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2018年度 長野県 後半の概要
かぜ及びかぜ薬の基礎知識
主な医薬品とその作用 · かぜ薬 / かぜ症候群 / インフルエンザ
かぜ及びかぜ薬に関する記述について、正しい組合せを一つ選びなさい。 a かぜは、医学的にはかぜ症候群といい、その原因の約8割は細菌が鼻や喉などに感染して起こる上気道の急性炎症の総称である。 b インフルエンザは感染力が強く、重症化しやすいため、かぜとは区別して扱われる。 c かぜ薬は、咳で眠れなかったり、発熱で体力を消耗しそうなときなどに、それらの諸症状の緩和を図る対症療法薬である。
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解答
4
解説
かぜ症候群の原因微生物の約8割はウイルス(ライノウイルスやコロナウイルス等)であり、細菌感染ではありません。また、かぜ薬(総合感冒薬)は原因となる病原体を直接退治する根本治療薬ではなく、生じる諸症状を和らげる対症療法薬です。
解き方
- 記述aについて、かぜの主たる病原体は細菌ではなくウイルスであるため「誤」と判断します。
- 記述bについて、インフルエンザは流行性かつ重症化のリスクがあるため、普通感冒とは区別されることから「正」と判断します。
- 記述cについて、かぜ薬が症状を緩和する対症療法薬であるという説明は正しいので「正」と判断し、組合せ「誤・正・正」を選択します。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが誤りであるため、すべて正とするこの組合せは誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが誤りで、記述cは正しい内容であるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 記述aが誤りで、記述bは正しい内容であるため誤りです。
- 選択肢 4正解
- aが誤、bが正、cが正であり、正しい組合せです。
- 選択肢 5不正解
- 記述bはインフルエンザの性質を正しく述べているため誤りです。
覚えるポイント
- かぜの原因の約8割はウイルス感染であり、かぜ薬は対症療法薬である。
間違えやすいところ
- かぜの原因をウイルスではなく細菌と混同しないよう注意する。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」かぜ薬の定義及び特徴
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.4 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
かぜ薬の配合成分と目的
主な医薬品とその作用 · イソプロピルアンチピリン / アセトアミノフェン / ジヒドロコデインリン酸塩 / デキストロメトルファン臭化水素酸塩
かぜ薬に含まれている成分に関する記述について、正しい組合せを一つ選びなさい。 a イソプロピルアンチピリンは、痰の切れを良くすることを目的としている。 b アセトアミノフェンは、発熱を鎮め、痛みを和らげることを目的としている。 c ジヒドロコデインリン酸塩は、鼻粘膜の充血を和らげ、気管・気管支を拡げることを目的としている。 d デキストロメトルファン臭化水素酸塩は、咳を抑えることを目的としている。
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解答
5
解説
イソプロピルアンチピリンはピリン系の解熱鎮痛成分であり、去痰作用はありません。ジヒドロコデインリン酸塩は延髄の咳中枢に作用して咳を抑える鎮咳成分です。気管支拡張成分(アドレナリン作動薬など)とは異なります。
解き方
- 記述a:イソプロピルアンチピリンは解熱鎮痛成分であるため「誤」と判断します。
- 記述b:アセトアミノフェンは発熱や痛みの緩和を目的とするため「正」と判断します。
- 記述c:ジヒドロコデインリン酸塩は鎮咳成分であり、血管収縮や気管支拡張の目的ではないため「誤」と判断します。
- 記述d:デキストロメトルファン臭化水素酸塩は非麻薬性鎮咳成分であり「正」と判断します。
- 選択肢 1不正解
- aとcが誤り、dが正しい記述であるため不適切です。
- 選択肢 2不正解
- bは正しい記述であり、aとcが誤りであるため不適切です。
- 選択肢 3不正解
- aが誤り、bが正しい記述であるため不適切です。
- 選択肢 4不正解
- cは鎮咳成分であり気管支拡張等の記述は誤っているため不適切です。
- 選択肢 5正解
- aが誤、bが正、cが誤、dが正であり、正しい組合せです。
覚えるポイント
- イソプロピルアンチピリンはピリン系解熱鎮痛薬、ジヒドロコデインは麻薬性鎮咳成分。
間違えやすいところ
- 咳止め成分であるジヒドロコデインを気管支拡張成分と混同しないこと。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」かぜ薬の配合成分
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.4 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
解熱鎮痛薬とその配合成分
主な医薬品とその作用 · アスピリン / アセトアミノフェン / イブプロフェン / ジリュウ
解熱鎮痛薬とその成分に関する記述のうち、正しいものの組合せを一つ選びなさい。 a アスピリンは、他の解熱鎮痛成分と比較して胃腸障害を起こしにくい。 b アセトアミノフェンは、内服薬のほか、専ら小児の解熱に用いる坐薬に配合されている場合もあるので、それらを併用することがないよう注意が必要である。 c 一般用医薬品の内服薬において、イブプロフェンは 15 歳未満の小児に対しては、いかなる場合も使用してはならない。 d 生薬成分のジリュウは、ツヅラフジ科のオオツヅラフジの蔓性の茎及び根茎を、横切したものを基原とするもので、鎮痛、尿量増加(利尿)等の作用を期待して用いられる。
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解答
4
解説
アスピリンはプロスタグランジン合成阻害作用により胃粘膜防御機構を減弱させるため胃腸障害を起こしやすい成分です。イブプロフェンは一般用医薬品では15歳未満の小児への使用が禁忌となっています。ジリュウはフトミミズ科のミミズを基原とする解熱作用を持つ生薬です。
解き方
- 記述a:アスピリンは胃腸障害を起こしやすい代表的な成分であるため「誤」と判断します。
- 記述b:アセトアミノフェンは坐薬でも使われ、過量投与を防ぐため内服薬との併用を避ける必要があり「正」と判断します。
- 記述c:イブプロフェンは小児(15歳未満)に対して安全性が確立しておらず使用禁忌であるため「正」と判断します。
- 記述d:オオツヅラフジを基原とするのはボウイであり、ジリュウはミミズであるため「誤」と判断し、正しい組合せ(b、c)を選びます。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りであるため、組合せとして不適切です。
- 選択肢 2不正解
- aが誤りであるため、組合せとして不適切です。
- 選択肢 3不正解
- aおよびdが誤りであるため、組合せとして不適切です。
- 選択肢 4正解
- bおよびcがともに正しい記述であり、適切な組合せです。
- 選択肢 5不正解
- dが誤りであるため、組合せとして不適切です。
覚えるポイント
- イブプロフェンは15歳未満使用不可。ジリュウの基原はミミズで解熱作用。
間違えやすいところ
- ジリュウとボウイ(ツヅラフジ科オオツヅラフジ)の基原混同に注意する。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」解熱鎮痛薬の配合成分
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.5 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
抗ヒスタミン成分を含む睡眠改善薬
主な医薬品とその作用 · 催眠鎮静薬 / 睡眠改善薬 / ジフェンヒドラミン塩酸塩
抗ヒスタミン成分を含む睡眠改善薬に関する記述について、正しい組合せを一つ選びなさい。 a 医療機関において不眠症の診断を受けている人を適用対象としている。 b ホルモンのバランス等が原因で妊娠中にしばしば生じる睡眠障害は、睡眠改善薬の適用対象ではない。 c 15 歳未満の小児では、神経過敏や中枢興奮等の副作用が起きやすいため、使用は避ける。 d ジフェンヒドラミン塩酸塩は、抗ヒスタミン成分の中でも眠気を促す作用が特に強い。
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解答
4
解説
抗ヒスタミン成分(ジフェンヒドラミン塩酸塩など)を主薬とする睡眠改善薬は、医療機関を受診するほどではない一時的な睡眠障害の緩和を目的とするものであり、不眠症の診断を受けている人や妊娠中、15歳未満の小児には適応されません。
解き方
- 記述a:睡眠改善薬は一時的な不眠の緩和を目的とし、不眠症の診断を受けた人は医師の診療が優先されるため「誤」と判断します。
- 記述b:妊婦等のホルモン変化に伴う睡眠障害は一般用睡眠改善薬の適応対象外であるため「正」と判断します。
- 記述c:小児では抗ヒスタミン成分により中枢興奮等の副作用が生じやすいため使用不可であり「正」と判断します。
- 記述d:ジフェンヒドラミン塩酸塩は抗ヒスタミン薬の中でも強い中枢抑制(催眠)作用を示すため「正」と判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが誤りであるため不適切です。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが誤り、記述cが正しい内容であるため不適切です。
- 選択肢 3不正解
- 記述aが誤り、記述bとdが正しい内容であるため不適切です。
- 選択肢 4正解
- aが誤、bが正、cが正、dが正であり、正しい組合せです。
- 選択肢 5不正解
- 記述cおよびdは正しい記述であるため不適切です。
覚えるポイント
- 睡眠改善薬は「一時的な不眠症状」が対象。不眠症の診断を受けている人は使用不可。
間違えやすいところ
- 睡眠改善薬が慢性的な不眠症の治療にも使えると誤認しないようにする。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」催眠鎮静薬(睡眠改善薬)
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.5 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
ブロモバレリル尿素の作用と注意点
主な医薬品とその作用 · ブロモバレリル尿素 / 催静鎮痛補助 / 依存性 / 妊婦の禁忌
ブロモバレリル尿素を含む医薬品に関する記述について、正しい組合せを一つ選びなさい。 a 反復して摂取すると依存を生じることが知られている。 b 胎児に障害を引き起こす可能性があるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避けるべきである。 c 脳の興奮を抑え、痛覚を鈍くする作用がある。 d 少量でも眠気を催しやすいため、使用した後は乗物や危険を伴う機械類の運転操作は避けるべきである。
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解答
1
解説
ブロモバレリル尿素は中枢神経系を抑制して緊張を和らげ、痛覚の感受性を低下させます。連用による薬物依存が生じやすいこと、胎児への悪影響(催奇形性等)があること、眠気・集中力低下を招くため運転操作を避けるべきことが重要事項です。
解き方
- 記述a:習慣性・依存性があるため連用を避ける必要があり「正」と判断します。
- 記述b:胎児に障害を及ぼすおそれがあるため妊婦は使用を避ける必要があり「正」と判断します。
- 記述c:中枢の興奮を抑えて痛覚を鈍くする鎮静・鎮痛補助成分であるため「正」と判断します。
- 記述d:服用後は眠気を催すため、運転操作等はしてはならないとされており「正」と判断します。
- 選択肢 1正解
- a、b、c、dのすべての記述が正しく、適切な組合せです。
- 選択肢 2不正解
- 記述cも正しいため不適切です。
- 選択肢 3不正解
- 記述bおよびcも正しいため不適切です。
- 選択肢 4不正解
- 記述aおよびdも正しいため不適切です。
- 選択肢 5不正解
- 記述aおよびbも正しいため不適切です。
覚えるポイント
- ブロモバレリル尿素は依存性あり、妊婦禁忌、服用後の機械類運転禁止。
間違えやすいところ
- 痛覚を鈍くする作用(鎮静作用による鎮痛補助)がないと勘違いしないようにする。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」解熱鎮痛薬・催眠鎮静薬の鎮静成分
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.5 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
鎮静薬に配合される生薬成分
主な医薬品とその作用 · 鎮静作用の生薬 / ロクジョウ / チョウトウコウ / カノコソウ
次のうち、神経の興奮・緊張緩和を期待して配合される生薬成分として、誤っているものを一つ選びなさい。
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解答
5
解説
神経の興奮や緊張緩和を目的とする生薬成分には、チョウトウコウ、ホップ、カノコソウ、チャボトケイソウ(パッシフローラ)などがあります。一方、ロクジョウは滋養強壮薬や強心薬等に配合される生薬です。
解き方
- 選択肢1〜4の各生薬(チョウトウコウ、ホップ、カノコソウ、チャボトケイソウ)は鎮静作用を持つ生薬であることを確認します。
- 選択肢5のロクジョウは滋養強壮や強心を目的とする生薬であり、鎮静生薬ではないため「誤り」として特定します。
- 選択肢 1不正解
- チョウトウコウはアカネ科カギカズラ等のとげを基原とし、鎮静作用を示すため正しい記述(該当せず)です。
- 選択肢 2不正解
- ホップはアサ科カラハナソウ等の成熟球花を基原とし、鎮静作用を示すため正しい記述(該当せず)です。
- 選択肢 3不正解
- カノコソウはオミナエシ科カノコソウの根茎及び根を基原とし、鎮静作用を示すため正しい記述(該当せず)です。
- 選択肢 4不正解
- チャボトケイソウ(パッシフローラ)はトケイソウ科の全草を基原とし、鎮静作用を示すため正しい記述(該当せず)です。
- 選択肢 5正解
- ロクジョウは強壮薬や強心薬として用いられる生薬であり、神経の興奮・緊張緩和目的ではないため誤っているものとして正解です。
覚えるポイント
- 鎮静生薬:カノコソウ、チャボトケイソウ、チョウトウコウ、ホップ。ロクジョウは強壮・強心。
間違えやすいところ
- ロクジョウを鎮静を目的とする生薬と勘違いしないこと。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」催眠鎮静薬・生薬成分
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.6 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
小児鎮静薬の配合生薬成分
主な医薬品とその作用 · 小児鎮静薬 / ゴオウ / レイヨウカク / カンゾウ
次の表は、ある小児鎮静薬に含まれている成分の一覧である。 〔60粒中〕 ジャコウ 1.0 mg ゴオウ 9.0 mg レイヨウカク 30.0 mg ギュウタン 12.0 mg ニンジン 110.0 mg オウレン 60.0 mg カンゾウ 60.0 mg チョウジ 9.0 mg この小児鎮静薬に関する記述について、正しい組合せを一つ選びなさい。 a ゴオウは、緊張や興奮を鎮め、また、血液の循環を促す作用等を期待して用いられる。 b レイヨウカクは、メギ科のイカリソウ等の地上部を基原とする生薬で、緊張や興奮を鎮める作用等を期待して用いられる。 c カンゾウは、他の医薬品等から摂取されるグリチルリチン酸も含め、その総量が継続的に多くならないように、購入者に注意を促すべきである。
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解答
3
解説
レイヨウカク(羚羊角)はウシ科サイガレイヨウの角を基原とする動物生薬で、緊張や興奮を鎮める鎮静作用があります。メギ科のイカリソウを基原とするのはインヨウカク(淫羊藿)で滋養強壮薬に用いられます。また、カンゾウの長期・多量摂取は偽アルドステロン症のリスクを高めます。
解き方
- 記述a:ゴオウ(牛黄)は中枢の鎮静および強心・血行促進作用を持つため「正」と判断します。
- 記述b:メギ科のイカリソウを基原とするのはインヨウカクであり、レイヨウカクの基原説明として誤りであるため「誤」と判断します。
- 記述c:カンゾウに含まれるグリチルリチン酸の過剰摂取防止に向けた注意喚起の記述は適切であるため「正」と判断します。
- 選択肢 1不正解
- aが正しく、bが誤りであるため不適切です。
- 選択肢 2不正解
- bが誤りで、cが正しいため不適切です。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが正であり、正しい組合せです。
- 選択肢 4不正解
- aは正しい記述であるため不適切です。
覚えるポイント
- レイヨウカクはウシ科サイガレイヨウの角。インヨウカクはメギ科イカリソウ。
間違えやすいところ
- 「レイヨウカク」と「インヨウカク」の名前や基原植物・動物の混同に注意する。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」小児の疳を適応症とする生薬製剤(小児鎮静薬)
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.6 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)の特徴と成分
主な医薬品とその作用 · 鎮暈薬 / 抗ヒスタミン成分 / 乳幼児の注意点 / アミノ安息香酸エチル
鎮暈薬(乗物酔い防止薬)とその成分に関する記述について、正しい組合せを一つ選びなさい。 a 副作用が強く現れるおそれがあるので、かぜ薬やアレルギー用薬(鼻炎用内服薬を含む。)等との併用は避ける必要がある。 b 乗物酔い防止薬に6歳未満の小児向けの製品はない。 c 乳幼児が乗物で移動中にむずがるような場合には、気圧変化による耳の痛みなどの要因を考慮するべきであり、乗物酔い防止薬を安易に使用することのないよう注意する必要がある。 d アミノ安息香酸エチルは、乗物酔い防止に古くから用いられている抗コリン成分である。
