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2023年度 愛媛県 前半の概要
医薬品の副作用の定義と特徴
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 副作用の定義 / 薬理作用とアレルギー / 使用中断時の判断
医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを下から1つ選びなさい。 a 主作用以外の反応であっても、特段の不都合を生じないものであれば、通常、副作用として扱われることはない。 b 副作用は、発生原因の観点から薬理作用によるものとアレルギー(過敏反応)によるものに大別することができる。 c 眠気や口渇等の比較的よく見られる症状は、副作用とはいわない。 d 一般用医薬品の使用にあたっては、通常、重大な副作用よりも、その使用を中断することによる不利益を回避することが優先される。
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解答
2
解説
医薬品の副作用とは期待される主作用以外の好ましくない反応を指し、自覚症状が軽微であっても重大な健康被害につながる前兆となる場合があるため適切に見極める必要があります。
解き方
- 記述aとbが医薬品の副作用の定義および分類として正しいことを確認します。
- 記述cの眠気や口渇も副作用に含まれること、記述dでは重大な副作用の回避が最優先されることから、誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述a・bが正、cが誤であるため誤りです。
- 選択肢 2正解
- 記述a(正)、b(正)、c(誤)、d(誤)の正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- 記述bは正しく、dは誤りであるため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述bは正しく、cとdは誤りであるため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 記述aは正しく、dは誤りであるため誤りです。
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覚えるポイント
- 眠気や口渇も副作用であり、重大な副作用の回避が常に最優先されます。
間違えやすいところ
- 軽微な症状を副作用ではないと勘違いしないように注意しましょう。
出題の前提:手引き「医薬品に共通する特性と基本的な知識」副作用の発生メカニズム等
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
健康食品の分類と法的定義
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 機能性表示食品 / 栄養機能食品 / 医薬品と食品の区分
いわゆる健康食品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを下から1つ選びなさい。 a 機能性表示食品は、疾病に罹患した者の健康維持及び増進に役立つ機能を表示できる。 b 栄養機能食品は、国が定めた規格基準に適合したものであれば、その食品に含まれるビタミン、ミネラル等の栄養成分の健康機能を表示できる。 c 健康食品は、安全性や効果を担保する科学的データの面で医薬品と同等のものである。 d 健康食品は、健康増進や維持の助けになることが期待されるが、医薬品とは法律上区別される。
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解答
1
解説
保健機能食品を含むいわゆる健康食品は食品に分類され、医薬品のような疾病の治療効果や同等の科学的データ担保はなく法律上明確に区分されています。
解き方
- 機能性表示食品の対象が疾病に罹患していない者であることを確認し、aを誤りと判断します。
- 栄養機能食品の規格基準(bは正)、科学的データの担保度合い(cは誤)、医薬品との区別(dは正)をそれぞれ照合します。
- 選択肢 1正解
- 記述a(誤)、b(正)、c(誤)、d(正)の正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- 機能性表示食品は疾病罹患者を対象としていないため、aは誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 栄養機能食品の記述bは正しく、健康食品の科学的データに関するcは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述a及びcが誤りで、dが正しいため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 記述aが誤りで、b及びdが正しいため誤りです。
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覚えるポイント
- 機能性表示食品の対象は「疾病に罹患していない者(未成年者、妊産婦等を除く)」です。
間違えやすいところ
- 健康食品に医薬品と同等の安全性や有効性の科学的根拠があると混同しないようにしましょう。
出題の前提:手引き「健康食品」食品と医薬品の区分および保健機能食品制度
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
他の医薬品や食品との相互作用
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 外用薬の相互作用 / 薬物動態プロセスでの相互作用 / アルコールとアセトアミノフェン
他の医薬品や食品との相互作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを下から1つ選びなさい。 a 外用薬や注射薬であっても、食品によって医薬品の作用や代謝に影響を受ける可能性がある。 b 相互作用は、医薬品が薬理作用をもたらす部位において起こり、医薬品が吸収、分布、代謝、又は排泄される過程では起こらない。 c 酒類(アルコール)をよく摂取する者では、肝臓の代謝機能が弱まっていることが多く、その結果、アセトアミノフェンが通常よりも代謝されにくくなる。 d 相互作用による副作用のリスクを減らす観点から、緩和を図りたい症状が明確である場合には、なるべくその症状に合った成分のみが配合された医薬品を選択することが望ましい。
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解答
5
解説
医薬品の相互作用は作用部位だけでなく吸収・分布・代謝・排泄のあらゆる過程で生じ、食品やアルコール等の日常的摂取物によっても影響を受けます。
解き方
- 外用薬や注射薬でも血中へ移行するため食品との相互作用が生じ得ること(aは正)を確認します。
- 相互作用は薬物動態学的過程(吸収・分布・代謝・排泄)でも起こるためbを誤りと判断します。
- 日常的な飲酒者は肝臓の代謝酵素が誘導されてアセトアミノフェンの代謝が促進され有害物質が生じやすくなるためcを誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 習慣的飲酒者では肝臓の薬物代謝酵素が誘導されるため、記述cは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 記述a及びdが正しく、cは誤りであるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 記述bは誤りで、dは正しいため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述aは正しく、b及びcは誤りであるため誤りです。
- 選択肢 5正解
- 記述a(正)、b(誤)、c(誤)、d(正)の正しい組み合わせです。
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覚えるポイント
- 外用薬や注射薬でも全身循環を経て食品や他剤と相互作用を起こすことがあります。
間違えやすいところ
- 相互作用が起こるのは作用部位(受容体など)だけであると思い込まないようにしましょう。
出題の前提:手引き「医薬品の相互作用」医薬品と食品の相互作用
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.2 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品のリスク評価と各種試験基準
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · GVPとGCPの区別 / 用量-反応関係 / 50%有効量と致死量
医薬品のリスク評価に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを下から1つ選びなさい。 a ヒトを対象とした臨床試験の実施の基準には、国際的に Good Vigilance Practice(GVP)が制定されている。 b 医薬品の効果とリスクは、用量と作用強度の関係(用量-反応関係)に基づいて評価される。 c 新規に開発される医薬品のリスク評価として、毒性試験が厳格に実施されている。 d 動物実験により求められる 50%有効量は、薬物の毒性の指標として用いられる。
解答・解説を表示
解答
4
解説
医薬品は用量-反応関係をもとに効果とリスクが評価され、ヒトでの臨床試験基準にはGCPが、毒性の指標には致死量(LD50等)が用いられます。
解き方
- ヒトを対象とする臨床試験基準はGVP(製造販売後安全管理基準)ではなくGCPであることを確認しaを誤りと判断します。
- 薬物の毒性指標は50%致死量(LD50)であり、50%有効量(ED50)は薬効の指標であることからdを誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 臨床試験の実施基準はGCPであるため、記述aは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが誤りであるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 記述aおよびdが誤りであるため誤りです。
- 選択肢 4正解
- 記述b及びcともに正しく、適切な組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- 50%有効量は効果の指標であり毒性の指標ではないため、記述dは誤りです。
覚えるポイント
- 臨床試験基準はGCP、製造販売後安全管理基準はGVPです。
間違えやすいところ
- 50%有効量(ED50)と50%致死量(LD50)の定義を取り違えやすいので注意しましょう。
出題の前提:手引き「医薬品のリスク評価」GLP・GCP・安全性試験
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.2 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の本質と法的責任
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 一般用医薬品のリスク水準 / 製造物責任法(PL法) / 医薬品の定義と目的
医薬品の本質に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを下から1つ選びなさい。 a 一般用医薬品の保健衛生上のリスクは、医療用医薬品と比較すれば相対的に低いと考えられる。 b 販売した一般用医薬品に明らかな欠陥があった場合などは、製造物責任法(平成6年法律第 85 号)の対象となりえる。 c 医薬品医療機器等法では、健康被害の発生の可能性がない場合であっても、異物等の混入、変質等がある医薬品を販売等してはならない旨を定めている。 d 医薬品は、人の疾病の治療に使用されるものであり、診断や予防のために使用されるものではない。
解答・解説を表示
解答
1
解説
医薬品は人の疾病の治療のみならず予防や診断にも使用される生命関連製品であり、品質不良品の販売禁止や製造物責任法の適用など厳格に管理されます。
解き方
- 一般用医薬品のリスク(a)、製造物責任法の適用(b)、不良医薬品の販売禁止(c)が正しいことを確認します。
- 医薬品医療機器等法上の定義において、医薬品は治療のみならず「診断」や「予防」も目的としていることからdを誤りと判断します。
- 選択肢 1正解
- 記述a(正)、b(正)、c(正)、d(誤)の正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- 記述a・bは正しく、dは診断や予防も含むため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 記述aは正しく、dは誤りであるため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述b及びcはいずれも正しいため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 記述cは正しく、dは誤りであるため誤りです。
覚えるポイント
- 医薬品は「治療」だけでなく「診断」や「予防」を目的とするものも含まれます(検査薬やワクチンなど)。
間違えやすいところ
- 健康被害の恐れがない軽微な異物混入なら販売可能と誤認しないようにしましょう。
出題の前提:手引き「医薬品の本質」医薬品の定義、製造物責任法
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.3 ↗(www.pref.ehime.jp)
小児の生理機能と医薬品の使用
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 小児の年齢区分 / 腸管吸収率 / 血液脳関門の未発達
小児への医薬品使用等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを下から1つ選びなさい。 a 「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項(平成 29 年6月8日付け薬生安発 0608 第1号厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長通知別添)」において、小児という場合には、おおよその目安として、7歳未満の年齢区分が用いられている。 b 小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が相対的に高い。 c 年齢に応じた用法用量が定められていない医薬品の場合は、保護者等に対して、成人用の医薬品の量を減らして小児へ与えるよう説明することが重要である。 d 小児は、血液脳関門が発達しているため、吸収されて循環血液中に移行した医薬品の成分が脳に達しにくい。
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解答
5
解説
小児は成人と比べて体重当たりの腸管が長く吸収率が高い一方、血液脳関門や肝腎機能が未発達であるため医薬品の影響を強く受けやすくなります。
解き方
- 添付文書要領における「小児」は通常7歳以上15歳未満(7歳未満は幼児)であるためaを誤りと判断します。
- 小児の腸管吸収率の高さ(bは正)、成人用量を安易に減量して与えてはならないこと(cは誤)を確認します。
- 小児の血液脳関門は未発達で中枢へ移行しやすいことからdを誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 小児の年齢目安は通常7歳以上15歳未満であり、aは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 小児の腸管吸収率は高く(bは正)、血液脳関門は未発達(dは誤)です。
- 選択肢 3不正解
- 記述aは誤りであるため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 用法用量のない成人薬を減量して小児に与えてはならず、cは誤りです。
- 選択肢 5正解
- 記述a(誤)、b(正)、c(誤)、d(誤)の正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- 小児の年齢区分目安:新生児(4週未満)、乳児(1歳未満)、幼児(7歳未満)、小児(15歳未満)。
間違えやすいところ
- 小児は血液脳関門が「未発達」であるため、脳に達しやすく副作用が現れやすい点に注意しましょう。
出題の前提:手引き「小児への配慮」小児の生理学的特徴と医薬品の適用
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.3 ↗(www.pref.ehime.jp)
高齢者の生理機能と医薬品の使用
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 高齢者の年齢区分 / 肝腎機能低下と作用増強 / 多剤併用リスク
高齢者への医薬品使用等に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
4
解説
高齢者は生理機能の個人差が大きく、肝臓や腎臓の機能低下により有効成分の代謝・排泄が遅延して作用や副作用が増強しやすくなります。
解き方
- 高齢者の生理的変化には個人差が大きく年齢のみではリスクを判断できないため、選択肢1を誤りと判断します。
- 肝機能や腎機能が低下すると有効成分が体内に留まり作用や副作用が現れやすくなるため、選択肢2を誤りと判断します。
- 複数の医薬品使用や長期使用では副作用リスクがむしろ高まるため、選択肢3を誤りと判断します。
- 添付文書等の記載要領において「高齢者」がおおむね65歳以上とされていることを確認し、選択肢4を正解とします。
- 選択肢 1不正解
- 高齢者の生理機能の低下の度合いには大きな個人差があり、年齢のみでリスクを容易に判断することはできません。
- 選択肢 2不正解
- 肝臓や腎臓の機能低下により医薬品の代謝や排泄が遅れ、作用や副作用が「現れやすく」なります。
- 選択肢 3不正解
- 高齢者が複数の医薬品を併用したり長期間使用したりすると、副作用を生じるリスクは高くなります。
- 選択肢 4正解
- 記載要領の留意事項において、おおよその目安として65歳以上を「高齢者」としています。
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覚えるポイント
- 肝機能・腎機能の低下により、体内からの薬物消失が遅れ、作用・副作用が増強します。
間違えやすいところ
- 高齢者だからといって一律にリスクが決まるわけではなく、生理機能の低下度合いには著しい個人差があります。
出題の前提:手引き「高齢者への配慮」高齢者の生理学的特徴
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.4 ↗(www.pref.ehime.jp)
妊婦・授乳婦への医薬品使用の安全性
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 血液-胎盤関門 / 子宮収縮と瀉下薬 / 母乳移行
妊婦又は妊娠していると思われる女性及び母乳を与える女性(授乳婦)への医薬品の使用等に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを下から1つ選びなさい。 a 胎児は、母体との間に存在する胎盤を通じて栄養分を受け取っており、胎盤には胎児の血液と母体の血液とが混合する仕組みがある。 b 便秘薬には、配合成分やその用量によっては流産や早産を誘発するおそれがあるものがある。 c 一般用医薬品は、多くの場合、妊婦が使用した場合における安全性に関する評価が確立しているため、妊婦の使用の可否について、添付文書に明記されている。 d 医薬品の種類によっては、授乳婦が使用した医薬品の成分の一部が乳汁中に移行することが知られているが、通常の使用の範囲では具体的な悪影響が判明していないものもある。
