公開問題を地域・年度・前半後半で区別しています。地域共通問題を含み、全国の独立した問題を網羅する集計ではありません。受験する地域の最新版の手引きと案内を併せて確認してください。
2024年度 関西広域連合 後半の概要
消化酵素の作用と分泌部位
人体の働きと医薬品 · 消化器系 / 消化酵素 / 消化と吸収
消化酵素の働きおよび分泌器官に関する記述について、正しい組合せを1つ選べ。
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解答
2
解説
三大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)は、それぞれ決まった消化酵素で小さな分子に分解されて吸収されます。なぜなら、消化酵素は決まった栄養素にしか働かないからです。どの酵素がどこから出て、何に変えるのかを覚えておきましょう。
解き方
- それぞれの文について、消化酵素が出る場所・働く相手・分解した結果が正しいかを見ていきます。
- aは誤り、bとcは正しく、dは誤りなので、この組み合わせに合う選択肢2が正解です。
- 選択肢 1不正解
- aを正、bを誤としているので当てはまりません。
- 選択肢 2正解
- aが誤、bが正、cが正、dが誤で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- bを誤、dを正としているので当てはまりません。
- 選択肢 4不正解
- aを正、cを誤としているので当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが正となり、正しくありません。
答えの内訳
- a:誤
- 唾液に含まれるプチアリン(唾液アミラーゼ)は、デンプンをデキストリンや麦芽糖に分解する酵素であり、アミノ酸に分解するわけではありません。
- b:正
- 胃腺から分泌されるペプシノーゲンは、胃酸によってタンパク質を半消化(ペプトン化)するペプシンに活性化されます。
- c:正
- 膵液に含まれるトリプシノーゲンは、十二指腸でエンテロキナーゼの作用等によりトリプシンとなり、半消化されたタンパク質をさらに細かく消化します。
- d:誤
- 脂質(トリグリセリド)を分解するのは膵液に含まれるリパーゼです。エレプシンは腸液に含まれるペプチド分解酵素(タンパク質消化酵素)です。
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覚えるポイント
- 唾液アミラーゼはデンプンを麦芽糖へ、ペプシン・トリプシンはタンパク質を、リパーゼは脂質を分解します。
間違えやすいところ
- エレプシンはタンパク質を分解する酵素です。脂質を分解するリパーゼと間違えやすいので気をつけましょう。
出題の前提:令和6年試験問題および厚生労働省「試験問題作成に関する手引き」
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.3 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
咽頭、喉頭及び食道の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 消化器系 / 呼吸器系 / 咽頭・喉頭・食道
咽頭、喉頭及び食道に関する記述について、正しいものの組合せを1つ選べ。
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解答
1
解説
咽頭は食べ物と空気の両方が通る場所で、喉頭は気道の一部として声を出し、誤嚥(食べ物が気管に入ること)を防ぎます。飲み込むときは喉頭蓋が閉じて気道をふさぎ、食べ物は食道へ送られます。食道は消化をせず、食べ物を運ぶだけの管です。
解き方
- それぞれの文について、からだの仕組みとして正しいかどうかを確かめます。
- aは正しく、bも正しく、cは誤り(食道は消化液を出さない)、dは誤り(喉頭蓋は開かず閉じる)です。よって(a、b)の組み合わせの選択肢1が答えです。
- 選択肢 1正解
- aとbがどちらも正しい内容なので正解です。
- 選択肢 2不正解
- cで食道が消化液を出すとしている点が誤りです。
- 選択肢 3不正解
- cで食道が消化液を出すとしている点が誤りです。
- 選択肢 4不正解
- dで喉頭蓋が反射的に開くとしている点が誤りです。
- 選択肢 5不正解
- cとdの両方に誤った内容が含まれています。
答えの内訳
- a:正
- 咽頭は鼻腔と口腔につながっており、消化管(食物の通り道)と気道(空気の通り道)の両方に属する器官です。
- b:正
- 喉頭は咽頭と気管の間にある軟骨に囲まれた円筒状の器官で、その軟骨の突起部分(甲状軟骨の喉頭隆起)が「のどぼとけ」と呼ばれます。
- c:誤
- 食道は内容物を胃へ送る蠕動運動を行いますが、消化液(消化酵素を含む液)を分泌する機能はありません(粘膜を保護・潤滑する粘液は分泌します)。
- d:誤
- 嚥下の際には、飲食物が誤って喉頭や気管に入らないよう、喉頭の入り口にある喉頭蓋が反射的に「閉じる」ことで飲食物が食道へと導かれます。
覚えるポイント
- 食道は消化液を分泌せず、嚥下時には喉頭蓋が「閉じて」気道への誤嚥を防ぎます。
間違えやすいところ
- 飲み込むとき喉頭蓋が「開く」と間違えやすいので、「気道をふさぐ=閉じる」と覚えましょう。
出題の前提:令和6年試験問題および厚生労働省「試験問題作成に関する手引き」
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.3 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
呼吸器系の構造と生理機能
人体の働きと医薬品 · 呼吸器系 / 上気道・下気道 / 鼻腔 / 肺胞
呼吸器系に関する記述の正誤について、正しい組合せを1つ選べ。
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解答
1
解説
呼吸器は、空気を肺胞まで導く気道と、酸素と二酸化炭素を交換する肺胞に分かれます。鼻はウイルスを防ぐときだけでなく、いつも鼻汁を出して吸う空気を湿らせ、温め、ほこりを除いています。肺胞では薄い壁を通して血液と空気の間でガスが入れ替わります。
解き方
- 気道の分け方(喉頭は上気道)、鼻汁がいつも出ていること、肺胞のつくりの各文を正しいか判定します。
- aは正しく、bは誤り(「防御反応のときだけ」ではない)、cとdは正しいので、選択肢1が答えです。
- 選択肢 1正解
- aが正、bが誤、cが正、dが正で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- bを正、dを誤としているので当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- bを正、cとdを誤としているので当てはまりません。
- 選択肢 4不正解
- aを誤、bを正、cを誤としているので当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- aを誤としているので当てはまりません。
答えの内訳
- a:正
- 気道は上気道と下気道に区分され、鼻腔から咽頭、喉頭までが上気道、気管から気管支、肺までが下気道とされます。
- b:誤
- 鼻汁は、かぜやアレルギーのときだけでなく、通常時でも常に分泌されて鼻腔粘膜を湿潤に保ち、吸気を加湿・加温する役割を果たしています。
- c:正
- 肺の内部では気管支が細かく枝分かれし、その末端にはブドウの房のような球状の小袋である肺胞が多数存在します。
- d:正
- 肺胞の壁は非常に薄い単層扁平上皮で構成されており、周囲を毛細血管網が取り囲み、効率的なガス交換を可能にしています。
覚えるポイント
- 上気道は鼻腔から喉頭まで、下気道は気管から肺までです。鼻汁は平常時も常に分泌されています。
間違えやすいところ
- 「〜のときだけ分泌される」という限定の言い方は誤りになりやすい定番のパターンです。
出題の前提:令和6年試験問題および厚生労働省「試験問題作成に関する手引き」
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.4 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
心臓及び血管系の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 循環器系 / 心臓 / 動脈と静脈 / 静脈弁
循環器系に関する記述について、正しいものの組合せを1つ選べ。
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解答
4
解説
心臓は右側と左側で役割が分かれています。右側は全身から戻った血液を肺へ送り、左側は肺から戻った血液を全身へ送り出します。心臓から出る血管が動脈、心臓へ戻る血管が静脈です。手足の静脈には、血液が逆流しないようにする弁があります。
解き方
- 心臓の右側は肺へ、左側は全身へ血液を送ることを確かめ、aを誤りとします。
- 心臓から送り出される血管は動脈だと確かめ、cを誤りとします。
- bとdが正しいことを確かめ、(b、d)の組み合わせである選択肢4を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aで心臓の右側と左側の働きが入れ替わっているので誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aとcの内容がどちらも誤っているので不正解です。
- 選択肢 3不正解
- cは静脈ではなく動脈とすべきで、誤っているので不正解です。
- 選択肢 4正解
- bとdがどちらも正しい内容なので正解です。
- 選択肢 5不正解
- cの内容が誤っているので不正解です。
答えの内訳
- a:誤
- 全身から集まった血液を受け取って肺へ送り出すのは心臓の右側部分(右心房、右心室)です。左側部分(左心房、左心室)は肺から戻った血液を全身へ送り出します。
- b:正
- 心臓は心筋で構成される握りこぶし大の中空の筋肉質の袋状臓器で、胸骨の後方に位置しています。
- c:誤
- 心臓から拍出された血液を送る血管は「動脈」です。動脈は弾力性に富み、高い血圧に耐えられる厚い壁を持ちます。
- d:正
- 四肢を通る静脈は内圧が低いため、血液の逆流を防ぐための静脈弁が一定の間隔で備わっています。
覚えるポイント
- 右心系は全身の静脈血を肺へ、左心系は肺の動脈血を全身へ送ります。心臓から出る血管が動脈です。
間違えやすいところ
- 心臓の右側(肺へ送る)と左側(全身へ送る)の役割を混ぜないようにしましょう。
出題の前提:令和6年試験問題および厚生労働省「試験問題作成に関する手引き」
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.4 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
腎臓の構造と内分泌・代謝機能
人体の働きと医薬品 · 泌尿器系 / ネフロン / エリスロポエチン / 活性型ビタミンD
泌尿器系に関する記述の正誤について、正しい組合せを1つ選べ。
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解答
1
解説
腎臓は、老廃物を尿として出すだけでなく、いくつもの大事な働きを持っています。たとえば、赤血球を増やすエリスロポエチンや血圧を調節するレニンを出し、ビタミンDを活性化します。からだの水分や塩分のバランスも保っています。
解き方
- ネフロンが腎小体と尿細管からできることを確かめ、aを正とします。
- 腎臓が老廃物を出し、電解質を調節することを確かめ、bを正とします。
- 腎臓が出すホルモンが増やす血球(エリスロポエチン=赤血球)を確かめ、cを誤りとします。
- 腎臓でビタミンDが活性化されることを確かめ、dを正とします。
- aが正、bが正、cが誤、dが正なので、当てはまる選択肢1を選びます。
- 選択肢 1正解
- aが正、bが正、cが誤、dが正で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- dを誤としているので当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- aを誤、cを正としているので当てはまりません。
- 選択肢 4不正解
- aを誤としているので当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- aとbを誤としているので当てはまりません。
答えの内訳
- a:正
- ネフロン(腎単位)は腎小体(糸球体とボウマン嚢)と尿細管から構成され、尿を生成する基本単位です。
- b:正
- 腎臓は血液を濾過して老廃物を尿として排泄するほか、体内の水分量や電解質のバランスを調節しています。
- c:誤
- 腎臓から分泌されるホルモン(エリスロポエチン)は、骨髄での「赤血球」の産生を促進するものであり、血小板ではありません。
- d:正
- ビタミンDは肝臓を経て腎臓で活性型ビタミンDに転換され、腸管からのカルシウム吸収を促して骨の形成や維持に関与します。
覚えるポイント
- 腎臓が分泌するエリスロポエチンは「赤血球」産生を促進します。ビタミンDの活性化も腎臓で行われます。
間違えやすいところ
- エリスロポエチンが増やすものを「血小板」や「白血球」とする引っかけに注意しましょう。
出題の前提:令和6年試験問題および厚生労働省「試験問題作成に関する手引き」
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.5 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
目の構造、調節機能及び眼疲労・眼精疲労
人体の働きと医薬品 · 感覚器系 / 目 / 水晶体・毛様体 / 結膜充血 / 眼精疲労
目に関する記述の正誤について、正しい組合せを1つ選べ。
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解答
4
解説
目では、近くを見るときと遠くを見るときで水晶体の厚さが変わります。近くを見るときは毛様体が縮んで水晶体が厚くなり、遠くを見るときは毛様体がゆるんで水晶体が薄くなります。また、休めば治まるただの疲れ目(眼疲労)と、全身のだるさを伴い治りにくい眼精疲労は別のものです。
解き方
- 涙に含まれる成分の働きを確かめ、aを正とします。
- 毛様体の縮み・ゆるみと水晶体の厚さの関係を確かめ、bを誤り(遠近が逆)とします。
- 結膜充血の特徴を確かめ、cを正とします。
- 眼疲労と眼精疲労の違いを確かめ、dを誤り(全身症状がないのは眼疲労)とします。
- aが正、bが誤、cが正、dが誤なので、選択肢4が答えになります。
- 選択肢 1不正解
- bを正、cを誤としているので当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- dを正としているので当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- aを誤、bを正としているので当てはまりません。
- 選択肢 4正解
- aが正、bが誤、cが正、dが誤で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- aを誤、dを正としているので当てはまりません。
答えの内訳
- a:正
- 涙液にはリゾチーム(殺菌酵素)や免疫グロブリン(抗体)等が含まれ、角膜や結膜を感染から防御しています。
- b:誤
- 水晶体は、近くの物を見るときに毛様体が収縮して厚みが増し、遠くの物を見るときに毛様体が弛緩して扁平になります(記述は遠近が逆です)。
- c:正
- 結膜充血は眼瞼結膜および球結膜の血管拡張によるため、白目の部分だけでなく眼瞼(まぶた)の裏側も赤くなります。
- d:誤
- 全身症状を伴わない生理的な目の疲れは「眼疲労(疲れ目)」です。「眼精疲労」は睡眠や休息をとっても十分に回復せず、頭痛や肩こりなどの全身症状を伴う病態です。
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覚えるポイント
- 近くを見るときは毛様体収縮・水晶体は厚くなります。眼精疲労は休息で改善せず全身症状を伴います。
間違えやすいところ
- 近くを見るときと遠くを見るときの水晶体の変化を逆に覚えやすいので、整理して覚えましょう。
出題の前提:令和6年試験問題および厚生労働省「試験問題作成に関する手引き」
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.5 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
鼻腔・副鼻腔及び耳の構造と伝導路
人体の働きと医薬品 · 感覚器系 / 鼻腔・副鼻腔 / 嗅細胞 / 耳小骨 / 中耳・内耳
鼻及び耳に関する記述の正誤について、正しい組合せを1つ選べ。
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解答
1
解説
鼻の中と副鼻腔(鼻の周りの空洞)は粘膜でおおわれ、線毛の動きで異物を外へ出します。耳は外耳・中耳・内耳に分かれます。外耳道を通った音は鼓膜を震わせ、中耳にある3つの耳小骨(ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨)が振動を大きくして内耳へ伝えます。
解き方
- においを感じる仕組み(嗅細胞と嗅覚中枢)を確かめ、aを正とします。
- 副鼻腔と鼻腔をつなぐ穴が狭く、炎症が広がりやすいことを確かめ、bを正とします。
- 副鼻腔の粘膜が線毛の動きで異物を出すことを確かめ、cを正とします。
- 耳小骨が中耳にあり、振動を「内耳」へ伝えることを確かめ、dを誤りとします。
- aが正、bが正、cが正、dが誤なので、選択肢1を選びます。
- 選択肢 1正解
- aが正、bが正、cが正、dが誤で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- cを誤、dを正としているので当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- cを誤としているので当てはまりません。
- 選択肢 4不正解
- aとbを誤としているので当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- aを誤、dを正としているので当てはまりません。
答えの内訳
- a:正
- 鼻腔上部の粘膜(嗅上皮)にある嗅細胞が匂い分子によって刺激されると、その信号が嗅神経を経て大脳の嗅覚中枢へ伝えられます。
- b:正
- 鼻腔と副鼻腔をつなぐ開口部は狭いため、鼻腔粘膜が炎症で腫れると開口部が閉塞し、副鼻腔に炎症や膿の貯留を起こしやすくなります。
- c:正
- 副鼻腔に入った異物や埃は、粘膜の粘液に吸着され、線毛上皮の線毛運動によって鼻腔内へ排出されます。
- d:誤
- 耳小骨(ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨)は「中耳」に存在し、鼓膜の振動を増幅して「内耳(蝸牛)」へ音を伝えます。中耳へ伝えるわけではありません。
覚えるポイント
- 耳小骨は中耳に位置し、鼓膜の振動を増幅して「内耳」へ伝えます。
間違えやすいところ
- 耳小骨はもともと中耳にあるので、「中耳へ音を伝える」という誤りに気づきにくいです。
出題の前提:令和6年試験問題および厚生労働省「試験問題作成に関する手引き」
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.6 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
外皮系の構成、皮膚の常在菌及び汗腺の機能
人体の働きと医薬品 · 外皮系 / メラニン色素 / 皮膚常在菌 / 汗腺(エクリン腺・アポクリン腺)
皮膚に関する記述の正誤について、正しい組合せを1つ選べ。
解答・解説を表示
解答
1
解説
皮膚は表皮・真皮・皮下組織からできています。皮膚と、汗腺・皮脂腺・毛・爪などをまとめて外皮系と呼びます。汗腺には2種類あります。全身にあり体温調節を担うエクリン腺と、わきの下などにあり、汗が常在菌に分解されてにおいを出すアポクリン腺です。
解き方
- 外皮系が皮膚と皮膚腺と角質をまとめた呼び名だと確かめ、aを正とします。
- 毛の色がメラニン色素で決まることを確かめ、bを誤りとします。
- 皮膚常在菌が病原菌の増殖を抑えることを確かめ、cを正とします。
- エクリン腺(体温調節)とアポクリン腺(体臭)の特徴を確かめ、dを誤りとします。
- aが正、bが誤、cが正、dが誤なので、選択肢1を選びます。
- 選択肢 1正解
- aが正、bが誤、cが正、dが誤で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- dを正としているので当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- bを正、cを誤としているので当てはまりません。
- 選択肢 4不正解
- aを誤、bとdを正としているので当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- aを誤、bとdを正としているので当てはまりません。
