公開問題を地域・年度・前半後半で区別しています。地域共通問題を含み、全国の独立した問題を網羅する集計ではありません。受験する地域の最新版の手引きと案内を併せて確認してください。
2022年度 愛媛県 前半の概要
医薬品の本質
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 医薬品の本質 / リスク評価 / 専門家の関与 / 医薬品医療機器等法
医薬品の本質に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 医薬品は、人の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されるなど、有用性が認められたものであり、保健衛生上のリスクは伴わない。 b 一般用医薬品については、医療用医薬品と比較すれば保健衛生上のリスクは相対的に低いため、リスク区分の見直しが行われることはない。 c 一般用医薬品の販売には、専門家の関与は必要ない。 d 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和35年法律第145号)では、異物等の混入、変質等がある医薬品を販売等してはならないと定めている。
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解答
3
解説
医薬品は有用性が認められている反面、人体にとって異物であり副作用等のリスクを常に併せ持つため、専門家の関与や法的な品質規制が不可欠です。
解き方
- 各記述の正誤を検討する。aはリスクを伴うため誤り、bは見直しが行われるため誤り、cは専門家の関与が必要なため誤り、dは法規制として正しいため正とする。
- 判定した正誤の並び「誤・誤・誤・正」に対応する選択肢3を正答とする。
- 選択肢 1不正解
- aとbが正とされている点が誤りです。医薬品にはリスクが伴い、リスク区分も見直されます。
- 選択肢 2不正解
- aが正とされている点が誤りです。医薬品には保健衛生上のリスクが常に内在しています。
- 選択肢 3正解
- aが誤、bが誤、cが誤、dが正であり、正しい組み合わせとなっています。
- 選択肢 4不正解
- bとcが正とされている点が誤りです。リスク区分は見直され、販売には専門家の関与が必要です。
- 選択肢 5不正解
- aとcが正、dが誤とされている点が誤りです。不良医薬品の販売は法律で禁止されています。
覚えるポイント
- 医薬品は有用性とリスクを併せ持つ「両刃の剣」である点
- 一般用医薬品のリスク区分は安全性情報等に基づき見直される点
間違えやすいところ
- 一般用医薬品は作用が緩和だから専門家の情報提供が不要と勘違いしやすい
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律および厚生労働省「試験問題作成に関する手引き」
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の基礎知識・用量反応関係・試験基準
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 医薬品の基本的な特性 / 添付文書 / 用量反応関係 / 臨床試験基準(GCP/GLP)
医薬品に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
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解答
4
解説
医薬品の開発では、非臨床試験(GLP)と臨床試験(GCP)というそれぞれの信頼性を確保するための国際的基準に従って試験が実施されます。
解き方
- 各選択肢の記述の妥当性を確認する。1、2、3は正しい記述である。
- 選択肢4において、臨床試験の基準がGLPとされている点に着目し、正しくはGCP(Good Clinical Practice)であることを確認して誤りとする。
- 選択肢 1不正解
- 医薬品は用法・用量等の使用方法を誤ると、副作用等の健康被害を生じる危険性があります。
- 選択肢 2不正解
- 添付文書や外箱表示には、適切な使用を促すための効能・用法や使用上の注意が記載されています。
- 選択肢 3不正解
- 用量反応関係において、無作用量から最小有効量、さらに治療量、中毒量、致死量へと変化します。
- 選択肢 4正解
- 臨床試験の基準はGCPです。GLP(Good Laboratory Practice)は安全性非臨床試験基準です。
覚えるポイント
- 臨床試験(ヒトを対象)の基準はGCP、非臨床試験の基準はGLPであること
- 用量の変化は「無作用量→最小有効量→治療量→中毒量→致死量」の順となること
間違えやすいところ
- GCP(臨床試験基準)とGLP(非臨床試験基準)、GMP(製造管理基準)のアルファベット略称を取り違えやすい
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律および厚生労働省「試験問題作成に関する手引き」
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
いわゆる健康食品の定義と特徴
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 健康食品 / 特定保健用食品 / 食品衛生 / 医薬品類似形状
いわゆる健康食品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 古くから特定の食品摂取と健康増進との関連は関心を持たれてきた。 b 「特定保健用食品」は、個別に特定の保健機能を示す有効性や安全性などに関する国の審査を受け、許可されたものである。 c 健康食品においても、誤った使用方法や個々の体質により健康被害を生じることがある。 d 健康食品は、カプセル、錠剤等の医薬品と類似した形状では販売されていない。
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解答
5
解説
健康食品は医薬品ではなく食品に分類されますが、錠剤やカプセル等の形状で流通しており、過剰摂取や体質等によって健康被害を起こすことがあります。
解き方
- 記述a、b、cはいずれも手引きに合致した正しい内容であることを確認する。
- 記述dについて、健康食品は錠剤やカプセル等の医薬品類似の形態でも広く販売されているため誤りと判断する。
- a:正、b:正、c:正、d:誤の組み合わせである5を選択する。
- 選択肢 1不正解
- bとcが誤とされている点が誤りです。特保は国の個別審査を受け、健康食品でも健康被害は生じます。
- 選択肢 2不正解
- aが誤、dが正とされている点が誤りです。健康食品は錠剤等の形状でも販売されています。
- 選択肢 3不正解
- aとcが誤、dが正とされている点が誤りです。健康食品の歴史や安全性・形状の基本に反します。
- 選択肢 4不正解
- aが誤とされている点が誤りです。食品と健康の関連には古くから強い関心が持たれています。
- 選択肢 5正解
- a:正、b:正、c:正、d:誤の組み合わせが正しく示されています。
覚えるポイント
- 特定保健用食品(トクホ)は国の個別審査・許可が必要である点
- 健康食品も錠剤やカプセルの形状で販売される点
間違えやすいところ
- 健康食品は「食品」だからカプセルや錠剤のような形状は禁止されていると誤解しやすい
出題の前提:厚生労働省「試験問題作成に関する手引き」
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.2 ↗(www.pref.ehime.jp)
薬理作用と医薬品によるアレルギー
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 薬理作用 / アレルギー / アレルゲン / 食品由来成分
薬理作用やアレルギーに関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 医薬品の有効成分である薬物が生体の生理機能に影響を与えることを薬理作用という。 b アレルギーは、医薬品の薬理作用等とは関係なく起こり得るものである。 c 医薬品にアレルギーを起こしたことがない人は、医薬品がアレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)になることはない。 d 医薬品の中には、鶏卵や牛乳等を原材料として作られているものもあるが、製造工程で除去されるため、それらに対するアレルギーがある人でも使用を避ける必要はない。
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解答
1
解説
アレルギーは免疫系の特異的な反応であり、薬物の薬理作用とは無関係に生じます。過去に発症歴がなくても発症する可能性があり、食品由来の原材料にも注意が必要です。
解き方
- 各記述の正誤を判定する。aは薬理作用の定義として正しい。bはアレルギーの特性として正しい。
- cについて、過去にアレルギーを起こしたことがない人でもアレルゲンとなり得るので誤りとする。
- dについて、鶏卵(リゾチーム等)や牛乳(タンニン酸アルブミン等)由来の医薬品は禁忌となるため誤りとする。
- 正しい組み合わせ(a,b)である選択肢1を選ぶ。
- 選択肢 1正解
- aとbの双方が正しい記述となっており、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- cが誤りです。今までアレルギーを起こしたことがない人でも、体質等の変化で突然アレルゲンとなることがあります。
- 選択肢 3不正解
- dが誤りです。鶏卵や牛乳等にアレルギーがある人は、それらを原材料とする医薬品の使用を避ける必要があります。
- 選択肢 4不正解
- cが誤りであるため、組み合わせとして不適当です。
- 選択肢 5不正解
- dが誤りであるため、組み合わせとして不適当です。
覚えるポイント
- アレルギーは薬理作用や用量に関係なく生じる免疫反応である点
- 鶏卵や牛乳にアレルギーがある人は、それらを原材料とする医薬品を避ける必要がある点
間違えやすいところ
- 「今まで薬でアレルギーが出たことがない人は今後も出ない」と誤認しやすい
出題の前提:厚生労働省「試験問題作成に関する手引き」
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.2 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の副作用の特性と対応
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 副作用の種類 / 適正使用と副作用 / 受診勧奨 / 自覚症状
医薬品の副作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 副作用は、眠気や口渇等の比較的よく見られるものから、日常生活に支障を来す程度の健康被害を生じる重大なものまで様々である。 b 医薬品が人体に及ぼす作用は、すべてが解明されているわけではないので、十分に注意して適正に使用された場合であっても、副作用が生じることがある。 c 副作用の状況次第では、医薬品の販売等に従事する専門家は購入者等に対して、速やかに適切な医療機関を受診するよう勧奨する必要がある。 d 副作用は、容易に異変を自覚できるものがほとんどであり、継続して使用する場合は、特段の異常が感じられる場合のみ医療機関を受診するよう、医薬品の販売等に従事する専門家から促すことが重要である。
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解答
3
解説
医薬品の人体への影響は完全には未解明であり、適正使用でも副作用が起こり得ます。副作用には初期の自覚が困難なものもあるため、専門家による適切な受診勧奨が不可欠です。
解き方
- 記述a、b、cがいずれも手引きに示された副作用の正しい基本知識であることを確認する。
- 記述dについて、「容易に異変を自覚できるものがほとんど」や「特段の異常が感じられる場合のみ」という限定は誤りであると判断する。
- a:正、b:正、c:正、d:誤の組み合わせである3を選択する。
- 選択肢 1不正解
- bとcが誤、dが正とされている点が誤りです。適正使用でも副作用は起こり、受診勧奨も重要です。
- 選択肢 2不正解
- cが誤、dが正とされている点が誤りです。専門家は速やかな医療機関への受診勧奨を行う必要があります。
- 選択肢 3正解
- a:正、b:正、c:正、d:誤の正しい組み合わせを示しています。
- 選択肢 4不正解
- aが誤、dが正とされている点が誤りです。副作用には眠気等の軽微なものから重篤なものまで存在します。
- 選択肢 5不正解
- aとbが誤とされている点が誤りです。適正使用下であっても副作用を生じる可能性があります。
覚えるポイント
- 十分な注意と適正使用であっても副作用の発現を完全に防ぐことはできない点
- 肝機能障害など自覚症状が乏しい副作用も存在するため早期対応が重要である点
間違えやすいところ
- 適正に使用していれば重大な副作用は絶対に起こらないと思い込んでしまうこと
出題の前提:厚生労働省「試験問題作成に関する手引き」
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.3 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の不適正使用と薬物依存
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 習慣性・依存性 / 青少年の薬物乱用 / 販売時の対応 / 薬物依存の定義
医薬品の不適正な使用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 一般用医薬品には習慣性・依存性がある成分を含んでいるものがある。 b 青少年は、薬物乱用の危険性に関する認識や理解が十分であり、特別な注意は必要ない。 c 医薬品の販売等に従事する専門家は、必要以上に大量購入や頻回購入を試みる者等に、積極的に事情を尋ね、状況によっては販売を差し控えるなどの対応をすることが望ましい。 d 薬物依存は、医薬品を乱用した場合に生じることがあり、連続的、あるいは周期的に摂取することへの欲求を常に伴っている行動等に特徴づけられる精神的・身体的な状態のことをいう。
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解答
3
解説
一般用医薬品にも依存性成分が含まれるものがあり、特に青少年の薬物乱用防止のため、専門家による購入理由の確認や販売制限等の適切な介入が求められます。
解き方
- 記述a(依存性成分の存在)、c(大量・頻回購入者への対応)、d(薬物依存の定義)が正しいことを確認する。
- 記述bについて、青少年は危険性の認識が不十分であるため「特別な注意が必要」であり、誤りと判断する。
- a:正、b:誤、c:正、d:正の組み合わせである3を選択する。
- 選択肢 1不正解
- aとdが誤とされている点が誤りです。一般用医薬品にも依存性成分があり、依存の定義も正しいです。
- 選択肢 2不正解
- bが正、cとdが誤とされている点が誤りです。青少年の乱用防止には特別な注意が必要です。
- 選択肢 3正解
- a:正、b:誤、c:正、d:正であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- aが誤、bが正とされている点が誤りです。青少年は乱用リスクへの理解が不足しがちです。
- 選択肢 5不正解
- aとcが誤とされている点が誤りです。専門家による大量・頻回購入者への積極的な対応が求められます。
覚えるポイント
- コデイン類やエフェドリン類など一般用医薬品にも乱用のおそれがある成分が存在する点
- 青少年の購入時には購入理由や数量の確認等の注意深い対応が必要である点
間違えやすいところ
- 処方箋が不要な一般用医薬品には依存性や習慣性を持つ成分は含まれないと誤解すること
出題の前提:厚生労働省「試験問題作成に関する手引き」
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.3 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品等との相互作用
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 配合成分の重複 / 複数疾患時の注意 / 健康食品との相互作用 / 相互作用の発生機序
医薬品等との相互作用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 一般用医薬品は、一つの医薬品の中に作用の異なる複数の成分を組み合わせて含んでいることが多い。 b 複数の疾病を有する人では、疾病ごとにそれぞれ医薬品が使用される場合が多く、医薬品同士の相互作用に関して特に注意が必要となる。 c 複数の医薬品を併用した場合は、医薬品の作用が増強したり、減弱したりすることがあるが、いわゆる健康食品を一緒に摂取した場合は、医薬品の作用が増強したり減弱することはない。 d 相互作用は、医薬品が吸収、分布、代謝又は排泄される過程で起こるもので、医薬品が薬理作用をもたらす部位では起こらない。
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解答
1
解説
相互作用は医薬品同士だけでなく食品や健康食品との間でも生じ、薬物動態学的過程(吸収・分布・代謝・排泄)のみならず作用部位(受容体等)でも起こります。
解き方
- 記述aおよびbについて、総合感冒薬のように複数成分を含むことや、多病併存時の相互作用注意は正しいため「正」とする。
- 記述cについて、ハーブ等の健康食品でも医薬品の作用に影響を与えるため「誤」とする。
- 記述dについて、相互作用は薬理作用をもたらす部位(受容体競合など)でも起こるため「誤」とする。
- 正しい記述の組み合わせ(a,b)である選択肢1を選ぶ。
- 選択肢 1正解
- aとbの双方が正しい記述であり、正しい組み合わせとなっています。
- 選択肢 2不正解
- cが誤りです。健康食品(サプリメント等)との併用によっても医薬品の作用が増強・減弱します。
- 選択肢 3不正解
- dが誤りです。相互作用は吸収・代謝等の体内動態だけでなく、薬理作用を示す部位でも起こります。
- 選択肢 4不正解
- cが誤りであるため、正しい組み合わせではありません。
- 選択肢 5不正解
- dが誤りであるため、正しい組み合わせではありません。
覚えるポイント
- 相互作用は「体内動態的相互作用」と「薬力学的相互作用(作用部位での相互作用)」がある点
- 健康食品やサプリメントも相互作用の原因となる点
間違えやすいところ
- 相互作用は医薬品同士の飲み合わせだけであり、食品や健康食品は関係ないと誤認しやすい
出題の前提:厚生労働省「試験問題作成に関する手引き」
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.4 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品と食品との飲み合わせ(相互作用)
