬(リュウタン、センブリ等)はオブラートで包まずに服用します。
間違えやすいところ
- マグネシウムの化合物は下痢(軟便)を、カルシウムやアルミニウムの化合物は便秘を起こしやすい、という違いを整理しましょう。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験問題(岡山県)午後 問12
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.6 ↗(www.pref.okayama.jp)
胃酸分泌抑制成分と自律神経系
主な医薬品とその作用 · 胃の薬 / 副交感神経 / 抗コリン成分
胃の薬に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを1つ選びなさい。なお、2か所の( a )内はいずれも同じ字句が入る。 「胃液の分泌は( a )系からの刺激によって亢進することから、過剰な胃液の分泌を抑える作用を期待して、( a )の伝達物質である( b )の働きを抑える( c )やピレンゼピン塩酸塩が配合されている場合がある。」
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解答
3
解説
胃液の分泌は副交感神経のはたらきで多くなります。副交感神経の末端から出るアセチルコリンが胃の細胞に働いて胃酸を出すため、抗コリン成分はアセチルコリンの働きを止めて胃酸を抑えます。
解き方
- 胃液の分泌を促す自律神経が「副交感神経」だと見つけます(a=副交感神経)。
- 副交感神経の末端で働く伝達物質が「アセチルコリン」だと見つけます(b=アセチルコリン)。
- 抗コリン作用をもつ成分としてロートエキスを選びます(c=ロートエキス、アルジオキサは胃の粘膜を保護・修復する成分)。
- 選択肢 1不正解
- 胃酸の分泌を増やすのは交感神経ではなく副交感神経です。またアルジオキサは粘膜を保護・修復する成分です。
- 選択肢 2不正解
- 胃液の分泌を増やすのは副交感神経のはたらきです。その伝達物質はノルアドレナリンではなくアセチルコリンです。
- 選択肢 3正解
- aに副交感神経、bにアセチルコリン、cにロートエキスが入る、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- 副交感神経の伝達物質はアセチルコリンです。アルジオキサは抗コリン成分ではありません。
- 選択肢 5不正解
- アルジオキサは胃の粘膜を保護・修復する成分で、アセチルコリンの働きを止める抗コリン成分ではありません。

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覚えるポイント
- 副交感神経刺激=胃酸分泌促進、伝達物質=アセチルコリン、遮断薬=ロートエキス・ピレンゼピン。
間違えやすいところ
- アルジオキサやスクラルファートは胃の粘膜を保護・修復する成分で、抗コリン成分ではない点に注意しましょう。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験問題(岡山県)午後 問13
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.7 ↗(www.pref.okayama.jp)
腸に作用する薬の成分と作用機序
主な医薬品とその作用 · 止瀉薬 / ロペラミド塩酸塩 / ビスマス製剤 / クレオソート
腸に作用する薬の成分に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
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解答
2
解説
ロペラミド塩酸塩は腸の動きを強く抑えて下痢を止める薬です。腸の動きを活発にする成分ではありません。
解き方
- ロペラミド塩酸塩の分類(下痢止め)と主なはたらき(腸の動きを抑える)を確認します。
- 記述2の「腸の動きを活発にする」「胃腸鎮痛鎮痙薬と併用する」という部分が明らかな誤りだと見つけます。
- 選択肢 1不正解
- トリメブチンマレイン酸塩は消化管の平滑筋に直接働き、動きが弱いときは促し、強すぎるときは抑えて調整します。
- 選択肢 2正解
- ロペラミド塩酸塩は腸の動きを抑える成分です。胃腸鎮痛鎮痙薬と併用するとひどい便秘などの危険があるので避けます。
- 選択肢 3不正解
- ビスマス製剤はお酒と一緒にとると吸収されやすくなり、精神神経の障害(ビスマス脳症)を起こすおそれがあります。
- 選択肢 4不正解
- 日本薬局方に載っている木クレオソートと違い、工業用の石炭クレオソートは発がん性の物質を含むため医薬品には使えません。
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覚えるポイント
- ロペラミド塩酸塩は腸管運動抑制薬です。木クレオソート(医薬品)と石炭クレオソートの混同にも注意しましょう。
間違えやすいところ
- 下痢止めの薬なのに「腸の動きを活発にする」と逆のことを書いていないか、見落とさないようにしましょう。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験問題(岡山県)午後 問14
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.7 ↗(www.pref.okayama.jp)
腸の不調に用いられる漢方処方製剤の体力規定
主な医薬品とその作用 · 瀉下薬 / 漢方処方製剤 / 大黄甘草湯
腸の不調を改善する目的で用いられる漢方処方製剤のうち、「体力に関わらず使用できる」ものとして最も適切なものを1つ選びなさい。
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解答
2
解説
便秘に使う漢方処方のうち、大黄甘草湯は「体力に関わらず使える」薬です。麻子仁丸や桂枝加芍薬湯は「体力中等度以下」、大黄牡丹皮湯は「比較的体力がある人」向けで、区別されます。
解き方
- それぞれの漢方処方が向く「体力のめやす(証)」を思い出します。
- 大黄甘草湯が「体力に関わらず使える」処方だと見分けます。
- 選択肢 1不正解
- 麻子仁丸は「体力中等度以下で、ときに便が硬くコロコロしている人の便秘」に適します。
- 選択肢 2正解
- 大黄甘草湯は「体力に関わらず広く使え、便秘などに適す」と定められています。
- 選択肢 3不正解
- 桂枝加芍薬湯は「体力中等度以下で、おなかが張る人のしぶり腹、腹痛、下痢、便秘」に適します。
- 選択肢 4不正解
- 大黄牡丹皮湯は「比較的体力があり、ときに下腹部痛や便秘がある人の月経不順や便秘」に適します。
覚えるポイント
- 大黄甘草湯=「体力に関わらず使用できる」便秘薬。
間違えやすいところ
- 大黄を含む処方は体力がある人向けと思われがちです。しかし大黄甘草湯は「体力に関わらず広く使える」例外的な処方です。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験問題(岡山県)午後 問15
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.8 ↗(www.pref.okayama.jp)
胃腸鎮痛鎮痙薬の配合成分の特徴と使用上の注意
主な医薬品とその作用 · 胃腸鎮痛鎮痙薬 / 抗コリン成分 / 局所麻酔成分
胃腸鎮痛鎮痙薬の配合成分に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 抗コリン成分のうち、ブチルスコポラミン臭化物は作用が消化管に限定されるため、緑内障の診断を受けた人への使用が推奨される。 b パパベリン塩酸塩は、消化管の横紋筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すとされる。 c アミノ安息香酸エチルは、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、高齢者への使用は禁忌とされる。 d オキセサゼインは、局所麻酔作用があり、痛みが感じにくくなるため、長期間使用されることが多い。
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解答
5
解説
胃腸鎮痛鎮痙薬の抗コリン成分は瞳孔を広げて眼圧を上げるため、緑内障では使えません。パパベリンは平滑筋に直接働きます。アミノ安息香酸エチルは小児に禁忌で、局所麻酔成分の長期連用は病気を隠すためよくありません。
解き方
- a:ブチルスコポラミン臭化物も眼圧を上げるので、緑内障の人には使えません(誤)。
- b:パパベリン塩酸塩は消化管の「平滑筋」に直接働くので、「横紋筋」は誤りです(誤)。
- c:アミノ安息香酸エチルでメトヘモグロビン血症のおそれがあり使ってはいけないのは「6歳未満の小児」で、「高齢者」ではありません(誤)。
- d:局所麻酔作用で重い病気の症状を見落とす危険があるため長期連用は避けるべきで、「長期間使われることが多い」は誤りです(誤)。
- すべて誤である組み合わせ(5)を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 選択肢1はbとcも正しいとしていますが、どちらも誤りなので正しくありません。
- 選択肢 2不正解
- 選択肢2はaとcも正しいとしていますが、どちらも誤りなので正しくありません。
- 選択肢 3不正解
- 選択肢3はa、b、dを正しいとしていますが、いずれも誤りなので正しくありません。
- 選択肢 4不正解
- 選択肢4はcとdも正しいとしていますが、どちらも誤りなので正しくありません。
- 選択肢 5正解
- a、b、c、dのすべてが誤りであり、これが正しい組み合わせです。
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覚えるポイント
- アミノ安息香酸エチルは6歳未満の小児禁忌(メトヘモグロビン血症)。消化管の筋肉は平滑筋。
間違えやすいところ
- 消化管をつくる筋肉は「平滑筋(自分の意思で動かせない筋肉)」で、「横紋筋」ではありません。言葉のすり替えに注意しましょう。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験問題(岡山県)午後 問16
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.8 ↗(www.pref.okayama.jp)
駆虫薬及び駆虫成分の特徴
主な医薬品とその作用 · 駆虫薬 / パモ酸ピルビニウム / カイニン酸 / マクリ
駆虫薬及び駆虫成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせとして適切なものを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
3
解説
駆虫薬は、腸の中にすむ虫(成虫や幼虫)にだけ効き、虫の卵には効きません。成分ごとに、回虫や蟯虫(ぎょうちゅう)への効き方が決まっています。
解き方
- 記述aとbをよく読み、虫の卵に効くかどうか、他の薬と一緒に使えるかを確かめます。
- 記述cとdをよく読み、パモ酸ピルビニウムがどの虫に効くか、マクリに含まれる成分は何かを確かめます。
- 選択肢 1不正解
- 記述aは正しいですが、記述bが間違っているので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aは正しいですが、記述cが間違っているので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 3正解
- 記述aと記述dがどちらも正しいので、これが正解です。
- 選択肢 4不正解
- 記述bと記述dのうち、記述bが間違っているので誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 記述cと記述dのうち、記述cが間違っているので誤りです。
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覚えるポイント
- パモ酸ピルビニウムは蟯虫に用いられ、マクリにはカイニン酸が含まれる点を確認します。
間違えやすいところ
- 駆虫薬は安全のため、2種類以上をいっしょに使わないことを忘れないようにします。
出題の前提:手引き「第3章 主な医薬品とその作用」駆虫薬
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.9 ↗(www.pref.okayama.jp)
強心薬及び配合成分の作用
主な医薬品とその作用 · 強心薬 / ゴオウ / 苓桂朮甘湯 / リュウノウ
強心薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせとして適切なものを1つ選べ。
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解答
2
解説
強心薬は、心臓の働きを整えて動悸(心臓のドキドキ)や息切れをやわらげる薬です。数日使ってもよくならなければ、重い心臓の病気などの可能性があるため、医師に相談する必要があります。
解き方
- 記述aとcを確かめ、使ってよい期間や、ゴオウの働き(心臓を強くする、血圧を下げる、落ち着かせる)を見ます。
- 記述b(苓桂朮甘湯に使われる生薬)と記述d(リュウノウの働き方)が正しいか間違いかを判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述aは正しいですが、苓桂朮甘湯にシンジュは入っていないので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 2正解
- 記述aも記述cも正しい内容なので、これが正解です。
- 選択肢 3不正解
- 記述aは正しいですが、リュウノウは気つけのために入れる成分なので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述bも記述dも間違っているので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 記述cは正しいですが、記述dが間違っているので、この組み合わせは誤りです。
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覚えるポイント
- 苓桂朮甘湯はブクリョウ・ケイヒ・ビャクジュツ・カンゾウから成る漢方処方製剤です。
間違えやすいところ
- リュウノウは脳や神経を刺激して気つけの効果を出す成分で、落ち着かせる作用ではないことに注意します。
出題の前提:手引き「第3章 主な医薬品とその作用」強心薬
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.9 ↗(www.pref.okayama.jp)
高コレステロール改善薬の役割と配合成分
主な医薬品とその作用 · 高コレステロール改善薬 / リノール酸 / リボフラビン / ガンマ-オリザノール
高コレステロール改善薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものを1つ選べ。
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解答
3
解説
高コレステロール改善薬は、血液中のコレステロールを減らすための薬です。体脂肪を減らしたり、おなか周り(ウエスト)を細くしたりする目的で使う薬ではありません。
解き方
- それぞれの成分(不飽和脂肪酸、ビタミンB2、パンテチン、ガンマ-オリザノール)の正しい働き方を確かめます。
- 高コレステロール改善薬の本来の効き目と、使うときの注意点から正しい答えを選びます。
- 選択肢 1不正解