答えの内訳
- a:正
- 外皮系は、皮膚本体と、皮膚腺(汗腺・皮脂腺)、角質(毛や爪など)を合わせた総称です。
- b:誤
- 皮膚の色だけでなく毛の色も、毛母細胞周辺に存在するメラノサイトによって産生されるメラニン色素の量や種類によって決定されます。
- c:正
- 皮膚表面には皮膚常在菌叢が存在し、弱酸性の環境を維持するなどして病原微生物の侵入や繁殖を抑制しています。
- d:誤
- 体臭腺とされるのはアポクリン腺(腋窩などに分布)です。エクリン腺は全身に広く分布し、主に体温調節のための汗を分泌します。
覚えるポイント
- エクリン腺は全身に分布し体温調節、アポクリン腺は腋窩等に分布し体臭の原因となります。
間違えやすいところ
- エクリン腺とアポクリン腺の場所と働きを混ぜないように気をつけましょう。
出題の前提:令和6年試験問題および厚生労働省「試験問題作成に関する手引き」
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.6 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
骨格系及び筋組織の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 骨格系 / 筋組織 / 骨代謝 / 疲労機構
骨格系及び筋組織に関する記述について、正しい組合せを1つ選べ。 a 骨の成長が停止すると骨吸収と骨形成は行われず、カルシウムが骨から溶け出し骨密度は低下する。 b 骨の関節面は、弾力性に富む柔らかい軟骨層に覆われており、衝撃を和らげ、関節の動きを滑らかにしている。 c 骨格筋の疲労は、乳酸の代謝に伴って生成するグリコーゲンが蓄積し、筋組織の収縮性が低下する現象である。 d 心臓壁にある筋組織は、消化管壁や膀胱等に分布する筋と同様に、自律神経に支配される平滑筋に分類される。
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解答
3
解説
骨は大人になっても、骨をこわすはたらきと骨をつくるはたらきをくり返して、絶えず入れ替わっている。筋肉は、自分の意思で動かせる骨格筋(横紋筋)、意思では動かない平滑筋、横紋はあるが意思では動かない心筋に分けられる。
解き方
- 各文が正しいかを、骨の入れ替わり、関節のつくり、筋肉の疲れ、筋肉の種類の決まりに当てはめて確かめる。
- aは誤り、bは正しく、cとdは誤りなので、正しい組合せは選択肢3だと分かる。
- 選択肢 1不正解
- aが誤っているので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 2不正解
- aとcとdが誤っているので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 3正解
- aが誤り、bが正しく、cとdが誤りなので、正しい組合せです。
- 選択肢 4不正解
- aとcが誤っているので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 5不正解
- bとcとdが誤っているので、この組合せは正しくない。
答えの内訳
- a:誤
- 骨の成長停止後も骨吸収と骨形成(リモデリング)は生涯を通じて絶え間なく行われています。
- b:正
- 骨の関節面は弾力性のある関節軟骨層で覆われており、衝撃を吸収して運動を滑らかにしています。
- c:誤
- 筋疲労はエネルギー源であるグリコーゲンの減少や、代謝産物である乳酸の蓄積等によって収縮性が低下する現象です。
- d:誤
- 心臓壁を構成する心筋は自律神経支配の不随意筋ですが、構造的には横紋筋に分類されます。
覚えるポイント
- 心筋は不随意筋であるが平滑筋ではなく横紋筋である点に注意する。
間違えやすいところ
- 骨の成長が止まると骨の入れ替わりも止まると思いがちだが、大人になってからもずっと続いている。
出題の前提:手引き(第2章 人体の働きと医薬品)骨格系・筋組織
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.7 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
脳や神経系の働き
人体の働きと医薬品 · 脳 / 脊髄 / 自律神経系 / 神経伝達物質
脳や神経系の働きに関する記述について、正しい組合せを1つ選べ。 a 脊髄は脊椎の中にあり、脳と末梢の間で刺激を伝えるほか、末梢からの刺激の一部に対して脳を介さずに刺激を返す場合があり、これを脊髄反射と呼ぶ。 b 脳は、細胞同士が複雑かつ活発に働くため、酸素の消費量は全身の約50%を占める。 c 自律神経系は、交感神経系と副交感神経系からなり、多くの効果器に対し、これら二つの神経系が支配している。 d 全身に広く分布する汗腺を支配する交感神経線維の末端では、アセチルコリンが神経伝達物質として放出される。
解答・解説を表示
解答
2
解説
自律神経は、自分の意思とは関係なく体のはたらきを調節している。交感神経の末端はふつうノルアドレナリンを出すが、汗腺を支配する線維だけは例外でアセチルコリンを出す。
解き方
- 各文が正しいかを、神経のつくりの数値と伝達物質の性質をもとに確かめる。
- aは正しく、bは誤り、cとdは正しいので、選択肢2が正解だと分かる。
- 選択肢 1不正解
- aが正しく、bが誤りで、dも正しいので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 2正解
- aとcとdが正しく、bが誤りなので、正しい組合せです。
- 選択肢 3不正解
- bが誤っているので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 4不正解
- dが正しいので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 5不正解
- aとcが正しく、bが誤りなので、この組合せは正しくない。
答えの内訳
- a:正
- 脊髄は脳と末梢の連絡路であると同時に、脳を介さない反射中枢(脊髄反射)として機能します。
- b:誤
- 脳の酸素消費量は全身の約20%(血液流量は約15%、ブドウ糖消費量は約25%)です。
- c:正
- 自律神経系は交感神経と副交感神経から構成され、多くの器官に対して拮抗的な二重支配を行っています。
- d:正
- 交感神経末端の神経伝達物質は原則ノルアドレナリンですが、全身の汗腺を支配する節後線維では例外的にアセチルコリンが放出されます。
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覚えるポイント
- 脳の消費割合:酸素は約20%、ブドウ糖は約25%、血流は約15%である。
間違えやすいところ
- 汗腺を支配する交感神経の末端が、ノルアドレナリンではなくアセチルコリンを出す点を見落としやすい。
出題の前提:手引き(第2章 人体の働きと医薬品)神経系
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.7 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
薬の有効成分の吸収部位と経路
人体の働きと医薬品 · 薬物動態 / 吸収 / 初回通過効果 / 投与経路
薬の有効成分の吸収に関する記述について、正しい組合せを1つ選べ。 a 内服薬の有効成分は、主に胃で吸収される。 b 鼻腔粘膜の下には毛細血管が豊富なため、点鼻薬の成分は循環血液中に移行しやすい。 c 坐剤の有効成分は直腸下部の粘膜から吸収されると、肝臓で代謝を受けた後、全身に分布する。 d 皮膚に適用する医薬品(塗り薬、貼り薬等)の有効成分が皮膚表面から血液中に移行した場合、肝臓で代謝を受ける前に血流に乗って全身に分布する。
解答・解説を表示
解答
2
解説
口から入った薬は主に小腸で吸収され、門脈を通ってまず肝臓を通過する。一方、直腸の下部・皮膚・口の粘膜から吸収された成分は、肝臓を通らずに全身へ回る。
解き方
- 各文が正しいかを、飲み方ごとの吸収される場所と、門脈・肝臓の初回通過の有無で確かめる。
- aは誤り、bは正しく、cは誤り、dは正しいので、選択肢2を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- cが誤りで、dは正しいので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 2正解
- aとcが誤り、bとdが正しいので、正しい組合せです。
- 選択肢 3不正解
- bが正しいので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 4不正解
- aが誤りで、dが正しいので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 5不正解
- aとcが誤りで、bとdが正しいので、この組合せは正しくない。
答えの内訳
- a:誤
- 内服薬の有効成分の吸収は、主に表面積が非常に大きい小腸で行われます。
- b:正
- 鼻腔粘膜直下には毛細血管が密に発達しているため、吸収された成分が循環血液中に移行しやすい特徴があります。
- c:誤
- 直腸下部から吸収された成分は下大静脈に直接流入するため、門脈を経由する肝臓の初回通過効果を回避して全身に分布します。
- d:正
- 皮膚から吸収されて毛細血管に入った有効成分は、肝臓を通過する前に体循環に乗って全身を巡ります。
覚えるポイント
- 直腸下部からの吸収は肝初回通過効果を受けない。
間違えやすいところ
- 内服薬は胃で主に吸収されると思いがちだが、主に吸収されるのは小腸である。
出題の前提:手引き(第2章 人体の働きと医薬品)薬の生体内運命
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.8 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
薬の代謝・排泄機構
人体の働きと医薬品 · 薬物代謝 / 排泄 / 肝初回通過効果 / 腎機能障害
薬の代謝、排泄に関する記述について、正しい組合せを1つ選べ。 a 有効成分が体内で代謝を受けると、作用を失ったり、作用が現れたり、あるいは体外へ排泄されやすい水溶性の物質に変化したりする。 b 有効成分の体外への排泄経路として母乳中もあるが、その排泄量は微量であるため、乳児に対する副作用の発現の点では重要ではない。 c 経口投与後、消化管で吸収されて血液中に移行した有効成分は、全身循環に入る前に、門脈という血管を経由して腎臓を通過する。 d 腎機能が低下した人では、正常の人よりも有効成分の尿中への排泄が過剰となり、血中濃度が速やかに低下する。
解答・解説を表示
解答
4
解説
薬はおもに肝臓で分解され、腎臓から尿へ出される。口から吸収された成分は門脈を通って肝臓へ運ばれる。腎臓のはたらきが落ちると排泄が遅れ、血中の濃度が高いまま長く続く。
解き方
- a〜dの各文を、薬が分解・排泄されるしくみの基本に当てはめて確かめる。
- aだけが正しく、bとcとdは誤りなので、選択肢4が正解となる。
- 選択肢 1不正解
- aは正しく、bとcが誤りなので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 2不正解
- cは門脈が腎臓へ向かうとしているが、そこが誤り。
- 選択肢 3不正解
- bとdが誤っているので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 4正解
- aが正しく、bとcとdが誤りなので、正しい組合せです。
- 選択肢 5不正解
- aが正しいので、この組合せは正しくない。
答えの内訳
- a:正
- 代謝により有効成分は不活性化されるだけでなく、活性化されたり、排泄されやすい水溶性化合物へ変化したりします。
- b:誤
- 母乳中へ移行する有効成分は微量であっても、代謝排泄機能が未発達な乳児に対して重大な影響を及ぼす恐れがあり重要です。
- c:誤
- 消化管で吸収された成分は、門脈を経由して「肝臓」を通過してから全身循環に入ります。
- d:誤
- 腎機能が低下すると有効成分の排泄が遅延し、血中濃度が高く維持されて副作用が生じやすくなります。
覚えるポイント
- 消化管から吸収された成分が門脈を経由して向かう臓器は肝臓である。
間違えやすいところ
- 腎臓のはたらきが落ちると排泄が進んで血中濃度が下がる、と逆に覚えないよう注意する。
出題の前提:手引き(第2章 人体の働きと医薬品)薬の生体内運命
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.8 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
薬の体内での働きと血中濃度変化
人体の働きと医薬品 · 血中濃度 / 有効濃度 / 作用機序 / 過量投与
薬の体内での働きに関する記述について、正しい組合せを1つ選べ。 a 循環血液中に移行した有効成分は、多くの場合、標的となる細胞に存在する受容体、酵素、トランスポーターなどのタンパク質と結合し、その機能を変化させることで薬効や副作用を現す。 b 医薬品が摂取された後、有効成分の血中濃度は上昇し、ある時点でピークに達するが、代謝・排泄の速度が吸収・分布の速度を上回ると低下していく。 c 医薬品の有効成分がわずかでも循環血液中に移行すると、生体の反応としての薬効が現れる。 d 一度に大量の医薬品を摂取したり、十分な間隔をあけずに追加摂取したりして血中濃度を高くしても、ある濃度以上になると薬効は頭打ちとなり、有害な作用(副作用や毒性)も現れにくくなる。
解答・解説を表示
解答
3
解説
薬が効くには、血中の濃度が最小有効濃度という一定の値以上になり、中毒域より低い範囲に保たれる必要がある。濃度が高くなりすぎると、主な作用は頭打ちになっても、有害な作用の危険は急に高まる。
解き方
- 血中濃度の変化と、薬が効く範囲・中毒の範囲の関係から、各文の正誤を確かめる。
- aとbは正しく、cとdは誤りなので、選択肢3を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- cが誤っているので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 2不正解
- dが誤っているので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 3正解
- aとbが正しく、cとdが誤りなので、正しい組合せです。
- 選択肢 4不正解
- aとbは正しいが、cが誤りなので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 5不正解
- aは正しいが、dが誤りなので、この組合せは正しくない。
答えの内訳
- a:正
- 薬物の有効成分は主に生体内の受容体や酵素等の標的タンパク質と特異的に結合して作用を発揮します。
- b:正
- 血中濃度は吸収速度と代謝・排泄速度のバランスで決まり、後者が上回ると濃度は下降します。
- c:誤
- 薬効が発現するためには血中濃度が一定の最小有効濃度(閾値)に達する必要があります。
- d:誤
- 過量投与等により血中濃度が高くなりすぎると、薬効は頭打ちになっても副作用や毒性のリスクは増大します。
覚えるポイント
- 薬効発現には最小有効濃度を超える必要があり、過量投与は副作用を著しく増大させる。
間違えやすいところ
- 血中濃度が少しでも上がれば薬の効果が出る、と決めつけないよう注意する。
出題の前提:手引き(第2章 人体の働きと医薬品)薬の生体内運命
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.9 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
内服医薬品の剤形と特徴
人体の働きと医薬品 · 剤形 / 錠剤 / 口腔内崩壊錠 / 顆粒剤 / カプセル剤
内服用医薬品の剤形及びその一般的な特徴に関する記述について、正しい組合せを1つ選べ。 a 一般的に、錠剤(内服)は、胃や腸で崩壊し、有効成分が溶出することが薬効発現の前提となる。 b 口腔内崩壊錠は、固形物を飲み込むことが困難な高齢者や乳幼児でも、口の中で溶かした後に、唾液と一緒に飲み込むことができる。 c 顆粒剤は、粒の表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水などで飲み込む。 d カプセル剤は、水なしで服用するとゼラチンが喉や食道に貼り付くことがあるため、必ず適切な量の水(又はぬるま湯)とともに服用する。
解答・解説を表示
解答
5
解説
口から飲む薬は、剤形ごとに崩れ方や溶け方が考えて作られている。そのため、かみ砕かないことや、十分な水といっしょに飲むことなどの決まりを守る必要がある。
解き方
- 錠剤、口腔内崩壊錠、顆粒剤、カプセル剤のそれぞれの性質と注意点を確かめる。
- a、b、c、dはどれも正しいので、選択肢5を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- dも正しいので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 2不正解
- cも正しいので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 3不正解
- bも正しいので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 4不正解
- aも正しいので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 5正解
- aからdまで全部が正しいので、正しい組合せです。
答えの内訳
- a:正
- 一般的な経口錠剤は消化管内で崩壊し、有効成分が溶解(溶出)して初めて吸収されます。
- b:正
- 口腔内崩壊錠は唾液で速やかに崩壊するため、嚥下機能が低下した高齢者等でも容易に服用可能です。
- c:正
- 苦味のマスキングや徐放化のためにコーティングされている顆粒剤は噛み砕かずに服用します。
- d:正
- カプセルのゼラチン被膜が食道粘膜に癒着して潰瘍を生じるのを防ぐため、十分な水とともに服用します。
覚えるポイント
- カプセル剤やコーティング顆粒剤は食道癒着や被膜破損防止のため噛まずに水で飲む。
間違えやすいところ
- 口腔内崩壊錠は水なしで飲めるが、口の粘膜から直接吸収されるわけではない点に注意する。
出題の前提:手引き(第2章 人体の働きと医薬品)剤形ごとの違い・適切な使用方法
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.10 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
肝機能障害及び偽アルドステロン症の病態と特徴
人体の働きと医薬品 · 副作用 / 肝機能障害 / 黄疸 / 偽アルドステロン症
医薬品の副作用として現れる肝機能障害及び偽アルドステロン症に関する記述について、正しい組合せを1つ選べ。 a 医薬品により生じる肝機能障害の主な症状には、全身の倦怠感、黄疸のほか、発熱、発疹、皮膚の掻痒感、吐きけ等がある。 b 黄疸とは、グロブリンが胆汁中へ排出されず、血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。 c 偽アルドステロン症は、体から塩分(ナトリウム)と水が失われ、体内にカリウムが貯留することによって生じる病態である。 d 偽アルドステロン症は、小柄な人や高齢者で生じやすく、原因医薬品の長期服用後に初めて発症する場合もある。
解答・解説を表示
解答
3
解説
黄疸は、赤血球のヘモグロビンが分解されてできるビリルビンが血中にたまりすぎて起こる。偽アルドステロン症は、ナトリウムと水が体にたまって血圧上昇やむくみを招き、カリウムが減って低カリウム血症になる。
解き方
- 黄疸の原因になる物質(ビリルビン)と、偽アルドステロン症でのナトリウム・カリウムの動きを確かめる。
- aは正しく、bとcは誤り、dは正しいので、選択肢3を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- bが誤りで、dが正しいので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 2不正解
- cが誤りで、dが正しいので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 3正解
- aとdが正しく、bとcが誤りなので、正しい組合せです。
- 選択肢 4不正解
- aは正しいが、cが誤りなので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 5不正解
- aとdは正しいが、この組合せはそれと合わないので正しくない。
答えの内訳
- a:正
- 薬物性肝障害では倦怠感や黄疸のほか、発熱、発疹、皮膚掻痒感などのアレルギー性症状を伴うことがあります。
- b:誤
- 黄疸はグロブリンではなく、赤血球のヘモグロビン分解産物である「ビリルビン」が血中に滞留して生じます。
- c:誤
- 偽アルドステロン症は、ナトリウムと水が体内に貯留し、カリウムが排泄されて低カリウム血症を呈する病態です。
