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2024年度 宮城県 後半の概要
小腸を構成する器官の識別
人体の働きと医薬品 · 消化器系 / 小腸 / 大腸
次の1~5で示される消化器系臓器のうち、小腸の一部である臓器として正しいものを1つ選べ。 1 S状結腸 2 直腸 3 盲腸 4 回腸 5 虫垂
解答・解説を表示
解答
4
解説
小腸は胃から続く長さ約6~7mの管で、十二指腸・空腸・回腸の3つに分かれる。なぜなら、この3つが食べ物を消化・吸収する部分だからである。一方、盲腸・虫垂・結腸・直腸は大腸を作る部分である。
解き方
- 小腸を作る3つの部分(十二指腸・空腸・回腸)を思い出す。
- 選択肢の中で小腸に入る「回腸」を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- S状結腸は大腸(結腸)の一部なので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 直腸は大腸の一番下の部分なので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 盲腸は大腸の始まりの部分なので誤りです。
- 選択肢 4正解
- 回腸は十二指腸・空腸に続く小腸の後半の部分で、正しいです。
- 選択肢 5不正解
- 虫垂は盲腸の下端から出た器官で、大腸に付くため誤りです。
覚えるポイント
- 小腸は上から順に十二指腸・空腸・回腸の3区分からなる。
間違えやすいところ
- 盲腸と回腸など、名前がよく似た消化管の部分をごちゃ混ぜにしやすい。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験(宮城県・午後)出題範囲
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.1 ↗(www.pref.miyagi.jp)
消化酵素の名称と働きの組み合わせ
人体の働きと医薬品 · 消化器系 / 消化酵素 / タンパク質分解 / 炭水化物分解
消化酵素に関する以下の記述のうち、正しいものを1つ選べ。 1 マルターゼは、胃で半消化されたタンパク質をさらに細かく消化する。 2 ペプシンは、タンパク質を消化する酵素である。 3 唾液アミラーゼは、タンパク質をアミノ酸まで分解する。 4 トリプシンは、デンプンをデキストリンや麦芽糖に分解する。
解答・解説を表示
解答
2
解説
消化酵素はそれぞれ決まった相手(基質)だけを分解する。唾液アミラーゼはデンプン、胃液のペプシンや膵液のトリプシンはタンパク質、腸液のマルターゼは麦芽糖(マルトース)をブドウ糖に分解する。
解き方
- 各選択肢で、消化酵素と分解する相手(基質)の組み合わせを確かめる。
- ペプシンがタンパク質を消化する酵素だとする記述が正しいと判断する。
- 選択肢 1不正解
- マルターゼは腸液に含まれ、麦芽糖(マルトース)をブドウ糖に分解するので誤りです。
- 選択肢 2正解
- ペプシンは胃液に含まれるタンパク質消化酵素で、タンパク質をペプチドに半分解するので正しいです。
- 選択肢 3不正解
- 唾液アミラーゼ(プチアリン)はデンプンをデキストリンや麦芽糖に分解するので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- トリプシンは膵液に含まれるタンパク質消化酵素で、デンプンは分解しないため誤りです。
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覚えるポイント
- ペプシンとトリプシンはタンパク質、アミラーゼとマルターゼは炭水化物(糖質)を分解する。
間違えやすいところ
- トリプシンとアミラーゼが分解する相手(タンパク質とデンプン)を取り違えやすい。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験(宮城県・午後)出題範囲
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.1 ↗(www.pref.miyagi.jp)
消化液と消化器系の生理機能
人体の働きと医薬品 · 消化器系 / 唾液 / 胃液 / 膵液 / 胆汁酸塩
消化器系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 唾液は、酸による歯の齲蝕を防いでいる。 b 胃腺から分泌される胃酸には、トリプシノーゲンをタンパク質消化酵素にする作用がある。 c 膵液は、弱アルカリ性であり、胃で酸性となった内容物を中和している。 d 胆汁に含まれている胆汁酸塩は、腸内に放出されると大部分は大腸で再吸収され肝臓に戻される。
解答・解説を表示
解答
2
解説
唾液は緩衝作用で口の中を中和し、胃酸はペプシノーゲンを活性化して殺菌もする。膵液は重炭酸塩で胃の内容物を中和し、胆汁酸塩は小腸の終わり(回腸)で再吸収されて肝臓に戻る(腸肝循環)。
解き方
- 記述a~dの正誤を順に確かめる(a:正、b:誤、c:正、d:誤)。
- これに合う「正、誤、正、誤」の組み合わせ(選択肢2)を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- bとdが正になっているので誤りです。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが誤、cが正、dが誤の組み合わせで正しいです。
- 選択肢 3不正解
- aが誤、dが正になっているので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aが誤、bが正になっているので誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aが誤、bが正、cが誤、dが正になっているので誤りです。
答えの内訳
- a:正
- 唾液には口中を中和して酸による歯のう蝕(虫歯)を防ぐ緩衝作用があります。
- b:誤
- 胃酸が活性化するのはペプシノーゲン(ペプシンに変換)であり、トリプシノーゲンではありません。
- c:正
- 膵液は弱アルカリ性で、胃から送られてきた強酸性の胃内容物を中和します。
- d:誤
- 胆汁酸塩の大部分は「小腸(回腸)」で再吸収されて肝臓に戻されます(腸肝循環)。
覚えるポイント
- 胆汁酸塩が再吸収されるのは「大腸」ではなく「小腸(回腸)」である。
間違えやすいところ
- 胃酸が活性化するペプシノーゲンと、エンテロキナーゼが活性化するトリプシノーゲンを混ぜないよう注意する。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験(宮城県・午後)出題範囲
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.1 ↗(www.pref.miyagi.jp)
循環器系の構造と血管系
人体の働きと医薬品 · 循環器系 / 心臓 / 門脈 / 静脈弁
循環器系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 心臓の右側部分(右心房、右心室)は全身から集まってきた血液を肺に送り出す。 b 消化管壁を通っている毛細血管の大部分は、門脈と呼ばれる血管に集まって肝臓に入る。 c 四肢を通る動脈の内腔側では、一定の間隔で薄い帆状のひだ(弁)が発達しており、血液の逆流を防いでいる。 d 心臓の内部は、上部が左右の心室、下部が左右の心房の4つの空洞に分かれている。
解答・解説を表示
解答
1
解説
心臓は上部が心房、下部が心室で、右側は肺へ、左側は全身へ血液を送る。静脈には逆流を防ぐ弁があり、消化管からの血液は門脈を通って肝臓に入る。
解き方
- 各記述の正誤を判定する(a:正、b:正、c:動脈ではなく静脈なので誤、d:心房と心室の上下が逆なので誤)。
- 「正、正、誤、誤」の組み合わせである選択肢1を選ぶ。
- 選択肢 1正解
- aが正、bが正、cが誤、dが誤の組み合わせで正しいです。
- 選択肢 2不正解
- bが誤とされているので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aが誤、cとdが正とされているので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aが誤、dが正とされているので誤りです。
- 選択肢 5不正解
- bが誤、cとdが正とされているので誤りです。
答えの内訳
- a:正
- 心臓の右心系は全身の静脈血を受け入れ、肺動脈を通じて肺へ送り出します。
- b:正
- 胃や腸などの毛細血管の大部分は門脈に合流し、肝臓へと送られます。
- c:誤
- 逆流を防ぐ薄い帆状のひだ(弁)があるのは動脈ではなく「静脈」です。
- d:誤
- 心臓の内部は、上部が左右の「心房」、下部が左右の「心室」です。
覚えるポイント
- 弁があるのは四肢の「静脈」であり、心臓の上部が「心房」、下部が「心室」である。
間違えやすいところ
- 動脈と静脈の特徴、心房と心室の上下関係を取り違えないように注意する。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験(宮城県・午後)出題範囲
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.2 ↗(www.pref.miyagi.jp)
血液成分(血漿・血球)の構成と役割
人体の働きと医薬品 · 循環器系 / 血漿 / 白血球 / 赤血球 / 血小板
血液の成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 血漿は、90%以上が水分からなり、アルブミンやグロブリン等のタンパク質や電解質等を含む。 b 白血球は、好中球、リンパ球、単球等からなり、そのうちリンパ球が白血球の約60%を占めている。 c 赤血球は、体内に侵入した細菌やウイルス等の異物に対する防御を受け持っている。 d 血小板は、損傷した血管から血液の流出を抑えるための生体内の機構に重要な役割を果たしている。
解答・解説を表示
解答
3
解説
血液は血漿と血球に分かれ、血球には赤血球(酸素を運ぶ)、白血球(好中球が約60%で体を守る)、血小板(血を止める)がある。血漿の9割以上は水分である。
解き方
- 記述a~dの正誤を検討する(a:正、b:好中球が約60%なので誤、c:体を守るのは白血球なので誤、d:正)。
- 「正、誤、誤、正」の組み合わせ(選択肢3)を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- bが正とされているので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- cが正、dが誤とされているので誤りです。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが正の正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- aが誤、bが正とされているので誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aが誤、bとcが正、dが誤とされているので誤りです。
答えの内訳
- a:正
- 血漿の90%以上は水分で、タンパク質(アルブミン、グロブリン等)や脂質、糖質、電解質等を含みます。
- b:誤
- 白血球の約60%を占めるのは「好中球」であり、リンパ球は約35%です。
- c:誤
- 異物に対する生体防御を受け持つのは「白血球」であり、赤血球は酸素運搬を担います。
- d:正
- 血小板は血管壁の損傷部位に粘着・凝集し、止血機構(血液凝固)において重要な役割を果たします。
覚えるポイント
- 白血球の最多構成要素は「好中球(約60%)」、リンパ球は約35%である。
間違えやすいところ
- 好中球とリンパ球の割合、赤血球と白血球の働きを混同しないよう注意する。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験(宮城県・午後)出題範囲
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.2 ↗(www.pref.miyagi.jp)
排泄器官の定義と分類
人体の働きと医薬品 · 泌尿器系 / 排泄器官 / 呼吸器系
内臓器官に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを1つ選べ。なお、2箇所の( a )内はどちらも同じ字句が入る。 ( a )系は、血液中の老廃物を尿として体外へ排泄するための器官系である。( a )のほかに、広義の排泄器官としては、二酸化炭素を排出する( b )や、老廃物を汗として排出する外皮等も含まれる。
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解答
5
解説
血液中の老廃物を尿として体の外に出す器官系は泌尿器系(腎臓・尿管・膀胱・尿道)である。二酸化炭素を出す肺を含む器官系は呼吸器系で、広い意味ではこれらも排泄器官に含まれる。
解き方
- 尿を出す器官系としてaに「泌尿器」を当てはめる。
- 二酸化炭素を出す器官としてbに「呼吸器」を当てはめる。
- a=泌尿器、b=呼吸器の組み合わせである選択肢5を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aとbの語句が逆になっているので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 二酸化炭素を出すのは循環器ではなく呼吸器なので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 尿を出す器官系は循環器ではなく泌尿器なので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aとbのどちらの語句も文の意味に合わないので誤りです。
- 選択肢 5正解
- aに「泌尿器」、bに「呼吸器」が正しく入る組み合わせです。
答えの内訳
- a:泌尿器
- 血液中の老廃物を「尿として体外へ排泄」するための器官系は「泌尿器系」です。
- b:呼吸器
- 「二酸化炭素を排出する」広義の排泄器官は「呼吸器(肺)」です。
覚えるポイント
- 尿を排出するのは泌尿器系、二酸化炭素を排出するのは呼吸器系。
間違えやすいところ
- 循環器と排泄の語句の意味を混同しないよう注意する。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験(宮城県・午後)出題範囲
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.3 ↗(www.pref.miyagi.jp)
腎臓の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 泌尿器系 / 腎臓 / ネフロン / 再吸収 / 腎血流量
腎臓に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 横隔膜の下、背骨の左右両側に位置する一対の空豆状の臓器である。 b 糸球体の外側を袋状のボウマン嚢が包み込んでおり、これを腎小体という。 c 尿細管では、原尿中のブドウ糖やアミノ酸等の栄養分及び血液の維持に必要な水分や電解質が再吸収される。 d 腎臓には、心臓から拍出される血液の1/5~1/4が流れている。
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解答
5
解説
腎臓の構造の単位はネフロン(腎小体+尿細管)である。糸球体で血液がろ過されて原尿ができ、尿細管で必要な成分が再吸収される。心臓が送り出す血液の約1/5~1/4が腎臓に流れる。
解き方
- 記述a~dがすべて手引きの記述に合っているか確かめる。
- a、b、c、dのすべてが正しい「正、正、正、正」である選択肢5を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- bは正しい記述なので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- cは正しい記述なので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- b、c、dのどれも正しい記述なので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aとdも正しい記述なので誤りです。
- 選択肢 5正解
- a、b、c、dのすべての記述が正しく合っています。
答えの内訳
- a:正
- 腎臓は横隔膜の下、脊柱の左右両側に1対あるソラマメ形の臓器です。
- b:正
- 毛細血管が球状になった糸球体をボウマン嚢が包み込んだ構造を腎小体(マルピーギ小体)と呼びます。
- c:正
- 尿細管を通過する間に、原尿中の水分、電解質、ブドウ糖、アミノ酸等が毛細血管へ再吸収されます。
- d:正
- 腎臓には心拍出量の約1/5~1/4(20~25%)という大量の血液が流れています。
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覚えるポイント
- 糸球体+ボウマン嚢=腎小体、腎臓へは心拍出量の1/5~1/4の血流が流れる。
間違えやすいところ
- 心拍出量の割合の数値(1/5~1/4)やネフロンの構成要素を間違えないようにする。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験(宮城県・午後)出題範囲
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.3 ↗(www.pref.miyagi.jp)
泌尿器系器官の機能と疾患
人体の働きと医薬品 · 泌尿器系 / エリスロポエチン / 副腎 / 膀胱 / 前立腺肥大
泌尿器系に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a 腎臓には内分泌腺としての機能があり、骨髄における赤血球の産生を促進するホルモンを分泌する。 b 副腎髄質では、自律神経系に作用するアセチルコリンが産生・分泌される。 c 膀胱内の尿は血液が濾過されて作られるため、糞便とは異なり、健康な状態であれば細菌等の微生物は存在しない。 d 男性では、加齢とともに前立腺が萎縮し、尿道を圧迫して排尿困難等を生じることがある。
解答・解説を表示
解答
2
解説
腎臓はエリスロポエチンを出して赤血球の産生を促す。副腎髄質はアドレナリンやノルアドレナリンを出す。健康な人の膀胱内の尿は無菌で、加齢男性では前立腺が肥大して尿道を圧迫する。
解き方
- 記述a~dの真偽を判定する(a:正、b:出るのはアドレナリン等なので誤、c:無菌なので正、d:萎縮ではなく肥大なので誤)。
- 正しいものの組み合わせ(a、c)である選択肢2を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- bはアセチルコリンではなくアドレナリン等なので誤りです。
- 選択肢 2正解
- aとcの記述が正しいので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 3不正解
- bもd(萎縮ではなく肥大)も誤りなので不正解です。
- 選択肢 4不正解
- dは萎縮ではなく肥大なので誤りです。
答えの内訳
- a:正
- 腎臓はエリスロポエチン(赤血球産生を促進するホルモン)を分泌する内分泌腺の役割を持ちます。
- b:誤
- 副腎髄質から分泌されるのはカテコールアミン(アドレナリンやノルアドレナリン)です。
- c:正
- 血液を濾過して作られる膀胱内の尿は、健康な状態であれば無菌です。
- d:誤
- 男性の加齢に伴う排尿困難は、前立腺が萎縮するのではなく「肥大」することによって生じます。
覚えるポイント
- 副腎髄質はアドレナリン等、前立腺は「肥大」して尿道を圧迫する。
間違えやすいところ
- 前立腺の萎縮と肥大を取り違えやすい。
出題の前提:令和6年度登録販売者試験(宮城県・午後)出題範囲
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.4 ↗(www.pref.miyagi.jp)
目の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 目の構造 / 角膜と水晶体 / 眼瞼
目に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 眼球の外側は、正面前方付近(黒目の部分)のみ透明な角膜が覆い、その他の部分は強膜という乳白色の比較的丈夫な結合組織が覆っている。 b 透明な角膜や水晶体には血管が通っており、血液によって栄養分や酸素が供給される。 c 水晶体は、その周りを囲んでいる毛様体の収縮・弛緩によって、遠くの物を見るときは丸く厚みが増し、近くの物を見るときには扁平になる。 d 眼瞼(まぶた)は、素早くまばたき運動ができるよう、皮下組織が少なく薄くできている。
解答・解説を表示
解答
4
解説
眼球の一番外側は、透明な角膜と白い強膜でおおわれています。角膜と水晶体には血管がないため、房水などから栄養や酸素を受け取ります。遠近の調節では、遠くを見るときは水晶体が平らに薄くなり、近くを見るときは厚くなります。