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解答
2
解説
乗物酔い防止薬には3歳未満の乳幼児向け製品はありませんが、3歳以上から使用できる製品は存在します。また、アミノ安息香酸エチルは胃粘膜への局所麻酔作用により嘔気・嘔吐を抑える目的で配合される局所麻酔成分です。抗コリン成分(スコポラミン等)と重複して副作用が生じるのを防ぐため、かぜ薬や鼻炎薬との併用は禁忌です。
解き方
- 記述a:抗ヒスタミン成分等の重複により強い眠気や抗コリン作用が現れるため併用を避ける必要があり「正」と判断します。
- 記述b:3歳未満用の製品はないが、3歳以上〜6歳未満向けの製品はあるため「誤」と判断します。
- 記述c:乳幼児の不機嫌は気圧変化による耳の痛み等も考えられ、安易な投与を避けるべきであり「正」と判断します。
- 記述d:アミノ安息香酸エチルは局所麻酔成分であり、抗コリン成分ではないため「誤」と判断します。
- 選択肢 1不正解
- 記述bが誤り、記述cが正しいため不適切です。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが誤、cが正、dが誤であり、正しい組合せです。
- 選択肢 3不正解
- 記述cが正しく、記述dが誤りであるため不適切です。
- 選択肢 4不正解
- 記述aが正しく、記述bが誤りであるため不適切です。
- 選択肢 5不正解
- 記述aが正しく、記述dが誤りであるため不適切です。
覚えるポイント
- 乗物酔い防止薬は3歳未満不可(3歳以上向けはある)。アミノ安息香酸エチルは局所麻酔成分。
間違えやすいところ
- アミノ安息香酸エチルを抗コリン成分と取り違えないようにする。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」鎮暈薬(乗物酔い防止薬)
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.7 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
鎮咳去痰薬の成分と漢方処方製剤
主な医薬品とその作用 · 鎮咳去痰薬 / ジプロフィリン / コデインリン酸塩 / 甘草湯 / ハンゲ
鎮咳去痰薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a 気管支拡張成分として配合されるジプロフィリンは、自律神経を介して気管支の平滑筋を弛緩させ、気管支を拡張させる。 b コデインリン酸塩は、胃腸の運動を低下させる作用を示し、副作用として便秘が現れることがある。 c 甘草湯は、構成生薬がカンゾウのみからなる漢方処方製剤で、激しい咳などに用いられる。 d ハンゲは、中枢性の鎮咳作用を示す生薬成分として配合されている場合がある。
解答・解説を表示
解答
4
解説
鎮咳去痰薬には気管支拡張成分、麻薬性・非麻薬性鎮咳成分、生薬・漢方処方が用いられます。ジプロフィリンはキサンチン系で自律神経を介さず平滑筋に直接作用します。コデイン類は腸運動抑制による便秘、甘草湯は単一構成生薬、ハンゲは中枢性鎮咳作用が特徴です。
解き方
- 記述aについて、ジプロフィリンは自律神経を介さず気管支平滑筋に直接作用するため「誤」と判断します。
- 記述bについて、コデインリン酸塩の腸管運動抑制による便秘の副作用は正しいため「正」と判断します。
- 記述cについて、甘草湯がカンゾウのみで構成され激しい咳に用いられる記述は正しいため「正」と判断します。
- 記述dについて、ハンゲの中枢性鎮咳作用の記述は正しいため「正」と判断し、正答を4と決定します。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りでdが正しいため誤った組合せです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤りでcが正しいため誤った組合せです。
- 選択肢 3不正解
- aが誤りでb・c・dが正しいため誤った組合せです。
- 選択肢 4正解
- a:誤、b:正、c:正、d:正の組合せであり正しいです。
- 選択肢 5不正解
- bが正しいため誤った組合せです。
覚えるポイント
- ジプロフィリンは自律神経を介さず気管支平滑筋に直接作用するキサンチン系成分です。
間違えやすいところ
- アドレナリン作動成分(交感神経刺激)とキサンチン系成分(直接作用)の作用機序の違いを混同しないようにしましょう。
出題の前提:平成30年度登録販売者試験(長野県)午後・問69および試験問題作成に関する手引き
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.7 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
口腔咽喉薬及び含嗽薬の使用方法と特徴
主な医薬品とその作用 · 口腔咽喉薬 / 含嗽薬 / トローチ剤 / 全身的影響
口腔咽喉薬及び含嗽薬(うがい薬)に関する次の記述のうち、誤っているものを1つ選びなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
外用薬であっても、口腔や咽頭の粘膜は血管が豊富であり、また唾液とともに有効成分が消化管へと嚥下されるため、成分が吸収されて全身性の副作用(アレルギーや甲状腺異常、相互作用等)を引き起こす可能性があります。
解き方
- 各選択肢の記述を確認し、誤っているものを探索します。
- 選択肢2について、局所適用製剤でも粘膜吸収や誤飲により全身的影響が生じることがあるため「誤り」と判断し、正答とします。
- 選択肢 1不正解
- 息を吸いながら噴射すると気道に吸い込まれるおそれがあるため、声を出しながら噴射するのが望ましく正しい記述です。
- 選択肢 2正解
- 局所適用薬であっても成分が粘膜吸収・嚥下されることで全身的な影響を生じることがあるため誤り(これが正答)です。
- 選択肢 3不正解
- 含嗽薬は濃度が高すぎると粘膜刺激、低すぎると効果不十分となるため正しい記述です。
- 選択肢 4不正解
- トローチやドロップは噛み砕かずに口中で徐々に溶かして患部に浸透させるため正しい記述です。
覚えるポイント
- 外用薬・局所作用薬であっても全身的な影響(副作用等)を生じることがあります。
間違えやすいところ
- 「局所作用だから全身的影響はない」という絶対的否定の記述は誤りであることが多い点に注意しましょう。
出題の前提:平成30年度登録販売者試験(長野県)午後・問70および試験問題作成に関する手引き
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.8 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
生薬マオウの薬理作用と注意点
主な医薬品とその作用 · マオウ / エフェドリン / 交感神経興奮作用 / 禁忌・注意
気管支拡張作用のあるマオウに関する次の記述の正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a 発汗促進、尿量増加(利尿)の作用も期待される。 b 心臓病、高血圧、糖尿病の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがある。 c 副交感神経系を刺激して気管支を拡張させる。
解答・解説を表示
解答
3
解説
マオウ(麻黄)は主成分としてエフェドリン類を含有し、交感神経系を刺激(アドレナリン様作用)することで気管支拡張、発汗促進、利尿作用などを示します。心拍数や血圧の上昇、血糖値の上昇を引き起こすため循環器疾患や糖尿病のある人では注意が必要です。
解き方
- 記述aについて、マオウには発汗促進・利尿作用があるため「正」と判断します。
- 記述bについて、アドレナリン様作用により心臓病・高血圧・糖尿病等の症状悪化リスクがあるため「正」と判断します。
- 記述cについて、気管支平滑筋を弛緩・拡張させるのは交感神経刺激(アドレナリン作動)によるものであり「誤」と判断します。
- a:正、b:正、c:誤の組合せである選択肢3を導き出します。
- 選択肢 1不正解
- cが誤りであるため誤った組合せです。
- 選択肢 2不正解
- bが正しく、cが誤りであるため誤った組合せです。
- 選択肢 3正解
- a:正、b:正、c:誤の組合せであり正しいです。
- 選択肢 4不正解
- aが正しく、cが誤りであるため誤った組合せです。
覚えるポイント
- マオウに含まれるエフェドリン類は「交感神経系」を刺激して気管支を拡張させます。
間違えやすいところ
- 気管支拡張作用をもたらす自律神経について、交感神経刺激と副交感神経遮断・刺激を混同しないように注意しましょう。
出題の前提:平成30年度登録販売者試験(長野県)午後・問71および試験問題作成に関する手引き
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.8 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
強心薬とその生薬成分(センソ・ジャコウ)
主な医薬品とその作用 · 強心薬 / センソ / ジャコウ / ゴオウ / 基原
強心薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a 強心薬には、心筋に作用して、その収縮力を高めるとされる成分が主体として配合される。 b センソは、通常用量においても悪心(吐きけ)、嘔吐の副作用が現れることがある。 c ジャコウは、ウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を鎮める等の作用がある。
解答・解説を表示
解答
1
解説
強心薬は心筋の収縮力を高めて血液循環を改善する医薬品です。センソはヒキガエル科の毒腺分泌物由来で有効安全域が狭く通常用量でも悪心・嘔吐が生じることがあります。動物生薬の基原として、ゴオウはウシの胆嚢結石、ジャコウはジャコウジカの雄の腺分泌物です。
解き方
- 記述aについて、心筋収縮力を高める成分が主体の強心薬の定義として「正」と判断します。
- 記述bについて、センソは有効域が狭く通常用量でも悪心・嘔吐を起こすことがあるため「正」と判断します。
- 記述cについて、「ウシの胆嚢中に生じた結石」はゴオウの基原でありジャコウではないため「誤」と判断します。
- a:正、b:正、c:誤に対応する組合せとして選択肢1を選択します。
- 選択肢 1正解
- a:正、b:正、c:誤の組合せであり正しいです。
- 選択肢 2不正解
- bが正しく、cが誤りであるため誤った組合せです。
- 選択肢 3不正解
- bが正しいため誤った組合せです。
- 選択肢 4不正解
- aが正しく、cが誤りであるため誤った組合せです。
- 選択肢 5不正解
- aが正しいため誤った組合せです。
覚えるポイント
- ウシの胆嚢結石はゴオウ、ジャコウジカの分泌物はジャコウです。
間違えやすいところ
- ゴオウ(牛黄)とジャコウ(麝香)の基原や生薬名の混同に注意しましょう。
出題の前提:平成30年度登録販売者試験(長野県)午後・問72および試験問題作成に関する手引き
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.8 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
高コレステロール改善薬とその成分の特徴
主な医薬品とその作用 · コレステロール / 高コレステロール改善薬 / ビタミンE / リボフラビン / 大豆油不鹸化物
高コレステロール改善薬及びその配合成分に関する次の記述(a~d)の正誤について、正しい組み合わせを選択しなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
高コレステロール改善薬は、血中コレステロール値の改善を目的とし、脂質代謝の改善や吸収抑制、抗酸化作用を有する成分が用いられます。ダイエットや痩身目的の医薬品ではない点や、ビタミンB2による無害な尿着色などの特性を正しく把握することが重要です。
解き方
- 記述aについて、ビタミンEの過酸化脂質生成抑制作用および血行促進作用を確認し「正」と判定する。
- 記述bについて、リボフラビンによる尿の黄色化は生理的排泄によるもので中止不要であるため「誤」と判定する。
- 記述cについて、大豆油不鹸化物(ソイステロール)の腸管でのコレステロール吸収抑制作用を確認し「正」と判定する。
- 記述dについて、痩身目的ではないことの確認及び専門家による正しい理解の促進の必要性から「正」と判定する。
- 正誤の並び「正・誤・正・正」に対応する選択肢2を正答とする。
- 選択肢 1不正解
- 記述bが「誤」、記述cが「正」であるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが誤、cが正、dが正であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- 記述cおよび記述dが「正」であるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- 記述aが「正」、記述bが「誤」、記述cが「正」であるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- 記述aが「正」であるため誤った組み合わせです。
答えの内訳
- a:正
- ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル等)は、コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑制し、末梢血管における血行を促進する作用を持ちます。
- b:誤
- リボフラビン(ビタミンB2)の摂取により尿が黄色くなることがありますが、これは吸収された成分が生理的に排泄されるためであり、服用を直ちに中止する必要はありません。
- c:正
- 大豆油不鹸化物(ソイステロール)は、小腸におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされています。
- d:正
- 高コレステロール改善薬は生活習慣病予防につながるものですが、ウエスト周囲径を減少させる等の痩身を目的とした医薬品ではありません。
覚えるポイント
- リボフラビン(ビタミンB2)摂取による尿の黄色化は生理的なもので問題ない
- 高コレステロール改善薬は痩身(ダイエット)目的の薬ではない
間違えやすいところ
- リボフラビンによる尿の着色を副作用と誤認して服用中止と判断してしまう誤り
出題の前提:平成30年度登録販売者試験問題・長野県(午後)問73、手引き第3章
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.9 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
貧血及び貧血用薬(鉄製剤)の適正使用
主な医薬品とその作用 · 貧血用薬 / 鉄製剤 / ヘモグロビン / タンニン酸 / 相互作用
貧血及び貧血用薬(鉄製剤)とその成分に関する次の記述(a~c)の正誤について、正しい組み合わせを選択しなさい。
解答・解説を表示
解答
5
解説
貧血用薬(鉄製剤)は鉄欠乏による貧血症状の改善に用いられ、予防的な服用は推奨されません。また、緑茶や紅茶に含まれるタンニン酸と結合して難溶性の化合物を形成し、吸収が妨げられるため服薬前後の摂取を避ける必要があります。
解き方
- 記述aについて、貧血用薬の予防的服用は不適当であるため「誤」と判定する。
- 記述bについて、鉄分が赤血球のヘモグロビン産生に不可欠であることから「正」と判定する。
- 記述cについて、タンニン酸は鉄と結合して吸収を低下(阻害)させるため「誤」と判定する。
- 正誤の並び「誤・正・誤」に対応する選択肢5を正答とする。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが「誤」であるため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが「誤」、記述bが「正」、記述cが「誤」であるため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- 記述aが「誤」、記述bが「正」であるため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- 記述cが「誤」であるため誤りです。
- 選択肢 5正解
- aが誤、bが正、cが誤であり、正しい組み合わせです。
答えの内訳
- a:誤
- 一般用医薬品の貧血用薬は、症状がみられない段階で予防的に服用することは適当ではありません。
- b:正
- 鉄分は、赤血球が酸素を全身へ運搬する上で不可欠なヘモグロビンを構成するミネラルです。
- c:誤
- 服用の前後30分にタンニン酸を含む緑茶やコーヒー等を摂取すると、タンニン酸と鉄が不溶性の塩を形成して鉄の吸収が阻害されます。
覚えるポイント
- 貧血用薬は予防的服用を行わない
- タンニン酸(緑茶・紅茶・コーヒー)は鉄の吸収を阻害する
間違えやすいところ
- タンニン酸が鉄の吸収を「促進」すると取り違える誤り
出題の前提:平成30年度登録販売者試験問題・長野県(午後)問74、手引き第3章
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.9 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
循環器用薬に含まれるユビデカレノンの特徴
主な医薬品とその作用 · 循環器用薬 / ユビデカレノン / コエンザイムQ10 / 相互作用 / 小児禁忌
循環器用薬に含まれている成分であるユビデカレノンに関する次の記述(a~d)の正誤について、正しい組み合わせを選択しなさい。
解答・解説を表示
解答
2
解説
ユビデカレノン(コエンザイムQ10)は、エネルギー産生に関与して心筋の酸素利用効率を高め、心臓の収縮力を助けて循環改善を図る成分です。過剰摂取や強心薬との併用に注意が必要であり、一般用医薬品としては15歳未満の小児向け製品はありません。
解き方
- 記述aについて、ユビデカレノンが別名コエンザイムQ10であるため「正」と判定する。
- 記述bについて、心筋の収縮力を「抑える」のではなく「高める(助ける)」作用であるため「誤」と判定する。
- 記述cについて、ユビデカレノン含有食品等との併用による消化器症状の増加リスクから「正」と判定する。
- 記述dについて、15歳未満の小児向け製品は存在しないため「誤」と判定する。
- 正誤の並び「正・誤・正・誤」に対応する選択肢2を正答とする。
- 選択肢 1不正解