- d:正
- 偽アルドステロン症は高齢者や小柄な人で発症しやすく、長期投与後に発症することもあります。
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覚えるポイント
- 偽アルドステロン症:ナトリウム・水が体内に貯留、カリウムが排泄(低カリウム血症)。
間違えやすいところ
- ナトリウムとカリウムの出入りを逆にして覚えないよう注意する。
出題の前提:手引き(第2章 人体の働きと医薬品)副作用
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.10 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
精神神経系に現れる医薬品の副作用
人体の働きと医薬品 · 精神神経症状 / 無菌性髄膜炎 / 基礎疾患 / 副作用既往歴
精神神経系に現れる医薬品の副作用に関する記述について、正しいものの組合せを選べ。 a 中枢神経系が影響を受け、物事に集中できない、落ち着きがなくなる等のほか、不眠、不安、震え(振戦)、興奮、眠気、うつ等の精神神経症状を生じることがある。 b 精神神経症状は、医薬品の添付文書に記載されている通常の用法・用量では発生することはない。 c 無菌性髄膜炎は、医薬品の副作用が原因の場合、全身性エリテマトーデス、関節リウマチ等の基礎疾患がある人で発症リスクが高い。 d 医薬品の副作用が原因で軽度の無菌性髄膜炎を経験した人は、同じ医薬品を使用しても再発することはない。
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解答
2
解説
薬による副作用は、正しい使い方でも起こることがある。無菌性髄膜炎(主に解熱鎮痛成分による)は膠原病の人で起こりやすく、一度起こった人への同じ薬の再投与は禁忌とされる。
解き方
- 精神神経系の副作用が起こる条件と、無菌性髄膜炎のなりやすさ・再発しやすさの記述を確かめる。
- aとcが正しく、bとdが誤りなので、組合せ(a、c)の選択肢2が正解だと分かる。
- 選択肢 1不正解
- bが誤っているので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 2正解
- aとcが正しいので、正しい組合せです。
- 選択肢 3不正解
- bが誤っているので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 4不正解
- bとdが誤っているので、この組合せは正しくない。
- 選択肢 5不正解
- dが誤っているので、この組合せは正しくない。
答えの内訳
- a:正
- 中枢神経系への影響により、情動不安定、不眠、不安、振戦、眠気などの多様な症状が生じることがあります。
- b:誤
- 精神神経症状は過量使用時だけでなく、通常の用法・用量であっても発症することがあります。
- c:正
- 医薬品性無菌性髄膜炎は、全身性エリテマトーデス(SLE)や関節リウマチ等の自己免疫疾患患者で好発します。
- d:誤
- 医薬品による無菌性髄膜炎を経験した患者に同一医薬品を再投与すると、高確率で再発します。
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覚えるポイント
- 無菌性髄膜炎の既往がある人への同一医薬品の使用は再発の危険がある。
間違えやすいところ
- 決められた使い方を守っていれば副作用はまったく起こらない、と思い込まない。
出題の前提:手引き(第2章 人体の働きと医薬品)精神神経系に現れる副作用
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.11 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
消化器系の副作用(消化性潰瘍・イレウス様症状)
人体の働きと医薬品 · 消化器系副作用 / 消化性潰瘍 / イレウス様症状
消化器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 消化性潰瘍とは、胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されているが、粘膜組織の欠損は粘膜筋板を超えない状態をいう。 b 副作用による消化性潰瘍は、自覚症状が乏しい場合もあり、突然の吐血・下血によって発見されることもある。 c イレウス様症状(腸閉塞様症状)では、腹痛などの症状のために水分や食物の摂取が抑制され、嘔吐がない場合でも脱水状態となることがある。 d 小児や高齢者のほか、普段から便秘傾向にある人は、イレウス様症状の発症のリスクが高い。
解答・解説を表示
解答
4
解説
消化性潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜の欠損が粘膜筋板を越えて深く進んだ状態です。イレウス様症状は腸の通りが悪くなり、脱水などを起こしやすい危険な副作用です。
解き方
- aは、粘膜の欠損が粘膜筋板を越えるかどうかを確かめ、誤りと判断する。
- b、c、dは、消化性潰瘍の見つかり方やイレウス様症状のなりやすさ・脱水の危険を確かめ、どれも正しいと判断する。
- aが誤、b・c・dが正となる組み合わせの選択肢4を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aが正、bが誤、dが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- aが正、bが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- aが正、cが誤、dが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 4正解
- aが誤、bが正、cが正、dが正の組み合わせで正解です。
- 選択肢 5不正解
- cが誤なので当てはまりません。
答えの内訳
- a:誤
- 消化性潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜組織の欠損が粘膜筋板を「超えて」組織傷害が進行した状態を指します。超えない状態とする記述は誤りです。
- b:正
- 医薬品の副作用による消化性潰瘍は、自覚症状が乏しいこともあり、突然の吐血や下血によって発見されることがあります。
- c:正
- イレウス様症状では、腹痛などによって水分や食物の摂取が抑制されるため、嘔吐を伴わない場合でも脱水状態に陥ることがあります。
- d:正
- 小児や高齢者、また普段から便秘傾向にある人は、腸管の運動機能などの影響によりイレウス様症状を発症しやすいリスク要因を有しています。
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覚えるポイント
- 潰瘍は粘膜筋板を「超える」欠損、びらんは「超えない」欠損である。
間違えやすいところ
- 消化性潰瘍の定義で「粘膜筋板を越える」と「越えない(びらん)」を取り違えないようにする。
出題の前提:手引き(人体の働きと医薬品・医薬品の副作用)に基づく出題
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.12 ↗(www.kouiki-kansai.jp) / 令和6年度 登録販売者試験 解答 (PDFファイル: 68.6KB) p.1 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
呼吸器系の副作用(間質性肺炎・医薬品誘発喘息)
人体の働きと医薬品 · 呼吸器系副作用 / 間質性肺炎 / 喘息
呼吸器系に現れる医薬品の副作用に関する記述について、正しいものの組合せを選べ。 a 間質性肺炎は、気管支又は肺胞が細菌に感染して炎症を生じたものである。 b 間質性肺炎を発症すると、体内は低酸素状態となり、呼吸困難、空咳(痰の出ない咳)、発熱等の症状を呈する。 c 医薬品を原因とする喘息は、内服薬にのみ生じ、坐薬や外用薬では誘発されない。 d 合併症を起こさない限り、喘息の原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば、症状は寛解する。
解答・解説を表示
解答
4
解説
間質性肺炎は肺胞のまわりの間質に炎症が起きる病気で、空咳や低酸素が特徴です。医薬品誘発喘息は、飲み薬だけでなく坐薬や外用薬でも起こることがあります。
解き方
- aは、間質性肺炎の原因(細菌感染ではなく間質の病変)を確かめ、誤りと判断する。
- bは、間質性肺炎のよくある症状(空咳、発熱、呼吸困難)を確かめ、正しいと判断する。
- cは、医薬品誘発喘息の使い方(飲み薬だけでなく外用薬などでも発症)を確かめ、誤りと判断する。
- dは、喘息がおさまる条件(原因成分が体内から消えること)を確かめ、正しいと判断する。
- 正しいものの組み合わせ(b、d)の選択肢4を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- a(誤り)が入っているので当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- aとcが入っているので当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- c(誤り)が入っているので当てはまりません。
- 選択肢 4正解
- bとdがどちらも正しく、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- c(誤り)が入っているので当てはまりません。
答えの内訳
- a:誤
- 間質性肺炎は、肺胞と毛細血管を取り囲む間質組織に炎症が生じるものであり、一般的な細菌感染症とは異なります。
- b:正
- 間質性肺炎ではガス交換が障害されて体内が低酸素状態となり、息切れ・呼吸困難、空咳、発熱などの症状が現れます。
- c:誤
- 医薬品による喘息(アスピリン喘息等)は、内服薬だけでなく坐薬や外用薬(貼付薬・塗布薬等)によっても誘発されます。
- d:正
- 医薬品誘発喘息は、原因成分が体内から代謝・排泄されて消失すれば、合併症がない限り通常症状は寛解します。
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覚えるポイント
- アスピリン喘息は坐薬や湿布・塗り薬でも誘発されるため、投与経路を問わず注意する。
間違えやすいところ
- 外用薬は全身に回らないので喘息は起こらない、と決めつけないようにする。
出題の前提:手引き(人体の働きと医薬品・呼吸器系副作用)に基づく出題
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.12 ↗(www.kouiki-kansai.jp) / 令和6年度 登録販売者試験 解答 (PDFファイル: 68.6KB) p.1 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
循環器系の副作用(心不全・不整脈など)
人体の働きと医薬品 · 循環器系副作用 / うっ血性心不全 / 不整脈
循環器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。 a うっ血性心不全とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる病態である。 b 息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳とピンク色の痰などを認めた場合は、うっ血性心不全の可能性がある。 c 不整脈は、医薬品の代謝機能の低下によって発症リスクが高まることがあるので、腎機能や肝機能の低下、併用薬との相互作用等に留意するべきである。 d 医薬品を適正に使用した場合であっても、動悸や一過性の血圧上昇、顔のほてり等を生じることがある。
解答・解説を表示
解答
3
解説
心臓のポンプ機能が弱って血液がうっ滞するのがうっ血性心不全、拍動のリズムが乱れるのが不整脈です。この2つは定義と主な症状を区別して覚えましょう。
解き方
- aは「うっ血性心不全」でなく「不整脈」の説明になっていることを確かめ、誤りと判断する。
- bは、うっ血性心不全の自覚症状(息切れ、むくみ、体重増加、ピンク色の痰など)を確かめ、正しいと判断する。
- cは、不整脈を起こしやすくする要因(肝臓や腎臓の機能低下、飲み合わせ)を確かめ、正しいと判断する。
- dは、適正に使っても動悸や血圧上昇などが起きることを確かめ、正しいと判断する。
- aが誤、b・c・dが正となる組み合わせの選択肢3を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aが正、cが誤、dが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- aが正、bが誤、dが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 3正解
- aが誤、bが正、cが正、dが正の組み合わせで正解です。
- 選択肢 4不正解
- aが正、bが誤、cが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- cが誤なので当てはまりません。
答えの内訳
- a:誤
- 記述の内容は「不整脈」の定義です。うっ血性心不全は心臓のポンプ機能が低下して全身に必要な血液を送り出せなくなる病態です。
- b:正
- うっ血性心不全では、肺うっ血や全身の浮腫により、息切れ、疲労感、下肢浮腫、急激な体重増加、ピンク色の痰を伴う咳等が生じます。
- c:正
- 肝機能・腎機能低下や併用薬による代謝阻害があると、医薬品の血中濃度が上昇して不整脈の誘発リスクが高まります。
- d:正
- 医薬品の適正使用下であっても、自律神経系等への作用により動悸や一過性の血圧上昇、ほてりなどが生じることがあります。
覚えるポイント
- 「ピンク色の痰」や「急な体重増加(浮腫)」はうっ血性心不全の典型的サインである。
間違えやすいところ
- うっ血性心不全(ポンプ機能の低下)と不整脈(リズムや伝導の異常)の説明を入れ替えないようにする。
出題の前提:手引き(人体の働きと医薬品・循環器系副作用)に基づく出題
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.13 ↗(www.kouiki-kansai.jp) / 令和6年度 登録販売者試験 解答 (PDFファイル: 68.6KB) p.1 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
泌尿器系の副作用(排尿困難・膀胱炎様症状)
人体の働きと医薬品 · 泌尿器系副作用 / 排尿困難 / 膀胱炎様症状
泌尿器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。 a 副交感神経系の機能を亢進する作用がある成分が配合された医薬品を使用すると、膀胱の排尿筋の収縮が抑制され、尿が出にくくなる。 b 医薬品による排尿困難や尿閉は、前立腺肥大の基礎疾患がある男性にのみ現れる。 c 医薬品による排尿困難や尿閉等の症状が現れた場合、原因となる医薬品の使用を中止することにより症状は速やかに改善することが多い。 d 尿の回数増加、排尿時の疼痛、残尿感等の膀胱炎様症状が現れることがある。
解答・解説を表示
解答
4
解説
抗コリン作用を持つ成分は排尿筋をゆるめるため、尿が出にくくなります。また、医薬品によって膀胱炎のような症状が出ることもあります。
解き方
- aは、排尿筋をゆるめるのは副交感神経の働きを抑える(抗コリン作用)ためだと確かめ、誤りと判断する。
- bは、対象者(男性だけでなく女性でも起こり得る)を確かめ、誤りと判断する。
- cは、その後の経過(医薬品をやめると速やかに良くなることが多い)を確かめ、正しいと判断する。
- dは、膀胱炎のような症状の中身(頻尿、排尿時の痛み、残尿感)を確かめ、正しいと判断する。
- aが誤、bが誤、cが正、dが正となる組み合わせの選択肢4を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aが正、bが正、cが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- aが正、bが正、cが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- aが正、cが誤、dが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 4正解
- aが誤、bが誤、cが正、dが正の組み合わせで正解です。
- 選択肢 5不正解
- dが誤なので当てはまりません。
答えの内訳
- a:誤
- 膀胱の排尿筋収縮を抑制し尿を出にくくするのは「副交感神経系の働きを抑制(抗コリン作用)」する成分です。亢進とする記述は誤りです。
- b:誤
- 排尿困難等は前立腺肥大症の男性に多く見られますが、女性や基礎疾患のない人でも発症するため「男性にのみ」とする記述は誤りです。
- c:正
- 医薬品の副作用による排尿困難や尿閉は、原因医薬品の服用を中止することで速やかに改善することが多いとされています。
- d:正
- 医薬品の副作用として、頻尿、排尿時痛、残尿感などを伴う膀胱炎様症状が現れることがあります。
覚えるポイント
- 排尿困難を引き起こすのは副交感神経の「抑制(抗コリン)」作用である。
間違えやすいところ
- 「前立腺肥大の男性にのみ現れる」のような、対象を限定する言い方を見落とさないようにする。
出題の前提:手引き(人体の働きと医薬品・泌尿器系副作用)に基づく出題
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.14 ↗(www.kouiki-kansai.jp) / 令和6年度 登録販売者試験 解答 (PDFファイル: 68.6KB) p.1 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
医薬品医療機器等法第1条(法の目的)の条文穴埋め
薬事に関する法規と制度 · 医薬品医療機器等法第1条 / 指定薬物 / 研究開発の促進
次の記述は、法第1条の条文である。( )の中に入れるべき字句の正しい組合せを選べ。 この法律は、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び再生医療等製品の品質、( a )及び安全性の確保並びにこれらの使用による保健衛生上の危害の発生及び拡大の防止のために必要な規制を行うとともに、( b )の規制に関する措置を講ずるほか、医療上特にその必要性が高い医薬品、医療機器及び再生医療等製品の( c )の促進のために必要な措置を講ずることにより、保健衛生の向上を図ることを目的とする。
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解答
3
解説
法第1条は、医薬品などの品質・有効性・安全性の確保、健康被害の防止、指定薬物の規制、そして必要性の高い製品の研究開発の促進を定めています。
解き方
- 法第1条の条文を確かめ、医薬品の三つの要素である品質・有効性・安全性から、aに「有効性」を入れる。
- 危険ドラッグ対策で加わった規制対象から、bに「指定薬物」を入れる。
- 医療上の必要性が高い医薬品などの促進対象として、cに「研究開発」を入れる。
- (a:有効性、b:指定薬物、c:研究開発)となる選択肢3を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- bが麻薬及び覚醒剤、cが品質向上なので当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- bが麻薬及び覚醒剤なので当てはまりません(麻薬などは別の法律で規制)。
- 選択肢 3正解
- a:有効性、b:指定薬物、c:研究開発の組み合わせで正しいです。
- 選択肢 4不正解
- aが経済性なので当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- aが経済性、cが品質向上なので当てはまりません。
答えの内訳
- a:有効性
- 条文では「品質、有効性及び安全性の確保並びに…」と規定されています。
- b:指定薬物
- 中枢神経系への作用等を有する危険ドラッグ等を規制するため「指定薬物の規制に関する措置を講ずる」と規定されています。
- c:研究開発
- 医療上特に必要性の高い製品について「研究開発の促進のために必要な措置を講ずる」と規定されています。
覚えるポイント
- 医薬品医療機器等法第1条:品質・有効性・安全性、指定薬物の規制、研究開発の促進。
間違えやすいところ
- 「麻薬及び覚醒剤」は別の法律で規制されるため、第1条にあるのは「指定薬物」だと混同しないようにする。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第1条
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.15 ↗(www.kouiki-kansai.jp) / 令和6年度 登録販売者試験 解答 (PDFファイル: 68.6KB) p.1 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