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解答
5
解説
胎盤の血液-胎盤関門では母体と胎児の血液は直接混じり合わずに物質交換を行い、妊婦に対する医薬品の安全性評価は一般に確立していません。
解き方
- 母体の血液と胎児の血液は直接混ざり合わない仕組み(血液-胎盤関門)であることを確認しaを誤りと判断します。
- 瀉下成分(ヒマシ油やセンナ等)は子宮収縮を誘発し流早産の危険があるためbを正しいと判断します。
- 妊婦を対象とした臨床試験は困難であり、多くの場合安全性評価は確立していないためcを誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 胎児の血液と母体の血液は直接混ざり合うことはないため、記述aは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 記述a及びcが誤りであるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 記述aが誤りで、bが正しいため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 妊婦における一般用医薬品の安全性評価は多くの場合確立しておらず、記述cは誤りです。
- 選択肢 5正解
- 記述b及びdともに正しく、適切な組み合わせです。
覚えるポイント
- 胎盤において母体血と胎児血は直接混合せず、薄い膜を隔てて物質交換が行われます。
間違えやすいところ
- 市販薬であっても妊婦を対象とした安全性試験は通常行われないため「評価が確立している」と誤解しないようにしましょう。
出題の前提:手引き「妊婦、授乳婦への配慮」胎盤関門および母乳移行
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.4 ↗(www.pref.ehime.jp)
プラセボ効果の性質と特徴
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · プラセボ効果 / 心理的要因 / 医薬品の適正使用
プラセボ効果に関する記述のうち、正しいものの組み合わせとして適切なものを一つ選びなさい。 a プラセボ効果は、不確実であり、それを目的として医薬品が使用されるべきではない。 b プラセボ効果とは、医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用を生じることをいう。 c プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることがある。 d プラセボ効果によってもたらされる反応や変化は、望ましいもの(効果)のみである。
解答・解説を表示
解答
2
解説
プラセボ効果は、有効成分の薬理作用によるものではなく、医薬品の使用に伴う暗示効果や期待感などの心理的要因、自然経過などが関与して生じる反応です。望ましい効果だけでなく副作用様の有害な反応として現れることもあり、不確実なものであるためこれを目的とした医薬品の使用は認められません。
解き方
- 各記述の正誤を検討し、aが正しい記述、bが薬理作用によるものではないため誤りであると判断する。
- cが客観的な数値変化も起こり得るため正しく、dが望ましくない反応も生じるため誤りであると判断し、組み合わせ(a、c)を選択する。
- 選択肢 1不正解
- 記述bはプラセボ効果が薬理作用によるものとしているため誤りであり、正しくありません。
- 選択肢 2正解
- 記述aおよび記述cの内容がともに手引きの記述に合致して正しいため、この組み合わせが正解です。
- 選択肢 3不正解
- 記述dはプラセボ効果で望ましくない変化(副作用様症状)も現れるため誤りであり、正しくありません。
- 選択肢 4不正解
- 記述bは薬理作用によるものではないため誤りであり、正しい組み合わせではありません。
- 選択肢 5不正解
- 記述bおよび記述dがともに誤りであるため、正しい組み合わせではありません。
覚えるポイント
- プラセボ効果は薬理作用によらない心理的要因等による反応であり、望ましくない変化も生じる。
間違えやすいところ
- プラセボ効果は主観的変化のみならず血圧等の客観的数値の変化としても現れることを見落としやすい。
出題の前提:手引き(医薬品に共通する特性と基本的な知識・プラセボ効果)
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.5 ↗(www.pref.ehime.jp)
セルフメディケーションの概念と定義
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · セルフメディケーション / WHOの定義 / 専門家の役割
セルフメディケーションに関する記述の正誤について、正しい組み合わせとして適切なものを一つ選びなさい。 a セルフメディケーションの主役は一般の生活者である。 b 近年、専門家によるアドバイスなしで、身近にある一般用医薬品を利用する「セルフメディケーション」の考え方がみられるようになってきている。 c 世界保健機関(WHO)によれば、セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」とされている。
解答・解説を表示
解答
1
解説
セルフメディケーションは、WHOにおいて「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」と定義されています。その主役は一般の生活者ですが、医薬品の適正な選択・使用のために登録販売者や薬剤師など専門家のアドバイスを受けながら行うことが重要とされています。
解き方
- 記述aおよびcがセルフメディケーションの基本概念およびWHOの定義と一致していることを確認する。
- 記述bについて、専門家からのアドバイスを受けながら取り組むべきものであるため「アドバイスなしで」という部分を誤りと判断する。
- 選択肢 1正解
- aが正、bが誤、cが正の正しい組み合わせであるため正解となります。
- 選択肢 2不正解
- cのWHOの定義に関する記述は正しいため、cを誤とする本選択肢は誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bは専門家によるアドバイスを受けながら取り組むものであるため誤りであり、bを正とする本選択肢は誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aのセルフメディケーションの主役が生活者である記述は正しいため、aを誤とする本選択肢は誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aが正、bが誤、cが正であるため、すべての正誤判定が誤っています。
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覚えるポイント
- セルフメディケーションは自己責任で行うが、専門家のアドバイスを受けながら適切に実践する。
間違えやすいところ
- セルフメディケーションを「すべて自己判断で専門家に相談せず行うこと」と誤解しやすい。
出題の前提:手引き(医薬品に共通する特性と基本的な知識・セルフメディケーション)
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.5 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品によるアレルギー(過敏反応)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · アレルギー / 免疫反応 / アレルゲン / 添加物
アレルギー(過敏反応)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせとして適切なものを一つ選びなさい。 a 医薬品の中には、鶏卵や牛乳等を原材料として作られているものがあるため、それらに対するアレルギーがある人では使用を避けなければならない場合もある。 b 通常の免疫反応の場合、炎症やそれに伴って発生する発熱等は、人体にとって有害なものを体内から排除するための必要な過程である。 c 医薬品にアレルギーを起こしたことがない人は、病気等に対する抵抗力が低下している状態などの場合でもアレルギーを起こすことはない。 d アレルゲンとなり得る添加物として、黄色4号(タートラジン)、亜硫酸塩(亜硫酸ナトリウム、ピロ硫酸カリウム等)等が知られている。
解答・解説を表示
解答
3
解説
アレルギーは生体の免疫機能が過剰に反応して生じる病態です。有効成分だけでなく添加物(黄色4号や亜硫酸塩等)や原材料(鶏卵、牛乳等)もアレルゲンとなり得ます。過去にアレルギーを起こしたことがない人でも、体調不良や抵抗力低下などの要因によって突然アレルギー反応を生じることがあります。
解き方
- 記述a、b、dがいずれも医薬品の成分・添加物および免疫の仕組みとして正しいことを確認する。
- 記述cについて、過去の発症歴がなくても体調不良時等にアレルギーを発症することがあるため「起こすことはない」を誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- cは誤りであり、dは正しい記述であるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- aとbは正しく、cは誤りであるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 3正解
- a:正、b:正、c:誤、d:正の組み合わせであり、これが正解です。
- 選択肢 4不正解
- aは正しい記述であり、cは誤った記述であるため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- bとdは正しい記述であるため、誤った組み合わせです。
覚えるポイント
- 過去に医薬品アレルギーがなくても、体調や抵抗力の低下で発症することがある。
間違えやすいところ
- 黄色4号(タートラジン)や亜硫酸塩などの添加物もアレルゲンになり得る点を見落としやすい。
出題の前提:手引き(医薬品に共通する特性と基本的な知識・副作用・アレルギー)
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.6 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の品質と保管・使用期限
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 日本薬局方 / 品質劣化 / 使用期限 / 保管方法
医薬品の品質に関する記述の正誤について、正しい組み合わせとして適切なものを一つ選びなさい。 a 日本薬局方に収められている医薬品であって、その性状、品質が日本薬局方で定める基準に適合しないものは販売が禁止されている。 b 医薬品は適切な保管・陳列がなされた場合、経時変化による品質の劣化は避けられる。 c 医薬品は適切な保管・陳列がなされない場合、人体に好ましくない作用をもたらす物質を生じることはないが、効き目が低下するおそれはある。 d 医薬品の外箱等に表示されている「使用期限」は、開封の有無にかかわらず、未使用状態で保管された場合に品質が保持される期限である。
解答・解説を表示
解答
4
解説
医薬品は化学物質等で構成されているため、適切な保管を行っても経時変化による品質劣化を完全に避けることはできません。保管状況が悪いと有効成分の分解による薬効低下だけでなく、有害な分解生成物が生じるリスクがあります。また、記載された使用期限は「未開封」の状態で適切に保管された場合の品質保証期限を指します。
解き方
- 記述aについて、薬機法に基づく日本薬局方基準不適合医薬品の販売禁止規定に合致し正しいと判定する。
- 記述b、c、dの誤り(劣化は避けられない、有害物質を生じることがある、未開封状態が前提)をそれぞれ確認し、4を選択する。
- 選択肢 1不正解
- aは正しく、bとcは誤りであるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- bとcはいずれも誤った記述であるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- cとdはいずれも誤った記述であるため誤りです。
- 選択肢 4正解
- a:正、b:誤、c:誤、d:誤の正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- aは正しい記述であり、dは誤った記述であるため誤りです。
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覚えるポイント
- 外箱に表示された使用期限は「未開封状態」で適切に保管された場合の期限である。
間違えやすいところ
- 適切な保管を行っていれば経時劣化が完全に防げると誤認しやすい。
出題の前提:手引き(医薬品に共通する特性と基本的な知識・医薬品の品質)
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.6 ↗(www.pref.ehime.jp)
一般用医薬品が担う役割の範囲
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 一般用医薬品の役割 / 自己検査 / 生活習慣病予防 / 適正使用
一般用医薬品の役割に関する記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
5
解説
一般用医薬品は、生活者が自らの判断と責任において軽度な不調を改善・予防するために用いられるものです。そのため、一般用医薬品の役割には「軽度な疾病に伴う症状の改善」が含まれますが、「重度な疾病」に対する治療や改善は医療用医薬品および医師の診断・治療の役割であり、一般用医薬品の役割には含まれません。
解き方
- 一般用医薬品の役割として挙げられている各項目(自己検査、維持増進、QOL向上、生活習慣病予防等)を確認する。
- 選択肢5の「重度な疾病に伴う症状の改善」について、手引きでは「軽度な疾病に伴う症状の改善」と規定されているため誤りと判定する。
- 選択肢 1不正解
- 一般用検査薬による健康状態の自己検査は一般用医薬品の正しい役割の一つです。
- 選択肢 2不正解
- 健康の維持・増進は一般用医薬品が果たす役割として正しい記述です。
- 選択肢 3不正解
- 生活の質(QOL)の改善・向上は一般用医薬品の役割として正しい記述です。
- 選択肢 4不正解
- 科学的・合理的に効果が期待できるものに限る生活習慣病等の予防は、一般用医薬品の役割に含まれます。
- 選択肢 5正解
- 一般用医薬品の役割は「軽度な疾病」の改善であり、「重度な疾病」とする本選択肢が誤りのため正答となります。
覚えるポイント
- 一般用医薬品が対象とするのは「軽度な疾病に伴う症状の改善」である。
間違えやすいところ
- 重度な疾病の改善まで一般用医薬品の範囲に含まれると混同しないようにする。
出題の前提:手引き(医薬品に共通する特性と基本的な知識・一般用医薬品の役割)
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.7 ↗(www.pref.ehime.jp)
薬機法における一般用医薬品の定義
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 医薬品医療機器等法 / 一般用医薬品の定義 / 効能及び効果 / 要指導医薬品
一般用医薬品の定義に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせとして適切なものを一つ選びなさい。 一般用医薬品は、医薬品医療機器等法第4条第5項第4号において「医薬品のうち、その( a )において人体に対する作用が著しくないものであって、( b )その他の医薬関係者から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされているもの(( c )を除く。)」と定義されている。
解答・解説を表示
解答
4
解説
医薬品医療機器等法第4条第5項第4号において、一般用医薬品は「医薬品のうち、その効能及び効果において人体に対する作用が著しくないものであつて、薬剤師その他の医薬関係者から提供された情報に基づく需要者の選択により使用されることが目的とされているもの(要指導医薬品を除く。)」と厳密に定義されています。
解き方
- 法文の定義において、作用の穏やかさを表す語句が「その効能及び効果において」であることを特定する(a=効能及び効果)。
- 情報提供を行う代表的な専門家として「薬剤師」(b)が入り、除外される区分として「要指導医薬品」(c)が入ることを確認し、組み合わせ4を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- bが「登録販売者」となっている点が条文と異なり誤りです(条文上は薬剤師その他の医薬関係者)。
- 選択肢 2不正解
- cが「処方箋医薬品」となっている点が条文と異なり誤りです(正しくは要指導医薬品を除く)。
- 選択肢 3不正解
- a、b、cのすべてが条文上の字句と合致しておらず誤りです。
- 選択肢 4正解
- a:効能及び効果、b:薬剤師、c:要指導医薬品の正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- aが「用法及び用量」となっている点が誤りです。
覚えるポイント
- 一般用医薬品の定義:その「効能及び効果」において作用が著しくない、「薬剤師」等、「要指導医薬品」を除く。
間違えやすいところ
- 条文の代表者名で登録販売者を選んでしまったり、除外規定で処方箋医薬品と混同しやすい。
出題の前提:医薬品医療機器等法第4条第5項第4号、手引き(医薬品に共通する特性と基本的な知識)
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.7 ↗(www.pref.ehime.jp)
医療機関で治療を受けている人等への相談対応
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 医療機関受診者 / 相互作用 / 専門家の役割 / 受診勧奨
医療機関で治療を受けている人等への配慮に関する記述の正誤について、正しい組み合わせとして適切なものを一つ選びなさい。 a 医療機関での治療は特に受けていない場合であっても、医薬品の種類や配合成分等によっては、特定の症状がある人が使用するとその症状を悪化させるおそれがある。 b 生活習慣病等の慢性疾患の種類や程度によっては、一般用医薬品を使用することでその症状が悪化したり、治療が妨げられることもある。 c 医療機関・薬局で交付された薬剤を使用している人について、疾患の種類や程度によっては、一般用医薬品との併用により症状を悪化させることがあり注意が必要であるため、一般用医薬品との併用の可否を判断することを登録販売者に義務付けている。
解答・解説を表示
解答
4
解説
医療機関で交付された処方薬を使用中の人が一般用医薬品を使用する場合、相互作用や疾患の悪化を招くリスクがあります。登録販売者に併用の可否の医学的最終判断が義務付けられているわけではなく、自己判断を避け、治療を行っている主治医や薬剤師に確認・相談するよう促す(受診勧奨や情報提供を行う)ことが適切な対応です。
解き方
- 記述aおよびbが医薬品使用における基礎疾患や症状悪化のリスクとして正しいことを確認する。
- 記述cについて、登録販売者に併用可否の判断義務があるとする記述は誤りであり、医療機関への確認を促すべきであると判断する。
- 選択肢 1不正解
- cの併用可否判断を登録販売者に義務付けているとする記述が誤りであるため不正解です。
- 選択肢 2不正解
- aとbが正しく、cが誤りであるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- aは正しい記述であるため、aを誤とする本選択肢は誤りです。