- 記述bが「誤」であるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが誤、cが正、dが誤であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- 記述cが「正」、記述dが「誤」であるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- 記述aが「正」、記述bが「誤」、記述dが「誤」であるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- 記述aが「正」、記述bが「誤」、記述cが「正」、記述dが「誤」であるため誤った組み合わせです。
答えの内訳
- a:正
- ユビデカレノンは、別名コエンザイムQ10とも呼ばれる生体内成分です。
- b:誤
- ユビデカレノンは、心筋の酸素利用効率を高めて心筋の収縮力を「高める(助ける)」ことで血液循環を改善します。「収縮力を抑える」とする記述は誤りです。
- c:正
- ユビデカレノンを含む食品等と強心薬などを併用すると、胃部不快感、吐きけ、下痢などの消化器系副作用が現れやすくなるおそれがあります。
- d:誤
- 一般用医薬品のユビデカレノン製剤において、15歳未満の小児向けの製品は存在しません。
覚えるポイント
- ユビデカレノン=コエンザイムQ10、心筋の収縮力を高める(助ける)
- ユビデカレノン製剤に15歳未満の小児向け製品はない
間違えやすいところ
- 心筋の収縮力を「抑える」と「高める」の記述のすり替えを見落とす誤り
出題の前提:平成30年度登録販売者試験問題・長野県(午後)問75、手引き第3章
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.10 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
婦人薬の配合成分及び漢方処方製剤の特徴
主な医薬品とその作用 · 婦人薬 / エストラジオール / エチニルエストラジオール / センキュウ / 桂枝茯苓丸
婦人薬とその成分に関する次の記述(a~d)の正誤について、正しい組み合わせを選択しなさい。
解答・解説を表示
解答
3
解説
婦人薬にはホルモン成分(エストラジオール等)や生薬、漢方処方製剤が含まれます。女性ホルモン成分は妊婦禁忌かつ血栓症リスクがあり、生薬の作用や漢方処方の重篤な副作用(間質性肺炎と肝機能障害の違いなど)を正確に識別することが求められます。
解き方
- 記述aについて、エストラジオールは妊婦には禁忌であるため「誤」と判定する。
- 記述bについて、エチニルエストラジオールの長期連用による血栓症リスクから「正」と判定する。
- 記述cについて、センキュウの血行改善・強壮・鎮静・鎮痛作用の記述を確認し「正」と判定する。
- 記述dについて、桂枝茯苓丸の重篤な副作用は肝機能障害であり、間質性肺炎ではないため「誤」と判定する。
- 正誤の並び「誤・正・正・誤」に対応する選択肢3を正答とする。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが「誤」であるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが「誤」、記述bが「正」、記述cが「正」であるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 3正解
- aが誤、bが正、cが正、dが誤であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- 記述cが「正」、記述dが「誤」であるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- 記述bが「正」、記述cが「正」、記述dが「誤」であるため誤った組み合わせです。
答えの内訳
- a:誤
- エストラジオール等の女性ホルモン成分は、胎児の奇形等の悪影響のおそれがあるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避ける(禁忌)必要があります。
- b:正
- エチニルエストラジオール等の女性ホルモン成分を長期連用すると、血栓症を生じるおそれがあります。
- c:正
- センキュウ(セリ科)は、血行を改善して冷えや血色不良を和らげるほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して用いられます。
- d:誤
- 桂枝茯苓丸のまれに現れる重篤な副作用として知られているのは「肝機能障害」であり、間質性肺炎の報告はありません。
覚えるポイント
- エストロゲン製剤(女性ホルモン成分)は妊婦禁忌・長期連用で血栓症のリスク
- 桂枝茯苓丸の重篤な副作用は肝機能障害(間質性肺炎ではない)
間違えやすいところ
- 漢方処方の重篤な副作用において、間質性肺炎を生じる処方(小柴胡湯等)と肝機能障害を生じる処方を混同する誤り
出題の前提:平成30年度登録販売者試験問題・長野県(午後)問76、手引き第3章
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.10 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
内服アレルギー用薬の配合成分とその作用・副作用
主な医薬品とその作用 · 内服アレルギー用薬 / プソイドエフェドリン塩酸塩 / クロルフェニラミンマレイン酸塩 / ベラドンナ総アルカロイド
ある内服アレルギー用薬に配合されている「プソイドエフェドリン塩酸塩 120mg、クロルフェニラミンマレイン酸塩 8mg、ベラドンナ総アルカロイド 0.4mg、無水カフェイン 100mg(4カプセル中)」に関する記述のうち、正しいものの組合せを1つ選びなさい。 a プソイドエフェドリン塩酸塩は、鼻腔内の刺激を伝達する副交感神経系の働きを抑えることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として配合されている。 b プソイドエフェドリン塩酸塩は、副作用として不眠や神経過敏が現れることがある。 c クロルフェニラミンマレイン酸塩は、ヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、その働きを抑える作用を示す。 d ベラドンナ総アルカロイドは、抗炎症成分であり、皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として配合されている。
解答・解説を表示
解答
3
解説
鼻炎用内服薬には、血管収縮により鼻粘膜の充血・腫れを和らげるアドレナリン作動成分、ヒスタミン受容体を遮断してくしゃみや鼻水を抑える抗ヒスタミン成分、鼻汁分泌を抑える抗コリン成分などが目的別・機序別に配合されています。
解き方
- 記述aおよびbにおけるプソイドエフェドリン塩酸塩の作用機序(交感神経刺激による血管収縮)と中枢神経系への副作用(不眠、神経過敏等)を検証する。
- 記述cにおけるクロルフェニラミンマレイン酸塩の抗ヒスタミン作用(受容体遮断)の正誤を確認する。
- 記述dにおけるベラドンナ総アルカロイドの薬効区分(抗コリン成分であり抗炎症成分ではない)を確認し、正しい組合せを決定する。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りでcが正しいため、組合せとして誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aおよびdがともに誤りであるため不適切です。
- 選択肢 3正解
- bおよびcがともに正しい記述であるため正解です。
- 選択肢 4不正解
- bは正しいですが、dが誤りであるため不適切です。
- 選択肢 5不正解
- cは正しいですが、dが誤りであるため不適切です。
覚えるポイント
- プソイドエフェドリン塩酸塩は交感神経刺激による鼻粘膜血管収縮成分で不眠等の副作用がある。
間違えやすいところ
- ベラドンナ総アルカロイドを抗炎症成分と誤認しない(抗コリン成分で分泌抑制)。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」鼻に用いる薬・アレルギー用薬に関する記述に基づく。
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.11 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
ヒスタミンの生理作用と抗ヒスタミン成分の特徴
主な医薬品とその作用 · ヒスタミン / 抗ヒスタミン成分 / メキタジン / 抗コリン作用
ヒスタミン及び抗ヒスタミン成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a 生体内伝達物質であるヒスタミンは、脳の下部にある睡眠・覚醒に大きく関与する部位で覚醒の維持・調節を行う働きを担っている。 b 抗ヒスタミン成分は、抗コリン作用も示すため、緑内障の診断を受けた人は使用する前にその適否を医師等に相談すべきである。 c 抗ヒスタミン成分であるメキタジンは、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)、肝機能障害、血小板減少を生じることがある。
解答・解説を表示
解答
1
解説
ヒスタミンは中枢で覚醒の維持等に関与するため、抗ヒスタミン成分により眠気が生じます。また、多くの抗ヒスタミン成分は抗コリン作用も併せ持つため眼圧上昇のリスクがあり、メキタジン等では重篤な副作用(ショック、肝機能障害、血小板減少等)にも留意が必要です。
解き方
- 記述aについて、脳内ヒスタミンの覚醒維持・調節作用の役割を確認する(正しい)。
- 記述bについて、抗ヒスタミン成分がもたらす抗コリン作用と緑内障患者に対する相談事項を確認する(正しい)。
- 記述cについて、メキタジン特有の重篤な副作用(アナフィラキシー、肝機能障害、血小板減少)を確認する(正しい)。
- 選択肢 1正解
- a、b、cのすべてが正しい記述であるため正解です。
- 選択肢 2不正解
- cは正しい記述であるため、cを誤りとする本選択肢は不適です。
- 選択肢 3不正解
- bは正しい記述であるため、bを誤りとする本選択肢は不適です。
- 選択肢 4不正解
- aおよびcはともに正しい記述であるため不適です。
- 選択肢 5不正解
- aおよびbはともに正しい記述であるため不適です。
覚えるポイント
- メキタジンはまれにショック、肝機能障害、血小板減少を生じることがある。
間違えやすいところ
- 抗ヒスタミン成分には抗コリン作用もあるため緑内障や排尿困難の人は相談が必要。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」鼻炎用点鼻薬・アレルギー用薬に関する記述に基づく。
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.11 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
鼻に用いる薬とその成分の作用・適用範囲
主な医薬品とその作用 · 点鼻薬 / アドレナリン作動成分 / クロモグリク酸ナトリウム / ベンザルコニウム塩化物
鼻に用いる薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a アドレナリン作動成分が配合された点鼻薬は、過度に使用されると鼻粘膜の血管が拡張して二次充血を招き、鼻づまり(鼻閉)がひどくなりやすい。 b クロモグリク酸ナトリウムは、アレルギー性でない鼻炎や副鼻腔炎に対しては無効である。 c 鼻粘膜の過敏症(痛みや痒みなど)を抑えることを目的として、ベンザルコニウム塩化物が配合されている場合がある。 d 一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は、急性又はアレルギー性の鼻炎及びそれらに伴う副鼻腔炎の他、蓄膿症などの慢性のものも対象となる。
解答・解説を表示
解答
2
解説
点鼻薬のアドレナリン作動成分の過剰使用は二次充血による鼻づまり悪化を招きます。クロモグリク酸ナトリウムは肥満細胞からのヒスタミン等遊離抑制薬でありアレルギー症状にのみ有効です。殺菌消毒成分と局所麻酔成分の役割、一般用点鼻薬が慢性の蓄膿症を対象外としている点も理解が必要です。
解き方
- 記述aを判定:血管収縮成分の連用・過剰使用による二次充血(リバウンド)の記述は正しい。
- 記述bを判定:クロモグリク酸ナトリウムは抗アレルギー成分であり非アレルギー性鼻炎等には無効であるため正しい。
- 記述cを判定:ベンザルコニウム塩化物は殺菌消毒成分であり、過敏症(痛みや痒み)を抑えるのは局所麻酔成分(リドカイン等)であるため誤り。
- 記述dを判定:一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬は急性・アレルギー性鼻炎等を対象とし、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)は対象外であるため誤り。
- 選択肢 1不正解
- cが誤りであるため不適切です。
- 選択肢 2正解
- a:正、b:正、c:誤、d:誤の組合せで正解です。
- 選択肢 3不正解
- aが正、dが誤りであるため不適切です。
- 選択肢 4不正解
- aが正、cが誤りであるため不適切です。
- 選択肢 5不正解
- aおよびbがともに正であるため不適切です。
覚えるポイント
- 一般用鼻炎用点鼻薬は蓄膿症など慢性の副鼻腔炎は適応対象外である。
間違えやすいところ
- ベンザルコニウム塩化物は殺菌消毒成分であり局所麻酔成分ではない。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」鼻に用いる薬(点鼻薬)の適応範囲・配合成分に基づく。
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.12 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
一般用検査薬の対象と特徴
主な医薬品とその作用 · 一般用検査薬 / 検査対象外疾患 / 検査検体 / 擬陰性・擬陽性
一般用検査薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a 悪性腫瘍や心筋梗塞など重大な疾患の診断に関係するものは、一般用検査薬の対象外である。 b 一般用検査薬の検査に用いる検体は、尿、糞便、血液などの採取が容易なものである。 c 通常、尿は弱酸性であるが、食事その他の影響で中性~弱アルカリ性に傾くと、正確な検査結果が得られなくなることがある。 d 一般用検査薬では、検査結果が擬陰性・擬陽性となることはない。
解答・解説を表示
解答
3
解説
一般用検査薬は、消費者が自ら検体を採取して健康状態を把握するための簡易検査薬です。侵襲を伴う検体採取(血液等)や悪性腫瘍など重大疾患の診断に関わるものは対象外です。また、検体採取の条件等により擬陽性・擬陰性を生じる可能性があります。
解き方
- 記述aを検証:悪性腫瘍や心筋梗塞など重大疾患に関係するものは一般用検査薬の対象外であるため正しい。
- 記述bを検証:血液は侵襲を伴うため一般用検査薬の検体としては認められておらず誤り(尿や糞便等の侵襲のないものが該当)。
- 記述cを検証:尿糖や尿蛋白等の検査試薬は弱酸性の条件下で反応するように設計されており、尿pHが変動すると正確な結果が得られないことがあるため正しい。
- 記述dを検証:一般用検査薬でも偽陰性(擬陰性)や偽陽性(擬陽性)が生じる可能性があるため誤り。
- 選択肢 1不正解
- bが誤り、cが正であるため不適です。
- 選択肢 2不正解
- aが正、bが誤りであるため不適です。
- 選択肢 3正解
- a:正、b:誤、c:正、d:誤の組合せで正解です。
- 選択肢 4不正解
- aが正、dが誤りであるため不適です。
- 選択肢 5不正解
- cが正、dが誤りであるため不適です。
覚えるポイント
- 一般用検査薬の検体として血液などの侵襲を伴うものは認められていない。
間違えやすいところ
- 簡易検査薬であっても擬陽性・擬陰性を生じる可能性は否定できない。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」一般用検査薬の概要と留意点に基づく。
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.12 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
制酸薬及び胃粘膜保護・修復成分の特徴
主な医薬品とその作用 · 制酸薬 / 炭酸水素ナトリウム / 酸化マグネシウム / アルジオキサ
胃腸に作用する薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a 中和反応によって胃酸の働きを弱めること(制酸)を目的として、炭酸水素ナトリウム(重曹)のほか、酸化マグネシウム等のマグネシウムを含む成分が配合されている場合がある。 b 制酸薬は、胃液の分泌亢進による胃酸過多や、それに伴う胸やけ、腹部の不快感等の症状を緩和することを目的とする医薬品である。 c 胃粘膜保護・修復成分であるアルジオキサは、マグネシウムを含むため、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。
解答・解説を表示
解答
2
解説
制酸薬は胃酸を中和して胃粘膜への刺激を緩和します。アルジオキサやスクラルファート等のアルミニウム含有成分は、透析を受けている人ではアルミニウム脳症等の恐れがあるため使用を避ける必要があります。
解き方
- 記述aを検証:炭酸水素ナトリウムや酸化マグネシウムは胃酸を中和する制酸成分であるため正しい。
- 記述bを検証:制酸薬の目的(胃酸過多や胸やけ、腹部不快感の緩和)についての記述は正しい。
- 記述cを検証:アルジオキサが含む金属はアルミニウム(アラントインとアルミニウムの複合体)であり、マグネシウムではないため誤り。
- 選択肢 1不正解
- cは誤りであるため不適切です。
- 選択肢 2正解
- a:正、b:正、c:誤の組合せで正解です。
- 選択肢 3不正解
- bは正しく、cは誤りであるため不適切です。
- 選択肢 4不正解
- aは正しく、cは誤りであるため不適切です。
覚えるポイント
- アルジオキサやスクラルファートはアルミニウムを含むため透析患者は禁忌。
間違えやすいところ
- アルジオキサに含まれる金属成分をマグネシウムと混同しない。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」胃の薬(制酸薬・胃粘膜保護成分)に基づく。
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.13 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
健胃生薬の基原と作用機序
主な医薬品とその作用 · オウバク / センブリ / ユウタン / ゲンチアナ