登録販売者の販売従事登録手続き
薬事に関する法規と制度 · 販売従事登録 / 登録申請 / 登録事項変更
登録販売者及び法に規定する販売従事登録に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。ただし、厚生労働省令で定める書類の省略に関する規定は考慮しなくてよい。 a 販売従事登録を受けようとする者は、申請者の居住地の都道府県知事に申請書を提出しなければならない。 b 申請書には、申請者が登録販売者試験に合格したことを証する書類を添えなければならない。 c 申請者が薬局開設者又は医薬品の販売業者でないときは、雇用契約書の写しその他薬局開設者又は医薬品の販売業者の申請者に対する使用関係を証する書類を添えなければならない。 d 登録事項に変更を生じたときは、30日以内に、登録を受けた都道府県知事にその旨を届け出なければならない。
解答・解説を表示
解答
3
解説
販売従事登録は、実際に働く薬局や店舗がある都道府県の知事に申請します。合格証明書や使用関係を示す書類を添え、登録内容が変わったら30日以内に届け出ます。
解き方
- aの申請先(居住地ではなく働く店舗などの所在地)を確かめ、誤りと判断する。
- bの添付書類(合格証明書など)を確かめ、正しいと判断する。
- cの使用関係を示す書類を添える義務を確かめ、正しいと判断する。
- dの登録内容が変わったときの届出期限(30日以内)を確かめ、正しいと判断する。
- aが誤、bが正、cが正、dが正となる組み合わせの選択肢3を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aが正、bが誤、dが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- aが正、bが誤、cが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 3正解
- aが誤、bが正、cが正、dが正の組み合わせで正解です。
- 選択肢 4不正解
- cが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- bが誤なので当てはまりません。
答えの内訳
- a:誤
- 販売従事登録の申請先は、居住地ではなく「一般用医薬品の販売等に従事しようとする薬局又は医薬品の販売業の店舗所在地の都道府県知事」です。
- b:正
- 登録申請書には、登録販売者試験に合格したことを証する書類(合格通知書等)を添付しなければなりません。
- c:正
- 自ら薬局や販売業を開設していない場合は、雇用契約書の写し等、使用関係を証する書類を添付する必要があります。
- d:正
- 本籍地都道府県名や氏名など登録事項に変更が生じたときは、30日以内に登録を受けた都道府県知事に届け出なければなりません。
覚えるポイント
- 販売従事登録は「勤務地」の都道府県知事に申請する(居住地ではない)。
間違えやすいところ
- 試験の出願はどこでもできるが、従事登録は実際に働く薬局・店舗の所在地である点に注意する。
出題の前提:医薬品医療機器等法施行規則に基づく登録販売者の販売従事登録規定
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.16 ↗(www.kouiki-kansai.jp) / 令和6年度 登録販売者試験 解答 (PDFファイル: 68.6KB) p.1 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
医薬品の定義と不正表示医薬品の陳列禁止
薬事に関する法規と制度 · 医薬品の定義 / 日本薬局方 / 不正表示医薬品
医薬品に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。 a 動物の疾病の治療に使用されることが目的とされているものは、法の規制対象外である。 b 医薬品には器具用消毒薬のように、人の身体に直接使用されないものもある。 c 日本薬局方に収載されている物は、全て法で医薬品と定義されている。 d 薬局開設者及び医薬品の販売業者は、不正表示医薬品を販売の目的で陳列してはならない。
解答・解説を表示
解答
3
解説
日本薬局方に載っている物はすべて医薬品で、動物用医薬品も規制の対象です。不正表示医薬品は、販売だけでなく販売目的での陳列も禁止されます。
解き方
- aの動物用医薬品の扱い(法第2条第1項第2号などで規制対象)を確かめ、誤りと判断する。
- bの人以外に使う医薬品(器具の消毒薬など)があることを確かめ、正しいと判断する。
- cの日本薬局方に載る物が医薬品であること(法第2条第1項第1号)を確かめ、正しいと判断する。
- dの不正表示医薬品の陳列禁止(法第54条)を確かめ、正しいと判断する。
- aが誤、bが正、cが正、dが正となる組み合わせの選択肢3を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aが正、bが誤、dが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- aが正、bが誤、cが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 3正解
- aが誤、bが正、cが正、dが正の組み合わせで正解です。
- 選択肢 4不正解
- cが誤なので当てはまりません。
- 選択肢 5不正解
- bが誤なので当てはまりません。
答えの内訳
- a:誤
- 法第2条第1項において、人だけでなく「動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されること」を目的とする物も医薬品に含まれ、法の規制対象です。
- b:正
- 殺菌消毒薬など器具や環境の消毒を目的とする医薬品もあり、人の身体に直接使用されないものも医薬品として認められています。
- c:正
- 法第2条第1項第1号において、「日本薬局方に収載されている物」は全て医薬品として定義されています。
- d:正
- 法第54条により、記載事項を欠く等の不正表示医薬品は、販売、授与又は販売・授与目的での陳列・広告等が禁止されています。
覚えるポイント
- 医薬品には「人又は動物」の疾病治療・予防目的の物が含まれる。
間違えやすいところ
- 動物用医薬品は対象外だと思い込みやすいので注意する。
出題の前提:医薬品医療機器等法第2条(定義)、第54条(不正表示医薬品の禁止)
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.16 ↗(www.kouiki-kansai.jp) / 令和6年度 登録販売者試験 解答 (PDFファイル: 68.6KB) p.1 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
要指導医薬品及び一般用医薬品の定義と販売制限
薬事に関する法規と制度 · 要指導医薬品 / 一般用医薬品 / 配置販売業
一般用医薬品及び要指導医薬品に関する記述について、正しいものの組合せを選べ。 a 要指導医薬品は、その適正な使用のために薬剤師又は登録販売者の対面による情報の提供及び薬学的知見に基づく指導が行われることを必要とする。 b 医師等の診療によらなければ一般に治癒が期待できない、がん、心臓病等の疾患に対する効能効果は、要指導医薬品にのみ認められている。 c 配置販売業は、要指導医薬品の販売は認められていない。 d 一般用医薬品の効能効果の表現は、一般の生活者が判断できる症状で示されている。
解答・解説を表示
解答
5
解説
要指導医薬品を販売し情報提供できるのは薬剤師だけで、配置販売業では売れません。また、一般用医薬品でも要指導医薬品でも、重大な病気の治療効果をうたうことはできません。
解き方
- aの担当者(登録販売者は要指導医薬品の情報提供・指導ができない)を確かめ、誤りと判断する。
- bのがんなどの効能効果(要指導医薬品でも認められない)を確かめ、誤りと判断する。
- cの配置販売業で要指導医薬品を扱えるか(販売できない)を確かめ、正しいと判断する。
- dの効能効果の表現(生活者が判断できる症状で書く)を確かめ、正しいと判断する。
- 正しい記述の組み合わせ(c、d)の選択肢5を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aとbが入っているので当てはまりません。
- 選択肢 2不正解
- a(誤り)が入っているので当てはまりません。
- 選択肢 3不正解
- b(誤り)が入っているので当てはまりません。
- 選択肢 4不正解
- b(誤り)が入っているので当てはまりません。
- 選択肢 5正解
- cとdがどちらも正しく、正しい組み合わせです。
答えの内訳
- a:誤
- 要指導医薬品の対面による情報提供及び指導を行えるのは「薬剤師」のみであり、登録販売者は含まれません。
- b:誤
- がんや心臓病など医師等の診療によらなければ一般に治癒が期待できない疾患に対する効能効果は、要指導医薬品・一般用医薬品のいずれにおいても認められていません。
- c:正
- 配置販売業において取り扱うことができるのは一般用医薬品のうち一定の基準に適合するもの等に限られており、要指導医薬品の販売は認められていません。
- d:正
- 一般用医薬品の効能効果は、一般生活者が自らの判断で選択できるよう、分かりやすい症状で表現されています。
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覚えるポイント
- 要指導医薬品を販売・指導できるのは「薬剤師のみ」(対面限定)。配置販売業では販売不可。
間違えやすいところ
- 要指導医薬品の情報提供者に登録販売者が含まれる、と勘違いしやすいので注意する。
出題の前提:医薬品医療機器等法第4条第5項(要指導医薬品)、第31条(配置販売業)等
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.17 ↗(www.kouiki-kansai.jp) / 令和6年度 登録販売者試験 解答 (PDFファイル: 68.6KB) p.1 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
毒薬、劇薬及び生物由来製品の取扱いと規定
薬事に関する法規と制度 · 毒薬・劇薬の表示と販売規定 / 生物由来製品の定義
毒薬、劇薬及び生物由来製品に関する記述について、正しいものの組合せを選べ。
解答・解説を表示
解答
4
解説
毒薬と劇薬は表示のルールや扱い方が法律で厳しく決められています。人に害を与える力が強い薬だからです。生物由来製品とは、植物を除く人や生き物から作られた原料を使った製品を指します。
解き方
- 毒薬と劇薬の表示のきまり(毒薬は黒い地に白い枠と白い字、劇薬は白い地に赤い枠と赤い字)を確かめ、aが正しいかどうかを判断します。
- 店舗販売業での毒薬・劇薬の開封販売の特例、生物由来製品の定義(植物は除く)、一般用医薬品の指定の状況から、b・c・dを考えます。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りです(毒薬の表示は黒い地に白い枠と白い字)。だからこの組合せは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤りで、cも誤りです(生物由来製品の定義では植物は除かれます)。だからこの組合せは誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bは正しいですが、cが誤りです。だからこの組合せは誤りです。
- 選択肢 4正解
- b(店舗管理者が薬剤師のときの開封販売の特例)とd(生物由来製品に指定された一般用医薬品は今はない)はどちらも正しいです。
- 選択肢 5不正解
- dは正しいですが、cが誤りです。だからこの組合せは誤りです。
覚えるポイント
- 毒薬は「黒地に白枠・白字」、劇薬は「白地に赤枠・赤字」で品名と区分を表示します。
- 生物由来製品の原材料から「植物」は明確に除外されています。
間違えやすいところ
- 毒薬の表示色(黒い地に白)と劇薬の表示色(白い地に赤)を逆に覚えないよう気をつけます。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第44条、第2条第10項等の規定に基づきます。
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.17 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
一般用医薬品のリスク区分の分類と見直し
薬事に関する法規と制度 · 一般用医薬品のリスク区分 / 指定第二類医薬品 / リスク区分の見直し
一般用医薬品のリスク区分に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。 a 第一類医薬品は、その副作用等により日常生活に支障を来す程度の健康被害が生ずるおそれがあるすべての一般用医薬品が指定される。 b 第二類医薬品のうち、特別の注意を要するものとして厚生労働大臣が指定するものを「指定第二類医薬品」という。 c 第三類医薬品は、第一類医薬品及び第二類医薬品以外の一般用医薬品である。 d リスク区分については、安全性に関する新たな知見や副作用の発生状況等を踏まえて適宜見直しが図られているが、第三類医薬品が第一類医薬品又は第二類医薬品に分類が変更されることはない。
解答・解説を表示
解答
2
解説
一般用医薬品は、体への危険の大きさに応じて第一類・第二類・第三類に分けられます。新しい知見が集まると区分が見直され、より危険の大きい上位の区分に変わることもあります。
解き方
- aについて、日常生活に支障が出るほどの健康被害のおそれがある医薬品には第二類も含まれます。だから「すべて」としている記述は誤りです。
- bとcの定義(指定第二類医薬品、第三類医薬品)が正しいかを確かめ、どちらも正しいと判断します。
- dについて、第三類から第二類・第一類へ区分が変わる(上位への見直し)こともあるため誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りで、cは正しいため、この組合せは適当ではありません。
- 選択肢 2正解
- a(誤)、b(正)、c(正)、d(誤)という正しい判断になっています。
- 選択肢 3不正解
- bは正しく、dは誤りなので、この組合せは適当ではありません。
- 選択肢 4不正解
- bとcは正しく、dは誤りなので適当ではありません。
- 選択肢 5不正解
- aは誤りで、bとcは正しいので適当ではありません。
覚えるポイント
- 第一類医薬品は日常生活に支障を来す健康被害のおそれがあるもののうち「特に注意を要するもの」や新規成分等です。
- リスク区分は安全性の新知見等により、下位から上位(第三類から第二類など)への見直しも行われます。
間違えやすいところ
- 第二類医薬品も「日常生活に支障が出るほどの健康被害を生じるおそれがある」ことを見落としがちです。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第36条の7等の規定に基づきます。
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.18 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
医薬品の直接の容器・被包の法定記載事項
薬事に関する法規と制度 · 容器等の法定記載事項 / 法第50条 / 指定第二類医薬品の表示
法第50条に基づき、一般用医薬品及び要指導医薬品の直接の容器又は直接の被包に記載されていなければならない事項の正誤について、正しい組合せを選べ。ただし、厚生労働省令で定める表示の特例に関する規定は考慮しなくてよい。 a 製造販売業者の氏名又は名称及び住所 b 製造番号又は製造記号 c 要指導医薬品については「要指導医薬品」の文字 d 指定第二類医薬品にあっては、枠の中に「指定」の文字
解答・解説を表示
解答
1
解説
法律(法第50条)により、医薬品の直接の容器や包みには、品名・製造番号・製造販売業者などの表示が決められています。指定第二類医薬品は「2」を枠で囲んで表示します。
解き方
- 法第50条で決められた記載事項に、製造販売業者の氏名・住所(a)と製造番号・製造記号(b)が入ることを確かめ、正と判断します。
- 要指導医薬品に「要指導医薬品」という文字を表示すること(c)を確かめ、正と判断します。
- 指定第二類医薬品の表示は「第[2]類医薬品」や「第②類医薬品」のように、枠の中に数字の「2」を書くものです。「指定」ではないので誤と判断します。
- 選択肢 1正解
- a(正)、b(正)、c(正)、d(誤)という正しい組合せです。
- 選択肢 2不正解
- cは必ず書く事項で正しく、dは「枠の中に指定」ではなく「2」なので誤りです。
- 選択肢 3不正解
- cが正しいので、この組合せは適当ではありません。
- 選択肢 4不正解
- aとbはどちらも法第50条で決められた必ず書く事項なので誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aは正しく、dは誤りなので適当ではありません。
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覚えるポイント
- 指定第二類医薬品は「第2類医薬品」の「2」の文字を四角枠または丸枠で囲んで表示します。
間違えやすいところ
- 枠で囲むのは「指定」という文字ではなく、数字の「2」だという表示ルールを間違えないようにしましょう。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第50条及び同法施行規則の規定に基づきます。
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.18 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
医薬部外品及び化粧品の定義と規制
薬事に関する法規と制度 · 医薬部外品の範囲 / 化粧品の効能効果 / 販売業許可の要否
医薬部外品及び化粧品に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。 a 医薬部外品には、衛生害虫類(ねずみ、はえ、蚊、のみその他これらに類する生物)の防除を目的とする物がある。 b 医薬部外品は、化粧品的な効能効果を標榜することができる場合がある。 c 化粧品を販売する場合には都道府県知事の許可は不要であるが、医薬部外品を販売する場合には、都道府県知事の許可が必要である。 d 化粧品において、医薬品的な効能効果を表示・標榜することは、一切認められていない。
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解答
1
解説
医薬部外品や化粧品は、人への作用がおだやかなものです。作って売るには許可などが必要ですが、店で売ることには販売業の許可は要りません。また、認められていない医薬品のような効き目の表示は禁止されています。
解き方
- aについて、衛生害虫(ネズミ、ハエ、カなど)を防ぐ目的のものは防除用医薬部外品にあたるため正と判断します。
- bについて、薬用化粧品などの医薬部外品は、化粧品のような効能効果も一緒に表示できるため正と判断します。
- cについて、医薬部外品や化粧品を売ったり渡したりするのに販売業の許可は要らないため誤と判断します。
- dについて、化粧品では医薬品のような効能効果の表示は一切認められないため正と判断します。
- 選択肢 1正解
- a(正)、b(正)、c(誤)、d(正)の正しい組合せです。
- 選択肢 2不正解
- a・b・dは正しく、cは誤りなので適当ではありません。
- 選択肢 3不正解
- cは誤りで、dは正しいので適当ではありません。
- 選択肢 4不正解
- bは正しく、cは誤りなので適当ではありません。
- 選択肢 5不正解
- aが正しいので、この組合せは適当ではありません。
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覚えるポイント
- 医薬部外品および化粧品の販売には、販売業の許可は必要ありません(誰でも販売可能です)。
- 防除用医薬部外品には、ねずみ・はえ・蚊・のみ等の防除目的の製品が含まれます。
間違えやすいところ
- 医薬部外品は「製造販売業」には許可が必要ですが、「販売業(小売りなど)」には許可が要らない点を混同しやすいです。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第2条第2項・第3項等の規定に基づきます。
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.19 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
保健機能食品および特別用途食品の制度と定義
薬事に関する法規と制度 · 無承認無許可医薬品の取締り / 機能性表示食品 / 栄養機能食品 / 特別用途食品