解き方
- 記述aで、眼球の外側が角膜と強膜でおおわれている並びを確かめ、正しいと判断します。
- 記述bで、角膜と水晶体には血管がないことを確かめ、誤りと判断します。
- 記述cで、遠くを見るときは水晶体が平らで、近くを見るときは厚くなることを確かめ、誤りと判断します。
- 記述dで、まぶたが皮下組織が少なく薄くできていることを確かめ、正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述bとcが誤りで、dは正しいので、この組み合わせは合いません。
- 選択肢 2不正解
- 記述aは正しいのに、cを正としてしまっているので合いません。
- 選択肢 3不正解
- 記述bは血管がないので誤りなのに、正としているので合いません。
- 選択肢 4正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが正で、すべて正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- 記述aとdは正しいのに、bを正としているので合いません。
答えの内訳
- a:正
- 眼球の外側は、前方中央の黒目部分を透明な角膜が覆い、その他の大部分を強膜が覆っています。
- b:誤
- 角膜や水晶体には血管が存在せず、房水や涙液などから酸素や栄養分の供給を受けています。
- c:誤
- 遠くを見るときは水晶体が扁平になり、近くを見るときに丸く厚みが増すため記述が逆です。
- d:正
- 眼瞼(まぶた)は皮下組織が極めて少なく薄いため、柔軟に素早くまばたき運動を行うことができます。
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覚えるポイント
- 角膜と水晶体には血管が存在しないこと、近くを見るときに水晶体は厚くなることを確実に覚えます。
間違えやすいところ
- 近くを見るときと遠くを見るときで、水晶体の厚みの変化が逆にならないよう注意します。
出題の前提:手引き「第2章 人体の働きと医薬品」の感覚器官系(目)に関する基準に基づく。
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.4 ↗(www.pref.miyagi.jp)
結膜・涙器・強膜・眼筋の特徴
人体の働きと医薬品 · 目の付属器 / 結膜と強膜 / 涙器 / 眼筋
目に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 結膜は、薄い透明な膜であるため、中を通っている血管が外部から容易に観察できる。 b 涙器は、涙液を分泌する涙腺と、涙液を鼻腔に導出する涙道からなる。 c 強膜(白目の部分)が充血したときは、眼瞼の裏側が赤くなる。 d 眼筋は、眼球の動きが少なく、眼球を同じ位置に長時間支持していると疲労する。
解答・解説を表示
解答
5
解説
結膜は、まぶたの裏側と白目の表面をおおう透明な膜です。白目が赤く見えるのは、その表面をおおう結膜の血管が広がるためです。涙器は、涙をつくる涙腺と、涙を鼻へ流す涙道からできています。
解き方
- 記述aで、結膜が薄く透明で血管が透けて見えることを確かめ、正しいと判断します。
- 記述bで、涙器が涙腺と涙道からなることを確かめ、正しいと判断します。
- 記述cで、まぶたの裏側をおおうのは結膜であることを確かめ、誤りと判断します。
- 記述dで、同じ視線を保ち続けると眼筋が疲れることを確かめ、正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述cが誤りで、dは正しいので、この組み合わせは合いません。
- 選択肢 2不正解
- 記述aは正しいのに、cを正としてしまっているので合いません。
- 選択肢 3不正解
- 記述bとdは正しいので、この組み合わせは合いません。
- 選択肢 4不正解
- 記述aとbは正しいのに、cを正としているので合いません。
- 選択肢 5正解
- aが正、bが正、cが誤、dが正で、すべて正しい組み合わせです。
答えの内訳
- a:正
- 結膜は薄い透明な膜であり、内部を走行する毛細血管が透けて外部から容易に観察できます。
- b:正
- 涙器は、涙液を分泌する涙腺と、涙液を鼻腔へと排出・導出する涙道から構成されています。
- c:誤
- 眼瞼の裏側まで覆っているのは結膜であり、眼瞼の裏側が赤くなるのは結膜が充血したときです。
- d:正
- 眼筋は持続的な同一視線の維持や固定によって緊張が続き、疲労が生じる特性があります。
覚えるポイント
- 眼瞼の裏側を覆うのは強膜ではなく結膜(眼瞼結膜)である点をしっかり整理します。
間違えやすいところ
- 白目の強膜と、その表面をおおう結膜を混同しないようにします。
出題の前提:手引き「第2章 人体の働きと医薬品」の感覚器官系(目)に関する基準に基づく。
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.5 ↗(www.pref.miyagi.jp)
耳および鼻の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 外耳 / 中耳と耳管 / 嗅覚の順応 / 副鼻腔
感覚器官に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 外耳は側頭部から突出した耳介と、耳介で集められた音を鼓膜まで伝導する外耳道からなる。 b 鼓室は、耳管という管で鼻腔や咽頭と通じている。 c 鼻腔上部の粘膜にある特殊な神経細胞(嗅細胞)は、においに対する感覚が非常に鋭敏であり、順応を起こしにくい。 d 鼻腔粘膜が腫れると副鼻腔の開口部がふさがりやすくなり、副鼻腔に炎症を生じることがある。
解答・解説を表示
解答
5
解説
耳は外耳・中耳・内耳に分けられ、中耳の鼓室は耳管で鼻やのどとつながっています。鼻の奥にある嗅細胞はごくうすいにおいも感じますが、同じにおいをかぎ続けるとすぐに慣れてしまいます。
解き方
- 記述aで、外耳が耳介と外耳道からなることを確かめ、正しいと判断します。
- 記述bで、鼓室が耳管で鼻やのどとつながることを確かめ、正しいと判断します。
- 記述cで、嗅細胞が同じにおいにすぐ慣れることを確かめ、誤りと判断します。
- 記述dで、鼻の粘膜が腫れると副鼻腔に炎症が起きることを確かめ、正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述cが誤りで、dは正しいので、この組み合わせは合いません。
- 選択肢 2不正解
- 記述bは正しいのに、誤りとしているので合いません。
- 選択肢 3不正解
- 記述aとdは正しいので、この組み合わせは合いません。
- 選択肢 4不正解
- 記述aとbは正しいのに、cを正としているので合いません。
- 選択肢 5正解
- aが正、bが正、cが誤、dが正で、すべて正しい組み合わせです。
答えの内訳
- a:正
- 外耳は集音を行う耳介と、音波を鼓膜まで導く外耳道から構成されています。
- b:正
- 中耳の鼓室は耳管によって鼻腔や咽頭と交通し、気圧平衡などを担っています。
- c:誤
- 嗅細胞は非常に鋭敏である反面、同一のにおいに対して極めて順応(疲労)を起こしやすい特性があります。
- d:正
- 鼻腔粘膜の腫脹により副鼻腔と通じる細い開口部が閉塞すると、副鼻腔炎(蓄膿症)を併発しやすくなります。
覚えるポイント
- 嗅細胞は鋭敏であるが「順応を起こしやすい(長時間の同一臭気を感じにくくなる)」と覚えます。
間違えやすいところ
- 「順応を起こしにくい」という逆の書き方にだまされないようにします。
出題の前提:手引き「第2章 人体の働きと医薬品」の感覚器官系(耳、鼻)に関する基準に基づく。
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.5 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品の消化管吸収
人体の働きと医薬品 · 内服薬の吸収 / 直腸投与と坐剤 / 受動拡散 / 服用時期と消化管粘膜
薬の消化管吸収に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 内服薬のほとんどは、その有効成分が消化管から吸収されて循環血液中に移行し、全身作用を現す。 b 坐剤は肛門から医薬品を挿入することにより、直腸内で溶解させ、薄い直腸内壁の粘膜から有効成分を吸収させるものである。 c 内服薬の有効成分は主に小腸で吸収されるが、消化管の吸収は、濃度の低い方から高い方へ能動的に拡散していく現象である。 d 内服薬の有効成分によっては消化管の粘膜に障害を起こすことがあるため、食事の時間と服用時期との関係が各医薬品の用法に定められている。
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解答
3
解説
飲み薬の多くは、小腸の広い粘膜から吸収され、血液にのって全身に運ばれます。吸収の基本は、濃度の高い消化管の中から、濃度の低い血液側へ自然に移る受動拡散です。胃を守るため、食事との時間を考えて服用のしかたが決められています。
解き方
- 記述aで、飲み薬が吸収されて血液に移り全身に働くことを確かめ、正しいと判断します。
- 記述bで、坐剤が直腸の粘膜から吸収されることを確かめ、正しいと判断します。
- 記述cで、吸収は濃度の高い方から低い方へ進むことを確かめ、誤りと判断します。
- 記述dで、胃を守るために服用の時間が決められていることを確かめ、正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述aとdは正しいので、この組み合わせは合いません。
- 選択肢 2不正解
- 記述bは正しいのに、cを正としているので合いません。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが正、cが誤、dが正で、すべて正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- 記述aは正しいのに、cを正としているので合いません。
- 選択肢 5不正解
- 記述aとbは正しいので、この組み合わせは合いません。
答えの内訳
- a:正
- 大部分の内服薬は消化管粘膜から血流へ吸収され、全身循環を経て目的部位で全身作用を及ぼします。
- b:正
- 坐剤は直腸粘膜から速やかに成分を吸収させ、一部は門脈を経由せず下大静脈に直接移行します。
- c:誤
- 薬物の多くは濃度が高い消化管腔内から濃度の低い血液側へ受動的に拡散(受動拡散)して吸収されます。
- d:正
- 消化管粘膜刺激を軽減するため食後服用が指定されるなど、服用時期は副作用防止の観点からも定められています。
覚えるポイント
- 消化管における薬物吸収の基本原理は「受動拡散(濃度の高い方から低い方へ)」です。
間違えやすいところ
- 能動輸送と受動拡散を混同し、「低い方から高い方へ」という表現を見落とさないようにします。
出題の前提:手引き「第2章 人体の働きと医薬品」の薬の生体内運命(吸収)に関する基準に基づく。
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.6 ↗(www.pref.miyagi.jp)
薬の体内動態と用量反応関係
人体の働きと医薬品 · 標的タンパク質 / 血中濃度推移 / 有効濃度域 / 薬効の飽和
薬の体内での働きに関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。 a 薬の有効成分は、多くの場合、標的となる細胞に存在する受容体、酵素、トランスポーターなどのタンパク質と結合し、その機能を変化させることなく薬効や副作用を現す。 b 医薬品の血中濃度は、ある時点でピーク(最高血中濃度)に達し、その後は代謝・排泄の速度が吸収・分布の速度を上回るため、低下していく。 c 生体の反応として薬効が現れるのは、医薬品の血中濃度が最高血中濃度に達したときである。 d 一度に大量の医薬品を摂取して血中濃度を高くしても、ある濃度以上になるとより強い薬効は得られなくなる。
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解答
3
解説
薬は、からだの中の受容体や酵素などと結びつき、その働きを変えて効き目を出します。血中濃度が効き始める濃度をこえると効果が現れ、ピークの後は代謝と排泄が勝って下がります。受容体には限りがあるため、多く飲んでも効き目は頭打ちになります。
解き方
- 記述aで、薬がタンパク質の働きを変えて効果を出すことを確かめ、誤りと判断します。
- 記述bで、代謝・排泄が吸収を上回ると濃度が下がることを確かめ、正しいと判断します。
- 記述cで、薬効が最小有効濃度に達したときに現れることを確かめ、誤りと判断します。
- 記述dで、受容体が飽和して薬効が頭打ちになることを確かめ、正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが誤りなので、この組み合わせは合いません。
- 選択肢 2不正解
- 記述aとcがともに誤りなので、この組み合わせは合いません。
- 選択肢 3正解
- 正しい記述bとdを組み合わせたものです。
- 選択肢 4不正解
- 記述cが誤りなので、この組み合わせは合いません。
答えの内訳
- a:誤
- 薬の有効成分は、生体タンパク質と結合してその「機能を変化させることによって」作用を発現します。
- b:正
- 最高血中濃度に達した後は、体内からの代謝・排泄速度が吸収・分布速度を上回るため血中濃度が低下します。
- c:誤
- 薬効は最高血中濃度に達する前であっても、血中濃度が「最小有効濃度(有効域)」に達した時点で現れ始めます。
- d:正
- 標的となる受容体等が飽和するため、一定の濃度以上では薬効が頭打ちとなり、有害事象のリスクのみが増加します。
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覚えるポイント
- 薬効は「最小有効濃度」に達した時点で発現し始め、最高濃度に達するのを待つ必要はありません。
間違えやすいところ
- 薬効が現れるのを最高血中濃度のときと間違えないよう、時間の移り変わりをおさえておきます。
出題の前提:手引き「第2章 人体の働きと医薬品」の薬の生体内運命(分布・代謝・排泄)に関する基準に基づく。
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.6 ↗(www.pref.miyagi.jp)
各種内服剤形の特徴
人体の働きと医薬品 · 口腔内崩壊錠 / チュアブル錠 / 舌下錠 / カプセル剤
医薬品の剤形に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 口腔内崩壊錠は、口の中の唾液で速やかに溶ける工夫がなされた剤形であるため、水なしで服用することができる。 b チュアブル錠は、口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形であり、水なしでも服用できる。 c 舌下錠は、有効成分を舌下で溶解させ、口腔粘膜から吸収させる剤形である。 d カプセル剤は、カプセル内に散剤や顆粒剤、液剤等を充填した剤形であり、内服用の医薬品として広く用いられている。
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解答
5
解説
剤形は、薬の安定や飲みやすさを考えて工夫されています。口腔内崩壊錠やチュアブル錠は水なしで服用できます。舌下錠は口の粘膜から直接吸収され、カプセル剤は苦味を隠したり成分を守ったりするのに役立ちます。
解き方
- 記述aで、口腔内崩壊錠が唾液で溶け水なしで飲めることを確かめ、正しいと判断します。
- 記述bで、チュアブル錠がかんで飲め水なしでもよいことを確かめ、正しいと判断します。
- 記述cで、舌下錠が舌の下の粘膜から吸収されることを確かめ、正しいと判断します。
- 記述dで、カプセル剤に入れるものとその用途を確かめ、正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述bも正しいので、この組み合わせは合いません。
- 選択肢 2不正解
- 記述cも正しいので、この組み合わせは合いません。
- 選択肢 3不正解
- 記述b、c、dもすべて正しいので、この組み合わせは合いません。
- 選択肢 4不正解
- 記述a、dも正しいので、この組み合わせは合いません。
- 選択肢 5正解
- a、b、c、dのすべてが正しい組み合わせです。
答えの内訳
- a:正
- 口腔内崩壊錠は唾液で速やかに崩壊するため、嚥下機能が低下した高齢者等でも水なしで服用が可能です。
- b:正
- チュアブル錠は口腔内で咀嚼または溶解させて服用するため、水のない外出時等でも容易に服用できます。
- c:正
- 舌下錠は舌下粘膜の毛細血管から直接速やかに有効成分を吸収させ、肝臓の初回通過効果を回避します。
- d:正
- カプセル剤はゼラチン等の被膜内に粉末・顆粒・液状成分等を封入した内服剤形です。
覚えるポイント
- 口腔内崩壊錠とチュアブル錠はいずれも水なしで服用できる工夫がされた剤形です。
間違えやすいところ
- 舌下錠をふつうの錠剤のように飲み込むと、期待した効果が得られないので注意します。
出題の前提:手引き「第2章 人体の働きと医薬品」の医薬品の剤形に関する基準に基づく。
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.7 ↗(www.pref.miyagi.jp)
一般用医薬品の副作用と専門家の役割
人体の働きと医薬品 · 医薬品の副作用 / 適正使用と副作用 / 重篤副作用疾患別対応マニュアル / 受診勧奨
一般用医薬品の副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 医薬品は十分注意して適正に使用した場合、副作用を生じることはない。 b 副作用の早期発見・早期対応のためには、医薬品の販売等に従事する専門家が副作用の症状に関する十分な知識を身に付けることが重要である。 c 厚生労働省が作成し公表している「重篤副作用疾患別対応マニュアル」が対象とする重篤副作用疾患の中には、一般用医薬品によって発生する副作用も含まれている。 d 医薬品の販売等に従事する専門家は、購入者に対して、一般用医薬品による副作用と疑われる症状について医療機関の受診を勧奨する際に、当該一般用医薬品の添付文書等を見せて説明するなどの対応をすることが望ましい。
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解答
3
解説
薬は効果とともに副作用の危険も持つため、正しく使っても副作用を完全には防げません。登録販売者などの専門家は、重い副作用の初期のサインを知り、添付文書を使って受診をすすめることが大切です。
解き方
- 記述aで、正しく使っても副作用が起こりうることを確かめ、誤りと判断します。
- 記述bで、専門家が副作用の知識を持つ必要性を確かめ、正しいと判断します。
- 記述cで、重篤副作用疾患別対応マニュアルに一般用医薬品も含まれることを確かめ、正しいと判断します。
- 記述dで、受診をすすめる際に添付文書を見せる対応を確かめ、正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述cとdが正しいので、この組み合わせは合いません。
- 選択肢 2不正解
- 記述aは誤りで、bは正しいので、この組み合わせは合いません。
- 選択肢 3正解
- aが誤、bが正、cが正、dが正で、すべて正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- 記述aは誤りで、cは正しいので、この組み合わせは合いません。
- 選択肢 5不正解
- 記述bとcは正しいので、この組み合わせは合いません。
答えの内訳
- a:誤
- 医薬品は特異体質や予期せぬ生体反応により、用法・用量を遵守して適正に使用した場合でも副作用を生じることがあります。
- b:正
- 副作用被害の拡大を防ぐには、販売専門家が初期症状等の十分な専門知識を持ち、早期に発見・対応することが必須です。
- c:正
- マニュアルにはスティーブンス・ジョンソン症候群など、一般用医薬品の服用によっても発症し得る重篤副作用が網羅されています。
- d:正
- 医療機関受診時に医師へ服薬内容を正確に伝達できるよう、添付文書の持参・提示を勧める対応が極めて有益です。
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覚えるポイント
- 適正に使用しても副作用は発生し得るため、早期発見と適切な受診勧奨が不可欠です。
間違えやすいところ
- 「正しく使っていれば副作用は起きない」という思い込みを持たないようにします。
出題の前提:手引き「第2章 人体の働きと医薬品」の薬の副作用に関する基準に基づく。
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.7 ↗(www.pref.miyagi.jp)
ショック(アナフィラキシー)の特徴と対応
人体の働きと医薬品 · ショック / アナフィラキシー / 即時型アレルギー / 既往歴