- リノール酸はコレステロールと結びついて体の外への排出(異化排泄)を促す成分で、この説明は正しくありません。
- 選択肢 2不正解
- リボフラビン(ビタミンB2)で尿が黄色くなるのは自然なことで、使うのをやめる必要はないので誤りです。
- 選択肢 3正解
- 生活習慣病の予防にはつながりますが、ウエストを細くするなど痩せるための薬ではないので、これが正解です。
- 選択肢 4不正解
- 酸化還元系やミトコンドリアの電子伝達系に働くのはパンテチンで、ガンマ-オリザノールではないので誤りです。
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覚えるポイント
- 高コレステロール改善薬は痩身薬ではなく、血清脂質異常の改善を目的とする点を確認します。
間違えやすいところ
- パンテチンの働きと、ガンマ-オリザノールや大豆油不けん化物の働きを混ぜて覚えないようにします。
出題の前提:手引き「第3章 主な医薬品とその作用」高コレステロール改善薬
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.10 ↗(www.pref.okayama.jp)
貧血用薬の適正使用と配合成分
主な医薬品とその作用 · 貧血用薬 / 鉄製剤 / ビタミンB群 / 黒色便
貧血用薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせとして適切なものを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
1
解説
貧血用薬(鉄の薬)は、鉄が足りないことで起こる症状をよくするための薬で、予防のために使うのはすすめられません。鉄は空腹時の方が吸収されやすいですが、胃を刺激しないよう食後に飲むのがふつうです。
解き方
- 記述aについて、薬を飲む前に便の色を確かめることの大切さを考え、正しいと判断します。
- 記述b・c・dについて、ビタミンの役割の違い、食後に飲む理由、予防に使ってよいかを確かめます。
- 選択肢 1正解
- aが正しく、b・c・dがすべて間違いなので、これが正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- 記述cは空腹時の方が吸収がよいので間違いで、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- 記述bと記述dが間違っているので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 4不正解
- 記述aは正しいですが、記述cとdが間違っているので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- 記述aは正しいですが、記述bが間違っているので、この組み合わせは当てはまりません。
覚えるポイント
- ビタミンB6はヘモグロビン合成、ビタミンB12・葉酸は正常な赤血球形成に関与します。
間違えやすいところ
- 鉄の吸収は空腹時の方がよいですが、胃腸を守るため食後に飲む、という点を取り違えないようにします。
出題の前提:手引き「第3章 主な医薬品とその作用」貧血用薬
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.10 ↗(www.pref.okayama.jp)
痔及び痔疾用薬の成分
主な医薬品とその作用 · 痔疾用薬 / 局所麻酔成分 / ステロイド性抗炎症成分 / 痔の病態
痔・痔疾用薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせとして適切なものを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
1
解説
痔(じ)には、いぼ痔(痔核)、切れ痔(裂肛)、あな痔(痔瘻)などがあり、外用薬(坐剤や軟膏)や内用薬が使われます。ひどい炎症を抑えるため、外用の痔の薬にはヒドロコルチゾン酢酸エステルなどのステロイド成分も入っています。
解き方
- 記述a・b・cについて、痔の種類、薬の形の区分、局所麻酔成分の役割を確かめ、すべて正しいと判断します。
- 記述dについて、外用の痔の薬にステロイドの抗炎症成分が入っているかどうかを判断します。
- 選択肢 1正解
- a・b・cが正しく、dが間違いなので、これが正解です。
- 選択肢 2不正解
- 記述bは正しいですが、記述dが間違っているので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- 記述cは正しいですが、記述dが間違っているので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 4不正解
- 記述a・b・cはすべて正しいので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- 記述aとcは正しいですが、記述dが間違っているので、この組み合わせは当てはまりません。
覚えるポイント
- 痔瘻は一般用医薬品の対象外であり、医療機関での治療が必要となる点を確認します。
間違えやすいところ
- ヒドロコルチゾンなどのステロイド成分は外用の痔の薬に使える、という点を忘れないようにします。
出題の前提:手引き「第3章 主な医薬品とその作用」痔疾用薬
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.11 ↗(www.pref.okayama.jp)
排尿異常に用いられる漢方処方製剤の鑑別
主な医薬品とその作用 · 漢方処方製剤 / 猪苓湯 / 防已黄耆湯 / 十味敗毒湯
「体力に関わらず使用でき、排尿異常があり、ときに口が渇くものの排尿困難、排尿痛、残尿感、頻尿、むくみに適すとされる。」という記述にあてはまる漢方処方製剤として最も適切なものを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
3
解説
猪苓湯(ちょれいとう)は、体力に関係なく使える漢方薬です。水を体の外へ出す働き(利水作用)で、排尿しにくい、排尿時に痛む、尿が残る感じ、頻尿、むくみなどをよくします。
解き方
- 問題文の体力の条件(体力に関わらず)と主な症状(排尿異常、口の渇き、排尿痛、頻尿、むくみ)を確かめます。
- 選択肢の漢方薬それぞれの体力の条件と、どんな症状に使うかを照らし合わせます。
- 選択肢 1不正解
- 防已黄耆湯は、体力が弱く色白で水太りの人や、汗が多い、関節が腫れて痛む人に合う薬なので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 十味敗毒湯は、体力がふつうくらいの人で、うみを持つ皮膚の病気や湿疹などに合う薬なので誤りです。
- 選択肢 3正解
- 問題文の体力の条件(体力に関わらず)と症状(排尿異常、口の渇き)に合うので、これが正解です。
- 選択肢 4不正解
- 四物湯は、体力が弱く皮膚が浅黒く乾燥する人の、冷え症や月経不順などに合う薬なので誤りです。
覚えるポイント
- 「体力に関わらず」「排尿異常」「ときに口が渇く」というキーワードは猪苓湯の特徴です。
間違えやすいところ
- 同じ頻尿や排尿困難に使う八味地黄丸(体力中等度以下、口の渇き)や牛車腎気丸との体力の条件の違いに注意します。
出題の前提:手引き「第3章 主な医薬品とその作用」その他の泌尿器用薬
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.11 ↗(www.pref.okayama.jp)
婦人薬の対象症状と配合成分
主な医薬品とその作用 · 婦人薬 / 血の道症 / エチニルエストラジオール / 授乳婦
婦人薬の適用対象となる体質・症状及び配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせとして適切なものを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
4
解説
血の道症とは、女性ホルモンの変化にともなって出る、心や体の不調のことです。検査をしても体に形の異常が見つからない状態をさします。女性ホルモンの成分は母乳へ移るおそれがあるため、授乳中の人は使うのを避けます。
解き方
- 記述a・bを考え、月経痛で医師に相談すべきことと、「血の道症」の意味(体に形の異常があるかないか)を確かめます。
- 記述c・dを考え、エチニルエストラジオールを使う場所と、授乳中の人への注意を確かめます。
- 選択肢 1不正解
- 記述aは正しいですが、記述bが間違っているので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- 記述aと記述dは正しいので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- 記述bが間違いで、記述dは正しいので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 4正解
- aが正しく、bが間違い、cとdが正しいので、これが正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- 記述cは正しい内容なので、この組み合わせは当てはまりません。
覚えるポイント
- 血の道症は器質的・形態的異常が認められないにもかかわらず諸症状が現れる病態です。
間違えやすいところ
- エチニルエストラジオールのような外用のホルモン薬でも母乳に移るため、授乳中の人は使えない点に注意します。
出題の前提:手引き「第3章 主な医薬品とその作用」婦人薬
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.12 ↗(www.pref.okayama.jp)
婦人薬に配合される生薬成分の鑑別
主な医薬品とその作用 · 生薬成分 / サフラン / 通経作用 / 婦人薬
鎮痛・鎮静のほか、女性の滞っている月経を促す作用(通経)を期待して婦人薬に配合される生薬成分として最も適するものを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
1
解説
サフランは、アヤメ科のサフランの花の柱頭(めしべの先)を使った生薬です。痛みをやわらげ、気持ちを落ち着かせ、滞った月経を促す(通経)作用を期待して、婦人薬や冷え症の薬などに使われます。
解き方
- 問題文にある「痛みを和らげる・落ち着かせる」「滞った月経を促す(通経)」という効き目に注目します。
- 選択肢の生薬(サフラン、オウレン、カンゾウ、レイヨウカク)の主な効き目を確かめて見分けます。
- 選択肢 1正解
- アヤメ科のサフランの柱頭を使い、痛みを和らげ落ち着かせるほか、通経作用もあるので正解です。
- 選択肢 2不正解
- オウレンは、苦味で胃の働きを助けたり、炎症を抑えたりするために使う生薬なので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- カンゾウは、炎症を抑えたり痛みやけいれんを鎮めたりするために広く使う生薬なので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- レイヨウカクはサイガサイガなどの角で、落ち着かせたり熱を下げたりするために使う生薬なので誤りです。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 通経作用を持つ婦人薬の代表的な生薬としてサフランやコウカを押さえておきます。
間違えやすいところ
- サフランは子宮を縮めるおそれがあるため、妊婦などには使えない点もいっしょに確かめます。
出題の前提:手引き「第3章 主な医薬品とその作用」婦人薬
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.12 ↗(www.pref.okayama.jp)
アレルギー症状及びアレルギー用薬
主な医薬品とその作用 · ヒスタミン / 蕁麻疹 / アレルギー用薬 / メキタジン
アレルギーの症状及びアレルギー用薬に関する次の記述a~dについて、正しいものの組み合わせを下から1つ選びなさい。 a 肥満細胞から遊離したヒスタミンは、周囲の器官や組織の表面に分布する特定のタンパク質(受容体)と反応することで、血管収縮作用を示す。 b 蕁麻疹は、アレルゲンとの接触以外に、皮膚への物理的な刺激等によってヒスタミンが肥満細胞から遊離して生じるものが知られている。 c 一般用医薬品のアレルギー用薬には、アトピー性皮膚炎による慢性湿疹の治療に用いることを目的とするものがある。 d メキタジンは、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)、肝機能障害、血小板減少を生じることがある。
解答・解説を表示
解答
5
解説
ヒスタミンは受容体と結びついて毛細血管を広げ、血管透過性を高める。だから血管を縮めるという説明は誤り。一般用医薬品のアレルギー用薬は、アトピー性皮膚炎のような慢性疾患の治療には使わない。メキタジンなどの抗ヒスタミン成分は重い副作用を起こすことがある。
解き方
- 記述aは誤り。ヒスタミンは血管を広げるので、血管収縮作用という説明は合いません。
- 記述bは正しい。蕁麻疹は、摩擦や寒暖差などの物理的な刺激でも起こります。
- 記述cは誤り。一般用医薬品のアレルギー用薬は、アトピー性皮膚炎の慢性湿疹の治療には使いません。
- 記述dは正しい。メキタジンは重い副作用としてショック、肝機能障害、血小板減少を起こすことがあります。
- 正しいのはbとdなので、選択肢5を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが誤りなので不正解。ヒスタミンは血管を広げる作用を示します。
- 選択肢 2不正解
- 記述aとcがどちらも誤りなので不正解です。
- 選択肢 3不正解
- 記述aが誤りなので不正解です。
- 選択肢 4不正解
- 記述cが誤りなので不正解。一般用医薬品のアレルギー用薬は慢性湿疹には使いません。
- 選択肢 5正解
- 記述bとdがどちらも正しく、組み合わせとして適切です。
覚えるポイント
- ヒスタミンは毛細血管拡張と血管透過性亢進を引き起こす
- メキタジンの重篤な副作用には血小板減少がある
間違えやすいところ
- ヒスタミンの作用を血管収縮と取り違えないこと。
- 一般用医薬品のアレルギー用薬がアトピー性皮膚炎の慢性湿疹に使えると誤解しないこと。
出題の前提:手引き(令和5年4月版)第3章 主な医薬品とその作用「アレルギー用薬」
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.13 ↗(www.pref.okayama.jp)
鼻炎・鼻に用いる薬
主な医薬品とその作用 · 花粉症 / 点鼻薬 / クロモグリク酸ナトリウム / ナファゾリン塩酸塩
鼻炎・鼻に用いる薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを下から1つ選びなさい。 a 「花粉症」は、スギ等の花粉がアレルゲンとなって生じるアレルギー性鼻炎のひとつである。 b スプレー式鼻炎用点鼻薬は、汚染を防ぐために容器はなるべく直接鼻に触れないようにするほか、他人と共有しないようにする必要がある。 c クロモグリク酸ナトリウムは、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎には無効である。 d 鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的として、ナファゾリン塩酸塩等のアドレナリン作動成分が用いられる。
解答・解説を表示
解答
1
解説
点鼻薬は清潔に保つため、容器を鼻に直接触れさせず、他人と共有しない。クロモグリク酸ナトリウムはアレルギー性鼻炎などに効く抗アレルギー成分。ナファゾリン塩酸塩などのアドレナリン作動成分は血管を縮めて、鼻の粘膜の充血や腫れをやわらげる。