保健機能食品等の食品に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。 a 食品として販売等されている製品であっても、その成分本質、効能効果の標榜内容等に照らして医薬品とみなされる場合には、無承認無許可医薬品として法に基づく取締りの対象となる。 b 機能性表示食品は、個別に生理的機能や特定の保健機能を示す有効性や安全性等に関する審査を受け、許可又は承認を取得することが必要である。 c 栄養機能食品の栄養成分の機能の表示に関しては、当該栄養成分を摂取する上での注意事項を適正に表示することが求められる。 d 特別用途食品(特定保健用食品を除く。)とは、乳児、幼児、妊産婦又は病者の発育又は健康の保持若しくは回復の用に供することが適当な旨を医学的・栄養学的表現で記載し、かつ用途を限定したものである。
解答・解説を表示
解答
2
解説
食品でも、医薬品のような効き目をうたえば、承認も許可もない医薬品として取締まりの対象になります。機能性表示食品は事業者が出す届出の制度で、国が個別に審査・許可する特定保健用食品とは区別されます。
解き方
- aについて、医薬品のような効き目や成分を含む食品は、無承認無許可医薬品になるため正と判断します。
- bについて、国の個別審査と許可が必要なのは「特定保健用食品」です。機能性表示食品は事前の届出制なので誤と判断します。
- cについて、栄養機能食品には、規格基準に基づいて摂取上の注意などの表示が義務づけられているため正と判断します。
- dについて、健康増進法に基づく特別用途食品の定義に当てはまるため正と判断します。
- 選択肢 1不正解
- bは誤りで、cとdは正しいので適当ではありません。
- 選択肢 2正解
- a(正)、b(誤)、c(正)、d(正)の正しい組合せです。
- 選択肢 3不正解
- aは正しく、bは誤りなので適当ではありません。
- 選択肢 4不正解
- dが正しいので、この組合せは適当ではありません。
- 選択肢 5不正解
- aが正しいので、この組合せは適当ではありません。
覚えるポイント
- 特定保健用食品(トクホ)は「国の個別審査・許可」が必要です。
- 機能性表示食品は「国の個別審査なし(事業者の責任で消費者庁へ届出)」です。
間違えやすいところ
- 機能性表示食品と特定保健用食品で、審査・許可があるかどうかを混同しないように整理して覚えましょう。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律及び健康増進法、食品表示法の規定に基づきます。
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.19 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
薬局の定義、管理者義務及び各種機能薬局
薬事に関する法規と制度 · 薬局の名称使用制限 / 薬局管理者の兼務制限 / 地域連携薬局と健康サポート薬局
薬局に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。 a 医薬品を取り扱う場所であって、薬局として開設の許可を受けていないものについては、病院又は診療所の調剤所を除き、薬局の名称を付してはならない。 b 薬局の管理者は、その薬局の所在地の都道府県知事(その薬局の所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長。)の許可を受けた場合を除き、その薬局以外の場所で業として薬局の管理その他薬事に関する実務に従事する者であってはならない。 c 薬局において、一般用医薬品を取り扱うためには、薬局の開設許可と併せて店舗販売業の許可も受ける必要がある。 d 地域連携薬局とは、患者が継続して利用するために必要な機能及び個人の主体的な健康の保持増進への取組を積極的に支援する機能を有する薬局をいう。
解答・解説を表示
解答
3
解説
薬局の名まえは、許可を受けていない場所には付けられません。薬局の管理者は、原則として別の場所で薬事の実務に就くことができません。また薬局では、店舗販売業の許可を得なくても一般用医薬品を売ることができます。地域連携薬局と健康サポート薬局は定義が別です。
解き方
- aについて、法第6条により、開設許可を受けた薬局と病院・診療所の調剤所以外は薬局という名称を使えないため正と判断します。
- bについて、法第7条第3項により、知事などの許可がある場合を除いて、他の店で薬事の実務を兼ねることが禁じられているため正と判断します。
- cについて、薬局の開設許可があれば、店舗販売業の許可を重ねて受ける必要はないため誤と判断します。
- dについて、個人の主体的な健康づくりを積極的に支える機能を持つ薬局は「健康サポート薬局」なので誤と判断します。
- 選択肢 1不正解
- bは正しく、cとdは誤りなので適当ではありません。
- 選択肢 2不正解
- cが誤り(店舗販売業の許可を重ねて受ける必要はない)なので適当ではありません。
- 選択肢 3正解
- a(正)、b(正)、c(誤)、d(誤)の正しい組合せになっています。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、dは誤りなので適当ではありません。
- 選択肢 5不正解
- aとbは正しく、cとdは誤りなので適当ではありません。
覚えるポイント
- 薬局開設者は、店舗販売業の許可を受けなくても一般用医薬品や要指導医薬品を販売・授与できます。
- 地域連携薬局は「他の医療提供施設との連携」、健康サポート薬局は「個人の主体的な健康保持増進の支援」がキーワードです。
間違えやすいところ
- 地域連携薬局と健康サポート薬局の制度上の定義を混同しやすいので注意しましょう。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第6条、第6条の2、第7条等の規定に基づきます。
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.20 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
薬局における薬剤師不在時間の取扱いと規制
薬事に関する法規と制度 · 薬剤師不在時間 / 調剤室の閉鎖 / 掲示事項 / 第一類医薬品の販売制限
薬局に関する記述について、正しいものの組合せを選べ。なお、本問において「薬剤師不在時間」とは、法施行規則第1条第2項第2号で規定されるものとする。
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解答
5
解説
薬局で薬剤師がいない時間ができるときは、調剤室を閉め、決められたことを薬局の中と外の見やすい場所に掲示し、管理者と連絡できるようにしなければなりません。この時間は、登録販売者でも要指導医薬品や第一類医薬品を売ることはできません。
解き方
- aについて、薬剤師がいない時間は、登録販売者でも第一類医薬品を売ることはできないため誤と判断します。
- bについて、不在の理由などの掲示は薬局の外側だけでなく、薬局の中の見やすい場所にも必要なので誤と判断します。
- cについて、薬局の管理者が勤務中の従事者と連絡できる体制を整える必要があるため正と判断します。
- dについて、薬剤師がいない時間は調剤室を閉めなければならないため正と判断します。
- 選択肢 1不正解
- aとbはどちらも誤った記述なので適当ではありません。
- 選択肢 2不正解
- aは誤りで、cは正しいですが、組合せとしては誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bは誤りで、cは正しいですが、組合せとしては誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bは誤りで、dは正しいですが、組合せとしては誤りです。
- 選択肢 5正解
- c(管理薬剤師との連絡体制)とd(調剤室を閉めること)はどちらも法律に合った正しい記述です。
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覚えるポイント
- 薬剤師不在時間内は、調剤室を閉鎖し、要指導・第一類医薬品の陳列区画も閉鎖する必要があります。
- 不在時の掲示は「薬局内の見やすい場所」及び「薬局の外側の見やすい場所」の両方に行わなければなりません。
間違えやすいところ
- 薬剤師がいない時間でも、登録販売者が第一類医薬品を売れると勘違いしないようにしましょう。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則第1条第2項等の規定に基づきます。
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
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店舗販売業の業務範囲と店舗管理者の要件・義務
薬事に関する法規と制度 · 店舗販売業の取扱医薬品 / 第三類医薬品の販売者 / 店舗管理者の要件 / 店舗管理者の意見申述
店舗販売業に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。 a 薬剤師が従事していれば、医療用医薬品の販売又は授与が可能である。 b 店舗販売業の許可を受けた事業者は、第三類医薬品について、薬剤師又は登録販売者に販売又は授与させなければならない。 c 第一類医薬品を販売する店舗の店舗管理者は、必ず薬剤師でなければならない。 d 店舗管理者は、保健衛生上支障を生ずるおそれがないよう、店舗販売業者に対して必要な意見を口頭により述べなければならない。
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解答
3
解説
店舗販売業では、医療用医薬品を売ることはできません。一般用医薬品は薬剤師か登録販売者に売らせなければなりません。店舗管理者は、特例の体制があれば登録販売者でもなれます。また、事業者への意見は書面で出す必要があります。
解き方
- aについて、店舗販売業で売れるのは要指導医薬品と一般用医薬品だけで、医療用医薬品は扱えないため誤と判断します。
- bについて、第三類医薬品を含む一般用医薬品の販売などは、薬剤師か登録販売者に行わせなければならないため正と判断します。
- cについて、第一類医薬品を売る店でも、実務経験のある登録販売者が管理者になり薬剤師が補佐する特例があるため、「必ず」とする記述は誤と判断します。
- dについて、管理者が店舗販売業者に意見を述べるときは「書面により」述べなければならないため誤と判断します。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りなので、この組合せは適当ではありません。
- 選択肢 2不正解
- a・c・dは誤りで、bは正しいので適当ではありません。
- 選択肢 3正解
- a(誤)、b(正)、c(誤)、d(誤)の正しい判断になっています。
- 選択肢 4不正解
- aとcは誤りで、bは正しいので適当ではありません。
- 選択肢 5不正解
- bは正しく、cとdは誤りなので適当ではありません。
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覚えるポイント
- 店舗管理者が意見を述べる方法は「書面により」行うことが義務付けられています(口頭ではありません)。
- 店舗販売業において、医療用医薬品を販売・授与することは一切認められていません。
間違えやすいところ
- 店舗管理者の意見の出し方が「口頭」ではなく「書面」である点や、第一類医薬品を売る店での管理者の特例を見落とさないようにしましょう。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第25条、第28条、第29条第2項等の規定に基づきます。
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
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配置販売業に関する規制事項
薬事に関する法規と制度 · 配置販売業 / 分割販売 / 配置基準 / 身分証明書
配置販売業に関する以下の記述a〜dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 配置販売業者は、医薬品を開封して分割販売することができる。 b 配置販売業者は、一般用医薬品のうち経年変化が起こりにくいこと等の基準に適合するもの以外の医薬品を販売等してはならない。 c 配置販売業者が、購入者の居宅に常備薬として用いられる製品をひと揃い収めた「配置箱」をあらかじめ預けておくことは、法上、「陳列」に該当しない。 d 配置販売業者又はその配置員は、その住所地の都道府県知事が発行する身分証明書の交付を受け、かつ、これを携帯しなければ、医薬品の配置販売に従事してはならない。
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解答
4
解説
配置販売業は、あらかじめ購入者の家に医薬品を預け、後で使った分だけ代金を精算する販売方法です。そのため、医薬品を開封して分けて売ることはできません。長く保存できる基準に合ったものだけを扱えます。また、家に配置箱を預ける行為は「陳列」とみなされ、配置販売に従事するときは身分証明書を携帯する義務があります。
解き方
- 各記述が薬機法や施行規則の決まりに合っているか、一つずつ正誤を判断する。
- aは誤・bは正・cは誤・dは正となる組み合わせを選択肢から探す。
- 選択肢 1不正解
- aを正としている点が誤りです。配置販売業者は医薬品を開封して分けて売ることができません。
- 選択肢 2不正解
- aとdの正誤が逆です。配置販売業者や配置員は身分証明書を携帯しなければなりません。
- 選択肢 3不正解
- cとdの正誤が逆です。配置箱を預ける行為は陳列にあたり、身分証明書の携帯も必要です。
- 選択肢 4正解
- aは誤、bは正、cは誤、dは正で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- bとcの正誤が逆です。配置できるのは経年変化しにくい基準に合う医薬品だけです。
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覚えるポイント
- 配置販売業者は医薬品を開封して分割販売してはならない(開封分割販売の禁止)。
- 配置箱を顧客の居宅等に預ける行為は、法第31条等の「陳列」に該当する。
- 配置員等の身分証明書は、区域ではなく「その住所地の都道府県知事」が発行する。
間違えやすいところ
- 身分証明書を出すのは「配置する区域を管轄する都道府県知事」だと勘違いしないよう注意する。
- 配置箱を預ける行為は、保管ではなく法律上の「陳列」にあたる点を見落としやすい。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第31条、第31条の2、第32条
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.21 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
リスク区分に応じた情報提供および相談対応
薬事に関する法規と制度 · 第一類医薬品 / 第二類医薬品 / 指定第二類医薬品 / 第三類医薬品 / 情報提供
店舗販売業者が行う、一般用医薬品のリスク区分に応じた情報提供に関する以下の記述a〜dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 第一類医薬品を購入しようとする者から説明を要しない旨の意思の表明がなくても、その店舗において医薬品の販売に従事する薬剤師が、当該第一類医薬品が適正に使用されると認められると判断した場合には、必要な情報提供をせずに販売することが認められている。 b 第二類医薬品を販売する場合には、その店舗において医薬品の販売に従事する薬剤師又は登録販売者に、必ず書面を用いて必要な情報を提供させなければならない。 c 指定第二類医薬品を販売する場合には、その医薬品を購入しようとする者が、禁忌事項を確認すること及び当該医薬品の使用について薬剤師又は登録販売者に相談することを勧める旨を、確実に認識できるようにするために必要な措置を講じなければならない。 d 第三類医薬品を販売する場合には、購入者から質問等がなくても、その店舗において医薬品の販売に従事する薬剤師又は登録販売者に必要な情報提供をさせることが望ましい。
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解答
2
解説
一般用医薬品は、リスク区分ごとに情報提供のしかたが決まっています。第一類は薬剤師が書面で説明する義務がありますが、購入者から「説明は要りません」と意思が示され、薬剤師が適正に使えると判断したときだけ省けます。第二類は努力義務で、書面を渡す義務はありません。第三類は相談に応じる義務で、求められなくても積極的に情報提供するのが望ましいです。指定第二類では、禁忌の確認や専門家への相談を勧めることを確実に伝える措置が必要です。
解き方
- 第一類の情報提供を省ける条件(購入者の意思表明があるか)を確かめ、aを誤りと判断する。
- 第二類の情報提供は努力義務で書面交付の義務はないと確かめ、bを誤りと判断する。
- 指定第二類を売るときの措置義務を確かめ、cを正しいと判断する。
- 第三類の情報提供の望ましいあり方を確かめ、dを正しいと判断する。
- 選択肢 1不正解
- aとbを正としている点が誤りです。第一類の情報提供を省くには購入者の意思表明が必要です。
- 選択肢 2正解
- aは誤、bは誤、cは正、dは正で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- cを誤としている点が誤りです。指定第二類では禁忌確認などを知らせる措置が義務です。
- 選択肢 4不正解
- aとbを正、cとdを誤としており、すべて逆の判断です。
- 選択肢 5不正解
- aを正、dを誤としている点が誤りです。
覚えるポイント
- 第一類医薬品の情報提供を省略できるのは、「購入者からの意思表明がある」かつ「薬剤師が適正に使用されると認めた」場合に限られる。
- 第二類医薬品の情報提供は努力義務であり、書面による情報提供の義務はない。
- 指定第二類医薬品では禁忌の確認・専門家への相談勧奨を確実に認識させる措置を講じなければならない。
間違えやすいところ
- 購入者の意思表明がなくても薬剤師の判断だけで第一類の情報提供を省けると勘違いしないこと。
- 第二類に書面で情報提供する義務があると混同しないこと。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第36条の10、同法施行規則第158条の11等
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.22 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
医薬品の陳列方法
薬事に関する法規と制度 · 医薬品の陳列 / 要指導医薬品 / 第一類医薬品 / 指定第二類医薬品 / 薬局の閉鎖
薬局における医薬品の陳列方法に関する以下の記述a〜dについて、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a 購入者の利便性を考慮し、薬効分類が同じである要指導医薬品と第一類医薬品を、区別することなく陳列することができる。 b 指定第二類医薬品は、「情報提供を行うための設備」から8メートル離れた場所であっても、鍵をかけた陳列設備であれば陳列することができる。 c 第二類医薬品と第三類医薬品は、混在させて陳列することができる。 d 一般用医薬品を販売し、又は授与しない時間は、一般用医薬品を通常陳列し、又は交付する場所を閉鎖しなければならない。
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解答
4
解説
一般用医薬品と要指導医薬品は、リスク区分に応じて正しく情報提供するため、区分ごとに分けて陳列しなければなりません。要指導医薬品と一般用医薬品、また第一類・指定第二類・第二類・第三類は、それぞれ混ぜて陳列できません。指定第二類は情報提供の設備から7メートル以内が原則ですが、鍵をかけた陳列設備など手に取れない場合は例外です。医薬品を売らない時間帯は陳列・交付場所を閉鎖する必要があります。
解き方
- 要指導医薬品と第一類を分けて陳列する義務を確かめ、aを誤りと判断する。
- 指定第二類の陳列場所(鍵付き設備などの例外)を確かめ、bを正しいと判断する。
- 第二類と第三類を分けて陳列する義務を確かめ、cを誤りと判断する。
- 売らない時間帯に陳列・交付場所を閉鎖する義務を確かめ、dを正しいと判断する。
- 正しいbとdの組み合わせ(選択肢4)を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りです。要指導医薬品と一般用医薬品(第一類を含む)を混ぜて陳列することはできません。
- 選択肢 2不正解
- aとcがいずれも誤りです。区分ごとに分けて陳列しなければなりません。
- 選択肢 3不正解
- cが誤りです。第二類と第三類を混ぜて陳列することはできません。
- 選択肢 4正解
- bとdが正しい記述で、適切な組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- cが誤りです。リスク区分が違う医薬品を混ぜて陳列することは禁止されています。