ショック(アナフィラキシー)に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。 a 生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種である。 b 適切な対応が遅れるとチアノーゼや呼吸困難等を生じるが、死に至ることはない。 c 症状として、顔や上半身の紅潮・熱感、蕁麻疹、口唇や舌・手足のしびれ感、むくみ(浮腫)、吐きけ、顔面蒼白、手足の冷感、冷や汗等が現れる。 d 原因物質により発生頻度は異なり、医薬品の場合、以前にその医薬品によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人には起きる可能性が低い。
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解答
2
解説
アナフィラキシーは、原因物質にふれてすぐ全身に起こる重いアレルギー反応です。急な血圧低下や気道の腫れで呼吸が苦しくなり、命に関わることがあります。以前にその成分でアレルギーを起こした人は、再び使うと危険が高いので避けます。
解き方
- 記述aで、即時型のアレルギー反応であることを確かめ、正しいと判断します。
- 記述bで、対応が遅れると死に至る危険があることを確かめ、誤りと判断します。
- 記述cで、紅潮・むくみ・冷汗など様々な症状が出ることを確かめ、正しいと判断します。
- 記述dで、アレルギー既往者は再び使うと危険が高いことを確かめ、誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述bが誤りなので、この組み合わせは合いません。
- 選択肢 2正解
- 正しい記述aとcを組み合わせたものです。
- 選択肢 3不正解
- 記述bとdがともに誤りなので、この組み合わせは合いません。
- 選択肢 4不正解
- 記述dが誤りなので、この組み合わせは合いません。
答えの内訳
- a:正
- アナフィラキシーは、原因物質に接触後極めて短時間で全身に生じる即時型アレルギー反応です。
- b:誤
- 急激な血圧低下や気道閉塞等を引き起こし、対応が遅れると生命に危険が及び死に至ることがあります。
- c:正
- 皮膚粘膜症状(紅潮、蕁麻疹等)、循環器症状(蒼白、冷汗等)、神経症状など全身症状を呈します。
- d:誤
- 以前に同成分で蕁麻疹等の過敏症を起こした経験がある人は、感作されているため発症リスクが非常に高くなります。

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覚えるポイント
- ショック(アナフィラキシー)は即時型のアレルギーであり、放置すれば死に至る救急病態です。
間違えやすいところ
- 以前アレルギーを起こした人は、からだが過敏になっていて発症リスクが高いと理解します。
出題の前提:手引き「第2章 人体の働きと医薬品」の重篤な副作用(ショック)に関する基準に基づく。
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.8 ↗(www.pref.miyagi.jp)
偽アルドステロン症の病態と発症機序
人体の働きと医薬品 · 偽アルドステロン症 / 電解質代謝 / 副腎皮質ホルモン
偽アルドステロン症に関する次の文中の( a )~( c )に入る字句の正しい組み合わせとして最も適切なものを1つ選びなさい。 「偽アルドステロン症とは、体内に( a )と水が貯留し、体から( b )が失われることによって生じる病態である。( c )からのアルドステロン分泌が増加していないにもかかわらずこのような状態となることから、偽アルドステロン症と呼ばれている。」
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解答
1
解説
偽アルドステロン症では、体にナトリウムと水がたまり、体からカリウムが失われます。アルドステロンは副腎皮質から出るホルモンで、腎臓でナトリウムと水をもどし、カリウムを外へ出します。グリチルリチン酸などが同じような働きをするため、ホルモンが増えていなくてもこの状態になります。
解き方
- まず、アルドステロンの働きと出る場所を確かめる。腎臓でナトリウムと水を体に残し、カリウムを外へ出す。出る場所は副腎皮質である。
- 問題文の空欄を埋める。たまる物質はナトリウム、失われる物質はカリウム、分泌する臓器は副腎皮質となり、選択肢1が正しい。
- 選択肢 1正解
- aにナトリウム、bにカリウム、cに副腎皮質が正しく入るので、この組み合わせは適切です。
- 選択肢 2不正解
- 体にたまるのはナトリウム、体から失われるのはカリウムで、アルドステロンを出すのは副腎皮質です。この選択肢は当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- アルドステロンを出すのは副腎髄質ではなく副腎皮質なので、cが誤りです。
- 選択肢 4不正解
- たまるのはナトリウム、失われるのはカリウムで、出す場所も副腎皮質なので、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 体から失われる電解質はカルシウムではなくカリウムなので、bが誤りです。
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覚えるポイント
- 偽アルドステロン症では「ナトリウムと水が貯留」し「カリウムが喪失」する(低カリウム血症を呈する)。
間違えやすいところ
- アルドステロンを作る副腎皮質と、アドレナリンなどを出す副腎髄質を混同しやすいので注意する。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(令和5年4月改訂)第2章「人体の働きと医薬品」
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.8 ↗(www.pref.miyagi.jp)
消化器系に現れる副作用(消化性潰瘍・イレウス様症状)
人体の働きと医薬品 · 消化器系の副作用 / 消化性潰瘍 / イレウス様症状
消化器系に現れる医薬品の副作用に関する記述について、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 消化性潰瘍になると、消化管出血に伴って、一般に糞便が赤くなる。 b 消化性潰瘍は自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸や息切れ等)の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることもある。 c 医薬品の作用によって腸管運動が麻痺して腸内容物の通過が妨げられ、腹部膨満感を伴う著しい便秘等の症状が現れることがある。 d イレウス様症状が悪化しても症状自体は消化器系に留まり、全身症状に至ることはない。
解答・解説を表示
解答
3
解説
胃や十二指腸の出血では、便は赤ではなく黒褐色(タール便)になります。胃酸で血液の色が変わるからです。また、イレウス様症状(腸が詰まるような症状)が悪くなると、腸に穴があいたり腹膜炎を起こしたりして、重い全身の状態になることがあります。
解き方
- aを考える。胃や十二指腸の出血では胃酸のため便は黒くなるので、「赤くなる」は誤りです。
- bを考える。消化性潰瘍は気づきにくく、貧血や突然の吐血・下血で見つかることがあるので正しいです。
- cを考える。腸の動きが止まって内容物がたまり、便秘やおなかの張りが出るので正しいです。
- dを考える。イレウス様症状は重い全身の症状につながるので、「消化器系だけにとどまる」は誤りです。
- 正しいのはbとcなので、選択肢3を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aは誤りでbは正しいので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- aもdも誤った記述なので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 3正解
- bもcも正しい記述なので、適切な組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- cは正しいですが、dが誤りなので当てはまりません。
覚えるポイント
- 上部消化管出血では便は赤くならず「黒褐色(タール便)」になる。
- イレウス様症状は放置・重症化すると腹膜炎や脱水など全身症状を引き起こす。
間違えやすいところ
- 出血だから便が赤くなると思い込まないこと。胃や十二指腸の出血では便は黒くなります。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(令和5年4月改訂)第2章「人体の働きと医薬品」
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.9 ↗(www.pref.miyagi.jp)
呼吸器系に現れる副作用(間質性肺炎・喘息)
人体の働きと医薬品 · 呼吸器系の副作用 / 間質性肺炎 / アスピリン喘息
呼吸器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 間質性肺炎は、肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織(間質)が炎症を起こしたものである。 b 間質性肺炎の症状は、かぜや気管支炎の症状と区別がつきやすく、鑑別が容易である。 c 喘息の場合、原因となる医薬品(アスピリン等)の使用後、短時間(1時間以内)のうちに鼻水・鼻づまりが現れ、続いて咳、喘鳴及び呼吸困難を生じる。 d 喘息の場合、合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する。
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解答
1
解説
間質性肺炎は、肺の間質(肺胞と毛細血管を支える組織)が炎症を起こす病気です。初期の症状はかぜや気管支炎とよく似ていて、見分けるのはとても難しいです。医薬品で起こる喘息では、服用から1時間以内に鼻水・鼻づまりのあと、ゼーゼーする息苦しさが現れ、薬の成分が体から消えると自然に治まります。
解き方
- aを考える。肺胞と毛細血管を支える間質に炎症が起きるので正しいです。
- bを考える。かぜや気管支炎と区別しにくく、見分けるのは難しいので誤りです。
- cを考える。服用から1時間以内に鼻の症状と息苦しさが急に出るので正しいです。
- dを考える。合併症がなければ、成分が体から消えると症状は治まるので正しいです。
- 正・誤・正・正の並びなので、選択肢1を選びます。
- 選択肢 1正解
- aは正、bは誤、cは正、dは正なので、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- aは正しいですが、bは誤りなので当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- aもcも正しい記述なので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 4不正解
- bは誤りで、cとdは正しい記述なので当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- dは正しい記述なので、この選択肢は誤りです。
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覚えるポイント
- 間質性肺炎の初期症状はかぜと区別がつきにくいため放置され悪化しやすい。
- アスピリン喘息は服用後1時間以内に急激に発症し、体内から成分が消失すれば寛解する。
間違えやすいところ
- 「間質性肺炎は見分けが容易」と書いてあったら、それは引っ掛けなので注意します。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(令和5年4月改訂)第2章「人体の働きと医薬品」
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.9 ↗(www.pref.miyagi.jp)
感覚器系に現れる副作用(散瞳・眼圧上昇)
人体の働きと医薬品 · 感覚器系の副作用 / 抗コリン作用 / 眼圧上昇・緑内障
感覚器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 医薬品によっては、瞳の拡大(散瞳)による異常な眩しさや目のかすみ等の副作用が現れることがある。 b 抗コリン作用がある成分の配合された医薬品によって、眼圧が上昇し、眼痛や眼の充血等の症状が現れることがある。 c 眼圧が上昇しても、頭痛や吐きけ・嘔吐の症状が現れることはない。 d 高眼圧を長時間放置すると、視神経が損傷して視野欠損や失明に至るおそれがあり、速やかに眼科専門医の診療を受ける必要がある。
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解答
2
解説
抗コリン作用を持つ成分は瞳を大きく広げ(散瞳)、眼の中の水の流れを悪くして、眼圧(目の内側の圧力)を急に上げることがあります。眼圧が大きく上がると、目の痛みや充血だけでなく、頭痛や吐き気・嘔吐など体全体の症状も出ることがあります。
解き方
- aを考える。瞳が広がると光が多く入り、まぶしさやかすみが出るので正しいです。
- bを考える。抗コリン作用で眼圧が上がり、目の痛みや充血が出るので正しいです。
- cを考える。眼圧が上がると頭痛や吐き気・嘔吐も出るので、「現れない」は誤りです。
- dを考える。眼圧が高いままにすると視神経が傷み、失明のおそれがあるので正しいです。
- 正・正・誤・正の組み合わせなので、選択肢2を選びます。
- 選択肢 1不正解
- bは正しいですが、cは誤りなので当てはまりません。
- 選択肢 2正解
- aは正、bは正、cは誤、dは正なので、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- aもdも正しい記述なので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 4不正解
- cは誤りで、dは正しい記述なので当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- aもbも正しい記述で、cは誤りなので当てはまりません。
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覚えるポイント
- 眼圧の急激な上昇(急性緑内障発作)では、眼痛だけでなく頭痛や悪心・嘔吐も引き起こされる。
間違えやすいところ
- 目の病気だから頭痛や吐き気は関係ない、と思い込みやすいので注意します。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(令和5年4月改訂)第2章「人体の働きと医薬品」
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.10 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品医療機器等法第1条(目的条文)の穴埋め
薬事関係法規・制度 · 医薬品医療機器等法 / 法の目的 / 保健衛生
医薬品医療機器等法第1条の条文に関する次の記述について、( a )~( c )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを1つ選びなさい。なお、2箇所の( a )内にはどちらも同じ字句が入る。 「この法律は、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び再生医療等製品の品質、有効性及び安全性の確保並びにこれらの使用による( a )上の危害の発生及び拡大の防止のために必要な規制を行うとともに、( b )の規制に関する措置を講ずるほか、( c )上特にその必要性が高い医薬品、医療機器及び再生医療等製品の研究開発の促進のために必要な措置を講ずることにより、( a )の向上を図ることを目的とする。」
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解答
3
解説
医薬品医療機器等法第1条は、この法律の目的を定めています。医薬品などの品質・有効性・安全性を守り、使用による「保健衛生」上の害を防ぎ、「指定薬物」を規制し、「医療」上特に必要な製品の研究開発を進めることで、「保健衛生」の向上を目指すという内容です。
解き方
- aを考える。「保健衛生上の危害」「保健衛生の向上」とあるので「保健衛生」が入ります。
- bを考える。この法律で独自に規制するのは「指定薬物」です。麻薬などは別の法律で定めます。
- cを考える。「医療上特にその必要性が高い医薬品等」なので「医療」が入ります。
- aは保健衛生、bは指定薬物、cは医療なので、選択肢3を選びます。
- 選択肢 1不正解
- bは「指定薬物」で、「麻薬及び向精神薬」は別の法律(麻向法)で扱うので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aは「公衆衛生」ではなく「保健衛生」で、bも「指定薬物」なので誤りです。
- 選択肢 3正解
- aは保健衛生、bは指定薬物、cは医療で、条文の通りなので正しいです。
- 選択肢 4不正解
- aは「保健衛生」、cは「医療」なので誤りです。
- 選択肢 5不正解
- bは「指定薬物」、cは「医療」なので誤りです。
覚えるポイント
- 医薬品医療機器等法第1条のキーワード:「保健衛生上の危害」「指定薬物」「医療上特にその必要性が高い」
間違えやすいところ
- 「保健衛生」と「公衆衛生」、「指定薬物」と「麻薬及び向精神薬」を入れ替える問題が出るので注意します。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第1条
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.10 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬関係者の責務(法第1条の5第1項)
薬事関係法規・制度 · 医薬関係者の責務 / 適正使用 / 獣医師
医薬品医療機器等法第1条の5第1項の条文に関する次の記述について、( a )~( c )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを1つ選びなさい。なお、2箇所の( b )内にはどちらも同じ字句が入る。 「医師、歯科医師、薬剤師、( a )その他の医薬関係者は、医薬品等の有効性及び安全性その他これらの適正な( b )に関する知識と理解を深めるとともに、これらの使用の対象者(略)及びこれらを購入し、又は譲り受けようとする者に対し、これらの適正な( b )に関する事項に関する( c )な情報の提供に努めなければならない。」
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解答
5
解説
法第1条の5第1項は、医薬関係者の務めを定めています。医師、歯科医師、薬剤師、獣医師などは、医薬品等の適正な使用についての知識を深め、使う人に正確で適切な情報を伝えるよう努めなければなりません。登録販売者は「その他の医薬関係者」に入りますが、条文に名指しで書かれているのは「獣医師」です。
解き方
- aを考える。条文には「医師、歯科医師、薬剤師、獣医師」とあるので「獣医師」が入ります。
- bを考える。「適正な使用に関する知識」とあるので「使用」が入ります。
- cを考える。「正確かつ適切な情報の提供に努めなければならない」とあるので「正確かつ適切」が入ります。
- aは獣医師、bは使用、cは正確かつ適切なので、選択肢5を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 条文に名指しで書かれた資格名(a)は登録販売者ではなく獣医師なので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aは「獣医師」、bは「使用」、cは「正確かつ適切」なので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aは「獣医師」、cは「正確かつ適切」なので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bは「使用」、cは「正確かつ適切」なので誤りです。
- 選択肢 5正解
- aは獣医師、bは使用、cは正確かつ適切で、条文の通りなので正しいです。
覚えるポイント
- 医薬品医療機器等法第1条の5第1項の列挙職種は「医師、歯科医師、薬剤師、獣医師」である。
間違えやすいところ
- 登録販売者の試験だからといって(a)に「登録販売者」を入れたくなりますが、条文では「獣医師」です。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第1条の5第1項
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.11 ↗(www.pref.miyagi.jp)