解き方
- 記述aの確認:花粉症は植物の花粉が原因で起きるアレルギー性鼻炎の一種。だから「正」。
- 記述bの確認:点鼻薬の容器は汚れを防ぐため鼻に直接触れず、人と共有しない。だから「正」。
- 記述cの確認:クロモグリク酸ナトリウムはアレルギー性鼻炎などに効く。だから「無効」は「誤」。
- 記述dの確認:ナファゾリン塩酸塩は血管を縮める成分。痛みや痒みを抑える局所麻酔成分ではない。だから「誤」。
- 組み合わせが「正、正、誤、誤」の選択肢1を選ぶ。
- 選択肢 1正解
- aが正、bが正、cが誤、dが誤で正しい組み合わせ。
- 選択肢 2不正解
- 記述dを「正」としているので誤り。
- 選択肢 3不正解
- 記述aを「誤」、cとdを「正」としているので誤り。
- 選択肢 4不正解
- 記述bを「誤」、cを「正」としているので誤り。
- 選択肢 5不正解
- 記述aとbを「誤」、cを「正」としているので誤り。
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覚えるポイント
- クロモグリク酸ナトリウムは抗アレルギー成分(ケミカルメディエーター遊離抑制)
- ナファゾリン塩酸塩はアドレナリン作動成分(血管収縮作用)
間違えやすいところ
- アドレナリン作動成分を局所麻酔成分と混同しないこと
- クロモグリク酸ナトリウムがアレルギー性鼻炎に効くことを忘れないこと
出題の前提:手引き(令和5年4月版)第3章 主な医薬品とその作用「鼻に用いる薬」
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.13 ↗(www.pref.okayama.jp)
眼科用薬の配合成分
主な医薬品とその作用 · スルファメトキサゾール / ネオスチグミンメチル硫酸塩 / ヒアルロン酸ナトリウム / プラノプロフェン
眼科用薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを下から1つ選びなさい。 a スルファメトキサゾールは、細菌感染(ブドウ球菌や連鎖球菌)による結膜炎やものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎などの化膿性の症状の改善を目的として用いられる。 b ネオスチグミンメチル硫酸塩は、コリンエステラーゼの働きを高めることで、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられる。 c 精製ヒアルロン酸ナトリウムは、角膜の乾燥を防ぐことを目的として用いられる。 d プラノプロフェンは、ステロイド性抗炎症成分であり、目の炎症を改善する効果を期待して用いられる。
解答・解説を表示
解答
2
解説
目薬には、抗菌、調節機能の改善、涙の代わり、炎症を抑える成分などが入る。ネオスチグミンメチル硫酸塩はコリンエステラーゼの働きを抑えてアセチルコリンを増やす。プラノプロフェンはステロイドを含まない非ステロイド性抗炎症成分(NSAIDs)だ。
解き方
- 記述aの確認:スルファメトキサゾールはサルファ系の抗菌成分。化膿する病気に使う。だから「正」。
- 記述bの確認:ネオスチグミンメチル硫酸塩はコリンエステラーゼの働きを「抑える」成分。だから「高める」は「誤」。
- 記述cの確認:精製ヒアルロン酸ナトリウムは角膜が乾くのを防ぐ。だから「正」。
- 記述dの確認:プラノプロフェンはステロイドではなく非ステロイド性抗炎症成分。だから「誤」。
- 組み合わせが「正、誤、正、誤」の選択肢2を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- 記述bを「正」としているので誤り。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが誤、cが正、dが誤で正しい組み合わせ。
- 選択肢 3不正解
- 記述cを「誤」、dを「正」としているので誤り。
- 選択肢 4不正解
- 記述aを「誤」、dを「正」としているので誤り。
- 選択肢 5不正解
- 記述aとcを「誤」、bを「正」としているので誤り。
覚えるポイント
- ネオスチグミンメチル硫酸塩はコリンエステラーゼの働きを「阻害」する
- プラノプロフェンは非ステロイド性抗炎症成分(NSAIDs)
間違えやすいところ
- コリンエステラーゼの働きを「高める」と「抑える(阻害)」を逆にしないこと
- プラノプロフェンをステロイド成分と混同しないこと
出題の前提:手引き(令和5年4月版)第3章 主な医薬品とその作用「眼科用薬」
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.14 ↗(www.pref.okayama.jp)
痒み、腫れ、痛み等を抑える外皮用薬
主な医薬品とその作用 · ヒドロコルチゾン酢酸エステル / ハッカ油 / 酸化亜鉛 / フェルビナク
痒み、腫れ、痛み等を抑える外皮用薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを下から1つ選びなさい。 a ヒドロコルチゾン酢酸エステルは、末梢組織(患部局所)における炎症を抑える作用を示す。 b ハッカ油は、皮膚に温感刺激を与え、末梢血管を拡張させて患部の血行を促す効果を期待して配合される。 c 酸化亜鉛は、患部のタンパク質と結合して皮膜を形成し、皮膚を保護する作用を示す。 d フェルビナクは、内服で用いられる解熱鎮痛成分と異なり、喘息の副作用を引き起こす可能性がないため、喘息を起こしたことがある人でも避ける必要はない。
解答・解説を表示
解答
2
解説
ヒドロコルチゾン酢酸エステルはステロイド性の抗炎症成分、酸化亜鉛は収斂(皮膚を引き締める)・保護成分。ハッカ油は冷感刺激成分で、温感刺激成分ではない。フェルビナクなどの外用NSAIDsも喘息発作を誘発することがある。
解き方
- 記述aは正しい。ヒドロコルチゾン酢酸エステルは患部の炎症を抑えます。
- 記述bは誤り。ハッカ油は冷感刺激成分で、温感刺激ではありません。
- 記述cは正しい。酸化亜鉛は患部のタンパク質と結びついて皮膜をつくり、皮膚を保護します。
- 記述dは誤り。フェルビナクも喘息発作を起こすことがあり、喘息の人は避ける必要があります。
- 正しいのはaとcなので、選択肢2を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 記述bが誤りなので不正解。ハッカ油は冷感刺激成分です。
- 選択肢 2正解
- 記述aとcがどちらも正しく、適切な組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- 記述bが誤りなので不正解です。
- 選択肢 4不正解
- 記述bとdがどちらも誤りなので不正解です。
- 選択肢 5不正解
- 記述dが誤りなので不正解。外用NSAIDsも喘息を誘発することがあります。
覚えるポイント
- ハッカ油・メントール・カンフルは冷感刺激成分
- 外用NSAIDs(フェルビナク・ケトプロフェン等)も喘息既往者は使用を避ける
間違えやすいところ
- ハッカ油を温感刺激成分と取り違えないこと。
- 外用薬だから喘息発作の心配はない、と思い込まないこと。
出題の前提:手引き(令和5年4月版)第3章 主な医薬品とその作用「皮膚被覆薬」「外用鎮痛消炎薬」
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.14 ↗(www.pref.okayama.jp)
肌の角質化、かさつき等を改善する外皮用薬
主な医薬品とその作用 · サリチル酸 / イオウ / 尿素 / 角質軟化薬の効能
肌の角質化、かさつき等を改善する外皮用薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを下から1つ選びなさい。 a サリチル酸は、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す。 b イオウは、角質成分を溶解することにより角質軟化作用を示す。 c 角質層の水分保持量を高め、皮膚の乾燥を改善することを目的として、尿素が用いられる。 d 角質軟化薬のうち、いぼに用いる製品については、医薬品としてのみ認められている。
解答・解説を表示
解答
5
解説
角質軟化成分のサリチル酸は角質成分を溶かし、イオウはケラチン(角質の主なタンパク質)を変質させる。尿素は水分を保つ力を高めて乾燥を改善する。いぼの効能は医薬品だけに認められている。
解き方
- 記述aは誤り。サリチル酸は角質成分を溶かす成分で、ケラチンを変質させるのはイオウです。
- 記述bは誤り。イオウはケラチンを変質させる成分で、角質成分を溶かすのはサリチル酸です。
- 記述cは正しい。尿素は角質層の水分を保つ力を高め、乾燥を改善します。
- 記述dは正しい。いぼの効能をかかげた製品は医薬品だけに認められています。
- 正しいのはcとdなので、選択肢5を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 記述aとbがどちらも誤りで、作用の説明が逆なので不正解です。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが誤りなので不正解です。
- 選択肢 3不正解
- 記述bが誤りなので不正解です。
- 選択肢 4不正解
- 記述bが誤りなので不正解です。
- 選択肢 5正解
- 記述cとdがどちらも正しく、適切な組み合わせです。
覚えるポイント
- サリチル酸は角質成分を「溶解」する
- イオウはケラチンを「変質」させる
- いぼの効能は医薬品のみで認められる
間違えやすいところ
- サリチル酸(溶かす)とイオウ(ケラチンを変質)の作用が入れ替わって出題されやすい。
- 化粧品や医薬部外品でも「いぼ」の効能が認められると誤解しやすい。
出題の前提:手引き(令和5年4月版)第3章 主な医薬品とその作用「角質軟化薬」
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.15 ↗(www.pref.okayama.jp)
抗菌作用・抗真菌作用を有する成分
主な医薬品とその作用 · サルファ剤 / テルビナフィン塩酸塩 / フラジオマイシン硫酸塩 / ピロールニトリン
抗菌作用を有する成分及び抗真菌作用を有する成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを下から1つ選びなさい。 a スルファジアジン等のサルファ剤は、細菌の細胞壁合成を阻害することにより抗菌作用を示す。 b テルビナフィン塩酸塩は、皮膚糸状菌の細胞膜を構成する成分の産生を妨げることにより、その増殖を抑える。 c フラジオマイシン硫酸塩は、細菌のDNA合成を阻害することにより抗菌作用を示す。 d ピロールニトリンは、菌の呼吸や代謝を妨げることにより、皮膚糸状菌の増殖を抑える。
解答・解説を表示
解答
5
解説
サルファ剤は葉酸の合成を妨げる。アミノグリコシド系抗菌薬(フラジオマイシン硫酸塩など)はタンパク質の合成を妨げる。テルビナフィン塩酸塩(アリルアミン系)は細胞膜の成分の産生を妨げ、ピロールニトリンは菌の呼吸や代謝を妨げて、抗真菌作用を示す。
解き方
- 記述aは誤り。サルファ剤は葉酸の合成を妨げる成分で、細胞壁の合成ではありません。
- 記述bは正しい。テルビナフィン塩酸塩は真菌の細胞膜の成分づくりを妨げて増殖を抑えます。
- 記述cは誤り。フラジオマイシン硫酸塩はタンパク質の合成を妨げる成分で、DNA合成ではありません。
- 記述dは正しい。ピロールニトリンは菌の呼吸や代謝を妨げて抗真菌作用を示します。
- 正しいのはbとdなので、選択肢5を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが誤りなので不正解。サルファ剤は葉酸の合成を妨げます。
- 選択肢 2不正解
- 記述aとcがどちらも誤りなので不正解です。
- 選択肢 3不正解
- 記述aが誤りなので不正解です。
- 選択肢 4不正解
- 記述cが誤りなので不正解。フラジオマイシンはタンパク質合成を妨げます。
- 選択肢 5正解
- 記述bとdがどちらも正しく、適切な組み合わせです。
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覚えるポイント
- サルファ剤は葉酸合成を阻害する
- フラジオマイシン等のアミノグリコシド系はタンパク質合成を阻害する
- アリルアミン系(テルビナフィン等)は真菌細胞膜成分の産生を妨げる
間違えやすいところ
- サルファ剤を細胞壁合成阻害(β-ラクタム系など)と混同しないこと。
- アミノグリコシド系抗菌薬がタンパク質合成を妨げることを、DNA合成と取り違えないこと。
出題の前提:手引き(令和5年4月版)第3章 主な医薬品とその作用「皮膚疾患用薬(外用抗菌・抗真菌薬)」
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.15 ↗(www.pref.okayama.jp)
頭皮・毛根に作用する外皮用薬
主な医薬品とその作用 · 円形脱毛症 / エストラジオール安息香酸エステル / カルプロニウム塩化物 / ヒノキチオール
頭皮・毛根に作用する外皮用薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを下から1つ選びなさい。 a 毛髪用薬のうち「円形脱毛症」の疾患名を掲げた効能・効果は、医薬品においてのみ認められている。 b 女性ホルモンによる脱毛抑制効果を期待して、女性ホルモン成分の一種であるエストラジオール安息香酸エステルが配合されている場合がある。 c カルプロニウム塩化物は、末梢組織においてアドレナリンに類似した作用を示し、頭皮の血管を拡張、毛根への血行を促すことによる発毛効果を期待して用いられる。 d ヒノキチオールは、頭皮における脂質代謝を高めて、余分な皮脂を取り除く作用を期待して用いられる。
解答・解説を表示
解答
1
解説
毛髪用薬のうち、円形脱毛症や粃糠性脱毛症などの疾患名は医薬品だけに認められている。カルプロニウム塩化物はアセチルコリンに似た作用(コリン作用)で血管を広げる。ヒノキチオールは殺菌・抗菌・抗炎症作用を期待して配合される。
解き方
- 記述aは正しい。「円形脱毛症」などの疾患名をかかげた効能・効果は医薬品だけに認められています。
- 記述bは正しい。脱毛を抑える目的で、エストラジオール安息香酸エステルなどの女性ホルモン成分が配合されることがあります。
- 記述cは誤り。カルプロニウム塩化物はアセチルコリンに似た作用を示し、アドレナリンではありません。
- 記述dは誤り。ヒノキチオールは殺菌・抗菌、抗炎症などの作用を期待して使われます。
- 正しいのはaとbなので、選択肢1を選びます。
- 選択肢 1正解
- 記述aとbがどちらも正しく、適切な組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- 記述cが誤りなので不正解。カルプロニウム塩化物はアセチルコリンに似た作用を示します。
- 選択肢 3不正解
- 記述dが誤りなので不正解。ヒノキチオールは殺菌・抗菌などの作用を期待して配合されます。
- 選択肢 4不正解
- 記述cが誤りなので不正解です。
- 選択肢 5不正解
- 記述cとdがどちらも誤りなので不正解です。
覚えるポイント
- 円形脱毛症の効能表現は医薬品でのみ認められる
- カルプロニウム塩化物はアセチルコリン類似(コリン様)作用
- ヒノキチオールは殺菌・抗菌・抗炎症作用
間違えやすいところ
- カルプロニウム塩化物の作用(アセチルコリンに似ている)をアドレナリンと混同しやすい。
- ヒノキチオールの殺菌・抗菌・抗炎症作用を、脂質代謝を高める作用と取り違えないこと。
出題の前提:手引き(令和5年4月版)第3章 主な医薬品とその作用「毛髪用薬」
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.16 ↗(www.pref.okayama.jp)