- 選択肢 4正解
- a:正、b:正、c:誤の正しい組み合わせであり正解です。
- 選択肢 5不正解
- bは正しい記述であるため、bを誤とする本選択肢は誤りです。
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覚えるポイント
- 処方薬との併用可否を登録販売者が独断で判断するのではなく、主治医や調剤薬剤師に相談するよう促す。
間違えやすいところ
- 併用の危険性があるからといって、登録販売者が併用可否の医学的診断義務を負うと誤解しないこと。
出題の前提:手引き(医薬品に共通する特性と基本的な知識・医療機関で治療を受けている人等への配慮)
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.8 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の適正使用と副作用・乱用防止
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 適正使用 / ドーピング / 薬物乱用 / 人体に直接使用されない医薬品
医薬品の適正使用と副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせとして適切なものを一つ選びなさい。 a 医薬品は、その目的とする効果に対して副作用が生じる危険性が最小限となるよう、使用する量や使い方が定められている。 b 一般用医薬品には、使用してもドーピングに該当する成分を含んだものはない。 c 一般用医薬品は作用が著しくないため、乱用の繰り返しによっても、慢性的な臓器障害までは生じない。 d 人体に直接使用されない医薬品についても、使用する人の誤解や認識不足によって、副作用につながることがある。
解答・解説を表示
解答
1
解説
一般用医薬品であっても、かぜ薬などにスポーツ競技で禁止されるドーピング成分(エフェドリン類等)が含まれる場合があります。また、一般用医薬品の乱用によって精神的・身体的依存や慢性的な臓器障害を招く危険性があります。さらに、殺虫剤や消毒薬など人体に直接使用されない医薬品も、不適切な吸入や接触等により重篤な副作用を引き起こすことがあります。
解き方
- 記述aおよびdが適正使用および直接使用されない医薬品の安全性に関する正しい記述であることを確認する。
- 記述bについてドーピング禁止成分を含む一般用医薬品が存在するため誤り、記述cについて乱用により臓器障害を生じるため誤りと判断し、1を選択する。
- 選択肢 1正解
- a:正、b:誤、c:誤、d:正の正しい組み合わせであり、これが正解です。
- 選択肢 2不正解
- aは正しく、cは誤りであるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- bは誤りであり、dは正しい記述であるため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、bとcは誤りであるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- cは誤りであり、dは正しい記述であるため誤りです。
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覚えるポイント
- 一般用医薬品のかぜ薬等にもドーピング禁止物質が含まれることがある。
間違えやすいところ
- 人体に直接使用されない医薬品(殺虫剤等)では副作用が起きないと誤解しやすい。
出題の前提:手引き(医薬品に共通する特性と基本的な知識・適正使用と副作用)
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.8 ↗(www.pref.ehime.jp)
サリドマイド訴訟と薬害の原因
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 薬害の歴史 / サリドマイド / 血液胎盤関門 / 血管新生阻害
サリドマイドに関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a サリドマイドは、解熱鎮痛薬として販売された医薬品である。 b 妊娠している女性が摂取した場合、サリドマイドは血液脳関門を通過して胎児に移行するため、胎児に先天異常が発生する。 c サリドマイド製剤には、一般用医薬品として販売されていた製品もある。 d サリドマイドには、副作用として血管新生を妨げる作用がある。
解答・解説を表示
解答
1
解説
サリドマイドは催眠鎮静薬や胃腸薬(一般用医薬品を含む)として販売されましたが、妊娠初期に服用すると胎児の血管新生を阻害し、四肢欠損などの重篤な催奇形性を引き起こしました。胎児への移行経路は血液胎盤関門です。
解き方
- 記述aの効能について、解熱鎮痛薬ではなく催眠鎮静成分等であったことを確認して誤りと判断します。
- 記述bの通過部位について、脳ではなく胎盤(血液胎盤関門)を通過して胎児に移行することを確認して誤りと判断します。
- 記述c・dがそれぞれ正しい事実であることを確認し、a誤・b誤・c正・d正の組み合わせである選択肢1を選びます。
- 選択肢 1正解
- a誤、b誤、c正、d正の組み合わせであり、正解となります。
- 選択肢 2不正解
- aは鎮痛解熱薬ではなく催眠鎮静薬等のため誤り、cは一般用医薬品としても販売されたため正しく、不適です。
- 選択肢 3不正解
- aは誤り、c及びdは正しい記述であるため不適です。
- 選択肢 4不正解
- bは血液胎盤関門の誤りであり、cは正しい記述であるため不適です。
- 選択肢 5不正解
- bは誤り、dは血管新生阻害作用を有するため正しい記述であり、不適です。
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覚えるポイント
- サリドマイドは催眠鎮静薬・胃腸薬(一般用医薬品あり)として販売されたこと
- 血液胎盤関門を通過し血管新生阻害により胎児障害を引き起こしたこと
間違えやすいところ
- 血液脳関門と血液胎盤関門を用語混同しやすい点に注意する
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(厚生労働省)第1章「薬害の歴史」サリドマイド
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.9 ↗(www.pref.ehime.jp)
HIV訴訟と制度改革
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 薬害の歴史 / HIV訴訟 / 血液凝固因子製剤 / 緊急輸入
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)訴訟に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a HIV訴訟とは、血友病患者が、HIVが混入した原料血漿から製造された血液凝固因子製剤の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。 b HIV訴訟を契機に、医薬品副作用被害救済制度が創設された。 c HIV訴訟の和解を踏まえ、製薬企業に対し、医薬品の副作用報告が初めて義務付けられた。 d HIV訴訟を契機に、緊急に必要とされる医薬品を迅速に供給するための「緊急輸入」制度が創設された。
解答・解説を表示
解答
5
解説
HIV訴訟は血友病患者への非加熱血液凝固因子製剤の投与によるHIV感染被害に対する訴訟です。和解後の施策として、感染症報告の義務付けや国内未承認薬の「緊急輸入」制度の創設、安全確保のための法改正等が行われました。医薬品副作用被害救済制度の創設はスモン訴訟が契機です。
解き方
- 記述aがHIV訴訟の概要として正確であることを確認し、正しいと判断します。
- 記述b・cはスモン事件等の教訓に基づく制度創設・義務化であるため誤りと判断します。
- 記述dの「緊急輸入」制度創設がHIV訴訟を契機とする施策であることを確認し、正しいと判断します。
- 以上より、a正・b誤・c誤・d正の組み合わせである選択肢5を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aは正しい記述であり、cはスモン訴訟等を契機とするため誤りで不適です。
- 選択肢 2不正解
- aは正しい記述であり、cは誤りであるため不適です。
- 選択肢 3不正解
- bはスモン訴訟を契機として創設されたため誤り、dは正しいため不適です。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、bは誤りであるため不適です。
- 選択肢 5正解
- a正、b誤、c誤、d正の組み合わせであり、正解となります。
覚えるポイント
- 医薬品副作用被害救済制度の創設契機はスモン訴訟であること
- HIV訴訟を契機に緊急輸入制度や医薬品等の安全性確保の法改正が行われたこと
間違えやすいところ
- 各種薬害訴訟(サリドマイド、スモン、HIV、CJD)によって創設された制度の対応を取り違えないようにする
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(厚生労働省)第1章「薬害の歴史」HIV訴訟
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.9 ↗(www.pref.ehime.jp)
CJD訴訟と病態の特徴
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 薬害の歴史 / クロイツフェルト・ヤコブ病 / プリオン / 生物由来製品感染等被害救済制度
クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a ヒト乾燥硬膜の原料が採取された段階でプリオンに汚染されている場合があり、プリオン不活化のための十分な化学的処理が行われないまま製品として流通し、脳外科手術で移植された患者にCJDが発生した。 b CJDは、細菌でもウイルスでもないリン脂質の一種であるプリオンが原因とされた。 c CJDの症状としては、初期には腹部の膨満感から激しい腹痛を伴う下痢を生じ、次第に下半身の痺れや脱力、歩行困難が現れる。 d CJD訴訟の和解の後に、生物由来製品による感染等被害救済制度の創設等がなされた。
解答・解説を表示
解答
3
解説
CJDは異常プリオン(異常型タンパク質)が原因で脳組織が海綿状になり認知症や運動障害を急速に進行させる致死性疾患です。本邦では脳外科手術に用いられたヒト乾燥硬膜により感染が拡大しました。和解を受け、生物由来製品による感染等被害救済制度が創設されました。下腹部痛や下肢麻痺はスモンの特徴です。
解き方
- 記述aのヒト乾燥硬膜移植による発生原因が正しいことを確認します。
- 記述bの病原体について、プリオンはリン脂質ではなく「タンパク質」の一種であるため誤りと判断します。
- 記述cの症状はスモン(亜急性脊髄視神経症)のものであり、CJDの症状ではないため誤りと判断します。
- 記述dの生物由来製品による感染等被害救済制度の創設が和解に基づく施策であることを確認し、正しいと判断します。
- a正・b誤・c誤・d正の組み合わせである選択肢3を選びます。
- 選択肢 1不正解
- cはスモンの症状を説明した記述であるため誤りであり、不適です。
- 選択肢 2不正解
- aは正しい記述であり、bはプリオンがタンパク質のため誤りであり不適です。
- 選択肢 3正解
- a正、b誤、c誤、d正の組み合わせであり、正解となります。
- 選択肢 4不正解
- b及びcは誤り、dは正しい記述であるため不適です。
- 選択肢 5不正解
- a及びdは正しく、cは誤りの記述であるため不適です。
覚えるポイント
- プリオンはタンパク質の一種であること
- CJD訴訟を契機に生物由来製品による感染等被害救済制度が創設されたこと
間違えやすいところ
- スモンの症状(腹部膨満、下肢麻痺、視力障害等)とCJDの症状を混同しないように注意する
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(厚生労働省)第1章「薬害の歴史」CJD訴訟
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.10 ↗(www.pref.ehime.jp)
スモン(キノホルム)訴訟と救済
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 薬害の歴史 / スモン / キノホルム / 公費負担
亜急性脊髄視神経症(スモン)に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a スモンの原因となったキノホルム製剤には、一般用医薬品として販売されていた製品もある。 b キノホルム製剤は、我が国では現在、アメーバ赤痢への使用に限定して販売されている。 c スモン患者に対する施策や救済制度として、施術費及び医療費の自己負担分の公費負担、重症患者に対する介護事業等が講じられている。 d スモン訴訟を契機として、医薬品副作用モニター制度が創設された。
解答・解説を表示
解答
2
解説
スモンは整腸剤等として販売されていたキノホルム製剤(一般用医薬品も含む)が原因で発生した神経障害です。1970年に販売停止・回収されました。スモン訴訟の和解を契機として、患者への施術費・医療費自己負担分の公費負担や、医薬品副作用被害救済基金法による副作用被害救済制度が創設されました。
解き方
- 記述aについて、キノホルム製剤は一般用医薬品の整腸剤としても販売されていたため正しいと判断します。
- 記述bについて、現在日本国内でキノホルム製剤は販売されていないため誤りと判断します。
- 記述cについて、スモン患者に対する救済施策の内容として公費負担や介護事業があることを確認し、正しいと判断します。
- 記述dについて、医薬品副作用モニター制度の発足はサリドマイド事件等が契機であるため誤りと判断します。
- 正しい組み合わせ(a, c)である選択肢2を選びます。
- 選択肢 1不正解
- bはキノホルム製剤が現在販売停止・回収されているため誤りで不適です。
- 選択肢 2正解
- aおよびcがともに正しい記述の組み合わせであり、正解です。
- 選択肢 3不正解
- bが誤りの記述であるため不適です。
- 選択肢 4不正解
- bおよびdがともに誤りの記述であるため不適です。
- 選択肢 5不正解
- dは副作用モニター制度の創設契機がサリドマイド事件等であるため誤りで不適です。
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覚えるポイント
- キノホルム製剤には一般用医薬品(整腸剤)もあったこと
- キノホルム製剤は現在販売が禁止されていること
間違えやすいところ
- 副作用被害救済制度(スモン契機)と副作用モニター制度(サリドマイド等契機)を混同しない
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(厚生労働省)第1章「薬害の歴史」スモン訴訟
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.10 ↗(www.pref.ehime.jp)
肝臓の機能と代謝機構
人体の働きと医薬品 · 消化器系 / 肝臓 / 胆汁 / アンモニア代謝 / ビリルビン
肝臓に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
肝臓は生体内の物質代謝の中枢です。アミノ酸代謝によって生じる有害なアンモニアは、肝臓の尿素回路によって無害な尿素に変換されて尿中に排泄されます。尿酸は主にプリン体の最終代謝産物です。
解き方
- 記述1の胆汁の排出機能(赤血球破壊産物やコレステロールの排泄)が正しいことを確認します。
- 記述2のアルコールの代謝過程(エタノール→アセトアルデヒド→酢酸)が正しいことを確認します。
- 記述3について、アンモニアから生成されるのは尿酸ではなく「尿素」であるため誤りと判断します。
- 記述4のビリルビン代謝障害による黄疸の発症機序が正しいことを確認します。
- 誤っている記述である選択肢3を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 胆汁の役割に関する正しい記述であるため、誤りを選ぶ設問において不適です。
- 選択肢 2不正解
- アルコールの肝臓での代謝経路として正しい記述であるため不適です。
- 選択肢 3正解
- アンモニアは尿酸ではなく「尿素」へと代謝されるため誤りであり、正解です。
- 選択肢 4不正解
- ビリルビンと黄疸の関係として正しい記述であるため不適です。
覚えるポイント
- アンモニアは肝臓で「尿素」に変換される(尿酸ではない)
- ビリルビンが血中に滞留すると黄疸を生じる
間違えやすいところ
- 尿素と尿酸の用語の違いを見落とさないように注意する
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(厚生労働省)第2章「人体の働きと医薬品」肝臓
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.11 ↗(www.pref.ehime.jp)
大腸の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 消化器系 / 大腸 / 腸内細菌 / 絨毛 / 糞便の組成
大腸に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 大腸の腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンDを産生している。 b 大腸の粘膜上皮細胞は、腸内細菌が食物繊維を分解して生じる栄養分を、その活動に利用しており、大腸が正常に働くには、腸内細菌の存在が重要である。 c 大腸は、盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器で、内壁粘膜に絨毛がない点で小腸と区別される。 d 通常、糞便の成分の大半は食物の残滓で、そのほか、はがれ落ちた腸壁上皮細胞の残骸や腸内細菌の死骸が含まれる。
解答・解説を表示
解答
4
解説
大腸内壁には小腸のような絨毛が存在しません。腸内細菌は食物繊維を発酵分解して短鎖脂肪酸等の栄養を産生し粘膜上皮細胞のエネルギー源となるほか、ビタミンKやビタミンB群を合成します。糞便の成分の過半(大半)は水分であり、固形分の中に食物繊維の残滓、腸内細菌、剥離上皮細胞が含まれます。
解き方
- 記述aについて、血液凝固に関わる腸内細菌産生ビタミンはビタミンK(およびB群)であり、ビタミンDではないため誤りと判断します。
- 記述bについて、腸内細菌が食物繊維を分解して生じる栄養分を利用する記述は正解と判断します。
- 記述cについて、大腸の各部位の名称および内壁粘膜に絨毛がない特徴は正しいため正しいと判断します。
- 記述dについて、糞便の大半は「水分」であり、食物残滓ではないため誤りと判断します。
- 正しい組み合わせ(b, c)である選択肢4を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aはビタミンDではなくビタミンK等のため誤りであり、不適です。
- 選択肢 2不正解
- aが誤りの記述であるため不適です。
- 選択肢 3不正解
- aおよびdがともに誤りの記述であるため不適です。
- 選択肢 4正解
- bおよびcがともに正しい記述の組み合わせであり、正解です。
- 選択肢 5不正解
- dは糞便の大半が水分であるため誤りであり、不適です。
覚えるポイント
- 腸内細菌が合成するのはビタミンKやビタミンB群
- 大腸粘膜には絨毛がない
- 糞便の大半(約60〜70%)は水分であること
間違えやすいところ
- 糞便の主成分を食物の残りかすと勘違いしやすいが、大半は水分である
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(厚生労働省)第2章「人体の働きと医薬品」大腸