要指導医薬品の定義と取扱い
薬事関係法規・制度 · 要指導医薬品 / 効能効果の表現 / お薬手帳 / 一般用医薬品への移行
要指導医薬品に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 効能効果の表現は通常、診断疾患名(例えば、胃炎、胃・十二指腸潰瘍等)で示されている。 b 要指導医薬品を使用しようとする者が所持しているお薬手帳には、要指導医薬品の購入歴を記録することができないと規定されている。 c 要指導医薬品は、定められた期間を経過し、薬事審議会において、一般用医薬品として取り扱うことが適切であると認められると、一般用医薬品に分類される。 d あらかじめ定められた用量に基づき、適正使用することによって効果を期待するものである。
解答・解説を表示
解答
4
解説
要指導医薬品は、一般の人が自分の判断で使うものです。そのため効能効果は、診断された病名ではなく、一般の人が分かる症状(胃痛、胸やけなど)で示されます。また、薬の飲み合わせを防ぐため、お薬手帳への記載と活用がすすめられています。一定期間の安全性の評価を経て、薬事審議会の意見を聞き、一般用医薬品に移ります。
解き方
- aを考える。効能効果は一般の人が分かる症状で示され、診断された病名ではないので誤りです。
- bを考える。飲み合わせの確認のため、お薬手帳への記載と活用が求められるので「記録できない」は誤りです。
- cを考える。調査の終了後、薬事審議会で認められれば一般用医薬品に移るので正しいです。
- dを考える。決められた用量を守って使えば効果が期待できるので正しいです。
- 正しいのはcとdなので、選択肢4を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aもbも誤った記述なので、この組み合わせは当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- aは誤りでdは正しい記述なので当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- bは誤りでcは正しい記述なので当てはまりません。
- 選択肢 4正解
- cもdも正しい記述なので、適切な組み合わせです。
覚えるポイント
- 要指導医薬品・一般用医薬品の効能効果表現は「症状」であり、医師による「診断疾患名」ではない。
- お薬手帳には要指導医薬品・一般用医薬品の名称や購入日等も適宜記載する。
間違えやすいところ
- 診断された病名で効能効果を示すのは医療用医薬品です。要指導医薬品との違いに注意します。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(令和5年4月改訂)第4章「薬事関係法規・制度」
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.11 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品販売業者の規制(配置販売業・店舗販売業等)
薬事関係法規・制度 · 配置販売業 / 店舗販売業 / 医療用医薬品 / 毒薬・劇薬の譲渡制限
医薬品の販売業者に関する以下の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
配置販売業で扱える医薬品は、一般用医薬品のうち厚生労働大臣が基準を定めて指定したもの(配置基準)に限られます。なぜなら、配置販売業は一般用医薬品だけを扱う業態と決められているからです。管理者が薬剤師であっても、医療用医薬品や要指導医薬品は扱えません。
解き方
- 選択肢1は正しい。店舗販売業者は、原則として医療用医薬品を売ったり渡したりできないからです。
- 選択肢2は正しい。卸売販売業者は、店舗販売業者に要指導医薬品と一般用医薬品以外の医薬品(医療用医薬品など)を売ってはならないからです。
- 選択肢3は誤り(正答)。配置販売業者は、配置管理者が薬剤師でも、経年保管などの配置販売の性質上、一般用医薬品以外の販売は認められていないからです。
- 選択肢4は正しい。法律(法第47条)により、毒薬・劇薬は14歳未満の者など安全な取扱いに不安のある者へ渡してはならないからです。
- 誤っている記述は選択肢3であり、これが正答です。
- 選択肢 1不正解
- 店舗販売業者は一般用医薬品と要指導医薬品を販売する業態なので、医療用医薬品は販売できません。
- 選択肢 2不正解
- 卸売販売業者は相手の業態に応じて売れる品目が決まっており、店舗販売業者には一般用医薬品と要指導医薬品以外を売れません。
- 選択肢 3正解
- 配置販売業では、管理者が薬剤師でも一般用医薬品(配置基準に合う品)しか売れず、医療用医薬品は売れないので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 劇薬・毒薬は、14歳未満の者など安全な取扱いに不安のある者へ渡すことが禁止されています。
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覚えるポイント
- 配置販売業者は管理者が薬剤師であっても「一般用医薬品」しか取り扱えない(要指導医薬品・医療用医薬品は不可)。
間違えやすいところ
- 「薬剤師が管理者なら、第1類医薬品だけでなく医療用医薬品も扱える」と勘違いしやすいですが、配置販売業で扱えるのは一般用医薬品だけです。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第30条~第34条
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.12 ↗(www.pref.miyagi.jp)
一般用医薬品の容器・外箱等への法定表示事項
薬事関係法規・制度 · 法第50条等の直接の容器等への記載事項 / 一般用医薬品の表示
医薬品医療機器等法の規定に基づき、一般用医薬品の容器・外箱等への表示が義務付けられている事項として、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
一般用医薬品の容器や外箱などには、製造販売業者の名前と住所、内容量、リスク区分などの決まった事項を必ず表示します。これは法律で決められているからです。「配置不可」という文字を表示する決まりはありません。配置専用の品には別の表示の決まりがあるだけです。
解き方
- 法律(医薬品医療機器等法第50条)で決められた、容器や包装への表示事項を確認します。
- 選択肢1(製造販売業者の名前など)、3(内容量)、4(リスク区分)は、どれも決められた表示事項です。
- 選択肢2の「配置不可」という表示は決められていないので、これが誤りだと分かります。
- 選択肢 1不正解
- 製造販売業者の名前と住所は、法律(第50条第1号)で表示が義務づけられています。
- 選択肢 2正解
- 法律上、配置販売品目以外の医薬品に「配置不可」と表示する義務はありません。
- 選択肢 3不正解
- 内容量(重さ・容積・個数など)は、法律(第50条第3号)で表示が義務づけられています。
- 選択肢 4不正解
- 第1類・第2類・第3類というリスク区分を示す字句は、法律で表示が義務づけられています。
覚えるポイント
- 法定表示事項には製造販売業者の氏名・住所、内容量、製造番号、使用の期限、リスク区分などがある。
間違えやすいところ
- 配置専用の医薬品に表示する決まりと、普通に売る医薬品に「配置不可」と書く義務を混同しないようにします。
出題の前提:医薬品医療機器等法第50条(直接の容器等の記載事項)
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.12 ↗(www.pref.miyagi.jp)
栄養機能食品における注意喚起表示
薬事関係法規・制度 · 保健機能食品 / 栄養機能食品 / 注意喚起表示
次の栄養成分のうち、栄養機能表示と併せて「本品は、胎児の正常な発育に寄与する栄養素ですが、多量摂取により胎児の発育が良くなるものではありません。」という注意喚起表示がされることがあるものはどれか。
解答・解説を表示
解答
5
解説
栄養機能食品の葉酸には、「胎児の正常な発育に寄与する栄養素」という機能の表示が認められています。ただし、たくさん取れば胎児の発育がよくなるわけではありません。そのため、誤解を防ぐための注意書きを一緒に表示することが義務づけられています。
解き方
- 問題文の注意書き(胎児の発育や、たくさん取ったときの注意)の内容を確認します。
- この注意書きが決められている栄養成分は「葉酸」だと見きわめます。
- 選択肢 1不正解
- 亜鉛の注意書きは「亜鉛の取りすぎは、銅の吸収をじゃまするおそれがあります」などです。
- 選択肢 2不正解
- カルシウムには、胎児の発育についての問題文のような注意書きは決められていません。
- 選択肢 3不正解
- マグネシウムの注意書きは「たくさん取ると軟便(下痢)になることがあります」などです。
- 選択肢 4不正解
- ビタミンAの注意書きは「妊娠3か月以内や妊娠を希望する女性は取りすぎに注意してください」などです。
- 選択肢 5正解
- 葉酸には、問題文のとおりの胎児の発育についての注意書きが決められています。
覚えるポイント
- 葉酸は胎児の正常な発育に重要だが、多量摂取で発育が良くなるわけではない旨の注意喚起表示が必要。
間違えやすいところ
- 妊娠と関係が深いビタミンA(取りすぎの注意)と、葉酸(多く取っても発育がよくなるわけではない)の注意書きを混同しやすいので注意します。
出題の前提:食品表示基準(保健機能食品の表示基準)
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.12 ↗(www.pref.miyagi.jp)
保健機能食品等の定義と区分
薬事関係法規・制度 · 特別用途食品 / 特定保健用食品 / 栄養機能食品 / 機能性表示食品
保健機能食品等に関する記述a~dの正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 特別用途食品(特定保健用食品を除く。)には、消費者庁の許可等のマークが付されている。 b 特定保健用食品の中には「条件付き特定保健用食品」という区分がある。 c 栄養機能食品における栄養成分の機能表示に関しては、消費者庁長官の許可は要さない。 d 機能性表示食品は、特定の保健の目的が期待できる(健康の維持及び増進に役立つ)という食品の機能性を表示することはできるが、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではない。
解答・解説を表示
解答
1
解説
特別用途食品と特定保健用食品は、消費者庁長官の審査・許可を受けます。栄養機能食品は基準を満たせば許可はいりません。機能性表示食品は、科学的な根拠を事業者の責任で消費者庁長官に届け出る制度で、個別の許可ではありません。特定保健用食品には「条件付き特定保健用食品」も含まれます。
解き方
- 記述a:特別用途食品(特定保健用食品を除く)に消費者庁の許可のマークが付くのは正しいです。
- 記述b:特定保健用食品の中に「条件付き特定保健用食品」という区分があるのは正しいです。
- 記述c:栄養機能食品は基準を満たせば表示でき、消費者庁長官の許可はいらないので正しいです。
- 記述d:機能性表示食品は届出制で、消費者庁長官の個別の許可を受けたものではないので正しいです。
- 以上から、a・b・c・dがすべて「正」の組み合わせ「1」を選びます。
- 選択肢 1正解
- a・b・c・dの記述がすべて正しいので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 2不正解
- aが「誤」となっていますが、aは正しいので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bが「誤」となっていますが、bは正しいので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- cが「誤」となっていますが、cは正しいので誤りです。
- 選択肢 5不正解
- dが「誤」となっていますが、dは正しいので誤りです。
覚えるポイント
- 特定保健用食品=個別審査・許可制、機能性表示食品=事業者の責任による事前届出制(個別審査なし)。
間違えやすいところ
- 栄養機能食品を許可制だと思いこまないようにします(基準を満たせば許可なしで表示できます)。
出題の前提:健康増進法第43条、食品表示法第4条等に基づく保健機能食品制度
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.13 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品医療機器等法に基づく許可
薬事関係法規・制度 · 製造販売業許可 / 製造業許可 / 医薬部外品・化粧品の販売業許可不要
医薬品医療機器等法に基づく業の許可に関する記述a~dの正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 医薬部外品を業として製造販売する場合は、許可が必要である。 b 医薬部外品を業として販売する場合は、許可が必要である。 c 化粧品を業として製造販売する場合は、許可が必要である。 d 医薬品を業として製造する場合は、許可が必要である。
解答・解説を表示
解答
3
解説
医薬品・医薬部外品・化粧品のどれでも、「製造販売業」と「製造業」を営むには許可が必要です。一方、売る業である「販売業」で許可がいるのは「医薬品」と一部の医療機器だけです。医薬部外品や化粧品を売るのに販売業の許可や届出は要りません。
解き方
- 記述a:医薬部外品の製造販売業には許可が必要です(正)。
- 記述b:医薬部外品の販売業には許可はいりません(誤)。
- 記述c:化粧品の製造販売業には許可が必要です(正)。
- 記述d:医薬品の製造業には許可が必要です(正)。
- a:正、b:誤、c:正、d:正 の組み合わせ「3」を選びます。
- 選択肢 1不正解
- bが「正」となっていますが、bは誤りなので不正解です。
- 選択肢 2不正解
- aが「誤」となっていますが、aは正しいので不正解です。
- 選択肢 3正解
- a:正、b:誤、c:正、d:正 と正しく判断しています。
- 選択肢 4不正解
- cが「誤」となっていますが、cは正しいので不正解です。
- 選択肢 5不正解
- dが「誤」となっていますが、dは正しいので不正解です。
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覚えるポイント
- 医薬部外品・化粧品の「製造業」「製造販売業」は要許可だが、「販売業」は許可・届出不要。
間違えやすいところ
- 製造販売業(自分で市場に出す業)と、販売業(店や卸で売る業)の違いを混同しないようにします。
出題の前提:医薬品医療機器等法第12条、第13条、第24条等
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.13 ↗(www.pref.miyagi.jp)
化粧品の効能効果の範囲
薬事関係法規・制度 · 化粧品の効能効果の範囲 / 医薬部外品との区別
化粧品の効能効果として表示・標榜することが認められている範囲に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ。 b カミソリまけを防ぐ。 c 毛髪につやを与える。 d 脱毛を防ぐ。
解答・解説を表示
解答
2
解説
化粧品で表示できる効能効果は56項目に限られています。「日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ」や「毛髪につやを与える」は化粧品の範囲です。一方、「カミソリまけを防ぐ」や「脱毛を防ぐ」は医薬部外品(薬用化粧品・育毛剤など)の効能効果です。
解き方
- 記述a:日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ、は化粧品の効能効果として認められています(正)。
- 記述b:カミソリまけを防ぐ、は医薬部外品の効能効果で化粧品では表示できません(誤)。
- 記述c:毛髪につやを与える、は化粧品の効能効果として認められています(正)。
- 記述d:脱毛を防ぐ、は医薬部外品の効能効果で化粧品では表示できません(誤)。
- 正しいものの組み合わせは(a、c)なので、選択肢2が当てはまります。
- 選択肢 1不正解
- b(カミソリまけを防ぐ)は医薬部外品の効能効果なので誤りです。
- 選択肢 2正解
- aとcはどちらも化粧品で表示できる効能効果なので正しいです。
- 選択肢 3不正解
- bは医薬部外品の効能効果なので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bとdはどちらも医薬部外品の効能効果なので誤りです。
- 選択肢 5不正解
- d(脱毛を防ぐ)は医薬部外品の効能効果なので誤りです。
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覚えるポイント
- 化粧品の効能効果:「日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ」「毛髪につやを与える」等。カミソリまけ防止・育毛・フケ痒み防止などは医薬部外品。
間違えやすいところ
- 「シミ、ソバカスを消す」は認められませんが、「日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ」は化粧品でも認められている点に注意します。
出題の前提:医薬品等適正広告基準、化粧品の効能の範囲の改定に係る通知(平成23年7月21日薬食発0721第1号等)
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.14 ↗(www.pref.miyagi.jp)
薬局の定義・業務・位置付け
薬事関係法規・制度 · 薬局開設許可 / 一般用医薬品の販売 / 分割販売 / 健康サポート薬局 / 医療提供施設
薬局に関する記述a~dの正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 薬局で一般用医薬品の販売を行うときは、薬局開設許可の他に店舗販売業の許可が必要である。 b 医薬品をあらかじめ小分けし、販売する行為は、薬局開設許可の範囲内でできる。 c 患者が継続して利用するために必要な機能及び個人の主体的な健康の保持増進への取組を積極的に支援する機能を有する薬局を健康サポート薬局という。 d 調剤を実施する薬局は、医療法(昭和23年法律第205号)第1条の2第2項に基づく医療提供施設には該当しない。
解答・解説を表示
解答
4
解説
薬局では、薬局開設の許可があれば、あらためて店舗販売業の許可を受けなくても一般用医薬品などを販売できます。なぜなら、薬局の許可にその販売も含まれているからです。なお、薬をあらかじめ小分けして売る行為は製造にあたるため認められず、注文に応じて分ける分割販売だけができます。また、薬局は医療法で「医療提供施設」と位置づけられています。
解き方
- 記述a:薬局開設の許可があれば一般用医薬品を販売でき、店舗販売業の許可は要らないので誤りです。
- 記述b:あらかじめ小分けして保管・陳列して売ることは認められていないので誤りです。
- 記述c:健康サポート薬局の定義として述べている内容は正しいです。
- 記述d:調剤を行う薬局は医療法上の「医療提供施設」に当たるので誤りです。
- a:誤、b:誤、c:正、d:誤 の組み合わせになる選択肢4を選びます。
- 選択肢 1不正解
- a・b・dは誤っているので、この組み合わせは不正解です。
- 選択肢 2不正解
- aは誤っているので、この組み合わせは不正解です。
- 選択肢 3不正解
- aは誤り、bも誤りなので、この組み合わせは不正解です。
- 選択肢 4正解
- aが誤り、bも誤り、cは正しく、dは誤りなので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 5不正解
- bとdは本来どちらも誤りなので、この組み合わせは不正解です。
覚えるポイント
- 薬局は医療法に基づく医療提供施設である。あらかじめ小分けして販売する行為は認められない。
間違えやすいところ
- 「分割販売」はお客の求めに応じてその都度分けることで、「あらかじめ小分け」して用意しておくことではありません。
出題の前提:医薬品医療機器等法第2条第12項、第24条等、医療法第1条の2第2項
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.14 ↗(www.pref.miyagi.jp)
配置販売業の業務と遵守事項
薬事関係法規・制度 · 配置販売業の取扱い品目 / 配置員の届出 / 身分証明書の携帯 / 分割販売の禁止
配置販売業に関する記述a~dの正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 配置販売業者は、要指導医薬品を配置販売することができる。 b 配置販売業者又はその配置員は、医薬品の配置販売に従事しようとするときは、配置販売業者の氏名等を、あらかじめ、配置販売に従事しようとする区域の都道府県知事に届け出なければならない。 c 配置販売業者又はその配置員は、その住所地の都道府県知事が発行する身分証明書の交付を受ける必要があるが、発行された身分証明書の紛失を避けるため、医薬品の配置販売に従事する際は携帯せず、事務所等に保管することが望ましい。 d 配置販売業者は、医薬品を開封して分割販売することはできない。