歯痛・歯槽膿漏薬の配合成分
主な医薬品とその作用 · カルバゾクロム / ジブカイン塩酸塩 / ビタミンE / 銅クロロフィリンナトリウム
歯痛・歯槽膿漏薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを下から1つ選びなさい。 a カルバゾクロムは、齲蝕(むし歯)を生じた部分における細菌の繁殖を抑えることを目的として用いられる。 b ジブカイン塩酸塩は、齲蝕により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮めることを目的として用いられる。 c ビタミンE(トコフェロールコハク酸エステルカルシウム等)は、歯周組織の血行を促す効果を期待して配合されている場合がある。 d 銅クロロフィリンナトリウムは、炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用のほか、歯肉炎に伴う口臭を抑える効果も期待して配合されている場合がある。
解答・解説を表示
解答
4
解説
歯痛・歯槽膿漏薬では、カルバゾクロムは毛細血管をじょうぶにして出血を抑える止血成分。ジブカイン塩酸塩は局所麻酔成分、ビタミンEは血行をよくする成分。銅クロロフィリンナトリウムは組織の修復と口臭を抑える作用がある。
解き方
- 記述aの確認:カルバゾクロムは毛細血管をじょうぶにして血を止める成分。殺菌消毒の成分ではない。だから「誤」。
- 記述bの確認:ジブカイン塩酸塩は局所麻酔成分で、知覚神経を止めて痛みを鎮める。だから「正」。
- 記述cの確認:ビタミンEは血行をよくして組織の代謝を改善する。だから「正」。
- 記述dの確認:銅クロロフィリンナトリウムは組織の修復と口臭を抑える効果がある。だから「正」。
- 組み合わせが「誤、正、正、正」の選択肢4を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- 記述aを「正」、cを「誤」としているので誤り。
- 選択肢 2不正解
- 記述bとcを「誤」としているので誤り。
- 選択肢 3不正解
- 記述aを「正」、bとdを「誤」としているので誤り。
- 選択肢 4正解
- aが誤、bが正、cが正、dが正で正しい組み合わせ。
- 選択肢 5不正解
- 記述cとdを「誤」としているので誤り。
覚えるポイント
- カルバゾクロムは毛細血管抵抗性を高める止血成分
- 銅クロロフィリンナトリウムは組織修復と口臭抑制作用を示す
間違えやすいところ
- カルバゾクロムを殺菌消毒成分と取り違えないこと
- 銅クロロフィリンナトリウムの口臭を抑える効果を忘れないこと
出題の前提:手引き(令和5年4月版)第3章 主な医薬品とその作用「歯痛・歯槽膿漏薬」
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.16 ↗(www.pref.okayama.jp)
皮膚疾患に用いられる漢方処方製剤の鑑別
主な医薬品とその作用 · 漢方処方製剤 / 皮膚用薬 / 茵蔯蒿湯
漢方処方製剤のうち、「体力中等度以上で口渇があり、尿量少なく、便秘するものの蕁麻疹、口内炎、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみに適すとされるが、体の虚弱な人、胃腸が弱く下痢しやすい人では激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる」に該当するものとして正しいものを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
1
解説
皮膚の症状に使う漢方薬は、体力(体の丈夫さ)や便秘の有無など体全体の状態で選びます。そのため、お腹を下す成分であるダイオウを含む処方は、胃腸が弱い人には向きません。
解き方
- 問題文から、体力中等度以上・口渇・尿量減少・便秘・蕁麻疹や皮膚炎という条件を読み取ります。
- ダイオウを含み、胃腸が弱い人や下痢しやすい人に向かない漢方薬が茵蔯蒿湯だと特定します。
- 選択肢 1正解
- 茵蔯蒿湯は体力中等度以上で口渇・尿量減少・便秘がある皮膚炎や蕁麻疹に適し、ダイオウを含むので胃腸が弱い人には不向きです。
- 選択肢 2不正解
- 当帰飲子は体力中等度以下で冷え症があり、皮膚が乾燥する人の湿疹・皮膚炎やかゆみに適します。
- 選択肢 3不正解
- 辛夷清肺湯は鼻炎用の処方で、体力中等度以上で濃い鼻汁や熱感を伴う鼻づまり、蓄膿症などに使います。
- 選択肢 4不正解
- 防風通聖散は体力充実で腹部に皮下脂肪が多く便秘がちな人の肥満症や便秘、高血圧に伴う動悸・肩こりなどに使います。
覚えるポイント
- 茵蔯蒿湯は体力中等度以上で口渇・便秘を伴う蕁麻疹や湿疹に適し、ダイオウを含む。
間違えやすいところ
- 皮膚が乾燥して冷え症がある虚証向けの当帰飲子と、実証で便秘を伴う茵蔯蒿湯を混同しやすいので注意します。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」皮膚に用いる薬(漢方処方製剤)
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.17 ↗(www.pref.okayama.jp)
ニコチン及び禁煙補助剤の特徴と使用法
主な医薬品とその作用 · 禁煙補助剤 / ニコチン / 用法・用量上の注意
ニコチン及び禁煙補助剤に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選べ。 a ニコチンは交感神経系を興奮させる作用を示し、アドレナリン作動成分が配合された医薬品との併用により、その作用を増強させるおそれがある。 b うつ病と診断されたことのある人は、禁煙時の離脱症状により、うつ症状を悪化させることがあるため、禁煙補助剤の使用を避ける必要がある。 c パッチ製剤は、1日1回皮膚に貼付することによりニコチンが皮膚を透過して血中に移行する。 d 咀嚼剤は、噛むことにより口腔内でニコチンが放出されるため、唾液が多く分泌されるよう菓子のガムのように噛むこととされている。
解答・解説を表示
解答
2
解説
禁煙補助剤のニコチンは交感神経を刺激し、依存性もあるため、持病や併用する薬に注意が必要です。咀嚼剤は口の粘膜から吸収させるので、ふつうのガムのように速く噛んではいけません。
解き方
- 記述a、b、cがどれも手引きに合う正しい記述だと確認します。
- 記述dは、咀嚼剤を唾液で飲み込まず口の粘膜から吸収させるため、ガムのように噛まずゆっくり噛んで歯茎に挟む点が誤りだと判断します。
- 選択肢 1不正解
- パッチ製剤は1日1回皮膚に貼るのでcは正しく、咀嚼剤はガムのように噛んではいけないのでdは誤りです。
- 選択肢 2正解
- aは正、bは正、cは正、dは誤りで、これが正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- ニコチンは交感神経を興奮させるので、アドレナリン作動成分と併用すると作用が強まるおそれがあり、aは正しい記述です。
- 選択肢 4不正解
- 禁煙補助剤はうつ病の人で症状を悪化させるおそれがあり使用を避ける必要があるので、bは正しい記述です。
- 選択肢 5不正解
- a、b、cはどれも正しい記述なので、すべて誤りとする選択肢は当てはまりません。
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覚えるポイント
- ニコチン咀嚼剤はガムのように噛まず、ゆっくり噛んで口腔粘膜から吸収させる。
間違えやすいところ
- 咀嚼剤をふつうのガムのように噛むとニコチンが胃に流れ込み、悪心や胃痛の原因になることを忘れやすいので注意します。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」禁煙補助剤
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.17 ↗(www.pref.okayama.jp)
ビタミン成分及びアミノ酸成分の作用
主な医薬品とその作用 · ビタミン成分 / アミノ酸成分 / 滋養強壮保健薬
ビタミン成分及びアミノ酸成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a ビタミンCは、腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける栄養素である。 b ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生に不可欠な栄養素で、神経の正常な働きを維持する作用がある。 c アスパラギン酸ナトリウムは、アスパラギン酸が生体におけるエネルギーの産生効率を高めるとされ、骨格筋に溜まった乳酸の分解を促す等の働きを期待して用いられる。 d システインは、髪や爪、肌などに存在するアミノ酸の一種で、皮膚におけるメラニンの生成を促進する働きがある。
解答・解説を表示
解答
3
解説
ビタミンB1は糖質の代謝に関わり、アスパラギン酸は乳酸の分解などに関わります。ビタミンCとシステインはどちらもメラニンの生成を抑える方向に働きます。
解き方
- 記述aは、カルシウムの吸収・再吸収を促して骨の形成を助けるビタミンDの説明なので誤りと判断します。
- 記述bのビタミンB1と記述cのアスパラギン酸ナトリウムの働きは正しく、記述dはメラニンの生成を「促進」ではなく「抑える」ので誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- aはビタミンDの記述なので誤りで、正しい組み合わせではありません。
- 選択肢 2不正解
- aが誤りなので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 3正解
- bのビタミンB1の記述と、cのアスパラギン酸ナトリウムの記述はどちらも正しいので正解です。
- 選択肢 4不正解
- dのシステインはメラニンの生成を抑えて排泄を促すので、「生成を促進する」とする記述は誤りです。
- 選択肢 5不正解
- dが誤りなので、この組み合わせは当てはまりません。
覚えるポイント
- システインはメラニン生成を抑え、体外への排泄を促す。カルシウム吸収促進はビタミンD。
間違えやすいところ
- ビタミンCの骨や結合組織の形成(コラーゲンの生成)と、ビタミンDのカルシウム代謝の調整を混同しないようにします。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」滋養強壮保健薬(ビタミン・アミノ酸)
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.18 ↗(www.pref.okayama.jp)
生薬成分の基原と作用
主な医薬品とその作用 · 生薬成分 / レンギョウ / ブクリョウ / サイシン
生薬成分に関する記述のうち、誤っているものを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
2
解説
生薬は、もとになる植物や菌類の科名・使う部位と、その効能を正確に覚えることが大切です。レンギョウはモクセイ科のレンギョウなどの果実をもとにする生薬です。
解き方
- 各生薬について、もとになる植物と使う部位、主な効能を照らし合わせます。
- 選択肢2はブクリョウのもと(サルノコシカケ科のマツホドの菌核)の説明をレンギョウとしているので誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- カッコンはマメ科のクズの根をもとにし、解熱や鎮痙の作用があるので正しい記述です。
- 選択肢 2正解
- サルノコシカケ科のマツホドの菌核をもとにする生薬はブクリョウ(茯苓)で、レンギョウはモクセイ科の果実です。
- 選択肢 3不正解
- サイコはセリ科のミシマサイコの根をもとにし、抗炎症・鎮痛などの作用を期待して使うので正しい記述です。
- 選択肢 4不正解
- サイシンは根と根茎を使いますが、地上部には腎障害を起こすアリストロキア酸が含まれるので正しい記述です。
覚えるポイント
- ブクリョウはサルノコシカケ科マツホドの菌核。レンギョウはモクセイ科の果実。
間違えやすいところ
- 菌核をもとにするブクリョウやチョレイと、果実や種子をもとにする生薬の説明を混同しやすいので注意します。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」生薬成分
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.18 ↗(www.pref.okayama.jp)
殺菌消毒成分の特徴と使用上の注意
主な医薬品とその作用 · 殺菌消毒成分 / 次亜塩素酸ナトリウム / クレゾール石ケン液
殺菌消毒成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a クロルヘキシジングルコン酸塩は、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。 b 次亜塩素酸ナトリウムは、強い酸化力により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示すが、皮膚刺激性が強いため、通常人体の消毒には用いられない。 c イソプロパノールは、ウイルスに対する不活性効果がエタノールよりも高い。 d 日本薬局方に収載されているクレゾール石ケン液は、原液を水で希釈して用いられるが、刺激性が強いため、原液が直接皮膚に付着しないようにする必要がある。
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解答
4
解説
殺菌消毒薬は、成分ごとに殺菌できる相手の範囲や皮膚への刺激が大きく違います。次亜塩素酸ナトリウムは広い範囲の菌やウイルスに効きますが人体には使えず、クレゾール石ケン液は薄めて器具や手指などに使います。
解き方
- 記述aはプールの消毒に使う塩素系の成分(ジクロルイソシアヌル酸ナトリウムなど)の説明なので誤りと判断します。
- 記述cのイソプロパノールはエタノールよりウイルスへの効果が低いので誤りと判断し、bとdが正しいことを確認します。
- 選択肢 1不正解
- aはプールの消毒に使う有機塩素系の成分(ジクロルイソシアヌル酸ナトリウムなど)の記述なので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aとcがどちらも誤った記述なので当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- イソプロパノールはエタノールに比べてウイルスへの効果が劣るので、cは誤りです。
- 選択肢 4正解
- 次亜塩素酸ナトリウムは人体に使えないというbと、クレゾール石ケン液を薄めて使い原液を皮膚に付けないというdはどちらも正しいです。
- 選択肢 5不正解
- cが誤りなので、この組み合わせは当てはまりません。
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覚えるポイント
- イソプロパノールはエタノールに比べウイルス不活化効果が低い。
間違えやすいところ
- プールなどの大型設備に使う塩素系の殺菌消毒成分と、ビグアナイド系のクロルヘキシジンを混同しないようにします。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」消毒薬
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.19 ↗(www.pref.okayama.jp)
衛生害虫及び殺虫剤・忌避剤の基礎知識
主な医薬品とその作用 · 衛生害虫 / 殺虫剤 / 忌避剤 / シラミ
衛生害虫及び殺虫剤・忌避剤に関する記述のうち、正しいものを1つ選べ。