健胃薬に含まれている生薬成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せを1つ選びなさい。 a オウバクは、ミカン科のキハダ又はフェロデンドロン・キネンセの周皮を除いた樹皮を基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられる。 b センブリは、クスノキ科のシンナモムム・カッシアの樹皮又は周皮の一部を除いたものを基原とする生薬で、香りによる健胃作用を期待して用いられる。 c ユウタンは、クマ科のヒグマその他近縁動物の胆汁を乾燥したものを基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられるほか、消化補助成分として配合される場合もある。 d ゲンチアナは、モクレン科のホオノキ等の樹皮を基原とする生薬で、香りによる健胃作用を期待して用いられる。
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解答
1
解説
健胃生薬には味覚神経を刺激して胃液分泌を促す「苦味健胃生薬」(オウバク、ユウタン、センブリ、ゲンチアナ等)と、嗅覚刺激により胃機能を高める「芳香性健胃生薬」(ケイヒ、コウボク等)があります。生薬名と基原植物・作用区分の整合性を把握することが不可欠です。
解き方
- 記述aを検証:オウバクはミカン科キハダ等の樹皮で苦味健胃生薬であり正しい。
- 記述bを検証:クスノキ科の樹皮で芳香性健胃生薬なのは「ケイヒ」であり、センブリ(リンドウ科センブリの開花期の全草、苦味健胃)の説明ではないため誤り。
- 記述cを検証:ユウタンはクマ科動物の胆汁乾燥物で苦味健胃・消化補助作用を持つため正しい。
- 記述dを検証:モクレン科ホオノキの樹皮は「コウボク」の説明であり、ゲンチアナ(リンドウ科ゲンチアナ等の根・根茎、苦味健胃)ではないため誤り。
- 選択肢 1正解
- aとcがともに正しい記述であるため正解です。
- 選択肢 2不正解
- aは正しいですが、dが誤りであるため不適です。
- 選択肢 3不正解
- cは正しいですが、bが誤りであるため不適です。
- 選択肢 4不正解
- bおよびdがともに誤りであるため不適です。
覚えるポイント
- オウバク・センブリ・ゲンチアナ・ユウタンは苦味健胃、ケイヒ・コウボクは芳香性健胃。
間違えやすいところ
- センブリとケイヒ、ゲンチアナとコウボクの基原植物や作用機序のすり替えに注意する。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」胃の薬(健胃薬・健胃生薬)に基づく。
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.13 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
整腸薬・止瀉薬の成分と使用上の留意点
主な医薬品とその作用 · 整腸薬 / 収斂成分 / ロペラミド塩酸塩 / 小児禁忌
腸の薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a 整腸薬、瀉下薬には医薬部外品として製造販売されている製品もあるが、それらは人体に対する作用が緩和なものとして、配合できる成分やその上限量が定められている。 b 収斂成分を主体とする止瀉薬については、細菌性の下痢や食中毒のときに使用して腸の運動を鎮めると、かえって状態を悪化させるおそれがある。 c ロペラミド塩酸塩を含む一般用医薬品は、10歳の小児に使用できる。
解答・解説を表示
解答
2
解説
止瀉薬は原因に応じた適正使用が不可欠であり、細菌性下痢・食中毒では毒素排出を妨げないよう腸管運動抑制成分等の安易な使用を避けます。また、強力な腸管運動抑制作用を持つロペラミド塩酸塩は小児(15歳未満)禁忌です。
解き方
- 記述aを検証:整腸薬や瀉下薬の医薬部外品は作用が緩和なものとして配合成分・上限量が定められており正しい。
- 記述bを検証:感染性下痢に対して止瀉薬で無理に腸運動を止めると症状悪化を招くため正しい。
- 記述cを検証:ロペラミド塩酸塩を含む一般用医薬品は15歳未満の小児に対して使用禁忌であるため誤り。
- 選択肢 1不正解
- cが誤りであるため不適切です。
- 選択肢 2正解
- a:正、b:正、c:誤の組合せで正解です。
- 選択肢 3不正解
- aが正、cが誤りであるため不適切です。
- 選択肢 4不正解
- bが正、cが誤りであるため不適切です。
- 選択肢 5不正解
- bは正しい記述であるため不適切です。
覚えるポイント
- ロペラミド塩酸塩は15歳未満の小児には使用してはならない。
間違えやすいところ
- 細菌性下痢や食中毒の際に止瀉薬を安易に用いると病勢を悪化させる。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」腸の薬(整腸薬・止瀉薬)に基づく。
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.13 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
胃腸鎮痛鎮痙薬の成分と作用・副作用
主な医薬品とその作用 · 抗コリン成分 / パパベリン塩酸塩 / アミノ安息香酸エチル / オキセサゼイン
胃腸鎮痛鎮痙薬に含まれている成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a ブチルスコポラミン臭化物等の抗コリン成分を含む医薬品は、口渇、便秘、排尿困難等の副作用が現れることがある。 b パパベリン塩酸塩は、中枢神経に働いて、主に胃液分泌を抑える。 c アミノ安息香酸エチルは、メトヘモグロビン血症を起こすおそれがあるため、6歳未満の小児への使用は避ける必要がある。 d オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。
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解答
2
解説
抗コリン成分は副交感神経遮断により消化管緊張を緩める一方、口渇や排尿困難を生じます。パパベリン塩酸塩は平滑筋に直接作用して痙攣を鎮めます。アミノ安息香酸エチルは局所麻酔作用を持ちますが6歳未満禁忌(メトヘモグロビン血症)であり、オキセサゼインは局所麻酔と胃液分泌抑制作用を併せ持ちます。
解き方
- 記述aを検証:ブチルスコポラミン等の抗コリン成分は口渇、便秘、排尿困難等の副作用を示すため正しい。
- 記述bを検証:パパベリン塩酸塩は消化管平滑筋に直接作用して痙攣を抑える成分であり、中枢神経に働いて胃液分泌を抑えるのではないため誤り。
- 記述cを検証:アミノ安息香酸エチルはメトヘモグロビン血症の危険性があるため6歳未満の小児への使用は避ける必要があり正しい。
- 記述dを検証:オキセサゼインは局所麻酔作用のほか胃液分泌抑制作用もあり、鎮痛鎮痙薬と制酸薬の双方に用いられるため正しい。
- 選択肢 1不正解
- aが正、bが誤りであるため不適です。
- 選択肢 2正解
- a:正、b:誤、c:正、d:正の組合せで正解です。
- 選択肢 3不正解
- cは正しい記述であるため不適です。
- 選択肢 4不正解
- bが誤り、dが正であるため不適です。
- 選択肢 5不正解
- aが正、bが誤りであるため不適です。
覚えるポイント
- パパベリン塩酸塩は消化管平滑筋に直接作用して痙攣を緩解する成分。
間違えやすいところ
- アミノ安息香酸エチルはメトヘモグロビン血症のおそれにより6歳未満使用不可。
出題の前提:手引き「主な医薬品とその作用」胃腸鎮痛鎮痙薬の各成分の作用機序・副作用に基づく。
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.14 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
浣腸薬とその適正使用及び成分
主な医薬品とその作用 · 浣腸薬 / グリセリン / ビサコジル
浣腸薬とその成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
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解答
2
解説
浣腸薬は直腸内に直接適用して排便を促す薬剤であり、注入剤や坐剤が存在します。使用時は直腸粘膜を傷つけないようゆっくり挿入・注入し、使い残しは汚染等の危険があるため保管せず廃棄する必要があります。
解き方
- 各記述の正誤を検討する。aは坐剤の存在について述べており正しい。
- bは残量の再利用の可否であり、変質や汚染の観点から誤りである。
- cは注入速度等の手技であり、急速注入ではなくゆっくり注入するため誤りである。
- dはビサコジルの作用機序の記述であり、浸透圧作用を示すのはグリセリンであるため誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- 記述bが誤りであるため、この組み合わせは不適当です。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが誤であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- 記述aが正、cおよびdが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 4不正解
- 記述aが正、bおよびdが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 5不正解
- 記述aが正、bおよびcが誤りであるため不適当です。
覚えるポイント
- 浣腸の注入液の残量は変質・感染防止のため必ず廃棄する
- グリセリンは浸透圧の差、ビサコジルは直腸粘膜刺激により排便を促す
間違えやすいところ
- 注入後はすぐに手を離さず、容器を押し潰した状態でゆっくり引き抜く必要がある点を取り違えやすい
出題の前提:平成30年度登録販売者試験の手引き(医薬品の適正使用と作用)に基づく。
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.14 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
駆虫薬とその作用・留意点
主な医薬品とその作用 · 駆虫薬 / パモ酸ピルビニウム / サントニン
駆虫薬とその成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
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解答
4
解説
一般用医薬品の駆虫薬は腸管内に寄生する回虫および蟯虫の駆除を目的としています。虫体の代謝を阻害したり麻痺させたりする作用を持ちますが、一度に多く服用しても駆虫効果は高まらず副作用のリスクが高まります。
解き方
- 記述aについて、一般用医薬品の対象寄生虫が回虫と蟯虫であることを確認し正しいと判断する。
- 記述bについて、過量服用による駆虫効果の向上はなく副作用が増すため用法用量厳守であることを確認し正しいと判断する。
- 記述cとdについて、パモ酸ピルビニウム(蟯虫の呼吸・代謝抑制)とサントニン(回虫の自発運動抑制)の作用対象が生理活性と逆転して記述されているため誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが正、cおよびdが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 2不正解
- 記述bが正、dが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 3不正解
- 記述aが正、cが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 4正解
- aが正、bが正、cが誤、dが誤であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- 記述bが正、cが誤りであるため不適当です。
覚えるポイント
- パモ酸ピルビニウムは蟯虫駆除(呼吸・栄養代謝阻害、尿や便が赤くなる)
- サントニンは回虫駆除(自発運動を抑制)
間違えやすいところ
- パモ酸ピルビニウムとサントニンの作用対象(回虫か蟯虫か)を混同しやすい
出題の前提:平成30年度登録販売者試験の手引きに基づく。
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.15 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
制酸薬の処方成分と作用・副作用
主な医薬品とその作用 · 制酸成分 / アズレンスルホン酸ナトリウム / ロートエキス
ある制酸薬(アズレンスルホン酸ナトリウム水和物、アルジオキサ、水酸化マグネシウム、沈降炭酸カルシウム、合成ヒドロタルサイト、ロートエキス配合)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
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解答
4
解説
制酸薬には過剰な胃酸を中和する成分や荒れた粘膜を修復する成分が含まれます。また抗コリン成分であるロートエキスは胃液分泌や胃痙攣を抑える反面、乳汁分泌抑制(母乳が出にくくなる)の副作用があります。
解き方
- 記述aのアズレンスルホン酸ナトリウム水和物の粘膜保護・修復作用を確認し、正しいと判断する。
- 記述bの沈降炭酸カルシウムが中和反応による制酸作用を持つことを確認し、正しいと判断する。
- 記述cのロートエキスが母乳の分泌に与える影響を確認し、「出やすくなる」ではなく「出にくくなる」であるため誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- 記述aおよびbが正しいため不適当です。
- 選択肢 2不正解
- 記述bが正しいため不適当です。
- 選択肢 3不正解
- 記述aが正、cが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 4正解
- aが正、bが正、cが誤であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- 記述bが正、cが誤りであるため不適当です。
覚えるポイント
- ロートエキスなどの抗コリン成分は母乳が出にくくなる(乳汁分泌抑制)
- 沈降炭酸カルシウムや水酸化マグネシウムは制酸成分
間違えやすいところ
- ロートエキスの授乳婦への影響(出にくくなることと乳児への移行による頻脈等)を「出やすくなる」と取り違えないようにする
出題の前提:平成30年度登録販売者試験の手引きに基づく。
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.16 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
外用痔疾用薬の成分と全身作用・使用上の注意
主な医薬品とその作用 · 外用痔疾用薬 / 局所麻酔成分 / アドレナリン作動成分 / ステロイド成分
外用痔疾用薬とその成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
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解答
4
解説
外用痔疾用薬(坐剤、注入軟膏等)は局所に適用されるものの、直腸粘膜から有効成分が吸収されて全身的な影響を及ぼすことがあります。アドレナリン作動成分による循環器系への影響やステロイドによる副作用に注意が必要です。
解き方
- 記述aについて、直腸粘膜吸収による全身影響の可能性を確認し、正しいと判断する。
- 記述bについて、メチルエフェドリン塩酸塩等の交感神経興奮作用が心臓や代謝に影響を及ぼすことを確認し、正しいと判断する。
- 記述cについて、ステロイド含有製剤は含有量にかかわらず長期連用を避ける必要があるため、正しいと判断する。
- 記述dについて、局所の感染防止にクロルヘキシジン塩酸塩等の殺菌消毒成分が配合されることを確認し、正しいと判断する。
- 選択肢 1不正解
- 記述aおよびdも正しいため不適当です。
- 選択肢 2不正解
- 記述bも正しいため不適当です。
- 選択肢 3不正解
- 記述cおよびdも正しいため不適当です。
- 選択肢 4正解
- a、b、c、dの全てが正しく、適切な組み合わせです。
覚えるポイント
- 外用痔疾用薬の坐剤・注入軟膏は直腸粘膜から吸収され全身影響を起こし得る
- ステロイド性抗炎症成分含有の外用痔疾用薬は長期連用を避ける
間違えやすいところ
- 外用薬だから全身への影響は全く生じないと誤認しやすい
出題の前提:平成30年度登録販売者試験の手引きに基づく。
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.16 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
内用痔疾用薬とその配合成分
主な医薬品とその作用 · 内用痔疾用薬 / 生薬成分 / 止血成分 / ビタミンE
内用痔疾用薬とその成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
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解答
4
解説
内用痔疾用薬は体の内側からうっ血を改善し、炎症や出血を抑え、便通を整えるための成分(生薬、止血成分カルバゾクロム、血行促進成分ビタミンEなど)が配合されます。
解き方
- 記述aの緩下や抗炎症を目的とした生薬成分の配合を確認し、正しいと判断する。
- 記述bのオウゴンやセイヨウトチノミの抗炎症作用を確認し、正しいと判断する。
- 記述cのカルバゾクロムの毛細血管補強による止血作用を確認し、正しいと判断する。
- 記述dの末梢血行促進・鬱血改善成分を確認し、該当するのはビタミンE(トコフェロール)でありビタミンDではないため誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- 記述cが正、dが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが正、dが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 3不正解
- 記述bが正、dが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 4正解
- aが正、bが正、cが正、dが誤であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- 記述dが誤りであるため不適当です。
覚えるポイント
- カルバゾクロムは毛細血管を補強・強化して止血する
- 内用痔疾用薬で血行を促し鬱血を改善するのはビタミンE
間違えやすいところ
- 血行促進作用を持つビタミンEと、カルシウム代謝に関与するビタミンDを取り違えやすい