解答・解説を表示
解答
5
解説
配置販売業で扱えるのは一般用医薬品(経年変化が起こりにくい基準に合った品目など)だけで、要指導医薬品は扱えません。従事する区域の都道府県知事に、あらかじめ届け出る必要があります。身分証明書は従事するとき必ず携帯します。医薬品を開けて分けて売ることは禁止されています。
解き方
- 記述a:配置販売業では要指導医薬品を扱えないので誤りです。
- 記述b:従事区域の都道府県知事に、あらかじめ名前などを届け出る必要があり正しいです。
- 記述c:従事するときは身分証明書を携帯しなければならず、「携帯せず保管」は誤りです。
- 記述d:配置販売業では医薬品を分けて売ることは禁止されており正しいです。
- a:誤、b:正、c:誤、d:正 の組み合わせ「5」を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aとcが誤りなので不正解です。
- 選択肢 2不正解
- a、b、c、dの正誤がすべてちがうので不正解です。
- 選択肢 3不正解
- aが誤りで、dが正しいので不正解です。
- 選択肢 4不正解
- bとdが正しいので不正解です。
- 選択肢 5正解
- a:誤、b:正、c:誤、d:正 で正しい組み合わせです。
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覚えるポイント
- 配置販売業者は要指導医薬品を扱えない、分割販売できない、身分証明書を必ず携帯する。
間違えやすいところ
- 店舗販売業や薬局と違い、配置販売業では分割販売が一切認められていないことを忘れないようにします。
出題の前提:医薬品医療機器等法第30条~第33条、同法施行規則
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.15 ↗(www.pref.miyagi.jp)
薬局の薬剤師不在時間に関する規定
薬事関係法規・制度 · 薬剤師不在時間 / 調剤室の閉鎖 / 第一類医薬品の販売制限 / 連絡体制
医薬品医療機器等法施行規則で規定している薬局の薬剤師不在時間に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 学校薬剤師の業務やあらかじめ予定されている定期的な業務によって、恒常的に薬剤師が不在になる時間を薬剤師不在時間という。 b 薬局開設者は、薬剤師不在時間内は、調剤室を閉鎖しなければならない。 c 薬剤師不在時間内は、薬局の管理を行う薬剤師が、薬剤師不在時間内に当該薬局において勤務している従事者と連絡ができる体制を備えなければならない。 d 薬剤師不在時間内に限り、登録販売者でも第一類医薬品を販売することができる。
解答・解説を表示
解答
3
解説
薬剤師不在時間とは、学校薬剤師の業務や急な調剤の求めなど、やむを得ない理由で一時的に薬剤師がいなくなる時間のことです。ずっと続くような不在は認められません。その時間は調剤室を閉めて、要指導医薬品と第一類医薬品を売ってはいけません。また、管理薬剤師と連絡が取れる体制を整える必要があります。
解き方
- 記述a:ずっと薬剤師がいない「恒常的」な時間ではなく、一時的なものなので誤りです。
- 記述b:薬剤師が不在の時間は、調剤室を閉めなければならないので正しいです。
- 記述c:管理薬剤師と勤務する従業者が連絡できる体制を整える必要があるので正しいです。
- 記述d:薬剤師が不在の時間でも、登録販売者が第1類医薬品を売ることはできないので誤りです。
- 正しい組み合わせは(b、c)なので、選択肢3を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りなので、この組み合わせは不正解です。
- 選択肢 2不正解
- aが誤りなので、この組み合わせは不正解です。
- 選択肢 3正解
- bとcの記述はどちらも施行規則の規定に合っており正しいです。
- 選択肢 4不正解
- dが誤りなので、この組み合わせは不正解です。
- 選択肢 5不正解
- dが誤りなので、この組み合わせは不正解です。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 薬剤師不在時間は「やむを得ず一時的」に不在となる時間。第1類医薬品・要指導医薬品は販売不可。
間違えやすいところ
- 薬剤師が不在の時間は、登録販売者が代わりに第1類医薬品を売れると勘違いしないようにしましょう。登録販売者が売れるのは第2類・第3類だけです。
出題の前提:医薬品医療機器等法施行規則第1条第2項第3号の2、第11条の7等
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.15 ↗(www.pref.miyagi.jp)
特定販売の規制と遵守事項
薬事関係法規・制度 · 特定販売 / 一般用医薬品の販売方法 / 情報提供
特定販売に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
特定販売とは、薬局や店舗の外にいる人へ一般用医薬品を売ったり渡したりすることをいいます。要指導医薬品は対面で売る決まりなので対象に入りません。また、売る医薬品は許可を受けた店舗の中で保管・陳列したものでなければなりません。
解き方
- 記述aについて、要指導医薬品が特定販売の対象になるかを確認し、ならないので誤りと判断します。
- 記述bについて、店の外で保管・陳列した医薬品を売れるかを確認し、売れないので誤りと判断します。
- 記述cとdについて、相談に応じる体制と広告の使用期限表示の義務がどちらも正しいことを確かめます。
- 選択肢 1正解
- aが誤、bが誤、cが正、dが正の組み合わせなので正解です。
- 選択肢 2不正解
- aを正としたり、cやdを誤としたりしているので間違いです。
- 選択肢 3不正解
- aやbを正としたり、dを誤としたりしているので間違いです。
- 選択肢 4不正解
- aを正としたり、cを誤としたりしているので間違いです。
- 選択肢 5不正解
- bを正としているので間違いです。
答えの内訳
- a:誤
- 特定販売の対象は一般用医薬品に限られ、対面販売が義務づけられている要指導医薬品は特定販売を行うことができません。
- b:誤
- 特定販売を行う医薬品は、その許可を受けた薬局または店舗に貯蔵・陳列されている一般用医薬品でなければなりません。
- c:正
- 特定販売において第三類医薬品の購入者等から相談の希望があった場合、店舗の薬剤師または登録販売者に対面・電話等で対応させなければなりません。
- d:正
- 特定販売の広告には、販売する一般用医薬品の使用期限を適切に表示することが義務づけられています。
覚えるポイント
- 特定販売は一般用医薬品のみが対象で、要指導医薬品は対面販売が必須です。
間違えやすいところ
- 薬局や店舗以外の倉庫などから直接発送することは認められていないので注意しましょう。
出題の前提:医薬品医療機器等法第37条、施行規則第14条の2等の特定販売に関する規定に基づきます。
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.16 ↗(www.pref.miyagi.jp)
濫用等のおそれのある医薬品販売時の確認事項
薬事関係法規・制度 · 濫用等のおそれのある医薬品 / 確認事項 / 適正販売
濫用等のおそれのあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品を販売する場合、医薬品医療機器等法施行規則第147条の3の規定に基づき、店舗販売業者が薬剤師又は登録販売者に必ず確認させなければならない事項に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを下から1つ選びなさい。
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解答
5
解説
濫用等のおそれのある医薬品を売るときは、買う人が適正に使う目的かどうかを確かめるため、法令で決まった事項を確認する義務があります。具体的には、若い人の氏名と年齢、他の店での購入状況、買いすぎになる場合の理由などです。
解き方
- 法令で決まった確認事項(氏名と年齢、他の店での購入状況、買いすぎになる場合の理由)と、各記述を照らし合わせます。
- a(住所の確認)とb(性別の確認)は決められた事項にないので誤りと判断します。
- cとdが正しい記述だと確認し、組み合わせ(c、d)を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aとbは法令で必ず確認する事項に入っていないので間違いです。
- 選択肢 2不正解
- aの住所の確認は法令で定められていないので間違いです。
- 選択肢 3不正解
- bの性別の確認は法令で定められていないので間違いです。
- 選択肢 4不正解
- bの性別の確認は法令で定められていないので間違いです。
- 選択肢 5正解
- cとdは施行規則第147条の3に定められた確認事項なので正解です。
答えの内訳
- a:誤
- 購入者が若年者(中学生・高校生等)である場合に確認すべき事項は「氏名及び年齢」であり、「住所」ではありません。
- b:誤
- 性別は施行規則第147条の3で規定されている義務的な確認事項には含まれていません。
- c:正
- 他店からの購入状況や当該医薬品以外の同種医薬品の購入・譲受け状況を確認することが義務づけられています。
- d:正
- 適正な使用のために必要と認められる数量を超えて購入しようとする場合は、その理由を確認しなければなりません。
覚えるポイント
- 若年者である場合に確認するのは「氏名及び年齢」であり「住所」ではありません。
間違えやすいところ
- 本人確認で住所まで確認する義務があると勘違いしやすいですが、法令上は年齢の確認です。
出題の前提:医薬品医療機器等法施行規則第147条の3に基づく確認事項の規定に基づきます。
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.16 ↗(www.pref.miyagi.jp)
濫用等のおそれのある医薬品の指定成分
薬事関係法規・制度 · 濫用等のおそれのある医薬品 / 厚生労働大臣指定成分
次の成分(その水和物及びそれらの塩類を含む。)を有効成分として含有する製剤のうち、「濫用等のおそれのあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品」(平成26年厚生労働省告示第252号)において指定されているものとして、誤っているものを1つ選びなさい。
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解答
4
解説
厚生労働大臣が指定する濫用等のおそれがある医薬品の成分は、エフェドリン、コデイン、ジヒドロコデイン、ブロモバレリル尿素、プソイドエフェドリン、メチルエフェドリンの6つ(とその塩類・水和物)です。この6つは法令で決められた指定成分なので、ここにない成分は指定されていないと判断できます。
解き方
- 指定された6つの基本成分(エフェドリン、コデイン、ジヒドロコデイン、ブロモバレリル尿素、プソイドエフェドリン、メチルエフェドリン)を思い出します。
- 選択肢の中で指定成分に当てはまらない「デキストロメトルファン」を、誤っているものとして選びます。
- 選択肢 1不正解
- ブロモバレリル尿素は指定成分に含まれるので、誤っているものを選ぶこの問題では該当しません。
- 選択肢 2不正解
- ジヒドロコデインは指定成分に含まれるので該当しません。
- 選択肢 3不正解
- メチルエフェドリンは指定成分に含まれるので該当しません。
- 選択肢 4正解
- デキストロメトルファンは指定された6成分に含まれないので、これが誤っているものとして正解です。
答えの内訳
- 1:指定されている
- ブロモバレリル尿素は催眠鎮静作用があり、厚生労働大臣が指定する医薬品成分に含まれています。
- 2:指定されている
- ジヒドロコデイン(鎮咳去痰薬に限る)は依存性のおそれがあるため指定されています。
- 3:指定されている
- メチルエフェドリン(鎮咳去痰薬に限る)は中枢興奮作用等があるため指定されています。
- 4:誤り(指定されていない)
- デキストロメトルファンは非麻薬性鎮咳成分ですが、平成26年厚生労働省告示第252号の指定医薬品には含まれていません。
覚えるポイント
- 濫用等の恐れのある6成分:エフェドリン、コデイン、ジヒドロコデイン、ブロモバレリル尿素、プソイドエフェドリン、メチルエフェドリン。
間違えやすいところ
- デキストロメトルファンやノスカピンなど、ほかの鎮咳成分と混同しないよう注意しましょう。
出題の前提:平成26年厚生労働省告示第252号「濫用等のおそれのあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品」に基づきます。
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.17 ↗(www.pref.miyagi.jp)
店舗での情報提供および陳列の規制
薬事関係法規・制度 · 情報提供 / 医薬品の陳列 / 指定第二類医薬品
店舗販売業者が行う医薬品の情報提供、陳列等に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から1つ選びなさい。
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解答
4
解説
要指導医薬品の情報提供は薬剤師が行わなければなりません。また一般用医薬品はリスク区分ごとに分けて陳列する決まりで、指定第二類医薬品には情報提供の設備から7メートル以内などの陳列ルールがあります。
解き方
- 記述aについて、要指導医薬品の情報提供を登録販売者ができるかを確認し、できないので誤りと判断します。
- 記述bについて、第三類医薬品で質問がないときの情報提供の決まりがあるかを確認し、正しいと判断します。
- 記述cについて、指定第二類医薬品は情報提供の設備から7メートル以内に陳列する決まりを確認し、正しいと判断します。
- 記述dについて、陳列はリスク区分ごとに分ける原則(薬効分類ごとではない)を確認し、誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- aを正、cを誤、dを正としているので間違いです。
- 選択肢 2不正解
- aを正、bを誤としているので間違いです。
- 選択肢 3不正解
- bを誤、dを正としているので間違いです。
- 選択肢 4正解
- aが誤、bが正、cが正、dが誤の組み合わせなので正解です。
- 選択肢 5不正解
- cを誤、dを正としているので間違いです。
答えの内訳
- a:誤
- 要指導医薬品の販売・授与時の書面による情報提供は薬剤師が行わなければならず、登録販売者は行うことができません。
- b:正
- 第三類医薬品は購入者等から相談があった場合の応答義務はあるものの、特段の質問等がない場合の情報提供義務の規定はありません(望ましいとされています)。
- c:正
- 指定第二類医薬品は、鍵をかけた陳列設備や購入者が入れない措置をとっている場合を除き、情報提供設備から7メートル以内の範囲に陳列する必要があります。
- d:誤
- 陳列は「第一類医薬品」「第二類医薬品」「第三類医薬品」の区分ごとに区別して陳列しなければならず、薬効分類ごとに混ざって陳列することは認められません。
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覚えるポイント
- 指定第二類医薬品の陳列設備は「情報提供を行うための設備から7m以内」が基準です。
間違えやすいところ
- 薬効別に陳列する場合でも、同じ棚の中でリスク区分をはっきり分けて陳列する必要があります。
出題の前提:医薬品医療機器等法第36条の10、同施行規則第218条の4等の陳列・情報提供規定に基づきます。
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.17 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品の適正な広告および販売方法
薬事関係法規・制度 · 広告・販売規制 / 不適正な販売方法 / 競売の禁止
医薬品の広告や販売方法に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から1つ選びなさい。
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解答
3
解説
医薬品を安全に正しく使ってもらうため、購入履歴などをもとに自動で特定の医薬品の購入を勧めることや、オークションのような競売で売ることは禁止されています。また、効能効果が重なる医薬品を組み合わせて売ることも適切ではありません。
解き方
- 記述aについて、購入履歴などによる自動の勧誘が禁止されていることを確認し、誤りと判断します。
- 記述bについて、転売目的が疑われるときの販売の注意点を確認し、正しいと判断します。
- 記述cについて、医薬品をオークション(競売)で売ることが禁止されていると確認し、正しいと判断します。
- 記述dについて、効能効果が重なる医薬品を一緒に勧めるのは不適切なので誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- aが誤っているので間違いです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤っているので間違いです。
- 選択肢 3正解
- bとcが正しい記述の組み合わせなので正解です。
- 選択肢 4不正解
- dが誤っているので間違いです。
- 選択肢 5不正解
- dが誤っているので間違いです。
答えの内訳
- a:誤
- 購入履歴や閲覧履歴等に基づいて、自動的に特定の医薬品の購入を勧誘することは認められていません。
- b:正
- 購入者が転売など業として他者に提供することが推認される場合、そのまま販売することは無許可販売を助長するおそれがあります。
- c:正
- 医薬品をオークション等の競売に付して販売することは禁止されています。
- d:誤
- 効能効果が重複する医薬品を組み合わせて販売することは、過量投与や相互作用のリスクがあるため推奨されません。
覚えるポイント
- 医薬品を競売(オークション)にかけることや、購入履歴に基づく自動勧誘は認められていません。
間違えやすいところ
- 便利だからといって、作用や成分が重なる医薬品を組み合わせて勧めたり売ったりしてはいけません。
出題の前提:医薬品等の広告・販売方法に関する適正使用指針および医薬品医療機器等法関連規定に基づきます。
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.18 ↗(www.pref.miyagi.jp)
一般用医薬品の広告表現と販売上の留意点
薬事関係法規・制度 · 医薬品等適正広告基準 / 漢方処方製剤の広告 / 懸賞景品等の制限
一般用医薬品の広告や販売方法に関する以下の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
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解答
1
解説
漢方処方製剤は、配合した生薬が全体として効くとされるものです。そのため、個々の生薬の作用を別々に挙げて説明すると誤解を招くので適切ではありません。
解き方
- 選択肢1の漢方処方製剤の効能説明の決まりを確認し、個々の生薬の作用を挙げて説明するのは不適当なので誤りと判断します。
- 選択肢2、3、4が、それぞれ適正広告基準などの決まりに合った正しい記述であることを確認します。
- 選択肢 1正解
- 個々の生薬の作用を別々に説明するのは適切でないので、誤っている記述として正解です。
- 選択肢 2不正解
- 医薬品とほかの製品をはっきり区別して同じ紙面に載せることは問題ないので、正しい記述です。
- 選択肢 3不正解
- 事実であっても医薬関係者の推薦広告は適切でないとされるので、正しい記述です。
- 選択肢 4不正解
- 医薬品を懸賞の景品として渡すことは認められないので、正しい記述です。
答えの内訳
- 1:誤り
- 漢方処方製剤は構成生薬が一体となって効果を発揮するものであるため、個々の生薬の作用を個別に挙げて説明することは不適当とされています。
- 2:正しい
- 同一紙面に医薬品とそれ以外の製品を併載すること自体は可能ですが、両者が誤認混同されないよう明確に区別する必要があります。
- 3:正しい
- 医師や薬剤師等の医薬関係者による推薦広告は、事実であっても一般人に過度の信頼感を与えるため原則として不適当とされています。
- 4:正しい
- 医薬品の懸賞による授与(くじ引きの景品等にすること)は、安易な使用や乱用を助長するため原則として認められていません。
覚えるポイント
- 漢方処方製剤の効能効果は処方全体として判断し、個別の生薬作用を取り出して標榜してはいけません。