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · アルコールとの相互作用 / 代謝産物の薬効 / ハーブ(生薬)の影響 / 外用薬と食品
医薬品と食品との飲み合わせに関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 酒類(アルコール)をよく摂取する者では、肝臓の代謝機能が高まっていることが多く、その結果、アセトアミノフェンの薬効が増強することがある。 b 医薬品の代謝によって産生する物質(代謝産物)には薬効があるものがある。 c 食品として流通しているハーブ等の場合は、医薬品と一緒に摂取しても、医薬品の効き目に影響しない。 d 外用薬は、食品によってその作用に影響を受けることはない。
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解答
4
解説
飲酒や食品・ハーブの摂取は肝代謝酵素等に影響を及ぼし、医薬品(外用薬を含む)の効果減弱や副作用増大を招くことがあります。
解き方
- 記述a:アルコール常用者では代謝機能が高まりアセトアミノフェンの代謝が促されて薬効が減弱したり有害中間体が増加するため、「薬効が増強する」は誤りである。
- 記述b:代謝産物が生理活性(薬効)を持つ場合があるため「正」とする。
- 記述c:セントジョーンズワート等のハーブは代謝酵素を誘導し効き目に影響するため「誤」とする。
- 記述d:外用薬であっても体内へ吸収されるため食品の影響を受けることがあり、「誤」とする。
- a:誤、b:正、c:誤、d:誤の組み合わせである4を選択する。
- 選択肢 1不正解
- bが誤、cとdが正とされている点が誤りです。ハーブや食品は外用薬を含め相互作用を及ぼします。
- 選択肢 2不正解
- aとcが正とされている点が誤りです。アセトアミノフェンは薬効減弱等の問題があり、ハーブも影響します。
- 選択肢 3不正解
- aとdが正、bが誤とされている点が誤りです。代謝産物が薬効を示す医薬品も存在します。
- 選択肢 4正解
- a:誤、b:正、c:誤、d:誤であり、正しい組み合わせとなっています。
- 選択肢 5不正解
- dが正とされている点が誤りです。外用薬であっても血中に吸収されるため食品の影響を受け得ます。
覚えるポイント
- アルコール常用者ではアセトアミノフェンの肝毒性リスクが高まる点
- セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)等ハーブも相互作用を起こす点
間違えやすいところ
- 外用薬(貼り薬や塗り薬)は局所作用のみなので食品の影響は一切受けないと誤解しやすい
出題の前提:厚生労働省「試験問題作成に関する手引き」
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.4 ↗(www.pref.ehime.jp)
小児等への医薬品の使用における特徴と配慮
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 小児等の定義と生理的特徴 / 剤形の注意点 / 受診勧奨
小児等への医薬品の使用に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 小児は、大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が大人と比べ相対的に低い。 b 小児は、肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品の成分の代謝・排泄が大人と比べ早い。 c 一般的に、5歳未満の患者に使用される錠剤やカプセル剤などの医薬品では、服用時に喉につかえやすいので注意するよう添付文書に記載されている。 d 乳児は、一般用医薬品の使用の適否が見極めにくく、基本的には医師の診療を受けることが優先され、一般用医薬品による対処は最小限にとどめるのが望ましい。
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解答
5
解説
小児は身体の各器官が発達段階にあり、腸管吸収率の高さや肝代謝・腎排泄の遅さから医薬品の影響を強く受けやすいため、用法・用量や剤形、受診勧奨の原則を厳格に守る必要があります。
解き方
- 記述aおよびbの生理機能(吸収率、代謝・排泄能)に関する記述の正誤を判定する。
- 記述cおよびdの剤形の安全性や乳児への受診勧奨に関する記述の正誤を判定し、適切な選択肢を絞り込む。
- 選択肢 1不正解
- aとbが誤り、cが正しいため、この組み合わせは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aとcとdの正誤判定が正しくないため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bとdの正誤判定が逆になっているため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aは吸収率が相対的に高いため誤りであり、正しくありません。
- 選択肢 5正解
- a:誤、b:誤、c:正、d:正の組み合わせとなっており正解です。
答えの内訳
- a:誤
- 小児は大人と比べて身体の大きさに対して腸が長く、服用した医薬品の吸収率が相対的に高くなります。
- b:誤
- 肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品の代謝や排泄に時間がかかり、作用が強く現れたり副作用が起きやすくなります。
- c:正
- 誤嚥や窒息を防ぐため、5歳未満の幼児等に使用される固形剤では喉につかえやすい点への注意喚起がなされます。
- d:正
- 乳児(生後4週以上1歳未満)は状態が急変しやすく自己表現が難しいため、医師の診療を受けることが優先されます。
覚えるポイント
- 小児は大人に比べて腸が長く吸収率が高いこと、代謝・排泄機能が未発達で遅いことを確実に覚えましょう。
間違えやすいところ
- 小児の体内動態において「排泄が早い」と誤認しやすいので、未発達=滞留しやすいと整理しましょう。
出題の前提:手引き「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」の小児等への配慮に基づく出題です。
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.5 ↗(www.pref.ehime.jp) / 令和4年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
添付文書における小児等の年齢区分
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 年齢区分の定義 / 小児・幼児・乳児
「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項」に示されている年齢区分のおおよその目安について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを1つ選びなさい。なお、2か所の( a )内及び( b )内はそれぞれ同じ字句が入る。 乳 児:生後4週以上 ( a )未満 幼 児:( a )以上( b )未満 小 児:( b )以上( c )未満
解答・解説を表示
解答
4
解説
医薬品の添付文書における年齢区分はおおよその目安として、新生児は生後4週未満、乳児は生後4週以上1歳未満、幼児は1歳以上7歳未満、小児は7歳以上15歳未満と規定されています。
解き方
- 乳児・幼児の境界となる年齢(a)が1歳であることを確認する。
- 幼児・小児の境界となる年齢(b)が7歳、小児の上限年齢(c)が15歳であることを確認して正解を決定する。
- 選択肢 1不正解
- aは1歳、bは7歳、cは15歳が入るため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aは6か月ではなく1歳が入るため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bは7歳、cは15歳が入るため誤りです。
- 選択肢 4正解
- a:1歳、b:7歳、c:15歳が正確に入っており正解です。
- 選択肢 5不正解
- bは5歳ではなく7歳が入るため誤りです。
答えの内訳
- a:1歳
- 乳児はおおむね生後4週以上1歳未満を指し、幼児は1歳以上7歳未満を指します。
- b:7歳
- 幼児はおおむね1歳以上7歳未満、小児は7歳以上15歳未満を指します。
- c:15歳
- 小児はおおむね7歳以上15歳未満を指し、15歳以上は一般に成人区分として扱われます。
覚えるポイント
- 新生児=生後4週未満、乳児=1歳未満、幼児=7歳未満、小児=15歳未満の4区分を正確に覚えましょう。
間違えやすいところ
- 小児を12歳未満(小学生まで)と誤認しやすいですが、添付文書の区分上は15歳未満です。
出題の前提:手引き「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」の小児等の年齢区分基準に基づく出題です。
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.5 ↗(www.pref.ehime.jp) / 令和4年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
高齢者の医薬品使用に関する特徴と配慮
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 高齢者の生理的特徴 / 副作用リスク / 服薬管理
高齢者の医薬品使用に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 医薬品の副作用で口渇を生じることがあり、誤嚥(食べ物等が誤って気管に入り込むこと)を誘発しやすくなるので注意が必要である。 b 基礎体力や生理機能の衰えの度合いは個人差が小さいため、副作用のリスクの程度を年齢のみから判断できる。 c 医薬品の飲み忘れを起こしやすい傾向があり、家族の理解や協力を含めた配慮が重要となることがある。
解答・解説を表示
解答
3
解説
高齢者は生理機能の低下により副作用が現れやすい一方、その衰えの度合いには大きな個人差があり、さらに服薬管理の難しさから家族等の協力が必要となる場合があります。
解き方
- 記述aについて口渇が誤嚥リスクにつながる正しい記述であることを確認する。
- 記述bについて個人差が大きいため年齢のみで判断できない点(誤り)を確認する。
- 記述cについて家族等の支援が重要である点(正しい)を確認し、組み合わせを決定する。
- 選択肢 1不正解
- bが生理機能の個人差を無視した記述であり誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aが正しく、bが誤り、cが正しいため不適切です。
- 選択肢 3正解
- a:正、b:誤、c:正の組み合わせであり正解です。
- 選択肢 4不正解
- bが誤りでcが正しいため不適切です。
- 選択肢 5不正解
- aは正しい記述であるため不適切です。
答えの内訳
- a:正
- 抗コリン作用等による口渇は唾液分泌を減らし、嚥下困難や誤嚥を誘発する恐れがあるため注意が必要です。
- b:誤
- 高齢者の生理機能の衰えには著しい個人差があるため、実年齢のみから副作用リスクを単純に判断することはできません。
- c:正
- 認知機能の低下等により誤飲や飲み忘れが生じやすいため、周囲の家族等の理解や協力が不可欠です。
覚えるポイント
- 高齢者の生理機能の衰えは個人差が極めて大きいため、「年齢のみから判断できる」は誤りです。
間違えやすいところ
- 「個人差が小さい」という逆のひっかけ表現に注意して文章を注意深く読みましょう。
出題の前提:手引き「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」の高齢者への配慮に基づく出題です。
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.6 ↗(www.pref.ehime.jp) / 令和4年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
妊婦等への医薬品使用における留意点
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 血液胎盤関門 / 胎児への影響 / 妊婦への注意成分
妊婦又は妊娠していると思われる女性の医薬品使用に関する記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
胎盤には母体と胎児の循環を隔てる血液胎盤関門が存在しますが、多くの薬物はここを通過して胎児に移行し得るため、妊婦への医薬品使用は慎重な判断が必要です。
解き方
- 選択肢1、3、4が妊婦への使用配慮や安全性評価、便秘薬の子宮収縮作用に関して正しいことを確認する。
- 選択肢2の用語「血液脳関門」が誤りで、正しくは「血液胎盤関門」であることを特定する。
- 選択肢 1不正解
- 記述の通り妊婦自身の状態変化が胎児に間接的・直接的影響を及ぼすため適切です。
- 選択肢 2正解
- 母体と胎児の血液の関門は血液胎盤関門(けつえきたいばんかんもん)であるため誤り(正解肢)です。
- 選択肢 3不正解
- 妊婦を対象とした臨床試験は倫理的に困難であるため、安全性の評価は困難とされており適切です。
- 選択肢 4不正解
- 瀉下薬の一部成分には子宮収縮を誘発し流早産のリスクがあるため適切です。
覚えるポイント
- 母体と胎児の関門は「血液胎盤関門」、脳血管と脳組織の関門は「血液脳関門」です。
間違えやすいところ
- 生体内の関門(血液胎盤関門と血液脳関門)の用語の取り違えに注意しましょう。
出題の前提:手引き「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」の妊婦等への配慮に基づく出題です。
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.6 ↗(www.pref.ehime.jp) / 令和4年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
医療機関で治療を受けている人への対応
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 基礎疾患と相互作用 / 専門家による受診勧奨 / 過去の疾患歴
医療機関で治療を受けている人の医薬品使用に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 疾患の種類や程度によっては、一般用医薬品を使用することでその症状が悪化したり、治療が妨げられることがある。 b 特定の症状がある人であっても、医療機関で治療を特に受けていない場合は、一般用医薬品の使用により、症状が悪化することはない。 c 登録販売者は、医療機関・薬局で交付された薬剤を使用している人についても、一般用医薬品との併用の可否を判断しなければならない。 d 過去に医療機関で治療を受けていた場合には、どのような疾患について、いつ頃かかっていたのかを踏まえ、購入者等が使用の可否を適切に判断することができるよう、情報提供がなされることが重要である。
解答・解説を表示
解答
3
解説
医療機関で治療中の患者や既往症のある者が一般用医薬品を使用する際は、症状悪化や相互作用の危険があるため、独断判断を避け医師や薬剤師への事前確認を促す必要があります。
解き方
- 記述a(症状悪化のリスク)および記述d(過去の治療歴の確認と情報提供)が正しいことを確認する。
- 記述b(未受診なら悪化しないとする誤り)と記述c(登録販売者が併用可否を独断判断する誤り)を排除して組み合わせを選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- bは治療を受けていなくても症状が悪化することがあるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- cは登録販売者が併用可否を単独で判断してはならないため誤りです。
- 選択肢 3正解
- aとdの組み合わせが正しいため正解です。
- 選択肢 4不正解
- bもcも誤りの記述であるため不適切です。
- 選択肢 5不正解
- cが誤りであるため不適切です。
答えの内訳
- a:正
- 一般用医薬品の成分が基礎疾患に悪影響を与えたり、処方薬の治療効果を減弱・増強させる恐れがあります。
- b:誤
- 治療を受けていない未診断の症状であっても、一般用医薬品の使用により潜在的な疾患が悪化することがあります。
- c:誤
- 処方薬を使用中の人への併用可否は登録販売者が独断で判断せず、処方した医師や調剤した薬剤師に確認を促すべきです。
- d:正
- 過去の既往歴や時期を確認した上で、購入者自身が適切に使用可否を判断できるよう情報提供を行うことが重要です。
覚えるポイント
- 医療機関の処方薬を使用している場合は、原則として担当の医師または薬剤師に確認するよう促します。
間違えやすいところ
- 登録販売者が専門家だからといって、処方薬との併用可否を安易に自己判断してよいわけではありません。
出題の前提:手引き「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」の受診者等への配慮に基づく出題です。
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.7 ↗(www.pref.ehime.jp) / 令和4年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
プラセボ効果(偽薬効果)の本質
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · プラセボ効果の機序 / 望ましくない作用 / 客観的測定
プラセボ効果(偽薬効果)に関する記述について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a プラセボ効果は、時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)等が関与して生じると考えられている。 b 医薬品を使用したときにもたらされる反応や変化には、薬理作用によるもののほか、プラセボ効果によるものも含まれている。 c プラセボ効果によってもたらされる反応や変化には、不都合なもの(副作用)はない。 d プラセボ効果は、客観的に測定可能な変化として現れることはない。
解答・解説を表示
解答
1
解説
プラセボ効果は期待や暗示などの心理作用や自然緩解により生じる反応であり、望ましい薬効だけでなく副作用様の不都合な反応や客観的に測定可能な変化としても観察されます。
解き方
- 記述aおよびbがプラセボ効果の成立機序と医薬品使用時の反応として正しいことを確認する。
- 記述c(不都合なものはないとする誤り)およびd(客観的測定ができないとする誤り)を誤りと判定する。
- 選択肢 1正解
- a:正、b:正、c:誤、d:誤の組み合わせであり正解です。
- 選択肢 2不正解
- bが誤り、c・dが正となっており正しくありません。