出題の前提:平成30年度登録販売者試験の手引きに基づく。
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.17 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
眼科用薬の適正使用と配合成分
主な医薬品とその作用 · 眼科用薬 / 人工涙液 / コンタクトレンズ / コンドロイチン硫酸ナトリウム
眼科用薬とその成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
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解答
5
解説
眼科用薬は点眼時にレンズに吸着する防腐剤等の影響を避けるため、コンタクト装着時の使用可否表示に厳格に従う必要があります。また成分ごとに粘膜保護(コンドロイチン)やピント調節改善(ネオスチグミン)などの固有の役割があります。
解き方
- 記述aについて、人工涙液は目の疲れやコンタクト装着時の不快感にも用いられるため、用いられないとする記述は誤りと判断する。
- 記述bについて、コンタクトレンズ装着時の点眼可否の原則を確認し、記載がない限り行うべきでないため正しいと判断する。
- 記述cについて、コリンエステラーゼ阻害によりピント調節機能を改善する成分はネオスチグミンメチル硫酸塩であり、コンドロイチン硫酸ナトリウムの説明ではないため誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが誤、bが正しいため不適当です。
- 選択肢 2不正解
- 記述aおよびcが誤、bが正しいため不適当です。
- 選択肢 3不正解
- 記述cが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 4不正解
- 記述aが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 5正解
- aが誤、bが正、cが誤であり、正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- 人工涙液は涙液補充だけでなく目の疲れ・コンタクト装着時の不快感にも適応がある
- ネオスチグミンメチル硫酸塩はコリンエステラーゼ阻害により目の調節機能を改善する
間違えやすいところ
- コンドロイチン硫酸ナトリウム(角膜保護・保湿)とネオスチグミンメチル硫酸塩の作用機序の混同に注意する
出題の前提:平成30年度登録販売者試験の手引きに基づく。
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.17 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
点眼薬の成分と注意点
主な医薬品とその作用 · 点眼薬 / アドレナリン作動成分 / ヒアルロン酸ナトリウム / 抗ヒスタミン成分
眼科用薬に含まれている成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
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解答
5
解説
眼科用薬に配合されるアドレナリン作動成分は散瞳作用等により眼圧を上昇させ、緑内障を悪化させる恐れがあります。また抗ヒスタミン成分はヒスタミンの作用を競合的に遮断(抑制)することでアレルギー症状を和らげます。
解き方
- 記述aについて、アドレナリン作動成分が緑内障患者で招くのは「眼圧の上昇」であるため誤りと判断する。
- 記述bについて、ヒアルロン酸ナトリウムが添加物としてコンドロイチン等とともに粘稠性を高める目的で使用されることを確認し正しいと判断する。
- 記述cについて、クロルフェニラミンマレイン酸塩はヒスタミンの働きを「抑える(抑制)」ことで痒みを鎮めるため「促進する」は誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- 記述aおよびcが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 2不正解
- 記述bが正、cが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 3不正解
- 記述aが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 4不正解
- 記述aが誤、bが正しいため不適当です。
- 選択肢 5正解
- aが誤、bが正、cが誤であり、正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- アドレナリン作動成分は眼圧上昇を招くおそれがあるため緑内障で相談
- ヒアルロン酸ナトリウムは点眼薬の添加物(粘稠化剤)として配合される
間違えやすいところ
- アドレナリン作動成分の眼圧への影響(上昇か低下か)を読み違えないように注意する
出題の前提:平成30年度登録販売者試験の手引きに基づく。
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.18 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
外皮用薬の剤形・成分と注意事項
主な医薬品とその作用 · 外皮用薬 / 貼付剤 / 消毒薬 / ケトプロフェン
外皮用薬とその成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
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解答
3
解説
外皮用薬の使用にあたっては皮膚の清浄状態や刺激性に注意が必要です。消毒薬のスペクトルとしてクロルヘキシジンは結核菌やウイルスに効果がなく、NSAIDsのケトプロフェンは光線過敏症の重篤な副作用リスクがあります。
解き方
- 記述aの貼付剤の使用前処置(汗や汚れの除去)の必要性を確認し、正しいと判断する。
- 記述bのエタノールの刺激性とガーゼ等での貼付・湿布の回避を確認し、正しいと判断する。
- 記述cについて、クロルヘキシジングルコン酸塩は結核菌やウイルスには無効(効果がない)であるため誤りと判断する。
- 記述dについて、ケトプロフェンは紫外線による光線過敏症を起こすおそれがあるため「起こすことはない」は誤りと判断する。
- 選択肢 1不正解
- 記述bが正、cが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが正、dが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが正、cが誤、dが誤であり、正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- 記述bが正、dが誤りであるため不適当です。
- 選択肢 5不正解
- 記述aが正、cおよびdが誤りであるため不適当です。
覚えるポイント
- クロルヘキシジングルコン酸塩は一般細菌や真菌に有効だが、結核菌・ウイルスには無効
- ケトプロフェン貼付剤は使用中・使用後も紫外線を避ける(光線過敏症予防)
間違えやすいところ
- クロルヘキシジンの殺菌スペクトル(結核菌・ウイルスへの有効性の有無)を取り違えやすい
出題の前提:平成30年度登録販売者試験の手引きに基づく。
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.18 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
抗真菌薬の剤形選択及び成分
主な医薬品とその作用 · みずむし・たむし用薬 / 抗真菌成分 / 剤形の特徴
抗真菌薬とその成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
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解答
4
解説
抗真菌薬は患部の皮膚症状(湿潤、乾燥、角質化など)に応じて適切な剤形(軟膏、クリーム、液剤)を選択することが重要であり、イミダゾール系等の成分による局所皮膚症状の副作用にも留意します。
解き方
- 患部の皮膚状態と適合する剤形(じゅくじゅく湿潤には軟膏・クリーム、厚く角質化した部分には液剤)の組み合わせを確認する。
- イミダゾール系抗真菌成分であるオキシコナゾール硝酸塩の主な副作用を確認し、すべての記述の正誤を判定する。
- 選択肢 1不正解
- cの記述も正しいため、誤りとする本選択肢は不適である。
- 選択肢 2不正解
- bの記述も正しいため、誤りとする本選択肢は不適である。
- 選択肢 3不正解
- aの記述も正しいため、誤りとする本選択肢は不適である。
- 選択肢 4正解
- a、b、cの記述はいずれも正しいため、正解となる組み合わせである。
覚えるポイント
- じゅくじゅく湿潤患部には軟膏やクリームが適し、角質化した患部には液剤が適する。
間違えやすいところ
- 亀裂やただれがある患部に刺激の強い液剤を使用して悪化させる誤りに注意する。
出題の前提:手引き(平成30年3月改訂)主な医薬品とその作用・みずむし・たむし用薬
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.18 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
歯槽膿漏薬の成分と特徴
主な医薬品とその作用 · 歯痛・歯槽膿漏薬 / 抗炎症成分 / 組織修復成分 / 殺菌消毒成分
歯槽膿漏薬とその成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
4
解説
歯槽膿漏薬には患部に塗布する外用薬のほかに全身的に歯周組織の炎症を鎮める内服薬もあり、抗炎症生薬、組織修復成分、殺菌消毒成分などの役割を正確に把握する必要があります。
解き方
- 歯槽膿漏薬に内服薬が存在するかどうか(記述a)を確認する。
- カミツレ(記述b)およびアラントイン(記述c)の効能・作用の正誤を判断する。
- セチルピリジニウム塩化物(記述d)の作用が生薬や刺激成分と混同されていないか確認する。
- 選択肢 1不正解
- bが誤とされているため不適である。
- 選択肢 2不正解
- cが誤、dが正とされているため不適である。
- 選択肢 3不正解
- aが正、bが誤とされているため不適である。
- 選択肢 4正解
- aは誤、bは正、cは正、dは誤であり、正しい組み合わせである。
- 選択肢 5不正解
- aが正、cが誤とされているため不適である。
覚えるポイント
- 歯槽膿漏薬には外用薬のほか内服薬もあり、セチルピリジニウム塩化物は殺菌消毒成分である。
間違えやすいところ
- セチルピリジニウム塩化物を冷感刺激や組織収縮成分と混同しないよう注意する。
出題の前提:手引き(平成30年3月改訂)主な医薬品とその作用・歯痛・歯槽膿漏薬
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.19 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
禁煙補助剤の適正使用と留意点
主な医薬品とその作用 · 禁煙補助剤 / ニコチン製剤 / 相互作用・使用上の注意
禁煙補助剤に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
5
解説
ニコチン含有咀嚼剤は、菓子のガムのように噛むと唾液とともに飲み込まれて胃障害を起こすため、ゆっくり断続的に噛む必要があります。また口腔内が酸性になると吸収が低下し、うつ病経験者は症状再発のリスクがあるため使用を避けます。
解き方
- 咀嚼剤の使用法(急速に噛んで唾液を分泌させるか、ゆっくり噛んで口腔粘膜から吸収させるか)を検討する。
- うつ病の診断を受けたことがある人が使用を避けるべきかを確認する。
- 口腔内の酸塩基度(酸性)がニコチンの吸収に及ぼす影響を検討する。
- 選択肢 1不正解
- aが正、bが誤、cが正とされており不適である。
- 選択肢 2不正解
- aが正、bが誤とされており不適である。
- 選択肢 3不正解
- aが正とされており不適である。
- 選択肢 4不正解
- cが正とされており不適である。
- 選択肢 5正解
- aは誤、bは正、cは誤であり、正しい組み合わせである。
覚えるポイント
- 禁煙補助咀嚼剤はゆっくり噛み、酸性飲料後は吸収が低下するため使用を避ける。
間違えやすいところ
- 口腔内が酸性になるとニコチンの吸収が「促進」されると逆に覚えてしまう誤りに注意する。
出題の前提:手引き(平成30年3月改訂)主な医薬品とその作用・禁煙補助剤
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.19 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
ビタミン成分の作用と過剰症
主な医薬品とその作用 · ビタミン主薬製剤 / 脂溶性ビタミン / 水溶性ビタミン / 過剰症
ビタミン成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
2
解説
ビタミン成分は適正な摂取が不可欠ですが、脂溶性ビタミン(A、D等)の過剰摂取は過剰症を招きます。ビタミンAは夜間視力や皮膚粘膜の維持、ビタミンDはカルシウム代謝に関与し高カルシウム血症の過剰症があり、抗酸化作用はビタミンEの特徴です。
解き方
- ビタミンAの生理作用(夜間視力、皮膚・粘膜機能)が正しいか判断する。
- 高カルシウム血症・異常石灰化がどのビタミンの過剰症か(ビタミンD)を確認し記述bを判定する。
- 体内の脂質を酸化から守る抗酸化作用を示すビタミンが何か(ビタミンE)を確認し記述cを判定する。
- ビタミン成分の大量摂取時の過剰症リスクについての記述dの正誤を判定する。
- 選択肢 1不正解
- aが誤、bが正、cが正、dが誤となっており不適である。
- 選択肢 2正解
- aは正、bは誤、cは誤、dは正であり、正しい組み合わせである。
- 選択肢 3不正解
- cが正とされているため不適である。
- 選択肢 4不正解
- aおよびdが誤とされているため不適である。
- 選択肢 5不正解
- aが誤、bが正とされているため不適である。
覚えるポイント
- 高カルシウム血症はビタミンDの過剰症、抗酸化作用はビタミンEの特徴である。
間違えやすいところ
- ビタミンB1(糖代謝に関与)とビタミンE(抗酸化作用)の作用を取り違えないようにする。
出題の前提:手引き(平成30年3月改訂)主な医薬品とその作用・滋養強壮保健薬
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.20 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
漢方処方製剤及び生薬成分の特徴
主な医薬品とその作用 · 生薬成分 / 漢方処方製剤 / 防風通聖散 / 基原
漢方処方製剤と生薬成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
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解答
4
解説
ブシは心筋収縮力を高め血液循環を促す生薬です。ブクリョウはマツホドの菌核が基原であり、サラシナショウマ根茎を基原とするショウマとは異なります。防風通聖散は体力充実で皮下脂肪が多く便秘がちな肥満症等に適します。
解き方
- ブシの強心作用・血液循環改善作用(記述a)の真偽を確認する。
- ブクリョウの基原(マツホド)と記述の基原(サラシナショウマ=ショウマ)を照合して記述bを誤りと判断する。
- 防風通聖散の体力規定(体力充実)および適応症状(便秘がち、肥満症等)が記述cと合致するか確認する。
- 選択肢 1不正解
- bが正、cが誤とされているため不適である。
- 選択肢 2不正解
- aおよびcが誤とされているため不適である。
- 選択肢 3不正解
- aが誤、bが正とされているため不適である。
- 選択肢 4正解
- aは正、bは誤、cは正であり、正しい組み合わせである。
覚えるポイント
- ブクリョウはサルノコシカケ科のマツホドの菌核を基原とする。
間違えやすいところ
- ブクリョウ(菌核)とショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ)の基原混同に注意する。
出題の前提:手引き(平成30年3月改訂)主な医薬品とその作用・漢方処方製剤・生薬成分
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.20 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
漢方処方製剤の適応と証
主な医薬品とその作用 · 漢方処方製剤 / 補中益気湯 / 温経湯 / 猪苓湯
漢方処方製剤に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
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解答
3
解説
補中益気湯は体力虚弱で元気がなく胃腸の衰えた疲労倦怠や感冒等に適します。猪苓湯は排尿異常・排尿痛・頻尿・残尿感などに用いられ、温経湯は手足のほてりや唇の乾燥を伴う月経不順・更年期障害・手あれ等に用いられます。
解き方
- 補中益気湯の証と適応(体力虚弱、元気がなく疲労倦怠など)を確認して記述aを正と判定する。
- 排尿異常・残尿感等に適応するのは猪苓湯であり、記述b(温経湯としている)を誤りと判定する。
- 手足のほてり・唇の乾燥・月経不順等に適応するのは温経湯であり、記述c(猪苓湯としている)を誤りと判定する。
- 選択肢 1不正解
- bおよびcが正とされているため不適である。
- 選択肢 2不正解
- aが誤、cが正とされているため不適である。
- 選択肢 3正解
- aは正、bは誤、cは誤であり、正しい組み合わせである。
- 選択肢 4不正解
- aが誤、bが正とされているため不適である。
覚えるポイント
- 温経湯は手足のほてり・唇の乾き・月経不順、猪苓湯は排尿困難・残尿感に用いる。
間違えやすいところ
- 温経湯と猪苓湯の適応症が相互に入れ替えられた出題パターンを見落とさないようにする。
出題の前提:手引き(平成30年3月改訂)主な医薬品とその作用・漢方処方製剤
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.21 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
消毒薬の定義及び殺菌消毒成分
主な医薬品とその作用 · 消毒薬 / 滅菌と消毒の定義 / 有機塩素系殺菌消毒成分
消毒薬とその成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
解答・解説を表示
解答
4
解説