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.11 ↗(www.pref.ehime.jp)
呼吸器系の構造と生体防御
人体の働きと医薬品 · 呼吸器系 / 鼻腔 / 扁桃 / 気管支 / 肺胞マクロファージ
呼吸器系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 鼻腔の内壁は、粘膜で覆われた棚状の凸凹になっており、吸入された空気との接触面積を広げ、効率よく適度な湿り気と温もりを与えて、乾燥した冷たい外気が流れ込むのを防いでいる。 b 咽頭の後壁にある扁桃は、リンパ組織(白血球の一種であるリンパ球が密集する組織)が集まってできていて、気道に侵入してくる細菌、ウイルス等に対する免疫反応が行われる。 c 喉頭から肺へ向かう気道が左右の肺へ分岐するまでの部分を気管支といい、そこから肺の中で複数に枝分かれする部分を肺胞という。 d 肺胞まで異物や細菌が侵入してきたときには、肺胞表面を自在に移動できる肺胞マクロファージ(貪食細胞)がそれらを探しあてて取り込み、消化する防御機構が備わっている。
解答・解説を表示
解答
1
解説
喉頭から左右の肺へ向かって分岐するまでの1本の管を「気管」と呼び、左右の肺へ分岐した後の管を「気管支」と呼びます。気管支はさらに細かく枝分かれし、その末端にガス交換を行う「肺胞」が存在します。
解き方
- 記述aの鼻腔粘膜による加温・加湿機能が正しいことを確認します。
- 記述bの咽頭にある扁桃の免疫機能が正しいことを確認します。
- 記述cについて、左右に分岐するまでの幹は「気管」であり、肺の中で枝分かれする管が「気管支」であるため、名称の対応が誤っていると判断します。
- 記述dの肺胞マクロファージ(貪食細胞)の異物排除機能が正しいことを確認します。
- a正・b正・c誤・d正の組み合わせである選択肢1を選びます。
- 選択肢 1正解
- a正、b正、c誤、d正の組み合わせであり、正解となります。
- 選択肢 2不正解
- dの肺胞マクロファージに関する記述は正しいため不適です。
- 選択肢 3不正解
- bは正しく、cは誤りの記述であるため不適です。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、cは誤りの記述であるため不適です。
- 選択肢 5不正解
- aおよびbはともに正しい記述であるため不適です。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 喉頭から分岐までが「気管」、分岐後が「気管支」、その末端が「肺胞」
- 肺胞内にはマクロファージ(貪食細胞)が存在する
間違えやすいところ
- 気管と気管支の解剖学的位置関係を取り違えないように注意する
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(厚生労働省)第2章「人体の働きと医薬品」呼吸器系
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.12 ↗(www.pref.ehime.jp)
血液成分とその働き
人体の働きと医薬品 · 循環器系 / 血液 / アルブミン / ヘモグロビン / 二酸化炭素の運搬
血液に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
ヘモグロビンはグロビンというタンパク質に鉄を含むヘムが結合した複合タンパク質で、酸素分子と結合して全身へ酸素を運搬します。二酸化炭素の一部はヘモグロビンと結合しますが、二酸化炭素の大部分は赤血球内で重炭酸イオンに変換され、血漿中に溶け込んで運ばれます。
解き方
- 記述1の血液の全身物質運搬・連絡機能が正しいことを確認します。
- 記述2のアルブミンによる結合型薬物・ホルモンの保護機能が正しいことを確認します。
- 記述3について、二酸化炭素の大部分はヘモグロビン結合ではなく血漿中に溶け込んで運ばれるため、記述は誤りと判断します。
- 記述4・5の赤血球・ヘモグロビン欠乏やビタミン(B12や葉酸等)欠乏による貧血症状が正しいことを確認します。
- 誤っている記述である選択肢3を選びます。
- 選択肢 1不正解
- 血液の基本的な機能として正しい記述であるため、誤りを選ぶ設問において不適です。
- 選択肢 2不正解
- 血漿アルブミンの機能として正しい記述であるため不適です。
- 選択肢 3正解
- 二酸化炭素の大部分は血漿中に重炭酸イオン等として運搬されるため誤りであり、正解です。
- 選択肢 4不正解
- 赤血球産生と貧血に関する正しい記述であるため不適です。
- 選択肢 5不正解
- ビタミン不足(ビタミンB12等)による貧血に関する正しい記述であるため不適です。
覚えるポイント
- ヘモグロビンは主に酸素を運搬する
- 二酸化炭素の多くは血漿中に溶け込んで運ばれる
- アルブミン結合物質は代謝・排泄を受けにくい
間違えやすいところ
- 酸素運搬と二酸化炭素運搬の体内動態の違いを混同しないようにする
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(厚生労働省)第2章「人体の働きと医薬品」血液
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.12 ↗(www.pref.ehime.jp)
泌尿器系および副腎の生理機能
人体の働きと医薬品 · 泌尿器系 / 腎臓の構造と働き / 副腎の構造と働き
泌尿器系及び副腎に関する記述のうち、正しいものの組み合わせとして適切なものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
腎臓のネフロンでは原尿から必要な水分・電解質・栄養素を再吸収して尿を生成し、エリスロポエチンを分泌します。副腎皮質はアルドステロン等を、副腎髄質はカテコールアミン(アドレナリン・ノルアドレナリン)を分泌します。
解き方
- 記述aについて、尿細管における原尿からの再吸収と尿生成の過程を確認し、正しいと判断します。
- 記述bについて、腎臓が分泌するエリスロポエチンは白血球ではなく赤血球の産生を促すホルモンであるため誤りと判断します。
- 記述cについて、アルドステロンが塩分と水を貯留しカリウム排泄を促す作用をもつことを確認し、正しいと判断します。
- 記述dについて、副腎髄質から分泌されるのはアドレナリンやノルアドレナリン(アセチルコリンではない)であるため誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述aは正しいですが、記述bの腎臓が分泌するホルモン(エリスロポエチン)は赤血球の産生を促進するため誤りです。
- 選択肢 2正解
- 記述a(尿細管の再吸収機能)および記述c(アルドステロンの電解質・水分調節作用)がともに正しいため正解です。
- 選択肢 3不正解
- 記述aは正しいですが、記述dの副腎髄質から分泌されるのはアドレナリン等であり、アセチルコリンではないため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述b(赤血球産生促進が正しい)および記述d(カテコールアミン分泌が正しい)がともに誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 記述cは正しいですが、記述dの副腎髄質から分泌されるのはアドレナリン等であるため誤りです。
覚えるポイント
- 腎臓から分泌されるエリスロポエチンは「赤血球」の産生を促進する。
- 副腎皮質からはアルドステロン、副腎髄質からはアドレナリン・ノルアドレナリンが分泌される。
間違えやすいところ
- エリスロポエチンの対象を「白血球」と読み違えないように注意する。
- 副腎皮質ホルモンと副腎髄質ホルモンの分泌物質を混同しやすい。
出題の前提:令和5年度愛媛県登録販売者試験問題・午前問25
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.13 ↗(www.pref.ehime.jp)
目(感覚器系)の構造と機能および眼精疲労
人体の働きと医薬品 · 目の構造と働き / 結膜充血 / 眼精疲労
目に関する記述の正誤について、正しい組み合わせとして適切なものを1つ選びなさい。 a 視細胞には、色を識別する細胞と、わずかな光でも敏感に反応する細胞の二種類があり、後者が光を感じる反応にはビタミンB6が不可欠である。 b 目の充血は血管が拡張して赤く見える状態であり、結膜の充血では白目の部分は赤くなるが、眼瞼(まぶた)の裏側は赤くならない。 c 涙器は涙液を分泌する涙腺と、涙液を鼻腔に導出する涙道からなり、涙腺は上眼瞼の裏側にある分泌腺で、血漿から涙液を産生する。 d メガネやコンタクトレンズが合っていなかったり、神経性の疲労(ストレス)、睡眠不足、栄養不良等が要因となって、慢性的な目の疲れに肩こり、頭痛等の全身症状を伴う場合を眼精疲労という。
解答・解説を表示
解答
5
解説
網膜の桿体細胞(暗所・光感受性)が光を感じる反応にはビタミンAが不可欠です。結膜充血では白目だけでなく眼瞼(まぶた)の裏側も赤くなります。涙液は血漿から産生され、目の慢性疲労に全身症状を伴うものを眼精疲労と呼びます。
解き方
- 記述aについて、光を感じる視物質(ロドプシン)の再合成にはビタミンAが必要であり、ビタミンB6ではないため誤りと判断します。
- 記述bについて、結膜は白目の表面と眼瞼の裏側を覆っているため、結膜充血では眼瞼の裏側も赤くなることから誤りと判断します。
- 記述cについて、涙腺の位置(上眼瞼裏側)および血漿から涙液を産生する仕組みは正しいため正と判断します。
- 記述dについて、目の局所疲労にとどまらず肩こりや頭痛等の全身症状を伴う「眼精疲労」の定義に合致するため正と判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが誤りで記述dが正であるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが誤り、記述bが誤り、記述cが正であるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 記述aが誤りで記述cが正であるため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述bが誤り、記述cおよびdが正であるため誤りです。
- 選択肢 5正解
- a:誤、b:誤、c:正、d:正の正しい組み合わせとなっています。
覚えるポイント
- わずかな光に反応する桿体細胞の光受容反応にはビタミンAが必要。
- 結膜充血は白目だけでなく眼瞼(まぶた)の裏側も赤くなる(強膜充血・毛様充血との違いに注意)。
間違えやすいところ
- ビタミンAとビタミンB群の役割を混同しないようにする。
- 眼精疲労は単なる目の疲れ(眼疲労)と異なり全身症状を伴う点を見落とさないこと。
出題の前提:令和5年度愛媛県登録販売者試験問題・午前問26
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.13 ↗(www.pref.ehime.jp)
鼻及び耳の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 鼻の構造と働き / 耳の構造と働き / 中耳と内耳
鼻及び耳に関する記述のうち、正しいものの組み合わせとして適切なものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
鼻腔は鼻中隔で左右に仕切られ、上部粘膜に嗅細胞があります。耳管は中耳(鼓室)と咽頭をつなぎ、小児は太く短く水平に近いため感染しやすいです。耳小骨は中耳の鼓室に存在し、鼓膜の振動を増幅して内耳へ伝えます。
解き方
- 記述aについて、嗅細胞がにおい分子を刺激として受け取り嗅覚中枢へ伝えるため正しいと判断します。
- 記述bについて、鼻中隔によって左右に仕切られているのは「鼻腔」であり、副鼻腔ではないため誤りと判断します。
- 記述cについて、小児の耳管は太く短く水平に走行しているため、鼻腔から病原体が中耳へ侵入しやすいことから正しいと判断します。
- 記述dについて、3つの耳小骨が存在するのは中耳の「鼓室」であり、内耳の「蝸牛」ではないため誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述aは正しいですが、記述bの鼻中隔で仕切られているのは鼻腔(副鼻腔ではない)であるため誤りです。
- 選択肢 2正解
- 記述a(嗅覚刺激の伝達)および記述c(小児の耳管構造)がともに正しいため正解です。
- 選択肢 3不正解
- 記述aは正しいですが、記述dの耳小骨が存在する場所は中耳(鼓室)であるため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述cは正しいですが、記述bの鼻中隔によって仕切られるのは鼻腔であるため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 記述b(鼻中隔が仕切るのは鼻腔)および記述d(耳小骨は中耳鼓室に存在)がともに誤りです。
覚えるポイント
- 鼻中隔によって左右に仕切られているのは「鼻腔」。副鼻腔は鼻腔に隣接する骨の空洞。
- 耳小骨(ツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨)は「中耳(鼓室)」に存在する。
間違えやすいところ
- 鼻腔と副鼻腔の定義の違いを混同しやすい。
- 中耳の鼓室(耳小骨)と内耳(蝸牛・前庭・半規管)の境界を取り違えないようにする。
出題の前提:令和5年度愛媛県登録販売者試験問題・午前問27
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.14 ↗(www.pref.ehime.jp)
外皮系の構造とメラニン色素の役割
人体の働きと医薬品 · 皮膚の構造 / メラニン色素 / 紫外線防護
外皮系に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせとして適切なものを1つ選びなさい。なお、2か所の( b )内はいずれも同じ字句が入る。 「皮膚の色は、( a )に沈着した( b )色素によるものである。( b )色素は、メラノサイトで産生され、太陽光に含まれる( c )から皮膚組織を防護する役割がある。」
解答・解説を表示
解答
1
解説
皮膚の色は、表皮や真皮に沈着したメラニン色素によります。メラニン色素は表皮最下層にあるメラノサイト(色素細胞)で産生され、有害な紫外線から皮膚組織を防護します。
解き方
- 空欄aについて、皮膚の色の要因となる色素が沈着する層は「表皮や真皮」であることを確認します。
- 空欄bについて、メラノサイトで産生される色素は「メラニン」(メラトニンは松果体から分泌されるホルモン)であることを確認します。
- 空欄cについて、メラニンが皮膚組織を防護する対象となる太陽光成分は「紫外線」であることを確認します。
- 選択肢 1正解
- aに「表皮や真皮」、bに「メラニン」、cに「紫外線」が過不足なく入るため正解です。
- 選択肢 2不正解
- bのメラトニン(睡眠調節ホルモン)およびcの赤外線が誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aが「真皮や皮下組織」となっている点が誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aが「真皮や皮下組織」、cが「赤外線」となっている点が誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aが「真皮や皮下組織」、bが「メラトニン」となっている点が誤りです。
覚えるポイント
- 皮膚の色を決めるのは「表皮や真皮」に沈着した「メラニン」色素。
- メラニン色素は「紫外線」から深部組織を防護する。
間違えやすいところ
- 色素の「メラニン」と睡眠関連ホルモン「メラトニン」を取り違えないこと。
- 沈着部位を皮下組織まで含めた記述と混同しないように注意する。
出題の前提:令和5年度愛媛県登録販売者試験問題・午前問28
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.14 ↗(www.pref.ehime.jp)
骨格系及び筋組織の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 骨格系の機能 / カルシウムの働き / 骨格筋と平滑筋
骨格系及び筋組織に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
骨はカルシウムの貯蔵庫であり、細胞内カルシウムは筋収縮や神経伝達に不可欠です。骨の無機質主成分はリン酸カルシウムや炭酸カルシウム等です。骨格筋は「腱」で骨につながり、筋疲労で蓄積するのは「乳酸」です。平滑筋は比較的「弱い力」で持続的に収縮します。
解き方
- 選択肢1について、骨のカルシウム貯蔵機能および細胞内カルシウムの筋収縮・神経伝達調節機能を確認し、正しいと判断します。
- 選択肢2について、骨の無機質はリン酸カルシウムや炭酸カルシウム等であり、水酸化カルシウム等ではないため誤りと判断します。
- 選択肢3について、骨格筋を骨に結合させているのは腱(靭帯は骨と骨をつなぐ)であるため誤りと判断します。
- 選択肢4について、筋肉の疲労時に蓄積するのは乳酸(乳糖ではない)であるため誤りと判断します。
- 選択肢5について、平滑筋は比較的「弱い力」で持続的に収縮するため誤りと判断します。
- 選択肢 1正解
- 骨のカルシウム貯蔵機能と筋収縮・神経伝達調節におけるカルシウムの役割が正しく記述されています。
- 選択肢 2不正解
- 骨組織を構成する無機質の主成分はリン酸カルシウムや炭酸カルシウム等であるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 骨格筋が骨につながる部分は「腱」であり、靱帯は骨と骨をつなぐ結合組織であるため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- エネルギー代謝に伴って蓄積し筋収縮性を低下させるのは「乳酸」であり、乳糖ではないため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 平滑筋は比較的「弱い力」で持続的に収縮する特徴があるため誤りです(強い力ではない)。
覚えるポイント
- 骨格筋と骨をつなぐのは「腱」、骨と骨をつなぐのは「靱帯」。
- 筋肉の疲労物質は「乳酸」。平滑筋の収縮力は「比較的弱い」。
間違えやすいところ
- 「腱」と「靱帯」の役割を逆にして覚えないようにする。
- 骨の主成分である「リン酸カルシウム」と他のカルシウム化合物を混同しない。
出題の前提:令和5年度愛媛県登録販売者試験問題・午前問29
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.15 ↗(www.pref.ehime.jp)
脳や神経系の働きおよび自律神経の作用
人体の働きと医薬品 · 血液脳関門 / 自律神経系 / 効果器の反応
脳や神経系に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
血液脳関門(BBB)は物質通過の選択性が高く、タンパク質などの大分子やイオン化した物質は通りにくい一方、小分子で脂溶性が高い(イオン化していない)物質は通過しやすい特徴を持ちます。
解き方
- 選択肢1について、視床下部が自律神経やホルモンの総合中枢であるため正しいと判断します。
- 選択肢2について、小分子でイオン化していない物質は脂溶性が高いため血液脳関門を「移行しやすい」はずであり、「移行しにくい」とする記述は誤りと判断します。
- 選択肢3について、副交感神経節後線維末端から放出される伝達物質はアセチルコリンであるため正しいと判断します。
- 選択肢4について、交感神経優位時は消化管運動(腸の運動)が低下(抑制)されるため正しいと判断します。
- 選択肢5について、副交感神経優位時は膀胱壁の排尿筋が収縮して排尿を促進するため正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 視床下部が自律神経系や内分泌系の調節機能を担っている記述は正しいため、設問の誤りには該当しません。