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解答
1
解説
衛生害虫の生態やうつす感染症、殺虫剤と忌避剤の区分を正しく理解する必要があります。忌避剤は虫を寄せ付けないためのもので、刺された後の症状を治す効果はありません。
解き方
- シラミは決まった動物にしか寄生しないという記述1が正しいことを確認します。
- 選択肢2はカ(蚊)の説明、3は医薬部外品もある点、4は忌避剤に痒みを和らげる作用がない点から誤りと判断します。
- 選択肢 1正解
- シラミは決まった動物にしか寄生しないので、ヒト以外の動物のシラミがヒトに直接害を与えることはありません。
- 選択肢 2不正解
- 日本脳炎・マラリア・黄熱・デング熱などをうつすのはダニではなくカ(蚊)です。
- 選択肢 3不正解
- 殺虫剤には医薬品だけでなく、人体への作用がおだやかな医薬部外品として売られているものもあります。
- 選択肢 4不正解
- 忌避剤は吸血を防ぐために使い、刺された後の痒みや腫れを和らげる抗炎症・鎮痒の効果はありません。
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覚えるポイント
- シラミは宿主特異性が高い。忌避剤は吸血防止のみで刺された後の治療効果はない。
間違えやすいところ
- 日本脳炎やマラリアをうつす衛生害虫はカ(蚊)で、ダニと混同しないように注意します。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」殺虫剤・忌避剤
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.19 ↗(www.pref.okayama.jp)
殺虫成分の分類(有機リン系)
主な医薬品とその作用 · 殺虫成分 / 有機リン系 / ジクロルボス
殺虫剤に含まれる成分のうち、有機リン系殺虫成分に該当するものを1つ選べ。
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解答
2
解説
殺虫成分は、作用の仕組みや化学構造で有機リン系(ジクロルボス、ダイアジノンなど)、ピレスロイド系(フェノトリン、ペルメトリンなど)、カーバメイト系(プロポクスルなど)、昆虫成長制御剤(メトプレンなど)に分けられます。
解き方
- 各選択肢の殺虫成分がどの系統に分類されるかを照らし合わせます。
- ジクロルボスが有機リン系の殺虫成分だと特定します。
- 選択肢 1不正解
- フェノトリンはピレスロイド系の殺虫成分で、シラミ駆除薬などにも使われます。
- 選択肢 2正解
- ジクロルボス(DDVP)は有機リン系の殺虫成分で、アセチルコリンエステラーゼを不可逆的に阻害します。
- 選択肢 3不正解
- プロポクスルはカーバメイト系の殺虫成分に分類されます。
- 選択肢 4不正解
- メトプレンは昆虫の幼態ホルモンに似た化合物で、昆虫成長制御剤(IGR)に分類されます。
覚えるポイント
- 有機リン系成分にはジクロルボス、ダイアジノン、フェニトロチオン等がある。
間違えやすいところ
- カーバメイト系のプロポクスルやピレスロイド系のフェノトリンと、有機リン系を混同しないようにします。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」殺虫剤・忌避剤(殺虫成分の分類)
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.20 ↗(www.pref.okayama.jp)
一般用検査薬の特性と検査項目
主な医薬品とその作用 · 一般用検査薬 / 妊娠検査薬 / 尿検査薬 / 偽陽性
一般用検査薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a 悪性腫瘍の診断に関係する検査薬には、医療用検査薬と一般用検査薬がある。 b 検体中に対象とする生体物質が存在していないにもかかわらず、検査対象外の物質と非特異的な反応が起こって検査結果が陽性となった場合を偽陽性という。 c 妊娠検査薬は、尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の有無を調べるものであり、通常、実際に妊娠が成立してから12週目前後の尿中hCG濃度を検出感度としている。 d 尿タンパク検査の場合、原則として早朝尿(起床直後の尿)を検体とし、激しい運動直後の尿は避ける必要がある。
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解答
4
解説
一般用検査薬は、自分で安全かつ簡単に使える範囲に限られており、悪性腫瘍など重大な病気の診断を目的とするものは認められていません。妊娠検査薬は、通常、月経予定日の約1週間後(妊娠4〜5週目ごろ)のhCGを検出します。
解き方
- 記述aは、悪性腫瘍の検査薬が一般用にはないので誤りと判断します。
- 記述cは検出感度の週数が12週目ではなく4〜5週目ごろなので誤りと判断し、bとdが正しいことを確認します。
- 選択肢 1不正解
- 悪性腫瘍の診断に関わる検査薬は一般用検査薬として認められていないので、aは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aとcがどちらも誤りなので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- aが誤りなので、正しい組み合わせではありません。
- 選択肢 4正解
- 偽陽性の定義についてのbと、尿タンパク検査の検体の取り方についてのdはどちらも正しい記述です。
- 選択肢 5不正解
- 妊娠検査薬の検出感度は妊娠12週目ではなく4〜5週目ごろなので、cは誤りです。
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覚えるポイント
- 妊娠検査薬は妊娠4〜5週目(月経予定日約1週間後)のhCGを検出する。悪性腫瘍は対象外。
間違えやすいところ
- 尿タンパク検査では運動直後は生理的なタンパク尿が出やすいので避け、原則として早朝尿を使う点を確認します。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」一般用検査薬
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.20 ↗(www.pref.okayama.jp)
要指導医薬品及び一般用医薬品の添付文書
医薬品の適正使用と安全対策 · 添付文書の記載事項 / 添付文書の改訂 / 使用上の注意
要指導医薬品及び一般用医薬品の添付文書に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 重要な内容が変更された場合には、改訂年月を記載することとされているが、改訂された箇所を明示する必要はない。 b 使用上の注意は、「してはいけないこと」、「相談すること」及び「その他の注意」から構成される。 c 要指導医薬品の添付文書の内容は、医薬品の有効性・安全性等に係る新たな知見、使用に係る情報に基づき、2年に1回の改訂が義務づけられている。 d 添付文書は、開封時に一度目を通されれば十分というものではなく、必要なときにいつでも取り出して読むことができるように保管される必要がある。
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解答
1
解説
要指導医薬品と一般用医薬品の添付文書は、安全に使ってもらうための大切な情報を伝える文書です。新しい知見が入るたびにいつでも直され(随時改訂)、直したときは改訂年月と直した場所をはっきり示すことになっています。
解き方
- 記述aについて:重要な変更をしたときは、改訂年月だけでなく改訂した場所も示す必要があるので誤りです。
- 記述bについて:使用上の注意は「してはいけないこと」「相談すること」「その他の注意」の3つでできているので正しいです。
- 記述cについて:改訂は新しい知見に合わせていつでも行うもので、「2年に1回」という決まった義務はないので誤りです。
- 記述dについて:添付文書は使っている間いつでも取り出して読めるように保管するものなので正しいです。
- 選択肢 1正解
- aが誤り、bが正しく、cが誤り、dが正しいという正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- aとcを正としているので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- cを正としているので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aを正、bを誤としているので誤りです。
- 選択肢 5不正解
- bを誤、cを正としているので誤りです。
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覚えるポイント
- 添付文書の重要な改訂時は改訂年月だけでなく改訂箇所も明示する。改訂は定期ではなく随時行われる。
間違えやすいところ
- 「2年に1回の定期改訂」のような、実際にはない年数の決まりにだまされないようにします。
出題の前提:手引き「医薬品の適正使用と安全対策」添付文書の記載事項
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.21 ↗(www.pref.okayama.jp)
医薬品の適正使用情報
医薬品の適正使用と安全対策 · 適正使用情報の役割 / 専門家の情報提供
医薬品の適正使用情報に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
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解答
2
解説
医薬品は、正しく使うための情報と一組になって、はじめて効果と安全が保てます。専門家が直接説明しても、実際に使う購入者や使用者にとって添付文書や表示の内容はとても大切です。
解き方
- それぞれの記述が、適正使用情報の基本的な考え方に合っているかを確かめます。
- 肢2は、生活者にとって添付文書や外箱の表示が「重要ではない」と言い切っているので、明らかに誤りだと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 医薬品の定義や適正使用についての正しい記述です。
- 選択肢 2正解
- 生活者にとっても添付文書や製品表示の情報はとても大切なので、この記述が誤り(この問題の正解)です。
- 選択肢 3不正解
- 販売などにたずさわる専門家が内容を正しく理解して説明する必要がある、という正しい記述です。
- 選択肢 4不正解
- 一人ひとりの生活者の事情に合わせて、効果的かつ効率的に情報提供すべきという正しい記述です。
覚えるポイント
- 専門家の情報提供がある場合でも、使用者本人が添付文書や外箱表示の情報を確認することは必須である。
間違えやすいところ
- 対面での説明が必要な要指導医薬品でも、添付文書などを自分で確かめなくてよくなるわけではありません。
出題の前提:手引き「医薬品の適正使用と安全対策」医薬品の適正使用情報
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.21 ↗(www.pref.okayama.jp)
使用上の注意(してはいけないこと:透析療法)
医薬品の適正使用と安全対策 · してはいけないこと / 透析療法 / アルミニウム
一般用医薬品の添付文書の使用上の注意において、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に、「透析療法を受けている人」と記載することとされている成分として、正しいものを1つ選びなさい。
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解答
3
解説
アルミニウムを含む胃腸薬の成分(スクラルファート、合成ヒドロタルサイト、アルジオキサなど)は、腎臓の働きが大きく落ちた透析の人では体の外へ出せずにたまります。そのためアルミニウム脳症やアルミニウム骨症を起こすおそれがあり、「透析療法を受けている人」は「してはいけないこと」になっています。
解き方
- 問題の条件「透析療法を受けている人」が「してはいけないこと」になる成分はどれかを確かめます。
- 各成分を見ていき、アルミニウムを含むスクラルファートを選びます。
- 選択肢 1不正解
- アスピリンには胃潰瘍や喘息発作などの注意はありますが、「透析療法を受けている人」が禁忌の代表的な成分ではありません。
- 選択肢 2不正解
- タンニン酸アルブミンは牛乳アレルギーの人には禁忌ですが、透析療法の禁忌ではありません。
- 選択肢 3正解
- スクラルファートはアルミニウムを含むため、透析療法を受けている人は「使用(服用)しないこと」とされています。
- 選択肢 4不正解
- オキセサゼインは局所麻酔の成分で、「透析療法を受けている人」が禁忌となる成分ではありません。

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覚えるポイント
- スクラルファートやアルジオキサなどアルミニウムを含む成分は「透析療法を受けている人」に禁忌(アルミニウム脳症リスク)。
間違えやすいところ
- タンニン酸アルブミン(牛乳アレルギーの人が禁忌)など、ほかの代表的な禁忌成分と混同しないようにします。
出題の前提:手引き「医薬品の適正使用と安全対策」別表(してはいけないこと)
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.22 ↗(www.pref.okayama.jp)
使用上の注意の記載(成分別の注意喚起)
医薬品の適正使用と安全対策 · 眠気防止薬 / ポビドンヨード / ビタミンA / 次硝酸ビスマス
一般用医薬品の添付文書における使用上の注意の記載に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 無水カフェインを含む眠気防止薬は、連用によって睡眠が不要になるというものではなく、適切な睡眠を摂る必要があるため「短期間の服用にとどめ、連用しないこと」とされている。 b ポビドンヨードが配合された含嗽薬は、ヨウ素の体内摂取が増える可能性があり、疾患の治療に影響を及ぼすおそれがあるため、「甲状腺疾患の診断を受けた人」は「相談すること」とされている。 c ビタミンA主薬製剤は、妊娠3ヶ月前から妊娠3ヶ月までの間に栄養補助剤から1日10,000国際単位以上のビタミンAを継続的に摂取した婦人から生まれた児に、先天異常(口裂、耳・鼻の異常等)の発生率の増加が認められたとの研究報告があるため、「妊娠3ヶ月以内の妊婦、妊娠していると思われる人又は妊娠を希望する人」は「使用(服用)しないこと」とされている。 d 次硝酸ビスマスが配合された止瀉薬は、乳汁中に移行する可能性があるため、「授乳中の人」は「相談すること」とされている。
解答・解説を表示
解答
1
解説
添付文書では、成分ごとに「してはいけないこと」と「相談すること」がはっきり分けられています。その成分が体にどう働き、体内をどう移動するかで、どちらにするかが決まるからです。ビタミンAは妊娠中の多量摂取に注意が必要ですが、用量を守る必要があるため「相談すること」とされています。ビスマスを含む止瀉薬は母乳へ移り中毒の心配があるため、授乳中の服用を避けます。
解き方
- 記述aの検討:カフェインの連用について「連用しないこと」と正しく書かれているので、aは正しいです。
- 記述bの検討:ポビドンヨードなどヨウ素を含む薬は甲状腺(首にあるホルモンを作る器官)の働きに影響するため「相談すること」とされており、bは正しいです。
- 記述cの検討:ビタミンA主薬製剤は妊娠3ヶ月以内の妊婦などに「使用しないこと(禁忌)」ではなく「相談すること」なので、cは誤りです。