- 選択肢 3不正解
- aが誤り、cが正となっており正しくありません。
- 選択肢 4不正解
- aとbが誤り、dが正となっており正しくありません。
- 選択肢 5不正解
- aが誤り、dが正となっており正しくありません。
答えの内訳
- a:正
- プラセボ効果の発現には、心理的要因のほかに自然緩解などの時間経過による自然発生的な変化も関与しています。
- b:正
- 薬を使用した際の効果には、成分自体の薬理作用と心理的暗示等によるプラセボ効果が合わさって現れます。
- c:誤
- プラセボ効果には望ましい効果だけでなく、不都合な症状(いわゆる副作用)として現れるものも含まれます。
- d:誤
- 血圧や脈拍の変動、胃酸分泌など、客観的に測定可能な身体的変化として現れることもあります。
覚えるポイント
- プラセボ効果でも不都合な反応(副作用様症状)が出ること、客観的に測定可能な変化も生じることを覚えましょう。
間違えやすいところ
- 「気のせいだから客観的な測定値は変わらない」「良い効果しか出ない」と考えないように注意しましょう。
出題の前提:手引き「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」のプラセボ効果に基づく出題です。
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.7 ↗(www.pref.ehime.jp) / 令和4年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の品質の保持と保管管理
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 医薬品の品質劣化 / 添加物の安定性 / 使用期限の定義
医薬品の品質に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 医薬品が保管・陳列される場所については、清潔性が保たれるとともに、高温、多湿、直射日光等の下に置かれることのないよう、留意する必要がある。 b 医薬品の有効成分は、高温や多湿、光等によって品質の劣化を起こしやすいものが多いが、医薬品の添加物成分は、これらによって品質の劣化を起こすことはない。 c 医薬品は、適切な保管・陳列がなされたとしても、経時変化による品質の劣化は避けられない。 d 医薬品に表示されている「使用期限」は、開封状態で保管された場合に品質が保持される期限である。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品は有効成分のみならず添加物も外気温や湿度等の影響で劣化し、適切な保管環境であっても経時劣化は避けられません。また使用期限は未開封状態を前提としています。
解き方
- 記述aおよびcの保管条件と経時変化の不可避性に関する内容が正しいことを確認する。
- 記述bの「添加物は劣化しない」という誤りと、記述dの「開封状態」という誤りを排除して組み合わせを特定する。
- 選択肢 1不正解
- bの添加物成分が劣化を起こさないという点が誤りです。
- 選択肢 2正解
- aとcがともに正しい記述であるため正解です。
- 選択肢 3不正解
- dの使用期限は未開封状態を指すため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bが誤りの記述であるため不適切です。
- 選択肢 5不正解
- dが誤りの記述であるため不適切です。
答えの内訳
- a:正
- 医薬品は熱・湿度・日光等により変質しやすいため、適切で清潔な環境で保管・陳列する必要があります。
- b:誤
- 有効成分だけでなく、製剤に含まれる添加物成分も高温や湿気、光によって変質・劣化します。
- c:正
- どれほど適切な環境で保管されたとしても、時間経過に伴う物理的・化学的な経時変化を完全に防ぐことはできません。
- d:誤
- 医薬品に表示されている使用期限は、「未開封状態で適切に保管された場合」の品質保証期限です。
覚えるポイント
- 使用期限は「未開封」で適切な保管条件のもと保管された場合の期限であることを確実に押さえましょう。
間違えやすいところ
- 「添加物は安定剤だから劣化しない」と勘違いしないように注意しましょう。
出題の前提:手引き「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」の医薬品の品質に基づく出題です。
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.8 ↗(www.pref.ehime.jp) / 令和4年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
セルフメディケーションの理念と専門家の役割
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · WHOの定義 / 専門家の役割 / 受診勧奨の判断
セルフメディケーション等に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a 医薬品の販売等に従事する専門家は、セルフメディケーションを適切に支援していくことが期待されているため、情報提供は必ず医薬品の販売に結び付けるべきである。 b 世界保健機関(WHO)によれば、セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」とされている。 c 体の不調について、一般用医薬品を使用して対処した場合であっても、一定期間使用しても症状の改善がみられないときには、医療機関を受診して医師の診療を受ける必要がある。 d 高熱や激しい腹痛がある場合など、症状が重いときに、一般用医薬品を使用することは、一般用医薬品の役割にかんがみて、適切な対処といえる。
解答・解説を表示
解答
4
解説
セルフメディケーションは軽度な身体の不調を自ら手当てするものであり、専門家は販売だけでなく受診勧奨も含めた適切な支援を行い、重い症状や改善しない症状には早期受診を促します。
解き方
- 記述b(WHOの定義)と記述c(一定期間改善しない場合の受診勧奨)が正しいことを確認する。
- 記述a(必ず販売に結びつけるべきとする誤り)と記述d(重い症状に一般用医薬品を使用する誤り)を排除する。
- 選択肢 1不正解
- aは必ずしも医薬品販売に結びつける必要はなく受診勧奨も重要であるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aが含まれているため不適切です。
- 選択肢 3不正解
- aとdがともに誤りの記述であるため不適切です。
- 選択肢 4正解
- bとcがともに正しい記述であるため正解です。
- 選択肢 5不正解
- dは重い症状への一般用医薬品の使用を肯定しており誤りです。
答えの内訳
- a:誤
- 専門家の役割は常に販売に結びつけることではなく、医療機関の受診を勧めたり生活改善の助言をすることも含まれます。
- b:正
- 世界保健機関(WHO)の定義通り、「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調は自分で手当てすること」です。
- c:正
- 一般用医薬品を一定期間使用しても症状が改善しない場合は、重篤な疾患の可能性があるため早期受診が必要です。
- d:誤
- 高熱や激しい腹痛など重い症状がある場合は一般用医薬品で対処すべきではなく、速やかに医師の診療を受けるべきです。
覚えるポイント
- 専門家の情報提供は「医薬品の販売に必ずしも結びつける必要はない」という点が頻出です。
間違えやすいところ
- 売上優先ではなく生活者の健康保護を最優先とし、非薬物療法や受診勧奨を行うことも専門家の責務です。
出題の前提:手引き「第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識」のセルフメディケーションに基づく出題です。
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.8 ↗(www.pref.ehime.jp) / 令和4年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品販売時のコミュニケーション
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · コミュニケーション / 適切な情報提供 / 添付文書の確認
医薬品販売時のコミュニケーションに関する記述a〜cの正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 一般用医薬品では、一般の生活者がその選択や使用を判断する主体となる。 b 一般用医薬品の添付文書や製品表示における記載内容は、購入者が容易に理解できるよう簡略化された内容となっているため、熟読を促し、購入者や使用者の個々の状況に応じた情報提供は必要ない。 c 医薬品の販売に従事する専門家による情報提供は、説明した内容が購入者や使用者にどう理解され、行動に反映されているか、などの実情を把握しながら行うことにより、その実効性が高まるものである。
解答・解説を表示
解答
3
解説
一般用医薬品は生活者が自己判断で使用する主体となりますが、安全かつ適正な使用のためには専門家による個々の状況に応じた適切な情報提供が不可欠です。
解き方
- 記述aを判定する:一般用医薬品の選択・使用の主体は生活者自身であるため「正」。
- 記述bを判定する:添付文書等の内容に関わらず、個々の状況に応じた専門家による情報提供が必要であるため「誤」。
- 記述cを判定する:相手の理解や行動への反映状況を把握しながら情報提供を行うことで実効性が高まるため「正」。
- 以上より「正・誤・正」の組み合わせである選択肢3を選択する。
- 選択肢 1不正解
- aが誤、bが正、cが誤とされており誤った組み合わせである。
- 選択肢 2不正解
- aが誤とされているため誤った組み合わせである。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが正の正しい組み合わせである。
- 選択肢 4不正解
- cが誤とされているため誤った組み合わせである。
- 選択肢 5不正解
- aが誤、bが正とされているため誤った組み合わせである。
覚えるポイント
- 一般用医薬品の選択・使用の主体は一般の生活者である。
- 添付文書等の熟読を促すとともに、個々の状況に応じた情報提供が重要である。
間違えやすいところ
- 添付文書が分かりやすく記載されているからといって専門家の個別情報提供が不要になるわけではない。
出題の前提:令和4年度愛媛県登録販売者試験問題(午前)問17及び正答表
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.9 ↗(www.pref.ehime.jp) / 令和4年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品販売時のコミュニケーションの具体的方法
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · コミュニケーション技法 / 情報提供の方法 / 購入者等の状況把握
医薬品販売時のコミュニケーションに関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a 医薬品の販売に従事する専門家においては、購入者や使用者が、適切な医薬品を選択して、適正に使用できるよう、働きかけていくことが重要である。 b 医薬品の情報提供は、使用する人に誤認が生じないよう正確な専門用語を用い、相手によって表現を変えることのないよう注意して行う。 c すぐに医薬品を使用する状況にない場合には、購入者や使用者に対して、実際に使用する際に、販売時になされた情報提供の内容を思い起こしながら、改めて添付文書等に目を通すよう促すことが重要である。 d 購入者側に情報提供を受けようとする意識が乏しい場合は、購入者側から医薬品の使用状況に係る情報を引き出すべきではない。
解答・解説を表示
解答
2
解説
登録販売者等の専門家は、購入者等が理解しやすい平易な表現を用い、相手の意識や状況に関わらず適正使用に必要な情報を適切に把握・伝達する必要があります。
解き方
- 記述aを判定する:適切な医薬品選択と適正使用のために専門家が働きかけることは適切であり「正」。
- 記述bを判定する:専門用語を避け、相手に合わせて理解しやすい言葉で説明すべきであるため「誤」。
- 記述cを判定する:後で使用する場合には添付文書に目を通すよう促すことが重要であり「正」。
- 記述dを判定する:情報提供を受ける意識が乏しい場合でも適正使用のために状況を引き出す必要があり「誤」。
- 以上より、正しい記述はaとcであり選択肢2を選択する。
- 選択肢 1不正解
- bは専門用語を多用し表現を変えないとする点が誤りである。
- 選択肢 2正解
- aおよびcはともに正しい記述である。
- 選択肢 3不正解
- dは意識が乏しい場合でも適正使用のため必要な情報を引き出すべきであるため誤りである。
- 選択肢 4不正解
- bが誤りであるため不適切である。
- 選択肢 5不正解
- dが誤りであるため不適切である。
覚えるポイント
- 情報提供では専門用語を避け、相手の理解度や状況に応じた平易な表現を用いる。
- 購入者側に意識が乏しくても、専門家として必要な情報を引き出す配慮が求められる。
間違えやすいところ
- 正確性を重視するあまり専門用語のまま画一的な説明を行うことは適切ではない。
出題の前提:令和4年度愛媛県登録販売者試験問題(午前)問18及び正答表
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.9 ↗(www.pref.ehime.jp) / 令和4年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
サリドマイド製剤及びサリドマイド訴訟
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 薬害訴訟 / サリドマイド / 血管新生阻害作用 / 催奇形性
サリドマイド製剤及びサリドマイド訴訟に関する記述のうち、正しいものを1つ選べ。 1 サリドマイド訴訟とは、糖尿病薬として販売されたサリドマイド製剤を、妊娠している女性が使用したことにより、出生児に四肢欠損等が発生したことに対する損害賠償訴訟である。 2 サリドマイド製剤は、過去に一般用医薬品として販売されたことはない。 3 サリドマイド製剤には、副作用として血管新生を妨げる作用がある。 4 日本では、1961 年に西ドイツ企業からサリドマイド製剤の催奇形性についての勧告が届き、同年中に出荷停止された。
解答・解説を表示
解答
3
解説
サリドマイドは催眠鎮静成分や胃腸薬として販売され、妊婦の使用による胎児の血管新生阻害等により四肢欠損などの重篤な催奇形性(サリドマイド胎芽症)を引き起こしました。
解き方
- 選択肢1を検討する:サリドマイドは糖尿病薬ではなく、催眠鎮静薬や胃腸薬等として販売されたため誤り。
- 選択肢2を検討する:サリドマイド製剤は一般用医薬品としても広く販売されていたため誤り。
- 選択肢3を検討する:サリドマイドには副作用として血管新生を妨げる作用(血管新生阻害作用)があるため正しい。
- 選択肢4を検討する:日本では西ドイツからの勧告後も出荷停止が遅れ、1962年まで出荷停止・回収が行われなかったため誤り。
- したがって正しいのは選択肢3である。
- 選択肢 1不正解
- サリドマイドは催眠鎮静薬や胃腸薬(配合剤)として販売されたものであり、糖尿病薬ではない。
- 選択肢 2不正解
- サリドマイド製剤は催眠鎮静薬だけでなく胃腸薬などの一般用医薬品としても販売されていた。
- 選択肢 3正解
- サリドマイドには血管新生を妨げる作用があり、これが胎児の四肢発達不全に関与している。
- 選択肢 4不正解
- 西ドイツ企業からの勧告は1961年11月であったが、日本で出荷停止・回収が行われたのは翌1962年であり対応が遅れた。
覚えるポイント
- サリドマイドは催眠鎮静薬・胃腸薬として販売され、一般用医薬品にも存在した。
- 催奇形性の原因の一つとして血管新生を阻害する作用がある。
間違えやすいところ
- 日本での出荷停止は勧告のあった1961年中ではなく、翌1962年に遅れた点に注意する。
出題の前提:令和4年度愛媛県登録販売者試験問題(午前)問19及び正答表
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.10 ↗(www.pref.ehime.jp) / 令和4年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
HIV訴訟の概要と薬害の歴史
医薬品に共通する特性と基本的な知識 · 薬害訴訟 / HIV訴訟 / 血液製剤 / 恒久対策
HIV(ヒト免疫不全ウイルス)訴訟に関する記述a〜dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a HIV訴訟とは、脳外科手術等に用いられていたヒト乾燥硬膜を介して、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。 b HIV訴訟の和解を踏まえ、国は、HIV感染者に対する恒久対策として、エイズ治療・研究開発センター及び拠点病院の整備や治療薬の早期提供等の様々な取り組みを推進してきている。 c HIV訴訟の和解を契機に、医薬品の副作用による健康被害の迅速な救済を図るため、医薬品副作用被害救済制度が創設された。 d HIV訴訟は、国及び製薬企業を被告として提訴された。
解答・解説を表示
解答
4
解説
HIV訴訟は血友病患者が非加熱血液凝固因子製剤の投与によりHIVに感染したことに対する訴訟であり、国および製薬企業が被告とされ、和解後に各種恒久対策が実施されました。
解き方
- 記述aを判定する:ヒト乾燥硬膜による感染はCJD訴訟であり、HIV訴訟は非加熱血液凝固因子製剤に起因するため「誤」。
- 記述bを判定する:和解後の恒久対策としてエイズ治療・研究開発センターや拠点病院の整備等が進められたため「正」。
- 記述cを判定する:医薬品副作用被害救済制度の創設の契機となったのはスモン訴訟であるため「誤」。
- 記述dを判定する:国および製薬企業を被告として提訴されたため「正」。
- 以上より「誤・正・誤・正」の選択肢4を選択する。
- 選択肢 1不正解
- aが正、bが誤とされているため不適切である。
- 選択肢 2不正解
- bが誤、cが正とされているため不適切である。
- 選択肢 3不正解
- aが正、cが正、dが誤とされているため不適切である。
- 選択肢 4正解
- aが誤、bが正、cが誤、dが正の正しい組み合わせである。
- 選択肢 5不正解
- dが誤とされているため不適切である。
覚えるポイント
- HIV訴訟は「血友病患者に対する非加熱血液凝固因子製剤」が原因である。
- 医薬品副作用被害救済制度の創設契機は「スモン訴訟(キノホルム)」である。
間違えやすいところ
- ヒト乾燥硬膜による感染被害はクロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)訴訟であることと混同しやすい。
出題の前提:令和4年度愛媛県登録販売者試験問題(午前)問20及び正答表