- 選択肢 2正解
- 小分子でイオン化していない(脂溶性の高い)物質は血液脳関門を通過して脳組織へ移行しやすいため、本記述が誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 副交感神経節後線維の末端からアセチルコリンが放出される記述は正しいです。
- 選択肢 4不正解
- 交感神経系が興奮すると腸管運動は低下(抑制)するため記述は正しいです。
- 選択肢 5不正解
- 副交感神経系が興奮すると膀胱の排尿筋が収縮して排尿を促すため記述は正しいです。
覚えるポイント
- 血液脳関門を通過しやすい物質:小分子・非イオン型(脂溶性が高い物質)。
- 血液脳関門を通過しにくい物質:高分子・イオン化物質・水溶性物質。
間違えやすいところ
- 「イオン化していない物質=脂溶性が高く移行しやすい」という関係を取り違えないこと。
- 膀胱の排尿筋(膀胱壁)収縮は排尿促進(副交感神経優位時)である点に注意する。
出題の前提:令和5年度愛媛県登録販売者試験問題・午前問30
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.15 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の吸収経路と特徴
人体の働きと医薬品 · 医薬品の吸収 / 受動拡散 / 局所適用薬と全身作用
医薬品の吸収に関する記述の正誤について、正しい組み合わせとして適切なものを1つ選びなさい。 a 内服薬の有効成分は主に小腸で吸収され、一般に、濃度の低い方から高い方へ能動的に取り込まれる。 b 抗狭心症薬のニトログリセリン(舌下錠、スプレー)や禁煙補助薬のニコチン(咀嚼剤)は、有効成分が小腸から吸収されて全身作用を現す。 c 鼻腔の粘膜に適用する医薬品は局所への作用を目的として用いられており、全身性の副作用を生じることはない。 d 咽頭の粘膜に適用する含嗽薬(うがい薬)は、咽頭粘膜に留まって吸収されることで全身的な副作用が起こりやすい。
解答・解説を表示
解答
5
解説
内服薬の多くは濃度の高い方から低い方へ受動拡散により吸収されます。舌下錠や咀嚼剤は口腔粘膜から速やかに吸収されて全身循環に入ります。点鼻薬等は鼻粘膜から吸収されて全身性副作用を起こすことがあり、含嗽薬は通常吐き出すため全身的影響は生じにくいです。
解き方
- 記述aについて、消化管からの有効成分の吸収は一般に濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散(受動拡散)するため誤りと判断します。
- 記述bについて、ニトログリセリン舌下錠やニコチン咀嚼剤は小腸ではなく「口腔粘膜」から直接吸収されるため誤りと判断します。
- 記述cについて、鼻腔粘膜は血管が多く血流が豊富なため、成分が吸収されて全身性の副作用を引き起こすことがあることから誤りと判断します。
- 記述dについて、含嗽薬(うがい薬)は口腔・咽頭の局所に作用させたのち通常は吐き出されるため、全身的な副作用は起こりにくいことから誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述aは受動拡散(高濃度から低濃度へ移行)であるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 記述a、b、dの記述はいずれも誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 記述a、b、cの記述はいずれも誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述c(全身性副作用の可能性あり)およびd(吐き出すため全身副作用は起こりにくい)はともに誤りです。
- 選択肢 5正解
- a:誤、b:誤、c:誤、d:誤のすべて誤りとなる組み合わせであり正解です。
覚えるポイント
- 消化管からの薬物吸収の基本は「受動拡散」(高濃度→低濃度)。
- 舌下錠やニコチン咀嚼剤の吸収部位は「口腔粘膜」。
- 鼻腔粘膜からの吸収により「全身性の副作用」を生じることがある。
間違えやすいところ
- 能動輸送と受動拡散の濃度勾配の向きを逆に覚えないこと。
- 外用薬や点鼻薬でも成分が血流に入り全身性副作用を起こしうる点を見落とさない。
出題の前提:令和5年度愛媛県登録販売者試験問題・午前問31
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.16 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の代謝及び排泄の仕組み
人体の働きと医薬品 · 医薬品の代謝 / 医薬品の排泄 / 血漿タンパク結合
医薬品の代謝、排泄に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
医薬品は肝臓などで「水溶性」の高い物質へと代謝されて尿中や胆汁中などに排泄されます。血漿タンパク質と結合している複合体は薬理作用を示さず、代謝酵素の作用や糸球体濾過も受けません。消化管から吸収された成分は「門脈」を通って肝臓に運ばれます。
解き方
- 選択肢1について、代謝によって体外へ排泄されやすい「水溶性」の物質に変化するため誤りと判断します。
- 選択肢2について、排泄経路には胆汁中(糞便中)などもあり、「限られる」と限定しているため誤りと判断します。
- 選択肢3について、血漿タンパク質と結合している薬物分子は代謝酵素の作用を受けず、遊離型のみが作用・代謝されるため正しいと判断します。
- 選択肢4について、消化管から肝臓へ向かう血管は「門脈」(肝動脈ではない)であるため誤りと判断します。
- 選択肢5について、未変化体のままで腎臓から排泄されるものもあるため誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- 代謝によって排泄されやすい「水溶性」の物質に変化するため、「脂溶性」とする記述は誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 排出経路には胆汁中(糞便中への排泄)なども含まれるため、「限られる」とする記述は誤りです。
- 選択肢 3正解
- 血漿タンパク質と結合した複合体は代謝酵素の作用を受けず、遊離型の分子のみが代謝を受けるため正しい記述です。
- 選択肢 4不正解
- 消化管で吸収された有効成分が肝臓に運ばれる際に通る血管は「門脈」であるため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 有効成分の中には未変化体のまま腎臓から尿中へ排泄されるものもあるため誤りです。
覚えるポイント
- 血漿タンパク質結合型薬物は、受容体に結合できず代謝・排泄も受けない。
- 消化管で吸収された薬物は「門脈」を通って肝臓へ運ばれる(初回通過効果)。
- 肝代謝により薬物は排泄されやすい「水溶性」物質に変換される。
間違えやすいところ
- 消化管から肝臓へ流入する血管を「肝動脈」と混同しない(正しくは門脈)。
- 排泄されやすい性質を「脂溶性」と取り違えないこと(正しくは水溶性)。
出題の前提:令和5年度愛媛県登録販売者試験問題・午前問32
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.16 ↗(www.pref.ehime.jp)
内服薬の剤形の特徴(チュアブル錠)
人体の働きと医薬品 · 剤形 / チュアブル錠
次の記述に最もよく当てはまる医薬品の剤形として、正しいものを1つ選びなさい。 「口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する剤形であり、水なしでも服用できる。」
解答・解説を表示
解答
4
解説
チュアブル錠は、水なしで口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する固形製剤であり、外出時や水が手元にない場合でも簡便に服用できるように設計されています。
解き方
- 問題文に示された特徴「口の中で舐めるか噛み砕いて服用」「水なしで服用可能」を確認する。
- 各選択肢の剤形の定義・用法と照らし合わせ、合致する製剤(チュアブル錠)を選択する。
- 選択肢 1不正解
- 口腔内崩壊錠は唾液によって口の中で速やかに崩壊する錠剤であり、噛み砕いて服用することを前提とした製剤ではありません。
- 選択肢 2不正解
- トローチは口腔内や咽頭の局所に作用させるため、噛み砕かずに口の中でゆっくり溶かして用いる製剤です。
- 選択肢 3不正解
- ドロップ(ドロップ剤)はトローチと同様に、噛み砕かずに口の中で徐々に溶かして局所に作用させる製剤です。
- 選択肢 4正解
- チュアブル錠は口の中で舐めたり噛み砕いたりして服用する錠剤であり、水なしでも服用できる特徴を持ちます。
- 選択肢 5不正解
- パップ剤は皮膚に貼付して用いる外用製剤(貼付剤)であり、内服する剤形ではありません。
覚えるポイント
- チュアブル錠は「噛み砕くか舐めて服用」「水なしOK」、口腔内崩壊錠は「唾液で崩壊」と区別する。
間違えやすいところ
- 口腔内崩壊錠とチュアブル錠の違い(噛み砕くか唾液で溶かすか)を混同しないようにする。
出題の前提:手引き「医薬品の剤形と適切な使用方法」内服薬の剤形
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.17 ↗(www.pref.ehime.jp)
全身的に現れる副作用
人体の働きと医薬品 · ショック(アナフィラキシー) / 肝機能障害 / 偽アルドステロン症
医薬品の全身的に現れる副作用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する遅発型のアレルギー反応の一種である。 b 肝機能障害が疑われても漫然と原因と考えられる医薬品を使用し続けた場合、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることもある。 c 偽アルドステロン症では、低カリウム血症を伴う高血圧症を示すことから、低カリウム血性ミオパチーによると思われる四肢の脱力と、血圧上昇に伴う頭重感などが主な症状となる。 d ステロイド性抗炎症薬の使用により、突然の高熱、悪寒、喉の痛みなどの症状を呈することがあるが、初期においては、かぜ等の症状と見分けやすい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
副作用は早期発見と重症化防止が極めて重要であり、ショック(即時型アレルギー)、重篤な肝不全への進行、偽アルドステロン症による低カリウム血症などの病態と症状を正しく把握する必要があります。
解き方
- 記述a:ショック(アナフィラキシー)は即時型アレルギー反応であるため誤りと判断する。
- 記述b:肝機能障害の放置により不可逆的な肝不全に至るおそれがあるため正しいと判断する。
- 記述c:偽アルドステロン症の低カリウム血症に伴う筋力低下や血圧上昇症状に関する正しい記述であると判断する。
- 記述d:初期症状はかぜ等と見分けにくいため誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りでbが正しいため、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤りでcが正しいため、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 3正解
- b及びcの記述がともに正しいため、これが正解となります。
- 選択肢 4不正解
- bは正しいですが、dが誤りであるため不適切です。
- 選択肢 5不正解
- cは正しいですが、dが誤りであるため不適切です。
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覚えるポイント
- ショック(アナフィラキシー)は発症が極めて速い「即時型」アレルギー反応である。
間違えやすいところ
- 血液障害や重篤副作用の初期症状は「かぜ等の初期症状と見分けにくい」点に注意する。
出題の前提:手引き「全身的に現れる副作用」ショック、肝機能障害、偽アルドステロン症
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.17 ↗(www.pref.ehime.jp)
皮膚粘膜眼症候群(SJS)及び中毒性表皮壊死融解症(TEN)
人体の働きと医薬品 · 皮膚粘膜眼症候群 / 中毒性表皮壊死融解症 / 重篤な皮膚副作用
皮膚粘膜眼症候群(SJS)及び中毒性表皮壊死融解症(TEN)に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
4
解説
SJSおよびTENは高熱とともに全身の皮膚・粘膜に重篤なびらん・水疱を生じる致死的な疾患であり、両眼の急性結膜炎などの前駆症状や発症時期の特性を把握することが不可欠です。
解き方
- 選択肢1〜3及び5のSJS・TENの病態、進展関係、後遺症、発症時期に関する記述を確認し、正しいと判断する。
- 選択肢4において急性結膜炎の出現タイミングが「半日~1日程度遅れて」となっている点を確認し、「先行して」の誤りであると特定する。
- 選択肢 1不正解
- 皮膚粘膜眼症候群の典型的な急性症状(高熱、発疹、火傷様水疱等)に関する正しい記述です。
- 選択肢 2不正解
- TENの多くはSJSの進展型とみなされる一連の重篤疾患群であり、記述は正しいです。
- 選択肢 3不正解
- 多臓器障害による致命的転帰や、軽快後の眼障害・呼吸器障害などの後遺症に関する正しい記述です。
- 選択肢 4正解
- 両眼の急性結膜炎は、皮膚や粘膜の変化とほぼ同時期又は半日~1日程度「先行して」生じることが知られており、誤った記述です。
- 選択肢 5不正解
- 原因医薬品使用後2週間以内の発症が多いものの、1ヶ月以上経ってから発症することもあるため正しい記述です。
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覚えるポイント
- SJS・TENにおける眼症状(結膜炎)は皮膚粘膜変化に「半日~1日程度先行して」現れる。
間違えやすいところ
- 結膜炎が皮膚症状より「遅れて現れる」と逆に記憶してしまう誤りに注意する。
出題の前提:手引き「皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群:SJS)、中毒性表皮壊死融解症(ライエル症候群:TEN)」
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.18 ↗(www.pref.ehime.jp)
精神神経系に現れる副作用
人体の働きと医薬品 · 精神神経症状 / 眠気 / 無菌性髄膜炎
精神神経系に現れる副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 医薬品の副作用によって中枢神経系が影響を受け、物事に集中できない、落ち着きがなくなる等のほか、不眠、不安、震え(振戦)、興奮、眠気、うつ等の精神神経症状を生じることがある。 b 医薬品の副作用としての眠気は、その他の健康や日常生活に悪影響を与えるものではなく、特に注意する必要はない。 c 髄膜炎のうち、髄液に細菌が検出されないものを無菌性髄膜炎といい、大部分は真菌が原因と考えられている。 d 医薬品の副作用によって無菌性髄膜炎が生じることがあるが、早期に原因医薬品の使用を中止すれば、速やかに回復し、予後は比較的良好であることがほとんどである。
解答・解説を表示
解答
5
解説
医薬品の副作用による中枢神経系の異常や眠気は重大な事故につながる恐れがあり、無菌性髄膜炎は早期の原因薬中止により予後良好となる特徴があります。
解き方
- 記述a:中枢神経系副作用の多様な精神神経症状に関する記述であり正と判断する。
- 記述b:副作用の眠気は注意力低下や重大事故を招くため注意が必要であり、誤と判断する。
- 記述c:無菌性髄膜炎の原因の大部分は「ウイルス」であり「真菌」ではないため誤と判断する。
- 記述d:医薬品誘発性の無菌性髄膜炎は中止により速やかに回復し予後良好であるため正と判断する。
- 選択肢 1不正解
- bの記述が誤りであるため不適当です。
- 選択肢 2不正解
- cが誤りでdが正しいため不適当です。
- 選択肢 3不正解
- aが正しくbが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 4不正解
- aが正しくcが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 5正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが正の組み合わせであり、これが正解です。
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覚えるポイント
- 無菌性髄膜炎の原因の大部分は「ウイルス」である(医薬品によるものは中止で速やかに回復)。
間違えやすいところ
- 無菌性髄膜炎の原因病原体を真菌や細菌と誤解しないように注意する。
出題の前提:手引き「精神神経系に現れる副作用」精神神経症状、無菌性髄膜炎
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.18 ↗(www.pref.ehime.jp)
消化器系に現れる副作用や病気
人体の働きと医薬品 · 消化性潰瘍 / イレウス様症状 / 浣腸剤・坐剤の副作用
消化器系に現れる副作用や病気に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 消化性潰瘍は、胃や十二指腸の粘膜組織が傷害されて、粘膜組織の一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態である。 b 消化性潰瘍は、必ず自覚症状があり、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐きけ、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状が現れる。 c 医薬品の作用によって腸管運動が麻痺して腸内容物の通過が妨げられることがあるが、腸管自体が閉塞していなければ、イレウス様症状(腸閉塞様症状)は呈さない。 d 浣腸剤や坐剤の使用によって現れる一過性の症状に、肛門部の熱感等の刺激、異物の注入による不快感、排便直後の立ちくらみなどがある。
解答・解説を表示
解答
3
解説
消化性潰瘍は粘膜筋板を超える組織欠損であり自覚症状が乏しい場合もあります。また腸管運動の麻痺によるイレウス様症状や浣腸剤等の一過性副反応の機序を理解することが重要です。
解き方
- 記述a:消化性潰瘍の定義(粘膜筋板を超える欠損)として正と判断する。
- 記述b:消化性潰瘍は「自覚症状が乏しい場合もある」ため、「必ず自覚症状があり」は誤りと判断する。
- 記述c:腸管自体が閉塞していなくても、運動麻痺により内容物通過が妨げられればイレウス様症状を呈するため誤りと判断する。
- 記述d:浣腸剤や坐剤の一過性局所刺激や迷走神経反射等による立ちくらみ等の症状として正と判断する。
- 選択肢 1不正解
- aは正しいですが、bが「必ず自覚症状がある」としているため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aは正しいですが、cが「イレウス様症状は呈さない」としているため誤りです。
- 選択肢 3正解
- a及びdの記述がともに正しいため、これが正解となります。
- 選択肢 4不正解
- bが誤りでdが正しいため、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 5不正解
- cが誤りでdが正しいため、この組み合わせは誤りです。
覚えるポイント
- 消化性潰瘍は「自覚症状が乏しい場合もある(特に高齢者など)」ことに留意する。
間違えやすいところ
- 腸管の器質的閉塞がなくても、運動麻痺によりイレウス様症状が生じる点を見落とさないこと。
出題の前提:手引き「消化器系に現れる副作用」消化性潰瘍、イレウス様症状