覚えるポイント
- 指定第二類医薬品は、情報提供を行うための設備から7m以内の陳列が原則だが、鍵をかけた陳列設備や手の届かない陳列設備であれば7mを超えてもよい。
- 医薬品は要指導医薬品および一般用医薬品のリスク区分ごとに区別して陳列しなければならない。
- 医薬品を販売しない時間帯は、陳列場所・交付場所を物理的に閉鎖しなければならない。
間違えやすいところ
- 指定第二類の「7メートル」の距離制限には、鍵付き陳列設備などの例外がある点を忘れないこと。
- 薬効分類が同じでもリスク区分が違えば分けて陳列する必要がある点に注意する。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則第218条の3、第218条の4等
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.23 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
特定販売(通信販売等)に関する規制
薬事に関する法規と制度 · 特定販売 / 毒薬及び劇薬 / インターネット広告 / 相談対応
特定販売に関する以下の記述a〜dについて、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a 特定販売とは、その薬局又は店舗におけるその薬局又は店舗以外の場所にいる者に対する一般用医薬品又は薬局製造販売医薬品(毒薬及び劇薬であるものも含む。)の販売又は授与をいう。 b 特定販売を行うことについてインターネットを利用して広告するときは、ホームページに、薬局又は店舗の主要な外観の写真を表示しなければならない。 c 特定販売を行うことについてインターネットを利用して広告をするときは、ホームページに、現在勤務している薬剤師又は登録販売者の別、その氏名及び写真を表示しなければならない。 d 一般用医薬品を購入しようとする者から、対面又は電話により相談応需の希望があった場合には、薬局開設者又は店舗販売業者は、その薬局又は店舗において医薬品の販売又は授与に従事する薬剤師又は登録販売者に、対面又は電話により情報提供を行わせなければならない。
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解答
4
解説
特定販売とは、薬局や店舗の外にいる人へ、一般用医薬品や薬局製造販売医薬品を売ったり渡したりすることです。ただし毒薬と劇薬は除かれます。インターネットで広告するときは、店が実在することを示すため、店舗の主要な外観の写真や陳列設備の写真などを表示しなければなりません。勤務する薬剤師や登録販売者は、その別と氏名の表示が必要ですが、顔写真までは求められません。購入者から対面や電話で相談したいと希望があれば、それに応じなければなりません。
解き方
- 特定販売の対象から毒薬と劇薬が除かれる点を確かめ、aを誤りと判断する。
- インターネット広告で表示すべき事項(主要な外観の写真)を確かめ、bを正しいと判断する。
- 勤務する専門家の表示要件(氏名は必要、写真は不要)を確かめ、cを誤りと判断する。
- 対面や電話での相談対応義務を確かめ、dを正しいと判断する。
- 正しい組み合わせ(b、d)を選択肢4として選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りです。毒薬と劇薬は特定販売の対象から除かれています。
- 選択肢 2不正解
- aとcが誤りです。専門家の顔写真の表示は義務ではありません。
- 選択肢 3不正解
- cが誤りです。インターネット広告で薬剤師や登録販売者の写真表示は求められていません。
- 選択肢 4正解
- bとdが正しい記述で、適切な組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- cが誤りです。勤務する専門家は別と氏名の表示が必要ですが、写真は不要です。
覚えるポイント
- 特定販売の対象となる医薬品から「毒薬及び劇薬」は除外されている。
- 特定販売のホームページには、店舗の「主要な外観の写真」や「一般用医薬品の陳列の状況を示す写真」を表示しなければならない。
- 専門家の「氏名」や「薬剤師・登録販売者の別」は表示義務があるが、「顔写真」は義務ではない。
間違えやすいところ
- 毒薬や劇薬も特定販売できると勘違いしないよう注意する。
- 外観や陳列棚の「写真」は義務だが、専門家の「顔写真」は義務ではない点を取り違えやすい。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則第1条第2項第3号、別表第1の2
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.23 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
濫用等のおそれのあるものとして指定された医薬品成分
薬事に関する法規と制度 · 濫用等のおそれのある医薬品 / 指定成分 / エフェドリン / ブロモバレリル尿素
次の成分(その水和物及びそれらの塩類を含む。)のうち、「法施行規則第15条の2の規定に基づき濫用等のおそれのあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品」について、正しいものの組合せを選べ。 a デキストロメトルファン b カフェイン c ブロモバレリル尿素 d エフェドリン
解答・解説を表示
解答
5
解説
薬機法施行規則第15条の2では、濫用のおそれがある成分として、①エフェドリン、②コデイン(鎮咳去痰薬に限る)、③ジヒドロコデイン(鎮咳去痰薬に限る)、④ブロモバレリル尿素、⑤プソイドエフェドリン、⑥メチルエフェドリン(鎮咳去痰薬の内用液剤に限る)が指定されています。これらを含む医薬品を売るときは、購入者が適正に使うか確認する義務がかかります。
解き方
- 濫用のおそれがあるとして厚生労働大臣が指定する成分(6種類)を思い出す。
- a(デキストロメトルファン)とb(カフェイン)は指定されていないことを確かめる。
- c(ブロモバレリル尿素)とd(エフェドリン)が指定成分に当たることを確かめる。
- 当てはまるcとdの組み合わせ(選択肢5)を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- aのデキストロメトルファンとbのカフェインは、どちらも指定成分ではありません。
- 選択肢 2不正解
- aのデキストロメトルファンが指定成分ではありません。
- 選択肢 3不正解
- bのカフェインが指定成分ではありません。
- 選択肢 4不正解
- bのカフェインが指定成分ではありません。
- 選択肢 5正解
- cのブロモバレリル尿素とdのエフェドリンはどちらも指定成分で、正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- 濫用等のおそれのある医薬品として指定されている6成分:エフェドリン、コデイン、ジヒドロコデイン、ブロモバレリル尿素、プソイドエフェドリン、メチルエフェドリン。
- デキストロメトルファンは非麻薬性鎮咳成分だが、本指定成分には含まれない。
間違えやすいところ
- せき止め成分のデキストロメトルファンや、眠気防止薬に含まれる無水カフェインを指定成分と混同しないこと。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則第15条の2、平成26年厚生労働省告示第252号
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.24 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
濫用等のおそれのある医薬品の販売時確認事項
薬事に関する法規と制度 · 濫用等のおそれのある医薬品 / 確認事項 / 若年者 / 複数購入
濫用等のおそれのあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品を販売する場合、法施行規則の規定に基づき、店舗販売業者が当該医薬品を購入しようとする者に対し、薬剤師又は登録販売者に必ず確認させなければならない事項の正誤について、正しい組合せを選べ。 a 購入しようとする者が若年者である場合は、その者の年齢及び保護者の同意 b 他の店舗販売業者等からの当該医薬品及び当該医薬品以外の濫用等のおそれのある医薬品の購入状況 c 適正な使用のために必要と認められる数量を超えて当該医薬品を購入しようとする場合は、その理由 d 購入しようとする者の住所
解答・解説を表示
解答
3
解説
薬機法施行規則第15条の2などにより、濫用のおそれがある医薬品を売るときに薬剤師や登録販売者が必ず確認する事項は、①購入者が若年者(中学生・高校生など)なら「氏名と学年」、②他の薬局・店舗などからの購入状況、③適正な使用に必要な量を超えて買おうとするときは「その理由」、④適正使用目的の購入かを確かめるために必要な事項です。保護者の同意や、住所の一律確認は法律上の義務ではありません。
解き方
- 若年者への確認事項が「氏名と学年」かを確かめ、aを誤りと判断する。
- 他店からの購入状況の確認義務を確かめ、bを正しいと判断する。
- 適正量を超える購入時の理由確認義務を確かめ、cを正しいと判断する。
- 必須の確認事項に住所が含まれるかを考え、dを誤りと判断する。
- 誤・正・正・誤の組み合わせである選択肢3を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- a、c、dの判断が誤っています。必須の確認事項はbとcです。
- 選択肢 2不正解
- aとcの判断が誤っています。若年者に確認するのは保護者の同意ではなく「氏名と学年」です。
- 選択肢 3正解
- aは誤、bは正、cは正、dは誤で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- cとdの判断が誤っています。適正量を超える理由の確認は必須で、住所確認は決められていません。
- 選択肢 5不正解
- bを誤としている点が誤りです。他店からの購入状況の確認は必須です。
覚えるポイント
- 若年者(高校生・中学生等)である場合に確認するのは「氏名及び学年」であり、「年齢や保護者の同意」ではない。
- 複数個購入や頻回購入を防止するため、「他店での購入状況」や「適正量を超える購入の理由」を確認する。
間違えやすいところ
- 若年者への確認事項を「保護者の同意」と勘違いしやすいので注意する。
- 購入者の住所確認が必須事項に含まれると混同しないこと。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則第15条の2第1項各号
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.24 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
医薬品の広告規制
薬事に関する法規と制度 · 誇大広告の禁止 / 承認前医薬品の広告禁止 / 推薦広告の禁止 / しばり表現
医薬品の広告に関する以下の記述a〜dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 誇大広告等を禁止する法の規定は、広告等の依頼主だけでなく、その広告等に関与するすべての人が対象となる。 b 承認前の医薬品については、効能効果を標榜しなければ、名称のみ広告することは認められている。 c 医薬関係者が推薦している旨の医薬品の広告は、事実であったとしても、原則として不適当とされている。 d 漢方処方製剤等について、使用する人の体質等を限定した上で特定の症状等に対する改善を目的として、効能効果に一定の前提条件を付した「しばり表現」を省いて広告することは、原則として認められていない。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品の広告には、薬機法第66条・第68条と医薬品等適正広告基準の決まりがあります。誇大広告や承認前医薬品の広告の禁止は「何人も」が対象で、広告主だけでなく広告代理店やメディア、SNSで紹介する人も含まれます。未承認の医薬品は、名称・製造方法・効能効果のどれをとっても広告できません。医師などの専門家の推薦広告は、事実であっても消費者の過度な信頼を招くため原則として適当でありません。漢方処方製剤などの「しばり表現(体力中等度以下で…など)」は効能効果の一部なので、省いて広告することは認められません。
解き方
- 法第66条(誇大広告等の禁止)の対象が「何人も」=すべての人であると確かめ、aを正しいと判断する。
- 法第68条(承認前医薬品等の広告禁止)を確かめ、名称だけでも禁止されるのでbを誤りと判断する。
- 適正広告基準での医薬関係者などの推薦広告の扱いを確かめ、cを正しいと判断する。
- 漢方処方製剤の「しばり表現」の広告上の扱いを確かめ、dを正しいと判断する。
- 正・誤・正・正の組み合わせである選択肢2を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- a、b、dの判断が誤っています。誇大広告の禁止はすべての人に及び、未承認薬は名称でも広告できません。
- 選択肢 2正解
- aは正、bは誤、cは正、dは正で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- a、b、cの判断が誤っています。
- 選択肢 4不正解
- dを誤としている点が誤りです。しばり表現を省いて広告することは原則認められません。
- 選択肢 5不正解
- bを正、cを誤としている点が誤りです。承認前の医薬品は名称でも広告できません。
覚えるポイント
- 薬機法第66条(誇大広告等の禁止)および第68条(承認前医薬品等の広告禁止)は「何人も」が主語であり、誰であっても違反の対象となる。
- 承認前の医薬品は、名称のみであっても広告することは一切禁止されている。
- 漢方処方製剤の「しばり表現」を省略した広告は、効能効果の不当な拡大につながるため認められない。
間違えやすいところ
- 承認前でも名称だけなら広告できると勘違いしないこと。
- 医師などの推薦が「事実」なら広告できると勘違いしないこと(事実であっても原則禁止)。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第66条、第68条、医薬品等適正広告基準
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.25 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
行政庁による監視指導および処分
薬事に関する法規と制度 · 立入検査 / 管理者の変更命令 / 質問答弁義務と罰則 / 廃棄・回収命令
法に基づく行政庁による監視指導及び処分に関する以下の記述a〜dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。なお、本問において「都道府県知事」とは、「都道府県知事(薬局又は店舗販売業にあっては、その薬局又は店舗の所在地が保健所を設置する市又は特別区の区域にある場合においては、市長又は区長。)」とする。 a 都道府県知事は、薬事監視員に医薬品の販売業者が医薬品を業務上取り扱う場所に立ち入らせ、帳簿書類を検査させることができる。 b 都道府県知事は、店舗管理者に薬事に関する法令又はこれに基づく処分に違反する行為があったとき、又はその者が管理者として不適当であると認めるときは、その店舗販売業者に対して、店舗管理者の変更を命ずることができる。 c 薬剤師及び登録販売者以外の従業員は、薬事監視員の質問に対して、正当な理由なく、答弁しなかったとしても、法に規定された罰則が適用されることはない。 d 都道府県知事は、店舗販売業者に対し、不正表示医薬品、不良医薬品等について、廃棄、回収その他公衆衛生上の危険の発生を防止するに足りる措置をとるべきことを命ずることができる。
解答・解説を表示
解答
2
解説
都道府県知事などは、健康被害を防ぐため、薬事監視員に薬局や医薬品販売業者のもとへ立ち入らせ、検査や質問をさせることができます(法第69条)。この立入検査や質問を、資格のある人だけでなく一般の従業員が正当な理由なく断ったり、うその答えをした場合も罰則がかかります。管理者に法令違反や不適当な行為があれば、開設者や業者に管理者の変更を命じられます(法第73条)。不良医薬品などについては、廃棄や回収など危害防止の措置を命じられます(法第70条)。
解き方
- 法第69条の薬事監視員による立入検査権限を確かめ、aを正しいと判断する。
- 法第73条の店舗管理者の変更命令権限を確かめ、bを正しいと判断する。
- 法第69条の質問への答弁義務と罰則の対象(資格の有無にかかわらず従事者全員)を確かめ、cを誤りと判断する。
- 法第70条の廃棄・回収命令権限を確かめ、dを正しいと判断する。
- 正・正・誤・正の組み合わせである選択肢2を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- cを正、dを誤としている点が誤りです。一般の従業員でも答弁を拒むと罰則がかかり、廃棄命令などの権限もあります。
- 選択肢 2正解
- aは正、bは正、cは誤、dは正で、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- dを誤としている点が誤りです。都道府県知事は廃棄や回収を命じることができます。
- 選択肢 4不正解
- a、b、cの判断が誤っています。
- 選択肢 5不正解
- aを誤としている点が誤りです。薬事監視員の立入検査権限は法律に定められています。
覚えるポイント
- 薬事監視員の立入検査や質問に対する拒否・妨害・虚偽答弁への罰則は、薬剤師や登録販売者だけでなく「一般の従業員」にも適用される。
- 都道府県知事等は、不適当な管理者に対して「店舗販売業者に対して管理者の変更を命ずる」ことができる(管理者本人への命令ではない点にも留意)。
- 不良医薬品や不正表示医薬品に対しては、廃棄・回収等の命令を出すことができる。
間違えやすいところ
- 罰則の対象が「資格を持つ人だけ」に限られると勘違いしないこと。
- 管理者の変更命令は「店舗販売業者(開設者)」宛てに出される点を確認しておく。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第69条、第70条、第73条、第87条等
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.26 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
一般用医薬品の添付文書等の記載と取扱い
医薬品の適正使用と安全対策 · 添付文書 / 記載事項 / 情報提供
一般用医薬品(一般用検査薬を除く。)の添付文書等に関する記述について、正しいものの組合せを選べ。
解答・解説を表示
解答
5
解説
一般用医薬品の添付文書は、使う人がいつでも見られるように保管しておく実用的な情報文書です。内容は必要に応じて見直されて新しくなるので、日ごろから確認できるようにしておくことが大切です。
解き方
- 各記述の内容が、添付文書の取扱いの決まりや書き方のルールに合っているかを一つずつ確かめます。
- 正しい記述であるcとdを組み合わせた選択肢5を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 記述aとbはどちらも誤っているので、この組合せは間違いです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが誤っているので、正しい組合せではありません。
- 選択肢 3不正解
- 記述bが誤っているので、正しい組合せではありません。
- 選択肢 4不正解
- 記述bが誤っているので、正しい組合せではありません。
- 選択肢 5正解
- 記述cとdがどちらも正しいので、この組合せが正解です。
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覚えるポイント
- 添付文書は定期的な年1回義務ではなく新たな知見に基づき随時改訂される
- 受診時に一般用医薬品の添付文書を持参することは有用である
間違えやすいところ
- 添付文書は使い始めるときだけでなく、使い終わるまで大切に保管する必要がある
出題の前提:医薬品医療機器等法および「手引き」医薬品の適正使用・安全対策
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.27 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
添付文書の「してはいけないこと」の記載事項
医薬品の適正使用と安全対策 · してはいけないこと / 一般用検査薬 / 副作用防止
一般用医薬品(一般用検査薬を含む。)の添付文書等の「してはいけないこと」の項に記載される事項に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
解答・解説を表示
解答
5
解説
「してはいけないこと」の項には、守らないと症状が悪くなったり、副作用や事故が起きやすくなる注意が具体的に書かれます。大切な決まりなので、必ず守る必要があります。
解き方