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.10 ↗(www.pref.ehime.jp) / 令和4年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
消化器系の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 膵臓 / 食道 / 大腸 / 肛門
消化器系に関する記述a〜dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 膵臓は、弱酸性である膵液を胃へ分泌し、消化を補助する。 b 食道の上端と下端には括約筋があり、胃の内容物が逆流しないように防いでいる。 c 通常、糞便は下行結腸、S状結腸に滞留し、直腸は空になっている。 d 肛門周囲には、動脈が細かい網目状に通っていて、肛門周囲の組織がうっ血すると痔の原因となる。
解答・解説を表示
解答
5
解説
消化器系各器官の解剖学的構造と生理機能を正確に把握することが重要です。膵液は弱アルカリ性で十二指腸へ分泌され、痔の原因となる肛門周囲の血管網は静脈です。
解き方
- 記述aを判定する:膵液は弱アルカリ性であり、胃ではなく十二指腸へ分泌されるため「誤」。
- 記述bを判定する:食道の上端と下端には括約筋があり胃内容物の逆流を防いでいるため「正」。
- 記述cを判定する:通常、便は下行結腸やS状結腸に滞留しており、直腸は空であるため「正」。
- 記述dを判定する:うっ血して痔の原因となるのは動脈ではなく「静脈」が網目状に通っている部分であるため「誤」。
- 以上より「誤・正・正・誤」の選択肢5を選択する。
- 選択肢 1不正解
- aが正、bが誤、cが誤とされているため不適切である。
- 選択肢 2不正解
- aが正とされているため不適切である。
- 選択肢 3不正解
- aが正、dが正とされているため不適切である。
- 選択肢 4不正解
- cが誤、dが正とされているため不適切である。
- 選択肢 5正解
- aが誤、bが正、cが正、dが誤の正しい組み合わせである。
覚えるポイント
- 膵液は弱アルカリ性で十二指腸へ分泌される(胃酸を中和する)。
- 肛門周囲でうっ血して痔の原因となるのは静脈叢(静脈)である。
間違えやすいところ
- 肛門周囲の血流障害(うっ血)を起こす血管を「動脈」と取り違えないように注意する。
出題の前提:令和4年度愛媛県登録販売者試験問題(午前)問21及び正答表
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.11 ↗(www.pref.ehime.jp) / 令和4年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
胆嚢及び肝臓の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 胆汁 / 腸肝循環 / 肝臓の代謝 / 必須アミノ酸
胆嚢及び肝臓に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a 胆汁には、古くなった赤血球や過剰のコレステロール等を排出する役割がある。 b 腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は、大腸で再吸収されて肝臓に戻される。 c 肝臓は、大きい臓器であり、横隔膜の直下に位置する。 d 肝臓は、必須アミノ酸を生合成することができる。
解答・解説を表示
解答
2
解説
肝臓は生体内で最大の臓器であり、胆汁酸塩の再吸収(腸肝循環)は主に小腸(回腸)で行われます。また、必須アミノ酸は体内生合成できないため食事から摂取する必要があります。
解き方
- 記述aを判定する:胆汁は老廃赤血球のビリルビンや過剰コレステロール等を体外へ排出する役割があり「正」。
- 記述bを判定する:腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は、大腸ではなく小腸(回腸)で再吸収されるため「誤」。
- 記述cを判定する:肝臓は人体で最も大きい臓器で横隔膜の直下に位置するため「正」。
- 記述dを判定する:必須アミノ酸は生体内で生合成できないアミノ酸のことであるため「誤」。
- 以上より、正しい記述の組み合わせはaとcであり、選択肢2を選択する。
- 選択肢 1不正解
- bは胆汁酸塩の再吸収部位が「大腸」ではなく「小腸(回腸)」であるため誤り。
- 選択肢 2正解
- aおよびcはともに正しい記述である。
- 選択肢 3不正解
- dは必須アミノ酸を生合成できるとしている点が誤り。
- 選択肢 4不正解
- bが誤りであるため不適切である。
- 選択肢 5不正解
- bおよびdが誤りであるため不適切である。
覚えるポイント
- 胆汁酸塩は小腸(回腸)から再吸収されて肝臓に戻る(腸肝循環)。
- 必須アミノ酸は生体内で合成できないため食事からの摂取が必須である。
間違えやすいところ
- 胆汁酸塩の再吸収部位を「大腸」と誤認しやすい。
- 「非必須アミノ酸」と「必須アミノ酸」の定義の混同に注意する。
出題の前提:令和4年度愛媛県登録販売者試験問題(午前)問22及び正答表
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.11 ↗(www.pref.ehime.jp) / 令和4年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
呼吸器系の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 気道 / 咽頭・喉頭 / 肺胞 / 間質
呼吸器系に関する記述a〜dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 鼻腔から気管支までの呼気及び吸気の通り道を気道といい、そのうち、咽頭・喉頭までの部分を上気道という。 b 喉頭は鼻腔と口腔につながっており、消化管と気道の両方に属する。 c 肺胞の壁は非常に厚くできていて、この壁を介して、ガス交換が行われる。 d 肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織を間質という。
解答・解説を表示
解答
3
解説
呼吸器系において、消化管と気道の両方に属するのは咽頭であり、ガス交換を効率よく行うため肺胞壁は非常に薄くできています。
解き方
- 記述aを判定する:鼻腔から咽頭・喉頭までを上気道と呼ぶため「正」。
- 記述bを判定する:鼻腔・口腔につながり消化管と気道の両方に属するのは「咽頭」であり、喉頭ではないため「誤」。
- 記述cを判定する:ガス交換を容易にするため、肺胞壁は「非常に薄く」できているため「誤」。
- 記述dを判定する:肺胞と毛細血管を取り囲んで支持する組織を「間質」というため「正」。
- 以上より「正・誤・誤・正」の選択肢3を選択する。
- 選択肢 1不正解
- bが正、cが誤とされているが、bは誤りであるため不適切である。
- 選択肢 2不正解
- cが正、dが誤とされているため不適切である。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが正の正しい組み合わせである。
- 選択肢 4不正解
- aが誤、bが正、cが正とされているため不適切である。
- 選択肢 5不正解
- aが誤、bが正、cが正、dが誤とされているため不適切である。
覚えるポイント
- 咽頭は消化管と気道の共通路であり、喉頭は気管の入り口で発声器でもある。
- 肺胞壁はガス交換のために極めて薄い組織でできている。
間違えやすいところ
- 「咽頭」と「喉頭」の役割・位置の取り違えに注意する。
出題の前提:令和4年度愛媛県登録販売者試験問題(午前)問23及び正答表
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.12 ↗(www.pref.ehime.jp) / 令和4年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
循環器系(心臓・血管・リンパ系)の仕組み
人体の働きと医薬品 · 心臓の構造 / 弁の開閉 / 動脈硬化 / リンパ系
循環器系に関する記述a〜dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 心臓は心筋でできた握りこぶし大の袋状の臓器で、胸骨の後方に位置する。 b 心房には血液を取り込む側と送り出す側にそれぞれ弁があり、心臓の拍動と協調して交互に開閉する。 c 血漿中の過剰なコレステロールが血管の内壁に蓄積すると、動脈ではその弾力性が損なわれる。 d リンパ系には心臓のようにポンプの働きをする器官がなく、リンパ液の流速は血流に比べて緩やかである。
解答・解説を表示
解答
3
解説
心臓において血液を取り込む側と送り出す側にそれぞれ弁を備えているのは「心室」です。リンパ系には自律的なポンプ器官がなく、骨格筋の収縮等により緩やかに循環します。
解き方
- 記述aを判定する:心臓は心筋からなる握りこぶし大の臓器で胸骨後方に位置するため「正」。
- 記述bを判定する:取り込む側と送り出す側の両方に弁があるのは「心室」であるため「誤」。
- 記述cを判定する:コレステロールが内壁に蓄積すると動脈の弾力性が損なわれる(アテローム性動脈硬化)ため「正」。
- 記述dを判定する:リンパ系には固有のポンプ器官がなく、流速は血流より極めて緩やかであるため「正」。
- 以上より「正・誤・正・正」の選択肢3を選択する。
- 選択肢 1不正解
- bが正、cが誤、dが誤とされているため不適切である。
- 選択肢 2不正解
- bが正、dが誤とされているため不適切である。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが正、dが正の正しい組み合わせである。
- 選択肢 4不正解
- aが誤、bが正とされているため不適切である。
- 選択肢 5不正解
- aが誤、cが誤とされているため不適切である。
覚えるポイント
- 取り込む側(房室弁)と送り出す側(動脈弁)の双方に弁があるのは「心室」である。
- リンパ系にはポンプがなく、血流に比べて流れが緩やかである。
間違えやすいところ
- 心室の構造(弁の配置)の説明を「心房」と入れ替えて出題されるパターンに注意する。
出題の前提:令和4年度愛媛県登録販売者試験問題(午前)問24及び正答表
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.12 ↗(www.pref.ehime.jp) / 令和4年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] p.1 ↗(www.pref.ehime.jp)
血液の成分と機能
人体の働きと医薬品 · 血液 / 白血球 / 血小板 / 血管収縮
血液に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
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解答
5
解説
血液は赤血球、白血球、血小板などの有形成分と液体成分である血漿からなり、生体防御や止血、物質輸送など多面的な維持機能を担っています。
解き方
- 血液粘稠性を決定する主因が赤血球や血漿水分量である点を確認して記述aを判定します。
- 血管外でマクロファージ化する血球が単球である点、感染時に白血球比率が変動する点からbとcを誤りと判断し、止血機構のdを正として選択肢を絞り込みます。
- 選択肢 1不正解
- a、b、cはいずれも誤った記述であり、dのみが正しいため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- a及びbの記述が誤りであるため正しくありません。
- 選択肢 3不正解
- bは誤りでdが正しい記述であるため不適切です。
- 選択肢 4不正解
- cの記述は白血球比率が変動するため誤りであり不適切です。
- 選択肢 5正解
- aが誤、bが誤、cが誤、dが正の組み合わせであり正解です。
答えの内訳
- a:誤
- 血液の粘稠性は主として赤血球の量で決まり、血漿の水分量も大きく影響します。
- b:誤
- 血管壁を通り抜けて組織に入りマクロファージと呼ばれるのはリンパ球ではなく単球です。
- c:誤
- 感染や炎症が起きた場合、生体防御のために白血球の種類ごとの割合が変化します。
- d:正
- 血管が損傷すると、血管壁が収縮して血流を減少させることで血液の流出を防ぎます。
覚えるポイント
- 血管外でマクロファージになるのは単球であること。
間違えやすいところ
- リンパ球と単球の役割や特徴を混同しないように整理すること。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(人体の働きと医薬品)
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.13 ↗(www.pref.ehime.jp)
目の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 視覚器 / 網膜 / 強膜 / 水晶体 / 眼瞼
目に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
1
解説
目は光情報を捉える感覚器官であり、角膜・水晶体による屈折調節機構、網膜による受容、保護器官としての眼瞼などの構造と機能を正しく理解する必要があります。
解き方
- 網膜の受容細胞の存在を確認して記述aを正と判断します。
- 強膜が不透明であること、ピント調節における水晶体の形状変化、眼瞼組織の薄さと出血のしやすさからb・c・dを誤りと判定します。
- 選択肢 1正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが誤の正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- c及びdの記述がいずれも誤りであるため不適切です。
- 選択肢 3不正解
- bは強膜が不透明であるため誤りであり、正しくありません。
- 選択肢 4不正解
- aは正しい記述であり、cとdは誤りのため不適切です。
- 選択肢 5不正解
- aが正、bが誤、dが誤であるため不適切です。
答えの内訳
- a:正
- 網膜には光を受容する視細胞が密集しており、光刺激を神経信号に変換します。
- b:誤
- 強膜は眼球の外側を覆う乳白色で不透明な強靱な結合組織であり、透明ではありません。
- c:誤
- 水晶体は近くを見るときに丸く厚みが増し、遠くを見るときに扁平になります。
- d:誤
- 眼瞼(まぶた)は皮下組織が少なく薄いため、内出血や裂傷を生じやすい部位です。
覚えるポイント
- 近くを見るときは水晶体が厚くなり、遠くを見るときは扁平になる。
間違えやすいところ
- 透明な角膜と白く不透明な強膜の混同に注意すること。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(人体の働きと医薬品)
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.13 ↗(www.pref.ehime.jp)
耳の構造と平衡感覚
人体の働きと医薬品 · 聴覚器 / 外耳 / 中耳 / 内耳 / 乗物酔い
耳に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
2
解説
耳は外耳・中耳・内耳に区分され、音の受容を行う聴覚機能と、前庭・半規管が担う平衡感覚情報の受容・伝達機能を併せ持っています。
解き方
- 外耳の構造と乗物酔いの定義を確認し、aとdを正と判断します。
- 中耳と内耳の境界を整理し、蝸牛が内耳に属することからbを誤りと判断します。
- 前庭の構成と各受容器の機能からcを正と判定し、全体の組み合わせを導きます。
- 選択肢 1不正解
- bは蝸牛が内耳に含まれるため誤り、dは正しいため不適切です。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが誤、cが正、dが正の正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- bは誤り、cは正しい記述であるため不適切です。
- 選択肢 4不正解
- a及びdがいずれも正しい記述であるため不適切です。
- 選択肢 5不正解
- aが正、bが誤、cが正であるため不適切です。
答えの内訳
- a:正
- 外耳は耳介と、集めた音を鼓膜まで伝える外耳道から構成されます。
- b:誤
- 蝸牛は内耳を構成する器官であり、中耳の構成要素ではありません。
- c:正
- 前庭は加速度を感知する耳石器と、回転や傾きを感知する半規管からなります。
- d:正
- 乗物酔いは反復される加速度刺激や動揺により平衡感覚が混乱して起こる症状です。
覚えるポイント
- 蝸牛、前庭、半規管はすべて内耳に属する。
間違えやすいところ
- 中耳に含まれる耳小骨等と内耳の蝸牛を混同しないこと。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(人体の働きと医薬品)
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.14 ↗(www.pref.ehime.jp)
外皮系の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 皮膚 / 体温調節 / 角質層 / 真皮 / 汗腺
外皮系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
4
解説
皮膚は表皮・真皮・皮下組織から構成され、外部刺激からの生体防御、水分保持、毛細血管の収縮弛緩や発汗による体温調節機能を果たします。
解き方
- 体温低下時の血管反応(放熱を防ぐための血管収縮)を確認して記述aを誤りと判定します。
- 角質層の成分構成、真皮内の血管・神経走行、汗腺の2種類の分布をそれぞれ確認し、b・c・dをすべて正と判定します。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りで、b、c、dがいずれも正しいため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aは血管収縮が起こるため誤り、dは正しいため不適切です。
- 選択肢 3不正解
- aが誤りでbが正しい記述であるため不適切です。
- 選択肢 4正解
- aが誤、bが正、cが正、dが正の正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- cは真皮に毛細血管や神経が通っているため正しく、不適切です。
答えの内訳
- a:誤
- 体温が下がり始めると、熱放散を防ぐために皮膚の毛細血管は収縮して血流量を減らします。
- b:正
- 角質層はケラチンを含む角質細胞と、セラミドを主成分とする細胞間脂質で構成されます。
- c:正
- 真皮には毛細血管や知覚神経の末端が通っており、表皮を支持し栄養を供給します。
- d:正
- 汗腺には腋窩などに分布するアポクリン腺と、全身に分布するエクリン腺の二種類があります。