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.19 ↗(www.pref.ehime.jp)
循環器系に現れる副作用や病気
人体の働きと医薬品 · うっ血性心不全 / 不整脈
循環器系に現れる副作用や病気に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a うっ血性心不全とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる病態である。 b 息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳とピンク色の痰などを認めた場合は、うっ血性心不全の可能性を疑い、早期に医師の診療を受ける必要がある。 c 心不全の既往がある人は、薬剤による心不全を起こしにくいといわれている。 d 不整脈の種類によっては失神(意識消失)することがあり、そのような場合は、生死に関わる危険な不整脈を起こしている可能性がある。
解答・解説を表示
解答
4
解説
うっ血性心不全はポンプ機能低下による循環障害であり、不整脈は心臓の興奮伝導異常による拍動リズム障害です。心疾患の既往歴がある患者では薬剤性心不全のリスクが高まります。
解き方
- 記述a:心拍リズムの乱れは「不整脈」の定義であり、うっ血性心不全ではないため誤と判断する。
- 記述b:うっ血性心不全の典型的症状(浮腫、呼吸困難、体重増加、ピンク色の痰等)であり正と判断する。
- 記述c:心不全既往者は薬剤性心不全を「起こしやすい(ハイリスク)」ため誤と判断する。
- 記述d:重篤な不整脈による脳虚血から失神を来すことがあり危険な状態を示すため正と判断する。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りでbが正しいため不適当です。
- 選択肢 2不正解
- aが誤りでbが正しいため不適当です。
- 選択肢 3不正解
- cが誤りでdが正しいため不適当です。
- 選択肢 4正解
- aが誤、bが正、cが誤、dが正の正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- bの記述が正しいため不適当です。
覚えるポイント
- うっ血性心不全はポンプ機能低下(浮腫・ピンクの痰)、不整脈はリズム異常(失神・めまい)。
間違えやすいところ
- 心不全の既往歴がある人は薬剤誘発性心不全のハイリスク(起こしやすい)である点を取り違えない。
出題の前提:手引き「循環器系に現れる副作用」うっ血性心不全、不整脈
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.19 ↗(www.pref.ehime.jp)
感覚器系に現れる副作用(眼圧上昇と緑内障)
人体の働きと医薬品 · 眼房水 / 抗コリン作用 / 緑内障
感覚器系に現れる副作用に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 「眼球内の角膜と水晶体の間を満たしている( a )が排出されにくくなると、眼圧が上昇して視覚障害を生じることがある。 例えば、( b )がある成分が配合された医薬品によって眼圧が上昇し、眼痛や眼の充血に加え、急激な視力低下を来すことがある。特に閉塞隅角( c )がある人では厳重な注意が必要である。」
解答・解説を表示
解答
1
解説
眼房水の流出障害によって眼圧が上昇すると視神経が障害され、緑内障を悪化させます。抗コリン作用をもつ成分は瞳孔散大筋を優位にして隅角を狭めるため、閉塞隅角緑内障では急性発作を誘発する恐れがあります。
解き方
- aを検討:角膜と水晶体の間を満たし眼圧に関わる液体は「眼房水」である(硝子体は水晶体の後方)。
- bを検討:散瞳作用により眼圧上昇を来すのは「抗コリン作用」である。
- cを検討:眼圧上昇により悪化する疾患は「緑内障」である(水晶体の白濁は白内障)。
- すべての語句が一致する選択肢1を選択する。
- 選択肢 1正解
- aが眼房水、bが抗コリン作用、cが緑内障で、記述のすべてに合致しています。
- 選択肢 2不正解
- cが白内障となっているため誤りです(白内障は水晶体の混濁)。
- 選択肢 3不正解
- 手引きの副作用機序の根本的な作用機序としてbには「抗コリン作用」が入るため不適当です。
- 選択肢 4不正解
- aが硝子体、cが白内障となっているため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- a、b、cのすべてが不適当です。
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覚えるポイント
- 眼房水流出障害→眼圧上昇→緑内障(特に閉塞隅角緑内障で抗コリン成分が禁忌)。
間違えやすいところ
- 眼圧上昇に関係する「緑内障」と水晶体が濁る「白内障」を取り違えない。
出題の前提:手引き「感覚器系に現れる副作用」眼圧上昇、緑内障
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.20 ↗(www.pref.ehime.jp)
皮膚に現れる副作用(光線過敏症と薬疹)
人体の働きと医薬品 · 光線過敏症 / 薬疹 / 蕁麻疹
皮膚に現れる副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 光線過敏症が現れた場合は、原因と考えられる医薬品の使用を中止して、皮膚に医薬品が残らないよう十分に患部を洗浄し、遮光して速やかに医師の診療を受ける必要がある。 b 薬疹のうち、蕁麻疹は強い痒みを伴うが、それ以外の場合は痒みがないか、たとえあったとしてもわずかなことが多い。 c 薬疹は医薬品の使用後1~2ヶ月で起きることが多く、それまで薬疹を経験したことがない人であっても、暴飲暴食や肉体疲労が誘因となって現れることがある。
解答・解説を表示
解答
2
解説
外用薬や内服薬による皮膚症状では、光線過敏症発現時の遮光・洗浄対応、薬疹における痒みの特徴(蕁麻疹以外は痒みが軽微な場合が多い)、及び通常1〜2週間以内に発現するというタイムコースの把握が重要です。
解き方
- 記述a:光線過敏症の対処法として医薬品の除去洗浄と遮光、早期受診が示されており正と判断する。
- 記述b:薬疹の中で蕁麻疹は激しい痒みを伴うが、紅斑等その他は痒みが乏しいことが多いため正と判断する。
- 記述c:薬疹の発現時期は通常「1~2週間」以内であり、「1~2ヶ月」とする記述は誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- cの記述が誤りであるため不適当です。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが正、cが誤であり、これが正解の組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- bが正しく、cが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 4不正解
- aが正しく、cが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 5不正解
- a及びbが正しいため不適当です。
覚えるポイント
- 薬疹の多くは使用開始後「1〜2週間」で発症する(1〜2ヶ月ではない)。
間違えやすいところ
- 薬疹の発症時期の数字(1〜2週間)を月単位と見誤らないようにする。
出題の前提:手引き「皮膚に現れる副作用」光線過敏症、薬疹
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.20 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品医療機器等法に基づく許可の要否
薬事に関する法規と制度 · 製造販売業の許可 / 販売業の許可 / 医薬部外品・化粧品
医薬品医療機器等法に基づく業の許可に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 化粧品を製造販売する場合は、許可が必要である。 b 医薬部外品を製造販売する場合は、許可が必要である。 c 医薬部外品を販売する場合は、許可が必要である。 d 一般用医薬品を販売する場合は、許可が必要である。
解答・解説を表示
解答
1
解説
医薬品医療機器等法において、医薬品・医薬部外品・化粧品・医療機器・再生医療等製品の製造販売を行う場合は業態ごとの許可が必要です。一方で、販売業の許可が必要なのは「医薬品」および「指定管理・高度管理医療機器等」であり、医薬部外品や化粧品は販売業の許可なく自由に販売できます。
解き方
- 製造販売業の許可対象(医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器等)を確認し、記述a・bを正と判断する。
- 販売業の許可について、医薬部外品・化粧品の小売りは許可不要であることを確認し、記述cを誤と判断する。
- 一般用医薬品の販売には医薬品販売業(店舗販売業等)の許可が不可欠であるため記述dを正と判断し、正答の組み合わせを決定する。
- 選択肢 1正解
- a(正)、b(正)、c(誤)、d(正)であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- aおよびbはともに製造販売業の許可が必要であるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aは許可が必要であり、cは販売業の許可が不要であるため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aは許可が必要であり、dも販売業の許可が必要であるため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- bは許可が必要であり、cは許可が不要、dは許可が必要であるため誤りです。
答えの内訳
- a:正
- 化粧品を業として市場に出荷・製造販売するためには、厚生労働大臣(都道府県知事に委任)による化粧品製造販売業許可を受ける必要があります。
- b:正
- 医薬部外品を業として市場へ出荷等する(製造販売する)には、医薬部外品製造販売業許可が必要です。
- c:誤
- 医薬部外品や化粧品を仕入れて一般消費者等に販売(小売り・卸売り)する行為には、医薬品のような販売業の許可は不要です。
- d:正
- 一般用医薬品を業として販売等するためには、薬局開設の許可または医薬品の販売業(店舗販売業・配置販売業・卸売販売業)の許可が必要です。
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覚えるポイント
- 「製造販売業」は医薬部外品・化粧品でも許可が必要だが、「販売業」は医薬部外品・化粧品では許可不要である。
間違えやすいところ
- 製造販売業(製品を流通責任者として出荷する)と販売業(小売りや卸売りを行う)の違いを混同しやすいので注意する。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第12条、第24条等
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.21 ↗(www.pref.ehime.jp)
毒薬及び劇薬の表示基準
薬事に関する法規と制度 · 毒薬の表示 / 劇薬の表示
毒薬及び劇薬の直接の容器又は被包(容器等)への法定表示に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
4
解説
医薬品医療機器等法第44条第1項及び第2項により、毒薬はその直接の容器又は被包に「黒地に白枠、白字」で品名及び「毒」の文字を、劇薬は「白地に赤枠、赤字」で品名及び「劇」の文字を記載しなければならないと定められています。なお、毒薬・劇薬の表示義務事項に「用法用量」は含まれていません。
解き方
- 毒薬の法定表示要件(黒地に白枠、白字、品名および「毒」)を確認する。
- 劇薬の法定表示要件(白地に赤枠、赤字、品名および「劇」)を確認する。
- 選択肢4が劇薬の表示基準(白地に赤枠・赤字、品名及び「劇」)として過不足なく正しいことを確認する。
- 選択肢 1不正解
- 毒薬は「白地に黒枠、黒字」ではなく「黒地に白枠、白字」で記載しなければならないため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 毒薬の表示義務に「用法用量」は含まれておらず、品名及び「毒」の文字が義務付けられているため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 劇薬は「赤地に白枠、白字」ではなく「白地に赤枠、赤字」で記載しなければならないため誤りです。
- 選択肢 4正解
- 劇薬は、容器等に「白地に赤枠、赤字」をもって、品名及び「劇」の文字を記載しなければならず、正しい記述です。
- 選択肢 5不正解
- 劇薬の表示義務として「用法用量」の記載は定められていないため誤りです。
覚えるポイント
- 毒薬は「黒地に白枠・白字」、劇薬は「白地に赤枠・赤字」。表示するのは品名と文字(毒/劇)のみ。
間違えやすいところ
- 毒薬と劇薬の色(黒・白 vs 白・赤)の組み合わせや、地色と文字色の関係を逆にして覚えないようにする。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第44条第1項・第2項
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.21 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬部外品及び化粧品の定義・基準
薬事に関する法規と制度 · 化粧品の効能効果 / 医薬部外品の製造販売承認・届出 / 医薬品成分の配合
医薬部外品及び化粧品に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
化粧品は作用が緩和なものであり、人体に対する構造や機能に影響を及ぼすことや医薬品的な効能効果の標榜は禁止されています。また、医薬部外品のうち化粧品的な使い方をするもの(薬用化粧品等)は化粧品的な効能効果を併せて標榜できます。医薬部外品の製造販売は原則として品目ごとの「承認」が必要であり、指定された基準適合品のみ「届出」となります。
解き方
- 化粧品の定義と標榜可能範囲を確認し、医薬品的な効能効果の表示が一切認められないことを確認する(記述2が正)。
- 他の選択肢の誤りを検討する(1: 薬用化粧品等で化粧品的作用の併記可能、3: 構造機能への影響は認められない、4: 届出ではなく原則承認、5: 薬理作用が期待できる医薬品成分は配合不可)。
- 選択肢 1不正解
- 薬用化粧品や薬用歯みがき類など、化粧品的な使用目的を併せ持つ医薬部外品では、化粧品的な効能効果を標榜することが認められているため誤りです。
- 選択肢 2正解
- 化粧品に医薬品的な効能効果を表示・標榜することは薬法上一切認められていないため、正しい記述です。
- 選択肢 3不正解
- 人の身体の構造や機能に影響を及ぼすことを目的とするものは医薬品(または医療機器)であり、化粧品には認められないため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 医薬部外品を製造販売する場合は、厚生労働大臣が基準を定めて指定するものを除き、品目ごとに「承認」を受ける必要があるため誤りです(指定されたものが届出)。
- 選択肢 5不正解
- 化粧品には薬理作用が期待できる量の医薬品成分を配合することは認められていないため誤りです。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 化粧品は「作用が緩和」かつ「医薬品的な効能効果や身体構造への影響の標榜不可」。
間違えやすいところ
- 医薬部外品の製造販売手続きは「原則が承認、基準指定品が届出」である点を、逆に覚えないように注意する。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第2条第2項・第3項、第14条等
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.22 ↗(www.pref.ehime.jp)
店舗販売業の許可と店舗管理者の義務
薬事に関する法規と制度 · 店舗管理者 / 調剤の禁止 / 要指導医薬品の販売
店舗販売業の許可に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
4
解説
医薬品医療機器等法において、「調剤」は薬局開設許可を受けた薬局において薬剤師が行う業務と規定されており、一般用医薬品等の販売を目的とする店舗販売業では調剤を行うことは認められていません。
解き方
- 店舗管理者の資格(薬剤師又は登録販売者)および兼歴制限の例外規定(知事等の許可)が適法であることを確認する。
- 要指導医薬品は薬剤師のみが販売授与できることを確認する。
- 調剤を行える場所は薬局開設の許可を受けた薬局に限られ、店舗販売業では薬剤師であっても調剤不可であることから記述4が誤りであると判断する。
- 選択肢 1不正解
- 店舗販売業の店舗管理者は、取り扱う医薬品の区分等に応じて薬剤師又は登録販売者でなければならず、正しい記述です。
- 選択肢 2不正解
- 店舗管理者はその店舗以外の場所で兼務することは原則禁止ですが、都道府県知事等の許可を受けた場合は例外として認められるため、正しい記述です。
- 選択肢 3不正解
- 要指導医薬品の販売・授与は薬剤師に行わせなければならないため、正しい記述です。
- 選択肢 4正解
- 調剤を行うことができるのは「薬局」に限られており、店舗販売業の店舗では薬剤師であっても調剤を行うことはできないため、これが誤りの選択肢(正答)です。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 調剤を行えるのは「薬局」のみ。店舗販売業では薬剤師がいても調剤は一切行えない。
間違えやすいところ
- 薬剤師がいる店舗販売業であれば処方箋調剤ができると誤認しやすいが、薬局開設許可がなければ調剤はできない。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第26条、第28条、第36条の5等
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.22 ↗(www.pref.ehime.jp)
登録販売者制度の規定
薬事に関する法規と制度 · 登録販売者試験合格者 / 販売従事登録 / 外部研修 / 登録の消除
登録販売者に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 登録販売者とは、一般用医薬品の販売又は授与に従事しようとする者がそれに必要な資質を有することを確認するために都道府県知事が行う試験に合格した者をいう。 b 2以上の都道府県の薬局又は店舗において一般用医薬品の販売又は授与に従事しようとする者は、それぞれの薬局又は店舗の所在地の都道府県知事の販売従事登録を受けなければならない。 c 薬局開設者、店舗販売業者又は配置販売業者は、業務に従事する登録販売者に対し、厚生労働大臣に届出を行った者が行う研修を受講させなければならない。 d 登録販売者は、一般用医薬品の販売又は授与に従事しようとしなくなったときは、30日以内に登録販売者名簿の登録の消除を申請しなければならない。
解答・解説を表示
解答
3
解説
登録販売者試験合格者が業務に従事するためには、都道府県知事に販売従事登録を申請して登録を受ける必要があります(二重登録は禁止)。また、登録販売者となった後は事業者に義務付けられた継続研修(外部研修)の受講対象となり、業務に従事しなくなった際には30日以内の登録消除申請義務があります。
解き方
- 記述aの定義(「試験に合格した者」ではなく「販売従事登録を受けた者」)を確認し、誤と判定する。
- 記述bの重複登録の禁止(複数都道府県での重複受登録は不可)を確認し、誤と判定する。
- 記述cの外部研修受講義務(正)、記述dの30日以内の消除申請義務(正)を確認し、正答の組み合わせを「誤・誤・正・正」と特定する。