- 記述aからdの内容が、添付文書の「してはいけないこと」の項に書かれる事項かを確かめます。
- 4つの記述がどれも正しいことを確かめ、すべて「正」の選択肢5を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 記述dも正しいので、dを誤りとしたこの組合せは間違いです。
- 選択肢 2不正解
- 記述cも正しいので、cを誤りとしたこの組合せは間違いです。
- 選択肢 3不正解
- 記述bも正しいので、bを誤りとしたこの組合せは間違いです。
- 選択肢 4不正解
- 記述aも正しいので、aを誤りとしたこの組合せは間違いです。
- 選択肢 5正解
- 記述a、b、c、dがすべて正しいので正解です。

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覚えるポイント
- 一般用検査薬の陽性判定時は確定診断ができないため受診勧奨が記載される
- 習慣性や効果減弱が懸念される成分では長期連用を避ける旨が記載される
間違えやすいところ
- アルコールと一緒に使うと作用が強まったり副作用の危険が増すことも「してはいけないこと」に含まれる
出題の前提:医薬品医療機器等法および「手引き」医薬品の適正使用・安全対策
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.28 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
添付文書の「相談すること」の記載事項
医薬品の適正使用と安全対策 · 相談すること / 高齢者 / 基礎疾患
一般用医薬品の添付文書等の「相談すること」の項に記載される事項に関する記述について、正しいものの組合せを選べ。
解答・解説を表示
解答
5
解説
「相談すること」の項には、副作用が起きやすい体質の人や、医師の治療を受けている人などが、使う前に専門家へ相談すべき事項が書かれます。自分で判断せず相談することが大切です。
解き方
- 記述aの高齢者の目安年齢は、正しくは65歳以上なので誤りと判断します。
- 記述bのアレルギー歴の対象には、他の医薬品も含まれるので誤りと判断します。
- 記述cとdが正しいことを確かめ、組合せとして5を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 記述aとbがどちらも誤っているので間違いです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが誤っているので間違いです。
- 選択肢 3不正解
- 記述bが誤っているので間違いです。
- 選択肢 4不正解
- 記述bが誤っているので間違いです。
- 選択肢 5正解
- 記述cとdがどちらも正しいので正解です。

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覚えるポイント
- 使用上の注意における「高齢者」はおおむね65歳以上を目安とする
- 過去に他の薬でアレルギーを起こした経験がある人も相談することの対象となる
間違えやすいところ
- 高齢者の年齢の目安を75歳以上(後期高齢者)と混同しないように注意する
出題の前提:医薬品医療機器等法および「手引き」医薬品の適正使用・安全対策
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.29 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
一般用医薬品の保管及び取扱い上の注意
医薬品の適正使用と安全対策 · 保管方法 / シロップ剤 / エアゾール / 点眼薬 / 散剤
一般用医薬品の保管及び取扱い上の注意に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
解答・解説を表示
解答
1
解説
医薬品は品質を保つために、適切な環境で保管する必要があります。たとえば散剤を冷蔵庫に入れると結露で湿気を吸いやすくなり、点眼薬を人と共用すると汚染の原因になります。
解き方
- シロップ剤は開封後、変質を防ぐため冷蔵庫などで保管するのが望ましいので、aを誤りと判断します。
- 高圧ガス製品は容器そのものにも表示が必要なので、bを誤りと判断します。
- 点眼薬の共用は感染を防ぐため禁止されているので、cを誤りと判断します。
- 散剤を冷蔵庫で保管すると結露で湿気を吸う危険があるので、dを正と判断します。
- 選択肢 1正解
- aが誤、bが誤、cが誤、dが正で正しい組合せです。
- 選択肢 2不正解
- 点眼薬の共用は避けるべきなので、cは誤りです。
- 選択肢 3不正解
- エアゾール容器に直接記載する義務があるので、bは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- シロップ剤は開封後に変質しやすいので冷所保管がすすめられ、aは誤りです。
- 選択肢 5不正解
- dは正しい記述なので、すべて誤りとするこの組合せは不適当です。
覚えるポイント
- 散剤は冷蔵庫から出した際の急な温度差で吸湿するため冷蔵庫保管は避ける
- 点眼薬は汚染や感染を防ぐために家族間であっても共用してはならない
間違えやすいところ
- エアゾール製品の高圧ガス保安法に基づく注意事項は、容器にも直接表示することが義務づけられている
出題の前提:医薬品医療機器等法および「手引き」医薬品の適正使用・安全対策
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.29 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
緊急安全性情報(イエローレター)の概要
医薬品の適正使用と安全対策 · 緊急安全性情報 / イエローレター / 安全対策
緊急安全性情報に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
解答・解説を表示
解答
3
解説
緊急安全性情報(イエローレター)は、重大な副作用などの緊急かつ重大な注意を呼びかけるために作られる資料で、黄色地の紙で配られます。名前のとおり黄色が目印です。
解き方
- 緊急安全性情報は黄色地の印刷物(イエローレター)なので、青色地とするbは誤りです。
- 一般用医薬品で過去に発出された有名な例は小柴胡湯による間質性肺炎で、葛根湯ではないのでdは誤りです。
- 厚生労働省の指示などのほか、医薬品や医療機器も対象になるので、aとcは正しく、選択肢3を導きます。
- 選択肢 1不正解
- 記述aは正しく、bは誤りなので間違いです。
- 選択肢 2不正解
- 記述bとdは誤りなので間違いです。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが正、dが誤で正解です。
- 選択肢 4不正解
- 記述aは正しく、bは誤りなので間違いです。
- 選択肢 5不正解
- 記述dが誤りなので間違いです。

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覚えるポイント
- 緊急安全性情報は黄色地(イエローレター)、安全性速報は青色地(ブルーレター)
- 一般用医薬品における緊急安全性情報の過去事例には小柴胡湯の間質性肺炎がある
間違えやすいところ
- 緊急安全性情報は医薬品だけでなく、医療機器や再生医療等製品も対象になる
出題の前提:医薬品医療機器等法および「手引き」医薬品の適正使用・安全対策
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.30 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
医薬品購入者等に対する情報提供とセルフメディケーション
医薬品の適正使用と安全対策 · 情報提供 / 添付文書の改訂 / セルフメディケーション
医薬品の購入者等に対する情報提供に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
解答・解説を表示
解答
2
解説
添付文書や外箱の表示が新しくなっても、店頭に残る前の製品がすぐ全部回収されるわけではありません。だから専門家はいつも新しい情報を把握して、正しく伝える必要があります。
解き方
- 改訂後も改訂前の製品が流通や店頭に残ることがあるので、bを誤りと判断します。
- a、c、dはどれも登録販売者の役割や生活者のニーズについて正しい記述だと確かめます。
- 正・誤・正・正の組合せである選択肢2を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 記述dは正しいので、dを誤りとしたこの組合せは間違いです。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが誤、cが正、dが正で正しい組合せです。
- 選択肢 3不正解
- 記述bは誤りで、cは正しいので間違いです。
- 選択肢 4不正解
- 記述aは正しく、bは誤りなので間違いです。
- 選択肢 5不正解
- 記述aとcは正しいので間違いです。
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覚えるポイント
- 添付文書改訂後も改訂前製品が店頭に存在し得るため最新情報の確認が重要である
- 登録販売者は科学的根拠に基づいたアドバイスでセルフメディケーションを支援する
間違えやすいところ
- 改訂後すぐに全ての製品が新しい添付文書に切り替わるわけではない点に注意する
出題の前提:医薬品医療機器等法および「手引き」医薬品の適正使用・安全対策
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.31 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
副作用情報等の収集体制と行政対応
医薬品の適正使用と安全対策 · WHO国際医薬品モニタリング制度 / 安全性情報報告制度 / PMDA
医薬品の副作用情報等の収集、評価及び措置に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品などの副作用等報告制度では、医薬関係者が出す報告書の提出先は、実務上、総合機構(PMDA)です。国が直接集めるのではなく、専門の機関が窓口になります。
解き方
- 記述b:医薬品副作用モニター制度は都道府県ではなく国(厚生省)が始めたので誤りです。
- 記述c:実務上の報告書の提出先は保健所ではなく総合機構(PMDA)なので誤りです。
- 記述a(WHOのモニタリング制度が作られたきっかけ)と記述dが正しいことを確かめ、選択肢2を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 記述cは誤りで、記述dは正しいので間違いです。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが正で正しい組合せです。
- 選択肢 3不正解
- 記述aは正しいので間違いです。
- 選択肢 4不正解
- 記述bは誤りなので間違いです。
- 選択肢 5不正解
- 記述aは正しいので間違いです。
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覚えるポイント
- 医薬関係者による副作用報告の実務上の提出先は総合機構(PMDA)である
- サリドマイド薬害事件を契機にWHO国際医薬品モニタリング制度が確立された
間違えやすいところ
- 副作用等報告の提出窓口を、身近な保健所と混同しないようにする
出題の前提:医薬品医療機器等法および「手引き」医薬品の適正使用・安全対策
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.32 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
企業による副作用等の報告制度及び市販後安全対策
医薬品の適正使用と安全対策 · 企業報告制度 / 製造販売業者 / 登録販売者の協力義務
企業からの医薬品の副作用等の報告制度に関する記述の正誤について、正しい組合せを選べ。
解答・解説を表示
解答
4
解説
製造販売業者などは、自分の会社の医薬品による副作用などの健康被害を知ったときは、厚生労働大臣に報告する義務があります。報告を怠ると安全対策が遅れてしまうからです。
解き方
- 記述a:報告先は都道府県知事ではなく厚生労働大臣(実務上はPMDA経由)なので誤りです。
- 記述b:登録販売者を含む専門家にも、製造販売業者の情報集めに協力する努力義務があるので正しいです。
- 記述cとdの市販直後などの調査・企業責任についての記述が正しいことを確かめます。
- 誤・正・正・正の組合せである選択肢4を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 記述aは誤りで、dは正しいので間違いです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aは誤りなので間違いです。
- 選択肢 3不正解
- 記述aは誤りで、cは正しいので間違いです。
- 選択肢 4正解
- aが誤、bが正、cが正、dが正で正しい組合せです。
- 選択肢 5不正解
- 記述cは正しいので間違いです。
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覚えるポイント
- 製薬企業(製造販売業者)の副作用報告先は厚生労働大臣である
- 登録販売者も製薬企業が行う副作用等の情報収集への協力努力義務がある
間違えやすいところ
- 製造販売業者の報告先を都道府県知事と間違えないように注意する
出題の前提:医薬品医療機器等法第68条の10第1項および「手引き」医薬品の適正使用・安全対策
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.33 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
医薬品副作用被害救済制度の概要と請求要件
医薬品の適正使用と安全対策 · 医薬品副作用被害救済制度
医薬品副作用被害救済制度に関する次の記述について、正しい正誤の組合せを選択しなさい。
解答・解説を表示
解答
5
解説
医薬品副作用被害救済制度は、医薬品を正しく使っても起きた重い健康被害(入院が必要な病気や障害など)を、すばやく救済するための制度です。軽い健康被害や通院だけで治まった例は対象にならず、重症度の基準を満たすものだけが救済されます。
解き方
- 各記述の正誤を別々に考え、対象となる健康被害の重さの基準や給付判定の手続きを確認します。
- aは正、bは正、cは誤、dは正となるので、これに合う選択肢を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 記述aは制度の本来の目的に合っているので正しいです。だからaを誤りとするこの選択肢は間違いです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aとdは正しく、cは誤りです。だからこの組合せは間違いです。
- 選択肢 3不正解
- 記述bの厚生労働大臣による判定の手順は正しいです。しかしcは誤りなので、この組合せは間違いです。
- 選択肢 4不正解
- 記述bは正しく、cは誤りで、dは正しいです。だからこの組合せは間違いです。
- 選択肢 5正解
- 記述a、b、dは正しいです。通院だけで治まった軽い例は対象外なのでcは誤りで、この組合せが正解です。
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覚えるポイント
- 給付の対象は入院治療を要する程度の疾病、日常生活が著しく制限される程度の障害など重篤な場合に限られます。
間違えやすいところ
- 医師の治療が必要なく治った軽い副作用は、救済制度の対象にならない点に注意します。
出題の前提:手引き「医薬品副作用被害救済制度」に基づく出題。
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.34 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
医薬品副作用被害救済制度の除外医薬品
医薬品の適正使用と安全対策 · 医薬品副作用被害救済制度の対象除外医薬品
次の一般用医薬品のうち、医薬品副作用被害救済制度の対象とならないものの適切な組合せを選択しなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
人体に直接使わない医薬品(検査薬など)や、副作用の心配がとても低い一部の基礎的医薬品は、医薬品副作用被害救済制度の給付対象から外れています。救済は、使った人に健康被害が起きるおそれがあるものを対象にしているからです。
解き方
- それぞれの一般用医薬品が、救済制度の対象か、対象外の医薬品かを分けます。
- ワセリン(b)と一般用検査薬(c)が対象外なので、この2つを含む組合せを選びます。
- 選択肢 1不正解
- 漢方処方製剤(a)は救済制度の対象になるので、この組合せは間違いです。
- 選択肢 2不正解
- 漢方処方製剤(a)は対象になるので、対象外だけの組合せにはなりません。
- 選択肢 3正解
- ワセリン(b)と一般用検査薬(c)は、どちらも救済制度の対象外の医薬品です。
- 選択肢 4不正解
- 体に直接使う殺菌消毒剤(d)は救済制度の対象なので、この組合せは間違いです。
- 選択肢 5不正解
- 体に直接使う殺菌消毒剤(d)は対象の医薬品なので、この組合せは間違いです。
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覚えるポイント
- 一般用検査薬や日本薬局方収載のワセリンなどの一部製剤は救済制度の対象から除外されています。
間違えやすいところ
- 殺菌消毒剤でも、体に直接使う外用薬は対象です。器具用など体に使わないものは対象外です。
出題の前提:医薬品医療機器総合機構法及び同施行令に基づく救済制度対象外医薬品一覧。
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.34 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
医薬品PLセンターの機能と窓口業務
医薬品の適正使用と安全対策 · 医薬品PLセンター
医薬品PLセンターに関する記述について、正しいものの組合せを選択しなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
医薬品PLセンターは、医薬品や医薬部外品による損害賠償の問題について、消費者の申立てを受け、公平・中立な立場で交渉のあっせんを行う裁判外の紛争解決機関(ADR)です。裁判によらず、話し合いでの解決を助けることが目的だからです。
解き方
- 各記述の正誤を考え、扱う品目(医薬品・医薬部外品は対象、医療機器は対象外)を確認します。
- aは正、bは正、cは誤、dは誤となるので、これに合う組合せを選びます。
- 選択肢 1正解
- 企業の過失責任が疑われるときの相談先を示すaと、中立な調停機関としての役割を示すbは、どちらも正しいです。
- 選択肢 2不正解
- 医薬品PLセンターは医療機器の紛争を扱わないので、記述cは誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 記述cが誤りなので、この組合せは適切ではありません。
- 選択肢 4不正解
- 医薬品PLセンターは各都道府県にあるのではなく、日本製薬工業協会が開設した機関です。だから記述dは誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 記述cもdも誤りなので、この組合せは適切ではありません。
覚えるポイント
- 医薬品PLセンターの対象は医薬品および医薬部外品であり、医療機器は対象外です。
間違えやすいところ
- 救済制度はPMDA(医薬品医療機器総合機構)が行う公的な無過失救済の仕組みです。PLセンターは民間が中心の民事紛争の解決支援です。
出題の前提:手引き「安全対策業務・相談窓口(医薬品PLセンター)」に基づく出題。
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.35 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)の安全性措置
医薬品の適正使用と安全対策 · PPAによる副作用と代替措置
塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)含有医薬品に関する文中の空欄( a )〜( c )に入る語句の正しい組合せを選択しなさい。
解答・解説を表示
解答
5
解説
血管を縮めるはたらきを持つPPA(塩酸フェニルプロパノールアミン)は、高血圧の患者への禁忌違反や飲みすぎなどで重い脳出血を起こしたため、プソイドエフェドリン塩酸塩などへの早い切り替えが進められました。安全を守るため、危険な成分を減らす必要があったからです。
解き方
- 空欄aに入る、PPAの重い副作用の病気名(脳出血)を選びます。
- 空欄bには禁忌の病気である高血圧症、空欄cには代替の血管収縮成分であるプソイドエフェドリン塩酸塩を入れます。
- 選択肢 1不正解
- 正しくはaが脳出血、bが高血圧症、cがプソイドエフェドリン塩酸塩なので間違いです。