覚えるポイント
- 体温低下時は毛細血管が収縮し、体温上昇時に拡張する。
間違えやすいところ
- エクリン腺(全身)とアポクリン腺(毛根部)の分布特性を取り違えないこと。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(人体の働きと医薬品)
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.14 ↗(www.pref.ehime.jp)
骨格系の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 骨格系 / 骨の組織 / 造血機能 / 骨質 / 関節
骨格系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
2
解説
骨は骨質・骨膜・骨髄・関節軟骨から成り、身体の支持、内臓の保護、運動の支点、カルシウム等の貯蔵、造血などの多彩な働きを持っています。
解き方
- 骨の4大基本組織の定義を確認し、aを正と判定します。
- 成人の造血部位の局在性を確認し、bを正と判定します。
- 骨基質における有機質(膠原線維)の存在からcを誤り、関節面を覆うのが関節軟骨であることからdを誤りと判定します。
- 選択肢 1不正解
- aは正しく、c及びdが誤った記述であるため不適切です。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが正、cが誤、dが誤の正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- bはすべての骨髄で造血するわけではないため正しく、不適切です。
- 選択肢 4不正解
- aが正しく、dは軟骨で覆われるため誤りであり不適切です。
- 選択肢 5不正解
- bが正しく、cとdが誤りであるため不適切です。
答えの内訳
- a:正
- 骨の基本構造は骨質、骨膜、骨髄、関節軟骨の4つの組織から構成されています。
- b:正
- 成人の骨髄における造血は特定の骨に限られており、すべての骨で行われるわけではありません。
- c:誤
- 骨組織は無機質だけでなく、コラーゲンなどのタンパク質を主体とする有機質も豊富に含みます。
- d:誤
- 骨の関節面は骨膜ではなく、弾力性に富む関節軟骨(軟骨組織)に覆われています。
覚えるポイント
- 関節面は骨膜ではなく関節軟骨で覆われている。
間違えやすいところ
- 骨組織が無機質のみでできていると誤認しないように注意すること。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(人体の働きと医薬品)
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.15 ↗(www.pref.ehime.jp)
筋組織の種類と特徴
人体の働きと医薬品 · 筋組織 / 平滑筋 / 心筋 / 随意筋 / 不随意筋
筋組織に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
2
解説
筋肉には骨格筋、平滑筋、心筋があり、形態上の分類(横紋筋・平滑筋)と機能上の分類(随意筋・不随意筋)を明確に区別することが基本です。
解き方
- 腱の組成と伸縮性の低さを確認して記述aを正と判定します。
- 横紋を持たない平滑筋の定義から記述bを誤りと判断します。
- 心筋が横紋筋でありながら不随意筋である特徴を確認してcを正と判定します。
- 支配神経系(体性神経系と自律神経系)の対応からdを正と判定します。
- 選択肢 1不正解
- bは平滑筋に横紋がないため誤り、dは正しいため不適切です。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが誤、cが正、dが正の正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- c及びdがいずれも正しい記述であるため不適切です。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、bは誤った記述であるため不適切です。
- 選択肢 5不正解
- a及びdがいずれも正しい記述であるため不適切です。
答えの内訳
- a:正
- 筋組織と異なり腱は結合組織のみからできているため、伸縮性はあまりありません。
- b:誤
- 平滑筋には顕微鏡下で横縞模様が見られず、横縞模様があるのは横紋筋(骨格筋・心筋)です。
- c:正
- 心筋は横縞模様がある横紋筋ですが、自律神経支配の不随意筋で強い収縮力と持久力を持ちます。
- d:正
- 随意筋は体性神経系に支配され、不随意筋は自律神経系に支配されています。
覚えるポイント
- 心筋は横紋筋であるが、自律神経支配の不随意筋である。
間違えやすいところ
- 横紋筋=随意筋と決めつけず、心筋が横紋を持つ不随意筋であることを忘れないこと。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(人体の働きと医薬品)
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.15 ↗(www.pref.ehime.jp)
中枢神経系の構造と機能
人体の働きと医薬品 · 中枢神経系 / 脳 / 血液脳関門 / 延髄 / 脊髄
中枢神経系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
3
解説
中枢神経系は脳と脊髄から成り、全身の機能制御を行っています。脳は高代謝臓器であり物質通過制限機構を備える一方、脊髄は伝導路および反射中枢として働きます。
解き方
- 脳の循環量・酸素・ブドウ糖消費率の数値を手引きと照合してaを正と判断します。
- 小児における血液脳関門の未熟性と延髄の中枢機能からbとcを正と判断します。
- 脊髄反射(脳を介さない反射機構)が存在することからdの「常に脳を介して」を誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- bは正しく、dは脊髄反射があるため誤りであり不適切です。
- 選択肢 2不正解
- aの消費割合の記述は正しいため不適切です。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが正、cが正、dが誤の正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- cは正しく、dは誤った記述であるため不適切です。
- 選択肢 5不正解
- a及びbがいずれも正しい記述であるため不適切です。
答えの内訳
- a:正
- 脳は血流(心拍出量の約15%)、酸素(約20%)、ブドウ糖(約25%)を大量に消費します。
- b:正
- 小児は血液脳関門が未発達なため、薬物成分が脳組織に移行しやすい状態にあります。
- c:正
- 延髄には心拍数を調節する心臓中枢や呼吸中枢が存在し、生命維持に極めて重要です。
- d:誤
- 脊髄は末梢からの刺激に対して脳を介さず直接命令を返す脊髄反射の機能も持っています。
覚えるポイント
- 脊髄は脳を介さない反射中枢(脊髄反射)としても機能する。
間違えやすいところ
- 脳のエネルギー源消費割合の数値(ブドウ糖約25%など)を誤認しないこと。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(人体の働きと医薬品)
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.16 ↗(www.pref.ehime.jp)
自律神経系の作用
人体の働きと医薬品 · 交感神経系 / 瞳孔 / 気管支 / 肝臓 / 汗腺
交感神経系が活発になっているとき、効果器とその効果器に及ぼす作用について、正しいものの組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
4
解説
交感神経系は活動時やストレス時に働き(闘争と逃走)、瞳孔散大、気管支拡張、心拍増加、グリコーゲン分解、発汗亢進などを引き起こします。
解き方
- 目(瞳孔)に対する交感神経の作用が散大であることを確認し、aを誤りと判定します。
- 気管支拡張および発汗亢進が交感神経の代表的作用であることからbとdを正と判定します。
- 肝臓ではエネルギー利用のためグリコーゲン分解が進む点からcを誤りと判定し、bとdの組み合わせを選択します。
- 選択肢 1不正解
- aの瞳孔収縮は副交感神経の作用であるため不適切です。
- 選択肢 2不正解
- aが誤りで、bが正しいため不適切です。
- 選択肢 3不正解
- cのグリコーゲン合成は副交感神経系の働きであるため不適切です。
- 選択肢 4正解
- 気管・気管支拡張(b)と発汗亢進(d)の組み合わせであり正解です。
- 選択肢 5不正解
- cが誤りで、bが正しい記述であるため不適切です。
答えの内訳
- a:誤
- 交感神経興奮時には瞳孔が散大します。瞳孔収縮は副交感神経系の作用です。
- b:正
- 交感神経興奮時には多くの酸素を取り込むため気管・気管支が拡張します。
- c:誤
- 交感神経興奮時はエネルギー供給のためグリコーゲン分解が促進されます。
- d:正
- 交感神経が活発になると汗腺が刺激され、発汗が亢進します。
覚えるポイント
- 交感神経興奮=瞳孔散大、気管支拡張、グリコーゲン分解。
間違えやすいところ
- 肝臓でのグリコーゲン合成と分解の自律神経による違いを逆に覚えないこと。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(人体の働きと医薬品)
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.16 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の吸収に関する記述の正誤判定
人体の働きと医薬品 · 医薬品の吸収 / 剤形と吸収 / 局所作用と全身作用
医薬品の吸収に関する以下の記述(a~d)について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 皮膚に適用する医薬品の場合、皮膚表面から循環血液中へ移行する量が少ないため、適用部位以外にアレルギー性の副作用が現れることはない。 b 錠剤、カプセル剤等の固形剤の場合、特殊なものを除き、胃で有効成分が溶出するものが大部分である。 c 坐剤は、肛門から医薬品を挿入して、直腸内壁の粘膜から有効成分を吸収させるものであり、内服の場合よりも全身作用がゆっくり現れる。 d 全身作用を目的としない内服薬であっても、消化管内を通過する間に結果的に吸収されてしまうものがある。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品の投与部位からの吸収特性、局所適用製剤における全身への影響、固形剤の崩壊・溶出部位、坐剤の直腸粘膜からの吸収速度と肝初回通過効果の回避について正しく理解しておく必要があります。
解き方
- 皮膚適用薬でも全身性のアレルギー反応を引き起こすことがあるためaは誤りです。
- 通常の固形剤は胃の中で崩壊・溶出して腸で吸収されるためbは正しいです。
- 坐剤は直腸下部から吸収されると門脈を経由せず全身循環に入るため内服より速やかに作用が現れます。したがってcは誤りです。
- 消化管粘膜局所を標的とする内服薬でも一部が吸収されることがあるためdは正しいです。
- 選択肢 1不正解
- aが正、bが誤となっているため誤りの組み合わせです。
- 選択肢 2正解
- aが誤、bが正、cが誤、dが正であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- aが正、bが誤、cが正、dが誤となっており誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aが正、dが誤となっているため誤りの組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- cが正となっているため誤りの組み合わせです。
覚えるポイント
- 坐剤は直腸粘膜から吸収され、内服薬よりも全身作用が速やかに現れる。
間違えやすいところ
- 皮膚適用薬は移行量が少なくてもアレルギー性副作用を全身に生じさせることがある点に注意する。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」の医薬品の体内での働き(吸収)に基づく出題です。
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.17 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の代謝及び排泄に関する記述の正誤判定
人体の働きと医薬品 · 医薬品の代謝 / 医薬品の排泄 / 肝初回通過効果 / 血漿タンパク結合
医薬品の代謝及び排泄に関する以下の記述(a~d)について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 最近の研究により、小腸などの消化管粘膜や腎臓には、代謝活性がないことが明らかにされている。 b 経口投与後、消化管で吸収された有効成分は、全身循環に入る前に、肝臓に存在する酵素の働きにより代謝を受ける。 c 多くの有効成分は血液中で血漿タンパク質と結合して複合体を形成しているが、血漿タンパク質との結合は速やかかつ可逆的である。 d 腎機能が低下した人では、正常の人よりも有効成分の尿中への排泄が遅れ、血中濃度が下がりにくい。
解答・解説を表示
解答
5
解説
経口投与された医薬品は消化管から吸収後、門脈を通り肝臓で代謝(肝初回通過効果)を受けます。また、血漿タンパク質との可逆的結合や腎臓からの排泄速度が生体内動態を決定します。
解き方
- 肝臓だけでなく消化管粘膜や腎臓にも薬物代謝酵素が存在し代謝活性があるためaは誤りです。
- 消化管で吸収された薬物は門脈を経て肝臓を通過する際に代謝を受けるためbは正しいです。
- 血漿タンパク質と結合した薬物は複合体を形成し、結合と遊離は速やかかつ可逆的であるためcは正しいです。
- 腎機能が低下すると排泄が遅延して有効成分の血中濃度が高く維持されやすいためdは正しいです。
- 選択肢 1不正解
- aが正、bが誤となっているため誤りの組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- bとcが誤となっているため誤りの組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- aが正、bとdが誤となっているため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- aが正、cとdが誤となっているため誤りです。
- 選択肢 5正解
- aが誤、b・c・dが正であり、正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- 小腸などの消化管粘膜や腎臓にも薬物代謝活性が存在する。
間違えやすいところ
- 薬物代謝は肝臓だけで行われると誤認しやすいが、消化管粘膜や腎臓等でも代謝が行われる。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」の医薬品の体内での働き(代謝・排泄)に基づく出題です。
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.17 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の剤形に関する記述の正誤判定
人体の働きと医薬品 · 剤形の種類と特徴 / トローチ / チュアブル錠 / 貼付剤
医薬品の剤形に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。 a トローチやドロップは、薬効を期待する部位が口の中や喉である場合が多く、飲み込まずに口の中で舐めて、徐々に溶かして使用する。 b チュアブル錠は、表面がコーティングされているので、噛み砕かずに水などで服用する。 c 外用液剤は、軟膏剤やクリーム剤に比べて、患部が乾きにくいという特徴がある。 d 貼付剤は、適用部位に有効成分が一定時間留まるため、薬効の持続が期待できる。
解答・解説を表示
解答
2
解説
剤形ごとの特性や服用方法(トローチ・ドロップの舐溶、チュアブル錠の咀嚼、外用液剤の揮発性・乾燥性、貼付剤の持続性など)を正確に理解する必要があります。
解き方
- トローチやドロップは口中や咽頭への局所作用を期待して噛まずに溶かすためaは正しいです。
- チュアブル錠は水なしで口の中で噛み砕くか溶かして服用する剤形であるためbは誤りです。
- 外用液剤は水分等の蒸発により患部が乾きやすい特徴があるためcは誤りです。
- 貼付剤は患部に貼り付けて有効成分を一定時間留まらせ持続的に放出させるためdは正しいです。
- 選択肢 1不正解
- bの記述が誤っているため誤りです。
- 選択肢 2正解
- aとdの双方が正しい記述であるため正答です。
- 選択肢 3不正解
- bとcの双方が誤っているため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bの記述が誤っているため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- cの記述が誤っているため誤りです。
覚えるポイント
- チュアブル錠は噛み砕いて服用する剤形であり、外用液剤は患部が乾きやすい。
間違えやすいところ
- 腸溶錠(コーティング錠)とチュアブル錠の特徴を混同しないように注意する。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」の剤形ごとの違い・適切な使用方法に基づく出題です。
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.18 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の副作用として生じる肝機能障害に関する記述の正誤判定
人体の働きと医薬品 · 肝機能障害 / アレルギー性肝障害 / 黄疸 / 初期対応
医薬品の副作用として生じる肝機能障害に関する以下の記述(a~d)について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 肝機能障害には、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものがある。 b 軽度の肝機能障害の場合、自覚症状がなく、健康診断等の血液検査で初めて判明することが多い。 c 黄疸とは、ビリルビンが胆汁中へ排出されず血液中に滞留することにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。 d 肝機能障害が疑われた時点で、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、医師の診療を受けることが重要である。
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解答
5
解説