間違えやすいところ
- 医薬関係者の推薦は、事実なら広告してよいと勘違いしやすいですが、事実でも認められていません。
出題の前提:医薬品等適正広告基準第4(漢方処方製剤の取扱い、医薬関係者等の推薦禁止等)に基づきます。
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.18 ↗(www.pref.miyagi.jp)
店舗販売業・配置販売業の販売形態およびセット販売
薬事関係法規・制度 · 店舗外販売の禁止 / 景品類の提供 / 先用後利 / 組み合わせ販売
医薬品の販売方法に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から1つ選びなさい。
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解答
5
解説
店舗販売業は許可を受けた店舗で売るのが基本です。配置販売業は先用後利(あらかじめ預けておき、使った分だけ後で代金を精算する仕組み)に従う必要があります。組み合わせ販売(セット販売)では、法定の表示が外側から見えるようにしなければなりません。
解き方
- 記述aについて、店舗以外の場所を拠点に売れるかを確認し、正と判断します。
- 記述bについて、景品表示法の範囲内で景品を提供できるかを確認し、正と判断します。
- 記述cについて、配置販売業で現金売りができるか(先用後利の原則)を確認し、誤りと判断します。
- 記述dについて、セット販売のときに法定の記載を外から見えるようにする必要を確認し、誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- aが正、cが誤なので間違いです。
- 選択肢 2不正解
- aが正、dが誤なので間違いです。
- 選択肢 3不正解
- bが正で、cとdが誤なので間違いです。
- 選択肢 4不正解
- bが正、dが誤なので間違いです。
- 選択肢 5正解
- aが正、bが正、cが誤、dが誤の正しい組み合わせです。
答えの内訳
- a:正
- 店舗販売業では、許可を受けた店舗以外の場所で医薬品を貯蔵・陳列して販売拠点とすることは認められません。
- b:正
- 景品類の提供は、景品表示法の限度内であって医薬品の安易な使用を助長しない範囲であれば直ちに違反とはなりません。
- c:誤
- 配置販売業は「先用後利(医薬品をあらかじめ預けておき、使用した分のみ後から代金を精算する)」による販売形態であり、通常の現金売りを行うことはできません。
- d:誤
- 組み合わせ販売(セット販売)を行う場合、外箱等に記載すべき法定表示事項が外側から明瞭に見える状態にするか、外装容器に表示する必要があります。
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覚えるポイント
- 配置販売業者は顧客の求めがあっても先用後利によらない現金売りを行うことはできません。
間違えやすいところ
- 組み合わせ販売(セット販売)のとき、包装の外から法定の表示が見えなくなると法違反になります。
出題の前提:医薬品医療機器等法第25条(店舗外販売等の制限)、第30条~第33条(配置販売業)、第50条(直接の容器等の記載事項)に基づきます。
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.19 ↗(www.pref.miyagi.jp)
薬事監視員による立入検査と監督処分
薬事関係法規・制度 · 薬事監視員 / 立入検査・収去 / 廃棄命令・処分 / 罰則
医薬品医療機器等法に基づく行政庁による監視指導及び処分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から1つ選びなさい。
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解答
2
解説
薬事監視員は、薬事の監視・指導・検査を行う権限を持っています。検査を拒んだり、質問に答えなかったりすると、資格の有無にかかわらず従事者全体に罰則が及びます。また緊急のときは、危険な医薬品を直接捨てさせる処分もできます。
解き方
- 記述aについて、薬事監視員を命じる人(大臣、知事、市長、区長)を確認し、正しいと判断します。
- 記述bについて、立入検査や収去を拒んだときの罰則があることを確認し、正しいと判断します。
- 記述cについて、質問を拒んだりうそを言ったりしたときの罰則の対象を考え、一般の従業員も含まれるので「従業員には適用されない」を誤りと判断します。
- 記述dについて、緊急のときに薬事監視員が廃棄などの処分をする権限を確認し、正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- cを正、dを誤としているので間違いです。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが正、cが誤、dが正の正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- aやbを誤、cを正としているので間違いです。
- 選択肢 4不正解
- bを誤としているので間違いです。
- 選択肢 5不正解
- aやdを誤としているので間違いです。
答えの内訳
- a:正
- 厚生労働大臣、都道府県知事、保健所設置市の市長及び特別区の区長は、職員のうちから薬事監視員を命じて監視指導を行わせます。
- b:正
- 薬事監視員による立入検査や無償収去を拒否・妨害・忌避した者には罰則が設けられています。
- c:誤
- 薬事監視員の質問に対して正当な理由なく答弁しなかったり虚偽の答弁をした場合の罰則は、専門家だけでなく店舗の一般従事者にも適用されます。
- d:正
- 行政庁(厚生労働大臣や知事等)は、緊急の必要がある場合、薬事監視員に不正表示医薬品や不良医薬品等を廃棄させることができます。
覚えるポイント
- 薬事監視員の質問に対する虚偽答弁・答弁拒否の罰則は、薬剤師や登録販売者以外の一般従業員にも適用されます。
間違えやすいところ
- 緊急のときの廃棄処分は、行政庁の命令だけでなく、急を要するときは薬事監視員自身が直接行うことができます。
出題の前提:医薬品医療機器等法第69条(立入検査等)、第70条(廃棄等)、第87条等の罰則規定に基づきます。
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.20 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品の適正使用情報
医薬品の適正使用・安全対策 · 適正使用情報 / 添付文書 / 情報提供
医薬品の適正使用情報に関する記述a~dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 医薬品は、効能・効果、用法・用量、起こり得る副作用等、その適正な使用のために必要な情報(適正使用情報)を伴って初めて医薬品としての機能を発揮するものである。 b 要指導医薬品又は一般用医薬品の場合、添付文書や製品表示に記載されている適正使用情報は、薬剤師、登録販売者その他の医薬関係者が一般の生活者へ提供する情報のため、専門的・部分的なものである。 c 医薬品の販売等に従事する専門家においては、添付文書や製品表示に記載されている内容を的確に理解した上で、その医薬品を購入し、又は使用する個々の生活者の状況に応じて、記載されている内容から、積極的な情報提供が必要と思われる事項に焦点を絞り、効果的かつ効率的な説明がなされることが重要である。 d 要指導医薬品は、医薬関係者から提供された情報に基づき、一般の生活者が購入し、自己の判断で使用するものである。
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解答
3
解説
一般用医薬品などの適正使用情報は、生活者が自分で読んで正しく使えるように、やさしい言葉で漏れなく書かれています。専門家が一部だけ選んで伝える情報とは、性質が違います。
解き方
- それぞれの記述が正しいか誤りかを考える。aは適正使用情報の基本的な説明なので正しい。
- bの「専門的・部分的」という言葉に注目する。一般用などの添付文書は生活者向けにやさしく漏れなく書くものなので誤りと判断する。
- cとdは手引きの説明どおりなので正しい。正・誤・正・正となる選択肢3を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- bを「正」としているため誤りです。添付文書の情報は専門的・部分的なものではありません。
- 選択肢 2不正解
- aを「誤」、bを「正」としているため誤りです。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが正、dが正であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- bを「正」、cを「誤」としているため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- bを「正」、dを「誤」としているため誤りです。
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覚えるポイント
- 要指導・一般用医薬品の適正使用情報は、生活者向けに平易な表現で網羅的に記載されている。
間違えやすいところ
- 医療用医薬品の添付文書(専門家向けで専門的)と、一般用医薬品の添付文書(生活者向けでやさしく漏れなく)の書き方の違いを混同しないこと。
出題の前提:手引き「医薬品の適正使用・安全対策」医薬品の適正使用情報
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.21 ↗(www.pref.miyagi.jp)
一般用医薬品の添付文書の記載事項
医薬品の適正使用・安全対策 · 添付文書の改訂 / 記載事項 / 薬効名
一般用医薬品の添付文書に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a 添付文書の内容は、医薬品の有効性・安全性等に係る新たな知見、使用に係る情報に基づき、1年に1回定期的に改訂されている。 b 重要な内容が変更された場合には、改訂年月を記載するとともに改訂された箇所を明示することとされている。 c 一般用医薬品のリスク区分の記載は省略されることがある。 d 販売名に薬効名が含まれているような場合には(例えば、「〇〇胃腸薬」など)、薬効名の記載は省略されることがある。
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解答
4
解説
医薬品の添付文書は、最新の有効性・安全性の知見をすばやく反映させるため、決まった時期ではなく、必要になったときにそのつど改訂されます。また、販売名から薬のはたらきが明らかな場合(「○○胃腸薬」など)は、薬効名の記載を省けます。
解き方
- aを考える。改訂は定期的(年1回など)ではなく、新しい知見が出たら「そのつど」行うので誤り。
- bを考える。重要な内容が変わったときは、改訂年月と変わった箇所を示す必要があるので正しい。
- cを考える。リスク区分は買う人が安全に使うための大切な情報なので省けない。よって誤り。
- dを考える。販売名に薬のはたらきが入っている場合に省けるという決まりに合うので正しい。
- 正しい記述はbとdなので、選択肢4を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りであるため不正解です。改訂は1年に1回定期的ではなく、必要に応じて行われます。
- 選択肢 2不正解
- aとcがともに誤りであるため不正解です。
- 選択肢 3不正解
- cが誤り(リスク区分は省略できない)であるため不正解です。
- 選択肢 4正解
- b、dともに正しい記述であり、正解です。
- 選択肢 5不正解
- cが誤りであるため不正解です。
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覚えるポイント
- 添付文書の改訂は「定期的」ではなく「随時」。販売名に薬効名が含まれていれば薬効名の記載は省略可能。
間違えやすいところ
- 添付文書の改訂が定期的に行われると勘違いしやすいので注意する。
出題の前提:手引き「医薬品の適正使用・安全対策」添付文書の記載事項
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.21 ↗(www.pref.miyagi.jp)
一般用医薬品の添付文書の構成項目
医薬品の適正使用・安全対策 · 添付文書の記載項目 / 製品の特徴 / 消費者相談窓口
次のうち、一般用医薬品の添付文書を構成する項目として、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a 製造年月日 b 製品の特徴 c 消費者相談窓口 d 製造所の許可番号
解答・解説を表示
解答
3
解説
一般用医薬品の添付文書には、使い方に役立つ情報(薬効名、製品の特徴、使用上の注意、効能・効果、用法・用量、成分・分量、保管と取扱いの注意、消費者相談窓口、製造販売業者の名称・所在地など)が書かれます。製造年月日や製造所の許可番号は、添付文書の決まった記載項目ではありません。
解き方
- 添付文書に書かれる標準的な項目を思い出す。
- a(製造年月日)とd(製造所の許可番号)は添付文書の項目にないと判断する。
- b(製品の特徴)とc(消費者相談窓口)は添付文書を作る項目であると確かめる。
- (b、c)の組み合わせである選択肢3を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aの製造年月日は添付文書の構成項目ではないため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aの製造年月日は添付文書の構成項目ではないため誤りです。
- 選択肢 3正解
- bの製品の特徴、cの消費者相談窓口はいずれも添付文書を作る項目であり正しいです。
- 選択肢 4不正解
- dの製造所の許可番号は添付文書の構成項目ではないため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- dの製造所の許可番号は添付文書の構成項目ではないため誤りです。
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覚えるポイント
- 添付文書の記載項目には「製品の特徴」や「消費者相談窓口」があるが、「製造年月日」や「製造所許可番号」はない。
間違えやすいところ
- 外箱に表示される製造番号(ロット番号)や使用期限と、添付文書の記載項目を混同しないようにする。
出題の前提:手引き「医薬品の適正使用・安全対策」添付文書の構成
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.22 ↗(www.pref.miyagi.jp)
使用上の注意の記載
医薬品の適正使用・安全対策 · 使用上の注意 / してはいけないこと / 相談すること / 一般用検査薬
一般用医薬品の添付文書における使用上の注意の記載に関する記述a~dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 「してはいけないこと」、「相談すること」及び「その他の注意」から構成され、適正使用のために重要と考えられる項目が前段に記載されている。 b 一般用検査薬では、その検査結果のみで確定診断はできないので、判定が陽性であれば速やかに医師の診断を受ける旨が記載されている。 c 「次の人は使用(服用)しないこと」の項目は、その医薬品の使用によって状態が悪化するおそれのある疾病や症状で、一般の生活者において誤って使用されやすいものがある場合にも、適正使用を図る観点から記載されている。 d 小児に使用される医薬品においては、小児では通常当てはまらない「服用前後は飲酒しないこと」の記載はされない。
解答・解説を表示
解答
1
解説
使用上の注意は「してはいけないこと」「相談すること」「その他の注意」の3つに分けられ、大切な項目ほど前に書かれます。小児用の医薬品でも、誤って飲むのを防ぐためなどに「服用前後は飲酒しないこと」などが書かれることがあります。
解き方
- aを考える。使用上の注意の3つの区分と、大切な項目を前に書く決まりに合うので正しい。
- bを考える。一般用検査薬は確定診断をしないため、陽性のときは医師の診断を受けるよう書く決まりがあり正しい。
- cを考える。生活者が誤って使いやすい病気や症状への注意という趣旨に合うので正しい。
- dを考える。小児用の医薬品でも「服用前後は飲酒しないこと」は書かれるので誤り。
- 正・正・正・誤となる選択肢1を選ぶ。
- 選択肢 1正解
- a:正、b:正、c:正、d:誤であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- aとcを誤としているため不適です。
- 選択肢 3不正解
- cを誤、dを正としているため不適です。
- 選択肢 4不正解
- a、b、dの正誤が逆であるため不適です。
- 選択肢 5不正解
- bを誤としているため不適です。
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覚えるポイント
- 一般用検査薬は確定診断ではないため陽性時は医師の診断を受ける旨を記載する。小児用医薬品でも飲酒禁止等の記載は省略されない。
間違えやすいところ
- 「小児向けだから飲酒の注意は書かれない」と思い込まないように注意する。
出題の前提:手引き「医薬品の適正使用・安全対策」使用上の注意の記載要領
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.22 ↗(www.pref.miyagi.jp)
アスピリン喘息に関する使用上の注意
医薬品の適正使用・安全対策 · アスピリン喘息 / 解熱鎮痛成分 / してはいけないこと
次の一般用医薬品の医薬品成分のうち、アスピリン喘息を誘発するおそれがあるため、その添付文書の「次の人は使用(服用)しないこと」の項目に、「本剤又は他のかぜ薬、解熱鎮痛薬を使用(服用)して喘息を起こしたことがある人」と記載することとされているものとして、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a アセトアミノフェン b イソプロピルアンチピリン c アミノ安息香酸エチル d カフェイン
解答・解説を表示
解答
1
解説
アスピリン喘息は、プロスタグランジンの合成を妨げるはたらきをもつ解熱鎮痛成分によって起こることがあります。そのため、アスピリンだけでなく、アセトアミノフェンやピリン系(イソプロピルアンチピリン)、イブプロフェンなどの解熱鎮痛成分を含む医薬品でも、「喘息を起こしたことがある人」は使用しないことになっています。
解き方
- 解熱鎮痛成分であるアセトアミノフェン(a)とイソプロピルアンチピリン(b)を見つける。
- アミノ安息香酸エチル(c)は局所麻酔成分、カフェイン(d)は中枢を興奮させる成分であり、アスピリン喘息の「使用しないこと」の対象ではないと確かめる。
- 正しい組み合わせ(a、b)の選択肢1を選ぶ。
- 選択肢 1正解
- aのアセトアミノフェンとbのイソプロピルアンチピリンは解熱鎮痛成分であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- cのアミノ安息香酸エチルは局所麻酔成分であり該当しないため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- cのアミノ安息香酸エチルが該当しないため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- dのカフェインは該当しないため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- c、dともに該当しないため誤りです。
覚えるポイント
- 解熱鎮痛成分(アスピリン、アセトアミノフェン、イソプロピルアンチピリン、イブプロフェン等)はアスピリン喘息の既往者に禁忌。
間違えやすいところ
- 「アスピリン喘息」という名前に引かれ、アスピリン以外の解熱鎮痛成分(アセトアミノフェン等)は該当しないと勘違いしないこと。
出題の前提:手引き「医薬品の適正使用・安全対策」してはいけないこと(アスピリン喘息)
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.23 ↗(www.pref.miyagi.jp)
ライ症候群と使用上の注意(15歳未満の小児)
医薬品の適正使用・安全対策 · ライ症候群 / サリチル酸系製剤 / アスピリンアルミニウム
次の1~5で示される医薬品成分のうち、外国において、ライ症候群の発症との関連性が示唆されているため、一般用医薬品の添付文書の「次の人は使用(服用)しないこと」の項目に、「15歳未満の小児」と記載することとされているものはどれか。 1 アスピリンアルミニウム 2 チペピジンヒベンズ酸塩 3 センノシド 4 ジフェニドール塩酸塩 5 デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物