- 記述dの検討:次硝酸ビスマスは母乳を通じた乳児の脳症などの心配があるため「相談すること」ではなく「授乳中の人は服用しないか授乳を避けること(してはいけないこと)」なので、dは誤りです。
- 選択肢 1正解
- aとbがどちらも正しいので、これが正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- 記述cが誤っているため、この組み合わせは不正解です。
- 選択肢 3不正解
- 記述cが誤っているため、この組み合わせは不正解です。
- 選択肢 4不正解
- 記述dが誤っているため、この組み合わせは不正解です。
- 選択肢 5不正解
- 記述cとdがどちらも誤っているため、この組み合わせは不正解です。
覚えるポイント
- ビタミンA主薬製剤の妊婦等は「相談すること」。次硝酸ビスマス・次サブサリチル酸ビスマスの授乳婦は「してはいけないこと」。
間違えやすいところ
- 催奇形性(赤ちゃんに先天的な異常が起きる性質)の注意文から、ビタミンAを禁忌(してはいけないこと)と勘違いしやすいので気をつける。
出題の前提:手引き「医薬品の適正使用と安全対策」別表(してはいけないこと、相談すること)
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.22 ↗(www.pref.okayama.jp)
ジフェンヒドラミン塩酸塩の適正使用と授乳時の対応
医薬品の適正使用と安全対策 · 抗ヒスタミン成分 / 使用上の注意 / 授乳婦
アレルギー症状を訴えて、ジフェンヒドラミン塩酸塩が配合された内服薬を購入しようとしている30歳女性に対する登録販売者の説明内容として、正しいものはどれか。
解答・解説を表示
解答
3
解説
抗ヒスタミン成分は脳の働きを抑えて強い眠気や集中力の低下を起こします。さらに母乳へ移行して乳児に眠り込みや興奮などのよくない影響を与えるおそれがあるため、添付文書の「してはいけないこと」では運転の回避や授乳の制限が示されています。
解き方
- 示されたジフェンヒドラミン塩酸塩の働き(抗ヒスタミン作用と脳を抑える作用)と母乳への移行を確かめます。
- 各選択肢の注意と照らし合わせ、授乳中の対応について正しく説明している選択肢3を選びます。
- 選択肢 1不正解
- ジフェンヒドラミン塩酸塩は脳を抑える作用で眠気を起こすため、服用後の車や機械の運転は禁止されています。
- 選択肢 2不正解
- 牛乳アレルギーの人が避けるべき成分はタンニン酸アルブミンなどで、ジフェンヒドラミン塩酸塩ではありません。
- 選択肢 3正解
- ジフェンヒドラミン塩酸塩は母乳へ移行して乳児に眠り込みなどを起こすおそれがあるため、授乳中は服用を避けるか授乳を中止する必要があります。
- 選択肢 4不正解
- コーヒーやお茶との併用で過量摂取の注意が必要なのはカフェインなどで、ジフェンヒドラミン塩酸塩の説明としては不適切です。
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覚えるポイント
- ジフェンヒドラミン塩酸塩は授乳を避けること、および服用後の運転操作禁止が定められている。
間違えやすいところ
- 牛乳アレルギーで禁忌となる成分(タンニン酸アルブミン)と抗ヒスタミン成分を取り違えないように注意します。
出題の前提:手引き(医薬品の適正使用と安全対策)「してはいけないこと(授乳中の人)」
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.23 ↗(www.pref.okayama.jp)
使用上の注意(禁忌・相談すること等の記載)
医薬品の適正使用と安全対策 · セトラキサート塩酸塩 / ジヒドロコデインリン酸塩 / 添付文書
一般用医薬品の添付文書における使用上の注意の記載に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。 a 大黄甘草湯は、徐脈又は頻脈を引き起こし、心臓病の症状を悪化させるおそれがあるため、「心臓病の診断を受けた人」は「服用しないこと」とされている。 b ステロイド性抗炎症成分が配合された外用鎮痛消炎薬は、重篤な光線過敏症が現れることがあるため、「塗布部を紫外線に当てないこと」とされている。 c セトラキサート塩酸塩が配合された内服薬は、生じた血栓が分解されにくくなるため、「血栓症を起こすおそれのある人」は、「相談すること」とされている。 d ジヒドロコデインリン酸塩が配合された鎮咳去痰薬(内服液剤)は、依存性・習慣性がある成分が配合されており、乱用事例が報告されているため、「過量服用・長期連用しないこと」とされている。
解答・解説を表示
解答
5
解説
添付文書の使用上の注意では、薬の働きや体内での動きをもとに、重い副作用や症状悪化の心配がある人への注意(してはいけないこと、相談すること)が決められています。セトラキサート塩酸塩は体内でトラネキサム酸になり、血栓(血の固まり)に注意が必要です。オピオイド系の鎮咳成分は依存性の点から過量・長期連用が禁じられています。
解き方
- 記述aの大黄甘草湯と心臓病禁忌を確かめ、マオウ含有製剤などの注意と混同しているので誤りと判断します。
- 記述bの光線過敏症はケトプロフェンの特徴でステロイドではないことを確かめ、誤りと判断します。
- 記述cのセトラキサート塩酸塩と血栓症、記述dのジヒドロコデインリン酸塩と依存性・長期連用禁止が正しいことを確かめます。
- 正しい記述cとdの組み合わせ(選択肢5)を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aとbはどちらも誤った記述なので、選択肢1は誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤りでcが正しい記述なので、選択肢2は誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bが誤りでcが正しい記述なので、選択肢3は誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bが誤りでdが正しい記述なので、選択肢4は誤りです。
- 選択肢 5正解
- cとdはどちらも適正使用情報の記載として正しいので、選択肢5が正解です。

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覚えるポイント
- セトラキサート塩酸塩は体内でトラネキサム酸となり血栓を分解しにくくするため血栓症のリスク者は相談すること。
- ケトプロフェン外用薬は重篤な光線過敏症のおそれがあるため紫外線照射を避ける。
間違えやすいところ
- 光線過敏症の注意をステロイド成分の副作用だと誤解しないように注意します。
出題の前提:手引き(医薬品の適正使用と安全対策)「使用上の注意の記載要領」
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.23 ↗(www.pref.okayama.jp)
添付文書の使用上の注意(成分別の禁忌・相談)
医薬品の適正使用と安全対策 · スコポラミン / ピレンゼピン / サリチル酸系製剤 / アセトアミノフェン
一般用医薬品の添付文書における使用上の注意の記載に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、心臓に負担をかけ、心臓病を悪化させるおそれがあるため、「心臓病の診断を受けた人」は「相談すること」とされている。 b ピレンゼピン塩酸塩水和物は、目のかすみ、異常なまぶしさを生じることがあるため、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」とされている。 c サリチル酸ナトリウムは、外国において、ライ症候群の発症との関連性が示唆されているため、「15歳未満の小児」は「服用しないこと」とされている。 d アセトアミノフェンは、けいれんを誘発するおそれがあるため、「けいれんを起こしたことがある小児」は「服用しないこと」とされている。
解答・解説を表示
解答
4
解説
抗コリン成分は瞳を広げて目のかすみを起こし、心拍を増やして心臓の働きを悪くすることがあるため、運転の制限や心臓病の人の相談が決められています。サリチル酸系の成分はライ症候群の心配から15歳未満の小児には禁忌です。一方、けいれんを誘発する心配から小児への使用を避けるのは抗ヒスタミン成分(ジフェンヒドラミンなど)です。
解き方
- 記述a(抗コリン作用で心拍が増え、心臓病に注意が必要)を正しいと判断します。
- 記述b(抗コリン作用で瞳が広がり目がかすむため運転禁止)を正しいと判断します。
- 記述c(サリチル酸系成分はライ症候群のため15歳未満の小児に禁忌)を正しいと判断します。
- 記述d(けいれん誘発で小児に禁忌なのは抗ヒスタミン成分で、アセトアミノフェンではない)を誤りと判断します。
- 「正・正・正・誤」の組み合わせである選択肢4を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aとbが誤りで、dが正しいとしているので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤りとしているので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bとcが誤りとしているので誤りです。
- 選択肢 4正解
- a:正、b:正、c:正、d:誤の組み合わせで正しいです。
- 選択肢 5不正解
- aとcが誤りで、dが正しいとしているので誤りです。
覚えるポイント
- サリチル酸系解熱鎮痛成分(アスピリン、サリチル酸ナトリウム等)はライ症候群予防のため15歳未満小児禁忌。
- けいれんを起こしたことがある小児に禁忌なのはジフェンヒドラミン等の抗ヒスタミン成分。
間違えやすいところ
- アセトアミノフェンは小児の発熱や痛みにも広く使われる成分なので、けいれん誘発で小児禁忌の成分と混同しないようにします。
出題の前提:手引き(医薬品の適正使用と安全対策)「してはいけないこと/相談すること」
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.24 ↗(www.pref.okayama.jp)
添付文書の使用上の注意(総論的事項)
医薬品の適正使用と安全対策 · 一般用検査薬 / 年齢区分 / 添付文書の対象読者 / アレルギー既往歴
一般用医薬品の添付文書における使用上の注意の記載に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。 a 一般用検査薬は、その検査結果のみで自ら確定診断ができるので、判定が陽性の時は、時間のある時に医師の診断を受ければよい旨が記載されている。 b 小児が使用した場合に特異的な有害作用のおそれがある成分を含有する医薬品では、通常、「次の人は使用(服用)しないこと」の項に「15歳未満の小児」、「6歳未満の小児」等として記載される。 c 「次の人は使用(服用)しないこと」の項については、使用を避けるべき人について、薬剤師や登録販売者等の専門家に向けて記載されている。 d 重篤な副作用として、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死融解症、喘息等が掲げられている医薬品では、アレルギーの既往歴がある人等は使用しないこととして記載されている。
解答・解説を表示
解答
4
解説
一般用医薬品の添付文書は、一般の使用者が自分で安全に正しく使えるように、やさしい言葉で書かれています。一般用検査薬は診断を確定するものではなく補助的な情報にとどまるため、陽性のときはすぐに受診するよう示されています。また「してはいけないこと」には、特有の有害反応が出やすい小児の年齢や、アレルギーの既往がある人の使用禁止が明記されます。
解き方
- 記述a(自分だけで確定診断ができるという誤った記述)を誤りと判断します。
- 記述b(特有の有害作用の心配から小児の年齢制限を禁忌とする決まり)を正しいと判断します。
- 記述c(添付文書は専門家向けではなく一般使用者向けに書かれている)を誤りと判断します。
- 記述d(重い副作用を避けるため、本剤でアレルギーのあった人を禁忌とする決まり)を正しいと判断します。
- 正しい記述であるbとdの組み合わせ(選択肢4)を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りでbが正しい記述なので、選択肢1は誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aとcはどちらも誤った記述なので、選択肢2は誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bが正しくcが誤った記述なので、選択肢3は誤りです。
- 選択肢 4正解
- bとdはどちらも手引きの記載に合う正しい記述なので、選択肢4が正解です。
- 選択肢 5不正解
- cが誤りでdが正しい記述なので、選択肢5は誤りです。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 一般用検査薬は確定診断を下すものではなく、陽性の場合は速やかに医師の診断を受ける必要がある。
- 一般用医薬品の添付文書は一般の使用者に向けた文書である。
間違えやすいところ
- 一般用医薬品の添付文書が「専門家向け」に書かれていると思い込まないように注意します。
出題の前提:手引き(医薬品の適正使用と安全対策)「添付文書の記載要領」
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.24 ↗(www.pref.okayama.jp)
一般用医薬品の保管及び取扱い上の注意
医薬品の適正使用と安全対策 · 保管及び取扱い上の注意 / 誤用防止 / 品質保持
一般用医薬品の保管及び取扱い上の注意に関する記述のうち、正しいものはどれか。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品は決められた方法で保管しないと、有効成分が分解したり変質したりします。さらに容器を移し替えると中身が分からなくなり、誤飲や誤用の大きな事故につながるおそれがあります。
解き方
- 各記述の保管場所や取り扱い方が、手引きの記載と合っているかを確認します。
- 散剤の湿気、容器の移し替え、小児の手の届かない場所、シロップ剤の保管法を比べて正誤を判定します。
- 選択肢 1不正解
- 散剤やカプセル剤は冷蔵庫に入れると結露して湿気を吸い、変質しやすくなるため、室温で保管します。
- 選択肢 2正解
- 別の容器に移すと中身が分からなくなり、誤用や品質低下を招くため、元の容器で保管するのが原則です。
- 選択肢 3不正解
- 家に小児がいる場合は、誤って飲まないよう小児の手の届かない安全な場所に保管しなければなりません。
- 選択肢 4不正解
- シロップ剤は糖分が多く雑菌が増えやすいため、開栓後は密栓して冷蔵庫などで保管するのが望ましいです。
覚えるポイント
- 医薬品の保管は直射日光・高温多湿を避け、小児の手の届かない元の容器で保管することが基本です。
間違えやすいところ
- 散剤や錠剤を冷蔵庫に入れると結露で湿気を吸い、劣化するため勧められない点に注意しましょう。
出題の前提:手引き「第5章 医薬品の適正使用・安全対策」保管及び取扱い上の注意
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.25 ↗(www.pref.okayama.jp)
一般用医薬品の製品表示
医薬品の適正使用と安全対策 · 製品表示 / 添付文書 / 使用期限