医薬品による肝機能障害には中毒性とアレルギー性があり、軽度では無自覚のまま血液検査値異常で発見されることも多く、黄疸などの主症状や疑われた場合の早期受診が極めて重要です。
解き方
- 肝機能障害には薬物自体へのアレルギー反応(抗原抗体反応等)が原因となるものがあるためaは正しいです。
- 自覚症状が乏しく、健診等の肝機能検査値の上昇によって初めて判明することも多いためbは正しいです。
- 黄疸は血中ビリルビンの増加により皮膚や眼球結膜(白眼)が黄色くなる状態であるためcは正しいです。
- 肝機能障害が疑われた場合は速やかに医薬品の使用を中止し医師の診療を受ける必要があるためdは正しいです。
- 選択肢 1不正解
- bとdが誤となっているため誤りの組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- a、c、dが誤となっているため誤りの組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- a、b、cが誤となっているため誤りの組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- aとdが誤となっているため誤りの組み合わせです。
- 選択肢 5正解
- a、b、c、dのすべてが正しい記述であり、正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- 黄疸はビリルビンが血液中に滞留して皮膚や白眼が黄色くなる病態である。
間違えやすいところ
- 自覚症状がなくても血液検査で判明することがある点を見落とさないようにする。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」の主な副作用(肝機能障害)に基づく出題です。
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.18 ↗(www.pref.ehime.jp)
偽アルドステロン症に関する記述の正誤判定
人体の働きと医薬品 · 偽アルドステロン症 / 電解質異常 / 初期症状 / 発症要因
偽アルドステロン症に関する以下の記述(a~d)について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 体内にカリウムが貯留し、体から塩分(ナトリウム)と水が失われることにより生じる病態である。 b 副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加することにより生じる。 c 主な症状に、手足の脱力、血圧低下、筋肉痛、こむら返り、倦怠感、手足のしびれ等がある。 d 小柄な人や高齢者で生じやすく、原因医薬品の長期服用後に初めて発症する場合もある。
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解答
5
解説
偽アルドステロン症は、副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加していないにもかかわらず、ナトリウムと水が貯留しカリウムが排泄されて、低カリウム血症や血圧上昇、筋症状をきたす病態です。
解き方
- ナトリウムと水が体内に貯留し、カリウムが失われる病態であるためaは誤りです(逆の記述)。
- アルドステロン分泌が増加していないのに同様の症状を示す病態であるためbは誤りです。
- 血圧は低下ではなく「血圧上昇」を招くためcは誤りです。
- 小柄な人や高齢者で生じやすく、複数製品の併用や長期服用後に発症することがあるためdは正しいです。
- 選択肢 1不正解
- aが正、cが正、dが誤となっているため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aとbが正となっているため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- cが正となっているため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- a、b、cが正となっているため誤りです。
- 選択肢 5正解
- aが誤、bが誤、cが誤、dが正であり、正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- 偽アルドステロン症ではナトリウムと水が貯留し、血圧上昇と低カリウム血症を呈する。
間違えやすいところ
- 低カリウム血症と血圧上昇が主徴であり、血圧低下と混同しないように注意する。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」の主な副作用(偽アルドステロン症)に基づく出題です。
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.19 ↗(www.pref.ehime.jp)
呼吸器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤判定
人体の働きと医薬品 · 間質性肺炎 / 喘息 / 発症時期 / 症状経過
呼吸器系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述(a~d)について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 喘息は、原因となる医薬品の使用後、短時間(1時間以内)のうちに鼻水・鼻づまりが現れ、続いて咳、喘鳴及び呼吸困難を生じるものである。 b 間質性肺炎は、一般的に、医薬品の使用開始から1~2時間程度で起きることが多い。 c 間質性肺炎は、症状が一過性に現れ、自然と回復することもあるが、悪化すると肺線維症に移行することがある。 d 喘息は、合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する。
解答・解説を表示
解答
1
解説
医薬品による呼吸器系副作用として間質性肺炎と喘息が重要です。間質性肺炎は通常1〜2週間程度で発現し肺線維症へ悪化する恐れがあり、医薬品による喘息は1時間以内の短時間で生じる特徴があります。
解き方
- 医薬品による喘息発作は投与後短時間(1時間以内)に鼻症状に続いて咳・喘鳴・呼吸困難を生じるためaは正しいです。
- 間質性肺炎は使用開始から「1〜2週間程度」で発症することが多く、1〜2時間ではないためbは誤りです。
- 間質性肺炎は自然回復することもある一方、進行すると肺胞壁が線維化して肺線維症に移行するためcは正しいです。
- 医薬品による喘息は原因薬物が体内から消失すれば通常は寛解するためdは正しいです。
- 選択肢 1正解
- aが正、bが誤、cが正、dが正であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤、bが正となっているため誤りの組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- cが誤となっているため誤りの組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- aとdが誤となっているため誤りの組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- aが誤、bが正となっているため誤りの組み合わせです。
覚えるポイント
- 間質性肺炎の発症時期の目安は「使用開始から1〜2週間程度」である。
間違えやすいところ
- 間質性肺炎の発現時期(1〜2週間)と喘息の発現時期(1時間以内)を取り違えないように注意する。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」の呼吸器系に現れる副作用に基づく出題です。
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.19 ↗(www.pref.ehime.jp)
泌尿器系に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤判定
人体の働きと医薬品 · 排尿困難・尿閉 / 抗コリン作用 / 腎障害 / 膀胱炎様症状
泌尿器系に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述(a~d)について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 医薬品の副作用による腎障害では、尿量の減少、ほとんど尿が出ない、逆に一時的に尿が増える、むくみ(浮腫)等の症状が現れることがある。 b 交感神経系の機能を抑制する作用がある成分が配合された医薬品を使用すると、尿が出にくい、尿が少ししか出ない、残尿感がある等の症状を生じることがある。 c 医薬品の副作用による排尿困難や尿閉は、男性に現れるが、女性には現れない。 d 医薬品の副作用による膀胱炎様症状には、尿の回数増加、排尿時の疼痛、残尿感等がある。
解答・解説を表示
解答
3
解説
医薬品の副作用による排尿困難は、副交感神経系の働きを抑える抗コリン作用等によって膀胱の収縮が抑制されて起こり、前立腺肥大症のある男性だけでなく女性にも生じ得ます。
解き方
- 腎障害では尿量減少・無尿のほか、尿濃縮能低下による多尿や浮腫等が生じるためaは正しいです。
- 排尿困難を生じるのは交感神経系の抑制ではなく、「副交感神経系の働きを抑制」する抗コリン成分等であるためbは誤りです。
- 排尿困難や尿閉は前立腺肥大のある男性で生じやすいものの、女性でも起こり得るためcは誤りです。
- 膀胱炎様症状として頻尿(尿回数増加)、排尿時痛、残尿感などが現れるためdは正しいです。
- 選択肢 1不正解
- bとcが正となっているため誤りの組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- aとdが誤、bとcが正となっているため誤りです。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが正であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- dが誤となっているため誤りの組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- aが誤、bが正となっているため誤りの組み合わせです。
覚えるポイント
- 排尿困難や尿閉は副交感神経系の抑制(抗コリン作用)により起こり、女性にも現れる。
間違えやすいところ
- 排尿困難は男性特有の副作用と決めつけず、女性でも起こり得る点に注意する。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」の泌尿器系に現れる副作用に基づく出題です。
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.20 ↗(www.pref.ehime.jp)
皮膚に現れる医薬品の副作用に関する記述の正誤判定
人体の働きと医薬品 · 接触皮膚炎 / 光線過敏症 / 薬疹
皮膚に現れる医薬品の副作用に関する以下の記述(a~d)について、正誤の正しい組み合わせを1つ選びなさい。 a 接触皮膚炎は、原因となる医薬品と接触してから発症するまでの時間が様々である。 b 接触皮膚炎は、原因となる医薬品が触れた皮膚の部分にのみ生じる。 c 光線過敏症は、医薬品が触れた部分だけでなく、全身へ広がって重篤化する場合がある。 d 薬疹は、外用薬によって引き起こされるアレルギー反応の一種で、発疹・発赤等の皮膚症状を呈する場合をいい、内服薬では起こらない。
解答・解説を表示
解答
4
解説
接触皮膚炎は医薬品が直接接触した部位に限定して生じますが、光線過敏症は光線暴露部位から全身へ広がる場合があります。また、薬疹は外用薬だけでなく内服薬等のあらゆる投与経路で発症します。
解き方
- 接触皮膚炎は接触直後に現れる即時型もあれば数日後に現れる遅延型もあり発症までの時間は様々であるためaは正しいです。
- 接触皮膚炎は医薬品が直接触れた部分にのみ皮膚症状が現れる特徴があるためbは正しいです。
- 光線過敏症は医薬品が触れた部位だけでなく、全身へ広がって重篤化することがあるためcは正しいです。
- 薬疹は内服薬や注射薬、外用薬などあらゆる医薬品の投与経路で生じるためdは誤りです。
- 選択肢 1不正解
- cが誤、dが正となっているため誤りの組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- aとbが誤となっているため誤りの組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- bとcが誤となっているため誤りの組み合わせです。
- 選択肢 4正解
- aが正、bが正、cが正、dが誤であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- aとbが誤、dが正となっているため誤りです。
覚えるポイント
- 接触皮膚炎は接触部位のみに限定されるが、光線過敏症は全身に広がる場合がある。
間違えやすいところ
- 薬疹は外用薬のみならず、内服薬や坐剤などあらゆる医薬品で生じる点に注意する。
出題の前提:手引き「人体の働きと医薬品」の皮膚に現れる副作用に基づく出題です。
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.20 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品医療機器等法の目的と責務
薬事に関する法規と制度 · 医薬品医療機器等法の目的 / 研修受講義務 / 医薬関係者の責務 / 国民の責務
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(法第1条等)に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
解答・解説を表示
解答
1
解説
医薬品医療機器等法は、医薬品だけでなく医薬部外品、化粧品、医療機器、再生医療等製品の品質・有効性・安全性の確保等を目的として定められています。
解き方
- 医薬品医療機器等法の目的規定(法第1条)における対象品目(医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器等)を確認する。
- 選択肢1で「化粧品は対象ではない」と記述されている点が誤りであると判断する。
- 選択肢 1正解
- 医薬品医療機器等法第1条において、化粧品も明確に目的規定の対象品目として含まれており、「対象ではない」とする本記述は誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 店舗販売業者等は、従事する登録販売者に対して厚生労働大臣へ届出を行った外部研修実施機関が行う研修を毎年度継続して受講させる義務があります。
- 選択肢 3不正解
- 法第1条の5において、医薬関係者の責務として適正使用に関する正確かつ適切な情報の提供に努めること等が規定されています。
- 選択肢 4不正解
- 法第1条の6において、国民の責務として適正な使用と知識・理解を深めるよう努めることが規定されています。
覚えるポイント
- 医薬品医療機器等法の対象は「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」「医療機器」「再生医療等製品」の5つである。
間違えやすいところ
- 化粧品や医薬部外品が医薬品医療機器等法の対象外であると誤解しないよう注意する。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第1条、第1条の5、第1条の6等
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.21 ↗(www.pref.ehime.jp)
販売従事登録に関する手続き
薬事に関する法規と制度 · 登録販売者名簿の登録事項 / 登録の消除申請 / 登録の申請先 / 名簿の訂正届出
販売従事登録に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
2
解説
登録販売者名簿には試験合格年月や本籍地都道府県名・氏名等が登録され、一般用医薬品の販売等に従事しようとしなくなったときは30日以内に消除を申請します。住所地の変更は登録事項に含まれません。
解き方
- 名簿の登録事項に「合格年月」が含まれるか確認する(含まれるためaは誤)。
- 業務に従事しなくなったときの消除申請期限(30日以内)を確認する(bは正)。
- 販売従事登録の申請先が勤務店舗等の所在地の都道府県知事であることを確認する(cは正)。
- 名簿の登録事項に住所地が含まれるか確認する(含まれないため移動しても届出義務はなくdは誤)。
- 選択肢 1不正解
- aが正、cが誤、dが正と判定されているため誤りです。
- 選択肢 2正解
- aが誤、bが正、cが正、dが誤であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- aが正、cが誤と判定されているため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bが誤、dが正と判定されているため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- aが正、bが誤と判定されているため誤りです。
覚えるポイント
- 販売従事登録名簿の変更届が必要なのは「氏名」「本籍地都道府県名」等であり、「住所」の変更は届出事項ではない。
間違えやすいところ
- 住所変更と本籍地変更を混同しやすい点に注意が必要です。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則第159条の7等
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.21 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の定義と範囲及び取扱い
薬事に関する法規と制度 · 日本薬局方収載物 / 動物用医薬品の定義 / 無承認無許可医薬品 / 不正表示医薬品の販売等禁止
医薬品の定義と範囲及び取扱いに関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
3
解説
医薬品医療機器等法第2条第1項において、日本薬局方に収められている物はすべて医薬品であること、および人だけでなく動物の疾病診断・治療・予防を目的とする物も含まれることが定義されています。
解き方
- 日本薬局方収載物はすべて医薬品に該当するか判断する(aは正)。
- 医薬品の定義に「動物」の疾病診断・治療・予防が含まれるか確認する(含まれるため除外とするbは誤)。
- 無承認無許可医薬品が医薬品として規制・定義の枠組みに含まれるか確認する(cは正)。
- 不正表示医薬品の販売・陳列等の禁止規定を確認する(dは正)。
- 選択肢 1不正解
- aが誤、bが正、cが誤と判定されているため不適切です。
- 選択肢 2不正解
- cが無承認無許可医薬品を含まないと誤認しているため不適切です。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが正、dが正であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- bが正、dが誤と判定されているため不適切です。