解答・解説を表示
解答
1
解説
アスピリンやアスピリンアルミニウム、エテンザミド(水痘・インフルエンザのとき)などのサリチル酸系の解熱鎮痛成分は、水痘やインフルエンザにかかった小児が服用すると、急性脳症や肝機能障害を特徴とする「ライ症候群」を起こす危険が高まります。そのため、添付文書で小児への使用が制限・禁止されています。
解き方
- ライ症候群と関係がある成分(サリチル酸系のアスピリンなど)を思い出す。
- 選択肢の中からサリチル酸系成分であるアスピリンアルミニウム(選択肢1)を選ぶ。
- 他の選択肢(チペピジン:せき止め、センノシド:下剤、ジフェニドール:めまい止め、デキストロメトルファン:せき止め)はライ症候群の禁忌と関係ないと確かめる。
- 選択肢 1正解
- アスピリンアルミニウムはサリチル酸系の解熱鎮痛成分であり、ライ症候群の危険から15歳未満の小児は使用しないこととされています。
- 選択肢 2不正解
- チペピジンヒベンズ酸塩は麻薬でないせき止め成分であり、ライ症候群による15歳未満小児の禁止はありません。
- 選択肢 3不正解
- センノシドは大腸を刺激する下剤成分であり、ライ症候群とは関係ありません。
- 選択肢 4不正解
- ジフェニドール塩酸塩はめまいを抑える成分であり、ライ症候群とは関係ありません。
- 選択肢 5不正解
- デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物はせき止め成分であり、ライ症候群とは関係ありません。
覚えるポイント
- サリチル酸系製剤(アスピリン、アスピリンアルミニウム等)はライ症候群の関連から「15歳未満の小児」に使用しない。
間違えやすいところ
- エテンザミドは「水痘・インフルエンザにかかっている15歳未満」が原則禁止なのに対し、アスピリンなどは理由を問わず「15歳未満の小児」全体が禁止である点に注意する。
出題の前提:手引き「医薬品の適正使用・安全対策」してはいけないこと(小児)
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.23 ↗(www.pref.miyagi.jp)
アルミニウム製剤と透析療法
医薬品の適正使用・安全対策 · アルミニウム脳症・骨症 / 透析療法 / アルジオキサ / スクラルファート
次の一般用医薬品の医薬品成分のうち、長期間服用した場合に、アルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を発症したとの報告があるため、その添付文書の「してはいけないこと」の項において、「次の人は使用(服用)しないこと」の項目欄に、「透析療法を受けている人」と記載することとされているものとして、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a セトラキサート塩酸塩 b ピロキシカム c アルジオキサ d スクラルファート
解答・解説を表示
解答
5
解説
腎不全で透析療法を受けている人は、アルミニウムを体の外に出しにくくなっています。アルミニウムを含む胃腸薬の成分(アルジオキサ、スクラルファート、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、水酸化アルミニウムゲルなど)を服用すると血中のアルミニウムが増え、中枢神経の障害(アルミニウム脳症)や骨の障害(アルミニウム骨症)を起こすため、使用してはいけないことになっています。
解き方
- 問題文の条件「アルミニウム脳症・骨症」「透析療法を受けている人」に当てはまるアルミニウム入りの成分を探す。
- 示された成分のうち、アルジオキサ(c)とスクラルファート(d)がアルミニウムを含むと判断する。
- セトラキサート塩酸塩(a)とピロキシカム(b)はアルミニウムの製剤ではない。
- 正しい組み合わせ(c、d)である選択肢5を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- セトラキサート塩酸塩、ピロキシカムともにアルミニウム製剤ではないため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- セトラキサート塩酸塩はアルミニウムを含まないため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- ピロキシカムは非ステロイド性の抗炎症成分であり、アルミニウム製剤ではないため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- ピロキシカムが該当しないため誤りです。
- 選択肢 5正解
- アルジオキサ(c)とスクラルファート(d)はアルミニウムを含む成分であり、正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- アルミニウム含有成分(スクラルファート、アルジオキサ、合成ケイ酸アルミニウム等)=「透析療法を受けている人」は使用しない。
間違えやすいところ
- セトラキサート塩酸塩も胃腸薬の成分(粘膜を守り血流を良くする)だが、アルミニウムは含まない点に注意する。
出題の前提:手引き「医薬品の適正使用・安全対策」してはいけないこと(基礎疾患等)
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.23 ↗(www.pref.miyagi.jp)
添付文書「相談すること」の基礎疾患等と主な成分
医薬品の適正使用・安全対策 · 相談すること / てんかん / 甲状腺機能障害 / ジプロフィリン / 乳酸カルシウム水和物
一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」と記載される基礎疾患等と、主な成分・薬効群等との関係について、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 基礎疾患等 / 主な成分・薬効群等 a てんかん ― ジプロフィリン b 高血圧 ― ロペラミド塩酸塩 c 糖尿病 ― セトラキサート塩酸塩 d 甲状腺機能障害 ― 乳酸カルシウム水和物
解答・解説を表示
解答
3
解説
ジプロフィリン(キサンチン系の成分)は中枢神経を刺激するため、「てんかん」の患者では発作を起こしたり悪化させたりするおそれがあり「相談すること」とされています。また、乳酸カルシウム水和物などのカルシウム製剤は、「甲状腺機能障害」などがあるとカルシウムの代謝が乱れるおそれがあるため「相談すること」とされています。
解き方
- それぞれの基礎疾患と成分の組み合わせを確かめる。
- a:ジプロフィリン ― てんかん(中枢を刺激して発作を起こすおそれ)は正しい。
- b:ロペラミド塩酸塩は下痢止めであり、高血圧と直接の関係はないので誤り。
- c:セトラキサート塩酸塩(胃粘膜を守る)と糖尿病の関係は誤り(セトラキサート塩酸塩は血栓のある人などが対象)。
- d:乳酸カルシウム水和物 ― 甲状腺機能障害(代謝異常への影響)は手引きの記載に合い正しい。
- 正しい組み合わせは(a、d)の選択肢3となる。
- 選択肢 1不正解
- bのロペラミド塩酸塩は高血圧で「相談すること」の対象ではないため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- cのセトラキサート塩酸塩は糖尿病で「相談すること」の対象ではないため誤りです。
- 選択肢 3正解
- a(てんかん―ジプロフィリン)とd(甲状腺機能障害―乳酸カルシウム水和物)はともに正しく、正解です。
- 選択肢 4不正解
- bが誤りであるため不正解です。
- 選択肢 5不正解
- cが誤りであるため不正解です。

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覚えるポイント
- ジプロフィリン(キサンチン系)=てんかん。乳酸カルシウム水和物=甲状腺機能障害(相談すること)。
間違えやすいところ
- セトラキサート塩酸塩はトラネキサム酸に分解されるため「血栓のある人」が相談することの対象であり、糖尿病ではない。
出題の前提:手引き「医薬品の適正使用・安全対策」相談すること(基礎疾患等)
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.24 ↗(www.pref.miyagi.jp)
配合成分と使用上の注意(解熱鎮痛薬)
医薬品の適正使用・安全対策 · 解熱鎮痛薬 / イブプロフェン / 使用上の注意
ある解熱鎮痛薬(2錠中:イブプロフェン150mg、アリルイソプロピルアセチル尿素60mg、無水カフェイン80mg含有)の服用にあたって注意すべき事項の説明として、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
イブプロフェンは、妊娠末期の妊婦では使ってはいけません(禁忌)。肝臓病の人も、使用前に相談が必要です。プロスタグランジンの産生を抑えることで、胎児の動脈管が縮んだり出産が遅れたりするおそれがあり、肝障害が悪くなるおそれもあるからです。
解き方
- 含まれる成分(イブプロフェン・アリルイソプロピルアセチル尿素・無水カフェイン)ごとの、使ってはいけない人・相談が必要な人を確かめる。
- イブプロフェンが「出産予定日12週以内の妊婦」で禁忌、「肝臓病の人」で相談対象であることと照らし合わせ、正しい組み合わせを選ぶ。
- 選択肢 1正解
- 記述aとbはどちらも正しいので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 2不正解
- 記述cのアリルイソプロピルアセチル尿素の注意は、てんかんではなく眠気などについてのものです。
- 選択肢 3不正解
- 記述dで緑内障の人が相談するのは抗コリン成分などのことで、無水カフェインではありません。
- 選択肢 4不正解
- 記述dが誤っているので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 5不正解
- 記述cとdがどちらも誤っているので、この組み合わせは正しくありません。
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覚えるポイント
- イブプロフェンは出産予定日12週以内の妊婦で服用しないこととされています。
間違えやすいところ
- てんかんがある人の注意はジプロフィリンなどについてのもので、眠気を出す鎮静成分と混同しないようにします。
出題の前提:手引き「医薬品の適正使用・安全対策」における解熱鎮痛成分の注意喚起基準
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.24 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品成分と使用上の注意(禁忌・相談すること)
医薬品の適正使用・安全対策 · オキセサゼイン / 芍薬甘草湯 / 添付文書 / 使用上の注意
一般用医薬品の添付文書における使用上の注意に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
オキセサゼインは、妊婦では使ってはいけません(禁忌)。芍薬甘草湯も、心臓病の人は使ってはいけません(禁忌)。オキセサゼインは妊婦への安全がまだ確かめられておらず、芍薬甘草湯はカリウムが急に体外へ出ることで心臓病の悪化や偽アルドステロン症のおそれを高めるからです。
解き方
- それぞれの記述で、成分と「使ってはいけない人・相談が必要な人」の組み合わせを細かく確かめる。
- 記述a(オキセサゼイン)と記述d(芍薬甘草湯)は正しく、記述b(混合性結合組織病はイブプロフェンなど)と記述c(血液凝固異常ではなく血栓症)は誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- 記述bの無菌性髄膜炎についての注意は、小柴胡湯ではなくイブプロフェンなどに当てはまります。
- 選択肢 2正解
- オキセサゼイン(妊婦は禁忌)と芍薬甘草湯(心臓病は禁忌)の記述はどちらも正しく、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- 記述bとcがどちらも誤っているので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 4不正解
- 記述cでセトラキサート塩酸塩が注意すべきなのは、血液凝固異常ではなく血栓のある人などです。
覚えるポイント
- 芍薬甘草湯は心臓病の診断を受けた人に対して「服用しないこと(禁忌)」とされています。
間違えやすいところ
- セトラキサート塩酸塩は体内でトラネキサム酸になり、血栓を安定させるおそれがあるため、血栓症の人は相談が必要です。
出題の前提:手引き「してはいけないこと」及び「相談すること」の対象成分一覧
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.25 ↗(www.pref.miyagi.jp)
添付文書の記載事項と留意点
医薬品の適正使用・安全対策 · 添付文書 / 高齢者 / 漢方処方製剤 / 副作用症状
一般用医薬品の添付文書に関する記述a~dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
一般用医薬品の添付文書では、「高齢者」はおよそ65歳以上を目安としています。また、予想される軽い症状でも、続いたりひどくなったりしたときは、すぐに使用を中止して相談するよう書かれています。
解き方
- 記述a~dの正しい・誤りを1つずつ判断する。
- bは高齢者の目安が75歳以上ではなく65歳以上である点、dは中止せずではなく直ちに中止する点が誤りだと確かめ、正・誤・正・誤を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- 記述aとcが正しいので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 2不正解
- 記述aは正しく、記述bとdは誤っているので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 3正解
- aは正、bは誤、cは正、dは誤で、これが正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- 記述bは誤りで、記述cは正しいので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 5不正解
- 記述aは正しく、記述dは誤っているので、この組み合わせは正しくありません。
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覚えるポイント
- 医薬品の添付文書における「高齢者」の目安はおよそ65歳以上です。
間違えやすいところ
- 軽い症状でも、続いたりひどくなったりしたら、自分で判断して使い続けず「すぐに中止」して相談します。
出題の前提:手引き「添付文書の記載事項」の一般通則
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.25 ↗(www.pref.miyagi.jp)
緊急安全性情報(イエローレター)の概要
医薬品の適正使用・安全対策 · 緊急安全性情報 / イエローレター / 安全対策情報
緊急安全性情報に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
5
解説
緊急安全性情報(イエローレター)は、緊急で重大な注意が必要なときに出す、A4サイズの黄色い紙の文書です。1ヶ月以内に医療機関や薬局などへ伝えられます。小柴胡湯による間質性肺炎など、一般用医薬品でも出されたことがあります。
解き方
- 緊急安全性情報の特徴(黄色い紙、イエローレター、一般用医薬品での発出例の有無)を確かめる。
- 伝える期間(1ヶ月以内)と作るきっかけ(厚生労働省の指示・命令、自主決定)が正しいことを確かめ、cとdの組み合わせを選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- 記述a(青色ではなく黄色)とb(一般用医薬品でも発出例がある)はどちらも誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが誤っているので正しくありません(青色の印刷物はブルーレター=安全性速報)。
- 選択肢 3不正解
- 記述bが誤っているので正しくありません(小柴胡湯の例などがあります)。
- 選択肢 4不正解
- 記述bが誤っているので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 5正解
- 記述cとdはどちらも正しく、正しい組み合わせです。

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覚えるポイント
- 緊急安全性情報はイエローレター(黄色)、安全性速報はブルーレター(青色)です。
間違えやすいところ
- 緊急安全性情報は医療用医薬品だけでなく、一般用医薬品(小柴胡湯など)でも出されたことがあります。
出題の前提:手引き「医薬品等の安全性情報の伝達」
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.26 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品・医療機器等安全性情報の特徴
医薬品の適正使用・安全対策 · 医薬品・医療機器等安全性情報 / 安全対策情報 / 情報伝達
医薬品・医療機器等安全性情報に関する記述a~dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品・医療機器等安全性情報は、医薬品などの安全に関する情報を、医療関係者に広く伝えるために厚生労働省が定期的に出すものです。緊急で重大なときだけ作られるものではありません。
解き方
- 記述aが、緊急安全性情報などとの混同による誤りであることを確かめる。
- 記述b、c、dが、それぞれ発行する機関、載せる内容、配り方・載せ方として正しいことを確かめ、組み合わせを選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが誤っているので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 2正解
- aは誤、bは正、cは正、dは正で、これが正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- 記述aは誤りで、記述bは正しいので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 4不正解
- 記述aは誤りで、記述cは正しいので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 5不正解
- 記述aは誤りで、記述dは正しいので、この組み合わせは正しくありません。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 医薬品・医療機器等安全性情報は定期的な情報提供媒体であり、緊急時のみに発行されるものではありません。
間違えやすいところ
- 緊急で重大な注意が必要なときに出る緊急安全性情報(イエローレター)などと混同しないようにします。
出題の前提:手引き「医薬品・医療機器等安全性情報」
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.26 ↗(www.pref.miyagi.jp)
副作用情報等の収集および再審査・調査制度
医薬品の適正使用・安全対策 · 副作用情報収集 / 再審査制度 / 製造販売後調査 / 登録販売者の責務
医薬品の副作用情報等の収集に関する記述a~dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
市販後の安全対策では、製造販売業者に副作用などの報告義務があります。新有効成分配合の医薬品は承認後およそ8年の再審査、新効能やスイッチOTCなどは承認条件としておよそ3年の調査が課され、登録販売者などの協力も求められます。
解き方
- 製造販売業者の感染症・副作用の報告義務についての記述aを確かめる(正)。
- 一般用医薬品の再審査期間(およそ8年)、スイッチOTCなどの調査期間(およそ3年)、登録販売者の協力の努力義務を確かめ、すべて正しいと判断する。
- 選択肢 1正解
- 記述a、b、c、dはすべて正しく、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aは正しい内容なので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 3不正解
- 記述bは正しい内容なので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 4不正解
- 記述cは正しい内容なので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 5不正解
- 記述dは正しい内容なので、この組み合わせは正しくありません。