一般用医薬品の製品表示に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 専門家への相談勧奨に関する事項は、症状、体質、年齢等からみて、副作用による危険性が高い場合若しくは医師又は歯科医師の治療を受けている人であって、一般使用者の判断のみで使用することが不適当な場合について記載されている。 b 包装中に封入されている医薬品(内袋を含む)だけが取り出され、添付文書が読まれないといったことのないように、「使用にあたって添付文書をよく読むこと」等と記載されている。 c 医薬品の保管に関する事項は、添付文書に注意事項が記載されているため、容器や包装には記載されていない。 d 使用期限の表示については、適切な保存条件の下で製造後1年間性状及び品質が安定であることが確認されている医薬品であれば、法的な表示義務はない。
解答・解説を表示
解答
1
解説
一般用医薬品の外箱や直接の容器には、買った人が安全に使って保管できるよう、法律に基づいて大切な注意事項や使用期限などの表示が義務づけられています。
解き方
- 記述a・bの内容が、外箱や添付文書に書かれる適正使用の考え方と合っているかを確認します。
- 記述cの保管事項の容器・外箱への表示義務と、記述dの使用期限の法的な基準(3年基準)を照らして正誤を判定します。
- 選択肢 1正解
- aは正しく、bも正しく、cは誤り、dも誤りなので、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤りで、cとdが正しいとしているため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aとbが誤りで、cが正しいとしているため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bが誤りで、dが正しいとしているため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- cが正しいとしているため誤りです。
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覚えるポイント
- 使用期限は適切な保存条件の下で製造後3年を超えて性状及び品質が安定であることが確認されている医薬品を除き、表示義務があります。
間違えやすいところ
- 保管に関する注意事項は添付文書だけでなく、外箱や直接の容器にも書く必要がある点を見落としやすいです。
出題の前提:手引き「第5章 医薬品の適正使用・安全対策」製品表示に関する注意事項
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.25 ↗(www.pref.okayama.jp)
緊急安全性情報及び安全性速報
医薬品の適正使用と安全対策 · 緊急安全性情報 / イエローレター / 安全性速報 / ブルーレター
緊急安全性情報及び安全性速報に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。 a 緊急安全性情報、安全性速報ともに、厚生労働省からの命令、指示、製造販売業者の自主決定等に基づいて作成される。 b 緊急安全性情報、安全性速報ともに、製造販売業者から医療機関や薬局等への直接配布や、電子メール等による情報提供等により情報伝達される。 c 緊急安全性情報は、医薬品、医療機器又は再生医療等製品の緊急かつ重大な注意喚起や使用制限に係る対策が必要な状況にある場合に発出されるもので、レッドレターとも呼ばれる。 d 緊急安全性情報は、医療用医薬品又は医家向け医療機器についての情報伝達であり、要指導医薬品や一般用医薬品に関係する内容が発出されることはない。
解答・解説を表示
解答
1
解説
重大な副作用などが起きたときに、すばやく注意を呼びかけるのが緊急安全性情報(イエローレター)と安全性速報(ブルーレター)です。これらは1か月以内に、直接配布や電子メールなどで医療現場や薬局などへ伝えられます。ふだんの注意よりも急いで知らせる仕組みだからです。
解き方
- 記述a・bについて、情報の作り方のきまりと伝え方(直接配布や電子メールなどで1か月以内)が正しいかを確かめる。
- 記述cの呼び名(イエローレター)と、記述dの対象の広さ(一般用医薬品なども対象になりうる)を確かめて、正しいか誤りかを判断する。
- 選択肢 1正解
- aとbの記述がどちらも正しいので、正しい選択肢です。
- 選択肢 2不正解
- cは緊急安全性情報を「レッドレター」としていますが、正しくは黄色地の「イエローレター」なので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 記述cが誤っているため、この組み合わせは不正解です。
- 選択肢 4不正解
- dは要指導医薬品や一般用医薬品には出されないとしていますが、過去に一般用医薬品でも出された例があるため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 記述cとdがどちらも誤っているため、この組み合わせは不正解です。

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覚えるポイント
- 緊急安全性情報はイエローレター(A4黄色地)、安全性速報はブルーレター(A4青色地)と呼ばれ、1か月以内に直接配布等されます。
間違えやすいところ
- 緊急安全性情報は医療用医薬品だけでなく、一般用医薬品(小柴胡湯やPPAを含む薬など)でも過去に出されています。
出題の前提:手引き「第5章 医薬品の適正使用・安全対策」医薬品の安全性情報
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.26 ↗(www.pref.okayama.jp)
医薬品の安全性情報
医薬品の適正使用と安全対策 · 安全性情報 / 医薬品・医療機器等安全性情報 / 情報提供 / PMDA
医薬品の安全性情報に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 医薬品の製造販売業者等は、薬局開設者、店舗販売業者、配置販売業者及びそこに従事する薬剤師や登録販売者に対して、医薬品の有効性及び安全性に関する事項その他医薬品の適正な使用のために必要な情報を提供するよう努めなければならないこととされている。 b 医薬品・医療機器等安全性情報は、青色地のA4サイズの印刷物で、ブルーレターとも呼ばれる。 c 医薬品の製造販売業者等による情報提供がなされる場合にあっては、当該製造販売業者等の責任の下医薬関係者へ伝達されるため、行政庁の関与の下で周知が図られることはない。 d 独立行政法人医薬品医療機器総合機構のホームページでは、要指導医薬品及び一般用医薬品に関連した「医薬品等の製品回収に関する情報」や「患者向医薬品ガイド」等が掲載されている。
解答・解説を表示
解答
3
解説
医薬品医療機器等法では、製造販売業者などに、医薬関係者へ安全性情報を提供する努力義務が定められています。行政庁やPMDAとも連携して、安全性情報や製品回収情報などが発信・共有されます。
解き方
- 記述aの製造販売業者などの情報提供の努力義務と、記述dのPMDAウェブサイトの掲載情報の正誤を確認します。
- 記述bのブルーレター(安全性速報)との混同と、記述cの行政庁の関与の有無を確認して正誤を判定します。
- 選択肢 1不正解
- aとdが正しい記述なので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- bは「医薬品・医療機器等安全性情報」をブルーレターとしていますが、ブルーレターは「安全性速報」の通称なので誤りです。
- 選択肢 3正解
- aは正しく、bは誤り、cは誤り、dは正しく、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- cは行政庁の指示などによる関与があるため誤りで、dは正しいので適当でありません。
- 選択肢 5不正解
- aが正しく、bが誤りなので適当でありません。
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覚えるポイント
- 「医薬品・医療機器等安全性情報」は厚生労働省が広く医薬関係者向けに発行する情報誌であり、ブルーレター(安全性速報)とは異なります。
間違えやすいところ
- 製造販売業者による安全性の周知・伝達は、必要に応じて行政庁からの命令や指示などの関与の下で行われることがあります。
出題の前提:手引き「第5章 医薬品の適正使用・安全対策」医薬品の安全性情報
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.26 ↗(www.pref.okayama.jp)
購入者等に対する情報提供への活用
医薬品の適正使用と安全対策 · 情報提供への活用 / 電子化 / 添付文書の同梱 / セルフメディケーション支援
購入者等に対する情報提供への活用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 令和3年8月1日から、医療用医薬品への紙の添付文書の同梱が廃止され、注意事項等情報は電子的な方法により提供されることとなったが、一般用医薬品等の消費者が直接購入する製品は、引き続き紙の添付文書が同梱されている。 b 一般用医薬品の添付文書に「使用上の注意」として記載される内容は、その医薬品に配合されている成分等に由来することも多く、配合成分等の記載からある程度読み取ることも可能である。 c 一般の生活者が接する医薬品の有効性や安全性等に関する情報は、断片的かつ必ずしも正確でない情報として伝わっている場合も多く、医薬品の販売等に従事する専門家においては、科学的な根拠に基づいた正確なアドバイスを与え、セルフメディケーションを適切に支援することが期待されている。
解答・解説を表示
解答
5
解説
医療用医薬品の添付文書は原則として電子化されましたが、一般用医薬品などは消費者が直接買って確認するため、紙の添付文書を同梱することが続けられています。専門家には成分や適正使用情報を正確に伝えることが求められます。
解き方
- 記述aについて、医療用医薬品と一般用医薬品の添付文書同梱ルールの違いを確認します。
- 記述bの使用上の注意と配合成分の関係、記述cの専門家によるセルフメディケーション支援の趣旨を確認して正誤を判定します。
- 選択肢 1不正解
- cの記述も正しいので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- bとcの記述も正しいので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aの記述も正しいので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aとbの記述も正しいので誤りです。
- 選択肢 5正解
- a、b、cの記述がどれも正しいので、正しい組み合わせです。
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覚えるポイント
- 医療用医薬品の紙の添付文書原則同梱廃止後も、一般用医薬品・要指導医薬品には引き続き紙の添付文書が同梱されます。
間違えやすいところ
- 一般用医薬品も含めて、すべての医薬品で紙の添付文書が廃止されたと誤解しないようにしましょう。
出題の前提:手引き「第5章 医薬品の適正使用・安全対策」購入者等に対する情報提供への活用
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.27 ↗(www.pref.okayama.jp)
医薬品の副作用等報告制度
医薬品の適正使用と安全対策 · 医薬品医療機器等法第68条の10第2項 / 副作用報告 / 報告様式 / PMDAへの送付
医薬品医療機器等法第68条の10第2項の規定に基づく医薬品の副作用等の報告に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。 a 複数の専門家が医薬品の販売等に携わっている場合、当該薬局又は医薬品の販売業において販売等された医薬品の副作用等によると疑われる健康被害の情報に接したすべての専門家から報告書が提出される必要がある。 b 報告様式の記入欄のすべてに記入がなされる必要はなく、医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等から把握可能な範囲で報告がなされればよい。 c 報告期限は特に定められていないが、保健衛生上の危害の発生又は拡大防止の観点から、適宜速やかに、郵送、ファクシミリ又は電子メールにより、報告書を独立行政法人医薬品医療機器総合機構に送付することとされている。 d 医薬品との因果関係が明確でない場合は、報告の対象とならない。
解答・解説を表示
解答
3
解説
副作用などの報告は、医薬品との因果関係(原因と結果のつながり)がはっきりしない場合でも行います。保健衛生上の危害が広がるのを防ぐため、分かる範囲で速やかにPMDAへ報告することが求められます。早く知らせるほど、同じ被害を減らせるからです。
解き方
- 記述aについて、複数の専門家がいるときの報告のしかた(代表者が報告すれば重複はいらない)を確かめる。
- 記述b・cの、分かる範囲での記入や送り方と、記述dの因果関係がはっきりしないときの扱いを確かめて、正しいか誤りかを判断する。
- 選択肢 1不正解
- aは接したすべての専門家が提出する必要はなく、重複を避けるため代表者などが報告すればよいので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが誤っているため、この組み合わせは不正解です。
- 選択肢 3正解
- bとcがどちらも正しい記述なので、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- dは因果関係が必ずしもはっきりしない場合でも報告の対象になるので誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 記述dが誤っているため、この組み合わせは不正解です。
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覚えるポイント
- 副作用等報告は因果関係が完全には明確でなくても疑いがある段階で把握可能な範囲で速やかに行います。
間違えやすいところ
- 複数の専門家が情報に接したとき、全員がそれぞれ重複して報告する必要はなく、施設などで調整して報告します。
出題の前提:手引き「第5章 医薬品の適正使用・安全対策」副作用等の報告制度
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.27 ↗(www.pref.okayama.jp)
医薬品副作用被害救済制度の概要と財源
医薬品の適正使用と安全対策 · 医薬品副作用被害救済制度 / 救済給付の財源 / 拠出金 / 国庫補助
医薬品副作用被害救済制度等に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品副作用被害救済制度の救済給付費は、製薬企業の社会的責任に基づき製造販売業者の拠出金で全額賄われています。国庫補助は事務費の2分の1を補助しています。
解き方
- 各記述について、制度の目的、費用負担(給付費と事務費の内訳)、薬事審議会の関与、感染等被害救済制度の有無を確認します。
- 給付費と事務費の財源の配分についての記述が逆になっていないかを細かく調べます。
- 選択肢 1不正解
- 制度の目的と、製薬企業の社会的責任に基づく公的制度であるという記述は正しいです。
- 選択肢 2正解
- 給付費は全額が製造販売業者の拠出金で賄われ、国庫補助は事務費の2分の1に充てられるため、この記述は誤り(正解肢)です。
- 選択肢 3不正解
- 医学的・薬学的な判断が必要な事項は、厚生労働大臣が薬事審議会に諮問し、その答申に基づいて判定されます。
- 選択肢 4不正解
- 生物由来製品による感染などの被害を救済する「生物由来製品感染等被害救済制度」も作られています。
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覚えるポイント