- 選択肢 5不正解
- aが誤、bが正、dが誤と判定されているため不適切です。
覚えるポイント
- 法第2条における医薬品の定義には「人又は動物」の疾病診断・治療・予防目的が含まれる。
間違えやすいところ
- 動物用医薬品は別の枠組みとして医薬品の定義から除外されると誤認しやすい。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第2条第1項、第55条等
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.22 ↗(www.pref.ehime.jp)
一般用医薬品及び要指導医薬品の基本的性格
薬事に関する法規と制度 · 一般用医薬品の目的 / 使用方法(侵襲性) / 毒薬・劇薬の該当性 / 要指導医薬品から一般用医薬品への移行
一般用医薬品及び要指導医薬品に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
3
解説
一般用医薬品及び要指導医薬品は軽度な不調を対象とし、注射剤等の侵襲性の高い投与方法は認められません。また要指導医薬品には劇薬指定されているものもあります。
解き方
- 一般用医薬品・要指導医薬品の使用対象(軽度な体調不良・初期段階)を確認する(aは正)。
- 侵襲性の高い投与方法(注射など)が認められているか確認する(認められないためbは誤)。
- 毒薬・劇薬に該当する要指導医薬品が存在するか確認する(劇薬に該当するものがあるためcは誤)。
- 要指導医薬品のリスク評価後に一般用医薬品へ移行することがあるか確認する(dは正)。
- 選択肢 1不正解
- bは「注射等の侵襲性の高い使用方法が用いられているものがある」とあり誤りです。
- 選択肢 2不正解
- cは「毒薬又は劇薬に該当するものはない」とあり誤りです(要指導医薬品には劇薬が含まれます)。
- 選択肢 3正解
- aとdの双方が正しい記述であるため正解です。
- 選択肢 4不正解
- bが誤りであるため不適切です。
- 選択肢 5不正解
- cが誤りであるため不適切です。
覚えるポイント
- 一般用医薬品には毒薬・劇薬はないが、要指導医薬品には劇薬に該当するものがある。
間違えやすいところ
- 要指導医薬品も一般用医薬品と同様に毒薬・劇薬は一切存在しないと混同しやすい。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第2条第4項、第44条等
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.22 ↗(www.pref.ehime.jp)
毒薬・劇薬の表示、保管及び交付制限
薬事に関する法規と制度 · 毒薬の表示基準 / 鍵の施錠義務 / 毒薬・劇薬の交付制限年齢
毒薬・劇薬に関する表の空欄( a )~( d )に入る字句の正しい組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
5
解説
毒薬は「黒地に白枠、白字」で品名及び「毒」、劇薬は「白地に赤枠、赤字」で品名及び「劇」と記載します。毒薬は鍵を施す必要がありますが劇薬は不要です。交付制限は14歳未満です。
解き方
- 毒薬の表示色(黒地に白枠、白字)を確認しaを特定する。
- 毒薬と劇薬の施錠義務(毒薬は施錠必須=あり、劇薬は施錠義務なし=なし)からb・cを特定する。
- 毒薬・劇薬の交付が禁止されている年齢(14歳未満)からdを特定する。
- 選択肢 1不正解
- aが「白地に黒枠、黒字」となっており誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aの表示色、b・cの施錠要否、dの年齢(18歳)がいずれも誤りです。
- 選択肢 3不正解
- cの劇薬の施錠(なしが正しい)およびdの年齢(14歳が正しい)が誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bの毒薬の施錠(ありが必要)およびdの年齢が誤りです。
- 選択肢 5正解
- a=黒地に白枠、白字、b=あり、c=なし、d=14の組み合わせが全て正確です。
覚えるポイント
- 毒薬:黒地に白枠・白字、施錠「あり」
- 劇薬:白地に赤枠・赤字、施錠「なし」
- 交付制限:14歳未満
間違えやすいところ
- 交付制限年齢を16歳や18歳、20歳と混同しないようにする。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第44条、第46条、第47条
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.23 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の直接の容器等の法定記載事項
薬事に関する法規と制度 · リスク区分表示 / 製造販売業者の氏名・名称 / 指定第二類医薬品の「指定」表示 / 容器への法定表示
医薬品医療機器等法第50条の規定に基づき、医薬品の直接の容器又は被包に記載しなければならない事項のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
3
解説
法第50条により、直接の容器等には製造販売業者の氏名・名称、リスク区分等が義務付けられています。指定第二類医薬品は「2」を枠で囲み、配置専用以外の一般用医薬品には「店舗専用」の文字の記載義務があります。
解き方
- リスク区分を示す字句の記載義務を確認する(aは正)。
- 氏名・名称の記載義務対象が「製造業者」か「製造販売業者」か確認する(製造販売業者が正しいためbは誤)。
- 指定第二類医薬品の表示方法を確認する(「2」を四角枠や丸枠等で囲むのであり「指定」ではないためcは誤)。
- 配置販売品目以外の一般用医薬品への「店舗専用」記載義務を確認する(dは正)。
- 選択肢 1不正解
- bは「製造業者」ではなく「製造販売業者」の氏名又は名称及び住所が記載事項であるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- cは「指定」ではなく「2」の数字を枠の中に記載(四角枠または丸枠)するため誤りです。
- 選択肢 3正解
- aとdの双方が法定記載事項として正しいため正解です。
- 選択肢 4不正解
- bが誤りであるため不適切です。
- 選択肢 5不正解
- cが誤りであるため不適切です。
覚えるポイント
- 記載義務があるのは「製造販売業者」の氏名等(製造業者ではない)。
- 指定第二類医薬品は「2」を枠で囲む(「指定」を枠で囲むのではない)。
間違えやすいところ
- 製造販売業者と製造業者を取り違えやすいので注意する。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第50条、同法施行規則第212条等
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.23 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬部外品及び化粧品の定義・効能効果
薬事に関する法規と制度 · 医薬部外品の定義と効能効果 / 薬用化粧品 / 化粧品の目的と身体への影響 / 使用感の広告表現
医薬部外品及び化粧品に関する記述のうち、正しいものはどれか。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬部外品は人体に対する作用が緩和なものであり、認められた範囲で医薬品的な効能効果を表示できます。また化粧品的な目的を併せ持つ「薬用化粧品」等も含まれます。化粧品は身体の構造・機能に影響を及ぼすことは認められません。
解き方
- 医薬部外品に化粧品目的の製品(薬用化粧品など)があるか確認する(存在するため1は誤り)。
- 医薬部外品における作用の緩和性と効能効果表示の要件を確認する(2は正しい)。
- 化粧品の定義に「身体の構造・機能に影響を及ぼす目的」が含まれるか確認する(含まれないため3は誤り)。
- 化粧品で使用感(清涼感・爽快感)を表示広告できるか確認する(事実であれば認められるため4は誤り)。
- 選択肢 1不正解
- 医薬部外品の中には、薬用石けんや薬用化粧水など化粧品としての使用目的を有するもの(いわゆる薬用化粧品等)も存在します。
- 選択肢 2正解
- 定められた範囲内で、かつ人体に対する作用が緩和である場合に、医薬品的な効能効果を標榜することができます。
- 選択肢 3不正解
- 人の身体の構造や機能に影響を及ぼすことを目的とするものは医薬品等であり、化粧品には一切認められません。
- 選択肢 4不正解
- 「清涼感を与える」「爽快にする」等の単なる使用感を表す表現は、事実であれば広告等に表示することが認められています。
覚えるポイント
- 化粧品は「人の身体の構造・機能に影響を及ぼさない」ことが大原則。
間違えやすいところ
- 薬用化粧品は医薬部外品に分類されることを見落としやすい。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第2条第2項、第3項、化粧品の効能の範囲の改定に係る通知
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.24 ↗(www.pref.ehime.jp)
食品の区分及び保健機能食品
薬事に関する法規と制度 · 無承認医薬品の判断基準(46通知) / 特別用途食品の根拠法(健康増進法) / 機能性表示食品(届出制) / 保健機能食品の構成
食品に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
2
解説
特別用途食品は健康増進法に基づく制度です。機能性表示食品は事業者の責任で消費者庁長官に届け出る制度であり審査・許可ではありません。保健機能食品は特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品の3つで構成されます。
解き方
- 医薬品該当性の判断基準通知(いわゆる46通知)について確認する(aは正)。
- 特別用途食品の根拠法令(医薬品医療機器等法ではなく健康増進法)を確認する(bは誤)。
- 機能性表示食品の制度設計(国による個別審査・許可ではなく事前の届出)を確認する(cは誤)。
- 保健機能食品の3分類(トクホ、栄養機能食品、機能性表示食品)を確認する(dは正)。
- 選択肢 1不正解
- aが誤、bが正、dが誤と判定されているため不適切です。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが正であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- aが誤、cが正と判定されているため不適切です。
- 選択肢 4不正解
- bが正、cが正、dが誤と判定されているため不適切です。
- 選択肢 5不正解
- bが正と判定されているため不適切です。
覚えるポイント
- 特別用途食品は健康増進法に基づく。
- 機能性表示食品は「審査・許可」ではなく「届出」制である。
間違えやすいところ
- 特定保健用食品(審査・個別許可)と機能性表示食品(届出)の手続きを混同しやすい。
出題の前提:健康増進法、食品表示法、いわゆる46通知(昭和46年6月1日薬発第476号)
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.24 ↗(www.pref.ehime.jp)
薬局に関する規定
薬事に関する法規と制度 · 薬局の定義 / 業務範囲 / 医薬品販売の許可
薬局に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
解答・解説を表示
解答
3
解説
薬局は調剤の業務を行う場所であるとともに、医薬品の販売業の性格も併せ持っており、薬局開設許可のみで一般用医薬品を販売できます。
解き方
- 各選択肢が薬機法における薬局の規定に合致しているか確認する。
- 薬局開設者が一般用医薬品を販売する際に店舗販売業の許可を要するかを判断する。
- 選択肢 1不正解
- 薬局開設の許可を受けていない場所は、病院・診療所の調剤所を除き薬局の名称を付してはなりません。
- 選択肢 2不正解
- 登録販売者は、薬局においても第二類医薬品および第三類医薬品の販売・情報提供・相談対応を行うことができます。
- 選択肢 3正解
- 薬局開設者は、店舗販売業の許可を重ねて受けることなく、薬局において一般用医薬品を取り扱うことが可能です。
- 選択肢 4不正解
- 配置による販売や授与を行う場合には、薬局開設者であっても別途配置販売業の許可を受ける必要があります。
覚えるポイント
- 薬局開設許可があれば店舗販売業の許可なしで一般用医薬品を販売可能。
間違えやすいところ
- 薬局で一般用医薬品を扱う際に店舗販売業の重複許可が必要と誤認しやすい。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.25 ↗(www.pref.ehime.jp)
店舗販売業の許可と遵守事項
薬事に関する法規と制度 · 店舗販売業 / 許可の更新 / 店舗管理者 / 小分け販売
店舗販売業に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 店舗販売業の許可は、6年ごとに、その更新を受けなければ、その期間の経過によって、その効力を失う。 b 店舗販売業者は、その店舗における店舗管理者の意見を尊重しなければならない。 c 登録販売者として業務に従事した期間が条件を満たしていれば、店舗管理者を補佐する薬剤師を設置しなくても、登録販売者は、要指導医薬品を販売する店舗の管理者になることができる。 d 店舗販売業の許可を受けた店舗においては、薬剤師が従事している場合に限り、医薬品をあらかじめ小分けし、販売することが認められる。
解答・解説を表示
解答
1
解説
店舗販売業の許可期間は6年であり、店舗管理者の意見尊重義務があります。要指導医薬品を販売する店舗の管理者は薬剤師でなければなりません。
解き方
- 許可の有効期間(6年)と店舗管理者の意見尊重義務について判定する。
- 要指導医薬品取扱店舗の管理者要件およびあらかじめ小分けする行為の可否を判定する。
- 選択肢 1正解
- a(正)、b(正)、c(誤)、d(誤)の正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- bが誤り、c及びdが正となっており誤った組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- dがあらかじめ小分け可能としており誤った組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- aが誤り、cが正となっており誤った組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- a及びbが誤り、dが正となっており誤った組み合わせです。
覚えるポイント
- あらかじめ小分けしての貯蔵・陳列・販売は禁止されている。
間違えやすいところ
- 薬剤師が従事していれば事前に小分けして販売してよいと誤認しやすい。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.25 ↗(www.pref.ehime.jp)
配置販売業の業務と制限
薬事に関する法規と制度 · 配置販売業 / 身分証明書 / 区域管理 / 分割販売の禁止
配置販売業に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。 a 配置販売業者又はその配置員は、その住所地の都道府県知事が発行する身分証明書の交付を受け、かつ、これを携帯しなければ、医薬品の配置販売に従事してはならない。 b 配置販売業者は、要指導医薬品の配置販売については、薬剤師により販売又は授与させなければならない。 c 配置販売業者又はその配置員は、医薬品の配置販売に従事しようとするときは、配置販売業者の氏名及び住所、配置販売に従事する者の氏名及び住所並びに区域及びその期間を、あらかじめ、配置販売に従事しようとする区域の都道府県知事に届け出なければならない。 d 配置販売業では、購入者の求めがある場合に限り、医薬品を開封して分割販売することができる。
解答・解説を表示
解答
2
解説
配置販売業では要指導医薬品を取り扱うことができず、また医薬品を開封して分割販売することは一切認められていません。
解き方
- 身分証明書の携帯義務と従事区域の届出義務の正誤を確認する。
- 配置販売業における要指導医薬品の取扱可否および分割販売の可否を確認する。
- 選択肢 1不正解
- 配置販売業では要指導医薬品を販売できないためbは誤りです。
- 選択肢 2正解
- a及びcの記述はともに正しく、適切な組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- 配置販売業における医薬品の分割販売は禁止されているためdは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- b及びdの記述はともに誤りです。
- 選択肢 5不正解
- dの記述が誤りであるため適切ではありません。
覚えるポイント
- 配置販売業では要指導医薬品の配置販売および開封分割販売が禁止。
間違えやすいところ
- 購入者の求めがあれば配置販売でも分割販売ができると誤解しやすい。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.26 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品のリスク区分と販売時の対応
薬事に関する法規と制度 · 情報提供の義務 / 相談対応 / リスク区分 / 指定第二類医薬品
店舗販売業者における医薬品のリスク区分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 要指導医薬品の販売後に、購入者から当該要指導医薬品に係る相談があった場合は、その店舗において医薬品の販売又は授与に従事する薬剤師又は登録販売者に、必要な情報提供をさせなければならない。 b 第一類医薬品を購入しようとする者から説明を要しない旨の意思の表明がなくても、販売に従事する薬剤師が、当該第一類医薬品が適正に使用されると認められると判断した場合には、必要な情報提供をせずに販売することが認められている。 c 第二類医薬品を販売又は授与する場合には、その店舗において医薬品の販売又は授与に従事する薬剤師又は登録販売者に、必要な情報提供をさせるよう努めなければならない。 d 第三類医薬品を販売又は授与する場合には、第三類医薬品を購入しようとする者等が、禁忌事項を確認すること及び当該医薬品の使用について薬剤師又は登録販売者に相談することを勧める旨を確実に認識できるようにするために必要な措置を講じなければならない。
解答・解説を表示
解答
5
解説
要指導医薬品・第一類医薬品の情報提供は薬剤師が対面で行う必要があり、第二類医薬品は努力義務、禁忌等の確実な認識措置は指定第二類医薬品に課されています。
解き方