「滅菌」とは物質中のすべての微生物を殺滅または除去することを指し、「消毒」とは生存する微生物の数を減らす処理を指します。有機塩素系(ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム等)は次亜塩素酸ナトリウムに比べて刺激性や腐食性が抑えられ、プール等の消毒に多用されます。
解き方
- 消毒と滅菌の定義の違いを確認し、「すべての微生物を殺滅又は除去」という記述aが滅菌の定義であるため誤りと判断する。
- 消毒薬の効果発現条件(成分の種類、濃度、温度、時間等)に関する記述bを正と判断する。
- 有機塩素系殺菌消毒成分の特徴(刺激性・腐食性が比較的低くプール等に用いられる)に関する記述cを正と判断する。
- 選択肢 1不正解
- bが誤とされているため不適である。
- 選択肢 2不正解
- bおよびcが誤とされているため不適である。
- 選択肢 3不正解
- aが正、bが誤とされているため不適である。
- 選択肢 4正解
- aは誤、bは正、cは正であり、正しい組み合わせである。
- 選択肢 5不正解
- aが正、cが誤とされているため不適である。
覚えるポイント
- すべての微生物の殺滅・除去は滅菌であり、消毒は病原性微生物等を減らすことである。
間違えやすいところ
- 「消毒」と「滅菌」の定義の混同に注意する。
出題の前提:手引き(平成30年3月改訂)主な医薬品とその作用・消毒薬
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.21 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
殺虫剤の成分と害虫防除の留意点
主な医薬品とその作用 · 衛生害虫防除薬 / 有機リン系成分 / ピレスロイド系成分 / 防除方法
殺虫剤とその成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
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解答
1
解説
殺虫剤には有機リン系成分(ジクロルボス等)やピレスロイド系成分(フェノトリン等)があります。ゴキブリの卵は殻に守られて薬剤が浸透しないため、孵化時期(約3週間後)に合わせて再度燻蒸を行う必要があります。
解き方
- 有機リン系成分(ジクロルボス、ダイアジノン等)の記述aを確認する。
- ゴキブリの卵への薬剤浸透性と燻蒸を3週間後に行う理由(記述b)を確認する。
- シラミの防除に用いるフェノトリンの剤形(シャンプーや粉末)についての記述cを確認する。
- 噴霧・散布時の防護具の着用および安全対策(記述d)を確認する。
- 選択肢 1正解
- a、b、c、dの記述はいずれも正しいため、正解となる組み合わせである。
- 選択肢 2不正解
- aの記述も正しいため、誤りとする本選択肢は不適である。
- 選択肢 3不正解
- cの記述も正しいため、誤りとする本選択肢は不適である。
- 選択肢 4不正解
- aおよびdの記述も正しいため不適である。
- 選択肢 5不正解
- bの記述も正しいため、誤りとする本選択肢は不適である。
覚えるポイント
- ゴキブリの卵には薬が効かないため約3週間後に再度燻蒸し、シラミ駆除にはフェノトリンを用いる。
間違えやすいところ
- 燻蒸処理は1回で卵まで完全駆除できると誤認しないようにする。
出題の前提:手引き(平成30年3月改訂)主な医薬品とその作用・殺虫剤・忌避剤
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.22 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
一般用医薬品の添付文書の記載事項
医薬品の適正使用と安全対策 · 添付文書の記載要領 / 副作用の記載方法 / 改訂時期
一般用医薬品の添付文書に関する以下の記述a~dの正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 添付文書の販売名の上部には、「使用にあたって、この説明文書を必ず読むこと。また、必要なときに読めるよう大切に保存すること。」等の文言が記載されている。 b 製品の特徴は、医薬品を使用する人に、その製品の概要を分かりやすく説明することを目的として記載されている。 c 添付文書の内容は、医薬品の有効性・安全性等に係る新たな知見、使用に係る情報に基づき、1年に1回の間隔で改訂がなされている。 d 副作用については、まず一般的な副作用について発生頻度別に症状が記載され、そのあとに続けて、まれに発生する重篤な副作用について副作用名ごとに症状が記載されている。
解答・解説を表示
解答
1
解説
一般用医薬品の添付文書は購入者が適切に使用するための重要文書であり、最新の知見に基づき随時改訂され、副作用は専門知識のない一般使用者にも分かりやすいよう身体の部位別に整理されて記載されます。
解き方
- 記述a・bの内容が添付文書の冒頭文言および製品の特徴の趣旨と合致しているか確認する。
- 記述cの改訂頻度(定期的か随時か)および記述dの副作用の区分方法(頻度別か部位別か)の正誤を判定する。
- 選択肢 1正解
- aとbが正しく、cとdが誤りである正しい組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- aは正しく、dは誤りであるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 3不正解
- a・bは正しく、cは誤りであるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- cおよびdが誤りであるため正しくありません。
- 選択肢 5不正解
- dは発生頻度別ではなく部位別記載であるため誤りです。
覚えるポイント
- 一般用医薬品の添付文書の改訂は年1回などの定期的更新ではなく、新たな知見に基づき随時行われます。
間違えやすいところ
- 副作用の記載区分について、医療用医薬品の添付文書と混同して頻度別と勘違いしないように注意が必要です。
出題の前提:医薬品医療機器等法に基づく添付文書記載要領(一般用医薬品)
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.23 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
一般用医薬品の添付文書の使用上の注意
医薬品の適正使用と安全対策 · してはいけないこと / 相談すること / 使用上の注意の構成
一般用医薬品の添付文書の「使用上の注意」に関する以下の記述a~cの正誤について、正しい組み合わせを1つ選べ。 a 「してはいけないこと」、「相談すること」及び「その他の注意」から構成され、適正使用のために重要と考えられる項目が前段に記載されている。 b 「してはいけないこと」には、守らないと症状が悪化する事項、副作用又は事故等が起こりやすくなる事項について記載されている。 c 「相談すること」には、その医薬品を使用する前に、その適否について専門家に相談した上で適切な判断がなされるべき事項について記載されているが、その医薬品を使用した後に、副作用と考えられる症状を生じた場合等の対応については、記載されていない。
解答・解説を表示
解答
4
解説
「使用上の注意」は危険度や重要性に応じ「してはいけないこと」「相談すること」「その他の注意」の順で前段から記載され、「相談すること」には服用前の相談事項のみならず服用後に異常が生じた際の対処法も明記されます。
解き方
- 記述aとbについて、使用上の注意の項目構成および「してはいけないこと」の記載目的が正しいか確認する。
- 記述cについて、「相談すること」の項に使用後の副作用発生時の対応が含まれるか否かを判定する。
- 選択肢 1不正解
- aとbは正しく、cは誤りであるため誤った組み合わせです。
- 選択肢 2不正解
- aは正しく、cは誤りであるため不適切です。
- 選択肢 3不正解
- cは「相談すること」の使用後の対応を含まないとする点が誤りです。
- 選択肢 4正解
- aが正、bが正、cが誤である正しい組み合わせです。
- 選択肢 5不正解
- bは正しい記述であるため不適切です。
覚えるポイント
- 「相談すること」には、服用前の専門家への相談だけでなく、服用後に副作用の症状が出た場合の対応も記載されます。
間違えやすいところ
- 「相談すること」は服用前のチェック項目だけであると早合点しないようにしましょう。
出題の前提:医薬品の適正使用と安全対策に関する手引き
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.23 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
使用上の注意における対象者の制限及び注意事項
医薬品の適正使用と安全対策 · 小児への注意事項 / 長期連用 / 授乳婦への注意事項
一般用医薬品の添付文書の「使用上の注意」に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a 小児が使用した場合に特異的な有害作用のおそれがある成分を含有する医薬品では、通常、「次の人は使用(服用)しないこと」の項に「小児」と記載し、年齢を明示することはない。 b 「服用前後は飲酒しないこと」等、小児では通常当てはまらない内容もあるが、小児に使用される医薬品においても、その医薬品の配合成分に基づく一般的な注意事項として記載されているものがある。 c 全ての一般用医薬品において、「長期連用しないこと」、「症状があるときのみの使用にとどめ、連用しないこと」等を記載しなければならない。 d 摂取した医薬品の成分の一部が乳汁中に移行することが知られているが、「してはいけないこと」の項で「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」として記載するほどではない場合は、「相談すること」の項に「授乳中の人」と記載される。
解答・解説を表示
解答
3
解説
小児に対する使用禁忌は具体的な年齢(例:15歳未満)を明記して注意喚起され、乳汁移行性成分は重篤度に応じて「してはいけないこと」または「相談すること」に振り分けられます。
解き方
- 記述aの小児に対する制限表記(年齢明示の有無)を検討し誤りと判断する。
- 記述bの小児用医薬品における成分共通の注意事項記載の実情を確認し正しいと判断する。
- 記述cの「全ての」という限定条件の妥当性を検討し誤りと判断する。
- 記述dの乳汁移行成分に関する記載項目の振り分け規定を確認し正しいと判断する。
- 選択肢 1不正解
- aが誤りで、bが正しい組み合わせのため不適切です。
- 選択肢 2不正解
- aとcはいずれも誤った記述です。
- 選択肢 3正解
- bとdがともに正しい記述であるため正解です。
- 選択肢 4不正解
- cが誤りで、dが正しい組み合わせのため不適切です。
覚えるポイント
- 小児への禁忌表記は「15歳未満の小児」など具体的な年齢層を明示して記載されます。
間違えやすいところ
- 「全ての一般用医薬品」に長期連用を避ける記載が義務付けられているわけではない点を見落とさないようにします。
出題の前提:一般用医薬品の添付文書記載要領および留意事項
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.24 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
「してはいけないこと」ぜんそくの既往歴
医薬品の適正使用と安全対策 · アスピリン喘息 / 解熱鎮痛成分 / 使用上の注意禁忌事項
一般用医薬品の添付文書の「次の人は使用(服用)しないこと」の項に、「本剤又は他のかぜ薬、解熱鎮痛薬を使用(服用)してぜんそくを起こしたことがある人」と記載される成分として、正しいものの組み合わせを1つ選べ。 a タンニン酸アルブミン b アセトアミノフェン c イソプロピルアンチピリン d ロペラミド塩酸塩
解答・解説を表示
解答
4
解説
解熱鎮痛成分(NSAIDsやピリン系、アセトアミノフェン等)は、過去にかぜ薬や解熱鎮痛薬で喘息発作を起こしたことがある人(アスピリン喘息患者)において重篤な喘息発作を再発させる危険があるため、使用してはならないと記載されます。
解き方
- 提示された成分群から解熱鎮痛成分に該当するものを特定する。
- アセトアミノフェン(b)とイソプロピルアンチピリン(c)が解熱鎮痛成分であり、喘息既往者の使用禁忌に該当することを確認する。
- 選択肢 1不正解
- aのタンニン酸アルブミンは止瀉成分であり、該当しません。
- 選択肢 2不正解
- aは該当せず、cは該当します。
- 選択肢 3不正解
- aおよびdは止瀉薬に用いられる成分であり該当しません。
- 選択肢 4正解
- bのアセトアミノフェンとcのイソプロピルアンチピリンの組み合わせが正しいです。
- 選択肢 5不正解
- dのロペラミド塩酸塩は該当しません。
覚えるポイント
- かぜ薬や解熱鎮痛薬で喘息を起こしたことがある人に禁忌となるのは、解熱鎮痛成分全般です。
間違えやすいところ
- アセトアミノフェンは副作用が比較的穏やかであってもアスピリン喘息の禁忌対象に含まれる点に注意が必要です。
出題の前提:一般用医薬品の添付文書記載要領・別表(してはいけないこと)
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.24 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
「相談すること」基礎疾患等と関連成分
医薬品の適正使用と安全対策 · 基礎疾患 / 相談すること / ロートエキス / ジプロフィリン
一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項において、「次の診断を受けた人」の項目欄に記載される基礎疾患等と、それに関連する成分等に関する次の組合せのうち、誤っているものを1つ選べ。 1 高血圧 ― メチルエフェドリン塩酸塩 2 胃酸過多 ― ロートエキス 3 血液凝固異常 ― ブロメライン 4 甲状腺機能障害 ― ジプロフィリン
解答・解説を表示
解答
2
解説
抗コリン成分であるロートエキスは散瞳による眼圧上昇(緑内障悪化)や排尿困難、心拍数増加(心臓病悪化)のリスクからそれらの疾患で「相談すること」とされますが、胃酸分泌を抑える作用があるため「胃酸過多」の診断を受けた人に相談を求めることはありません。
解き方
- 各成分の薬理作用と、悪化させるおそれのある基礎疾患を照合する。
- ロートエキスの作用(胃酸分泌抑制)を考え、「胃酸過多」が悪化対象疾患ではないことを確認し2を選択する。
- 選択肢 1不正解
- メチルエフェドリン塩酸塩はアドレナリン作動成分であり、血圧を上昇させるおそれがあるため正しい組み合わせです。
- 選択肢 2正解
- ロートエキスは胃酸分泌を抑えるため胃酸過多を悪化させず、記載対象疾患ではないためこれが誤り(本問の正解)です。
- 選択肢 3不正解
- ブロメラインは抗炎症酵素であり、血液凝固異常のある人では出血傾向を増強するおそれがあるため正しい組み合わせです。
- 選択肢 4不正解
- ジプロフィリンはキサンチン系成分であり、中枢興奮等により甲状腺機能亢進症状を悪化させるおそれがあるため正しい組み合わせです。
覚えるポイント
- ロートエキス(抗コリン成分)の相談欄記載疾患は「緑内障」「心臓病」などです。
間違えやすいところ
- 胃腸薬に含まれる成分だからといって、胃酸過多を相談対象の基礎疾患と錯覚しないように注意します。
出題の前提:一般用医薬品の添付文書記載要領・別表(相談すること)
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.24 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
スクラルファートの「長期連用しないこと」の理由
医薬品の適正使用と安全対策 · スクラルファート / アルミニウム脳症 / 長期連用禁止
スクラルファートが配合された胃腸薬の添付文書の使用上の注意に、「長期連用しないこと」の旨が記載される理由として、正しいものを1つ選べ。 1 副腎皮質の機能低下を生じるおそれがあるため。 2 アルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を生じるおそれがあるため。 3 眠気を生じることがあるため。 4 偽アルドステロン症を生じるおそれがあるため。 5 倦怠感が現れることがあるため。
解答・解説を表示
解答
2
解説
スクラルファート等のアルミニウム含有成分は、微量ながら体内へ吸収され蓄積するリスクがあり、特に長期連用や透析患者においてアルミニウム脳症やアルミニウム骨症を引き起こす危険があるため長期連用が禁止されています。
解き方
- スクラルファートに含まれる金属元素(アルミニウム)を確認する。
- アルミニウムの長期連用・蓄積によって生じる重篤な障害(アルミニウム脳症・アルミニウム骨症)を選択肢から特定する。
- 選択肢 1不正解
- 副腎皮質機能の低下はステロイド性抗炎症成分等の長期大量連用で見られる懸念です。
- 選択肢 2正解
- アルミニウムの蓄積によりアルミニウム脳症及びアルミニウム骨症を生じるおそれがあるため適切です。
- 選択肢 3不正解
- スクラルファートに催眠・鎮静作用や眠気の警告はありません。
- 選択肢 4不正解
- 偽アルドステロン症はカンゾウやグリチルリチン酸等の長期・大量摂取で生じる副作用です。
- 選択肢 5不正解
- 倦怠感自体を理由とした長期連用の禁忌指定ではありません。
覚えるポイント
- スクラルファートや乾燥水酸化アルミニウムゲルなどのアルミニウム含有製剤は、アルミニウム脳症・骨症リスクから長期連用禁忌です。
間違えやすいところ
- 甘草による偽アルドステロン症やステロイドによる副腎皮質機能低下など、他の長期連用禁忌理由と混同しないように整理します。
出題の前提:一般用医薬品の添付文書記載要領・別表(してはいけないこと)
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.25 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
配合成分に基づく「相談すること」基礎疾患の判定
医薬品の適正使用と安全対策 · イブプロフェン / 相談すること(基礎疾患) / 全身性エリテマトーデス
次の表は、ある解熱鎮痛薬に含まれている成分の一覧である。 【2錠中】 イブプロフェン 144 mg エテンザミド 84 mg ブロモバレリル尿素 200 mg 無水カフェイン 50 mg 乾燥水酸化アルミニウムゲル 66.7 mg この解熱鎮痛薬の添付文書の「相談すること」の項において、「次の診断を受けた人」の項目欄に記載されている基礎疾患等として、誤っているものを1つ選べ。 1 心臓病 2 肝臓病 3 全身性エリテマトーデス 4 腎臓病 5 糖尿病
解答・解説を表示
解答
5
解説