- 選択肢 1不正解
- aおよびbは誤り、cは正しいため不適です。
- 選択肢 2不正解
- bは二重登録禁止のため誤り、dは30日以内の消除申請が必要で正しいため不適です。
- 選択肢 3正解
- a(誤)、b(誤)、c(正)、d(正)であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- cは外部研修受講の義務付けが規定されているため正しく、不適です。
- 選択肢 5不正解
- aは誤り、cおよびdは正しいため不適です。
答えの内訳
- a:誤
- 「登録販売者」とは、試験に合格した者ではなく、都道府県知事の「販売従事登録」を受けた者をいいます(試験に合格したのみでは登録販売者とは呼びません)。
- b:誤
- 販売従事登録は二重登録が禁止されており、2以上の都道府県で業務に従事する場合であっても、いずれか1つの都道府県知事の登録のみを受けます。
- c:正
- 薬局開設者や店舗販売業者等は、登録販売者に対し、厚生労働大臣に届出を行った機関等が実施する外部研修を毎年受講させなければなりません。
- d:正
- 登録販売者が一般用医薬品の販売・授与に従事しようとしなくなったときは、30日以内に名簿の登録消除を申請しなければなりません。
覚えるポイント
- 登録販売者=「販売従事登録を受けた者」(試験合格だけではダメ)。二重登録は禁止。
間違えやすいところ
- 試験に合格した時点で「登録販売者」になれると勘違いしやすいが、登録を受けて初めて登録販売者となる。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第36条の8、施行規則第159条の7等
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.23 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品販売業態ごとの取扱品目と規制
薬事に関する法規と制度 · 店舗販売業 / 配置販売業 / 卸売販売業 / 要指導医薬品の取り扱い
医薬品等の販売に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
医薬品販売業は「店舗販売業」「配置販売業」「卸売販売業」の3つに区分されます。配置販売業はあらかじめ購入者のもとに医薬品を預け置く特性上、経年変化が起こりにくい一般用医薬品のみが販売可能であり、管理者が薬剤師であっても要指導医薬品や劇薬を取り扱うことはできません。
解き方
- 店舗販売業が一部の劇薬(一般用劇薬や指定された品目)を販売できること、医療用医薬品の販売は認められないことを確認する(記述1・2は正しい)。
- 配置販売業の取り扱い品目の制限を確認し、たとえ薬剤師が管理者であっても要指導医薬品を販売することはできないため、記述3が誤り(正答)と判断する。
- 卸売販売業者は、相手方の業態が取り扱うことができる医薬品以外を販売・授与してはならないため記述4が正しいことを確認する。
- 選択肢 1不正解
- 店舗販売業では、要指導医薬品に指定されている一部の劇薬等を薬剤師により販売することが認められているため、正しい記述です。
- 選択肢 2不正解
- 店舗販売業者は一般用医薬品および要指導医薬品を販売する業態であり、医療用医薬品の販売は認められていないため、正しい記述です。
- 選択肢 3正解
- 配置販売業は、管理者が薬剤師であっても要指導医薬品を販売・授与することは認められていないため、これが誤りの選択肢(正答)です。
- 選択肢 4不正解
- 卸売販売業者は、店舗販売業者に対して店舗販売業者が販売できない医療用医薬品等を販売・授与してはならず、正しい記述です。
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覚えるポイント
- 配置販売業は薬剤師が管理者であっても「要指導医薬品」を販売できない(一般用医薬品のみ)。
間違えやすいところ
- 店舗販売業では薬剤師がいれば要指導医薬品を扱えるが、配置販売業では薬剤師がいても要指導医薬品を扱えない点を見落としやすい。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第30条、第31条等
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.23 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬部外品の容器表示と分類区分
薬事に関する法規と制度 · 医薬部外品の表示 / 防除用医薬部外品 / 指定医薬部外品
医薬部外品に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 医薬部外品の直接の容器又は直接の被包には、「医薬部外品」の文字を表示する必要がある。 b 化粧品としての使用目的を有する医薬部外品がある。 c 医薬部外品のうち、衛生害虫類(ねずみ、はえ、蚊、のみその他これらに類する生物)の防除のため使用される製品群には、「防虫防鼠用医薬部外品」の表示がなされている。 d かつては医薬品であったが医薬部外品へ移行された製品群には、「指定医薬部外品」の表示がなされている。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬部外品は直接の容器等に「医薬部外品」の文字を表示する義務があります。また、特別に指定された枠組みとして、医薬品から移行された製品群には「指定医薬部外品」、衛生害虫(ねずみ、蚊、ハエ等)の防除を目的とする製品群には「防除用医薬部外品」と表示する規定となっています。
解き方
- 記述a(「医薬部外品」の表示義務)および記述b(薬用化粧品等の存在)が正しいことを確認する。
- 衛生害虫防除用の表示規定が「防除用医薬部外品」であることを確認し、記述cを誤と判定する。
- 医薬品から移行した製品群の表示が「指定医薬部外品」であることを確認し、記述dを正と判定する。
- 正しい組み合わせ(正・正・誤・正)を選択肢2と特定する。
- 選択肢 1不正解
- bは正しく、cは誤りであるため不適です。
- 選択肢 2正解
- a(正)、b(正)、c(誤)、d(正)であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- aおよびbは正しく、cは誤りであるため不適です。
- 選択肢 4不正解
- aおよびdが正しいため不適です。
- 選択肢 5不正解
- cは「防除用医薬部外品」が正しく、dは正しいため不適です。
答えの内訳
- a:正
- 医薬部外品の直接の容器又は直接の被包には、「医薬部外品」の文字を表示することが法的に義務付けられています。
- b:正
- いわゆる薬用化粧品や薬用歯みがき類など、化粧品としての使用目的を併せ持つ医薬部外品が存在します。
- c:誤
- 衛生害虫の防除目的の医薬部外品に表示される名称は「防除用医薬部外品」であり、「防虫防鼠用医薬部外品」ではありません。
- d:正
- 規制緩和により医薬品から医薬部外品へ移行された製品群(ビタミン含有保健剤やうがい薬、健胃薬等の一部)には、「指定医薬部外品」と表示されます。
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覚えるポイント
- 衛生害虫防除用は「防除用医薬部外品」、医薬品からの移行組は「指定医薬部外品」。
間違えやすいところ
- 「防除用医薬部外品」を「防虫防鼠用医薬部外品」などの架空の表示名と混同しないようにする。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第59条準用条項等
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.24 ↗(www.pref.ehime.jp)
毒薬・劇薬の交付制限と譲渡手続き
薬事に関する法規と制度 · 毒薬・劇薬の交付制限年齢 / 譲受文書の記載事項
毒薬又は劇薬に関する以下の記述について、( a )~( c )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 「毒薬又は劇薬を、( a )歳未満の者その他安全な取扱いに不安のある者に交付することは禁止されている。 さらに、毒薬又は劇薬を、一般の生活者に対して販売又は譲渡する際には、当該医薬品を譲り受ける者から、品名、数量、( b )、譲渡年月日、譲受人の氏名、住所及び( c )が記入され、署名又は記名押印された文書の交付を受けなければならない。」
解答・解説を表示
解答
3
解説
毒薬及び劇薬は強い毒性・劇性を有するため、医薬品医療機器等法第47条において14歳未満の者等への交付が禁止されています。また、販売・譲渡時には品名、数量、使用目的、譲渡年月日、譲受人の氏名・住所・職業が記載され、署名または記名押印された文書(譲受書)の交付を受けなければなりません。
解き方
- 交付禁止年齢が「14歳未満」であることを確認し、aを「14」に絞る(選択肢1, 2, 3)。
- 譲渡文書(譲受書)に記載すべき法定事項(品名、数量、使用目的、年月日、氏名、住所、職業)を確認する。
- bが「使用目的」、cが「職業」に該当することを確認し、選択肢3を正答に決定する。
- 選択肢 1不正解
- bには「使用者の氏名」ではなく「使用目的」が入るため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- bは「使用目的」、cは「職業」が入るべきであり、年齢や使用者の氏名ではないため誤りです。
- 選択肢 3正解
- aに「14」、bに「使用目的」、cに「職業」が入り、すべて適切です。
- 選択肢 4不正解
- aの交付制限年齢は18歳ではなく14歳未満であるため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aの交付制限年齢は18歳ではなく14歳未満であるため誤りです。
答えの内訳
- a:14
- 毒薬又は劇薬は、14歳未満の者その他安全な取扱いに不安のある者に交付することが禁止されています。
- b:使用目的
- 譲受文書に記載させるべき事項の一つは「使用目的」です。
- c:職業
- 譲受文書に記載させるべき事項の一つは譲受人の「職業」です。
覚えるポイント
- 毒薬・劇薬の交付禁止は「14歳未満」。譲受文書の必須記載は「品名・数量・使用目的・年月日・氏名・住所・職業」。
間違えやすいところ
- 交付制限年齢を18歳未満や20歳未満と混同しないようにする(労働基準法等と混同しやすい)。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第47条、第46条第1項・第2項
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.24 ↗(www.pref.ehime.jp)
一般用医薬品及び要指導医薬品の法定表示事項
薬事関係法規・制度 · 法定表示 / 外箱表示 / リスク区分表示
一般用医薬品及び要指導医薬品の医薬品医療機器等法に基づく容器・外箱等への法定表示事項に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
4
解説
医薬品医療機器等法第50条等に基づき、医薬品の直接の容器又は被包等には製造番号・内容量・リスク区分などの所定事項の記載が義務付けられています。リスク区分の表示では、「第1類医薬品」「指定第2類医薬品(『2』を四角枠や丸枠で囲む)」「第2類医薬品」「第3類医薬品」などの指定された文字を記載する決まりになっています。
解き方
- 医薬品医療機器等法における容器・被包等の法定記載事項(名称、製造番号、内容量、リスク区分等)を確認する。
- 各選択肢の表示義務規定を照合し、第一類医薬品の記載方法が数字の単独記載ではなく「第1類医薬品」の文字列表示であることを見抜く。
- 選択肢 1不正解
- 要指導医薬品には「要指導医薬品」の文字の表示が義務付けられており、正しい記述です。
- 選択肢 2不正解
- 重量、容量又は個数等の内容量は法定表示事項の一つであり、正しい記述です。
- 選択肢 3不正解
- 配置販売品目以外の一般用医薬品には「店舗専用」の文字を表示することが義務付けられており、正しい記述です。
- 選択肢 4正解
- 枠の中に単に「1」の数字を表示するのではなく、枠の中に「第1類医薬品」等の規定された文字を表示しなければならないため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 製造番号又は製造記号の表示は、法第50条に定められた必須事項であり、正しい記述です。
覚えるポイント
- 第一類医薬品は「第1類医薬品」、指定第二類医薬品は「第[2]類医薬品」のように規定文字を表示する
間違えやすいところ
- 指定第二類医薬品の「2」を枠囲みすることと、第一類医薬品の文字表示全体を混同しないように注意する
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第50条、同法施行規則
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.25 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の区分・取扱いに関する法規
薬事関係法規・制度 · 生物由来製品 / 毒薬・劇薬 / 一般用医薬品
医薬品の定義や区分、取扱いに関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
一般用医薬品には毒薬に該当するものはありませんが、動物等の組織から得られた成分を配合した生物由来原材料使用の一般用医薬品は存在します。生物由来製品は感染症リスクに着目して指定され、高度な安全管理が求められます。また毒薬・劇薬の開封販売は薬剤師が管理する薬局・店舗・卸売業者で認められています。
解き方
- 一般用医薬品および要指導医薬品の原材料基準と生物由来原材料の有無を整理する。
- 毒薬・劇薬の規制(一般用医薬品に毒薬はない、薬剤師管理の卸売での開封販売可否)を確認し、選択肢1の誤りを特定する。
- 選択肢 1正解
- 一般用医薬品等にも胎盤エキス(プラセンタ)など生物由来の原材料が用いられているものが存在するため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 一般用医薬品には毒薬に該当するものはありません(劇薬に該当するものは一部存在)。
- 選択肢 3不正解
- 医薬品営業所管理者が薬剤師である卸売販売業者であれば、毒薬又は劇薬を開封して販売することができます。
- 選択肢 4不正解
- 生物由来製品は、人その他の生物に由来するものを原料とし、製品の使用による感染症リスクに着目して指定されます。
覚えるポイント
- 一般用医薬品に毒薬はないが、生物由来の原材料(プラセンタ等)を含むものは存在する
間違えやすいところ
- 一般用医薬品には「生物由来製品」に指定されたものはないが、「生物由来の原材料を用いた医薬品」はある点を取り違えやすい
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第2条第10項、第44条、第50条等
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.25 ↗(www.pref.ehime.jp)
保健機能食品等の食品の区分と規制
薬事関係法規・制度 · 特別用途食品 / 特定保健用食品 / 栄養機能食品 / 機能性表示食品
保健機能食品等の食品に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
保健機能食品には特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品の3種類があります。特定保健用食品は国(消費者庁長官)が個別に有効性・安全性を審査して「許可」を与える制度です。一方、事業者の責任で科学的根拠を国に「事前届出」して表示するのが機能性表示食品であり、国の定めた基準に従って自己認証するのが栄養機能食品です。
解き方
- 特定保健用食品、機能性表示食品、栄養機能食品のそれぞれの認可プロセスの違い(個別許可、事前届出、規格基準適合)を想起する。
- 選択肢2で「特定保健用食品」について「届け出る必要がある」とされている点が機能性表示食品との混同であると判断する。
- 選択肢 1不正解
- 特別用途食品(トクホを除く)は病者用や乳児用等の用途を限定して表示するもので、消費者庁の許可マークが付されます。
- 選択肢 2正解
- 特定保健用食品は有効性や安全性について個別の審査を経て消費者庁長官の「許可」を受ける制度であり、「届出」ではないため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 栄養機能食品は国が定めた規格基準に適合していれば、消費者庁長官の個別の許可や届出は要さずに表示できます。
- 選択肢 4不正解
- 機能性表示食品は、販売前に安全性及び機能性の根拠に関する情報などを消費者庁長官へ届け出る必要があります。
覚えるポイント
- 特定保健用食品は「審査・許可」、機能性表示食品は「事前届出」、栄養機能食品は「自己認証(許可・届出不要)」
間違えやすいところ
- 特定保健用食品(許可)と機能性表示食品(届出)の手続き要件を取り違えないように注意する
出題の前提:健康増進法、食品表示法、保健機能食品制度
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.26 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の分割販売の規定
薬事関係法規・制度 · 分割販売 / 零売 / 店舗販売業 / 配置販売業
医薬品の分割販売(小分け販売)に関する記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
医薬品の分割販売は、特定の購入者の求めに応じて、薬局開設者又は店舗販売業者が容器や被包を開封して小分け販売することが認められています。ただし、分割販売する容器等には法定事項を記載しなければなりません。なお、配置販売業においては医薬品の包装を開封して分割販売することは一切認められていません。
解き方
- 医薬品の分割販売が認められている業態(薬局、店舗販売業)と禁止されている業態(配置販売業)を整理する。
- 「店舗販売業者は特定の購入者の求めに応じて分割販売することができる」とする選択肢3が正しいと特定する。
- 選択肢 1不正解
- 薬局や店舗販売業において、購入者の求めに応じて分割販売することは認められているため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 薬局に限らず、店舗販売業者も医薬品の分割販売を行うことができるため誤りです。
- 選択肢 3正解
- 店舗販売業者は、特定の購入者の求めに応じて医薬品の包装を開封して分割販売することができます。
- 選択肢 4不正解
- 配置販売業者には医薬品の開封・分割販売は認められていないため誤りです。
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覚えるポイント
- 分割販売が認められているのは「薬局」と「店舗販売業」のみで、「配置販売業」は不可
間違えやすいところ
- 分割販売が調剤と同様に薬局限定であると誤解しやすい点に注意する
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則第158条等
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.26 ↗(www.pref.ehime.jp)
濫用等のおそれのある医薬品の指定成分
薬事関係法規・制度 · 濫用等のおそれのあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品 / 成分の指定
濫用等のおそれのあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品(有効成分)として、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