- 要指導医薬品の相談対応ができる専門家の範囲(薬剤師限定)を確認する。
- 第一類医薬品の情報提供省略条件および指定第二類医薬品特有の規定を確認する。
- 選択肢 1不正解
- aが正、cが誤、dが正とされており誤った組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- a及びbが正とされており誤った組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- dが正とされており誤った組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- b及びdが正、cが誤とされており誤った組み合わせです。
- 選択肢 5正解
- a(誤)、b(誤)、c(正)、d(誤)の正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- 禁忌事項の確認および相談を促す措置の義務は指定第二類医薬品に関する規定。
間違えやすいところ
- 要指導医薬品の相談応需義務に登録販売者が含まれると誤認しやすい。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.26 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の陳列方法
薬事に関する法規と制度 · 陳列設備 / リスク区分ごとの陳列 / 指定第二類医薬品の陳列 / 他物品との区別
医薬品の陳列に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 一般用医薬品を陳列する場合は、当該医薬品の薬効分類ごとに区分して陳列しなければならない。 b 第一類医薬品は必ず鍵をかけた陳列設備に陳列しなければならない。 c 指定第二類医薬品を、鍵をかけた陳列設備に陳列する場合、情報提供を行うための設備から7メートル以内の範囲に陳列する必要はない。 d 医薬品を販売する店舗と同一店舗で併せて、食品(保健機能食品を含む。)、医薬部外品、化粧品等の販売が行われる場合には、医薬品と他の物品を区別して貯蔵又は陳列しなければならない。
解答・解説を表示
解答
5
解説
一般用医薬品はリスク区分ごとに区別して陳列しなければならず、第一類や指定第二類医薬品には陳列場所や設備に関する個別基準が定められています。
解き方
- 陳列の区分基準が薬効別かリスク区分別かを判断する。
- 第一類医薬品の陳列要件(進入不可措置等)と指定第二類の7m特例を確認する。
- 選択肢 1不正解
- a及びbが正とされているため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- cが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bが正、dが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- a及びbが正、c及びdが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 5正解
- a(誤)、b(誤)、c(正)、d(正)の正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- 指定第二類医薬品は鍵付き陳列設備なら情報提供設備から7m以内でなくてもよい。
間違えやすいところ
- 一般用医薬品を薬効分類ごとに区分して陳列することが法的義務であると誤認しやすい。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.27 ↗(www.pref.ehime.jp)
薬局の見やすい位置への掲示事項
薬事に関する法規と制度 · 掲示事項 / 管理者氏名 / 勤務者の氏名 / 救済制度の解説
薬局開設者が、薬局の見やすい位置に掲示板で掲示しなければならない事項の正誤について、正しい組み合わせはどれか。 a 薬局の管理者の氏名 b 勤務する薬剤師又は登録販売者の氏名及び勤務年数 c 勤務する薬剤師又は登録販売者の薬剤師免許証又は販売従事登録証 d 医薬品による健康被害の救済制度に関する解説
解答・解説を表示
解答
4
解説
薬局の掲示事項には管理者の氏名、勤務する専門家の氏名や担当業務、副作用救済制度の解説等が含まれますが、勤務年数や免許証原本の掲示は義務付けられていません。
解き方
- 管理者の氏名および救済制度の解説が掲示事項に含まれるか判断する。
- 勤務年数や免許証・登録証そのものが掲示対象であるか確認する。
- 選択肢 1不正解
- aが誤り、bが正とされているため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- cが正とされているため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aが誤り、cが正とされているため誤りです。
- 選択肢 4正解
- a(正)、b(誤)、c(誤)、d(正)の正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- bが正、dが誤とされているため誤りです。
覚えるポイント
- 勤務する薬剤師・登録販売者の「勤務年数」や「免許証・登録証原本」は掲示事項ではない。
間違えやすいところ
- 勤務年数や登録証の現物が掲示事項に含まれると誤解しやすい。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則別表第1の2
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.27 ↗(www.pref.ehime.jp)
特定販売(インターネット広告等)の表示事項
薬事に関する法規と制度 · 特定販売 / ホームページ表示事項 / 陳列状況の写真 / 使用期限
店舗販売業者がインターネットを利用して特定販売を行うことについて広告をするとき、ホームページに見やすく表示しなければならない情報のうち、正しいものの組み合わせはどれか。 a 一般用医薬品の陳列の状況を示す写真 b 情報提供場所の写真 c 医薬部外品の陳列に関する解説 d 特定販売を行う一般用医薬品の使用期限
解答・解説を表示
解答
3
解説
特定販売の広告ページには、実店舗の外観写真、陳列の状況を示す写真、取り扱う一般用医薬品の使用期限等を表示する義務があります。
解き方
- 実店舗の写真として「一般用医薬品の陳列の状況を示す写真」が含まれるか確認する。
- 特定販売を行う医薬品の使用期限の表示義務および除外項目(医薬部外品の陳列解説等)を判定する。
- 選択肢 1不正解
- bの「情報提供場所の写真」は定められた表示事項ではないため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- cの医薬部外品の陳列解説は表示事項に含まれないため誤りです。
- 選択肢 3正解
- a及びdの記述はともに法的に定められた表示事項であり正しいです。
- 選択肢 4不正解
- bが表示事項に含まれないため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- cが表示事項に含まれないため誤りです。
覚えるポイント
- 特定販売のサイトには陳列状況の写真や医薬品の使用期限の表示が必要。
間違えやすいところ
- 医薬部外品の陳列解説が表示事項に含まれると混同しやすい。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則別表第1の3
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.28 ↗(www.pref.ehime.jp)
店舗間における一般用医薬品移転時の記録事項
薬事に関する法規と制度 · 店舗間移転 / 医薬品の管理 / 記録事項 / 数量と移転先
複数の店舗について許可を受けている店舗販売業者が、当該業者内の異なる店舗間で一般用医薬品を移転するとき、移転先及び移転元のそれぞれの店舗ごとに、記録しなければならない事項のうち、正しいものの組み合わせはどれか。 a 移転先及び移転元の場所並びに移転の年月日 b 医薬品の数量 c 医薬品の製造年月日 d 医薬品のリスク区分
解答・解説を表示
解答
1
解説
同一業者内の異なる店舗間で医薬品を移転させる場合、トレーサビリティ確保のため品名、数量、移転年月日、移転先・移転元の場所を相互に記録・保存しなければなりません。
解き方
- 店舗間移転において義務付けられている記録事項(品名、数量、年月日、場所)を確認する。
- 製造年月日やリスク区分が法定の記録事項に該当するか検証する。
- 選択肢 1正解
- a及びbは移転元・移転先の双方で記録が義務付けられている事項であり正しいです。
- 選択肢 2不正解
- 医薬品の製造年月日は移転時の記録事項とされていないためcは誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 医薬品のリスク区分は移転時の法定記録事項ではないためdは誤りです。
- 選択肢 4不正解
- dが記録事項に含まれないため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- c及びdはともに法定記録事項に含まれないため誤りです。
覚えるポイント
- 店舗間移転時の記録事項は「品名」「数量」「移転年月日」「移転先・移転元の場所」。
間違えやすいところ
- 製造年月日や使用期限、リスク区分が移転記録の必須事項と誤認しやすい。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.28 ↗(www.pref.ehime.jp)
濫用等のおそれのある医薬品の指定と販売時の確認事項
薬事に関する法規と制度 · 乱用等のおそれのある医薬品 / 確認事項 / 指定成分
濫用等のおそれのあるものとして厚生労働大臣が指定する医薬品(平成26年厚生労働省告示第252号)に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
2
解説
薬局等構造設備規則及び薬事法施行規則に基づき、濫用のおそれがある医薬品を販売する場合、専門家による適正数量・使用理由・若年者の氏名や年齢等の確認が義務付けられています。
解き方
- 各記述の正誤を厚生労働大臣が指定する濫用等のおそれのある医薬品の規則に照らし合わせて判定する。
- 記述a(理由の確認)と記述c(プソイドエフェドリン)が正しく、記述b(保護者の氏名等の確認)と記述d(メチルシステイン塩酸塩)が誤りであることから組み合わせ2を選ぶ。
- 選択肢 1不正解
- 記述bにおいて、若年者である場合に確認すべき事項は「当該購入者の氏名及び年齢」であり、「保護者の氏名及び住所」ではないため誤りです。
- 選択肢 2正解
- 適正使用の確認義務に関する記述a、およびプソイドエフェドリンが指定成分であるとする記述cの双方が正しいため正解です。
- 選択肢 3不正解
- 記述dのメチルシステイン塩酸塩は去痰成分であり、厚生労働大臣が指定する濫用等のおそれのある医薬品には含まれないため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述bおよび記述dのいずれも誤った内容を含んでいるため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- 記述cは正しいですが、記述dが指定成分ではないため誤りです。指定されているのはエフェドリンやメチルエフェドリンなどです。
覚えるポイント
- 濫用等のおそれのある医薬品の指定成分:エフェドリン、コデイン、ジヒドロコデイン、ブロモバレリル尿素、プソイドエフェドリン、メチルエフェドリン。
間違えやすいところ
- 若年者(高校生・中学生等)への確認事項は「購入者本人の氏名及び年齢」であり、保護者の確認ではない点に注意が必要です。
出題の前提:医薬品医療機器等法施行規則第15条の2等及び平成26年厚生労働省告示第252号
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.29 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品等の広告規制及び適正広告基準
薬事に関する法規と制度 · 適正広告基準 / 承認前医薬品の広告禁止 / 誇大広告の禁止
医薬品の広告及び医薬品等適正広告基準(平成29年9月29日付け薬生発0929第4号厚生労働省医薬・生活衛生局長通知)に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬品医療機器等法では虚偽誇大広告(第66条)や承認前医薬品の広告禁止(第68条)が規定されており、これらは医薬品販売業者に限らず「何人も」対象となります。
解き方
- 医薬品等の広告規制に関する各肢の妥当性を検討する。
- 承認前の医薬品は、有効性の確認状況に関わらず一切の広告が禁止されているため、記述2が誤りであると特定する。
- 選択肢 1不正解
- 法第66条第1項に基づき、虚偽誇大な広告は明示的・暗示的を問わず禁止されているため記述は正しいです。
- 選択肢 2正解
- 法第68条により、承認前の医薬品については有効性が確認されていても何人も広告することは認められないため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 法第66条や第68条の広告規制は「何人も」と規定されており、販売業者のみならず広告代理店や媒体社など関与するすべての人が対象となります。
- 選択肢 4不正解
- 使用前・使用後の写真等により医薬品の効能効果や安全性を確実であると保証する表現は適正広告基準で認められていないため正しい記述です。
覚えるポイント
- 承認前の医薬品等の広告は有効性の有無を問わず「何人も」禁止されている。
間違えやすいところ
- 広告規制の対象が「医薬品等販売業者のみ」であると誤認しないように注意する(条文上は「何人も」)。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第66条・第68条、医薬品等適正広告基準
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.29 ↗(www.pref.ehime.jp)
医薬品の販売方法(授与・景品・組み合わせ販売)
薬事に関する法規と制度 · 医薬品の販売方法 / 景品類の提供 / 組み合わせ販売
医薬品の販売方法に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
1
解説
医薬品はその適正使用を確保するため安易な使用を助長する懸賞品・景品としての授与が禁止されており、組み合わせ販売にも厳格な情報提供および外観表示の要件があります。
解き方
- 医薬品の授与・景品ルールおよび組み合わせ販売に関する各記述を評価する。
- 記述aおよび記述bが正しい規定に沿っており、記述c(表示を外から見えなくてもよいとした点)と記述d(一切認められないとした点)が誤りであると判定する。
- 選択肢 1正解
- 記述a(医薬品の景品授与原則禁止)と記述b(景品表示法の範囲内でのグッズ提供容認)の双方が正しいため正解です。
- 選択肢 2不正解
- 記述cにおいて、組み合わせ販売に使用される容器の外から個々の医薬品等の法定表示事項が見えるように包装しなければならないため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 記述dにおいて、安全性に支障がなく合理的な理由がある場合には複数の医薬品の組み合わせ販売が認められることがあるため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述bは正しいですが、記述cの外観表示要件に関する内容が誤っているため選択できません。
- 選択肢 5不正解
- 記述bは正しいですが、記述dの「いかなる場合にも認められていない」という絶対的否定の記述が誤りです。
覚えるポイント
- 医薬品自体の景品授与は原則不可だが、景表法限度内のキャラクターグッズ等の景品提供は認められる。
間違えやすいところ
- 医薬品の組み合わせ販売は条件付きで認められており、一律禁止されているわけではない。
出題の前提:薬事法の一部を改正する法律等の施行について(医薬発第428号)等の販売方法通達
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.30 ↗(www.pref.ehime.jp)
行政庁の監視指導及び処分等
薬事に関する法規と制度 · 薬事監視員 / 収去 / 構造設備改善命令 / 回収措置
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和35年法律第145号)に基づく行政庁の監視指導及び処分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
4
解説
行政庁・薬事監視員は立入検査や必要最小限度の収去権限を行使でき、また製造販売業者は行政命令を待たずに保健衛生上の危害拡大防止のための自主回収等を行う義務を負います。
解き方
- 法第69条(立入検査・収去)、第72条(構造設備の改善命令)、第68条の9(回収等の措置)等の規定を各肢に照らし合わせる。
- aは「試験のため必要な最小分量」に限られるため誤り。bは店舗を持たない配置販売業には構造設備改善命令の適用がないため誤り。cは命令がなくても自主回収等を行う義務があるため誤り。dのみが正しい。
- 選択肢 1不正解
- aおよびbはともに誤った記述であり、dは正しい記述であるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aの収去は「試験のため必要な最小分量」に限られるため誤りであり、正誤の組み合わせとして不適です。
- 選択肢 3不正解
- bの配置販売業に対する構造設備改善命令や、cの命令待ちに関する記述は誤りであるため不適です。
- 選択肢 4正解
- aは誤り、bは誤り、cは誤り、dは正しい記述であり、正しい組み合わせは4です。
- 選択肢 5不正解
- aは誤り、cは誤り、dは正しいため、この組み合わせは不適です。
覚えるポイント
- 薬事監視員による収去は「試験のため必要な最小分量」に限られる。
間違えやすいところ
- 配置販売業者には特定の店舗・構造設備がないため、構造設備の改善命令等の対象とはならない点に注意。
出題の前提:医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律第68条の9、第69条、第72条
出典:愛媛県『2022年度 愛媛県 前半』
令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] p.30 ↗(www.pref.ehime.jp)
2022年度 愛媛県 前半
参照した公式資料
愛媛県が公開した2022年度 愛媛県 前半の問題・解答資料です。
- 令和4年登録販売者試験問題(午前) [PDFファイル/726KB] ↗ — www.pref.ehime.jp(PDF・30ページ)
- 令和4年登録販売者試験解答 [PDFファイル/50KB] ↗ — www.pref.ehime.jp(PDF・1ページ)