- 救済給付費は製造販売業者からの拠出金が100%、事務費の2分の1に国庫補助が充てられます。
間違えやすいところ
- 給付費と事務費の国庫補助の対象を取り違えやすいので、給付費には税金(国庫補助)が入らない点を確実に覚えましょう。
出題の前提:手引き「第5章 医薬品の適正使用・安全対策」医薬品副作用被害救済制度
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.28 ↗(www.pref.okayama.jp)
救済給付の支給対象範囲
医薬品の適正使用と安全対策 · 救済給付の対象範囲 / 対象除外医薬品 / 軽度の健康被害 / 個人輸入
医薬品副作用被害救済制度の救済給付の支給対象範囲に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 要指導医薬品又は一般用医薬品のうち、殺虫剤・殺鼠剤は救済制度の対象とならないが、人体に直接使用する殺菌消毒剤や一般用検査薬は救済制度の対象となる。 b 製薬企業に損害賠償責任がある場合にも救済制度の対象となる。 c 医療機関での治療を要さずに寛解したような軽度の健康被害については給付対象に含まれない。 d 個人輸入により入手された医薬品は、救済制度の対象となる。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品副作用被害救済制度は、日本国内で適正に使用された正規の医薬品による、入院を要する程度の重い健康被害を対象とします。損害賠償責任がある場合や個人輸入医薬品、対象除外医薬品は救済の対象外です。
解き方
- 記述aの対象除外品(検査薬や殺菌消毒剤などの除外)と、記述bの損害賠償責任がある場合の除外規定を確認します。
- 記述cの対象となる健康被害の重さの基準(入院治療以上)と、記述dの個人輸入医薬品の除外規定を確認して判定します。
- 選択肢 1不正解
- aとdが誤りなので不正解です。
- 選択肢 2正解
- aは誤り、bは誤り、cは正しく、dは誤りで、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- a、b、dが誤りでcが正しいため不正解です。
- 選択肢 4不正解
- b、dが誤りでcが正しいため不正解です。
- 選択肢 5不正解
- aが誤りでcが正しいため不正解です。
覚えるポイント
- 救済制度の対象は入院治療を必要とする程度以上の健康被害であり、個人輸入医薬品や検査薬・殺虫剤等は対象外です。
間違えやすいところ
- 製薬企業に民法やPL法上の損害賠償責任がある、明らかな製品欠陥事故は、この救済制度の対象外(損害賠償請求で解決)となります。
出題の前提:手引き「第5章 医薬品の適正使用・安全対策」救済給付の支給対象範囲
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.28 ↗(www.pref.okayama.jp)
医薬品副作用被害救済制度の給付種類
医薬品の適正使用と安全対策 · 医薬品副作用被害救済制度 / 医療手当 / 給付の種類と請求期限
医薬品副作用被害救済制度の給付に関する次の記述について、該当する給付の種類として正しいものを1つ選べ。 「医薬品の副作用による疾病(入院治療を必要とする程度)の治療に伴う医療費以外の費用の負担に着目して給付されるものである。請求の期限は、請求に係る医療が行われた日の属する月の翌月の初日から5年以内である。」
解答・解説を表示
解答
4
解説
副作用による病気の治療にかかる、医療費以外の費用の負担を補うのが「医療手当」です。入院治療に必要な医療費そのものは「医療費」として別に支給されます。どちらも請求の期限は、医療が行われた月の翌月の初日から5年以内です。
解き方
- 問題文にある給付の特徴(入院治療が必要な副作用の治療で、医療費以外の費用の負担を補う、請求期限は5年以内)を確かめます。
- 救済制度の給付のうち、医療費以外の費用を補う定額の給付である「医療手当」に当てはまると判断します。
- 選択肢 1不正解
- 葬祭料は、副作用で亡くなった人の遺族に、葬儀の費用として支給される給付です。請求期限は死亡した日の翌月初日から5年以内です。
- 選択肢 2不正解
- 遺族年金は、副作用で亡くなった人に生計を支えられていた遺族に、年金として支給される給付です。この問題の記述には合いません。
- 選択肢 3不正解
- 障害年金は、副作用で日常生活の動作が一定以上制限される状態になった18歳以上の人に支給されます。この記述には合いません。
- 選択肢 4正解
- 医療手当は、入院治療が必要な病気の治療にかかる医療費以外の費用を補うため、定額で支給されます。請求期限は翌月初日から5年以内です。
- 選択肢 5不正解
- 遺族一時金は、副作用で亡くなった人に生計を支えられていた人以外の一定の遺族に、一時金として支給されます。入院医療費以外の費用を補うものではありません。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 医療費・医療手当の請求期限は医療が行われた日の属する月の翌月初日から5年以内です。
間違えやすいところ
- 医療費(実際にかかった分の支給)と医療手当(医療費以外の費用を補う定額の支給)を混同しないように注意しましょう。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験の手引き(医薬品副作用被害救済制度の給付の種類)
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.29 ↗(www.pref.okayama.jp)
救済給付の請求に必要な書類
医薬品の適正使用と安全対策 · 医薬品副作用被害救済制度 / 救済給付請求手続 / 必要書類
医薬品副作用被害救済制度に基づく、要指導医薬品又は一般用医薬品の使用による副作用被害への救済給付の請求にあたって必要な書類として、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a その医薬品を販売等した薬局の薬局開設許可証又は医薬品販売業許可証の写し b その医薬品を製造した製造業者が作成した製剤証明書 c 要した医療費を証明する書類(受診証明書) d その医薬品を販売等した薬局開設者、医薬品の販売業者が作成した販売証明書
解答・解説を表示
解答
5
解説
要指導医薬品や一般用医薬品による副作用の救済給付を請求するときは、医師の診断書や、かかった医療費を証明する受診証明書のほか、正しく買ったことを示す販売証明書が必要です。薬局の許可証の写しや製造業者の製剤証明書は、請求者が出す書類ではありません。
解き方
- それぞれの書類が、請求のときに一般の利用者が提出する添付書類に含まれるかを確かめます。
- a(許可証の写し)とb(製造業者の製剤証明書)は請求者が出す必要がないので、誤りと判断します。
- c(受診証明書)とd(販売証明書)は必要な書類として正しいと確かめ、組み合わせ「5」を導きます。
- 選択肢 1不正解
- aとbはどちらも、救済給付を請求するときに請求者が提出する書類ではないため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- cは正しい書類ですが、薬局開設許可証などの写し(a)は提出しなくてよいため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- cは正しい書類ですが、製造業者の製剤証明書(b)は提出しなくてよいため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- dは正しい書類ですが、製剤証明書(b)は請求の書類に含まれないため誤りです。
- 選択肢 5正解
- 医療費を証明する受診証明書(c)と、買ったことを証明する販売証明書(d)の両方が正しいので、正しい組み合わせです。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 要指導・一般用医薬品の救済請求には、医師の診断書や受診証明書のほか「販売証明書」が必要です。
間違えやすいところ
- 販売業者の「許可証の写し」ではなく、購入した事実などを証明する「販売証明書」を添付する点を混同しやすいです。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験の手引き(医薬品副作用被害救済制度の請求手続)
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.29 ↗(www.pref.okayama.jp)
一般用医薬品の安全対策の歴史
医薬品の適正使用と安全対策 · 小柴胡湯 / アンプル入りかぜ薬 / 塩酸フェニルプロパノールアミン / 間質性肺炎
一般用医薬品の安全対策に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a 小柴胡湯とインターフェロン製剤との併用例による間質性肺炎が報告されたことから、インターフェロン製剤との併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂がなされたため、それ以降は小柴胡湯を使用して間質性肺炎が発症した事例は発生していない。 b 解熱鎮痛成分としてサリチルアミドが配合されたアンプル入りかぜ薬の使用による重篤な副作用で、複数の死亡例が発生したことを踏まえ、1965年、厚生省(当時)は関係製薬企業に対して、アンプル入りかぜ薬製品の回収を要請した。 c 塩酸フェニルプロパノールアミンが配合された一般用医薬品による脳出血等の副作用症例が複数報告されたため、厚生労働省から関係製薬企業等に対して使用上の注意の改訂や、代替成分としてプソイドエフェドリン塩酸塩等への速やかな切替えの指示がなされた。 d 一般用かぜ薬の使用によると疑われる間質性肺炎の発生事例を受け、一般用かぜ薬全般につき、使用上の注意において「まれに間質性肺炎の重篤な症状が起きることがあり、その症状は、かぜの諸症状と区別が難しいため、症状が悪化した場合には服用を中止して医師の診療を受ける」旨の注意喚起がなされることとなった。
解答・解説を表示
解答
5
解説
過去に起きた重大な副作用の事例ごとに、その後の安全対策を覚えることが大切です。アンプル入りかぜ薬事件で問題になった主な成分はサリチルアミドではなくアミノピリンやスルピリン等です。小柴胡湯は併用禁忌にした後も単独で使った場合の間質性肺炎の報告があり、PPAによる脳出血とプソイドエフェドリンへの切替え指示、かぜ薬全体での間質性肺炎の注意喚起は、いずれも事実のとおりです。
解き方
- aを検討:併用禁忌にした後も、小柴胡湯を単独で使った間質性肺炎の報告や死亡例があるため、「発症事例は起きていない」は誤りです。
- bを検討:1965年のアンプル入りかぜ薬の回収問題で対象になった主な成分はアミノピリンやスルピリン等で、サリチルアミドではないため誤りです。
- cを検討:塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)による脳出血の報告を受けて、プソイドエフェドリン塩酸塩等への切替えが指示されたという記述は正しいです。
- dを検討:かぜ薬による間質性肺炎の注意喚起についての記述は正しいです。以上から、cとdが正しい組み合わせになります。
- 選択肢 1不正解
- aは単独使用でも間質性肺炎の発症例があるので誤り、bは問題になった主な成分がアミノピリンやスルピリン等なので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- cは正しいですが、小柴胡湯についてのaの記述が誤っているため不正解です。
- 選択肢 3不正解
- cは正しいですが、アンプル入りかぜ薬についてのbの記述が誤っているため不正解です。
- 選択肢 4不正解
- dは正しいですが、アンプル入りかぜ薬についてのbの記述が誤っているため不正解です。
- 選択肢 5正解
- c(PPAから代替成分への切替え)とd(かぜ薬による間質性肺炎への注意喚起)はどちらも正しく、正しい組み合わせです。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 小柴胡湯はインターフェロン併用禁忌後も間質性肺炎が報告されており、アンプル入りかぜ薬はアミノピリン・スルピリン等が原因です。
間違えやすいところ
- アンプル入りかぜ薬事件の成分名(アミノピリン、スルピリン等)をサリチルアミド等と混同しないようにしましょう。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験の手引き(主な安全対策と副作用対策の歴史)
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.30 ↗(www.pref.okayama.jp)
医薬品適正使用のための啓発活動(薬と健康の週間)
医薬品の適正使用と安全対策 · 啓発活動 / 薬と健康の週間 / 生活者への適正使用普及
医薬品の適正使用のための啓発活動に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを1つ選べ。 「医薬品の持つ特質及びその使用・取扱い等について正しい知識を広く( a )に浸透させることにより、保健衛生の維持向上に貢献することを目的とし、毎年( b )月17日~23日の1週間を「( c )」として、国、自治体、関係団体等による広報活動やイベント等が実施されている。」
解答・解説を表示
解答
1
解説
医薬品の正しい知識を広く一般の生活者に広めるため、毎年10月17日から23日までの1週間を「薬と健康の週間」と定めています。これは医薬品の使い方や取り扱いについての正しい知識を広め、保健衛生の向上に役立てることを目的としています。
解き方
- 広める相手を確かめる:医薬品の正しい知識を広める相手は、一般の国民である「生活者」です。
- 時期と週間の名前を確かめる:毎年「10」月17日〜23日の1週間は「薬と健康の週間」と定められています。
- a=生活者、b=10、c=薬と健康の週間 に一致する組み合わせ「1」を選びます。
- 選択肢 1正解
- aには「生活者」、bには「10」、cには「薬と健康の週間」が正しく当てはまります。
- 選択肢 2不正解
- 薬と健康の週間が行われる時期は4月ではなく10月(10月17日〜23日)です。
- 選択肢 3不正解
- 広める相手は医薬関係者ではなく広く生活者で、時期も4月ではなく10月です。
- 選択肢 4不正解
- 広める相手は生活者で、定められた名前は「薬と健康の週間」です。
- 選択肢 5不正解
- 相手は生活者、時期は10月、名前は「薬と健康の週間」なので、すべて誤りです。
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覚えるポイント
- 毎年10月17日〜23日は生活者に正しい知識を啓発する「薬と健康の週間」です。
間違えやすいところ
- 6月20日〜7月19日の「ダメ。ゼッタイ。」普及運動(麻薬・覚醒剤乱用防止運動)など、他の啓発運動と時期を混同しないように注意しましょう。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験の手引き(医薬品の適正使用のための啓発活動)
出典:岡山県『2024年度 岡山県 後半』
令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] p.30 ↗(www.pref.okayama.jp)
2024年度 岡山県 後半
参照した公式資料
岡山県が公開した2024年度 岡山県 後半の問題・解答資料です。
- 令和6年度試験問題(午後の部) [PDFファイル/937KB] ↗ — www.pref.okayama.jp(PDF・30ページ)
- 令和6年度試験解答 [PDFファイル/66KB] ↗ — www.pref.okayama.jp(PDF・1ページ)