- 選択肢 2不正解
- 報告された重い副作用aは脳出血で、間質性肺炎ではないので間違いです。
- 選択肢 3不正解
- 禁忌とされた病気bは高血圧症で、糖尿病ではないので間違いです。
- 選択肢 4不正解
- 代替成分cはプソイドエフェドリン塩酸塩なので、ナファゾリンとするのは間違いです。
- 選択肢 5正解
- aに脳出血、bに高血圧症、cにプソイドエフェドリン塩酸塩が正しく入る組合せです。
覚えるポイント
- PPAによる安全性速報(イエローレター)の契機となった重篤な副作用は脳出血です。
間違えやすいところ
- PPAの代わりに切り替えられたのはナファゾリンではなく、プソイドエフェドリン塩酸塩です。
出題の前提:厚生労働省安全性速報・通知「塩酸フェニルプロパノールアミン含有医薬品の取扱いについて」に基づく出題。
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.35 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
安全対策及び適正使用推進のための啓発活動
医薬品の適正使用と安全対策 · 薬物乱用防止啓発活動 / 医薬品適正使用啓発
医薬品の安全対策や適正使用のための啓発活動に関する次の記述について、正しい正誤の組合せを選択しなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
薬物乱用を防ぐ普及活動は、若い世代から行われています。また、違法薬物だけでなく、一般用医薬品の飲みすぎ(乱用・依存)を防ぐ啓発も行われています。乱用は身近な薬でも起こるからです。
解き方
- 記述aとbの啓発活動の内容(キャンペーンの日程や専門家の役割)が正しいことを確認します。
- 記述c(啓発を始める年齢の思い違い)とd(一般用医薬品の乱用リスクを否定)が誤りだと指摘し、組合せを決めます。
- 選択肢 1不正解
- 記述cもdもはっきり誤りなので、この組合せは適切ではありません。
- 選択肢 2不正解
- 薬物乱用の啓発は小中学生の段階から行われているので、記述cを正とするこの選択肢は間違いです。
- 選択肢 3正解
- aとbが正しく、cとdが誤りなので、この組合せが正解です。
- 選択肢 4不正解
- 記述aは登録販売者の社会的な責務として正しいので、aを誤りとするこの選択肢は適切ではありません。
- 選択肢 5不正解
- 記述aもbも正しいので、この組合せは適切ではありません。
覚えるポイント
- 毎年6月20日〜7月19日は「ダメ。ゼッタイ。」普及運動期間として全国展開されています。
間違えやすいところ
- 薬物乱用は違法薬物だけでなく、一般用医薬品を目的外に使ったり飲みすぎたりする(オーバードーズ)場合も当てはまります。
出題の前提:手引き「啓発活動」「薬物乱用防止運動」に基づく出題。
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.36 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
乗物酔い防止薬の成分と添付文書の使用上の注意
医薬品の適正使用と安全対策 · ジフェンヒドラミンサリチル酸塩 / ジプロフィリン / 使用上の注意
ジフェンヒドラミンサリチル酸塩及びジプロフィリンを含む乗物酔い防止薬の添付文書の記載事項に関する記述について、正しい組合せを選択しなさい。
解答・解説を表示
解答
5
解説
抗ヒスタミン成分は眠気を起こし、抗コリン作用で排尿困難を悪化させたり痙攣を誘発したりします。キサンチン系成分(ジプロフィリン)は母乳に移行し中枢を興奮させます。だからそれぞれに厳しい注意喚起が義務づけられています。
解き方
- 抗ヒスタミン成分による眠気(a)と、抗コリン作用による排尿困難の相談(c)を確認します。
- ジプロフィリンや抗ヒスタミン薬が母乳に移行することによる授乳時の禁止事項(b)と、てんかんの患者への相談事項(d)を確認します。
- 選択肢 1不正解
- 抗ヒスタミン成分は痙攣を誘発するおそれがあり、てんかんの診断を受けた人への相談記載(d)も正しいので、dを誤りとするこの肢は適切ではありません。
- 選択肢 2不正解
- 抗コリン作用による排尿困難の相談喚起(c)は正しいので、この選択肢は適切ではありません。
- 選択肢 3不正解
- ジプロフィリンなどが母乳に移行して乳児に影響しないよう、記述bも正しいので適切ではありません。
- 選択肢 4不正解
- 抗ヒスタミン成分による眠気を防ぐ運転操作の禁止(a)は欠かせない記載なので、この選択肢は適切ではありません。
- 選択肢 5正解
- a、b、c、dの注意喚起はすべて正しいので、これが正解です。
覚えるポイント
- 抗ヒスタミン成分を含む内服薬では「てんかん」の診断を受けた人は相談することと記載されます。
間違えやすいところ
- キサンチン系成分のジプロフィリンや抗ヒスタミン成分は母乳に移行するため、「授乳中の人は服用しないか、授乳を避ける」と記載されます。
出題の前提:手引き「医薬品の適正使用と安全対策」別表(使用上の注意)に基づく出題。
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.37 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
牛乳アレルギー禁忌成分の特定
医薬品の適正使用と安全対策 · タンニン酸アルブミン / 牛乳アレルギー / 使用しないこと
一般用医薬品の添付文書等において、「本剤又は本剤の成分、牛乳によるアレルギー症状を起こしたことがある人」として「使用しないこと」に記載される成分の正誤について、正しい組合せを選択しなさい。
解答・解説を表示
解答
4
解説
タンニン酸アルブミンは、牛乳のタンパク質(カゼイン)から作られるアルブミンとタンニン酸の化合物です。だから牛乳アレルギーのある人は、アナフィラキシーなどの重いアレルギーを起こすおそれがあり、使用が禁じられています。
解き方
- 各止瀉薬・胃腸薬の成分が何から作られているかと、アレルギーの禁忌の基準を確認します。
- タンニン酸アルブミン(d)だけが牛乳アレルギーの禁忌に当てはまり、オキセサゼイン、次没食子酸ビスマス、ケイ酸アルミン酸マグネシウムは当てはまらないと判断します。
- 選択肢 1不正解
- オキセサゼインと次没食子酸ビスマスは、牛乳アレルギーの禁忌の対象ではないので間違いです。
- 選択肢 2不正解
- 次没食子酸ビスマスやケイ酸アルミン酸マグネシウムは、牛乳アレルギーを理由とする禁忌成分ではありません。
- 選択肢 3不正解
- ケイ酸アルミン酸マグネシウムは胃酸を抑える成分で、牛乳アレルギーの禁忌ではないので間違いです。
- 選択肢 4正解
- タンニン酸アルブミン(d)だけが、牛乳アレルギーを理由に使用を禁じられている成分です。
- 選択肢 5不正解
- オキセサゼイン(a)は局所麻酔の成分で、牛乳アレルギーによる禁忌には当てはまりません。
覚えるポイント
- 「牛乳アレルギー」で使用してはならない代表的な成分はタンニン酸アルブミンです。
間違えやすいところ
- 名前にアルミンが入る無機塩製剤(ケイ酸アルミン酸マグネシウムなど)と、タンパク質のアルブミン製剤を混同しないよう注意します。
出題の前提:手引き「してはいけないこと(アレルギーの既往)」別表基準に基づく出題。
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.38 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
添付文書の禁忌(基礎疾患等)と配合成分の対応関係
医薬品の適正使用と安全対策 · 使用しないこと / 基礎疾患 / 芍薬甘草湯 / プソイドエフェドリン塩酸塩
「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に「次の診断を受けた人」として記載することとされている基礎疾患等と医薬品成分等との関係の正誤について、正しい組合せを選択しなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
芍薬甘草湯は甘草を多く含み、偽アルドステロン症などで心臓病を悪化させるおそれがあるため禁忌です。プソイドエフェドリン塩酸塩は交感神経を興奮させて血管を縮め、血圧を上げるため、高血圧の患者では禁忌とされています。
解き方
- 各成分と病気の組み合わせが、「してはいけないこと(次の診断を受けた人)」に当てはまるかを判断します。
- aは正、bは誤(糖尿病は相談することなど)、cは正、dは誤(肝臓病でメチルエフェドリンは禁忌ではない)となり、選択肢2を選びます。
- 選択肢 1不正解
- メチルエフェドリン塩酸塩について、肝臓病は「使用しないこと」に当てはまらないので間違いです。
- 選択肢 2正解
- aとcが正しく、bとdが誤りなので、この組合せが正解です。
- 選択肢 3不正解
- 芍薬甘草湯は心臓病の診断を受けた人では禁忌(正)なので、aを誤りとするこの組合せは適切ではありません。
- 選択肢 4不正解
- aもcも正しい記述なので、この組合せは間違いです。
- 選択肢 5不正解
- アセトアミノフェンで糖尿病は禁忌ではなく、プソイドエフェドリンで高血圧は禁忌なので、この組合せは適切ではありません。
覚えるポイント
- 芍薬甘草湯(心臓病)やプソイドエフェドリン塩酸塩(高血圧・心臓病・甲状腺機能障害・前立腺肥大)は禁忌対象疾患を正確に把握する必要があります。
間違えやすいところ
- エフェドリン系成分で禁忌となるのは高血圧や心臓病など循環器・代謝の病気です。肝臓病は一般に禁忌とはされていません。
出題の前提:手引き「してはいけないこと(基礎疾患等)」別表基準に基づく出題。
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.38 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
妊婦等の使用禁止成分(してはいけないこと)
医薬品の適正使用と安全対策 · 使用上の注意 / してはいけないこと / 妊婦 / アスピリン / ヒマシ油
一般用医薬品の添付文書等の「してはいけないこと」において、「妊婦又は妊娠していると思われる人」(出産予定日12週以内の妊婦を含む)と記載することとされている成分等の正誤の組合せとして正しいものを1つ選べ。 a アスピリン b ヒマシ油類 c エチニルエストラジオール d グリチルリチン酸二カリウム
解答・解説を表示
解答
1
解説
赤ちゃんの器官ができたり育ったりするのを妨げる成分、妊娠期間を長引かせたり分娩時の異常出血を起こす成分、子宮を収縮させて流産や早産を招く成分は、添付文書の「してはいけないこと」に妊婦等への使用禁止として書かれます。お腹の赤ちゃんやお母さんの体に危険があるためです。
解き方
- アスピリンは、出産予定日の12週以内の妊婦では赤ちゃんの動脈管が縮まったり、分娩時に出血したりするおそれがあるので禁忌(正)と判定します。
- ヒマシ油類は子宮を収縮させる作用があり、エチニルエストラジオールは女性ホルモンなので、どちらも妊婦禁忌(正)と判定します。
- グリチルリチン酸二カリウムは偽アルドステロン症(むくみや血圧上昇など)への注意は必要ですが、妊婦禁忌ではない(誤)ため、正・正・正・誤の組合せを選びます。
- 選択肢 1正解
- a、b、cが正しく、dが誤りなので正しい組合せです。
- 選択肢 2不正解
- cのエチニルエストラジオールは使用禁止で、dのグリチルリチン酸二カリウムは使用禁止ではないため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- cのエチニルエストラジオールは女性ホルモンに影響するため使用禁止に当たり、誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aのアスピリンもbのヒマシ油類も妊婦の使用禁止成分に当たるため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aは使用禁止に当たり、dは使用禁止に当たらないため誤りです。

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覚えるポイント
- アスピリンは出産予定日12週以内の妊婦で禁忌、ヒマシ油類は急激な子宮収縮を誘発するため妊婦禁忌です。
間違えやすいところ
- グリチルリチン酸二カリウムが注意する相手(高血圧、心臓病、腎臓病など)と、妊婦禁忌の成分を混同しないようにしましょう。
出題の前提:医薬品の適正使用と安全対策:別表「してはいけないこと(妊婦又は妊娠していると思われる人)」
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.39 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
運転操作禁止の注意喚起(目のかすみ・散瞳等)
医薬品の適正使用と安全対策 · 使用上の注意 / してはいけないこと / 運転操作禁止 / ピレンゼピン塩酸塩水和物 / 抗コリン作用
一般用医薬品の添付文書等において、目のかすみ、異常なまぶしさを生じることがあるため、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」と記載することとされている成分を選べ。
解答・解説を表示
解答
3
解説
抗コリン作用(副交感神経の働きを抑える作用)をもつ成分は、瞳孔を開く散瞳を起こします。散瞳するとピントを合わせる働きが落ちるため、目のかすみや異常なまぶしさによる事故を防ぐ目的で「服用後、乗物や機械の運転操作をしないこと」と書くことになっています。
解き方
- 示された成分の中から、副交感神経の働きを抑える作用(抗コリン作用)をもつ成分を探します。
- ピレンゼピン塩酸塩水和物は抗コリン作用で瞳孔が開くため、運転操作禁止の対象であり、3を選びます。
- 選択肢 1不正解
- アルジオキサは胃の粘膜を保護・修復する成分で、運転操作禁止の記載は求められていません。
- 選択肢 2不正解
- イブプロフェンは単体では、目のかすみや異常なまぶしさを理由とする運転操作禁止の対象になりません。
- 選択肢 3正解
- ピレンゼピン塩酸塩水和物は抗コリン作用で目のかすみや異常なまぶしさを起こすため、運転操作を避けるよう書かれます。
- 選択肢 4不正解
- ピリドキシン塩酸塩はビタミンB6で、運転操作を禁じる注意の対象ではありません。
- 選択肢 5不正解
- メチルエフェドリン塩酸塩はアドレナリンを作動させる成分で、目のかすみなどを理由とする運転操作禁止の対象ではありません。
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覚えるポイント
- ピレンゼピン塩酸塩水和物は胃酸分泌を抑制するが、抗コリン作用による散瞳(目のかすみ・まぶしさ)があるため運転禁止です。
間違えやすいところ
- 運転操作禁止の理由が「眠気」の成分(抗ヒスタミン成分など)と、「目のかすみ・まぶしさ」の成分(抗コリン成分)を分けて覚えましょう。
出題の前提:医薬品の適正使用と安全対策:別表「してはいけないこと(服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと)」
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.39 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
フェニレフリン塩酸塩配合剤の受診相談対象(基礎疾患等)
医薬品の適正使用と安全対策 · 使用上の注意 / 相談すること / フェニレフリン塩酸塩 / 糖尿病 / 甲状腺機能障害
フェニレフリン塩酸塩が配合された一般用医薬品の鼻炎用内服薬の添付文書等において、「相談すること」の項目中に「次の診断を受けた人」として記載することとされている基礎疾患等について、正しいものの組合せを選べ。 a 糖尿病 b 肝臓病 c 甲状腺機能障害 d 胃・十二指腸潰瘍
解答・解説を表示
解答
2
解説
交感神経を刺激するアドレナリン作動成分(フェニレフリン塩酸塩など)は、血管を縮めたり心臓の働きを高めたり、グリコーゲンの分解を進めたりします。そのため高血圧、心臓病、甲状腺機能障害、糖尿病と診断された人は「相談すること」とされています。
解き方
- フェニレフリン塩酸塩の薬の仲間(アドレナリン作動成分)から、影響を受ける基礎疾患を思い出します。
- 交感神経が刺激されて症状が悪くなるおそれがある「糖尿病(血糖値が上がる)」と「甲状腺機能障害(交感神経の興奮が強まる)」が当てはまり、正しい組合せは(a、c)です。
- 選択肢 1不正解
- 肝臓病(b)はフェニレフリン塩酸塩配合の鼻炎用内服薬の「相談すること」の診断名に含まれません。
- 選択肢 2正解
- 糖尿病(a)と甲状腺機能障害(c)がともに相談事項の対象として正しく選ばれています。
- 選択肢 3不正解
- bの肝臓病が含まれているため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 肝臓病(b)も胃・十二指腸潰瘍(d)も当てはまらないため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 胃・十二指腸潰瘍(d)は抗炎症成分などで問題になる疾患で、フェニレフリン塩酸塩が注意する対象ではありません。
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覚えるポイント
- アドレナリン作動成分の基礎疾患相談:高血圧、心臓病、甲状腺機能障害、糖尿病。
間違えやすいところ
- NSAIDs(解熱鎮痛成分)で問題になる「胃・十二指腸潰瘍」や「肝臓病」と、アドレナリン作動成分が注意する基礎疾患を混同しないようにしましょう。
出題の前提:医薬品の適正使用と安全対策:別表「相談すること(次の診断を受けた人)」
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.40 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
ロートエキス配合制酸薬の相談すること(対象者)
医薬品の適正使用と安全対策 · 使用上の注意 / 相談すること / ロートエキス / 抗コリン作用 / 排尿困難 / 心臓病
ロートエキスが配合された一般用医薬品の制酸薬の添付文書等において、「相談すること」の項目中に記載することとされている対象者の正誤について、正しい組合せを選べ。 a 下痢の症状がある人 b 排尿困難の症状がある人 c 糖尿病の診断を受けた人 d 心臓病の診断を受けた人
解答・解説を表示
解答
4
解説
ロートエキスなどの抗コリン成分は、副交感神経の働きを遮断します。そのため尿を出す筋肉がゆるみ、内尿道括約筋が縮んで「排尿困難」を悪化させたり、心拍数が増えて「心臓病」を悪化させたりするおそれがあり、「相談すること」の対象になります。
解き方
- ロートエキスの薬理作用である抗コリン作用(アセチルコリン受容体を遮断する働き)を確認します。
- 抗コリン作用で悪化する症状は「排尿困難(b)」、悪化する疾患は「心臓病(d)」や「緑内障」などです。
- 下痢(a)は抗コリン薬でむしろ抑えられる方向であり、糖尿病(c)は抗コリン作用と直接関係しないため、a:誤、b:正、c:誤、d:正の「4」を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aとcが誤りで、bとdが正しいため、この組合せは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aは相談対象ではなく、bは相談対象であるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- cの糖尿病は抗コリン作用による相談対象の疾患ではないため誤りです。
- 選択肢 4正解
- aが誤、bが正、cが誤、dが正であり、正しい組合せです。
- 選択肢 5不正解
- bの排尿困難は相談対象(正)で、cの糖尿病は相談対象ではない(誤)ため誤りです。

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覚えるポイント
- 抗コリン成分の相談対象:排尿困難のある人、心臓病・緑内障の診断を受けた人。
間違えやすいところ
- 糖尿病を相談対象とするのはアドレナリン作動成分や一部のステロイドなどであり、抗コリン成分と混同しないように注意しましょう。
出題の前提:医薬品の適正使用と安全対策:別表「相談すること(次の症状がある人、次の診断を受けた人)」
出典:関西広域連合『2024年度 関西広域連合 後半』
令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) p.40 ↗(www.kouiki-kansai.jp)
2024年度 関西広域連合 後半
参照した公式資料
関西広域連合が公開した2024年度 関西広域連合 後半の問題・解答資料です。
- 令和6年度 登録販売者試験問題(後半) (PDFファイル: 392.3KB) ↗ — www.kouiki-kansai.jp(PDF・40ページ)
- 令和6年度 登録販売者試験 解答 (PDFファイル: 68.6KB) ↗ — www.kouiki-kansai.jp(PDF・1ページ)