厚生労働大臣が指定する「濫用等のおそれのある医薬品」の成分は、①エフェドリン、②コデイン(鎮咳去痰薬に限る)、③ジヒドロコデイン(鎮咳去痰薬に限る)、④ブロモバレリル尿素、⑤プソイドエフェドリン、⑥メチルエフェドリン(鎮咳去痰薬のうち内用液剤等に限る)の6品目およびその水和物・塩類です。
解き方
- 厚生労働省告示で指定されている「濫用等のおそれのある医薬品」の6成分(エフェドリン、コデイン、ジヒドロコデイン、ブロモバレリル尿素、プソイドエフェドリン、メチルエフェドリン)を想起する。
- 選択肢中のジフェンヒドラミンはこの6成分に含まれていないことを確認し、正解を選択する。
- 選択肢 1正解
- ジフェンヒドラミンは抗ヒスタミン成分であり、厚生労働大臣が指定する濫用等のおそれのある医薬品の成分には該当しません。
- 選択肢 2不正解
- プソイドエフェドリンは、濫用等のおそれのある医薬品として指定されています。
- 選択肢 3不正解
- ブロモバレリル尿素は、濫用等のおそれのある医薬品として指定されています。
- 選択肢 4不正解
- ジヒドロコデインは、濫用等のおそれのある医薬品として指定されています。
覚えるポイント
- 濫用指定の6成分:エフェドリン、プソイドエフェドリン、メチルエフェドリン、コデイン、ジヒドロコデイン、ブロモバレリル尿素
間違えやすいところ
- ジフェンヒドラミンは睡眠改善薬や抗ヒスタミン薬として汎用されるが、濫用指定成分ではない
出題の前提:平成26年厚生労働省告示第252号(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第15条の2等の規定に基づく指定医薬品)
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.27 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の配置販売業に関する規制
薬事関係法規・制度 · 配置販売業 / 身分証明書 / 区域管理 / 薬局との関係
医薬品の配置販売に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
1
解説
医薬品を配置により販売・授与するには、配置販売業の許可が必要です。薬局開設者であっても当然に配置販売ができるわけではなく、別途配置販売業の許可を受けなければなりません。配置販売業では、経年変化が起こりにくい基準に適合した一般用医薬品のみを取り扱うことができ、事前の区域届出や身分証明書の携帯などが義務付けられています。
解き方
- 医薬品販売業の業態(店舗販売業、配置販売業、卸売販売業)および薬局の販売権限の範囲を確認する。
- 薬局開設の許可があっても配置販売業の許可なしには配置販売を行えないことを想起し、選択肢1を誤りと特定する。
- 選択肢 1正解
- 薬局開設者であっても、配置販売業の許可を受けずに配置による販売又は授与を行うことは認められていません。
- 選択肢 2不正解
- 配置販売業では、一般用医薬品のうち経年変化が起こりにくいこと等の基準(配置基準)に適合するもののみを取り扱うことができます。
- 選択肢 3不正解
- 配置に従事しようとする区域の都道府県知事に、氏名・住所・区域・期間等をあらかじめ届け出なければなりません。
- 選択肢 4不正解
- 配置販売において第一類医薬品を販売・授与する場合は、薬剤師に行わせなければなりません。
- 選択肢 5不正解
- 配置従事者は、その住所地の都道府県知事が発行する身分証明書の交付を受け、携帯していなければ業務に従事できません。
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覚えるポイント
- 配置販売を行うには、薬局開設者や店舗販売業者であっても別途「配置販売業の許可」が必要
間違えやすいところ
- 薬局なら医薬品販売のすべて(配置を含む)が無許可で行えると誤認しやすい
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第24条、第30条~第33条
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.27 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品販売時における伝達義務事項
薬事関係法規・制度 · 情報提供 / 購入者への伝達事項 / 第二類医薬品 / 第三類医薬品
薬局開設者又は店舗販売業者が、第二類医薬品又は第三類医薬品の販売又は授与に当たって、薬剤師又は登録販売者に行わせなければならない伝達事項に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
4
解説
医薬品医療機器等法施行規則に基づき、第二類医薬品又は第三類医薬品を販売・授与する際、薬局開設者や店舗販売業者は、担当した薬剤師・登録販売者に以下の事項を購入者へ伝えさせなければなりません:①薬局又は店舗の名称、②電話番号その他連絡先、③販売・授与した専門家の氏名。店舗の「許可の別」は掲示事項であって、個別の販売時に購入者へ口頭や書面等で伝えさせる義務事項には含まれません。
解き方
- 一般用医薬品の販売時に購入者等へ伝えるべき義務項目(名称、連絡先、担当者氏名)を整理する。
- 店舗の「許可の別」は店舗の見やすい場所への掲示事項であり、販売時の伝達事項ではないことを見抜き、選択肢4を特定する。
- 選択肢 1不正解
- 販売・授与した専門家(薬剤師又は登録販売者)の氏名は、購入者等に伝えさせなければならない事項です。
- 選択肢 2不正解
- 医薬品を販売・授与した薬局又は店舗の名称は、購入者等に伝えさせなければならない事項です。
- 選択肢 3不正解
- 当該薬局又は店舗の電話番号その他連絡先は、購入者等に伝えさせなければならない事項です。
- 選択肢 4正解
- 「許可の別」は店舗の見やすい位置に掲示すべき事項ですが、販売時に購入者へ伝えさせる規定事項ではないため誤りです。
関連する分野を学ぶ
覚えるポイント
- 販売時に伝える事項は「店舗名称」「連絡先」「対応者の氏名」の3点(許可の別は掲示事項)
間違えやすいところ
- 店舗掲示事項(許可の別、営業時間など)と個別の販売時伝達事項を混同しないように整理する
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則第158条の11等
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.28 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の広告規制と広告の該当社要件
薬事関係法規・制度 · 医薬品等の広告の該当性 / 3要件 / 承認前広告の禁止 / POP広告
医薬品の広告に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
4
解説
厚生労働省の通知において、医薬品等の広告に該当するか否かは、①顧客を誘引する(購入意欲を昂進させる)意図が明確であること、②特定の医薬品等の商品名が明らかにされていること、③一般人が認知できる状態にあること、の「3つの要件のすべてを満たす場合」に広告に該当すると判断されます(いずれか1つのみでは足りません)。
解き方
- 医薬品広告の該当性判断の基準(3要件:誘引意図、商品名の特定、一般認知性)を想起する。
- 3要件の充足関係が「いずれか(OR条件)」ではなく「すべて(AND条件)」であることを確認し、選択肢4を誤りと判定する。
- 選択肢 1不正解
- 医薬品医療機器等法第68条に基づき、承認前の医薬品については名称・製造方法・効能効果等に関する広告が禁止されています。
- 選択肢 2不正解
- 医薬品広告に関しては、行政指導のみならず業界団体やマスメディア関係団体等による自主審査等も実施されています。
- 選択肢 3不正解
- チラシやDMだけでなく、店頭に設置されるPOP広告も医薬品の販売広告に含まれます。
- 選択肢 4正解
- 3つの要件の「いずれか」ではなく、「いずれも(すべて)」満たす場合に広告に該当すると判断されるため誤りです。
覚えるポイント
- 広告該当性の3要件(誘引意図・商品名特定・一般認知性)は「すべて」満たして初めて広告となる
間違えやすいところ
- 「いずれかの要件を満たす場合」という引っかけパターンに注意(ANDとORのすり替え)
出題の前提:薬事法における医薬品等の広告の該当性について(平成10年9月29日医薬監第148号厚生省医薬安全局監視指導課長通知)
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.28 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の広告及び適正な販売方法
薬事に関する法規と制度 · 医薬品等の広告規制 / 誇大広告の禁止 / 適正広告基準 / 懸賞等の制限
医薬品の広告や販売方法に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
5
解説
医薬品等適正広告基準では、効能効果の保証的表現や医薬関係者による推薦の広告を禁止しています。また、漢方処方製剤においては個人の体質・症状に合わせた適切な選択を促すため、前提条件を明記した広告表現が認められています。
解き方
- 各選択肢の広告規制および販売方法に関する記述内容を適正広告基準に照合する。
- 漢方処方製剤において使用者の体質等の条件を付すことが認められているか否かを判定する。
- 選択肢 1不正解
- 医薬品の効能効果や安全性について確実性を保証する表現は、明示的・暗示的を問わず誇大広告等に該当し禁止されています。
- 選択肢 2不正解
- 医薬品を景品や懸賞の賞品として授与することは、安易な使用や乱用を助長するおそれがあるため原則として認められていません。
- 選択肢 3不正解
- 同一紙面に医薬品と他の製品(食品・化粧品等)を併せて掲載すること自体は禁止されていませんが、誤認を与えない明確な区別が必要です。
- 選択肢 4不正解
- 医師、薬剤師等の医薬関係者が推薦している旨の広告は、事実であっても一般に対する影響が大きいため原則として不適当とされます。
- 選択肢 5正解
- 漢方処方製剤では、使用者の体質等を限定して特定の症状改善を目的とする前提条件を付して広告することが例外的に認められています。
覚えるポイント
- 漢方処方製剤は体質等を限定して広告することが可能
- 医薬関係者の推薦広告は事実であっても原則禁止
間違えやすいところ
- 同一紙面に医薬品と食品を併記すること自体が一律禁止されていると誤解しやすい点に注意する。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第66条及び医薬品等適正広告基準
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.29 ↗(www.pref.ehime.jp) / 令和5年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
薬局における薬剤師不在時間の取扱い
薬事に関する法規と制度 · 薬剤師不在時間 / 調剤室の閉鎖 / 医薬品の販売制限 / 掲示義務
薬局における薬剤師不在時間に関する次の記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 定期的な学校薬剤師の業務や在宅対応によって薬剤師が不在となる時間は認められるが、急遽日程の決まった退院時カンファレンスへの参加により不在となる時間は認められない。 b 薬局開設者は、薬剤師不在時間内は、調剤室を閉鎖しなければならない。 c 薬剤師不在時間内に、第二類医薬品を販売することは、登録販売者が当該薬局に従事していても認められない。 d 薬剤師不在時間内は、調剤に従事する薬剤師が不在のため調剤に応じることができない旨を当該薬局の外側の見やすい場所に掲示すれば、薬局内に掲示しなくてもよい。
解答・解説を表示
解答
5
解説
薬剤師不在時間とは、やむを得ない理由(学校薬剤師業務、在宅対応、急なカンファレンス等)で調剤に従事する薬剤師が不在となる時間帯です。この間は調剤室を閉鎖し、所定事項を薬局の内外に掲示する必要があります。なお登録販売者がいれば第二類・第三類医薬品の販売は可能です。
解き方
- 記述aについて、急遽決まった退院時カンファレンス等も不在理由として認められるため「誤」と判定する。
- 記述bについて、調剤室の閉鎖義務が課されているため「正」と判定する。
- 記述cについて、登録販売者がいれば第二類・第三類医薬品は販売できるため「誤」と判定する。
- 記述dについて、掲示は薬局の外側だけでなく薬局内にも行う必要があるため「誤」と判定する。
- 選択肢 1不正解
- aおよびdの判定が誤りです。aとdはどちらも誤った記述です。
- 選択肢 2不正解
- bおよびcの判定が誤りです。bは正しい記述であり、cは誤った記述です。
- 選択肢 3不正解
- bおよびdの判定が誤りです。bは正しい記述であり、dは誤った記述です。
- 選択肢 4不正解
- a、b、cの判定が誤りです。正しくはaが誤、bが正、cが誤です。
- 選択肢 5正解
- aが誤、bが正、cが誤、dが誤であり、組み合わせとして正しいです。
覚えるポイント
- 薬剤師不在時間中は調剤室を閉鎖しなければならない
- 登録販売者がいれば不在時でも第二類・第三類医薬品の販売が可能
- 調剤できない旨の掲示は薬局内および薬局の外側の両方が必要
間違えやすいところ
- 不在時間中は薬局全体を閉鎖しなければならないと誤解しないよう、閉鎖対象は調剤室および要指導・第一類医薬品陳列区画であることを整理する。
出題の前提:医薬品医療機器等法施行規則第1条第2項第3号、第15条の9等
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.29 ↗(www.pref.ehime.jp) / 令和5年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
店舗販売業における店舗の見やすい位置への掲示事項
薬事に関する法規と制度 · 掲示板の掲示事項 / 個人情報の取扱い / 一般用医薬品の陳列の解説 / 専門家の区別
店舗販売業者が、当該店舗の見やすい位置に掲示板で必ず掲示しなければならない事項に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 勤務する者の薬剤師免許番号又は販売従事登録番号 b 販売を行う要指導医薬品の名称及び使用期限 c 個人情報の適正な取扱いを確保するための措置 d 一般用医薬品の陳列に関する解説
解答・解説を表示
解答
5
解説
薬局や一般用医薬品の販売店舗では、購入者が適切な選択を行えるよう、店舗の見やすい場所に許可証の内容、勤務者の氏名や名札の区分、一般用医薬品の定義・解説、陳列の解説、苦情相談窓口、個人情報保護措置などを掲示板で掲示することが義務付けられています。
解き方
- 店舗の見やすい位置に掲示板で掲示する法定事項を確認する。
- a(免許番号・登録番号)およびb(品名・使用期限)は掲示事項に含まれないことを確認する。
- c(個人情報の取扱い措置)およびd(医薬品の陳列に関する解説)が法定事項であることを特定する。
- 選択肢 1不正解
- aおよびbはいずれも法定の掲示板掲示事項に含まれていません。
- 選択肢 2不正解
- aは掲示板掲示事項ではないため、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aは掲示板掲示事項ではないため、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bは掲示板掲示事項ではないため、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 5正解
- 個人情報の取扱い措置(c)と一般用医薬品の陳列に関する解説(d)はともに掲示必須事項であり正しいです。
覚えるポイント
- 勤務する専門家については氏名と担当業務、薬剤師・登録販売者の別等を掲示する(免許番号等は不要)
- 要指導・一般用医薬品の定義、区分陳列の解説、苦情窓口、個人情報の取扱い措置等を掲示する
間違えやすいところ
- 勤務者の免許番号や取扱う全医薬品の名称・使用期限まで掲示板に書く必要があると誤認しやすい。
出題の前提:医薬品医療機器等法施行規則別表第1の2(薬局・店舗の見やすい位置に掲示する事項)
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.30 ↗(www.pref.ehime.jp) / 令和5年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の区分陳列と構造設備規則
薬事に関する法規と制度 · 医薬品の陳列 / 要指導医薬品の陳列 / 情報提供を行うための設備 / 配置販売業の区分陳列
医薬品の陳列に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
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解答
3
解説
医薬品の陳列にあたっては、他の物(食品・化粧品等)と区別して陳列しなければならず、要指導医薬品陳列区画や一般用医薬品の第一類・第二類・第三類の区分ごとに区別して陳列する必要があります。第一類医薬品は情報提供設備から7メートル以内の範囲等に陳列する必要があります。
解き方
- 選択肢1について、要指導医薬品と一般用医薬品(第一類医薬品を含む)は区別して陳列する必要があるため誤りと判断する。
- 選択肢2について、情報提供設備から7メートル以内の規定は第一類医薬品に対するものであるため誤りと判断する。
- 選択肢3について、配置販売業における配置箱内の区分陳列義務として正当であることを確認する。
- 選択肢4について、医薬品と他の物(食品等)は明確に区別して陳列しなければならないため誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- 要指導医薬品は「要指導医薬品陳列区画」に陳列し、第一類医薬品等の一般用医薬品と混在しないよう区別して陳列しなければなりません。
- 選択肢 2不正解
- 「情報提供を行うための設備」から7メートル以内の範囲に陳列することが定められているのは、第一類医薬品です。
- 選択肢 3正解
- 配置販売業では配置箱が陳列場所に該当し、箱内でも第一類・第二類・第三類医薬品を区分して配置(陳列)しなければなりません。
- 選択肢 4不正解
- 医薬品は誤用・混同を防ぐため、食品、化粧品等の医薬品以外の物と明確に区別して陳列しなければなりません。
覚えるポイント
- 第一類医薬品の陳列場所は情報提供設備から7メートル以内の範囲(鍵をかけた場所や閉鎖時を除く)
- 配置販売業の配置箱でも医薬品の区分陳列が必要
- 医薬品と食品・雑貨等は区別して陳列する
間違えやすいところ
- 7メートル以内の陳列規制が第二類・第三類医薬品にまで及ぶと取り違えないようにする。
出題の前提:薬局等構造設備規則、医薬品医療機器等法施行規則第218条の3等(医薬品の陳列)
出典:愛媛県『2023年度 愛媛県 前半』
令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] p.30 ↗(www.pref.ehime.jp) / 令和5年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
2023年度 愛媛県 前半
参照した公式資料
愛媛県が公開した2023年度 愛媛県 前半の問題・解答資料です。
- 令和5年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/932KB] ↗ — www.pref.ehime.jp(PDF・30ページ)
- 令和5年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] ↗ — www.pref.ehime.jp(PDF・1ページ)