イブプロフェン配合製剤では、プロスタグランジン合成阻害による腎血流低下や血小板凝固能への影響、免疫異常関連の無菌性髄膜炎リスクなどから、心臓病、肝臓病、腎臓病、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病等の診断を受けた人が「相談すること」に記載されますが、糖尿病は該当しません。
解き方
- 配合成分のうち主要な薬理作用・注意喚起対象であるイブプロフェンに注目する。
- イブプロフェン配合薬において相談することの対象となる基礎疾患(心臓病、肝臓病、腎臓病、全身性エリテマトーデス等)を確認する。
- アドレナリン作動成分等と異なり、糖尿病はこの処方における相談対象疾患ではないことを判定する。
- 選択肢 1不正解
- 心臓病はプロスタグランジン抑制に伴う循環器系への負荷等のため記載されます。
- 選択肢 2不正解
- 肝臓病は薬物代謝機能低下等により副作用が現れやすくなるため記載されます。
- 選択肢 3不正解
- イブプロフェンは全身性エリテマトーデス患者で無菌性髄膜炎を発症しやすいため記載されます。
- 選択肢 4不正解
- 腎臓病はプロスタグランジン抑制による腎血流量低下を招くため記載されます。
- 選択肢 5正解
- 本処方中に糖尿病を悪化させる成分は含まれておらず、相談欄の対象疾患ではないため誤り(本問の正解)です。
覚えるポイント
- イブプロフェン配合製剤の「相談すること」には、無菌性髄膜炎の誘発リスクから「全身性エリテマトーデス」が明記されます。
間違えやすいところ
- 糖尿病が「相談すること」に記載されるのは主にアドレナリン作動成分(プソイドエフェドリン等)が配合されている場合です。
出題の前提:一般用医薬品の添付文書記載要領・別表(相談すること)
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.25 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
「してはいけないこと」運転操作の回避と抗コリン成分
医薬品の適正使用と安全対策 · 抗コリン成分 / 運転操作禁止 / スコポラミン臭化水素酸塩
眠気、目のかすみ、異常なまぶしさを生じることがあるため、一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項に、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」と記載される成分として、正しいものを1つ選べ。 1 ピコスルファートナトリウム 2 インドメタシン 3 スコポラミン臭化水素酸塩水和物 4 センノシド 5 フェルビナク
解答・解説を表示
解答
3
解説
抗コリン成分は副交感神経の働きを抑えることで瞳孔括約筋を弛緩させ、散瞳により目のかすみや異常なまぶしさを引き起こすほか、眠気を催すことがあるため、服用後の乗物・機械類の運転操作が禁止されています。
解き方
- 「目のかすみ、異常なまぶしさ」という特有の副作用から抗コリン成分を特定する。
- 選択肢の中から抗コリン成分であるスコポラミン臭化水素酸塩水和物(3)を選択する。
- 選択肢 1不正解
- ピコスルファートナトリウムは大腸刺激性瀉下成分であり、運転操作禁止の対象ではありません。
- 選択肢 2不正解
- インドメタシンは非ステロイド性抗炎症成分であり、該当しません。
- 選択肢 3正解
- 抗コリン作用による散瞳・眠気から運転操作が禁止されるため正しいです。
- 選択肢 4不正解
- センノシドは生薬由来の瀉下成分であり、該当しません。
- 選択肢 5不正解
- フェルビナクは外用消炎鎮痛成分であり、該当しません。
覚えるポイント
- 「目のかすみ」「異常なまぶしさ」を伴う運転操作禁止の理由は、抗コリン成分(スコポラミン、ロートエキス等)の特徴です。
間違えやすいところ
- 単に「眠気」だけの理由で運転禁止となる抗ヒスタミン成分などと、「目のかすみ・異常なまぶしさ」が加わる抗コリン成分を区別して覚えましょう。
出題の前提:一般用医薬品の添付文書記載要領・別表(してはいけないこと)
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.25 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
一般用医薬品の製品表示(保管・配置期限・添加物)
医薬品の適正使用と安全対策 · 製品表示 / 外箱表示 / 保管及び取扱い上の注意 / 配置期限
一般用医薬品の製品表示に関する記述について、正誤の正しい組合せを1つ選びなさい。 a 購入者によっては、購入後すぐ開封せずにそのまま保管する場合や持ち歩く場合があるため、添付文書を見なくても適切な保管がなされるよう、その容器や包装にも、保管に関する注意事項が記載されている。 b 配置販売される医薬品の使用期限は、「配置期限」として記載されている。 c 添加物として配合されている成分については、アレルギーの原因となる可能性があることから、全ての成分を外箱に記載する必要がある。
解答・解説を表示
解答
1
解説
一般用医薬品の外箱等の容器や直接の被包には、購入者が添付文書を見なくても適切に取り扱えるよう保管上の注意や使用期限(配置販売品は配置期限)が表示されますが、添加物については全成分の外箱表示が法令上義務づけられているわけではありません。
解き方
- 記述aについて、外箱等の容器・包装への保管注意事項の記載趣旨を確認し、正しいと判断します。
- 記述bについて、配置販売品における使用期限の表記法が「配置期限」であることを確認し、正しいと判断します。
- 記述cについて、アレルギー関連添加物の表示状況や法令上の外箱への全成分記載義務の有無を精査し、誤りと判断します。
- 選択肢 1正解
- aが正、bが正、cが誤の組合せであるため正解です。
- 選択肢 2不正解
- aが誤、cが正とされているため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- cが正とされているため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bが誤、cが正とされているため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- a及びbが誤とされているため誤りです。
覚えるポイント
- 配置販売される医薬品の使用期限は「配置期限」と表示されます。
間違えやすいところ
- 医薬品の添加物はアレルギー情報として添付文書等に記載されますが、外箱への全成分表示が法律で義務づけられているわけではありません。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(医薬品の適正使用と安全対策)
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.26 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
安全性情報(緊急安全性情報・安全性速報)
医薬品の適正使用と安全対策 · 緊急安全性情報 / イエローレター / 安全性速報 / ブルーレター
医薬品等に係る緊急安全性情報及び安全性速報に関する記述について、正誤の正しい組合せを1つ選びなさい。 a 緊急安全性情報は、A4サイズの黄色地の印刷物で、イエローレターとも呼ばれる。 b 安全性速報は、医薬品、医療機器又は再生医療等製品について緊急かつ重大な注意喚起や使用制限に係る対策が必要な状況にある場合に作成される。 c 一般用医薬品に関係する緊急安全性情報が発出されたことはない。 d 安全性速報は、厚生労働省からの命令、指示に基づき作成されるもので、製造販売業者の自主決定に基づき作成されることはない。
解答・解説を表示
解答
3
解説
緊急安全性情報(イエローレター)は緊急かつ重大な注意喚起等が必要な場合に発出され、一般用医薬品でも発出実績があります。一方、安全性速報(ブルーレター)は迅速な注意喚起等が必要な場合に厚生労働省の指示または製造販売業者の自主決定等により作成されます。
解き方
- 記述aについて、イエローレターの様式(A4黄色地)を確認し、正しいと判断します。
- 記述bについて、「緊急かつ重大な注意喚起や使用制限に係る対策」は緊急安全性情報の説明であり、安全性速報の説明ではないため誤りと判断します。
- 記述cについて、一般用医薬品(小柴胡湯等)でも緊急安全性情報が発出された歴史があるため誤りと判断します。
- 記述dについて、安全性速報は厚生労働省の指示のほか、製造販売業者の自主決定によっても作成・配布されるため誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- aが誤、bが正とされているため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- cが正とされているため誤りです。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが誤、dが誤の組合せであるため正解です。
- 選択肢 4不正解
- aが誤、b・c・dが正とされているため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- b及びdが正とされているため誤りです。
覚えるポイント
- イエローレターは緊急安全性情報、ブルーレターは安全性速報です。一般用医薬品でも発出例があります。
間違えやすいところ
- 緊急安全性情報と安全性速報の定義や要件の入れ替えに注意が必要です。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(医薬品の適正使用と安全対策)
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.26 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
購入者等に対する情報提供と環境整備
医薬品の適正使用と安全対策 · 情報提供 / 医薬品医療機器総合機構 / 製品表示 / 専門家の役割
医薬品の購入者等に対する情報提供に関する記述について、正誤の正しい組合せを1つ選びなさい。 a 一般の購入者が添付文書の内容について、購入前に閲覧できる環境の整備として、(独)医薬品医療機器総合機構では、一般用医薬品の添付文書情報をホームページへ掲載している。 b 製薬企業は、添付文書集を作成し、医薬関係者に提供しなければならない。 c 添付文書情報が、購入前に入手できる環境が整っていない場合にあっては、製品表示から読み取れる適正使用情報が有効に活用され、購入者等に対して適切な情報提供がなされることが重要となる。 d 販売時に専門家から説明された内容について、購入者側において検証することも可能であり、不十分な情報や理解に基づいて情報提供が行われた場合には、医薬品の販売等に従事する専門家としての信用・信頼が損なわれることにつながりかねない。
解答・解説を表示
解答
5
解説
PMDAのウェブサイトでは一般用医薬品の添付文書情報が公開されており、購入前の情報確認が可能です。製薬企業に対して添付文書集の作成・提供義務は定められておらず、専門家は外箱表示等の適正使用情報を正確に把握して説明する責任があります。
解き方
- 記述aについて、PMDAホームページで一般用医薬品の添付文書情報が閲覧可能とされている点を確認し、正しいと判断します。
- 記述bについて、製薬企業に「添付文書集を作成して提供しなければならない」という義務規定はないため誤りと判断します。
- 記述cについて、購入前に添付文書を入手できない状況下での製品表示活用の重要性を確認し、正しいと判断します。
- 記述dについて、専門家による説明の正確性と信用・信頼への影響に関する記述を確認し、正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- aが誤、bが正とされているため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- a及びdが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- bが正、dが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- bが正、cが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 5正解
- aが正、bが誤、cが正、dが正の組合せであるため正解です。
覚えるポイント
- PMDAのウェブサイトで一般用医薬品の添付文書情報が一般に公表・提供されています。
間違えやすいところ
- 製薬企業に添付文書集を作成・提供する義務があるかのような記述は誤りです。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(医薬品の適正使用と安全対策)
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.27 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品の容器・外箱等への表示義務項目
医薬品の適正使用と安全対策 · 製品表示 / 外箱表示 / アルコール含有量 / エアゾール製品
一般用医薬品の製品表示に関する記述について、正誤の正しい組合せを1つ選びなさい。 a 使用上の注意の「してはいけないこと」の項において、「服用後、乗物又は機械類の運転操作をしないこと」等、副作用や事故が起きる危険性を回避するための内容は、添付文書のみに記載されている。 b 1回服用量中 0.1mL を超えるアルコールを含有する内服液剤(滋養強壮を目的とするもの)については、アルコールを含有する旨及びその分量が記載されている。 c エアゾール製品は、高圧ガス保安法に基づき、「高温に注意」の表示がなされている。
解答・解説を表示
解答
3
解説
運転操作の禁止など重大な危険回避の注意事項は添付文書だけでなく容器や外箱にも表示されます。滋養強壮内服液剤等で1回服用量中0.1mLを超えるアルコールを含有する場合はその旨と分量が表示され、高圧ガスを使用したエアゾール製品には高圧ガス保安法に基づく注意事項が表示されます。
解き方
- 記述aについて、運転操作の回避等に関する重大な警告事項は添付文書だけでなく外箱等にも表示されるため誤りと判断します。
- 記述bについて、アルコール含有量が「1回服用量中0.1mLを超える」内服液剤における表示規定を確認し、正しいと判断します。
- 記述cについて、エアゾール製品に高圧ガス保安法に基づく「高温に注意」等の表示が義務づけられていることを確認し、正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- aが正、cが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- cが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 3正解
- aが誤、bが正、cが正の組合せであるため正解です。
- 選択肢 4不正解
- aが正、bが誤、cが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- bが誤とされているため誤りです。
覚えるポイント
- アルコールが1回服用量中0.1mLを超える内服液剤は、含有する旨と分量の表示が必要です。
間違えやすいところ
- 「してはいけないこと」の重要事項は添付文書のみならず容器や外箱にも記載されます。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(医薬品の適正使用と安全対策)
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.27 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品医療機器等法に基づく副作用情報等の収集
医薬品の適正使用と安全対策 · 医薬品・医療機器等安全性情報報告制度 / 登録販売者 / 製造販売業者の報告義務 / 化粧品
医薬品医療機器等法に規定する副作用情報等の収集に関する記述について、正誤の正しい組合せを1つ選びなさい。 a 医薬品・医療機器等安全性情報報告制度は、医薬品の使用、販売等に携わり、副作用等が疑われる事例に直接に接する医薬関係者からの情報を広く収集することによって、医薬品の安全対策のより着実な実施を図ることを目的としている。 b 登録販売者は、医薬品・医療機器等安全性情報報告制度に基づく報告を行う医薬関係者として位置づけられている。 c 化粧品は、人体に対する作用が緩和であることから、化粧品の製造販売業者による厚生労働大臣(情報の整理を(独)医薬品医療機器総合機構に行わせることとした場合は、(独)医薬品医療機器総合機構)への副作用等の報告は、努力義務となっている。
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解答
4
解説
医薬品・医療機器等安全性情報報告制度では、登録販売者を含む医薬関係者が報告対象者として規定されています。一方、製造販売業者による副作用等の報告(医薬品医療機器等法第68条の10第1項)は、化粧品の製造販売業者であっても義務であり、努力義務ではありません。
解き方
- 記述aについて、安全性情報報告制度の目的規定を確認し、正しいと判断します。
- 記述bについて、登録販売者が報告を行う医薬関係者に含まれていることを確認し、正しいと判断します。
- 記述cについて、製造販売業者による副作用等の厚生労働大臣への報告義務(企業報告)は化粧品であっても法的義務(努力義務ではない)であるため誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- cが正とされているため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- bが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- a及びbが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 4正解
- aが正、bが正、cが誤の組合せであるため正解です。
覚えるポイント
- 医薬関係者(登録販売者等)の報告は第68条の10第2項に基づく努力義務、製造販売業者の報告は第1項に基づく法的義務です。
間違えやすいところ
- 化粧品であっても製造販売業者の副作用等報告は努力義務ではなく法的義務です。
出題の前提:医薬品医療機器等法第68条の10、試験問題作成に関する手引き
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.28 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品医療機器等法第68条の10第2項に基づく副作用等報告
医薬品の適正使用と安全対策 · 医薬関係者の報告義務 / 因果関係 / PMDA / 医師の診断書