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覚えるポイント
- 新有効成分配合OTCの再審査期間は概ね8年、スイッチOTC等の安全性調査期間は概ね3年です。
間違えやすいところ
- 登録販売者などには、製造販売業者などが行う市販後調査や情報収集に協力する努力義務があります。
出題の前提:手引き「企業からの副作用等の報告」及び再審査・安全性調査制度
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.27 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬関係者による副作用等報告制度の手続きと対象
医薬品の適正使用・安全対策 · 医薬品等副作用被害救済・副作用等報告 / PMDA / 副作用等報告制度
医薬品医療機器等法第68条の10第2項に基づく、登録販売者が行う医薬品の副作用等報告に関する記述a~dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
医薬関係者による副作用などの報告は、原因との関係(因果関係)がはっきりしない場合でも、誤用や使いすぎによる場合でも、安全対策に必要なら報告の対象になります。報告先はPMDAで、電子報告の仕組みも用意されています。
解き方
- 報告の対象の範囲(因果関係がはっきりしなくてもよい、誤用・使いすぎも含む)について記述bとcを確かめる(どちらも正)。
- 報告様式の手に入れ方(PMDAのホームページ)と、令和3年4月からのウェブ直接入力の開始(記述aとd)を確かめ、すべて正と判断する。
- 選択肢 1正解
- 記述a、b、c、dはすべて正しく、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aは正しい内容なので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 3不正解
- 記述bは正しい内容なので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 4不正解
- 記述cは正しい内容なので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 5不正解
- 記述dは正しい内容なので、この組み合わせは正しくありません。
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覚えるポイント
- 副作用等報告は医薬品との因果関係が明確でない症例や、誤用・過量使用による事例も対象となります。
間違えやすいところ
- 因果関係がはっきり証明された事例だけに限られる、と勘違いしないようにします。
出題の前提:手引き「医薬関係者による副作用等の報告」
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.27 ↗(www.pref.miyagi.jp)
製造販売業者による副作用等の15日以内報告
医薬品の適正使用・安全対策 · 製造販売業者の報告義務 / 副作用報告期限 / 15日以内報告
医薬品医療機器等法第68条の10第1項の規定に基づき、医薬品の製造販売業者がその発生を知ったときから15日以内に厚生労働大臣に報告しなければならない事例に関する記述a~dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
製造販売業者が行う副作用などの報告では、死亡例(予測できるもの・できないものの両方)、重い症状の発生傾向の変化、外国での販売中止・回収などの安全対策は、15日以内に報告することが義務です。重くない事例は15日以内の対象ではありません。
解き方
- 15日以内に報告する対象(予測できる・できないを問わない死亡、予測できない重い症状、重い症状の発生傾向の変化、外国での回収などの措置)を確かめる。
- 記述bの「使用上の注意から予測できない、重くない国内の事例」は15日以内報告ではなく定期報告などの対象(誤)と判断し、正・誤・正・正を選ぶ。
- 選択肢 1正解
- aは正、bは誤、cは正、dは正で、これが正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aとcは正しく、記述bは誤っているので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 3不正解
- 記述bは誤りで、記述cとdは正しいので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 4不正解
- 記述aは正しいので、この組み合わせは正しくありません。
- 選択肢 5不正解
- 記述cとdは正しいので、この組み合わせは正しくありません。
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覚えるポイント
- 副作用による「死亡」事例は、使用上の注意から予測できるか否かにかかわらず15日以内に報告します。
間違えやすいところ
- 使用上の注意から予測できなくても、「重くない」事例は15日以内の緊急報告の対象にはなりません。
出題の前提:医薬品医療機器等法施行規則第228条の20(副作用等の報告)
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.28 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品副作用被害救済制度の給付対象・対象外の範囲
医薬品の適正使用・安全対策 · 医薬品副作用被害救済制度 / 給付対象 / 給付対象外
医薬品副作用被害救済制度に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 副作用による疾病のため入院治療が必要と認められる場合であって、やむをえず自宅療養を行った場合も救済給付の対象となる。 b 個人輸入した医薬品の使用による健康被害は救済制度の対象とならない。 c いわゆる健康食品の使用による健康被害は救済制度の対象となる。 d 医療機関での治療を要さず寛解したような軽度な健康被害についても救済給付の対象となる。
解答・解説を表示
解答
1
解説
医薬品副作用被害救済制度は、適正に使用しても起きた入院治療以上の重い健康被害を救済する公的制度です。対象は国内で適正に使われた医薬品による被害に限られます。そのため食品や個人輸入の医薬品、通院だけで済む軽い不調は給付の対象になりません。
解き方
- aとdについて、救済の条件となる被害の重さ(入院治療が必要な程度)と自宅療養の扱いを確かめます。
- bとcについて、制度の対象範囲(国内で売られる適正使用の医薬品か、食品や個人輸入薬は除かれるか)を確かめます。
- 正しいaとbの組み合わせを選択肢から選びます。
- 選択肢 1正解
- aとbがどちらも正しいので、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 2不正解
- aは正しいですが、dの軽い不調は対象外なので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bは正しいですが、cの健康食品は対象外なので誤りです。
- 選択肢 4不正解
- cもdも誤りなので、この組み合わせは不正解です。
答えの内訳
- a:正
- 入院治療が必要と認められる程度の疾病であっても、やむをえず自宅療養を行った場合は救済給付(医療費・医療手当等)の対象に含まれます。
- b:正
- 日本国内で適正に使用された医薬品が対象であるため、個人輸入された医薬品による健康被害は本制度の救済対象外です。
- c:誤
- 本制度は医薬品の適正使用による健康被害を救済するものであり、いわゆる健康食品(食品全般)による健康被害は対象外です。
- d:誤
- 救済給付の対象となる疾病は、入院を要する程度の医療を必要とする重篤な健康被害であり、通院のみや医療機関の受診を要しない軽度な被害は対象外です。
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覚えるポイント
- 救済制度の対象は「入院を要する程度の疾病」「日常生活が著しく制限される程度の障害」「死亡」であること
- 個人輸入医薬品や無承認無許可医薬品、いわゆる健康食品による被害は対象外であること
間違えやすいところ
- 入院治療が必要な重さでも、病床の都合で自宅療養になった場合は対象に含まれる、という点を見落とすこと。
- 一般用医薬品も対象だが、通院しなくて済むような軽い副作用まで救済される、と勘違いすること。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(厚生労働省)第5章「医薬品副作用被害救済制度」
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.28 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品副作用被害救済制度の給付種類・請求手続き・除外対象
医薬品の適正使用・安全対策 · 医薬品副作用被害救済制度 / 給付の種類と請求期限 / 対象除外医薬品 / 販売証明書
医薬品副作用被害救済制度に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 給付の種類としては、医療費、医療手当、障害年金、障害児養育年金、遺族年金、遺族一時金及び葬祭料があり、すべて請求期限が定められている。 b 一般用検査薬を適正に使用したにもかかわらず、健康被害を生じた場合は救済制度の対象となる。 c 一般用医薬品の使用による副作用被害への救済給付の請求に当たっては、医師の診断書、要した医療費を証明する書類(受診証明書)等のほか、その医薬品を販売等した薬局開設者、医薬品の販売業者が作成した販売証明書等が必要となる。 d 日本薬局方に収載されている医薬品はすべて救済制度の対象となる。
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解答
4
解説
救済制度の給付には、請求期限があるものとないものがあります。たとえば医療費は受けた日から5年以内ですが、障害年金と障害児養育年金には期限がありません。また検査薬や公衆衛生用薬など、人体に直接作用しない医薬品は救済の対象外です。
解き方
- 各給付の請求期限を確かめ、障害年金と障害児養育年金に期限がないことから、aを誤りと判断します。
- 適用除外の医薬品(検査薬、殺虫剤、日本薬局方の精製水など)を確かめ、bとdを誤りと判断します。
- 一般用医薬品の請求に必要な書類に販売証明書が含まれることを確かめ、cを正と判断します。
- 誤・誤・正・誤の並びに合う選択肢4を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aもdも誤りなので、この組み合わせは不正解です。
- 選択肢 2不正解
- bが誤りでcが正しいので、この組み合わせは不正解です。
- 選択肢 3不正解
- a、b、dがいずれも誤りなので、この組み合わせは不正解です。
- 選択肢 4正解
- aは誤り、bは誤り、cは正、dは誤りで、これが正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- aが誤りでcが正しいので、この組み合わせは不正解です。
答えの内訳
- a:誤
- 給付の種類のうち、障害年金および障害児養育年金には請求期限の定めがありません(医療費や遺族一時金等には期限があります)。
- b:誤
- 一般用検査薬や公衆衛生用薬(殺虫剤・殺鼠剤・殺菌消毒薬等)などは、本制度の対象から除外されています。
- c:正
- 一般用医薬品による被害の請求では、医師の診断書や領収書等に加えて、薬局開設者や店舗販売業者等が作成した販売証明書等が必要です。
- d:誤
- 日本薬局方収載医薬品であっても、精製水や消毒用エタノール、日本薬局方ワセリン等の適用除外医薬品が存在するため、「すべて」対象となるわけではありません。
覚えるポイント
- 障害年金・障害児養育年金には請求期限の定めがない
- 検査薬や殺虫剤、精製水などの一部の局方医薬品は救済給付の適用除外である
間違えやすいところ
- すべての給付に同じように5年などの請求期限がある、と思い込むこと。
- 日本薬局方に載っている医薬品なら、例外なくすべて救済の対象になる、と勘違いすること。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(厚生労働省)第5章「医薬品副作用被害救済制度」
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.29 ↗(www.pref.miyagi.jp)
一般用医薬品の過去の安全対策・薬害事例と注意喚起
医薬品の適正使用・安全対策 · アンプル入りかぜ薬 / 小柴胡湯と間質性肺炎 / フェニルプロパノールアミン(PPA) / 一般用かぜ薬と間質性肺炎
一般用医薬品の安全対策等に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a アンプル入りかぜ薬は他の剤形(錠剤、散剤等)に比べて吸収が速く、通常用量でも副作用を生じやすいことが確認されたことから、厚生省(当時)より関係製薬企業に対し、アンプル入りかぜ薬製品の回収が要請された。 b 小柴胡湯とインターフェロン製剤との併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂後も慢性肝炎患者が小柴胡湯を使用して間質性肺炎を発症し、死亡を含む重篤な転帰に至った例がある。 c プソイドエフェドリン塩酸塩が配合された一般用医薬品による脳出血等の副作用症例が複数報告されたことを受け、厚生労働省から関係製薬企業等に対して、使用上の注意の改訂、情報提供の徹底等を行うとともに、代替成分として塩酸フェニルプロパノールアミンへの速やかな切替えについて指示がなされた。 d 一般用かぜ薬全般において、まれに間質性肺炎の重篤な症状が起きることがあり、その症状は、かぜの諸症状と区別が難しいため、症状が悪化した場合には服用を中止して医師の診療を受ける旨の注意喚起がなされている。
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解答
4
解説
一般用医薬品では、過去に安全対策が取られた事例がいくつかあります。アンプル入りかぜ薬の回収、小柴胡湯による間質性肺炎、塩酸フェニルプロパノールアミンの代替成分への切替えなどです。こうした経緯と原因を正しく覚えておくことが大切です。
解き方
- a、b、dについて、手引きにある過去の安全対策の事例や注意喚起と合っているかを確かめ、すべて正と判断します。
- cについて、脳出血の危険があった成分は塩酸フェニルプロパノールアミンで、代わりにプソイドエフェドリン塩酸塩等へ切り替えた経緯を確かめ、誤りと判断します。
- 正・正・誤・正の並びに当てはまる選択肢4を選びます。
- 選択肢 1不正解
- cが誤りなので、この組み合わせは不正解です。
- 選択肢 2不正解
- aは正しいですが、cが誤りなので不正解です。
- 選択肢 3不正解
- bは正しいですが、cが誤りなので不正解です。
- 選択肢 4正解
- aは正、bは正、cは誤、dは正で、これが正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- cが誤りでdが正しいので、この組み合わせは不正解です。
答えの内訳
- a:正
- アンプル入りかぜ薬は血中濃度が急速に上昇し重篤な副作用が多発したため、厚生省(当時)から自主回収が要請されました。
- b:正
- インターフェロン製剤との併用禁忌の改訂後も、インターフェロンを投与されていない慢性肝炎患者への小柴胡湯単独投与で間質性肺炎・死亡例が発生し、緊急安全性情報が発出されました。
- c:誤
- 脳出血等のリスクが指摘されたのは「塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)」であり、PPAから「プソイドエフェドリン塩酸塩等」への切替えが指示されました(主客が逆です)。
- d:正
- かぜ薬による間質性肺炎はかぜの症状と混同されやすいため、息切れ・息苦しさや空咳等の悪化時は服用を中止して受診するよう注意喚起されています。
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覚えるポイント
- 塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)が脳出血等の副作用により、プソイドエフェドリン等への切替え指示を受けたこと
- 小柴胡湯はインターフェロン製剤との併用禁忌だけでなく、単独使用でも間質性肺炎の危険があること
間違えやすいところ
- 原因となった成分と、代わりに使われた成分を取り違えてしまうこと。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(厚生労働省)第5章「主な安全対策」
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.30 ↗(www.pref.miyagi.jp)
医薬品の適正使用および啓発活動の意義と登録販売者の役割
医薬品の適正使用・安全対策 · 薬と健康の週間 / 薬物乱用防止 / 小中学生からの啓発 / 登録販売者の役割
医薬品の適正使用及びその啓発活動に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 医薬品の持つ特質及びその使用・取扱い等について正しい知識を広く生活者に浸透させることにより、保健衛生の維持向上に貢献することを目的とし、毎年10月17日~23日の1週間を「薬と健康の週間」として、広報活動やイベント等が実施されている。 b 薬物乱用や薬物依存は、違法薬物(麻薬、覚醒剤、大麻等)によるものばかりでなく、一般用医薬品によっても生じ得る。 c 医薬品の適正使用の重要性等に関して、小中学生のうちからの啓発が重要である。 d 登録販売者は、一般用医薬品の販売等に従事する医薬関係者(専門家)として、適切なセルフメディケーションの普及定着、医薬品の適正使用の推進のため、啓発活動に積極的に参加、協力することが期待される。
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解答
1
解説
医薬品の適正使用は社会全体で進めていく課題です。そのため「薬と健康の週間」などの啓発活動や、子どもの頃からの教育、一般用医薬品の乱用防止が大切にされています。登録販売者も地域で積極的に協力することが求められます。
解き方
- aの「薬と健康の週間」の期間(10月17日~23日)が正しいことを確かめます。
- bとcについて、薬物乱用に一般用医薬品も含まれることと、小中学生の頃からの早い啓発の必要性を確かめます。
- dの登録販売者の役割や責任についての手引きの記載を確かめます。
- すべて正しい(正・正・正・正)ので、選択肢1を選びます。
- 選択肢 1正解
- a、b、c、dがすべて正しく、これが適切な組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- aは正しいので、この組み合わせは不正解です。
- 選択肢 3不正解
- bは正しいので、この組み合わせは不正解です。
- 選択肢 4不正解
- cは正しいので、この組み合わせは不正解です。
- 選択肢 5不正解
- dは正しいので、この組み合わせは不正解です。
答えの内訳
- a:正
- 「薬と健康の週間」は毎年10月17日~23日の1週間に実施されており、適正使用に関する広報活動が行われています。
- b:正
- 薬物乱用・依存は違法薬物だけでなく、鎮咳去痰薬やかぜ薬等の一般用医薬品の過量服用等によっても生じ得ます。
- c:正
- 早い段階から正しい知識を定着させるため、小中学生のうちから医薬品の適正使用や薬物乱用防止についての啓発を行うことが重要とされています。
- d:正
- 登録販売者は医薬関係者(専門家)として、セルフメディケーションの普及定着や適正使用啓発活動への積極的な参加・協力が期待されています。
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覚えるポイント
- 「薬と健康の週間」は毎年10月17日~23日の1週間であること
- 一般用医薬品も乱用・依存の対象となるため小中学生からの啓発が重視されていること
間違えやすいところ
- 「薬と健康の週間」の期間を、6月から7月の「ダメ。ゼッタイ。」普及運動などと取り違えてしまうこと。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(厚生労働省)第5章「医薬品の適正使用のための啓発活動」
出典:宮城県『2024年度 宮城県 後半』
午後(PDF:405KB) p.31 ↗(www.pref.miyagi.jp)
2024年度 宮城県 後半
参照した公式資料
宮城県が公開した2024年度 宮城県 後半の問題・解答資料です。
- 午後(PDF:405KB) ↗ — www.pref.miyagi.jp(PDF・31ページ)
- 解答(PDF:32KB) ↗ — www.pref.miyagi.jp(PDF・1ページ)