医薬品医療機器等法第 68 条の 10 第2項の規定に基づく医薬品による副作用等が疑われる場合の報告に関する記述について、正誤の正しい組合せを1つ選びなさい。 a 保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止するためとの趣旨に鑑みて、医薬品等によるものと疑われる身体の変調や不調、日常生活に支障を来す程度の健康被害(死亡を含む。)について報告が求められている。 b 医薬品との因果関係が必ずしも明確でない場合であっても報告の対象となり得る。 c 報告様式は、(独)医薬品医療機器総合機構のホームページから入手できる。 d 医薬品の販売等に従事する専門家は、購入者等に医師の診断書の提出を求め、医薬品安全性情報報告書に添付した上で報告しなければならない。
解答・解説を表示
解答
2
解説
医薬関係者による副作用報告制度は、因果関係が必ずしも明確でない事例であっても広く収集する趣旨です。報告様式はPMDAのホームページ等から入手可能であり、報告にあたって医師の診断書の添付は義務づけられていません。
解き方
- 記述aについて、報告対象となる健康被害の範囲(日常生活に支障を来す程度、死亡等)を確認し、正しいと判断します。
- 記述bについて、因果関係が明確でない場合であっても疑いがあれば報告対象となり得る点を確認し、正しいと判断します。
- 記述cについて、PMDAのホームページから様式が入手できる点を確認し、正しいと判断します。
- 記述dについて、専門家による報告時に医師の診断書の添付義務はない(診断書提出を求める必要はない)ため誤りと判断します。
- 選択肢 1不正解
- dが正とされているため誤りです。
- 選択肢 2正解
- aが正、bが正、cが正、dが誤の組合せであるため正解です。
- 選択肢 3不正解
- b及びcが誤、dが正とされているため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- a及びbが誤、dが正とされているため誤りです。
- 選択肢 5不正解
- a及びcが誤とされているため誤りです。
覚えるポイント
- 副作用等報告を行うにあたり、医師の診断書の添付は必須ではありません。
間違えやすいところ
- 因果関係が完全に証明されていない疑い事例であっても報告の対象となります。
出題の前提:医薬品医療機器等法第68条の10第2項、試験問題作成に関する手引き
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.28 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品の副作用と安全対策の歴史
医薬品の適正使用と安全対策 · 副作用 / 予見不可能性 / 薬害事件 / 法整備
医薬品の副作用等による健康被害に関する記述について、正誤の正しい組合せを1つ選びなさい。 a 副作用が起こり得ることが分かっていても、医療上の必要性から医薬品を使用せざるをえない場合もある。 b 医薬品は、最新の医学・薬学の水準において、予見しえない副作用が発生することはない。 c サリドマイド事件、スモン事件等を踏まえ、再審査・再評価制度の創設、副作用等報告制度の整備、保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止するための緊急命令、廃棄・回収命令に関する法整備等がなされた。
解答・解説を表示
解答
5
解説
医薬品は最新の科学水準をもってしても予見しえない副作用が発生する可能性が常に存在します。サリドマイド事件やスモン事件等の薬害を契機として、再審査・再評価制度や副作用等報告制度、緊急命令などの法整備が行われました。
解き方
- 記述aについて、ベネフィットがリスクを上回る場合の医療上の必要性による使用を確認し、正しいと判断します。
- 記述bについて、十分な治験等を行っても最新水準で「予見しえない副作用」が発生する可能性はあるため誤りと判断します。
- 記述cについて、サリドマイド事件やスモン事件を契機とした薬事法(医薬品医療機器等法)の安全対策強化の歴史を確認し、正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- bが正、cが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- aが誤、bが正、cが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 3不正解
- aが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 4不正解
- cが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 5正解
- aが正、bが誤、cが正の組合せであるため正解です。
覚えるポイント
- 最新の科学水準を尽くしても、予見しえない副作用が発生する可能性を完全には排除できません。
間違えやすいところ
- サリドマイド・スモン事件を契機に整備された制度(再審査、再評価、副作用等報告制度など)の歴史的背景を確認しておきましょう。
出題の前提:試験問題作成に関する手引き(医薬品の適正使用と安全対策)
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.29 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品副作用被害救済制度の仕組みと財源
医薬品の適正使用と安全対策 · 医薬品副作用被害救済制度 / PMDA / 厚生労働大臣 / 拠出金
医薬品副作用被害救済制度に関する記述について、正誤の正しい組合せを1つ選びなさい。 a 製薬企業の社会的責任に基づく公的制度として運営が開始された。 b 健康被害を受けた本人(又は家族)の給付請求を受けて、都道府県知事が判定した結果に基づいて、医療費、障害年金、遺族年金等の各種給付が行われる。 c 救済給付業務に必要な費用のうち、給付費については、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法の規定に基づいて、製造販売業者から年度ごとに納付される拠出金が充てられる。
解答・解説を表示
解答
3
解説
医薬品副作用被害救済制度は製薬企業の社会的責任に基づく公的制度です。給付判定は都道府県知事ではなく、厚生労働大臣(薬事・食品衛生審議会の意見聴取)が行い、給付費は許可医薬品製造販売業者等から納付される拠出金で賄われます。
解き方
- 記述aについて、制度創設の趣旨(製薬企業の社会的責任に基づく公的制度)を確認し、正しいと判断します。
- 記述bについて、給付判定を行うのは「厚生労働大臣」であり、都道府県知事ではないため誤りと判断します。
- 記述cについて、給付費が製造販売業者から年度ごとに納付される拠出金によって充てられていることを確認し、正しいと判断します。
- 選択肢 1不正解
- bが正とされているため誤りです。
- 選択肢 2不正解
- bが正、cが誤とされているため誤りです。
- 選択肢 3正解
- aが正、bが誤、cが正の組合せであるため正解です。
- 選択肢 4不正解
- a及びcが誤とされているため誤りです。
覚えるポイント
- 救済給付の判定は都道府県知事ではなく厚生労働大臣(薬事・食品衛生審議会に諮問)が行います。
間違えやすいところ
- 給付費の財源は製造販売業者からの拠出金、事務費の半分は国庫補助です。判定主体と請求先(PMDA)を混同しないようにしましょう。
出題の前提:独立行政法人医薬品医療機器総合機構法、試験問題作成に関する手引き
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.29 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品副作用被害救済制度及び医薬品PLセンター
医薬品の適正使用と安全対策 · 医薬品副作用被害救済制度 / 医薬品PLセンター / 給付の種類
医薬品副作用被害救済制度等に関する記述のうち、正しいものの組合せを1つ選びなさい。 a 医薬品の不適正な使用による健康被害についても、救済給付の対象となる。 b 給付の種類としては、医療費、医療手当、障害年金、障害児養育年金、遺族年金、遺族一時金及び葬祭料がある。 c 医薬品PLセンターは、消費者が、医薬品又は医薬部外品に関する苦情について製造販売元の企業と交渉するに当たって、公平・中立な立場で申立ての相談を受け付け、交渉の仲介や調整・あっせんを行い、裁判によらずに迅速な解決に導くことを目的としている。 d 給付の種類のうち、障害年金とは、医薬品の副作用により一定程度の障害の状態にある18歳未満の人を養育する人に対して給付されるものである。
解答・解説を表示
解答
3
解説
医薬品副作用被害救済制度は、適正に使用したにもかかわらず発生した重篤な副作用被害を救済する公的制度です。給付には医療費や年金等があり、18歳未満の障害児の養育者に対する給付は「障害児養育年金」です。医薬品PLセンターは医薬品等の苦情について裁判外で迅速に解決を図る機関です。
解き方
- 各記述の正誤を検討する。aは不適正使用が対象外であるため誤り、bは給付種類が網羅されており正しい。
- cは医薬品PLセンターの役割に関する記述として正しい。dは障害年金ではなく障害児養育年金の説明であるため誤り。
- 正しい記述はbとcであるため、組合せ「3」を選択する。
- 選択肢 1不正解
- 記述aが誤りであるため不適当です。不適正な使用による健康被害は救済対象外です。
- 選択肢 2不正解
- 記述aが誤りであるため不適当です。適正使用による健康被害のみが対象となります。
- 選択肢 3正解
- 記述b、cともに正しい記述であり、適切な組合せです。
- 選択肢 4不正解
- 記述dが誤りであるため不適当です。18歳未満の人を養育する人への給付は障害児養育年金です。
- 選択肢 5不正解
- 記述dが誤りであるため不適当です。障害年金は18歳以上の障害者が対象となります。
覚えるポイント
- 救済制度は適正使用が前提であり、18歳未満の障害児を養育する人には障害児養育年金が支給される。
間違えやすいところ
- 障害年金(18歳以上の本人)と障害児養育年金(18歳未満を養育する人)の対象基準を取り違えやすい。
出題の前提:医薬品副作用被害救済制度の概要および医薬品PLセンターの機能に関する出題。
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.30 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
漢方処方製剤と副作用(小柴胡湯)
医薬品の適正使用と安全対策 · 小柴胡湯 / インターフェロン製剤 / 間質性肺炎 / 使用上の注意の改訂
次の記述にあてはまる漢方処方製剤として、正しいものを1つ選びなさい。 「インターフェロン製剤との併用例による間質性肺炎が報告されたことから、1994年1月、インターフェロン製剤との併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂がなされた。」
解答・解説を表示
解答
1
解説
小柴胡湯は慢性肝炎等に広く用いられていましたが、インターフェロン製剤との併用により間質性肺炎を発症し死亡に至った例が報告されたことから、1994年1月に併用禁忌と改訂されました。さらに1996年には「小柴胡湯による間質性肺炎」として緊急安全性情報が発出されています。
解き方
- 問題文に示された歴史的事例(1994年1月にインターフェロン製剤との併用が禁忌となった間質性肺炎の報告事例)を確認する。
- 該当する漢方処方製剤は小柴胡湯であるため、選択肢1を選択する。
- 選択肢 1正解
- 問題文の通り、インターフェロン製剤との併用で間質性肺炎を起こし併用禁忌となったのは小柴胡湯です。
- 選択肢 2不正解
- 黄連解毒湯は体力中等度以上でのぼせ等に用いられる漢方処方製剤で、本事例には該当しません。
- 選択肢 3不正解
- 防已黄耆湯は肥満症や多汗症等に用いられる漢方処方製剤で、本事例には該当しません。
- 選択肢 4不正解
- 防風通聖散は便秘がちな肥満症等に用いられる漢方処方製剤で、本事例には該当しません。
- 選択肢 5不正解
- 大柴胡湯は比較的体力がある人の胃炎や肥満症等に用いられますが、本事例の対象ではありません。
覚えるポイント
- 小柴胡湯とインターフェロン製剤の併用による間質性肺炎は、1994年併用禁忌、1996年緊急安全性情報発出。
間違えやすいところ
- 大柴胡湯など他の柴胡剤と混同しないようにする。
出題の前提:主な安全性情報および使用上の注意の改訂事例(小柴胡湯と間質性肺炎)に基づく出題。
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.30 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
塩酸フェニルプロパノールアミンの代替への切替え
医薬品の適正使用と安全対策 · 塩酸フェニルプロパノールアミン / PPA / プソイドエフェドリン塩酸塩 / 脳出血
次の記述にあてはまる一般用医薬品の成分として、正しいものを1つ選びなさい。 「鼻みず、鼻づまり等の症状の緩和を目的として、鼻炎用内服薬、鎮咳去痰薬、かぜ薬等に配合されていたが、この成分が配合された一般用医薬品による脳出血等の副作用症例が複数報告されたことから、厚生労働省から関係製薬企業等に対して、使用上の注意の改訂、情報提供の徹底等を行うとともに、代替成分としてプソイドエフェドリン塩酸塩等への速やかな切替えにつき指示がなされた。」
解答・解説を表示
解答
2
解説
塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)は鼻づまり等を改善する交感神経刺激成分ですが、アメリカでの食欲抑制剤による脳出血リスク報告や、日本国内の一般用医薬品での脳出血発症例を受け、プソイドエフェドリン塩酸塩等への代替成分への切替えが指示されました。
解き方
- 問題文にある「脳出血等の副作用症例」「プソイドエフェドリン塩酸塩等への速やかな切替え」というキーワードを確認する。
- 該当する成分は塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)であるため、選択肢2を選択する。
- 選択肢 1不正解
- アミノピリンはピリン系の解熱鎮痛成分であり、血液障害等により使用されなくなった成分です。
- 選択肢 2正解
- 脳出血等の副作用症例から、プソイドエフェドリン塩酸塩等への切替え指示がなされたのは塩酸フェニルプロパノールアミンです。
- 選択肢 3不正解
- クロルフェニラミンマレイン酸塩は抗ヒスタミン成分であり、現在も広く使用されています。
- 選択肢 4不正解
- ジフェンヒドラミン塩酸塩は抗ヒスタミン成分であり、切替え指示を受けた成分ではありません。
覚えるポイント
- 塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)は脳出血の副作用によりプソイドエフェドリン塩酸塩等へ切替え。
間違えやすいところ
- 切替え先の代替成分であるプソイドエフェドリン塩酸塩と混同しないように注意する。
出題の前提:医薬品の安全対策の歴史的事例(PPAの代替切替え)に関する出題。
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.30 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
医薬品の適正使用のための啓発活動
医薬品の適正使用と安全対策 · 薬と健康の週間 / 「ダメ。ゼッタイ。」普及運動 / 登録販売者の役割
医薬品の適正使用のための啓発活動に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを1つ選びなさい。 a 登録販売者においては、薬剤師とともに一般用医薬品の販売等に従事する医薬関係者(専門家)として、適切なセルフメディケーションの普及定着、医薬品の適正使用の推進のため、こうした活動に積極的に参加、協力することが期待される。 b 医薬品の持つ特質及びその使用・取扱い等について正しい知識を広く生活者に浸透させることにより、保健衛生の維持向上に貢献することを目的とし、毎年10月17日~23日の1週間を「薬と健康の週間」として、国、自治体、関係団体等による広報活動やイベント等が実施されている。 c 「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」を広く普及し、薬物乱用防止を一層推進するため、毎年6月20日~7月19日までの1ヶ月間、国、自治体、関係団体等により、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動が実施されている。
解答・解説を表示
解答
4
解説
医薬品の適正使用を推進するため、毎年10月17日〜23日には「薬と健康の週間」が実施され、不正薬物の乱用防止のため毎年6月20日〜7月19日には「ダメ。ゼッタイ。」普及運動が展開されています。登録販売者もこれらの社会活動へ主体的に参加・協力することが期待されています。
解き方
- 記述aを検討:登録販売者が啓発活動に積極的に参加・協力することが期待される旨は適切であり「正」。
- 記述bを検討:「薬と健康の週間」の期間(10月17日〜23日)及び目的の記述は適切であり「正」。
- 記述cを検討:「ダメ。ゼッタイ。」普及運動の期間(6月20日〜7月19日)及び国際麻薬乱用撲滅デーとの関連は適切であり「正」。
- 全て正であるため、選択肢4を選択する。
- 選択肢 1不正解
- 記述aは正しいため不適当です。登録販売者も専門家として啓発活動への参加が期待されます。
- 選択肢 2不正解
- 記述bは正しいため不適当です。「薬と健康の週間」は毎年10月17日〜23日です。
- 選択肢 3不正解
- 記述cは正しいため不適当です。「ダメ。ゼッタイ。」普及運動は毎年6月20日〜7月19日です。
- 選択肢 4正解
- 記述a、b、cともに正しい記述であり、適切な組合せです。
覚えるポイント
- 薬と健康の週間は毎年10月17日〜23日、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動は6月20日〜7月19日。
間違えやすいところ
- 薬と健康の週間とダメ・ゼッタイ普及運動の実施月日を入れ替えて出題されることがあるので正確に記憶する。
出題の前提:医薬品の適正使用のための各種啓発活動に関する出題。
出典:長野県『2018年度 長野県 後半』
試験問題 午後(PDF:497KB) p.31 ↗(www.pref.nagano.lg.jp)
2018年度 長野県 後半
参照した公式資料
長野県が公開した2018年度 長野県 後半の問題・解答資料です。
- 試験問題 午後(PDF:497KB) ↗ — www.pref.nagano.lg.jp(PDF・32ページ)
- 正答一覧(PDF:72KB) ↗ — www.pref.nagano.lg.jp(PDF・1ページ)

